Tektronix TDS1000/TDS2000シリーズ ユーザ・マニュアル User manual

ユーザ・マニュアル
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ デジタル・ストレージ オシロスコープ
071-1069-01
このマニュアルは、ファームウェア FV:v 1.00 以上に 対応しています。
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WARRANTY SUMMARY
(TDS 1000- and TDS 2000-Series Digital Storage Oscilloscopes)
Tektronix warrants that the products that it manufactures and sells will be free from defects in materials and workmanship for a period of three (3) years from the date of shipment from an authorized Tektronix distributor. If a product or CRT proves defective within the respective period, Tektronix will provide repair or replacement as described in the complete warranty statement.
To arrange for service or obtain a copy of the complete warranty statement, please contact your nearest Tektronix sales and service office.
EXCEPT AS PROVIDED IN THIS SUMMARY OR THE APPLICABLE WARRANTY STATEMENT, TEKTRONIX MAKES NO WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. IN NO EVENT SHALL TEKTRONIX BE LIABLE FOR INDIRECT, SPECIAL OR CONSEQUENTIAL DAMAGES.
WARRANTY SUMMARY
(P2200 Probe)
Tektronix warrants that the products that it manufactures and sells will be free from defects in materials and workmanship for a period of one (1) year from the date of shipment. If a product proves defective within the respective period, Tektronix will provide repair or replacement as described in the complete warranty statement.
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EXCEPT AS PROVIDED IN THIS SUMMARY OR THE APPLICABLE WARRANTY STATEMENT, TEKTRONIX MAKES NO WARRANTY OF ANY KIND, EXPRESS OR IMPLIED, INCLUDING WITHOUT LIMITATION THE IMPLIED WARRANTIES OF MERCHANTABILITY AND FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE. IN NO EVENT SHALL TEKTRONIX BE LIABLE FOR INDIRECT, SPECIAL OR CONSEQUENTIAL DAMAGES.
目次
安全にご使用いただくために v......................
このマニュアルについて vii..........................
ヘルプ・システム ix..............................
マニュアルの表記方法について xi..................
不要品の廃棄方法について xii......................
お問い合わせについて xiii..........................
はじめに 1........................................
機能概要 2......................................
インストレーション 4............................
機能チェック 5..................................
プローブを安全に使用するには 6..................
プローブ・チェック・ウィザード 7................
手動によるプローブ補正 8........................
プローブの減衰率の設定方法 9....................
自己校正について 10..............................
電源ケーブル 4................................
セキュリティ・ループ 4........................
オシロスコープの基本的機能 11......................
オシロスコープの設定 12..........................
オートセット(AUTOSET) 12...................
設定の保存 12..................................
設定の呼出 12..................................
工場出荷時設定 13..............................
トリガ 13........................................
トリガ・ソース 14..............................
トリガの種類 15................................
トリガ・モード 15..............................
結合(カップリング) 15........................
位置(ポジション) 16..........................
スロープとレベル 16............................
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
i
目次
波形取り込み 17..................................
取り込みモード 17..............................
時間軸 18......................................
波形のスケールと位置 18..........................
垂直軸スケールと位置 18........................
水平軸スケールと位置(プリトリガ) 19..........
波形測定 24......................................
目盛 24........................................
カーソル 25....................................
自動測定 25....................................
各部の名称と機能 27................................
表示エリア 28....................................
メッセージ・エリア 31..........................
メニューの操作方法 32............................
垂直軸部 34......................................
水平軸部 35......................................
トリガ部 36......................................
その他の機能 38..................................
コネクタ 39......................................
測定例 41..........................................
基本的な測定例 42................................
オートセットを使用する 42......................
自動測定の実行 43..............................
2 つの信号からゲインを計算する 46...............
カーソルによる測定例 48..........................
リンギング周波数を測定する 48..................
リンギング振幅を測定する 49....................
パルス幅を測定する 50..........................
立上り時間を測定する 51........................
波形の詳細解析例 54..............................
ノイズを含んだ信号を観測する 54................
アベレージングによりノイズを分離する 55........
単発波形の測定例 56..............................
オシロスコープの設定を変えてみる 57............
伝搬遅延の測定例 58..............................
ii
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
パルス幅の測定例 60..............................
ビデオ信号の測定例 62............................
ビデオ・フィールドにトリガする 63..............
ビデオ・ラインにトリガする 64..................
ウィンドウで波形細部を観測する 66..............
差動通信信号の測定例 68..........................
ネットワークのインピーダンス観測例 70............
詳細説明 73........................................
波形取込(ACQUIRE) 74.........................
オートセット(AUTOSET) 79.....................
正弦波 81......................................
方形波またはパルス 82..........................
ビデオ信号 83..................................
カーソル(CURSOR) 84..........................
工場出荷時設定(DEFAULT SETUP) 85.............
表示(DISPLAY) 86..............................
ヘルプ(HELP) 89...............................
水平軸(HORIZONTAL 90........................
演算(MATH 93.................................
波形測定(MEASURE 94.........................
プリント(PRINT) 96.............................
プローブ・チェック(PROBE CHECK) 96............
保存/呼出(SAVE/RECALL) 97.....................
トリガ(TRIGGER 99............................
ユーティリティ(UTILITY 110.....................
垂直軸(VERTICAL 112...........................
目次
FFT演算 115........................................
時間軸領域で信号を表示する 116....................
FFTスペクトラムを表示する 118.....................
FFTウィンドウを選択する 120.......................
FFTスペクトラムの拡大と位置調整 124...............
FFT スペクトラムをカーソルで測定する 126..........
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
iii
目次
TDS2CMA型コミュニケーション・モジュール 127.......
拡張モジュールのインストールと取り外し 127........
インストールを確認する 130........................
インストールできないとき 130......................
スクリーン・データを外部デバイスに送る 131........
RS-232の設定とテスト 134..........................
バイナリ・データの転送 141......................
RS-232 I/O エラー・レポート 141..................
GPIB の設定とテスト 143...........................
コマンド入力について 150..........................
付録 A: 仕様 151...................................
付録 B: アクセサリ 169...............................
付録 C: クリーニング 173.............................
付録 D: 工場出荷時設定 175...........................
付録 E: GPIB と RS-232 179..........................
索引 181..........................................
iv
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
安全にご使用いただくために
安全にご使用いただくため、機器をご使用になる前に、次の事項を必ず お読みください。
本機器のサービスは専門のサービス員のみが行なえます。
発火および人体保護における注意事項
適切な電源ケーブルの使用 電源ケーブルは、製品に付属したもの、ま たは使用する電源電圧に対応したもののみご使用ください。
プローブの接続について 感電の危険がありますので、プローブ・チッ プ(プローブの先端)を電圧源に接続したままで抜き差ししないでくだ さい。
適切な接地(グランド) 本機器は、アース線付きの 3 線式電源コード を通じて接地されます。感電を避けるため、必ずアース端子のあるコン セントに差し込んでください。3-2アダプタを使用して 2 線式電源に接 続する場合も、必ずアダプタのアース線を接地してください。
適切なプローブの接続 グランド・リードを電圧源に接続しないでくだ さい。
入力端子の定格について 発火や感電の危険がありますので、各入力端 子への信号入力は、定格表示以内にしてください。詳細については、仕 様のページを参照してください。
キャビネット、カバーの取り外し 機器内部には高電圧の箇所がありま すので、カバーやパネルを取り外さないでください。
適切なヒューズの使用 発火等の危険がありますので、指定された定格 のヒューズ以外は使用しないでください。
被測定回路への接触 電源が入った状態の被測定回路のコネクタおよび 部品には触れないでください。
故障と思われる場合 故障と思われる場合は、必ず当社サービス受付セ ンターまたは販売店までご連絡ください。
機器の放熱 本機器が過熱しないよう、十分に放熱してください。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
v
安全にご使用いただくために
機器が濡れた状態では使用しないでください。
爆発性のガスがある場所では使用しないでください。
機器の表面は常にきれいにしてください。
機器保護における注意事項
本マニュアルで使用されている用語およびマークの意味は、次のとおりです。
警告:
人体や生命に危害をおよぼすおそれのある場合に、その危険を避
けるための注意事項が記されています。
注意:
取り扱い上の一般的な注意事項や機器を損傷するおそれのある場
合の注意事項が記されています。
機器に表示されている用語の意味は、次のとおりです。
DANGER:ただちに人体や生命に危害をおよぼす危険があることを示し ています。
WARNING:間接的に人体や生命に危害をおよぼす危険があることを示 しています。
CAUTION:機器および周辺機器に損傷をおよぼす危険があることを示 しています。
機器に表示されているマークの意味は、次のとおりです。
vi
保護用接地端子 を示します。
メイン・スイッチ
オフ(パワー)
測定用グランド 端子を示します。
メイン・スイッチ
オン(パワー)
マニュアルの該当 箇所を参照してく ださい。
測定用入力端
子を示します。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
このマニュアルについて
このマニュアルでは、TDS1000 シリーズおよび TDS2000 シリーズ デ ジタル・ストレージ・オシロスコープの操作方法について説明します。 マニュアルの構成は、以下のとおりです。
H 「はじめに」では、オシロスコープの基本構成とインストレーショ
ンについて説明します。
H 「オシロスコープの基本的機能」では、オシロスコープの基本的な
機能(トリガ、データの取込、波形のスケールおよび位置調整、測 定方法、機器の設定方法など)について説明します。
H 「各部の名称と機能」では、オシロスコープの基本的な動作原理に
ついて説明します。
H 「測定例」では、実際の測定で発生する諸問題解決するヒントに
なるようなさままな測定について説明します。
H 「詳細説明」では、オシロスコープの各機能を詳細に説明します。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
vii
このマニュアルについて
H FFT演算」では、FFT演算機能の使用方法について説明します。
H TDS2CMAュニケーション・ジュール」では、プリンタ
PCをオシロスコープとに使用するRS-232GPIB、セント ロニクスの各ートの設定方法について説明します。
H 「付録A 仕様」では、オシロスコープの電的特環境、機
的特ほかに、各の規格と承認について説明します。
H 「付録B アクセサリ」では、標準とオプションのアクセサリについ
て説明します。
H 「付録C クリーニング」では、オシロスコープのクリーニングにつ
いて説明します。
H 「付録D 工場出荷時設定」では、場出荷時設定をび出したとき
ニューや前パネル設定が記載されています。
H 「付録E GPIBRS232」では、GPIBRS232インタフェースを
します。
viii
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
ヘルプ・システム
本オシロスコープは、全機能をカバーするヘルプ・システム装備して います。ルプ・システム用して、以下の情報を表示できます。
H ニュー・システムの使用方法」などのオシロスコープを使用す
る上での一般情報
H 垂直軸位置コントロール」などの具体的なニュー・コントロー
ルにする情報
H イズの低減」など、オシロスコープ使用中に発生する可能
ある問題への対方法
ルプ・システムには、情報にアクセスするために3つの方法が用意さ れています。
このマニュアルについて
メニュー指定
パネルの ヘルプ (HELP) タンをすと、オシロスコープは最後 にスクリーンに表示されたニューの情報を表示します。水平軸位置 (HORIZONTAL POSITION)ノブの下にあるヘルプスクロール LED点灯し、このノブにルプ・スクロール機能が付されたことを示し ます。ルプの内容が1ページ以上の場合は、水平軸位置ノブを回すと ページを切り替えることができます。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
ix
このマニュアルについて
ハイパーリンク
ルプの説明には、<オートセット>のように<かぎ括弧>で囲まれた 箇所がまれていることがあります。これは、他のトックへのリン クです。ヘルプスクロール ブを回すと、あるリンクから他のリンク へイライト箇所が動します。トピックを読む すと、イライ
ト表示されたリンクに対応するトックを表示します。戻る す と、前のトックにります。
索引
パネルの ヘルプ タンをして、次にサイド・ニューの 索引 オプション・タンを押します。参照したいトックがまれるページかるまで 次ページ または 前ページ します。前パネルの ヘルプスクロール ブを回すと、ルプ・トックがハイライト表示 されます。トピックを読む すと、当するトピックが表示されま す。
終了 タンを押す意のニュー・タンを押すとスクリー
注:
からヘルプ情報え、波形表示に戻ります。
x
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
マニュアルの表記方法について
このマニュアルでは、次のような表記方法で説明しています。
H オシロスコープ前面パネルのタンやブとデスプレイに表
示されるニュー項は、ヘルプHELP)、プリント(PRINT) のようにールド体で表記します。
H オプション・ボタンに対応してスクリーンサイドに表示される
ニュー項目もピーク範囲指定のようにールド体で表記します。
前面パネルの押しボタンと各種ノ ブはボールドで表記します。
このマニュアルについて
このボタンをオプション・ ボタンと呼びます。
オプション・タンは、スクリーン・ボタン、サイドニュー・
注:
タン、ベーゼル・タン、またはソフト・ーなどと呼ばれることがあ ります。
"
H
マークは、次のように使用します。
ユーティリティUTILITY
"
オプション
"
RS-232
これは、まず前面パネルの ユーティリティUTILITYボタンを し、表示されるニュー項目から オプション 選択し、さらに RS-232 オプション・ボタンをすことを意味します。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
xi
このマニュアルについて
不要品の廃棄方法について
水銀を含んだ部品の取り扱いについて
液晶ィスプレイのバックライト蛍光管には、水銀まれています。本 機器を棄する場合は、使用の地域の、水銀んだ棄物の処理方法 にしたがって処理してください。Tektronix 社(米国)には、Tektronix RecyclingOperation(RAMS) 門があり、ここに発することで、
な方法で処理することもできます。RAMS への発方法については、 Tektronix 社または当様コールセンターまでご連絡ください。
xii
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
お問い合わせについて
製品について 当社製品に関するお問い合わせは、北米地域からは
次のフリー・ダイアルがご利用になれます(英語のみ)。
1-800-833-9200 6:00 a.m.5:00 p.m. Pacific time
電子メールをご利用の方は、次のメール・アドレスでお問 い合わせください。
TechSupport@tektronix.com
日本国内では、日本テクトロニクス(株) お客様コールセンターまでお問い合わせください。 電話: 03-3448-3010 Fax: 0120-046-011
E-mail: ccc.jp@tektronix.com 電話受付時間 / 9:0012:0013:0019:00
このマニュアルについて
月曜~金曜(休祝日を除く)
サービス・ サポート
ご意見、 ご感想は
日本国内での修理についてのお問い合わせは、日本テクト ロニクス(株) サービス受付センターでお答えします。
電話: 0120-741-046 FAX: 0550-89-8268 電話受付時間 / 9:0012:0013:0019:00
月曜~金曜(休祝日を除く)
ワールド・ワイドのサービス体制については、Tektronix のホーム・ページをご参照ください。
Tektronix社または日本テクトロニクス(株)までお寄せ ください。
Tektronix, Inc. 14200 SW Karl Braun Drive P.O. Box 500 Beaverton, OR 97077 USA
日本テクトロニクス株式会社 〒141-0001 東京都品川区北品川 5-9-31
お客様コールセンター(上記参照)
ホームページ www.tektronix.com
www.tektronix.co.jp
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
xiii
このマニュアルについて
xiv
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
はじめに
TDS1000およびTDS2000シリーズ デジタル・ストレージ・オシロス コープは、グランド基準の信号測定が行える小型軽量のオシロスコー プです。
このでは、機能概要ほかに、次に示す内容について説明します。
H 機器のインストール
H 機能チック
H プローブのチックと補正
H プローブの減衰率の設定
H 自己校正について
めて電源を入れる場合、語設定は「English語)」に設定
注:
されています。本語ニューを表示する場合は、前パネルのユー ティリティUTILITYタンをし、デスプレイの右側にある一
下のオプション・タンを繰返し、「本語」を選択します。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
1
はじめに
機能概要
TDS1000およびTDS2000シリーズ デジタル・ストレージ・オシロス コープは、次の機で構成されています。
チャンネ
機種名
TDS1002
TDS1012
TDS2002
TDS2012
TDS2014
TDS2022
TDS2024
H ルプ・システム
H カラーまたはモノクロLCDスプレイ
H 20MHz帯域制限選択可
H 各チンネル2500イントの波形レコード
ル数
2 60 MHz 1.0 GS/s
2 100 MHz 1.0 GS/s
2 60 MHz 1.0 GS/s
2 100 MHz 1.0 GS/s
4 100 MHz 1.0 GS/s
2 200 MHz 2.0 GS/s
4 200 MHz 2.0 GS/s
周波数帯域
サンプル・ レート
ディスプレイ
モノクロ
モノクロ
カラー
カラー
カラー
カラー
カラー
H オートセット・ニュー
H プローブ・チック・ウィザード
H リードアト付カール測定
H トリガ周波リードア
H 11 種類動波形測定
H 波形のアレージング機能とーク出機能を装備
2
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
はじめに
H イン、ウィンド2 つの
H FFT演算機能
H パルストリガ機能
H ビデオ・トリガ機能
H 外部トリガ
H 設定と波形の保存/ 出が
H バリアブル・パーシスタンス(蓄積)波形表示
H オプションのTDS2CMA型拡張モジュールにより、RS-232GPIB
およびセントロニクス・インタフェースが装着可
H 10 ヶ国のからメニュー表示を選択可
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
3
はじめに
インストレーション
電源ケーブル
電源ケーブルは、オシロスコープに付属しているものを使用してくださ い。使用電源は、90264 VAC 400 Hz 電源使用は、90132 VAC す。電源ケーブルのオプションについては、171 ページを参照してくだ さい。
セキュリティ・ ループ
RMS
4566 Hzに対応しています。
360440 Hz に対応しま
RMS
セキュリティ・ ケーブル
電源ケーブル
セキュリティ・ループ
オシロスコープ部パネルとオプションの拡張モジュールには、盗難防用のセュリティ・ループ(上図参照)が付いています。必要に応じ
て、このループにケーブルを通します。
4
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
機能チェック
オシロスコープが正しく動作することを確認するための機能チェック方 法について説明します。
ON/OFF ボタン
.......
1.
ON/OFF ボタンを押して電源をオンにします。
パワーオン・テストにパスしたことを確認しま す。前面パネルの工場出荷時設定(DEFAULT
SETUP)ボタンを押します。工場出荷時には、 プローブの減衰率は 10× に設定されています。
はじめに
PROBE COMP
(プローブ補正)端子
CH 1
P2200 型 電圧プローブのスイッチを 10×に設
2.
定し、オシロスコープの CH1 コネクタの突起 に合わせて差し込み、時計方向にロックされる
まで回します。
プローブ・チップ(プローブ先端のフック)を プローブ補正(PROBE COMP端子に、グラ
ンド・リード(ワニ口クリップ付)をアース端 子に接続します。
前面パネルの オートセット(AUTOSET )ボ
3.
タンを押します。オートセット機能により、左 図のように矩形波(振幅:約 5V、周波数:約
1kHz)が表示されれば、オシロスコープは正
しく機能しています。
前面パネルの CH1 MENUボタンを 2 回押し、 CH1 の波形を消去します。別のチャンネルを チェックする場合は、チェックするチャンネル のメニュー・ボタンを押し、手順 2、3 を繰り 返します。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
5
はじめに
プローブを安全に使用するには
プローブを安全に使用するために、プローブにはフィンガ・ガードが付 いています。
フィンガ・ガード
警告:
ガードより前(ケーブル)をってください。
感電を防ぐため、プローブの先端を電圧源に接続したまま、プローブの 属部分に触れないでください。
プローブを接続する順序としては、まずプローブをオシロスコープに接 続し、次に、プローブのグランド・リードを被測定回路のグランド・ イントに接続します。
感電を防ぐため、プローブを使用して測定する場合、フィンガ・
6
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
プローブ・チェック・ウィザード
プローブ・チック・ウィザードを使用すると、プローブがしく動作 しているかどうかをすやく確認できます。この機能によって、プロー ブの補正(通はプローブ本体やプローブ・コネクタをドライバで調整 します) や、(CH 1 MENUなどの)垂直軸ンネルの プローブ減衰率 の設定もできます。
入力チンネルにプローブを接続するたびにチックすることをお勧め します。
プローブ・チック・ウィザードを使用するには、前パネルのプロー ブチェック(PROBE CHECK) タンをします。プローブがしく接 続され、適切補正され、さらにオシロスコープの垂直軸メニュー・ス クリーンの プローブ で、接続してあるプローブに対応する減衰率
はじめに
されている場合は、スクリーンの下部にプローブ・チェックにパスし たことを示すッセージが表示されます。パスしなった場合は、問題 解決のためのガイドラインがスクリーンに表示されます。
プローブ・チックは、1
注:
います。外部トリガ(EXT TRIG)では動作しません。
パネル 外部トリガ BNCコネクタに接続したプローブを補正する には、以下の手順います。
1.
プローブを(CH1などの)意のチンネルに接続します。
2.
パネルのプローブチェック(PROBECHECK)タンをして、 スクリーンに表示される指示にいます。
3.
プローブがしく動作すること、および適切補正されていること確認後、外部トリガBNCコネクタに接続します。
×、10×、100×
のプローブに対応して
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
7
はじめに
手動によるプローブ補正
プローブ・チックのもう1つの方法は、動による調整です。
プローブ補正 (PROBE COMP
端子
CH 1
プローブ補正過大
プローブ補正不足
オートセット
(
AUTOSET
ボタン
)
垂直軸チャンネル・メニューのプローブ減衰率
1.
切り替えで10× を選択します。P2200 型プロー ブのスイッチを 10× に設定し、プローブを
CH1 コネクタの突起に合わせて差し込み、時
計方向にロックされるまで回します。
プローブ・チップ(プローブ先端のフック)を
2.
プローブ補正(PROBE COMP) 端子の~5 V
ネクタに、グランド・リード(ワニ口クリップ 付)をアース端子に接続し、オートセット
(AUTOSET) ボタンを押します。
表示される波形を確認します。
3.
適切なプローブ補正
8
表示される方形波の水平部がフラットになるよ
4.
うに、マイナス・ドライバで調整します。
必要に応じて、他のチャンネルも繰り返します。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
プローブの減衰率の設定方法
使用するプローブの減衰率によって、オシロスコープに表示される垂直 軸のスケールはなったものになります。プローブ・チェック機能によっ
て、オシロスコープ垂直軸ャンネル・メニューのプローブ減衰率設定 が、使用するプローブの減衰率に合致しているかどうかを確認できます。
ここでは、オシロスコープの設定を、使用するプローブの減衰率に合わ せる手順を説明します。変更するチャンネルの メニュー(MENUボタ ンをし、表示されるニューでプローブすたびに、減衰率が切り
わります。使用するプローブの減衰率に設定します。
場出荷時は、10 X に設定されています。
注:
はじめに
P2200 型 電圧プローブで設定されている減衰率と、オシロスコープの ニューの減衰率同じ値になっていることを確認してください。P2200
電圧プローブの減衰率は、1×と10×で切りられます。
減衰率設定スイッチ
減衰比1Xに設定されている場合、P2200型プローブはオシロス
注:
コープの周波数帯域6 MHz制限します。オシロスコープの周波 帯域最大まで用したいときは、スイッチを 10 X にしてください。
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
9
はじめに
自己校正について
測定と前回の自己校正実行時の周囲温度差が 5 ℃以上ある場合、セル フテストで異常が発生したり、測定差がきくなったりします。高確
測定のためには、測定の前に自己校正の行をおすすめします。
自己校正手順を次に示します。オシロスコープの入力コネクタからプ
ローブを外します。ユーティリティ(UTILITYボタンを押して、表示 されるサイド・ニューから 自己校正 選択し、スクリーンの指示に
います。
10
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
オシロスコープの基本的機能
このでは、オシロスコープを操作する前に理解しておくき事項を説 明します。各機能について次のに説明します。
H オシロスコープの設定
H トリガ
H 波形取り込み
H 波形のスケール、位置
H 波形測定
オシロスコープの主要回路と、各回路の関係を表したブロック・ダイア グラを次に示します。
各入力 チャンネル
外部トリガ
AC 電源
垂直軸 ゲイン
位置
トリガ
波形取込
モード 時間軸
波形レコード
2500
ポイント
表示
コンピュー タ・インタ フェース TDS2CMA
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
11
オシロスコープの基本的機能
オシロスコープの設定
オシロスコープを使用するにあたって、次の 3 つの機能を理解しておくがあります。
オートセット(AUTOSET
面パネルの オートセットAUTOSETタンを押すと機能します。 オシロスコープは、入力された信号から最適垂直軸 / 水平軸スケー ル、トリガ設定を自動的に調します。オートセットを実行すると、信 号のタイプによって、数種類自動測定がスクリーン上に表示されます。
設定の保存
設定の保存方法には 2 種類あります。ひとつは、オシロスコープの電源 がオになるときに動的に保存されます。この場合の設定は、電源が オになる直前の設定が保存され、次の電源投入時に、自動的に呼び出 されます。設定を変更した場合、5 秒以上の間をおいてから電源を切っ てください。
もうとつは、保存/呼出ニューを使用してオシロスコープのメモリに 保存する方法で、10 種類までの設定を保存できます。
設定の呼出
オシロスコープは、2つの設定を呼び出すことができます。すなわち、 電源をる前に最後保存した設定、または工場出荷時の設定(デフォ
ルト設定)を呼び出せます。工場出荷時設定については175ページを参 照してください。
12
TDS 1000/TDS 2000 シリーズ ユーザ・マニュアル
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