SONY DK10, DK25 User Manual

デジタルゲージ
/
/ Digital Gauge / Digitale Messtaster
DK10 / DK25 Series
DK10PR5 / DK10NR5 / DK10PLR5 DK25PR5 / DK25NR5 / DK25PLR5 / DK25NLR5
お買い上げいただき、ありがとうございます。 ご使用の前に、この取扱説明書を必ずお読みください。 ご使用に際しては、この取扱説明書どおりお使いください。 お読みになった後は、後日お役に立つこともございますので、必ず保管してください。
Read all the instructions in the manual carefully before use and strictly follow them. Keep the manual for future references.
Lesen Sie die ganze Anleitung vor dem Betrieb aufmerksam durch und folgen Sie beim Betrieb des Geräts den Anweisungen. Bewahren Sie diese Bedienungsanleitung zum späferen Nachlesen griffbereit auf.
取扱説明書/ 使用说明书/ Instruction Manual / Bedienungsanleitung
[For U.S.A. and Canada]
THIS CLASS A DIGITAL DEVICE COMPLIES WITH PART15 OF THE FCC RULES AND THE CANADIAN ICES-003. OPERATION IS SUBJECT TO THE FOLLOWING TWO CONDITIONS. (1) THIS DEVICE MAY NOT CAUSE HARMFUL INTERFERENCE, AND (2) THIS DEVICE MUST ACCEPT ANY INTERFERENCE RECEIVED,
INCLUDING INTERFERENCE THAT MAY CAUSE UNDERSIGNED OPERATION.
CET APPAREIL NUMÉRIQUE DE LA CLASSE A EST CONFORME À LA NORME NMB-003 DU CANADA.
DK10 / DK25 Series

安全のために

当社の製品は安全に十分配慮して設計されています。しかし、操作や設置時にま ちがった取扱いをすると、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身事故につ ながることがあり、危険です。また、機械の性能を落としてしまうこともありま す。 これらの事故を未然に防ぐために、安全のための注意事項は必ず守ってください。 操作や設置、保守、点検、修理などを行なう前に、この「安全のために」を必ず お読みください。
警告表示の意味
このマニュアルでは、次のような表示をしています。表示内容をよく理解してから 本文をお読みください。
警告
この表示の注意事項を守らないと、火災や感電などにより死亡や大ケガなど人身 事故につながることがあります。
注意
この表示の注意事項を守らないと、感電やその他事故によりケガをしたり周辺の 物品に損害を与えることがあります。
注意を促す記号
注意 感電注意
行為を禁止する記号
分解禁止
DK10 / DK25 Series
(J) (1)
警告
. ケーブルを傷つけたり、加工したり、無理に曲げたり、引張ったりしない
でください。また、重いものをのせたり、熱したりしないでください。 ケーブルが破損し、火災や感電の原因となる恐れがあります。
. 本装置を分解、改造することはおやめください。ケガや感電の恐れがあり
ます。また、内部回路を破損させる原因にもなります。
下記の注意事項を守らないと、死亡、大ケガにつながる ことがあります。
注意
. 本装置は防爆構造になっておりませんので、可燃性ガスの雰囲気中でのご
使用はおやめください。火災の原因となることがあります。
下記の注意事項を守らないと、ケガをしたり周辺の物品 に損害を与えることがあります。
(2) (J)
DK10 / DK25 Series
一般的な注意事項
以下は当社製品を正しくお使いいただくための一般的注意事項です。個々の詳 細な取扱上の注意は、本取扱説明書に記述された諸事項および注意をうながし ている説明事項に従ってください。
. 始業または操作時には、当社製品の機能および性能が正常に作動していること
を確認してからご使用ください。
. 当社製品が万一故障した場合、各種の損害を防止するための充分な保全対策を
施してご使用ください。
. 仕様に示された規格以外での使用または改造を施された製品については、機能
および性能の保証は出来ませんのでご留意ください。
. 当社製品を他の機器と組合わせてご使用になる場合は、使用条件、環境などに
より、その機能および性能が満足されない場合がありますので、充分ご検討の 上ご使用ください。
DK10 / DK25 Series
(J) (3)
(4) (J)
DK10 / DK25 Series
目次
1. 使用上のご注意 ........................................................... 1
2. 取付上のご注意 ........................................................... 2
3. 各部の名称 .................................................................. 3
4. 仕様 ............................................................................. 4
5. 測長ユニット出力信号 ................................................ 5
5-1. 出力信号位相差 ..............................................................................................5
5-2. 出力信号アラーム ..........................................................................................6
5-3. 受信装置 .......................................................................................................... 6
6. 別売アクセサリ ........................................................... 7
7. 外形寸法図 .................................................................. 8
DK10 / DK25 Series
(J) i
ii (J)
DK10 / DK25 Series

1. 使用上のご注意

. 本装置に過度の衝撃が加わる場所でのご使用はおやめください。内部を破損、また
は正常な出力信号が得られないことがあります。
. コネクタの抜き差しは、破損や誤動作を防ぐため、必ず電源を切ってから行なって
ください。
. 接続コネクタは測長ユニットを取付け後、表示ユニットのコネクタにロックされる
まで差し込みます。コネクタ着脱の際は必ず表示ユニットの電源をOFFにしてから 行なってください。
. 特に強力な磁気が発生するものは、測長ユニット(ヘッド内蔵部分)から10cm以
上離してください。(平行磁場で5mT以下におさえてください。)
. ケーブルを強く引張ったり、ケーブルをつかんで取付けや取外しをしますと、断線
の恐れがあります。
. 測長ユニット本体は、ケーブルのシールド線により、表示ユニットのフレームGND
(アース端子)と電気的に短絡されています。工作機械等へ取付けて他の信号処理装 置と組み合せる場合は、アースレベルにご注意ください。
. Nタイプはスピンドル部のシール無しタイプです。環境が良好な機械装置、測定
室向きです。 また、測定力を低くおさえてありますので、スピンドル上向き姿勢での測定はで きません。
. Pタイプは切粉や切削油、機械油が飛散する環境での使用に適している防塵、防
滴、耐油構造ですが、防水構造ではありません。油や切削油に測長ユニット全体 を浸しての使用はしないでください。
. 乾燥後、極めて粘性が高くなる切削油等が付着した場合には、スピンドル動作が
確実に行なわれなくなることがありますので、水またはぬるま湯などで洗い除去 してください。また、洗浄後はスピンドル部にマシン油等を塗布してください。
. Pタイプはスピンドル摺動部の防滴、防塵シールにニトリルゴム系のシール材を
使用しています。スピンドル部に油分が無くなるような切削油剤、水等の使用 は、スピンドルの動きが損なわれることがありますのでご注意ください。
. キャリブレーションは1年毎に行なってください。
DK10 / DK25 Series
(J) 1

2. 取付上のご注意

. 測長ユニットの取付けは、必ずステムをチャックしてください。他の部分もチャックし
なければならない場合は、機銘ラベル部(ヘッド内蔵部分)と、その近傍は避けてくだ さい。(図1) また、測長ユニットを他の機器に取付ける場合は、本機に直接ねじが当たる固定は絶対 に避けてください。
. 測定子をねじ込む際、スピンドルに過大なトルクをかけますと、内部の機構を損傷する
場合がありますので、絶対に工具を用いず、手で行なってください。 平面測定子を使用される場合以外は、測定子ゆるみ防止のため、呼び2.5のスプリング ワッシャをはさむか、ねじロックのご使用をおすすめします。(締付けトルク参考値:
0.05〜0.06N・m)
. 本品はボール軸受を採用していますので、取付の際にステムを強く締めすぎますと測定
軸を傷つけ、スムーズな動きを損なう恐れがありますからご注意ください。
. 機械装置へホルダーを使用して取付ける場合には、図2のような寸法のホルダーをご用
意いただき、規定トルク4N・mを目安として締付け、固定してください。
. 取付平行度は測定精度に影響しますから、取付ブラケット(またはスリーブ)で100mm
の移動に対し0.3mm以内に調整してください。
. ケーブルは断線を防ぐため、適当な場所へ固定するようにしてください。また、ケーブ
ルを強く引いたり、無理に曲げてのご使用は避けてください。(曲げ半径50mm(内側) 以上)
. スピンドルを機械装置に固定して使用する場合には、カップリングDZ-191(別売)をご
使用ください。DZ-191の取付方法については、DZ-191の取扱説明書をご参照ください。
. ステムを固定した後は、回転方向に力を加えないでください。故障の原因となります。
2 (J)
M4
24
40
締付トルク:4N・m 六角穴付ボルト4M使用
30
2
図2.取付ホルダーの構成寸法(ご参考)
ステム
固定位置
図1.取付固定位置
φ4.5、φ8座グリ深4
+0.013
φ20H6
+0
22
8
単位:mm
DK10 / DK25 Series

3. 各部の名称

測定子(市販の測定子と交換可能)
ステム(取付位置)
スピンドル
ケーブル:2m
スリーブ
DK10 / DK25 Series
コネクタ
インターポレーションBOX
(J) 3

4. 仕様

DK10NR5 DK10PR5 DK10PLR5 DK25NR5 DK25PR5 DK25NLR5 DK25PLR5
出力 A/B/Z相電圧差動型ラインドライバ出力(EIA-422に準拠) 最小分解能 測定範囲 10mm 25mm 精度(20°Cにて) 2µm 測定力 下方位
(20°にて)
原点 1箇所(スピンドル移動1mmの位置にて) 最大応答速度 250m/min 耐振動 150m/s
(10〜2000Hz) 耐衝撃(11ms) 1500m/s 保護等級 IP50 IP64 IP50 IP64 IP50 IP64 使用温度範囲 0°C〜50°C 保存温度範囲 _20°C〜60°C 電源電圧 DC+5V±5% 消費電力 1W以下 ケーブル長 約2.5m ステム径 φ20  mm 質量 測定子 超硬球面付DZ-122(取付ねじM2.5) 出力ケーブル長 22mmax.
(
後続電子部まで
寿命 500万回 付属品 +PM4x5ねじ(2本)、取扱説明書
※1
0.5µm
0.3±0.25N 4.9N以下 0.4±0.3N 4.9N以下 0.4±0.3N 4.9N以下
横方位
0.6±0.3N 0.7±0.35N 0.7±0.35N
上方位
0.8±0.35N 1±0.4N 1±0.4N
2
2
0
※2
約230g 約300g
0.013
)
注意
※1 LT30シリーズ、MGシリーズ、LY70シリーズに接続する場合、分解能設定が
必要です。詳しくは、それぞれの取扱説明書を参照してください。
※2 質量は、ケーブル部およびインターポレーションBOXを除いたときの値です。
4 (J)
DK10 / DK25 Series

5. 測長ユニット出力信号

本測長ユニットが出力する信号はA/B/Z相信号でEIA-422に準拠した電圧差動型ラ インドライバ出力です。
A相
B相
Z相
原点は、A相とB相がHiレベルのときに、Hiレベルになる同期原点です。
最大応答速度時(約250m/min時)の出力信号
200ns(5MHz)
A相
B相
50ns
本測長ユニットを接続する制御機またはカウンタの入力最小位相差が50ns(A相1 周期200ns5MHz)より小さいことをお確かめの上ご使用ください。
* 特殊仕様にて最小位相差を変更することが可能です。(「5-1.出力信号位相差」参照)

5-1. 出力信号位相差

本測長ユニットの移動量は50ns毎に検出され、移動量に比例した位相差で出力さ れます。位相差量は50nsの整数倍で変化します。 また、A相とB相の最小位相差は50nsです。
A相
B相
DK10 / DK25 Series
50nsの整数倍
(J) 5
標準仕様の最小位相差は50nsで固定ですが、下記の表の最小位相差については、 特殊仕様として対応します。
A/B相 最小位相差
50ns 100ns 300ns
500ns
A相1周期
200ns 400ns
1.2µs 2µs
カウンタの 許容周波数
5MHz
2.5MHz 833kHz
500kHz
最大応答速度 (分解能0.5µm)
250m/min 100m/min 33m/min
20m/min
備考
標準品 特殊仕様 特殊仕様
特殊仕様

5-2. 出力信号アラーム

本測長ユニットが出力するA/B相は、応答速度を超えた場合、アラームとして 約400msの間、Hiレベル状態となります。
アラーム区間
A/B相はHiレベル状態

5-3. 受信装置

20m以下
ラインドライバ
出力:A/B/Z相
* ケーブルを延長する場合は電源電圧を+5V±5%にしてください。 * 先バラの延長ケーブルはCE22シリーズ(別売アクセサリ)をご使用ください。
6 (J)
受信装置 ラインレシーバ AM26C32または相当品
DK10 / DK25 Series

6. 別売アクセサリ

ローラー付測定子:DZ-100•リフトレバー:DZ-161
M2.5
スピンドル取付ねじ (M2.5x5)
φ10
カップリング:DZ-191
8.5 16.5155
26
固定ねじ (3-M3x5)
15
8.5
φ10 φ12
ローラ厚さ:4mm
測定子取付穴 (M2.5x6)
セラミック定盤測定スタンド:DZ-501
定盤寸法110×110(mm) 質量13kg
レバー
大型石定盤測定スタンド:DZ-531
定盤寸法350×350(mm) 質量38kg
φ18
機械移動台 取付ねじ(M5)
延長ケーブル
CE22-01:1m、CE22-03:3m、CE22-05:5m、 CE22-10:10m
55.5
41.5
13.6
ケーブル長1、3、5、10m
CK-T12:1m、CK-T13:3m、CK-T14:5m、CK-T15:10m
13
φ11.8
13
φ10
4.8
6.2
24.3
35.5
49.5
ケーブル長1、3、5、10m
50
5.5 14
φ5
ナット(M5)
スピンドル 取付ねじ(M2.5)
先バラ線 配線色
信号 ケーブル色相
+Vcc
0V
A青 A
B橙 B
Z緑 Z
30.5
41.5
13.6
5.5
単位:mm
13.6
接続ケーブル
LY71/72、LH70/71シリーズとDKシリーズを接続するためのケーブルです。
CE29-003:0.3m、CE29-01:1m、CE29-03:3m、CE29-05:5m、CE29-10:10m
14 28.5 19
30
ケーブル長0.3、1、3、5、10m
DK10 / DK25 Series
55.5
41.5
13.6
単位:mm
(J) 7

7. 外形寸法図

製品は一部改良のため、予告なく外観・仕様を変更することがあります。
DK10PR5/NR5
0
0.013
0.02
0.07
φ20
φ6
φ20
(ステム)
21.3
12
(11.5)
98.5
122
DK25PR5/NR5
0
–0.013
φ20
φ6
(ステム)
33.8
12 (26.5)
DK10PLR5
179.5
ケーブル長2m ケーブル長0.3m(101)
φ4.8
2-φ4.5穴
(20)
0.02
0.07
φ20
141
(11.5)
12
(20)
102.5
52.7
21.3
φ6
0
–0.013
(ステム)
φ20
79
φ4.8
0.02
0.07
φ20
φ4.8
26.3
(27)
厚さ:14.8mm
110
φ22
17.4
37
(20)
単位:mm
69.5
DK25PLR5/NLR5
8 (J)
12.3
160
12
(26.5)
95.2
121.5
26.3
33.8
0.02
0.013
0.07
φ20
(ステム)
φ4.8
φ6
0
φ20
φ22
37(20)
69.5
12.3
DK10 / DK25 Series

安全预防措施

Sony Manufacturing Systems Corporation 产品是经周密的安全性考虑而设计的。 然而,在运行或安装时不恰当的操作仍是危险的,它可能会引起火灾、触电而导致 死亡、重伤等人身事故。另外,这些操作也可能损坏机器的性能。 因此,为了防止上述意外发生,请务必遵守安全注意事项,在对本装置进行操作、 安装、维修、检查、修理等工作之前,请仔细阅读本“安全预防措施”。
警告标志的意义
本手册中使用下面的标志,在阅读正文之前请先理解它们的含义。
警告
如果不遵守该标志处的注意事项,可能会引起火灾、触电而导致死亡、重伤等人身 事故。
注意
如果不遵守该标志处的注意事项,可能会引起触电或其它事故而导致受伤、损坏周 围事物等各种意外。
提醒注意的标志
小心 小心触电
禁止行为的标志
禁止拆卸
DK10 / DK25 Series
(CS) (1)
警告
. 不要损坏、加工、过度弯曲、拉、放置重物、或加热电源线,因为这可能
损坏电源线而导致火灾或电击。
. 不要拆卸、改造本装置,因为这可能会导致受伤或电击。另外,这些行为也
可能损坏内部线路。
不遵守下列注意事项可能会导致重大伤亡。
注意
. 本装置没有防爆结构。因此,不要在充有可燃性气体的空气中使用,否则可
能导致火灾。
不遵守下列注意事项可能会导致受伤或损坏周围物体。
(2) (CS)
DK10 / DK25 Series
通用的注意事项
为了确保正确地使用本公司产品,请遵守下述通用的注意事项。有关使用时的各种 详细注意事项,请遵照本使用说明书中记载的诸事项及提醒您注意的说明事项。
. 在使用和操作之前,请先确认本产品的功能及其性能是否正常,然后开始使用。 . 为防止本产品意外发生故障时造成各种损坏,使用前请实施充分的安全保证措
施。
. 请注意,在规格范围外使用本产品以及使用经过改造的本产品时,无法保证其功
能和性能正常。
. 将本产品与其它设备组合使用时,根据使用条件、环境等的不同,可能无法实现
本产品应有的功能和性能。请充分调查兼容性后使用。
DK10 / DK25 Series
(CS) (3)
(4) (CS)
DK10 / DK25 Series
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