Roland VS-2400CD DIAGRAM [ja]

この機器を正しくお使いいただくために、
ご使用前に「安全上のご注意」
(取扱説明書 P.2 〜 4)と「使用上の注意」(取扱説明書 P.5 〜 6)をよくお
読みください
。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくために も、取扱説明書と資料をよくお読みください。取扱説明書と資料は必要な ときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
資料
2002 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
ローランド・ホームページ http://www.roland.co.jp/
2
目次
MIDI について...........................................................................................4
「故障かな ?」と思ったら .........................................................................5
録音/再生........................................................................................................................................................ 5
ディスク・ドライブ....................................................................................................................................... 6
内蔵エフェクト ............................................................................................................................................... 7
MIDI 機器 .......................................................................................................................................................... 8
その他................................................................................................................................................................ 8
Q&A...........................................................................................................9
基本性能............................................................................................................................................................ 9
エフェクト......................................................................................................................................................11
CD-R/RW ドライブ .....................................................................................................................................12
ハード・ディスク .........................................................................................................................................13
デジタル I/O ..................................................................................................................................................13
MIDI 機器 ........................................................................................................................................................14
他の VS シリーズとの互換性.....................................................................................................................15
その他..............................................................................................................................................................15
エラー・メッセージ一覧 ........................................................................17
目次
用語解説..................................................................................................19
ショートカット一覧................................................................................22
パラメーター一覧 ...................................................................................25
エフェクト・プリセット・パッチ一覧 ...................................................36
アルゴリズム一覧 ...................................................................................43
MIDI インプリメンテーション................................................................98
トラック・シート .................................................................................144
デモ演奏について .................................................................................147
主な仕様................................................................................................149
索引 .......................................................................................................152
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MIDI について

ここでは、MIDI の基礎知識と、VS-2400CD での MIDI メッ セージの扱いについて説明します。
MIDI とは
Musical Instrument Digital Interface の略です。これは、電 子楽器やコンピューターとの間で、演奏情報や音色の切り換 え情報などをやり取りするために考えられた世界共通の規格 です。MIDI 規格に対応していれば、メーカーや楽器の種類 が異なっていても機器に応じて演奏情報が伝えられます。
MIDI コネクター
MIDI メッセージ(MIDI で扱う情報)は、以下の 3 種類のコ ネクターでやり取りします。VS-2400CD は MIDI OUT と MIDI THRU が兼用になっています。操作に応じて切り換え てください(取扱説明書 P.369)。
MIDI IN:他の MIDI 機器からの MIDI メッセージを受け ます。
MIDI OUT:VS-2400CD からの MIDI メッセージを送り ます。
MIDI THRU:MIDI IN コネクターからの MIDI メッセージ をそのまま送ります。
MIDI チャンネル
MIDI では、複数の MIDI 機器にそれぞれ違った情報を 1 本 の MIDI ケーブルで送ることができます。これは、MIDI チャ ンネルという考えかたがあるからです。MIDI チャンネルは テレビのチャンネルと考えかたが似ています。テレビのチャ ンネルを切り換えると、いろいろな放送局の番組が見られま す。これは、送信側と受信側のチャンネルが一致している チャンネルの情報が伝わるからです。
MIDI の場合も同様です。送信側の MIDI チャンネルが1 のときは、受信側の MIDI チャンネルも1に設定してお かないと、MIDI メッセージは伝わりません。
VS-2400CDで扱う MIDI メッセージ
VS-2400CD で扱う MIDI メッセージには以下のものがあり ます。
● ノート・メッセージ
音を鳴らすときに使うメッセージです。鍵盤楽器でいえば、 どの鍵(ノート・ナンバー)をどのくらいの強さ(ベロシ ティー)で弾いたかということを伝えます。VS-2400CD で は、MIDI 音源を使ってメトロノームを鳴らすときに使用し ます。
● コントロール・チェンジ・メッセージ
一般には、ビブラート、ホールド、ボリュームなどの演奏表 現を高めるための情報を伝えます。各機能は 0 〜 127 のコ ントローラー・ナンバーで区別され、機能に応じてナンバー が決められています。また、コントロールできる機能は機器 によって異なります。
VS-2400CD では V. フェーダー機能を使って、外部 MIDI 機 器にコントロール・メッセージを送ることができます。
● システム・エクスクルーシブ・メッセージ
ノート・メッセージやコントロール・チェンジ・メッセージ とは異なり、機器固有の設定を伝えるために使います。VS­2400CD では、VE-7000 からメッセージを受け取り、VS­2400CD のミキサー・パラメーターをコントロールします。
エクスクルーシブ・メッセージをやり取りするときは、 MIDI チャンネルの代わりにデバイス ID で機器を区別しま す。エクスクルーシブ・メッセージをやり取りするときは、 相互の機器のデバイス ID を合わせてください。
MIDI インプリメンテーション・ チャートについて
MIDI を使用することで、さまざまな電子楽器と会話ができ るようになります。しかし、すべての機器間ですべての MIDI メッセージをやり取りできるわけではありません。相 互の機器で共通している MIDI メッセージだけがやり取りで きます。
MIDI 機器の取扱説明書には、MIDI インプリメンテーショ ン・チャート(P.97)が付いています。このチャートは、 送受信できる MIDI メッセージを簡単に確認できるように なっています。MIDI 機器を使うときは相互の機器のチャー トを比べ、対応している MIDI メッセージを確認してくださ い。
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「故障かな ?」と思ったら

VS-2400CD を使っていて正しく動作しないときは、故障と 思う前に以下の点をチェックしてください。確認しても正し く動作しないときは、お近くのローランド・サービス、また
はお買い上げ店にご相談ください。

録音/再生

音が出ない

VS-2400CD、接続機器の電源が入っていない。
オーディオ・ケーブルが正しく接続されていない。
オーディオ・ケーブルが断線している。
接続しているアンプやミキサーのボリュームが下がって いる。
VS-2400CD の各音量レベルが下がっている。
→ チャンネル・フェーダー → マスター・フェーダー
→ MONITOR つまみ → PHONES つまみ
接続している出力ジャックと、ミキサーのマスター部で 設定されている出力ジャックの指定が違う(取扱説明書 P.255、P.282、P.408)。
0.5 秒以内の短いフレーズを再生しようとしている。
INPUT ジャックに接続した機器の音量が小さい。
→ 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?
抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
[PLAY]を押しても録音/再生されない。
→ PLAY インジケーターが緑色に点滅していません
か? EXT SYNC インジケーターが点灯していると きは、外部 MIDI 機器からの MTC受信待機状態です。
外部 MIDI 機器を操作するか、または[STOP]を押 します。
→ ディスプレイにPOWER OFF / RESTARTと表
示されているときは、シャット・ダウン操作がされ ています。
[SHIFT]を押しながら[PLAY(RESTART)]を押
します。VS-2400CD が再起動します。

特定のチャンネルから音が出ない

インプット・ミキサー/トラック・ミキサーの切り替え が正しくない(取扱説明書 P.28、P.103)。
チャンネルの音量レベルが下がっている。
トラック・ステータスがオフになっている(STATUS イ
ンジケーターが消灯)。
ソロ機能/ミュート機能(取扱説明書 P.123)を使って いる。
レコーディング・モードがM24、M16または
CDRのプロジェクトを選んでいる。
→ レコーディング・モードがM24、M16のとき
は、16 トラックのレコーダー(トラック 1 〜 16) として動作します。また、レコーディング・モード
がCDRのときは、ステレオ 8 系統のレコーダー
(チャンネル・リンクがオンの状態:トラック 1/2、
3/4 〜)として動作します。トラック 17 〜 24 は使 用できません。
詳しくは「VS-2400CD の基礎知識 : レコーダー部」(取扱説明 書 P.47)をお読みください。

録音できない

録音トラックが選ばれていない(STATUS インジケー
ターが赤色に点滅していない)。
録音トラック・ソース/再生トラック/エフェクトが割 り当てられていない。
ディスク・ドライブの容量が不足している。
プロジェクトのイベント数が不足している(取扱説明書 P.42)。
同時録音トラック数が減ってしまう。
→ プロジェクト・データの構成やディスク・ドライブ
の性能によって、最大同時録音トラック数は異なり ます。
→ サンプル・レートが64kHz以上のときや、バリ・
ピッチ(P.100)がオンのと きには、最 大同時 録音 トラック数に制限があります。
詳しくは「VS-2400CD の基礎知識 : レコーダー部」(取扱説明 書 P.47)をお読みください。

デジタル信号を録音できない

CD プレーヤーとのデジタル接続が許されていない(取
扱説明書 P.222、P.363)。
MASTER CLOCK(マスター・クロック)が INT に設定 されている(取扱説明書 P.366)。
デジタル・イン・コネクター(オプティカル/コアキ シャル/ R-BUS)を正しく選んでいない。
録音先のプロジェクトとデジタル・オーディオ機器のサ
「故障かな ?」と思ったら
5
「故障かな ?」と思ったら
ンプリング周波数が異なっている。 → デジタル・オーディオ機器のサンプリング周波数を
プロジェクトの設定に合わせてください。デジタル・ オーディオ機器のサンプリング周波数が変えられな
いときは、そのサンプリング周波数のプロジェクト を新しく作成してください。
デジタル・オーディオ機器からデジタル信号が送られて きていない。
→ デジタル・オーディオ機器によっては、プレイ状態
にしないとデジタル信号を出力しないものがありま す。このようなときは、お使いのデジタル・オーディ
オ機器をスタンバイ(一時停止)状態にしてから、 VS-2400CD を録音状態にしてください。
デジタル信号のフォーマットが違う
→ お使いのデジタル・オーディオ機器によっては、専
用のデジタル信号のフォーマットを採用しているも のがあります。EIAJ CP-1201 に準拠したデジタル・
オーディオ機器を接続してください。

録音した音に雑音や歪みが多い

入力感度が適切でない。
→ 入力感度が高すぎると録音される音が歪み、逆に感
度が低すぎると雑音に埋もれてしまいます。
-12dB 〜 0dB の範囲でできるだけ大きくレベル・ メーターが振れるように、SENS つまみを調節して
ください。
インプット・ミキサーでイコライザーを使っている。
→ イコライザーの設定によっては、PEAK インジケー
ターのチャンネルが反転していないときでも音が歪 むことがあります。イコライザーを調節しなおして
ください。
ATT(アッテネーター)が適切でない(取扱説明書 P.115)。
→ トラック・バウンシングの後で雑音や歪みがあると
きは、トラックの出力レベルが大きすぎます。

ディスク・ドライブ

内蔵ハード・ディスクの空き容量

リージョン・イレースで不要なトラックを消去しても、
ハード・ディスクの空き容量が増えない。 → リージョン・カット(取扱説明書 P.173、P.323)/
イレース(取扱説明書 P.323)やフレーズ・デリー ト(取扱説明書 P.341)など実行すると、見かけ上
演奏データはなくなります。しかし、消去された演 奏データは、アンドゥ機能のためハード・ディスク
からは削除されていません。ハード・ディスクの空 き容量を増やしたいときは、プロジェクト・オプティ
マイズをしてください(取扱説明書 P.293)。

内蔵 CD-R/RW ドライブが使えない

CD-R/RW ドライブをカレント・ドライブにできない
(バックアップ・データが記録されている CD-R/RW
ディスクが入ったドライブをカレント・ドライブにして いる)(取扱説明書 P.288)。
→ CD-R/RW ドライブをカレント・ドライブにして録
音や再生をさせることはできません。カレント・ド ライブは内蔵ハード・ディスクを選択してください。
CD-R/RW ディスクが入っていない。
→ CD-R/RW ディスクを入れてから CD-R/RW ドライ
ブに対して操作を行ってください。
CD-R/RW ディスクへ保存したバックアップ・データ が、パーソナル・コンピューター内蔵の CD-ROM ドラ イブで認識できない。
→ VS-2400CD のバックアップ・データのフォーマッ
トは、当社 VS シリーズ特有のものです。VS シリー ズ以外の機器でお使いになることはできません。
CD-R/RW ディスクへの書き込み中や読み出し中に
Medium Error!、Unusable Sector!、Operation
Failed!などのエラー・メッセージが表示されて作業が 中断してしまう。

再生したときのピッチがおかしい

バリ・ピッチ機能(取扱説明書 P.100)がオンになって
いる(ディスプレイの左上にバリ・ピッチ・アイコンが 表示)。
リージョン・コンプレッション/エクスパンション機能 を使っている(取扱説明書 P.325)
6
→ CD-R/RW ディスクに傷が付いているなど、ディス
クが壊れていることが考えられます。別のディスク
(新しいディスク)に交換してみて、同じような症状
が出るかどうかを確認してください。
→ CD-R/RW ドライブが壊れていることが考えられま
す。CD-R/RW ドライブに組み込まれている書き込 み/読み出し装置(レーザー・ピックアップ)は消
耗品です。正常に書き込み/読み出しができない状 態が続く場合は商品をお求めの販売店か「サービス
の窓口」(保証書に同封、もしくは封筒の裏面)に記 載の営業所、またはサービス・ステーションまでご
相談ください。
「故障かな ?」と思ったら
VS-2400CD 内蔵の CD-RW ドラ イブで作ったオーディオ CD が、市販 の CD プレーヤーで聴けない
ファイナライズ処理がされていません。FINALIZE
(ファイナライズ)を On または OnlyFin. に設定して
オーディオ CD を作成してください(取扱説明書 P.422)。
CD-RWディスクを使用していませんか? CD-RW ディ スクにオーディオを書き込んだときは、一般の CD プ
レーヤーで再生できません(VS-2400CD の CD プレー ヤー機能で試聴できます)。

CD-R/RW ディスクへ書き込みでき ない

プロジェクトのサンプリング周波数が44.1kHz 以外に設
定されている(取扱説明書 P.289)。 内蔵 IDE ハード・ディスクに十分な空き容量がない(取
扱説明書 P.285)。 CD-R/RW ディスクに十分な空き容量がない。
市販の CD ソフトウェアに対して書き込みを行おうとし
ている。 ファイナライズ済みの CD-R/RW ディスクに対して書き
込みを行おうとしている。

内蔵エフェクト

エフェクトが使用できない

VS8F-2 が正しく内蔵されていない(取扱説明書 P.22)。
VS8F-2 が 1 枚しか内蔵されていない(EFFECT 3、4が 使用できないとき)。
FX2 および FX4 で、リバーブ/ゲート・リバーブ/ボ コーダー 2(19)/ボイス・トランスフォーマー/マス
タリング・ツール・キットのアルゴリズムを使ったパッ チを選ぼうとしている(取扱説明書 P.143)。
すでに FX1 および FX3 で、ボコーダー 2(19)/ボイ
ス・トランスフォーマー/マスタリング・ツール・キッ トのアルゴリズムを使ったパッチを選んでいる(取扱説
明書 P.143)。 サンプリング周波数が 64kHz 以上のプロジェクトでリ
バーブ/ゲート・リバーブ/ボコーダー 2(19)/ボイ ス・トランスフォーマー/マイク・モデリング/スピー
カー・モデリング/マスタリング・ツール・キットのア ルゴリズムを使ったパッチを選ぼうとしている(取扱説
明書 P.143)。 サンプリング周波数が64kHz以上のプロジェクトで FX2
および FX4 を使おうとしている(取扱説明書 P. 143)。
アナライザー(取扱説明書 P.387、P.388)を使用して いる。
RSS パン(取扱説明書 P.107)を使用している。
「故障かな ?」と思ったら

エフェクト・アルゴリズムの接続順序 を変更できない

→ エフェクト・アルゴリズムの接続順序を変えること
はできません。オン/オフだけが対応しています。各 アルゴリズムの接続順序がどのようになっているか
は「アルゴリズム一覧」(P.43)をお読みください。
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「故障かな ?」と思ったら

MIDI 機器

VS-2400CD をマスターにしている ときに、MIDI シーケンサーが追従し ない

MIDI ケーブルが正しく接続されていない。
MIDI ケーブルが断線している。
MIDI OUT/THRU(MIDI スルー・スイッチ)Out に設
定されていない(取扱説明書 P.369)。
MIDI OUT SYNC Gen.(MIDI アウト・シンク・ジェネ レーター)が正しく選ばれていない(MTC、MIDI ク
ロック、シンク・トラック)(取扱説明書 P.372)。 EXT SYNC インジケーターが点滅している(SYNC
MODE(シンク・モード)EXT に設定されている)。 相互の機器の MTC タイプが異なっている(MTC 同期の
とき)。
シンク・トラックに MIDI クロックが記録されていない
(シンク・トラック同期のとき)。
MIDI シーケンサーの設定が間違っている。
その他

ディスク・ドライブのデータが正しく 保存されていない

シャットダウンの操作をしないで VS-2400CD の電源を
切った。 ディスク・ドライブの動作中に電源を切った。
ディスク・ドライブに強い衝撃を与えた。
→ ディスク・ドライブをフォーマット・ドライブ(物
理フォーマットも実行)しなおしてください(取扱 説明書 P.315)。また、サーフェイス・スキャンも合
わせて実行されることをおすすめします。
MIDI シーケンサーが再生できる状態になっていない。

MIDI シーケンサーをマスターにして いるときに、VS-2400CD が追従し ない

MIDI ケーブルが正しく接続されていない。
MIDI ケーブルが断線している。
MIDI クロックで同期させようとしている。
VS-2400CD がスレーブ動作できるのは MTC だけで
す。
EXT SYNC インジケーターが消灯している
SYNC MODE INT に設定されている)。
相互の機器の MTC タイプが異なっている。
MIDI シーケンサーの設定が間違っている。
VS-2400CD が再生待機状態(PLAY インジケーターが 点滅)になっていない。
MTC の受信状態が悪い。
ERROR LEVEL(エラー・レベル)5 以上に設定
すると、状況が改善されることがあります。
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Q&A

基本性能

■ VS-1880 や VS-1824 との主な違いは なんですか?
→ VS-1880、VS-1824 と比べた主な違いは以下のとお
りです。
サンプリング・レート 96kHz に対応
24 ビット・リニアの録音が可能
16 チャンネルのインプット・ミキサー、24 チャンネ
ルのトラック・ミキサー、および 4 ステレオのエフェ クト・リターン・ミキサーを搭載
R-BUS を装備
アナログ・インプットのプリアンプを改良、新開発の
プリアンプ回路を搭載
13 本のモーターライズド・フェーダーを装備
VGA 画面とマウスによるオペレーションが可能
M16(マスタリング 16 ビット)
CD プレーヤーやDAT レコーダーと同程度の 16 ビッ トのリニア・データとして録音/再生します。
MT1(マルチトラック 1)
高音質を保ちながら、録音時間はM16の約 2 倍と なります。トラック・バウンシングを多用したいとき
に適しています。 MT2(マルチトラック 2)
高音質を保ちながら、MT1より長い時間録音でき ます。
LIV(ライブ 1)
MT2よりも長い時間録音できます。ディスク・ド
ライブの空き容量が少ないときや、生演奏を録音した いときなどに適しています。
LV2(ライブ 2)
もっとも長い時間録音できます。
Q&A
ハード・ディスクが内蔵されパーティション・サイズ
が 10GB までに拡張 チャンネル単位でダイナミクスが使用可能(インプッ
ト・ミキサー 1 〜 8、トラック・ミキサー 1 〜 24) チャンネル EQ が 4 バンドに(サンプリング周波数
48/44.1/32kHz 時、インプット・ミキサー 1 〜 8、 トラック・ミキサー 1 〜 24)
サラウンド・パンニングに対応
■ 各レコーディング・モードについて 教えてください。
→ 各レコーディング・モードの特徴は以下のとおりです。
M24(マスタリング 24 ビット)
VS-2400CD の 24 ビット A/D コンバーターを通した アナログ・インプットの音声や 24 ビットのデジタル・ インプットからの音声データを、リニア・データとし て録音/再生します。
MTP(マルチトラック・プロ)
VS-2400CD の 24 ビット A/D コンバーターを通した アナログ・インプットの音声や 24 ビットのデジタル・
インプットからの音声データを、ローランドが開発し たコーディング技術(R-DAC)により録音/再生しま
す。通常はこのモードを選ぶとよいでしょう。 CDR(CD ライティング)
■ 音声データは圧縮されていますか?
→ VS-2400CD では圧縮記録の録音モードとリニアの録
音モードを選択できます。
たとえば、おすすめしているマルチトラック・プロ
(MTP)モードの場合、ローランドのコ ーディング技
術である R-DAC により、24 ビットの音声データの録 音時間を 3 倍に延ばす処理をしています。
また、24 ビット・リニアのマスタリング 24 ビット
(M24)、および 16 ビット・リニアのマスタリング 16
ビット(M16)のモードもお使いいただけます。ただ し、このときの最大同時録音/再生トラック数は、
48kHz 以下の場合には 16 トラックまで、96kHz の場 合には 8 トラックまでに制限されます。
■ 24 トラックすべてに録音してある場 合にもミックスダウンできますか?
→ マスタリング・ルームにて、トラック 23/24 の空いた
V トラックへ、24 トラックすべてを再生しながら 2 ト ラックにミックス・ダウンすることが可能です。
■ 録音時間はどれくらいですか?
→ サンプリング周波数やレコーディング・モードによっ
て記録できる長さが変わります。「録音時間」(P.149) をお読みください。
オーディオ CD 作成時に、イメージ・データへの変換 作業を省略できるモードです。CD プレーヤーや DAT
レコーダーと同程度の 16 ビットのリニア・データと して録音/再生します。
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Q&A
■ 同時に録音/再生できるのは何ト ラックですか?
→ 各レコーディングモードでのサンプリング周波数ごと
の最大同時録音/再生トラック数は次のとおりです。
レコーディング
・モード
M24/M16/CDR 最大同時録音 :8 最大同時録音 :16
MTP/MT1/ 最大同時録音 :8 最大同時録音 :16 MT2/LIV/LV2 最大同時再生 :12 最大同時再生 :24
ただし、プロジェクトの構成によってこれ以下になる場合があ ります。
96/88.2/64kHz 48/44.1/32kHz
最大同時再生 :8 最大同時再生 :16
■ 異なるプロジェクト間でもトラック・ コピーはできますか?
→ サンプリング周波数とレコーディング・モードが同じ
プロジェクトのトラックをインポートすることができ ます。
■ オートミックスにはエフェクトのパ ラメーターを記憶させることもでき ますか?
→ エフェクト・パラメーターをオートミックスで記録/
再生することはできません。
■ ミキサーとしてのみ使用することは できますか?
→ 使用可能です。
■ ミキサーのフェーダー位置は記録で きますか? SENS つまみ位置は記録 できますか?
→ シーン・メモリーにプロジェクトあたり最大 100 のパ
ターンを記録できます。
ただし、SENS つまみ、及び PHONES つまみ、 MONITOR つまみの位置は記録できません。
■ ヘッドホンから特定のバスの音をモ ニターすることはできますか?
→ ヘッドホンは常にモニター・バスの信号のみモニター
できます。
ただし、違ったバスの信号をモニター・バスへアサ インすることが可能です。
■ ロケーターは一度にいくつまで呼び 出せるのですか?
→ 一度に呼び出せるのは1つだけです。
ただし、プロジェクトあたり 100(10 ポイント× 10 バンク)のロケーターを記録できます。
■ オートミックスをアンドゥ/リドゥ することはできますか?
→ VS-2400CD のオートミックス機能は、1レベルのア
ンドゥ/リドゥが可能です。
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Q&A

エフェクト

■ エフェクトは標準装備されています か?今までの VS シリーズのエフェク トボードは使えますか?
→ お買い上げ時の状態で最大 2 系統のステレオ・エフェ
クトを使用できます。
VS-2400CD にはお買い上げ時、VS8F-2 が 1 枚標 準装備されています。VS8F-2 は本体に 2 枚装着可
能ですので、最大 4 系統のステレオ・エフェクトを 使用できます。
VS8F-1 は VS-880 専用のエフェクト・ボードのため、 VS-880 以外では使用できません。
■ マイク・モデリングを使用するには どのようなマイクが推奨ですか?
→ ローランドのダイナミック・マイク DR-20、また、コ
ンデンサー・マイクであれば、AKG 社製の C-3000B がお使いいただけます。
■ ボーカルなどのピッチを修正するよ うなピッチ・コレクト用のエフェク トはありますか?
→ エフェクトのアルゴリズムに Pitch Shifter(ピッチ・シ
フター)を用意していますが、特定の音節だけを補正す るなどの機能は搭載していません。
■ 外部エフェクターを任意のチャンネ ルへインサートして使用することは できますか?
→ インサート端子は装備していませんが、外部エフェク
ターを使用することはできます。
お持ちの外部エフェクターを通して録音したい場合 には、一旦インプット・ミキサー・チャンネルに音源
を入力し、その信号を AUX バスを経由して、AUX A などのアナログ・アウト端子、またはコアキシャル/
オプティカル・デジタル端子に個別に出力して外部エ フェクターに出力することが可能です。外部エフェク
ターの出力を別のインプット・ミキサー・チャンネル に入力して、その信号をトラックにアサインすること
で、外部エフェクターをインサートした信号の録音が 可能です。取扱説明書「外部エフェクトを使う」
(P.154)をお読みください。
Q&A
■ VM-7000 シリーズのように 31 バン ド・グラフィック・イコライザーや リアルタイム・スペクトラム・アナ ライザー機能は使えますか?
→ サンプリング・レートが 48kHz 以下の時、スペクトラ
ム・アナライザー機能を使用できます。
また、ホワイト・ノイズ、ピンク・ノイズやサイン波 のジェネレーターも併せて使用できます。
なお、VM-7000 シリーズに搭載の 31 バンド・グラ フィック・イコライザーは装備していません。
■ INPUT1 〜 8 に入力した音に、それぞ れ違ったマイク・モデリングの設定 を割り当てることもできますか?
→ VS シリーズに搭載のマイク・モデリングのアルゴリズ
ムは、2系統別々の設定ができる 2in/2out 構成となっ ていますので、最大 2 枚の VS8F-2 搭載時には 4 つの
エフェクトを使用して、最大 8 チャンネルまで別々の マイク・モデリングが可能です。
なお、音質やノイズ低減、操作性などを考えた場合で は、VS シリーズの内蔵エフェクトをインサートして
使用することをおすすめします。
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Q&A

CD-R/RW ドライブ

■ 今までの他の VS で使用していた CD-R/RW ドライブは対応しています か?また、他社のドライブは使えま すか?
→ お使いいただけません。
本体内蔵の CD-RW ドライブをお使いください。
■ 内蔵の CD-RW ドライブを交換するこ とはできますか?
→ 交換はできません。
■ どのようなディスクが使用できます か?
→ 特に制約はありませんが、まれにディスクとドライブ
の相性やメディアの品質が問題を引き起こす場合があ ります。
大量に CD-R をご購入になる場合などは、前もって 同じメーカーのディスク数枚で正常に記録できるこ
とをご確認ください。 バックアップにお使いになる場合には、複数のバッ
クアップを作ることをおすすめします。また、 CD-R/RW ディスクはデリケートなメディアですの
で、記録後の保管については、各ディスクの注意書 きに従って、大切に保管してください。
■ オーディオ CD を作るときプロジェク トを追加して書き込んだ場合は、曲 間に無音部分はできますか?
→「Track at Once」で書き込む場合、曲間に約 2 秒の無
音部分が自動的に挿入されます。
■ VS-2400CD で作成した CD-R ディス クは、CD を大量にプレスするための マスターとして使えますか?
→ 「ディスク・アット・ワンス方式」で書き込むことに
より使用できます。
オーディオ CD(CD-R ディスク)の書き込みには、
「ディスク・アット・ワンス方式」と「トラック・
アット・ワンス方式」があり、一般にプレス・マス ターとして使えるのは「ディスク・アット・ワンス
方式」です。VS-2400CD で書き込む際に「ディス ク・アット・ワンス方式」で書き込むようにしてく
ださい。
■ バックアップした CD-R/RW ディス クに、プロジェクトを追加してバッ クアップできますか?
→ CD-R バックアップでは、「Disk at Once」での書き込
みとなるため、書き込み終了時には Finalize(ファイ ナライズ)が行われ、追加して書き込むことはできま
せん。
CD-RW ディスクの場合にも、全体を消去した後での み書き込みができます。
■ CD-R/RW バックアップにかかる時間 はどのくらいですか?
→ プロジェクトの容量が 600MB の場合、CD-R/RW
ディスク1枚に相当します。これをバックアップする のに CD SPEED を4倍速にした場合、書き込みに約
15 分かかります。
また、正常に書き込まれたことを確認するベリファ イを行うと約 15 分かかりますので、理論的には合計
で最低 30 分かかります。
ただし、プロジェクトのデータ構成によっては、 バックアップ時間は若干延びることがあります。
■ 8 倍速で CD ライト/ CD バックアッ プできますか?
→ CD-R/RW への書き込みスピードは最大 4 倍速までに
制限されています。
■ CD ライトでオーディオ CD を作ると き、著作権ビットの書き込みはでき ますか?
→ 著作権ビットは Off の状態で CD-R へ書き込みます。
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■ どのような PQ 信号が記録できます か?
→ 基本的に VS-2400CD では P および Q サブ・チャン
ネル情報を生成せず、内蔵 CD-RW ドライブが CUE シートをもとに自動的に生成します。
TNO(トラック番号)、INDEX(インデックス番号)、 P-Time(プログラム時間)および A-Time(アブソ
リュート時間)など通常のオーディオ CD の信号が 記録されます。
Q&A
■ プロジェクトの容量が 1GB あります が、CD-R/RW ディスクにバックアッ プできますか?
→ 複数の CD-R/RW にわたってバックアップすることが
できます。
■ オーディオ CD の音声を読み込むこと はできますか?
→ 可能です。
オーディオ CD の標準規格に準拠していない「コピー・ コント ロール CD(コピー・ガード付き CD)」など、特殊ディスクの 再生については動作保証しておりません。VS-2400CD の CD プレーヤー機能を使ってオーディオ CD を再生する場合は、 オーディオ CD パッケージにある記載事項をよくお読みくださ い。
■ CD-R/RW ディスクにバックアップし たプロジェクトをそのまま聴くこと はできますか?
→ できません。そのような機能は搭載していません。

デジタル I/O

■ R-BUS 端子を装備していますか?ま た、R-BUS ケーブルは別売ですか?
→ R-BUS 端子を標準装備しています。
→ R-BUS ケーブルは付属していません。
お使いの R-BUS 機器付属のものか、別途下記のケー ブルをご注文ください。
RBC-1(1m)
RBC-3(3m)
■ 2台の VS-2400CD を R-BUS でカス ケード接続できますか?音声データ だけでなくコントロールや同期も R-BUS の接続だけで可能ですか?
→ VS-2400CD を R-BUS 経由で音声信号とともに同期
させることが可能です。
VS-2400CD の R-BUS 端子経由でやり取りできるの は、8 チャンネルの音声データと、同期のためのタイ
ム・コード(MTC)と制御メッセージ(MMC)で す。3 台以上の VS-2400CD を同期させるためには、
MIDI による同期を併用する必要があります。
Q&A

ハード・ディスク

■ 内蔵のハード・ディスクを交換する ことはできますか?
→ 交換はできません。
RBC-5(販売終了)をご使用の場合、サンプリング周波数 64kHz 以上には対応しておりません。サンプリング周波数 64kHz 以上でお使いになる場合は RBC-1 または RBC-3 をご 使用ください。
RBC-5(販売終了)を DIF-AT や AE-7000 でご使用になると 動作が不安定になることがあります。これらの機器をお使いに なる場合は RBC-1 または RBC-3 をご使用ください。
■ デジタル・アウトプットから DTS や ドルビー・デジタルのようなマルチ チャンネル・オーディオ出力はでき ますか?
→ できません。
VS-2400CD には DTS フォーマットなどのマルチ・ チャンネル・デジタル・オーディオの変換(エン
コード)機能を搭載しておりません。また、 VS-2400CD のデジタル入力に DTS 信号などは入力
しないでください。VS-2400CD はそれらの信号を マルチ・チャンネルに変換(デコード)する機能を
搭載しておりません。別途、エンコーダー/デコー ダー機器を用意してください。
13
Q&A
■ サンプリング周波数を 96kHz にした ときデジタル接続できる周辺機器を 教えて下さい。
→ ローランド VS-2480 などが接続できます。
■ デジタル・イン・コネクターが 2 つ ありますが、同時に使えますか?
→ 使えません。
オプティカルかコアキシャルのどちらかを切り替え て使用します。
■ デジタル・アウト・コネクターが 2 つありますが、違う内容の音声を出 力できますか?
→ できません。
オプティカル、コアキシャルとも同じ信号が出力さ
れます。

MIDI 機器

■ MTC スレーブ同期時にもデジタル接 続はできますか?
→ 可能です。
ただし、MTC の進みとデジタルのマスター・クロッ クの進みのズレが大きくなると VS-2400CD は停止 し、ロケートが発生する場合があります。
■ 各フェーダーやパンつまみに任意の MIDI 情報をアサインして外部機器の コントローラーとして使うことはで きますか?
→「V フェーダー」機能を使って、12 本のフェーダー位
置を MIDI のコントロール・チェンジ・メッセージと して MIDI OUT から出力することができます。
■ VE-7000 や J.L. クーパーの MCS パ ンナーを使って 5.1ch サウンド・ミ キシングすることはできますか?
→ VE-7000 を MIDI 接続して、各チャンネル・パラメー
ターをコントロールすることができます。
VE-7000 のジョイ・スティックはサラウンド・パン に対応しています。
その他の機器については、今後のバージョン・アッ プにて対応の予定です。
■ パソコン上のソフトウェアから MIDI を利用したミキサー部のコントロー ルはできますか?
→ 外部 MIDI 情報(エクスクルーシブ・メッセージ)に
よるフェーダー・コントロールが可能です。
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Q&A

他の VS シリーズとの互換性

■ 他の VS シリーズとのデータ互換性は ありますか?
→ VS-880/880EX/890/1680/1880/1824/1824CD/
2480/2480CD、VSR-880 の演奏データを取り込む
(プロジェクト・インポート)ことや、VS-2400CD の
データを各 VS で使えるように変換する(プロジェク ト・エクスポート)ことができます。
VS-840 シリーズへのデータ・エクスポート対応の予定はあり ません。
■ 他の VS で使用していたハード・ディ スクは使用できますか?
→ 交換ができないため使用できません。
■ 他の VS で DAT バックアップしたソ ングを復元することはできますか?
→ できません。
その他
■ 内蔵液晶ディスプレイ(LCD)に表 示される内容をそのまま外部ディス プレイ(VGA)に出力して操作する ことはできますか?
→ プレイリストとチャンネル情報など、別の情報を表示
することが可能です。
外部に接続したディスプレイは内蔵の LCD に比べて 4 倍のドット数と 256 色のカラー表示が可能で、そ
の性能を生かしてより多くの情報を一度に表示する ことができます。
その特長を生かし、専用の情報表示器として機能し ますので、モノクロの LCD より多くの情報を視覚的
にとらえやすい形で表示します。 また、この外部に接続したディスプレイと付属のマ
ウスを使った編集操作機能を搭載しています。
■ VGA モニターはどのようなものが使 えますか?
→ VGA モニターの画面の大きさには制約はありません。
Q&A
VS-2400CD は DAT バックアップ/リカバー機能を 搭載していません。
■ VS-2400CD で CD-R バックアップさ れたディスクを他の VS シリーズでリ カバーできますか?
→ VS-2400CD で CD-R バックアップされたディスクを
他の VS シリーズで読み込むことはできません。
VS-2400CD 側でリフレッシュ・レート(垂直走査 周波数)を、60Hz/66Hz/70Hz/75Hz から選択する
ことや、表示位置の修正も可能です。 ブラウン管タイプ、または液晶タイプのディスプレ
イで、VGA(640x480 ドット)表示が可能なディス プレイ、上記リフレッシュ周波数に対応したものを
お選びください。
液晶タイプの VGA モニターを接続してお使いの場合、そのモ ニターの機種によっては表示される映像がぼやける場合があり ます。これは液晶 VGA モニター側の「スムージング機能」や
「ズーム機能」などによるものです。リフレッシュ・レートの
調整で改善されることもありますが改善が見られない場合は液 晶 VGA モニター側のこれらの機能をオフにしてお使いくださ い。ただしこの場合は映像が荒くなったり表示領域が小さくな ることがあります。
■ マウスには、付属マウス以外に市販 のものやペン・タブレット、トラッ ク・ボールに差し替えて使うことは できますか?
→ PS/2 仕様ですが、付属のマウス以外での動作は保証
いたしません。
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Q&A
■ プロジェクトを Windows の WAV 形 式のファイルや Macintosh の AIFF 形 式のファイルで CD に書き込むことは できますか?
→ トラックやフレーズ単位であれば Windows の WAV
形式(非圧縮形式)ファイルで書き込むことができま す(トラック・エクスポート、フレーズ・エクスポー
ト)。
→ AIFF 形式で書き込むことはできません。
CD へは ISO9660 フォーマットで記録されます。
■ VS-2400CD のプロジェクトをパソコ ンで扱うことはできますか?
→ できません。
VS-2400CD のプロジェクトのバックアップした CD-R/RW メディアをパソコンで使用することはで
きません。
■ DAT バックアップ/リカバー機能は ありますか?
→ VS-2400CD には DAT バックアップ/リカバー機能
を搭載していません。
■ SSL のコンソールのようにフェー ダーに触れるだけで現在値を感知す るようなタッチ・センサーはついて いますか?
→ タッチ・センス機能は搭載していません。
オートミックスを記録する場合、AUTOMIX STATUS を WRITE 状態にする必要があります。
■ バリ・フレーズのような機能はあり ますか?
→ そのような機能は搭載しておりません。
■ ステレオ・リンクしたフェーダーの 追従が少し遅いのですが、データ上 の問題はありますか?
→ 内部データはすぐに切り替わっています。フェーダー
の動きのみが遅れています。
■ アナログ・インプットに入力された レベルが低いのですが?
→ 接続ケーブルに抵抗入りのものを使用していません
か?
■ プロツールズのデータとの互換性は ありますか?
→ 互換性はありません。
ただし WAV 形式を経由したやりとりが可能です。
■ 波形画面は何倍まで拡大できます か? VP-9000 にあるような、細かな ウェーブ編集も可能ですか?
→ 録音された音声データをサンプル単位まで拡大して、
編集ポイントを指定することができます。
ただし VS シリーズでは、編集時の時刻指定の最小単 位が 16 サンプルまでに制限されています。
■ 映像機器と同期運転させることはで きますか?
→ MIDI 端子を装備していますので、MDI 信号を出力でき
る機器であれば同期運転が可能です。
接続ケーブルは抵抗の入っていないもの(ローラン ド PCS シリーズなど)をお使いください。
■ デジタル入力/出力時にサンプリン グ・レートの変換はできますか?
→ できません。
そのような機能は搭載していません。
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エラー・メッセージ一覧

● Aborted Command!
● Illegal Request!
VS-2400CD では使用できないハード・ディスクです。
● Arbitration Failed!
● Check Condition!
● Drive Status Error!
本体とハード・ディスクとの間で正常な通信ができませんで した。ハード・ディスクが何らかのトラブルを起こしている 可能性があります。
● Blank Disc
演奏データが記録されていない CD-R/RW ディスクに対して CD プレーヤー機能を実行しようとしています。市販の CD ソ フトウェア、またはすでに記録済みの CD-R/RW ディスクと 入れ換えてください。
● Can't Communicate!
● Drive Time-out!
● Message Error!
● Phase Mismatch!
● Undefined Sense!
● Unknown Drive Error!
ハード・ディスクとの接続に問題があります。ハード・ディ スクが正しく接続されていることを確認してください。
● Cannot write in "Track at Once" format
on CD-RW Disc!
CD-RW ディスクにトラック・アット・ワンス方式によるオー ディオ CD 作成をしようとしました。
● Can't record CD!
お買い上げ時の VS-2400CD は CD プレーヤーとデジタル接 続できません。「ルーティング(内部接続)の切り替えをす る」(取扱説明書 P.400)、「CD Digital REC パラメータ」(取 扱説明書 P.222、P.363)をお読みください。
● Can't Set Marker!
4 秒以内に 2 つ以上のトラック番号用マーカーは設定できま せん。
● DIGITAL In Lock
● R-BUS Lock
サンプリング周波数の基準クロックが、上記のデジタル・イ ンターフェースから入力されるデジタル信号に設定されまし た。デジタル接続で録音ができます。
● DIGITAL In Unlock Change to Internal Clock?
● R-BUS Unlock Change to Internal Clock?
上記のデジタル・インターフェースにデジタル信号が入力さ れていません。または、プロジェクトに設定されているサン プリング周波数と、デジタル・イン・コネクターに接続され ているデジタル機器のサンプリング周波数が異なっていま す。このままではデジタル接続で録音できません。デジタル 機器が正しく接続されているか、または相互の機器のサンプ リング周波数が合っているかを確認してください。[ENTER] を押すと内部クロックに切り換わります。
● Drive Busy!
ハード・ディスクに記録されたデータが分散したためにデー タの読み出し/書き出しが遅くなっています。トラック・エ ディットや、パンチ・イン/アウトをした後にこのメッセー ジが表示されることがあります。
トラック・バウンシングの操作で他のトラックに演奏データ を録音しなおすか、オプティマイズの操作をしてください。 これらの操作をしても改善がされないときは、CD-R/RW ディスクにプロジェクトをバックアップし、問題のハード・ ディスクをフォーマットしてください。
● Drive Not Ready!
ハード・ディスクの準備ができていません。しばらくお待ち ください。
● Exceeding limit of RSS PAN Channels!
RSS パンとして使えるチャンネル数の上限に達しています。
● Finalized Disc!
市販の CD ソフトウェア、またはファイナライズされた CD­R ディスクに対して書き込みをしようとしています。ブラン ク・ディスク、またはファイナライズされていないディスク と入れ換えてください。
● Found Illegal Track Pair!
● Found Illegal Phrase Pair!
● Illegal Track Pair!
● Illegal Phrase Pair!
レコーディング・モードがCDR、または CDR レコーディ ング・モードがオンの V トラックと、通常の V トラックとの 間で、リージョン・エディットまたはフレーズ・エディット
(コピー/ムーブ/エクスチェンジなど)をしようとしていま
す。対象トラックを選びなおしてください。
● FX Board for RSS PAN is not installed!
エラー・メッセージ一覧
プロジェクトやシーンをロードしたとき、RSS パンを使うた めのエフェクト・ボードが搭載されていません。
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エラー・メッセージ一覧
● Hardware Error!
ハード・ディスクに異常があります。商品をお求めの販売店、 弊社営業所、サービス・ステーションまでご相談ください。
● Illegal Track!
レコーディング・モードがCDR、または CDR レコーディ ング・モードの V トラック(テイク)と、通常の V トラック
(テイク)との間で、フレーズ・ニューをしようとしていま
す。対象トラックを選びなおしてください。
● V.Tr of MASTERING Tr must be same.
23、24 トラックのカレント V トラック番号が異なっていま す。23、24 トラックのカレント V トラック番号が異なると 選択された V トラック番号とマスタリング・トラックで選択 された V トラック番号が同一の場合 CDR Rec Mode をオン にして録音できません。23、24 トラックのカレント V トラッ ク番号を同じに設定してください。
● Event Memory Full!
● AUTOMIX: Event Memory Full!
VS-2400CD が 1 プロジェクトで扱うことのできるイベント をすべて消費しました。不要なオート・ミックスのデータを 削除してください。または、プロジェクト・オプティマイズ の操作をしてください。
● Lack Of Event!
イベントの残数が 1000 未満のときに、オート・ミックスの リアルタイム・レコーディングを実行しようとしました。ま たは、イベントの残数が 200 未満のときに、アンドゥやリ ドゥを実行しようとしました。これらの操作は実行できませ ん。
● Error Disc!
● Track 0 Not Found!
● Medium Error!
ハード・ディスクまたは CD に異常があります。そのディス クは VS-2400CD で使用できません。ハード・ディスクの場 合、ドライブ・チェック(取扱説明書 P.313)を実行すると、 修復できる場合があります。
● Invalid Disc!
ISO9660 形式の CD ではありません。
● No Data on the Source Tracks!
オーディオ CD の書き込み対象として、演奏データが存在し ないトラックを選んでいます。
● Not 44.1kHz Project!
プロジェクトのサンプリング周波数が 44.1kHz ではないの で、オーディオ CD の書き込みができません。
● Operation Failed!
ディスクの空き容量が足りなかったり、ハード・ディスクそ のものにエラーがあったりするなどの理由で、操作が中断さ れました。ハード・ディスクの信頼性を確認してください。
● Project Protected!
プロジェクト・プロテクトがオンになっているため、操作が 実行できません。
● TOC Error!
CD-R/RW ディスクからの読み出しに失敗しました。CD-R/ RW ドライブや CD-R/RW ディスクに異常があります。
● Disk Memory Full!
● Lack of IDE Memory!
ハード・ディスクに十分な空き容量がないか、または 1 パー ティションに録音できる最大プロジェクト数(200)を越え ています。不要なプロジェクトを削除するか、または他のハー ド・ディスクを選んでください。
● CD-RW Memory Full!
CD-R/RW ディスクに、プロジェクトを書き込むだけの十分 な空き容量がありません。
● MARKER Memory Full!
VS-2400CD が 1 プロジェクトで扱うことのできるマーカー
(1,000 個)をすべて消費しました。不要なマーカーを削除し
てください。
● Too Many Index!
1 枚の CD に設定できるトラック番号数(98 個)を越えてト ラック番号用マーカーを作成しようとしました。
● Drive Unformatted!
ハード・ディスクが VS-2400CD でイニシャライズされてい ません。
イニシャライズ済みのハード・ディスクに対して表示された ときは、ハード・ディスクとの接続に問題があります。
● Operation Canceled!
[EXIT/NO]が押されたことによって操作が中止されました。
● Write Protected!
ハード・ディスクにプロテクトがかかっています。
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用語解説

ATA
AT Attachment の略です。PC 互換機用のハード・ディスク
用のインターフェースで、IDE と呼ばれるインターフェース の正式な規格です。かつての IDE と比べ転送速度の向上など の改善がされています。
ATAPI
ATA Packet Interface の略です。ATA 規格に CD-ROM ドラ
イブなどのハード・ディスク以外の装置を接続するために考 案された規格です。
CD-R
Compact Disc Recordable の略です。これは、CD(CD-ROM
や音楽用 CD)と同様のフォーマットで読み書 きできるディ スクを作成するシステムのことです。CD-R ドライブを使用 して、ディスクへ一度だけの書き込みができるようになって います。ただしファイナライズを行わない限り、複数回に分 けてプロジェクトを追記できます。ライトワンス CD(Write Once CD)、CD-Write Once などと呼ばれることもあります。
CD-RW
Compact Disc ReWritable の略です。これは、CD(CD-ROM
や音楽用 CD)と同様のフォーマットで読み書 きできるディ スクを作成するシステムのことです。専用の CD-RW ドライ ブを使用するところまでは CD-R と似ていますが、何度でも 書き換えができるようになっています。
EIAJ CP-1201
日本電子機械工業会(Electronic Industries Association of Japan)で定められている、民生用/放 送用デジタル・オー ディオ機器の相互接続に関する規格です。
GPI
General Purpose Interface の略です。これは、映像編集機や
テロッパーなど、業務用/民生用のビデオ関連機器に備えら れているコントロール・ジャックのことです。GPI に対応し た機器を VS-2400CD の FOOT SWITCHジャックへ接続し、 フット・スイッチ・アサインをGPIに設定することによっ て、VS-2400CD の再生/停止をコントロールすることがで きます。
GUITAR(Hi-Z)
エレクトリック・ギターを直接接続するための高インピーダ ンス入力端子です。
IDE
Integrated Device and Electronics の略です。これは、パー
ソナル・コンピューターでディスク・ドライブのインター フェースとして採用されているデータ転送の規格です。現在 は ATA という正式な標準規格に準拠するようになっていま す。VS-2400CD に内蔵されたハード・ディスクおよび CD-R/RW ドライブは、IDE(ATA )規格に対応しています。
COSM
Composite Object Sound Modeling の略です。これは、ロー
ランド V・Guitar System、VG-8 に最初に搭載された「複数 のサウンド・モデリングを組み合わせて、さらに新しい音を 作り出す技術」です。たとえば、ローランド V ギター・シス テム VG-8 で作り出される音は、ピックアップ、ギターのボ ディ、ギター・アンプ、マイク、スピーカーなど、さまざま なサウンド・モデリング(要素)から成り立っています。
DAT
Digital Audio Tape の略です。これは、音声をデジタル化し
て磁気テープに録音/再生するシステム、またはそのテープ のことです。DAT テープにはデジタル化された音声信号のほ か、頭出しやトラッキングの情報、デジタル・コピーの可否 についての情報なども合わせて記録されます。
DSP
Digital Signal Processing(デジタル信号処理)の略です。デ
ジタル化した音声や画像の信号を、専用回路やソフトウエア による演算で加工し、 ミキサーやフィルター、エフェクト付 加装置などを実現する機能です。転じて、それによるエフェ クト機器、エフェクト機能を DSP と称する場合もあります。
IEC
International Electrotechnical Commission(国際電気標準会
議)の略です。本機のデジタル入出力でやりとりされる信号 は IEC60958(民生用)に準拠しています。
MMC
MIDI Machine Control の略です。これは、MIDI システム・エ
クスクルーシブ・メッセージによって、複数の録音機器をひ とつの機器から操作するための約束です。VS-2400CD は MMC に対応しています。プロジェクトの再生、停止、早送 りなどの他、録音トラックの指定なども行うことができます。 VS-2400CDに対応している MMCコマンドについては「MIDI インプリメンテーション」(P.97)をお読みください。
MTC
MIDI Time Code(ミディ・タイム・コード)の略です。これ
は、複数の MIDI 機器間で同期を取るために送受信される信 号のことです。MIDI クロック とは異なり 絶対時間を 示しま す。また、SMPTE タイム・コードと同じように、さまざま なフレーム・レートがあります。MTC を使って同期を取りた いときは、双方の機器のフレーム・レートを合わせる必要が あります。
用語解説
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用語解説
NTSC 方式
日本やアメリカ合衆国などで使用されているカラーテレビ方 式です。NTSC 方式で録画されたテープは、SECAM 方式/ PAL 方式のビデオ・デッキでは再生できません。
PS/2 キーボード、PS/2 マウス
米 IBMが開発した PS/2 コンピューターに採用された端子に 接続できるキーボードとマウスです。VS-2400CD では、 PS/2 キーボードを使い、名前の入力や PS/2 マウスを使っ て各種操作ができるようになっています。
R-BUS
アール・バスと読みます。機器間のオーディオや制御情報の
やりとりを目的とする、ローランドのデジタル通信仕様です。 多チャンネルのオーディオ信号/ワード・クロック/ MIDI に 準ずる操作情報/同期信号などをやりとりできます。1 個の R-BUS 端子で 8 チャンネルまでのデジタル音声信号が、双方 向同時にやりとりできます。コネクターは 25 ピン D-Sub タ イプで、専用ケーブルを使って接続します。SCSI など、他の 規格にも同形状のコネクターが使われることもありますが、 故障の原因となりますので、R-BUS 接続タイプ以外の機器は 接続しないでください。
RSS
Roland Sound Space の略です。これは、通常のステレオ・
システムで音源を立体的に定位させるローランド独自のエ フェクト技術のことです。聞き手の正面や横だけでなく、上、 下、後ろといった方向と、遠い、近いといった距離とを自由 にコントロールして音源を定位させることができます。
TOC
Table Of Contents の略です。これは、曲の開始時刻、終了
時刻、順序などの情報を管理している CD-R ディスク上の領 域で、ディスクの目次に相当します。オーディオ CD を CD プレーヤーに入れると、収録曲や演奏時間を表示することが できますが、これは自動的にこの TOC が読み込まれるため です。TOC は音楽データとは別に記録されており、瞬時に目 的の曲の頭出しができるなどの、ディスク・アクセスの大き な特長を創り出しています。
VGA
Video Graphics Array の略です。米 IBM が開発した 640 ×
480 ドット 16 色の表示が可能なグラフィックス・システム を指しますが、各社により高解像度・多色表示が可能な VGA 互換モードが開発されました。現在 VGA はグラフィックス・ システムを指す意味よりも解像度の指標のことだけを意味す るようになってきています。VS-2400CD は、VGA 出力端子 を備えており市販の VGA モニターを接続することで 640 × 480 ドット 256 色の表示が可能になります。
アナライザー
入力音を周波数別に細かく分け、それぞれの成分をレベル・ メーター状に画面表示することで、周波数成分を分析する機 器です。
エクスパンダー
入力された信号のうち、小さいレベルの信号はより小さく、 大きい信号はより大きくというように、一定の割合で音量の 大小の差を拡大するエフェクトです。
SCMS
Serial Copy Management System の略です。これは、DAT
レコーダーや MD レコーダーなどの民生用デジタル・オー ディオ機器において、デジタル接続による二世代以降の録音 を禁止し、制作者の著作権を保護する機能です。この機能を 持つデジタル・レコーダーにデジタル接続で録音した場合、 デジタル・オーディオ信号といっしょに、SCMS のための符 号も記録されます。この符号が記録されているデジタル・オー ディオ信号からは、再びデジタル接続で録音することができ ません。
SECAM 方式/ PAL 方式
ヨーロッパなどで使用されているカラーテレビ方式です。 SECAM 方式/ PAL 方式で録画されたテープは、NTSC 方式 のビデオ・デッキでは再生できません。
SMPTE タイム・コード
アメリカの SMPTE(Society of Motion Picture and Television Engineers)が定めた、複 数のビデ オ機器間 また はオーディオ機器間で同期を取るために送受信される信号の ことです。これは「時間:分:秒:フレーム」で表され、ビ デオ映像の各フレームの番地を示しています。
オシレーター
発振器のこと。本システムではアナライザーによる測定など の基準音を鳴らすための、内蔵オシレーターを指します。 20Hz 〜 20kHz のサイン波が出力できます。また、ピンク・ ノイズ、ホワイト・ノイズを発生させることもできます。
→アナライザー →サイン波
→ピンク・ノイズ →ホワイト・ノイズ
カレント・プロジェクト
現在録音/再生/編集の対象になっているプロジェクトのこ とです。
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用語解説
コンプレッサー
音量の変化を圧縮するエフェクト。入力された信号が、一定 のレベル(スレッショルド)を超えたとき、入力信号が大き くなるにつれてゲインを減少させ、過大信号を押さえます。 同じアルゴリズムで、リミッタ−(ピークを瞬間的に抑える エフェクト)としても使えます。
本システムのエフェクトのうち、ギター・マルチ 1 〜 3 に含 まれるコンプレッサーのみは、ギター用コンパクト・コンプ レッサーをモデリングしたもので、リミッタ−と挙動が異な ります。(過大信号を抑えるとともに、小さなレベルの信号を 持ち上げて音量を揃えます。)
サイン波
正弦波。特定の一周波数以外の成分を全く含まない、最も単 純な波形。本システムでは内蔵のオシレーターにより、20Hz 〜20kHzの範囲の任意の周波数のサイン波を発生させること ができます。
シャットダウン
VS-2400CD の電源を安全に切るために、録音した演奏を確 実にハード・ディスクへ保存し、ハード・ディスクのヘッド を退避させる操作のことです。
ダイナミクス(エフェクター)
音量変化の幅を圧縮・伸長するエフェクト。テープ録音時に 雑音を低減したり、テープやワイヤレス・マイクなどのダイ ナミック・レンジを広げるのに用います。本システムのもの は、エンハンサー、エキスパンダー、コンプレッサー、リミッ タ−などで構成されています。
トラック・ミニッツ
1 トラックにモノラルで連続録音できる総時間を基準として 示した録音可能時間のことです。
ピンク・ノイズ
すべての周波数成分を、聴感上一定のレベルで含んだノイズ
(雑音)。本システムでは、内蔵のオシレーター(発振器)で、
可聴域のピンク・ノイズを発生させることができます。
→オシレーター →アナライザー
ファイナライズ
作成したオーディオ CD へ TOC を書き込む操作のことです。 VS-2400CD では、ファイナライズを行っていないディスク へは追記ができますが、そのディスクを一般のCDプレーヤー で再生することはできません。
ファンタム電源
コンデンサー・マイクなどの電源をマイク・ケーブルから供 給する方法です。一般的にはミキサーに内蔵されたファンタ ム電源装置を使用し、6 〜 48V(直流)を供給します。ダイ ナミック・マイクやオーディオ再生機器などにファンタム電 源を供給すると、故障の原因になります。ファンタム電源供 給の必要なコンデンサー・マイクを接続したときに限り、ファ ンタム電源スイッチをオンにし、それ以外のときはオフにし てください。
フォルマント
音声の特徴を決める要素のひとつで、声帯の大きさによる固 定倍音のことを言います。従来のピッチ・シフターでは、ピッ チを変えることによって、本来変化しないはずのフォルマン トまで変化していました。たとえば、ピッチを上げると声帯 が小さくなったような「ダック・ボイス」になり、ピッチを 下げると声帯が大きくなったような「巨人の声」といった具 合です。ボイス・トランスフォーマーでは、基音ピッチとフォ ルマントを別々に変更することにより、さまざまなボイス・ キャラクターを作り出すことができます。
フレーム
ビデオ・レコーダーなどでは画像を構成する単位となる静止 画像をフレームと呼びます。画面を「毎秒 30 フレーム書き 換える」というように使います。ハード・ディスク・レコー ダーやシーケンサーなどでも、動画との同期を考える場合に 通常 1/30 秒を 1 フレームとして時間管理します。
ホワイト・ノイズ
すべての周波数成分を均一に含んだノイズ(雑音)。本システ ムでは内蔵のオシレーター(発振器)で、可聴域のホワイト・ ノイズを発生させることができます。聴感やアナライザーで の観察では、高域ほどレベルが高くなります。本システムの 内蔵オシレーターでも、可聴域のホワイト・ノイズを発生さ せることができます。
→アナライザー →オシレーター
リミッタ−
コンプレッサーと似た働きをするエフェクト。入力音が一定 のレベル(スレッショルド)以上になったときに、瞬時にゲ インを下げて出力レベルを抑えます。圧縮の程度はレシオ
(Ratio)で設定できます。一般的にレシオが 1:10 程度以下の
ものをコンプレッサーと呼び、リミッタ−と区別します。
用語解説
21

ショートカット一覧

複数のボタンを組み合わせて操作したとき、ボタンと TIME/VALUE ダイヤルを組み合わせたときに有効になる動作の一覧を示 します。
● CH EDIT/SELECT/AUTOMIX STATUS ボタン
[AUTOMIX]+[AUTOMIX STATUS](*1) 各チャンネルのオートミックスのステータス切り替え
(オートミックス・モードがオンのとき)
[CLEAR]+[CH EDIT] チャンネル・レベルを 0dB、パンをセンターに合わせる
[CH EDIT]+[CH EDIT](*2) チャンネル・リンクのオフ/オン
(*1)INPUT1-12、INPUT13-16、AUX1-8、TRACK1-12、TRACK13-24、FX1-4RTN (*2)奇数チャンネルの[CH EDIT]を押しながらとなりあった次のチャンネル(偶数)の[CH EDIT]を押す。
● TRACK STATUS ボタン
[TRACK STATUS]を押しつづける 録音トラックへの割り当て(クイック・ルーティング)画面へ
(クイック・ルーティングを表示させて) [TRACK STATUS]+[CLEAR]
トラック・アサインをすべて解除
● トランスポート・コントロール・ボタン
[SHIFT]+[ZERO(STORE)] カレント・プロジェクトをディスク・ドライブに保存
[SHIFT]+[STOP(SHUTDOWN)] シャットダウン
[SHIFT]+[REW(PROJECT TOP)] プロジェクトの最初の音が録音されている時刻に移動
[SHIFT]+[FF(PROJECT END)] プロジェクトの最後の音が録音されている時刻に移動
(シャットダウン後)
[SHIFT]+[PLAY(RESTART)]
[REC]+[TRACK STATUS](1 〜 24) トラック・ステータスを REC(録音待機状態)に切り換え
[STOP]+[TRACK STATUS](1 〜 24) トラック・ステータスを PLAY(再生状態)に切り換え
再起動
(REC インジケーターが赤色に点滅)
(PLAY インジケーターが緑色に点灯)
● LOCATOR/SCENE ボタン
[LOCATOR] →[CLEAR]+[0]〜[9] ロケーターの削除
[SHIFT]+[LOCATOR(BANK)] [0]〜[9]
[SCENE] →[CLEAR]+[0]〜[9] シーンの削除
ロケーター・バンクの切り換え
[SHIFT]+[SCENE(BANK)] →[0]〜[9] シーン・バンクの切り換え
[CLEAR]+[TAP] マーカーの削除
[SHIFT]+[CLEAR]+[TAP] [ENTER/YES]
[AUTOMIX]+[TAP(SNAPSHOT)] スナップ・ショットの実行(オートミックスがオンのとき)
[AUTOMIX]+[REC] オートミックスのリアルタイム・レコーディング(オートミックスが
[SHIFT]+[4(IN)] 現在時刻をイン・ポイントに登録(*3)
[SHIFT]+[5(OUT)] 現在時刻をアウト・ポイントに登録(*3)
[SHIFT]+[9(FROM)] 現在時刻をフロム・ポイントに登録(*3)
全てのマーカーを削除
オンのとき)
22
ショートカット一覧
[SHIFT]+[0(TO)] 現在時刻をトゥー・ポイントに登録(*3)
[SHIFT]+[CLEAR]+[4(IN)] トラック・エディットのイン・ポイントを削除
[SHIFT]+[CLEAR]+[5(OUT)] トラック・エディットのアウト・ポイントを削除
[SHIFT]+[CLEAR]+[9(FROM)] トラック・エディットのフロム・ポイントを削除
[SHIFT]+[CLEAR]+[0(TO)] トラック・エディットのトゥー・ポイントを削除
[A.PUNCH]+[4(IN)] 現在時刻をパンチ・イン・ポイントに登録
[A.PUNCH]+[5(OUT)] 現在時刻をパンチ・アウト・ポイントに登録
[A.PUNCH]+[TAP] 現在時刻をパンチ・イン・ポイントに登録し、パンチ・アウト・ポイ
ントを削除
[LOOP]+[9(FROM)] 現在時刻をループ・フロム・ポイントに登録
[LOOP]+[0(TO)] 現在時刻をループ・トゥー・ポイントに登録
[LOOP]+[TAP] 現在時刻をループ・フロム・ポイントに登録し、ループ・トゥー・ポ
イントを削除
[A.PUNCH]+[CLEAR]+[4(IN)] パンチ・イン・ポイントを削除
[A.PUNCH]+[CLEAR]+[5(OUT)] パンチ・アウト・ポイントを削除
[LOOP]+[CLEAR]+[9(FROM)] ループ・フロム・ポイントを削除
[LOOP]+[CLEAR]+[0(TO)] ループ・トゥー・ポイントを削除
(*3)時刻がポイントに登録されていてかつグローバル・パラメーターの EDIT POINT Sw TYPE が「Same as Locator」のとき
は各ポイントの時刻へジャンプ。
● PHRASE/MARKER ボタン
[PREVIOUS] 現時刻にフレーズが存在すればそのフレーズの先頭時刻へ移動(*4)
存在しなければ 1 つ前のフレーズの終りの時刻へ移動(*4) 1 つ前のマーカーへ移動(*5)
[NEXT] 現時刻にフレーズが存在すればそのフレーズの終りの時刻へ移動(*4)
存在しなければ次のフレーズの先頭時刻へ移動(*4) 次のマーカーへ移動(*5)
[CD-RW MASTERING]+[TAP] オーディオ CD のトラック番号用マーカーを設定
(*4)グローバル・パラメーターの PREVIOUS/NEXT Sw が「PHRASE」のとき。 (*5)グローバル・パラメーターの PREVIOUS/NEXT Sw が「MARKER」のとき。
● その他
[SHIFT]+[CD-RW MASTERING] マスタリング・ルーム画面へ
[SHIFT]+[HOME(DISPLAY)] 表示画面の切り換え(ホーム画面)
[SHIFT]+[UNDO(REDO)] リドゥ(アンドゥの取り消し)
[SHIFT]+[TAP] テンポ・マップの設定画面へ
ショートカット一覧
[SHIFT]+[NUMERICS(EXT SYNC)] 外部同期(EXT SYNC )のオフ/オン
[SHIFT]+[LOOP] ループ・スタート/エンド・ポイント設定画面へ
[SHIFT]+[AUTO PUNCH] パンチ・イン/アウト・ポイント設定画面へ
[SHIFT]+[MASTER EDIT(VGA ↔LCD)] オペレーション・ディスプレイ切り替え
[SHIFT]+[][]
[SHIFT]+[][]
[SHIFT]+(CH PARAMETER)[PAN] RSS セットアップ画面へ
プレイリストの同時表示トラック数の切り替え
プレイリストの時間軸表示幅の切り替え
23
ショートカット一覧
[SHIFT]+TIME/VALUE ダイヤル 通常の 10 倍の速度で設定値を変更
カーソルが現在時刻のサブ・フレームにある場合は、1/100 フレーム 単位で時刻を移動 チャンネル・レベル、AUX センド・レベル値を 0.1dB 単位で変更
[CLEAR]+[SOLO] 全チャンネルのソロをオフ
[CLEAR]+[MUTE] 全チャンネルのミュートをオフ
[SHIFT]+[EZ ROUTING(PHANTOM)] パッチ・ベイ(ファンタム電源設定)画面へ
[SHIFT]+[AUTOMIX] オートミックス画面へ
[HOME]+ 電源 ON オペレーション・ディスプレイを強制的に本体 LCD に切り替えて起動
[CLEAR]+ フェーダー フェーダー・グループの一時解除
● マウス操作
[SHIFT]+ ドロップ データのコピー
● ASCII キーボード
〈 〉は ASCII キーボード上のキーを表します。
〈SPACE〉 プロジェクトの PLAY/STOP
〈 ↓〉〈 ↑〉〈 ←〉〈 →〉 本体カーソルと同等
〈Shift〉+(〈 ↓〉〈 ↑〉〈 ←〉〈 →〉)(*6) プレイリスト・ズーム
〈Ctrl〉+〈Alt〉+〈Delete〉 シャットダウン
〈Enter ↵〉 [ENTER/YES]と同等
〈Esc〉
〈Tab〉 [PAGE]と同等
〈Shift〉+〈Tab〉(*6) 時刻ジャンプ
〈F1〉〈F6〉 [F1][F6]と同等
〈Shift〉+〈F1〉(*6) プロジェクト・コンディションへ
〈Shift〉+〈F2〉(*6) トラック・コンディションへ
〈Shift〉+〈F3〉(*6)
〈Shift〉+〈F4〉(*6) ユーティリティー・コンディションへ
〈Shift〉+〈F5〉(*6) ウェーブ・ディスプレイ表示をオフ/オン
〈Shift〉+〈F6〉(*6) マーカー設定画面へ
〈F7〉 EZ ルーティング・コンディションへ
〈Shift〉+〈F7〉(*6) パッチ・ベイ(ファンタム電源設定)画面へ
〈F8〉 CD-RW マスタリング・コンディションへ
[EXIT/NO]と同等
エフェクト・コンディションへ
〈Shift〉+〈F8〉(*6) マスタリング・ルーム画面へ
〈F12〉 [NUMERICS]と同等
〈Ctrl〉+〈S〉 プロジェクト・ストア
〈Home〉 [HOME]と同等
〈Shift〉+〈Home〉 表示画面の切り換え(ホーム画面)
(*6)ASCII キーボードの〈Shift〉と各種キーとの組み合わせは、ASCII キーボード上のみで有効。したがって ASCII キーボー
ドの〈Shift〉と本体パネル上の各種ボタン、または本体パネル上の[SHIFT]と ASCII キーボードのキーを組み合わせることは 不可。
24

パラメーター一覧

● インプット・ミキサー
[IN1-12](or[IN13-16])→[CH EDIT](IN 1 〜 12, 13 〜 16)
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
パッチ・ベイ - ANALOG INPUT 1 〜 8, R-BUS 1 〜 8, COAXIAL, OPTICAL
チャンネル・リンク ChLINK Off,On アッテネーター ATT -42.0 〜 0.0 〜 +6.0 dB フェイズ PHASE NRM, INV フェーダー・グループ GROUP Off,1〜12 フェーダー・リンク F.LINK Off,On レベル・メーター - Pre, Pst ソロ SOLO Off,On ミュート MUTE Off,On オフセット・レベル - -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 2) フェーダー FADER -∞〜 +6.0 dB ミックス・センド・スイッチ MIX Off, On オフセット・パン PAN L63 〜 C 〜R63(※3) ミックス・センド・パン PAN L63 〜 C 〜R63 パン・モード - NRM, RSS RSS パン PAN 0 〜 R?? 〜 180 〜 L?? 〜 0(※ 17) ダイナミクス・スイッチ DYN Sw ダイナミクス・タイプ DYN Type COMPRESSOR, EXPANDER(※ 5) コンプレッサ−・オートゲイン・スイッチ AutoGain Off, On(※ 4)(※ 5) コンプレッサ−・キー・イン KeyIn IN 1 〜 16(初期値はカレント・チャンネル)(※ 4)(※ 5) コンプレッサ−・スレッショルド・レベル Threshold -24.0 〜0.0 dB(※4)(※ 5) コンプレッサー・レシオ Ratio 1.00:1 〜 2.00:1 〜∞ :1(※ 4)(※ 5) コンプレッサー・アタック Attack 0.0 〜 10.0 〜 800.0 ms(※ 4)(※ 5) コンプレッサー・リリース Release 0〜500 〜 8000 ms(※ 4)(※ 5) コンプレッサー・レベル Level -24.0 〜 0.0 〜 +24.0 dB(※ 4)(※ 5)(※ 6) エクスパンダー・キー・イン KeyIn IN 1 〜 16(初期値はカレント・チャンネル)(※ 5)(※ 7) エクスパンダー・スレッショルド・レベル Threshold -80.0 〜 -40.0 〜 0.0 dB(※ 5)(※ 7) エクスパンダー・レシオ Ratio 1.00:1 〜 2.00:1 〜∞ :1(※ 5)(※ 7) エクスパンダー・アタック Attack 0.0 〜 800.0 ms(※ 5)(※ 7) エクスパンダー・リリース Release 0〜500 〜 8000 ms(※ 5)(※ 7) イコライザー・スイッチ EQ Sw Off, On(※ 5) イコライザー・ロー・ゲイン EQ Low G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 5)(※ 8) イコライザー・ロー・フリケンシー EQ Low F 20 Hz 〜 80 Hz 〜 1.0 kHz(※ 5)(※ 8)
イコライザー・ロー・ミッド・ゲイン EQ Lo-Mid G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 5)(※ 8) イコライザー・ロー・ミッド・フリケンシー EQ Lo-Mid F 20 Hz 〜 400 Hz 〜 20.0 kHz( ※ 5)(※ 8) イコライザー・ロー・ミッド Q EQ Lo-Mid Q 0.36 〜 2.00 〜 16.0(※ 5)(※ 8) イコライザー・ハイ・ミッド・ゲイン EQ Hi-Mid G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 5)(※ 8) イコライザー・ハイ・ミッド・フリケンシー EQ Hi-Mid F 20 Hz 〜 2.00 kHz 〜 20.0 kHz(※ 5)(※ 8) イコライザー・ハイ・ミッド Q EQ Hi-Mid Q 0.36 〜 2.00 〜 16.0(※ 5)(※ 8) イコライザー・ハイ・ゲイン EQ High G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 5)(※ 8) イコライザー・ハイ・フリケンシー EQ High F 1.0 kHz 〜 10.0 kHz 〜 20.0 kHz(※ 5 )(※ 8) AUX センド・スイッチ AUX(1 〜 8) Off, Pre/Pst(※ 9) AUX センド・レベル ­AUX センド・パン - L63 〜 C 〜 R63(※ 11) ダイレクト・パス・センド・スイッチ DIR(1 〜 8) Off,On エフェクト・インサート・スイッチ FX INS(1 〜 4) エフェクト・インサート・センド・レベル Snd -∞〜 0.0 〜 +6.0 dB(※ 13) エフェクト・インサート・リターン・レベル Rtn -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 13) サラウンド・パン SURROUND PAN L63 〜 C 〜 R63(※ 14) サラウンド・デプス SURROUND DEPTH F63 〜 C 〜 R63(※ 14) サラウンド・LR:C レイト SURROUND LR:C 0〜50 〜 100 %(※ 14)(※ 15) サラウンド・サブ・ウーハー・レベル SURROUND Sub.W -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 14)(※ 16)
※ 1 パッチ・ベイはペアで機能するため、奇数チャンネルは奇数インプットまたは Lch、偶数チャンネルは偶数インプットまたは
Rch を選択できる。パッチ・ベイの選択範囲は、プロジェクト・パラメーターのデジタル・イン・セレクトの設定によって変わ
る。 ※ 2 チャンネル・リンクがOnのときに有効。 ※ 3 チャンネル・リンクがオンのとき、Panはオフセット・パンとして動作する。 ※ 4 ダイナミクス・タイプがCOMPRESSORのときに有効。 ※ 5 サンプリング周波数 48/44.1/32kHz のときインプット・ミキサー・チャンネル 1 〜 8 で有効。
サンプリング周波数 94/88.2/64kHz のときインプット・ミキサー・チャンネル 1 〜 4 で有効。 ※ 6 コンプレッサー・オートゲイン・スイッチがOnのときは最大 +6.0 dB。
(※ 1)
Off,On
-∞〜 +6.0 dB(※ 10)
Off, Ins, InsL, InsR, InsS(※12)
パラメーター一覧
25
パラメーター一覧
※ 7 ダイナミクス・タイプがEXPANDERのときに有効。 ※ 8 パラメーターの設定は随時有効。設定された効果はイコライザー・スイッチがOnのときに有効。 ※ 9 Pre/Pst は、MASTER EDIT の中でバスごとに一括して切り替える。 ※ 10 AUX スイッチがOff以外のときに有効。 ※ 11 AUX バス・リンクがOnのときに有効。 ※ 12 チャンネル・リンクがOnのときは、OffまたはInsが有効。 ※ 13 エフェクト・インサート・スイッチがOff以外のときに有効。 ※ 14 サラウンド・ミックス・スイッチがOnのときに有効。 ※ 15 サラウンド・ミックス・モードが2+2以外のときに有効。 ※ 16 サラウンド・ミックス・モードが3+2+1のときに有効。 ※ 17 パン・モードがRSSときに有効。パラメーターの変化は次のとおり。
0 からパラメータを増加:0 → R3 → R6 → ... → R177 → 180 → L177 → L174 → ... → L3 → 0
0 からパラメータを減少:0 → L3 → L6 → ... → L177 → 180 → R177 → R174 → ... → R3 → 0
● トラック・ミキサー
[Tr 1-12](or[Tr13-24])→[CH EDIT](Tr 1 〜 12, 13 〜 24)
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
V トラック V.Track 1 〜16 チャンネル・リンク ChLINK アッテネーター ATT -42.0 〜 0.0 〜 +6.0 dB フェイズ PHASE NRM, INV フェーダー・グループ GROUP フェーダー・リンク F.LINK Off,On レベル・メーター - Pre, Pst ソロ SOLO ミュート MUTE Off,On オフセット・レベル - -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 1) フェーダー FADER -∞〜0.0 〜 +6.0 dB ミックス・センド・スイッチ MIX オフセット・パン PAN L63 〜 C 〜R63(※2) ミックス・センド・パン PAN L63 〜 C 〜R63 パン・モード - NRM, RSS RSS パン PAN 0 〜 R?? 〜 180 〜 L?? 〜 0(※ 15) ダイナミクス・スイッチ DYN Sw Off,On ダイナミクス・タイプ DYN Type コンプレッサ−・オートゲイン・スイッチ AutoGain Off, On(※ 3) コンプレッサ−・キー・イン KeyIn TR 1 〜 24(初期値はカレント・チャンネル)(※ 3) コンプレッサ−・スレッショルド・レベル Threshold コンプレッサー・レシオ Ratio 1.00:1 〜 2.00:1 〜∞ :1(※ 3) コンプレッサー・アタック Attack 0.0 〜 10.0 〜 800.0 ms(※ 3) コンプレッサー・リリース Release 0〜500 〜 8000 ms(※ 3) コンプレッサー・レベル Level -24.0 〜 0.0 〜 +24.0 dB(※ 3)(※ 4) エクスパンダー・キー・イン KeyIn TR 1 〜 24(初期値はカレント・チャンネル)(※ 5) エクスパンダー・スレッショルド・レベル Threshold -80.0 〜 -40.0 〜 0.0 dB(※ 5) エクスパンダー・レシオ Ratio 1.00:1 〜 2.00:1 〜∞ :1(※ 5) エクスパンダー・アタック Attack 0.0 〜 800.0 ms(※ 5) エクスパンダー・リリース Release 0〜500 〜 8000 ms(※ 5) イコライザー・スイッチ EQ Sw Off, On イコライザー・ロー・ゲイン EQ Low G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 6) イコライザー・ロー・フリケンシー EQ Low F 20 Hz 〜 80 Hz 〜 1.0 kHz(※ 6) イコライザー・ロー・ミッド・ゲイン EQ Lo-Mid G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 6) イコライザー・ロー・ミッド・フリケンシー EQ Lo-Mid F 20 Hz 〜 400 Hz 〜 20.0 kHz(※ 6) イコライザー・ロー・ミッド Q EQ Lo-Mid Q 0.36 〜 2.00 〜 16.0(※ 6) イコライザー・ハイ・ミッド・ゲイン EQ Hi-Mid G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 6) イコライザー・ハイ・ミッド・フリケンシー EQ Hi-Mid F 20 Hz 〜 2.00 kHz 〜 20.0 kHz(※ 6) イコライザー・ハイ・ミッド Q EQ Hi-Mid Q 0.36 〜 2.00 〜 16.0(※ 6) イコライザー・ハイ・ゲイン EQ High G -15.0 〜 0.0 〜 15.0 dB(※ 6) イコライザー・ハイ・フリケンシー EQ High F 1.0 kHz 〜 10.0 kHz 〜 20.0 kHz(※ 6) AUX センド・スイッチ AUX(1 〜 8) Off, Pre/Pst(※ 7) AUX センド・レベル - -∞〜 +6.0 dB(※ 8) AUX センド・パン - L63 〜 C 〜R63(※9) ダイレクト・パス・センド・スイッチ DIR(1 〜 8) Off,On エフェクト・インサート・スイッチ FX INS(1 〜 4) Off, Ins, InsL, InsR, InsS(※10) エフェクト・インサート・センド・レベル Snd -∞〜 0.0 〜 +6.0 dB(※ 11) エフェクト・インサート・リターン・レベル Rtn -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 11) サラウンド・パン SURROUND PAN L63 〜 C 〜 R63(※ 12)
Off,On
Off,1〜12
Off,On
Off,On
COMPRESSOR, EXPANDER
-24.0 〜0.0 dB(※3)
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パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
サラウンド・デプス SURROUND DEPTH F63 〜 C 〜 R63(※ 12) サラウンド・LR:C レイト SURROUND LR:C 0〜50 〜 100 %(※ 12)(※ 13) サラウンド・サブ・ウーハー・レベル SURROUND Sub.W -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 12)(※ 14)
※ 1 チャンネル・リンクがOnのときに有効。 ※ 2 チャンネル・リンクがオンのとき、Panはオフセット・パンとして動作する。 ※ 3 ダイナミクス・タイプがCOMPRESSORのときに有効。 ※ 4 コンプレッサー・オートゲイン・スイッチがOnのときは最大 +6.0 dB。 ※ 5 ダイナミクス・タイプがEXPANDERのときに有効。 ※ 6 パラメーターの設定は随時有効。設定された効果はイコライザー・スイッチがOnのときに有効。 ※ 7 Pre/Pst は、MASTER EDIT の中でバスごとに一括して切り替える。 ※ 8 AUX スイッチがOff以外のときに有効。 ※ 9 AUX バス・リンクがOnのときに有効。 ※ 10 チャンネル・リンクがOnのときは、OffまたはIns ※ 11 エフェクト・インサート・スイッチがOff以外のときに有効。 ※ 12 サラウンド・ミックス・スイッチがOnのときに有効。 ※ 13 サラウンド・ミックス・モードが2+2以外のときに有効。 ※ 14 サラウンド・ミックス・モードが3+2+1のときに有効。 ※ 15 パン・モードがRSSときに有効。パラメーターの変化は次のとおり。
0 からパラメータを増加:0 → R3 → R6 → ... → R177 → 180 → L177 → L174 → ... → L3 → 0
0 からパラメータを減少:0 → L3 → L6 → ... → L177 → 180 → R177 → R174 → ... → R3 → 0
パラメーター一覧
● エフェクト・リターン・ミキサー
[AUX1-8 FX1-4][CH EDIT](FX1RTN 〜 4)
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
アサイン ASSIGN AUX1 〜 AUX8, DIR1 〜 DIR8 フェーダー・グループ GROUP モノ・スイッチ MONOSw レベル・メーター - Pre, Post ソロ Solo Off,On ミュート Mute エフェクト・リターン・レベル FADER -∞〜0.0 〜 +6.0 dB エフェクト・リターン・バランス BAL L63 〜 C 〜R63 ミックス・センド・スイッチ MIX AUX センド・スイッチ AUX(1 〜 8) Off, On AUX センド・レベル - -∞〜 +6.0 dB AUX センド・パン - L63 〜 C 〜R63 ダイレクト・パス・センド・スイッチ DIR(1 〜 8) Off,On サラウンド・パン SURROUND PAN L63 〜 C 〜R63(※1) サラウンド・デプス SURROUND DEPTH F63 〜 C 〜R63(※1) サラウンド・LR:C レイト SURROUND LR:C 0〜50 〜 100 %(※ 1)(※ 2) サラウンド・サブ・ウーハー・レベル SURROUND LR:C -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 1)(※ 3)
※ 1 サラウンド・ミックス・スイッチがOnのときに有効。 ※ 2 サラウンド・ミックス・モードが2+2以外のときに有効。 ※ 3 サラウンド・ミックス・モードが3+2+1のときに有効。
Off,1〜12 Off,On
Off,On
Off,On
パラメーター一覧
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パラメーター一覧
● マスター・ブロック
[MASTER EDIT]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
マスター・レベル MST -∞〜0.0 〜 +6.0 dB マスター・バランス - L63 〜 C 〜R63 モニター・レベル MON - ∞〜 +6.0 dB モニター・バランス - L63 〜 C 〜R63 AUX マスター・ポジション(1 〜 8) AUX(1 〜 8) Pre, Pst AUX マスター・レベル(1 〜 8) AUX(1 〜 8) -∞〜0.0 〜 +6.0 dB AUX バス・リンク LINK Off,On AUX マスター・バランス AUX L63 〜 C 〜R63(※1) DIR マスター・ポジション(1 〜 8) DIR(1 〜 8) Pre, Pst DIR マスター・レベル(1 〜 8) DIR(1 〜 8) -∞〜0.0 〜 +6.0 dB DIR マスター・バランス DIR(1 〜 8) L63 〜 C 〜R63(※2) REC バス・アッテネーター REC ATT -42 〜 -6.0 〜 0.0 dB モニター・ソース MONITOR MASTER, REC BUS, AUX1, ..., AUX8, DIR1, ..., DIR8 AUX A AUX A L/R MASTER, MONITOR,AUX1/2, ..., AUX7/8, DIR1/2, ...,
AUX B AUX B L/R MASTER, MONITOR, AUX1/2, AUX3/4, ..., AUX7/8,
アナログ・マルチ・アウトプット A.MULTI(1/2 〜 7/8) TR1/2, ..., TR23/24, MONITOR(※ 3)
R-BUS 1/2 R-BUS 1/2 MASTER, MONITOR, AUX1/2, ..., AUX7/8, DIR1/2, ...,
R-BUS 3/4 R-BUS 3/4 MASTER, MONITOR, AUX1/2, AUX3/4, ..., AUX7/8,
R-BUS 5/6 R-BUS 5/6 MASTER, MONITOR, AUX1/2, ..., AUX5/6, AUX7/8,
R-BUS 7/8 R-BUS 7/8 MASTER, MONITOR, AUX1/2, ..., AU X7 /8, DIR1/2, ...,
デジタル・アウト COAX/OPT L/R MASTER, MONITOR, AUX1/2, ..., AUX7/8, DIR1/2,
エフェクト・インサート・スイッチ(1 〜 4) FX(1 〜 4) エフェクト・インサート・センド・レベル Snd -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 7) エフェクト・インサート・リターン・レベル Rtn -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 7) トラック・ダイレクト・アウト TRACK DIRECT OUT トラック・ダイレクト・ソース TRACK DIRECT SOURCE PostFader, PreFader
※ 1 AUX バス・リンクがOnのときに有効。 ※ 2 DIR がチャンネル・リンクされたチャンネル、または FX RTN チャンネルから選ばれたときに有効。 ※ 3 トラック・ダイレクト・アウトがOnのときに有効。 ※ 4 サラウンド・ミックス・スイッチがOn、かつサラウンド・ミックス・モードが2+2のときに有効。 ※ 5 サラウンド・ミックス・スイッチがOn、かつサラウンド・ミックス・モードが3+1のときに有効。 ※ 6 サラウンド・ミックス・スイッチがOn、かつサラウンド・ミックス・モードが3+2+1のときに有効。 ※ 7 エフェクト・インサート・スイッチがOnのときに有効。
DIR7/8
DIR1/2, ..., DIR7/8
MASTER, MONITOR, AUX1/2, AUX3/4, L/R, Ls/Rs, DIR1/2, ..., DIR7/8(※ 4) MASTER, MONITOR, AUX1/2, AUX3/4, L/R, C/RC, DIR1/2, ..., DIR7/8(※ 5) MASTER, MONITOR, AUX1/2, L/R, Sub.W/C, Ls/Rs, DIR1/2, ..., DIR7/8(※ 6)
DIR7/8
DIR1/2, ..., DIR7/8
DIR1/2, ..., DIR7/8
DIR7/8
..., DIR7/8
Off, Ins
Off,On
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● システム・パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F1(SYSTEM)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
アナログ・インプット・ファンタム・スイッチ ANALOG INPUT Off,On 外部レベル・メーター・ディスプレイ・セクション DISPLAY SECTION Off, ANALOG INPUT 1-8,
R-BUS/COAX/OPT IN, INPUT MIXER 1-16, TRACK MIXER 1-24, FX1-4 RETURN, AUX1-8/DIR1-8, ANALOG OUT,
メーター・ポジション METER POSITION Pre, Post MB-24 タイム・ディスプレイ TIME DISPLAY MEASURE/BEAT, TIME CODE, CLOCK/
MB-24 メ−タ−・スケール METER SCALE X1,X 1/2 VGA 出力 VGA OUT Off, On 垂直走査周波数 REFRESH RATE 60 Hz, 66 Hz, 70 Hz, 75 Hz 水平表示位置 H.POSITION -5 〜 0 〜+5 垂直表示位置 V.POSITION REFRESH RATE=60 Hz:-21 〜 0 〜+22
操作対象(オペレーション・ターゲット) OPERATION TARGET LCD, VGA PS/2 マウス PS/2 MOUSE Off, On ポインター・スピード POINTER SPEED 1, 2, 3,4,5 マウス・ボタン入れ替えスイッチ MOUSE BUTTON SWAP Sw Off,On PS/2 キーボード PS/2 KEYBOARD キーボード・タイプ KEYBOARD TYPE 101/104, 106/109 , PS/2(French), PS/
R-BUS/COAX/OPT OUT
SCENE
REFRESH RATE=66 Hz:-15 〜 0 〜+16 REFRESH RATE=70 Hz:-37 〜 0 〜+37 REFRESH RATE=75 Hz:-11 〜 0 〜+11
Off,On
2(Germany), PS/2(Italian), PS/2(Spanish)
パラメーター一覧
● グローバル・パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F2(GLOBAL)]
パラメーター名
インプット・ピーク・レベル INPUT PEAK LEVEL 0 dB, -3 dB, -6 dB フット・スイッチ・アサイン FOOT SWITCH ASSIGN Play/Stop, Record,TapMarker, Next, Previous, GPI CD デジタル・レコーディング CD DIGITAL REC Off,On スクリーン・セーバー SCREEN SAVER Off, 1 〜 30 min シフト・ロック SHIFT LOCK Off, On, Once スイッチング・タイム SWITCHING TIME 0.3 〜 0.5 〜 2.0 sec ロケーター/シーン・タイプ LOCATOR/SCENE TYPE Safe, Quick プリビアス/ネクスト・スイッチ PREVIOUS/NEXT Sw PHRASE, MARKER リターン・トゥ・ロケート・スイッチ RETURN TO LOCATE Sw Off, On ヌーメリックス・タイプ NUMERICS TYPE Up, Down エディット・ポイント・スイッチ・タイプ EDIT POINT Sw TYPE OVERWRITE, Same LOCATOR アンドゥ・メッセージ UNDO MESSAGE Off, On エディット・メッセージ EDIT MESSAGE Off, On グリッド・モード GRID MODE Only TO, ALL EDIT POINT デート/リメイン・スイッチ DATE/REMAIN Sw リメイニング・ディスプレイ・タイプ REMAIN DISP TYPE Time, CapaMB, Capa %, Event
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
Date, Remain
● プロジェクト・パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F3(Proj)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
マスター・クロック MASTER CLOCK INT, R-BUS, DIGITAL IN(SELECT=COAXIAL, OPTICAL),
ディザー DITHER Off, 24bit, 23bit, ... , 8bit デジタル・コピー・プロテクト DIGITAL COPY PROTECT Off,On デジタル・イン・セレクト DIGITAL IN SELECT COAXIAL, OPTICAL ディスプレイ・オフセット・タイム DISPLAY OFFSET TIME 00:00:00:00.00 〜 23:59:59:29.99(※) タイム・ディスプレイ・フォーマット TIME DISPLAY FORMAT ABS, REL ピーク・ホールド・スイッチ PEAK HOLD Sw Off,On
オフセットの設定範囲は、シンク・パラメーターの MTC タイプの設定によって多少変わる。
EXT TIME CODE (Sync=MIDI IN, R-BUS)
パラメーター一覧
29
パラメーター一覧
● プレイ/レコーディング・パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F4(PlyRec)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
レコード・モニター RECORD MONITOR Auto, Source マーカー・ストップ MARKER STOP Off,On フェード・カーブ FADE CURVE Linear, Exp フェード・レングス FADE LENGTH 2, 10, 20, 30, 40, 50 ms バリ・ピッチ・スイッチ VARI PITCH Sw Off,On バリ・ピッチ Vari Pitch 16.00 kHz 〜 96.00 kHz 〜 98.00 kHz( fs=96.0 kHz)
16.00 kHz 〜 88.20 kHz 〜 98.00 kHz( fs=88.2 kHz)
16.00 kHz 〜 64.00 kHz 〜 98.00 kHz( fs=64.0 kHz)
16.00 kHz 〜 48.00 kHz 〜 50.00 kHz( fs=48.0 kHz)
16.00 kHz 〜 44.10 kHz 〜 50.00 kHz(fs=44.1 kHz)
16.00 kHz 〜 32.00 kHz 〜 50.00 kHz(fs=32.0 kHz) ソロ/ミュート・スイッチ・タイプ SOLO/MUTE Sw TYPE All BUS Send, MIX BUS Send スクラブ・レングス SCRUB LENGTH 25 〜 45 〜 100 ms プレビュー・トゥー・レングス PREVIEW TO LENGTH 1.0 〜 1 0.0 sec プレビュー・フロム・レングス PREVIEW FROM LENGTH 1.0 〜 1 0.0 s ec
● MIDI パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F5(MIDI)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
MIDI スルー・スイッチ MIDI OUT/THRU Out, Thru デバイス ID DEVICE ID 1〜17 〜32 コントロール・ローカル・スイッチ CONTROL LOCAL Sw Off,On システム・エクスクルーシブ受信・スイッチ SysEx. Rx Sw Off, On システム・エクスクルーシブ送信・スイッチ ミキサー・コントロール・タイプ MIXER CONTROL TYPE Off, C.C., Excl シーン・プログラム・チェンジ受信スイッチ SCENE P.C. Rx Sw Off エフェクト・プログラム・チェンジ受信スイッチ EFFECT P.C. Rx Sw エフェクト・コントロール・チェンジ受信スイッチ EFFECT C.C. Rx Sw MMC モード MMC MODE Off, MASTER, SLAVE MMC ソース MMC SOURCE MIDI, R-BUS
SysEx. Tx Sw
Off,On
, On
On
Off
,
On
Off
,
● MIDI Bulk Dump
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F5(MIDI)][F5(BlkDmp)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
シーン・バルク送信ターゲット シーン・バルク・ダンプ送信スイッチ SCENE BULK TX SW Off, On EZ Routing User Template Bulk Transmit Target EZR Usr Tmplt BULK Tx Target ALL,00〜19 EZ ルーティング・ ユーザー・テンプレート・ バルク・ダンプ送信スイッチ User Effect Bulk Transmit Target Usr FX BULK Tx Target ALL, U000 〜 U199 ユーザー・エフェクト・バルク・ダンプ送信スイッチ Usr FX BULK TX SW Off, On
SCENE BULK Tx Target
EZR Usr Tmplt BULK TX SW Off, On
ALL,00〜99
● シンク・パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page1)F6(SYNC)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
シンク・モード シンク・ウィズ・ギャップ SYNC with Gap Off 外部シンク・ソース EXT SYNC SOURCE MIDI IN, R-BUS 外部シンク・フレーム自動設定 SYNC AUTO シンク・オフセット・タイム SYNC OFFSET TIME 00:00:00:00.00 〜 23:59:59:29.99(※ 2) フレーム・レート FRAME RATE 30, 29N, 29D, 25, 24 エラー・レベル ERROR LEVEL 0〜5 〜10 MIDI アウト・シンク・ジェネレーター MIDI OUT SYNC Gen. Off, MTC, MIDIclk, SyncTr R-BUS アウト・シンク・ジェネレーター R-BUS SYNC Gen. Off, MTC
※ 1 シンク・モードが EXT のときのみ有効。 ※ 2 オフセットの設定範囲は、シンク・パラメーターの MTC タイプの設定によって多少変わる。
SYNC MODE
INT, EXT
, On
Off,On(※1)
30
● テンポ・マップ
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page2)F1(TEMPO)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
テンポ・マップ・ナンバー MAP # 1 〜50 ビート BEAT 1/1 〜 16/1, 1/2 〜 16/2, 1/4 〜 4/4〜 16/4, 1/8 〜 16/8, 1/16 〜 16/16 テンポ
メジャー MEASURE 1 〜999
=
25.0 〜 120.0 〜 250.0
● メトロノーム・パラメーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page2)F2(Metro)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
メトロノーム・アウト METRONOME OUT Off, INT, MIDI インターナル・レベル INT LEVEL -∞〜0.0 〜 +6.0 dB(※ 1) メトロノーム・モード METRONOME MODE Rec Only, Rec & Play(※ 2) トーン・タイプ TONE TYPE CLICK1, CLICK2, CLICK2(Note), DRUM(※ 3) メトロノーム・MIDI チャンネル METRONOME MIDI Ch 1〜10 〜16(※4) アクセント・ノート ACCENT NOTE C0 〜 C#2 〜G9(※4) アクセント・ベロシティー ACCENT VELOCITY 1〜100 〜127(※4) ノーマル・ノート NORMAL NOTE C0 〜 C#2 〜G9(※4) ノーマル・ベロシティー NORMAL VELOCITY 1〜60 〜127(※4)
※ 1 メトロノーム・アウトがINTのときに有効。 ※ 2 メトロノーム・アウトがOff以外のときに有効。 ※ 3 トーン・タイプがCLICK2(Note)のときは、アクセント・ノートとノーマル・ノートに準じた音程が出力される。 ※ 4 メトロノーム・アウトがMIDIのときに有効。
パラメーター一覧
● メトロノーム・ドラム・パターン・エディット
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page2)F2(Metro)]→[F1(PtnEdt)
パラメーター名
パーカッション PERCUSSION Hand Clap, Cowbel, Maracas パーカッション・スイッチ - Off, On パーカッション・べロシティ VELO 1〜100 〜127 ハイ・ハット・スイッチ H.H. (Off), (Close), (Open) ハイ・ハット・べロシティ VELO 1〜100〜127 スネア・ドラム・スイッチ S.D. Off, On(初期値:奇数ビート Off, 偶数ビート On) スネア・ドラム・べロシティ VELO 1〜100 〜127 バス・ドラム・スイッチ B.D. Off, On(初期値:奇数ビート On, 偶数ビート Off) バス・ドラム・べロシティ VELO 1〜100〜127
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
● オート・パンチ/ループ
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page2)F3(A.P/LP)]
パラメーター名
オート・パンチ・イン・ポイント IN 未登録 , 00:00:00:00.00 〜 23:59:59:29.99(※) オート・パンチ・アウト・ポイント OUT 未登録 , 00:00:00:00.00 〜 23:59:59:29.99(※) ループ・フロム・ポイント FROM ループ・トゥー・ポイント TO 未登録 , 00:00:00:00.00 〜 23:59:59:29.99(※)
オフセットの設定範囲は、シンク・パラメーターの MTC タイプの設定によって多少変わる。
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
未登録 , 00:00:00:00.00 〜 23:59:59:29.99(※)
パラメーター一覧
31
パラメーター一覧
● V フェーダー
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page2)F6(V.FDR)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
V フェーダー 1 〜 12 FADER1 〜 1 2 cc# 0 〜 cc# 7 〜 cc# 119 送信チャンネル FADER1 〜 1 2 Tx Ch 1〜16 ユーザー・フェーダー・ アサイン・トゥ
USER FADER ASSIGN to ATT, PHASE, GROUP, Ch LINK, Fader LINK, LEVEL, PAN, SOLO,
MUTE, AUX1 〜 8 Send Sw, AUX1 〜 8 Send Lev, AUX1/2 〜 7/8 Send PAN, InsFX1 〜 4 Sw, InsFX1 〜 4 SndLev, InsFX1 〜 4 RrnLev, Surnd PAN, Surnd DEPTH, Surnd LR:C, Surnd SubWLev, Dyn Sw, Dyn Type, Cmp KeyIn, Cmp Thresh, Cmp RATIO, Cmp ATTACK, Cmp RELEASE, Cmp LEVEL, Cmp AUTOGAIN, Exp KeyIn, Exp Thresh, Exp RATIO, Exp ATTACK, Exp RELEASE, EQ Sw, EQ Low Gain, EQ Low Freq, EQ LoMid Gain, EQ LoMid Freq, EQ LoMid Q, EQ HiMid Gain, EQ HiMid Freq, EQ HiMid Q, EQ High Gain, EQ High Freq
● シーン
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page3)F1(SCENE)]
パラメーター名 シーン・アクティブ・チャンネル INPUT MIXER(1 〜 16) Valid, Ignore
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
TRACK MIXER(1 〜 24) FX RETURN (1 〜 4) Valid, Ignore AUX MASTER(1 〜 8) Valid, Ignore DIR(1 〜 8) EFFECT(1 〜 4) Valid, Ignore MST(MST) Valid, Ignore
Valid, Ignore
Valid, Ignore
● オートミックス
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page3)F2(A.MIX)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
ライティング・パラメーター WRITING PARAMETER LEVEL, PAN/Bal, EQ, MUTE, Aux Send, InsFX Lev, SURROUND アフター・パンチ・アウト AFTER PUNCH OUT Return, Keep リタ−ン・タイム RETURN TIME 0, 100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 800, 900, 1000 ms RSS パン・グラデーション・ モード マスター・ブロック MST MANUAL, WRITE, READ インプット・ミキサー INPUT MIXER(1 〜 16) MANUAL, WRITE, READ トラック・ミキサー TRACK MIXER (1 〜 24) エフェクト・リターン・ミキサー FX RTN(1 〜 4) MANUAL, WRITE, READ AUX マスター AUX MASTER(1 〜 8) MANUAL, WRITE, READ ダイレクト・パス DIR(1 〜 8) エフェクト・スイッチ EFFECT(1 〜 4) MANUAL, WRITE, READ
RSS PAN Grad. MODE Clockwise, Counterclockwise
MANUAL, WRITE, READ
MANUAL, WRITE, READ
● サラウンド
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page3)F3(Surrnd)]
パラメーター名
サラウンド・ミックス・スイッチ SURROUND MIX Sw Off,On サラウンド・ミックス・モード SURROUND MIX MODE 2+2, 3+1, 3+2+1
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
32
● オシレーター/アナライザー
オシレーター
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page3)F4(OscAna)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、 初期値
スイッチ Sw Off,On ソース SOURCE PINK Noise, WhiteNoise, Sin Wave, METORONOME(※ 1) アッテネーター ATT -42 〜 -12 〜 0 dB(※ 2) フェーダー Fader -∞〜0.0 〜 +6.0 dB ミックス・センド・パン PAN L63 〜 C 〜 R63 ミックス・センド・スイッチ MIX Off ,On AUX センド・スイッチ AUX(1 〜 8) Off, On AUX センド・レベル - -∞〜 +6.0 dB ダイレクト・パス DIR(1 〜 8) Off,On
※ 1 METORONOME を選んだとき、モニターにメトロノームは出力されない。 ※ 2 ソースがMETORONOME以外のときに有効。
アナライザー
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page3)F4(OscAna)][(Page1)F1(Anlyzr)]
パラメーター一覧
パラメーター名
ソース SOURCE IN1 〜 IN16, TR1 〜 TR24, FX1 〜 4 RTN L, FX1 〜 4 RTN R, Gen/OSC,
アベレージ・タイムス AVERAGE TIMES 1 〜128 アベレージ・タイプ AVERAGE TYPE Off, NRM, EXP 使用エフェクト・ボード Use EFFECT Board
アナライザーでエフェクト・ボードを使用するとそのエフェクト・ボードはエフェクターとして使用することはできない。
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
MST L, MST R, MON L, MON R, AUX1 〜 8, DIR1 〜 8
Off, A, B(※)
● パラメーター・イニシャライズ
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page3)F6(PrmIni)]
パラメーター名
イニシャライズ・セクション
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
INITIALIZE SECTION
MIXER & UTILITY, MIXER, UTILITY
● R-BUS コンフィギュレーション
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page4)F1(R-BUS)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
R-BUS リモート・コントロール
R-BUS Remote Control
Off,On
● R-BUS リモート・コントロール
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page4)F1(R-BUS)][F1(R-BUS)](※ 1 )
※ 1 VS-2400CD が R-BUS 機器を認識しているときのみ R-BUS コンフィギュレーション画面において[F1(R-BUS)]ボタンが表
示される。
R-BUS リモート・コントロール画面は接続された R-BUS 機器によって設定パラメーター(画面)が異なる。
● RSS パン・セットアップ
[SHIFT]+[F4(UTILITY)][(Page4)F2(RSSPan)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
使用エフェクト・ボード ヘッドフォン・モード PHONES Sw Off,On 使用チャンネル・リスト Use CHANNEL LIST INPUT 1 〜 INPUT16(※ 2), TRACK 1 〜 TRACK24(※ 2)
※ 1 RSS パンでエフェクト・ ボードを使用するとそのエフェクト・ボードはエフェクターとして使用することはできない。 ※ 2 チャンネル・リンクされているチャンネルは使用チャンネル・リストに表示されない。
Use EFFECT Board
Off,A, B(※1)
パラメーター一覧
33
パラメーター一覧
● プロジェクト・ニュー
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page1)F2(NEW)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
プロジェクト・ネーム NAME InitProj 000(※) コピー・ユーティリティ・パラメーター Copy Utility Prm Off,On コピー・ミキサー/シーン・パラメーター Copy Mixer/Scene Prm Off,On サンプリング周波数 Sample Rate 96k, 88.2k, 64k, 48k, 44.1k, 32k レコーディング・モード Recording Mode M24, MTP, CDR, M16, MT1, MT2, LIV, LV2
000 はすでに保存されているプロジェクト・ネームと重複しない番号が割り当てられる。
● プロジェクト・プロテクト
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page1)F4(PROTEC)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値 プロジェクト・プロテクト - Off,On
● プロジェクト・コピー
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page2)F1(COPY)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、 初期値 イレース・オール・プロジェクト Erase All Projects Off,On
● プロジェクト・バックアップ
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page3)F1(BACKUP)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、 初期値
ベリファイ Verify Off,On CD-RW スピード CD-RW Speed
ベリファイの速度は CD-RW スピードで選んだ速度と同じ。MAX を選択したときは内蔵ドライブの最高速度で動作する。
x2, x4, MAX(※)
● プロジェクト・リカバー
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page3)F2(Recovr)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、 初期値
イレース・オール・プロジェクト CD スピード CD Speed x4, x6, x14, x24, MAX
Erase All Projects
Off,On
● プロジェクト・インポート
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page3)F3(IMPORT)]
パラメーター名
イレース・オール・プロジェクト Erase All Projects Off,On CD スピード CD Speed x4, x6, x14, x24, MAX
本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
● プロジェクト・エクスポート
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page3)F4(EXPORT)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
ベリファイ CD-RW スピード CD-RW Speed x2, x4, MAX 保存形式 Save As VS-880 VS-880EX VSR-880/
エクスポート・トラック Export Track 1-8, 9-16,
表示されるエクスポート・トラックの値は、保存形式の選択によって異なる。
Verify
Off,On
17-24(※)
1-8, 9-16, 17-24(※)
34
VS-890 1-8, 9-16, 17-24(※)
VS-1680 VS-1880/
VS-1824 1-16,9­24(※)
1-18, 7-24
(※)
VS-2480
1-24
(※)
● フォーマット・ドライブ
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page4)F2(FmtDrv)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値
パーティション・サイズ Partition Size 500 MB, 1 GB (1000 MB), 2 GB (2000 MB), 10GB 物理フォーマット Physical Format Off(Quick),On サーフェイス・スキャン SurfaceScan Off,On
● クリア・パーティション
[SHIFT]+[F1(PROJECT)][(Page4)F3(ClrPrt)]
パラメーター名 本体 LCD での表示 設定範囲、初期値 サーフェイス・スキャン SurfaceScan Off,On
パラメーター一覧
35
パラメーター一覧

エフェクト・プリセット・パッチ一覧

VS-2400CD では、以下のエフェクト・プリセット・パッチが使用できます。
※ EFFECT2、4 では、以下のアルゴリズムが使われているパッチを選ぶことができません。
リバーブ/ゲート・リバーブ/ボコーダ− 2 (19)/ボイス・トランスフォーマ−/マスタリング・ツール・キット
※ EFFECT1、3 で以下のアルゴリズムが使われているとき、 EFFECT2、4 でパッチを選ぶことはできません。
ボコーダ− 2 (19)/ボイス・トランスフォーマ−/マスタリング・ツール・キット
※ サンプリング周波数が 96/88.2/64kHz のプロジェクトの場合、以下のアルゴリズムが使われているパッチを選ぶことができません。
リバーブ/ゲート・リバーブ/ボコーダ− 2(19)/ボイス・トランスフォーマ−/マイク・モデリング/スピーカー・モデリング/ マスタリング・ツール・キット
エフェクト・プリセット・パッチ一覧の「タイプ」については次のようになっています。
Loop ダイレクト・レベルが0に設定されています。エフェクト・バスに接続してご使用ください。 Insert ダイレクト音とエフェクト音がミックスされています。チャンネルにインサートしてご使用ください。
● アルゴリズム(36 プリセット)
No.
P000 Reverb Reverb Loop Mono (P.44) [3 Band EQ]→[Reverb] P001 Reverb2 Reverb2 Loop Mono (P.46) [Reverb]→[Gate]→[3 Band EQ] P002 Gate Reverb Gate Reverb Loop Mono (P.48) [Gate Reverb]→ [3 Band EQ] P003 Delay Delay Loop Mono (P.50 ) [Delay]→ [3BAND EQ] P004 StPS-Delay Stereo Pitch Shifter
P005 Delay RSS Delay RSS Insert Mono (P.54 ) [3 Tap Delay]→ [RSS] P006 TapeEcho201 Tape Echo 201 Loop Mono (P.55 ) [Tape Echo 201] P007 MultiTapDly Multi Tap Delay Insert Mono (P.56) [Multi Tap Delay]→ [3 Band EQ] P008 StDly-Chorus Stereo Delay Chorus Insert Stereo (P.58) [Delay]→ [Chorus]→[3 Band EQ] P009 Chorus RSS Chorus RSS Insert Mono (P.60 ) [Chorus]→ [RSS] P010 Space Chorus Space Chorus Insert Stereo (P.61) [Space Chorus] P011 St Phaser Stereo Phaser Insert Stereo (P.62) [Phaser]→ [3 Band EQ] P012 AnalogPhaser Analog Phaser Insert Stereo (P.64) [Analog Phaser] P013 St Flanger Stereo Flanger Insert Stereo (P.65) [Flanger]→ [3 Band EQ] P014 AnalogFlnger Analog Flanger Insert Stereo (P.66 ) [Analog Flanger] P015 Rotary Rotary Insert Mono (P.67) [Noise Suppressor]→[Over Drive]→
P016 2ch RSS 2ch RSS Insert 2ch (P.68) [RSS 3D Panner] P017 MicModeling Mic Modeling Insert 2ch (P.70) [Mic Converter]→[Bass Cut]→
P018 GuitarMulti1 Guitar Multi 1 Insert Mono (P.72) [Compressor]→[Heavy Metal]→
P019 GuitarMulti2 Guitar Multi 2 Insert Mono (P.72) [Compressor]→[Distortion]→
P020 GuitarMulti3 Guitar Multi 3 Insert Mono (P.72) [Compressor]→[OverDrive]→
P021 GuitarAmpMdl Guitar Amp Modeling Insert Mono (P.74) [Noise Suppressor]→[G-Amp]→
P022 Vocal Multi Vocal Multi Insert Mono (P.76 ) [Noise Suppressor]→[Limiter/De-esser]→
P023 Voice Trans Voice Transformer Insert Mono (P.78 ) [Voice Transformer]→ [Reverb] P024 Vocal Cancel Vocal Canceler Insert Stereo (P.79) [Vocal Canceler]→ [3 Band EQ] P025 Vocoder Vocoder Insert Mono (P.81) [10 Band Vocoder]→ [Chorus] P026 Vocoder2 (19) Vocoder2 (19) Insert Mono (P.82) [19 Band Vocoder]→ [Chorus] P027 Lo-Fi Proces Lo-Fi Processor Insert Stereo (P.84) [Lo-Fi Processor]→[Realtime Modify Filter]
P028 3BndIsolator 3band Isolator Insert Stereo (P.85) [3 Band Isolater] P029 DualComp/Lim Dual Compressor/
P030 ParametricEQ Parametric Equalizer Insert 2ch (P.88 ) [4 Band EQ] P031 Graphic EQ Graphic Equalizer Insert 2ch (P.89) [10 Band EQ] P032 Hum Canceler Hum Canceler Insert Stereo (P.90) [Hum Canceler]→[Noise Suppressor]
パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
Insert Stereo (P.52) [Pitch Shifter]→ [Delay]→[3 Band EQ]
Delay
[Rotary Speaker]
[Distance]→[Limiter]
[Noise Suppressor]→[Auto Wah]→ [GAmp Mdl]→[Flanger]→[Delay]
[Noise Suppressor]→[Auto Wah]→ [GAmp Mdl]→[Flanger]→[Delay]
[Noise Suppressor]→[Auto Wah]→ [GAmp Mdl]→[Flanger]→[Delay]
[Speaker Modeling]
[Enhancer]→[3 Band EQ]→ [Pitch Shifter]→[Delay]→[Chorus]
→[Noise Supressor]
Insert 2ch (P.86) [Compressor/Limiter]→[Noise Suppressor]
Limiter
36
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P033 Stereo Multi Stereo Multi Insert Stereo (P.91) [Noise Suppressor]→[Compressor/Limiter]
→[Enhancer]→[3 Band EQ]
P034 Speaker Mdl Speaker Modeling Insert Stereo (P.93 ) [SP Modeling]→[Bass Cut Freq]→
P035 MastringTool Mastering Tool Kit insert Stereo (P.95) [4 Band EQ]→[Bass Cut]→[Enhancer]
[Lo Freq Trim]→[Hi Freq Trim]→[Limiter]
→[3 Band Expander]→ [3 Band Compressor]→[Mixer]→ [Limiter]→[Soft Clip]
● リバーブ(18 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P036 RV:LargeHall Reverb Loop Mono 大型コンサート・ホールの残響。 P037 RV:SmallHall Reverb Loop Mono 小規模なホールをモデリング。 P038 RV:Strings Reverb Loop Mono 弦楽器の繊細な高域を表現する残響。 P039 RV:PianoHall Reverb Loop Mono ピアノに適した豊かな暖かみのある響き。 P040 RV:Orch Room Reverb Loop Mono 広いバンケット・ルームなど容積の大きな部屋の残響。 P041 RV:VocalRoom Reverb Loop Mono ボーカルやコーラスに適したルーム系のリバーブ。 P042 RV:MediumRm Reverb Loop Mono 暖かみのある自然な広がりをもったルーム・リバーブ。 P043 RV:LargeRoom Reverb Loop Mono 残響の多い広い部屋のアコースティックをモデリング。 P044 RV:CoolPlate Reverb Loop Mono プレート・リバーブの特徴であるブライトな残響 P045 RV:Short Plt Reverb Loop Mono 残響時間を短めにしたプレート・リバーブ。 P046 RV:Vocal Plt Reverb Loop Mono 特にボーカル用として設定された透明感のある残響。 P047 RV:Soft Amb. Reverb Loop Mono 壁の反射音の少ない部屋の響きをモデリング。 P048 RV:Room Amb. Reverb Loop Mono ドラムやギターに適した響きやすい部屋の自然な残響。 P049 RV:Cathedral Reverb Loop Mono 天井の高い非常に大きな教会のアコースティック。 P050 RV:Long Cave Reverb Loop Mono 長い洞窟内の残響をモデリング。 P051 RV:GarageDr. Reverb Loop Mono ドラム・サウンドに個性を与える自然な響き。 P052 RV:Rock Kick Reverb Loop Mono ロック系キックに適した、低い周波数成分の多いリバーブ。 P053 RV:RockSnare Reverb Loop Mono ロック系スネアに適した、太く豊かな響きのリバーブ。
● リバーブ 2(20 プリセット)
※ 「リバーブ」と「リバーブ 2」は異なるアルゴリズムを使用しています。ニュアンスが異なりますので用途に合わせて使い分ける事をお
奨めします。
No.
P54 R2:LargeHall Reverb2 Loop Mono 大型コンサート・ホールの残響。 P55 R2:SmallHall Reverb2 Loop Mono 小規模なホールをモデリング。 P56 R2:Strings Reverb2 Loop Mono 弦楽器の繊細な高域を表現する残響。 P57 R2:PianoHall Reverb2 Loop Mono ピアノに適した豊かな暖かみのある響き。 P58 R2:Orch Room Reverb2 Loop Mono 広いバンケット・ルームなど容積の大きな部屋の残響。 P59 R2:VocalRoom Reverb2 Loop Mono ボーカルやコーラスに適したルーム系のリバーブ。 P60 R2:MediumRm Reverb2 Loop Mono 暖かみのある自然な広がりをもったルーム・リバーブ。 P61 R2:LargeRoom Reverb2 Loop Mono 残響の多い広い部屋のアコースティックをモデリング。 P62 R2:CoolPlate Reverb2 Loop Mono プレート・リバーブの特徴であるブライトな残響。 P63 R2:Short Plt Reverb2 Loop Mono 残響時間を短めにしたプレート・リバーブ。 P64 R2:Vocal Plt Reverb2 Loop Mono 特にボーカル用として設定された透明感のある残響。 P65 R2:Soft Amb. Reverb2 Loop Mono 壁の反射音の少ない部屋の響きをモデリング。 P66 R2:Room Amb. Reverb2 Loop Mono ドラムやギターに適した響きやすい部屋の自然な残響。 P67 R2:Cathedral Reverb2 Loop Mono 天井の高い非常に大きな教会のアコースティック。 P68 R2:Long Cave Reverb2 Loop Mono 長い洞窟内の残響をモデリング。 P69 R2:GarageDr. Reverb2 Loop Mono ドラム・サウンドに個性を与える自然な響き。 P70 R2:Rock Kick Reverb2 Loop Mono ロック系キックに適した、低い周波数成分の多いリバーブ。 P71 R2:RockSnare Reverb2 Loop Mono ロック系スネアに適した、太く豊かな響きのリバーブ。 P72 R2:BriteGte2 Reverb2 Loop Mono 高密度で明るい音色のゲート・リバーブ。スレッショルド
P73 R2:Fat Gate2 Reverb2 Loop Mono 高密度で暖かい音色のゲート・リバーブ。スレッショルド
パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
を調整してください。
を調整してください。
● ゲート・リバーブ(4 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P074 RV:BriteGate Gate Reverb Loop Mono 若干ブライトな響きのゲート・リバーブ。 P075 RV:Fat Gate Gate Reverb Loop Mono 中低域の豊かな迫力あるサウンド。 P076 RV:ReverseGt Gate Reverb Loop Mono 特殊エフェクトとして一般的なリバース・ゲート。 P077 RV:PanningGt Gate Reverb Loop Mono リバーブ音が左から右へ移動する特殊効果。
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
37
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
● ディレイ(9 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P078 DL:Short Dly Delay Loop Mono ダブリングにより音に広がりを加えるアンビエンス効果。 P079 DL:MediumDly Delay Loop Mono ボーカルなどに最適な自然なエコー音。 P080 DL:LongDelay Delay Loop Mono 管楽器やアナログ・シンセのソロに適したロング・ディレ
イ。
P081 DL:AnalogDly Delay Loop Mono フィードバックの高域がしだいに減衰するアナログ・サウ
ンド。 P082 DL:Tape Echo Stereo Delay Chorus Loop Stereo ワウ・フラッターが特徴的なテープ・エコーのモデリング。 P083 DL:Karaoke Stereo Delay Chorus Loop Stereo ボーカルのアラを出さない深い残響効果。 P084 DL:Multi-Tap Stereo Delay Chorus Loop Stereo ディレイ音が左右に飛び交い空間的な広がりのある反響音。 P085 DL:MltTapAmb Multi Tap Delay Loop Mono 10 個のショート・ディレイを用いたアンビエンス効果。 P086 DL:Ping Pong Multi Tap Delay Loop Mono タップ・ディレイを用いた特殊効果。
● テープ・エコー 201(4 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P087 TE:ShortEcho Tape Echo 201 Loop Mono ショート・タイプのテープ・エコー。 P088 TE:LongEcho Tape Echo 201 Loop Mono ロング・タイプのテープ・エコー。 P089 TE:OldTape Tape Echo 201 Loop Mono 使い古したテープを使ったテープ・エコー P090 TE:PanEcho Tape Echo 201 Loop Mono ステレオ感のあるテープ・エコー。
● コーラス(6 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P091
P092 CH:Deep Cho Stereo Delay Chorus Insert Stereo 深い効果で重厚な厚みと広がりを演出するステレオ・コー
P093 CH:DetuneCho
P094 SPCHO:MODE 1 Space Chorus Insert Stereo 空間系エフェクターの銘機 SDD-320 の MODE 1 をモデ
P095 SPCHO:MODE 2 Space Chorus Insert Stereo 空間系エフェクターの銘機 SDD-320 の MODE 2 をモデ
P096 SPCHO:MODE 3 Space Chorus Insert Stereo 空間系エフェクターの銘機 SDD-320 の MODE 3 をモデ
CH:Lt Chorus Stereo Delay Chorus Insert Stereo 透明感と広がりをもつ、自然な浅めのステレオ・コーラ
ス。
ラス。
コーラス。
リング。
リング。
リング。
Stereo Pitch Shifter Delay
Insert Stereo ピッチ・シフターにより L/R 各々上下にデチューンした
● フェイザー(3 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P097
P098 PH:DeepPhase Stereo Phaser Insert Stereo E ピアノやクラビネット・サウンドに効果的な深いフェー
P099 AP:FB-Phaser Analog Phaser Insert Stereo 意図的に発振させたフェーザー。
PH:Lt Phaser Stereo Phaser Insert Stereo シンセ・ストリングなどに適した軽めの4段ステレオ・
フェーザー。
ザー。
● フランジャー(3 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考 P100 FL:LtFlanger Stereo Flanger Insert Stereo 軽いうねりを持つステレオ・フランジャー。 P101 FL:Deep Fl Stereo Flanger Insert Stereo メタリックなジェット・サウンドの深めのステレオ・フラ
ンジャー。 P102 AF:SBF-325 Analog Flanger Insert Stereo ローランド SBF-325 のモデリング。
● ピッチ・シフター(7 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P103 PS:-4thVoice Vocal Multi Insert Mono 原音に対して 4 度下の音を加えています。 P104 PS:ShimmerUD
P105 VT:M to Fm Voice Transformer Insert Mono 男性の声を女性の声に変換。 P106 VT:Fm to M Voice Transformer Insert Mono 女性の声を男性の声に変換。 P107 VT:Male Duo Voice Transformer Insert Mono 男性一人によるデュエット(女性の声を追加)。 P108 VT:FemaleDuo Voice Transformer Insert Mono 女性一人によるデュエット(男性の声を追加)。 P109 VT:Robot Voice Transformer Insert Mono ロボットが話しているような特殊効果。
Stereo Pitch Shifter Delay
Insert Stereo 時間と共に L の音程が上昇、R の音程が下降する特殊効果。
38
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
● マイク・モデリング(29 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P110 MM:57 → 58 Mic Modeling Insert 2ch 汎用 D.Micを Vo 用 D.Mic に変換。中低域の充実した音に。 P111 MM:57 → 421 Mic Modeling Insert 2ch 汎用 D.Mic を楽器用 D.Mic の音質に変換。ドラムやギター・ アン
プなどに。
P112 MM:57 → 451 Mic Modeling Insert 2ch 汎用 D.Mic を小型 C.Mic の音質に変換。アコースティック・ ギ
ターやシンバル類に。 P113 MM:57 → 87 Mic Modeling Insert 2ch 汎用 D.Micを大型 C.Mic の音質に変換。ボーカルや生楽器に。 P114 MM:57 → 47 Mic Modeling Insert 2ch 汎用 D.Micをビンテージ C.Mic の音質に変換。ボーカルや生楽器
P115 MM:57 → Line Mic Modeling Insert 2ch 汎用 D.Mic の特性を打ち消し、 平坦な周波数特性に。 P116
P117
P118 MM:DR20 → 87 Mic Modeling Insert 2ch Roland DR-20 を大型 C.Mic の音質に変換。ボーカルや生楽器に。 P119 MM:10 → 58 Mic Modeling Insert 2ch ヘッドセット・マイクをボーカル用 D.Mic の音質に変換。 P120 MM:10 → 87 Mic Modeling Insert 2ch ヘッドセット・マイクを大型 C.Mic の音質に変換。 P121 MM:Mini → 57 Mic Modeling Insert 2ch 超小型 C.Mic を汎用 D.Mic の音質に変換。 P122 MM:Mini → 87 Mic Modeling Insert 2ch 超小型 C.Mic を大型 C.Mic の音質に変換。 P123 MM:C3KB → 57 Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B を汎用 D.Mic の音質に変換。 P124 MM:C3KB → 58 Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B をボーカル用 D.Mic の音質に変換。 P125 P126 P127 MM:C3KB → 87 Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B を大型 C.Mic の音質に変換。 P128 MM:C3KB → 47 Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B をビンテージ C.Mic の音質に変換。 P129 P130 MM:Kick&Snr1 Mic Modeling Insert 2ch ドラムのバス・ドラム(L 側)とスネア・ドラム(R 側)用 1。 P131 MM:Kick&Snr2 Mic Modeling Insert 2ch ドラムのバス・ドラム(L 側)とスネア・ドラム(R 側)用 2。 P132 MM:H.Hat&Tom Mic Modeling Insert 2ch ドラムのハイ・ハット(L 側)とタム(R 側)用。 P133 MM:Dr.OvrTop Mic Modeling Insert 2ch ドラムの上方にマイクをセットする、主にシンバル類集音用。 P134 MM:Dr.OvrAll Mic Modeling Insert 2ch ドラムの前方上方にマイクをセットする、全体集音用。 P135 MM:Ac.Guitar Mic Modeling Insert 2ch アコースティック・ギター用パッチ。InsertL は明るい音、
P136 MM:StudioVcl Mic Modeling Insert 2ch ボーカル用パッチ。InsertL は素直な音、InsertR はロック向き。 P137 MM:StereoMic Mic Modeling Insert 2ch ステレオ集音した音に時間差を与えて、広がり感を強調。 P138 MM:Ambience Mic Modeling Insert 2ch アンビエンス・マイク風。リバーブを軽くかけ、原音とミックス
MM:DR20→ 421
MM:DR20→ 451
MM:C3KB→ 421 MM:C3KB→ 451
MM:C3KB→ Line
Mic Modeling Insert 2ch Roland DR-20 を楽器用 D.Mic の音質に変換。ドラムやギター・
Mic Modeling Insert 2ch Roland DR-20 を小型 C.Mic の音質に変換。アコースティック・
Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B を楽器用 D.Mic の音質に変換。 Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B を小型 C.Mic の音質に変換。
Mic Modeling Insert 2ch AKG C3000B を平坦な周波数特性に。
に。
アンプなどに。
ギターやシンバル類に。
InsertR は豊かな音。
してください。
※ D.Mic:ダイナミック・マイク、C.Mic:コンデンサー・マイク
● ボーカル(10 プリセット)
No.
P139 VO:Vocal Fx Vocal Multi Insert Mono ボーカルの録音/ミックス・ダウン用の基本セッティング。 P140 VO:JazzVocal Vocal Multi Insert Mono ジャズ・クラブ的な残響と声に暖かみと表情を加える自然な効
P141 VO:RockVocal Vocal Multi Insert Mono リミッター/エンハンサー処理とユニゾン効果が特徴のサウン
P142 VO:Narration Vocal Multi Insert Mono コンプレッサーを深めに使ったナレーション用。 P143 VO:BigChorus Vocal Multi Insert Mono ステレオの広がりとあたかも人数が増えたような効果。 P144 VO:Club DJ Vocal Multi Insert Mono ピッチ・シフターにより太い声になるクラブ DJ 向けエフェク
P145 VO:AM-Radio Vocal Multi Insert Mono ハード・コンプレッションと狭い周波数帯域が特徴的なサウン
P146 VO:PlusTwo
P147 VO:Robot Fx
P148 VO:Bull Horn Guitar Multi 3 Insert Mono ハンド・マイクや古いラジオのサウンドをモデリング。
※ PSD = Pitch Shifter Delay
パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
果。
ド。
ト。
ド。
Stereo Pitch Shifter Delay Stereo Pitch Shifter Delay
Insert Stereo ピッチ・シフターにより 2 人分の声を追加する特殊効果。
Insert Stereo ピッチ・シフターを効果的に使った SF 映画で聞かれるサウン
ド。
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
39
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
● ギター(11 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P149 GT:Rock Lead Guitar Multi 2 Insert Mono ディレイのかかったストレートなディストーション・サウンド。 P150 GT:LA Lead Guitar Multi 2 Insert Mono コンプレッサーとコーラスが特徴的なリード・ギター・サウン
ド。 P151 GT:MetalLead Guitar Multi 1 Insert Mono 迫力ある超ハイゲイン・ディストーションのメタル・サウンド。 P152 GT:Metal Jet Guitar Multi 1 Insert Mono フランジングのメタリックな響きを加えたディストーション。 P153 GT:CleanRthm Guitar Multi 1 Insert Mono コンプレッサーとコーラスのかかったクリーン・サウンド。 P154 GT:DIedClean Vocal Multi Insert Mono ダイレクトにライン録りしたようなウルトラ・クリーン・サウ
P155 GT:Delay Rif Guitar Multi 2 Insert Mono BPM=120 でリフを弾くと付点 8 分音符のディレイ音が鳴る。 P156 GT:Acoustic Vocal Multi Insert Mono エレクトロ・アコースティック・ギターに最適。 P157 GT:BluesDrv. Guitar Multi 3 Insert Mono ブルースや R&R に適したクランチなオーバードライブ・サウ
P158 GT:Liverpool Guitar Multi 3 Insert Mono 60 年代のブリティッシュ系 R&Rで聞かれるクランチ・サウン
P159 GT:Country Guitar Multi 3 Insert Mono コンプレッサーとディレイが特徴的なクリーン・サウンド。
ンド。
ンド。
ド。
● ギター・アンプ・モデリング(9 プリセット)
No.
P160 GA:JazChorus Guitar Amp Modeling Insert Mono ローランド JC-120。ミックス・ダウン時にコーラスを使
P161 GA:CleanTwin Guitar Amp Modeling Insert Mono ブラック・パネル期のアメリカ製の真空管コンボ・アンプ。 P162 GA:Vin.Tweed Guitar Amp Modeling Insert Mono 50 年代のアメリカ製真空管アンプのドライブ・サウンド。 P163 GA:BluesDrv. Guitar Amp Modeling Insert Mono オールド・ブリティッシュ・アンプをクランチに歪ませた
P164 GA:MatchLead Guitar Amp Modeling Insert Mono ハイ・ゲインに改造したブリティッシュ・コンボ・アンプ
P165 GA:StudioCmb Guitar Amp Modeling Insert Mono 70 年代後半からスタジオ・ミュージシャンに愛用されたモ
P166 GA:JMP-Stack Guitar Amp Modeling Insert Mono 60 年代後半のイギリス製スタック・タイプの銘機を再現。 P167 GA:SLDN Lead Guitar Amp Modeling Insert Mono 80 年代にデビューしたオール・マイティーな歪みが得られ
P168 GA:5150 Lead Guitar Amp Modeling Insert Mono アメリカン・ヘビー・メタルで人気のある大型真空管アン
パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
います。
サウンド。
のレプリカ。
デル。
るアンプ。
プ。
※ Mdl. = Modeling
● ベース(6 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P169 BS:DI'edBass Vocal Multi Insert Mono 軽くリミッターをかけ、EQ で聞きやすく補正したライン録
P170 BS:MikedBass Guitar Amp Modeling Insert Mono 4 × 12" スピーカーを鳴らしマイクで収録した状態を再現。 P171 BS:CompBass Stereo Multi Insert Stereo スラップにも適したハード・コンプレッション・サウンド。 P172 BS:Fat Bass Mastering Tool Kit Insert Stereo 低音を強調したベース。楽器に合わせて EQ の LoMid を微
P173 BS:Auto Wah Guitar Multi 2 Insert Mono 70 年代ファンクのオート・ワウを効かせたシンセ・ベース
P174 BS:FX Bass Stereo Delay Chorus Insert Stereo コーラス、ディレイで厚みと広がりをもたせたソロ用サウ
り用。
調整してください。
風サウンド。
ンド。
※ Mdl. = Modeling
40
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
● スペシャル・エフェクツ(11 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P175 LFP:BreakBts Lo-Fi Processor Insert Stereo サンプラーで取り込み、ビット/レートを下げたときの音質変
P176 LFP:1bitDist Lo-Fi Processor Insert Stereo 低ビット化による強烈なディストーション・サウンド。 P177 LFP:TeknoFlt Lo-Fi Processor Insert Stereo 低サンプリング・レートによって生じる帯域外ノイズを強調。
P178 LFP:Reso Flt Lo-Fi Processor Insert Stereo シンセサイザーのレゾナンス付きフィルター。カット・オフを
P179 LFP:FatBotom Lo-Fi Processor Loop Stereo アイソレーション・フィルターの重低音。原音に Mix してグ
P180 P181 P182 HC:Quiet60Hz Hum Canceler Insert Stereo 60Hz のハム・ノイズをキャンセル。 P183 HC:Quiet50Hz Hum Canceler Insert Stereo 50Hz のハム・ノイズをキャンセル。 P184 VC:Vocal Cnl Vocal Canceler Insert Stereo 中央に定位したボーカルをキャンセル。 P185 VC::CenterCnl Vocal Canceler Insert Stereo 中央に定位した音すべてをキャンセル。
VOP22:M19Band VOP22:S19Band
Vocoder2 Insert Mono 歯切れのよいクリアーなボコーダー。 Vocoder2 Insert Mono ステレオ定位で、余韻の長い特殊ボコーダー。
化を再現。
機械的な音質に変化。
変化させてください。
ルーブを強調。
● パラメトリック・イコライザー(26 プリセット)
No.
P186 PEQ:BassDrum Parametric Equalizer Insert Stereo バス・ドラム用。重低音とアタック感を強調。量感は低域
P187 PEQ:RockBD Parametric Equalizer Insert Stereo バス・ドラム用。P186 のバリエーション。中低域を強調
P188 PEQ:RockSD Parametric Equalizer Insert Stereo スネア・ドラム用。中低域を下げ、アタックと響線を強調。
P189 PEQ:RimShot Parametric Equalizer Insert Stereo リム・ショット用。リム・ショット特有のアタック感を強
P190 PEQ:Toms Parametric Equalizer Insert Stereo タム用。チューニングに合わせて低域/中低域の周波数を
P191 PEQ:Hi Hat Parametric Equalizer Insert Stereo ハイハットを歯切れの良い音に。中高域ゲインでベル音が
P192 PEQ:Cymbals Parametric Equalizer Insert Stereo シンバル用。シンバルの音質差と明瞭度を強調。 P193 PEQ:Overhead Parametric Equalizer Insert Stereo ドラム・キット用。マイクをキットの上方にセットし、ド
P194 PEQ:Bass 1 Parametric Equalizer Insert Stereo エレクトリック・ベース用。ワイドレンジかつタイトな
P195 PEQ:Bass 2 Parametric Equalizer Insert Stereo エレクトリック・ベース用。P194 より太くパンチのある
P196 PEQ:SlapBass Parametric Equalizer Insert Stereo エレクトリック・ベース用。スラップ奏法のプル音による
P197 PEQ:Sax Parametric Equalizer Insert Stereo アルト/ソプラノ・サックス用。高域のゲイン調整でメ
P198 PEQ:Bari.Sax Parametric Equalizer Insert Stereo バリトン・サックス用。演奏に合わせて中低域の周波数を
P199 PEQ:ElecGtr Parametric Equalizer Insert Stereo リード・ギターをミックス全体の中で埋もれさせない設定。 P200 PEQ:NylonGtr Parametric Equalizer Insert Stereo 透明感のあるフレット音を引き出す。フレット音は高域の
P201 PEQ:BluesGtr Parametric Equalizer Insert Stereo アコースティック・ギターでブルースを演奏する際の微妙
P202 PEQ:SlideGtr Parametric Equalizer Insert Stereo アコースティック・スライド・ギターに豊かな質感を付加。
P203 PEQ:LineGtr Parametric Equalizer Insert Stereo ピエゾ・ピックアップ用。低域と質感を付加。高域のゲイ
P204 PEQ:Male Parametric Equalizer Insert Stereo 男性ボーカルをハイ・クオリティーに。高域のゲインを調
P205 PEQ:RockMale Parametric Equalizer Insert Stereo 男性ボーカルをエネルギッシュに変える EQ。ロックに最
P206 PEQ:Female Parametric Equalizer Insert Stereo 女性ボーカルをハイ・クオリティーに。中低域のゲインで
P207 PEQ:RockFeml Parametric Equalizer Insert Stereo 女性ボーカルをエネルギッシュに。ロックに最適。コンプ
P208 PEQ:Narrator Parametric Equalizer Insert Stereo 男声ナレーションの標準的なイコライザー。声の特徴を引
P209 PEQ:Organ Parametric Equalizer Insert Stereo チャーチ・オルガンの特性を引き出す設定。 P210 PEQ:St.Piano Parametric Equalizer Insert Stereo ピアノのステレオ集音に。L は低音、R は高音を強調。各
P211 PEQ:SmallCho Parametric Equalizer Insert Stereo バック・コーラスを引き立て、しかもメイン・ボーカルと
パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
の Q で調整してください。
したロック向けの音。
明瞭感ある音に。
調。
調整してください。
調整可。
ラム全体の音の集音に。
ベース・サウンド。
設定。ロック向き。
アクセントを強調する設定。
ローなサウンドにも。
調整してください。
ゲインで調整。
なニュアンスを表現。
高域の周波数を調整してください。
ンで明るさを調節してください。
節してください。
適。コンプと併用してください。
声の量感を調節してください。
と併用してください。
き立てます。
ゲインを調整してください。
ぶつからない設定。
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
41
エフェクト・プリセット・パッチ一覧
● グラフィック・イコライザー(3 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P212 GEQ:TotalEQ1 Graphic Equalizer Insert Stereo 低域と高域を上げた、いわゆるドンシャリ・サウンド。 P213 GEQ:TotalEQ2 Graphic Equalizer Insert Stereo 低域と高域を下げレンジを狭くし、全体にまとまり感を与
える設定。
P214 GEQ:Space EQ Graphic Equalizer Insert Stereo モノラル・ソースをステレオ化する特殊設定。
● ステレオ・マルチ(5 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P215 CL:Comp Stereo Multi Insert Stereo ブロード・キャスト用ミックスなどに最適のステレオ・タイプ
のコンプレッサー。 P216 CL:Limiter Stereo Multi Insert Stereo ピーク信号を抑えることができ、アナログ・マスターなどに便
利。 P217 EQ:Loudness Stereo Multi Insert Stereo 低域と高域を若干持ち上げたカーブのイコライジングをしてい
P218 EQ:Fat Dance Stereo Multi Insert Stereo ハード・コンプレッションとダンス・ミュージック用イコライ
P219 EQ:ThinJingl Stereo Multi Insert Stereo FM ラジオ/ TV 向けにリミッターとイコライジングをした例。
ます。
ジング。
● スピーカー・モデリング(11 プリセット)
No.
P220 SPM:SuperFlt Speaker Modeling Insert Stereo DS-90 をモデリングで補正し、さらにワイド・レンジでクセ
P221 SPM:P.GenBlk Speaker Modeling Insert Stereo パワード・モニターの代表的な機種(2 ウェイ・タイプ、
P222 SPM:P.E-Bs Speaker Modeling Insert Stereo 明るい音質が特長的なパワード・モニター。 P223 SPM:P.Mack Speaker Modeling Insert Stereo よく伸びた低音域が特長のパワード・モニター。 P224 SPM:SmalCube Speaker Modeling Insert Stereo レコーディング・スタジオで広く使われる、小型フルレン
P225 SPM:WhiteCon Speaker Modeling Insert Stereo レコーディング・スタジオで広く使われている、白いウー
P226 SPM:W.C+tiss Speaker Modeling Insert Stereo 上記WhiteConのツイーターにティッシュ・ペーパーを
P227 SPM:S.Radio Speaker Modeling Insert Stereo ポケット・タイプの小型ラジオ。 P228 SPM:SmallTV Speaker Modeling Insert Stereo 14 インチ・サイズのテレビに付属しているスピーカー。 P229 SPM:BoomBox Speaker Modeling Insert Stereo ラジオ・カセット・レコーダー。 P230 SPM:BB.LowBs Speaker Modeling Insert Stereo ロー・ブースト機能をオンにしたラジオ・カセット・レコー
パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
のない音。
ウーファー径= 170mm(= 6-1/2 インチ))。
ジ・スピーカー。
ファーが特徴的な密閉型 2 ウェイ・スピーカー。
かぶせたマイルドな音。
ダー。
● マスタリング・ツール・キット(19 プリセット)
No. パッチ・ネーム 使用アルゴリズム タイプ 入力 備考
P231 P232 MTK:PreMastr Mastering Tool Kit Insert Stereo 映像関係のプリマスター用のキット。 P233 MTK:LiveMix Mastering Tool Kit Insert Stereo ライブ録音の最終ミックス用のキット。 P234 MTK:PopMix Mastering Tool Kit Insert Stereo ポップス用のキット。 P235 MTK:DanceMix Mastering Tool Kit Insert Stereo ダンス・ミュージック用キット。 P236 MTK:JinglMix Mastering Tool Kit Insert Stereo FM 放送のジングル用キット。 P237 MTK:HardComp Mastering Tool Kit Insert Stereo 強めのコンプレッサー。 P238 MTK:SoftComp Mastering Tool Kit Insert Stereo 弱めのコンプレッサー。 P239 MTK:ClnComp Mastering Tool Kit Insert Stereo 背景ノイズをカットして、全体をクリーンに仕上げるキット。 P240 MTK:DnceComp Mastering Tool Kit Insert Stereo ダンス・ミュージック用のコンプレッサー。 P241 MTK:OrchComp Mastering Tool Kit Insert Stereo オーケストラ用のコンプレッサー。 P242 MTK:VocalCmp Mastering Tool Kit Insert Stereo ボーカル向けのコンプレッサー。 P243 MTK:Acoustic Mastering Tool Kit Insert Stereo アコースティック・ギター向けのキット。 P244 MTK:RockBand Mastering Tool Kit Insert Stereo ロック・バンド向けのキット。 P245 MTK:Orchestr Mastering Tool Kit Insert Stereo オーケストラ用のキット。 P246 MTK:LoBoost Mastering Tool Kit Insert Stereo 低域を特に強調するキット。 P247 MTK:Brighten Mastering Tool Kit Insert Stereo 高域を特に強調するキット。 P248 MTK:DJsVoice Mastering Tool Kit Insert Stereo DJ の声向けのキット。 P249 MTK:PhoneVox Mastering Tool Kit Insert Stereo 電話からの声をモデリングしたキット。
MTK:Mixdown Mastering Tool Kit Insert Stereo CD 作成のためのミックス・ダウンに最適なキット。
42

アルゴリズム一覧

ここでは、各アルゴリズムが使用しているエフェクトと内部の結線を説明しています。内蔵のライブラリー(プリ セット・ライブラリー)のアルゴリズムを確認するときや、新たにライブラリーを作るときにお読みください。
fig.08-01
アルゴリズム一覧
●音に残響をつける(リバーブ系)
Reverb.................................................................................(P.44)
Reverb2..............................................................................(P. 46)
Gate Reverb ......................................................................(P. 48)
●音を遅らせて鳴らす(ディレイ系)
Delay....................................................................................(P.50)
Stereo Pitch Shifter Delay............................................(P.52)
Tape Echo 201 ................................................................(P. 55)
Multi Tap Delay ................................................................(P.56)
●音に広がりをつける(コーラス系)
Stereo Delay Chorus......................................................(P.58)
Space Chorus...................................................................(P. 61)
●音を揺らす(モジュレーション系)
Stereo Phaser...................................................................(P.62)
Analog Phaser..................................................................(P.64)
Stereo Flanger..................................................................(P. 65)
Analog Flanger .................................................................(P. 66)
●音量変化の幅を変える(コンプレッサー系)
Dual Compressor/Limiter...............................................(P.86)
●周波数帯域別にレベルを増減する(フィルター系)
3band Isolator..................................................................(P.85)
Parametric Equalizer........................................................(P. 88)
Graphic Equalizer.............................................................(P.89)
●ギター/ベースに適した効果をつける
Guitar Multi 1....................................................................(P.72)
Guitar Multi 2....................................................................(P.72)
Guitar Multi 3....................................................................(P.72)
Guitar Amp Modeling......................................................(P.74)
●ボーカルに適した効果をつける
Vocal Multi .........................................................................(P. 76)
Voice Transformer ..........................................................(P.78)
Vocal Canceler .................................................................(P.79)
●音に動きをつける
Rotary .................................................................................(P. 67)
●立体的な定位をつける(RSS)
Delay RSS..........................................................................(P.54)
Chorus RSS......................................................................(P.60)
2ch RSS.............................................................................(P.68)
●その他
Mic Modeling ....................................................................(P.70)
Vocoder..............................................................................(P.81)
Vocoder2 (19)..................................................................(P.82)
Stereo Multi.......................................................................(P. 91)
Hum Canceler ...................................................................(P.90)
Speaker Modeling ...........................................................(P.93)
Mastering Tool Kit...........................................................(P.95)
●音質を粗くする(ローファイ系)
Lo-Fi Processor ...............................................................(P.84)
結線図の見かた
エフェクト・ブロック
同エフェクト内のパラメーター (左右チャンネル連動)
音声信号
コントロール信号
43
アルゴリズム一覧
音の種類
普段聞いている音を分析すると、直接音、初期反射音、リバーブ音の 3 種類に分けられます。直接音は、音 源から直接聞き手に届く音です。初期反射音は、壁に 1 回から数回はね返った音です。リバーブ音は、数多 く反射が繰り返された後に聞こえる音です。
fig.10-05
音と時間の関係
反射音は次のような順で聞き手まで到達します。プリ・ディレイは、直接音が鳴ってからリバーブ音が鳴るま での時間です。リバーブ・タイムは、余韻が切れるまでの時間です。
fig.10-06
リバーブの音質
リバーブの音質は、壁などのはね返る部分の材質などに影響されます。これは、高域や低域の減衰する度合い が変わるからです。それらを調節するために、HF ダンプ・ゲイン/ LF ダンプ・ゲインがあります。値を小 さくするほど、リバーブ音の高域や低域が激しく減衰します。 また、やわらかなリバーブ音にするときは、HF ダンプ・フリケンシー(HF Damp Freq)で周波数を低くし ます。固いリバーブ音にするときは、LF ダンプ・フリケンシー(LF Damp Freq)で周波数を高くします。
音源
聞き手
直接音
初期反射音
リバーブ音
Reverb(リバーブ)
残響を加えて、ホールや部屋など空間の広さをモデリングします。
fig.08-04
Input L
Direct Level
Reverb3BAND EQ
Output L
Input R
Direct Level
Output R
レベル
直接音
プリ・ディレイ
初期反射音
リバーブ音
リバーブ・タイム
時間
44
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Reverb(リバーブ) 残響音をつける
Room Size(ルーム・サイズ) 5 〜 40 m 部屋の大きさ
Time(リバーブ・タイム) 0.1 〜 32.0 sec リバーブ音の長さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 200 ms リバーブ音が出力されるまでの時間
Difusi(ディフュージョン) 0 〜 100 初期反射音の拡散
Densty(デンシティー) 0 〜 100 リバーブ音の密度
ERLvl
(アーリー・リフレクション・レベル) 0 〜 100 初期反射音の音量
LF Damp Gain(LF ダンプ・ゲイン) -36 〜 0 dB リバーブ音の低域の減衰する度合い
LF Damp Freq(LF ダンプ・フリケンシー) 50 〜 4000 Hz リバーブ音の低域が減衰し始める周波数
HF Damp Gain(HF ダンプ・ゲイン) -36 〜 0 dB リバーブ音の高域の減衰する度合い
HF Damp Freq(HF ダンプ・フリケンシー) 1.0 〜 20.0 kHz リバーブ音の高域が減衰し始める周波数
HiCF(ハイ・カット・フリケンシー) 0.2 〜 20.0 kHz リバーブ音の高域成分をカットする周波数
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 リバーブ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
・ EFFECT2、4(偶数番号のエフェクター)では、「リバーブ」は使えません。 ・ サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「リバーブ」は使えません。
45
アルゴリズム一覧
リバーブの種類
リバーブの種類は 5 つあります。リバーブ・タイプ(Type)で選びます。
Room1: 普通のルーム・リバーブ Room2: Room1 に比べてソフトな音色のルーム・リバーブ Hall1: 普通のホール・リバーブ Hall2: Hall1 に比べてソフトな音色のホール・リバーブ
ゲートの種類を選ぶ
ゲートの開閉のしかたによって、リバーブ音の鳴りかたが異なります。ゲート・モード(Mode)で選びます。
Gate: 原音の音量が、スレッショルド・レベル(Thresh)で設定した値より大きくなると、ゲー
トが開きます。また、スレッショルド・レベル以下になると、ゲートが閉じます。
Ducking: 「Gate」とは逆の働きを します。原音の音量が、スレッショ ルド・レベル(Thresh)で設
定した値より大きくなると、ゲートが閉じます。また、スレッショルド・レベル以下にな ると、ゲートが開きます。
Reverb 2(リバーブ 2)
ゲートの開閉のしかたが 2 種類(ゲート/ダッキング)あるゲート・リバーブです。ゲートでは一定の音量(ス レッショルド・レベル)を越えたときにゲートが開き、ダッキングではスレッショルド・レベルより下がったとき にゲートが開きます。それぞれ設定の異なるリバーブを 2 系統使ったり、他のリバーブと組み合わせて使用するこ ともできます。
fig.10-49
Input L
Input R
Direct Level
Reverb 2
Direct Level
Output L
3BAND EQ
3BAND EQ
Output R
Plate: プレート・リバーブ
46
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Rev(リバーブ 2) 2 種類のゲートの開閉のしかたを持つゲート・リバーブ
Sw(スイッチ) Off, On リバーブのオン/オフ
Type(リバーブ・タイプ) 前ページコラム参照 リバーブの種類
Gate(ゲート) Off, On ゲートの開閉
Mode(ゲート・モード) Gate, Ducking ゲートの働き
Time(リバーブ・タイム) 0.1 〜 10.0 sec リバーブ音の長さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 200 msec リバーブ音が出力されるまでの時間
Densty(デンシティー) 0 〜 100 リバーブ音の密度
HPF(ハイ・パス・フィルター) Thru, 20 〜 2000 Hz HPF が効き始める周波数
HPF を効かせないときは「Thru」
LPF(ロー・パス・フィルター) 1.0 〜 20.0 kHz, Thru LPF が効き始める周波数
LPF を効かせないときは「Thru」
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ゲートの開閉をコントロールするための基準音量
Attack(アタック) 1 〜 100 原音の音量がスレッショルド・レベル(Thresh)以上に
なってから、ゲートが完全に開くまでの時間
Releas(リリース) 1 〜 100 ホールド・タイムの経過後に、完全に音が消えるまでの
時間
HoldT(ホールド・タイム) 1 〜 100 入力がスレッショルド・レベル(Thresh)以下になって
から、リリースが始まるまでの時間
FX Lvl(エフェクト・レベル) 0 〜 100 リバーブ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) 0 〜 100 原音の音量
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *1
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
のカーブの鋭さ
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *1
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
47
アルゴリズム一覧
ゲート・リバーブ
fig.10-43
リバーブ音のかかりかた
リバーブ音のかかりかたはゲート・モード(Mode)で選びます。
Normal: 通常のゲート・リバーブ L → R: ゲート・リバーブ音が左から右へ移動 R → L: ゲート・リバーブ音が右から左へ移動 Revers1: リバース・ゲート(リバーブを逆再生したような効果)
レベル
原音(DirLvl)
時間
プリ・ディレイ
(PreDLY)
ゲート・タイム
(Time)
アクセント・ディレイ・タイム
(AcDLY)
アクセント・ レベル(AcLvl)
リバーブ・ レベル (EfxLvl)
リバーブ音
アクセント音
Gate Reverb(ゲート・リバーブ)
リバーブ音を途中でカットするリバーブです。リバース・モードとアクセント音を組み合わせると、テープの逆回 転風などの効果も得られます。
fig.10-42
Input L
Input R
Direct Level
3BAND EQ
Gate Reverb
3BAND EQ
Direct Level
Output L
Output R
Revers2: リバーブ音を途中で減衰させるリバース・ゲート
48
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
GRev(ゲート・リバーブ) 残響音を途中でミュートする
Sw(スイッチ) Off, On ゲート・リバーブのオン/オフ
Mode(ゲート・モード) 前ページコラム参照 リバーブ音のかかりかた
Time(ゲート・タイム) 10 〜 400 s リバーブ音が出力してから消えるまでの時間
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 300 ms リバーブ音が出力されるまでの時間
Thick(シックネス) 0 〜 100 リバーブ音の厚み
Densty(デンシティー) 0 〜 100 リバーブ音の密度
AcDLY(アクセント・ディレイ・タイム) 0 〜 200 ms リバーブ音が消えてからアクセント音が出力されるまで
AcLvl(アクセント・レベル) 0 〜 100 アクセント音の音量
AcPan(アクセント・パン) L63 〜 R63 アクセント音の定位
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ゲート・リバーブ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
の時間
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
・ EFFECT2、4(偶数番号のエフェクター)では、「ゲート・リバーブ」は使えません。 ・ サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「ゲート・リバーブ」は使えません。
49
アルゴリズム一覧
ディレイ音とひろがり
ステレオ出力のディレイなので、ディレイ音が左右から鳴ります。これらを調節するときは、ディレイ・シフ ト(Shift)を設定します。左のディレイ音を遅らせるときは L 側の値、右のディレイ音を遅らせるときは R 側の値に設定します。同時にディレイ音を鳴らすときは「0」に設定します。左右のディレイ・タイムをずら すと、より広がりのある効果が得られます。
※ ディレイ・タイムにディレイ・シフトの値を加えた時間が、ディレイ・タイムの設定範囲を越えることは
できません。たとえば、ディレイ・タイムの設定範囲が 0 〜 1200 ms で、ディレイ・タイムが 1000 ms に設定されている場合、ディレイ・シフトの設定範囲は L200 〜 R200 ms になります。
ディレイの繰り返し
ディレイのフィードバックとは、ディレイの入力にディレイ音を戻すことです。戻す量はフィードバック・レ ベル(FeedbackLvl)で設定します。値を大きくするほどディレイの繰り返し回数が多くなります。マイナス の値にすると位相が反転します。
※ 値を大きくしすぎると発振することがあります。
Delay(ディレイ)
ディレイは、原音に遅れた音を加えることで、音に厚みを付けたり、特殊効果を作ったりします。
fig.10-08
Input L
Input R
Direct Level
3BAND EQ
Feedback Level Lch
Delay
Feedback Level Rch
3BAND EQ
Direct Level
Output L
Output R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Delay(ディレイ) 原音に遅れた音を加えて、音に厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On ディレイのオン/オフ
Time(ディレイ・タイム) 0 〜 1200 ms 原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間 *1
Shift(ディレイ・シフト) L1200 〜 0 〜 R1200 ms 左右のディレイ・タイムの差
Lch FeedbackLvl
(Lch フィードバック・レベル) -100 〜 100 左のディレイ音をディレイの入力に戻す量
Rch FeedbackLvl
(Rch フィードバック・レベル) -100 〜 100 右のディレイ音をディレイの入力に戻す量
LF Damp Gain(LF ダンプ・ゲイン) -36 〜 0 dB フィードバックしたディレイ音に対して、低域の減衰す
LF Damp Freq(LF ダンプ・フリケンシー) 50 〜 4000 Hz フィードバックしたディレイ音に対して、低域が減衰し
HF Damp Gain(HF ダンプ・ゲイン) -36 〜 0 dB フィードバックしたディレイ音に対して、高域の減衰す
HF Damp Freq(HF ダンプ・フリケンシー) 1.0 〜 20.0 kHz フィードバックしたディレイ音に対して、高域が減衰し
Lch FX Lvl
(Lch エフェクト・レベル) -100 〜 100 左のディレイ音の音量
Rch FX Lvl
(Rch エフェクト・レベル) -100 〜 100 右のディレイ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
50
る度合い
始める周波数
る度合い
始める周波数
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
カーブの鋭さ *2
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *2
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:ディレイ・タイム(Time)にディレイ・シフト(Shift)の値を加えた時間は、ディレイ・タイムの設定範囲を
越えることはできません。たとえば、ディレイ・タイムが 1000 ms に設定されている場合、ディレイ・シフ トの設定範囲は L200 〜 R200 ms になります。
2:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
51
アルゴリズム一覧
ピッチの設定のしかた
大まかなピッチの変化量はクロマチック・ピッチ(Chromatic)で設定し、微調整はファイン・ピッチ(Fine) で設定します。また、右と左のピッチを少しずらすことによって、音に厚みが出ます。
Stereo Pitch Shifter Delay
(ステレオ・ピッチ・シフター・ディレイ)
原音のピッチ(音の高さ)を変えます。ボーカルの音程の狂いを補正したり、ピッチをずらした音と原音をミック スして、音に厚みをつけたりします。
fig.10-12
Input L
Direct Level
3BAND EQ
Pitch Shifter L
Delay L
Delay R
Pitch Shifter R
Output L
3BAND EQ
Input R
Direct Level
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
PShift(ピッチ・シフター・ディレイ):ピッチをずらす
Sw(スイッチ) Off, On ピッチ・シフトのオン/オフ
Lch Chroma Pitch(Lch クロマチック・ピッチ)-12 〜 12 左のピッチ変化量(半音単位)
Rch Chroma Pitch(Rch クロマチック・ピッチ)-12 〜 12 右のピッチ変化量(半音単位)
Lch Fine Pitch(Lch ファイン・ピッチ) -100 〜 100 左のピッチ変化量(1 セント単位)
Rch Fine Pitch(Rch ファイン・ピッチ) -100 〜 100 右のピッチ変化量(1 セント単位)
Lch PreDLY(Lch プリ・ディレイ) 0 〜 50 ms 原音が出力してから、左のピッチ・シフト音が出力され
Rch PreDLY(Rch プリ・ディレイ) 0 〜 50 ms 原音が出力してから、右のピッチ・シフト音が出力され
Lch FBDly
(Lch フィードバック・ディレイ・タイム) 0 〜 500 ms フィードバックするとき、左のディレイの繰り返し周期
Rch FBDly
(Rch フィードバック・ディレイ・タイム) 0 〜 500 ms フィードバックするとき、右のディレイの繰り返し周期
Lch FeedbackLvl
(Lch フィードバック・レベル) -100 〜 100
Rch FeedbackLvl
(Rch フィードバック・レベル) -100 〜 100
Lch CrossFeedbackLvl
(Lch クロス・フィードバック・レベル) -100 〜 100
Rch CrossFeedbackLvl
(Rch クロス・フィードバック・レベル)- -100 〜 100
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ピッチ・シフト音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
るまでの時間
るまでの時間
左のピッチ・シフト音を左のピッチ・シフトの入力に戻す量
右のピッチ・シフト音を右のピッチ・シフトの入力に戻す量
左のピッチ・シフト音を右のピッチ・シフトの入力に戻す量
右のピッチ・シフト音を左のピッチ・シフトの入力に戻す量
52
Output R
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
53
アルゴリズム一覧
Delay RSS(ディレイ RSS)
左、右、中央のディレイ音を独立して設定できます。左右の各出力には RSS(P.68)が接続されているので、左 チャンネルの音は左 90 度、右チャンネルの音は右 90 度に音像が定位します。中央のディレイの出力にはフィード バックがかけられます。
fig.08-20
Input L
Direct Level
Feedback Level
Output L
RSS
RSS
Input R
L ch Delay
3 Tap Delay
R ch Delay
Center Delay
Direct Level
・ 定位は固定です。アジマスやエレベーションを設定することはできません。 ・ コラム「RSS を使ったときの商品パッケージの表記」(P.69)をお読みください。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
DlyRSS(ディレイ RSS) ディレイ音を立体的に定位する
Time(ディレイ・タイム) 0 〜 1200 ms 原音が鳴ってから左右のディレイ音が鳴るまでの時間
Shift(ディレイ・シフト) L1200 〜 0 〜 R1200 ms 左右のディレイ・タイムの差
C.Time 0 〜 1200 ms 原音が鳴ってから中央のディレイ音が鳴るまでの時間
(センター・ディレイ・タイム)
RSSLvl(RSS レベル) 0 〜 100 RSS 音の音量
C-Lvl(センター・レベル) 0 〜 100 中央のディレイ音の音量
LF Damp Gain(LF ダンプ・ゲイン) -36 〜 0 dB 入力に戻した中央のディレイ音に対して、低域の減衰す
る度合い
LF Damp Freq(LF ダンプ・フリケンシー) 50 〜 4000 Hz 入力に戻した中央のディレイ音に対して、低域が減衰し
HF Damp Gain(HF ダンプ・ゲイン) -36 〜 0 dB 入力に戻した中央のディレイ音に対して、高域の減衰す
HF Damp Freq(HF ダンプ・フリケンシー) 1.0 〜 20.0 kHz 入力に戻した中央のディレイ音に対して、高域が減衰し
FBLvl(フィードバック・レベル) -100 〜 100 中央のディレイ音をディレイの入力に戻す量
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ディレイ RSS 音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
始める周波数
る度合い
始める周波数
Output R
Phones(フォーンズ) Off, On ヘッドホンをお使いのときは、「On」に設定します。*1
1:コラム「RSS を使うときの注意」(P.69)をお読みください。
54
スピーカーをお使いのときは、「Off」に設定します。
アルゴリズム一覧
再生ヘッドについて
RE-201 には、遅れ時間の異なる音(ショート、ミドル、ロングの各ディレイ音)を作る 3 つのヘッドがあり
Tape Echo 201(テープ・エコー)
ローランド RE-201 スペース・エコーのテープ・エコー部をモデリングしています。測定器レベルでの非常に微妙 な挙動を再現したり、テープの劣化や回転むらによるピッチの揺らぎまでつけられます。
fig.10-71
Input L
TapeEcho201
Output L
アルゴリズム一覧
Input R
Output R
ます。モード・セレクター(Mode)で、使用する再生ヘッドの組み合わせが選べます。 また、RE-201 にはない、3 つの再生ヘッド別のパンニング機能も追加されています。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Echo(テープ・エコー 201): RE-201 スペース・エコーのテープ・エコー部をモデリング
Sw(スイッチ) Off, On テープ・エコーのオン/オフ
Mode(モード・セレクター) 1 〜 7 3 つの再生ヘッドの組み合わせ
Repeat Rate(リピート・レイト) 0 〜 100 テープの走行速度
Intensty(インテンシティー) 0 〜 100 ディレイ音の繰り返し音の回数
Tone Bass( トーン・バス) -100 〜 100 テープ・エコー音の低音域の音質
Tone Trebl e(トーン・トレブル) -100 〜 100 テープ・エコー音の高音域の音質
Pan HeadS(パン・ヘッド S) L63 〜 R63 ショート用の再生ヘッドの定位
Pan HeadM(パン・ヘッド M) L63 〜 R63 ミドル用の再生ヘッドの定位
Pan HeadL(パン・ヘッド L) L63 〜 R63 ロング用の再生ヘッドの定位
Tape Dist(テープ・ディストーション) 0 〜 100 テープ独特の歪みを付加
WowFlutter Rate(ワウ・フラッター・レイト)0 〜 100 テープの劣化や回転むらによるピッチの揺らぎの速さ
WowFlutter Depth(ワウ・フラッター・デプス)0 〜 100 テープの劣化や回転むらによるピッチの揺らぎの深さ
FX Lvl(エフェクト・レベル) 0 〜 100 テープ・エコー音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) 0 〜 100 原音の音量
55
アルゴリズム一覧
Multi Tap Delay(マルチ・タップ・ディレイ)
10 個のディレイ音を独立して設定できるディレイです。
fig.10-45
Input L
Multi Tap Delay
Feedback Level
Direct Level
3BAND EQ
Output L
Pan 1
Pan 2
Pan 10
Input R
Direct Level
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
MTD(マルチ・タップ・ディレイ)10 個のディレイ音を独立して鳴らす
Time Ch1 〜 Time Ch10 0 〜 1200 ms 原音が鳴ってから、チャンネル 1 〜 10 のディレイ音が
(ディレイ・タイム 1 〜 10) 鳴るまでの時間
Level Ch1 〜 level Ch10 0 〜 100 チャンネル 1 〜 10 のディレイ音の音量
(ディレイ・レベル 1 〜 10)
Pan Ch1 〜 Pan Ch10 L63 〜 R63 チャンネル 1 〜 10 のディレイ音の定位
FBTim 0 〜 1200 ms フィードバックするときの繰り返し周期
(フィードバック・ディレイ・タイム)
FBLvl -100 〜 100 ディレイ音をディレイの入力に戻す量
(フィードバック・レベル)
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ディレイ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
3BAND EQ
Output R
56
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
57
アルゴリズム一覧
ディレイとコーラスのフィードバックの働き
フィードバックとは、エフェクト音をその入力に戻すことをいいます。戻す量はフィードバック・レベル
(FeedbackLvl)で設定します。また、クロス・フィードバックとは、エフェクト音を入力の左右を入れ替え
て戻すことをいいます。戻す量はクロス・フィードバック・レベル(CrossFeedbackLvl)で設定します。 ディレイのフィードバック・レベルは、値を大きくするほどディレイの繰り返し回数が多くなります。マイナ スの値にすると位相が反転します。 コーラスのフィード・バック・レベルは値を大きくするほど音に広がりや厚みがつきます。マイナスの値にす ると位相が反転します。
※ 値を大きくしすぎると発振を起こし、異音を生じることがあります。
Stereo Delay Chorus(ステレオ・ディレイ・コーラス)
ディレイとコーラスを組み合わせ、空間的な広がりを作り出します。
fig.10-10
Input L
Delay L
Chorus L
Output L
3BAND EQ
Cross FB Level Lch
Cross FB Level Rch
Delay R
Input R
Cross FB Level Lch
Cross FB Level Rch
Chorus R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
3BAND EQ
Output R
Delay(ディレイ) 原音に遅れた音を加えて、音に厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On ディレイのオン/オフ
Time(ディレイ・タイム) 0 〜 500 ms 原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間 *1
Shift(ディレイ・シフト) L500 〜 0 〜 R500 ms 左右のディレイ・タイムの差
Lch FeedbackLvl
(Lch フィードバック・レベル) -100 〜 100 左のディレイ音を左のディレイの入力に戻す量
Rch FeedbackLvl
(Rch フィードバック・レベル) -100 〜 100 右のディレイ音を右のディレイの入力に戻す量
Lch CrossFeedbackLvl
(Lch クロス・フィードバック・レベル) -100 〜 100 左のディレイ音を右のディレイの入力に戻す量
Rch CrossFeedbackLvl
(Rch クロス・フィードバック・レベル) -100 〜 100 右のディレイ音を左のディレイの入力に戻す量
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ディレイ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
58
Chorus(コーラス) 音に広がりと厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On コーラスのオン/オフ
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 kHz 揺れの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 50 ms 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間
Lch FeedbackLvl
(Lch フィードバック・レベル) -100 〜 100 左のコーラス音を左のコーラスの入力に戻す量
Rch FeedbackLvl
(Rch フィードバック・レベル) -100 〜 100 右のコーラス音を右のコーラスの入力に戻す量
Lch CrossFeedbackLvl
(Lch クロス・フィードバック・レベル) -100 〜 100 左のコーラス音を右のコーラスの入力に戻す量
Rch CrossFeedbackLvl
(Rch クロス・フィードバック・レベル) -100 〜 100 右のコーラス音を左のコーラスの入力に戻す量
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 コーラス音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
カーブの鋭さ *2
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *2
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:ディレイ・タイム(Time)にディレイ・シフト(Shift)の値を加えた時間は、ディレイ・タイムの設定範囲を
越えることはできません。たとえば、ディレイ・タイムが 300 ms に設定されている場合、ディレイ・シフト の設定範囲は L200 〜 R200 ms になります。
2:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
59
アルゴリズム一覧
Chorus RSS(コーラス RSS)
コーラスの出力に RSS(P.68)が接続されています。左チャンネルの音は左 90 度、右チャンネルの音は右 90 度 に音像が定位します。
fig.10-22
Input L
Direct Level
RSS
Chorus
RSS
Output L
Input R
Direct Level
・ 定位は固定です。アジマスやエレベーションを設定することはできません。 ・ コラム「RSS を使ったときの商品パッケージの表記」(P.69)をお読みください。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
ChoRRS(コーラス RSS) コーラス音を立体的に定位する
Rate(コーラス・レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 揺れの周期
Depth(コーラス・デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 コーラス RSS 音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
Phones(フォーンズ) Off, On ヘッドホンをお使いのときは、「On」に設定します。*1
スピーカーをお使いのときは、「Off」に設定します。
1:コラム「RSS を使うときの注意」(P.69)をお読みください。
Output R
60
Space Chorus(スペース・コーラス)
ローランド SDD-320 をモデリングしたコーラスです。1 〜 4 の 4 つのボタンのオン、オフによって変化する効果 を再現します。
fig.10-51
Input L
Space Chorus
Input R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Spcho(スペース・コーラス):SDD-320 をモデリングしたコーラス
Sw(スイッチ) Off, On スペース・コーラスのオン/オフ
InMode(インプット・モード) Mono, Stereo 入力信号のステレオ/モノ
Mode(スペース・モード) 1, 2, 3, 4, 1+4, 2+4, 3+4コーラスの変化のしかた
MixBal(ミックス・バランス) 0 〜 100 コーラス音と原音の音量バランス
Output L
Output R
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
61
アルゴリズム一覧
フェイザーとフランジャー
フェイザーとフランジャーで得られる効果は、よく似ています。どちらも、音にうねりを与え、広がり間や奥
Stereo Phaser(ステレオ・フェイザー)
原音に位相をずらした音を加えることで、音にうねりを与え、広がり間や奥行き感が得られます。
fig.10-36
Input L
Phaser L
3BAND EQ
Output L
Phaser R
Input R
3BAND EQ
Output R
行き感が得られます。言い替えると、クセのつよいコーラスのようなものです。 フェイザーは、「シュワー」という独特のうねりが得られます。フランジャーは、コーラスとほとんど同じ仕 組みですが、ジェット機の上昇/下降音のような SE 系の音を作り出すことができます。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Phs(フェイザー) 原音に位相のずれた音を加えて、音に広がりをつける
Sw(スイッチ) Off, On フェイザーのオン/オフ
Mode(モード) 4, 8, 12, 16 フェイザーの段数(P.64)
Pol(ポラリティー) Sync, Inv モジュレーションの左右の位相 *3
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz うねりの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 うねりの深さ
Manual(マニュアル) 0 〜 100 音をうねらせる基準の周波数
Reso(レゾナンス) 0 〜 100 マニュアル(Manual)で設定した中心周波数付近の周波
数成分を強調する *1
CrossFBLvl
(クロス・フィードバック・レベル) 0 〜 100
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 フェイザー音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
入力時とは逆のチャンネルにフェイザー音を戻すときの量 *2
62
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
カーブの鋭さ                 *4
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ                    *4
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:レゾナンス(Reso)の値を大きくしすぎると発振することがあります。 2:クロス・フィードバック・レベル(CrossFeedbackLvl)の値を大きくしすぎると発振することがあります。
3:モノ・ソースを入力したとき、音の広がりを出すためには逆(Inv)にします。ステレオ・ソースを入力する
場合は、同じ(Sync)にします。
4:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
63
アルゴリズム一覧
フェイザーの段数
フェイザーの段数が増えるほど、うち消される周波数ポイントが増えるので、より鋭い効果が得られます。
周波数
レべル
周波数
レべル
4段
8段
Analog Phaser(アナログ・フェイザー)
2 台のアナログ・フェーザーを並列に配置し、ステレオ対応にしています。位相を周期的にずらした音を加え、フェ イザー独特のうねりを作り出します。
fig.10-75
Input L
Input R
Analog
Phaser L
Analog
Phaser R
Output L
Output R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
AnPh(アナログ・フェイザー):2 台のアナログ・フェーザーを並列に配置し、ステレオ対応
Sw(スイッチ) Off, On アナログ・フェイザーをオン/オフ
Mode(モード) 8STAGE, 4STAGE
Freq(フリケンシー) 0 〜 100 フェイザー効果がかかる中心周波数
Reso(レゾナンス) 0 〜 100 フリケンシー(Freq)で設定した中心周波数付近の周波
LFO1/2 Rate(LFO1/2 レイト) 0 〜 100 うねりの周期
LFO1/2 Depth(LFO1/2 デプス) 0 〜 100 うねり深さ
LFO1/2 ChB Nor, Inv うねりの位相を反転させる/させない
(LFO1/2 チャンネル B モード)
フェイザーの段数を設定(8 ステージ/ 4ステージ)
数成分を強調する
64
Stereo Flanger(ステレオ・フランジャー)
fig.10-38
Input L
Flanger L
3BAND EQ
Output L
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Flanger R
Input R
3BAND EQ
Output R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Flg(フランジャー) ジェット機の上昇/下降音のような効果を得る
Sw(スイッチ) Off, On フランジャーのオン/オフ
Pol(ポラリティー) Sync, Inv モジュレーションの左右の位相 *3
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 揺れの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
Manual(マニュアル) 0 〜 100 フランジャーの効果がかかる中心周波数
Reso(レゾナンス) 0 〜 100 マニュアル(Manual)で設定した中心周波数付近の周波
数成分を強調する *1
CrossFBLvl(クロス・フィードバック・レベル) 0 〜 100 入力時とは逆のチャンネルにフランジャー音を戻すときの量 *2
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 フランジャー音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *4
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ                    *4
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:レゾナンス(Reso)の値を大きくしすぎると発振することがあります。 2:クロス・フィードバック・レベル(CrossFeedbackLvl)の値を大きくしすぎると発振することがあります。
3:モノ・ソースを入力したとき、音の広がりを出すためには逆(Inv)にします。ステレオ・ソースを入力する
場合は、同じ(Sync)にします。
4:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
65
アルゴリズム一覧
フランジャー効果の種類
アナログ・フランジヤーでは、さまざまなフランジャー効果またはコーラス効果が得られます。これは、モー
Analog Flanger(アナログ・フランジャー)
ローランド SBF-325 アナログ・フランジャーのモデリングです。3 種類のフランジャー効果とコーラス風の効果 が得られます。
fig.10-73
Input L
Input R
(Mode=FL1)
Analog
Flanger L
Analog
Flanger R
Output L
Output R
Input L
Input R
(Mode=FL2/FL3/CHO)
ド(Mode)で選びます。
FL1: 一般的なモノラル・フランジャー FL2: 原音のステレオ定位が活かせるステレオ・フランジャー FL3: より強烈な効果が得られるクロス・ミックス・フランジャー CHO: コーラス効果
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
AnFl(アナログ・フランジャー):SBF-325 アナログ・フランジャーのモデリング
Sw(スイッチ) Off, On アナログ・フランジャーのオン/オフ
Feedback(フィードバック) 0 〜 100 入力に戻すフランジャー音の量 *1、*2
Modulation Freq
(モジュレーション・フリケンシー) 0 〜 100 フランジャー効果をかける中心周波数
Modulation Rate(モジュレーション・レイト) 0 〜 100 フランジャーの変調する周期
Modulation Depth(モジュレーション・デプス)0 〜 100 フランジャーの変調する深さ
Mode(モード) FL1, FL2, FL3, CHO フランジャー効果の種類 *3
ChB(チャンネル B モード) Nor, Inv チャンネル B のフランジャー効果を反転させる/させな
Phase ChA(チャンネル A フェイズ) Nor, Inv 原音にチャンネル B のフランジャー音をミックスすると
Phase ChB(チャンネル B フェイズ) Nor, Inv 原音にチャンネル B のフランジャー音をミックスすると
き、位相を反転させる/させない
き、位相を反転させる/させない
Analog
Flanger L
Analog
Flanger R
Output L
Output R
1:モード(Mode)を「CHO」に設定しているときは無効です。 2:値を大きくしすぎると、発振することがあります。
3: Mode=FL1 のとき Input R の音はエフェクトへ送られません。
66
Rotary(ロータリー)
ロータリー・スピーカー(回転スピーカー)をモデリングしています。高域/低域ローターの動作をそれぞれ独立 して設定することによって、独特のうねり感をリアルに再現します。オルガン・サウンドに適したエフェクトです。
fig.10-32
Input L
Output L
Noise Suppressor
Input R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
NS(ノイズ・サプレッサー): 無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
Over Drive Rotary Speaker
Output R
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Ovd(オーバードライブ) 音に歪みをつける
Sw(スイッチ) Off, On オーバードライブのオン/オフ
Gain(ゲイン) 0 〜 100 音の歪み具合
Level(レベル) 0 〜 100 オーバードライブ音の音量
Rot(ロータリー・スピーカー)ロータリー・スピーカーをモデリングする
LRate(ロー・レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 低域ローターの回転周期
HRate(ハイ・レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 高域ローターの回転周期
67
アルゴリズム一覧
RSS とは
Roland Sound Space
の略です。これは、通常のステレオ・システムで音源を立体的に定位させるローラン ド独自のエフェクト技術のことです。聴き手の正面や横だけでなく、上、下、後ろといった方向(アジマス) と遠い、近いといった距離とを自由にコントロールして、音源を定位させます。
fig.10-17(RSS 説明図)
前
右(+)
左(−)
後
上(+)
下(−)
0°
エレベーション
アジマス
2ch RSS(2 チャンネル RSS)
各チャンネルに入力したそれぞれの音を、立体的に定位させます。
fig.10-16
Input A
RSS
RSS
Input B
・ 原音は出力しないでください。効果がなくなります。 ・ Input A はエフェクトの L チャンネル側に入力されます。したがって、Input A を扱うチャンネルに、エフェ
クトの「Lch」をインサート接続します。同様に、Input B はエフェクトの R チャンネル側に入力されます。 Input B を扱うチャンネルに、エフェクトの「Rch」をインサート接続します。
Output L
Output R
RSS A, RSS B 音を立体的に定位する
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Azimuth(アジマス) -180 〜 180゜ 入力 A チャンネルに対する前後左右の出力方向
Elev(エレベーション) -90 〜 90゜ 入力 A チャンネルに対する上下の出力方向
Type(タイプ) A 旧 VS シリーズ(VS-880/880EX/890/1680/1880/
Phones(フォーンズ) Off, On ヘッドホンをお使いのときは、「On」に設定します。
1824/1824CD, VSR-880)と同じ効果が得られます。
B タイプ A より高い効果が得られます。
スピーカーをお使いのときは、「Off」に設定します。
68
RSS を使うときの注意
RSS を Phones(フォーンズ)Off でお使いのときは、以下の点に気をつけてください。
・ 残響の少ない部屋が適しています。 ・ スピーカー はシングル・ウェイ型が適し ています。また、マルチ・ウェイ型 でも、同軸方式や仮想同
軸方式であればかまいません。 ・ スピーカーは側面の壁からできるだけ離してください。 ・ 左右のスピーカーの間隔は開きすぎないようにしてください。
・ 以下のスイート・スポットで聴いてください。
fig.10-17b
RSS を使ったときの商品パッケージの表記
RSS の効果を最大限に発揮するためには、聴き手の環境を指定することが重要です。RSS のパッチを使った作 品を商品として販売する場合は、商品パッケージに以下の記載をすることをおすすめします。
Phones(フォーンズ)を Off でお使いのとき ■ Phones(フォーンズ)を On でお使いのとき
fig.10-18(RSS ロゴ)
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
24–30° 24–30°
For Stereo Speakers
このサウンドはスピーカー再生用に作られています。 ヘッドホンでお聴きになると正しい効果はでません。
壁や床からの反射は少ない方が よい。
もし硬い壁が近くにあるときは カーテンなどをするとよい。
スピーカーは壁や床から 離した方がよい。
このサウンドはヘッドホン再生用に作られています。 スピーカーでお聴きになると正しい効果はでません。
For Headphones
SPEAKER
24〜30度
SPEAKER
69
アルゴリズム一覧
録音に使ったマイクを選ぶ
入力したマイクの種類は、マイク・コンバーターのインプット(Input)で選びます。
DR-20: ローランド DR-20(ローランド製のダイナミック・マイク) Sml.Dy: Small Dynamic Microphone(楽器、ボーカルなどに使われるダイナミック・マイク) Hed.Dy: Head-worn Dynamic Microphone(ヘッド・セット・タイプのダイナミック・マイク) Min.Cn: Miniture Condencer Microphone(超小型のコンデンサー・マイク)
モデリングできるマイクの種類
安価な汎用マイクの特性を、高価なスタジオ用マイクの特性に変換します。すでに録音済みの音に、マイクの 種類や距離を変えたのと同様の音質変化が得られます。また、ライン入力した楽器音に、マイクの特性を与え ることもできます。これらは、マイク・コンバーターのアウト(Out)で選びます。
Sml.Dy: 一般的な楽器・ボー カル用ダイナミック・マイ ク。ギター・アンプやスネア・ドラ ムなど
に最適。 Voc.Dy: 定番のボーカル用ダイナミック・マイク。張りのある中域が特長。ボーカルに。 Lrg.Dy: 低域の伸びたダイナミック・マイク。バス・ドラムやタム等に。 Sml.Cn: 楽器用スモール・コンデンサー・マイク。きらびやかな高域が特長。金属系パーカッショ
マイクの近接効果
マイクは、音源に近いと低音特性が伸びる性質があります。これを近接効果と呼びます。これは、ディスタン スのプロキシミティ・エフェクツ(Prox-Efect)でモデリングできます。音源に近づけるときは + の値、遠 ざけるときは - の値にします。 また、音源からの距離による時間差はタイム(Time)でモデリングできます。
A チャンネルと B チャンネルを独立してコントロールする
リンク(Link)の設定をオンにすると、A チャンネル側の設定で、B チャンネルもマイク・モデリングを同時 にコントロールできます。 A チャンネルと B チャンネルを別々にコントロールしたいときはオフにします。
Mic Modeling(マイク・モデリング)
標準のダイナミック・マイクやピン・マイク、ラインなどで録音した音を、高価なコンデンサー・マイクや、スタ ジオ専用マイクで録音した音のように変換します。マイクの近接効果や、距離感などを付加することができます。
fig.10-67
Input A
Input B
Mic Converter A
Mic Converter B
Bass Cut A Distance A Limiter A
Link
Bass Cut B Distance B Limiter B
Flat: ライン入力 C3000B: AKG C3000B(AKG 製 のコンデンサー・マイク)
Lrg.Cn: フラットな特性のコンデンサー・マイク。ボーカル、ナレーション、生楽器などに。 Vnt.Cn: ビンテージ・コンデンサー・マイク。ボーカル、生楽器などに。 Flat: フラットな周波数特性を持つマイク。集音時に使用したマイクのクセを取りたいときに。
ンやアコースティック・ギターに。
Output A
Output B
※ OUT(アウト)にコンデンサー系のマイク・モデリングを選択すると、低域の特性がのびるためマイク・
スタンドから伝わる低域ノイズが強調されることがあります。このような場合は、不要な低域をベース・ カット・フィルターでカットするか、集音時のマイク・スタンドにアイソレーション・マウント(ゴムな どで振動を吸収するマイク・ホルダー)を装着してください。
※ イ ンプット(Input)で「Mic.Cn」を選択 した場合、アウ ト(Out)で選択できるのは「Lrg.Dy」ま たは
「Lrg.Cn」に限られます。
70
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Lnk(リンク) B チャンネルが A チャンネルの設定にしたがう
Link(リンク・スイッチ) Off, On B チャンネルが A チャンネルの設定に従う/従わない
CnvA, CnvB(マイク・コンバーター)安価な汎用性マイクの特性を高価なスタジオ用マイクの特性に変換する
Sw(スイッチ) Off, On マイク・コンバーターのオン/オフ
Input(インプット) 前ページコラム参照 録音に使用したマイクの種類
Out(アウトプット) 前ページコラム参照 モデリングするマイクの種類
Phase(フェイズ) Nor, Inv マイクの位相
BCutA, BCutB(ベース・カット・フィルター)ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットする
Sw(スイッチ) Off, On ベース・カット・フィルターのオン/オフ
Freq(フリケンシー) Thru, 20 〜 2000 Hz ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットする周波数
DstnA, DstnB(ディスタンス)距離による周波数特性や時間差をモデリングします。
Sw(スイッチ) Off, On ディスタンスのオン/オフ
Prox-Fx(プロキシミティ・エフェクツ) -12 〜 +12 音源からの距離による低域特性を補正
Time(タイム) 0 〜 3000 cm 音源からの距離による時間差をモデリング
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
LmtA, LmtB(リミッター) 大きなレベルの信号を抑えて歪みを防ぐ
Sw(スイッチ) Off, On リミッターのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) -60 〜 0 dB 過大入力を抑え始める音量レベル
Attack(アタック・タイム) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルを越えてから、効
果がかかるまでの時間
Release(リリース・タイム) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルより下がってか
ら、効果がなくなるまでの時間
Detect HPF Freq(ディテクト HPF フリケンシー)Thru, 20 〜 2000 Hz通常は「Thru」
レベル検出部のカットオフ周波数
Level(アウトプット・レベル) -60 〜 24dB コンプレッサー音の音量
サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「マイク・モデリング」は使えません。
71
アルゴリズム一覧
ギター・マルチ 1 〜 3 の使い分け
ギター・マルチ 1 〜 3 の基本構成はほとんど同じです。2 番目のエフェクトの種類(メタル、ディストーショ ン、オーバードライブ)が異なるだけです。音に激しい歪みをつけたいときはギター・マルチ 1、真空管アン プのようなやわらかな歪みをつけるときはギター・マルチ 3 を選びます。
入力音の音量変化でワウ効果をつける
通常、オート・ワウはレイト(Rate)で設定した周期で、自動的にワウ効果がかかります。 しかし、入力音の音量変化にしたがって、ワウ効果をつけることもできます。例えば、ギターのピッキングの 強弱によって、ワウ効果のかかりかたを変えることもできます。まず、センス(Sens)で、入力音の音量変 化に対する感度を調節します。微妙なニュアンスを出したいときは、値を大きくします。あとは、ポラリティー
(Pol)で、フィルターを動かす方向を決めるだけです。
ギター・アンプを選ぶ
モデリングするギター・アンプの種類は、ギター・アンプ・モデリングのモード(Mode)で選ぶことができます。
Small: 小型アンプ Built In: ビルト・イン・タイプのアンプ 2 Stack: 大型 2 段積みアンプ 3 Stack: 大型 3 段積みアンプ
ギター・マルチ 1 〜 3 の中のコンプレッサー
ギター・マルチ 1 〜 3 で使われているコンプレッサーは、ギターの演奏に合わせるため、通常のコンプレッ サーと、多少得られる効果が異なります。ギター用のコンプレッサーは、大きなレベルの信号を抑え、小さな レベルの信号を持ち上げて、音量をそろえます。 一方、通常のコンプレッサーは、大きなレベルの信号を抑えるだけです。
Guitar Multi1 〜 3(ギター・マルチ 1 〜 3)
ロックなどに適したギター用のマルチ・エフェクトです。ギター・マルチ 1 〜 3 の違いは、音の歪みの強さです。 ギター・マルチ 1 が最も強く、ギター・マルチ 3 が弱めになります。
fig.10-26
Input L
Input R
fig.10-27
Input L
Input R
fig.10-28
Input L
Input R
Compressor
Compressor
Compressor
Heavy Metal
Distortion
OverDrive
Noise
Suppressor
Noise
Suppressor
Noise
Suppressor
GAmp Mdl DelayAuto Wah Flanger
GAmp Mdl DelayAuto Wah Flanger
GAmp Mdl DelayAuto Wah Flanger
Output L
Output R
Output L
Output R
Output L
Output R
72
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Comp(コンプレッサー) 入力音量が一定値を超えたとき、出力信号全体を圧縮する
Sw(スイッチ) Off, On コンプレッサーのオン/オフ
Sustain(サスティン) 0 〜 100 小さなレベルの信号を持ち上げて、一定の音量に達する
までの時間
Attack(アタック) 0 〜 100 音が入力されたときのアタックの強さ
Tone(トーン) -50 〜 50 コンプレッサーの音質
Level(レベル) 0 〜 100 コンプレッサーの音量
Metel(ヘビー・メタル)/ Dstr(ディストーション)/ Ovd(オーバー・ドライブ):音に歪みをつける
Sw(スイッチ) Off, On メタル/ディストーション/オーバードライブのオン/
オフ
Gain(ゲイン) 0 〜 100 歪み具合
LowGain(ロー・ゲイン) -100 〜 100 低音域のブースト/カット量(メタルのみ)
MidGain(ミドル・ゲイン) -100 〜 100 中音域のブースト/カット量(メタルのみ)
HiGain(ハイ・ゲイン) -100 〜 100 高音域のブースト/カット量(メタルのみ)
Tone (トーン) 0 〜 100 音質(ディストーション/オーバードライブのみ)
Level(レベル) 0 〜 100 メタル/ディストーション/オーバードライブ音の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
NS(ノイズ・サプレッサー)無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
Wah(オート・ワウ) ワウ効果をつける
Wah(スイッチ) Off, On オート・ワウのオン/オフ
Mode(モード) LPF, BPF ワウ効果を狭い周波数範囲で得るときは「BPF」、広い
Pol(ポラリティー) Up, Down 入力音の音量変化でワウ効果を付けるときにのみ有効
Sens(センス) 0 〜 100 通常は「0」
Freq(フリケンシー) 0 〜 100 ワウ効果が効き始める周波数
Peak(ピーク) 0 〜 100 基準周波数付近のワウ効果のかかり具合い
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz ワウ効果の周期
Depth(デプス) 0 〜 100 ワウ効果の深さ
Level(レベル) 0 〜 100 ワウ音の音量
Mdl(ギター・アンプ・モデリング)ギター・アンプをモデリングする
Sw(スイッチ) Off, On ギター・アンプ・モデリングのオン/オフ
Mode(モード) 前ページコラム参照 ギター・アンプの種類
周波数範囲で得るときは「LPF」
フィルターを高い周波数へ動かすときは「Up」、低い周 波数へ動かすときは「Down」
入力音の音量変化でワウ効果を付けるとき、入力音の音 量変化に対する感度
Flg(フランジャー) ジェット機の上昇/下降音のような効果を得る
Sw(スイッチ) Off, On フランジャーのオン/オフ
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 揺れの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
Manual(マニュアル) 0 〜 100 フランジャーの効果がかかる中心周波数
Reso(レゾナンス) 0 〜 100 マニュアル(Manual)で設定した中心周波数付近の周波
数成分を強調する
続く...
73
アルゴリズム一覧
Dly(ディレイ) 原音に遅れた音を加えて、音に厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On ディレイのオン/オフ
Time(ディレイ・タイム) 0 〜 1000 ms 原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間 *1
Shift(シフト) L1000 〜 0 〜 R1000 ms左右のディレイ・タイムの差
FBTime(フィードバック・ディレイ・タイム) 0 〜 1000 ms フィードバックするときの繰り返し周期
FBLvl(フィードバック・レベル) -100 〜 100 ディレイ音をディレイの入力に戻す量
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ディレイ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
1:ディレイ・タイムにディレイ・シフトの値を加えた時間は、ディレイ・タイムの設定範囲を越えることはできません。たと
えば、ディレイ・タイムが 800 ms に設定されている場合、ディレイ・シフトの設定範囲は L200 〜 R200 ms になります。
Guitar Amp Modeling(ギター・アンプ・モデリング)
ギター・アンプをモデリングします。
fig.10-34
Input L
Noise Suppressor
Input R
G-Amp
Output L
Speaker Modeling
Output R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
NS(ノイズ・サプレッサー): 無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
Amp(プリ・アンプ) ギター・アンプのプリ・アンプ部をモデリングする
Sw(スイッチ) Off, On プリ・アンプのオン/オフ
Amp Type(プリ・アンプ・タイプ) 次ページコラム参照 ギター・アンプの種類
Gain(ゲイン) Low, Middle, High プリ・アンプの歪み具合
Bright(ブライト) Off, On 歯切れのよい明るい音にするとき、オンに設定する。*1
Volume(ボリューム) 0 〜 100 アンプの音量と歪み具合
Bass(バス) 0 〜 100 低域の音質
Middle(ミドル) 0 〜 100 中域の音質 *2
Treble(トレブル) 0 〜 100 高域の音質
Presence(プレゼンス) 0 〜 100(-100 〜 0) 超高域の音質 *3
Master(マスター) 0 〜 100 プリ・アンプ全体の音量
Sp(スピーカー・モデリング)スピーカーをモデリングする
Sw(スイッチ) Off, On スピーカー・モデリングのオン/オフ
SP Type(スピーカー・タイプ) 次ページコラム参照 スピーカーの種類
MicSetting(マイク・セッティング) 1, 2, 3 スピーカーの音を収録するマイクの位置。値が大きくな
るほどマイクの位置が遠ざかる。
MicLvl(マイク・レベル) 0 〜 100 マイクの音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) 0 〜 100 原音の音量
1:プリ・アンプ・タイプで JC-120、Clean Twin、BG Lead を選んでいるときのみ設定できます。 2:アンプ・タイプで Match Drive を選んでいるときは、設定できません。 3:プリ・アンプ・タイプで Match Drive を選んでいるときは、設定範囲が -100 〜 0 になります。
74
プリ・アンプ
ギター・アンプのプリ・アンプ部をモデリングします。以下の 14 種類があります。これは、アンプ・タイプ
(Amp Typ)で設定します。
JC-120: ローランド JC-120 のサウンド Clean Twin: オーソドックスなビルトイン・タイプの真空管アンプのサウンド Match Drive:
ブルース、ロック、フュージョンなどで幅広く使われている最新の真空管アンプのサウンド
スピーカー・モデリング
スピーカーをモデリングします。以下の 12 種類があります。これはスピーカー・タイプ(Sp Type)で設定 します。
タイプ キャビネット スピーカー マイク
        (インチ 個数)
Small 小型、後面開放型 10 ダイナミック・マイク Middle 後面開放型 12 × 1 ダイナミック・マイク JC-120 後面開放型 12 × 2 ダイナミック・マイク Built In 1 後面開放型 12 × 2 ダイナミック・マイク Built In 2 後面開放型 12 × 2 コンデンサー・マイク
推奨されるプリ・アンプとスピーカーの組み合わせ
プリ・アンプ・タイプ スピーカー・タイプ
BG Lead BG Stack1, BG Stack2, Middle MS1959II BG Stack1, BG Stack2, Metal Stack MS1959I+II BG Stack1, BG Stack2, Metal Stack SLDN Lead BG Stack1, BG Stack2, Metal Stack
BG Lead: 70 年代後半から 80 年代を代表する真空管アンプのサウンド MS1959<I>: 70 年代のブリティッシュ・ハード・ロックには欠かせない、スタック・タイプの大型真空
MS1959<II>: MS1959(I)と同じアンプで、インプット II に接続したときのサウンド MS1959<I+II>: MS1959(I)と同じアンプで、インプット I と II に並列接続したときのサウンド SLDN Lead: 幅広いジャンルで使用できる真空管アンプのサウンド Metal 5150: ヘビー・メタル向け大型真空管アンプのサウンド Metal Lead: 中域にクセのあるメタル・リード・サウンド OD-1: BOSS コンパクト・エフェクター OD-1 のサウンド OD-2Turbo: BOSS コンパクト・エフェクター OD-2 のターボをオンにしたときのサウンド Distortion: ディストーション・サウンド Fuzz: ファズ・サウンド
管アンプで、インプット I に接続したときのサウンド
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
※ JC-120、Clean Twin、BG Lead を選んでいるとき、ブライト(Bright)をオンにすると歯切れのよい明
るい音になります。
Built In 3 後面開放型 12 × 2 コンデンサー・マイク Built In 4 後面開放型 12 × 2 コンデンサー・マイク BG Stack 1 密閉型 12 × 2 コンデンサー・マイク BG Stack 2 大型密閉型 12 × 2 コンデンサー・マイク MS Stack 1 大型密閉型 12 × 4 コンデンサー・マイク MS Stack 2 大型密閉型 12 × 4 コンデンサー・マイク Metal Stack 大型 2 段重ね 12 × 4 コンデンサー・マイク
Metal 5150 BG Stack1, BG Stack2, Metal Stack Metal Lead BG Stack1, BG Stack2, Metal Stack OD-2Turbo Built In1 〜 4 Distortion Built In1 〜 4 Fuzz Built In1 〜 4
75
アルゴリズム一覧
ボーカルの歪みをとる
大きなレベルの信号を抑えて、音の歪みを防ぐにはリミッターを使います。そのときは、以下のように設定し ます。
・モード(Mode): Limitter ・リミッター・スレッショルド(Thresh):音の歪みを抑え始める音量を決める ・リミッター・リリース(Release): 入力レベルがリミッター・スレッショルドより下がってから、
オフになるまでの時間を決める
・リミッター・レベル(Level): リミッターを通した後の音量を決める
歯擦音をとる
音声に含まれる歯擦音をカットし、柔らかな音質に変えるときはディエッサーを使います。そのときは、以下 のように設定します。
・モード(Mode): De-esser ・ディエッサー・センス(Sens): ディエッサー効果の効き具合を決める ・ディエッサー・フリケンシー(Freq): ディエッサー効果がかかり始める周波数
Vocal Multi(ボーカル・マルチ)
ボーカルに適したマルチ・エフェクトです。
fig.10-30
Input L
Noise
Suppressor
Input R
Limiter/
De-esser
Enhancer
3BAND EQ
Delay
Output L
ChorusPitch Shifter
Output R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
NS(ノイズ・サプレッサー): 無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
Lmt (リミッター): 大きなレベルの信号を抑えて、歪みを抑える
(ディエッサー): サ行の耳障りな子音を抑える
Sw(スイッチ) Off, On リミッター/ディエッサーのオン/オフ
Mode(モード) Limiter, De-esser リミッターまたはディエッサーを選ぶ
Thresh(リミッター・スレッショルド) 0 〜 100 音の歪みを抑え始める音量
Release(リミッター・リリース) 0 〜 100 入力レベルがリミッター・スレッショルド(Thresh)よ
り下がってから、リミッターが効かなくなるまでの時間
Sens(ディエッサー・センス) 0 〜 100 ディエッサーの効き具合
Enh(エンハンサー): 音にメリハリをつけ、音を前に出す
76
Freq(ディエッサー・フリケンシー) 1.0 〜 10.0 kHz ディエッサー効果がかかり始める周波数
Level(リミッター・レベル) 0 〜 100 リミッター音の音量
Sw(スイッチ) Off, On エンハンサーのオン/オフ
Sens(センス) 0 〜 100 エンハンサーの効き具合
Freq(フリケンシー) 1.0 〜 10.0 kHz エンハンサー効果がかかり始める周波数
MixLvl(ミックス・レベル) 0 〜 100 エンハンサー音を原音にミックスする量
Level(レベル) 0 〜 100 エンハンサー音の音量
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *2
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
のカーブの鋭さ
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *2
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
PShift(ピッチ・シフター) ピッチをずらす
Sw(スイッチ) Off, On ピッチ・シフターのオン/オフ
Chromatic Pitch (クロマチック・ピッチ) -12 〜 12 ピッチ変化量(半音単位)
Fine Pitch (ファイン・ピッチ) -100 〜 100 ピッチ変化量(1 セント単位)
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ピッチ・シフト音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
Dly(ディレイ) 原音に遅れた音を加えて、音に厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On ディレイのオン/オフ
Time(ディレイ・タイム) 0 〜 1000 ms 原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間
FBLvl(フィードバック・レベル) -100 〜 100 ディレイ音をディレイの入力に戻す量
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 ディレイ音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Cho(コーラス) 音に広がりと厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On コーラスのオン/オフ
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 揺れの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 50 ms 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 コーラス音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
77
アルゴリズム一覧
Voice Transformer(ボイス・トランスフォーマー)
基音ピッチとフォルマントを独立してコントロールすることにより、男性の声を女性の声に変えたり、女性の声を 男性の声に変えたり、機械じかけの声に変えたりなど、さまざまな音を作り出すことができます。
fig.10-63
Input L
Voice
Transformer
Input R
音声を入力するときは、一人の音声だけを使ってください。複数の音声が入力されると、正しく動作しません。
Reverb
Output L
Output R
・ スピーカーからの音声がマイクに入らないようにしてください。複数の音声が入力されたのと同じ状態にな
り、正しく動作しません。
・ 使用するマイクは、単一指向性をおすすめします。また、できるだけマイクに近づいて話してください。 ・ EFFECT2、4(偶数番号のエフェクター)では、「ボイス・トランスフォーマ−」は使えません。
・ EFFECT1、3(奇数番号のエフェクター)で「ボイス・トランスフォーマ−」を使っているとき、EFFECT2、
4(偶数番号のエフェクター)でパッチを選ぶことはできません。
・ サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「ボイス・トランスフォーマ−」は使えません。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
VT(ボイス・トランスフォーマー):いろいろなボイス・キャラクターを作る
Sw(スイッチ) Off, On ボイス・トランスフォーマーのオン/オフ
Robot(ロボット) Off, On 入力されるピッチに関係なく、一定のピッチで音声を出
力する/しない
Chromatic Pitch( クロマチック・ピッチ) -12 〜 36 出力する音声のピッチの変化幅(半音単位)
Fine Pitch( ファイン・ピッチ) -100 〜 100 出力する音声のピッチの変化幅(1 セント単位)
Chromatic Formant(クロマチック・フォルマント)-12 〜 12 出力する音声のフォルマントの変化幅(半音単位)
Fine Formant(ファイン・フォルマント) -100 〜 100 出力する音声のフォルマントの変化幅(1 セント単位)
MixBal(ミックス・バランス) 0 〜 100 出力する音声と入力した音声の音量バランス
Rev(リバーブ) 残響音をつける
Sw(スイッチ) Off, On リバーブのオン/オフ
Time(リバーブ・タイム) 0.1 〜 32.0 sec リバーブ音の長さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 200 ms リバーブ音が出力されるまでの時間
Density(デンシティー) 0 〜 100 リバーブ音の密度
FX Lvl(エフェクト・レベル) 0 〜 100 リバーブ音の音量
フォルマント(P.21)
78
アルゴリズム一覧
ボーカルだけを消すには
ボーカル・キャンセラーでは、中央に定位している音を消します。したがって、ボーカル以外にもベースや
Vocal Canceler(ボーカル・キャンセラー)
CD や DAT など、ステレオ・ソースを入力したとき、ボーカルやベースなどの中央に定位している音を消します。
fig.10-61
Input L
Vocal Canceler
Input R
3BAND EQ
3BAND EQ
音楽ソースによっては、消したい音以外の音が消えてしまうなど、思ったような効果が得られないことが あります。特に、リバーブが深くかかった音楽ソースや、消したい音が中央に定位していない場合などは、
効果を発揮しないことがあります。
Output L
Output R
アルゴリズム一覧
リード楽器などの音もいっしょに消してしまいます。そこで、ボーカルだけを消して、カラオケなどを作る ときは、人の声の周波数にあわせて、レンジ・ロー(Range Lo)を 100 Hz、レンジ・ハイ(Range Hi)を 1 kHz 程度に設定するとよいでしょう。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
VC(ボーカル・キャンセラー):ボーカルやベースなどの中央に定位している音を消す
Sw(スイッチ) Off, On ボーカル・キャンセラーのオン/オフ
Balance(バランス) 0 〜 100 消したい音が中央に定位していないとき、一番よく消え
るポイント
RangeLo(レンジ・ロー) Unlimit, 20 〜 2000 Hz 消したい帯域の下限 *1
RangeHi(レンジ・ハイ) 1.0 〜 20.0 kHz, Unlimit 消したい帯域の上限 *2
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *3
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
のカーブの鋭さ
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
カーブの鋭さ *3
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
続く...
79
アルゴリズム一覧
1:「Unlimit」に設定すると、本機で再生可能な周波数が下限となります。 2:「Unlimit」に設定すると、本機で再生可能な周波数が上限となります。
3:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
80
アルゴリズム一覧
ボコーダーを使うときの Tips
楽器音は、倍音をたくさん含んだものを選ぶとよいでしょう。ストリングスやディストーションのかかったギ
Vocoder(ボコーダー)
ボコーダーは、楽器音で人の声を出しているような効果を得るエフェクトです。ボコーダーを使うときは、左チャ ンネルに楽器音を入力し、右チャンネルに人の声を入力します。楽器音は 10 個の周波数帯域に分割され、音声の 周波数成分に応じて加工されます。
fig.10-14
Output L
Input L (Instrument)
Chorus10 Band Vocoder
アルゴリズム一覧
Input R (Mic)
Output R
楽器音はエフェクトの L チャンネル側に入力 されます。したがって、楽器音を 扱うチャンネルに、エフェク トの
「Lch」をインサート接続します。同様に、音声はエフェクトの R チャンネル側に入力されます。音声を扱うチャン
ネルに、エフェクトの「Rch」をインサート接続します。
ターなどがおすすめです。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Voc(ボコーダー) ピッチは楽器音で指定し、音色は人の声を出す
Char 1 〜 10(ボイス・キャラクター) 0 〜 100 周波数帯域別の音量。ここでボコーダーの音色を変え
る。
Cho(コーラス) 音に広がりと厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On コーラスのオン/オフ
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 揺れの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 50 ms 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間
FBLvl(フィードバック・レベル) -100 〜 100 コーラス音をコーラスの入力に戻す量
FX Lvl(エフェクト・レベル) -100 〜 100 コーラス音の音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) -100 〜 100 原音の音量
81
アルゴリズム一覧
ボコーダーとボコーダー 2 の違い
ボコーダー 2 は、ボコーダーに比 べて、たくさんの周波数帯域をポイントとして持っています。また、マイ クの入力感度や音の定位を調節したり、楽器音の入力レベルやノイズを取るなど、細かい設定ができます。そ
のため、はっきりとした人の声が得られます。
音の特徴を決める「エンベロープ」
音にはそれぞれ固有のエンベロープがあります。これは、音に特徴をつけるもので、人間が音の種類を聞き分 けるときの大きな要素となっています。ボコーダー 2 では、エンベロープ(Envelope)で以下のような特徴 をつけることができます。
Sharp: 人間の声を強調 Soft: 楽器の音を強調 Long: 余韻の長いビンテージ・サウンド
音の定位のしかた
パン・モード(PanMode)で、ボコーダー音の定位のしかたを決めます。
モノ: 中央に定位 ステレオ: ステレオ(奇数の周波数は左、偶数の周波数は右に定位) L
→R: 低い周波数帯は左、高い周波数帯は右に定位
R
→L: 低い周波数帯は右、高い周波数帯は左に定位
フォルマントを固定して楽器音を鳴らす
マイクに音声を入力しているとき、同じ音声フォルマントで楽器音を鳴らすことができます。例えば、「アイ ウエオ」とマイクに向かって話すとき、イの瞬間にホールド(Hold)を「On」にします。すると、イのフォ ルマントで楽器音が鳴ります。
Vocoder 2(19)(ボコーダー 2(19))
19 バンドのボコーダーです。従来のボコーダーでは得られなかったクリアーなサウンドを得ることができます。
fig.10-65
Input L (Instrument)
VOCODER Chorus
Input R(Mic)
Noise
Suppressor
・ 楽器音はエフェクトの L チャンネル側に入力されます。したがって、楽器音を扱うチャンネルに、エフェクト
の「Lch」をインサート接続します。同様に、音声はエフェクトの R チャンネル側に入力されます。音声を扱 うチャンネルに、エフェクトの「Rch」をインサート接続します。
・ EFFECT2、4(偶数番号のエフェクター)では、「ボコーダ− 2(19)」は使えません。
+
+
Output L
Output R
・ EFFECT1、3(奇数番号のエフェクター)で「ボコーダ− 2(19)」を使っているとき、EFFECT2、4(偶数
番号のエフェクター)でパッチを選ぶことはできません。
・ サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「ボコーダ− 2(19)」は使えません。
82
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Voc(ボコーダー) ピッチは楽器音で指定し、音色は人の声を出す
Envelope(エンベロープ) Sharp, Soft, Long 音の特徴を決める
PanMode(パン・モード) Mono, Stereo, L →R, R →L 音の定位のしかたを決める
Hold(ホールド) Off, MIDI HOLD 情報を MIDI で受信したときにフォルマン
MicSens(マイク・センシティビティー) 0 〜 100 マイクの入力感度
SynInLvl
(シンセサイザー・イン・レベル) 0 〜 100 楽器音の入力レベル
Character Ch1 〜 19 0 〜 100 ボコーダーの音質
(ボイス・キャラクター・チャンネル 1 〜 19)
Mic(マイク・ミックス) 0 〜 100 マイク HPF を通った後のマイク音声を、 ボコー
MicHPF(マイク HPF) Thru, 1.0 〜 20.0 kHz マイク音声にかける HPF の効き始める周波数
MicPAN(マイク・パン) L63 〜 R63 マイク音声の定位
NSThresh
(ノイズ・サプレッサー・スレッショルド) 0 〜 100 楽器入力に対するノイズを消し始める音量
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
トを固定する/しない
ダーの出力へミックスする量
HPF を効かせないときは「Thru」
Cho(コーラス) 音に広がりと厚みをつける
Sw(スイッチ) Off, On コーラスのオン/オフ
Rate(レイト) 0.1 〜 10.0 Hz 揺れの周期
Depth(デプス) 0 〜 100 揺れの深さ
PreDLY(プリ・ディレイ) 0 〜 50 ms 原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間
MixBal(ミックス・バランス) 0 〜 100 コーラス音と原音の音量バランス
83
アルゴリズム一覧
ローファイ・サウンドを作る
ヒップ・ホップや DJ などのダンス・ミュージックにかかせないローファイ・サウンドを作るときは、以下の ようにするとよいでしょう。
●ローファイ・プロセッサー
・ プリ・フィルター(Pre Filter)とポスト・フィルター(Post Filter)をオフにします。これによって
デジタル歪みを含んだ強烈なローファイ・サウンドが得られます。
・ レイト(Rate)とビット(Bit)を低めに設定します。ただし、ビットを低くしすぎると、無音時にも
大きなノイズがでることがあります。このようなときは、ノイズ・サプレッサーのスレッショルド
(Thresh)を上げてください。
●リアルタイム・モディファイ・フィルター
・ レゾナンスを 上げると音にクセがつきま す。ただし、上げすぎると発振するこ とがあるので注意して
ください。
Lo-Fi Processor(ローファイ・プロセッサー)
サンプル・レートを下げたり、ビット数を減らして、ローファイ・サウンドを作ります。また、直列につながった リアルタイム・モディファイ・フィルターでは、ローファイ・サウンドに高周波成分を加えて、クセのある音を作 り出します。
fig.10-53
Input L
Lo-Fi
Processor
Realtime
Modify Filter
Noise
Suppressor
Output L
Input R
Lo-Fi
Processor
Realtime
Modify Filter
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Lo-fi(ローファイ・プロセッサー):ローファイ・サウンドを作る
Sw(スイッチ) Off, On ローファイ・プロセッサーのオン/オフ
Pre Filter(プリ・フィルター・ スイッチ) Off, On デジタル歪みを低減させるフィルターのオン/オフ
Rate(レイト) Off, 1/2 〜 1/32 サンプル・レイトの設定
Bit(ビット) Off, 15 〜 1 bit データのビット数
Post Filter(ポスト・フィルター・スイッチ) Off, On ローファイ化によるデジタル歪みを低減するフィルター
FX Lvl(エフェクト・レベル) 0 〜 100 ローファイ・サウンドの音量
DirLvl(ダイレクト・レベル) 0 〜 100 原音の音量
Noise
Suppressor
変更しないときは「OFF」
変更しないときは「OFF」
のオン/オフ
Output R
RMF(リアルタイム・モディファイ・フィルター)クセのある音を作り出す
Sw(スイッチ) Off, On リアルタイム・モディファイ・フィルターのオン/オフ
NS(ノイズ・サプレッサー)無音時のノイズを消す
Type(タイプ) LPF, BPF, HPF フィルターの種類
Cutoff(カットオフ・フリケンシー) 0 〜 100 カットオフ周波数
Reso(レゾナンス) 0 〜 100 カットオフ周波数(CutOff)付近の周波数成分を強調す
Gain(ゲイン) 0 〜 24 dB リアルタイム・モディファイ・フィルター音の音量
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
84
アルゴリズム一覧
ベース音を消す
ベース音などの低域音の音を消すときは、以下のように設定します。
アンチ・フェイズ・ロー・ミックス・スイッチ(LoMixSw):On アンチ・フェイズ・ロー・レベル(LowLvl):高
ボーカルを消す
ボーカルなどの中域音を消すときは、以下のように設定します。
アンチ・フェイズ・ミドル・ミックス・スイッチ(MidMix Sw):On アンチ・フェイズ・ミドル・レベル(MidLvl):高
ノイズを消す
ノイズの周波数帯域を探し、それにあったレベル(ロー・レベル、ミドル・レベル、ハイ・レベル)を
-60 dB にする。
3band Isolator(3 バンド・アイソレイター)
周波数帯域ごとに急峻に成分をカットして、不要な音を消します。CD などの中から不要な音 だけを消して、特定 の音だけを取り出すときに使うと便利です。。一般的なイコライザーでは、各周波数帯域のゲインを最小にしても音 が残りますが、アイソレイターでは完全に消音します。
fig.10-69
アルゴリズム一覧
Input L
Input R
3 Band
Isolator L
3 Band
Isolator R
Output L
Output R
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Iso(3 バンド・アイソレイター):入力音を 3 つの周波数帯域に分割し、それぞれ音を抽出したり、消去したりする
Sw(スイッチ) Off, On 3 バンド・アイソレイターのオン/オフ
AntiPhase LoLev
(アンチ・フェイズ・ロー・レベル) 0 〜 100 低域音を消す量
AntiPhase MidLev
(アンチ・フェイズ・ミドル・レベル) 0 〜 100 中域音を消す量
LoMixSw
(アンチ・フェイズ・ロー・ミックス・スイッチ)Off, On 低域音を消す/消さない
MidMixSw
(アンチ・フェイズ・ミドル・ミックス・スイッチ)Off, On 中域音を消す/消さない
LowLvl(ロー・レベル) -60 〜 +4 dB 低域の周波数帯域を増減
MidLvl(ミドル・レベル) -60 〜 +4 dB 中域の周波数帯域を増減
HiLvl(ハイ・レベル) -60 〜 +4 dB 高域の周波数帯域を増減
85
アルゴリズム一覧
コンプレッサーとリミッターの違い
コンプレッサーとリミッターの動作は、よく似ています。いずれも、一定のレベル(スレッショルド・レベ ル)以上の入力信号が入ってくると、その入力のレベルの大きさに応じて、出力信号全体を圧縮します。 コンプレッサーは、自動的に増幅度を下げてオーバーした部分のレベルをすべて抑えます。リミッターは、入 力信号の最大レベルのみを抑えます。
●リミッターとして使う
・ スレッショルド・レベル(Thresh):高め ・ レシオ(Ratio): 100:1 ・ アタック・タイム(Attack):短め ・ リリース・タイム(Release):短
●コンプレッサーとして使う
・ スレッショルド・レベル(Thresh): 出力音が歪まない程度 ・ レシオ(Ratio): 1.5:1, 2:1, 4:1 ・ アタック・タイム(Attack): 入力音の種類に応じて調整 ・ リリース・タイム(Release): 入力音の種類に応じて調整
Dual Compressor/Limiter
(デュアル・コンプレッサー/リミッター)
コンプレッサーは、大きなレベルの信号を抑えます。リミッターは、過大入力を抑えます。いずれも、音の歪みを 防いだり、ダイナミクスを制御したりするときに使います。
fig.10-40
Input A
Compressor/Limiter A
Noise Suppressor A
Output L
Detector in
Detector in
Compressor/Limiter B
Input B
Input A はエフェクトの L チャンネル側に入力されます。したがって、Input A を扱うチャンネルに、エ フェクトの「Lch」をインサート接続します。同様に、Input B はエフェクトの R チャンネル側に入力され
ます。Input B を扱うチャンネルに、エフェクトの「Rch」をインサート接続します。
Detector in
Detector in
Noise Suppressor B
Output R
86
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
CmpA, CmpB (コンプレッサー):入力音量が一定値を超えたとき、出力信号全体を圧縮する
(リミッター):入力音量が一定値を超えたとき、オーバーした部分の音量を抑える
Sw(スイッチ) Off, On コンプレッサー/リミッターのオン/オフ
Thresh(スレッショルド・レベル) -60 〜 0 dB コンプレッサー/リミッターの効果が効き始めるレベル
Ratio(レシオ) 1.5:1, 2:1, 4:1, 100:1 スレッショルド・レベル(Thresh)を越えたときの圧縮比
Attack(アタック・タイム) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルを越えてから効果
がかかるまでの時間
Release(リリース・タイム) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルより下がってから
効果がなくなるまでの時間
Level(アウトプット・レベル) -60 〜 12 dB コンプレッサー/リミッター音の音量
Detect(ディテクト・イン) A, B, Link Input A と B のどちらの入力でコンプレッサー/リミッ
ターをコントロールするかを選ぶ。レベルの大きい方の 入力でコントロールするときは「Link」に設定する。
NS(ノイズ・サプレッサー): 無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
Detect(ディテクト・イン) A, B, Link ノイズ・サプレッサーをコントロールする入力(Input A
/ Input B) レベルの大きい方の入力でコントロールするときは「Link」
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
87
アルゴリズム一覧
ノイズをとる
4 バンド・パラメトリック・イコライザーでは、高域、中高域、中低域、低域の 4 つのポイントで自由にカッ
A チャンネルと B チャンネルを独立してコントロールする
リンク(Link)の設定をオンにすると、A チャンネル側の設定で、B チャンネルも 4 バンド・パラメトリッ
Parametric Equalizer
(4 バンド・パラメトリック・イコライザー)
カットオフ周波数、帯域幅(Q)が自由に変えられるイコライザー。細かい音づくりが可能です。
fig.10-55
Input A
4Band EQ A
Link
4Band EQ B
Input B
トオフ周波数や帯域幅(Q)が変えられます。 これを利用して、ノイズやハウリングのポイントを正確にとらえることができます。まず、ポイントを探すと きは、音の変化が分かりやすいようにゲインを上げておいて、少しずつカットオフ周波数動かしていくとよい でしょう。そして、Q を鋭くしてフィルタリングします。
Output A
Output B
ク・イコライザーを同時にコントロールできます。 A チャンネルと B チャンネルを別々にコントロールしたいときはオフにします。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Lnk(リンク) B チャンネルが A チャンネルの設定にしたがう
Link(リンク・スイッチ) Off, On B チャンネルが A チャンネルの設定に従う/従わない
PEQA, PEQB(4 バンド・パラメトリック・イコライザー)4 バンドのパラメトリック・イコライザー
Sw(スイッチ) Off, On パラメトリック・イコライザーのオン/オフ
LowG(ロー・ゲイン) -12 〜 +12 dB 低域のブースト/カット量
LowF(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
LowQ(ロー Q) 0.3 〜 10 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
LoMid Gain(ロー・ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中低域のブースト/カット量
LoMid Freq(ロー・ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中低域の中心周波数
LoMid Q(ロー・ミドル Q) 0.3 〜 10 ロー・ミドル・フリケンシー(LoMid Freq)における周
HiMid Gain(ハイ・ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中高域のブースト/カット量
HiMid Freq(ハイ・ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中高域の中心周波数
HiMid Q(ハイ・ミドル Q) 0.3 〜 10 ハイ・ミドル・フリケンシー(HiMid Freq)における周
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
High Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
波数特性のカーブの鋭さ
波数特性のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
88
アルゴリズム一覧
10BAND EQ A
10BAND EQ B
Input A
Input B
Output A
Output B
Link
ハウリングを防ぐ
ライブの PA などを行っているとき、ハウリングを起きにくくするには以下のようにします。まず、会場固有
A チャンネルと B チャンネルを独立してコントロールする
リンク(Link)の設定をオンにすると、A チャンネル側の設定で、B チャンネルも 10 バンド・グラフィッ
InputG(インプット・ゲイン) -60 〜 12dB イコライザーを通る前の全体の音量
Level(アウトプット・レベル) -60 〜 12 dB イコライザーを通った後の全体の音量
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
Graphic Equalizer
(10 バンド・グラフィック・イコライザー)
アルゴリズム一覧
10 の帯域に分割された周波数ごとに、ブースト/カット量を設定するイコライザー。ライブの PA などで、会場固 有の共振周波数をカットして、ハウリングを起きにくくするようなときにつかうと便利です。
fig.10-57
の共振周波数を探し、そのゲインをカットします。
ク・イコライザーを同時にコントロールできます。 A チャンネルと B チャンネルを別々にコントロールしたいときはオフにします。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
Lnk(リンク) B チャンネルが A チャンネルの設定にしたがう
Link(リンク・スイッチ) Off, On B チャンネルが A チャンネルの設定に従う/従わない
GEQA, GEQB
(10 バンド・グラフィック・イコライザー):10 バンドのグラフィック・イコライザーをモデリングする
Sw(スイッチ) Off, On グラフィック・イコライザーのオン/オフ
31.2 〜 16k(ゲイン) -12 〜 +12 dB それぞれの周波数におけるブースト/カット量
InputG(インプット・ゲイン) -60 〜 +12 dB イコライザーを通る前の全体の音量
Level(アウトプット・レベル) -60 〜 +12 dB イコライザーを通った後の全体の音量
89
アルゴリズム一覧
ハムを取り除く
「ブーン」という低い一定の周波数の雑音がハムです。主に、電源回路で交流を直流に変換するとき、変換し
Hum Canceler(ハム・キャンセラー)
不快なハム(ブーンという「うなり」)を取り除きます。
fig.10-59
Input A
Input B
Hum Canceler
Hum Canceler
Noise
Suppressor
Noise
Suppressor
Output A
Output B
きれなかった交流分が信号に混入して起こります。電源の周波数(50Hz / 60Hz)にあわせて、フリケンシー
(Freq)を設定すると、その周波数および整数倍のハムが取り除かれます。
また、レンジ・ロー(Range Lo)とレンジ・ハイ(Range Hi)で取り除くハムの周波数帯域を決めることが できます。
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
HC(ハム・キャンセラー) ハムを消す
Sw(スイッチ) Off, On ハム・キャンセラーのオン/オフ
Freq(フリケンシー) 20.0 〜 800.0 Hz 取り除くハムの周波数
Width(ウィズ) 10 〜 40 % 取り除くハムのフィルターの幅
Depth(デプス) 0 〜 100 取り除くハムのフィルターの深さ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ハムを取り除き始めるレベル
RangeLo(レンジ・ロー) Unlimit, 20 〜 2000 Hz 取り除くハムの周波数の下限 *1
RangeHi(レンジ・ハイ) 1.0 〜 20.0 kHz, Unlimit 取り除くハムの周波数の上限 *2
NS(ノイズ・サプレッサー)無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズが消え始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
1:「Unlimit」に設定すると、本機で再生可能な周波数が下限となります。 2:「Unlimit」に設定すると、本機で再生可能な周波数が上限となります。
90
Stereo Multi(ステレオ・マルチ)
fig.10-47
Input L
Noise
Suppressor
Compressor/
Limiter
Enhancer
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Output L
3BAND EQ
Input R
Noise
Suppressor
Compressor/
Limiter
Enhancer
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
NS(ノイズ・サプレッサー): 無音時のノイズを消す
Sw(スイッチ) Off, On ノイズ・サプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) 0 〜 100 ノイズを消し始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 ノイズが消え始めてから、音量が 0 になるまでの時間
Cmp(コンプレッサー/リミッター)入力音量が一定値を超えたとき、出力信号全体を圧縮する
Sw(スイッチ) Off, On コンプレッサーのオン/オフ
Thresh(スレッショルド・レベル) -60 〜 0 dB コンプレッサーの効果が効き始めるレベル
Ratio(レシオ) 1.5:1, 2:1, 4:1, 100:1 スレッショルド・レベル(Thresh)を越えたときの圧縮
Attack(アタック・タイム) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルを越えてから効果
がかかるまでの時間
Release(リリース・タイム) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルより下がってから
効果がなくなるまでの時間
Level(アウトプット・レベル) -60 〜 12 dB コンプレッサー音の音量
Enh(エンハンサー) 音にメリハリをつけ、音を前に出す
Sw(スイッチ) Off, On エンハンサーのオン/オフ
Sens(センス) 0 〜 100 エンハンサーの効き具合
Freq(フリケンシー) 1.0 〜 10.0 kHz エンハンサー効果がかかり始める周波数
MixLvl(ミックス・レベル) 0 〜 100 エンハンサー音を原音にミックスする量
Level(レベル) 0 〜 100 エンハンサー音の音量
3BAND EQ
Output R
続く...
91
アルゴリズム一覧
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 10.0 ロー・フリケンシー(Lo Freq)における周波数特性の
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
Mid Gain(ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中域のブースト/カット量
Mid Freq(ミドル・フリケンシー) 200 〜 8000 Hz 中域の中心周波数
Mid Q(ミドル Q) 0.3 〜 10.0 ミドル・フリケンシー(Mid Freq)における周波数特性
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.4 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 10.0 ハイ・フリケンシー(Hi Freq)における周波数特性の
Hi Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
Level(アウトプット・レベル) 0 〜 100 イコライザー通過後の音量
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
のカーブの鋭さ
カーブの鋭さ *1
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
92
Speaker Modeling(スピーカー・モデリング)
モデリングするスピーカーの種類
特性を再現できるスピーカーの種類は以下のとおりです。モデル(Model)で設定してください。
THRU: モデリングをしない Super FLAT: DS-90 をモデリングで補正し、さらにワイド・レンジでクセのない音 Powered GenBlk: パワード・モニターの代表的な機種(2 ウェイ・タイプ、ウーファー径= 170mm
(= 6-1/2 インチ))
Powered E-Bas: 明るい音質が特長的なパワード・モニター
世界中のスタジオで標準的に使用されているような高級プロ用モニター・スピーカーから、小型テレビや携帯用ラ ジオのスピーカーまで、さまざまなスピーカーの特性を再現します。
fig.10-81
Input L
SP Modeling
BassCut Freq
Lo Freq Trim
Hi Freq Trim
Limiter
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Output L
SP Modeling
Input R
BassCut Freq
Lo Freq Trim
Hi Freq Tim
・ スピーカー・モデリングは、ローランド・バイ・アンプ・モニター DS-90 / DS-90A をデジタル接続でお
使いのときに最適な効果が得られるように調整してあります。その他のスピーカーをお使いのときは、十
分な効果が得られないことがあります。
・ サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「スピーカー・モデリング」は使えません。
Powered Mack: よく伸びた低音域が特長のパワード・モニター Small Cube: レコーディング・スタジオで広く使われている、小型フルレンジ・スピーカー White Cone: レコーディング・スタジオで広く使われている、白いウーファーが特徴的な密閉
型 2 ウェイ・スピーカー White C +tissue: 「White Cone」のツイーターにティッシュ・ペーパーをかぶせたマイルドな音 Small Radio: ポケット・タイプの小型ラジオ Small TV: 14 インチ・サイズのテレビに付属しているスピーカー Boom Box: ラジオ・カセット・レコーダー BoomBox LoBoost: 低音域を強調したラジオ・カセット・レコーダー
モデリングを使用した音と、しない音を比較するときは「THRU」を使うとよく分かります。
Limiter
Output R
続く...
93
アルゴリズム一覧
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
SpMod(スピーカー・モデリング):特性を再現するスピーカーを選ぶ
Sw(スイッチ) Off, On スピーカー・モデリングをオン/オフ
Model(モデル) 前ページコラム参照 特性を再現(モデリング)するスピーカーの種類
Output Speakers (アウトプット・スピーカー)DS-90/DS-90A, DS-50A 使用するスピーカーの種類
Phase(フェイズ) NRM, INV スピーカーの位相。同位相(NRM)/逆位相(INV)
BCut(ベース・カット・フィルター)ポップ・ノイズなどの不要な低音を消す
Sw(スイッチ) Off, On ベース・カット・フィルターのオン/オフ
Freq(フリケンシー) Thru, 20 〜 2,000 Hz ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットする周波
LFT(ロー・フリケンシー・トリマー)低域の調整をする
Sw(スイッチ) Off, On ロー・フリケンシー・トリマーのオン/オフ
Gain(ゲイン) -12 〜 +12 dB ブースト量/カット量
Freq(フリケンシー) 20 〜 2,000 Hz トリマーの中心周波数
HFT(ハイ・フリケンシー・トリマー)高域の調整をする
Sw(スイッチ) Off, On ハイ・フリケンシー・トリマーのオン/オフ
Gain(ゲイン) -12 〜 +12 dB ブースト量/カット量
Freq(フリケンシー) 1.0 〜 20.0 kHz 中心周波数
Lmt(リミッター) 大きなレベルの信号を抑えて歪みを防ぐ
Sw(スイッチ) Off, On リミッターのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) -60 〜 0 dB リミッターが効き始める音量
Release(リリース) 0 〜 100 入力レベルがスレッショルド・レベルより下がって
Level(レベル) -60 〜 +24 dB リミッターを通った後の音量
から、リミッターの効果がなくなるまでの時間
94
Mastering Tool Kit(マスタリング・ツール・キット)
インプットの「ディテクト・タイム」の効果
通常のコンプレッサ−では、レベル・オーバーを感知してから、それを抑えるまでに、一瞬遅れが生じてしま います。このアルゴリズムでは、入力音をレベル検出のみに使い、所定のディレイを加えた音を実際の加工・ 出力に使うことで、この問題を回避できるようになっています。このためのディレイ時間の設定が、インプッ トの
ディテクト・タイム
です。ディテクト・タイムを与えると、オーディオ信号の入出力に時間差が生じます
ので、マスタリング以外の目的(チャンネル・インサーションなど)に使う場合は注意が必要です。
帯域別に分割する
高域、中域、低域に分割するときは、インプットのロー・スプリット・ポイント(L-SplitP)、ハイ・スプリッ ト・ポイント(H-SplitP)で周波数を決めます。
fig.10-79
帯域別(高域、中域、低域)に分割して、音量をそろえるコンプレッサーです。MD や DAT へミックス・ダウンし たり、CD-R ディスクを使用してオリジナルのオーディオ CD を制作するときなどに、最適化されたレベルでマス タリングができます。
fig.10-78
H
Input L
Input R
4Band EQ
4Band EQ
Bass Cut
Bass Cut
Enhancer
Enhancer
Input
Input
M
L
H
M
L
Expander
Expander
Expander
Expander
Expander
Expander
Compressor
Compressor
Compressor
Compressor
Compressor
Compressor
Mixer
Mixer
Limiter
Limiter
Output
Output
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Output L
Output R
L-SplitP H-SplitPLevel
Low Mid High
Freq
パラメーター(正式名称) 設定値 働き
EQ(イコライザー)
Sw(スイッチ) Off, On イコライザーのオン/オフ
Low Gain(ロー・ゲイン) -12 〜 +12 dB 低域のブースト/カット量
Low Freq(ロー・フリケンシー) 20 〜 2000 Hz 低域の中心周波数
Low Q(ロー Q) 0.3 〜 16.0 低域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さ*1
LowType(ロー・タイプ) Shlv, Peak 低域イコライザーの種類
LoMid Gain(ロー・ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 中低域のブースト/カット量
LMid Freq(ロー・ミドル・フリケンシー) 20 〜 8000 Hz 中低域の中心周波数
LoMid Q(ロー・ミドル Q) 0.3 〜 16.0 中低域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さ
HiMid Gain(ハイ・ミドル・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高低域のブースト/カット量
HMid Freq(ハイ・ミドル・フリケンシー) 20 〜 8000 Hz 高中域の中心周波数
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
続く...
95
アルゴリズム一覧
HiMid Q(ハイ・ミドル Q) 0.3 〜 16.0 高低域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さ
High Gain(ハイ・ゲイン) -12 〜 +12 dB 高域のブースト/カット量
High Freq(ハイ・フリケンシー) 1.40 〜 20.0 kHz 高域の中心周波数
High Q(ハイ Q) 0.3 〜 16.0 高域の中心周波数における周波数特性のカーブの鋭さ*1
High Type(ハイ・タイプ) Shlv, Peak 高域イコライザーの種類
(シェルビング・タイプ、ピーキング・タイプ)
InputG(インプット・ゲイン) -24 〜 +12 dB イコライザーを通る前の全体の音量
Level(レベル) -24 〜 +12dB イコライザーを通った後の全体の音量
BCut(ベース・カット・フィルター)ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットする
Sw(スイッチ) Off, On ベース・カット・フィルターのオン/オフ
Freq(フリケンシー) THRU, 20 〜 2000 Hz ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットする周波数
Enh(エンハンサー) 音にメリハリをつけ、音を前に出す
Sw(スイッチ) Off, On エンハンサーのオン/オフ
Sens(センス) 0 〜 100 エンハンサーの効き具合
Freq(フリケンシー) 1.00 〜 10.0 kHz エンハンサー効果がかかり始める周波数
MixLvl(レベル) -24 〜 +12 dB エンハンサー音の音量
In(インプット) 原音を低域、中域、高域の 3 つの周波数帯域に分割する
InGain(インプット・ゲイン) -24 〜 +12 dB エクスパンダー/コンプレッサーに入る前の全体の音量
D-Time(ディテクト・タイム) 0 〜 10 ms 入力する原音を遅らせる時間
Split Point Low(ロー・スプリット・ポイント)20 〜 800 Hz 原音を 3 分割する周波数(低域側)
Split Point High(ハイ・スプリット・ポイント)1.60 〜 16.0 kHz 原音を 3 分割する周波数(高域側)
Exp(エクスパンダー) 一定の割合でダイナミック・レンジを拡大する
Sw(スイッチ) Off, On エクスパンダーのオン/オフ
Low Thre(ロー・スレッショルド) -80 〜 0 dB 低域のエクスパンダーが効き始める音量
Low Ratio(ロー・レシオ) 1:1.0 〜 1:16, 1:INF 入力レベルがロー・スレッショルド・レベルより下がっ
たとき、低域の出力を抑える割合
Low Atck(ロー・アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがロー・スレッショルド・レベルより下がっ
てから、低域のエクスパンダーが効き始めるまでの時間
Low Rel(ロー・リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがロー・スレッショルド・レベルを超えてか
Mid Thre(ミドル・スレッショルド) -80 〜 0 dB 中域のエクスパンダーが効き始める音量
Mid Ratio(ミドル・レシオ) 1:1.0 〜 1:16, 1 :INF 入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルより下
Mid Atck(ミドル・アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルより下がっ
Mid Rel(ミドル・リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルを超えて
High Thre(ハイ・スレッショルド) -80 〜 0 dB 高域のエクスパンダーが効き始める音量
High Ratio(ハイ・レシオ) 1:1.0 〜 1:16, 1:INF 入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルより下がっ
High Atck(ハイ・アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルより下がっ
High Rel(ハイ・リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルを超えてか
ら、低域のエクスパンダーが効かなくなるまでの時間
がったとき、中域の出力を抑える割合
てから、中域のエクスパンダーが効き始めるまでの時間
から、中域のエクスパンダーが効かなくなるまでの時間
たとき、高域の出力を抑える割合
てから、高域のエクスパンダーが効き始めるまでの時間
ら、高域のエクスパンダーが効かなくなるまでの時間
96
Cmp(コンプレッサー) 入力音量が一定値を超えたとき、出力信号全体を圧縮する
Sw(スイッチ) Off, On コンプレッサーのオン/オフ
Low Thre(ロー・スレッショルド) -24 〜 0 dB 低域のコンプレッサーが効き始める音量
Low Ratio(ロー・レシオ) 1:1.0 〜 1:16, 1:INF 入力レベルがロー・スレッショルド・レベルを超えたと
き、低域の出力を抑える割合
Low Atck(ロー・アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがロー・スレッショルド・レベルを超えてか
ら、低域のコンプレッサーが効き始めるまでの時間
Low Rel(ロー・リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがロー・スレッショルド・レベルより下がっ
てから、低域のコンプレッサーが効かなくまでの時間
Mid Thre(ミドル・スレッショルド) -24 〜 0 dB 中域のコンプレッサーが効き始める音量
Mid Ratio(ミドル・レシオ) 1:1.0 〜 1:16, 1 :INF 入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルを超えた
ときに、中域の出力を抑える割合
Mid Atck(ミドル・アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルを超えて
から、中域のコンプレッサーが効き始めるまでの時間
Mid Rel(ミドル・リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがミドル・スレッショルド・レベルより下がっ
てから、中域のコンプレッサーが効かなくまでの時間
High Thre(ハイ・スレッショルド) -24 〜 0 dB 高域のコンプレッサーが効き始める音量
High Ratio(ハイ・レシオ) 1:1.0 〜 1:16, 1:INF 入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルを超えたと
きに、高域の出力を抑える割合
High Atck(ハイ・アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルを超えてか
ら、高域のコンプレッサーのが効き始めるまでの時間
High Rel(ハイ・リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがハイ・スレッショルド・レベルより下がっ
てから、高域のコンプレッサーが効かなくまでの時間
アルゴリズム一覧
アルゴリズム一覧
Mix(ミキサー) 周波数帯域別に音量を調節する
Low Level(ロー・レベル) -80 〜 +6 dB
Mid Level(ミドル・レベル) -80 〜 +6 dB
High Level(ハイ・レベル) -80 〜 +6 dB
エクスパンダーとコンプレッサーを通った後の低域の音量
エクスパンダーとコンプレッサーを通った後の中域の音量
エクスパンダーとコンプレッサーを通った後の高域の音量
Lmt(リミッター) 大きなレベルの信号を抑えて歪みを防ぐ
Sw(スイッチ) Off, On リミッターのオン/オフ
Thresh(スレッショルド) -24 〜 0 dB リミッターが効き始める音量
Attack(アタック) 0 〜 100 ms 入力レベルがスレッショルド・レベルを超えてから、リ
Release(リリース) 50 ms 〜 5.000 s 入力レベルがスレッショルド・レベルより下がってから、
ミッターの効果がかかるまでの時間
リミッターが効かなくなるまでの時間
Out(アウトプット) 全体的な出力に関する設定をする
Sft Clip(ソフト・クリップ) Off, On コンプレッサー/リミッターの効果が極端にかけられた
ときに目立つ歪みを抑える
Level(レベル) -80 〜 +6 dB リミッターを通った後の全体的な音量
1:ロー・タイプ(Low Type)/ハイ・タイプ(Hi Type)を「Shlv(シェルビング・タイプ)」にしているとき、
ロー Q(Low Q)/ハイ Q(High Q)の設定は無効になります。
・ コンプレッサーでは、スレッショルド(Thres)とレシオ(Ratio)の設定により、自動的に最適になるように
レベルを補正します。また、アタック(Atck)を長めにすると歪むことがあるため、-6dB の余裕を持たせて います(マージン)。必要に応じてミキサー(Mix)のレベルを調整してください。
・ EFFECT2、4(偶数番号のエフェクター)では、「マスタリング・ツール・キット」は使えません。 ・ EFFECT1、3(奇数番号のエフェクター)で「マスタリング・ツール・キット」を使っているとき、
EFFECT2、4(偶数番号のエフェクター)でパッチを選ぶことはできません。
・ サンプリング周波数が 64.0kHz 以上のプロジェクトでは、「マスタリング・ツール・キット」は使えません。
97

MIDI インプリメンテーション

Model VS-2400CD Version 1.00 Oct. 2, 2002
1. 送信・受信データ
チャンネル・ポイス・メッセージ
●ノート・オン/オフ
UTILITY のMETRONOME 画面にあるMETRONOME OUT を M IDI にしたとき、メトロノームとして指定された MIDI チャンネル・ナンバーで指定されたノート・ナンバー/ベロシティーを出 力します。 エフェクト 1、3 に Voice Transformer( アルゴリズム 27) のパッチが選択されていて、MIDI Control SW が On の時に受信します。
ステータス 第2 バイト 第3バイト
9nH mmH llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー :
mm = ノート・ナンバー :
ll = ベロシティー :
(*1) メトロノームの送信時のみ (*2) Voice Transformer のMIDI Control SW が O n で受信時のみ
n = 0,2 (FX1,3): Voice Transformer : Chromatic Pitch mm = 24H - 54H (C2 - C6) ll = 無視
0H - FH (ch.1-ch.16) (*1) 0H - 3H (ch.1-ch.4) (*2)
0CH - 7FH (12 - 127) (*1) 24H - 54H (38 - 64) (*2)
01H - 7FH (1 - 127) / 00H = NOTE OFF
n = 1,3 (FX1,3): Voice Transformer: Chromatic Formant mm = 24H - 3CH (C2 - C4) ll = 無視
●ポリフォニック・キー・プレッシャー
UTILITY のSYSTEM 画面にある DISPLAY SECTION を O FF 以外にしたときにVS-2400CD のレベル・メーター値を送信します。(MIDI ch.=16 固定 ) 受信したときには、これを無視します。
ステータス 第2 バイト 第3バイト
AFH mmH llH
mm = ノート・ナンバー :
ll = レベル・メーター値 :
-------------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------------­Level Meter Analog Digital Input Track FX AUX/ Analog Digital Target Input Input Mixer Mixer Return DIR Output Output
------------------------------------------------------------------------------------------------­Note Level Level Level Level Level Level Level Level Meter Meter Meter Meter Meter Meter Meter Meter Number Channel Channel Channel Channel Channel Channel Channel Channel
------------------------------------------------------------------------------------------------­ 0 Input 1 R-BUS 1 Input 1 Track 1 FxRtn 1L AUX 1 Output 1 R-BUS 1 1 Input 2 R-BUS 2 Input 2 Track 2 FxRtn 1R AUX 2 Output 2 R-BUS 2 2 Input 3 R-BUS 3 Input 3 Track 3 FxRtn 2L AUX 3 Output 3 R-BUS 3 3 Input 4 R-BUS 4 Input 4 Track 4 FxRtn 2R AUX 4 Output 4 R-BUS 4 4 Input 5 R-BUS 5 Input 5 Track 5 FxRtn 3L AUX 5 Output 5 R-BUS 5 5 Input 6 R-BUS 6 Input 6 Track 6 FxRtn 3R AUX 6 Output 6 R-BUS 6 6 Input 7 R-BUS 7 Input 7 Track 7 FxRtn 4L AUX 7 Output 7 R-BUS 7 7 Input 8 R-BUS 8 Input 8 Track 8 FxRtn 4R AUX 8 Output 8 R-BUS 8 8 - - Input 9 Track 9 - DIR 1 - ­ 9 - - Input 10 Track 10 - DIR 2 - ­ 10 - - Input 11 Track 11 - DIR 3 - ­ 11 - - Input 12 Track 12 - DIR 4 - ­ 12 - - Input 13 Track 13 - DIR 5 - ­ 13 - - Input 14 Track 14 - DIR 6 - ­ 14 - - Input 15 Track 15 - DIR 7 - ­ 15 - - Input 16 Track 16 - DIR 8 - ­ 16 - D.In L - Track 17 - - - D.Out L 17 - D.In R - Track 18 - - - D.Out R 18 - - - Track 19 - - - ­ 19 - - - Track 20 - - - ­ 20 - - - Track 21 - - - ­ 21 - - - Track 22 - - - ­ 22 - - - Track 23 - - - ­ 23 - - - Track 24 - - - ­ 24 - - - - - - - ­ 25 - - - - - - - ­ 26 - - - - - - - ­ 27 - - - - - - - ­ 28 - - - - - - - ­ 29 - - - - - - - ­ 30 - - - - - - - ­ 31 - - - - - - - ­ 32 MONITOR L MONITOR L MONITOR L MONITOR L MONITOR L MONITOR L MONITOR L MONITOR L 33 MONITOR R MONITOR R MONITOR R MONITOR R MONITOR R MONITOR R MONITOR R MONITOR R 34 MASTER L MASTER L MASTER L MASTER L MASTER L MASTER L MASTER L MASTER L 35 MASTER R MASTER R MASTER R MASTER R MASTER R MASTER R MASTER R MASTER R
00H - 5BH (0 - 91)
00H - 7FH (0 - 127)
レベル・メーターとノート・ナンバー対応表
98
MIDI インプリメンテーション
36 37 38 39 40 Channel Status 1ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 41 Channel Status 2ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 42 Channel Status 3ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 43 Channel Status 4ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 44 Channel Status 5ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 45 Channel Status 6ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 46 Channel Status 7ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 47 Channel Status 8ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 48 Channel Status 9ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 49 Channel Status 10ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 50 Channel Status 11ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 51 Channel Status 12ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 52 Channel Status 13ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 53 Channel Status 14ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 54 Channel Status 15ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 55 Channel Status 16ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 56 Channel Status 17ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 57 Channel Status 18ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 58 Channel Status 19ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 59 Channel Status 20ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 60 Channel Status 21ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 61 Channel Status 22ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 62 Channel Status 23ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 63 Channel Status 24ch 0:Off, 1:Play, 2:Bounce/Source, 3:Rec 64 65 66 67 68 69 70 71 72 SCALE 0:X1, 1:X1/2 73 LOCATION 1:PRE FADER, 2:POST FADER 74 75 76 77 78 8SEG.MODE 0:Measure/Beat 1:Time Code, 2:Clock+Scene 79 OVER RANGE 0:0db 80 MASTER MUTE 0:OFF, 1:ON 81 PEAK HOLD TIME 0:OFF 82 83 84 85 86 87 88 CLOCK HOUR(*1) / MEAS. MSB (*2) 89 CLOCK MIN.(*1) / MEAS. LSB (*2) 90 CLOCK SEC.(*1) / BEAT (*2) 91 SCENE (*1) / TICK (*2) 92
(*1) 8SEG.MODE が 2 の時 (*2) 8SEG.MODE が 0 の時
---------------------------------
レベル・メーター値とレベル対応表
--------------------------------­Value Level 0 0dB 1 -1dB 2 -2dB : : 127 -Infinite
●コントロール・チェンジ
FADER がV.FADER モードの時、各 FADER を操作することにより、UTILITY の V.FADER/ USER 画面にある FADER パラメーターに設定されたコントローラー・ナンバーを使って送 信します。 V-LINK 機能がオンのときは「5. V-LINK送信データ」を参照してください。
ステータス
BnH mmH llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー :
mm = コントロ−ラー・ナンバー :
ll = コントローラー・バリュー :
また、UTILITYの MIDI 画面にある MIXER CONTROL TYPE が C .C.の時、VS-2400CD の ミキサー部の主要パラメータをコントロール・チェンジ・メッセージを使って送受信します。
ステータス
BnH mmH llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1-ch.16: 対応表参照) mm = ミキサー・パラメータ・ナンバー : (対応表参照 ) ll = ミキサー・パラメーター・バリュー : 00H - 7FH (0 - 127) (*1)
第2 バイト 第3バイト
0H - FH (ch.1-ch.16)
00H - 77H (0 - 119)
00H - 7FH (0 - 127)
第2 バイト 第3バイト
-------------------------------------------------------------------
ミキサー・パラメーターと MIDI チャンネル/コントロール・チェンジ # 対応表
-------------------------------------------------------------------
INPUT MIX CH. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 MIDI ch. -> 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
------------------------------------------------------------------­FADER LEVEL 7 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> PAN 10 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX1 SEND LEVEL 12 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX2 SEND LEVEL 13 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX3 SEND LEVEL 14 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX4 SEND LEVEL 15 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX5 SEND LEVEL 16 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX6 SEND LEVEL 17 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX7 SEND LEVEL 18 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX8 SEND LEVEL 19 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX1/2 SEND PAN 20 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX3/4 SEND PAN 21 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX5/6 SEND PAN 22 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX7/8 SEND PAN 23 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> OFFSET FADER LEVEL 24 -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -­OFFSET PAN 25 -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> --
-------------------------------------------------------------------
TRACK MIX CH. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 MIDI ch. -> 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
------------------------------------------------------------------­TRACK STATUS(*2) 35 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> FADER LEVEL 39 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> PAN 42 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX1 SEND LEVEL 44 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX2 SEND LEVEL 45 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX3 SEND LEVEL 46 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX4 SEND LEVEL 47 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX5 SEND LEVEL 48 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX6 SEND LEVEL 49 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX7 SEND LEVEL 50 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX8 SEND LEVEL 51 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX1/2 SEND PAN 52 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX3/4 SEND PAN 53 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX5/6 SEND PAN 54 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> AUX7/8 SEND PAN 55 -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> -> OFFSET FADER LEVEL 56 -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -­OFFSET PAN 57 -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> -- -> --
TRACK MIX CH. 17 18 19 20 21 22 23 24 MIDI ch. -> 9 10 11 12 13 14 15 16
------------------------------------------------------------------­TRACK STATUS(*2) 67 -> -> -> -> -> -> -> FADER LEVEL 71 -> -> -> -> -> -> -> PAN 74 -> -> -> -> -> -> -> AUX1 SEND LEVEL 76 -> -> -> -> -> -> -> AUX2 SEND LEVEL 77 -> -> -> -> -> -> -> AUX3 SEND LEVEL 78 -> -> -> -> -> -> -> AUX4 SEND LEVEL 79 -> -> -> -> -> -> -> AUX5 SEND LEVEL 80 -> -> -> -> -> -> -> AUX6 SEND LEVEL 81 -> -> -> -> -> -> -> AUX7 SEND LEVEL 82 -> -> -> -> -> -> -> AUX8 SEND LEVEL 83 -> -> -> -> -> -> -> AUX1/2 SEND PAN 84 -> -> -> -> -> -> -> AUX3/4 SEND PAN 85 -> -> -> -> -> -> -> AUX5/6 SEND PAN 86 -> -> -> -> -> -> -> AUX7/8 SEND PAN 87 -> -> -> -> -> -> -> OFFSET FADER LEVEL 88 -- -> -- -> -- -> -­OFFSET PAN 89 -- -> -- -> -- -> --
-------------------------------------------------------------------
RETURN MIX CH. 1 2 3 4 MIDI ch. -> 1 2 3 4
------------------------------------------------------------------­FADER LEVEL 102 -> -> -> BALANCE 103 -> -> -> AUX1 SEND LEVEL 104 -> -> -> AUX2 SEND LEVEL 105 -> -> -> AUX3 SEND LEVEL 106 -> -> -> AUX4 SEND LEVEL 107 -> -> -> AUX5 SEND LEVEL 108 -> -> -> AUX6 SEND LEVEL 109 -> -> -> AUX7 SEND LEVEL 110 -> -> -> AUX8 SEND LEVEL 111 -> -> -> AUX1/2 SEND Bal 112 -> -> -> AUX3/4 SEND Bal 113 -> -> -> AUX5/6 SEND Bal 114 -> -> -> AUX7/8 SEND Bal 115 -> -> ->
-------------------------------------------------------------------
MASTER BLOCK MIDI ch.=14
------------------------------------------------------------------­DIR1 LEVEL 104 DIR2 LEVEL 105 DIR3 LEVEL 106 DIR4 LEVEL 107 DIR5 LEVEL 108 DIR6 LEVEL 109 DIR7 LEVEL 110 DIR8 LEVEL 111 DIR1/2 Bal 112 DIR3/4 Bal 113 DIR5/6 Bal 114 DIR7/8 Bal 115
MIDI インプリメンテーション
99
MIDI インプリメンテーション
MIDI ch.=15
------------------------------------------------------------------­AUX1 LEVEL 104 AUX2 LEVEL 105 AUX3 LEVEL 106 AUX4 LEVEL 107 AUX5 LEVEL 108 AUX6 LEVEL 109 AUX7 LEVEL 110 AUX8 LEVEL 111 AUX1/2 Bal 112 AUX3/4 Bal 113 AUX5/6 Bal 114 AUX7/8 Bal 115
MIDI ch.=16
------------------------------------------------------------------­MASTER LEVEL 102 MASTER BAL 103 MONITOR BAL 104
-------------------------------------------------------------------
(*1) Mixer Level Table
+—————+————————++—————+————————++—————+————————++—————+————————+ |Data | Lev(dB)||Data | Lev(dB)||Data | Lev(dB)||Data | Lev(dB)| +—————+————————++—————+————————++—————+————————++—————+————————+ | 0 | — Inf || 32 | —21.2 || 64 | — 9.3 || 96 | — 0.8 | | 1 | —80.0 || 33 | —20.8 || 65 | — 9.0 || 97 | — 0.6 | | 2 | —68.0 || 34 | —20.4 || 66 | — 8.8 || 98 | — 0.4 | | 3 | —60.0 || 35 | —20.0 || 67 | — 8.6 || 99 | — 0.2 | | 4 | —56.0 || 36 | —19.6 || 68 | — 8.4 || 100 | 0.0 | | 5 | —53.0 || 37 | —19.2 || 69 | — 8.2 || 101 | 0.2 | | 6 | —50.0 || 38 | —18.8 || 70 | — 8.0 || 102 | 0.4 | | 7 | —48.0 || 39 | —18.4 || 71 | — 7.6 || 103 | 0.6 | | 8 | —46.0 || 40 | —18.0 || 72 | — 7.3 || 104 | 0.8 | | 9 | —44.0 || 41 | —17.6 || 73 | — 7.0 || 105 | 1.0 | | 10 | —42.0 || 42 | —17.2 || 74 | — 6.6 || 106 | 1.3 | | 11 | —40.0 || 43 | —16.8 || 75 | — 6.3 || 107 | 1.5 | | 12 | —38.0 || 44 | —16.4 || 76 | — 6.0 || 108 | 1.8 | | 13 | —36.0 || 45 | —16.0 || 77 | — 5.8 || 109 | 2.0 | | 14 | —34.5 || 46 | —15.6 || 78 | — 5.5 || 110 | 2.3 | | 15 | —33.0 || 47 | —15.2 || 79 | — 5.3 || 111 | 2.5 | | 16 | —32.0 || 48 | —14.8 || 80 | — 5.0 || 112 | 2.8 | | 17 | —31.0 || 49 | —14.4 || 81 | — 4.8 || 113 | 3.0 | | 18 | —30.0 || 50 | —14.0 || 82 | — 4.6 || 114 | 3.3 | | 19 | —29.0 || 51 | —13.6 || 83 | — 4.4 || 115 | 3.5 | | 20 | —28.0 || 52 | —13.2 || 84 | — 4.2 || 116 | 3.8 | | 21 | —27.2 || 53 | —12.8 || 85 | — 4.0 || 117 | 4.0 | | 22 | —26.4 || 54 | —12.4 || 86 | — 3.6 || 118 | 4.2 | | 23 | —25.6 || 55 | —12.0 || 87 | — 3.3 || 119 | 4.4 | | 24 | —24.8 || 56 | —11.6 || 88 | — 3.0 || 120 | 4.6 | | 25 | —24.0 || 57 | —11.3 || 89 | — 2.6 || 121 | 4.8 | | 26 | —23.6 || 58 | —11.0 || 90 | — 2.3 || 122 | 5.0 | | 27 | —23.2 || 59 | —10.6 || 91 | — 2.0 || 123 | 5.2 | | 28 | —22.8 || 60 | —10.3 || 92 | — 1.8 || 124 | 5.4 | | 29 | —22.4 || 61 | —10.0 || 93 | — 1.5 || 125 | 5.6 | | 30 | —22.0 || 62 | — 9.8 || 94 | — 1.3 || 126 | 5.8 | | 31 | —21.6 || 63 | — 9.5 || 95 | — 1.0 || 127 | 6.0 | +—————+————————++—————+————————++—————+————————++—————+————————+
(*2) バリューと切り替わるトラック・ステータスの関係は以下のとおりです。
(1) 停止時 バリュー : 0-41 42-83 84-127
-------------------------------------------------------------------
ステータス : OFF ->OFF OFF ->REC OFF ->PLAY
(2) 再生・録音時 バリュー : 0-41 42-83 84-127
-------------------------------------------------------------------
ステータス : OFF -> X OFF ->X OFF ->PLAY
(*) X = 無視されます。
バンク・セレクト (MSB/LSB) エフェクトのバンクの切り替えをします。
ステータス
BnH 00H mmH BnH 20H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - 3H ( ch.1 = FX1 ch.2 = FX2 ch.3 = FX3 ch.4 = FX4) mm = バンク・ナンバーの上位バイト : 00H ll = バンク・ナンバーの下位バイト : 00H - 04H (0 - 4)
Bank Select | Program Change | Patch Number MSB | LSB | |
------+-----+--------------------+------------------­ 00H | 00H | 00H - 63H (0 - 99) | Preset #000 - #099 00H | 01H | 00H - 63H (0 - 99) | Preset #100 - #199 00H | 02H | 00H - 31H (0 - 49) | Preset #200 - #249 00H | 03H | 00H - 63H (0 - 99) | User #000 - #099 00H | 04H | 00H - 63H (0 - 99) | User #100 - #199
PLAY ->OFF PLAY ->REC PLAY ->PLAY REC ->OFF REC ->REC REC ->PLAY
PLAY ->OFF PLAY ->X PLAY ->PLAY REC -> X REC ->REC REC -> X
第2 バイト 第3バイト
ホールド 1 UTILITY のMIDI 画面にある EFFECT C.C. Rx Sw が On の時、エフェクトに Vocoder2( ア ルゴリズム 28) のパッチを選択されていて、Vocoder2 の HOLD パラメータが MIDI の時に 受信します。
ステータス
BnH 40H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー : 0,2H ( ch.1 = FX1 ch.3 = FX3) ll = コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)
NRPN(MSB/LSB) UTILITY のMIDI 画面にある MIXER CONTROL TYPE が C.C. の時、VS-2400CD の ミキサー部の変更するイコライザ・パラメータを選びます。 また、同画面にある EFFECT C.C. Rx Sw が O n の時、エフェクトの変更する パラメータを選びます。
ステータス 第2 バイト 第3バイト
BnH 62H llH BnH 63H mmH
n = MIDI チャンネル・ナンバー :
mm = NRPN で指定するパラメータ・ナンバーの上位バイト :
ll = NRPN で指定するパラメータ・ナンバーの下位バイト : 00H - 3EH (0 - 62)
データ・エントリー (MSB/LSB) UTILITY の MIDI 画面にある MIXER CONTROL TYPE が C.C. の時、NRPN で選ばれたミ キサーのイコライザ・パラメータを変更します。 同画面にある EFFECT C.C. Rx Sw が O n の時、NRPN で選ばれたエフェクトのパラメータ を変更します。
ステータス
BnH 06H mmH BnH 26H llH
n = MIDI チャンネル・ナンバー :
mm = NRPN で指定されたパラメータに対するバリューの上位バイト ll = NRPN で指定されたパラメータに対するバリューの下位バイト <例>
mmH llH = 40H 00H = -8192 = 7FH 7FH = -1 = 00H 00H = 0 = 3FH 7FH = +8191
データ・インクリメント UTILITY の MIDI 画面にある MIXER CONTROL TYPE が C.C. の時、NRPN で選ばれたミ キサーのイコライザ・パラメータをインクリメントします。 同画面にある EFFECT C.C. Rx Sw が O n の時、NRPN で選ばれたエフェクトのパラメータ をインクリメントします。
ステータス
BnH 60H 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - 3H ( ch.1 = FX1 ch.2 = FX2 ch.3 = FX3 ch.4 = FX4) 8H - 9H ( ch.9 = Input Mixer, ch.10 = Track Mixer)
NRPN で指定されたパラメータに対するバリューのインクリメント
データ・デクリメント ステータス
BnH 61H 00H
n = MIDI チャンネル・ナンバー :
UTILITY の MIDI 画面にある MIXER CONTROL TYPE が C.C. の時、NRPN で選ばれたミ キサーのイコライザ・パラメータをデクリメントします。 同画面にある EFFECT C.C. Rx Sw が O n の時、NRPN で選ばれたエフェクトのパラメータ をデクリメントします。
第2 バイト 第3バイト
0H - 3H ( ch.1 = FX1 ch.2 = FX2 ch.3 = FX3 ch.4 = FX4) 8H - 9H ( ch.9 = Input Mixer, ch.10 = Track Mixer)
00H n = 0H - 3H 00H - 17H (1 - 24) n = 8H - 9H
第2 バイト 第3バイト
0H - 3H ( ch.1 = FX1 ch.2 = FX2 ch.3 = FX3 ch.4 = FX4) 8H - 9H ( ch.9 = Input Mixer, ch.10 = Track Mixer)
第2 バイト 第3バイト
第2 バイト 第3バイト
0H - 3H ( ch.1 = FX1 ch.2 = FX2 ch.3 = FX3 ch.4 = FX4) 8H - 9H ( ch.9 = Input Mixer, ch.10 = Track Mixer)
100
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