Roland RG-3M User Manual [ja]

Cover1,4
201a
い。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取 扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見
ることができるよう、手元に置いてください。
202
2007 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明 書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでくだ さい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれて いないことは、絶対にしないでください。必ずお
買い上げ店またはローランド・サービスに相談し てください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
警告
2
add1
● この機器を設置した後は、インシュレーターを 使ってキャスターを固定してください。
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設置 しないでください。必ず安定した水平な場所に設
置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセント に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくださ い。また、付属の電源コードを他の製品に使用し
ないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に 重いものを載せたりしないでください。電源コー
ドに傷がつき、ショートや断線の結果、火災や感 電の恐れがあります。
..............................................................................................................
警告
警告
注意
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、 スピーカーと組み合わせて使用した場合、設定に
よっては永久的な難聴になる程度の音量になり ます。大音量で、長時間使用しないでください。
万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用 をやめて専門の医師に相談してください。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金 など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れ
ないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源コー ドをコンセントから外し、お買い上げ店または
ローランド・サービスに修理を依頼してくださ い。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
○ エラー・メッセージ(Error.60、Error.61、
Error.62、Error.63)が表示されたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取 り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人
のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与 えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないで ください。特に、電源タップを使用している場合、
電源タップの容量(ワット/アンペア)を超える と発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはロー ランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や水 の中に入れたりしないでください。
add
● 自動鍵盤の動作中に鍵盤に手を触れると、突き指 や鍵盤の故障の原因になる場合がありますので、
充分ご注意ください。
..............................................................................................................
024
● 電源コードのアースを確実に取り付けてくださ い。感電の恐れがあります(P.19)。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付着 した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で拭き
取ってください。
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれ ている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミやほ こりを拭き取ってください。また、長時間使用し
ないときは、電源プラグをコンセントから外して ください。電源プラグとコンセントの間にゴミや
ほこりがたまると、絶縁不良を起こして火災の原 因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならない ように配慮してください。特に、コードやケーブ
ル類は、お子様の手が届かないように配慮してく ださい。
..............................................................................................................
105a
● この機器を設置するときや車に積むときなど、動 くと危険な場合は、すべてのキャスターを固定し
てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを 置かないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器本 体やコンセントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤーで 再生しないで下さい。大音量によって耳を痛めた
り、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
3
注意
注意
108d(選択)
● この機器を移動するときは以下のことを確認し た後、必ず 2 人以上で水平に持ち上げて運んでく
ださい。このとき、手をはさんだり、足の上に落 とさないように注意してください。
1
○ 機器本体と脚、ペダルを固定しているボルト
がゆるんでいないか、確認する。 ゆるんでいる場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
5
○ フタを閉じる。
追加
○ 大屋根を閉じる。
7
○ 譜面立てを倒す。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プラ グをコンセントから外してください(P.20)。
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコ ンセントから外してください。
..............................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏 れしたりします。次のことに注意してください
(P.32)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示どお
り入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類
の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出して
おいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池
ケースについた液をよくふきとってから新し い電池を入れてください。また、漏れた液が
身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす恐 れがあります。また眼に入ると危険ですので
すぐに水でよく洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘ
アピンなどと一緒に携帯したり、保管したり しないでください。
..............................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集の しかたに従って、捨ててください。
116
● 下記のような、可動部の操作は、指などをはさま ないように、注意して行なってください。小さい
お子様が使用されるときは、大人のかたが介添え してください。
○ 可動部
大屋根 (P.17)
フタ (P.18)
譜面立て (P.17) 突き上げ棒 (P.17)
Ext Memory 端子カバー (P.22)
リッドロック (P.18) ディスク・トレー (P.28)
..............................................................................................................
117(選択)
● ピアノ椅子を使用するときは、必ず次の事項を 守ってください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○ 2 人以上で腰掛けない。
3
○ 腰掛けたままで、高さ調節しない。
4
○ ピアノ椅子の脚を 止めているボルト が緩んで
いたら、腰掛けない。(緩みがあるときは随時 付属の工具で締め直してください)
6
○ シート下の隙 間(昇降装置の金属 部)には絶
対に手を入れないでください。手を挟んだり けがをしたりする恐れがあります。
..............................................................................................................
118c
● 下記のような、付属品や取り外した小さな部品 は、小さなお子様が誤って飲み込んだりすること
のないようお子様の手の届かないところへ保管 してください。
○ 付属品
ピアノ脚取付用ワッシャ−
ペダル取付け用ボルト、ワッシャ−、 スプリング
ペダルコード固定用コードクランプ、 コードクランプ(両面テープ式)、
コードクランプ取付け用ネジ
ペダル支え棒固定用ネジ
○ 取り外せる部品
Ext Memory 端子カバーロック(鉄片)
固定用ネジ
..............................................................................................................
..............................................................................................................
4

使用上のご注意

291a
2 〜 4 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池は、 機器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわ
けではありません。完全に電源を切る必要があるときは、 この機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプ
ラグを抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグ を差し込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、
すぐ手の届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話の赤外線通信機能を使って本機にデータを転送 するとき以外は、携帯電話はなるべく本機から遠ざける
か、もしくは電源を切ってください。近くに携帯電話が あると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出る
ことがあります。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力な スポット・ライトで長時間同じ位置を照射しないでくだ
さい。変形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音し なくなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外 装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● 本機の塗装は鏡面仕上げになっており、美しい表面は、 高級木工家具同様デリケートですので、正しい定期的な
お手入れが必要です。必ず以下にしたがってお手入れを してください。
○ お手入れは、柔らかい布やピアノ用の毛ばたきで軽く
拭いてください。 小さな砂ぼこりでも、強く拭くと細かなすり傷がつく
ことがありますのでご注意ください。
○ 仕上げ面の艶がなくなってきたときは、付属の外装手
入れ剤を含ませた柔らかい布でムラなく拭きあげて ください。
市販の各種洗剤や外装手入れ剤は、塗装面を変質さ せ、ひび割れなどの原因となりますので使用しないで
ください。 また、化学ぞうきんは使わないでください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
403
● 本機のペダルは真鍮製です。 真鍮は酸化し、黒ずむ性質があります。酸化した場合の
お手入れは、市販の金属みがきをご使用ください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能 について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、USB メモリーまたはフ
ロッピー・ディスクに保存するか、記憶内容をメモして おいてください。修理するときには記憶内容の保存に細
心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで 記憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録
内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
5
使用上のご注意
自動鍵盤について
追加
● 自動鍵盤の動作中に鍵盤を無理に押さえ付けたり、沈ん だ鍵盤を無理に押し上げるなど、鍵盤の動きを妨げるよ
うなことはしないでください。故障や誤動作の原因にな ります。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして USB メモリーまた はフロッピー・ディスクに保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリー、USB メモリーまたはフロッピー・ディ スクの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を
含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ りません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分 に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、
故障などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えな いでください。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ
い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの 仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ
せください。
565
● ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せた ままで鍵盤蓋を開閉しないでください。本機の構造上、
ペットなどの小動物が内部へ入ってしまうことがありま す。そのような場合は、直ちに電源を切って電源コード
をコンセントから外し、お買い上げ店またはローラン ド・サービスにご相談ください。
フロッピー・ディスクの取り扱い
(別売のフロッピー・ディスク・ドライブをお使いのとき)
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されま
すので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 磁性面に触れない ○ ホコリの多い場所で使用しない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)
○ スピー カーな どの 強い磁 界を 発生す る場所 やも のに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないよう に保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作
を行なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの 位置にしておいてください。
fig.DiskProtect.j.eps
プロテクト・タブ
653
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り
出せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよ う保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが
付いたディスクを使用すると、ディスクが破損したり、 ディスク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タ ブがライトの状態で、他の機種(HP-G シリーズ、MT
シリーズ、KR シリーズ、ATELIER シリーズ、PR-300 を除く)やコンピューターなどでディスク操作(内容確
認、セーブ、削除など)をすると、以降、本機のディス ク・ドライブで使用できなくなる場合があります。他の
機種やコンピューターで、演奏データの内容確認やロー ドをする場合は、ディスクのプロテクト・タブをプロテ
クトの状態で行なってください。
裏面
ライト (書き込み可能)
プロテクト (書き込み禁止)
6
使用上のご注意
203
※GS()ローランド株式会社の登録商標です。
209
※ Mac OS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商
標です。
追加
※ i モード 、i アプリ は NTT ドコモの
登録商標です。
追加
※ XGlite( )は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
USB メモリーの取り扱い
704
● USB メモリーを接続するときは、確実に奥まで差し込ん でください。
705
● USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚したりしない でください。
708
● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、 取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。(保存温度:0 度〜 50 度)
○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
追加
● USB メモリーは Ext Memory 端子に対して水平になるよ うにして、無理な力を加えずに挿入してください。無理 に挿入すると、Ext Memory 端子が破損することがあり ます。
追加
● Ext Memory 端子に USB メモリー以外のもの(針金、硬 貨、別の種類のディスクなど)を入れないでください。 Ext Memory 端子の故障の原因になります。
追加
● Ext Memory 端子カバーや接続した USB メモリーに強い 力を加えないでください。
追加
● USB メモリーを長期間使用しないときは、USB メモ リーのカバーをしてください。
CD(CD-ROM) の取り扱い
追加
● CD の取り扱いについては、次の点に注意してください。 ○ CD の裏面(信号面)に触れない。
○ ホコリの多い場所で使用しない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)。
801
● CD の裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしない でください。データの読み出しがうまくいかないことが
あります。CD の汚れは、市販の CD 専用クリーナーで クリーニングしてください。
追加
● CD はケースに入れて保管してください。
追加
● CD を、長時間 CD ドライブに入れたままにしないでく ださい。
追加
● ラベル面にシールなどの異物を貼らないでください。
追加
● 柔らかい乾いた布で内側から外側へ放射状に軽く拭いて ください。円周方向には拭かないでください。
追加
● レコード・クリーナー、レコード・スプレー、ベンジン などの溶剤は使用しないでください。
追加
● CD を曲げたりすると、正常に読み書きできなくなり、 誤動作の原因となることがあります。
CD をお使いになる前に
CD ドライブの取り扱い
追加
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、CD ドライブに水 滴がつくことがあります。このまま使用すると故障の原
因になりますので、数時間放置してから使用してくださ い。
追加
● 電源を入れたり切ったりするときは、ディスクをディス ク・トレイから抜いてください。
追加
● ディスク・トレイに disc マークのついたディスク以外の もの(針金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れな
いでください。CD ドライブの故障の原因になります。
追加
● 使用中に振動や衝撃を与えたり、電源をいれたまま移動 させないでください。
追加
● ピックアップは防塵構造となっています。故障の原因と なりますので、ピックアップ・クリーナー等は使用しな
いでください。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録
商標です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、
社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
追加
※ 本機は Independent JPEG Group のソフトウエア
の一部を使用しています。
220
7

はじめに

このたびは、ローランド・ピアノ・デジタル RG-3M をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 RG-3M は、本格的なピアノ演奏はもちろん、自動演奏ピアノとして多彩な機能を楽しめます。 この楽器を存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくためにも、この取扱説明書をよくお読み
いただけるようお願い申し上げます。

主な特長

豊かな響きと幅広い表現力を持つピアノ音色
ハンマーが弦をたたく音までもリアルに再現するステレオ・サンプリング・ピアノ音源を採用し、高品位なコン
サート・グランドピアノの音色を実現しています。
RG-3M は最大同時発音数 128 音で、ペダルを多用した演奏にも余裕で対応できます。また、奥行感・立体感の あるサウンドが得られます。
グランドピアノの弾き心地「アイボリー・フィール」鍵盤
ピアノ鍵盤として最高の材料と言われる象牙(白鍵)と黒檀(黒鍵)の心地よい感触を、最新の技術で再現した アイボリー・フィール鍵盤を搭載。白鍵は基材と表面材の 2 ピース構造で、見た目のナチュラルさとともに適度
な剛性感・しなり感を持たせています。
プログレッシブ・ハンマー・アクション II(PHA II)を採用し、より自然なタッチに加え、低音域では適度な重
量感、高音域では軽やかな弾き心地を体感できます。さらに、グランドピアノの鍵盤を軽く弾いたときに感じる 特有のクリック感(エスケープメント)までも忠実に再現して、高い演奏性を約束します。
いつまでも清潔にお使いいただけるよう、長期持続性のある抗菌処理も施しました。
充実した自動演奏ピアノ機能
曲に合わせて鍵盤を動かすことができる自動鍵盤を搭載しているため、自動演奏を華やかに演出することができ ます。
選曲から音量調整、自動鍵盤のオン/オフ、外部ディスプレイまたはテレビの表示切り替えまでも簡単に行える
便利なリモコンを付属しています。ピアノに接続したディスプレイまたはテレビには、拡大表示した曲選択画面 やカラオケ画面(歌詞画面)、スライドショー、譜面を表示することができます。
ジャズ、クラシックの曲データを内蔵しています。また、CD ドライブを使って、添付 CD や SMF を保存した CD­ROM、自動ピアノ用 CD、音楽 CD などさまざまな曲を再生することもできます。さらに、USB メモリーや
CD-ROM の曲を本体メモリー「Favorites」(お気に入り)にコピーして、曲データを追加することもできます。
インテリアとして磨き上げたローランド・デジタル・グランド
RG-3M は、エレガントなフォルムで、美しい鏡面仕上げのグランド・キャビネットになっています。 アコースティック・グランド同様に開閉する大屋根を装備し、ラウンジにもリビングにもマッチします。
シンプルで、モダンかつクールなパネル・デザインとなっており、音色切り替えや各種設定の操作も簡単です。
8
はじめに
楽器としての高い基本性能
好みに合わせて選べる 2 タイプのグランドピアノ音色をはじめ、厳選された手弾き用 20 音色を搭載。さらに、
「キー・タッチ」や「ハンマー・レスポンス」など演奏者の要望に細かく応える音色調整機能の設定は、本体に
記憶することができます。
ピアノ音にフォーカスした新設計の再生系で美しく自然なピアノ音を実現しています。
プロフェッショナル・ユースに応える装備と仕様
自動演奏時のいたずら操作を防止するリッド・ロック機能や、接続した USB メモリーの盗難を防止する Ext Memory 端子カバー用ロックを搭載しています。
弦を持たないフルデジタル方式により、調律は不要です。
外部ディスプレイまたはテレビをピアノに接続してお好みの画像スライドショー表示をしたり、マイクを接続し
てマイクの声にエコーやハーモニーをつけたり、トランスフォーマー機能を使って声を変化させることもできま す。
外部スピーカーを接続してコンサートホールの臨場感を実現
RG-3M に外部スピーカーやアンプを接続して、リバーブや伴奏の音を外部スピーカーから鳴らすことによって、 オーケストラに包み込まれるような効果を得ることができます。また、ミュージックデータによる伴奏は、本体
スピーカーから鳴らせるほか、外部スピーカーを接続することにより、さらに臨場感溢れる再生が可能です。
RG-3M には XLR 出力端子を装備しており、ステージでの設置に大変便利です。

■ 本文中の表記について

この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次のように表記しています。
[ ]で囲まれた文字は、ボタン名を表し、[Song]ボタン、のように表記します。
文章の先頭に、 や※マークが付いているものは注意文です。必ずお読みください。
本文中の(P.**)は参照ページを表しています。
9
目次
安全上のご注意................................................................................................ 2
使用上のご注意................................................................................................ 5
はじめに ........................................................................................................... 8
主な特長 ......................................................................................................................................... 8
本文中の表記について...................................................................................................................................................9
各部の名称と働き .........................................................................................14
フロント・パネル......................................................................................................................... 14
ジャック・パネル(本体の底面左側).......................................................................................... 15
CD ドライブ(本体の底面右側)................................................................................................... 16
演奏する前に.................................................................................................17
大屋根を開ける/閉める .............................................................................................................. 17
フタを開ける/閉める..................................................................................................................18
リッド・ロックを使う................................................................................................................................................ 18
ペダル・コードと電源コードを接続する..................................................................................... 18
電源を入れる/切る ..................................................................................................................... 20
電源を入れる................................................................................................................................................................. 20
電源を切る.....................................................................................................................................................................20
音の大きさや明るさを調節する ................................................................................................... 20
ペダルについて............................................................................................................................. 20
ヘッドホンを接続する..................................................................................................................21
マイクを接続する......................................................................................................................... 21
USB メモリーを接続する .............................................................................................................22
接続のしかた................................................................................................................................................................. 22
画面について ................................................................................................................................ 23
主な画面......................................................................................................................................................................... 23
画面の明るさを調節する............................................................................................................................................ 23
第 1 章 曲を再生して楽しむ ....................................................................24
10
RG-3M でこんな楽しみ方ができます!....................................................................................... 24
曲を聴く ....................................................................................................................................... 25
[Song](Select −)ボタンの働き........................................................................................................................ 25
音色デモを聴く ............................................................................................................................................................ 26
内蔵曲を聴く................................................................................................................................................................. 26
CD の曲を聴く .............................................................................................................................................................. 28
USB メモリーの曲を聴く .......................................................................................................................................... 31
リモコンを使う............................................................................................................................. 32
リモコンに電池を入れる............................................................................................................................................ 32
リモコンの使いかた.................................................................................................................................................... 33
リモコンのボタンについて........................................................................................................................................ 34
曲のテンポを変える ..................................................................................................................... 36
カラオケをする............................................................................................................................. 36
再生する曲を移調する(プレイバック・トランスポーズ)................................................................................ 37
マイクの声にエコーをかける(マイク・エコー)................................................................................................ 39
マイクの声にハーモニーをつける(ハーモニー)................................................................................................ 40
声を変化させる(トランスフォーマー)................................................................................................................. 41
携帯電話から曲データをダウンロードする ................................................................................. 42
ダウンロードのしかた................................................................................................................................................ 42
曲をコピーする............................................................................................................................. 44
USB メモリーや CD-ROM に保存されている曲を「Favorites」(お気に入り)にコピーする................ 44
「Favorites」(お気に入り)や USB メモリーに保存されている曲を削除する ............................47
第 2 章 外部ディスプレイやテレビを使って楽しむ.............................. 49
外部ディスプレイを接続する....................................................................................................... 49
接続のしかた ............................................................................................................................................................... 49
ディスプレイの設定を変える.................................................................................................................................. 50
目次
テレビを接続する......................................................................................................................... 51
接続のしかた................................................................................................................................................................. 51
テレビ方式を切り替える............................................................................................................................................ 51
外部ディスプレイやテレビの表示内容を変える .......................................................................... 52
外部ディスプレイやテレビにお好みの画像を表示する(スライドショー).................................53
USB メモリーを使う場合 .......................................................................................................................................... 53
VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)を使う場合................................................................................................ 55
歌詞画面の背景を変える .............................................................................................................. 56
第 3 章 演奏をする .................................................................................... 57
いろいろな音で演奏する .............................................................................................................. 57
レイヤー音色の音量バランスを変える(レイヤー・バランス)....................................................................... 58
ピアノ音色を微調整する(ピアノ・カスタマイズ).....................................................................59
鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)............................................................................................................. 59
鍵盤を弾く強さに応じて発音のタイミングを変える(ハンマー・レスポンス).......................................... 60
鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ・レゾナンス)................................................................................ 61
鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす(ストリング・レゾナンス)................................................................... 62
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす(ダンパー・レゾナンス)............................................... 63
好みの音質に調節する(イコライザー)................................................................................................................. 64
鍵盤の音の高さを変える(トランスポーズ)................................................................................65
他の楽器と音の高さを合わせる(マスター・チューニング)...................................................... 67
調律曲線を変える(ストレッチ・チューニング)........................................................................ 68
調律方法を変える(調律法).........................................................................................................69
主音を設定する ............................................................................................................................................................ 70
鍵盤の右手側と左手側を別々の音で演奏する(スプリット演奏)............................................... 71
鍵盤が分かれる位置を変える(スプリット・ポイント).................................................................................... 72
11
目次
音に響きをつける(リバーブ)..................................................................................................... 73
ペダルに機能を割り当てる........................................................................................................... 74
伴奏と鍵盤の音量バランスを変える ............................................................................................ 76
電源を切っても設定を記憶させておく(メモリー・バックアップ)............................................77
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット)................................................................. 78
第 4 章 演奏を録音する ............................................................................ 79
録音についての注意.................................................................................................................................................... 79
演奏を録音する............................................................................................................................. 79
録音した演奏を再生する............................................................................................................................................ 80
録音した演奏を保存する .............................................................................................................. 81
「Favorites」(お気に入り)や USB メモリーに保存した演奏を消す ............................................................. 82
第 5 章 お気に入り演奏設定を登録する ................................................. 83
演奏設定を登録する(ユーザー・プログラム)............................................................................ 84
登録した演奏設定を呼び出す....................................................................................................... 85
演奏設定セットを保存する........................................................................................................... 86
保存した演奏設定セットを読み込む ............................................................................................ 88
保存した演奏設定セットを消す ................................................................................................... 90
ペダルで「お気に入り演奏設定」を切り替える .......................................................................... 92
第 6 章 いろいろな設定を変える............................................................. 93
現在の設定が変わらないようにする(パネル・ロック)..............................................................93
自動鍵盤の設定を変える .............................................................................................................. 93
自動鍵盤を止める ........................................................................................................................................................ 93
その他の設定をする ..................................................................................................................... 94
鍵盤が動くパートを変える........................................................................................................... 94
リモコンの設定を変える .............................................................................................................. 95
リモコンを使わない設定にする ............................................................................................................................... 95
リモコンのボタンの機能を切り替える................................................................................................................... 95
赤外線通信機能の設定を変える ................................................................................................... 96
赤外線通信のオン/オフを切り替える(赤外線機能)........................................................................................ 96
曲の転送後の曲再生の設定をする(赤外線再生)................................................................................................ 97
12
CD の設定を変える.......................................................................................................................97
CD、オーディオ・ファイルの音量を調節する..................................................................................................... 97
ピアノと伴奏の音のタイミングを合わせる........................................................................................................... 98
再生する CD の種類を設定する ................................................................................................................................ 98
市販の CD でカラオケをする(センター・キャンセル).................................................................................... 99
VIMA 用 CD-ROM のおすすめ音色をオン/オフする........................................................................................ 99
ユーザー・メモリーや USB メモリーを初期化する................................................................... 100
V-LINK を使う ............................................................................................................................ 101
自動デモ演奏をする ................................................................................................................... 101
特定のパートの音を鳴らさない/小さくする(マイナス・ワン/ガイド)............................... 102
譜面表示を切り替える................................................................................................................ 103
ハーモニーをつけるパートを設定する(ハーモニー・パート)................................................. 104
Aux Input 端子を使う ................................................................................................................. 104
第 7 章 外部機器と接続する ................................................................. 105
オーディオ機器と接続する......................................................................................................... 105
接続端子.......................................................................................................................................................................105
接続の手順...................................................................................................................................................................105
外部スピーカーと接続する......................................................................................................... 106
Aux Output 端子の設定を変える .......................................................................................................................... 106
AUX OUTPUT 設定を「Surround」(サラウンド)にしたときの設置例 ................................................... 107
MIDI 機器と接続する .................................................................................................................. 107
MIDI とは ..................................................................................................................................................................... 107
接続端子.......................................................................................................................................................................107
接続の手順...................................................................................................................................................................108
接続例...........................................................................................................................................................................108
目次
MIDI に関する設定をする ........................................................................................................... 108
MIDI 送信チャンネルを設定する ............................................................................................................................ 108
鍵盤と内蔵音源を切り離す(ローカル・コントロール)..................................................................................109
音色の切り替え情報を送る
(プログラム・チェンジ/バンク・セレクト MSB /バンク・セレクト LSB).......................................... 110
録音した演奏データを MIDI 機器に送信する(曲の MIDI アウト)................................................................ 110
パソコンと接続する ................................................................................................................... 112
USB ドライバの設定をする ....................................................................................................... 113
資料 ............................................................................................................. 114
故障かな?と思ったら................................................................................................................ 114
エラー・メッセージ ................................................................................................................... 116
ファンクション一覧表................................................................................................................ 117
音色一覧 ..................................................................................................................................... 118
内蔵曲一覧.................................................................................................................................. 119
記憶される設定一覧 ................................................................................................................... 120
メモリー・バックアップで記憶される項目......................................................................................................... 120
お気に入り演奏設定で記憶される項目.................................................................................................................120
使用できるミュージックデータ ................................................................................................. 121
本機で使用できるミュージックデータ.................................................................................................................121
本機の音源について.................................................................................................................................................. 121
MIDI インプリメンテーション・チャート.................................................................................. 122
主な仕様 ..................................................................................................................................... 123
索引............................................................................................................................................. 125
13

各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.00-010
1 2 3 4 5
[Power](電源)スイッチ
1
電源をオン/オフします(P.20)。
[Volume]つまみ
2
全体の音量を調節します(P.20)。
3
[Brilliance]つまみ
音の明るさを調節します(P.20)。
音色ボタン
4
鍵盤で鳴らす音の種類(音色グループ)を選びます
(P.57)。
[Piano 1]ボタン [Piano 2]ボタン [Harpsichord]ボタン [Vibraphone]ボタン [E.Piano]ボタン
6 7 8 9
[](Select +)ボタン
8
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す と、前の曲が選ばれます(P.26、P.30、P.31)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定項目 を切り替えます(P.94)。
[](Value −)ボタン
9
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す と、曲が再生/停止されます(P.26、P.30、P.31)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定値を 切り替えます(P.94)。
10
[](Value +)ボタン
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す と、次の曲が選ばれます(P.26、P.30、P.31)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定値を 切り替えます(P.94)。
10 11
ディスプレイ
5
音色名や曲名、各種設定値を表示します(P.23)。
6
[Function](Exit)ボタン
ファンクション画面に切り替えます(P.23)。ファンク ション画面では、マスター・チューニングや調律法など さまざまな設定をすることができます。
[Song](Select −)ボタン
7
曲選択画面を表示します(P.23)。また、曲選択画面が 表示されているときにこのボタンを押すと、ボタンを押 すたびに曲のジャンルが切り替わります(P.25)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定項目 を切り替えます(P.94)。
14
[Moving Key](Enter)ボタン
11
自動鍵盤機能をオン/オフします(P.93)。曲を再生し ながら、その演奏に合わせて鍵盤を動かすことができま す。
また、ファンクション画面でさらに細かい設定をすると きに、このボタンを押します。

ジャック・パネル(本体の底面左側)

fig.00-020
ジャック・パネル(手前側)
各部の名称と働き
1 2 3 4 7
ジャック・パネル(背面側)
8 9
Phones 端子
1
ヘッドホンを接続します(P.21)。
Mic Volume つまみ
2
マイクの音量を調節します(P.21)。
3
Mic 端子
マイクを接続します(P.21)。
10
11
12
5 6
13 14 15
Input 端子
10
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のスピー カーから他の機器の音を出すことができます(P.105、 P.106)。
Aux Output 端子
11
アンプや外部スピーカーを接続して、伴奏やサラウンド 音を鳴らすことができます(P.105、P.106)。
Aux Input 端子
4
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のス ピーカーから他の機器の音を出すことができます
(P.104)。
MIDI Out/In 端子
5
外部 MIDI 機器と接続して、演奏情報をやりとりするこ とができます(P.107)。
6
USB 端子
パソコンと接続して、演奏情報をやりとりすることがで きます(P.112)。
LCD Contrast つまみ
7
フロント・パネルにあるディスプレイの明るさを調節し ます(P.23)。
8
AC インレット
付属の電源コードを接続します(P.18)。
9
Pedal 端子
ペダル・コードを接続します(P.18)。
12
Main Output 端子
オーディオ機器などに接続すると迫力のある音が楽し めます(P.105)。
Balanced Out(Fixed)端子
13
オーディオ信号をバランス出力します。ミキサーなどと 接続します(P.105)。
14
Video Out 端子
テレビと接続します。接続したテレビに曲選択画面や歌 詞、スライドショー、譜面を表示することができます
(P.51)。
15
Ext Display 端子
外部ディスプレイと接続します。外部ディスプレイに曲 選択画面や歌詞、スライドショー、譜面を表示すること ができます(P.49)。
15
各部の名称と働き
fig.00-030
CDドライブ
CDドライブ底面
9
3
12
45 6

CD ドライブ(本体の底面右側)

1
アクセス・インジケーター
データの読み込みをしているときに点灯します。
ディスク・トレイ
2
CD をのせるトレイです(P.28)。
3
緊急イジェクト・ホール
ディスク・トレイの非常用取り出しホールです(P.29)。
4
イジェクト・ボタン
CD を取り出すためのボタンです(P.28)。
※ 本体の電源が入っていないときは、CD を取り出すこと
はできません。
リモート・センサー
5
リモコンを使って操作するときに、リモコンをこのセン サーに向けて操作します(P.33)。
7
8
8
Ext Memory 端子カバー
Ext Memory 端子に USB メモリーを接続したときに、 カバーを閉じておくことができます(P.22)。
※ USB メモリーを Ext Memory 端子に接続した後は、必
ず Ext Memory 端子カバーを閉めてください。Ext Memory 端 子カ バー を開 けた まま の状 態に してお く と、Ext Memory 端子カバーに脚があたってけがをし
たり、Ext Memory 端子カバーが破損することがあり ます。
Ext Memory 端子カバー用ロック
9
Ext Memory 端子に接続された USB メモリーの盗難 防止のために、Ext Memory 端子カバーをロックする ことができます(P.22)。
6
赤外線ポート
携帯電話の赤外線通信機能を使うときに、携帯電話の赤 外線ポートを、ここに向けて操作します(P.42)。
7
Ext Memory 端子
USB メモリー(別売)を接続することができます
(P.22)。
16

演奏する前に

長い突き上げ棒
短い突き上げ棒

大屋根を開ける/閉める

譜面立てを立てる
追加
譜面立てを立てた後に大屋根を開けてください。また、 大屋根を閉めた後に譜面立てを倒してください。
1.
譜面立てを静かに起こし、固定します。
fig.00-0310
(1)
(2)
後ろに倒すときは、譜面立てを手で支え、金具を折り曲
2.
げてからゆっくりと倒します。
大屋根を開ける
追加
大屋根を開けたり閉めたりする場合は、必ず大人の方が 行ってください。
大屋根の右側(高音域側:図の A の位置)を両手でしっ
3.
かりと持ち、ゆっくりと持ち上げます。
fig.00-0320
(2)
fig.00-0330
B C
屋根を閉めるときは、開けるときの逆の手順で行います。
突き上げ棒と受け皿について
RG-3M には、長さが異なる 2 つの突き上げ棒がありま す。
突き上げ棒によって、大屋根の開き具合を変えることが できます。
fig.00-0340
片手で大屋根を支えながら、突き上げ棒を立てて、受け
4.
皿に差し込みます。
追加
大屋根を開くときは、開きすぎないように注意してくだ さい。概ね 30 度を目安として 極端に大きく開けると、 本体の破損、大屋根の落下につながる恐れがあります。 また、大屋根を開ける方向に人がいないことを確認して から開けてください。
追加
大屋根を開けたまま本体を移動しないでください。移動 中に突き上げ棒が受け皿から外れて、屋根が落ちてくる ことがあります。
A
突き上げ棒と受け皿の関係は、以下のようになっていま す。
長い突き上げ棒:内側の受け皿(B の位置)
短い突き上げ棒:外側の受け皿(C の位置)
追加
間違った受け皿に突き上げ棒を入れると、突き上げ棒が 受け皿から抜けて、屋根が落ちることがあるので十分注 意してください。また、突き上げ棒を受け皿に入れると きは、しっかりと差し込んでください。
17
演奏する前に
ジャック・パネル(背面側)

フタを開ける/閉める

fig.00-0350
フタを開けるときは、フタの取っ手を両手で持って軽く
1.
持ち上げ、奥にスライドさせます。
フタを閉めるときは、フタの取っ手を両手で持ってゆっ
2.
くりと手前に引き、止まったところで静かに下に下ろし ます。
追加
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてく ださい。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方
が介添してください。
ピアノの移動は、危険防止のため必ずフタを閉じた状態 で行なってください。
鍵盤の上に楽譜などを置いたまま、フタを閉めないでく ださい。

ペダル・コードと電源コードを 接続する

fig.00-0370

■ リッド・ロックを使う

自動演奏中に誤って設定を変えてしまうことを防ぐため、操 作パネル(フロント・パネル)が隠れる位置で鍵盤フタが開 かないようにロックすることができます。
操作パネル(フロント・パネル)が隠れる位置までフタ
1.
を閉めます。
下図のように、ピアノ本体下にあるリッド・ロックつま
2.
みを回して、フタをロックします。
fig.00-0360
フタをロックした状態で、無理にフタを開けようとする と、フタやリッド・ロックが破損することがあります。
リッド・ロックを解除した状態で鍵盤フタを開けている ときに、リッド・ロックを回すと鍵盤フタが勢いよく閉
まることがあります。必ず鍵盤フタで操作パネル(フロ ント・パネル)が隠れている状態になっていることを確 認してから、リッド・ロックをしてください。
リッド・ロック解除状態
リッド・ロック状態
ペダル・コードを、本体の底面左側にあるジャック・パ
1.
ネルの Pedal 端子に差し込みます。
電源コードをジャック・パネルの AC インレットに差し
2.
込みます。
下図のように、A、B、C の位置(推奨)にコード・ク
3.
ランプを貼り付け、ペダル・コードを固定します。
※ 電源コー ドとペダル・コードをまとめて固 定することも
できます。
fig.00-0380
4.
電源コードをコンセントに差し込みます。
コード・クランプ (両面テープ式)
18
025
RG-3Mジャック・パネル
または
電源コード  (付属)
2P-3P変換器  (付属)
2P-3P変換器
アース接続
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
N
L
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、 アースを確実に取り付けてください。付属の電 源コードには、感電と機器の損傷を防ぐために アース用電極端子を加えた 3 端子のプラグがつ いています。
○ コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の
場合
そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
○ コンセントがアースターミナル付コンセント
(端子穴が 2 個)の場合
プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセン トに挿し込みます。
※ アース接続は 必ず、電源プラグをコンセント に挿し込む
前に行なってください。
※ アース接続を 外す場合は、必ず電源プラグを コンセント
から抜いてから行なってください。
演奏する前に
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接 地工事を依頼してください。なお、接続方法がわからな いときは、ローランド・サービスにご相談ください。
fig.00-0390
19
演奏する前に

電源を入れる/切る

941
必ず次の手順で電源を入れたり、切ったりしてください。 手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破 損する恐れがあります。

■ 電源を入れる

フロント・パネルの[Volume]つまみを左いっぱいに
1.
回します。
2.
[Power](電源)スイッチを押します。
電源が入り、フロント・パネルのディスプレイに以下の ように表示されます。
fig.00-0391d
しばらくして、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。
[Volume]つまみで音量を調節してください。
942
本機は、回路保護のため電源を入れてからしばらくは動 作しません。

■ 電源を切る

1.
フロント・パネルの[Volume]つまみを左いっぱいに 回して音量を最小にます。

ペダルについて

ペダルには、次のような働きがあり、主にピアノ演奏のとき に使います。
fig.00-0410
ソフト・ペダル
ソステヌート・ペダル
ダンパー・ペダル(右のペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が 切れずに長い余韻が続きます。
ペダルを踏む深さによって、余韻の長さが微妙に変わり ます。
アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏 んだときに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して豊かな 響きと広がりが加わります。
本機では、この共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現 しています。
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴量を変えることが
できます。『ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴 らす(ダンパー・レゾナンス)』(P.63)をご覧ください。
ダンパー・ペダル
2.
[Power](電源)スイッチを押します。
フロント・パネルにあるディスプレイが消灯し、電源が 切れます。

音の大きさや明るさを調節する

1.
[Volume]つまみを回して全体の音量を調節します。
2.
[Brilliance]つまみを回して音の明るさを調節します。
fig.00-0400
小さく 大きく 落ち着いた音
[Volume]つまみ上の印は、アコースティックピアノと
同じ音量を示しています。ピアノ演奏をするときの最適 な音量です。
リモコンで音量を変えることもできます。『リモコンのボ タンについて』(P.34)をご覧ください。
明るい音
ソステヌート・ペダル(中央のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけ余 韻が残ります。
ソフト・ペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、音の響きが柔ら かくなります。
ペダルを踏む深さによって、音の柔らかさが微妙に変わ ります。
左ペダルと中央ペダルに機能を割り当てることができま す。『ペダルに機能を割り当てる』(P.74)をご覧くださ い。
20
演奏する前に
ジャック・パネル(手前側)
ジャック・パネル(手前側)

ヘッドホンを接続する

本機にはヘッドホン端子が 2 つあります。 2 人で同時にヘッドホンを使うことができますので、レッス
ン時や連弾曲を演奏するときなどに便利です。また、夜間で も周囲を気にせずに演奏を楽しむことができます。
fig.00-0420

マイクを接続する

Mic 端子にマイクを接続して、カラオケや弾き語りをするこ とができます。
fig.00-0430
ヘッドホンを本体左下にあるジャック・パネルの
1.
Phones 端子に差し込みます。
ヘッドホンを接続すると、本体スピーカーからは音が出 なくなります。
ヘッドホンの音量は、本体フロント・パネルの[Volume] つまみで調節します。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いくださ い。また、ヘッドホンはローランド製品をお使いくださ い。他のヘッドホンを使用すると、場合によっては十分 な音量を得られないことがあります。
ヘッドホンご使用上の注意
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本 体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して
ください。 過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッド
ホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくだ さい。
1.
本体左下にあるジャック・パネルの Mic 端子に、マイク を接続します。
2.
Mic 端子の横にある Mic Volume(マイク音量)つまみ を回して、音量を調節します。
3.
エコーのかかり具合を調節します(P.39)。
マイクご使用上の注意
夜間や早朝にご使用の際には、音量にご注意ください。
本体とマイクを接続するときは音量を下げてください。 音量が大きいとスピーカーから雑音が出ることがありま
す。 マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリング音
(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、
以下のように対処してください。
- マイクの向きを変える
- マイクをスピーカーから遠ざける
- 音量を下げる
21
演奏する前に

USB メモリーを接続する

RG-3M の Ext Memory 端子に USB メモリー(別売)を接 続することができます。
外部 USB メモリーを接続すると、以下のことができるよう になります。
USB メモリーの曲を再生する。
RG-3M で録音した曲を USB メモリーに保存する。
USB メモリーの曲を RG-3M のユーザー・メモリーにコ ピーして、簡単に曲を呼び出す。
USB メモリーに保存した画像を、スライドショー表示させ
る。
USB メモリーへ、お気に入り演奏設定を保存する。
Ext Memory 端子のカバーの手前側を押して、カバー
3.
を閉めます。
追加
ローランドが販売している USB メモリーを使用してく ださい。それ以外の USB メモリーを使用したときの動 作は保証できません。
Ext Memory 端子のカバーをロックする
RG-3M の Ext Memory 端子に USB メモリーを接続したと きに、接続した USB メモリーの盗難防止のため、Ext Memory 端子のカバーをロックすることができます。
1.
USB メモリーを接続します(前項目を参照)。
2.
Ext Memory 端子のカバーを押して、カバーを閉めま す。

■ 接続のしかた

接続する際には、必ず次の手順で接続を行なってくださ い。
1.
CD ドライブの下にあるExt Memory 端子のカバーを押 してカバーを開けます。
カバーの手前側を押すと、カバーが開きます。
fig.00-0431
2.
Ext Memory 端子に USB メモリーを接続します。
931
※ USB メモリーは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥まで
差し込んでください。また無理な挿入はしないでくださ い。
fig.00-0440
3.
Ext Memory 端子カバー用ロックを止めているネジ
(2 本)をドライバーで外します。
fig.00-0450
4.
下図のように、Ext Memory 端子カバー用ロックの向 きが、取り外す前と反対の向きになるようにしてからネ ジで固定します。
fig.00-0470
22
Ext Memory 端子カバー用ロックを固定するときは、必 ず取り外したネジを使用してください。
USBメモリー

画面について

電源を入れた直後は、以下の「曲選択画面」が表示されます。

■ 主な画面

曲選択画面(Song)
[Song]ボタンを押すと、以 下の画面 が表示 されます。 [Song]ボタンを押すたびに、曲のジャンルが切り替わ
ります。
fig.00-0480d
ファンクション画面(Function)
[Function](Exit)ボタンを押してインジケーターを点
灯させると、以下の画面が表示されます。
fig.00-0490d
演奏する前に
音色画面
音色ボタンを押すと、以下のような画面が表示されます。
fig.00-0500d

■ 画面の明るさを調節する

本体左下にあるジャック・パネルの LCD Contrast つ
1.
まみを回して、ディスプレイの明るさを調節します。
fig.00-0510
ジャック・パネル(手前側)
23

第 1 章 曲を再生して楽しむ

RG-3M でこんな楽しみ方ができます!

● 内蔵曲を聴く
RG-3M にはさまざまな内蔵曲があり、「Jazz」(ジャズ)、「Classical」(クラシック)のジャンルに分 かれています。ジャンル内での全曲再生や、ランダム再生、1 曲再生など、さまざまな方法で再生する ことができます。
● 付属の CD や市販の音楽 CD を聴く
本機の CD ドライブに、付属 CD や SMF を保存した CD-ROM、市販の音楽 CD、自動ピアノ CD を 入れて再生することができます。 また、ローランドが販売する VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)を使用することもできます。
● USB メモリーの曲を聴く
CD だけでなく、Ext Memory 端子に接続した USB メモリーに保存されている SMF ミュージックデー タやオーディオ・ファイルを再生することができます。また、USB メモリーを接続して、本機で録音 した曲データをコピーしておくこともできます。
●「Favorites」(お気に入り)に曲を記憶しておく
工場出荷時の設定では、「Favorites」(お気に入り)には音色デモが入っています。音色デモを聴いて、 音色の特長を確認してみましょう。 また、「Favorites」(お気に入り)は、録音した曲を保存したり、USB メモリーの曲をコピーしておく ことができます。「Favorites」(お気に入り)に保存された曲は電源を切っても消えないので、よく聴 く曲を保存しておくと便利です。
● 付属のリモコンを使って簡単操作
付属のリモコンを使えば、手元で演奏を再生/停止したり、曲の切り替えをしたりすることができます。 さらに、RG-3M に接続した外部ディスプレイまたはテレビの画像を切り替えたり、ボタンに機能を割 り当ててリモコンで簡単に操作したりすることもできます。
● マイクを接続してカラオケ演奏
RG-3M にマイクを接続してカラオケを楽しむこともできます。歌う声に合わせて曲のキーを変えたり、 マイクのエコーを調節することもできます。さらに、声にハーモニーをつける機能や、声に効果をかけ る(トランスフォーマー)機能を搭載しています。
● 接続したディスプレイやテレビにお気に入りの画像を表示する
RG-3M に外部ディスプレイまたはテレビを接続して曲選択画面を大きく表示したり、歌詞画面や譜面、 お好みの画像をスライドショー形式で表示することができます。また、リモコンを使って接続した外部 ディスプレイやテレビの画像を切り替えることもできます。
● 曲の演奏に合わせて自動鍵盤を動かす
内蔵曲や録音した曲、CD や USB メモリーの曲の演奏に合わせて、RG-3M の鍵盤を動かすことがで きます。自動鍵盤のオン/オフは、フロント・パネルの[Moving Key]ボタンやリモコンのボタンで 切り替えます。
● i モード機能付きの携帯電話で曲データをダウンロードする
i モード機能付きの携帯電話を使って曲データをダウンロードした後、携帯電話の赤外線通信機能を使っ てダウンロードした曲を RG-3M に転送することができます。
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曲を聴く

オーディオ・ファイルについて
再生できるオーディオ・ ファイルの形式
拡張子が「.wav」
16 ビット・リニア
サンプリング・レートが
「44.1 kHz」
ステレオ
オーディオ・ファイルの再生で は、以下の機能が使えません。
譜面表示(P.52)
「お気に入り」へのコピー (P.44)
テンポの変更(P.36)
トラックのミュート
(P.102)
録音(P.79)
※ オーディオ・ファイルの再
生中に、保存などの操作を すると、曲が途中で止まる ことがあります。
RG-3M にはさまざまな内蔵曲があります。内蔵曲は「Jazz」(ジャズ)、
「Classical」(クラシック)のジャンルに分かれています。
これらの曲を聴いてみましょう。
また、本機の CD ドライブに、付属 CD や SMF を保存した CD-ROM、市 販の音楽 CD、自動ピアノ用 CD を入れて再生することができます。さら に、Ext Memory 端子に接続した USB メモリーに保存されている SMF ミュージックデータやオーディオ・ファイルを再生することもできます。

■[Song]ボタンの働き

パネルの[Song]ボタンを押すたびに、ジャンルが切り替わります。
fig.01-010
第 1 章 曲を再生して楽しむ
Jazz
Classical
CD
(CD の曲)
CD ドライブに CD が入っているときに表示されます。
Ext Memory
● USB メモリーが接続されているときに表示されます。
Favorites
「Favorites」(お気に入り)に曲が入っているときに表示されます。
「Favorites」(お気に入り)とは?
RG-3M で録音した演奏、CD-ROM に保存された曲、本機の Ext Memory 端子に接続した USB メモリーの曲 などを、コピーしておくことができる記憶領域です。「Favorites」(お気に入り)にコピーしておくと、[Song] ボタンを押して曲のジャンルに「Favorites」(お気に入り)を選んで、コピーした曲を簡単に選ぶことができます。
RG-3M にはユーザー・メモリー(本体メモリー)があり、以下のものが保存されています。
「Favorites」(お気に入り)の登録内容
ユーザー・メモリーの内容を消して工場出荷時の設定に戻したいときは、『ユーザー・メモリーや USB メモリー を初期化する』(P.100)をご覧ください。
ユーザー・メモリーを初期化すると、「Favorites」(お気に入り)から音色デモ(P.26)を選んで聴くことがで きます。これらの音色デモは、削除したり他の曲を上書き保存したりすることもできます。
(ジャズ)
(クラシック)
(Ext Memory 端子に接続されている USB メモリーの曲)
(お気に入り)
25
第 1 章 曲を再生して楽しむ
ユーザー・メモリーを初期化 すると、「Favorites」(お気に 入り)に保存されている曲は 消去されます。 保存しておきたい曲は、USB メモリーにコピーしてくだ さい(P.81)。
すでに録音した曲データが

■ 音色デモを聴く

工場出荷時の設定では、「Favorites」(お気に入り→ P.25)に音色デモが
入っています。
1.
[Song]ボタンを何度か押して、曲のジャンルに「Favorites」(お
気に入り)を選びます。
fig.01-011d
2.
3.
]ボタンを押して、音色デモを再生します。
]ボタンや[ ]ボタンを押して再生する音色デモを選ぶことが
できます。
もう一度[ ]ボタンを押して、音色デモを止めます。
「Favorites」(お気に入り)に入っている音色デモは、削除したり、他の
曲を上書き保存することができます。音色デモを消した後にもう一度音色 デモを再生したいときは、ユーザー・メモリーを初期化して工場出荷時の 設定に戻してください(P.100)。

■ 内蔵曲を聴く

1.
2.
3.
[Song]ボタンを何度か押して、聴きたい曲のジャンルを選びます。
内蔵曲のジャンルは「Jazz」(ジャズ)、「Classical」(クラシック)です。
fig.01-020d
リモコンを使う場合は、リモコンの[INTERNAL](内蔵曲)ボタンを押 します。リモコンの[INTERNAL](内蔵曲)ボタンを押 すたびに、内蔵 曲のジャンルが切り替わります。
「Jazz」(ジャズ)→「Classical」(クラシック)→「Jazz」(ジャズ)・・
]ボタンを押して、内蔵曲を再生します。
選んだジャンルの曲が再生されます。 全曲再生の設定になっているとき(P.27)は、再生されている曲が終わる
と、自動的に次の曲が再生されます。また、選んだジャンルのすべての曲 が再生された後は、そのジャンルの最初の曲が自動的に再生されます。
1 曲再生の設定になっているとき(P.27)は、曲の再生が終わると、自動 的に再生が止まります。
]ボタンを押して次の曲を選んだり、[ ]ボタンを押して曲の頭
に戻ったり、前の曲を選んだりすることができます。
もう一度[ ]ボタンを押して、内蔵曲の再生を止めます。
あるときは「Delete User Song OK?」と画面に表示 されます。 録音した曲を消しても良い ときは[Moving Key]
(Enter)ボタンを押してく
ださい。 録音した曲を消したくない ときは[Function](Exit) ボタンを押して、曲を
「Favorites」(お気に入り)
または USB メモリーに保 存してください(P.81)。
26
1 曲だけ再生する
この設定はメモリー・バッ
選んだ曲を一曲だけ再生するときは以下の操作をします。
1.
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
第 1 章 曲を再生して楽しむ
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.77)。
2.
3.
4.
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押
して、PLAY 画面を表示させます。
fig.01-030d
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押
して、「Mode」の設定値を点滅させます。
fig.01-040d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押し
て、「One Song」を選びます。
表示 解説
選ばれている曲から順番に、ジャンル内のすべての曲が再生
All Song
One Song
されます。 選んだジャンルの最後の曲が終わると、自動的にそのジャン
ルの最初の曲に戻って再生されます。 選ばれている曲のみを再生します。
再生されている曲が終わると、再生が止まります。
5.
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを消灯させ
ます。
27
第 1 章 曲を再生して楽しむ
VIMA(ヴィーマ)とは
液晶テレビやビデオ・カメラ、 携帯オーディオ・プレーヤー などをつないで、楽器演奏の 経験のある人も無い人も音楽 や映像を楽しむことができ る、ローランドが提唱するこ れまでにないコンセプトの キーボードです。
VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)では、曲の再生と同 時にスライドショー(P.53) を楽しむことができます。

■ CD の曲を聴く

音楽 CD、SMF ミュージックデータを保存した CD-ROM を再生すること ができます。
※ ローランドが販売している VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)の曲を
再生することもできます。
追加
CD 使用時の注意
音楽トラックが追記された CD-R/RW や、音楽トラックとデータが混在
する CD(CD エクストラ)は、再生できません。
市販 CD の再生は、正式な CD 規格のロゴマーク「COMPACT disc
DIGITAL AUDIO」が印刷されているもののみ対応しています。
著作権保護技術付き音楽ディスク等、CD 規格外ディスクに対しては、動 作および音質の保証はできません。
著作権保護技術付き音楽ディスクに関する詳細については、ディスクの
発売元にお問い合わせください。
CD に曲を保存したり、CD の曲を削除することはできません。
CD をフォーマットすることもできません。
CD ドライブに CD を入れる
1.
イジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを開きます。
fig.disc-tray
ディスク・トレイ
2.
3.
ディスク・トレイに CD を置きます。
イジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを閉じます。
イジェクト・ボタン
CD を取り出す
1.
2.
28
イジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを開きます。
CD をディスク・トレイから取り出します。
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