Roland PCR-M1 User Manual [ja]

意」(P. 2、3)と「使用上のご注意」(P. 4)をよく参照してください。 また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説 明書をよく参照してください。取扱説明書は必要なときにすぐに見る ことができるよう、手元に置いてください。
取扱説明書
MIDI キーボード・コントローラー PCR-M1 をお買い上げいただき、 まことにありがとうございます。
201
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注
202
 2004 ローランド株式会社
©
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
.....................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
.....................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必 ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
.....................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床 な
ど)や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
.....................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所 に設置してください。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源 コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
....................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に 入れないでください。
....................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず 大人のかたが、監視/指導してあげてください。
....................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
....................................................................................................
015
電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでく ださい。特に、電源タップを使用している場合、電 源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発
熱し、コードの被覆が溶けることがあります。
の中に描かれています。
2
警告
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
注意
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
....................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や 水の中に入れたりしないでください。
....................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛 めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
....................................................................................................
● AC アダプターは、必ず指定のもの(PSA-100) を、AC100V の電源で使用してください。
....................................................................................................
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店 またはローランド・サービスに修理を依頼して ください。
○ AC アダプター本体や電源コードが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置して、使用 してください。
....................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ プターとコンセントの間にゴミやほこりがたま ると、絶縁不良を起こして火災の原因になりま す。
....................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
.....................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を外して ください。
.....................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
.....................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
110b
.....................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液 漏れしたりします。次のことに注意してくださ い(P.16)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示ど
おり入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種
類の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出し
ておいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電
池ケースについた液をよくふきとってから 新しい電池を入れてください。また、漏れ た液が身体についた場合は、皮膚に炎症を 起こす恐れがあります。また眼に入ると危 険ですのですぐに水でよく洗い流してくだ さい。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管し たりしないでください。
.....................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集の しかたに従って、捨ててください。
.....................................................................................................
● AC アダプターをコンセントや機器本体に抜き 差しするときは、必ず AC アダプターの本体や 出力プラグを持ってください。
.....................................................................................................
● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラグ を持って、コンセントや機器本体に抜き差しし ないでください。
3

使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源、電池のセットや交換につ いて
(AC アダプター/電池併用機器の場合) 301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイン バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続さ れているコンセントと同じコンセントに接続しないでくだ さい。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズにより 本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあります。電 源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・ フィルターを取り付けてください。
302
● ACアダプターを長時間使用すると ACアダプター本体が多 少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用 をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使 用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を 防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切っ た状態で行なってください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。 この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしく は電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因に
なりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用 してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいとき は、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベン ジン、シン ナー およ びア ル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、 改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修 理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケンサーな ど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてくださ い。 修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払ってお りますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できな い場合もあります。失われた記録内容の修復に関しまして は、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有してい ます。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただ きます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっ ては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、また は最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音しな くなるなどの故障の原因になります。
4
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な 記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器(シーケン サーなど)に保存しておいてください。
552
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、 補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各 市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売: EV シリーズ)をお使いください。他社製品を接続すると、 本体の故障の原因になる場合があります。
204
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが あります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナー でクリーニングしてください。
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation
の米国及びその他の国における登録商標です。
206e
※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従っ
て画面写真を使用しています。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows
operating system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米
国及びその他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
213
※ Pentium は、米国 Intel Corporation の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
231
※ OMS は、米国 Opcode Systems, Inc. の登録商標です。
232
※ FreeMIDI は、米国 Mark of the Unicorn 社の商標です。
®
5
目次
パッケージの内容 .................................................................... 10
使い方早見表 ........................................................................... 11
各部の名称とはたらき............................................................. 12
パネル...................................................................................................................................... 12
リア・パネル .........................................................................................................................15
電池の入れかた ..................................................................................................................... 16
セットアップ編............................................ 17
接続とドライバのインストール(Windows).......................... 18
ドライバのインストール..................................................................................................... 18
Windows XP をお使いのとき .................................................................... 18
Windows 2000 をお使いのとき ............................................................... 23
Windows Me / 98 をお使いのとき ........................................................ 27
ドライバの設定 ..................................................................................................................... 28
Windows XP をお使いのとき .................................................................... 28
Windows 2000/Me をお使いのとき ....................................................... 29
Windows 98 をお使いの場合 .................................................................... 30
接続とドライバのインストール(Macintosh)........................ 31
Mac OS X をお使いのとき ............................................................. 31
Mac OS 9 をお使いのとき ............................................................. 34
6
操作編 ........................................................ 41
基本的な接続例と MIDI の流れ................................................ 42
コンピューターと USB 接続する
〜アプリケーションに MIDI メッセージを送る〜......................................................... 42
コンピューターと USB 接続する
〜 PCR-M1 を MIDI インターフェースとして使用する〜 .......................................... 43
外部 MIDI 機器と接続する
〜外部 MIDI 音源などに MIDI メッセージを送る〜...................................................... 44
入出力デバイス........................................................................45
MIDI 機能を使う ...................................................................... 47
動作モード一覧表................................................................................................................. 47
起動時のモード ..................................................................................................................... 48
PLAY モード.............................................................................................................. 48
演奏に便利な機能................................................................................................................. 49
MIDI 送信チャンネルを設定する....................................................................................... 50
MIDI チャンネル・モード(MIDI CH)................................................................. 50
OMNI ............................................................................................................................. 51
入力モードの設定 ....................................................................................................... 51
音色を選ぶ 〜プログラム・チェンジ / バンク・セレクト情報の送信〜 ................ 52
プログラム・チェンジ・モード(PROGRAM CHANGE)............................. 53
バンク・モード(BANK)....................................................................................... 54
リセット情報を送る(MIDI が鳴りっぱなしになったら)........................................... 55
パニック・モード(PANIC).................................................................................. 55
メモリー・セットを切り替える ........................................................................................ 56
メモリー・モード(MEMORY)............................................................................ 56
コントローラーの現在の値をまとめて送信する 〜スナップショット〜 ................ 57
スナップショット・モード(SNAPSHOT)....................................................... 57
MIDI メッセージを割り当てる〜エディット〜.............................................................. 58
エディット・モード ................................................................................................. 58
基本モードと応用モードについて .......................................................................... 58
ボタン・モードの設定 .............................................................................................. 59
ポートの設定 ............................................................................................................... 59
NOTE ASSIGN .............................................................................................. 60
AFTERTOUCH ASSIGN ............................................................................. 62
値の範囲(上/下限値)の設定 .............................................................................. 64
CONTROL CHANGE ASSIGN .................................................................. 65
PROGRAM CHANGE ASSIGN ................................................................. 68
プログラム・チェンジのデクリメント機能(PC DEC)................................... 70
プログラム・チェンジのインクリメント機能(PC INC) ................................ 70
RPN/NRPN ASSIGN ................................................................................... 71
Sys Ex. ASSIGN ........................................................................................... 74
Sys Ex. ASSIGN の設定方法 .....................................................................76
TEMPO ASSIGN .......................................................................................... 83
7
割り当てた MIDI メッセージをコピーする〜 ASSIGN COPY 〜 ............................ 84
割り当てた MIDI メッセージを解除する〜 NO ASSIGN 〜 ....................................... 85
メモリー・セットを保存する〜 SAVE 〜 ....................................................................... 86
PCR のメモリーについて ......................................................................................... 86
バルクを受信 / 送信する〜 BULK 〜 ............................................................................... 87
BULK モードでのディスプレイについて ............................................................. 88
エラー表示 ................................................................................................................... 88
メモリー・セットを保護する〜 PROTECT 〜.............................................................. 90
システムに関する設定............................................................. 91
F8 CLOCK ON/OFF (鍵盤:0)............................................................ 92
F8 CLOCK DEFAULT TEMPO (鍵盤:1)........................................92
F8 CLOCK PORT(鍵盤:2)................................................................... 92
KEYBOARD SENS(鍵盤:3)................................................................. 92
KEYBOARD PORT SET (鍵盤:4) .................................................... 93
H-ACTIVITY ON/OFF (鍵盤:5).........................................................93
USB MIDI DRIVER MODE (鍵盤:6)................................................. 93
STARTUP MEMORY (鍵盤:7)..........................................................93
FACTORY RESET (鍵盤:8)...............................................................94
MIDI I/F MODE (鍵盤:9)..................................................................... 94
VALUE ENCODER(鍵盤:A)................................................................. 95
V-LINK モード ......................................................................... 96
8
資料編 ........................................................ 97
メモリー・セット .................................................................... 98
トラブルシューティング ....................................................... 104
USB ドライバに関連したトラブル ................................................................................ 104
PCR-M1 使用時のトラブル .............................................................................................110
MIDI インプリメンテーション............................................... 112
主な仕様.................................................................................117
9

パッケージの内容

PCR-M1 のパッケージには、以下の内容物が含まれています。パッケージを開けたら、まず、 すべての内容物があるかどうかを確認しましょう。不足している場合は、お買い上げになった 販売店へご相談ください。
● USB MIDI キーボードコントローラー PCR-M1
fig.pcr-1
● USB ケーブル
コンピューターの USB 端子と PCR-M1 の USB 端子を接続するのに使用します。接続方法は、 接続とドライバのインストール(Windows → P.18 / Macintosh → P.31)をご覧ください。 USB ケーブルは、必ず付属のものをお使いください。破損などにより、付属の USB ケーブル が必要な場合は、保証書の封筒に記載または同封の「サービスの窓口」までご連絡ください。
●ペダル接続ケーブル(2 本)
ペダル・コントローラー(別売)と、PCR-M1 背面のコントローラー[P1]、[P2]端子を 接続するのに使用します。
● CD-ROM
PCR-M1 をお使いになるためのドライバやエディターなどが収録されています。
●テンプレート・シート(2 枚)
工場出荷時にコントローラーに割り当てられている GM2 メモリー(MEMORY No.0)のメッ セージを記載してあるテンプレートです。コントローラーに自分でセットしたメモリーの内容 を書いて使うことができるブランク・シートも付属しています。
●ソフト・ケース
●取扱説明書
本書です。常に手元に置いて、いつでも参照できるようにしましょう。
●ローランド ユーザー登録カード(はがき)
PCR-M1 のユーザーとして登録していただくためのはがきです。
●保証書
PCR-M1 本体の保証書です。保証期間内に PCR-M1 の修理を受ける際に必要ですから、記載 事項をご確認の上、保証書に同封されているサービスの窓口と共に大切に保管してください。
※ この保証書で保証されているのは PCR-M1 本体のみで、「サービスの窓口」は、修理に関する
お問い合わせ先です。PCR-M1 の取り扱いに関しては巻末の「DTM ホットライン」へお問い 合わせください。
10

使い方早見表

お使いになる前に ドライバをインストールする P.18、P.31
入出力デバイスの設定をする P.45 各部の名称とはたらき P.12 動作モード一覧表 P.47 システムに関する設定 P.91
MIDI 機能を使う 起動時のモード P.48
演奏に便利な機能を使う P.49
ピッチ・ベンド P.49 モジュレーション P.49 オクターブ・シフト P.49
トランスポーズ P.49 MIDI 送信チャンネルを設定する P.50 音色を選ぶ P.52 リセット情報を送る P.55 メモリーセットを切り替える P.56 つまみやスライダーの現在値をまとめて出力する P.57 MIDI メッセージを割り当てる P.58
ノートメッセージ P.60
アフタータッチ・メッセージ P.62
コントロール・チェンジ・メッセージ P.65
プログラム・チェンジ・メッセージ P.68
RPN/NRPN P.71
システム・エクスクルーシブ・メッセージ P.74
テンポ(F8 CLOCK) P.83 割り当てたメッセージをコピーする P.84 割り当てたメッセージを解除する P.85 メモリーセットを保存する P.86 バルク受信 / 送信する P.87 メモリー・セットを保護する P.90
システムの設定を行う F8 クロックを設定する P.92
キーボード・センスを設定する P.92 鍵盤、ピッチ・ベンダーの出力ポートを設定する P.93 H-ACTIVITY を設定する P.93 使用する USB MIDI ドライバ・モードを設定する P.93 電源を入れたときに起動するメモリーを設定する P.93 初期化(工場出荷時の設定に戻す) P.94 USB MIDI インターフェースとして使う P.94 VALUE エンコーダで出力するパラメーターを選ぶ P.95
トラブルシューティング USB ドライバに関連したトラブル P.104
PCR-M1 使用時のトラブル P.110
11

各部の名称とはたらき

パネル
fig.panelA50
1
1
VALUE エンコーダ
システム設定で割り当てたパラメータを制御します。エンコーダを回すと値が確定されます。
2
SHIFT ボタン
他のボタンと組み合わせて使用します。
3
MEMORY / PGM CHANGE ボタン
[MEMORY]ボタンを押す 本体に記憶してあるメモリーを呼び出します。 [SHIFT]ボタンを押して点灯させた状態
で [MEMORY]ボタンを押す
4
MIDI CH / BANK SEL ボタン
[MIDI CH]ボタンを押す
[SHIFT]ボタンを押して点灯させた状態
で[
MIDI CH
5
EDIT ボタン
コントローラーに MIDI メッセージを割り当てるとき使用します。
6
ディスプレイ
現在の状態など、さまざまな状況を表示します。
]ボタンを押す
2
43
カレント・チャンネルにプログラム・チェンジ情報を送信しま す。
鍵盤とベンダーの送信チャンネル(カレント・チャンネル)を設 定します。
カレント・チャンネルにバンク・セレクトを送信します。
5
6
12
数字
USB コンピューターと USB で接続されているときに点灯します。 DATA OUT USB に MIDI メッセージが送信されているときに点滅します。 HEX ディスプレイに表示されている値が 16 進のときに点灯します。
システムパラメータの設定によって、VALUE エンコーダに割り当てられた機能の現在 値を表示します。 また、各操作子を操作した時にその値を一定時間表示します。
各部の名称とはたらき
fig.panelB50
7
7
コントローラー[R1]〜[R8]、[S1]〜[S8]
コントローラーにはお好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。
(→ MIDI メッセージを割り当てる〜エディット〜(P.58))
[SHIFT]ボタン消灯(SHIFT OFF)状態では[R1]〜[R8]に対応し、点灯(SHIFT ON)
状態では[S1]〜[S8]に対応します。
13
各部の名称とはたらき
fig.panelC50
13
14
16
17
8
8
109
11 12
15
DEC ボタン
PLAY モード(P.48)以外のときに、設定中の
値を -1 します。
9
INC ボタン
PLAY モード(P.48)以外のときに、設定中の
値を +1 します。
10
V-LINK ボタン
[SHIFT]ボタン点灯(SHIFT ON)状態で[V-
LINK]ボタンを押すと V-LINK 機能(P.96)が オンになります。
11
HEX ボタン
PLAY モード(P.48)以外のときに、入力モー
ドを 16 進(HEX 入力モード)にします。
DDDDECIMAL ボタン
12
PLAY モード(P.48)以外のときに、入力モー ドを 10 進(DECIMAL 入力モード)にします。
13
コントローラー
[B1]〜[B6 ]、[L1]〜[L3]
コントローラーにはお好みの MIDI メッセージ を割り当てることができます。(→ MIDI メッ
セージを割り当てる〜エディット〜(P.58))
TRANSPOSE/ENTER ボタン
14
[TRANSPOSE]+[OCTAVE -/+]で、鍵盤の
音域がトランスポーズ(半音単位で移動)しま す。また PLAY モード(P.48)以外のときに は、さまざまな設定を確定させるための
[ENTER]ボタンとして使用します。
15
OCTAVE -/+ ボタン
[OCTAVE -/+]を押して、鍵盤のオクターブを
上下に変更します。 また、PLAY モード(P.48)以外のときに設定 項目を1つ戻ったり([BACK]ボタン)、設定 を取り消して PLAY モードに戻ったり
[CANCEL]ボタン)するとき使用します。
モジュレーション・コントローラー
16
音にビブラート効果を加えます。
17
ピッチ・ベンダー
ピッチ(音の高さ)を変化させます。
14

リア・パネル

fig.rear
各部の名称とはたらき
18
18
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。 http://www.kensington.com/
19
コントローラー[EXPRESS(P2)]、 [HOLD(P1)]端子
それぞれのタイプにあったペダルを接続して、コントローラーとして使用します。 また、お好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。(→ MIDI メッセージを割り当て る〜エディット〜(P.58))
※ ペダルの接続には付属の変換ケーブルを使用してください。
P1 HOLD
P2 EXPRESS
21
MIDI IN/OUT 端子
他の MIDI 機器の MIDI 端子と接続して、MIDI メッセージの送受信をします。
22
電源スイッチ
19
ペダル・スイッチ(DP シリーズ) を接続して、ホールド・ペダルとして使用します。 エクスプレッション・ペダル(EV シリーズ)を接続して、音色や音量などをリアルタ イムでコントロールします。
20
20
21
22
23 24
AC アダプターまたは電池を使った場合で、電源オンの状態
DC
OFF
USB
23
USB 端子
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続する場合に使用します。
24
AC アダプター端子
AC アダプター(別売)を接続します。
※ AC アダプターを接続して電池が入っている場合には、AC アダプターから電源が供給されま
す。AC アダプターを抜くと電池から電源が供給されるようになります。 電源オフの状態 USB ケーブル接続している場合で、電源オンの状態(AC アダプターや電池を使用しない状態) ※ USB(=バス電源)は、PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続するときに使用
することができます。その場合、電源は USB ケーブルを通じて、コンピューターから供給さ
れます。バス電源で使用する場合は、電源スイッチを USB に設定します。
コンピューターによっては、バス電源方式で動作しない場合があります。その場合は、付属の
AC アダプターを使用してください。
15
各部の名称とはたらき

電池の入れかた

1
電源スイッチがオフになっていることを確認します。
2
本体裏側のバッテリー・カバーを取りはずします。
※ 本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損しないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の
四隅や両端に敷いてください。また、その際、ボタン、つまみなどが破損しないような位置に 配置してください。
※ 本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさないよう取扱いにご注意ください。
3
バッテリー・ケースに、+/−を間違えないようにして単 4 乾電池 4 本を入 れます。
※ 電池寿命が長いアルカリ電池のご使用をおすすめします。
※ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。
4
バッテリー・カバーを閉めます。
電池容量が少なくなるとディスプレイにLoと表示されます。このメッセージが表示されたら、早 めに新しい電池と交換してください。
16

セットアップ編

PCR-M1 をコンピューターに接続して使用するために、ドライバのインストールと設定を行 います。
接続とドライバのインストール(Windows)』......................(P.18)
接続とドライバのインストール(Macintosh)』...................(P.31)
●ドライバとは
コンピューターと PCR-M1 が USB ケーブルで接続されているときに、コンピューター上の アプリケーション・ソフトウェアと PCR-M1 との間でデータのやりとりをするソフトウェア です。ドライバは、アプリケーション・ソフトウェアからの情報を PCR-M1 に送ったり、逆 に PCR-M1 からの情報をアプリケーション・ソフトウェアに渡したりします。
1717

接続とドライバのインストール(Windows)

ドライバのインストール

お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が異なります。 以下の中からご自分にあった項目へお進みください。
Windows XP をお使いのとき.............................(P.18)
Windows 2000 をお使いのとき ........................(P.23)
Windows Me / 98 をお使いのとき.................(P.27)
Windows XP をお使いのとき
1
コンピューターに接続しているUSB ケーブル(USB キーボードと USB マウ ス以外)をはずし、Windows を起動します。
2
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
Windows のスタート・メニューからコントロールパネルを選びます。
1.
2.
「作業する分野を選びます」から パフ ォーマ ンス とメ ンテナンスをク
リックします。
3.
「コントロールパネルを選んで実行します」から、システム・アイコン
をクリックします。
fig.2-1
3
ハードウェア・タブをクリック し、続けて[ドライバの署名]を クリックします。
ドライバ署名オプション・ダイア ログが開きます。
アカウントの種類がコン ピュータの管理者である ユーザー名
(Administrator など)で、
Windows にログオンしま す。ユーザー・アカウント について、詳しくはお使い のコンピューターのシステ ム管理者にご相談くださ い。
お使いの状態によっては、 システム・アイコンが直接 コントロールパネルに表示 されていることがあります
(クラシック表示)。そのと
きはシステム・アイコンを ダブルクリックします。
18
4
「どのように処理しますか?」が「無視」に設定されているかを確認します。
「無視」に設定されているときは、そのまま[OK]をクリックします。「無
視」に設定されていないときは、現在の設定(「警告」または「ブロック」) をメモした後「無視」に変更し[OK]をクリックします。
「どのように処理します
か?」を変更したときは、
ドライバをインストールし た後で、変更前の設定に戻 します。(→『「どのように
処理しますか?」を変更し ているとき』(P.21))
5
[OK]をクリックしてシステムのプロパティ・ダイアログを閉じます。
6
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。
開いているウィンドウもすべて閉じます。ウィルス・チェッカーなどの常駐 ソフトウェアについても、すべて必ず終了してください。
接続とドライバのインストール(Windows)
7
CD-ROM を準備します。
CD-ROM を、コンピューターの CD-ROM ドライブに入れます。
8
Windows のスタート・メニューをクリックします。表示されたメニューか らファイル名を指定して実行を選んでください。
ファイル名を指定して実行ダイアログが開きます。
fig.2-330
9
実行するファイル名を指定しま す。
名前欄に、次のように半角で入力 し、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE
SetupInf ダイアログが開きます。
ドライバをインストールする準備ができました。
※ ここでは、ドライブ名は「D:」として説明しています。ドライブ名「D:」は、
お使いの環境によって異なります。CD-ROM のドライブ名(アルファベッ ト 1 文字)を入力してください。
たとえば CD-ROM のドライブ名が「E:」のときは、 E:¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE となります。
「この種類のファイルの
ディスクを挿入したり〜。」
と表示されたときは、
[キャンセル]をクリック
します。
ドライブ名の確認方法 スタート・メニューをク
リックして表示されるメ ニューから、マイコン ピュータを選びます。表示 されたウィンドウの中から 手順 7 で CD-ROM を入れ た CD-ROM ドライブのド ライブ名を確認します。 CD-ROM ドライブ に表 示されている(D:)や
(E:)がドライブ名を表し
ています。
正しく接続したら、必ず次 の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
10
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
PCR-M1 の電源スイッチを「OFF」にします。
1.
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
2.
3.
PCR-M1 の電源スイッチを「USB」にします。
タスク・バーのあたりに「新しいハードウェアが見つかりました」と表示さ れます。そのまましばらくお待ちください。
PCR-M1 は回路保護のた め、電源をオンしてからし ばらくは動作しません。
19
接続とドライバのインストール(Windows)
11
新しいハードウェアの検出ウィザードが開きます。
「一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」を選んで、[次へ]
をクリックします。
fig.2-720
12
「検索とインストール のオ プシ ョ
ンを選んでください。」と表示され
ます。
「検索しないで、インストールする
ドライバを選択する」を 選 択し、
[次へ]をクリックします。
13
モデル欄に「EDIROL PCR」が表示されていることを確認して、[次へ]を クリックします。
新しいハードウェアの検出 ウィザードで Windows Update に接続するかを尋 ねられた場合は、「いいえ」 を選択して[次へ]をク リックしてください。
ドライバのインストールが始まります。
「どのように処理しますか ?」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、次のようなダイアログが
開きます。
「どのように処理しますか ?」が「警告」の場合
マークのダイアログが表示されます。
[続行]をクリックします。
1.
2.
インストールを続けます。
「どのように処理しますか ?」が「ブロック」の場合
×マークのダイアログが表示されます。
1.
[OK]をクリックします。
2.
「新しいハードウェアの検出ウィザード」が開いたら、[完了]をクリックします。
手順 1(P.18)に戻り、最初からドライバをインストールしてください。
3.
14
ディスクの挿入ダイアログが開きます。
[OK]をクリックします。
ディスクの挿入ダイアログ
が表示されないときは、次 の手順へ進んでください。
20
15
ファイルが必要ダイアログが開きます。
コピー元欄に次のように半角で入力して、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥DRIVER¥USBXP2K
ドライブ名は、手順 9 で 確認した CD-ROM のドラ イブ名にあわせてくださ い。
接続とドライバのインストール(Windows)
「どのように処理しますか ?」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、次のようなダイアログが
開きます。
「どのように処理しますか ?」が「警告」の場合
マークのダイアログが表示されます。
1.
[続行]をクリックします。
2.
インストールを続けます。
16
「新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」が表示されます。
「EDIROL PCR」と表示されていることを確認し、[完了]をクリックします。
タスク・バーのあたりに「新しいハードウェアが見つかりました」と表示さ れるまで、そのまましばらくお待ちください。
17
ドライバのインストールが終了するとシステム設定の変更ダイア ログが開 きます。
[はい]をクリックしてください。Windows が自動的に再起動します。
「どのように処理しますか?」を変更しているとき
「どのように処理しますか」(P.18)を変更しているときは、Windows が再起
動したら変更前の設定に戻します。
ドライバのインストールを行ったときのユーザーで Windows にログインし
1.
ます。
Windows のスタート・メニューからコントロールパネルを選びます。
2.
3.
「作業する分野を選びます」からパフォーマンスとメンテナンスをクリック
します。
4.
「コントロールパネルを選んで実行します」から、システム・アイコンをク
リックします。システムのプロパティ・ダイアログが開きます。
5.
ハードウェア・タブをクリックし、続けて[ドライバの署名]をクリックし ます。ドライバ署名オプション・ダイアログが開きます。
「どのように処理しますか?」を変更前の設定(「警告」または「ブロック」)
6.
に戻し、[OK]をクリックします。
[OK]をクリックします。システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
7.
システム設定の変更ダイア ログが表示されない場合 は、Windows を再起動さ
せてください。
お使いの状態によっては、
システム・アイコンが直接 コントロールパネルに表示
されていることがあります
(クラシック表示)。その場
合はシステム・アイコンを
ダブルクリックします。
以上でドライバのインストールが完了しました。
続いて、MIDI の処理をスムーズにするために、バックグラウンドの処理を有効にする設定を行いま す。(→『バックグラウンドの処理を有効にする』(P.22)
21
接続とドライバのインストール(Windows)
■バックグラウンドの処理を有効にする
Windows XP では、バックグラウンドの処理を有効にする設定をします。 MIDI の処理をスムーズにするために、次の手順で設定を行ってください。
1
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
1.
Windows のスタート・メニューからコントロールパネルを選びます。
2.
「作業する分野を選びます」から パフ ォーマ ンス とメ ンテナンスをク
リックします。
「コントロールパネルを選んで実行します」から、システム・アイコン
3.
をクリックします。
2
詳細設定タブをクリックします。
3
パフォーマンス枠の右側にある[設定]をクリックします。
パフォーマンスオプション・ウィンドウが開きます。
4
詳細設定タブをクリックします。
fig.2-30a
5
プロセッサのスケジュール枠の
「バックグラウンドサービ ス」
チェック・マークをつ け、[OK] をクリックします。
お使いの状態によっては、
システム・アイコンが直接 コントロールパネルに表示
されていることがあります
(クラシック表示)。そのと
きはシステム・アイコンを ダブルクリックします。
6
システムのプロパティ・ダイアログで[OK]をクリックします。
システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
続いて、ドライバの設定を行います。
(→『ドライバの設定』(P.28))
22
Windows 2000 をお使いのとき
1
コンピューターに接続しているUSB ケーブル(USB キーボードと USB マウ ス以外)をはずし、Windows を起動します。
2
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
Windowsのスタート・メニューから設定コントロールパネルを選びます。
1.
コントロールパネルにあるシステム・アイコンをダブルクリックします。
2.
fig.05-230
3
ハードウェア・タブをクリック し、続けて[ドライバの署名]を クリックします。
ドライバ署名オプション・ダイア ログが開きます。
接続とドライバのインストール(Windows)
アカウントの種類が管理者 権限を持つユーザー
(Administrator など)で
Windows にログオンしま す。ユーザー・アカウント について、詳しくはお使い のコンピューターのシステ ム管理者にご相談くださ い。
4
「ファイルの署名の確認」「無視」に設定されているかを確認します。
「無視」に設定されているときは、そのまま[OK]をクリックしてください。 「無視」に設定されていないときは、現在の設定(「警告」または「ブロッ
ク」)をメモした後、「無視」に変更して[OK]をクリックします。
5
[OK]をクリックしてシステムのプロパティ・ダイアログを閉じます。
6
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。
開いているウィンドウもすべて閉じてください。ウィルス・チェッカーなど のソフトウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。
7
CD-ROM を準備します。
CD-ROM を、コンピューターの CD-ROM ドライブに入れてください。
8
Windows のスタート・メニューからファイル名を指定して実行を選びます。
ファイル名を指定して実行ダイアログが開きます。
「ファイルの署名の確認」
を変更した時は、ドライバ をインストールした後で、 変更前の設定に戻します。
(→『「ファイル署名の確
認」を変更しているとき
(P.25))
23
接続とドライバのインストール(Windows)
fig.2-3
9
名前欄に、次のように半角で入力 し、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE
SetupInf ダイアログが開きます。
ドライバをインストールする準備ができました。
※ ここでは、ドライブ名は「D:」として説明しています。ドライブ名「D:」は、
お使いの環境によって異なります。CD-ROM のドライブ名(アルファベッ ト 1 文字)を入力してください。
たとえば CD-ROM のドライブ名が「E:」のときは、 E:¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE となります。
10
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
PCR-M1 の電源スイッチを「OFF」にします。
1.
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
2.
3.
PCR-M1 の電源スイッチを「USB」にします。
ドライブ名の確認方法 デスクトップにあるマイ コンピュータのアイコンを
ダブルクリックします。表 示されたウィンドウの中か ら、手順 7 で CD-ROM を 入れた CD-ROM ドライブ のドライブ名を確認しま す。 CD-ROM ドライブ に 表示されている(D:)や
(E:)がドライブ名を表し
ています。
正しく接続したら、必ず次 の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
PCR-M1 は回路保護のた め、電源をオンしてからし
ばらくは動作しません。
「ファイルの署名の確認」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、「デジタル署名が見つかりませ
んでした」というダイアログが開きます。
「ファイルの署名の確認」が「警告」の場合
1.
[はい]をクリックします。
インストールを続けます。
2.
「ファイルの署名の確認」が「ブロック」の場合
[OK]をクリックします。
1.
2.
「新しいハードウェアの検出ウィザード」が開いたら、[完了]をクリックします。
3.
手順 1(P.23)に戻り、最初からドライバをインストールしてください。
24
接続とドライバのインストール(Windows)
11
ディスクの挿入ダイアログが開きます。
[OK]をクリックしてください。
12
ファイルが必要ダイアログが開きます。
コピー元欄に次のように半角で入力して、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥DRIVER¥USBXP2K
「ファイルの署名の確認」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、「デジタル署名が見つかりませ
んでした」というダイアログが開きます。
「ファイルの署名の確認」が「警告」の場合
[はい]をクリックします。
1.
2.
インストールを続けます。
13
「新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」が表示されます。
「EDIROL PCR」が表示されていることを確認し、[完了]をクリックします。
14
システム設定の変更ダイアログが開く場合があります。
ディスクの挿入ダイアログ
が表示されないときは、次 の手順へ進んでください。
ドライブ名は、手順 9 で 確認した CD-ROM のドラ イブ名にあわせてくださ
い。
システム設定の変更ダイア ログが表示されない場合
は、Windows を再起動さ
せてください。
[はい]をクリックしてください。Windows が自動的に再起動します。
「ファイル署名の確認」を変更しているとき
「ファイルの署名の確認」(P.23)を変更しているときは、Windows が再起動し
たら変更前の設定に戻します。
ドライバのインストールを行ったときのユーザーで Windows にログインし
1.
ます。 Windows のデスクトップで、マイコンピュータ・アイコンを右クリックし、
2.
表示されるメニューからプロパティを選びます。システムのプロパティ・ダ イアログが開きます。
ハードウェア・タブをクリックし、続けて[ドライバの署名]をクリックし
3.
ます。ドライバの署名オプション・ダイアログが開きます。
4.
「ファイルの署名の確認」を変更前の設定(「警告」または「ブロック」)に
戻し、[OK]をクリックします。
5.
[OK]をクリックします。システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
以上でドライバのインストールが完了しました。
続いて、MIDI やの処理をスムーズにするために、バックグラウンドの処理を有効にする設定を行い ます。(→『バックグラウンドの処理を有効にする』(P.26))
25
接続とドライバのインストール(Windows)
■バックグラウンドの処理を有効にする
Windows 2000 では、バックグラウンドの処理を有効にする設定をします。 MIDI の処理をスムーズにするために、次の手順で設定を行ってください。
1
Windows のスタート・メニューから設定コントロールパネルを選びます。 コントロールパネルにあるシステム・アイコンをダブルクリックします。
2
詳細タブをクリックします。
3
パフォーマンス枠の右側にある[パフォーマンスオプション]をクリックし ます。
パフォーマンスオプション・ダイアログが開きます。
fig.background
4
アプリケーションの応答枠の「バッ クグラウンドサービス」にチェック・
マークをつけ、[OK]をクリックし ます。
5
システムのプロパティ・ダイアログで[OK]をクリックします。
システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
続いて、ドライバの設定を行います。
(→『ドライバの設定』(P.28))
26
接続とドライバのインストール(Windows)
Windows Me /98をお使いのとき
1
コンピューターに接続しているUSB ケーブル(USB キーボードと USB マウ ス以外)をはずし、Windows を起動します。
2
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。
開いているウィンドウもすべて閉じます。ウィルス・チェッカーなどの常駐 ソフトウェアについても、すべて必ず終了してください。
3
CD-ROM を準備します。CD-ROM をコンピューターの CD-ROM ドライブに 入れます。
4
Windows のスタート・メニューからファイル名を指定して実行を選んでく ださい。
5
ファイル名を指定して実行ダイア ログが開きます。名前欄に、次の ように半角で入力し、[OK]をク リックします。
(ドライブ名):¥Driver¥USBME98¥SETUPINF.EXE
SetupInf ダイアログが開きます。
ドライバをインストールする準備ができました。
※ ここでは、ドライブ名は「D:」として説明しています。ドライブ名「D:」は、お使い
の環境によって異なります。CD-ROM のドライブ名(アルファベット 1 文字)を入 力してください。
たとえば CD-ROM のドライブ名が「E:」のときは、 E:¥Driver¥USBME98¥SETUPINF.EXE となります。
6
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
1.
2.
3.
ドライバが自動的にインストールされます。
PCR-M1 の電源スイッチを「OFF」にします。
PCR-M1 とコンピューターを USB ケーブルで接続します。
PCR-M1 の電源スイッチを「USB」にします。
ドライブ名の確認方法 デスクトップにあるマイコ ンピュータのアイコンをダ
ブルクリックします。 表示されたウィンドウの中 から手順 3 で CD-ROM を 入れた CD-ROM ドライブ のドライブ名を確認しま す。 CD-ROM ドライブ に 表示されている(D:)や
(E:)がドライブ名を表し
ています。
正しく接続したら、必ず次 の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
PCR-M1 は回路保護のた め、電源をオンしてからし ばらくは動作しません。
7
SetupInf ダイアログの[OK]をクリックします。
以上でドライバのインストールが完了しました。
続いて、ドライバの設定を行います。(→『ドライバの設定』(P.28))
Windows の再起動を促す メッセージが表示された場 合は、そのメッセージの内 容にしたがって Windows
を再起動してください。
27
接続とドライバのインストール(Windows)

ドライバの設定

■MIDI の入出力先を決める
Windows XP をお使いのとき
※ この設定はPCR-M1 を MIDI インターフェースとして使用する場合にのみ有
効です。接続方法は『コンピューターと USB 接続する〜 PCR-M1 を MIDI
インターフェースとして使用する〜』(P.43)をご覧ください。
1
コントロールパネルを開きます。
Windows のスタート・メニューをクリックし、表示されるメニューから ントロールパネルを選びます。
2
サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを開きます。
「作業する分野を選びます」からサウンド、音声、およびオーディオデバイ
をクリックします。次に、「コントロールパネルを選んで実行します」 ら、サウンドとオーディオデバイス・アイコンをクリックします。
3
オーディオ・タブをクリックします。
fig.XPJ
4
MIDI 音楽の再生[既定のデバイス] 欄の▼をクリックし、表示されるリス トから「EDIROL PCR MIDI OUT」を 選びます。
Media Player で、PCR の MIDI OUT 端子に接続した音源を鳴らす場合 な どは、EDIROL PCR MIDI OUT を選び ます。
5
サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを閉じます。
お使いの状態によっては、
サウンドとオーディオデバ イス・アイコンが直接コン トロールパネルに表示され
ていることがあります(ク ラシック表示)。そのとき はサウンドとオーディオデ バイス・アイコンをダブル クリックします。
PCR-M1 の入出力デバイ スについて詳しくは『入出 力デバイス』(P.45)を参 照してください。
お使いの環境に合わせて、 MIDI デバイスをお選びく ださい。必ずしも、
EDIROL PCR MIDI OUT
を選ぶ必要はありません。
[OK]をクリックしてください。
以上で、メディアプレーヤーなど Windows 標準のデバイス設定を使用するアプリケーションで、PCR­M1 をお使いになるための設定は完了です。 お使いになるシーケンス・ソフトウェアに応じたデバイスの設定方法については、ソフトウェアの取扱 説明書を参照してください。 PCR-M1 の入出力デバイスについて詳しくは『入出力デバイス』(P.45)を参照してください。
28
接続とドライバのインストール(Windows)
Windows 2000/Me をお使いのとき
※ この設定はPCR-M1 を MIDI インターフェースとして使用する場合にのみ有
効です。接続方法は『コンピューターと USB 接続する〜 PCR-M1 を MIDI インターフェースとして使用する〜』(P.43)をご覧ください。
1
コントロールパネルを開きます。
Windows のスタート・メニューをクリックし、表示されるメニューから コントロールパネルを選びます。
2
サウンドとマルチメディアのプロパティ・ダイアログを開きます。
コントロールパネルにあるサウンドとマルチメディア・アイコンをダブルク
リックします。
3
オーディオ・タブをクリックします。
fig.2KJ
サウンドとマルチメディ ア・アイコンが表示されな
い場合は、左側のフレーム から、すべてのコントロー
ルパネルのオプションを表 示するをクリックします。
4
MIDI 音楽の再生録音[優先する デバイス]欄の▼をクリックし、表示
されるリストから
「EDIROL PCR MIDI OUT」を選びま
す。
Media Player で、PCR の MIDI OUT 端子に接続した音源を鳴らす場合 な どは、EDIROL PCR MIDI OUT を選び ます。
5
サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを閉じます。
[OK]をクリックしてください。
以上で、メディアプレーヤーなど Windows 標準のデバイス設定を使用するアプリケーションで、PCR­M1 をお使いになるための設定は完了です。 お使いになるシーケンス・ソフトウェアに応じたデバイスの設定方法については、ソフトウェアの取扱 説明書を参照してください。 PCR-M1 の入出力デバイスについて詳しくは『入出力デバイス』(P.45)を参照してください。
PCR-M1 の入出力デバイ スについて詳しくは『入出 力デバイス』(P.45)を参 照してください。
お使いの環境に合わせて、 MIDI デバイスをお選びく ださい。必ずしも、
EDIROL PCR MIDI OUT
を選ぶ必要はありません。
29
接続とドライバのインストール(Windows)
Windows 98 をお使いの場合
※ この設定はPCR-M1 を MIDI インターフェースとして使用する場合にのみ有
効です。接続方法は『コンピューターと USB 接続する〜 PCR-M1 を MIDI インターフェースとして使用する〜』(P.43)をご覧ください。
1
コントロールパネルを開きます。
Windows のスタート・メニューをクリックします。表示されたメニューか ら設定コントロールパネルを選んでください。
2
マルチメディアのプロパティ・ダイアログを開きます。
コントロールパネルにあるマルチメディア・アイコンをダブルクリックし
ます。
3
MIDI タブをクリックします。
fig.98J .*
4
[単一の機器]にチェック・マークを
つけ、表示されてい るリスト から
「EDIROL PCR MIDI OUT」を選び、 [適用]をクリックしてください。
PCR-M1 の入出力デバイ ス、について詳しくは『 出力デバイス』(P.45)を 参照してください。
Media Player で、PCR の MIDI OUT 端子に接続した音源を鳴らす場合 な どは、EDIROL PCR MIDI OUT を選び ます。
5
マルチメディアのプロパティ・ダイアログを閉じます。
[OK]をクリックしてください。
以上で、メディアプレーヤーなど Windows 標準のデバイス設定を使用するアプリケーションで、PCR­M1 をお使いになるための設定は完了です。 お使いになるシーケンス・ソフトウェアに応じたデバイスの設定方法については、ソフトウェアの取扱 説明書を参照してください。 PCR-M1 の入出力デバイスについて詳しくは『入出力デバイス』(P.45)を参照してください。
お使いの環境に合わせて、 MIDI デバイスをお選びく ださい。必ずしも、
EDIROL PCR MIDI OUT
を選ぶ必要はありません。
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