Roland PCR-A30 User Manual [ja]

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」
(P. 2、3)と「使用上のご注意」(P. 4)をよく参照してください。また、こ
の機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよく参 照してください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、 手元に置いてください。
取扱説明書
USB オーディオ・インターフェース /MIDI キーボード・コントローラー PCR-A30 をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
201
202
©
 2003 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
●この機器を使用 する前に、以下 の指示と取 扱説 明書をよく読んでください。
....................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
の中に描かれています。
警告
007
●この機器を、ぐら つく台の上や 傾いた場所 に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所 に設置してください。
....................................................................................................
008c
●ACアダプターは、必ず付属のものを、AC 100 V の電源で使用してください。
....................................................................................................
003
●修理/部品の交 換などで、取扱 説明書に書 かれ ていないことは、絶対にしないでください。必 ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
....................................................................................................
004
●次のような場所で の使用や保 存はしないで くだ さい。 ○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など
○水気の 近く(風 呂場、洗 面台、濡れ た床 な
ど)や湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
....................................................................................................
2
....................................................................................................
009
●電源コードを 無理に曲げた り、電源コード の上 に重いものを載せたりしないでください。電源 コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
....................................................................................................
010
●この機器を単 独で、あるい はヘッドホ ン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設 定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ い。
....................................................................................................
警告
014
● この機器に、異物 ( 燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水。ジュースなど)を絶対に 入れないでください。
....................................................................................................
012
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店 またはローランド・サービスに修理を依頼して ください。
○ACアダプター本体や電源コードが破損した
とき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
....................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず 大人のかたが、監視/指導してあげてください。
....................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
....................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している 場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが あります。
....................................................................................................
016
●外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
....................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛 めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
....................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置して、使用 してください。
.....................................................................................................
102d
●ACアダプターをコンセントや機器本体に抜き 差しするときは、必ず AC アダプターの本体や 出力プラグを持ってください。
.....................................................................................................
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体やプラグを 持って、機器本体やコンセントに抜き差ししな いでください。
.....................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、 乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりをふき取ってくださ い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ プターとコンセントの間にゴミやほこりがたま ると、絶縁不良を起こして火災の原因になりま す。
.....................................................................................................
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
.....................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
.....................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を外して ください。
.....................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
(P.10)
.....................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
.....................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2、3 ページに記載されている「安全上のご注意」 以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力 の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
302
●ACアダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が 多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがありま す。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、も しくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音しな くなるなどの故障の原因になります。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、 中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修 理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケンサー など)に保存するか、記憶内容をメモしておいてください。 修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払って おりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元でき ない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しまし ては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有してい ます。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただ きます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっ
ては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、また は最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な 記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器(シーケン サーなど)に保存しておいてください。
552
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、 補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
561/925
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売: EV-5)をお使いください。他社製品を接続すると、本体の 故障の原因になる場合があります。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど) をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、 次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との接続に
は、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。 さくなったり、全く聞こえなくなる場合があります。ケーブルの仕 様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが あります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナー でクリーニングしてください。
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及び
その他の国における登録商標です。
206e
※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真
を使用しています。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ® operating
system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びそ
の他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
231
※ OMS は、米国 Opcode Systems, Inc. の登録商標です。
232
※ FreeMIDI は、米国Mark of the Unicorn 社の商標です。
音が極端に小
4

パッケージの内容

PCR-A30 のパッケージには、以下の内容物が含まれています。パッケージを開けたら、まず、すべての内容 物があるかどうかを確認しましょう。不足している場合は、お買い上げになった販売店へご相談ください。
● USB オーディオインターフェース /MIDI キーボードコントローラー PCR-A30
fig.PCR-A30
●ACアダプター
専用の AC アダプターです。故障の原因となりますので、付属の AC アダプター以外は使用しないでください。
● USB ケーブル
コンピューターの USB 端子と PCR-A30 の USB 端子を接続するのに使用します。接続方法は、接続とドラ イバのインストール(Windows → P.12 / Macintosh → P.25)をご覧ください。 USB ケーブルは、必ず付属のものをお使いください。破損などにより、付属の USB ケーブルが必要な場合 は、保証書の封筒に記載または同封の「サービスの窓口」までご連絡ください。
● CD-ROM
PCR-A30 をお使いになるためのドライバやエディターなどが収録されています。
●テンプレート・シート(2 枚)
工場出荷時にコントローラーに割り当てられている GM2 メモリー(MEMORY No.0)のメッセージを記載し てあるテンプレートです。コントローラーに自分でセットしたメモリーの内容を書いて使うことができるブ ランク・シートも付属しています。
●取扱説明書
本書です。常に手元に置いて、いつでも参照できるようにしましょう。
●ローランド ユーザー登録カード
PCR-A30 のユーザーとして登録していただくためのカードです。
●保証書
PCR-A30 本体の保証書です。保証期間内に PCR-A30 の修理を受ける際に必要ですから、記載事項をご確認 の上、大切に保管してください。
※ この保証書で保証されているのは PCR-A30 本体のみで、「サービスの窓口」は、修理に関するお問い合わせ
先です。PCR-A30 の取り扱いに関しては巻末の「DTM ホットライン」へお問い合わせください。
著作権について
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音 し、配布、販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられています。
● 本機では、外部機器とデジタル接続でオーディオ信号をやりとりする際、SCMS(Serial Copy Management System)による制約の一部を受けず録音を行うことができます。これは本機が専ら音楽制作 を目的としており、他者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音までが、制約を受けることがない よう設計されているためです。(SCMS とは、デジタル接続を介しての、第二世代以降のコピー録音を制限 する機能です。著作権保護の目的で、MD レコーダーなどの民生用デジタル・オーディオ機器に搭載されて います。)
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しないでください。あなたが本機を用いて他者の 著作権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、SCMS 等の技術的保護手段を回避して第三者の著作物 を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害する行為となり、法律で禁じられています。
● 技術的保護手段が施されていないもの、及び SCMS に対応しての複製に関しては、従来どおり私的使用の 範囲で行えます。
5

使い方早見表

お使いになる前に ドライバをインストールする P.11 へ
入出力デバイスの設定をする P.38 へ 各部の名称とはたらき P.8 へ 動作モード一覧表 P.45 へ システムに関する設定 P.82 へ
オーディオ機能を使う 信号の流れ P.36 へ
コンピューターの音を鳴らす P.40 へ コンピューターで録音する P.41 へ コンピューターの音をデジタル録音する P.42 へ
MIDI キーボードとして使う 接続する MIDI 音源を鳴らす P.43 へ
演奏に便利な機能を使う P.44 へ
ピッチ・ベンド P.44 へ モジュレーション P.44 へ ホールド P.44 へ エクスプレッション P.44 へ オクターブ・シフト P.44 へ トランスポーズ P.44 へ
MIDI コントローラーとして使う メモリーセットを切り替える P.51 へ
スナップショット(現在値を送信する) P.52 へ MIDI メッセージを割り当てる P.53 へ
ノートメッセージ P.55 へ アフタータッチ・メッセージ P.57 へ コントロール・チェンジ・メッセージ P.59 へ プログラム・チェンジ・メッセージ P.61 へ RPN/NRPN P.64 へ システム・エクスクルーシブ・メッセージ P.66 へ
テンポ(F8 CLOCK) P.73 へ 割り当てたメッセージをコピーする P.74 へ 割り当てたメッセージを解除する P.75 へ メモリーセットを保存する P.76 へ バルク受信 / 送信する P.77 へ メモリー・セットを保護する P.80 へ V-LINK モードを使う P.81 へ
6
システムの設定を行う F8 クロックの設定 P.83 へ
VELOCITY OFFSET の設定 P.83 へ 鍵盤、ベンダー・レバーの出力ポート設定 P.83 へ H-ACTIVITY 設定 P.83 へ 使用する USB MIDI ドライバ・モードの設定 P.83 へ 電源投入時に起動するメモリー設定 P.84 へ 初期化(工場出荷時の設定に戻す) P.84 へ USB AUDIO 機能 ON/OFF の設定 P.84 へ USB AUDIO のサンプリング周波数設定 P.84 へ USB AUDIO のドライバ・モード設定 P.84 へ ダイレクト・モニター ON/OFF の設定 P.85 へ インプット・ジャックに接続する機器の設定 P.85 へ スピーカー機能 ON/OFF の設定 P.85 へ
トラブルシューティング USB ドライバに関連したトラブル P.94 へ
PCR-A30 使用時のトラブル P.97 へ
目次
使用上のご注意 ................................................... 4
パッケージの内容................................................ 5
使い方早見表....................................................... 6
各部の名称とはたらき ........................................ 8
パネル ...............................................................................8
リア・パネル................................................................ 10
セットアップ編 11
接続とドライバのインストール
(Windows)....................................................... 12
ドライバのインストール........................................... 12
ドライバの設定............................................................ 22
オーディオと MIDI の入出力先を決める............ 22
接続とドライバのインストール
(Macintosh).....................................................25
Mac OS X をお使いのとき ....................................... 25
ドライバのインストール ....................................... 25
ドライバの設定........................................................ 26
Mac OS 9 をお使いのとき ....................................... 27
PCR-A30 ドライバのインストール.................... 27
ドライバの設定........................................................ 28
ASIO ドライバのインストール ............................ 33
操作編 35
基本的な使い方 ................................................. 36
基本的な接続例............................................................ 36
信号の流れ.................................................................... 36
入出力デバイス............................................................ 38
オーディオ機能を使う ...................................... 40
コンピューターの音を鳴らす...................................40
コンピューターで録音する....................................... 41
コンピューターからの音をデジタル録音する...... 42
MIDI キーボードとして使う
(接続する MIDI 音源を鳴らす)......................... 43
演奏に便利な機能........................................................44
発音中の音のピッチを変化させる.......................44
発音中の音に変化を与える ................................... 44
発音中の音を持続させる ....................................... 44
音色・音量などをリアルタイムで
コントロールする.................................................... 44
オクターブを切り替える ....................................... 44
音の高さを変える.................................................... 44
動作モード一覧表........................................................45
MIDI 送信チャンネルを設定する ............................. 46
音色を選ぶ 〜プログラム・チェンジ /
バンク・セレクト情報の送信〜............................... 48
リセット情報を送る
(MIDI が鳴りっぱなしになったら)......................... 50
MIDI コントローラーとして使う ...................... 51
メモリー・セットを切り替える............................... 51
コントローラーの現在の値をまとめて送信する
〜スナップショット〜................................................52
MIDI メッセージを割り当てる〜エディット〜.....53
NOTE ASSIGN ........................................................ 55
AFTERTOUCH ASSIGN....................................... 57
CONTROL CHANGE ASSIGN ............................ 59
PROGRAM CHANGE ASSIGN........................... 61
RPN/NRPN ASSIGN ............................................. 64
Sys Ex. ASSIGN ..................................................... 66
割り当てた MIDI メッセージをコピーする
〜 ASSIGN COPY 〜 ................................................ 74
割り当てた MIDI メッセージを解除する
〜NOASSIGN 〜 ....................................................... 75
メモリー・セットを保存する〜 SAVE 〜 ............. 76
バルクを受信 / 送信する〜 BULK 〜......................77
メモリー・セットを保護する〜 PROTECT 〜..... 80
V-LINK モードを使う................................................. 81
システムに関する設定 ...................................... 82
資料編 87
メモリー・セット ............................................. 88
トラブルシューティング................................... 94
MIDI インプリメンテーション ........................ 101
主な仕様.......................................................... 106
索引................................................................. 107
7

各部の名称とはたらき

パネル
fig.panelA50
1
2
345 76
1. MASTER VOLUME つまみ
PCR-A30 のマスター出力端子、ヘッドホン端子から出力される音量を調節します。
2. コントローラー[R1]〜[R8]
お好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。
3. V-LINK ボタン
V-LINK ボタンを押すと、V-LINK モード(P.81)に入ります。V-LINK モードがオンのときには、V-LINK ボ タンが点灯します。
V-LINK
V-LINK ( )は、ローランドが提唱している、音楽と映像を演奏するための機能です。V-LINK 対応のビデオ機器を使うことにより、演奏表現に連動したさまざまな映像効果が簡単に楽しめます。
4. MEMORY ボタン
本体に記憶してあるメモリーを呼び出します。
5. MIDI CH ボタン
鍵盤とベンダーの送信チャンネル(カレント・チャンネル)を設定します。
6. PROGRAM CHANGE ボタン
カレント・チャンネルにプログラム・チェンジ情報を送信します。
7. EDIT ボタン
コントローラーに MIDI メッセージを割り当てるとき使用します。
8. DEC ボタン
PLAY モード(P.44)以外のときに、設定中の値を -1 します。
9. INC ボタン
PLAY モード(P.44)以外のときに、設定中の値を +1 します。
10. HEX ボタン
PLAY モード(P.44)以外のときに、入力モードを 16 進(HEX 入力モード)にします。
11. DECIMAL ボタン
PLAY モード(P.44)以外のときに、入力モードを 10 進(DECIMAL 入力モード)にします。
12. コントローラー[B1]〜[B6]
お好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。
981011
12
8
fig.panelB50
各部の名称とはたらき
13
14
13. ディスプレイ
現在の状態など、さまざまな状況を表示します。
USB コンピューターと USB で接続されているときに点灯します。 DATA OUT USB に MIDI メッセージが送信されているときに点滅します。 HEX ディスプレイに表示されている値が 16 進のときに点灯します。
14. コントローラー[S1]〜[S8]
お好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。
fig.panelC50
15
16
17
18
15.コントローラー[L1]〜[L3]
お好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。
※ MIDI メッセージを割り当てる操作については、『MIDI
メッセージを割り当てる〜エディット〜』(P.53)を参 照ください。
16.TRANSPOSE/ENTER ボタン
[TRANSPOSE]+[OCTAVE -/+]で、鍵盤の 音域 がト
ランスポーズ(半音単位で移動)します。 また PLAY モード以外のときには、さまざまな設定を確
定させるための[ENTER]ボタンとして使用します。
17. OCTAVE -/+ ボタン
[OCTAVE -/+]を押して、鍵盤のオクターブを上下に変
更します。 また、PLAY モード以外のときに設定項目を1つ戻った り([BACK]ボタン)、設定を取り消して PLAY モード に戻ったり([CANCEL] ボタン)するとき使用します。
18.ベンダー・レバー
ピッチ(音の高さ)を変化させたり、ビブラートをかけ たりします。
fig.SP
[OCTAVE+]もしくは[TRANSPOSE]のボタンを押しながら電源を入れるとSPEAKER ON/OFF について
の設定ができます。(→ SPEAKER ON/OFF (P.85 ))
[OCTAVE+]を押しながら電源を入れる SPEAKER OFF [TRANSPOSE]を押しながら電源を入れる SPEAKER ON
9
各部の名称とはたらき

リア・パネル

fig.rear
19
20
21
22
23
24
25
26
27
19. 入力レベルつまみ
オーディオ入力端子からの入力レベルを調整します。
20. オーディオ入力端子
アナログ・オーディオ信号の入力端子です。ダイナミック・マイク、ギター、オーディオ機器などを接続す ることができます。必ず、入力ゲインの設定(P.85)で接続する機器を設定してください。L(MONO)端子 だけにギターやマイクなどを接続すると、モノラルになります。
21. ヘッドホン端子
ヘッドホンを接続します。ヘッドホン端子からは、スピーカーおよびマスター出力端子と同じ音が出力され ます。ヘッドホンを接続するとスピーカーから音は出なくなります(マスター出力端子からは出力されます)。
22. マスター出力端子
アナログ・オーディオ信号の出力端子です。
23. デジタル出力端子
コンピューターからのオーディオ信号をデジタルで出力する端子です MD や DAT などのデジタル・レコー ダーを光デジタル・ケーブルで接続します。
※ 各入力端子からの入力信号を、直接デジタル出力端子に出力することはできません。
24. AC アダプター端子
付属の AC アダプターを接続します。
25. 電源スイッチ
DC AC アダプターを使った状態で電源オンの状態 OFF 電源オフの状態 USB *1 USB ケーブル接続している場合での電源オンの状態( AC アダプターを使用しない状態)
*1 バス電源(USB)
バス(BUS)電源は、PCR-A30 とコンピューターを USB ケーブルで接続するときに使用することができます。その場 合、電源は USB ケーブルを通じて、コンピューターから供給されます。バス電源で使用する場合は、電源スイッチを USB に設定します。
※ コンピューターによっては、バス電源方式で動作しない場合があります。その場合は、付属のAC アダプターを使用して
ください。
26. USB 端子
PCR-A30 とコンピューターを USB ケーブルで接続する場合に使用します。
27. MIDI IN/OUT 端子
他の MIDI 機器の MIDI 端子と接続して、MIDI メッセージの送受信をします。
28. コントローラー[P1]、[P2]
それぞれのタイプにあったペダルを接続して、コントローラーとして使用します。 また、お好みの MIDI メッセージを割り当てることができます。
28
HOLD ペダル・スイッチを接続して、ホールド・ペダルとして使用します。
EXPRESSION
※ MIDI メッセージを割り当てる操作については、『MIDI メッセージを割り当てる〜エディット〜』(P.53) を参照ください。
エクスプレッション・ペダル(EV-5)を接続して、音色や音量などをリアルタイムでコ ントロールします。
10

セットアップ編

PCR-A30 をコンピューターに接続して使用するために、ドライバのインストールと設定 を行います。
『接続とドライバのインストール(Windows)』...........................(P.12)
『接続とドライバのインストール(Macintosh)』.........................(P.25)
● ドライバとは
コンピューターと PCR-A30 が USB ケーブルで接続されているときに、コンピューター 上のアプリケーション・ソフトウェアと PCR-A30 との間でデータのやりとりをするソ フトウェアです。 ドライバは、アプリケーション・ソフトウェアからの情報を PCR-A30 に送ったり、逆 にPCR-A30 からの情報をアプリケーション・ソフトウェアに渡したりします。
1111

接続とドライバのインストール(Windows)

ドライバのインストール

お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が異なります。 以下の中からご自分にあった項目へお進みください。
Windows XP をお使いのとき................................(P.12)
Windows 2000 をお使いのとき ...........................(P.17)
Windows Me / 98 をお使いのとき ....................(P.21)
Windows XP をお使いのとき
1
コンピューターに接続しているUSBケーブル(USB キーボードとUSB マウス以外)を はずし、Windows を起動します。
※ PCR-A30 の電源スイッチは OFF の位置にしておきます。
2
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
1.
Windows のスタート・メニューからコントロールパネル を選びます。
2.
「作業する分野を選びます」からパフォーマンスとメンテナンスをクリックします。 「コントロールパネルを選んで実行します」から、システム・アイコンをクリッ
3.
fig.2-1
3
クします。
ハードウェア・タブをクリックし、続 けて[ドライバの署名]をクリックし ます。
ドライバ署名オプション・ダイアログ
が開きます。
Windows XP Professional をお使いの ときは、アカウントの種類 がコンピュータの管理者で あるユーザー名
(Administrator など)で、
Windows にログオンしま す。ユーザー・アカウント について、詳しくはお使い のコンピューターのシステ ム管理者にご相談くださ い。
お使いの状態によっては、
システム・アイコンが直接 コントロールパネルに表示
されていることがあります
(クラシック表示)。そのと
きはシステム・アイコンを ダブルクリックします。
12
4
「どのように処理しますか?」「無視」に設定されているかを確認します。 「無視」に設定されているときは、そのまま[OK]をクリック します。「無視」に設
定されていないときは、現在の設定(「警告」または「ブロック」)をメモした後「無 視」に変更し[OK]をクリックします。
5
[OK]をクリックしてシステムのプロパティ・ダイアログを閉じます。
6
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。 開いているウィンドウもすべて閉じます。ウィルス・チェッカーなどの常駐ソフト
ウェアについても、すべて必ず終了してください。
「どのように処理します
か?」を変更したときは、
ドライバをインストールし た後で、変更前の設定に戻 します。(→『「どのように
処理しますか?」を変更し ているとき』(P.16))
7
CD-ROM を準備します。
CD-ROM を、コンピューターの CD-ROM ドライブに入れます。
8
Windows のスタート・ボタンをクリックします。表示されたメニューからファイル名 を指定して実行を選んでください。
ファイル名を指定して実行ダイアログが開きます。
9
実行するファイル名を指定します。
名前欄に次のように半角で入力し、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE
fig.2-330
※ ここでは、ドライブ名は「D:」
して説明しています。ドライブ名
「D:」は、お使いの環境によって異
なります。CD-ROM のドライブ名
(アルファベット 1 文字)を入力し
てください。
たとえば CD-ROM のドライブ名が「E:」のときは、 E:¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE となります。
SetupInf ダイアログが開きます。ドライバをインストールする準備ができました。
接続とドライバのインストール(Windows)
「この種類のファイルの
ディスクを挿入したり〜。」
と表示されたときは、
[キャンセル]をクリック
します。
ドライブ名の確認方法 スタート・ボタンをクリッ
クして表示されるメニュー から、マイコンピュータを 選びます。表示されたウィ ンドウの中から手順 7 で CD-ROM を入れた CD­ROM ドライブのドライブ 名を確認します。 CD-ROM ドライブ に表 示されている(D:)や
(E:)がドライブ名を表し
ています。
10
以下の手順で、PCR-A30 とコンピューターを接続します。
PCR-A30 の電源スイッチが OFF になっていることを確認し、付属の AC アダプ
1.
ターを接続します。 AC アダプターを電源コンセントに差し込みます。
2.
3.
PCR-A30 コンピューターUSB ケーブルで接続します。
11
PCR-A30 の電源スイッチを「DC」側にして電源を入れます。 タスク・バーのあたりに「新しいハードウェアが見つかりました」と表示されます。
そのまましばらくお待ちください。
12
新しいハードウェアの検出ウィザードが開きます。
一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」を選んで、[次へ]をクリッ
クします。
fig.2-720
13
検索とインストールのオプションを
選んでください。」と表示されます。
検索しないで、インストールするド
ライバを選択する」を選択し、[次へ]
をクリックします。
正しく接続したら、必ずこ の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
PCR-A30 は回路保護のた め、電源をオンしてからし ばらくは動作しません。
13
接続とドライバのインストール(Windows)
14
モデル欄に「EDIROL PCR-A WAVE」または「EDIROL PCR-A MIDI」が表示されて いることを確認して、[次へ]をクリックし ます。ドライバのインス トールが始まり
ます。
「どのように処理しますか ?」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、次のようなダイアログが開きます。
「どのように処理しますか ?」が「警告」の場合
!マークのダイアログが表示されます。
1.
[続行]をクリックします。
2.
インストールを続けます。
「どのように処理しますか ?」が「ブロック」の場合
×マークのダイアログが表示されます。
1.
[OK]をクリックします。
2.
「新しいハードウェアの検出ウィザード」が開いたら、[完了]をクリックします。
3.
手順 1(P.12)に戻り、最初からドライバをインストールしてください。
15
ディスクの挿入ダイアログが開きます。
[OK]をクリックします。
16
ファイルが必要ダイアログが開きます。 コピー元欄に次のように半角で入力して、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥DRIVER¥USBXP2K
※ ドライブ名は、手順 9 で確認した CD-ROM のドライブ名にあわせてください。
「どのように処理しますか ?」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、次のようなダイアログが開きます。
「どのように処理しますか ?」が「警告」の場合
!マークのダイアログが表示されます。
1.
[続行]をクリックします。
2.
インストールを続けます。
17
新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」が表示されます。
[完了]をクリックします。
18
もう一度、新しいハードウェアの検出ウィザードが開きます。
一覧または特定の場所からインストールする(詳細)」を選んで、[次へ]をクリッ
クします。
ディスクの挿入ダイアログ が表示されないときは、次
の手順へ進んでください。
14
接続とドライバのインストール(Windows)
fig.2-720
19
「検索とインストールのオプションを
選んでください。」と表示されます。
「検索しないで、インストールするド
ライバを選択する」を選択し、[次へ]
をクリックします。
20
モデル欄に「EDIROL PCR-A WAVE」または「EDIROL PCR-A MIDI」が表示されて いることを確認して、[次へ]をクリックし ます。ドライバのインス トールが始まり
ます。
「どのように処理しますか ?」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、次のようなダイアログが開きます。
「どのように処理しますか ?」が「警告」の場合
!マークのダイアログが表示されます。
1.
[続行]をクリックします。
2.
インストールを続けます。
21
ディスクの挿入ダイアログが開きます。
[OK]をクリックします。
22
ファイルが必要ダイアログが開きます。 コピー元欄に次のように半角で入力して、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥DRIVER¥USBXP2K
※ ドライブ名は、手順 9 で確認した CD-ROM のドライブ名にあわせてください。
「どのように処理しますか ?」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、次のようなダイアログが開きます。
「どのように処理しますか ?」が「警告」の場合
!マークのダイアログが表示されます。
[続行]をクリックします。
1.
2.
インストールを続けます。
23
「新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」が表示されます。 [完了]をクリックします。
タスク・バーのあたりに「新しいハードウェアが見つかりました」と表示されるまで、
そのまましばらくお待ちください。
24
ドライバのインストールが終了するとシステム設定の変更ダイアログが開きます。
[はい]をクリックしてください。Windows が自動的に再起動します。
ディスクの挿入ダイアログ
が表示されないときは、次
の手順へ進んでください。
以上でドライバのインストールが完了しました。 続いて、MIDI やオーディオの処理をスムーズにするために、バックグラウンドの処理を有効 にする設定を行います。(→『バックグラウンドの処理を有効にする』(P.16))
15
接続とドライバのインストール(Windows)
バックグラウンドの処理を有効にする
Windows XP では、バックグラウンドの処理を有効にする設定をします。 この設定を行わないと、音切れが発生する場合があります。MIDI やオーディオの処理
をスムーズにするために、次の手順で設定を行ってください。
1
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
Windows のスタート・メニューからコントロールパネル を選びます。
1.
2.
「作業する分野を選びます」からパフォーマンスとメンテナンスをクリックします。
3.
「コントロールパネルを選んで実行します」から、システム・アイコンをクリックし
ます。
2
詳細設定タブをクリックします。
3
パフォーマンス枠の右側にある[設定]をクリックします。
パフォーマンスオプション・ウィンドウが開きます。
4
詳細設定タブをクリックします。
お使いの状態によっては、
システム・アイコンが直接 コントロールパネルに表示
されていることがあります
(クラシック表示)。そのと
きはシステム・アイコンを
ダブルクリックします。
5
プロセッサのスケジュール枠の「バックグラウンドサービス」にチェック・マークを
つけ、[OK]をクリックします。
6
システムのプロパティ・ダイアログで[OK]をクリックします。
システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
7
続いて、ドライバの設定を行います。(→ P.22 )
●「どのように処理しますか?」を変更しているとき
「どのように処理しますか」(P.12)を変更しているときは、Windows が再起動したら変更前の設定に戻します。
1.
ドライバのインストールを行ったときのユーザーでWindows にログインします。
2.
Windows のスタート・メニューからコントロールパネル を選びます。
3.
「作業する分野を選びます」からパフォーマンスとメンテナンスをクリックします。
4.
「コントロールパネルを選んで実行します」から、システム・アイコンをクリックします。システムのプ
ロパティ・ダイアログが開きます。
※ お使いの状態によっては、システム・アイコンが直接コントロールパネルに表示されていることがあ
ります(クラシック表示)。その場合はシステム・アイコンをダブルクリックします。
ハードウェア・タブをクリックし、続けて[ドライバの署名]をクリックします。ドライバ署名オプショ
5.
・ダイアログが開きます。
「どのように処理しますか?」を変更前の設定(「警告」または「ブロック」)に戻し、[OK]をクリック
6.
します。
[OK]をクリックします。システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
7.
16
Windows 2000 をお使いのとき
1
コンピューターに接続しているUSBケーブル(USB キーボードとUSB マウス以外)を はずし、Windows を起動します。
※ PCR-A30 の電源スイッチは OFF の位置にしておきます。
2
システムのプロパティ・ダイアログを開きます。
Windows のスタート・メニューから設定|コントロールパネル を選びます。
1.
2.
fig.05-230
3
コントロールパネルにあるシステム・アイコンをダブルクリックします。
ハードウェア・タブをクリックし、続
けて[ドライバの署名]をクリックし ます。
ドライバ署名オプション・ダイアログ
が開きます。
接続とドライバのインストール(Windows)
アカウントの種類が管理者 権限を持つユーザー
(Administrator など)で
Windows にログオンしま す。ユーザー・アカウント について、詳しくはお使い のコンピューターのシステ ム管理者にご相談くださ い。
4
ファイルの署名の確認」が「無視」に設定されているかを確認します。
無視」に設定されているときは、そのまま[OK]をクリックしてください。「無視」
に設定されていないときは、現在の設定(「警告」または「ブロック」)をメモした後、
無視」に変更して[OK]をクリックします。
5
[OK]をクリックしてシステムのプロパティ・ダイアログを閉じます。
6
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。 開いているウィンドウもすべて閉じてください。ウィルス・チェッカーなどのソフト
ウェアをお使いのときは、それらも必ず終了してください。
7
CD-ROM を準備します。
CD-ROM を、コンピューターの CD-ROM ドライブに入れてください。
8
Windows のスタート・メニューからファイル名を指定して実行 を選びます。 ファイル名を指定して実行ダイアログが開きます。
「ファイルの署名の確認」
を変更した時は、ドライバ をインストールした後で、 変更前の設定に戻します。
『「ファイル署名の確認」
を変更しているとき』
(P.20))
17
接続とドライバのインストール(Windows)
9
名前欄に次のように半角で入力し、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE
fig.2-3
※ ここでは、ドライブ名は「D:」
して説明しています。ドライブ名
「D:」は、お使いの環境によって異
なります。CD-ROM のドライブ名
(アルファベット 1 文字)を入力し
てください。
たとえば CD-ROM のドライブ名が「E:」のときは、 E:¥Driver¥USBXP2K¥SETUPINF.EXE となります。
SetupInf ダイアログが開きます。ドライバをインストールする準備ができました。
10
以下の手順で、PCR-A30 とコンピューターを接続します。
ドライブ名の確認方法 デスクトップにあるマイ コンピュータのアイコンを
ダブルクリックします。表 示されたウィンドウの中か ら、手順 7 で CD-ROM を 入れた CD-ROM ドライブ のドライブ名を確認しま す。 CD-ROM ドライブ に表 示されている(D:)や
(E:)がドライブ名を表し
ています。
PCR-A30 の電源スイッチが OFF になっていることを確認し、付属の AC アダプ
1.
ターを接続します。 AC アダプターを電源コンセントに差し込みます。
2.
3.
PCR-A30 コンピューターUSB ケーブルで接続します。
11
PCR-A30 の電源スイッチを「DC」側にして電源を入れます。
「ファイルの署名の確認」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、「デジタル署名が見つかりませんでした」
いうダイアログが開きます。
正しく接続したら、必ずこ の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
PCR-A30 は回路保護のた め、電源をオンしてからし
ばらくは動作しません。
「ファイルの署名の確認」が「警告」の場合
1.
[はい]をクリックします。
2.
インストールを続けます。
「ファイルの署名の確認」が「ブロック」の場合
1.
[OK]をクリックします。
2.
「新しいハードウェアの検出ウィザード」が開いたら、[完了]をクリックします。
手順 1(P.17)に戻り、最初からドライバをインストールしてください。
3.
18
12
ディスクの挿入ダイアログが開きます。
[OK]をクリックしてください。
ディスクの挿入ダイアログ
が表示されないときは、次 の手順へ進んでください。
接続とドライバのインストール(Windows)
13
ファイルが必要ダイアログが開きます。 コピー元欄に次のように半角で入力して、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥DRIVER¥USBXP2K
※ ドライブ名は、手順 9 で確認した CD-ROM のドライブ名にあわせてください。
「ファイルの署名の確認」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、「デジタル署名が見つかりませんでした」と
いうダイアログが開きます。
「ファイルの署名の確認」が「警告」の場合
1.
[はい]をクリックします。
2.
インストールを続けます。
14
「新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」が表示されます。
[完了]をクリックします。
15
システム設定の変更ダイアログが表示されます。
[はい]をクリックしてください。
Windows が自動的に再起動します。再起動後、管理者権限を持つユーザー
(Administrator など)で Windows にログオンします。
16
Windows にログオン後、再びディスクの挿入ダイアログが開きます。
[OK]をクリックしてください。
17
ファイルが必要ダイアログが開きます。 コピー元欄に次のように半角で入力して、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥DRIVER¥USBXP2K
※ ドライブ名は、手順 9 で確認した CD-ROM のドライブ名にあわせてください。
「ファイルの署名の確認」(手順 4)の設定が「無視」になっていないと、「デジタル署名が見つかりませんでした」と
いうダイアログが開きます。
「ファイルの署名の確認」が「警告」の場合
[はい]をクリックします。
1.
インストールを続けます。
2.
18
「新しいハードウェアの検索ウィザードの完了」が表示されます。 [完了]をクリックします。
19
システム設定の変更ダイアログが開く場合があります。
[はい]をクリックしてください。Windows が自動的に再起動します。
以上でドライバのインストールが完了しました。 続いて、MIDI やオーディオの処理をスムーズにするために、バックグラウンドの処理を有効
にする設定を行います。(→『バックグラウンドの処理を有効にする』(P.20)
ディスクの挿入ダイアログ
が表示されないときは、次
の手順へ進んでください。
新しいハードウェアの検出 ウィザード・ダイアログが
表示されないときは、次の 手順へ進んでください。
システム設定の変更ダイア ログが表示されない場合 は、Windows を再起動さ せてください。
19
接続とドライバのインストール(Windows)
バックグラウンドの処理を有効にする
Windows 2000 では、バックグラウンドの処理を有効にする設定をします。 この設定を行わないと、音切れが発生する場合があります。MIDI やオーディオの処理
をスムーズにするために、次の手順で設定を行ってください。
1
Windows のスタート・メニューから設定|コントロールパネルを選びます。コント
ロールパネルにあるシステム・アイコンをダブルクリックします。
2
詳細タブをクリックします。
3
パフォーマンス枠の右側にある[パフォーマンスオプション]をクリックします。 パフォーマンスオプション・ダイアログが開きます。
fig.background
4
アプリケーションの応答枠の「バックグラ ウンドサービス」にチェック・マークをつ
け、[OK]をクリックします。
5
システムのプロパティ・ダイアログで[OK]をクリックします。
システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
6
続いて、ドライバの設定を行います。(→ P.22 )
●「ファイル署名の確認」を変更しているとき
「ファイルの署名の確認」(P.17)を変更しているときは、Windows が再起動したら変更前の設定に戻します。
1.
ドライバのインストールを行ったときのユーザーでWindows にログインします。
2.
Windows のデスクトップで、マイコンピュータ・アイコンを右クリックし、表示されるメニューからプ ロパティを選びます。システムのプロパティ・ダイアログが開きます。
3.
ハードウェア・タブをクリックし、続けて[ドライバの署名]をクリックします。ドライバの署名オプ ション・ダイアログが開きます。
4.
「ファイルの署名の確認」を変更前の設定(「警告」または「ブロック」)に戻し、[OK]をクリックします。
5.
[OK]をクリックします。システムのプロパティ・ダイアログが閉じます。
20
Windows Me /98をお使いのとき
1
コンピューターに接続しているUSBケーブル(USB キーボードとUSB マウス以外)を
はずし、Windows を起動します。
2
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。 開いているウィンドウもすべて閉じます。ウィルス・チェッカーなどの常駐ソフト
ウェアについても、すべて必ず終了してください。
3
CD-ROMを準備します。CD-ROMをコンピューターのCD-ROMドライブに入れます。
4
Windows のスタート・メニューからファイル名を指定して実行 を選んでください。
ファイル名を指定して実行ダイアログが開きます。
5
名前欄に次のように半角で入力し、[OK]をクリックします。
(ドライブ名):¥Driver¥USBME98¥SETUPINF.EXE
fig.05-13
※ ここでは、ドライブ名は「D:」
して説明しています。ドライブ名
「D:」は、お使いの環境によって異
なります。CD-ROM のドライブ名
(アルファベット 1 文字)を入力し
てください。
たとえば CD-ROM のドライブ名が「E:」のときは、 E:¥Driver¥USBME98¥SETUPINF.EXE となります。
接続とドライバのインストール(Windows)
ドライブ名の確認方法 デスクトップにあるマイコ ンピュータのアイコンをダ
ブルクリックします。表示 されたウィンドウの中から 手順 3 で CD-ROM を入れ たCD-ROM ドライブのド ライブ名を確認します。
CD-ROM ドライブ に 表示されている(D:)や
(E:)がドライブ名を表し
ています。
SetupInf ダイアログが開きます。ドライバをインストールする準備ができました。
6
以下の手順で、PCR-A30 とコンピューターを接続します。
PCR-A30 の電源スイッチが OFF になっていることを確認し、付属の AC アダプ
1.
ターを接続します。 AC アダプターを電源コンセントに差し込みます。
2.
3.
PCR-A30 コンピューターUSB ケーブルで接続します。
7
PCR-A30 の電源スイッチを「DC」側にして電源を入れます。
ドライバが自動的にインストールされます。
8
SetupInf ダイアログの[OK]をクリックします。
以上でドライバのインストールが完了しました。
9
続いて、ドライバの設定を行います。(→ P.22 )
正しく接続したら、必ずこ の手順で電源を投入してく
ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー
カーなどが破損する恐れが あります。
PCR-A30 は回路保護のた め、電源をオンしてからし
ばらくは動作しません。
USB ハブのインストール を求められる場合がありま
す。その場合は、表示され るダイアログの指示に従っ
てインストールを行ってく ださい。
Windows の再起動を促す メッセージが表示された場
合は、そのメッセージの内 容にしたがって Windows
を再起動してください。
21
接続とドライバのインストール(Windows)

ドライバの設定

■ オーディオと MIDI の入出力先を決める
Windows XP をお使いのとき
1.
コントロールパネルを開きます。 Windows のスタート・メ ニューをクリックし、表示されるメニューからコントロー
ルパネルを選びます。
2.
サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを開きます。
「作業する分野を選びます」からサウンド、音声、およびオーディオデバイスをクリッ
クします。次に、「コ ントロールパネルを 選んで実行します」から、サウンドとオー ディオデバイス・アイコンをクリックします。
fig.XP-eps
3.
オーディオ・タブをクリックします。
4.
音の再生録音、MIDI 音楽の再生[既定のデバイス] 欄の▼をクリックし、表示されるリストから以下の項目
を選びます。
音の再生 EDIROL PCR-A 録音 EDIROL PCR-A MIDI 音楽の再生 EDIROL PCR-A MIDI OUT
5.
サウンドとオーディオデバイスのプロパティ・ダイアログを閉じます。
[OK]をクリックしてください。
お使いの状態によっては、
サウンドとオーディオデバ イス・アイコンが直接コン トロールパネルに表示され
ていることがあります(ク ラシック表示)。そのとき はサウンドとオーディオデ バイス・アイコンをダブル クリックします。
PCR-A30 の入出力デバイ スについて詳しくは『『入 出力デバイス』(P.38)を 参照してください。
オーディオのレイテンシ調 整、ASIO Direct Monitor の使用については、『より
快適にお使いいただくため に』(P.24)を参照してく
ださい。
Windows 2000/Me をお使いのとき
サウンドとマルチメディ
1.
コントロールパネルを開きます。 Windows のスタート・メ ニューをクリックし、表示されるメニューから設定|コン
トロールパネルを選びます。 サウンドとマルチメディアのプロパティ・ダイアログを開きます。
2.
コントロールパネルにあるサウンドとマルチメディア・アイコンをダブルクリックし ます。
fig.me
オーディオ・タブをクリックします。
3.
音の再生録音MIDI 音楽の再生[優先するデバイ
4.
ス]欄の▼をクリックし、表示されるリストから以下 の項目を選びます。
音の再生 EDIROL PCR-A 録音 EDIROL PCR-A MIDI 音楽の再生 EDIROL PCR-A MIDI OUT
サウンドとマルチメディアのプロパティ・ダイアログを閉じます。
5.
[OK]をクリックしてください。
以上で、メディアプレーヤーなど Windows 標準のデバイス設定を使用するアプリケーションで、PCR-A30 をお 使いになるためのデバイス設定は完了です。
お使いになるシーケンス・ソフトウェアに応じたデバイスの設定方法については、ソフトウェアの取扱説明書を 参照してください。
・アイコンが表示されな い場合は、左側のフレーム から、すべてのコントロー
ルパネルのオプションを表 示するをクリックします。
PCR-A30 の入出力デバイ スについて詳しくは『入出 力デバイス』(P.38)を参 照してください。
オーディオのレイテンシ調 整、ASIO Direct Monitor の使用については『より快
適にお使いいただくため に』(P.24)を参照してく
ださい。
PCR-A30 の入出力デバイスについて詳しくは 『入出力デバイス』(P.38)を参照してください。
22
Windows 98 をお使いの場合
1.
コントロールパネルを開きます。 Windows のスタート・ボ タンをクリックします。表示されたメニューから設定|
ントロールパネルを選んでください。
2.
マルチメディアのプロパティ・ダイアログを開きます。 コントロールパネルにあるマルチメディア・アイコンをダブルクリックします。
fig.98AUDIO
3.
オーディオ・タブをクリックします。
4.
[優先するデバイス]を指定します。
再生欄、録音欄の▼をクリックして、表示されるリスト
からそれぞれ以下の項目を選び、[適用 ]をクリックし てください。
再生 EDIROL PCR-A 録音 EDIROL PCR-A
fig.98MIDI
5.
MIDI タブをクリックします。
6.
[MIDI 出力]を指定します。 [単一の機器]にチェック・マークをつけ、表示されて
いるリストから以下の項目を選び、[適 用]をクリック してください。
接続とドライバのインストール(Windows)
PCR-A30 の入出力デバイ ス、について詳しくは『入 出力デバイス』(P.38)を 参照してください。
オーディオのレイテンシ調 整、ASIO Direct Monitor の使用については、『より
快適にお使いいただくため に』(P.24)を参照してく
ださい。
MIDI 出力 EDIROL PCR-A MIDI OUT
マルチメディアのプロパティ・ダイアログを閉じます。
7.
[OK]をクリックしてください。
以上で、メディアプレーヤーなど Windows 標準のデバイス設定を使用するアプリケーションで、PCR-A30 をお 使いになるためのデバイス設定は完了です。
お使いになるシーケンス・ソフトウェアに応じたデバイスの設定方法については、ソフトウェアの取扱説明書を 参照してください。
PCR-A30 の入出力デバイスについて詳しくは 『入出力デバイス』(P.38)を参照してください。
23
接続とドライバのインストール(Windows)
より快適にお使いいただくために
■ オーディオのレイテンシを調整する
ドライバの設定を変更することで、オーディオのレイテンシを調整することができます。 レイテンシを調整するには、ドライバの設定ダイアログでバッファ・サイズを調整します。
※ レイテンシとは、ソフトウェアがオーディオ・データを再生してから、実際に PCR-A30 などのオーディオ・
デバイスから音が聞こえるまでの遅延時間です。
レイテンシを短くする
1.
ドライバの設定ダイアログを開きます。
『ドライバの設定ダイアログの開き方』
Windows のスタート ・メニューからコントロール パネルを開き、EDIROL PCR-A アイコンをダ ブルクリックするとドライバの設定ダイアログが開きます。
※ Windows XP では、「クラシック表示に切り替える」をクリックして、クラシック表示にしてく
ださい。クラシック表示でない場合、EDIROL PCR-A アイコンは表示されません。
※ Windows Me では、「すべてのコントロールパネルのオプションを表示する」をクリックしてく
ださい。
2.
ドライバのバッファ・サイズを調整します。
「オーディオ入出力のバッファ・サイズ」を一番Min)に設定すると、レイテンシが最も短くなります。
3.
[OK]をクリックして、ドライバの設定ダイアログを閉じます。
4.
PCR-A30 を使用しているソフトウェアを再起動します。
オーディオ機器のテスト機能を持ったソフトウェアをお使いの場合は、そのテスト機能を実行してください。
5.
ソフトウェアでオーディオ・データを再生します。
音切れが発生する場合には、この手順を繰り返し、手順 2 で指定するバッファ・サイズを、音切れが無くなるまで 少しずつ大きく設定していきます。
※ お使いのソフトウェアによっては、ソフトウェア側のオーディオ設定の項目にもバッファ・サイズやレイテ
ンシの調整機能がある場合があります。詳しくは、お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。
■ ASIO Direct Monitor を使う
ASIO2.0 対応ソフトウェアから PCR-A30 をお使いの場合は、PCR-A30 をコントロールすることができます。
1.
上記『ドライバの設定ダイアログの開き方』を参照してドライバの設定ダイアログを開き、「ASIO Direct Monitor を使う」チェック・ボックスにチェックを入れます。
2.
[OK]をクリックして、ドライバの設定ダイアログを閉じます。
※ お使いのソフトウェアによっては、ソフトウェア側のオーディオ設定の項目にも、ASIO Direct Monitor の設
定項目がある場合があります。詳しくは、お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。
※ ASIO Direct Monitor を使った場合、ソフトウェアの設定や録音手順によっては、意図しないタイミングでモ
ニターのオン/オフが切り替わってしまう場合があります。このような場合は、手順 1 でチェック・ボック スのチェックをはずし、ASIO Direct Monitor を無効にしてください。
24

接続とドライバのインストール(Macintosh)

お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が異なります。 以下の中からご自分にあった項目へお進みください。
Mac OS X をお使いのとき.....................................(P.25 )
Mac OS 9 をお使いのとき .....................................(P.27)

Mac OS X をお使いのとき

■ ドライバのインストール
1
Macintoshに接続している USB ケーブル(USB キーボードとUSB マウス以外)をはず
し、Macintosh を起動します。
2
CD-ROM を準備します。CD-ROM を CD-ROM ドライブに入れます。
3
CD-ROM の Driver(Mac OS X)フォルダにある PCRAUSBDriver.pkg をダブルクリッ
クします。
4
「ようこそ EDIROL PCR-A USB Driver インストールへ」 と表示されます。
[続ける]をクリックします。
インストールの途中で認証 ダイアログが表示された ら、パスワードを入力し、
[OK]をクリックしてくだ
さい。
5
「インストール先を選択」と表示されます。システムがインストールされているドラ
イブをクリックして選択し、[続ける]をクリックします。
6
「簡易インストール」と表示されます。
インストールまたはアップグレードをクリックします。
7
「このソフトウェアをインストールすると、インストールが終了したときにコン
ピューターの再起動が必要になります。〜」と表示されます。
[インストールを続ける]をクリックします。
8
「ソフトウェアが正常にインストールされました」と表示されます。 [再起動]をクリックして Macintosh を再起動します。
これで PCR-A30 ドライバのインストールは終了しました。 続いて、ドライバの設定を行います。
ドライブは起動ディスクを 選択してください。
インストールの途中で認証 ダイアログが表示された ら、パスワードを入力し、
[OK]をクリックしてくだ
さい。
25
接続とドライバのインストール(Macintosh)
■ ドライバの設定
1
PCR-A30 Macintosh USB ケーブルで接続します。
電源スイッチが OFF の状態の PCR-A30 と付属の AC アダプターを接続します。
1.
2.
AC アダプターを電源コンセントに差し込みます。
3.
PCR-A30 コンピューターUSB ケーブルで接続します。
※ Macintosh 本体の USB 端子へ接続してください。キーボードの USB 端子には
接続しないでください。
正しく接続したら、必ずこ の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
2
PCR-A30 の電源スイッチを「DC」側にして電源を入れます。
3
システム環境設定またはSystem Preferences を開き、その中のサウンドをクリックし
ます。
4
サウンドエフェクト・タブの「警告とサウンドエフェクトの再生装置」「EDIROL
PCR-A 44.1kHz」を選択します。
5
出力タブの「サウンドを出力する装置の選択」「EDIROL PCR-A 44.1kHz」を選択
します。
6
入力タブの「サウンドを入力する装置の選択 で「EDIROL PCR-A 44.1kHz」を選択し ます。設定が終わったらダイアログを閉じます。
※ MIDI デバイス設定については、お使いのシーケンスソフトウェアから行います。詳し
くは、ご使用のシーケンス・ソフトウェアの取扱説明書をご覧ください。
● シーケンス・ソフトウェアでお使いになるためのご注意
PCR-A30 は回路保護のた め、電源をオンしてからし ばらくは動作しません。
ここでは、44.1kHz を例 にしていますが、PCR­A30 のサンプリング周波 数設定により異なります。
(P.84)
この設定をすると、 Macintosh からの警告音 などのすべての音が、 Macintosh のスピーカー から出力されなくなり、 PCR-A30 からのみ出力さ
れる状態になります。
26
シーケンス・ソフトウェアなどでお使いになる前に、以下の内容を確認してください。
シーケンス・ソフトウェアを起動する前に、PCR-A30 と Macintoshを USB ケーブルで接続しておいてく ださい。
シーケンス・ソフトウェアの起動中に PCR-A30 からUSBケーブルを抜いたり、PCR-A30 の電源を切った りしないでください。
シーケンス・ソフトウェアなどを終了してから、PCR-A30 に接続している USB ケーブルを抜いてくださ い。
Macintosh のスリープ設定は、OFF にしてご利用ください。
Mac OS X のクラシック(Classic)環境では動作いたしません。クラシック環境を起動していない状態で お使いください。
お使いになるシーケンス・ソフトウェアに応じたデバイスの設定方法については、ソフトウェアの取扱説明 書を参照してください。
PCR-A30 の入出力デバイスについて詳しくは『入出力デバイス』(P.38)を参照してください。
接続とドライバのインストール(Macintosh)

Mac OS 9 をお使いのとき

■ PCR-A30 ドライバのインストール
MIDI ドライバとして、OMS または FreeMIDI が必要です。
CD-ROM に収録されている PCR-A ドライバは、OMS や FreeMIDI で PCR-A30 を使 用するための追加モジュールになっています。
※ お使いのシーケンス・ソフトにあわせて、OMS か FreeMIDI のどちらかを Macintosh
の起動ディスクにあらかじめインストールしておく必要があります。
※ PCR-A ドライバのインストール後に、OMS または FreeMIDI をインストールした場
合は、もう一度 PCR-A ドライバのインストールを行ってください。
※ ドライバをインストールする前に PCR-A30 本体を Macintosh から外してください。
ドライバをインストールする前に、PCR-A30 が Macintosh に接続されていると、Macintosh 起動後に以下のよ うなメッセージが表示されます。表示されるメッセージの内容に応じて以下の手順を実行してください。
「USB 装置PCR-Aに必要なドライバが使用できません。インターネット経由でドライバを探しますか?」
と表示された場合:→[キャンセル]をクリックします。
「装置PCR-Aを使用するのに必要なソフトウェアが見つかりません。装置に付属のマニュアルを参照して、
必要なソフトウェアをインストールしてください。」
と表示された場合:→[OK]をクリックします。
(Mac OS 9)フォルダの
OMS は CD-ROM の OMS
OMS 2.3.3J の中にありま
す。OMS について詳しく 知りたい場合は、同じフォ ルダにある OMS2.0JMac.pdf を参
照してください。
PCR-A ドライバを以下の手順に従ってインストールしてください。
1
起動中のソフトウェア(アプリケーション)をすべて終了します。 ウィルス・チェッカーなどの常駐ソフトウェアについても、必ずすべて終了してくだ
さい。
2
CD-ROM を準備します。CD-ROM を CD-ROM ドライブに入れてください。
3
CD-ROM の Driver J(Mac OS 9)フォルダ内の PCR-A Driver-J Installer アイコンを ダブルクリックします。
4
インストールする場所を確認して、[インストール]をクリックします。
fig.05-2030
5
次のようなメッセージが表示される場 合は、[続行]をクリックします。
他の起動中のアプリケーションが終了
して、インストールが続行されます。
6
「インストールが完了しました」という
ダイアログが表示されます。[再起動]をクリックして Macintosh を再起動します。
インストールする場所の表 示は、お使いの環境によっ て異なります。現在使用し ているシステムの起動ディ スクが選択されていること を確認してください。
27
接続とドライバのインストール(Macintosh)
■ ドライバの設定
FreeMIDI をお使いの場合は、『FreeMIDI の設定』(P.31)へお進みください。
OMS の設定
1
PCR-A30 Macintosh USB ケーブルで接続します。
電源スイッチが OFF の状態の PCR-A30 と付属の AC アダプターを接続します。
1.
2.
AC アダプターを電源コンセントに差し込みます。
3.
PCR-A30 コンピューターUSB ケーブルで接続します。
※ Macintosh 本体の USB 端子へ接続してください。キーボードの USB 端子には
接続しないでください。
2
PCR-A30 の電源スイッチを「DC」側にして電源を入れます。
fig.3-3
3
CD-ROM の Driver J (Mac OS 9)OMS Setting フォルダを Macintosh のハードディスク(起動ディスク)の Opcode OMS アプリケーション・フォルダにドラッグし、コピーします。
fig.3-4
4
OMS がインストールされている場所(ハード・ディスク) にある Opcode OMS アプリケーション・フォルダの中の OMS Setup
ダブルクリックして起動します。
fig.3-535
正しく接続したら、必ずこ の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
PCR-A30 は回路保護のた め、電源をオンしてからし ばらくは動作しません。
他の MIDI 機器と組み合わ せてお使いになる場合は、 CD-ROM の Driver J
(Mac OS 9)フォルダにあ
Readme J.htm を参照 して設定を行ってくださ い。
28
5
このようなダイアログが表示される場 合は、[オフにする]をクリックします。 続いて、確認のダイアログが表示されま すが、そのまま[OK]をクリックします。
fig.3-635
6
新規セットアップ作成ダイアログが表 示される場合は、[キャンセル]をクリッ クします。
[OK]をクリックしてしまった場合に
は、次の画面で[キャンセル]をクリッ クしてください。
アップル・メニューのセレ クタで、AppleTalk を不使 用にすることをお薦めしま す。
fig.3-835
7
ファイル・メニューから開くを 選びま す。
手順 3 でコピーした OMS Setting フォ ルダの中の PCR-A ファイルを選択して
[開く]をクリックします。
このような画面が表示されます。
fig.3-935
8
編集メニューから OMS MIDI セット アップを選びます。
表示された OMS MIDI Setup ダイアロ グのバックグランドで MIDI 使用を チェックして、[OK]をクリックします。
接続とドライバのインストール(Macintosh)
fig.3-1040
9
ファイル・メニューからセットアップを 有効にするを選択します。
セットアップを有効にするが選択でき
ない場合は、すでに有効になっています
ので、そのままでかまいません。
10
MIDI の送受信が正常に行われていることを確認します。 スタジオ・メニューからテストを選択します。
◇がついていれば設定が有効になっています
29
接続とドライバのインストール(Macintosh)
fig.OMS3
11
PCR-A30 の鍵盤を弾いてみてくださ い。右図の数字の 2 または 3 の横の矢
印が点滅すれば、正しく設定ができて います。
マウス・カーソルを MIDI 端子のアイコ ンに近付けると、カーソルが♪の形に変 わります。 PCR-A30 の M IDI OUT 端子に MIDI 音 源を接続している場合は、右図の MIDI 端子のアイコン上でクリックしてくだ さい。音源から音が鳴れば、正しく設定
ができています。
12
OMS Setupを終了します。 ファイル・メニューから終了を選択します。AppleTalk の確認ダイアログが表示され
た場合は[OK]をクリックしてダイアログを閉じます。
以上でドライバのインストールと OMS の設定が完了しました。
PCR-A30 の入出力デバイ スについて詳しくは『入出 力デバイス』(P.38)を参 照してください。
MIDI 音源の接続について は、お使いの MIDI 音源の 取扱説明書を参照してくだ
さい。
次に、お使いになるシーケンス・ソフトウェアでデバイスの設定を行ってください。デバイスの設定方法 については、ソフトウェアの取扱説明書を参照してください。
PCR-A30 の入出力デバイスについて、詳しくは『入出力デバイス』(P.38)を参照してください。
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