Roland GR-20 User Manual [ja]

このたびは、ローランド ギター・シンセサイザー GR-20 をお買い上げいただきまして、ありが とうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に
「安全上のご注意」(P.2 〜 3) 「使用上のご注意」(P.4
をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みくだ さい。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
2004 ©ローランド株式会社 本書の一部、または全部を無断で 複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

警告
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と 取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に 書かれ ていないことは、絶対にし ないでください。必
ずお買い上げ店またはロ ーランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしない でくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場 所に設 置しないでください。必ず安 定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008c
●ACアダプターは、必ず付属のものを、AC 100 V の電源で使用してください。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コー ドの上 に重いものを載せたりし ないでください。電源
コードに傷がつき、ショー トや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッド ホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴 になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使 用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴 りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医 師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいも の、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュー スなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントか ら外し、お買い上げ店
またはローランド・サービス に修理を依頼して ください。
○ACアダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
の中に描かれています。
2
警告
注意
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お 子様の 取り扱いやいたずらに注 意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い 衝撃を 与えないでください。
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている 場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
102c
●AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き 差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線を しない でください。特に、電源タップ を使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被 覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ
プターとコンセントの間に ゴミやほこりがたま ると、絶縁不良を起こして火 災の原因になりま
す。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑に ならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届か ないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重 いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機 器本体やコンセントに抜き 差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器 との接続を外して
ください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダ プターをコ ンセントから外してください
(P.10)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
3

使用上のご注意

291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電 力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
302
●ACアダプターを長時間使用すると AC アダプター本体 が多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く 絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔 らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された 場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容 が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして、他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
●他のMIDI 機器(シーケンサーなど)の失われた記憶内 容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
4

はじめに

GR-20は、高音質な音源を搭載した、簡単操作の「ギター・シンセサイザー」(以降ギター・シンセ)です。
ギターに取り付けた各弦独立式のピックアップ(ディバイデッド・ピックアップ)の出力から、各弦 ごとの音程や音量を分析し内蔵音源を鳴らします。また同時に、MIDI アウト端子から外部 MIDI 機器
(音源など)に対しても、ギターの演奏情報を送出することができます。

主な特長

● 通常のギター演奏と同じ感覚で、450 種類以上の膨大なシンセ・サウンドを自在に演奏するこ
● シンセ音のみでの使用はもちろん、ノーマル・ギター音にシンセ音を重ねるなど、様々な使い
● 通常のギター・サウンド用に別のエフェクターを使用する場合、その出力音をシンセ音にミッ
● 金属弦で、GK-3 または GK-2A(ディバイデッド・ピックアップ:別売)が正しく取り付けら
とができます。
かたができます。
クスすることができるミックス・イン・ジャックを装備しています。
れるものであれば、アコースティック・ギターとの組み合わせでも使うことができます。
● GK-3B または GK-2B(ベース用ディバイデッド・ピックアップ:別売)を取り付けたベース・ ギターとの組み合わせでも使うことができます。
● シンセ音用のエフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラス)を搭載。豊かな広がりが得られま す。(P.20)
● 音の立ち上がりや減衰時間、エフェクトのかかり具合などを調整して、記憶させておくことが できます。(P.20)
● 本体の 2 つのフット・ペダルで、ホールド効果やグライド効果が得られます。(P.15)
● エクスプレッション・ペダルを装備。音量やフィルターなどを変化させることができます。
(P.16)。
● ギターの演奏を MIDI 情報として出力できますので、外部音源を鳴らしたり、MIDI シーケン サーの入力用としてもお使いいただけます。(P.28)
● ギター・チューナーを搭載。すばやく正しくチューニングが行えます。(P.13)
5
目次
安全上のご注意..................................................................................... 2
使用上のご注意..................................................................................... 4
はじめに .............................................................................................. 5
主な特長 ............................................................................................................................................................................... 5
各部の名称と働き ................................................................................. 8
フロント・パネル...............................................................................................................................................................8
リア・パネル.....................................................................................................................................................................10
第1章 音を出してみよう..................................................................11
ギターの準備.....................................................................................................................................................................11
接続のしかた.....................................................................................................................................................................11
電源を入れる.....................................................................................................................................................................12
出力レベルを調節する.....................................................................................................................................................12
入力感度を設定する(GK SENS)................................................................................................................................12
ギターのチューニングをする(チューナー機能).....................................................................................................13
出力する機器を設定する(OUTPUT SELECT).......................................................................................................14
音色(パッチ)を選ぶ.....................................................................................................................................................14
つまみで選ぶ........................................................................................................................................................ 14
GK ピックアップのスイッチで選ぶ ................................................................................................................15
フット・ペダルで選ぶ ....................................................................................................................................... 15
MIDI で外部機器から選ぶ ..................................................................................................................................15
弾いてみよう..................................................................................................................................................................... 15
フット・ペダルで音程を変える(GLIDE).................................................................................................................. 15
フット・ペダルで音の余韻を伸ばす(HOLD)..........................................................................................................16
エクスプレッション・ペダルで音色に変化をつける(EXP PEDAL).................................................................16
電源を切る......................................................................................................................................................................... 16
第2章 ギター・エフェクトと一緒に使おう ........................................17
接続のしかた..................................................................................................................................................................... 17
シンセ音とギター音の切り替え....................................................................................................................................18
マルチ・エフェクターとのコンビネーション...........................................................................................................18
チャンネル(CH)................................................................................................................................................18
パッチ・リンク・セットアップ(PATCH LINK SETUP)........................................................................ 19
第3章 好みの音色を作ろう...............................................................20
元になる音色を選ぶ.........................................................................................................................................................20
各つまみで音色を調節する............................................................................................................................................ 20
音の立ち上がりを調節する〜アタック(ATTACK)...................................................................................20
音の余韻を調節する〜リリース(RELEASE)..............................................................................................20
音の広がり感を調節する〜コーラス(CHORUS)...................................................................................... 20
音の残響を調節する〜ディレイ/リバーブ(DELAY/REVERB)........................................................... 20
音量を調節する〜レベル(LEVEL)................................................................................................................ 20
6
その他のパラメーターを調節する................................................................................................................................ 21
音の明るさを調節する〜カットオフ・フリケンシー(FREQ)................................................................21
音に独特のクセを付ける〜レゾナンス(RESO).........................................................................................21
音の高さを調節する〜トランスポーズ(TRANSPOSE)..........................................................................21
弾き心地を調節する〜プレイ・フィール(PLAY FEEL)......................................................................... 21
グライドの効きかたを選ぶ〜グライド・タイプ(GLIDE TYPE)........................................................................ 22
ホールドの効きかたを選ぶ〜ホールド・タイプ(HOLD TYPE)......................................................................... 23
エクスプレッション・ペダルで操作する効果を選ぶ〜エクスプレッション・ペダル(EXP PEDAL).......23
作った音色を記憶させる(WRITE).............................................................................................................................24
第4章 その他の機能........................................................................ 25
パッチをコピーする.........................................................................................................................................................25
パッチを入れ替える.........................................................................................................................................................25
フット・ペダルの機能を切り替える (SW MODE)...................................................................................................26
パッチとシステム・パラメーターの設定を外部機器に保存する(BULK DUMP)..........................................26
パッチとシステム・パラメーターの設定を外部機器から読み込む(BULK LOAD)....................................... 27
目次
第5章 外部音源やシーケンサーと接続する ........................................28
外部音源やシーケンサーとの接続................................................................................................................................ 28
送信モードを設定する ....................................................................................................................................... 28
MIDI チャンネル(BASIC CHANNEL)を設定する ................................................................................... 29
ベンド・レンジを設定する ...............................................................................................................................29
出力される MIDI 情報 .........................................................................................................................................29
ローカル・コントロール・オフ....................................................................................................................................30
第6章 資料.....................................................................................31
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)............................................................................................. 31
エクスプレッション・ペダルの調整............................................................................................................................31
GR-20 ベース・ギター対応について.......................................................................................................................... 32
GR-20 をベース・ギター対応/ギター対応に設定する............................................................................ 32
ベース・ギター対応設定とギター対応設定の動作の違い .........................................................................32
故障と思う前に.................................................................................................................................................................33
GR-20 単体で使っている場合.......................................................................................................................... 33
MIDI 機器を接続して使っている場合 .............................................................................................................33
その他.....................................................................................................................................................................34
パッチ・リスト.................................................................................................................................................................35
ユーザー・パッチ・リスト............................................................................................................................................ 44
MIDI インプリメンテーション....................................................................................................................................... 45
主な仕様 ............................................................................................................................................................................. 53
索引...................................................................................................54
7

各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.0-01(各部の名称と働き 1)
1. BANK(バンク)インジケーター
現在選ばれている音色のバンクが点灯します。MIDI や GKピックアップのスイッチによって外部からバンクが 切り替えられたときには、つまみの指標にかかわらず、 選ばれたバンクのインジケーターが点灯します。
2. BANK(バンク)つまみ
音色のバンクを選びます。バンクは音色を大きく 10 種 類のカテゴリーに分けています。また好みに合わせて変 更した音色はユーザー・バンクに記憶させることができ ます。(P.24)
3. ディスプレイ
現在選ばれている音色のナンバーを表示します。また、 パラメーターの設定 を変更し ているとき は設定値を表 示します。
音色がエディットされたときにはドットが点灯します。
(P.20)
4. NUMBER/VALUE (ナンバー/バリュー)つまみ
鳴らしたい音色のナンバーを選びま す。[BANK]つま み(2)で選んだ音色のカテゴリーの中で、さらに細か く音を選ぶことができます。
また、その他のパラメーターの変更時にも値を変化させ るのに使用します。
5. GK SIGNAL(GK シグナル) インジケーター
ディバイデッド・ピックアップからの信号の強弱に合わ せて点灯します。
6. GK SENS(GK センス)ボタン
ディバイデッド・ピックアップの出力に合わせて感度調 整をするときにこのボタンを押します。
この調整がうまく 合ってい ないと誤動 作の原因になる 場合があります。ご自分のギターに合わせて正確に調整 してください。(P.12)
7. OUTPUT/FREQ(アウトプット/ フリケンシー)インジケーター
システム・パラメーターの OUTPUT セレクト、または パッチ・パラメーターの FREQ の変更時に点灯します。
(P.14、P.21)
8. SW MODE/RESO(スイッチ・モード /レゾナンス)インジケーター
システム・パラメーターの SW MODE、またはパッチ・ パラメーターの RESO の変更時に点灯します。(P.21、 P.26)
8
各部の名称と働き
9. PATCH LINK SETUP/TRANSPOSE (パッチ・リンク・セットアップ/
トランスポーズ)インジケーター
システム・パラメーターの PATCH LINK SETUP、ま たはパッチ・パラメーターの TRANSPOSE の変更時に 点灯します。(P.19、P.21)
10. MIDI CH/PLAY FEEL(MIDI チャンネル
/プレイ・フィール)インジケーター
システム・パラメーターの MIDI CH、またはパッチ・パ ラメーターの PLAY FEEL の変更時に点灯します。
(P.18、P.21)
11. SYSTEM EDIT (システム・エディット)ボタン
システム・パ ラメ ータ ーを変更す ると きに 押します。
(P.14、P.18、P.19、P.26、P.27)
12. PATCH EDIT(パッチ・エディット)ボ
タン
パッチ・パラメーターを変更するときに押します。
(P.21)
21. EXP PEDAL(エクスプレッション・ ペダル)ボタン
エクスプレッション・ペダルの機能を選ぶときに押しま す。(P.23)
22. GLIDE TYPE
(グライド・タイプ)ボタン
グライド・ペダルの機能を選ぶときに押します。(P.22)
23. HOLD TYPE
(ホールド・タイプ)ボタン
ホールド・ペダルの機能を選ぶときに押します。(P.23)
24. GLIDE(グライド)ペダル
音にグライド効果を与えるときに踏みます。(P.15)
25. GLIDE(グライド)インジケーター
グライド・ペダルの操作により、点灯または点滅します。
26. HOLD(ホールド)ペダル
音にホールド効果を与えるときに踏みます。(P.16)
13. ATTACK(アタック)つまみ
音色の立ち上がる速さを調節します。(P.20)
14. RELEASE(リリース)つまみ
音色の余韻の長さを調節します。(P.20)
15. CHORUS(コーラス)つまみ
コーラスの深さを調節します。(P.20)
16. DELAY/REVERB (ディレイ/リバーブ)つまみ
ディレイやリバーブの深さを調節します。(P.20)
17. LEVEL(レベル)つまみ
シンセ音のパッチごとの音量を調整します。(P.20)
18. EXIT(イグジット)ボタン
操作を途中で止め たり、元の状 態に戻る ときに押しま す。
19. WRITE(ライト)ボタン
パッチを書き込む(記憶させる)ときや、コピーすると きに押します。(P.24、P.25)
27. HOLD(ホールド)インジケーター
ホールド・ペダルの操作により、点灯または点滅します。
28. エクスプレッション・ペダル
音量調節や音色に 連続的な 変化を与え るときに操作し ます。(P.16)
エクスプレッション・ペダルを操作するときは、可動 部とパネルの間に指を挟まないように注意してくださ
い。
お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱 いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、
監視/指導してあげてください。
20. TUNER(チューナー)ボタン
チューナー機能を使うときに押します。(P.13)
9
各部の名称と働き

リア・パネル

fig.0-02(各部の名称と働き 2)
29. GK IN(GK イン)コネクター
付属の GK ケーブル(または GKC-3/5/10(別売))で ディバイデッド・ピックアップと接続します。
市販の GK 対応ギターとの接続については、各ギター・
メーカーや販売店にお問い合わせください。
30.
GUITAR OUT(ギター・アウト)ジャック
ギターのノーマル・ピックアップからの音が出力されま す。お手持ちのギターアンプやギター・エフェクターに 接続します。
31. MIX IN(ミックス・イン)
R(MONO)/L ジャック
ここに入力された音は GR-20 のシンセ音とミックスさ れて OUTPUT ジャック(32)に出力されます。
GUITAR OUT ジャック(30)から外部エフェクターへ 接続する場合、エフェクターの出力をこのジャックに接 続すると OUTPUT ジャック(32)からシンセ音とエ フェクトのかかった ギター音 がいっしょ に出力されま す。(P.17)
32. OUTPUT(アウトプット)
R(MONO)/L(PHONES) ジャック
GR-20 のシンセ音と MIX IN ジャック(31)に入力され た音がミックスされて出力されます。モノラル・アンプ につなぐ時は、R (MONO) に接続してください。
なお、L (PHONES) 側はヘッドホン・ジャック(ステレ オ)としても使用できます。(ただし L (PHONES) にヘッ ドホンを接続して使用している時には、R (MONO) をア ウトプットとして同時使用することはできません。)
GUITAR OUT ジャック(30)と MIX IN ジャック(31) に何も接続しな いときは、ギ ターのノ ーマル・ピック アップの音もここにミックスされて出力されます。
33. OUTPUT LEVEL(アウトプット・ レベル)つまみ
アウトプット・ジャックから出力される音量を調節します。
34. MIDI IN/OUT(MIDI イン/アウト)コネ クター
外部 MIDI 機器を接続し、MIDI データの送受信をするた めのコネクターです。
35. POWER(電源)スイッチ
電源をオン/オフします。
36. AC アダプター・ジャック
付属の AC アダプター(BRC-100)を接続します。
付属の AC アダプター以外は絶対に使用しないでくだ さい。それ以外のアダプターを接続すると、故障の原
因になる場合があります。
37. コード・フック
AC アダプターのコードを掛けて、AC アダプターの抜 けを防ぎます。
38. 盗難防止用ロック ( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続 することができます。
http://www.kensington.com/
ギターのアウトプットがディバイデッド・ピックアップ
のノーマル・ピックアップ入力ジャックに接続されてい る場合に限ります。
10

第1章 音を出してみよう

ACアダプター
(BRC-100)
GK-3/GK-2A付きギター
/市販のGK対応ギター
GK-3B/GK-2B付き
ベース・ギター
ギター音用アンプ/
ギター・エフェクター
L
R
AUX、LINEIN端子へ
ステレオ・セット、ラジカセなど
シンセ音用アンプ
(キーボード用アンプ、PAシステムなど)
LR
ステレオ・ヘッドホン
OUTPUTジャック(L) は、ステレオ・ヘッド ホン・ジャックとして も使用できます。 一方をライン・アウ ト、他方をヘッドホ ン・アウトとして同時 使用すること(モノラ ル・プラグとステレ オ・プラグの併用)は できません。
または

ギターの準備

GR-20を使用するには、Roland GK-3/GK-2Aなどの各弦 独立した信号を出力できるディバイデッド・ピックアッ プ (GK ピックアップ)を装着したギター、または
Roland GK-3B/GK-2B などのベース用ディバイデッド・ ピックアップを装着したベース・ギターが必要です。
GK ピックアップの取り付けかたについては、GK ピック
アップの取扱説明書をご覧ください。
ネックの反りやフレットの摩耗などによる弦のビビリ や、オクターブ調整のズレは誤発音の原因になりますの でご注意ください。

接続のしかた

fig.1-01(接続図)
現在ギター・メーカー各社から、GK ピックアップ内蔵ギター や同等の機能を内蔵したGK対応ギターが発売されています。
詳しくはギター販売店、または各ギター・メーカーにお問い 合せ下さい。
ベース・ギターで使用するときは、第 6 章 資料 GR-20 を ベース・ギター対応/ギター対応に設定する(P.32)の手
順でベース・ギター対応に設定してください。
921
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピー カーなどの
破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を 絞った状態 で電源を切ってください。
※ アンプのボリュームは、すべての機器の電源 をオンにし
たあとに上げてください。
※ モノで出力する場合は、OUTPUT ジャックの
R(MONO) 側にケーブルを接続してください。
924
※ACアダプターのコードは図のようにコード・フックに固
定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、 プラグが抜けて電源が切れて しまうことや、AC アダプ
ター・ジャックに無理な力が加わることを 防ぐことがで きます。
fig.1-02(コード・フック)
11
第1章 音を出してみよう

電源を入れる

941
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。 手順を間違えると、誤動作を起こしたりスピーカーなどが破
損する恐れがあります。
MIX IN に接続されている機器がある場合は、その機器の
1.
電源を入れます。
GR-20 の電源を入れます。
2.
電源を入れた後、パネル上のインジケータとディスプレイが 図のようになったら演奏ができる状態です。この状態を「プ
レイ・モード」と呼びます。
プレイ・モードになる前に、ギター対応またはベース・ギター 対応に設定されているかを表示します。
ギター対応設定:
ベース・ギター対応設定:
※ ギター対応/ベース・ギター対応の切り換えについては、
P.32 をご覧ください。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンして からしばら
くは動作しません。
fig.1-03(プレイモード)



入力感度を設定する(GK SENS)

ディバイデッド・ピックアップの取り付け状態やピッキング の強さに応じて、各弦の入力感度を調節します。
この調整がうまくできていないと誤動作の原因になる場合が あります。GR-20 の能力を最大限にお使いいただくため、
この調整は必ず行ってください。
※ この設定は最初に一度行うとGR-20内部に設定が記憶さ
れますので、次回からは行わなくても 大丈夫ですが、弦 を交換された場合や弦高を調整された場合、別の GK ギ
ターを使用する場合などは、再度設定作業 を行ってくだ さい。
※ ベース・ギターでご使用の場合、以下の 操作では、弦名
およびディスプレイの表示をを次のよう に読み替えてく ださい。
6弦 →B弦 5弦 →E 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:4 弦)
4弦 →A 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:3 弦) 3弦 →D 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:2 弦) 2弦 →G 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:1 弦)
1弦 →C弦
[GK SENS]ボタンを押します。
1.
942
3.
アンプの電源を入れます。

出力レベルを調節する

GR-20 の出力レベルを、リア・パネルの[OUTPUT LEVEL] つまみで調節します。
右(MAX 方向)に回すほど音量は大きくなり、左(MIN 方 向)に回し切るとゼロになります。
※ 通常は、中央付近でお使いください。
fig.1-10(レベル)
2.
6 弦だけを弾きます。
ディスプレイの左側の桁に6と表示され、6 弦が弾か れたことを示します。
右側の桁には GK SENS の設定値が表示されます。また この時 BANK インジケーターがレベル・メーター表示に
なり、ギター信号の強さを表示します。
※ 弾いた弦の番号がディスプレイの左側の 桁にうまく表示
されない場合、HOLD ペダル、GLIDE ペダルを数回踏ん で目的の弦番号を表示させてください。
fig.1-04(GK センス)
レベル・メーター表示
感度を調節します。
3.
[NUMBER/VALUE]つまみを回して感度を調節します。
ディスプレイの右側の数字が大きくなる ほど感度が上が ります。強くピッキングしたときにレ ベル・メーターが
一瞬全点灯する程度に合わせてください。
12
第1章 音を出してみよう
C
C#
D
D#
E
F
F#
G
G#
A
A#
B
※GKピックアップの UP/S2 ボタンと DOWN/S1 ボタン
でも、同様に感度を調節することができます。
5弦〜1弦についても同様に操作2 〜 3を行い、全ての弦の
4.
感度を調節します。
5.
[GK SENS]ボタンまたは[EXIT]ボタンを押します。
設定した GK SENS の値が GR-20 に記憶され、プレイ・ モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻る前に電源を切ると、設定 が記憶さ
れませんのでご注意ください。
ベース・ギターで使うときは、ディスプレイの左側に表示さ れる番号が以下の表のようになります。
表示番号 1 2 3 4 5 6 4 弦ベース 1G 弦 2D 弦 3A 弦 4E 弦 5 弦ベース 1G 弦 2D 弦 3A 弦 4E 弦 5B 弦 6 弦ベース 1C 弦 2G 弦 3D 弦 4A 弦 5E 弦 6B 弦
[NUMBER/VALUE]つまみを 少しだけ 回すと、現在の
基準ピッチが数秒間表示されます。この間にさらに
[NUMBER/VALUE]つまみを 回すと、基準 ピッチを変
えることができます。
※ 基準ピッチは 427 Hz 〜 452 Hz の間で調節できます。
工場出荷時は 440 Hz になっています。
※ ここで調節した基準ピッチは、チューナー 機能を終了し
た際に記憶されます。それ以前に電源 を切った場合、設 定は記憶されませんのでご注意下さい。
3.
チューニングする弦を開放で正確に弾きます。
ディスプレイに音名が表示されます。
fig.1-051()
ギターのチューニングをする
(チューナー機能)
GR-20 は各弦の音程を分析し音源を鳴らしますので、チュー ニングは正確に行ってください。
※ 正しくチューニングが行われていないと、発 音する音程
がズレるなどの誤動作の原因になる場合があります。
[TUNER]ボタンを押します。
1.
[TUNER]ボタンが点灯し、チューナー機能がオンにな
ります。現在の基準ピッチの下 2 桁がディスプレイに約 2 秒間表示され、チューニングができる状態になります。
例:基準ピッチが 440Hz の場合
fig.1-05(基準ピッチ)
※ HOLD ペダルと GLIDE ペダルを同時に踏んで、チュー
ナー機能をオンにすることもできます。
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、基準ピッチを合わせます。
チューニングします。
4.
パネル上のインジケーターを見ながらチ ューニングを行 います。正しくチューニングされると、中 央の緑のイン
ジケーターだけが点灯します。
fig.1-06(チューニング)
音が高いとき音が低いとき
手順3〜4を繰り返して、全ての弦をチューニングします。
5.
6.
[TUNER]または[EXIT]ボタンを押して、チ ューナー
機能を終了させます。
基準ピッチを変更した場合、基準ピッ チが記憶され、プ レイ・モードに戻ります。
※ 基準ピッチを記憶している間は、ディスプ レイのドット
が点滅します。その間は電源を切らないでください。
13
第1章 音を出してみよう
出力する機器を設定する
(OUTPUT SELECT)
OUTPUT に接続する機器を指定します。それぞれの機器で最 適な音色が出るように GR-20 内部で音色が調節されます。
※ MIX IN に入力された音には効果はありません。
[SYSTEM EDIT]ボタンを数回押して、OUTPUT/FREQ
1.
インジケーターを点灯させます。
fig.1-07(アウトプットセレクト)
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
ギター・アンプ

音色(パッチ)を選ぶ

パッチとは?
「パッチ」とは GR-20 の音色の単位で、音の種類のほか、リ
バーブやコーラスなどのエフェクトの設定情報などを 1 つに まとめたものです。
GR-20 では、そのパッチを音の種類により 10 種類のバンク に分け、さらにその中でナンバーを付けて分類しています。
プレイ・モードでは、その時選ばれているパッチが BANK イ ンジケーターとディスプレイに表示されています。
また、パッチの設 定はお好 みに合わ せて変更(エディット) ができ、変更した音色は USER バンクに保存することができ ます。(P.24)
パッチは次の方法で選ぶことができます。

つまみで選ぶ

[BANK]つまみで、音色の種類を選びます。
1.
10 種類の音色バンクと USER バンクの中から鳴らした いバンクを選びます。
GR-20 をギター・アンプに接続してお使いになるときは こちらに設定してください。
ライン
キーボード用アンプ、ミキサー、ヘッドホン、MTR など に接続してお使いになるときはこちらに設定して下さい。
※ ベース・アンプでお使いの場合は、ラインに設 定してく
ださい。
[EXIT]ボタンを押します。
3.
設定が記憶され、プレイ・モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切ったと きは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
[NUMBER/VALUE]つまみで、さらに細かく音色を選び
2.
ます。
[NUMBER/VALUE]つまみを回 すとディ スプレイの表
示が変わり、さらに細かく音色を選ぶことができます。
fig.1-08(サウンドセレクト)
14
第1章 音を出してみよう

GK ピックアップのスイッチで選ぶ

プレイ・モードでは、GK ピックアップの UP/S2 ボタンと DOWN/S1 ボタンで、ナンバーが上下します。
バンクの上端または下端まで行くと次のバンクに移ります。
fig.1-09(S1/S2)

フット・ペダルで選ぶ

GR-20 の 2 個のフット・ペダルには、工場出荷時にそれぞれ ホールド機能、グライド機能が設定されていますが、この設
定を変えることにより、ペダル操作で音色を選ぶことができ るようになります。
詳しくはフット・ペダル の 機能を切り 替 える (SW MODE)
(P.26)をご覧ください。

弾いてみよう

実際に弾いてみましょう。その際、次のことにご注意ください。
GR-20 がプレイ・モード(電源投入時の状態)になって
1.
いることを確認します。
プレイ・モード以外では音が出ない場合があります。
2.
GK ピックアップの切り替えスイッチを「GK」(GK-2A の 場合「SYNTH」)に設定します。
このスイッチが「GUITAR」になっ ていると、ギターの ノーマル・ピックアップの音が出力されます。また「MIX」
になっていると、シンセの音にギター のノーマル・ピッ クアップの音がミックスされて出力されます。
GK ピックアップのボリュームを右方向に回します。
3.
このボリュームは GR-20 のシンセの音量をコントロールしま す。
fig.1-11(GK-3)

MIDI で外部機器から選ぶ

MIDI IN コネクターに外部機器(マルチ・エフェクターなど) を接続し、外部機器の操作で GR-20 の音色を選ぶことがで
きます。
詳しくはマルチ・エフェクターとのコンビネーション(P.18) をご覧ください。
フット・ペダルで音程を変える
(GLIDE)
GLIDE ペダルを踏むと、演奏中のシンセ音の音程がスムーズ に変化します。
変化のしかたは音色によって異なり、また、お好みによって その変化のしかたを変えることもできます。(P.22)
fig.1-12(GLIDE)
※ ペダルを踏んでいる間、GLIDE インジケーターが点滅し
ます。
15
第1章 音を出してみよう

フット・ペダルで音の余韻を伸ば す(HOLD)

HOLD ペダルを踏んでいる間、演奏中のシンセ音の余韻を伸 ばす効果が得られます。効果のかかりかたは音色によって異
なり、また、お好みによりその効果のかかりかたを変えるこ ともできます。(P.23)
fig.1-13(HOLD)
※ ペダルを踏んでいる間、HOLD インジケーターが点滅し
ます。

電源を切る

電源を切るときは、必ず次の手順で行ってください。
アンプの電源を切ります。
1.
2.
GR-20 の電源を切ります。
3.
MIX IN に接続されている機器の電源を切ります。

エクスプレッション・ペダルで音色 に変化をつける(EXP PEDAL)

エクスプレッション・ペダルで、シンセ音の音量や音色など を連続的に変化させることができます。
効果のかかりかたは音色によって異なり、また、お好みによ りその効果のかかりかたを変えることもできます。(P.23)
fig.1-14(EXP)
16

第2章 ギター・エフェクトと一緒に使おう

ギター・アンプ
▼
▼
▼
▼
▼
お手持ちのエフェクターを使い、ギター本来の音色とギター・シンセ音を組み合わせて、より効果的な音づくりを することができます。
ギターのノーマル・ピックアップの音は GK ケーブルを通り GR-20 の GUITAR OUT ジャックから出力されます。
またエフェクターを通した音は GR-20 の MIX IN に接続することにより、GR-20 の中でシンセ音とミックスする ことができます。
※ ギターのアウトプットは、GK ピックアップのノーマル・ピックアップ入力ジャックに接続してください。

接続のしかた

● コンパクト・エフェクターや、MIDI 端子のないマルチ・エフェクターとの組み合わせ
fig.2-01(エフェクト接続 1)
kome
※ OUTPUT SELECT を「ギター・ア
ンプ」にしてお使いください。
(P.14)
●MIDI 端子のあるマルチ・エフェクターとの組み合わせ
fig.2-02(エフェクト接続 2)
キーボード用アンプ、PAシステムなど
▼
▼▼▼
▼
▼
※ マルチ・エフェクターは
ギター・アンプ・シミュレータ:オン アウトプット・セレクト:ライン
でお使いください。
▼
▼
▼
▼
マルチ・エフェクター
※ 本機の OUTPUT SELECT を「ライン」にしてお使いください。(P.14)
※ マルチ・エフェクターにアンプ・シミュレーターがない場合は、本機の OUTPUT SELECT を「ギター・アンプ」にした
上で(P.14)、ギター・アンプに接続してお使いください。
17
第2章 ギター・エフェクトと一緒に使おう

シンセ音とギター音の切り替え

シンセ音とギター音の切り換えは、手元の GK ピックアップ に装備されたスイッチで行います。
fig.GK-3 のコントローラの絵
GK ピックアップ(GK-3、GK-2Aなど)の切り換えスイッチ をGK(GK-2A の場合 SYNTH)の位置にするとシンセ音が、
GUITAR の位置にするとギター音が出力されます。切り換え スイッチをMIX の位置にすると両方の音がミックスされて出
力されます。
※ シンセ音、ギター音の音量バランスは、シンセ音は各パッ
チの音量調節 ( P.20) で、ギター音は、ギター本体 のボ リューム、または接続されているエフェクタ ーで調整し
てください。

マルチ・エフェクターとのコンビ ネーション

マルチ・エフェクターと MIDI 接続することで、マルチ・エ フェクター側の音色切り替え(パッチ・チェンジ)に合わせ
て GR-20 の音色(パッチ)も自動的に切り替えることがで きます。

チャンネル(CH)

MIDI チャンネルは、いろいろな情報を 1 本のケーブルで送る ための仕様で、送信側と受信側でチャンネルの異なる MIDI 信
号は受信できません。つまりマルチ・エフェクターの送信チャ ンネルと GR-20 の受信チャンネルを合わせておく必要があ
ります。
マルチ・エフェクターの MIDI 送信チャンネルを確認しま
1.
す。
確認の方法については、マルチ・エフェク ターの取扱説 明書をご覧ください。
[SYSTEM EDIT]ボタンを数回押して、MIDI CH/PLAY
2.
FEEL インジケーターを点灯させます。
fig.2-03(MIDI CH)
18
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
3.
マルチ・エフェクターの MIDI 送信チャンネルと同じチャ ンネルに設定してください。
4.
[EXIT]ボタンを押します。
設定が記憶され、プレイ・モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイの ドットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切っ たときは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
パッチ・リンク・セットアップ
(PATCH LINK SETUP)
マルチ・エフェクターのパッチ(音色)と GR-20 のパッチ
(音色)をリンクさせます。この設定をしておくことで、マル
チ・エフェクター側のパッチ・チェンジに合わせて GR-20 側 も自動的に設定された音色(パッチ)に切り替わります。
マルチ・エフェクターのMIDI OUTとGR-20 のMIDI INを、
1.
MIDI ケーブルで接続します。
2.
マルチ・エフェクターのMIDI 送信チャンネルとGR-20 の MIDI チャンネルが同じであることを確認します。(P.18)
3.
[SYSTEM EDIT]ボタンを数回押して、PATCH LINK
SETUP/TRANSPOSE インジケーターを点灯させます。
fig.2-04(PATCH LINK)
第2章 ギター・エフェクトと一緒に使おう
マルチ・エフェクター側で、リンクを設定したいパッチ
4.
を選びます。
※ この時マルチ・エフェクターから GR-20 に MIDI プログ
ラム・チェンジというメッセージが送られます。GR-20 はこのメッセージを受信するとメッセージの 内容を記憶
し、パッチ・リンクの準備をします。
※ マルチ・エフェクター側でパッチを選ぶ時、何 回かパッ
チ・チェンジを行うと、GR-20 は最後に受信した MIDI プログラム・チェンジを記憶します。
5.
[BANK]つまみと[NUMBER/VALUE]つまみで、
GR-20 側の音色を選びます。
操作 4 で選んだエフェクト音と同時に使いたいシンセ音 を選んでください。
操作 4 〜 5 を繰り返し、必要なだけリンクを設定します。
6.
7.
[EXIT]ボタンを押します。
プレイ・モードに戻り、設定が記憶されます。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切ったと きは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
19

第3章 好みの音色を作ろう

GR-20 では好みに合わせて音色を変えることができます。音 色を変える作業を「エディット」と呼びます。
エディットを行うとディスプレイのドットが点灯し、元の音 色から変化していることを表します。

元になる音色を選ぶ

[BANK]つまみ と[NUMBER/VALUE]つまみで、元に な
る音色(パッチ)を選びます。(P.14)

各つまみで音色を調節する

fig.3-01(つまみ)
エンベロープ・フォロー(E FLW) 機能
ギターシンセはギターの弦振動からピッチ(音程)を分析し てシンセ音を鳴らしています。その原理上、弦振動が一定レ
ベルより下がりピッチの分析ができなくなった時点でシンセ 音は消音されます。その際、パッチによってはその消え方が
唐突で不自然に聞こえる場合があります。
エンベロープ・フォロー機能は、シンセ音の音量を常にギター の弦振動に追従させることで、弦振動の減衰とともに自然に
シンセ音を減衰させる機能です。
※ パッチによっては、効果の少ないパッチもあります。
※ ピアノ系やギター系のように、元々のシン セ音が減衰系
のパッチにエンベロープ・フォロー機能を使用した場合、 かえって不自然な余韻になる場合があり ますのでご注意
ください。
音の広がり感を調節する〜コーラス
(CHORUS)
音を広げる効果の深さを調節します。右へ回すほど効果は深 くなり、左へ回すほど浅くなります。
※ パッチ・チェンジ直後は、つまみの位置に関係なく、パッ
チに記憶されている音色になります。
音の立ち上がりを調節する〜アタック
(ATTACK)
音の立ち上がり時間を調節します。右に回すほど時間が長く なり、ゆっくりした立ち上がりになります。逆に左に回すほ
ど時間は短くなり鋭い立ち上がりになります。
※ つまみが中央のとき、元の音色と同じになります。
※ 音色によっては、つまみを動かしても変わら ない場合が
あります。
音の余韻を調節する〜リリース
(RELEASE)
弦をミュートし てから音が 消えるまで の余韻を調節します。 右へ回すほど余韻は長くなり、逆に左に回すほど余韻は短く
なります。
※ つまみが中央のとき、元の音色と同じになります。
※ 音色によっては、つまみを動かしても変わ らない場合が
あります。
音の残響を調節する
〜ディレイ/リバー
ブ(DELAY/REVERB)
2 通りの残響効果をコントロールします。
ディレイ は山 びこ のように音 が繰 り返す 効果、リバー ブは ホールやトンネルの中の様に音が壁などに反射してできる残
響効果です。つまみの調整範囲の左半分ではディレイが、右 半分ではリバーブの効果がかかります。いずれも外側に回す
ほど効果は深くなります。

音量を調節する〜レベル(LEVEL)

パッチの音量を調節します。
※ 調節した音色を残しておきたいときは、ライト操作
(P.24)で USER パッチに記憶します。
※ つまみが中央のとき、元の音色と同じになります。
※ 音色によっては、つまみを動かしても変わら ない場合が
あります。
このつまみを左に回しきるとエンベロープ・フォローになり ます。
20
第3章 好みの音色を作ろう

その他のパラメーターを調節する

ここからのパラメーターは[PATCH EDIT]ボタンと
[NUMBER/VALUE]つまみで設定します。
1.
[PATCH EDIT]ボタンを数回押して、設定を変えたいパ
ラメーターのインジケーターを点灯させます。
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、値を変更します。
fig.3-02(その他のパラメ)

音の明るさを調節する〜カットオフ・ フリケンシー(FREQ)

弾き心地を調節する〜プレイ・フィー ル(PLAY FEEL)

ピッキン グの 強弱 に対するシ ンセ 音の反 応を選び ます。ギ ターの演 奏ス タイル や音色によ ってこ の設 定を変える こと
で、より自然な強弱の表現が得られます。
1〜4:
1 はピッ キングの強弱による音量変化をもっ とも広く表現できるモードで す。数字が大き
くなるにしたがい、弱いピッキン グでも大き な音量が出やすくなります。タッ ピング奏法
やラフなピッキングでも音量の そろった演奏 ができます。
No dynamics:
ピッキングの強弱にかかわら ず、一定の音量 で鳴るモードです。
Strum:
弱いピッキングでの発音を抑 制します。コー ド・カッティング時や誤って指が 弦に触れた
場合などの不要な発音を抑える ことができま す。
音源内部のフィルターのカットオフ周波数をコントロールし ます。
値を大きくするほど周波数は高くなり明るい音色に、逆に小 さくするほど周波数は低くなりやわらかい音色になります。
音に独特のクセを付ける〜レゾナンス
(RESO)
音源内部のフィ ルターのレ ゾナンスを コントロールします。 値を大きくするほどクセの強い音色に、逆に小さくするほど
素直な音色になります。
音の高さを調節する〜トランスポーズ
(TRANSPOSE)
ギターを弾いた音程に対して、発音するシンセ音の音程をオ クターブ単位で上下させることができます。
(-2、-1、0、+1、+2)
3.
[EXIT]ボタンを押して、プレイ・モードに戻ります。
※ 調節した音色を残しておきたいときは、ライト操作
(P.24)で USER パッチに記憶します。
21
第3章 好みの音色を作ろう

グライドの効きかたを選ぶ〜グラ イド・タイプ(GLIDE TYPE)

GLIDE ペダルを踏んだときに得られる音程の変化のしかたを 選びます。
1.
[GLIDE TYPE]ボタンを押します。
fig.3-03(GLIDE TYPE)
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
2.
u1:グライド・アップ 1 d1:グライド・ダウン 1
GLIDE ペダルを踏むと、音 程が 半音
(上/下)まで変化します。離すと元の
音程に戻ります。
u5 〜 u8:グライド・アップ 5 〜 8 d5 〜 d8:グライド・ダウン 5 〜 8
GLIDE ペダルを踏むと、音程が 1 オク ターブ(上/下)まで変化します。
すと元の音程に戻ります。数字が大き くなるほど、音程が変化する時間が短
くなります。
V1 〜 V4:ビブラート 1 〜 4
GLIDE ペダルを踏むとビブラート(音 を周期的に揺らす効果)がかかります。
数字が大きくなるほどビブラートのス ピードが速くなります。
3.
[GLIDE TYPE]ボタンまたは[EXIT]ボタンを押して、
プレイ・モードに戻ります。
u2:グライド・アップ 2 d2:グライド・ダウン 2
GLIDE ペダルを踏むと、音 程が 1音
(上/下)まで変化します。離すと元の
音程に戻ります。
u3:グライド・アップ 3 d3:グライド・ダウン 3
GLIDE ペダルを踏むと、音程が完全4 度(上/下)まで変化します。
元の音程に戻ります。
u4:グライド・アップ 4 d4:グライド・ダウン 4
GLIDE ペダルを踏むと、音程が完全 5 度(上/下)まで変化します。離すと
元の音程に戻ります。
※設定を残し て おき たいとき は、ラ イト 操作(P.24)で
USER パッチに記憶します。
離すと
22

ホールドの効きかたを選ぶ〜ホー ルド・タイプ(HOLD TYPE)

HOLD ペダルを踏んだ際に得られるホールド効果の種類を選 びます。
1.
[HOLD TYPE]ボタンを押します。
fig.3-04(HOLD TYPE)
第3章 好みの音色を作ろう
[HOLD TYPE]ボタンまたは[EXIT]ボタンを押して、
3.
プレイ・モードに戻ります。
※設定を残し て おき たいとき は、ラ イト 操作(P.24)で
USER パッチに記憶します。
エクスプレッション・ペダルで操 作する効果を選ぶ〜エクスプレッ ション・ペダル(EXP PEDAL)
エクスプレッション・ペダルの効果として次の中から選ぶこ とができます。
1.
[EXP TYPE]ボタンを押します。
fig.3-05(EXP TYPE)
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
2.
H1:ホールド 1
ペダルを踏んだ際に鳴っていた音を ホールドし、踏んだ状態でさらに弾い
た音を次々にホールドしますが、その 際同じ弦で鳴っている音があった場
合、前の音が 消え次 の音が 鳴ります。 フレット上で離れた音でも途切れずに
プレイすることができます。
H2:ホールド 2
ペダルを踏んだ際に鳴っていた音をペ ダルを踏ん でいる 間ホー ルドします。
ホールド中にあとから弾いた音は鳴り ません。シンセ音でコードをホールド
し、ギター音でメロディーを弾くこと ができます。
H3:ホールド 3
ペダルを踏んだ際に鳴っていた音をペ ダルを踏ん でいる間ホールドします。
ホールド中にあとから弾いた音は鳴り ますがホールドはされません。(あとか
ら鳴らすことができる音は、ホールドさ れている弦以外に限られます。)シンセ
音の低音でコードをホールドし、高音で メロディーを弾くことができます。
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
2.
VO:ボリューム
シンセ音全体の音量を調節します。
FL:フィルター
音源内部のフィルターのカットオフ周 波数を調節し、音色に変化を付けます。
b1:ピッチベンド 1
ペダルを踏むと、ピッチが 4 度上(最 大)まで変化します。
b2:ピッチ・ベンド 2
ペダルを踏むと、ピッチが 5 度上(最 大)まで変化します。
H4:ホールド 4
ペダルを踏んだ際に鳴っていた音を ホールドし、さらに踏んだ状態で弾い
た音も次々にホールドします。ピアノ のダンパー・ペダルと同じような鳴り
方になります。
b3:ピッチ・ベンド 3
ペダルを踏むと、ピッチが 1 オクター ブ上(最大)まで変化します。
23
第3章 好みの音色を作ろう
b4:ピッチ・ベンド 4
ペダルを踏むと、ピッチが半音下(最 大)まで変化します。
b5:ピッチ・ベンド 5
ペダルを踏むと、ピッチが 1 音下(最 大)まで変化します。
b6:ピッチ・ベンド 6
ペダルを踏むと、ピッチが 1 オクター ブ下(最大)まで変化します。
EF:エフェクト
それぞれのパッチ内部で使われている エフェクトの効果に変化を付けます。
※ パッチ毎に効果が異なります。 ※ 効果のないパッチもあります。
3.
[EXP TYPE]ボタンまたは[EXIT]ボタンを押して、プ
レイ・モードに戻ります。
※設定を残し てお き たいとき は、ライ ト 操作(P.24)で
USER パッチに記憶します。
作った音色を記憶させる
(WRITE)
作った音色は、そのままではパッチを切り替えたり電源を切 ると消えてしまいます。保存しておきたい場合は次のライト
操作を行って下さい。
[WRITE]ボタンを押します。
1.
fig.3-06(WRITE)
BANK インジケータが USER に、ディスプレイが点滅表 示になります。
2.
[NUMBER/VALUE]つまみ で、記憶先の パ ッチのナン
バーを選びます。
※ ライト操作を途中でやめたい場合は、[EXIT] ボタンを押
してください。
3.
もう一度[WRITE]ボタンを押します。
記憶先のパッチに設定が記憶されます。
※ 記憶先のパッチにそれまで記憶されてい た設定は失われ
ますのでご注意ください。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイの ドットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
24

第4章 その他の機能

パッチをコピーする

パッチの内容をコピーします。コピー先は USER バンクに限 られます。
1.
コピー元のパッチを選びます。
[WRITE]ボタンを押します。
2.
BANK インジケーターが USER に変わり、ディスプレイ が点滅します。
fig.4-01(COPY)
3.
[NUMBER/VALUE]つまみで、コピー先のパッチのナン
バーを選びます。
4.
もう一度[WRITE]ボタンを押します。

パッチを入れ替える

USER バンクのパッチ同士を入れ替えます。USER バンク内 のパッチの順序を好みの順序に並び替えたい時に便利です。
※ 入れ替え元のパッチが USER バンクでない場合は、機能
しません。
1.
入れ替え元のパッチを選びます。
[EXIT]ボタンを押しながら[WRITE]ボタンを押します。
2.
ディスプレイが点滅表示になります。
fig.4-02(EXCNG)
[NUMBER/VALUE]つまみで、入れ替え先のパッチのナ
3.
ンバーを選びます。
コピー先のパッチに設定がコピーされます。
※ コピー中は、ディスプレイのドットが点滅します。
※ コピー先のパッチにそれまで記憶されていた 設定は失わ
れますのでご注意ください。
もう一度[WRITE]ボタンを押します。
4.
パッチが入れ替わります。
※ パッチを入れ替えている間、ディスプレイ のドットが点
滅します。
25
第4章 その他の機能
フット・ペダルの機能を切り替える
(SW MODE)
スイッチ・モードを切り替えることにより、GLIDE ペダルと HOLD ペダルの機能を変えることができます。また同時に GK
ピックアップの DOWN/S1 スイッチ、UP/S2 スイッチの機 能も変わります。
スイッチ・モード 1
GLIDE ペダルはグライド機能、HOLD ペダルはホールド機能 になります。
この時 GK ピックアップの UP/S2 スイッチと DOWN/S1 ス イッチで、パッチのアップ/ダウンができます。
※ 工場出荷時はこちらのモードになっています。
スイッチ・モード 2
HOLDペダルとGLIDE ペダルでパッチのアップ/ダウンがで きます。
また GK ピックアップの DOWN/S1 スイッチと UP/S2 ス イッチを組み合わせることで、次のような操作をすることが
できます。
DOWN/S1 スイッチを押すと、GLIDE ペダルでオクター ブ・ダウン、HOLD ペダルでオクターブ・アップ(トラ ンスポーズ)ができます。
再び DOWN/S1( または UP/S2) を押すと、パッチの アップ/ダウン機能に戻ります。
UP/S2 を押すと、GLIDE ペダルはグライド機能、HOLD
ペダルはホールド機能になります。 再び UP/S2( または DOWN/S1) を押すと、パッチの
アップ/ダウン機能に戻ります。
[EXIT]ボタンを押します。
3.
プレイ・モードに戻り、設定が記憶されます。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイの ドットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切っ たときは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
※ スイッチ・モード 1 では、通常 GLIDE インジケーターと
HOLD インジケーターは点灯しており、ペダルを踏んで いる間だけ点滅します。
※ スイッチ・モード 2 では、通常 GLIDE インジケーターと
HOLD インジケーターは消灯していますが、DOWN/S1 スイッチまたは UP/S2 スイッチを押して各ペダルの機
能を切り替えている間は、スイッチ・モード 1 と同様の 表示になります。
パッチとシステム・パラメーター の設定を外部機器に保存する
(BULK DUMP)
USER バンクのパッチの設定内容とシステム・パラメーター の設定内容を、MIDI を通 じて 外 部機器 やコ ンピ ュータ ー
(シーケンサー)に保存することができます。
また、2 台の GR-20 同士を MIDI ケーブルでつないで、直接 データを送受信することも可能です。
このように、GR-20 のデータを送信することを「バルク・ダ ンプ」、データを受信することを「バルク・ロード」といいます。
1.
[SYSTEM EDIT]ボタンを数回押して、SW MODE イン
ジケータを点灯させます。
fig.4-01(COPY)
2.
NUMBER/VALUE つまみで、設定を切り替えます。
※ 設定が記憶されプレイ・モードに戻るまで、実 際の動作
は切り替わりません。
26
システム・パラメーターとは SW MODE や MIDI CH のように機器全体に関わる設定をシ
ステム・パラメーターと呼びます。
GR-20 の MIDI OUTと外部機器の MIDI INを接続します。
1.
一旦 GR-20 の電源を切り、[PATCH EDIT]ボタンを押し
点灯
2.
ながら電源を入れます。
ディスプレイにdPと表示されます
fig.4-03(DUMP)
3.
受信側となる外部機器のレコーディングを開始します。
GR-20 同士でデータを送受信する場合は、受信側の GR­20 をバルク・ロード(P.27)の待機状態にしてください。
[WRITE]ボタンを押します。
4.
データが MIDI OUT から外部機器に送信されます。
第4章 その他の機能
パッチとシステム・パラメーター の設定を外部機器から読み込む
(BULK LOAD)
バルク・ダンプ機能で外部機器に保存した設定を MIDI を通 じて読み込みます。
BULK LOAD(バルク・ロード)を行うと本体内のデータは 全て書き替えられます。それまでのデータは失われますので
十分にご注意ください。
外部機器のMIDI OUT と GR-20のMIDI INを接続します。
1.
2.
一旦 GR-20 の電源を切り、[PATCH EDIT]ボタンを押し ながら電源を入れます。
ディスプレイにdPと表示されます。
[NUMBER/VALUE]つまみで、ディスプレイにLdと
3.
表示させます。
fig.4-04(LOAD)
送信中はディスプレイの表示が以下のようになります。
fig.03-08
ディスプレイの表示がdPに戻ると、送信終了です。
5.
受信側の機器のレコーディングを停止します。
電源を切ります。
6.
外部機器からデータを送信します。
4.
受信中はディスプレイが図のように変 わり、ドットが点 滅します。
fig.4-05(LOAD2)
ディスプレイのドットが点滅が止まり、再度Ldと表 示されれば、受信終了です。
5.
[WRITE]ボタンを押します。
※ データ受信中に GR-20 の電源が切られた場合、送られて
きたデータは GR-20 本体に書き込まれません。必要な場 合は再度バルク・ロードをやり直してください。
[EXIT]ボタンを押して、プレイ・モードに戻ります。
6.
27

第5章 外部音源やシーケンサーと接続する

MIDI OUT
MIDI IN
MIDI IN
GR-20は MIDI を通して外部音源を鳴らしたり、シーケンサー の入力ツールとして使用することができます。

外部音源やシーケンサーとの接続

図のように GR-20 と外部 MIDI 音源やコンピューター(シー ケンサー)を接続します。
fig.5-01(外部外部音源接続)

■ 送信モードを設定する

GR-20 では MIDI 信号の送信方法として「モノ・モード送信」
「ポリ・モード送信」が選べます。
○ モノ・モード送信
弦ごとに 1 つの MIDI チャンネルを使って演奏情報を送出し ます。選ばれている MIDI CH を先頭に、連続した 6 個のチャ
ンネルが自動的に選ばれます。例えば MIDI CH で 3 が選ばれ ている場合、3 〜 8 の 6 個のチャンネルで、1 〜 6 弦の MIDI
情報がそれぞれ送信されます。
連続したピッチ変化の情報(MIDI ベンド情報)を、各弦ごと に独立して送ることがで きますので、アーミ ングやダブル・
チョーキングなどのギター独特の奏法が再現できます。
※ 接続する音源が6パート以上を備えたマルチ・ティンバー
音源である必要があります。
○ ポリ・モード送信
全弦の演奏情報を 1 つの MIDI チャンネルで送出します。選 ばれている MIDI CH がそのまま使われます。ギター全体で 1
チャンネルしか使わないため、MIDI チャンネル数の節約がで きます。また 6 チャンネルを同時に受信できない音源でもコ
ントロールできます。
fig.5-02(外部シーケンサ接続)
MIDI
インターフェース
PC
※ シーケンサと接続する場合は「ローカル・コントロール・
オフ」に設定してください。(P.30)
MIDI IN MIDI OUT
※ ただし、2 本以上の弦が鳴っている時には、ベンド情報
は送信されず、半音刻みのピッチ変化 となります。その ため、ギターで実際に鳴っているピッ チを、シンセ音に
完全に反映させることはできません。
1.
一旦 GR-20 の電源を切り、[EXIT]ボタンを押しながら電 源を入れます。
fig.5-03(送信モード)
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、モードを設定します。
:モノ・モード
:ポリ・モード
28
[EXIT]ボタンを押します。
3.
設定が記憶され、プレイ・モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切ったと きは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
第5章 外部音源やシーケンサーと接続する

■ 出力される MIDI 情報

GR-20 からは、演奏情報として、ピッキングによる発音、消 音はノート情報、ビブラートやチョーキングなどによる音程
の変化はベンド情報として出力されます。
またこれら以外に、演奏をシーケンサーに記録/再生した場 合に演奏を忠実に再現するため、以下のような MIDI 信号が
出力されます。

■ MIDI チャンネル (BASIC CHANNEL)を設定する

※ 設定できるチャンネルは 1 〜 11 です。12 〜 16 は設定
できません。
※出力モードが「モノ・モード」に設定され てい る場合、
ここで設定するチャンネルを先頭に 6 つのチャンネルが 使用されます。
[SYSTEM EDIT]ボタンを数回押して、MIDI CH/PLAY
1.
FEEL インジケーターを点灯させます。
fig.2-03(MIDI CH)
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
マルチ・エフェクターの MIDI 送信チャンネルと同じチャ ンネルに設定してください。
○ ENVELOPE FOLLOW
RELEASE の設定が E FLW(P.20)の場合、ギターの弦振動 の大きさに従い、MIDI コントロール・チェンジ 18 番(汎用
操作子 3)が出力されます。
○GLIDE ペダル
音程の変化に合わせ MIDI ピッチ・ベンド情報が出力されます。
○HOLD ペダル
HOLD MODE が H1、H2、H3 の場合
ペダルを踏んでいる間は MIDI ノート・オフの出力を保留し ます。
HOLD MODE が H4 の場合
コントロール・チェンジ 64 番を送出します。
※ ポリ・モード送信(P.28)では、異弦・同音高時に弦別
の処理ができないため、ホールド効果を完 全に伝えるこ とはできません。
○エクスプレッション・ペダル
ペダルの動きに 合わせてコ ントロール・チ ェンジ 7 番(ボ リューム)または 4 番(フット・タイプ)を出力します。
3.
[EXIT]ボタンを押します。
設定が記憶され、プレイ・モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切ったと きは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。

■ ベンド・レンジを設定する

GR-20 のベンド・レンジは 24 で出力されますので、音源側 のベンド・レンジを± 24 に設定してください。設定のしか
たは音源の取扱説明書をご覧ください。
○プログラム・チェンジ
パッチを切り替えた際に出力します。
音色のバンクは MIDI バンク・セレクト(CC#0)として、音 色のナンバーはプログラム・チェンジ(PC)として出力され
ます。
29
第5章 外部音源やシーケンサーと接続する
シーケンサー
GR-20
内部音源
GKIN
ローカル
コントロール
オフ
MIDIIN
MIDIIN
MIDIOUT
MIDIOUT
MIDIOUTへの スルー機能:オン
ギター・コン
トロール部

ローカル・コントロール・オフ

GR-20 の内部接続で、ギター・コントロール部と音源部がつ ながっている状態をローカル・オンといいます。これに対し
て、ローカル・オフに設定すると、GR-20 の内部で音源がギ ター・コントロールから分離され、MIDI IN からの MIDI 情報
のみで発音します。またギターの演奏情報は、MIDI OUT の みに出力されます。
fig.9-14(ローカル・コントロール・オフ)
※ ローカル・コントロール・オンに戻すには、GR-20 の電
源を入れ直してください。
ローカル・コントロール・オフにすることで、外部に接続し たシーケンサをソフト・スルーした場合などに起こる、ギター
とシーケンサー双方からの演奏情報の衝突を避けることがで きます。
一旦 GR-20 の電源を切り、[SYSTEM EDIT]ボタンを押
1.
しながら電源を入れます。
ディスプレイに約1秒間Loが表示され、プレイ・モー ドになります。
fig.5-04(ローカルオフ)
※ ローカル・コントロール・オフの設定は記憶されません。
※外部MIDI 機器を介してループ接続となる場合は、必ず
ローカル・コントロール・オフでお使いく ださい。オン のまま MIDI ループ接続をすると、スイッチ類を受け付け
ないなどの障害が発生し、正常に動作しませ んのでご注 意ください。
30

第6章 資料

工場出荷時の設定に戻す
(ファクトリー・リセット)
本体の設定やパッチの内容を、工場出荷時の状態に戻すこと を「ファクトリー・リセット」といいます。
GR-20 は機器全体を完全に工場出荷時の状態に戻せるほか、 ユーザー・パッチを1つ単位で工場出荷時の状態に戻すこと
ができます。
エクスプレッション・ペダルの調整(P.31)は、工場出荷 時の状態に戻りません。ですから、ファクトリー・リセット
の操作を行っても、再度調整を行う必要はありません。
ファクトリー・リセットを行うと、現在記憶されているデー タが工場出荷時のデータに書き換えられます。大切なデータ
が記憶されている時は、バルク・ダンプ(P.26)で外部 MIDI 機器に保存するなどしてからファクトリー・リセット
を行ってください。
1.
一旦 GR-20 の電源を切り、[WRITE]ボタンを押しながら 電源を入れます。
fig.6-01(ファクトリー・リセット 1)
[WRITE]ボタンを押します。
3.
ディスプレイのドットが点滅し、ファ クトリー・リセッ トが実行された後、プレイ・モードに戻ります。
※ ドットの点滅中は電源を切らないでください。

エクスプレッション・ペダルの調整

本機のエクスプレッション・ペダルは、最適な動作をするよ うに工場出荷時に調整してありますが、経年変化や使用環境
によって、この調整がズレる場合があります。「ボリューム・ ペダルで音が完全に消えない」「ピッチ変化で音程が上がり/
下がりきらない」などの症状が現れたときは、以下の手順で 再調整することができます。
1.
一旦 GR-20 の電源を切り、[EXP PEDAL]ボタンを押し ながら電源を入れます。
ディスプレイにPuと表示されます。
2.
ペダルを戻しきって(かかと側を押して)、[WRITE]ボ タンを押します。
ディスプレイにPdと表示されます。
ペダルを踏み込んで(つま先側を押して)、[WRITE]ボ
3.
タンを押します。
設定が記憶され、プレイ・モードに戻ります。
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、工場出荷時の状態に戻す
範囲を設定します。
:機器全体を工場出荷時の状態に戻します。
この操作を行うと、ギター対応/ベースギター対応の設 定も元のギター対応に戻ります。ベース・ギターで使用
するときは、GR-20 をベース・ギター対応/ギター対 応に設定する(P.32)の手順でベース・ギター対応に設
定しなおしてください。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイの ドットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切っ たときは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
:指定のパッチのみを工場出荷時の状態に戻します。
31
第6章 資料

GR-20 ベース・ギター対応について

お買い上げいただきました GR-20 は、システム・プログラム Version 2 を搭載しており、ベース・ギターの音域にも対応可能と なっています。
別売のディバイデッド・ピックアップ「GK-2B または GK-3B」(ベース用)を取り付けたベース・ギターを接続することで、ベー ス・ギターで GR-20 の演奏をお楽しみいただけます。
工場出荷時、GR-20 はギター対応に設定されています。以下の操作でギター対応/ベース・ギター対応を切り替えることができ ます。
※ この設定操作は、何度でも繰り返して行うことができます。また、この設定操作でユーザー・パッチのデータが破壊される
ことはありません。
GR-20 をベース・ギター対応/ギター対応に設定する .....................................
1.
一旦 GR-20 の電源を切り、[GK SENS]ボタンを押しながら電源を入れます。
しばらくすると、ディスプレイに または と表示されます。
[NUMBER/VALUE]つまみで、ベース・ギター対応/ギター対応を選びます。
2.
ベース・ギター対応: [NUMBER/VALUE]つまみを右(時計回り)に回して、 と表示させます。
ギター対応: [NUMBER/VALUE]つまみを左(反時計回り)に回して、 と表示させます。
[EXIT]ボタンを押します。
3.
設定が記憶され、プレイ・モードになります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのドットが点滅します。その間は電源を切らないでください。 ※ プレイ・モードに戻らずに電源を切ったときは、設定は記憶されません。ご注意ください。
※ この設定は、再度この設定操作を行うまで保持されます。
ベース・ギター対応設定とギター対応設定の動作の違い .....................................
GR-20 の発音する音域が、ギター/ベース・ギターの音域に切り替わります。
いくつかのプリセット・パッチでは、入力した音の 高さに対してシンセサイザー の発音する実際の音の高さが 数オクターブ 上下します。また、このプリセット・パッチを元にして作られたユーザー・パッチも同様です。
(例)BANK=BASS/GTR No=1 Wood Bass
ベース・ギター対応設定 入力と同じ音の高さでシンセサイザーが発音します。 ギター対応設定 入力より 1 オクターブ下の音の高さでシンセサイザーが発音します。
入力感度(GK SENS)の設定時、ディスプレイの左側に表示される番号が以下の図のようになります。
GK-2B/3B のピックアップは以下のようにベース・ギターに取り付けてください。これ以外の取り付けを行うと、正常に動 作しません。
5弦
マーカー
4弦ベース
1234
2弦
マーカー
5弦ベース 6弦ベース
12345
2弦
マーカー
5弦
マーカー
5弦
マーカー
2弦
マーカー
GKSENSの表示
32
123456
第6章 資料

故障と思う前に

GR-20 単体で使っている場合

● ギターを弾いてもシンセ音が出ない
◆ OUTPUT LEVEL が下がっていませんか? → リア面の[OUTPUT LEVEL]つまみで適正なレベル
まで上げてください。(P.12)
◆GKピックアップのボリュームが下がっていません か?
→GKピックアップのボリュームを適正なレベルまで
上げてください。
◆GKピックアップの切り換えスイッチが GUITAR に 設定されていませんか?
→GKピックアップのスイッチを GK(または SYNTH)
または MIX に合わせてください。
◆ エクスプレッション・ペダ ルが、手前に戻さ れてい ませんか?
→ エクスプレッション・ペダルを踏み込んでください。
◆ LEVEL が下がっていませんか?
→ [LEVEL]つまみを動かしてみてください。(P.20)
● 弦によって音量がばらつく
◆ 各弦の「GK SENS」の設定は正しくできていますか?
→ 調節を行ってください。(P.12)
● ギター音に内蔵エフェクトが効かない
◆ GR-20 の内蔵エフェクトは、シンセ音専用です。ノー マル・ギター音にはかかりません。
→ギター・アウト・ジャックを用いれば、ギター音の
みにギター用外部エフェ クターをかけるこ とができ ます。(シンセ音とギター音で 1 台のアンプを共用す
る場合は、MIX IN ジャックも併用します。)(P.17)
● シンセ音のピッチが、ギターのピッチ 通りに変わらない
◆ 一部のトーン(打楽器音や効果音など)には、ギター
側とは異 なるピ ッチ変 化を示すもの があり ますが、 故障ではありません。
● ごく高い音域で細かくうねるノイズが 聴こえることがある
◆ エイリアシング・ノイズと 呼ばれるデジタ ル音源独
特の現象です。スライド奏 法やグライド機 能使用中 などに聴こえる場合が ありますが、故障で はありま
せん。
● ピッチが滑らかに変化しない
◆ピアノやオルガンなど、音色(パッチ)によっては
音程が連続的に変化し ないで、半音階単位 でしか変 化しないパッチがあり ます。これはその楽 器らしさ
を出すためで、故障ではありません。
● ピッチ・グライド(またはエクスプ レッション・ペダルのピッチ機能)を 使う際、ピッチが上がりきらない
◆ 連続的にピッチを変化さ せる機能では、トー ンや音
域によってはピッチ上昇時 の変化幅が制限さ れる場 合があります。
→ 変化幅を狭くしてご使用ください。(P.22、P.23)
● 本体のペダル効果やエクスプレッショ ン・ペダル使用時、効果の効きかたが パッチによって異なる
◆ エクスプレッション・ペダル を使った効果の 効き方
は、音色(パッチ)によって異なります。
→ あらかじめ効果のかかり方を確認してください。

MIDI 機器を接続して使っている場合

● MIDI OUT コネクタに接続した外部音 源の音が鳴らない
◆ 送受信双方の MIDI チャンネルは合っていますか? → MIDI チャンネルを合わせてください。(P.29)
◆GKピックアップのボリュームやエクスプレッショ
ン・ペダルで音量が絞られていませんか?
→ 操作子、音量を上げてください。
● 外部音源が 1 弦しか鳴らない(発音し ない弦がある)
◆6つの MIDI チャンネルを同時に受信できない音源に
対して、GR-20 側からモノ・モードで送信していま せんか?(P.28)
→ マルチ・ティンバー対応の音源を使用して下さい。 → 本機をポリ・モードでお使いください。
33
第6章 資料
● ピッチが正しくない(ギターとずれて 聴こえる)
◆ 外部音源のベンド・レンジは± 24 になっています
か?
→ 外部音源のベンド・レンジを± 24 に合わせてくださ
い。
◆ ギターのチューニングは正確ですか?
→ 本機のチューナー機能を 使って、正確にチュ ーニン
グを行ってください。また、高 いフレットで も正確 な音程が出るよう、ギターを調整してください。
● ピッチが滑らかに変化しない
◆ GR-20 本体でピアノやオルガンなど半音階で変化す
るパッチが選択されていませんか?
→ GR-20 本体で音程が滑らかに変化するパッチを選ん
で下さい。
● ベース・ギターで弾くとシンセ音が遅 れる
→ GR-20 はディバイデッド・ピックアップの出力を分
析し、音程と強さを判別して からシンセ音を 鳴らし ています。
原理上、音程が低くなるにつ れて分析に必要 な時間 も長くなるため、ベース・ギタ ーのように音 程が低
い場合は、シンセ音が鳴り始 めるまで時間が かかり ます。

パッチ・リスト使用時の注意

ベースでご使用の場合、以下の音色説明では、弦名を次のよ うに読み替えてください。
6弦 →B弦 5弦 →E 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:4 弦)
4弦 →A 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:3 弦) 3弦 →D 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:2 弦)
2弦 →G 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:1 弦) 1弦 →C弦
また、ギターとベースのチューニングの違いから表記と異な る音名で鳴るパッチがありますがご了承ください。
● シーケンサーに入力されたノート情報 を見ると、実際に鳴っている音階と異 なる
◆ GR-20 では、高速で発音を開始し、かつ滑らかな
ピッチ変化を表現するた めに、音の高さをノ ート情 報とベンド情報の組み合わせで表現します。従って、
シーケンサーのマイク ロスコープ(イベ ント・リス ト)画面などでノート情報 のみを見た場 合、演奏し
た内容と異なって見える場合があります。
その他
● MIX IN ジャックに接続した機器の音量 が小さい。
◆ 抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか? → 抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS
シリーズなど)をご使用ください。
34

パッチ・リスト

BANK No 音色名 音色説明
PIANO 1 Grand E.P クラシックなグランド・タイプのエレクトリック・ピアノ
2 Rock Piano 明るいアコースティック・ピアノ 3 Piano / Bass 1〜4弦でピアノ、5 〜 6 弦でウッド・ベースがなるパッチ
4 4-Hand Piano オクターブで重ねた連弾風のピアノ 5 Honky Tonk ホンキートンク・ピアノ(チューニングのずれたピアノ)
6 Piano & Strings ピアノにストリングスの音色を重ねた音 7 Piano & Orchestra ピアノにオーケストラの音色を重ねた音
8 Piano & Choir Oohs ピアノにコーラスの声(「ウー」の発音)を重ねた音 9 Piano & Choir Aahs ピアノにコーラスの声(「アー」の発音)を重ねた音
10 West Coast ピアノに電子ピアノやストリングスを重ねた西海岸風サウンド 11 Ac.Piano アコースティック・ピアノ
12 Hard Rhodes スーツケース・タイプのローズ・サウンド 13 Rhodes オーソドックスなローズ(エレクトリック・ピアノ)サウンド
14 Phaser Rhodes フェイザーが掛かったローズ・サウンド 15 Touch Sense E.P オート・ワウが掛かったローズ・サウンド
16 Soft Rhodes 柔らかなローズ・サウンド 17 Smooth Rhodes パッドを加えた柔らかなローズ・サウンド
18 Love E.P フェーザーが掛かった電子ピアノ 19 E.P / Bass 1〜4弦で電子ピアノ、5 〜 6 弦でエレクトリック・ベースがなるパッチ
20 Wide E.P 金属的なアタックの電子ピアノ 21 Crystal Piano 1 ビブラフォンを重ねた透明感のある電子ピアノ
22 Crystal Piano 2 ベルのアタックやパッドを重ねた余韻の柔らかな電子ピアノ 23 Fantasy Piano グロッケンを重ねディレイを効かせたキラキラした電子ピアノ
24 Silky E.P Pad パッドを重ねた金属的なアタックの電子ピアノ 25 Detuned E.P Pad パッドを重ねたデチューン感があるローズ・サウンド
26 Chorus E.P Pad パッドを重ねコーラスを掛けた柔らかな電子ピアノ 27 E.P & Strings ストリングスを重ねたローズ・サウンド
28 E.P & Choir コーラスの声を重ねたローズ・サウンド 29 Great Rhodes オクターブ下げ低音を増強し、ストリングスを重ねた電子ピアノ
30 GR Ballad シンセ音を重ねたアコースティック・ピアノ 31 Pulse E.P パルス波とノコギリ波で出来たシンセ・ピアノ
32 Shattering スライサーが掛かったエレクトリック・ピアノ 33 Dynamic Piano 4 度上のシンセ音を重ねたピアノ・サウンド
34 Minor Mood パッドを重ねたピアノ・コード 35 House 1〜4弦でピアノ・コード、5 〜 6 弦でシンセ・ベースがなるパッチ
ORGAN/ KB
1 Rock Organ 1 フル・ドローバーのロック・オルガン 2 Rock Organ 2 シンプルなロック・オルガン
3 Rock Organ & Pedal
Organ
4 Rock Organ & Wood
Bass
5 Rock Organ & E.Bass 1〜4弦でロック・オルガン、5 〜 6 弦でエレクトリック・ベースがなる
6 Purple Organ リーケージ・ノイズの目立つ太いロック・オルガン 7 Rock Organ 3 倍音の多い明るいロック・オルガン
8 Jazz Organ 1 アタックの効いた明るいジャズ・オルガン・サウンド 9 Jazz Organ 2 アタックの効いた柔らかめのジャズ・オルガン・サウンド
10 Jazz Organ & Pedal
Organ
11 Jazz Organ & Wood
Bass
1〜4弦でロック・オルガン、5 〜 6 弦でペダル・オルガンがなるパッチ
1〜4弦でロック・オルガン、5 〜 6 弦でウッド・ベースがなるパッチ
パッチ
1〜4弦でジャズ・オルガン、5 〜 6 弦でペダル・オルガンがなるパッチ
1〜4弦でジャズ・オルガン、5 〜 6 弦でウッド・ベースがなるパッチ
第6章 資料
35
第6章 資料
BANK No 音色名 音色説明
ORGAN/KB12 Jazz Organ & E.Bass 1〜4弦でジャズ・オルガン、5 〜 6 弦でエレクトリック・ベースがなる
パッチ
13 Jazz Organ 3 アタックの効いたクリアなジャズ・オルガン 14 Jazz Organ 4 ショートディレイのかかった太いジャズ・オルガン・サウンド
15 Gospel Organ 高い倍音を含んだゴスペル・オルガン 16 60's Organ 60 年代風の電子オルガン
17 Glide Organ オクターブで重ねた 60 年代風の電子オルガン 18 Cathedral パイプ・オルガン
19 Church Choir コーラスの声を加えたパイプ・オルガン 20 Rotary Choir Organ コーラスの声を重ねたオルガン・サウンド
21 3 Tone Stack ストリングスを重ねたオルガン・サウンド 22 Organ & Synth Strings 明るいシンセ・ストリングスを重ねた電子オルガン
23 Ice Organ 風をイメージさせるノイズを加えたパイプ・オルガン 24 Clavi シンプルなクラビ
25 Retro Clavi 高域を強調したレトロなクラビ 26 Phase Clavi フェイザーが掛かったクラビ
27 JUNO Clavi シンセサイザーで合成したクラビ・サウンド 28 JUNO Keys アナログ・シンセによるシンセ・ピアノ風サウンド
29 Harpsichord シンプルなハープシコード 30 Baroque Piano 高域を強調したハープシコード
31 Harpsichord & Strings ストリングスを重ねたハープシコード 32 New Harpsichord パッドを重ねたハープシコード風シンセ・サウンド
33 Accordion アコーディオン 34 Asian Trance ディレイが掛かったシンセ琴
35 Bell きらびやかなベル・サウンド 36 Twinkle ストリングスとディレイを効かせたベル・サウンド
37 Milky Way 滑らかなパッドを重ねたベル・サウンド 38 D-50 Stack D-50 風のベル・サウンド
39 Dream Bell 低い音色のベル・サウンド 40 Drama Stack パッドを重ねた低めのベル・サウンド
41 Staccato Heaven 何種類ものパッドを重ねた余韻の滑らかなベル・サウンド 42 Heaven Choir コーラスの声を重ねたベル・サウンド
43 Hybrid Synth コーラスの声を重ねたシンセ・ブラス 44 Archimedes モジュレーションが掛かったシンセ・ブラス
BASS/ GTR
1 Wood Bass ウッド・ベース 2 Wood Pick Bass シンセ・ベースで低音を増強したウッド・ベース
3 Electric Bass シンプルなエレクトリック・ベース 4 Phased Bass フェイザーが掛かったエレクトリック・ベース
5 Fretless Bass 1 フレットレス・ベース 6 Fretless Bass 2 ディレイが掛かったフレットレス・ベース
7 Slap Bass スラップ・ベース 8 Touch Wah Slap Bass タッチ・ワウの効いたスラップ・ベース
9 FM Bass 金属的なアタックの 80 年代のシンセ・ベース
10 FM Bass + Low 低音を強調した 80 年代のシンセ・ベース 11 Flat Bass アタックの無いシンプルなシンセ・ベース
12 Synth Bass 方形波で出来たマイルドなシンセ・ベース 13 2020 Bass アタックが鋭いシンプルな方形波シンセ・ベース
14 Soft Reso Bass レゾナンスが効いた柔らかなシンセ・ベース 15 101 Bass SH-101 風シンセ・ベース
16 TB-303 TB-303 風シンセ・ベース 17 Acid TB レゾナンスが掛かった TB-303 シンセ・ベース
18 Wonder Bass PWM シンセ・ベース 19 Res Bass 1 ノコギリ波によるブライトなシンセ・ベース
20 Res Bass 2 レゾナンスが掛かったノコギリ波シンセ・ベース
36
BANK No 音色名 音色説明
BASS/ GTR
BRASS 1 Trumpet トランペット
21 Heavy ノコギリ波を何重にも重ねた分厚いシンセ・ベース 22 System Bass アタックが鋭いノコギリ波を重ねた System700 風ベース
23 Love Parade Bass ディレイとレゾナンスが効いたパルス波シンセ・ベース 24 Mix Bass レゾナンスが掛かった 2 種類のスイープ波形を重ねたシンセ・ベース
25 MG Reso Bass スイープが効いた深いレゾナンスのシンセ・ベース 26 Body Bass ディレイを加えた短いアタックのシンセ・ベース
27 In Sync オシレーター・シンクによるシンセ・ベース 28 Throw up フランジャーを加えた動きのあるシンセ・ベース
29 Basstortion ディストーション・ベース 30 Nylon Guitar ナイロン弦のアコースティック・ギター
31 Nylon Duet 2 本のナイロン弦ギターを重ねたサウンド 32 Nylon & Strings ストリングスを重ねたナイロン弦ギター
33 Nylon & Choir コーラスの声を重ねたナイロン弦ギター 34 Ac.Guitar スチール弦のアコースティック・ギター
35 Ac.Guitar Oct オクターブで重ねたスチール弦ギター 36 Ac.Guitar + Low 低音を強調したスチール弦ギター
37 12 Str Guitar 12 弦のアコースティック・ギター 38 12 Str & Synth Strings ブライトなシンセ・ストリングスを重ねた 12 弦ギター
39 12 Str Heaven コーラスの声を重ねた 12 弦ギター 40 Guitar & Pad ディレイが掛かったコーラスの声を重ねたギター
41 Feedback 2 スタック・タイプのディストーション・ギター 42 Whammy ビルトイン・タイプのディストーション・ギター
43 OD-Paradise 3 スタック・タイプのオーバードライブ・キター 44 Small Amp Dist Vib 小型アンプのビブラート付きディストーション・ギター
45 Digital Rock Guitar シンセ波形にディストーションを掛けたパッチ 46 Orgguitar 歪んだオルガン音色を含んだディストーション・ギター
2 Trumpet Split 1〜3弦でトランペット、4 〜 6 弦でストリングスがなるパッチ 3 Mute Trumpet ミュート・トランペット
4 Trombone トロンボーン 5 Trombone Vib ビブラートが掛かったトロンボーン
6 Tuba チューバ 7 Horn ホルン
8 Flugelhorn フリューゲルホルン 9 Tp Section トランペット・セクション
10 Brass Section ブラス・セクション 11 NewYork Brass 4 度下の音を重ねたブラス・セクション
12 Brass & Sax 1 ブラス・セクションとサックス・セクションを重ねたパッチ 13 Brass & Sax 2 ブラス・セクションに 1 オクターブ下のバリトン・サックスを重ねたパッチ
14 French Horns ホルン・セクション 15 5th French Horns 5 度で重ねたホルン・セクション
16 French Heaven コーラスの声を重ねたホルン 17 Pat Brass ソフトなシンセ・ブラス
18 Brassy Saws 明るいシンセ・ブラス 19 Poly Brass 1 立ち上がりの遅いシンセ・ブラス
20 Synth Brass 1 立ち上がりの速いシンセ・ブラス 21 Xpensive Synth Brass フィルターが徐々に開いていくシンセ・ブラス
22 Synth Brass 2 しゃくれたアタックのシンセ・ブラス 23 Synth Brass 3 フィルターがゆっくり閉まっていくシンセ・ブラス
24 Poly Brass 2 シャ−プなシンセ・ブラス 25 MG Brass アタックの柔らかなシンセ・ブラス
26 Fat Synth Brass オクターブで重ねたシンセ・ブラス 27 Breathy Brass 息の音を含んだシンセ・ブラス
28 Lee Brass デチューン感の強い しゃくれたアタックのシンセ・ブラス
第6章 資料
37
第6章 資料
BANK No 音色名 音色説明
BRASS 29 Soft D-50 Brass デチューン感の強い柔らかなアタックのシンセ・ブラス
30 Confident Lead 鋭いアタックのシンセ・ブラス風リード 31 Bright Synth Brass 明るいシンセ・ブラス
32 Brass It ! シンセ・ブラスとアコースティック・ブラスが重なったパッチ 33 Synth Brass Chord 5 度上の音を重ねたシンセ・ブラス
34 Wacky Brass ドライなシンセ・ブラス
WIND 1 Fat Tenor Sax テナー・サックス
2 Bright Tenor Sax 明るいテナー・サックス 3 Moody Sax ビブラートがかかったテナー・サックス(ブロー奏法)
4 Alto Sax アルト・サックス 5 Alto Sax Vib ビブラートがかかったアルト・サックス
6 Soprano Sax ソプラノ・サックス 7 Baritone Sax バリトン・サックス
8 Sax Ensemble サックス・セクション
STRINGS /ORCH
9 Sax Section & Baritone
Sax
10 Brass Section &
Baritone Sax
11 Sax Section Oct オクターブ重ねのサックス・セクション 12 Harmonica ハーモニカ
13 Blues Harp OD 小型アンプで鳴らしたブルースハープ 14 Blues Harp Dist 歪みの効いたブルースハープ
15 Piccolo ピッコロ 16 Flute フルート
17 Attack Flute アタックの息を吹き込む音を強調したフルート 18 Piccolo & Glocken ピッコロにグロッケンを重ねたパッチ
19 Flute & Glocken フルートにグロッケンを重ねたパッチ 20 Piccolo & Flute ピッコロとフルートの重奏
21 Flute & Clarinet フルートとクラリネットの重奏 22 Growl Flute 声の入ったフルート
23 Synth Flutes 柔らかなシンセ・フルート 24 Playback Flute 録音テープを再生させたフルート
25 Clarinet クラリネット 26 Clarinet Duet クラリネットのデュエット
27 Oboe オーボエ 28 Bassoon ファゴット(バスーン)
29 Oboe & Bassoon オーボエとファゴットの重奏 30 Wind Ensemble Cresc. クレッシェンドする木管アンサンブル
31 Wind Ensemble ブライトな木管アンサンブル
1 Strings ストリングス 2 Hybrid Strings 暖かいシンセ・ストリングス
3 Dolce Strings 緩やか立ち上がりのストリングス 4 Strings & Horns 1 ホルンの低音とストリングスを重ねたパッチ
5 Warm Strings 柔らかなストリングス 6 Tremolo Strings ストリングスのトレモロ奏法
7 Strings Oct オクターブ重ねのストリングス 8 Strings & Timpani 5〜6弦にティンパニーを重ねたストリングス
9 Nashville Strings ナッシュビル・チューニングのストリングス
10 Good Old Strings Pad オーソドックスなシンセ・ストリングス 11 Silicon Strings 太さと大きなうねり感のある明るいパッド
12 Lo-Bows 強いアクセントの明るいシンセ・ストリングス 13 Marcato Strings ストリングスのマルカート
14 Pizzicato ストリングスのピチカート 15 Violin Vib ビブラートがかかったバイオリン
1〜3弦でサックス・セクション、4 〜 6 弦でバリトン・サックスがなる パッチ
1〜3弦でブラス・セクション、4 〜 6 弦でバリトン・サックスがなるパッ チ
38
BANK No 音色名 音色説明
STRINGS /ORCH
SYNTH/ LEAD
16 Violin シンプルなバイオリン 17 Cello シンプルなチェロ
18 Cello Vib ビブラートがかかったチェロ 19 Synth Cello シンセ・チェロ
20 Gang Strings オクターブ重ねで緩やかに減衰するシンセ・ストリングス 21 Retro Synth Strings 懐かしいストリングス・キーボード
22 Retro Synth Strings
Oct
23 Playback Strings 1 録音テープを再生させたストリングス 24 Playback Strings 2 録音テープを再生させたストリングス(コーラス付加)
25 Moving Strings 5 度の音が重なったシンセ・ストリングス 26 Clustered シンセ・ストリングスのコ−ド
27 Farewell ストリングスに木管を微かに重ねたパッチ 28 Wind & Strings ストリングス + フルート + オーボエ + クラリネット
29 Orchestra & Choir オーケストラの後に徐々にコーラスの声が浮き出てくる音 30 Ending Scene 明るいオーケストラ・サウンド
31 Strings & Warm Brass 柔らかなブラスとストリングスを重ねたパッチ 32 Strings & Bright Brass 明るいブラスとストリングスを重ねたパッチ
33 Strings & Horns 2 ストリングスにホルン・セクションを重ねたパッチ 34 Synth Brass & Strings シンセ・ストリングスにシンセ・ブラスを重ねたパッチ
1 Guitar Attack Soft Lead ナイロン弦ギタ−のアタックを重ねたソフト・リード 2 Digi Lead 金属的な音色のリード
3 Attack Digi Lead シタ−ルのアタックを重ねたソフト・リード 4 Creamer PWM の効いたシンプルなリード
5 GR-300 Saw 1 GR-300 のソフトなノコギリ波リード 6 Brass Lead シンセ・ブラス風リード
7 Simple Synth Lead シンプルな方形波リード 8 Loud Synth Lead フランジャーが掛かったノコギリ波リード
9 Synth Pad & Saws パッドを重ねたノコギリ波リード
10 Heavy Saws Lead ノコギリ波が何重にも重なったリード 11 Saw & Square Lead ノコギリ波と方形波で出来たリード
12 Poly Pulse オクターブ重ねのブライトなパルス波リード 13 Daft Lead 荒々しいノイズを含むリード
14 Razor Lead 鋭いアタックのリード 15 Blister Lead ショート・ディレイの効いたダブリング・サウンド
16 Sharp Attack Lead オクターブ重ねでフィルターの効いた鋭いリード 17 Square Lead 1 PWM のかかったやわらかい音色
18 Square Lead 2 少し歪んだ方形波リード 19 Square Lead 3 PWM のかかった方形波リード
20 Reso Lead 1 軽くレゾナンスが掛かったリード 21 Square Lead 4 シンプルな方形波リード
22 Basic 三角波で出来た甘いソフト・リード 23 OB Lead 笛風のシンセ・ソフト・リード
24 Sine Lead シンプルなサイン波リード 25 70's Lead 広がりのあるサイン波リード
26 SH-2000 ビブラート付きのソフト・リード 27 Simple Soft Lead シンプルなソフト・リード
28 Soft Lead 1 柔らかなアタックのノコギリ波リード 29 Soft Lead 2 柔らかなレゾナンス・アタックのノコギリ波リード
30 Reso Lead 2 立ち上がりの遅いレゾナンス・アタックのノコギリ波リード 31 Reso Lead 3 立ち上がりの早いレゾナンス・アタックのノコギリ波リード
32 Saw Lead 1 スイ−プするリード 33 Saw Lead 2 フィルターの効いたノコギリ波リード
34 Bright Saw Lead 5 度の音を重ねた緩やかにスイープするリード
懐かしいストリングス・キーボード(オクターブ重ね)
第6章 資料
39
第6章 資料
BANK No 音色名 音色説明
SYNTH/ LEAD
35 Bright Moving Lead デュアル VCO 風リード 36 Saw Lead Vib モジュレーションが掛かったノコギリ波リード
37 Qwak Lead 弾くたびにアタック感が変わるリード 38 Flanger Ana Lead フランジャーとタッチ・ワウの効いたリード
39 Porta Wah 深いレゾナンスの掛かったシンセ・ボイス風リード 40 Wet Reso Lead ウェットなリード
41 GR-300 Saw 2 GR-300 の明るいノコギリ波リード 42 The Machine 音の停止をクリック音で強調したサウンド
43 Big BPF バンド・パス・フィルターをかけた羽音のような音 44 Haze Lead フランジャーが深くゆっくりかかったリード
45 Vocoder ボコーダー風リード 46 Sweep Reso Lead 4 度の音を重ねたレゾナンス付きスイープ・リード
47 Heavy Boost Lead 激しく歪んだタッチ・ワウ風リード 48 Morph フィルターが大きくスイ−プするパッド
49 Sweep Lead フィルターで少し高域を絞ったオシレーター・シンク・リード 50 Sync Sweep 荒々しいオシレーター・シンク・リード
51 Vibro Sweep 2 種類のモジュレーションがかかったリード 52 Rotary Lead ロータリー・エフェクトがかかったリ−ド
53 Step Saws ステップ・フランジャーがかかったリード 54 Touch Filter 弾く強さでフィルターが大きく変化するリード
55 Trade Mark Lead いろいろな音が混ぜポルタメントを効かせたリード 56 Retro Synth シンセ・ボイスを重ねた太いリード
57 No Bob No Hope シンセ・ベースを重ねたノコギリ波リード 58 House Of Phase 低音と高音を重ねたリード
59 Attack Organ Lead アタックの鋭いオルガン風リード 60 Minor Incid. マイナー・コードのリード
61 Heavy Oct Lead シンセ・ベースと 5 度のノコギリ波を重ねたリード 62 Mental Chord 高音の繊細な音色を重ねたコード
63 House Chord 1 チョーキングしてもスケール感がくずれないコード 64 House Chord 2 チョーキングしてもスケール感がくずれないコード
65 Flack テープを逆再生しているような幻想的な音 66 Waves 大きなうねりのあるレイブ風サウンド
67 Enterprise シンセ・ベル風の音色にシンセ・ストリングスが重なったパッチ 68 Chasing VOC ピアノとシンセ・ボイスが動き回るサウンド
69 Key In Sync シンセとベルが穏やかにリズムを刻むサウンド 70 Gated スライサーとフィルターの効いたサウンド
71 Delay Gate 速いスライサーとステップのリズミカルなサウンド 72 Acid Shuffle テクノ・コードをスライスしている音
73 Didgeridoo Dance ディジリドゥーのフレーズにステップ・フランジャーが掛かったシンセ音を
重ねたパッチ
74 Phobia リズミックなノイズ系サウンド 75 Deep 1〜3弦でパッド、4 〜 6 弦でシンセ・ベースがなるパッチ
76 Atmosphere フランジャーが掛かったノイズ系コード 77 Big Pipe Noise パイプの響きを持ったノイズ系の音色
78 Sequencer シーケンサ風のアルペジオ用の短いサステインの音色 79 Poly Key ブライトなシンセ・アタック
80 Sandy Synth Attack シーケンサ風のアルペジオ用の明るい音色 81 Detune Synth Attack デチューンの効いたシンセ・アタック
82 For Synth Arpeggio エスニックなシンセ・アタック 83 Reso Synth Attack 明るいシンセ・アタック
84 Trancy 広がりあるパッド風シンセ 85 Fat Ana Lead 1 5 度の金属的な音を含むオクターブのシンセ・アタック
86 Fat Ana Lead 2 金属的な音を含むユニゾンのシンセ・アタック 87 Wire Key シタール風アタックのシンセ・キーボード
40
BANK No 音色名 音色説明
SYNTH/ LEAD
VOICE/ PAD
88 Pulse Key シャリシャリ感のあるシンセ・キーボード 89 Belly Keys グラス・ハープのような透明感のある音を重ねたシンセ・アタック
90 Velo Sense ベロシティーでフィルター変化するボコーダー風アタック 91 Sugar Key 柔らかなボイス系シンセ・キーボード
92 Phobo Tron シタール風アタックの幻想的な音色 93 Sentimental パッドが重なった荘厳なシンセ・アタック
1 Jazz Doos ジャズ・スキャット(ドゥーの発音) 2 Jazz Scat Bop ジャズ・スキャット(パッの発音)
3 Jazz Scat Doos & Bop 弾く強さで音色が切り替わるジャズ・スキャット(ドゥーとパッの発音) 4 Male Aahs 男声コーラス(アーの発音)
5 Choir Aahs Soft 柔らかな歌い出しのコーラス(アーの発音) 6 Choir Aahs 混声コーラス(アーの発音)
7 Female Aahs 女声コーラス(アーの発音) 8 Choir Oohs 混声コーラス(ウーの発音)
9 Pop Chorus 少人数の透き通ったコーラスの声(テューの発音)
10 Pop Voice 少人数の透き通ったコーラスの声(テュッの発音) 11 Arpeggio Choir 順番に歌い出すコーラスの声
12 Melancholia 5 度上のパッドを重ねたコーラスの声 13 Spaced Voxx 大きくうねる幻想的なパッド
14 Voice Pad 909 ゆっくりとフィルターが閉まるコーラスの声とパッドを重ねたパッチ 15 Choir & Sweep 5〜6弦でシンセ・スイープ音がなるコーラスの声
16 Wide Vox 広がりがあるコーラスの声が重なったパッド 17 Choir & Pad 1 コーラスの声が重なった微かなアタック付きパッド
18 Choir & Pad 2 コーラスの声が重なった明るいパッド 19 Chorus Vox Pad 柔らかなコーラスの声とパッドを重ねたパッチ
20 Heavenly Pad ベルのアタックを含む明るいパッド 21 S&H Layer リズミックに変化する柔らかなパッド
22 Wide Pad 周期的なノイズのフィルター・スイープを重ねたパッド 23 Lost On Mars 風のようなパッド
24 Miaow Pad 高音域でゆっくりスイープするパッド 25 JUNO Polaris 大きくスイープするパッド
26 Darkshine 1 フェイザーの大きなうねりを含む明るいパッド 27 Darkshine 2 フェイザーの大きなうねりを含む重いパッド
28 Digi Saw Pad ゆっくりしたスピードでフィルターがスイープするパッド 29 Analog Drama 1 シンセ・ボイスを重ねたスイープ・パッド
30 Saws Sweep 1 デチューン感が少ないノコギリ波パッド 31 Saws Sweep 2 パンが LFO で変化するスイープ音
32 Xpensive Synth Pad シンセ・ボイスを重ねた柔らかなスイープ・パッド 33 Wall of Sand オルガンと明るいパッド
34 Super Bright Pad 1 広がりのあるアタック付き明るいパッド 35 Super Bright Pad 2 広がりのある明るいパッド
36 Pivotal Pad パンが周期的に変わるパッド 37 Pulsify 波のように大きな揺らぎのあるパッド
38 Vintage Orchestra オクターブ重ねの明るいパッド 39 Cosmos Pad パンがゆっくりと左右に揺れるパッド
40 Analog Drama 2 シンセ・ボイス風の穏やかなスイープ・パッド 41 Soft Pad Oct オクターブ重ねのソフト・パッド
42 Soft Pad シンプルなソフト・パッド 43 Pad / Bass 5〜6弦でベース、1 〜 4 弦でソフト・パッドがなるパッチ
44 Silky Way 揺らぎのあるソフト・パッド 45 JP-8 Haunting サイン波と三角波で作った JP-8 風パッド
46 Shifted Glass グラス・ハープのような音が重なった穏やかなパッド 47 Glass Voices コーラスの声とグラス・ハープのような音が重なったパッド
48 2.2 Warm Dream 金属的な要素を含むシンセ・ボイス風パッド
第6章 資料
41
第6章 資料
BANK No 音色名 音色説明
VOICE/ PAD
ETHNIC 1 Sitar シタール
49 Moving Fine Wine ステップ・フランジャーの掛かった動きのあるパッド 50 2.2 Bright Dream フランジャーが掛かったグラス・ハープ風パッド
51 Wine Pad 透明感があるグラス・ハープ風パッド 52 Glassy Pad パンが変化するコーラスの声とグラス・ハープのような音が重なったパッド
53 Darkshine 3 オルガン風パッド 54 Soundtrack Seal 5 度の音が重なったスイ−プ・パッド
55 Warm Pad 5 度の音が重なったパッド 56 Changes 4 度の音が重なった幻想的なパッド
2 Sitar & Morocco
Phrase
3 Sitar+Tampura シタールとタンプーラ(6 弦はドロップ D) 4 Sitar & Drone シタール(5 〜 6 弦でリズミックなドローン弦、1 〜 4 弦で旋律弦がなる
5 E.Sitar エレクトリック・シタール 6 Sitar & Tabla タブラの音色が重なったシタール・サウンド
7 Sitar & Tabla Phrase 4〜6弦にタブラ・フレーズを重ねたシタール 8 Sitar Pad パッドが加わったシタール・サウンド
9 Banjo バンジョー
10 5str Banjo 5 弦バンジョー(注:6 弦は発音しません) 11 Fiddle フィドル
12 Flat Mandolin フラット・マンドリン 13 Flat Mandolin Tremolo フラット・マンドリンのトレモロ奏法の音
14 Guitar & Morocco
Phrase
15 Koto 琴 16 Koto Heaven 金属的なアタックとパッドを加えたシンセ琴
17 Shamisen 三味線 18 Shamisen Ensemble 三味線の合奏
19 Synth Shamisen シンセ三味線 20 Sanshin 三線(沖縄の三味線)
21 Sanshin Soft 柔らかな音質の三線 22 Kayakeum カヤケウム(韓国の弦楽器。膝の上に水平に置いて弾く琴のようなもの)
23 Erhu 二胡(胡弓の一種) 24 Erhu Vib Soft 柔らかなビブラートの掛かった二胡
25 Erhu Vib Hard 速いビブラートの掛かった二胡 26 Erhu & China Phrase 二胡と京劇フレーズ
27 Ocarina オカリナ 28 Didgeridoo & Ocarina オカリナとディジリドゥー(声を出しながら演奏するオーストラリアの楽器)
29 India Flute インディア・フルート 30 Andes アンデス風の笛の音
31 Pan Pipes パンパイプ 32 Pan Pipes Soft 柔らかなアタックのパンパイプ
33 Zampona Soft サンポーニャ(アンデスの楽器。葦の茎を束ねて作った笛) 34 Zampona Hard 強いアタックのサンポーニャ
35 Shakuhachi 尺八 36 Shakuhachi & Drum
Phrase
37 Katmandu ディレイが掛かったカトマンズ風の笛の音 38 Legato Bamboo 柔らかな竹笛の音
39 Culture Flute 尺八風のアタックを含んだ笛の音 40 Peru Lead 葦笛にいろいろな笛を加えたパッチ
41 Mizmar ミズマール(エジプトの縦笛)
シタールとモロッコ風フレーズ
パッチ)
ナイロン弦ギターとモロッコ風フレーズ
のフレーズ
尺八と太鼓のフレーズ
42
BANK No 音色名 音色説明
ETHNIC 42 Mizmar Pad パッドが加わったミズマール・サウンド
43 Shanai シャナイ(インドの縦笛) 44 Dazin Shanai シャナイと二胡が重なったパッチ
45 Gamelan Breathy ディレイが掛かったガムラン風サウンド 46 Vox & Sitar & Tabla シタールとタブラ・フレーズに人の声を重ねた賑やかなパッチ
RHYTHM /PERC
1 Vibraphone ビブラフォン 2 Glockenspiel グロッケン
3 Xylophone シロフォン 4 Marimba マリンバ
5 Steel Drum スチール・ドラム 6 Timpani ティンパニー
7 Impact いろいろな音をミックスしたヒット 8 Orchestra Hit オーケストラ・ヒット
9 Philly Hit ブラスのコード・ヒット
10 Kalimba カリンバ 11 Agogo Bell アゴゴ・ベル
12 Jublag ジュブラック(バリの鉄琴。共鳴用の竹チューブが付いている) 13 Gamelan Set ガムラン・セット
14 Kajar カジャール(バリの楽器。金属の鍋のようなものを叩いた音) 15 Asian Gong アジアン・ゴング
16 Finger Bell フィンガー・ベル 17 Balaphone バラフォン(アフリカの木琴)
18 Angklung アンクラン(インドネシアの楽器。竹で出来たガラガラ) 19 Dragon ドラ
20 Vox Set ボイス・パーカッション 21 Vox & Perc. Kit ボイス・ドラムとパーカッションのキット
22 Drum & Perc. Kit ドラムとパーカッションのキット 23 Drum Kit ドラムとシンバルのキット
24 Machine & Perc. Kit エフェクト処理されたドラム・サウンドとパーカッションのキット 25 Machine Kit エフェクト処理されたドラム・サウンドとシンバルのキット
26 Guiro & Cowbell
Pattern
27 Latin Perc. Set カウベル、クイカ、ギロ、タンバリン、手拍子のセット 28 Conga Pattern コンガの 2 種類のパターンが 1 〜 3 弦と 4 〜 6 弦でなるパッチ
29 Tabla & Conga Set タブラとコンガの音色バリエーションが詰まったパッチ 30 Perc. & Morocco
Phrase
31 Bell & Morocco Phrase ガムラン・パーカッションとモロッコ風フレーズ 32 Vox & China Phrase ボイス・パーカッションと京劇フレーズ
33 Cuica & Drum Phrase クイカと太鼓フレーズ 34 Cuica & Samba Phrase クイカとサンバ・フレーズ
35 Steel Drum & Samba
Phrase
36 Brass & Samba Phrase ブラスとサンバ・フレーズ 37 Tambourine & Tabla
Phrase
38 Synth Pulse & Tabla
Phrase
39 Drum Kit Pattern 1 ドラムの 8 ビードのパターン 40 Drum Kit Pattern 2 ドラムの 8 ビートのパターンにディレイが掛かった賑やかなパッチ
41 Playmate ディレイが掛かったテクノ・コード 42 Delay Voice ディレイが掛かったボイス・パーカッション
43 Tribal Drums フランジャーが掛かった太鼓フレーズ 44 Street Noise 街の雑踏
1〜2弦でギロとカウベルの 2 種類のパターン、3 〜 6 弦で単音がなるパッ チ
パーカッションとモロッコ風フレーズ
スティール・ドラムとサンバ・フレーズ
タンバリンとタブラ・フレーズ
リズミックなシンセ音とタブラ・フレーズ
第6章 資料
43
第6章 資料
BANK No 音色名 音色説明
RHYTHM /PERC
45 FX Tom Hit ノイズとタムのヒット 46 Perc. Heaven ノイズ・パーカッション
47 Analog Snare アナログ・スネア・ドラム 48 5th Gong ゴングの音が重なった重たい音色
49 Back Noise リズミックなノイズ 50 Oxygen パルス的なノイズ

ユーザー・パッチ・リスト

No BANK BANK
No
1 BRASS 9 Tp Section 2 BASS/GTR 1 Wood Bass 3 PIANO 13 Rhodes 4 WIND 1 Fat Tenor Sax 5 STRINGS/ORCH 1 Strings 6 ORGAN/KB 1 Rock Organ 1 7 ETHNIC 2 Sitar & Morocco Phrase 8 VOICE/PAD 8 Choir Oohs
9 RHYTHM/PERC 5 Steel Drum 10 PIANO 1 Grand E.P 11 BASS/GTR 6 Fretless Bass 2 12 SYNTH/LEAD 5 GR-300 Saw 1 13 VOICE/PAD 51 Wine Pad 14 BRASS 3 Mute Trumpet 15 WIND 15 Piccolo 16 ORGAN/KB 25 Retro Clavi 17 STRINGS/ORCH 7 Strings Oct 18 SYNTH/LEAD 48 Morph 19 RHYTHM/PERC 33 Cuica & Drum Phrase 20 ETHNIC 17 Shamisen 21 VOICE/PAD 10 Pop Voice 22 PIANO 24 Silky E.P Pad 23 WIND 4 Alto Sax 24 ORGAN/KB 6 Purple Organ 25 BASS/GTR 12 Synth Bass 26 ETHNIC 30 Andes 27 RHYTHM/PERC 1 Vibraphone 28 RHYTHM/PERC 8 Orchestra Hit 29 VOICE/PAD 45 JP-8 Haunting 30 ORGAN/KB 33 Accordion 31 ORGAN/KB 35 Bell 32 WIND 14 Blues Harp Dist 33 BASS/GTR 7 Slap Bass 34 PIANO 6 Piano & Strings 35 BRASS 17 Pat Brass 36 ORGAN/KB 18 Cathedral 37 RHYTHM/PERC 36 Brass & Samba Phrase 38 STRINGS/ORCH 15 Violin Vib 39 BASS/GTR 32 Nylon & Strings 40 BASS/GTR 19 Res Bass 1 41 ORGAN/KB 41 Staccato Heaven 42 ETHNIC 9 Banjo 43 VOICE/PAD 16 Wide Vox 44 BRASS 1 Trumpet 45 PIANO 27 E.P & Strings 46 SYNTH/LEAD 62 Mental Chord 47 WIND 10 Brass Section & Baritone Sax 48 BASS/GTR 37 12 Str Guitar 49 BRASS 26 Fat Synth Brass 50 ETHNIC 16 Koto Heaven 51 PIANO 35 House 52 VOICE/PAD 26 Darkshine 1 53 RHYTHM/PERC 46 Perc. Heaven 54 BRASS 11 NewYork Brass 55 WIND 7 Baritone Sax 56 ORGAN/KB 15 Gospel Organ 57 BRASS 14 French Horns 58 SYNTH/LEAD 37 Qwak Lead 59 STRINGS/ORCH 18 Cello Vib 60 ETHNIC 3 Sitar + Tampura
音色名
No BANK BANK
No
61 VOICE/PAD 3 Jazz Scat Doos & Bop 62 RHYTHM/PERC 19 Dragon 63 PIANO 10 West Coast 64 WIND 18 Piccolo & Glocken 65 SYNTH/LEAD 10 Heavy Saws Lead 66 STRINGS/ORCH 24 Playback Strings 2 67 RHYTHM/PERC 35 Steel Drum & Samba Phrase 68 ETHNIC 24 Erhu Vib Soft 69 ORGAN/KB 29 Harpsichord 70 SYNTH/LEAD 29 Soft Lead 2 71 ORGAN/KB 37 Milky Way 72 ETHNIC 36 Shakuhachi & Drum Phrase 73 SYNTH/LEAD 53 Step Saws 74 STRINGS/ORCH 32 Strings & Bright Brass 75 BRASS 32 Brass It ! 76 SYNTH/LEAD 20 Reso Lead 1 77 SYNTH/LEAD 74 Phobia 78 RHYTHM/PERC 3 Xylophone 79 VOICE/PAD 39 Cosmos Pad 80 SYNTH/LEAD 82 For Synth Arpeggio 81 PIANO 17 Smooth Rhodes 82 BASS/GTR 23 Love Parade Bass 83 WIND 27 Oboe 84 SYNTH/LEAD 71 Delay Gate 85 VOICE/PAD 6 Choir Aahs 86 RHYTHM/PERC 48 5th Gong 87 SYNTH/LEAD 13 Daft Lead 88 ORGAN/KB 7 Rock Organ 3 89 VOICE/PAD 33 Wall of Sand 90 SYNTH/LEAD 65 Flack 91 BRASS 21 Xpensive Synth Brass 92 RHYTHM/PERC 12 Jublag 93 SYNTH/LEAD 91 Sugar Key 94 ETHNIC 20 Sanshin 95 VOICE/PAD 49 Moving Fine Wine 96 SYNTH/LEAD 1 Guitar Attack Soft Lead 97 STRINGS/ORCH 3 Dolce Strings 98 SYNTH/LEAD 41 GR-300 Saw 2 99 VOICE/PAD 20 Heavenly Pad
音色名
44

MIDI インプリメンテーション

Model: GR-20 Date: Dec. 18 2003 Version: 1.00
1. 受信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
●ノート・オフ
ステータス 第2 バイト 第3バイト 8nH kkH vvH 9nH kkH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH (0 - 127) vv= ベロシティー : 00H - 7FH (0 - 127) ※ ベロシティーは無視されます。
●ノート・オン
ステータス 第2 バイト 第3バイト 9nH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH (0 - 127) vv= ベロシティー : 01H - 7FH (1 - 127) ※ vv=00H の場合、ノート・オフ として受信します。
●コントロール・チェンジ
バンク・セレクト ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 00H mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) mm= バンク・ナンバー : 00H - 0 AH
※ バンク・セレクト LSB は無視します。 ※ ベーシック・チャンネルでのみ受信します。
フット・タイプ ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 04H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) vv= コントロール・バリュー : 00H - 7FH (0 - 127)
※ EXP PEDAL TYPE = FL、EFに設定されているときに受信し、EXP PEDAL が操
作されたのと同様に動作します。
※ ベーシック・チャンネルでのみ受信します。
ボリューム ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 07H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) vv= ボリューム : 00H - 7FH (0 - 127)
※ ベーシック・チャンネルでのみ受信します。
汎用操作子 3 ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 12H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= コントロール・バリュー : 00H - 7FH (0 - 127)
※ エンベロープ・フォロー使用時に受信します。
ホールド 1 ステータス BnH 40H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) vv= コントロール・バリュー : 00H - 7FH (0 - 127)
※ ベーシック・チャンネルでのみ受信します。
第2 バイト 第3バイト
00H-3FH=OFF, 40H - 7FH=ON
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2 バイト CnH ppH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) pp= プログラム・ナンバー : 00H - 7FH (0 - 127)
※ ベーシック・チャンネルでのみ受信します。 ※ 工場出荷時の、受信したプログラム・チェンジ番号と呼び 出されるパッチの対応は以下
の通りです。
※ PATCH LINK 機能により、受信したプログラムチェンジ番号と呼び出されるパッチの対
応を変更する事ができます。
バンク MSB プログラム・ナンバー PATCH
00 USER1 01 USER2 02 USER3 03 USER4 0: : 097 USER98 098 USER99
10 PIANO1 11 PIANO2 13 PIANO3
20 ORGAN/KB1 21 ORGAN/KB2 23 ORGAN/KB3
30 BASS/GTR1 31 BASS/GTR2 33 BASS/GTR3
40 BRASS1 41 BRASS2 43 BRASS3
50 WIND1 51 WIND2 53 WIND3
60 STRING/ORCH1 61 STRING/ORCH2 63 STRING/ORCH3
70 SYNTH/LEAD1 71 SYNTH/LEAD2 73 SYNTH/LEAD3
80 VOICE/PAD1 81 VOICE/PAD2 83 VOICE/PAD3
90 ETHNIC1 91 ETHNIC2 93 ETHNIC3
10 0 RYTHM/PERC1 10 1 RYTHM/PERC2 10 3 RYTHM/PERC3
::
::
::
::
::
::
::
::
::
::
45
第6章 資料
●ピッチ・ベンド・チェンジ
ステータス 第2 バイト 第3バイト EnH llH mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) mm,ll= バリュー : 00H, 00H - 7FH, 7FH (-8192 - +8191)
■チャンネル・モード・メッセージ
●オール・ノート・オフ
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7BH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12)
※ ベーシック・チャンネルのみ受信します。 ※ オール・ノート・オフを受信すると、オンしているノートすべてをオフします。
● OMNI OFF
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7CH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12)
※ ベーシック・チャンネルのみ受信します。 ※ オール・ノート・オフを受信した時と同じ処理を行ないます。
● OMNI ON
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7DH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12)
※ ベーシック・チャンネルのみ受信します。 ※ オール・ノート・オフを受信した時と同じ処理を行ないます。
●MONO
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7EH mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) mm= モノ数 : 00H - 10H (0 - 16)
※ ベーシック・チャンネルのみ受信します。 ※ オール・ノート・オフを受信した時と同じ処理を行ないます。
● POLY
ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 7FH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12)
※ ベーシック・チャンネルのみ受信します。 ※ オール・ノート・オフを受信した時と同じ処理を行ないます。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
ステータス データ・バイト ステータス F0H iiH ddH eeH F7H
F0H: システム・エクスクルーシブ ii = マニュファクチャラー ID: 41H (65)
dd ......ee = データ : 00H - 7FH(0 - 127)
F7H: EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ 詳細は、3. エクスクルーシブ・コミュニケーションズを参照してください。
2. 送信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
●ノート・オフ
ステータス 第2 バイト 第3 バイト 9nH kkH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH (0 - 127)
●ノート・オン
ステータス 第2 バイト 第3 バイト 9nH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH (0 - 127) vv= ベロシティー : 01H - 7FH(1 - 127)
●コントロール・チェンジ
バンク・セレクト ステータス 第2 バイト 第3 バイト BnH 00H mmH BnH 20H 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) mm= バンク・ナンバー : 00H, 00H - 0AH, 00H
フット・タイプ ステータス 第2 バイト 第3 バイト BnH 04H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - BH (ch.1 - ch.12) vv= コントロール・バリュー : 00H - 7FH (0 - 127)
※ EXP PEDAL TYPE = FL、EFに設定されているときに、EXPペダルを操作すると
その状態を送信します。
データ・エントリー ステータス 第2バイト 第3バイト BnH 06H mmH BnH 26H llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) mm,ll=RPN で設定されたパラメータに対するバリュー
■システム・リアルタイム・メッセージ
●アクティブ・センシング
ステータス FEH
※ アクティブ・センシングを受信すると、それ以降の全てのメッセー ジの間隔を監視する
状態になります。この状態で、メッセージ間隔が約 420msec を超えると、オール・ノー
ト・オフを受信したときと同じ処理をして、メッセージ間隔を監視 しない状態に戻りま
す。
46
ボリューム ステータス BnH 07H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= ボリューム : 00H - 7FH (0 - 127)
※GKピックアップや EXP ペダルで決まった音量情報を送信します。
第2 バイト 第3バイト
第6章 資料
汎用操作子 3 ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 12H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= コントロール・バリュー : 00H - 7FH (0 - 127)
※ エンベロープ・フォロー使用時に , 、弦の振幅情報を送信します。 ※ モノ・モード時のみ送信します。ポリ・モード時には送信しません。
ホールド 1 ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 40H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) vv= コントロール・バリュー : 00H, 7FH (0, 127) 00H=OFF, 7FH=ON
※ HOLD TYPE=H4に設定されているときに HOLD ペダルを操作すると、ペダルを踏
んだときに 7FH、離したときに 00H を送信します。
RPN MSB/LSB ステータス 第2 バイト 第3バイト BnH 65H mmH BnH 64H llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) mm=RPN で指定するパラメータ・ナンバーの上位バイト ll=RPN で指定するパラメータ・ナンバーの下位バイト
<<< RPN >>> コントロール・チェンジには、RPN ( レジスタード・パラメータ・ナンバー ) すなわち MIDI 規格で機能が定義されている拡張領域が、用意されています。 GR-20 が送信する RPN はピッチ・ベンド・センシティビティー (RPN#0) のみで、パッチ を切り替えたときなどに送信します。
RPN Data entry
LSB MSB LSB 解説                   
MSB 00H 00H 18H 00H ピッチ・ベンド・センシティビティー。
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2 バイト CnH ppH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) pp= プログラム・ナンバー : 00H - 7FH (prg.1 - prg.128)
※ 送信するプログラム・チェンジ番号と呼び出されるパッチの対応は以下の通りです。
バンク MSB プログラム・ナンバー PATCH
00 USER 1 01 USER 2 02 USER 3 03 USER 4 0: : 097 USER 98 098 USER 99
51 WIND 2 52 WIND 3
:: 60 STRING/ORCH 1 61 STRING/ORCH 2 62 STRING/ORCH 3
:: 70 SYNTH/LEAD 1 71 SYNTH/LEAD 2 72 SYNTH/LEAD 3
:: 80 VOICE/PAD 1 81 VOICE/PAD 2 82 VOICE/PAD 3
:: 90 ETHNIC 1 91 ETHNIC 2 92 ETHNIC 3
::
10 0 RYTHM/PERC 1 10 1 RYTHM/PERC 2 10 2 RYTHM/PERC 3
::
●ピッチ・ベンド・チェンジ
ステータス 第2 バイト 第3 バイト EnH llH mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16) mm,ll= バリュー : 00H, 00H - 7FH, 7FH (-8192 - +8191)
■システム・リアルタイム・メッセージ
アクティブ・センシング ステータス FEH
約 270msec. 間隔で常時送信します。
システム・エクスクルーシブ・メッセージ
ステータス データ・バイト ステータス
F0H iiH,ddH,.....,eeH F7H
F0H: システム・エクスクルーシブ ii=ID ナンバー : 41H (65) dd,...,ee= データ : 00H-7FH (0-127) F7H: EOX (End of Exclusive/System common)
※ 詳細は、3. エクスクルーシブ・コミュニケーションズを参照してください。
3. エクスクルーシブ・コミュニケーションズ
10 PIANO 1 11 PIANO 2 12 PIANO 3
:: 20 ORGAN/KB 1 21 ORGAN/KB 2 22 ORGAN/KB 3
:: 30 BASS/GTR 1 31 BASS/GTR 2 32 BASS/GTR 3
:: 40 BRASS 1 41 BRASS 2 42 BRASS 3
:: 50 WIND 1
GR-20 は、エクスクルーシブ・メッセージによって、システム・パラメーターおよびパッ チ・パラメーターを送受信できます。 また GR-20 はインクワイアリー・メッセージのアイデンティティー・リクエストを受信す るとアイデンティティー・リプライを送信します。
GR-20 では モデル ID: 00H 72H を使用します。 デバイス ID: 10H に固定されています。
47
第6章 資料
●リクエスト・データ 1 RQ1 (11H)
GR-20 に対してパラメーター送信を要求するメッセージです。アドレスとサイズによって 要求するパラメーターの種類や量を指示します。 GR-20 がこのメッセージを送信することはありません。このメッセージを受信したとき、次 の条件に当てはまれば要求されたパラメーターを送信します。
1.RQ1 で指定されるアドレスが、GR-20 の持つ所定のパラメーター・ベース・アドレスの どれかに該当する。
2. バルク・ロード待機状態にある。
以上の条件に当てはまるときそれに対応したパラメーターをデータ・セット 1 (DT1) メッ セージを使って送信します。
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 41H マニュファクチャラー ID(Roland) 10H デバイス ID (Dev=10H) 00H モデル ID MSB (GR-20) 72H モデル ID LSB (GR-20) 11H コマンド ID (RQ1) aaH アドレス MSB bbH アドレス ccH アドレス ddH アドレス LSB ssH サイズ MSB ssH サイズ ssH サイズ ssH サイズ LSB sum チェック・サム F7H EOX ( エンド・オブ・エクスクルーシブ )
●データ・セット 1 DT1 (12H)
このメッセージは次の場合に受信します。 このメッセージで指定されたアドレスが本体に存在するパラメーター・ベース・アドレスに 該当すれば、そのアドレスから受信データを格納します。
このメッセージは次の場合に送信します。 バルク・ダンプを実行した時。 または、システム・モードのバルク・ロード待機状態でデータ要求 (RQ1) を受信し、そこ で指定されたパラメーターを送信する時。
送受信されるパラメーターの詳細はパラメーター・アドレス・マップを参照してください。
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 41H マニュファクチャラー ID(Roland) 10H デバイス ID (Dev=10H) 00H モデル ID MSB (GR-20) 72H モデル ID LSB (GR-20) 12H コマンド ID (DT1) aaH アドレス MSB bbH アドレス ccH アドレス ddH アドレス LSB eeH データ :: ffH データ sum チェック・サム F7H EOX ( エンド・オブ・エクスクルーシブ )
/エクスクルーシブ・データ作成例/
USER BANK 01 のパッチ・パラメータに含まれる LEVEL, FREQ,RESO, TRANSPOSE の 設定を次のようにするには、下記のようなデータを送信してください。
LEVEL: 90 FREQ : 50 RESO : 60 TRANSPOSE : +1oct
送信するデータ:
F0H 41H 10H 00H 72H 12H 01H 00H 00H 06H 5AH 32H 3CH 03H 2EH F7H 1234 5 6 7 89
1. エクスクルーシブ・ステータス= F0H。
2. マニュファクチャラー ID で、ローランドは 41H です。
3. デバイス ID で、10H とします。
4. モデル ID で、GR-20 は 00H 72H です。
5. コマンド ID で、データ・セット1は 12H です。
6. アドレスです。スタート・アドレスの表 4-1 より、USER BANK 1 のスタート・アドレ ス= 01H 00H 00H 00H を得ます。次に、パッチ 表 4-4 より LEVEL のオフセッ ト・アドレス= 06H を得ます。それらのアドレスを加算して目的のアドレス 01H 00H 00H 06H が求まります。
 01H 00H 00H 00H (ユーザー・パッチのスタート・アドレス) +)       06H (レベルのオフセット・アドレス)
----------------------------­ 01H 00H 00H 06H
7. LEVEL の設定値は 90 です。表 A-1 より、16 進数では 2 桁で 5AH となります。
FREQ の設定値は 50 です。表 A-1 より、16 進数では 2 桁で 32H となります。 RESO の設定値は 60 です。表 A-1 より、16 進数では 2 桁で 3CH となります。 TRANSPOSE の設定値 +1oct は、表の 4-4 より、16 進数で 03H となります。
8. チェック・サムです。チェック・サム はアドレス、サイズ、およびチェ ック・サム自身 を加算した値の下位 7 ビットが 0 になる値です。具体的な計算方法は、送りたいエクス クルーシブ・メッセージのアドレスを aa bb cc ddH、データまたはサイズが ee ff hh iiH とすると、
aa + bb + cc + dd + ee + ff + hh + ii = sum sum ÷ 128 = quotient(商)...remainder(剰余) 128 - remainder = checksum ※ ただし sum=0 の時は checksum も 0 となります。
ここでの例では、
F0H 41H 10H 00H 72H 12H 01H 00H 00H 06H 5AH 32H 3CH 03H ??H F7H
address data checksum
ですから、上記の式に当てはめると、
01H + 00H + 00H + 06H + 5AH + 32H + 3CH + 03H = 1 + 0 + 0 + 6 + 90 + 50
+60+ 3=210(sum) 210(sum) ÷ 128 = 1(quotient) ...82(remainder) checksum = 128 - 82(remainder) = 46 = 2EH
となります。 16 進数のままで計算する場合は、
aa + bb + cc + dd + ee + ff = sum(xxH) sum(xxH) ÷ 80H = quotient(商)...remainder(剰余) 80H - remainder = checksum
48
とすればよいので、
01H + 00H + 00H + 06H + 5AH + 32H + 3CH + 03H = D2H D2H ÷ 80H = 01H(quotient) ...52H(remainder) checksum = 80H - 52H(remainder) = 2EH
となります。
9. エンド・オブ・エクスクルーシブ= F7H。
第6章 資料
●インクワイアリー・メッセージ
アイデンティティー・リクエスト
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ) 10H デバイス ID 06H サブ ID#1 01H サブ ID#2 F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ デバイス ID は 7FH (Broadcast) にも対応しています。 ※ アイデンティティー・リクエストを受信した場合、GR-20 は下記のアイデンティティー・
リプライを送信します。
アイデンティティー・リプライ
バイト 解説 F0H エクスクルーシブ・ステータス 7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ) 10H デバイス ID(10H 固定) 06H サブ ID#1 02H サブ ID#2 41H ID ナンバー(Roland) 72H 01H デバイス・ファミリー・コード 00H 00H デバイス・ファミリー・ナンバー・コード 00H 00H 00H 00H ソフトウェアー・リビジョン・レベル F7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ アイデンティティー・リクエストを受信した場合、GR-20 は上記のアイデンティティー・
リプライを送信します。
4. パラメーター・アドレス・マップ
アドレスおよびサイズは、7 ビットごとの 16 進表示です。
アドレス MSB LSB バイナリー 0aaa aaaa 0bbb bbbb 0ccc cccc 0ddd dddd 7 ビット・16 進 AA BB CC DD
サイズ MSB LSB バイナリー 0sss ssss 0ttt tttt 0uuu uuuu 0vvv vvvv 7 ビット・16 進 SS TT UU VV
表 4-1 Start Address
Start Address Contents and Remarks Table
00 00 00 00 System *4-2 00 01 00 00 System Patch Link Map *4-3 01 00 00 00 Patch USER 1 *4-4 01 00 01 00 Patch USER 2 *4-4 01 00 02 00 Patch USER 3 *4-4 01 00 03 00 Patch USER 4 *4-4 01 00 04 00 Patch USER 5 *4-4 01 00 05 00 Patch USER 6 *4-4 01 00 06 00 Patch USER 7 *4-4 01 00 07 00 Patch USER 8 *4-4 01 00 08 00 Patch USER 9 *4-4 01 00 09 00 Patch USER 10 *4-4 01 00 0A 00 Patch USER 11 *4-4 01 00 0B 00 Patch USER 12 *4-4 01 00 0C 00 Patch USER 13 *4-4 01 00 0D 00 Patch USER 14 *4-4 01 00 0E 00 Patch USER 15 *4-4 01 00 0F 00 Patch USER 16 *4-4 01 00 10 00 Patch USER 17 *4-4 01 00 11 00 Patch USER 18 *4-4 01 00 12 00 Patch USER 19 *4-4 01 00 13 00 Patch USER 20 *4-4 01 00 14 00 Patch USER 21 *4-4 01 00 15 00 Patch USER 22 *4-4 01 00 16 00 Patch USER 23 *4-4 01 00 17 00 Patch USER 24 *4-4 01 00 18 00 Patch USER 25 *4-4 01 00 19 00 Patch USER 26 *4-4 01 00 1A 00 Patch USER 27 *4-4
Start Address Contents and Remarks Table
01 00 1B 00 Patch USER 28 *4-4 01 00 1C 00 Patch USER 29 *4-4 01 00 1D 00 Patch USER 30 *4-4 01 00 1E 00 Patch USER 31 *4-4 01 00 1F 00 Patch USER 32 *4-4 01 00 20 00 Patch USER 33 *4-4 01 00 21 00 Patch USER 34 *4-4 01 00 22 00 Patch USER 35 *4-4 01 00 23 00 Patch USER 36 *4-4 01 00 24 00 Patch USER 37 *4-4 01 00 25 00 Patch USER 38 *4-4 01 00 26 00 Patch USER 39 *4-4 01 00 27 00 Patch USER 40 *4-4 01 00 28 00 Patch USER 41 *4-4 01 00 29 00 Patch USER 42 *4-4 01 00 2A 00 Patch USER 43 *4-4 01 00 2B 00 Patch USER 44 *4-4 01 00 2C 00 Patch USER 45 *4-4 01 00 2D 00 Patch USER 46 *4-4
01 00 2E 00 Patch USER 47 *4-4 01 00 2F 00 Patch USER 48 *4-4 01 00 30 00 Patch USER 49 *4-4 01 00 31 00 Patch USER 50 *4-4 01 00 32 00 Patch USER 51 *4-4 01 00 33 00 Patch USER 52 *4-4 01 00 34 00 Patch USER 53 *4-4 01 00 35 00 Patch USER 54 *4-4 01 00 36 00 Patch USER 55 *4-4 01 00 37 00 Patch USER 56 *4-4 01 00 38 00 Patch USER 57 *4-4 01 00 39 00 Patch USER 58 *4-4 01 00 3A 00 Patch USER 59 *4-4 01 00 3B 00 Patch USER 60 *4-4 01 00 3C 00 Patch USER 61 *4-4 01 00 3D 00 Patch USER 62 *4-4 01 00 3E 00 Patch USER 63 *4-4 01 00 3F 00 Patch USER 64 *4-4 01 00 40 00 Patch USER 65 *4-4 01 00 41 00 Patch USER 66 *4-4 01 00 42 00 Patch USER 67 *4-4 01 00 43 00 Patch USER 68 *4-4 01 00 44 00 Patch USER 69 *4-4 01 00 45 00 Patch USER 70 *4-4 01 00 46 00 Patch USER 71 *4-4 01 00 47 00 Patch USER 72 *4-4 01 00 48 00 Patch USER 73 *4-4 01 00 49 00 Patch USER 74 *4-4 01 00 4A 00 Patch USER 75 *4-4 01 00 4B 00 Patch USER 76 *4-4 01 00 4C 00 Patch USER 77 *4-4 01 00 4D 00 Patch USER 78 *4-4 01 00 4E 00 Patch USER 79 *4-4 01 00 4F 00 Patch USER 80 *4-4 01 00 50 00 Patch USER 81 *4-4 01 00 51 00 Patch USER 82 *4-4 01 00 52 00 Patch USER 83 *4-4 01 00 53 00 Patch USER 84 *4-4 01 00 54 00 Patch USER 85 *4-4 01 00 55 00 Patch USER 86 *4-4 01 00 56 00 Patch USER 87 *4-4 01 00 57 00 Patch USER 88 *4-4 01 00 58 00 Patch USER 89 *4-4 01 00 59 00 Patch USER 90 *4-4 01 00 5A 00 Patch USER 91 *4-4 01 00 5B 00 Patch USER 92 *4-4 01 00 5C 00 Patch USER 93 *4-4 01 00 5D 00 Patch USER 94 *4-4 01 00 5E 00 Patch USER 95 *4-4 01 00 5F 00 Patch USER 96 *4-4 01 00 60 00 Patch USER 97 *4-4 01 00 61 00 Patch USER 98 *4-4 01 00 62 00 Patch USER 99 *4-4
49
第6章 資料
表 4-2 System
offset ID min max
00 GK SENS 1 0 8 08 0="1" - 8="9" 01 GK SENS 2 0 8 08 0="1" - 8="9" 02 GK SENS 3 0 8 08 0="1" - 8="9" 03 GK SENS 4 0 8 08 0="1" - 8="9" 04 GK SENS 5 0 8 08 0="1" - 8="9" 05 GK SENS 6 0 8 08 0="1" - 8="9" 06 OUTPUT
LINE/AMP 07 SW MODE 0 1 01 0="1", 1="2" 08 MIDI CH 0 10 0A 00H="1ch" -
09 MIDI MONO/
POLY 0A MASTER
TUNE 0B reserve 7 7 07
0C GUITAR
0D reserve 0 0 00 0E reserve 0 0 00 0F reserve 0 0 00
表 4-3 Patch Link Map
offset MIDI bank
00 00 0 0 MSB 00 01 LSB 00 02 0 1 MSB 00 03 LSB
01 7E 0 127 MSB 01 7F LSB 02 00 1 0 MSB 02 01 LSB 02 02 1 1 MSB 02 03 LSB
03 7E 1 127 MSB 03 7F LSB 04 00 2 0 MSB 04 01 LSB 04 02 2 1 MSB 04 03 LSB
05 7E 2 127 MSB 05 7F LSB 06 00 3 0 MSB 06 01 LSB 06 02 3 1 MSB 06 03 LSB
07 7E 3 127 MSB 07 7F LSB 08 00 4 0 MSB 08 01 LSB 08 02 4 1 MSB 08 03 LSB
09 7E 4 127 MSB 09 7F LSB 0A 00 5 0 MSB 0A 01 LSB 0A 02 5 1 MSB 0A 03 LSB
0B 7E 5 127 MSB 0B 7F LSB 0C 00 6 0 MSB 0C 01 LSB
/
BASS GUITAR
select MSB
(dec)
0 1 01 0="Ln", 1="GA"
0 1 01 0="MONO",
0 127 7F 3fH="440.0Hz"
0
MIDI Prgram
: : :
: : :
: : :
: : :
: : :
: : :
max
(hex)
0aH="11ch"
1="POLY"
1 01 0="GUITAR",
Change Number
1="
GR-20 Patch
Number
BASS GUITA
offset MIDI bank
0C 02 6 1 MSB 0C 03 LSB
0D 7E 6 127 MSB 0D 7F LSB
0E 00 7 0 MSB 0E 01 LSB 0E 02 7 1 MSB 0E 03 LSB
0F 7E 7 127 MSB 0F 7F LSB 10 00 8 0 MSB
10 01 LSB
R"
10 02 8 1 MSB 10 03 LSB
11 7E 8 127 MSB 11 7F LSB 12 00 9 0 MSB 12 01 LSB 12 02 9 1 MSB 12 03 LSB
13 7E 9 127 MSB 13 7F LSB 14 00 10 0 MSB 14 01 LSB 14 02 10 1 MSB 14 03 LSB
15 7E 10 127 MSB 15 7F LSB
/RQ1 を使った応用例 / システム・データを全て取り出すには、GR-20 に対して次のデータを送信します。
F0 41 10 00 72 11 00 00 00 00 00 00 00 10 70 F7
/DT1 を使った応用例 / OUTPUT LINE/AMP をGA、S WMODE を2にするには、GR-20 に対して次のデー タを送信します。
F0 41 10 00 72 12 00 00 00 06 01 01 78 F7
select MSB
: : :
: : :
: : :
: : :
: : :
MIDI Prgram
Change Number
GR-20 Patch
Number
50
第6章 資料
表 4-4 Patch
offset
(Hex)
00 Preset
01 Preset
02 ATTACK 0 99 63 03 RELEASE 0 99 63 04 CHORUS 0 99 63 05 DELAY/
06 LEVEL 0 99 63 07 FREQ 0 99 63 08 RESO 0 99 63 09 TRANSPOSE 0 4 04 0="-2oct", 1="-1oct",
0A PLAYFEEL 0 4 04 0〜3="1" 〜 "4"、
0B EXP PEDAL 0 8 08 0="FV", 1="FL", 2="b1",
0C HOLD TYPE 0 3 03 0="H1",1="H2", 2="H3",
0D GLIDE TYPE 0 19 13 00H="d8", 01H="d7",
0E DELAY 0 99 63 0F Reserve 0 0 00
/RQ1 を使った応用例 / USER BANK 50 のデータを全て取り出すには、GR-20 に対して次のデータを送信します。
F0 41 10 00 72 11 01 00 31 00 00 00 00 10 3D F7
/DT1 を使った応用例 / USER BANK 10 の EXP PEDAL 設定を FLにするには、GR-20 に対して下記のデータ を送信します。
ID min max
PATCH
Number MSB
PATCH
Number LSB
REVERB
max
(dec)
0 3 03
0 127 7F
0 99 63
(hex)
Description
2="0", 3="+1oct",
4="+2Oct"
4="nd"、5="St"
3="b2", 4="b3", 5="b4", 6="b5", 7="b6", 8="EF"
3="H4"
02H="d6", 03H="d5", 04H="d4", 05H="d3", 06H="d2", 07H="d1", 08H="u1", 09H="u2", 0aH="u3", 0bH="u4", 0cH="u5", 0dH="u6",
0eH="u7", 0fH="u8",
10H="v1", 11H="v2",
12H="v3", 13H="v4"
表 A-1 10 進数対 16 進数対応表
MIDI では、データ・バリューや、エクスクルーシブ・メッセージのアドレス/サイズなど には、7 ビットごとの 16 進表記が使用されます。10 進数との対応表は次の通りです。
10 進 16 進 10 進 16 進 10 進 16 進 10 進 16 進
0 00H 32 20H 64 40H 96 60H 1 01H 33 21H 65 41H 97 61H 2 02H 34 22H 66 42H 98 62H 3 03H 35 23H 67 43H 99 63H 4 04H 36 24H 68 44H 100 64H 5 05H 37 25H 69 45H 101 65H 6 06H 38 26H 70 46H 102 66H 7 07H 39 27H 71 47H 103 67H 8 08H 40 28H 72 48H 104 68H
9 09H 41 29H 73 49H 105 69H 10 0AH 42 2AH 74 4AH 106 6AH 11 0BH 43 2BH 75 4BH 107 6BH 12 0CH 44 2CH 76 4CH 108 6CH 13 0DH 45 2DH 77 4DH 109 6DH
14 0EH 46 2EH 78 4EH 110 6EH 15 0FH 47 2FH 79 4FH 111 6FH 16 10H 48 30H 80 50H 112 70H 17 11H 49 31H 81 51H 113 71H 18 12H 50 32H 82 52H 114 72H 19 13H 51 33H 83 53H 115 73H 20 14H 52 34H 84 54H 116 74H 21 15H 53 35H 85 55H 117 75H 22 16H 54 36H 86 56H 118 76H 23 17H 55 37H 87 57H 119 77H 24 18H 56 38H 88 58H 120 78H 25 19H 57 39H 89 59H 121 79H 26 1AH 58 3AH 90 5AH 122 7AH 27 1BH 59 3BH 91 5BH 123 7BH 28 1CH 60 3CH 92 5CH 124 7CH 29 1DH 61 3DH 93 5DH 125 7DH 30 1EH 62 3EH 94 5EH 126 7EH 31 1FH 63 3FH 95 5FH 127 7FH
MIDI チャンネル、プログラム・チェンジなどを扱うとき、日常の 10 進数表現と値が 1 つ 異なる点にご注意下さい。例えばチャンネル 1 から 16 と表現する場合、0-15 を使います。 1 バイト/ 7 ビットのデータが表せる値は、0 から 127 までの 128 段階です。それ以上の 値を表現する場合は複数のバイトを使います。
F0 41 10 00 72 12 01 00 09 0B 01 6A F7
51
第6章 資料
ファンクション...
ベーシック チャンネル
モード
ノート ナンバー:
ベロシティ
アフター タッチ
ピッチ・ベンド
コントロール チェンジ
プログラム チェンジ
エクスクルーシブ
コモン
リアル タイム
その他
備考
送   信 受   信 備   考
電源ON時 設定可能
電源ON時 メッセージ 代用
音域
ノート・オン ノート・オフ
キー別 チャンネル別
:設定可能範囲
:ソング・ポジション :ソング・セレクト :チューン
:クロック :コマンド
:
オール・サウンド・オフ
:
リセット・オール・コントローラー
:
ローカルON/OFF
:オール・ノート・オフ
 :アクティブ・センシング :システム・リセット
1 16 1
16
モード3,4(M=6)
X
O 9n V=1–127 X 9n V=0
0–127
X X
O
O O O O O O O
O(MSB)のみ
O X O O O X
O 0–127
**************
O
X
X
X
X X
X X X X O X
1 16 1
16
モード3,4(M=6)
X
O X
0–127
X X
O
O 0–127
O *4
X X X O (123–127) O X
*1 電源オフ後も記憶されます。 *2 PLAYFEEL="nd"のときは、v=100。 *3 ベーシック・チャンネルでのみ受信します。 *4 バルク・ロード待機時のみ受信します。
GUITAR SYNTHESIZER
Model GR-20
Date : Dec. 18, 2003
Version : 1.00
MIDIインプリメンテーション・チャート
**************
**************
モード1:オムニ・オン、ポリ モード3:オムニ・オフ、ポリ
O:あり X:なし
モード2:オムニ・オン、モノ モード4:オムニ・オフ、モノ
X X
*1
*2
*1 *1 記憶される
記憶される
0, 32
4
6, 38
7 18 64
100, 101
*3 *3  *3  *3 
バンク・セレクト フット・タイプ データ・エントリー ボリューム 汎用操作子3(エンベロープ・フォロワー) ホールド1 RPNLSB,MSB(PitchBendSensitivityのみ)
システム・パラメーター、 ユーザー・パッチ・パラメーター
*3
X
X
X
52
第6章 資料

主な仕様

GR-20:ギター・シンセサイザー
●音源
ギター・コントロール音源:1 パート
● 同時発音数
48 音
● パッチ
ユーザー:99 プリセット:469
● ディスプレイ
7 セグメント 2 桁(LED)
● エフェクト
MULTI-FX(パッチに含まれる) コーラス ディレイ/リバーブ
● 接続端子
GK IN GUITAR OUT MIX IN L MIX IN R(MONO) OUTPUT L(PHONES) OUTPUT R(MONO) MIDI IN MIDI OUT AC IN
● 別売品
GK ケーブル:GKC-3(3m)、GKC-5(5m)、GKC-10(10m) ユニット・セレクター:US-20 GK パラレル・ボックス:GKP-4 ディバイデッド・ピックアップ:GK-3(ギター用) ディバイデッド・ピックアップ:GK-3B(ベース用)
962a
※ 製品の仕様および外観は、改良のため予告 なく変更する
ことがあります。
●電源
AC14V(付属 AC アダプター)
● 消費電流
600mA
● 外形寸法
313.8(幅)× 244.9(奥行き)× 63.1(高さ)mm ペダル傾き最大時:
313.8(幅)× 244.9(奥行き)× 97.5(高さ)mm
●質量
1.7kg(AC アダプターを除く)
● 付属品
取扱説明書 保証書 ユーザー登録カード AC アダプター BRC-100(BOSS) GK ケーブル(5m)
ディバイデッド・ピックアップ(GK-3) ※ GR-20S には付属していません。
53
索引
A
ATTACK .................................................................... 9, 20
B
BANK .................................................................................. 8
BASIC CHANNEL ........................................................ 29
BULK DUMP ................................................................. 26
BULK LOAD .................................................................. 27
C
CH ..................................................................................... 18
CHORUS .................................................................... 9, 20
D
DELAY ........................................................................ 9, 20
E
E FLW .............................................................................. 20
EXIT .................................................................................... 9
EXP PEDAL ....................................................... 9, 16, 23
F
FREQ .......................................................................... 8, 21
R
RELEASE ................................................................... 9, 20
RESO .......................................................................... 8, 21
REVERB ..................................................................... 9, 20
S
SW MODE ................................................................. 8, 26
SYSTEM EDIT ................................................................. 9
T
TRANSPOSE ............................................................ 9, 21
TUNER ............................................................................... 9
V
VALUE ................................................................................ 8
W
WRITE ........................................................................ 9, 24
アウトプット ............................................................. 8, 10
アウトプット・レベル ................................................. 10
アタック ..................................................................... 9, 20
G
GK ........................................................................................ 8
GK IN ............................................................................... 10
GK イン ........................................................................... 10
GLIDE ......................................................................... 9, 15
GLIDE TYPE .................................................................. 22
GUITAR OUT ................................................................ 10
H
HOLD .......................................................................... 9, 16
HOLD TYPE ................................................................... 23
L
LEVEL ......................................................................... 9, 20
M
MIDI CH .............................................................................. 9
MIDI チャンネル .......................................................9,29
MIX IN .............................................................................. 10
N
NUMBER ........................................................................... 8
O
OUTPUT .................................................................... 8, 10
OUTPUT LEVEL .......................................................... 10
OUTPUT SELECT ....................................................... 14
イグジット ......................................................................... 9
エクスプレッション・ペダル ....................................... 9
エクスプレッション・ペダル .............................. 16, 23
エンベロープ・フォロー ............................................. 20
カットオフ・フリケンシー ......................................... 21
基準ピッチ ...................................................................... 13
ギター・アウト .............................................................. 10
グライド ............................................................................. 9
グライドタイプ .............................................................. 22
グライド・ペダル ............................................................. 9
コーラス ..................................................................... 9, 20
コントロール・チェンジ ............................................. 29
システム・パラメーター ............................................. 26
システム・エディット .................................................... 9
P
PATCH EDIT .................................................................... 9
PATCH LINK SETUP ............................................. 9, 19
PLAY FEEL ............................................................... 9, 21
54
スイッチ・モード ............................................................. 8
索引
チャンネル ...................................................................... 18
チューナー ......................................................................... 9
チューナー機能 .............................................................. 13
ディスプレイ ..................................................................... 8
ディレイ ..................................................................... 9, 20
トランスポーズ .........................................................9,21
ナンバー ............................................................................. 8
パッチ .............................................................................. 14
パッチ・エディット ........................................................ 9
パッチ・リンク・セットアップ ............................ 9, 19
バリュー ............................................................................. 8
バルク・ダンプ .............................................................. 26
バルク・ロード .............................................................. 27
バンク ................................................................................. 8
バンク・セレクト ......................................................... 29
レゾナンス ................................................................. 8, 21
レベル ......................................................................... 9, 20
ローカル・コントロール・オフ .......................... 28, 30
ファクトリー・リセット ............................................. 31
フリケンシー ..................................................................... 8
プレイ・モード .............................................................. 12
プレイ・フィール .................................................... 9, 21
プログラム・チェンジ ................................................. 29
ベンド・レンジ .............................................................. 29
ホールド ............................................................................. 9
ホールドタイプ .............................................................. 23
ホールド・ペダル ............................................................ 9
ポリ・モード .................................................................. 28
ミックス・イン .............................................................. 10
モノ・モード .................................................................. 28
ライト ................................................................................. 9
リバーブ ..................................................................... 9, 20
リリース ..................................................................... 9, 20
55
お問い合わせの窓口
■ローランド製品全般に関するお問い合わせ先  (デジタル・ピアノ、シンセサイザー、デジタル・レコーダー、BOSSエフェクターなど)
ローランドお客様相談センター
■コンピューター・ミュージック関連製品に関するお問い合わせ先  (オーディオ&MIDIインターフェース、DTM音源モジュール、DTMソフトウェアなど)
ローランドDTMホットライン
電話受付時間: 午前10時〜午後5時(日曜および弊社規定の休日を除く)
修理に関するお問い合わせは・・・
※IP電話からおかけになって繋がらない場合には、お手数ですが、電話番号の前に0000(ゼロ4回)をつけて  NTTの一般回線からおかけいただくか、携帯電話をご利用ください。
※上記窓口の名称、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。
TEL:050-3101-2555
TEL:050-3101-2570
商品をお求めの販売店か、保証書封筒裏面にある「修理の窓口」 (サービスの窓口)に記載のサービスステーションへご相談ください。
03344434 ’05-4-4N
'05.4.5現在
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