Roland GR-20 User Manual [ja]

このたびは、ローランド ギター・シンセサイザー GR-20 をお買い上げいただきまして、ありが とうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に
「安全上のご注意」(P.2 〜 3) 「使用上のご注意」(P.4
をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みくだ さい。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
2004 ©ローランド株式会社 本書の一部、または全部を無断で 複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

警告
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
●この機器を使用する前に、以下の指示と 取扱説 明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
●修理/部品の交換などで、取扱説明書に 書かれ ていないことは、絶対にし ないでください。必
ずお買い上げ店またはロ ーランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
●次のような場所での使用や保存はしない でくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
●この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場 所に設 置しないでください。必ず安 定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008c
●ACアダプターは、必ず付属のものを、AC 100 V の電源で使用してください。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コー ドの上 に重いものを載せたりし ないでください。電源
コードに傷がつき、ショー トや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッド ホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴 になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使 用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴 りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医 師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいも の、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュー スなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントか ら外し、お買い上げ店
またはローランド・サービス に修理を依頼して ください。
○ACアダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
の中に描かれています。
2
警告
注意
013
●お子様のいるご家庭で使用する場合、お 子様の 取り扱いやいたずらに注 意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
●この機器を落としたり、この機器に強い 衝撃を 与えないでください。
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている 場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
102c
●AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き 差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線を しない でください。特に、電源タップ を使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被 覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ
プターとコンセントの間に ゴミやほこりがたま ると、絶縁不良を起こして火 災の原因になりま
す。
..............................................................................................................
104
●接続したコードやケーブル類は、繁雑に ならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届か ないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重 いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機 器本体やコンセントに抜き 差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器 との接続を外して
ください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダ プターをコ ンセントから外してください
(P.10)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
3

使用上のご注意

291a
2〜3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電 力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
302
●ACアダプターを長時間使用すると AC アダプター本体 が多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、 もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。変形、変色す
ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く 絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔 らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された 場合、以後の性能について保証できなくなります。また、
修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてく ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容 が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修
復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上 げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして、他の MIDI 機器
(シーケンサーなど)に保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
●他のMIDI 機器(シーケンサーなど)の失われた記憶内 容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。 ○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ さい。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
4

はじめに

GR-20は、高音質な音源を搭載した、簡単操作の「ギター・シンセサイザー」(以降ギター・シンセ)です。
ギターに取り付けた各弦独立式のピックアップ(ディバイデッド・ピックアップ)の出力から、各弦 ごとの音程や音量を分析し内蔵音源を鳴らします。また同時に、MIDI アウト端子から外部 MIDI 機器
(音源など)に対しても、ギターの演奏情報を送出することができます。

主な特長

● 通常のギター演奏と同じ感覚で、450 種類以上の膨大なシンセ・サウンドを自在に演奏するこ
● シンセ音のみでの使用はもちろん、ノーマル・ギター音にシンセ音を重ねるなど、様々な使い
● 通常のギター・サウンド用に別のエフェクターを使用する場合、その出力音をシンセ音にミッ
● 金属弦で、GK-3 または GK-2A(ディバイデッド・ピックアップ:別売)が正しく取り付けら
とができます。
かたができます。
クスすることができるミックス・イン・ジャックを装備しています。
れるものであれば、アコースティック・ギターとの組み合わせでも使うことができます。
● GK-3B または GK-2B(ベース用ディバイデッド・ピックアップ:別売)を取り付けたベース・ ギターとの組み合わせでも使うことができます。
● シンセ音用のエフェクト(リバーブ、ディレイ、コーラス)を搭載。豊かな広がりが得られま す。(P.20)
● 音の立ち上がりや減衰時間、エフェクトのかかり具合などを調整して、記憶させておくことが できます。(P.20)
● 本体の 2 つのフット・ペダルで、ホールド効果やグライド効果が得られます。(P.15)
● エクスプレッション・ペダルを装備。音量やフィルターなどを変化させることができます。
(P.16)。
● ギターの演奏を MIDI 情報として出力できますので、外部音源を鳴らしたり、MIDI シーケン サーの入力用としてもお使いいただけます。(P.28)
● ギター・チューナーを搭載。すばやく正しくチューニングが行えます。(P.13)
5
目次
安全上のご注意..................................................................................... 2
使用上のご注意..................................................................................... 4
はじめに .............................................................................................. 5
主な特長 ............................................................................................................................................................................... 5
各部の名称と働き ................................................................................. 8
フロント・パネル...............................................................................................................................................................8
リア・パネル.....................................................................................................................................................................10
第1章 音を出してみよう..................................................................11
ギターの準備.....................................................................................................................................................................11
接続のしかた.....................................................................................................................................................................11
電源を入れる.....................................................................................................................................................................12
出力レベルを調節する.....................................................................................................................................................12
入力感度を設定する(GK SENS)................................................................................................................................12
ギターのチューニングをする(チューナー機能).....................................................................................................13
出力する機器を設定する(OUTPUT SELECT).......................................................................................................14
音色(パッチ)を選ぶ.....................................................................................................................................................14
つまみで選ぶ........................................................................................................................................................ 14
GK ピックアップのスイッチで選ぶ ................................................................................................................15
フット・ペダルで選ぶ ....................................................................................................................................... 15
MIDI で外部機器から選ぶ ..................................................................................................................................15
弾いてみよう..................................................................................................................................................................... 15
フット・ペダルで音程を変える(GLIDE).................................................................................................................. 15
フット・ペダルで音の余韻を伸ばす(HOLD)..........................................................................................................16
エクスプレッション・ペダルで音色に変化をつける(EXP PEDAL).................................................................16
電源を切る......................................................................................................................................................................... 16
第2章 ギター・エフェクトと一緒に使おう ........................................17
接続のしかた..................................................................................................................................................................... 17
シンセ音とギター音の切り替え....................................................................................................................................18
マルチ・エフェクターとのコンビネーション...........................................................................................................18
チャンネル(CH)................................................................................................................................................18
パッチ・リンク・セットアップ(PATCH LINK SETUP)........................................................................ 19
第3章 好みの音色を作ろう...............................................................20
元になる音色を選ぶ.........................................................................................................................................................20
各つまみで音色を調節する............................................................................................................................................ 20
音の立ち上がりを調節する〜アタック(ATTACK)...................................................................................20
音の余韻を調節する〜リリース(RELEASE)..............................................................................................20
音の広がり感を調節する〜コーラス(CHORUS)...................................................................................... 20
音の残響を調節する〜ディレイ/リバーブ(DELAY/REVERB)........................................................... 20
音量を調節する〜レベル(LEVEL)................................................................................................................ 20
6
その他のパラメーターを調節する................................................................................................................................ 21
音の明るさを調節する〜カットオフ・フリケンシー(FREQ)................................................................21
音に独特のクセを付ける〜レゾナンス(RESO).........................................................................................21
音の高さを調節する〜トランスポーズ(TRANSPOSE)..........................................................................21
弾き心地を調節する〜プレイ・フィール(PLAY FEEL)......................................................................... 21
グライドの効きかたを選ぶ〜グライド・タイプ(GLIDE TYPE)........................................................................ 22
ホールドの効きかたを選ぶ〜ホールド・タイプ(HOLD TYPE)......................................................................... 23
エクスプレッション・ペダルで操作する効果を選ぶ〜エクスプレッション・ペダル(EXP PEDAL).......23
作った音色を記憶させる(WRITE).............................................................................................................................24
第4章 その他の機能........................................................................ 25
パッチをコピーする.........................................................................................................................................................25
パッチを入れ替える.........................................................................................................................................................25
フット・ペダルの機能を切り替える (SW MODE)...................................................................................................26
パッチとシステム・パラメーターの設定を外部機器に保存する(BULK DUMP)..........................................26
パッチとシステム・パラメーターの設定を外部機器から読み込む(BULK LOAD)....................................... 27
目次
第5章 外部音源やシーケンサーと接続する ........................................28
外部音源やシーケンサーとの接続................................................................................................................................ 28
送信モードを設定する ....................................................................................................................................... 28
MIDI チャンネル(BASIC CHANNEL)を設定する ................................................................................... 29
ベンド・レンジを設定する ...............................................................................................................................29
出力される MIDI 情報 .........................................................................................................................................29
ローカル・コントロール・オフ....................................................................................................................................30
第6章 資料.....................................................................................31
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)............................................................................................. 31
エクスプレッション・ペダルの調整............................................................................................................................31
GR-20 ベース・ギター対応について.......................................................................................................................... 32
GR-20 をベース・ギター対応/ギター対応に設定する............................................................................ 32
ベース・ギター対応設定とギター対応設定の動作の違い .........................................................................32
故障と思う前に.................................................................................................................................................................33
GR-20 単体で使っている場合.......................................................................................................................... 33
MIDI 機器を接続して使っている場合 .............................................................................................................33
その他.....................................................................................................................................................................34
パッチ・リスト.................................................................................................................................................................35
ユーザー・パッチ・リスト............................................................................................................................................ 44
MIDI インプリメンテーション....................................................................................................................................... 45
主な仕様 ............................................................................................................................................................................. 53
索引...................................................................................................54
7

各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.0-01(各部の名称と働き 1)
1. BANK(バンク)インジケーター
現在選ばれている音色のバンクが点灯します。MIDI や GKピックアップのスイッチによって外部からバンクが 切り替えられたときには、つまみの指標にかかわらず、 選ばれたバンクのインジケーターが点灯します。
2. BANK(バンク)つまみ
音色のバンクを選びます。バンクは音色を大きく 10 種 類のカテゴリーに分けています。また好みに合わせて変 更した音色はユーザー・バンクに記憶させることができ ます。(P.24)
3. ディスプレイ
現在選ばれている音色のナンバーを表示します。また、 パラメーターの設定 を変更し ているとき は設定値を表 示します。
音色がエディットされたときにはドットが点灯します。
(P.20)
4. NUMBER/VALUE (ナンバー/バリュー)つまみ
鳴らしたい音色のナンバーを選びま す。[BANK]つま み(2)で選んだ音色のカテゴリーの中で、さらに細か く音を選ぶことができます。
また、その他のパラメーターの変更時にも値を変化させ るのに使用します。
5. GK SIGNAL(GK シグナル) インジケーター
ディバイデッド・ピックアップからの信号の強弱に合わ せて点灯します。
6. GK SENS(GK センス)ボタン
ディバイデッド・ピックアップの出力に合わせて感度調 整をするときにこのボタンを押します。
この調整がうまく 合ってい ないと誤動 作の原因になる 場合があります。ご自分のギターに合わせて正確に調整 してください。(P.12)
7. OUTPUT/FREQ(アウトプット/ フリケンシー)インジケーター
システム・パラメーターの OUTPUT セレクト、または パッチ・パラメーターの FREQ の変更時に点灯します。
(P.14、P.21)
8. SW MODE/RESO(スイッチ・モード /レゾナンス)インジケーター
システム・パラメーターの SW MODE、またはパッチ・ パラメーターの RESO の変更時に点灯します。(P.21、 P.26)
8
各部の名称と働き
9. PATCH LINK SETUP/TRANSPOSE (パッチ・リンク・セットアップ/
トランスポーズ)インジケーター
システム・パラメーターの PATCH LINK SETUP、ま たはパッチ・パラメーターの TRANSPOSE の変更時に 点灯します。(P.19、P.21)
10. MIDI CH/PLAY FEEL(MIDI チャンネル
/プレイ・フィール)インジケーター
システム・パラメーターの MIDI CH、またはパッチ・パ ラメーターの PLAY FEEL の変更時に点灯します。
(P.18、P.21)
11. SYSTEM EDIT (システム・エディット)ボタン
システム・パ ラメ ータ ーを変更す ると きに 押します。
(P.14、P.18、P.19、P.26、P.27)
12. PATCH EDIT(パッチ・エディット)ボ
タン
パッチ・パラメーターを変更するときに押します。
(P.21)
21. EXP PEDAL(エクスプレッション・ ペダル)ボタン
エクスプレッション・ペダルの機能を選ぶときに押しま す。(P.23)
22. GLIDE TYPE
(グライド・タイプ)ボタン
グライド・ペダルの機能を選ぶときに押します。(P.22)
23. HOLD TYPE
(ホールド・タイプ)ボタン
ホールド・ペダルの機能を選ぶときに押します。(P.23)
24. GLIDE(グライド)ペダル
音にグライド効果を与えるときに踏みます。(P.15)
25. GLIDE(グライド)インジケーター
グライド・ペダルの操作により、点灯または点滅します。
26. HOLD(ホールド)ペダル
音にホールド効果を与えるときに踏みます。(P.16)
13. ATTACK(アタック)つまみ
音色の立ち上がる速さを調節します。(P.20)
14. RELEASE(リリース)つまみ
音色の余韻の長さを調節します。(P.20)
15. CHORUS(コーラス)つまみ
コーラスの深さを調節します。(P.20)
16. DELAY/REVERB (ディレイ/リバーブ)つまみ
ディレイやリバーブの深さを調節します。(P.20)
17. LEVEL(レベル)つまみ
シンセ音のパッチごとの音量を調整します。(P.20)
18. EXIT(イグジット)ボタン
操作を途中で止め たり、元の状 態に戻る ときに押しま す。
19. WRITE(ライト)ボタン
パッチを書き込む(記憶させる)ときや、コピーすると きに押します。(P.24、P.25)
27. HOLD(ホールド)インジケーター
ホールド・ペダルの操作により、点灯または点滅します。
28. エクスプレッション・ペダル
音量調節や音色に 連続的な 変化を与え るときに操作し ます。(P.16)
エクスプレッション・ペダルを操作するときは、可動 部とパネルの間に指を挟まないように注意してくださ
い。
お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱 いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、
監視/指導してあげてください。
20. TUNER(チューナー)ボタン
チューナー機能を使うときに押します。(P.13)
9
各部の名称と働き

リア・パネル

fig.0-02(各部の名称と働き 2)
29. GK IN(GK イン)コネクター
付属の GK ケーブル(または GKC-3/5/10(別売))で ディバイデッド・ピックアップと接続します。
市販の GK 対応ギターとの接続については、各ギター・
メーカーや販売店にお問い合わせください。
30.
GUITAR OUT(ギター・アウト)ジャック
ギターのノーマル・ピックアップからの音が出力されま す。お手持ちのギターアンプやギター・エフェクターに 接続します。
31. MIX IN(ミックス・イン)
R(MONO)/L ジャック
ここに入力された音は GR-20 のシンセ音とミックスさ れて OUTPUT ジャック(32)に出力されます。
GUITAR OUT ジャック(30)から外部エフェクターへ 接続する場合、エフェクターの出力をこのジャックに接 続すると OUTPUT ジャック(32)からシンセ音とエ フェクトのかかった ギター音 がいっしょ に出力されま す。(P.17)
32. OUTPUT(アウトプット)
R(MONO)/L(PHONES) ジャック
GR-20 のシンセ音と MIX IN ジャック(31)に入力され た音がミックスされて出力されます。モノラル・アンプ につなぐ時は、R (MONO) に接続してください。
なお、L (PHONES) 側はヘッドホン・ジャック(ステレ オ)としても使用できます。(ただし L (PHONES) にヘッ ドホンを接続して使用している時には、R (MONO) をア ウトプットとして同時使用することはできません。)
GUITAR OUT ジャック(30)と MIX IN ジャック(31) に何も接続しな いときは、ギ ターのノ ーマル・ピック アップの音もここにミックスされて出力されます。
33. OUTPUT LEVEL(アウトプット・ レベル)つまみ
アウトプット・ジャックから出力される音量を調節します。
34. MIDI IN/OUT(MIDI イン/アウト)コネ クター
外部 MIDI 機器を接続し、MIDI データの送受信をするた めのコネクターです。
35. POWER(電源)スイッチ
電源をオン/オフします。
36. AC アダプター・ジャック
付属の AC アダプター(BRC-100)を接続します。
付属の AC アダプター以外は絶対に使用しないでくだ さい。それ以外のアダプターを接続すると、故障の原
因になる場合があります。
37. コード・フック
AC アダプターのコードを掛けて、AC アダプターの抜 けを防ぎます。
38. 盗難防止用ロック ( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続 することができます。
http://www.kensington.com/
ギターのアウトプットがディバイデッド・ピックアップ
のノーマル・ピックアップ入力ジャックに接続されてい る場合に限ります。
10

第1章 音を出してみよう

ACアダプター
(BRC-100)
GK-3/GK-2A付きギター
/市販のGK対応ギター
GK-3B/GK-2B付き
ベース・ギター
ギター音用アンプ/
ギター・エフェクター
L
R
AUX、LINEIN端子へ
ステレオ・セット、ラジカセなど
シンセ音用アンプ
(キーボード用アンプ、PAシステムなど)
LR
ステレオ・ヘッドホン
OUTPUTジャック(L) は、ステレオ・ヘッド ホン・ジャックとして も使用できます。 一方をライン・アウ ト、他方をヘッドホ ン・アウトとして同時 使用すること(モノラ ル・プラグとステレ オ・プラグの併用)は できません。
または

ギターの準備

GR-20を使用するには、Roland GK-3/GK-2Aなどの各弦 独立した信号を出力できるディバイデッド・ピックアッ プ (GK ピックアップ)を装着したギター、または
Roland GK-3B/GK-2B などのベース用ディバイデッド・ ピックアップを装着したベース・ギターが必要です。
GK ピックアップの取り付けかたについては、GK ピック
アップの取扱説明書をご覧ください。
ネックの反りやフレットの摩耗などによる弦のビビリ や、オクターブ調整のズレは誤発音の原因になりますの でご注意ください。

接続のしかた

fig.1-01(接続図)
現在ギター・メーカー各社から、GK ピックアップ内蔵ギター や同等の機能を内蔵したGK対応ギターが発売されています。
詳しくはギター販売店、または各ギター・メーカーにお問い 合せ下さい。
ベース・ギターで使用するときは、第 6 章 資料 GR-20 を ベース・ギター対応/ギター対応に設定する(P.32)の手
順でベース・ギター対応に設定してください。
921
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピー カーなどの
破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を 絞った状態 で電源を切ってください。
※ アンプのボリュームは、すべての機器の電源 をオンにし
たあとに上げてください。
※ モノで出力する場合は、OUTPUT ジャックの
R(MONO) 側にケーブルを接続してください。
924
※ACアダプターのコードは図のようにコード・フックに固
定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、 プラグが抜けて電源が切れて しまうことや、AC アダプ
ター・ジャックに無理な力が加わることを 防ぐことがで きます。
fig.1-02(コード・フック)
11
第1章 音を出してみよう

電源を入れる

941
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。 手順を間違えると、誤動作を起こしたりスピーカーなどが破
損する恐れがあります。
MIX IN に接続されている機器がある場合は、その機器の
1.
電源を入れます。
GR-20 の電源を入れます。
2.
電源を入れた後、パネル上のインジケータとディスプレイが 図のようになったら演奏ができる状態です。この状態を「プ
レイ・モード」と呼びます。
プレイ・モードになる前に、ギター対応またはベース・ギター 対応に設定されているかを表示します。
ギター対応設定:
ベース・ギター対応設定:
※ ギター対応/ベース・ギター対応の切り換えについては、
P.32 をご覧ください。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンして からしばら
くは動作しません。
fig.1-03(プレイモード)



入力感度を設定する(GK SENS)

ディバイデッド・ピックアップの取り付け状態やピッキング の強さに応じて、各弦の入力感度を調節します。
この調整がうまくできていないと誤動作の原因になる場合が あります。GR-20 の能力を最大限にお使いいただくため、
この調整は必ず行ってください。
※ この設定は最初に一度行うとGR-20内部に設定が記憶さ
れますので、次回からは行わなくても 大丈夫ですが、弦 を交換された場合や弦高を調整された場合、別の GK ギ
ターを使用する場合などは、再度設定作業 を行ってくだ さい。
※ ベース・ギターでご使用の場合、以下の 操作では、弦名
およびディスプレイの表示をを次のよう に読み替えてく ださい。
6弦 →B弦 5弦 →E 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:4 弦)
4弦 →A 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:3 弦) 3弦 →D 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:2 弦) 2弦 →G 弦(一般的な 4 弦ベースの場合:1 弦)
1弦 →C弦
[GK SENS]ボタンを押します。
1.
942
3.
アンプの電源を入れます。

出力レベルを調節する

GR-20 の出力レベルを、リア・パネルの[OUTPUT LEVEL] つまみで調節します。
右(MAX 方向)に回すほど音量は大きくなり、左(MIN 方 向)に回し切るとゼロになります。
※ 通常は、中央付近でお使いください。
fig.1-10(レベル)
2.
6 弦だけを弾きます。
ディスプレイの左側の桁に6と表示され、6 弦が弾か れたことを示します。
右側の桁には GK SENS の設定値が表示されます。また この時 BANK インジケーターがレベル・メーター表示に
なり、ギター信号の強さを表示します。
※ 弾いた弦の番号がディスプレイの左側の 桁にうまく表示
されない場合、HOLD ペダル、GLIDE ペダルを数回踏ん で目的の弦番号を表示させてください。
fig.1-04(GK センス)
レベル・メーター表示
感度を調節します。
3.
[NUMBER/VALUE]つまみを回して感度を調節します。
ディスプレイの右側の数字が大きくなる ほど感度が上が ります。強くピッキングしたときにレ ベル・メーターが
一瞬全点灯する程度に合わせてください。
12
第1章 音を出してみよう
C
C#
D
D#
E
F
F#
G
G#
A
A#
B
※GKピックアップの UP/S2 ボタンと DOWN/S1 ボタン
でも、同様に感度を調節することができます。
5弦〜1弦についても同様に操作2 〜 3を行い、全ての弦の
4.
感度を調節します。
5.
[GK SENS]ボタンまたは[EXIT]ボタンを押します。
設定した GK SENS の値が GR-20 に記憶され、プレイ・ モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻る前に電源を切ると、設定 が記憶さ
れませんのでご注意ください。
ベース・ギターで使うときは、ディスプレイの左側に表示さ れる番号が以下の表のようになります。
表示番号 1 2 3 4 5 6 4 弦ベース 1G 弦 2D 弦 3A 弦 4E 弦 5 弦ベース 1G 弦 2D 弦 3A 弦 4E 弦 5B 弦 6 弦ベース 1C 弦 2G 弦 3D 弦 4A 弦 5E 弦 6B 弦
[NUMBER/VALUE]つまみを 少しだけ 回すと、現在の
基準ピッチが数秒間表示されます。この間にさらに
[NUMBER/VALUE]つまみを 回すと、基準 ピッチを変
えることができます。
※ 基準ピッチは 427 Hz 〜 452 Hz の間で調節できます。
工場出荷時は 440 Hz になっています。
※ ここで調節した基準ピッチは、チューナー 機能を終了し
た際に記憶されます。それ以前に電源 を切った場合、設 定は記憶されませんのでご注意下さい。
3.
チューニングする弦を開放で正確に弾きます。
ディスプレイに音名が表示されます。
fig.1-051()
ギターのチューニングをする
(チューナー機能)
GR-20 は各弦の音程を分析し音源を鳴らしますので、チュー ニングは正確に行ってください。
※ 正しくチューニングが行われていないと、発 音する音程
がズレるなどの誤動作の原因になる場合があります。
[TUNER]ボタンを押します。
1.
[TUNER]ボタンが点灯し、チューナー機能がオンにな
ります。現在の基準ピッチの下 2 桁がディスプレイに約 2 秒間表示され、チューニングができる状態になります。
例:基準ピッチが 440Hz の場合
fig.1-05(基準ピッチ)
※ HOLD ペダルと GLIDE ペダルを同時に踏んで、チュー
ナー機能をオンにすることもできます。
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、基準ピッチを合わせます。
チューニングします。
4.
パネル上のインジケーターを見ながらチ ューニングを行 います。正しくチューニングされると、中 央の緑のイン
ジケーターだけが点灯します。
fig.1-06(チューニング)
音が高いとき音が低いとき
手順3〜4を繰り返して、全ての弦をチューニングします。
5.
6.
[TUNER]または[EXIT]ボタンを押して、チ ューナー
機能を終了させます。
基準ピッチを変更した場合、基準ピッ チが記憶され、プ レイ・モードに戻ります。
※ 基準ピッチを記憶している間は、ディスプ レイのドット
が点滅します。その間は電源を切らないでください。
13
第1章 音を出してみよう
出力する機器を設定する
(OUTPUT SELECT)
OUTPUT に接続する機器を指定します。それぞれの機器で最 適な音色が出るように GR-20 内部で音色が調節されます。
※ MIX IN に入力された音には効果はありません。
[SYSTEM EDIT]ボタンを数回押して、OUTPUT/FREQ
1.
インジケーターを点灯させます。
fig.1-07(アウトプットセレクト)
2.
[NUMBER/VALUE]つまみで、設定を切り替えます。
ギター・アンプ

音色(パッチ)を選ぶ

パッチとは?
「パッチ」とは GR-20 の音色の単位で、音の種類のほか、リ
バーブやコーラスなどのエフェクトの設定情報などを 1 つに まとめたものです。
GR-20 では、そのパッチを音の種類により 10 種類のバンク に分け、さらにその中でナンバーを付けて分類しています。
プレイ・モードでは、その時選ばれているパッチが BANK イ ンジケーターとディスプレイに表示されています。
また、パッチの設 定はお好 みに合わ せて変更(エディット) ができ、変更した音色は USER バンクに保存することができ ます。(P.24)
パッチは次の方法で選ぶことができます。

つまみで選ぶ

[BANK]つまみで、音色の種類を選びます。
1.
10 種類の音色バンクと USER バンクの中から鳴らした いバンクを選びます。
GR-20 をギター・アンプに接続してお使いになるときは こちらに設定してください。
ライン
キーボード用アンプ、ミキサー、ヘッドホン、MTR など に接続してお使いになるときはこちらに設定して下さい。
※ ベース・アンプでお使いの場合は、ラインに設 定してく
ださい。
[EXIT]ボタンを押します。
3.
設定が記憶され、プレイ・モードに戻ります。
※ 設定を記憶している間は、ディスプレイのド ットが点滅
します。その間は電源を切らないでください。
※ プレイ・モードに戻らずに電源を切ったと きは、設定は
記憶されませんのでご注意ください。
[NUMBER/VALUE]つまみで、さらに細かく音色を選び
2.
ます。
[NUMBER/VALUE]つまみを回 すとディ スプレイの表
示が変わり、さらに細かく音色を選ぶことができます。
fig.1-08(サウンドセレクト)
14
第1章 音を出してみよう

GK ピックアップのスイッチで選ぶ

プレイ・モードでは、GK ピックアップの UP/S2 ボタンと DOWN/S1 ボタンで、ナンバーが上下します。
バンクの上端または下端まで行くと次のバンクに移ります。
fig.1-09(S1/S2)

フット・ペダルで選ぶ

GR-20 の 2 個のフット・ペダルには、工場出荷時にそれぞれ ホールド機能、グライド機能が設定されていますが、この設
定を変えることにより、ペダル操作で音色を選ぶことができ るようになります。
詳しくはフット・ペダル の 機能を切り 替 える (SW MODE)
(P.26)をご覧ください。

弾いてみよう

実際に弾いてみましょう。その際、次のことにご注意ください。
GR-20 がプレイ・モード(電源投入時の状態)になって
1.
いることを確認します。
プレイ・モード以外では音が出ない場合があります。
2.
GK ピックアップの切り替えスイッチを「GK」(GK-2A の 場合「SYNTH」)に設定します。
このスイッチが「GUITAR」になっ ていると、ギターの ノーマル・ピックアップの音が出力されます。また「MIX」
になっていると、シンセの音にギター のノーマル・ピッ クアップの音がミックスされて出力されます。
GK ピックアップのボリュームを右方向に回します。
3.
このボリュームは GR-20 のシンセの音量をコントロールしま す。
fig.1-11(GK-3)

MIDI で外部機器から選ぶ

MIDI IN コネクターに外部機器(マルチ・エフェクターなど) を接続し、外部機器の操作で GR-20 の音色を選ぶことがで
きます。
詳しくはマルチ・エフェクターとのコンビネーション(P.18) をご覧ください。
フット・ペダルで音程を変える
(GLIDE)
GLIDE ペダルを踏むと、演奏中のシンセ音の音程がスムーズ に変化します。
変化のしかたは音色によって異なり、また、お好みによって その変化のしかたを変えることもできます。(P.22)
fig.1-12(GLIDE)
※ ペダルを踏んでいる間、GLIDE インジケーターが点滅し
ます。
15
第1章 音を出してみよう

フット・ペダルで音の余韻を伸ば す(HOLD)

HOLD ペダルを踏んでいる間、演奏中のシンセ音の余韻を伸 ばす効果が得られます。効果のかかりかたは音色によって異
なり、また、お好みによりその効果のかかりかたを変えるこ ともできます。(P.23)
fig.1-13(HOLD)
※ ペダルを踏んでいる間、HOLD インジケーターが点滅し
ます。

電源を切る

電源を切るときは、必ず次の手順で行ってください。
アンプの電源を切ります。
1.
2.
GR-20 の電源を切ります。
3.
MIX IN に接続されている機器の電源を切ります。

エクスプレッション・ペダルで音色 に変化をつける(EXP PEDAL)

エクスプレッション・ペダルで、シンセ音の音量や音色など を連続的に変化させることができます。
効果のかかりかたは音色によって異なり、また、お好みによ りその効果のかかりかたを変えることもできます。(P.23)
fig.1-14(EXP)
16

第2章 ギター・エフェクトと一緒に使おう

ギター・アンプ
▼
▼
▼
▼
▼
お手持ちのエフェクターを使い、ギター本来の音色とギター・シンセ音を組み合わせて、より効果的な音づくりを することができます。
ギターのノーマル・ピックアップの音は GK ケーブルを通り GR-20 の GUITAR OUT ジャックから出力されます。
またエフェクターを通した音は GR-20 の MIX IN に接続することにより、GR-20 の中でシンセ音とミックスする ことができます。
※ ギターのアウトプットは、GK ピックアップのノーマル・ピックアップ入力ジャックに接続してください。

接続のしかた

● コンパクト・エフェクターや、MIDI 端子のないマルチ・エフェクターとの組み合わせ
fig.2-01(エフェクト接続 1)
kome
※ OUTPUT SELECT を「ギター・ア
ンプ」にしてお使いください。
(P.14)
●MIDI 端子のあるマルチ・エフェクターとの組み合わせ
fig.2-02(エフェクト接続 2)
キーボード用アンプ、PAシステムなど
▼
▼▼▼
▼
▼
※ マルチ・エフェクターは
ギター・アンプ・シミュレータ:オン アウトプット・セレクト:ライン
でお使いください。
▼
▼
▼
▼
マルチ・エフェクター
※ 本機の OUTPUT SELECT を「ライン」にしてお使いください。(P.14)
※ マルチ・エフェクターにアンプ・シミュレーターがない場合は、本機の OUTPUT SELECT を「ギター・アンプ」にした
上で(P.14)、ギター・アンプに接続してお使いください。
17
Loading...
+ 39 hidden pages