Roland FANTOM XR User Manual [ja]

デモ曲を聴いてみよう
fig.03-001
1. [SHIFT]を押しながら[MENU]を押します。
Demo Menu 画面が表示されます。
2. VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押して、曲を選びます。
「ALL」を選ぶと、1 曲目から順に演奏されます。
3. [ENTER]を押してデモ・プレイを始めます。
デモ・ソングが最後まで再生されると自動的に止まります。 曲の再生中に[EXIT]を押すと、Demo Menu 画面に戻ります。
4. [EXIT]を押して、もとの画面に戻します。
このたびは、ローランド Fantom-XR をお買い上げいただき、まことにありがとうござい ます。
201a
取扱説明書
1
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
202
 2004 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
2 32
4
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書を よく読んでください。
..............................................................................................................
002b
● この機器を分解したり(取扱説明書に記載されている 指示(P.166, P.168)を除く)、改造したりしないで ください。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていな いことは、絶対にしないでください。必ずお買い上げ 店またはローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖
房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や
湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
警告 警告
2
005
● この機器の設置には、ローランドが推奨する ラッ ク (SYR シリーズ)を使用してください。
..............................................................................................................
006
● この機器の設置にラック(SYR シリーズ)を使用する
場合、ぐらつくような所や傾いた所にラックを設置し ないでください。安定した水平な所に設置してくださ い。機器を単独で設置する場合も、同様に安定した水 平な所に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセントに差し
込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してください。
また、付属の電源コードを他の製品に使用しないでく ださい。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重い
ものを載せたりしないでください。電源コードに傷が つき、ショートや断線の結果、火災や感電の恐れがあ ります。
..............................................................................................................
警告
注意
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アンプ、ス ピーカーと組み合わせて使用した場合、設定によって は永久的な難聴になる程度の音量になります。大音量 で、長時間使用しないでください。万一、聴力低下や 耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に 相談してください。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など) や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでくだ さい。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源コードを コンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・ サービスに修理を依頼してください。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたと
き ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱 いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、 監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えな いでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでくだ さい。特に、電源タップを使用している場合、電源タッ プの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コー ドの被覆が溶けることがあります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローラン ド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
022a
● 基板(SRX シリーズ、DIMM)を取り付ける前に、機 器本体の電源を切って電源プラグをコンセントから外 してください。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生 しないで下さい。大音量によって耳を痛めたり、スピー カーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
024
● 電源コードのアースを確実に取り付けてください。感 電の恐れがあります。
安全上のご注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保たれてい る場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差しすると きは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミやほこり を拭き取ってください。また、長時間使用しないとき は、電源プラグをコンセントから外してください。電 源プラグとコンセントの間にゴミやほこりがたまる と、絶縁不良を起こして火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないよう に配慮してください。特に、コードやケーブル類は、 お子様の手が届かないように配慮してください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置か ないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器本体や コンセントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
108a
● この機器を移動するときは、電源プラグをコンセント から外し、外部機器との接続を外してください。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プラグを コンセントから外してください(P.19)。
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグをコンセ ントから外してください。
..............................................................................................................
115a
● 指定の基板(SRX シリーズ、DIMM)だけを取り付け、 指定されたネジだけを外してください(P.166)。
..............................................................................................................
118
● トップ・パネルのネジを外した場合(P.166、P.168) は、小さなお子様が誤って飲み込んだりすることのな いようお子様の手の届かないところへ保管してくださ い。
..............................................................................................................
---
● 製品に付属のネジ(P.170)は、小さなお 子様が誤っ て飲み込んだりすることのないようお子様の手の届か ないところへ保管してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香 水、アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置 かないでください。また、表面に付着した液体は、す みやかに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
..............................................................................................................
3

使用上のご注意

291a
2 〜 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのインバー ター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続されている コンセントと同じコンセントに接続しないでください。電気製 品の使用状況によっては、電源ノイズにより本機が誤動作した り、雑音が発生する恐れがあります。電源コンセントを分ける ことが難しい場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてく ださい。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、 必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは消えま すが、これは主電源から完全に遮断されているわけではありま せん。完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源ス イッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてください。 そのため、電源コ−ドのプラグを差し込むコンセントは、この 機器にできるだけ近い、すぐ手の届くところのものを使用して ください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機 器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この 場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面 に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。こ の場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信時や 発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場 合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしくは電源を 切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車 内などに放置しないでください。変形、変色することがありま す。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく(結 露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になりま すので、数時間放置し、結露がなくなってから使用してくださ い。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布 で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤 を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きして ください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール 類は、使用しないでください。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあります。 大切な記憶内容は、メモリー・カードに保存するか、記憶内容 をメモしておいてください。修理するときには記憶内容の保存 に細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで記 憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修 復に関しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持する ために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有しています。こ の部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、 保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能の場合 がありますので、お買い上げ店、または最寄りのローランド・ サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失われ ることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容 はバックアップとしてメモリー・カードに保存しておいてくだ さい。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● 本体メモリーおよびメモリー・カードなどの失われた記憶内容 の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子など に過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障ではあ りません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを 持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではありません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、 特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用 すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボー ル箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用くださ い。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、次の点にご 注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との
接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。 音が極端に小さくなったり、全く聞こえなくなる場合があ ります。ケーブルの仕様につきましては、ケーブルのメー カーにお問い合わせください。
修理について
451b
● お客様がこの機器を分解(取扱説明書に記載されている指示 (P.166、P.168)を除く)、改造された場合、以後の性能につい
て保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあり ます。
4
カードをお使いになる前に
メモリー・カードの取り扱い
704
● メモリー・カードは、確実に奥まで差し込んでください。
705
● メモリー・カードの端子の部分に触れたり、汚したりしないで
ください。
707
● 本機の PC カード・スロットはコンパクトフラッシュに対応し
ています。
708
● コンパクトフラッシュは精密な電子部品で作られていますので、
 取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯電し
ている静電気を放電しておく。 ○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中などに放
置しない。(保存温度:-25 度〜 85 度) ○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
使用上のご注意
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないで ください。データの読み出しがうまくいかないことがあります。 ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナーでクリーニング してください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その他) の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配布、販売、貸 与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられています。
852a
● 本機では、外部機器とデジタル接続でオーディオ信号をやりと りする際、SCMS(Serial Copy Management System)による 制約を受けず録音を行うことができます。これは本機が専ら音
楽制作を目的としており、他者の著作権を侵害しない作品(自 作曲など)の録音まで、制約を受けることがないよう設計され ているためです。(SCMS とは、デジタル接続を介しての、第 二世代以降のコピー録音を制限する機能です。著作権保護の目 的で、MD レコーダーなどの民生用デジタル・オーディオ機器 に搭載されています。)
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用しな いでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を侵害して も、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、SCMS 等 の技術的保護手段を回避して第三者の著作物を無断で複製する ことは、第三者の著作権を侵害する行為となり、法律で禁じら れています。
855
● 技術的保護手段が施されていないもの、及び SCMS に対応して の複製に関しては、従来どおり私的使用の範囲で行えます。
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国
及びその他の国における登録商標です。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ® operating
system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及び
その他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
213
※ Pentium は、米国 Intel Corporation の登録商標です。
231
※ OMS は、米国 Opcode Systems, Inc. の登録商標です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、社団法人 音楽電子事業
協会(AMEI)の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標で
す。
230
※ スマートメディアは(株)東芝の商標です。
234
※ CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および は米国
SanDisk 社の商標であり、CFA(CompactFlash Association) にライセンスされています。
235
※ ローランド株式会社は、CompactFlash ™および CF ロゴ
)のライセンシーとして認定されています。
5
目次
主な特長 ..........................................................................................................13
各部の名称とはたらき.....................................................................................14
フロント・パネル .........................................................................................................................................14
リア・パネル..................................................................................................................................................15
演奏する前に ...................................................................................................16
電源コードを接続する.................................................................................................................................16
アンプやスピーカーを接続する ................................................................................................................17
電源を入れる..................................................................................................................................................18
ディスプレイ表示の濃さを調節する(LCD コントラスト)...............................................................18
電源を切るときは .........................................................................................................................................19
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット).........................................................................19
クイック・スタート........................... 21
デモ・ソングを聴く ........................................................................................22
音を鳴らしてみよう ........................................................................................23
パッチを鳴らす(フレーズ・プレビュー)..............................................................................................23
他の MIDI 機器(MIDI キーボードなど)を使って鳴らす.......................................................23
パッチ(音色)を選ぶ.................................................................................................................................24
パッチの選びかたの基本操作.........................................................................................................24
グループを選ぶ..................................................................................................................................24
カテゴリー別にパッチを選ぶ.........................................................................................................25
リズム・セットを選ぶ.................................................................................................................................27
リズム・セットの選びかたの基本操作 ........................................................................................27
いろいろな接続例 ............................................................................................28
接続例 1:ライブ演奏での拡張音源として ................................................................................28
接続例 2:コンパクトな製作環境.................................................................................................29
接続例 3:複数の Fantom-XR で音楽製作をする場合.............................................................30
6
進んだ使いかた ................................. 31
Fantom-XR の概要 ..........................................................................................32
パッチ・モードとパフォーマンス・モード............................................................................................32
Fantom-XR の構成 .......................................................................................................................................32
いろいろな音の単位 .........................................................................................................................32
発音数について..................................................................................................................................34
メモリーについて .........................................................................................................................................34
一時的なメモリー..............................................................................................................................35
書き替えができるメモリー.............................................................................................................35
書き替えができないメモリー.........................................................................................................35
内蔵エフェクトについて.............................................................................................................................35
エフェクトの種類..............................................................................................................................35
各モードでのエフェクトの扱い.....................................................................................................36
サンプリング部について.............................................................................................................................36
サンプルを記憶する場所 .................................................................................................................37
Fantom-XR の基本操作 ...............................................................................................................................37
音源のモードを切り替える.............................................................................................................37
カーソルを移動する .........................................................................................................................38
値を変更する......................................................................................................................................38
[SHIFT]ボタンについて ...............................................................................................................38
名前を付ける......................................................................................................................................39
目次
パッチ・モードで演奏する .............................................................................40
Patch Play 画面について............................................................................................................................40
パッチを試聴する(フレーズ・プレビュー)..........................................................................................40
パッチを選ぶ..................................................................................................................................................40
カテゴリー別にパッチを選ぶ.........................................................................................................41
リストからパッチを選ぶ.............................................................................................................................42
カテゴリー別にパッチを選ぶ.........................................................................................................42
グループ別にパッチ/リズム・セットを選ぶ............................................................................43
お気に入りのパッチを選ぶ(フェイバリット・パッチ).........................................................43
キーワードでパッチを選ぶ(キーワード・サーチ).................................................................44
打楽器の演奏をする.....................................................................................................................................45
リズム・セットを選ぶ .....................................................................................................................45
パッチを作る ...................................................................................................46
パッチの設定のしかた.................................................................................................................................46
Patch Edit Menu 画面の構成 ........................................................................................................46
パッチの設定のしかた .....................................................................................................................47
エディットするトーンを選ぶ(Tone Select)...........................................................................47
鳴らすトーンを選ぶ(Tone Switch)...........................................................................................47
波形の設定をするときの注意.........................................................................................................48
パッチ・パラメーターのはたらき ............................................................................................................49
パッチ全体に共通の設定をする(GENERAL)...........................................................................49
トーンの鳴らしかたを変える(TMT).........................................................................................51
波形を変化させる(WG)................................................................................................................54
フィルターで音の明るさを変える(TVF/TVF Env)...............................................................58
音量を設定する(TVA/TVA Env)...............................................................................................60
出力に関する設定をする(Output).............................................................................................62
音にゆらぎを付ける(LFO1/2/Step LFO)...............................................................................63
コントローラーに関する設定をする(CTRL)...........................................................................66
マトリックス・コントロールに関する設定をする(Matrix Ctrl 1 〜 4)............................66
パッチの設定を初期化する(Init).............................................................................................................69
パッチ(トーン)の設定をコピーする(Copy)...................................................................................69
作ったパッチを保存する(Write).............................................................................................................69
7
目次
リズム・セットを作る.....................................................................................71
リズム・セットの設定のしかた ................................................................................................................71
Rhythm Edit Menu 画面の構成.....................................................................................................71
リズム・セットの設定のしかた.....................................................................................................71
エディットするウェーブ/キーを選ぶ ........................................................................................72
波形の設定をするときの注意.........................................................................................................72
リズム・セット・パラメーターのはたらき............................................................................................73
共通の設定をする(GENERAL)....................................................................................................73
波形を変化させる(WG)................................................................................................................74
リズム・トーンの鳴らしかたを変える(WMT).......................................................................76
音の高さを変える(PCH/PCH Env)...........................................................................................77
フィルターで音の明るさを変える(TVF/TVF Env)...............................................................78
音量を設定する(TVA/TVA Env)...............................................................................................80
出力に関する設定(Output)..........................................................................................................81
リズム・セットの設定を初期化する(Init)............................................................................................82
リズム・トーンの設定をコピーする(Copy)........................................................................................82
作ったリズム・セットを保存する(Write)............................................................................................83
パフォーマンス・モードで演奏する ...............................................................84
Performance Play 画面について ..............................................................................................................84
パフォーマンスを選ぶ.................................................................................................................................84
お気に入りのパフォーマンスを選ぶ(フェイバリット・パフォーマンス)........................85
パートを選ぶ..................................................................................................................................................86
パートの音色を選ぶ .........................................................................................................................86
Performance Mixer 画面について ............................................................................................................86
パートを選ぶ......................................................................................................................................86
パートの設定をする .........................................................................................................................87
アルペジオ/リズム機能を使って演奏する............................................................................................87
各パートの MIDI 情報を確認する(パート・インフォメーション)..................................................87
パフォーマンスを作る.....................................................................................88
パートの設定を一覧で表示する(Performance Part View).............................................................88
各パートの設定をする.................................................................................................................................88
パラメーター一覧..............................................................................................................................88
スケール・チューンの設定をする ............................................................................................................92
パラメーター一覧..............................................................................................................................93
MIDI 関連の設定をする................................................................................................................................93
パラメーター一覧..............................................................................................................................93
その他の設定をする(General)................................................................................................................94
パラメーター一覧..............................................................................................................................94
パートに割り当てているパッチの設定を変える ...................................................................................95
パフォーマンスの設定を初期化する(Init)............................................................................................95
作ったパフォーマンスを保存する(Write)............................................................................................96
8
アルペジオ演奏をする.....................................................................................97
アルペジオ機能について.............................................................................................................................97
アルペジオ演奏をする.................................................................................................................................97
アルペジオをオン/オフする.........................................................................................................97
アルペジオ演奏を持続(ホールド)する....................................................................................97
アルペジオ機能に関する設定をする(Arpeggio)................................................................................98
アルペジオ演奏のスタイルを選ぶ(Arpeggio Style)..............................................................98
アルペジオ演奏のテンポを決める (Tempo)...............................................................................98
アクセントの強さを変える(Accent Rate)..............................................................................99
アルペジオの音域を変える(Octave Range)...........................................................................99
拍子と跳ねかたを変える(Grid)...................................................................................................99
発音をスタッカート/テヌート気味にする(Duration).........................................................99
上昇/下降のバリエーション(発音のしかた)を選ぶ(Motif)...........................................99
アルペジオのベロシティーを変える(Velocity)....................................................................100
パフォーマンス・モードでアルペジオ演奏するチャンネルを選ぶ(Arpeggio Channel)
アルペジオ・スタイルを作る..................................................................................................................100
新しくアルペジオ・スタイルを作る(アルペジオ・ステップ・レコーディング)........ 100
作ったアルペジオ・スタイルを編集する(アルペジオ・スタイル・エディット)........ 102
作ったアルペジオ・スタイルを保存する............................................................................................. 103
アルペジオ演奏を外部シーケンサーでレコーディングする............................................................ 103
.......... 100
目次
コード・メモリー機能を使う ........................................................................104
コード・メモリー機能について ............................................................................................................. 104
コード・メモリー機能を使って演奏する............................................................................................. 104
コード・メモリー機能をオン/オフする................................................................................. 104
コード・フォームを選ぶ ..............................................................................................................104
コードの構成音を順番に演奏する(Rolled Chord).............................................................. 105
オリジナルのコード・フォームを作る.................................................................................................105
作ったコード・フォームを保存する..................................................................................................... 106
コード・メモリーの演奏を外部シーケンサーでレコーディングする........................................... 106
リズムを演奏する ..........................................................................................107
リズム・パターンについて...................................................................................................................... 107
リズム・グループについて...................................................................................................................... 107
リズム演奏をする ......................................................................................................................................107
リズム機能をオン/オフする......................................................................................................107
リズム・グループを選ぶ..........................................................................................................................108
リズム・グループのテンポを決める (Tempo)........................................................................108
リズム・グループを作る(Rhythm Group Edit).............................................................................. 109
作ったリズム・グループを保存する(Write)..................................................................................... 109
リズム・パターンに関する設定をする.................................................................................................110
リズム・パターンを選ぶ(Rhythm Pattern).........................................................................110
リズム・パターンのテンポを決める (Tempo)........................................................................110
アクセントの強さを変える(Rhythm Accent)..................................................................... 110
拍子と跳ねかたを変える(Grid)................................................................................................ 110
発音をスタッカート/テヌート気味にする(Duration)...................................................... 111
リズム・パターンのベロシティーを変える(Velocity)....................................................... 111
パフォーマンス・モードでリズム・パターンを鳴らすチャンネルを決める
(Rhy Ptn Channel)...................................................................................................................... 111
リズム・パターンを作る(Rhythm Pattern Edit)............................................................................ 111
新しくリズム・パターンを作る(リズム・パターン・ステップ・レコーディング).... 111
リズム・パターンを編集する(リズム・パターン・エディット)..................................... 113
作ったリズム・パターンを保存する(Write)..................................................................................... 114
リズム・パターンの演奏を外部シーケンサーでレコーディングする........................................... 114
9
目次
サンプリング .................................................................................................115
外部入力をオン/オフする...................................................................................................................... 115
入力ソースの設定(MIX IN)................................................................................................................... 115
インプット・エフェクトの設定をする(Input Effect).................................................................... 116
インプット・エフェクトをオン/オフする............................................................................. 116
インプット・エフェクトの設定をする .....................................................................................116
外部入力の出力の設定をする(Mix In Output)................................................................................. 117
サンプリングの手順.................................................................................................................................. 117
サンプリング中にサンプルを分割する .....................................................................................119
サンプルを加工する ......................................................................................120
サンプルを選択する(Sample List)...................................................................................................... 120
サンプルを選ぶ...............................................................................................................................120
サンプルを読み込む(Load Sample).......................................................................................120
すべてのサンプルを読み込む......................................................................................................121
サンプルを消去する(Unload Sample)...................................................................................121
サンプルを削除する(Delete Sample)..................................................................................... 121
WAV/AIFF ファイルをインポートする.................................................................................... 121
(Import Audio)............................................................................................................................... 121
サンプル・エディット画面を表示する.................................................................................................122
波形の拡大/縮小表示(Zoom In/Out)...................................................................................122
サンプルの開始/終了ポイントの設定.................................................................................................122
サンプルの設定をする(Sample Parameter)..................................................................................... 123
サンプルを使ってパッチを作成する(クリエイト・パッチ)..........................................................124
パッチ・モードからの操作.......................................................................................................... 124
パフォーマンス・モードからの操作 ......................................................................................... 124
サンプルを使ってリズム・セットを作成する(クリエイト・リズム・セット)........................ 125
パッチ・モードからの操作.......................................................................................................... 125
パフォーマンス・モードからの操作 ......................................................................................... 125
複数のサンプルを使ってパッチを作成する(クリエイト・マルチサンプル)............................ 126
サンプルの不要な部分をカットする(Truncate)............................................................................. 127
サンプルの高域を強調/抑制する(Emphasis)................................................................................. 128
サンプルの音量を最大化する(Normalize)......................................................................................... 128
アンプ(Amp)............................................................................................................................................ 129
サンプルを伸縮させる(Time Stretch)...............................................................................................129
サンプルを楽音ごとに分割する(Chop)............................................................................................. 130
サンプルを保存する.................................................................................................................................. 131
エフェクトをかける ......................................................................................132
エフェクトをオン/オフする..................................................................................................................132
パッチ・モードでエフェクトをかける.................................................................................................133
信号の流れ図(Routing)............................................................................................................. 133
Effect Edit Menu 画面の構成 ..................................................................................................... 134
エフェクトの設定のしかた.......................................................................................................... 134
エフェクト・パラメーターのはたらき .....................................................................................134
パフォーマンス・モードでエフェクトをかける ................................................................................139
信号の流れ図(Routing)............................................................................................................. 139
Effect Edit Menu 画面の構成 ..................................................................................................... 140
エフェクトの設定のしかた.......................................................................................................... 140
エフェクト・パラメーターのはたらき .....................................................................................140
エフェクト・ソースの設定をする ............................................................................................. 145
マルチエフェクトのストラクチャーの設定をする(MFX Structure)............................. 146
マスタリングの設定をする(Mastering)............................................................................................ 146
10
USB を使ってコンピューターと接続する(USB モード)............................148
USB 機能について .................................................................................................................................... 148
ストレージ・モードと MIDI モードを切り替える..............................................................................148
コンピューターとファイルのやりとりをする(ストレージ・モード)......................................... 149
接続のしかた...................................................................................................................................149
接続先を決める...............................................................................................................................149
フォルダおよびファイルについての注意点............................................................................. 150
ストレージ・モードを終了する.................................................................................................. 150
USB 通信の解除............................................................................................................................. 150
ストレージ・モードの応用例......................................................................................................150
コンピューターと MIDI 情報のやりとりをする(MIDI モード)..................................................... 151
ファイルに関する機能(File Utility).............................................................153
ファイルを選ぶ .......................................................................................................................................... 153
ファイルをコピーする(File Copy)......................................................................................................154
ファイルを移動する(File Move )......................................................................................................... 154
ファイルを削除する(File Delete )........................................................................................................154
メモリー・カードを初期化する(Card Format)............................................................................... 154
各モードに共通の設定をする(システム機能).............................................155
システム機能の設定のしかた..................................................................................................................155
システム機能の設定を保存する(Write)............................................................................................. 155
システム・パラメーターのはたらき..................................................................................................... 156
目次
各種データに関する機能
工場出荷時の設定に戻す(Factory Reset)..................................................162
ユーティリティーの基本操作..................................................................................................................162
ユーザー・データをバックアップする(ユーザー・バックアップ)............................................. 162
バックアップしたユーザー・データを復元する(ユーザー・リストア)..................................... 162
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)...................................................................... 162
Fantom-X エディターを使う ........................................................................163
Fantom-X エディターをコンピューターにインストールする ........................................................ 163
接続のしかた............................................................................................................................................... 163
Fantom-X ライブラリアンを使う .......................................................................................................... 163
Fantom-X エディター動作条件 .............................................................................................................. 164
動作条件(Windows)................................................................................................................... 164
動作条件(Mac OS).....................................................................................................................164
SMF を再生する(ソング・プレイ)..............................................................165
ウェーブ・エクスパンション・ボードを取り付ける....................................166
ウェーブ・エクスパンション・ボードを取り付けるときの注意 ...................................................166
ウェーブ・エクスパンション・ボードの取り付けかた....................................................................166
取り付けたウェーブ・エクスパンション・ボードを確認する ....................................................... 167
メモリーを増設する ......................................................................................168
メモリーを増設するときの注意 ............................................................................................................. 168
メモリーを増設する.................................................................................................................................. 168
メモリーを取り外す ...................................................................................................................... 169
メモリーが正しく認識されるか確認する............................................................................................. 169
メモリー・カードの使いかた ........................................................................170
メモリー・カードの取り扱いかた .........................................................................................................170
カードにデータを書き込む...................................................................................................................... 170
PC カード・プロテクターの使いかた .................................................................................................. 170
11
目次
資料 ...............................................171
故障かな?と思ったら...................................................................................172
パラメーター一覧 ..........................................................................................177
エフェクト一覧 .............................................................................................189
エラー・メッセージ一覧 ...............................................................................214
パフォーマンス一覧 ......................................................................................215
パッチ 一覧....................................................................................................216
リズム・セット一覧 ......................................................................................222
ウェーブフォーム一覧...................................................................................231
アルペジオ・スタイル/コード・フォーム一覧 ...........................................235
リズム・パターン・スタイル一覧.................................................................236
リズム・グループ一覧...................................................................................239
MIDI について................................................................................................240
MIDI インプリメンテーション ......................................................................241
主な仕様 ........................................................................................................268
索引 ...............................................................................................................270
12

主な特長

オーディオと MIDI が統合された 最新のサウンド・エンジン
Fantom-X6/X7/X8 譲りのサウンド・エンジンにより、シンセサイ ザーとサンプラーが1つの音源に統合。サンプリングした波形や、 PC など外部から取り込んだ波形も、シンセサイザー波形として使用 できます。
また、内蔵音色、サンプリング波形に加えて、ウェーブ・エクスパ ンション・ボード(SRX シリーズ)も最大 6 枚まで装着でき、豊富 な音色の中から、好みのサウンドを自由に選択することができます。
業界最高水準の最大同時発音数 128 ボイス
余裕の最大同時発音数 128 ボイスで、音楽制作にも演奏にもストレス を与えません。
至上最高クォリティの 88 鍵マルチサンプル・ ピアノ波形を搭載
88 鍵マルチサンプル・ピアノ音色が、プロのサウンド・エンジニ アによる録音によってついに実現。4 段ベロシティ・スイッチ、ス テレオにもそれぞれ個別にサンプルをアサインした結果、1 音色あ たりのサンプル数は 704 個にものぼります。音質だけでなく、高い 臨場感と、これまでにない「本物」の音を実現しました。
内蔵波形容量は Fantom-X6/X7/X8 と同じ 128MB。ピアノの他に も、ストリングス、ナイロン・ギター、ドラム、ベース等、「質」 を重視した音色を追加しています。
※ 88 鍵マルチサンプルは、ピアノ波形のみで採用されています。
本格的サンプラー
サンプリング/リサンプリング機能はもちろん、波形エディット機 能も含め、専用機に匹敵するサンプラーを搭載。サンプリングした オーディオ・フレーズを、現在のテンポに合わせて小節の長さに自 動的に揃える AUTO SYNC 機能も搭載しています。
サンプリング用メモリーは、標準で 16MB を内蔵。拡張用 DIMM を増設することにより、さらに最大 528MB まで拡張可能です。
充実のインターフェイス群
PC との接続に、USB 端子を装備。 USB-MIDI 対応により、従来の PC とのデータのやり取りに加え、PC
ツールとの接続も簡単になりました。 オーディオ機器との接続には、アナログ/デジタルの入出力を標準装
備。サンプリングの際も、好みやセッティングに応じてアナログ/デ ジタルが選択可能です。
さらに、データのバックアップ用として PC カード・スロットを用意。 SmartMedia、Compact Flash 等、メディアの選択肢も拡がり、容量も 最大 1GB まで対応できる(Compact Flash 使用時)ため、より柔軟に データのやりとりが行えるようになりました。
マスタリング機能を搭載
78 種類のマルチエフェクト、コーラス、リバーブを独立して搭載。 音楽制作の最終段階に欠かせないマスタリング・エフェクトも搭載 しているため、市販の CD に匹敵するサウンド・クオリティを実現 できます。
160 x 48 ドットのグラフィックタイプ LCD を採用
細やかなグラフィック表示が可能なため、スリムな本体ながらも、 視認性に大変優れたディスプレイです。音色の選択から、波形のエ ディットまで、本体の操作だけで幅広い作業が行えます。
Fantom-X エディター/ライブラリアンを同梱
付属の専用エディターやライブラリアン・ソフトウェアを使えば、 パソコンから Fantom-XR の音色の、エディットや管理が可能です。
GM/GM2 に対応
Fantom-XR は、GM/GM2 に対応しています。GM/GM2 に準拠し たミュージックデータ(GM スコア)であれば、そのデータを Fantom-XR で演奏できます。
13

各部の名称とはたらき

フロント・パネル

fig.01-001
QP N
OM
ABC D FGHJIKL
A
PHONES(フォーンズ)ジャック
ヘッドホン(別売)を接続するジャックです。→(P.17)
B
OUTPUT(アウトプット)つまみ
リア・パネルの OUTPUT A(MIX)ジャックと PHONES ジャック から出力される全体の音量を調節します。→(P.18)
このつまみを押すと、Fantom-XR 本体だけで音を確認することが できます。(プレビュー)
C
INPUT(インプット)/ MIX IN(ミックス・イン)つまみ
外部入力の音量を調整します。 つまみを押して、外部入力のオン/オフを切り替えます。→
(P.115)
※[SHIFT]を押してこのつまみを押すと、外部入力の設定画面に
なります。
D
ディスプレイ
操作に応じていろいろな情報を表示します。
E
MIDI メッセージ・インジケーター
MIDI IN コネクターから MIDI メッセージを受信すると点灯します。
USB メッセージ・インジケーター
USB コネクターから MIDI メッセージを受信したときや、ストレー ジ・モード(P.148)でファイルの転送をすると点灯します。
PEAK(ピーク)インジケーター
外部入力の音量が大きすぎると点灯します。
F
[EXIT]
もとの画面に戻ります。画面によっては、実行中の機能を中断します。
G
VALUE(バリュー)/ QUICK(クイック)ダイヤル
値を変更します。このダイヤルを押し回すと、値が大きく変わります。
H
[ENTER]
値の確定や操作の実行に使います。
E
I
///](カーソル)ボタン
カーソル位置を上下左右に移動します。
[LIST](リスト)ボタン
[SHIFT]を押してこのボタンを押すと、音色やサンプルのリスト
を表示します。→(P.42, P.120 )
[EDIT](エディット)ボタン
[SHIFT]を押してこのボタンを押すと、さまざまなパラメーター
をエディットすることができます。
[WRITE](ライト)ボタン
[SHIFT]を押してこのボタンを押すと、変更した内容を本体メモ
リーまたはメモリー・カードに保存できます。→(P.69, P.83 , P.96, P.103 , P.106, P.131, P.155)
J
TONE SWITCH(トーン・スイッチ)インジケーター
トーンのオン/オフを表示します。(P.47)
K
PC CARD(PC カード)スロット
メモリー・カードを差し込むスロットです。→(P.170)
931
※ 方向や表裏に注意し、確実に奥まで差し込んでください。また無
理な挿入はしないでください。
L
POWER(パワー)スイッチ
電源をオン/オフするときに押します。→(P.18)
M
[SAMPLING]
サンプリング・メニュー画面を表示します。→(P.117)
[SAMPLE EDIT]
[SHIFT]を押してこのボタンを押すと、サンプルの編集が行えま
す。→(P.122)
14
各部の名称とはたらき
R S U V W XT
N
[MODE]
パッチ・モードとパフォーマンス・モードを切り替えます。
[GROUP]
パッチ等のグループを切り替えます。このボタンを押しながら、 VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押して、切り 替えることもできます。
[FX]
エフェクトに関する設定をします。マスタリングに関する設定もこ こで行います。→(P.132)
[ARP]
アルペジオ、コード・メモリー、リズムに関する設定をします。→
(P.97, P.104 , P.107)
トーン・スイッチ[1]〜[4]
[SHIFT]を押してこのボタンを押すと、トーン 1 〜 4 のオン/オ
フを切り替えます。(P.47)

リア・パネル

fig.01-002
O
[DEC]、[INC]
値を変更します。片方のボタンを押しながら、もう一方のボタンを 押すと値が速く変わります。
P
[SHIFT]
このボタンは他のボタンと組み合わせて、いろいろな機能を実行し ます。
[SHIFT]を押すと、ボタンが点灯し、その他のボタンを押したと
きの機能が変わります。元に戻すときは、もう一度ボタンを押して 消灯させます。
Q
[MENU]
MENU(メニュー)を開きます。画面に応じてメニューの内容が変 わります。
R
AC インレット
付属の電源コードの差し込み口です。→(P.16)
※ 電源の消費電力の仕様については、P.268 を参照してください。
電源プラグは、必ず銘板に記載の仕様を満たしている電源コ ンセントに差し込んでください。銘板は、製品本体の底面に あります。設置の状態により銘板が確認しづらい場合には、 P.268 を参照してください。
S
DIGITAL IN / OUT(デジタル・イン/アウト)コネクター
コアキシャル・タイプのデジタル・イン/アウト・コネクターです。 デジタル・オーディオ信号(ステレオ)を入出力します。出力され
る信号は、OUTPUT A (MIX) ジャックから出力される信号と同じに なります。
T
MIDI コネクター(IN、OUT、THRU)
他の MIDI 機器と MIDI メッセージの送受信をするときに接続する端 子です。
U
OUTPUT A (MIX)(アウトプット A ( ミックス ))ジャック
(L (MONO)、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオで出力します。モノで出力 するときには L 側に接続してください。→(P.17)
V
OUTPUT B(アウトプット B)ジャック(L、R)
アンプやミキサーに音声信号をステレオで出力します。
INDIVIDUAL 1 〜 4(インディビジュアル 1 〜 4)ジャック
アンプやミキサーに音声信号をモノで出力します。
※ OUTPUT ジャックとしてステレオで使うか、INDIVIDUAL
ジャックとしてモノで使うかは、Output Assign(アウトプッ ト・アサイン)の設定で決まります(P.134、P.140)。
W
INPUT (オーディオ・インプット)ジャック(L、R)
外部からの音声信号をステレオ(L/R)で入力します。モノで使用 するときは、L 側に接続してください。マイクを接続する時は、L 側に接続してください(P.115)。
X
USB コネクター
Fantom-XR とコンピューターを USB ケーブルで接続する端子です
(P.148)。
15

演奏する前に

または
電源コード  (付属)
2P-3P変換器  (付属)
Fantom-XRリア・パネル
2P-3P変換器

電源コードを接続する

付属の電源コードを本体につなぎ、電源コンセントに差し込みます。
fig.connection
025 fig.(E)
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを確実に取り付けてくだ さい。付属の電源コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアース用電極端 子を加えた 3 端子のプラグがついています。
コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の場合 そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
コンセントがアースターミナル付コンセント(端子穴が 2 個)の場合 プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセントに挿し込みます。
※ アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前に行なってくだ
さい。
アース接続を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから行なっ てください。 コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を依頼してくだ さい。 なお、接続方法がわからないときは、ローランド・サービスにご相談ください。
16

アンプやスピーカーを接続する

921
他の機器と接続するときは、
モニター・スピーカー
(アンプ内蔵)
パワー・アンプ
ミキサーなど
ステレオ・ヘッドホン
MIDIIN
MIDIOUT
外部MIDI機器
(MIDIキーボード、シーケンサーなど)
Fantom-XR の性能を最大限に
オーディオ・ケーブルは付属
ウェーブ・エクスパンション・
Fantom-XR は、アンプやスピーカーを内蔵していません。音を出すにはモニター・スピー カーやステレオ・セットなどのオーディオ機器、またはヘッドホンなどをご用意ください。
演奏する前に
接続をする前に、すべての機器の電源がオフになっていることを確認します。
1.
Fantom-XR とアンプやスピーカーを図のように接続します。
2.
fig.02-002.j
誤動作やスピーカーなどの破 損を防ぐため、必ずすべての 機器の音量を絞った状態で電 源を切ってください。
生かすためにもステレオでの 使用をおすすめしますが、モ ノで使用されるときは、 OUTPUT A (MIX) ジャックの L (MONO) に接続してくださ い。
アンプやスピーカーなどのオーディオ機器を接続するにはオーディオ・ケーブルを使いま す。ヘッドホンを使う場合は、PHONES ジャックにプラグを差し込みます。
ボード(別売)の取り付けか たについては、「ウェーブ・エ
クスパンション・ボードを取 り付ける」(P.166)をご覧く
ださい。
していません。別途ご用意く ださい。
17
演奏する前に
音量を上げすぎないように注

電源を入れる

941
942
正しく接続したら(前ページ)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違える と、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
電源を入れる前に、次のことを確認します。
1.
周辺機器と正しく接続されていますか?
Fantom-XR および接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?
Fantom-XR のフロント・パネルにある POWER スイッチをオンにします。
2.
fig.02-003
※ この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
3.
接続しているオーディオ機器の電源をオンにします。
意してください。大きな音量 は周囲の迷惑となるばかりで なく、アンプやスピーカーの 破損や聴力障害の原因になる ことがあります。

ディスプレイ表示の濃さを調節する(LCD コントラスト)

電源を入れた直後や長時間使用した後、または設置条件などによって、ディスプレイの文字 が見づらくなることがあります。このようなときは、以下の手順で、ディスプレイのコント ラスト(明るさ)を調節してください。
Patch Play 画面(P.40 )または Performance Play 画面(P.84)で[MENU]を押します。
1.
Top Menu 画面が表示されます。
2.
3.
4.
5.
または を押して「System」を選びます。
[ENTER]を押します。
System Setup 画面が表示されます。
パラメーターはいくつかのエディット・グループに分けて整理されています。 または
を押して、「System Startup」を選びます。
または を押して、「LCD Contrast」にカーソルを移動させます。
fig.02-005
6.
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押して値を変更します。
値を大きくするほど、文字が濃くなります。
設定値:1〜20
7.
変更した設定を保存する場合は、[SHIFT]を押して点灯させ、 を押してシステム機能の設 定を保存します。
保存しない場合は、[EXIT]を押して元の画面に戻します。
18
る(Write)」(P.155)

電源を切るときは

すでに作った大切なデータが Fantom-XR 本体内に保存され ている場合、ファクトリー・ リセットの操作を行うと、そ れらのデータがすべて失われ てしまいます(本体のユー
ザー・メモリーのデータも失 われます)。データを残してお
きたいときは、メモリー・ カードに保存するか、USB 経 由でコンピューターにデータ を保存(P.149)してくださ い。
電源を切る前に次のことを確認します。
1.
Fantom-XR および接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?
作った音色データ等は保存しましたか?
接続しているオーディオ機器の電源をオフにします。
2.
3.
Fantom-XR の POWER スイッチをオフにします。

工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット)

Fantom-XR に記録されているすべてのデータを工場出荷時の設定に戻します。
Patch Play 画面(P.40 )または Performance Play 画面(P.84)で[MENU]を押して Top
1.
Menu 画面を表示します。
2.
3.
4.
※ 中止するときは、[EXIT]を押します。
5.
または を押して「Utility」を選び、続けて[ENTER]を押します。
または を押して「Factory Reset」を選び、続けて[ENTER]を押します。
確認のメッセージが表示されます。
[ENTER]を押してファクトリー・リセットを実行します。
「Power Off」 と表示されたら、Fantom-XR の電源を入れなおしてください。
演奏する前に
19
演奏する前に
20

クイック・スタート

21

デモ・ソングを聴く

デモ・プレイを行うと、編集 中のパッチ(P.33)やパ フォーマンス(P.33)は失わ れます。
Patch Play 画面(P.40)また
981a
これらのデモ・ソングやその
982
デモ・ソングの演奏データは
Fantom-XR にはデモ・ソングが内蔵されています。このデモ・ソングを再生することをデ モ・プレイと呼びます。まずは、デモ・プレイで Fantom-XR の優れた音色やエフェクトを お楽しみください。
fig.03-001
1
2 32
4
1.
[SHIFT]を押しながら[MENU]を押します。
Demo Menu 画面が表示されます。
fig.03-002a
は Performance Play 画面
(P.84)で[MENU]を押して
表示される Top Menu 画面か ら Demo Menu 画面を開くこ ともできます。
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押して、曲を選びます。
2.
「ALL」を選ぶと、1 曲目から順に演奏されます。
[ENTER]を押してデモ・プレイを始めます。
3.
デモ・ソングが最後まで再生されると自動的に止まります。 曲の再生中に[EXIT]を押すと、Demo Menu 画面に戻ります。
デモ・ソング・タイトル
1 Holla If Ya Hear Me Scott Tibbs 2 The Escape David Ahlund
3 Moon Cluster Tatsuya Nishiwaki 4 Still Solace Scott Tibbs
5 Nu-Ages Christian Sales 6 Cellular Tissue Hisashi Saito
7 AKEBONO Satoshi Mishiba
4.
[EXIT]を押して、もとの画面に戻します。
作曲者 コピーライト
2004 Roland Corporation
©
©
2004 Roland Corporation 2004 Roland Corporation
©
©
2004 Roland Corporation 2004 Roland Corporation
©
©
2004 Roland Corporation 2004 Roland Corporation
©
フレーズの一部または全部を 個人で楽しむ以外に権利者の 許諾なく使用することは、法 律で禁じられています。
MIDI OUT コネクターからは 出力されません。
22

音を鳴らしてみよう

ファクトリー・リセットを実
Fantom-XR には、あらかじめ多くの音色が内蔵されています。Fantom-XR では、通常の演 奏に使う音色を「パッチ」と呼びます。まず、パッチ・モードでパッチの音を聴いてみま しょう。

パッチを鳴らす(フレーズ・プレビュー)

Fantom-XR は MIDI キーボードやシーケンサーを接続しなくても、パッチの種類(カテゴ リー)ごとに用意された最適なフレーズで音色の確認をすることができます。
fig.03-003
2, 3 1
[MODE]を押して、ボタンを赤色に点灯させます。
1.
パッチ・モードになり、Patch Play 画面が表示されます。
OUTPUT つまみを押します。
2.
あらかじめ用意されたフレーズでパッチが鳴ります。
もう一度 OUTPUT つまみを押すと、フレーズの演奏は止まります。
3.

他の MIDI 機器(MIDI キーボードなど)を使って鳴らす

Fantom-XR は他の機器から MIDI データを受信して発音します。 お使いの MIDI キーボードを接続して Fantom-XR を鳴らしてみましょう。
MIDI キーボードを接続する
下の図のように MIDI ケーブルを接続します。
fig.03-005.j
Fantom-XR
MIDIIN
MIDIOUT
MIDIキーボード
MIDI チャンネルを合わせる
他の MIDI 機器からの MIDI データを受信して発音させるときは、 送信側の機器(MIDI キー ボードなど)と Fantom-XR の MIDI チャンネルを合わせる必要があります。
ここではパッチ・モードで両方の MIDI チャンネルを「1」に設定してみます。
行した直後は、Fantom-XR の パッチ・モードの受信チャン ネルは「1」になっています。
23
音を鳴らしてみよう
と、値が大きく変化します。
XP-A 〜 XP-F は、該当するエ

パッチ(音色)を選ぶ

パッチの選びかたの基本操作

fig.03-006
[MODE]を押して、ボタンを赤色に点灯させます。
1.
パッチ・モードになり、Patch Play 画面が表示されます。
2.
または を押してパッチ・ナンバーにカーソルを移動します。
fig.03-006a
33
1
2
パッチ・ナンバー
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押してパッチを選びます。
3.

グループを選ぶ

1.
[MODE]を押して、ボタンを赤色に点灯させます。
パッチ・モードになり、Patch Play 画面が表示されます。
2.
[GROUP]を押して、グループを切り替えます。
グループは以下のように切り替わります。 USER(ユーザー)→ PR-A(プリセット A)→ … PR-H(プリセット H)→ GM(General
MIDI)→ CARD(メモリー・カード)→ XP-A(エクスパンション A)→ … XP-F(エクス パンション F)
fig.03-007.j
パッチ・グループ
[CURSOR]を押してパッチ・グループにカーソルを移動させ、VALUE ダイヤルを回すか、 [INC]または[DEC]を押してパッチ・グループを選ぶこともできます。
クスパンション・ボードが装 着されていなければ表示され ません。
ログラム・チェンジ対応表」
(P.266)
24

カテゴリー別にパッチを選ぶ

Fantom-XR のパッチは、カテゴリーごとにまとめて保存されています。カテゴリーから パッチを探すと、目的のパッチをすばやく選ぶことができます。
fig.03-008
[MODE]を押して、ボタンを赤色に点灯させます。
1.
パッチ・モードになり、Patch Play 画面が表示されます。
[CURSOR]を押してパッチ・カテゴリーにカーソルを移動します。
2.
fig.03-008a.j
音を鳴らしてみよう
133, 5
2, 4
パッチ・カテゴリー
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押してパッチ・グループを選びます。
3.
選べるカテゴリーは次のとおりです。
カテゴリー 内容 カテゴリー 内容
--- No Assign カテゴリーに分類していな
PNO AC.Piano アコースティック・ピアノ SAX Sax サックス
EP EL.Piano エレクトリック・ピアノ HLD Hard Lead シンセ・リード
KEY Keyboards その他のキーボード
BEL Bell ベル、ベル・パッド TEK
MLT Mallet マレット PLS Pulsating 鼓動音
ORG Organ
ACD Accordion アコーディオン SYN Other Synth ポリ・シンセ
HRM Harmonica ハーモニカ、ブルース・
AGT AC.Guitar アコースティック・ギター SPD Soft Pad パッド・シンセ
EGT EL.Guitar エレクトリック・ギター VOX Vox ボックス、クワイア DGT DIST.Guitar ディストーション・ギター PLK Plucked 撥弦楽器
BS Bass アコースティック・ベース、
SBS Synth Bass シンセ・ベース FRT Fretted フレットのある撥弦楽器
STR Strings ストリングス PRC Percussion パーカッション類 ORC Orchestra オーケストラ・アンサンブルSFX Sound FX サウンド・エフェクト
いもの
(クラビ、ハープシコードなど)
エレクトリック・オルガン、 チャーチ・オルガン
ハープ
エレクトリック・ベース
SBR Synth Brass シンセ・ブラス
(ハードなもの)
SLD Soft Lead シンセ・リード
Techno Synth
FX Synth FX シンセ FX(ノイズなど)
BPD Bright Pad パッド・シンセ
ETH Ethnic その他の民族楽器
(ソフトなもの)
テクノ・シンセ
(明るいもの)
(ソフトなもの)
(ハープ、民族楽器など)
(マンドリンなど)
HIT Hit&Stab オーケストラ・ヒット、
WND Wind 木管楽器(オーボエ、クラ
FLT Flute フルート、ピッコロ CMB Combination スプリットやレイヤーを
BRS AC.Brass
ヒット
リネットなど)
アコースティック・ブラス
BTS Beat&Groove ビート、グルーブ
DRM Drums ドラム・セット
使ったその他のパッチ
25
音を鳴らしてみよう
ロックを外すときは、VALUE
パッチ・モードでは、この他にも色々な方法を使って、パッチを検索することが できます。詳しくは、「パッチを選ぶ」(P.40) をご覧ください。
[CURSOR]を押してロック・アイコンにカーソルを移動します。
4.
fig.05-003.j
fig.05-004.j
ロックがかかっていない状態です
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]を押してカテゴリーをロックします。
5.
ロック・アイコン
カテゴリーをロックすると、パッチを選ぶ際、カテゴリー内の音色だけが表示されるように なります。ロックしていない場合、気付かないうちに次のカテゴリー内を探していた、とい うようなことが起こりますが、ロックしておくことでそれを回避することができます。
ロックがかかっている状態です
6.
7.
を押して、パッチ・ナンバーにカーソルを移動します。
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押してパッチを選びます。
ロック・アイコン
パッチ・グループに関係なく、カテゴリー内の音色を選ぶことができます。
ダイヤルを回すか、[DEC]を 押します。
26

リズム・セットを選ぶ

リズム・セットにはカテゴ リーの分類がありませんので、 カテゴリー別の選択はできま せん。

リズム・セットの選びかたの基本操作

[MODE]を押して、ボタンを赤色に点灯させます。
1.
パッチ・モードになり、Patch Play 画面が表示されます。
[CURSOR]を押してパッチ・タイプにカーソルを移動します。
2.
fig.03-009.j
パッチ・タイプ
3.
VALUE ダイヤルを回すか、[INC]または[DEC]を押して、パッチ・タイプを「Rhythm」 にします。
fig.03-010
音を鳴らしてみよう
と、値が大きく変化します。
以降は、パッチを選ぶときと同じです。
27

いろいろな接続例

MIDI IN
MIDI IN
MIDI OUT
MIDI THRU
音色のエディット、 データ管理に。
コンピューター
その他の音源
MIDIキーボード/シンセサイザー
コンピューターの USB端子へ
DI、ミキサー
またはアンプへ

接続例 1:ライブ演奏での拡張音源として

Fantom-XR を、既存のライブ演奏システムに組み込む接続例です。 MIDI 端子はキーボードや他の音源との接続に使い、 USB 端子を Fantom-X エディター、ラ
イブラリアン用に使用する方法です。 USB 端子を音色編集やデータ管理専用に使えるので、ライブ会場での急な修正などにも威力
を発揮します。
fig.03-011.j
Fantom-XR のパラメーター設定 :
USB Mode : MIDI(USB MIDI 使用の場合)/ STORAGE(ファイル転送時)
→ USB 端子を Fantom-X エディター用に使うために、MIDI モードに設定します。
28

接続例 2:コンパクトな製作環境

MIDI IN
MIDI ケーブル
MIDI OUT
アンプ内蔵スピーカー やアンプへ
SONARなど、 シーケンス・ソフトウェア
コンピューター
MIDIコントローラー・キーボード
CDプレイヤーや楽器 などを入力します。
コンピューターの USB端子へ
Fantom-XR を使って、省スペースながらハイクオリティーな音楽制作を実現する例です。 Fantom-XR で音源モジュールとサンプラー機能、パソコンでハード・ディスク・レコー
ディングと、コンパクトなセットで主要な機能は完結しています。
fig.03-011.j
いろいろな接続例
Fantom-XR のパラメーター設定 :
USB Mode: MIDI(USB MIDI 使用の場合)/ STORAGE(ファイル転送時)
→ USB 端子の使用方法を設定します。 USB MIDI Thru: ON → MIDI IN からの情報をそのまま USB MIDI でコンピューターに送信します。  シーケンス・ソフトを使うときにこの設定をしておきます。
コンピューター内のシーケンス・ソフトの設定:
「MIDI Thru」や「Thru」といったパラメーターをオンに設定します。
→ シーケンス・ソフトが受信した MIDI 情報をそのまま USB MIDI で Fantom-XR に  送信します。これにより、音源の音を聴きながらシーケンス・ソフトに  レコーディングできるようになります。
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いろいろな接続例
MIDI OUT
コンピューター のUSB端子へ
マイク、楽器など
USBケーブル
各音源の出力を、別途ミキサーを 準備してミキシングします。
MIDIコントローラー
音色のエディット、 データ管理、または SONARなどの シーケンス・ソフト使用
コンピューター

接続例 3:複数の Fantom-XR で音楽製作をする場合

下の図のように 3 台の Fantom-XR を同時に使えば、わずか 3U サイズ のスペースで最大同 時発音数の合計 384 音の壮大な環境を扱うことができます。
1 台目の Fantom-XR は USB で接続しておきます。この Fantom-XR は MIDI インター フェースとしての役割を持ち、2 台目、3 台目の Fantom-XR に MIDI データを供給します。
また Fantom-XR 同士のデータ交換は、PC カード・アダプタを介して、コンパクト・フ ラッシュやスマート・メディアを使うのが便利な方法です。特にノート型のコンピューター は、PC カード・スロットを装備しているものも多く大変便利です。
fig.03-011.j
Fantom-XR のパラメーター設定 :
1 台目 USB Mode: MIDI
2,3 台目 特別な設定は必要ありません。 全ての音源に同じ MIDI データが送信されます。各音源でパート・レシーブ・スイッチ
(P.92)を使い、それぞれが必要なデータを演奏できるように設定してください。
→ この使用例では USB は MIDI モードで使用します。 USB MIDI Thru: ON → これにより、Fantom-XR の MIDI IN に入力されたデータは、そのままコン
ピューターに送信されます。
コンピューター内のシーケンス・ソフトの設定:
「MIDI Thru」や「Thru」といったパラメーターをオンに設定します。
→ シーケンス・ソフトが受信した MIDI 情報をそのまま USB MIDI で Fantom-XR に送信し ます。これにより、音源の音を聴きながらシーケンス・ソフトにリアルタイム・レコーディ ングできるようになります。
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