Roland FANTOM G7, FANTOM G6, FANTOM G8 User Manual [ja]

Fantom G バージョン 1.30 追加マニュアル

本マニュアルは、Fantom-G のバージョン 1.30 で追加された機能について説明します。Fantom-G の取扱説明書と合わせてお読み ください。
ソフトウェア Fantom-G Editor もバージョンアップしてください !!
常に快適な環境でお使いいただくために、Fantom-G Editor もバージョンアップしています。お使いの Fantom-G Editor の バージョンが最新になっているかご確認ください。 最新バージョンの Fantom-G Editor はローランド・サポート・ページの「ダウンロード」からダウンロードいただけます。
http://www.roland.co.jp/support/

バージョン 1.30 追加機能

アルペジオ機能の強化(P.2)

アルペジオ・インポート機能(P.2)
オリジナルのアルペジオ・スタイルを作成できるようになりました。
アルペジオ・スタイル数追加
バージョン 1.2 以前 プリセット 88 個 バージョン 1.3 プリセット 128 個+ユーザー 128 個

ライブ/スタジオ・セット機能の強化(P.2)

テンポ、RPS /リズム・パターン・セット・ナンバーをライブ/スタジオ・セットに記憶(P.2)
テンポ、RPS /リズム・パターン・セット・ナンバーをライブ/スタジオ・セットに記憶できるようになりました。

RPS /リズム・パターン・セット機能の強化(P.3)

鍵盤で RPS /リズム・パターン・セットを演奏できるモードを追加(P.3)
RPS /リズム・パターン・セットを従来のパッド演奏だけでなく鍵盤でも演奏できるモードを追加しました。
RPS /リズム・パターン・セット数追加
RPS /リズム・パターン・セットの数が増えました。
RPS セット数 リズム・パターン・セット数
バージョン 1.2 以前 32 個(プリロード 1 個) 32 個(プリロード 2 個) バージョン 1.3 64 個(プリロード 9 個) 64 個(プリロード 32 個)

新ピアノ音色追加

プリセット・パッチに新規ピアノ音色が追加されました。
追加プリセット・パッチ
No. Name Category Voices No. Name Category Voices 1665 Manhattan Grand AC.Piano 2 1667 Euro Grand AC.Piano 2
1666 Hall Grand AC.Piano 2 1668 Recital Grand AC.Piano 2

その他の追加機能(P.4)

マルチパート・コントロール(P.4)
つまみ、スライダー、D ビーム、S1 / S2 ボタンで複数のパートを同時にコントロールできるようになりました。
フレーズの拍子設定(P.4)
フレーズに拍子の設定ができるようになりました。任意の拍子を設定してフレーズを録音できます。
新規プロジェクト作成(Create Project)で、インターナル・メモリーを選択可能(P.4)
Fantom-G 本体に記録されているユーザー・プロジェクトの内容を消去して、新しいプロジェクトを作成できます。
1

アルペジオ・スタイルに SMF やフレーズを インポートする

6.
アルペジオ・ユーザー・スタイルに SMF やフレーズをイン ポートして、オリジナルのアルペジオ・スタイルを作成できま す。
インポートするアルペジオ・スタイルの名前をつけます。名前 をつけたら[F8(OK)]を押します。
SMF をインポートする場合は、はじめに取扱説明書「パソコ ンのスタンダード MIDI ファイル(SMF)を Fantom-G にコ ピーする」(P.212)の手順でパソコンのスタンダード MIDI ファイル(SMF)を Fantom-G にコピーしてください。
1.
[SHIFT]を押しながら[ARPEGGIO]を押します。
2.
[F1(Import Style)]を押します。
[F2(SMF List)]または[F3(Phrase List)]を押して、イン
3.
ポートするリストを切り替えます。
VALUE ダイヤルを回して、インポートする SMF またはフレー
4.
ズを選びます。
[F7(Preview)]を押すことで、選んだ SMF またはフレーズ
を視聴することができます。
インポートを取りやめる場合は[F8(Exit)]を押します。
5.
[F6(Import)]を押します。
名前の付けかたについて詳しくは、取扱説明書の「名前を付け る」(P.42)をご覧ください。
7.
インポート先(Import Destination)を選びます。VALUE ダイ ヤルを回して選択し、[F8(Write)]ボタンを押します。
確認画面が表示されます。
[F7(OK)]を押して実行します。
8.
アルペジオ・ユーザー・スタイルに SMF またはフレーズがイ ンポートされます。
アルペジオのインポートに関しては以下の点にご注意くださ い。
SMF はフォーマット 0 のみに対応しています。データが正しく
ない場合は「Cannot Import SMF Format 1!」または「Illegal File!」と表示されます。
アルペジオにインポートするデータはノート情報のみになりま
す。 ノートはオン/オフを 1イ ベントとして 500 イベントまでイン
ポート可能です。500 イベントを超えた場合は 「Too Many Data!」と表示されます。

ライブ/スタジオ・セット機能の強化

ライブ/スタジオ・セット保存時に、テンポと RPS /リズム・ パターン・セット・ナンバーを記憶します。

テンポをライブ/スタジオ・ セットに記憶する

テンポを、ライブ/スタジオ・セットごとの設定に従うか
(TEMP)、ソングのテンポに従うか(SYS)を設定します。
1.
[MENU]を押して、[F2(System)]を押します。
2.
[F1]または[F2]を押して、Sync/Tempo グループを表示しま
す。
「Tempo Assign Source」欄で設定します。
設定値 TEMP: ライブ/スタジオ・セットごとのテンポに従う SYS: ライブ/スタジオ・セットの切り替えでテンポを変更
しない(ソングのテンポに従う)

RPS /リズム・パターン・セッ ト・ナンバーをライブ/スタジ オ・セットに記憶する

RPS /リズム・パターン・セット・ナンバーを、ライブ/スタ ジオ・セットごとの設定に従うか(TEMP)、Fantom-G 全体の 設定に従うか(SYS)を設定します。
1.
[MENU]を押して、[F2(System)]を押します。
2.
[F1]または[F2]を押して、Dynamic Pad グループを表示しま
す。
「RPS Set Assign Source」、「Rhythm Pattern Set Assign
Source」欄で設定します。
設定値 TEMP: ライブ/スタジオ・セットごとの RPS /リズム・パ
ターン・セット・ナンバーに従う
SYS: Fantom-G 全体の設定に従う
2

RPS /リズム・パターン・セット機能の強化

RPS /リズム・パターンのノート・ナン

鍵盤で RPS /リズム・パター ン・セットを演奏する

RPS /リズム・パターン・セットを鍵盤で演奏します。
Keyboard Mode の設定
RPS /リズム・パターン・セットを鍵盤で演奏するには Keyboard Mode の設定を変更します。
1.
Live Play 画面、Studio Play 画面または Single Play 画面で[F4
(Control)]を押します。
2.
[F1]または[F2]を押して、Keyboard グループを表示しま
す。
「Keyboard Mode」 欄で設定します。
設定値 NORMAL:通常の鍵盤演奏モード RPS: RPS 演奏モード RHYTHM-PTN:リズム・パターン演奏モード
RPS か RHYTHM-PTN を選ぶと、鍵盤で RPS /リズム・パ ターン・セットを演奏することができます。RPS /リズム・ パターン・セットを演奏する鍵盤は「RPS /リズム・パター ンのノート・ナンバーの設定」(次項)で設定することができ ます。
シングル・モードでは Keyboard Mode の設定は保存されませ ん。[SINGLE]を押すと Keyboard Mode は NORMAL に初期 化されます。
バーの設定
Keyboard Mode の設定で RPS や RHYTHM-PTN を選んだ場 合の、RPS /リズム・パターン・セットを演奏する鍵盤を設 定することができます。
1.
[PAD MODE]を押してから、パッド[5(RPS)]または[6 (RHYTHM PTN)]を押します。
2.
[PAD SETTING]を押します。
Pad Setting 画面が表示されます。
「Note Number」欄にカーソルを移動して Fantom-G の鍵盤を
押すと、RPS /リズム・パターンを鳴らす鍵盤を設定するこ とができます。
クイック・セットアップ機能
Pad Setting 画面で[F3(Quick Setup)]を押すことで 16 個 の RPS /リズム・パターンのノート・ナンバーをまとめて設 定することができます。操作方法は取扱説明書の『クイック・ セットアップ』(P.192)をご覧ください。各パラメーターは 以下のようになります。
Template Set(テンプレート・セット)
ベース・ノートから順に 16 ノートが以下の鍵盤に割り当てま す。 設定値
White Keys:白鍵 Black Keys:黒鍵 All: 白鍵と黒鍵
Base Note(ベース・ノート)
一番低音のノートを指定します。カーソルが Base Note にあ るときは鍵盤を押して指定することができます。
プレイモードをすべてに適応する(Play Mode All)
Pad Setting 画面でカーソルが Play Mode 欄にあるときに
[F4(PlayMode All)]を押すことで、16 個の RPS /リズム・
パターンをまとめて現在カーソルがある Play Mode の値に変 更することができます。
3

その他の追加機能

マルチパート・コントロール

Knob Slider Mode(つまみ・スライダー・モード)の設定で
「MULTI」を選ぶことで、つまみ、スライダー、D ビーム、S1
/ S 2 ボタンで複数のパート(キーボード・スイッチがオンの パートすべて)を同時にコントロールできるようになります。
[MENU]を押して、[F2(System)]を押します。
1.
[F1]または[F2]を押して、Knob/Sliderグループを表示しま
2.
す。
「Knob Slider Mode」欄で「MULTI」に設定します。
設定値 DIRECT: つまみやスライダーを動かしたときに、常にその位
CATCH: つまみやスライダーを動かしたときに、パラメー
MULTI: つまみ、スライダー、D ビーム、S1 / S2 ボタンで
MULTI(マルチパート・コントロール)はコントローラーのア サイン値が CC、AFTERTOUCH、PITCH BEND のときのみ複 数のパートをコントロールします。
置のコントロール・データを出力
ターの値を通過したときからコントロール・データ を出力
複数のパート(キーボード・スイッチがオンのパー トすべて)を同時にコントロールします。つまみと スライダーの動作は「DIRECT」と同様になります。
フレーズの拍子を設定する
(Phrase Beat)
フレーズの拍子を設定します。
Phrase Edit 画面を開きます(取扱説明書 P.238)
1.
[F6(Phrase Beat)]を押します。
2.
新規プロジェクト作成(Create Project)でインターナル・メ モリー(Internal)を選択すると、Fantom-G 内にあるユー ザー・プロジェクトは上書き(消去)されます。重要なデータ がある場合は、あらかじめ USB メモリーにバックアップして ください。
[MENU]を押して Menu ウィンドウを表示します。
1.
VALUE ダイヤルを回すか、カーソル・ボタンを押して、
2.
「Project」を選び、続けて[ENTER]を押します。
Project Menu が表示されます。
3.
VALUE ダイヤルを回すか、カーソル・ボタンを押して、
「Create Project」を選び、[F8(Select)]を押します。
[F4(Create)]を押しても実行できます。
4.
新しいプロジェクトをインターナル・メモリーに作成する場合 は[F1(Internal)]を、USB メモリーに作成する場合は[F2
(USB)]を押してから[F8(Create)]を押します。
5.
USB メモリーを選んだ場合は、Project Name ウィンドウが表 示されますので名前をつけて[F8(OK)]を押します。
インターナル・メモリーを選んだ場合は、Project Name ウィ ンドウは表示されません、次の手順 6. に進んでください。
名前の付けかたについて詳しくは、「名前を付ける」(取扱説明 書 P.42)をご覧ください。 確認のメッセージが表示されます。
[F7(OK)]を押して実行します。
6.
※ 中止するときは、[F8(EXIT)]を押します。
3.
カーソル・ボタンと VALUE ダイヤルでフレーズの拍子を設定し ます。
4.
[F8(Close)]を押します。
新規プロジェクト作成
(Create Project)
新規プロジェクト作成(Create Project)で、インターナル・ メモリーを選択できるようになりました。インターナル・メモ リーの新規プロジェクト作成を行うと、すべてのデータが初期 状態になったプロジェクトを作成することができます。
たとえば、ファクトリー・リセットを行うと、ユーザー・パッ チやユーザー・ライブ/スタジオ・セットにプリロード・デー タが読み込まれたプロジェクトができあがります。このプリ ロード・データが不要な場合に、新規プロジェクト作成
(Create Project)でインターナル・メモリーを選択すると便利
です。
2009 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
©
エラーメッセージが表示された場合 USB メモリーの容量が不足している場合など、正しく保存で きないときにエラーメッセージが表示されることがあります。
「エラー・メッセージ一覧」(取扱説明書)にエラーの内容と対
応方法が記載されています。
USB メモリーを選んだ場合、プロジェクト名は初期値では
「FantomG001」「FantomG002」…のように番号が付きます
が、自由に変更することができます。プロジェクトはパソコン 上では USB メモリーのルートに「プロジェクト名 .Prj」とい うフォルダで表示されます。フォルダ名(プロジェクト名)を パソコンで変更する場合は、先頭の文字に「.」は使えません。 拡張子は変更しないでください。また、一部の文字( ¥ / : , ; * ? " < > ¦ )も使えません。
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Fantom-G
*5100009370 - 02 *
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