Pentax OPTIO M50 User Manual [ja]

デジタルカメラ
使用説明書
カメラの正しい操作のため、ご使用前に 必ずこの使用説明書をご覧ください。
はじめに
このたびは、ペンタックス・デジタルカメラOptioM50をお買い上げいただ き誠にありがとうございます。本製品の機能を十分活用していただくため に、ご使用になる前に本書をよくお読みください。また本書をお読みになっ た後は必ず保管してください。使用方法がわからなくなったり、機能につ いてもっと詳しく知りたいときにお役に立ちます。
著作権について
本製品を使用して撮影した画像は、個人で楽しむなどの他は、著作権法により、 権利者に無断で使用できません。なお、実演や興行、展示物の中には、個人と して楽しむ目的があっても、撮影を制限している場合がありますのでご注意く ださい。また著作権の目的となっている画像は、著作権法の規定による範囲内 で使用する以外は、ご利用いただけませんのでご注意ください。
商標について
PENTAXおよびペンタックス、OptioおよびオプティオはHOYA株式会社の登録 商標です。
SDHCロゴは商標です。 本製品はPRINT Image Matching III に対応しています。PRINT Image Matching 対応プリンターでの出力及び対応ソフトウェアでの画像処理において、撮影時 の状況や撮影者の意図を忠実に反映させることが可能です。なお、PRINT Image
Matching IIIより前の対応プリンターでは、一部機能が反映されません。PRINT Image Matching、PRINT Image Matching II、PRINT Image Matching IIIに関する
著作権はセイコーエプソン株式会社が所有しています。その他、記載の商品名、 会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
本機を使用するにあたって
強い電波や磁気を発生する施設などの周囲では、カメラが誤動作を起こす場合
があります。
画像モニターに使用されている液晶パネルは、非常に高度な精密技術で作られ
ています。99.99%以上の有効画素数がありますが、0.01%以下の画素で点灯 しないものや常時点灯するものがありますので、あらかじめご了承ください。 なお、記録される画像には影響ありません。
PictBridgeについて
PictBridgeは、プリンターとデジタルカメラを直接接続して、画像をプリントア ウトするダイレクトプリントの統一規格で、カメラ側から簡単な操作で画像を プリントできます。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラ スB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用されることを目的としています が、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を 引き起こすことがあります。使用説明書にしたがって、正しい取り扱いをしてくだ さい。
本文中のイラストおよび画像モニターの表示画面は、実際の製品と異なる場合 があります。 本説明書では SDメモリーカードならびに SDHC メモリーカードのことをSD メ モリーカードと表現しています。

ご注意ください

この製品の安全性については充分注意を払っておりますが、下 記マークの内容については特に注意をしてお使いください。
警告
このマークの内容を守らなかった場合、人が重 大な傷害を受ける可能性があることを示すマー クです。
注意
このマークの内容を守らなかった場合、人が軽 傷または中程度の傷害を受けたり、物的損害の 可能性があることを示すマークです。
本体について
警告
カメラを分解・改造などしないでください。カメラ内部に高電圧部が
あり、感電の危険があります。
落下などにより、カメラ内部が露出したときは、絶対に露出部分に手
をふれないでください。感電の危険があります。
•SDメモリーカードは、乳幼児の手の届くところに置かないでくださ
い。誤って飲み込む恐れがあります。万一、飲み込んだと思われる場 合は、直ちに医師にご相談ください。
ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子様がストラップを
首に掛けないようにご注意ください。
•ACアダプターは、必ず専用品を指定の電源・電圧でご使用ください。
専用品以外のAC アダプターをご使用になったり、専用のAC アダプ ターを指定以外の電源・電圧でご使用になると、火災・感電・故障の 原因になります。
使用中に煙が出ている、変なにおいがするなどの異常が発生した場
合、すぐに使用を中止してバッテリーを取り外したうえ、サービス窓 口にご相談ください。そのまま使用すると、火災や感電の原因となり ます。
1
注意
充電式リチウムイオンバッテリー D-LI78 以外は充電しないでくださ
い。破裂・発火の恐れがあります。
ストロボの発光部に手を密着させたまま発光させないでください。や
けどの恐れがあります。
ストロボの発光部を衣服などに密着させたまま発光させないでくだ
さい。変色などの恐れがあります。
バッテリーの液が目に入ったときは、失明の恐れがありますので、こ
すらずにすぐにきれいな水で洗ったあと、直ちに医師の治療を受けて ください。
バッテリーの液が皮膚や衣服に付着したときは、皮膚に障害をおこす
恐れがありますので、すぐにきれいな水で洗い流してください。
発熱、発火、破裂の恐れがありますので、バッテリー使用の際は、下
記注意事項を必ずお守りください。
1. 専用充電器以外では絶対に充電しないこと。
2. 火中投入、加熱、高温での充電・使用・放置をしないこと。
3. 変形や、ショートさせたり分解・改造をしなこと。
万一、カメラ内のバッテリーが発熱・発煙を起こした時は、速やかに
バッテリーを取り出してください。その際は、やけどに充分ご注意く ださい。
このカメラには、使用していると熱を持つ部分があります。その部分
を長時間持ちつづけると、低温やけどを起こす恐れがありますのでご 注意ください。
万一液晶が破損した場合、ガラスの破片には十分ご注意ください。中
の液晶が皮膚や目に付いたり、口に入らないよう十分にご注意くださ い。
お客様の体質や体調によっては、かゆみ、かぶれ、湿疹などが生じる
ことがあります。異常が生じた場合は、直ちに使用をやめ、医師の診 察を受けてください。
バッテリー充電器とACアダプターについて
警告
指定された電源以外の電圧で使用しないでください。指定以外の電
源・電圧で使用すると、火災・感電の原因となります。AC 指定電圧 は、100-240V です。
2
分解したり、改造したりしないでください。火災・感電の原因となり
ます。
使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場
合、すぐに使用を中止し、当社お客様相談センター、またはお客様窓 口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となり ます。
万一、内部に水などが入った場合は、当社お客様相談センター、また
はお客様窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の 原因となります。
使用中に雷が鳴り出したら、電源プラグをはずし、使用を中止してく
ださい。機器の破損、火災・感電の原因となります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、よくふいてください。火
災の原因となります。
注意
•ACコードの上に重いものを載せたり、落としたり、無理にまげたり
してコードを傷めないでください。もしACコードが傷んだら、当社 お客様相談センター、またはお客様窓口にご相談ください。
コンセントに差し込んだまま、AC コードの接続部をショートさせた
り、さわったりしないでください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因とな
ります。
強い衝撃を与えたり、落としたりしないでください。故障の原因とな
ります。
バッテリー充電器で充電式リチウムイオンバッテリー D-LI78 以外の
バッテリーは充電しないでください。他のバッテリーを充電しようと すると、発熱や、充電器の故障の原因となります。
3

取り扱い上の注意

海外旅行にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。また、旅
行先での問い合わせの際に役立ちますので、製品に同梱しております ワールドワイド・サービス・ネットワークも一緒にお持ちください。
長時間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅行など)の前
には、必ず試し撮りをしてカメラが正常に機能しているかを確認して ください。万一、カメラや記録媒体(SD メモリーカード)などの不 具合により、撮影や再生、パソコン等への転送がされなかった場合、 画像や音声などの記録内容の保証についてはご容赦ください。
このカメラはレンズ交換式ではありません。レンズの取り外しはでき
ません。
汚れ落としに、シンナーやアルコール、ベンジンなどの有機溶剤は使
用しないでください。
高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温になりますのでカ
メラを車内に放置しないでください。
防腐剤や有害薬品のある場所では保管しないでください。また、高温
多湿の場所での保管は、カビの原因となりますので、乾燥した風通し のよい場所に、カメラケースから出して保管してください。
このカメラは防水ではありませんので、雨水などが直接かかるところ
では使用できません。
破損や故障の原因となりますので、強い振動・ショック・圧力などを
加えないでください。オートバイ・車・船などの振動からは、クッ ションに包むなどして保護してください。万が一、強い振動・ショッ ク・圧力などが加わってしまったら、当社のサービス窓口に点検にお 出しください。
カメラの使用温度範囲は0℃~40℃です。
高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温に戻れば正常に
なります。
低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもありますが、これ
は液晶の性質によるもので、故障ではありません。
高性能を保つため、1 2 年ごとに定期点検にお出しいただくことを
お勧めします。
急激な温度変化を与えると、カメラの内外に結露し水滴が生じます。
カメラをバッグやビニール袋などに入れ、温度差を少なくしてから取 り出してください。
•SDメモリーカードの取り扱いについては、「SD メモリーカード使用
上の注意」(p.30)をご覧ください。
4
•SDメモリーカードや内蔵メモリーに記録されたデータは、カメラや
パソコン等の機能による消去やフォーマットを行っても、市販の修復 ソフトを使用すると、データを再び取り出せることがあります。デー タの取り扱いや管理は、お客様の責任において行ってください。
破損や故障の原因になりますので、画像モニターの表面を強く押さな
いでください。
カメラを腰のポケットに入れた状態で椅子などに座ると、カメラが変
形したり画像モニターが破損する恐れがありますのでご注意くださ い。
三脚使用時は、ネジの締め過ぎに十分ご注意ください。
本製品に付属しているACコードは、バッテリー充電器D-BC78専用で
す。他の機器に接続してお使いにならないでください。
バッテリーをフル充電して保管すると、性能低下の原因になることが
あります。特に高温下での保管は避けてください。 またバッテリーを長期間カメラに入れたままにしておくと、微少の電 流が流れて過放電になり、電池寿命短縮の原因となります。
充電は使用する当日か前日にすることをおすすめします。
5
目次
ご注意ください ................................................................................1
取り扱い上の注意.............................................................................4
目次 ..................................................................................................6
本書の構成......................................................................................11
このカメラの楽しみ方..........................................................................12
主な同梱品の確認...........................................................................15
各部の名称......................................................................................16
操作部の名称..................................................................................17
画面の表示......................................................................................18
準備 21
ストラップを取り付ける ......................................................................21
電源を準備する.....................................................................................22
バッテリーを充電する....................................................................22
バッテリーをセットする................................................................23
ACアダプターを使用する ..............................................................26
SDメモリーカードをセットする..........................................................28
静止画の記録サイズと画質 ............................................................31
動画の記録サイズ、画質、フレームレート ...................................32
電源をオン/オフする..........................................................................34
再生起動モード ..............................................................................35
初期設定をする.....................................................................................36
言語を設定する ..............................................................................36
日時を設定する ..............................................................................38
クイックスタート 40
静止画を撮影する .................................................................................40
静止画を再生する .................................................................................42
画像を再生する ..............................................................................42
前後の画像を再生する....................................................................42
表示された画像を回転表示する .....................................................43
機能共通操作 44
ボタンの機能を使用する ......................................................................44
Aモード時.....................................................................................44
Qモード時 ....................................................................................46
カメラの機能を設定する ......................................................................48
メニューで設定する .......................................................................48
メニュー一覧..................................................................................51
撮影モードを設定する....................................................................53
6
顔検出機能を設定する....................................................................56
特定のメニューをすばやく呼び出す..............................................57
再生機能を使う ..............................................................................59
撮影 61
撮影する................................................................................................61
カメラまかせで撮影する(オートピクチャーモード)...................61
機能を設定して撮影する(プログラムモード)..............................62
簡単撮影モードで撮影する(グリーンモード)..............................63
暗いシーンを撮影する(夜景/Digital SR(ぶれ軽減)モード)... 65
フレームをつけて撮影する(フレーム合成モード).......................66
人物を撮影する(美肌/ポートレートモード)..............................68
ペットを撮影する(ペットモード)................................................70
子供を撮影する(キッズモード)...................................................72
パノラマ撮影をする(パノラマモード)......................................... 74
セルフタイマーを使って撮影する..................................................76
連続して撮影する(連続撮影).......................................................77
ズームを使って撮影する................................................................78
デジタルワイドを使って撮影する(デジタルワイドモード)........ 81
露出を補正する ..............................................................................84
撮影情報を確認する..............................................................................85
撮影のための機能を設定する...............................................................87
ピントの合わせ方を選ぶ(フォーカスモード)..............................87
ストロボの発光方法を選択する .....................................................89
記録サイズを選択する....................................................................91
画質を選択する ..............................................................................93
ホワイトバランスを調整する.........................................................94
測光方式を設定する .......................................................................96
感度を設定する ..............................................................................98
オートフォーカス条件を設定する................................................100
クイックビューの時間を設定する................................................101
シャープネスを設定する..............................................................102
彩度を設定する ............................................................................103
コントラストを設定する..............................................................104
日付写し込みを設定する..............................................................105
設定を保存する(モードメモリ)........................................................106
動画を撮影する...................................................................................108
動画を撮影する ............................................................................108
動画の記録サイズを選択する.......................................................110
動画の画質を選択する..................................................................111
フレームレートを選択する ..........................................................112
白黒やセピア色で動画を撮影する(カラーモード).....................113
動画の手ぶれ補正を設定する(Movie SR..................................114
7
画像の再生と消去 115
再生する..............................................................................................115
AモードとQモードの切り替え ................................................115
静止画を再生する.........................................................................115
9画面表示、フォルダ表示、カレンダー表示をする ....................116
再生画像を拡大する .....................................................................118
被写体の顔を自動的に拡大する(顔アップ再生)........................119
撮影時の情報を表示する..............................................................121
Digital SRで手ぶれを補正する .....................................................122
スライドショウで連続再生する ...................................................123
動画を再生する...................................................................................125
動画を再生する ............................................................................125
AV機器と接続する..............................................................................126
消去する..............................................................................................128
1画像/音声ずつ消去する............................................................128
選択して消去する(9画面表示で消去)........................................130
まとめて消去する.........................................................................132
消去した画像を復活する..............................................................133
消去できないようにする(プロテクト).......................................134
画像の編集と印刷 136
編集する..............................................................................................136
画像のサイズと画質を変更する(リサイズ)...............................136
画像をトリミングする..................................................................138
画像や音声をコピーする..............................................................139
デジタルフィルタを使う..............................................................141
赤目を補正する ............................................................................144
フレーム合成をする .....................................................................145
動画を編集する ............................................................................147
DPOFの設定をする ............................................................................149
1画像ずつ設定する.......................................................................149
全画像を設定する.........................................................................151
カメラとプリンターをつないでプリントする(PictBridge.............152
カメラをプリンターに接続する ...................................................152
1画像ずつプリントする ...............................................................153
全画像をプリントする..................................................................155
DPOFの設定でプリントする .......................................................156
プリンターからケーブルを取り外す............................................156
8
音声の録音と再生 157
音声を録音する(ボイスレコーディングモード)...............................157
音声を再生する...................................................................................159
画像に音声を付ける(ボイスメモ)....................................................160
ボイスメモを録音する..................................................................160
ボイスメモを再生する..................................................................161
設定 162
カメラの設定をする............................................................................162
SDメモリーカード/内蔵メモリーをフォーマットする.............. 162
サウンドの設定を変更する ..........................................................163
日時を変更する ............................................................................165
ワールドタイムを設定する ..........................................................167
表示言語を変更する .....................................................................169
画像のフォルダ名を変更する.......................................................170
USB接続モードを変更する ..........................................................171
ビデオ出力方式を選択する ..........................................................172
画像モニターの明るさを設定する................................................173
節電機能を使う(エコモード).....................................................174
オートパワーオフを設定する.......................................................175
クイック拡大を設定する..............................................................176
ガイド表示を設定する..................................................................177
設定をリセットする .....................................................................178
起動画面を変更する .....................................................................179
付録 180
都市名一覧..........................................................................................180
初期設定一覧 ......................................................................................181
撮影モードごとの使える機能/使えない機能 ....................................186
別売アクセサリー一覧........................................................................188
メッセージ一覧...................................................................................189
こんなときは?...................................................................................192
主な仕様..............................................................................................194
索引.....................................................................................................198
アフターサービスについて.................................................................202
ペンタックスピックアップリペアサービス........................................203
9
本書では、十字キーの操作を次のように表記しています。
2または
4または
3
5
または
または
操作説明中で使用されている表記の意味は次のようになっています。
1
Aモード
Qモード 静止画と動画、音声を再生するモードです。
関連する操作の説明が記述されているページを記載しています。
知っておくと便利な情報などを記載しています。
操作上の注意事項などを記載しています。
静止画と動画の撮影、音声の録音をするモードです。本書では、 静止画を撮影するモードを「静止画撮影モード」、動画を撮影す るモードを「C モード」、音声を録音するモードを「O モード」 と表記します。
10

本書の構成

本書は、次の章で構成されています。
1 準備 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
お買い上げ後、写真を撮るまでの準備操作について説明しています。撮影 をはじめる前に必ずお読みになり、操作を行ってください。
2 クイックスタート –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
一番簡単な撮影方法と再生方法を説明しています。すぐに撮影、再生した いときは、このページをご覧ください。
3 機能共通操作 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
各ボタンの機能、メニューの設定方法など、各機能に共通する操作につい て説明しています。詳しい内容は、4章以降をご覧ください。
4 撮影 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
さまざまな撮影の方法や、撮影に関する機能の設定方法について説明して います。
5 画像の再生と消去 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
静止画や動画をカメラやテレビで再生する方法、カメラから消去する方法 について説明しています。
6 画像の編集と印刷 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
撮影した静止画を印刷するためのさまざまな方法や、カメラで編集する方 法について説明しています。撮影した画像のパソコンへの保存方法と ACDSee for PENTAX のインストール方法に関しては別紙の「PC 接続ガイ ド」を、パソコンでの画像の加工や印刷方法に関してはACDSee for PENTAX のヘルプをご覧ください。
7 音声の録音と再生 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
音声の録音や静止画像に音声(ボイスメモ)を追加する方法、音声の再生 のしかたを説明しています。
8 設定 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
カメラに関する機能の設定方法について説明しています。
9 付録 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
困ったときの対処のしかたや、別売品の案内などをしています。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
11

このカメラの楽しみ方

Optio M50では、一般的な写真撮影のほか、いろいろなシーンに応じた バリエーションに富んだ撮影方法をお楽しみいただけます。ここでは、 Optio M50の特長的な楽しみ方をご紹介しましょう。操作説明のページ もあわせてご覧いただき、ぜひOptio M50の楽しさを味わってみてくだ さい。
動画撮影の機能が充実!
Optio M50では、手ぶれ補正機能を使って動画撮影時のぶれを補正する ことができます。(p.114
運動会で、躍動感あふれる動画撮影に。走っている姿は動
画に、ゴールインの瞬間は写真に。
かわいいフレームと合成して撮れる!
Optio M50では、子供やペットの写真 を撮るときにかわいいフレームを合 成することができます。(p.66)撮 影 した写真に後からフレームを合成す るのも、もちろんOK!フレームの形 や大きさに合わせて被写体の位置を 微調整したり、写真を縮小・拡大し て合成することもできます。フレー ムと被写体のバランスが微妙に合わ ない・・・なんていうことはありま せん。(p.145
12
フレームを使った記念写真に。
撮影も再生も、カメラがナビゲートしてくれる!
Optio M50は、少ないボタンで操作ができるカンタン設計。いろいろな 撮影シーンで最適な設定を選べる「撮影モード」(p.53)も、再生・編 集を楽しむための「再生モード」(p.115p.136)も、わかりやすいア イコンを選ぶだけでOK。各モードの機能や使い方も、画像モニターに 表示されるガイドで確認できる親切設計です。(p.53p.59
モードパレット表示時にモードを選ぶと、ガイドを表示。
p.53p.59
グリーンモードを使うと、標準設定で手軽に撮影可能。
p.63
カレンダー形式で表示できる!
Optio M50では、撮影した画像や録音した音声を日付ごとにカレンダー 形式で表示できます。(p.117)再生したい写真や音声を、すばやく見 つけることができます。
13
パソコンなしでも、カメラの中で楽しめる様々な機能が 充実!
Optio M50では、パソコンに接続 し画像の転送を行わなくても画 像の再生や編集などが楽しめる 様々な機能が充実。パソコンを起 動するのが面倒だな、というとき などでも、これ一台で撮影から画 像加工、動画の編集まで楽しんで いただけます。(p.136)また、うっ かり画像を削除してしまったと き、復活が可能なのも、Optio M50 ならでは。(p.133
カメラでの画像再生時に、リサイズ(p.136)、トリミング
p.138)、赤目補正(p.144)が可能。
動画の分割、動画から静止画を取り出すといった動画編集
が可能。(p.147
カメラ内で複数の画像をつなぎ合わせて、パノラマ写真
p.74)やデジタルワイド写真(p.81)の作成が可能。
14

主な同梱品の確認

本体
Optio M50
USBケーブル
I-USB7(※)
バッテリー充電器
D-BC78(※)
使用説明書
(本書)
(※)の製品は、別売アクセサリーとしてもご用意しております。 (バッテリー充電器とAC コードはセット ( バッテリー充電器キット K-BC78J)
のみの販売となります。) その他の別売アクセサリーについては、「別売アクセサリー一覧」(p.188)をご 覧ください。
ストラップ
O-ST51(※)
AVケーブル
I-AVC7(※)
ACコード(※) PC接続ガイド
簡単ガイド
ソフトウェア(CD-ROM
S-SW77
充電式リチウムイオン
バッテリー D-LI78(※)
保証書
15

各部の名称

前面
背面
セルフタイマーランプ ストロボ
レンズ
マイク
三脚ネジ穴
スピーカー
バッテリー/カードカバー
画像モニター 電源スイッチ シャッターボタン
PC/AV端子 端子カバー
16

操作部の名称

電源スイッチ シャッターボタン
Iボタン
ズーム/w/x/f/yボタン
Qボタン
十字キー
4/Wボタン
グリーン/i ボタン
3ボタン
各ボタンの機能は、「ボタンの機能を使用する」(p.44p.47)を ご 覧 く ださい。
17

画面の表示

1 4 :2 5
+ 1 .0
3 8
2 0 08 / 02 / 02
F 3 .5
1 / 25 0
静止画撮影モード 通常表示
撮影条件などを表示します。(p.85
6
1 2
3 4
38
38
7 8
9
10
11
5
16 17
1/250
1/250 F3.5
F3.5
+1.0
2008/02/02
2008/02/02
14:25
14:25+1.0
12
13
14 15
1
撮影モード(p.53
2
顔認識アイコン(p.56
3
ストロボモード(p.89
4
ドライブモード(p.76p.77)12露出補正値(p.84
5
手ぶれ警告表示(p.85
6
フォーカスモード(p.87
7
デジタルズーム表示 およびインテリジェントズーム 表示(p.78
8
メモリー状態表示(p.34+ :内蔵メモリー(カードなし) a SDメモリーカード r :カードロック状態
5・16・17は、シャッターボタンを半押ししたときのみ表示されます。 ※ 撮影モードによっては表示されない情報もあります。
18
9
撮影可能枚数
10
バッテリー残量表示(p.25
11
フォーカスフレーム(p.40
13
現在の日時(p.38
14
ワールドタイム設定中(p.167
15
日付写し込み設定中(p.105
16
シャッタースピード
17
絞り値
静止画撮影モード ヒストグラム+情報表示
F 3 .5
1 / 25 0
3 8
200
+ 1 .0
+ 1 .0
1
2 3 4
1/250
1/250 F3.5
F3.5
5
+1.0
+1.0
+1.0
38
38
8
M
200
200
6 7 8 9
10
11
1
白とび(赤で点滅)
2
黒つぶれ(黄色で点滅)
3
手ぶれ警告表示(p.85
4
シャッタースピード
5
絞り値
6
記録サイズ(p.91
7
画質(p.93
8
ホワイトバランス(p.94
9
測光方式(p.96
10
感度(p.98
11
ヒストグラム(p.86
345は、シャッターボタンを半押ししたときのみ表示されます。 ※ 撮影モードによっては表示されない情報もあります。
「白とび」「黒つぶれ」表示について
被写体の中で明るすぎて白くとんでしまう部分がある場合、その部分 が赤の点滅で警告表示されます。また暗すぎて黒くつぶれてしまう部 分がある場合、その部分が黄色の点滅で警告表示されます。
19
静止画再生モード フル表示
F 3 .5
1 / 25 0
1 0 0
0 0 38
1 4 :2 5
200
2 0 08 / 02 / 02
A
(説明のためにすべてを表示させたイラストで記載しています。)
撮影条件などを表示します。A1A12 は「通常表示」、「ヒストグラム +情報」表示のいずれの場合も表示されます。B1B10 は「ヒストグ ラム+情報」表示のときにのみ表示されます。(p.121
1 B1 B2
8
M
B3 B4 B5 B6 B7 B8 B9
A1
再生モード表示 Q
静止画像 手ぶれ補正可能
P
A2
フォルダ番号(p.170
A3
ファイル番号
A4
画像プロテクト表示(p.134
A5
ボイスメモ表示(p.161
A6
バッテリー残量表示(p.25
A7
音量表示
A8
メモリー状態表示(p.34+
内蔵メモリー(カードなし)
200
200
1/250
1/250 F3.5
F3.5
p.59
a SDメモリーカード r :カードロック状態
A9
撮影日時(p.38
A11A12
p.122
-
100
100-0038
0038
2008/02/02
2008/02/02
14:25
14:25
A10
十字キーガイド表示
A11
キーロック表示(p.63
A12
顔認識アイコン(p.56
B1
白とび(赤で点滅)(p.19
B2
記録サイズ(p.91
B3
画質(p.93
B4
ホワイトバランス(p.94
B5
測光方式(p.96
B6
感度(p.98
B7
黒つぶれ(黄色で点滅)(
B8
シャッタースピード
B9
絞り値
B10
ヒストグラム(p.86
A2 A3
A4 A5
A6 A7 A8
B10
A9 A10
通常表示時にボタン操作を2秒間何も行わないと、A6・A9の表示は消えます。
ガイド表示について
操作中は画像モニターにボタン操作のガイドが表示されます。 ガイド表示では、ボタンは次のように表されます。
十字キー(2) 十字キー(3) 十字キー(4) 十字キー(53ボタン Iボタン IJ
20
MENU
2 3 4 5
ズームボタン 4/Wボタン シャッターボタン グリーン/iボタン X
p.19
OK
SHUTTER
i
準備

ストラップを取り付ける

付属のストラップ(O-ST51)を取り付けます。
1
2
1 ストラップの細いひもの部分を、本体のストラップ取り付
け部に通す
2 ストラップ端を細いひもの輪にくぐらせて引き締める
1
準 備
21

電源を準備する

1
準 備
3
専用バッテリー
バッテリー充電器
インジケーターランプ 充電中 :点灯 充電完了:消灯
1
2
コンセント

バッテリーを充電する

はじめてご使用になるときや長時間使用しなかったとき、「電池容量が なくなりました」というメッセージが表示されたときは、バッテリー を充電してください。
1 バッテリー充電器D-BC78にACコードを接続する 2 ACコードをコンセントに差し込む 3 専用バッテリーをPENTAX ロゴ面を上にしてセットする
充電中はインジケーターランプが点灯します。 充電が完了すると、インジケーターランプが消灯します。
4 充電終了後、バッテリー充電器からバッテリーを取り出す
充電時間は、最大で約150分です。周囲の温度が040 ℃の範囲で充 電してください。(周囲の温度や充電状態によって異なります。)
正しく充電しても使用できる時間が短くなったらバッテリーの寿命 です。新しいバッテリーと交換してください。
ACコード
22
付属のバッテリー充電器では、専用の充電式リチウムイオンバッテ リー D-LI78 以外のバッテリーは充電しないでください。充電器の破 損や発熱の原因となります。
バッテリーを正しい向きにセットしてもインジケーターランプが点 灯しない場合は、バッテリーの異常です。新しいバッテリーと交換し てください。
バッテリー/ カードカバー
バッテリー/カードカバーロックレバー
専用バッテリー

バッテリーをセットする

専用バッテリーをセットします。はじめてご使用になるときは、バッ テリーを充電してからセットしてください。
1 バッテリー/カードカバーを開ける
バッテリー/カードカバーロックレバーを「OPEN」の位置に合わせ
1)、バッテリーカバーを開けます(2)。
2 バッテリーの PENTAX ロゴ面をカメラのレンズ側に向け、
バッテリーの側面でバッテリー/カードカバーロックレ バーを矢印3の方向に押しながら挿入する
ロックされるまでバッテリーを挿入してください。
バッテリーは、必ずPENTAXロゴ面をカメラのレンズ側に向けて挿入 してください。逆向きに挿入すると、カメラの電源が入らないだけでな く、故障の原因にもなります。
1
準 備
3 バッテリー/カードカバーを閉じる
バッテリー/カードカバーロックレバーを「LOCK」の位置に合わせ、 バッテリー/カードカバーをロックします。
23
バッテリーを取り出す
1 バッテリー/カードカバーを開ける 2 バッテリー/カードカバーロックレバーを矢印 3 の方向
1
準 備
に押す
バッテリーが少し飛び出すので、引き抜いてください。
充電式リチウムイオンバッテリー D-LI78 が、このカメラの専用バッ テリーです。他のバッテリーを使用すると、カメラが破損し作動しな くなることがあります。
バッテリーは正しく入れてください。間違った向きに入れると故障の 原因になります。
電源がオンのときはバッテリーを取り出さないでください。
バッテリーを半年以上の長期保存する場合には、専用充電器で30分程
度充電し、本体から取り外した状態で保管してください。 その後、半年から1年毎に再充電してください。また、できるだけ室 温以下を保持できるような場所が望ましく、高温になる場所は避けて ください。
バッテリーを長時間取り出していると、日時の設定がリセットされる ことがあります。
カメラを長時間連続で使用した場合、本体やバッテリーが熱くなって いることがありますので、ご注意ください。
静止画撮影可能枚数と動画撮影、音声録音、再生時間の目安
23℃・画像モニター点灯・専用バッテリーフル充電時)
静止画撮影可能枚数
(ストロボ使用率50%)
210枚約70分約300分約240分
1:撮影可能枚数はCIPA規格に準じた測定条件による目安であり、
2:時間は当社の測定条件による目安であり、使用条件により変わ
1
動画撮影時間
2
音声録音時間
2
再生時間
使用条件により変わります。(CIPA 規格抜粋:画像モニター ON、ストロボ使用率50%、23℃)
ります。
2
24
使用環境の温度が下がると、バッテリーの性能が低下することがあり ます。
海外旅行など長期のおでかけ、寒冷地で撮影する場合や、大量に撮影 する場合は、予備のバッテリーをご用意ください。
バッテリーの残量表示
画像モニターに表示された で、バッテリーの残量を確認できます。
画面表示 バッテリーの状態 (緑) バッテリーがまだ十分に残っています。 (緑) 少し減っています。 (黄) だいぶ減っています。 (赤) 残量がほとんどありません。
「電池容量がなくなりました」 メッセージ表示後、電源がオフとなります。
リサイクルについて
このマークは小型充電式電池のリサイクルマークです。 ご使用済みの小型充電式電池を廃棄するときは、端子部 に絶縁テープをはって、小型充電式電池リサイクル協力 店へお持ちください。
1
準 備
25
1
1
準 備
ACコード
8
7
ACアダプター
3
DCカプラ-
6
DC端子

ACアダプターを使用する

長時間ご使用になるときや、パソコンと接続するときは、ACアダプター キットK-AC78J(別売)のご使用をおすすめします。
1 カメラの電源が切れていることを確認してから、バッテ
リーカバーを開ける
2 バッテリーを取り出す
バッテリー/カードカバーの開け方/閉じ方と、バッテリーの取り出 し方は、p.23p.24を参照してください。
3 DCカプラーを挿入する
DCカプラーの側面でバッテリーカバーロックレバーを押しながら挿 入し、挿入後はDCカプラーがロックされたことを確認してください。
4 DCカプラーのコードを引き出す
バッテリー/カードカバーとカメラの接続部分にあるツメを引き上 げて、DCカプラーのコードを外に引き出します。
5 バッテリー/カードカバーを閉じる 6 DCカプラーのDC端子に、ACアダプターの DC端子を接続
する
7 ACコードをACアダプターに接続する 8 電源プラグをコンセントに差し込む
4
26
•ACアダプターの接続や取り外しは、必ず電源がオフの状態で行って ください。
電源および接続ケーブルはしっかりと差し込んでください。SD メモ リーカードまたは内蔵メモリーにデータを記録中にケーブルが外れ ると、データが破壊されることがあります。
•ACアダプターを使用する場合は、火災や感電に十分ご注意ください。 ご使用の前に、必ず「ご注意ください」(p.1)をお読みください。
•ACアダプターをご使用になるときは、ACアダプターキットK-AC78J の使用説明書をあわせてご覧ください。
•ACアダプター接続時は、DCカプラーのコードがカメラ底面から引き 出されるため、卓上などにカメラを立てて置くことができません。ま た、レンズ面を下に向けて置くと、電源をオンにしたときにレンズが 繰り出されますので、故障などの原因になります。ACアダプターを 接続しながら、画像の再生や設定操作などで画像モニターを参照する 場合は、カメラを手に持つか、三脚を使用してください。
1
準 備
27

SDメモリーカードをセットする

1
準 備
バッテリー/
SDメモリーカード ソケット
SDメモリーカード
このカメラでは、SDメモリーカードをご使用いただけます。撮影した 画像や録音した音声はカメラにセットしたSD メモリーカードに記録さ れます。SDメモリーカードをセットしていないときは、内蔵メモリー に記録されます。(p.34
未使用または他のカメラやデジタル機器で使用したSD メモリーカー ドは、必ずこのカメラでフォーマット(初期化)してからご使用くだ さい。フォーマットについては「SDメモリーカード/内蔵メモリー をフォーマットする」(p.162)をご覧ください。
•SDメモリーカードをセットするときや取り出すときは、必ず電源が オフの状態で行ってください。
カードカバー
撮影できる静止画の枚数は、使用するSD メモリーカードの容量と画 像の記録サイズ、画質によって異なります。(p.31
SD
メモリーカードにアクセス中(データの記録や読み出し中)は、セ
ルフタイマーランプが点滅します。
データバックアップのおすすめ
内蔵メモリーに記録されたデータは、故障などの原因でまれに読み出しができ なくなることがあります。大切なデータは、パソコンなどを利用して、内蔵メ モリーとは別の場所に保存しておくことをおすすめします。
28
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