デジタルカメラ
使用説明書
カメラの正しい操作のため、ご使用前に
必ずこの使用説明書をご覧ください。
このたびは、ペンタックス・デジタルカメラOptio E90をお買い上げい
ただき誠にありがとうございます。本製品の機能を十分活用していた
だくために、ご使用になる前に本書をよくお読みください。また本書
をお読みになった後は必ず保管してください。使用方法がわからなく
なったり、機能についてもっと詳しく知りたいときにお役に立ちます。
著作権について
本製品を使用して撮影した画像は、個人で楽しむなどの他は、著作権法により、
権利者に無断で使用できません。なお、実演や興行、展示物の中には、個人と
して楽しむ目的があっても、撮影を制限している場合がありますのでご注意く
ださい。また著作権の目的となっている画像は、著作権法の規定による範囲内
で使用する以外は、ご利用いただけませんのでご注意ください。
商標について
PENTAXおよびペンタックス、OptioおよびオプティオはHOYA株式会社の登録
商標です。
SDHCロゴは、SD-3C, LLCの商標です。
本製品はPRINT Image Matching IIIに対応しています。PRINT Image Matching
対応プリンターでの出力及び対応ソフトウェアでの画像処理において、撮影時
の状況や撮影者の意図を忠実に反映させることが可能です。なお、PRINT Image
Matching IIIより前の対応プリンターでは、一部機能が反映されません。PRINT
Image Matching、PRINT Image Matching II、PRINT Image Matching IIIに関する
著作権はセイコーエプソン株式会社が所有しています。
その他、記載の商品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
®
ArcSoft
登録商標または商標です。
Microsoft、Windows は米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国にお
ける登録商標です。Windows Vista は米国 Microsoft Corporation の米国および
その他の国における登録商標または商標です。
Macintosh、Mac OSは、米国およびその他の国で登録されているApple Inc.の商
標です。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づくクラ
スB 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用されることを目的としています
が、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を
引き起こすことがあります。使用説明書に従って、正しい取り扱いをしてください。
本文中のイラストおよび画像モニターの表示画面は、実際の製品と異なる場合
があります。
本書ではSD メモリーカードならびにSDHC メモリーカードのことをSD メモ
リーカードと表現しています。
の名称及びそのロゴ は、ArcSoft Inc.の米国およびその他の国における
本機を使用するにあたって
• テレビ塔など強い電波や磁気を発生する施設の周囲や、強い静電気が
発生する場所では、記録データが消滅したり、撮影画像へのノイズ混
入等、カメラが誤作動を起こす場合があります。
• 画像モニターに使用されている液晶パネルは、非常に高度な精密技術
で作られています。99.99%以上の有効画素数がありますが、0.01%
以下の画素で点灯しないものや常時点灯するものがありますので、あ
らかじめご了承ください。なお、記録される画像には影響ありません。
• カメラを明るい被写体に向けると、画像モニターに光の帯が現れるこ
とがあります。この現象はスミアといい、故障ではありません。
ご注意ください
この製品の安全性については充分注意を払っておりますが、下
記マークの内容については特に注意をしてお使いください。
警告
このマークの内容を守らなかった場合、人が重
大な傷害を受ける可能性があることを示すマー
クです。
注意
このマークの内容を守らなかった場合、人が軽
傷または中程度の傷害を受けたり、物的損害の
可能性があることを示すマークです。
本体について
警告
• カメラを分解・改造などしないでください。カメラ内部に高電圧部が
あり、感電の危険があります。
• 落下などにより、カメラ内部が露出したときは、絶対に露出部分に手
をふれないでください。感電の危険があります。
• ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子様がストラップを
首に掛けないようにご注意ください。
• 使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場
合、すぐに使用を中止して電池またはACアダプターを取り外したう
え、サービス窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感
電の原因となります。
1
• ストロボの発光部に手を密着させたまま発光させないでください。や
けどの恐れがあります。
• ストロボの発光部を衣服などに密着させたまま発光させないでくだ
さい。変色などの恐れがあります。
• このカメラには、使用していると熱を持つ部分があります。その部分
を長時間持ち続けると、低温やけどを起こす恐れがありますのでご注
意ください。
• 万一液晶が破損した場合、ガラスの破片には十分ご注意ください。中
の液晶が皮膚や目に付いたり、口に入らないよう十分にご注意くださ
い。
• お客様の体質や体調によっては、かゆみ、かぶれ、湿疹などが生じる
ことがあります。異常が生じた場合は、直ちに使用をやめ、医師の診
察を受けてください。
電池について
警告
• 電池は乳幼児の手の届かない所に保管してください。特に、口に含む
と感電の恐れがありますのでご注意ください。
• 電池の液が目に入ったときは、失明の恐れがありますので、こすらず
にすぐにきれいな水で洗ったあと、直ちに医師の治療を受けてくださ
い。
注意
• このカメラは、単3形アルカリ電池、単3形リチウム電池、単3形ニッ
ケル水素電池のいずれか2本を使用します。これら以外の電池は使用
しないでください。カメラの性能が十分に発揮できない場合や、電池
の爆発、発火の原因となることがあります。
• 単3 形アルカリ電池、単3 形リチウム電池は充電ができません。また
電池は分解しないでください。無理に充電や分解をすると、爆発や液
漏れの原因となります。
• 電池の「+」と「-」の向きを間違えて入れないでください。電池の
爆発、発火の原因となります。
• 電池を交換するときは、メーカー、種類、容量の異なる電池を混ぜて
入れないでください。また、新しい電池と古い電池を混ぜて入れない
でください。電池の爆発、発火の原因となります。
• 電池をショートさせたり、火の中に入れないでください。また、分解
しないでください。爆発・発火の恐れがあります。
2
• 充電式のニッケル水素電池以外は充電しないでください。爆発・発火
の恐れがあります。このカメラに使用できる電池の種類で、ニッケル
水素電池以外は充電ができません。
• 電池の液が皮膚や衣服に付着したときは、皮膚に障害をおこす恐れが
ありますので、すぐにきれいな水で洗い流してください。
• 万一、カメラ内の電池が発熱・発煙を起こした時は、速やかに電池を
取り出してください。その際は、やけどに充分ご注意ください。
カメラや付属品は乳幼児の手の届かない場所に
警告
• カメラや付属品を、乳幼児の手の届く場所には置かないでください。
1. 製品の落下や不意の動作により、傷害を受ける恐れがあります。
2. ストラップを首に巻き付け、窒息する恐れがあります。
3. 電池やSDメモリーカードなどの小さな付属品を飲み込む恐れがあ
ります。万一、飲み込んだと思われる場合は、直ちに医師にご相
談ください。
ACアダプターについて
警告
•ACアダプターは、必ず専用品を指定の電源・電圧でご使用ください。
専用品以外のAC アダプターをご使用になったり、専用のAC アダプ
ターを指定以外の電源・電圧でご使用になると、火災・感電・故障の
原因になります。AC指定電圧は、100-240Vです。
• 分解したり、改造したりしないでください。火災・感電の原因となり
ます。
• 使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場
合、すぐに使用を中止し、当社お客様相談センター、またはお客様窓
口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となり
ます。
• 万一、内部に水などが入った場合は、当社お客様相談センター、また
はお客様窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の
原因となります。
• 使用中に雷が鳴り出したら、電源プラグを外し、使用を中止してくだ
さい。機器の破損、火災・感電の原因となります。
• 電源プラグにほこりが付着している場合は、よく拭いてください。火
災の原因となります。
3
注意
•ACコードの上に重いものを載せたり、落としたり、無理に曲げたり
してコードを傷めないでください。もしACコードが傷んだら、当社
お客様相談センター、またはお客様窓口にご相談ください。
• コンセントに差し込んだまま、ACコードの接続部をショートさせた
り、触ったりしないでください。
• 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因とな
ります。
• 強い衝撃を与えたり、落としたりしないでください。故障の原因とな
ります。
取り扱い上の注意
お使いになる前に
• 海外旅行にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。また、旅
行先での問い合わせの際に役立ちますので、製品に同梱しております
ワールドワイド・サービス・ネットワークも一緒にお持ちください。
• 長時間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅行など)の前
には、必ず試し撮りをしてカメラが正常に機能しているかを確認して
ください。万一、カメラや記録媒体(SD メモリーカード)などの不
具合により、撮影や再生、パソコン等への転送がされなかった場合、
画像や音声などの記録内容の保証についてはご容赦ください。
持ち運びとご使用の際のご注意
• このカメラはレンズ交換式ではありません。レンズの取り外しはでき
ません。
• 高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温になりますのでカ
メラを車内に放置しないでください。
• このカメラは防水ではありませんので、雨水などが直接かかるところ
では使用できません。
• 強い振動・ショック・圧力などを加えないでください。オートバイ・
車・船などの振動からは、クッションに包むなどして保護してくださ
い。万が一、強い振動・ショック・圧力などが加わってしまったら、
当社のサービス窓口に点検にお出しください。
• カメラの使用温度範囲は0~40℃です。
• 高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温に戻れば正常に
なります。
4
• 低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもありますが、これ
は液晶の性質によるもので、故障ではありません。
• 急激な温度変化を与えると、カメラの内外に結露し水滴が生じます。
カメラをバッグやビニール袋などに入れ、温度差を少なくしてから取
り出してください。
• ゴミや泥・砂・ホコリ・水・有害ガス・塩分などがカメラの中に入ら
ないようにご注意ください。故障の原因になります。雨や水滴などが
付いたときは、よく拭いて乾かしてください。
• 破損や故障の原因になりますので、画像モニターの表面を強く押さな
いでください。
• カメラを腰のポケットに入れた状態で椅子などに座ると、カメラが変
形したり画像モニターが破損する恐れがありますのでご注意くださ
い。
• 三脚使用時は、ネジの締め過ぎに十分ご注意ください。
お手入れについて
• 汚れ落としに、シンナーやアルコール、ベンジンなどの有機溶剤は使
用しないでください。
保管について
• 防腐剤や有害薬品のある場所では保管しないでください。また、高温
多湿の場所での保管は、カビの原因となりますので、乾燥した風通し
のよい場所に、カメラケースから出して保管してください。
その他
• 高性能を保つため、1~ 2 年ごとに定期点検にお出しいただくことを
お勧めします。
•SDメモリーカードの取り扱いについては、「SD メモリーカード使用
上の注意」(p.33)をご覧ください。
• イメージやサウンドファイルを削除したり、SD メモリカードや内蔵
メモリをフォーマットしたりしても、元のデータは完全には消去され
ませんのでご注意ください。 削除したファイルは市販のソフトウェ
アを使用することで、復元できる場合があります。 お客様ご自身の責
任において、このようなデータのプライバシーを保護してください。
5
目次
ご注意ください ................................................................................1
取り扱い上の注意.............................................................................4
目次 ..................................................................................................6
本書の構成......................................................................................11
このカメラの楽しみ方..........................................................................12
主な同梱品の確認...........................................................................15
各部の名称......................................................................................16
操作部の名称..................................................................................17
画像モニターの表示 .......................................................................18
準備 25
ストラップを取り付ける ......................................................................26
電源を準備する.....................................................................................27
電池の入れかた ..............................................................................27
ご家庭の電源で使うには................................................................29
SDメモリーカードをセットする..........................................................31
SDメモリーカードに記録できる枚数 ............................................34
電源をオン/オフする..........................................................................35
再生起動モード ..............................................................................36
初期設定をする.....................................................................................37
言語を設定する ..............................................................................37
日時を設定する ..............................................................................41
機能共通操作 43
ボタンの機能を使用する ......................................................................44
Aモード時.....................................................................................44
Qモード時 ....................................................................................46
AモードとQモードの切り替え ..................................................48
カメラの機能を設定する ......................................................................49
メニューの操作のしかた................................................................49
メニュー一覧..................................................................................53
撮影 55
静止画を撮影する .................................................................................56
標準的な撮影のしかた....................................................................56
撮影モードを設定する....................................................................59
顔検出機能を利用する....................................................................61
カメラまかせで撮影する(オートピクチャーモード)...................63
お好みの設定で撮影する(プログラムモード)..............................64
簡単撮影モードで撮影する(グリーンモード)..............................66
6
ズームを使って撮影する................................................................67
暗いシーンを撮影する(夜景/夜景ポートレート/高感度/
夕焼け/キャンドルライトモード).....................................70
人物を撮影する(ベストフレーミング/ポートレート/
美肌モード).........................................................................71
子供を撮影する(キッズモード)...................................................72
ペットを撮影する(ペットモード)................................................73
レジャーシーンやスポーツを撮影する(サーフ&スノー/
スポーツモード)..................................................................74
フレームをつけて撮影する(フレーム合成モード).......................76
セルフタイマーを使って撮影する..................................................78
連続して撮影する(連続撮影/16連写)........................................79
パノラマ撮影をする(パノラマモード).........................................81
撮影のための機能を設定する ...............................................................84
ストロボの発光方法を選択する .....................................................84
ピントの合わせ方を選ぶ(フォーカスモード)..............................86
記録サイズを選択する....................................................................88
露出を補正する ..............................................................................90
感度を設定する ..............................................................................90
日付写し込みを設定する................................................................92
動画を撮影する.....................................................................................93
動画を撮影する ..............................................................................93
動画の記録サイズを選択する.........................................................94
動画の手ぶれ補正を設定する(Movie SR)....................................96
設定を保存する(モードメモリ)..........................................................97
画像の再生と消去 99
再生する..............................................................................................100
静止画を再生する.........................................................................100
動画を再生する ............................................................................101
4画面表示/9 画面表示/フォルダー表示/
カレンダー表示をする.......................................................102
再生機能を使う ............................................................................104
スライドショウで連続再生する ...................................................106
画像を回転表示する .....................................................................108
再生画像を拡大する .....................................................................109
被写体の顔を自動的に拡大する(顔アップ再生)........................110
消去する..............................................................................................111
1画像ずつ消去する.......................................................................111
選択して消去する.........................................................................112
全画像を消去する.........................................................................114
消去した画像を復活する..............................................................115
消去できないようにする(プロテクト)....................................... 116
AV機器と接続する..............................................................................119
7
画像の編集と印刷 121
編集する..............................................................................................122
画像のサイズを変更する(リサイズ)..........................................122
画像をトリミングする..................................................................123
デジタルフィルターを使う ..........................................................125
赤目を補正する ............................................................................128
フレーム合成をする .....................................................................129
画像をコピーする.........................................................................133
DPOFの設定をする ............................................................................135
1画像ずつ設定する.......................................................................135
全画像を設定する.........................................................................137
設定 139
カメラの設定をする............................................................................140
SDメモリーカードをフォーマットする....................................... 140
サウンドの設定を変更する ..........................................................141
日時を変更する ............................................................................142
ワールドタイムを設定する ..........................................................145
表示言語を変更する .....................................................................147
フォルダー名の付け方を変更する................................................148
ビデオ出力方式を選択する ..........................................................149
画像モニターの明るさを設定する................................................150
節電機能を使う(エコモード).....................................................151
オートパワーオフを設定する.......................................................152
設定をリセットする .....................................................................153
パソコンで画像を見る 155
準備する..............................................................................................156
付属ソフトウェアのご紹介 ..........................................................156
システム環境................................................................................156
ソフトウェアのインストール.......................................................158
カメラのUSB接続モードを設定する ...........................................161
パソコンと接続する............................................................................163
カメラとパソコンを接続する.......................................................163
画像を転送する ............................................................................164
パソコンからカメラを取り外す ...................................................167
MediaImpression 2.0 for PENTAX を起動する .............................168
MediaImpression 2.0 for PENTAX の詳しい使い方を調べる........ 170
8
付録 171
各撮影モードの機能対応 ....................................................................172
メッセージ一覧...................................................................................174
こんなときは?...................................................................................176
初期設定一覧 ......................................................................................178
都市名一覧..........................................................................................182
別売アクセサリー一覧........................................................................183
主な仕様..............................................................................................184
索引.....................................................................................................188
アフターサービスについて.................................................................192
製品の点検・修理について.................................................................193
ペンタックスピックアップリペアサービス .................................193
宅配便・郵便による修理受付.......................................................193
9
本書では、十字キーの操作を次のように表記しています。
2または
4または
3
5
または
または
操作説明中で使用されている表記の意味は次のとおりです。
1
Aモード
Qモード 静止画と動画を再生するモードです。
関連する操作の説明が記述されているページを記載しています。
知っておくと便利な情報などを記載しています。
操作上の注意事項などを記載しています。
静止画と動画の撮影をするモードです。本書では、静止画を撮影
するモードを「静止画撮影モード」、動画を撮影するモードを
「Cモード」と表記します。
10
本書の構成
本書は、次の章で構成されています。
1 準備 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
お買い上げ後、写真を撮るまでの準備操作を説明しています。撮影をはじ
める前に必ずお読みになり、操作をしてください。
2 機能共通操作 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
各ボタンの機能やメニューの設定方法など、各機能に共通する操作を説明
しています。詳しい内容は、3章以降をご覧ください。
3 撮影 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
さまざまな撮影方法や、撮影に関する機能の設定方法を説明しています。
4 画像の再生と消去 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
静止画や動画をカメラやテレビで再生する方法とカメラから消去する方
法を説明しています。
5 画像の編集と印刷 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
撮影した静止画の印刷や、カメラでの編集方法を説明しています。撮影し
た画像のパソコンへの保存方法と付属ソフトウェアのインストール方法
については7 章を、パソコンでの画像の加工や印刷方法については付属ソ
フトウェアのヘルプをご覧ください。
6 設定 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
カメラの機能の設定方法を説明しています。
7 パソコンで画像を見る ––––––––––––––––––––––––––––––––––––
カメラのパソコンへのつなぎ方や、付属ソフトウェアS-SW104 のインス
トール方法を説明しています。
8 付録 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
困ったときの対処方法や、別売品のご紹介などをしています。
1
2
3
4
5
6
7
8
11
このカメラの楽しみ方
Optio E90では、一般的な写真撮影のほか、いろいろなシーンに応じた
バリエーションに富んだ撮影方法がお楽しみいただけます。ここでは、
Optio E90の特長的な楽しみ方をご紹介します。操作説明のページもあ
わせてご覧いただき、ぜひOptio E90 の楽しさを味わってください。
動画撮影の機能が充実!
Optio E90では、手ぶれ補正機能を使って動画撮影時のぶれを補正する
ことができます(p.96)。
お子様やペットの成長記録に、躍動感あふれる動画撮影を
(p.93)。
人物撮影が得意!
Optio E90 は、人物の顔を検出してピントや露出を合わせる「顔検出」
機能を搭載。最大で 10 人の顔を検出(※)するので、集合写真もキレ
イに撮影できます。また、人物が笑顔になったら自動的にシャッター
を切れるので、ベストショットがたくさん撮れます。さらに再生時に
は、人物の顔を順に拡大して再生できるので、表情の確認も簡単です。
※ 画面上に表示できる顔検出枠は、最大10 個です。
12
人物の顔を検出する顔検出機能(p.61)。
人物をキレイに撮影する様々な撮影モード(p.71)。
みんなの顔が確認しやすい顔アップ再生(p.110)。
いろいろなフレームと合成して撮れる!
Optio E90では、撮影時にお好みのフ
レームを選んで合成することができ
ます(p.76)。撮影した写真にあとか
らフレームを合成するのも、もちろ
んOK!フレームの形や大きさに合
わせて被写体の位置を微調整した
り、写真を縮小・拡大して合成する
こともできます。フレームと被写体
のバランスが微妙に合わない・・・な
んていうことはありません(p.129)。
フレームを使った記念写真に。
撮影も再生も、カメラがナビゲートしてくれる!
Optio E90 は、少ないボタンで操作が
できるカンタン設計。いろいろな撮影
シーンで最適な設定を選べる「撮影
モード」(p.59)も、再生・編集を楽し
むための「再生モード」(p.104、p.122)
も、わかりやすいアイコンを選ぶだけ
でOK。各モードの機能や使い方も、画
像モニターに表示されるガイドで確
認できる親切設計です。
モードパレット表示時にモードを選ぶと、ガイドを表示
(p.59、p.104)。
グリーンモードを使うと、標準設定で手軽に撮影可能(
p.66
)。
13
カレンダー形式で表示できる!
Optio E90では、撮影した画像を日付ごとにカレンダー形式で表示でき
ます(p.103)。再生したい写真を、すばやく見つけることができます。
パソコンなしでも、カメラの中で楽しめる様々な機
能が充実!
Optio E90には、パソコンに接続し
て画像を転送しなくても、画像の
再生や編集などが楽しめる様々な
機能が充実。パソコンを起動する
のが面倒だな、というときなどで
も、これ一台で撮影から画像加工
まで楽しめます(p.122)。また、
うっかり画像を削除してしまった
とき、復活ができるのも、Optio E90
ならでは(p.115)。
カメラでの画像再生時に、リサイズ(p.122)、トリミング
(p.123)、赤目補正(p.128)が可能。
14
主な同梱品の確認
本体
Optio E90
USBケーブル
I-USB98(※)
使用説明書
(本書)
(※)の製品は、別売アクセサリーとしてもご用意しております。
その他の別売アクセサリーについては、「別売アクセサリー一覧」(p.183)をご
覧ください。
ストラップ
O-ST86(※)
単3形アルカリ電池
(2本)
保証書
ソフトウェア(CD-ROM)
S-SW104
15
各部の名称
前面
背面
セルフタイマーランプ
ストロボ
レンズ
マイク
スピーカー
三脚ネジ穴
電池/カードカバー
電源スイッチ
シャッターボタン
16
PC/AV端子
ストラップ取り付け部
画像モニター
操作部の名称
電源スイッチ
シャッターボタン
ズーム/f/yボタン
Qボタン
Iボタン
十字キー
4/Wボタン
グリーン/i ボタン
3ボタン
各ボタンの機能は、「ボタンの機能を使用する」(p.44 ~ 47)をご覧く
ださい。
17
画像モニターの表示
Aモードの表示
撮影時には、撮影条件などが表示されます。4/Wボタンを押
すと、画像モニターの表示が「通常表示」「フル情報表示」「情報表示
なし」に切り替わります。
通常表示
383838
OK
フル情報表示
38
383838
10
M
200
200
18
2010/02/02
14:25
14:25
OK
情報表示なし
2010/02/02
14:25
OK
• 手ぶれを防ぐには、三脚とセルフタイマーを使った撮影が有効です
(p.78)。
• 撮影モードが9(グリーン)モードのときは、
右のように表示されます。4/Wボタ
ンを押して表示を切り替えることはできませ
ん。
• C(動画)モードで撮影中は、4/W
ボタンを押して表示を切り替えることはでき
ません。通常表示固定になります。
38
38
静止画撮影モード 通常表示
7
65
1
2
38
38
8
9
10
11
12
3
1/250
4
1/250
F3.5
F3.5
+1.0
2010/02/02
14:25
14:25+1.0
13
161514
1
撮影モード(p.59)
2
顔検出アイコン(p.61)
3
シャッタースピード
4
絞り値
5
ストロボモード(p.84)
6
ドライブモード(p.78、p.79)14露出補正値(p.90)
7
フォーカスモード(p.86)
8
デジタルズーム/インテリ
ジェントズーム表示(p.67)
※ 3・4は、シャッターボタンを半押ししたときのみ表示されます。
※ 7は、フォーカスモードが=に設定されているときにオートマクロ
機能が作動するとq が表示されます(p.86)。
※ 撮影モードによっては表示されない情報もあります。
9
メモリー状態表示(p.35)
10
撮影可能枚数
11
電池残量表示(p.29)
12
フォーカスフレーム(p.56)
13
現在の日時(p.41)
15
日付写し込み設定中(p.92)
16
ワールドタイム設定中(p.145)
19
静止画撮影モード フル情報表示/情報表示なし
「フル情報表示」では A1 ~A13・B1 が表示されます。「情報表示なし」
ではB1のみ表示されます。
A3 A4 A5 A7A6
38
38
10
200
200
A8
A9
M
A10
A11
1
2
B1
B2
1/250
B3
1/250
F3.5
F3.5
+1.0
+1.0
2010/02/02
+1.0
14:25
14:25
A12 A13
A1
撮影モード(p.59)
A2
顔検出アイコン(p.61)
A3
ストロボモード(p.84)
A4
ドライブモード(p.78、p.79)
A5
フォーカスモード(p.86)
A6
デジタルズーム/インテリ
ジェントズーム表示(p.67)
A7
メモリー状態表示(p.35)
A8
撮影可能枚数
A9
電池残量表示(p.29)
A10
記録サイズ(p.88)
A11
感度(p.90)
A12
露出補正値(p.90)
A13
日付写し込み設定中(p.92)
B1
フォーカスフレーム(p.56)
B2
シャッタースピード
B3
絞り値
※ B2・B3は、シャッターボタンを半押ししたときのみ表示されます。
※ 撮影モードがb(オートピクチャー)のときは「情報表示なし」で
も、シャッターボタンを半押しすると、A1の位置に選択されたモー
ドが表示されます(p.63)。
※ 撮影モードによっては表示されない情報もあります。
20
Qモードの表示
Q モード時には、撮影したときの画像の情報が表示されます。4/
Wボタンを押すと、表示が切り替わります。
通常表示
-
0026
100
100-0026
2010/02/02
14:25
14:25
༎
OK
フル情報表示
-
0026
100
100-0026
OK
10
M
200
200
1/250
1/250
F3.5
F3.5
༎
2010/02/02
14:25
14:25
OK
情報表示なし
༎
動画を再生しているときは、4/Wボタンを押して表示を切り
替えることはできません。通常表示固定になります。
21
静止画再生モード 通常表示/フル情報表示
(説明のためにすべてを表示させたイラストで記載しています。)
撮影条件などを表示します。A1~ A10 は「通常表示」「フル情報表示」
のいずれの場合も表示されます。B1~B4は「フル情報表示」のときに
のみ表示されます。
A3
1
2
10
B1
B2
B3
B4
A1
再生モード表示
Q:
静止画像
A2
顔検出アイコン(p.61)
A3
画像プロテクト表示(p.116)
A4
メモリー状態表示(p.35)
A5
フォルダー番号(p.148)
A6
ファイル番号
A7
電池残量表示(p.29)
M
200
200
1/250
1/250
F3.5
F3.5
(p.104)
A4
༎༎༎
A8
A9
A10
B1
B2
B3
B4
A5
-
0038
100
100-0038
A6
A7
A8
2010/02/02
14:25
14:25
A9
A10
音量表示
撮影日時(p.41)
十字キーガイド表示
記録サイズ(p.88)
感度(p.90)
シャッタースピード
絞り値
※ A2は、撮影時に顔検出した場合のみ表示されます
※ A7・A9は、通常表示時に2秒間何もボタン操作をしないと消えます。
は、動画再生中に音量調節をしているときのみ表示されます(
※ A8
※ A10は「情報表示なし」時でも表示されますが、2秒間何もボタン操
作をしないと消えます。また「通常表示」「フル情報表示」時に2秒
間何もボタン操作をしないと、「編集」の文字のみ消えます。
p.101
)。
22
ガイド表示
操作中は、画像モニターにボタン操作のガイドが次のように表示され
ます。
十字キー(2)
十字キー(3)
十字キー(4)
十字キー(5)
3ボタン Iボタン I/J
2
3
4
5
MENU
ズームボタン
4/Wボタン
シャッターボタン
グリーン/i ボタン X/
SHUTTER
OK
i
23
メモ
24
1 準備
ストラップを取り付ける ............................ 26
電源を準備する ........................................... 27
SDメモリーカードをセットする ................ 31
電源をオン/オフする ................................ 35
初期設定をする ........................................... 37
ストラップを取り付ける
付属のストラップ(O-ST86)を取り付けます。
1
準
備
2
1
ストラップの細いひもの部分を、本体のストラップ取り付
け部に通す
2
ストラップの端を細いひもの輪にくぐらせて引き締める
1
26
電源を準備する
電池の入れかた
カメラに電池をセットします。電池は単3形アルカリ電池、単3 形リチ
ウム電池、単3形ニッケル水素電池のいずれかを2本使用します。
1
電池/カードカバーを開ける
電池/カードカバーを 1 の方向に引き出します。手を離すと、2 の
方向に自然に開きます。
2
電池の向きを電池室内の+-表示に合わせて、挿入する
電池は、必ず向きを確認してください。逆向きに挿入すると、カメラの
電源が入らないだけでなく、故障の原因にもなります。
3
電池/カードカバーを閉めて、1と逆方向に水平に押し込
む
1
準
備
27
• 単3形アルカリ電池、単3形リチウム電池は充電式ではありません。
• 電源スイッチがオンのときは、電池/カードカバーを開けたり、電池
を取り出したりしないでください。
1
準
備
• 長い間使わないときは、電池を取り出しておいてください。長期間入
れたままにしておくと、電池が液もれすることがあります。
• カメラの購入直後や、電池を取り出して長期間経過してから電池を入
れた直後に、電源スイッチを押すと「電池容量がなくなりました」の
メッセージが表示されることがありますが、異常ではありません。し
ばらく待ってから再度電源スイッチを押すと、正常に電源が入りま
す。また、このとき、日時の設定がリセットされることがあります。
• 電池は正しく入れてください。間違った向きに入れると、故障の原因
になります。また、電池の電極をよく拭いてから装填してください。
• カメラを長時間連続で使用した場合、本体や電池が熱くなっているこ
とがありますので、ご注意ください。
長時間連続してご使用になるときは、ACアダプターキットK-AC62J(別
売)をご使用ください。(p.29)
静止画撮影可能枚数と動画撮影、再生時間の目安
(単3 アルカリ電池使用時・23℃・画像モニター点灯・電池交換時)
※
静止画撮影可能枚数
(ストロボ使用率50%)
約220 枚約100分約400分
1
動画撮影時間
※2
再生時間
※2
※1 撮影可能枚数は CIPA 規格に準じた測定条件による目安であり、
使用条件により変わります。(CIPA規格抜粋:画像モニター ON、
ストロボ使用率50%、23 ℃)
※2 時間は当社の測定条件による目安であり、使用条件により変わり
ます。
28
• 使用環境温度が下がると、電池の性能が低下します。寒冷地で使用す
る場合は、予備の電池を用意して衣服の中で保温するなどしてご使用
ください。なお、低温によって低下した電池の性能は、常温の環境で
元に戻ります。
• 単3形アルカリ電池は特性上、低温ではカメラの性能を十分に発揮で
きないことがあります。低温でご使用の際は、単3形リチウム電池や
単3 形ニッケル水素電池の使用をお勧めします。
• 海外旅行などの長期のおでかけ、寒冷地で撮影する場合や、大量に撮
影する場合は、予備電池をご用意ください。