デジタル一眼レフカメラ
使用説明書
カメラの正しい操作のため、ご使用前に
必ずこの使用説明書をご覧ください。
はじめに
このたびは、ペンタックス・デジタル一眼レフカメラFをお買い上
げいただき誠にありがとうございます。本製品の機能を十分活用していただ
くために、ご使用になる前に本書をよくお読みください。また本書をお読み
になった後は必ず保管してください。使用方法がわからなくなったり、機能
についてもっと詳しく知りたいときにお役に立ちます。
使用できるレンズついて
このカメラで使用できるレンズは、基本的にDA・D FA・FA Jまたは絞りs(オート)
のポジションのあるレンズです。それ以外のレンズやアクセサリーを使用するときは、
本書のp.37およびp.184をご覧ください。
著作権について
本製品を使用して撮影した画像は、個人で楽しむなどの他は、著作権法により、権利
者に無断で使用できません。なお、実演や興行、展示物の中には、個人として楽しむ
目的があっても、撮影を制限している場合がありますのでご注意ください。また著作
権の目的となっている画像は、著作権法の規定による範囲内で使用する以外は、ご利
用いただけませんのでご注意ください。
商標について
PENTAX
その他、記載の商品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
本機を使用するにあたって
• 強い電波や磁気を発生する施設などの周囲では、カメラが誤動作を起こす場合があ
• 液晶モニターに使用されている液晶パネルは、非常に高度な精密技術で作られてい
本製品はPRINT Image Matching IIIに対応しています。PRINT Image Matching対応プ
リンターでの出力及び対応ソフトウェアでの画像処理において、撮影時の状況や撮影
者の意図を忠実に反映させることが可能です。なお、PRINT Image Matching IIIより
前の対応プリンターでは、一部機能が反映されません。
PRINT Image Matching、PRINT Image Matching II、PRINT Image Matching IIIに関す
る著作権はセイコーエプソン株式会社が所有しています。
PictBridgeについて
PictBridge は、プリンターとデジタルカメラを直接接続して、画像をプリントアウト
するダイレクトプリントの統一規格で、カメラ側から簡単な操作で画像をプリントで
きます。
およびペンタックス、
SDロゴは商標です。
ります。
ます。99.99%以上の有効画素数がありますが、0.01%以下の画素で点灯しないもの
や常時点灯するものがありますので、あらかじめご了承ください。なお、記録され
る画像には影響ありません。
smc PENTAX
はペンタックス株式会社の登録商標です。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づく
クラスB情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用されることを目的と
していますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用される
と、受信障害を引き起こすことがあります。使用説明書に従って、正しい取り
扱いをしてください。
本文中のイラストおよび液晶モニターの表示画面は、実際の製品と異なる場
合があります。
ご注意ください
この製品の安全性については十分注意を払っておりますが、下記マーク
の内容については特に注意をしてお使いください。
このマークの内容を守らなかった場合、人が重大な傷害を受
警告
ける可能性があることを示すマークです。
このマークの内容を守らなかった場合、人が軽傷または中程
注意
度の傷害を受けたり、物的損害の可能性があることを示す
マークです。
本体について
警告
• カメラの分解・改造などをしないでください。カメラ内部に高電圧部があ
り、感電の危険があります。
• 落下などにより、カメラ内部が露出したときは、絶対に露出部分に手をふ
れないでください。感電の危険があります。
•
SD
メモリーカードは、乳幼児の手の届くところに置かないでください。誤っ
て飲み込む恐れがあります。万一、飲み込んだと思われる場合は、直ちに医
師にご相談ください。
• ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子様がストラップを首に
掛けないようにご注意ください。
• 望遠レンズを付けた状態で、長時間太陽を見ないでください。目を痛める
ことがあります。特に、レンズ単体では、失明の原因になりますのでご注
意ください。
• 電池は幼児の手の届かない所に保管してください。万一、電池を飲みこん
だ場合は、直ちに医師にご相談ください。
•ACアダプターは、必ず専用品を指定の電源・電圧でご使用ください。専用
品以外のAC アダプターをご使用になったり、専用の AC アダプターを指定
以外の電源・電圧でご使用になると、火災・感電・故障の原因になります。
• 使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場合、す
ぐに使用を中止し、電池またはAC アダプターを取り外したうえ、サービス
窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となります。
•ACアダプター使用時に雷が鳴り出したら、電源プラグをはずし、使用を中
止してください。機器の破損・火災・感電の原因となります。
1
2
注意
• 電池をショートさせたり、火の中に入れないでください。また、分解しな
いでください。破裂・発火の恐れがあります。
• 充電式のニッケル水素充電池以外は充電しないでください。破裂・発火の
恐れがあります。このカメラに使用できる電池の種類で、ニッケル水素充
電池以外は充電ができません。
• 万一、カメラ内の電池が発熱・発煙を起こしたときは、速やかに電池を取
り出してください。その際は、やけどに十分ご注意ください。
• このカメラには、使用していると熱を持つ部分があります。その部分を長
時間持ちつづけると、低温やけどを起こす恐れがありますのでご注意くだ
さい。
• ストロボ発光部に手を密着させたり、衣服をかぶせたまま発光させないで
ください。火傷を負ったり、衣服が焦げる恐れがあります。
電池の取り扱いについての注意
• このカメラでは、決められた電池以外は使用しないでください。電池の破
裂、発火の原因となります。
• 電池を交換するときは、違うメーカ-、違う種類の電池を混ぜて入れない
でください。また、新しい電池と古い電池を混ぜて入れないでください。電
池の破裂、発火の原因となります。
• 電池の「+」と「-」の向きを間違えて入れないでください。電池の破裂、
発火の原因となります。
• 単3形リチウム電池、単3形アルカリ電池、CR-V3は充電ができません。ま
た分解はしないでください。無理に充電や分解をすると、破裂や液漏れの
原因となります。
取り扱い上の注意
• 海外旅行にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。また、旅行先
での問い合わせの際に役立ちますので、製品に同梱しておりますワールド
ワイド・サービス・ネットワークも一緒にお持ちください。
• 長時間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅行など)の前には、
必ず試し撮りをしてカメラが正常に機能しているかを確認してください。
万一、カメラや記録媒体(SDメモリーカード)などの不具合により、撮影
や再生、パソコン等への転送がされなかった場合、画像の記録内容の保証
についてはご容赦ください。
• 汚れ落としに、シンナーやアルコール・ベンジンなどの有機溶剤は使用し
ないでください。
• 高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温になりますのでカメラ
を車内に放置しないでください。
• 防腐剤や有害薬品のある場所では保管しないでください。また、高温多湿
の場所での保管は、カビの原因となりますので、乾燥した風通しのよい場
所に、カメラケースから出して保管してください。
• このカメラは防水カメラではありませんので、雨水などが直接かかる所で
は使用できません。
• 強い振動・ショック・圧力などを加えないでください。オートバイ・車・
船などの振動は、クッションなどを入れて保護してください。
• カメラの使用温度範囲は0℃~40℃です。
• 高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温に戻れば正常になり
ます。
• 低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもありますが、これは液
晶の性質によるもので、故障ではありません。
• 高性能を保つため、1~2年ごとに定期点検にお出しいただくことをお勧め
します。
• 急激な温度変化を与えると、カメラの内外に結露し水滴が生じます。カメ
ラをバッグやビニール袋などに入れ、温度差を少なくしてから取り出して
ください。
• ゴミや泥・砂・ホコリ・水・有害ガス・塩分などがカメラの中に入らない
ようにご注意ください。故障の原因になります。雨や水滴などが付いたと
きは、よく拭いて乾かしてください。
•SDメモリーカードの取り扱いについては、「SDメモリーカード使用上の注
意」(p.30)をご覧ください。
• レンズ、ファインダー窓のホコリは、きれいなレンズブラシで取り去って
ください。スプレー式のブロワーは、レンズを破損させる恐れがあります
ので、使用しないでください。
• CCDの清掃につきましては、できるだけ当社のお客様相談センターまたは、
お客様窓口にご用命ください。(有料)
• 破損や故障の原因になりますので、液晶モニターの表面を強く押さないで
ください。
3
ユーザー登録のお願い
お客様へのサービス向上のため、お手数ですがユーザー登録にご協力いただきますよ
う、お願い申し上げます。
付属していますCD-ROMと弊社ホームページから登録が可能です。
同梱の「PENTAX PHOTO Browser 2.1 /PENTAX PHOTO Laboratory 2.1 使用説明書」
(Windowsをお使いの方:p.10、Mac OSをお使いの方:p.12)をご参照ください。
4
目次
ご注意ください.....................................................................................1
本体について ........................................................................................1
電池の取り扱いについての注意 ...........................................................2
取り扱い上の注意.................................................................................2
目次.......................................................................................................4
本書の構成............................................................................................9
お使いになる前に 11
Fカメラの特長 ............................................................... 12
主な同梱品の確認 .......................................................................... 13
各部の名称 ..................................................................................... 14
本体.....................................................................................................14
液晶モニターのガイド表示.................................................................16
ファインダーの表示ガイド.................................................................20
表示パネルの表示ガイド ....................................................................22
準備編 23
ストラップを取り付ける ............................................................... 24
電池を入れる ................................................................................. 25
電池について ......................................................................................26
電池容量の確認...................................................................................27
撮影可能枚数と再生時間(新品電池交換時).....................................27
ACアダプターを使用する(別売品)..................................................28
SDメモリーカードを入れる/取り出す ........................................ 29
画像の記録サイズと画質 ....................................................................31
電源を入れる ................................................................................. 32
初期設定をする .............................................................................. 33
言語を設定する...................................................................................33
日時を設定する...................................................................................35
レンズを取り付ける....................................................................... 37
ファインダーの視度を調整する..................................................... 39
使ってみよう 41
撮影の基本操作 .............................................................................. 42
カメラの構え方...................................................................................42
カメラまかせで撮影する ....................................................................43
シーンに合わせて撮影モードを選ぶ ............................................. 47
撮影シーンを選ぶ...............................................................................48
ズームレンズを使う....................................................................... 50
内蔵ストロボを使う....................................................................... 51
いろいろな方法で撮影する ............................................................ 55
連続撮影 .............................................................................................55
セルフタイマー撮影 ...........................................................................57
リモコン撮影(リモコンF:別売品)..................................................61
ミラーアップ機能を使ってカメラぶれを防ぐ....................................64
再生する......................................................................................... 65
撮影した画像を再生する ....................................................................65
再生した画像を拡大表示する.............................................................67
9画像ずつ表示する .............................................................................68
スライドショウで連続再生する .........................................................70
AV機器と接続する......................................................................... 72
画像をフィルタで加工する ............................................................ 73
画像を消去する .............................................................................. 75
1画像ずつ消去する .............................................................................75
まとめて消去する...............................................................................76
選択して消去する(9画面表示で消去)..............................................77
消去できないようにする(プロテクト).............................................79
プリントサービスの設定をする(DPOF)..................................... 81
1画像ずつ設定する .............................................................................81
全画像を設定する...............................................................................82
カメラとプリンターをつないでプリントする(PictBridge)........ 84
「転送モード」を設定する ..................................................................85
カメラをプリンターに接続する .........................................................86
1画像ずつプリントする......................................................................87
全画像をプリントする........................................................................89
プリントサービスの設定(DPOF)内容でプリントする ..................91
プリンターからケーブルを取り外す ..................................................91
5
6
メニューリファレンス 93
ボタンの機能を使う....................................................................... 94
撮影時.................................................................................................94
再生時.................................................................................................96
メニューを使う .............................................................................. 98
メニューの操作方法 ...........................................................................98
「A撮影」メニューの設定項目 ........................................................100
「Q再生」メニューの設定項目 .......................................................100
「H詳細設定」メニューの設定項目..................................................101
「Aカスタム」メニューの設定項目 ..................................................102
Fnメニューを使う ....................................................................... 104
撮影時...............................................................................................104
再生時...............................................................................................105
モードダイヤルを使う ................................................................. 106
機能リファレンス 109
記録サイズと画質を設定する ...................................................... 110
画像仕上を設定する .........................................................................110
記録サイズを設定する......................................................................111
画質を設定する.................................................................................112
彩度/シャープネス/コントラストを設定する ..............................113
ホワイトバランスを調整する...........................................................114
感度を設定する.................................................................................117
色空間を設定する.............................................................................119
ピントを合わせる ........................................................................ 120
オートフォーカスを利用する...........................................................120
AFエリアを設定する ........................................................................123
AFモードを設定する ........................................................................124
ピントを固定する(フォーカスロック)...........................................125
マニュアルでピントを調整する(マニュアルフォーカス)..............127
露出を設定する ............................................................................ 129
絞りとシャッター速度の効果について ............................................129
測光方式を選択する .........................................................................131
露出モードを切り替える ..................................................................133
露出を補正する.................................................................................142
露出を自動で変えて撮る(オートブラケット)................................144
撮影前に構図、露出、ピントを確認する .................................... 147
プレビューを表示する......................................................................147
プレビュー方式を設定する...............................................................148
内蔵ストロボを使いこなす .......................................................... 149
ストロボの光量を補正する...............................................................149
ストロボ充電中に撮影できるようにする.........................................150
露出モードによるストロボ撮影の特徴 ............................................150
内蔵ストロボ撮影時の距離と絞り....................................................152
DA・D FA・FA J・FA・Fレンズの内蔵ストロボ適合表 .................153
外付けストロボ(別売品)を使って撮影する..................................155
再生時の条件を設定する ............................................................. 162
再生時の表示方法を切り替える .......................................................162
スライドショウの表示間隔を設定する ............................................163
カメラの設定をする..................................................................... 164
SDメモリーカードをフォーマットする ...........................................164
電子音をオン/オフする ..................................................................165
日時とその表示スタイルを変更する ................................................165
ワールドタイムを設定する...............................................................166
表示言語を設定する .........................................................................169
ガイド表示をオン/オフする...........................................................169
液晶モニターの明るさを設定する....................................................170
ビデオ出力方式を選択する...............................................................170
オートパワーオフを設定する...........................................................171
フォルダ名の付け方を選択する .......................................................171
ファイルNo.の付け方を選択する .....................................................172
クイックビューとデジタルプレビューの表示を設定する................172
設定をリセットする..................................................................... 174
撮影/再生/詳細設定メニューのリセット .....................................174
カスタムファンクションメニューのリセット..................................175
7
8
付録 177
初期設定一覧 ............................................................................... 178
各種レンズを組み合わせたときの機能 ........................................ 182
「絞りリングの使用」設定時の注意 ............................................. 184
CCDのクリーニングについて...................................................... 185
別売アクセサリー ........................................................................ 187
エラーメッセージ ........................................................................ 190
困ったときは ............................................................................... 192
主な仕様....................................................................................... 194
リモートコントロールF(別売)仕様..............................................196
用語解説....................................................................................... 197
索引.............................................................................................. 202
アフターサービスについて .......................................................... 206
ペンタックス
ピックアップリペアサービス ...................................................... 207
本書の構成
本書は、次の章で構成されています。
9
1 お使いになる前に
カメラの特長や付属品、各部の名称について説明しています。
2 準備編
お買い上げ後、画像を撮るまでの準備操作について説明しています。必
ずお読みになり、撮影をはじめる前に、操作を行なってください。
3 使ってみよう
基本の撮影方法と再生方法、印刷の方法を説明しています。この章を読
めば、撮影、再生、印刷のすべての基本操作がわかります。
4 メニューリファレンス
Fの機能をボタンやメニューごとに解説します。
5 機能リファレンス
Fをより深く使いこなすための機能をご紹介します。
6 付録
困ったときの対処のしかたや別売品の案内、各種資料を記載しています。
1
2
3
4
5
6
操作説明中で使用されている表記の意味は次のようになっています。
1
関連する操作の説明が記述されているページを記載しています。
知っておくと便利な情報などを記載しています。
操作上の注意事項などを記載しています。
10
メモ
1 お使いになる前に
お使いになる前に、同梱品とカメラ各部の名称を確認して
ください。
Fカメラの特長 ........................................12
主な同梱品の確認 ...................................................13
各部の名称 .............................................................14
12
Fカメラの特長
• 23.5×15.7mm、有効画素数 610 万画素の CCDを採用し、高精細、高ダ
イナミックレンジの撮影ができます。
1
• CR-V3、単 3形リチウム電池、単3形ニッケル水素充電池、単3形アルカ
リ電池が使用できます。
お
使
• 液晶モニターには、2.5型の大型液晶を採用。約21万画素の高精細、明
い
るさ調整機能付きで見やすさを向上させています。
に
• デジタルプレビューによる画像の確認機能を搭載し、よりイメージに
な
る
近い撮影ができます。
前
• ユニバーサルデザインの考え方を随所に導入し、大きな文字とハイコ
に
ントラストで見やすい大型液晶モニター、わかりやすいメニューによ
り、さらに操作しやすくなりました。
35mm 判一眼レフカメラと F では、35mm 判フィルムと CCD のフォー
マットサイズが異なるために、同じレンズを使用しても写る範囲(画角)は同
じにはなりません。
35mm判フィルムとCCDの大きさ
35mm判フィルム :36×24mm
FのCCD :23.5×15.7mm
F と35mm 判カメラでほぼ同じ範囲(画角)を撮影するには、35mm
判カメラのレンズの焦点距離を約1.5 で割った焦点距離のレンズを使用してく
ださい。
例)35mm判カメラで150mmのレンズを使う場合と同じ画角にするには、
150÷1.5=100
Fでは、100mmのレンズを使用すれば良いことになります。
逆に、Fで使用しているレンズの焦点距離を35mm 判カメラの焦点距
離に換算するには、約1.5 倍してください。
例)Fに300mmレンズを使用した場合、
300×1.5=450
35mm判カメラで450mmレンズ相当を使用したのと同じになります。
主な同梱品の確認
このカメラには以下の付属品が同梱されています。
カメラをお使いになる前に、付属品に不足がないかお確かめください。
ホットシューカバー FK
(カメラ装着)
アイカップF
(カメラ装着)
N
MEファインダーキャップ
13
1
お
使
い
に
な
る
前
に
ボディーマウントカバー
(カメラ装着)
ソフトウェア(CD-ROM)
S-SW43
使用説明書(本書)
USBケーブル
I-USB17
ストラップ
O-ST10
PENTAX PHOTO Browser 2.1
PENTAX PHOTO Laboratory 2.1
使用説明書
※ 同梱の電池は、動作確認用のサンプルです。
ビデオケーブル
単3形アルカリ電池
/
I-VC28
※
(4本)
保証書
14
各部の名称
1
本体
お
使
い
に
な
る
前
に
シャッターボタン
セルフタイマーランプ
/リモコン受光部
レンズ取外しボタン
3ボタン
マウント指標
電源レバー
ミラー
AFカプラー
フォーカス
モードレバー
レンズ情報接点
セレクトダイヤル
L/Z
ボタン
十字キー
4ボタン
iボタン
Mボタン
Qボタン
{ボタン
電池ぶた
三脚ねじ穴
15
Kボタン
モードダイヤル
吊り金具
ケーブル
スイッチ端子
USB/VIDEO端子
DC入力端子
端子カバー
内蔵ストロボ
ホットシュー
mc ボタン
表示パネル
視度調整レバー
カードカバー
カードカバー
開放レバー
カードアクセス
ランプ
ファインダー液晶モニター
1
お
使
い
に
な
る
前
に
16
液晶モニターのガイド表示
液晶モニターに表示される内
容は、カメラの状態ごとに次の
1
ようになります。
お
使
い
に
な
る
前
に
電源オン時またはモードダイヤル操作時
電源オン時、またはモードダイヤルを回したときに、液晶モニターに3秒
間ガイド表示されます。
「H詳細設定」メニューの「ガイド表示」をオフにすると、表示されません。
(p.101)
182345 6 7
1600
2006
AF-S
AF-S
ࠊࠊࠊ
109
2525//
25//
1414: 25
:01
14 25012006
1600
液晶モニター
1
ストロボモード
(有効なモードを表示)(p.51)
2
ドライブモード(p.104)
3
測光方式(p.131)
4
AFモード(p.124)
5
AFエリア(p.123)
6
ホワイトバランス設定(p.114)
7
感度設定(p.117)
8
撮影モード、シーンモード(p.106)
9
ワールドタイム警告表示(p.166)
10
現在の日時(p.165)
※ 3、5、6、7 は標準設定以外に
セットしたときだけ、9 はワー
ルドタイム設定をオンにして
いるときだけアイコンが表示
されます。
撮影時
ࠊג ഐ
ݗ൝ࡥ ג
ئ
撮影時にMボタンを押すと、液晶モニターに撮影機能の設定内容が
15秒間表示されます。
17
詳細情報表示
મૂ༭
મૂ༭
મૂ༭
AF-S
AF-S
ISO
800
ISO
800
sRGB
sRGB
2006
1
AFモード(p.124)
2
モードダイヤル位置(p.106)
3
測光方式(p.131)
4
ストロボモード(p.51)
5
ドライブモード(p.104)
6
オートブラケット(p.146)
7
ISO感度(p.117)
8
画像仕上(p.110)
9
画質(p.112)
2525/01
/ 14 : 2525/012006 /
4040mm
40
1414: 25
mm
મૂ༭
19
109
12
10
記録サイズ(p.111)
11
色空間(p.119)
12
ホワイトバランス(p.114)
13
現在の日時(p.165)
14
AFエリア(p.123)
15
彩度(p.113)
16
シャープネス(p.113)
17
コントラスト(p.113)
18
レンズ焦点距離
19
シーンモード(p.47)
1
13
14
15
1665432
1787
1811
※ 19はシーンモードのときだけ表示されます。
詳細情報表示画面で十字キー(5)を押すと、設定されている撮影モー
ドの説明画面が表示されます。
1
お
使
い
に
な
る
前
に
撮影モード説明
મૂ༭
મૂ༭
ࠊגഐ
ࠊגഐ
ݗ൝ࡥג
ݗ൝ࡥג
ئ
ئ
ࠊࠊࠊ
18
再生時
画像再生時にMボタンを押すごとに、画面表示が切り替わります。
Qボタンを押したとき、はじめに表示する情報を変更できます。(p.162)
1
お
詳細情報表示
使
い
に
な
る
前
に
2000
1 /
20001/ 228.F28.
ISO
ISO
800
800
F
2006
100-0001
100-0001
AF-S
AF-S
15.
1 5.
+
+
EVEVEV
sRGB
sRGB
/ 14 : 25
2525/01
25/012006 /
1414: 25
4040mm
40
mm
1
11
12 13 14 15
17
20
21
24
2
26
5
9
87
18
22
25
3
4
6
10
16
19
23
1
撮影画像
2
回転アイコン(p.66)
3
画像のフォルダ番号とファイル
No.(p.171、p.172)
4
画像プロテクト表示(p.79)
5
AFモード(p.124)
6
AFエリア(p.123)
7
シャッター速度(p.135)
8
絞り値(p.137)
9
露出補正値(p.142)
10
彩度(p.113)
11
モードダイヤル位置(p.106)
12
測光方式(p.131)
13
ストロボモード(p.51)
14
ドライブモード(p.104)
15
オートブラケット(p.146)
16
シャープネス(p.113)
17
ISO感度(p.117)
18
画像仕上(p.110)
19
コントラスト(p.113)
20
画質(p.112)
21
記録サイズ(p.111)
22
色空間(p.119)
23
レンズ焦点距離
24
ホワイトバランス(p.114)
25
撮影日時(p.165)
26
シーンモード(p.47)
※ 26はシーンモードのときだけ
表示されます。
ヒストグラム表示
12
100-0046
100-0046
3
4
1
撮影画質(記録方式)
2
画像のフォルダ番号とファイルNo.(p.171、p.172)
3
画像プロテクト表示(p.79)
4
ヒストグラム(p.162)
•「Q再生」メニューの「再生時の表示方法」で「白飛び警告表示」をオンに
すると、白飛び部分が点滅表示されます。(p.162)
• ヒストグラム表示中に十字キー(23)を押すと、ヒストグラムの表示位
置を上下に移動することができます。
19
1
お
使
い
に
な
る
前
に
20
ファインダーの表示ガイド
お
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前
に
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2
1
3
4 5
1
67 8 91011
12 13 14
1
AFフレーム(p.39)
2
スポット測光フレーム(p.131)
3
ストロボ発光表示(p.51)
ストロボ発光可能なときは点灯、ストロボがお勧めなのに発光する設定に
なっていないときは点滅する
4
ISO警告表示(p.118)
警告設定値以上のISO感度の場合に点灯
5
コンティニュアスモード表示(p.124)
AFモードがk(コンティニュアスモード)のときに点灯
6
ピクチャーモードアイコン(p.47)
ピクチャーモードで撮影する場合、撮影時のピクチャーモードどれか1種
類が点灯
\(動体)、q(マクロ)、=(人物)、U(Iの標準モード)、
.(夜景人物)、s(風景)
7
合焦マーク(p.44)
合焦したとき(ピントが合ったとき)に点灯
8
シャッター速度(p.135)
撮影時および調整時のシャッター速度(セレクトダイヤルによるシャッ
ター速度調整が可能なときはアンダーラインが点灯)
9
絞り値(p.137)
撮影時および調整時の絞り値(セレクトダイヤルによる絞り調整が可能な
ときはアンダーラインが点灯)
10
露出補正表示(p.142)
露出補正有効時、露出補正調整時に点灯
ストロボ光量補正時はゆっくり点滅
露出補正調整かつストロボ光量補正時は早く点滅
調整値は撮影可能枚数の表示位置に表示
11
撮影可能枚数/露出補正値
現在の画質、記録サイズ設定であと何枚撮影できるかを表示
連続撮影可能枚数を表示(p.102)
露出補正調整時には露出補正値を表示(p.134)
露出モードがa のときは、適正露出値との差を表示(p.139)
12
マニュアルフォーカス表示(p.127)
フォーカスモードが\の場合に点灯
13
シーンモードアイコン(p.47)
シーンモードで撮影する場合に点灯
14
AEロック表示(p.143)
AEロック中に点灯
21
1
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前
に
22
表示パネルの表示ガイド
カメラ上部の表示パネルには次のような情報が表示されます。
1
お
使
い
に
な
る
前
に
1
7
2
3
4
111065
1
シャッター速度(p.135)
2
絞り値(p.137) 表示なし:ワイド
3
ストロボモード表示(p.51) M :スポット
b : 内蔵ストロボ充電完了
(点滅はストロボお勧めま
たは不適合レンズ警告)
a :発光禁止 N :スポット測光
E :自動発光
> :赤目軽減機能有効
4
ドライブモード(p.104)
9 :1コマ撮影
j :連続撮影
g :セルフタイマー撮影
h :リモコンモード撮影
5
AFエリア(p.123)
6
測光方式(p.131)
表示なし:分割測光
M :中央重点測光
7
オートブラケット(p.146)
8
ホワイトバランス(p.114)
(オート設定時は非表示)
9
電池残量表示
10
露出補正表示(p.142)
11
撮影可能枚数/露出補正値
/PC(Pb)
(PC:マスストレージ、
Pb:PictBridge)
8
9
2 準備編
お買い上げ後、画像を撮るまでの準備操作について説明し
ています。必ずお読みになり、撮影をはじめる前に、操作
を行なってください。
ストラップを取り付ける ........................................24
電池を入れる ..........................................................25
SDメモリーカードを入れる/取り出す .................29
電源を入れる ..........................................................32
初期設定をする ......................................................33
レンズを取り付ける ...............................................37
ファインダーの視度を調整する .............................39
24
準
備
編
ストラップを取り付ける
1
ストラップの先端をカメラの吊
り金具に通し、留め具の内側にな
るように固定する
2
2
もう一方のストラップの先端を
カメラのもう一方の吊り金具に
通し、留め具の内側になるように
固定する
電池を入れる
カメラに電池をセットします。電池はCR-V3を2本、または、単3形ニッ
ケル水素充電池、単3 形リチウム電池、単3 形アルカリ電池のいずれか4
本を使用します。
本機は動作確認用として、単3形アルカリ電池を同梱していますが、他にも使用
できる電池があります。「電池について」(p.26)をご覧いただき、用途に合っ
た電池を選んでご使用ください。
• CR-V3、単 3形リチウム電池、単3形アルカリ電池は充電式ではありません。
• 電源がオンのときは、電池ぶたを開けたり、電池を取り出したりしないで
ください。
• 長い間使わないときは、電池を取り出しておいてください。長期間入れた
ままにしておくと、電池が液もれをすることがあります。
• 長時間電池を取り外して、新しく電池を入れたときに日時がリセットされ
ていたら、「日時を設定する」の手順に従って、設定しなおしてください。
(p.35)
• 電池は正しく入れてください。間違った向きに入れると、故障の原因にな
ります。また、電池の電極はよく拭いてから入れてください。
• 電池は、全部を一度に、同一メーカー・同一種類で交換してください。ま
た、新しい電池と古い電池を混ぜないでください。
25
2
準
備
編
1
電池ぶた開放レバーを矢印の方
1
向( )に押しながら、電池ぶ
たをレンズ側にスライド()さ
せてから引き上げる
2
電池の向きを電池室内の「+」
「-」表示に合わせて、挿入する
2
1
2
26
3
電池ぶたで電池を押さえながら
電池ぶたを閉め( )、矢印の方
向にスライドさせる( )
1
2
1
2
準
備
編
• 長時間ご使用になるときは、ACアダプター(別売品)をご使用ください。(p.28)
• 電池交換をしても正しく作動しないときは、電池の向きを確認してくださ
い。
電池について
このカメラでは、以下の4種類の電池を使用することができます。電池の
特性は種類によって異なりますので、用途にあわせて電池をお選びくだ
さい。
2
CR-V3
単 3 形ニッケ
ル水素充電池
(Ni-MH)
単 3 形リチウ
ム電池
単 3 形アルカ
リ電池
オキシライド電池と CR-V3 タイプの充電池は、電圧特性上、誤動作の恐れが
あるため使用をお勧めしません。
寿命が長いので、旅行などに便利です。
充電して繰り返し使用することができるので経済的です。
(充電には、ご使用の充電池に対応した市販の充電器が必要で
す)
低温に強く、寒い地域での撮影に向いています。
同梱品の電池です。お使いの電池が消耗してしまっても、容易
に入手できます。ただし、使用条件によっては、カメラの性能
を十分に発揮させられない場合がありますので、緊急用や動作
確認用として以外は、使用をお勧めしません。
電池容量の確認
27
表示パネルに表示された
{
点灯 : 電池がまだ十分に残っています。
{で、電池の残量を確認することができます。
¶
}
点灯 : 容量が少なくなりました。
¶
?
点灯 : 残量がほとんどありません。
¶
?
点滅 : メッセージの表示後、電源オフとなります。
撮影可能枚数と再生時間(新品電池交換時)
電池
(使用温度)
CR-V3
単3形リチウム電池(23°C) 750枚 650枚 550枚 470分
単3 形ニッケル
水素充電池
(2500mAh)
単3形アルカリ電池(23°C) 90枚 70枚 50枚 140分
(23°C) 850枚 750枚 650枚 700分
( 0°C) 560枚 500枚 410枚 470分
( 0°C) 670枚 570枚 470枚 400分
(23°C) 560枚 500枚 440枚 350分
( 0°C) 500枚 440枚 380枚 300分
( 0°C)不適 不適 不適 70分
一般撮影
ストロボ撮影
使用率50% 使用率100%
再生時間
2
準
備
編
静止画撮影枚数はCIPA規格に準じた測定条件、再生時間については当社の測定
条件による目安ですが、使用条件により変わります。
• 使用環境温度が下がると、電池の性能が低下します。寒冷地で使用する場
合は、予備の電池を用意して、衣服の中で保温するなどしてご使用くださ
い。なお、低温によって低下した電池の性能は、常温の環境で元に戻ります。
• 単3 形アルカリ電池は特性上、カメラの性能を十分に発揮させられない場合
がありますので、緊急用や動作確認用として以外は、使用をお勧めしませ
ん。
• 海外旅行、寒冷地で撮影する場合や大量に撮影する場合は、予備電池をご
用意ください。
28
ACアダプターを使用する(別売品)
4
1
2
準
備
編
2
3
液晶モニターを長時間ご使用になるときや、パソコンと接続するときは、
ACアダプターキットK-AC10J(別売)のご使用をお勧めします。
1
カメラの電源がオフになっていることを確認してから、端子
カバーを開ける
2
ACアダプターのDC端子を、カメラのDC入力端子に接続する
3
ACコードをACアダプターに接続する
4
コンセントに電源プラグを差し込む
•ACアダプターを接続または外すときは、必ずカメラの電源をオフにした状
態で行なってください。
• カメラやACアダプター、ACコード端子、コンセントはしっかり差し込んで
ください。カメラがSDメモリーカードにデータを記録、または読み出して
いる間に接続部が外れると、SDメモリーカードやデータが破損する恐れが
あります。
•ACアダプターをご使用になるときは、ACアダプターキットK-AC10Jの使用
説明書をあわせてご覧ください。
•ACアダプターを接続しても、カメラ内の充電池を充電することはできませ
ん。