FUJINON TV LENS
UA125×8BESMP-V35
取扱説明書
BB00051343-100d
LP555A-V35 0302
A
ご使用になる前に、 この取扱説明書をよくお読みください。 また、 いつでも取り出し
てお読みいただけるよう、 大切に保管してください。
製品の仕様および外観は、 改良のため予告なく変更することがあります。
- i -
ここでは 、 製品を安全に正しくご使用いただくために 、 重要な注意事項を説明しています。 必ずご使用前に読み 、
記載内容に従って正しくご使用ください。
文章中の警告や注意は次のことを表しています。
警 告
◆ 取り付け ・ 締め付けは確実に行ってください。 高所使用時の落下は重大な事故の原因となります。
◆ カメラを操作するときは 、 カメラの動作範囲内に障害物がないか、 操作の前に確認してください。
本製品が障害物に強い衝撃で当たると 、 カメラより落下して重大な事故の原因となります。
警 告
誤った取り扱いをしたときに、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示します。
注 意
誤った取り扱いをしたときに 、 人が傷害を負ったり、 物的損害の発生が想定される内容を示し
ます。
してはいけない 「禁止」の内容を示します。
◆ 本製品の内部に水が入らないようにしてください。
火災や感電の原因となります。
万一水が入ったときは、 すぐに本製品に供給して
いる電源を切ってください。
◆ 本製品には、 既定の付属品以外の物を取り付け
ないでください。 また、 本製品の上には物を載せ
ないでください。 操作時に落下して、 重大な事故
の原因となります。
◆ 本製品をカメラに取り付けた状態で、 カメラを下方
に 45°以上傾けないでください。 本製品がカメラ
より落下して、 重大な事故の原因となります。 上
記の姿勢で撮影をする必要がある場合には、 本
製品に落下防止のための処置を施してください。
◆ 太陽や高輝度の光源を本製品を通して見ないくだ
さい。 目に障害を負う原因となります。
安全にお使いいただくため
注 意
◆ 本製品は重量物ですので二人以上で取り扱い、 事故が起きないよう十分に注意してください。
◆ 運搬中の落下は、 けがの原因となります。 落とさないように注意してください。
◆ 本製品に供給する電源は、 各機器が正しく接続されていることを確認した後に入れてください。
◆ ケーブルを着脱するときは、 必ずシステムの電源を切ってください。 電源が入ったままでケーブルの着脱をす
ると、 誤動作や故障を起こす可能性があります。
◆ ケーブルを着脱するときは、 必ずコネクタ部分を持ってください。 ケーブルを傷つけると、 火災や感電の原因と
なります。
◆ 発煙 ・ 異常音 ・ 異臭 ・ 異物混入などの異常のときは、 すぐに本製品に供給している電源を切ってから、 本製
品を他の機器から取り外し、 すみやかに購入先販売店にご連絡ください。
◆ 分解 ・ 改造を行わないでください。 製品の機能を損ねたり、 感電の原因となります。
一般的な注意
◆ 本製品およびその付属品は精密機械です。 決して強い衝撃を与えないでください。
本製品では、 引っ掛けマウントのフランジ面より後方にバヨネットマウント部分が突出しています。 取り付け ・ 取
り外しの際、 バヨネットマウント部分およびレンズ部分に衝撃を与えないよう十分に注意してください。
◆ 本製品を寒いところから急に、 気温と湿気が高いところに持ち込むと、 レンズが曇ることがあります。
上記のような環境へ本製品を持ち込むときは、 前もって使用環境温度へ適合させるなどの曇り対策を講じてく
ださい。
◆ カメラを操作するときは、 本製品に衝撃を与えないよう十分に注意してください。
◆ カメラを使用しないときは、 本製品にはレンズキャップを取り付けてください。
◆ 駆動伝達部がある付属品を取り付ける場合、 かみ合い部分の形状に異常はないか、 異物の付着はないか十
分に点検してください。
異物があるときは確実に取り除いてください。 形状に異常があるときは 、 購入先販売店にご相談ください。
◆ 濃霧 ・ 降雨 ・ 降雪などの環境で使用するときは、 覆いをするなどの対策をして、 製品に水分がかからないよう
にしてください。
◆ 粉塵やほこりの多い環境での使用および着脱の際は、 粉じんやほこりが混入しない
い。 粉塵の付着や製品内部への侵入は故障の原因になることがあります。
◆ 高温または低温の環境下で保管 ・ 待機または使用する場合は、 遮熱または保温の処置を施して、 本製品お
よび撮影システム全体へのダメージが生じないようにご注意ください。
◆ 輸送時の本製品への衝撃を最小限にするために、本製品をカメラから取り外す前に、ズームはワイド端に、フォー
カスは無限遠側一杯の位置になるように設定してください。
◆ 電源を瞬時に OFF/ON しないでください。
よう、 十分に注意してくださ
MEMO
- ii -
ご使用の前に
(1) カメラへ取り付ける前に
このレンズを 、 ソニー製スタジオ用カメラ (HDC-5000 等)、またはソニー製大型レンズアダプタ (HDLA-1500 等)
に取り付けるときは 、 レンズのバヨネットマウントにあるピンを外し 、 マウント枠にあるねじ穴に取り付けてください。
他のカメラに取り付ける場合は 、 ピンを元の位置に戻してください。
ピン
ねじ穴
(2) 外部電源の準備
本製品でズームを高速動作させる場合、 およびカメラからの供給電源が不足するような場合は、 パワーソース用コ
ネクタ (“各部の名称と機能” 参照) からレンズ側に電源を供給して下さい。
(3) 乾燥剤の収納
本レンズは、 レンズ内部の曇りの原因となる湿気を除去する目的で乾燥剤を収納する機構となっています。 工場
出荷時には、 あらかじめレンズ内に保存用の乾燥剤を収納していますので、 ご使用の前に以下の要領で新しい乾
燥剤と交換してください。
a. 収納箱から乾燥剤を取り出します。 乾燥剤は 12 袋入りとなっていますが、 このうち 2 袋を使用します。 残りは次
の交換の際に使用してください。
b. レンズ本体の両側にあるレンズカバー取付つまみをゆるめます。 レンズカバーを前方に引いて外してください。
c. 乾燥剤収納部の 4 本のねじを外し、 ふたを取ります。
d. 収納されている乾燥剤を取り出します。
e. 新しい乾燥剤 2 つをそれぞれ 2 つ折りにし、 収納部に入れます。
f. ふたを取り付け直し、 レンズカバーを元に戻します。
乾燥剤の収納は、 ホコリのない場所で行ってください。
注 1.
湿度の高い地域では、半年に一回程度の交換をお勧めします。乾燥剤がゼリー状になると交換の時期です。
注 2.
新しい乾燥剤
乾燥剤収納部
保存用乾燥剤
- iii -
(4) カメラモードの設定
SW 3180
SW3181
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
SELECT SET
LCD Panel
SW3151
SW3150
SW2103
SYSTEM-RESET
使用するカメラがシリアル通信に対応していない場合には 、 レンズの通信モード (カメラモード)を OFF に設定して
ください。
設定方法
最初に 、 レンズカバーを取り外してください。
レンズ本体の両側にあるレンズカバー取付つまみをゆるめ 、 レンズカバーを前方に引くと外れます。
レンズカバーを外すと 、(レンズ前玉側から見て)レンズの右側面にMECCON 基板があります 。
MECCON 基板上の DIP スイッチ (SW3150)の #1 (CAMERA-SER)を 『OFF』にします。
注 . 工場出荷時は 、 シリアル通信機能は 『ON』に設定されています。
MECCON 基板
MECCON 基板
MEMO
- iv -
目次
安全にお使いいただくために
ご使用の前に
(1) カメラへ取り付ける前に ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2) 外部電源の準備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(3) 乾燥剤の収納 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(4) カメラモードの設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 概 説
2. 商 品 構 成
3. 仕 様
4. 各部の名称と機能
5. 取付方法
5.1 レンズの取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.2 スタジオ用カメラへの取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.3 サーボモジュールの取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5.4 操作棒の取り付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ iii
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
6. レンズの設定と調整
6.1 DIP スイッチによる設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6.2 LCD パネル操作による設定と操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7. フランジバックの調整
8. 操作方法
8.1 フォーカス操作 / ズーム操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.2 アイリス操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.3 エクステンダ切替操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8.4 マクロ操作 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ i
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
iii
iii
iii
iv
7
7
7
8
10
10
13
15
15
15
9. アイリスアンプの調整
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
10. 画角変化補正機能 (BCT)
11. 光学防振機能
12. 保守 ・ 点検
13. エンコーダ出力信号仕様
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
図 1 外観図
図 2 結線図
表 1 カメラ - レンズインターフェイス
表 2 MECCON 基板
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技術資料
- 1 -
1. 概 説
フジノン TV レンズ UA125 × 8 シリーズは、 2/3″フォーマット UHD カラーカメラ用に開発された、 高性能ズーム
レンズです。
このレンズには、 以下のような特徴があります。
・ 高倍率
本製品は、 125 倍という超高倍率に加え 2 倍エクステンダを内蔵した、 最大焦点距離 2000mm の超望遠レンズ
となっています。 また、超高倍率化にもかかわらず F1.7 ( ワイド側 ) の明るさを持ち、屋外用に最適なレンズとなっ
ています。
・ 光学防振機能
本製品には画面上の像ブレを低減させる防振機構が内蔵されています。 レンズ内部の振動検出センサや補正
光学系などの働きにより、 風の強い屋外や足場が不安定な場所においても像ブレの少ない、 安定した映像を撮
影することができます。
・ 高精度デジタル制御
本製品は高性能 CPU を搭載したデジタル仕様です。
高性能 CPU を使用して信号を高速にデジタル処理することにより、 レンズの各部を高い精度で制御しています。
また、 RS-232C インターフェースによるシリアル通信機能を備えていますので、 外部コントローラまたはコンピュー
タからレンズを制御することができます。
・ フォーカス/ズーム一軸操作対応
フォーカスおよびズームの操作方式は、 一軸操作、 サーボ操作の2つの方式から選択することができます。 操
作方式の切り替えは、 スイッチの操作で簡単に行うことができます。
このような優れた特長を持ちながら小型軽量化を実現し、 屋外用に最適なレンズとなっています。
2. 商 品 構 成
■ 標準構成品
1. レンズ本体 ……………………………………………………………………………………… 1
2. . 前レンズキャップ ……………………………………………………………………………… 1
3. . 後レンズキャップ ……………………………………………………………………………… 1
4. . 清掃用具 ……………………………………………………………………………………… 1
5. . 取扱説明書 (本書) ………………………………………………………………………… 1
MEMO
- 2 -
3. 仕 様
型名
項目
UA125×8BESMP-V35
適用カメラ 2/3” フォーマットカラーカメラ ( プリズム型分解光学系 )
アスペクト比 16 : 9
画面寸法 9.59 × 5.39 mm ( φ 11.0 mm)
焦点距離
8 ~ 1000 mm
[ 16 ~ 2000 mm ]
*1
ズーム比 125 倍
エクステンダ倍率 2 倍
最大口径時 F 値 (F No.)
F1.7 (8 ~ 340 mm) ~ F5 (1000 mm)
[ F3.4 (16 ~ 680 mm) ~ F10 (2000 mm) ]
*1
絞り範囲 F1.7 ~ F16 、 クローズ
フランジバック ( 空気換算長) 48 mm ( 図 1 参照 )
至近距離 ( 前玉より ) 3 m ( マクロ操作時 : 0.3 m)
°
*1
°
*1
*1
*1
画角
(H×V)
至近時被写体範囲
(H×V)
広角
望遠
広角
望遠
61.9°× 37.2
[ 33.4°× 19.1° ]
0.55°× 0.31
[ 0.27°× 0.15° ]
3214 × 1808 mm
[ 1685 × 948 mm ]
27 × 15 mm
[14 × 8 mm]
チルト操作範囲 ± 45°
アイリス操作 サーボ
サーボ ( 最小作動時間 : 約 0.35 秒 *2)
ズーム操作
または 一軸操作
( 押し : Tele 、 ストローク : 105 mm)
フォーカス操作
防振機構部
補正方向 垂直+水平または垂直のみ
補正モード HIGH または STD.
サーボ または 一軸操作 ( 最小作動時間 : 約 0.8 秒 )
( 右回し : ∞方向、 回転数 : 2.7 回転 )
マウント バヨネットマウント ( 図 1 参照 )
消費電力 ( 約 )
(12V DC 印加時 )
*3
静止時 9.6 W
最大 27 W
外形寸法 (H × W × L) 258 × 264 × 635 mm
質量 ( 約 ) 28.6 kg
*1 [ ] 内の各数字は、 エクステンダ (2 倍 ) を使用した場合の数値を表します。
*2 ズーム用サーボモジュール ESM-D53 を取り付けて、 外部電源を使用した場合の値です。
外部電源を使用しない場合、 ズームの作動速度や反応が鈍くなります。
*3 本製品に外部電源を接続した場合は、 外部電源→カメラ電源の順に電源を投入してください。
注 サーボモジュールはレンズ本体との組み合わせで個体調整をしています。 サーボモジュールを交換すると、
レンズに合わせた再調整が必要になりますので、 弊社サービス部門にお問い合わせください。
- 3 -
4. 各部の名称と機能
注 . ○数字は、 外観図 (図 1) 内の各部の番号を示します。
① タリーライト (2 ヵ所 )
② 取手 (2 ヵ所 )
レンズの持ち運びの際は、 この部分を持ってください。
③ レンズカバー取付つまみ (2 ヵ所 )
レンズカバーを、 レンズ本体に固定するためのつまみです。
④ エクステンダ リモート/マニュアル 切替スイッチ
エクステンダを手動で切り替える場合は、 スイッチを 『MANU 』 側へ、 レンズに接続したコントロールユニットで切
り替える場合は、 『REMO 』 側に設定してください。
⑤ エクステンダ切替つまみ
エクステンダを手動で切り替えるつまみです。
⑥ ズーム、 アイリス、 エクステンダ インジケータ
ズーム、 アイリス、 エクステンダの各位置を示すインジケータです。
⑦ インジケー
このスイッチを OFF にすると、 「ズーム、 アイリス、 エクステンダ インジケータ」 の LED が消灯します。
⑧ フード
レンズ内への、 余分な外光の侵入を防ぎます。
⑨ サーボモジュール (2 ヵ所 )
サーボコントロールユニットでレンズを制御する場合は、 モジュール取付部に、 サーボモジュールを取り付けます。
⑩ RS-232C コネクタ
コンピュータを使用してレンズを外部から制御するときに、 コンピュータと通信するためのコネクタです。
RS-232C コネクタは、 レンズの内部にあります。 レンズを外部から制御するときは、 レンズの下面にある蓋を外し
てください。 蓋は、 4 ヵ所のねじを外すと外れます。 (レンズ制御プロトコルに関しては、 購入先販売店にご相談く
ださい。)
⑪ 一軸操作/サーボ切替スイッチ
フォーカスとズームの操作方式を、 一軸操作またはサーボ操作に切り替えるスイッチです。 カバーを外すと、 スイッ
チの操作ができます。 カバーは、 2つのカバー取付つまみをゆるめ、 前方に引くと外れます。
⑫ マクロコントロール用コネクタ
マクロ操作用のコントロールユニットを接続するコネクタです。
⑬ エンコーダ出力用コネクタ (HR25-9R-20S, HIROSE)
アイリス、 フォーカス、 ズームのエンコーダパルス出力用の
コネクタです。
出力信号については、 「 エンコーダ出力信号仕様 」 を参照
してください。
⑭ レンジセレクタ用コネクタ
レンジセレクタ、 アイリスコントロールユニット接続用のコネク
タです。
タ ON/OFF 切替スイッチ
⑫ マクロコントロール用
コネクタ
⑮ 防振コントローラ用
コネクタ
⑭ レンジセレクタ用コネクタ
⑬ エンコーダ出力用コネクタ
⑮ 防振コントロール用コネクタ
防振機能の切り替えをカメラマンの手元で行うためのオプティカルスタビライザコントロールユニットを接続するコネ
クタです。
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⑯ F.f 調整つまみ
レンズのフランジバックを調整するつまみです。
⑰ F.f 固定つまみ
F.f 調整つまみを固定するつまみです。
⑱ バヨネットマウント
ポータブルカメラに取り付けるときに使用するマウントです。
⑲ ピ ン
カメラをこのレンズに取り付けるとき、 カメラ (またはレンズサポータ) のマウント面の穴に差し込みます。
⑳ フック
カメラに取り付けるとき、 カメラ ( または、 レンズサポータ ) のマウント面のフックに掛けます。
㉑ ピ ン
ポータブルカメラに取り付けるとき、 カメラのマウント面の穴に差し込みます。
㉒ スプリン
カメラに取り付けるとき、カメラ ( または、レンズサポータ ) のマウント面の穴に入り、レンズのがたつきを防止します。
㉓ カメラ用コネクタ
カメラと接続されるコネクタです。
㉔ 防振 HIGH / STD. 切替スイッチ
防振機能の防振特性を切り替えるスイッチです。
(レンズにオプティカルスタビライザコントロールユニ ットが接続されている場合は、 コントロールユニットにある切替
スイッチの設定が優先されます。 また、 レンズに接続したコントロールユニットに切替スイッチがない場合は、 防振
特性の切り替えはできません。)
㉕ タリーライト HIGH / LOW / OFF 切替スイッチ
タリーライトの輝度を HIGH / LOW の 2 段階で調節することができます。 スイッチを OFF にするとタリーライトは
点灯しません。
㉖ 操作棒連結クラッチ
操作棒を取り付けるクラッチです。
㉗ フォーカス、 ズームコントロール用コネクタ (PT02A-16-26S, BENDIX)
フォーカスコントロールユニットおよびズームコントロールユニット用の接続ケーブルを接続するコネクタです。
グピ ン
MEMO
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