Hard-Disk Drive Sequence画面オプションは、起動時にロードする必要があるファイルをシステムが探すハードドライブの順序を決定します。お使いのシステムに取り付けられているハードドライブ
によって、選択肢が異なります。デバイスを選択してスペースバーを押し、そのデバイスを有効あるいは無効にできます。デバイスを検索する順序を変更するには、<+>および<->を使用します。
Integrated Devices画面
この画面では、次のデバイスを設定するために使用します。
l Embedded RAID Controller ― システムにRAIDが存在する場合、Channel AおよびChannel Bは個別に動作します。Channel AおよびChannel BはRAID またはSCSI に設定できます。シス
テムがSCSIのみの場合、Embedded RAID ControllerフィールドはPrimary SCSI Controllerに変わります。Channel AおよびChannel Bは、個々のSCSI コントローラをオンまたはオフにし
ます。On(デフォルト設定)を選択すると、内蔵PCI SCSI コントローラが有効になり、関連するROMをスキャンします。内蔵SCSIコントローラに接続されたドライブからシステムを起動するには、ド
ライブは有効でなければなりません。Offを選択すると、BIOSはデバイスの存在を隠します。
l Secondary SCSI Controller ― セカンドSCSIコントローラを有効または無効にします。
l IDE CD-ROM Controller ― システムのIDE CD-ROMインタフェースを有効または無効にします。
l Diskette Controller ― システムのディスケットドライブコントローラを有効あるいは無効にします。Auto(デフォルト)が選択されていると、拡張スロットに取り付けられているコントローラカード
を使用する必要がある場合、システムはコントローラをオフにします。
l USB Controller ― システムのUSBポートを有効または無効にします。USBポートを無効にするとその他のデバイスがシステムリソースを利用できるようになります。
l BIOS USB Support ― USBキーボードまたはマウスのBIOSサポートを有効にします。
l Embedded 10/100 NIC ― システムの2つの内蔵NICを有効または無効にします。オプションは、Enabled without PXE、Enabled with PXE、および Disabledです。PXEサポートによっ
てシステムをネットワークから起動できます。変更はシステムの再起動後に有効になります。
l MAC Address ― 対応する内蔵NICによって使用される10/100 NIC用のMACアドレスを表示します。このフィールドには、ユーザーが選択できる設定はありません。
l Embedded 10/100/1000 NIC ― システムの2つの内蔵NICを有効または無効にします。オプションは、Enabled without PXE、Enabled with PXE、および Disabledです。PXEサポート
によってシステムをネットワークから起動できます。変更はシステムの再起動後に有効になります。
l MAC Address ― 対応する内蔵NICによって使用される10/100/1000 NIC用のMACアドレスを表示します。このフィールドには、ユーザーが選択できる設定はありません。
l Mouse Controller ― システムのマウスコントローラを有効あるいは無効にします。マウスコントローラを無効にすると、拡張カードがIRQ12を使用できるようになります。
l Serial Port 1, Serial Port 2 ― システムの内蔵シリアルポートを設定します。このオプションは自動的にポートを設定するAuto(デフォルト)、特定の機能の指定、またはポートを無効にす
るOffに設定することができます。
シリアルポートをAutoに設定し、同じ指定先に設定されたポートを搭載した拡張カードを追加した場合、システムは内蔵ポートを次の利用可能な同じIRQ設定を共有しているポート指定に、自動
的に再マップします。
l Parallel Port ― システムの内蔵パラレルポートを設定します。
l Parallel Port Mode ― システム内蔵のパラレルポートを、AT互換(片方向)ポートとして使用するか、またはPS/2互換(双方向)ポートとして使用するかを設定できます。使用するモードを決
定するときは、パラレルポートに接続されている周辺機器に付属のマニュアルを参照してください。
l Speaker ― 内蔵スピーカーのOn(デフォルト)またはOffを切り換えます。このオプションへの変更はただちに有効になります(再起動は必要ありません)。
Embedded Server Management 画面
Embedded Server Management 画面を通して、次の機能を設定できます。
l Fan Speed ― ファンの速度を Full Speed または Normal Speedに設定します。
l Front Panel LCD Options ― 正面パネルLCDに表示される情報の種類をコントロールします。オプションは、None、Default、またはUser-Defined Stringです。
l User String ― Line 1には5文字ストリングを、そしてLine 2には16文字ストリングを入力できます。
System Security画面
System Security画面を通して次のセキュリティ機能を設定できます。
l System Password ― システムのパスワードセキュリティ機能のステータスが表示され、新規パスワードの割り当ておよび検証を実行できます。
l Setup Password ― システムパスワード機能を使ってシステムへのアクセスを制限するのと同じ要領で、セットアップユーティリティへのアクセスを制限できます。
l Password Status ― Setup PasswordをEnabledに設定すると、システムパスワードをシステム起動時に変更または無効にできなくなります。
システムパスワードをロックするには、まずSetup Passwordオプションでセットアップパスワードを割り当て、次にPassword StatusオプションをLockedに変更します。この状態では、
System Passwordオプションを使ってシステムパスワードを変更したり、また<Ctrl><Enter>を押して、システム起動時にパスワードを無効にすることができません。
システムパスワードのロックを解除するには、まずSetup Passwordオプションでセットアップパスワードを入力して、Password StatusオプションをUnlockedに変更する必要があります。この
状態では、<Ctrl><Enter>を押してシステム起動時にパスワードを無効にしたり、System Passwordオプションを使ってシステムパスワードを変更できます。
l Power Button ― この機能がEnabledに設定されている場合、Microsoft® Windows® 2000 またはAPCI仕様に対応したその他のオペレーティングシステムを実行していれば、電源ボタンを使
用して、システムをオフにしたりシャットダウンすることができます。このオプションがDisabledに設定されている場合は、システムをオフにしたり、その他のシステムイベントを実行するのに電源ボ
タンを使用することはできません。
l NMI Button ― 特定のオペレーティングシステムを実行している場合に、ソフトウェアとデバイスドライバのトラブルシューティングに使用します。NMI ButtonをEnabledに設定しているときに
誤作動が生じると、NMI 割り込みはシステムに警告を出します。オペレーティングシステムのマニュアルに指示がある場合にのみこのボタンを有効にしてください。
Exit画面
<Esc>を押してセットアップユーティリティを終了すると、Exit画面が次の選択肢を表示します。