Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユーザーズガイド
はじめに
セットアップと操作
電源の使い方
ノートブックコンピュータを旅行に携帯するときは
ドライバ
コンピュータのカスタマイズ
部品の取り付け/取り外し
トラブルシューティング
仕様
困ったときは
本書の内容は予告なしに変更されることがあります。
© 1998 Dell Computer Corporation. All rights reserved.
Dell Computer Corporationからの許可なしには、いかなる方法においても本書の複写、転載を禁じます。
本書に使用されている商標:
Computer Corporationのサービスマークです。
Intel
標です。
本書では、上記記載以外の商標や会社名が使用されている場合があります。これらの商標や会社名は、一切Dell Computer
Corporationに所属するものではありません。
はIntel Corporationの登録商標です。
Dell、Latitude
、および
DELL
のロゴマークはDell Computer Corporationの商標です。
Microsoft、Windows、Windows NT、MS-DOS
DellWare
は、Microsoft Corporationの登録商
はDell
1314D
第1版リリース: 1998年12月4日
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はじめに: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユーザーズガイド
概要 | ハードウェアの機能 | ノートブックコンピュータで使用可能なオプション製品 | 困ったときは
概要
Dell Latitude CPi Aシリーズは、Intel®プロセッサを搭載した、PCI(Peripheral Component Interconnect)規
格に基づいて設計された軽量で拡張性の高いノートブックコンピュータです。ここでは、ノートブックコン
ピュータのハードウェアとソフトウェアの主な機能を説明します。図1と図2に、コンピュータの正面と背面
を示します。
図1 コンピュータの正面
1 タッチパッド
3 電源スイッチ
4 マイク
5 内蔵ディスプレイ
6 ディスプレイラッチ
7 ステータスインジケータパネル
8 通気孔
9 ACアダプタコネクタ
10 オーディオジャック(3)
11 スピーカ
12 モジュラーベイ
13 タッチパッドボタン
14 バッテリベイ
図2 コンピュータの背面
1 ファン
3 USBコネクタ
4 ステータスインジケータパネル
5 ドッキングコネクタ
6 ドッキングコネクタドア
7 シリアルコネクタ
8 モニタコネクタ
9 PS/2コネクタ
10 赤外線ポート
11 PCカードスロット
12 ハードディスクドライブ
13 セキュリティケーブルスロット
14 スピーカ
ハードウェアの機能
このコンピュータには、以下のような機能があります。
以下の標準の機能により、あらゆるマルチメディア機能をサポートしています。
12.1インチSVGA(800 x 600)アクティブマトリクス(TFT)カラーディスプレイ、または
13.3インチXGA(1024 x 768)アクティブマトリクス(TFT)カラーディスプレイを搭載し
ています。
モジュラーベイに取り付け可能なCD-ROMドライブ。コンピュータを箱から取り出す
際に、付属品の箱からCD-ROMドライブを取り出してください。
2.5MBビデオメモリ搭載の256ビットハードウェアアクセラレート式ビデオ。
ズームビデオPCカード。上部のPCカードコネクタに取り付けることができます。
ソフトウェアウェーブテーブル、SoundBlasterエミュレーション。
外付けスピーカ、ヘッドフォン、マイクおよび録音・再生装置をコンピュータに接続
するための3つのオーディオジャック。
内蔵マイクおよび2つのステレオスピーカ
特にビデオパフォーマンスを向上させるAGPアーキテクチャ
CD-ROMドライブ、ディスケットドライブ、セカンドバッテリまたはハードディスクドライブ、ある
いはLS-120ドライブモジュールをサポートするモジュールドライブ。コンピュータを携帯する際は、
できるだけ軽くするために、モジュラーベイにトラベルモジュールを使用します。
メモ: コンピュータが出荷される時点で、モジュラーベイにはディスケットドライブが取り付け
られています。そのドライブを取り外し、別のデバイスを取り付ける場合は、モジュラーベ
イを参照してください。
64MBのSDRAMモジュールを標準装備。32、64、または128MBのSDRAMメモリモジュールをシステム
基板上の2つのメモリソケットに取り付けることで、最大256MBまで拡張できます。
サスペンドモードとSuspend-to-Disk(S2D)モード
約します。バッテリの充電残量が低下すると、S2Dモードがハードディスクドライブにすべてのシステ
ムデータをコピーしてからコンピュータの電源を切り、データの損失を防ぎます。
3.3Vまたは5VのPCカードを2枚まで取り付けることができます。上部PCカードはZV PCカードをサ
ポートしてます。
の2種類の省電力モードによって、バッテリ電力を節
メモ: PCカードコントローラは、PCカードの32ビットデータ転送に関するCardBus規格に準拠
しています。
Dell Latitude C/Port拡張ユニットおよびDell Latitude C/Dock拡張ステーションをサポートするハード
ウェアとソフトウェア。
タッチパッドポインティングデバイスは、右利き/左利きに関係なく使用できます。タッチバッドの
左右のボタンはマウスのボタンと同じ作用をします。タッチパッドを押すことによって、クリック機
能を実行できます。また、ボタンを使わないクリック&ドラッグ機能もサポートします。
バッテリベイには、リチウムイオンバッテリがメインバッテリとして標準装備されています。また、
モジュラーベイには、オプションでセカンドバッテリも装着できます。ExpressChargeテクノロジに
よって、バッテリ1つを約1時間で充電可能です(コンピュータが電源Offまたはサスペンドモードの場
合)。
メモ: このバッテリは、Dell Latitude CPシリーズ専用です。他のコンピュータには使わないで
ください。また、他のコンピュータのバッテリもDell Latitude CPシリーズで使わないでくださ
い。
警告: バッテリは、分解したり火気に近づけたりしないでください。バッテリが充電不可能で廃
棄する場合は、ゴミ処理事業者または環境相談所にご連絡ください。バッテリに使用されるリ
チウムイオンテクノロジは、他のバッテリ(時計のバッテリなど)に使用されるリチウムメタル
テクノロジより環境に優しくなっています。
高性能なパラレルポート、シリアルポートおよび多目的PS/2コネクタが搭載されているため、様々な
周辺機器を接続できます。モニタコネクタも搭載されているため、外付けモニタを接続できま
す。USBコネクタには、スタンドアローンデバイスまたはハブデバイスを接続できます。
ケーブルを接続せずにファイルの転送を行うことができる赤外線ポートを搭載しています。このポー
トは、外付けデバイスの使用に関するIrDA 1.1規格(Fast IR)およびIrDA 1.0 (Slow IR)規格に準拠してい
ます。
自動温度調整システムによるファンとマイクロプロセッサの速度変化によって、コンピュータを最適
な温度に保ちます。
ノートブックコンピュータには、以下のようなソフトウェアが付属しています。
Microsoft® Windows® 95、Windows® 98、またはWindows NT® 4.0以上のオペレーティングシステム
がハードディスクドライブにプリインストールされています。詳細は、オペレーティングシステムの
マニュアルを参照してください。
セットアップユーティリティでシステム設定情報を確認または変更できます。詳細は、セットアップ
ユーティリティの使い方を参照してください。
デルディスクメーカーがプリインストールされています。このユーティリティは、プリインストール
ソフトウェアのバックアップを取るためのものです。
Dell Diagnosticsによって、コンピュータの各部や、内蔵デバイス、周辺機器の動作を検査できます。
メモ: ハードディスクドライブにオペレーティングシステムがインストールされていない場合は、ド
ライバ、システムユーティリティ、または診断プログラムを弊社から別途お求めいただけます。ご注
文については、困ったときはの電話番号をご利用ください。
コンピュータの電源を入れる前に、付属の使用許諾契約書をよくお読みください。コンピュータの電源を入
れると、ソフトウェア製品使用許諾契約に関する注意が表示されます。表示された内容を必ず確認し、同意
される場合はyを押してください。次に、オペレーティングシステムのインストールを完了してください。
ノートブックコンピュータで使用可能なオプション製品
C/Port拡張ユニットやC/Dock拡張ステーションを接続してコンピュータの機能を拡張できます。また、大
容量ハードディスクに交換したり、メモリを増設したり、PCカードを装着したりすることもできます。弊社
では、セカンドハードディスクドライブ、CD-ROMドライブ、LS-120ドライブモジュールなど、モジュラー
ベイに取り付け可能な追加モジュールも提供しています。
弊社では、以下のようなオプションを提供しています。
C/Port拡張ユニットとC/Dock拡張ステーション
セカンドバッテリ
外付けキーボードとテンキーパッド
外付けモニタ
外付けポインティングデバイス(マウス)
外付けスピーカ、ヘッドフォン、マイク
プリンタ
ハードディスクドライブ
モジュラーベイ用ハードディスクドライブ
LS-120ドライブモジュール
PCカード
メモリモジュール(32MB、64MB、128MB)
キャリングケース
オプションの使い方の詳細は、アップグレードキットのに付属のマニュアルを参照してください。
困ったときは
このガイドで説明されている手順がよく分からないときや、システムが予想通りに動作しないときのため
に、弊社では多数のヘルプツールを提供しています。ツールの詳細については、困ったときはを参照してく
ださい。
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セットアップと操作: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユーザーズ
ガイド
ACアダプタ
バッテリ
CD-ROMドライブ
内蔵ディスプレイ
ディスケットドライブ
外付けキーボード
PCカード
モジュラーベイ
タッチパッド
セキュリティ機能
周辺機器の接続
I/Oコネクタ
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電源の使い方: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユーザーズガイド
ACアダプタ
省電力設定
バッテリ
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ノードブックコンピュータを旅行に携帯するときは: Dell™ Latitude™ CPi
Aシリーズシステムユーザーズガイド
コンピュータの所有者の証明 | 旅行前のコンピュータの準備 | 旅行中のヒントとアドバイス
コンピュータの所有者の証明
盗難防止の措置として、コンピュータを無断で使用できないように電源投入時パスワードとハードディスク
ドライブパスワードを設定します。
サービスタグ番号をメモして、コンピュータやキャリングケースとは別の安全な場所に保管します。
コンピュータが紛失したり、盗難に遭った場合は、警察と弊社にこのサービスタグ番号をお知らせく
ださい。
Windows®のメモ帳などのテキストエディタを使ってif_foundというファイルをルートディレクトリに
作成し、名前、住所、電話番号などの情報を入力します(テキストエディタの使い方については、オ
ペレーションシステムに付属のマニュアルをご覧ください)。
コンピュータに名刺または名札を付けます。
クレジットカード会社に問い合わせて、IDタグコードを発行しているかどうかを確認します。IDタグ
コードがあれば、名前、住所、電話番号などを知らせなくても見つかったコンピュータを返してもら
うことができます。
油性インキなどの消えない筆記具で、免許証番号など自分のものであると証明できる番号や印をコン
ピュータに記入しておきます。紛失または盗難に遭ったコンピュータが見つかったときに、コン
ピュータがあなたの所有物であることが証明できます。
サービスタグ番号
サービスタグ番号とは、コンピュータの底面に貼られたバーコードラベルに記されている5桁の番号です。
この番号は、コンピュータごとに違いますので、弊社のテクニカルサポートにお電話いただいた際に、あな
たのコンピュータの情報をすばやく識別し、その構成を調べるのに役立ちます。
コンピュータを紛失したり、盗難に遭った場合
コンピュータを紛失したり、盗難に遭った場合は、次の手順に従ってください。
1. 警察等の公的機関に、コンピュータの紛失または盗難を届け出ます。
コンピュータについて説明する際に、サービスタグ番号を知らせてください。届け出番号のよう
なものがありましたら、それを尋ねてメモしておいてください。また、その機関の名称、住所、
電話番号も書き記しておいてください。できれば、応対した担当者の名前も尋ねておきます。
コンピュータを紛失または盗難された場所を覚えている場合、その場所の公的機関に届け出ま
す。覚えていない場合は、現在住んでいる場所にある機関に届け出てください。
222 コンピュータが法人所有のものである場合、その会社の担当部署へ連絡します。
222 デルのテクニカルサポートに連絡して、紛失または盗難を知らせてください。
コンピュータのサービスタグ番号と届け出番号、届け出た機関の名称、住所、および電話番号を
知らせてください。担当者が分かる場合は、その名前も連絡してください。
弊社のサポートスタッフが、コンピュータのサービスタグ番号と連絡内容を記録して、紛失また
は盗難コンピュータとして登録します。こうして記録されたサービスタグ番号を使って弊社に問
い合わせがあった場合に、そのコンピュータは自動的に紛失または盗難品として識別されます。
サポートスタッフがその人物の電話番号と住所を入手する一方で、紛失または盗難の届け出をし
た機関に弊社から連絡します。
旅行前のコンピュータの準備
コンピュータを旅行に携帯する場合は、次の手順に従ってください。
1. コンピュータに接続されている周辺装置をすべて取り外し、安全な場所へ保管します。ディスケット
がドライブに入っている場合は取り出します。PCカードに取り付けられているケーブルをすべて取り
外します(PCカード自体を取り外す必要はありません)。
注意: PCカードイジェクトボタンが突き出た状態のまま持ち運ぶと、イジェクトボタンが
破損する可能性があります。必ずイジェクトボタンがコンピュータケース面と水平になっ
た状態で持ち運んでください。
2. コンピュータをできるだけ軽量にするには、ディスケットドライブやCD-ROMドライブをモジュール
ベイから外して、トラベルモジュールを取り付けます。
3. バッテリの寿命を最大にするには、バッテリの充電量を確認します。次に、携帯する予備も含めたす
べてのバッテリをフル充電します。
4. コンピュータの電源を切るか<FN><A> を押して、Suspend-to-Diskモードにします。
5. ACアダプタをコンピュータから取り外します。
注意: ACアダプタをコンピュータから取り外すときは、アダプタケーブルに損傷を与えな
いよう、ケーブルではなくコネクタをしっかり持って注意深く引き抜いてください。
6. キーボードから、ペーパークリップ、ペン、紙、ノートなど必要ないものをすべて取り除き、ディス
プレイを閉じます。
注意: ディスプレイを閉じる際に、キーボード上に物が残っていると、ディスプレイを傷
つけることがあります。
7. コンピュータのアクセサリをすべて梱包します。
別売りの弊社のキャリングケースがあれば、コンピュータとアクセサリを一緒に梱包できます。
メモ: 旅行中のヒントとアドバイスを必ず参照してください。また、航空機を利用する場合は、特に
注意してください。
アクセサリ
があります。またすべての航空会社が離着陸の際の使用を禁止しています。
予備のバッテリ
ACアダプタとAC電源ケーブル
バックアップディスケット
プリンタを使用する場合は、適切なプリンタドライバ
PCカード(モデムカードやネットワークカードなど)用ケーブル
海外の電源コンセント用アダプタと電話ネットワーク用モデムケーブルアダプタ
CD-ROMドライブ
ディスケットドライブと、ドライブを外付けで使用する場合に必要なパラレルケーブル
トラベルモジュール
航空機の利用
空港での検査時には、あらかじめポータブルコンピュータを携帯していることを告げてください。
手荷物チェックの際にコンピュータに電源を入れてチェックする場合もあるので、必ず充電された
バッテリか、ACアダプタと電源ケーブルを携帯してください。
荷物として預けずに、必ず機内に持ち込んでください。
コンピュータを絶対に金属探知機に通さないでください。
注意: 空港でコンピュータのチェックを受ける場合には、担当者に必ず手で扱うように伝
えてください。ハードディスクドライブを金属探知器に通すと、データが失われることが
あります。どうしても金属探知機に通さなくてはならない場合は、その前にハードディス
クドライブを取り外します。
コンピュータをX線探知機に通してもかまいません。
機内でコンピュータを使う場合は、使用が許可されているかどうかを機内雑誌などで事前にチェック
するか、乗務員にお尋ねください。航空会社によっては飛行中の電子機器の使用を禁止している場合
弊社では、旅行中にコンピュータとアクセサリ類を保護するための各種キャリングケースを販売して
います。
コンピュータをスーツケースに入れて運ぶ場合、ほんの少しゆとりを持たせて詰めてください。きつ
く詰めすぎるとディスプレイが壊れたり、またゆるすぎるとコンピュータがスーツケースの中を転
がってしまいます。
ひげ剃りクリーム、コロン、香水または食べ物などと一緒にコンピュータをパッキングしないでくだ
さい。
コンピュータ、バッテリおよびハードディスクドライブを極端な高温や低温、直射日光、汚れ、ほこ
り、液体などから保護してください。
コンピュータが車のトランクまたは飛行機の荷物入れの中で不安定に動くことのないよう、注意深く
パッキングしてください。
ハードディスクドライブを別にもう一つ携帯する場合は、静電気防止バッグに入れるか電気を通さな
い布に包んで、静電気の影響から保護してください。
旅行中のヒントとアドバイス
バッテリの長時間使用を予定している場合は、バッテリによるコンピュータの使用時間を延ばすため
に省電力機能の設定を変更します。
海外にコンピュータを携帯する場合は、通関のために所有を証明する書類や使用権を証明する書類
(会社所有のコンピュータの場合)が必要な場合があります。多数の外国に渡航する場合は、訪問予
定国の通関規則を調べた上で母国政府から国際通行許可証を取得するようお勧めします。
国によっては頻繁に電力が中断されることがあります。海外ではバッテリを常に充電し、装着してお
いてください。
クレジットカードをお持ちの場合は、ポータブルコンピュータのユーザに対する旅行中における緊急
時のサポートなどについてクレジットカード会社にお問い合わせください。クレジットカード会社の
多くは、連絡先所在地の入った3.5インチディスケットやモデム接続用の直通ダイヤル電話回線など、
困ったときに便利なサービスを提供しています。
注意: コンピュータを移動中は、CD-ROMドライブを使用しないでください。CD-ROMド
ライブとハードディスクドライブまたはディスケットドライブとのやり取りが中断される
ことがあります。
国際通行許可証
国際通行許可証は物品を一時的に持ち込むための許可証で、有効期間は一年間です。
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ドライバ: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユーザーズガイド
Microsoft® Windows® 95およびWindows ®98用ドライバのインストール
Microsoft Windows NT®用ドライバのインストール
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コンピュータのカスタマイズ: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステム
ユーザーズガイド
セットアップユーティリティの使い方
省電力設定
Suspend-to-Diskユーティリティ
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部品の取り付け/取り外し: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユー
ザーズガイド
プライマリハードディスクドライブの取り付け | メモリモジュールの取り付け
プライマリハードディスクドライブの取り付け
注意: データの損失を防ぐために、ハードディスクドライブを取り外す前に必ずコンピュータの電源
を切ってください。また、コンピュータがサスペンドモードにあるときやドライブインジケータ が
点灯しているときは、ドライブを取り外さないでください。このような状態でハードディスクドライ
ブを取り外すと、データが失われることがあります。
プライマリハードディスクドライブを取り付けるには、次の手順に従ってください。
1. 開いているファイルがあれば保存して、コンピュータの電源を切ります。取り付けられているバッテ
リを取り外します。
2. ドライブベイにハードディスクドライブが取り付けられている場合は、取り外します。
ディスプレイを閉じて裏返します。プラスの小さなネジ回しを使って、ドライブキャリアをドラ
イブベイに固定している2つのネジを外します(図1参照)。後で使用するためにネジは保管してお
きます。
図1 ハードディスクドライブの取り外し
3. ドライブからドライブキャリアをそっと引き出します。
コンピュータから取り出したハードディスクドライブは、静電気にさらさないように保護してく
ださい。
4. 箱から新しいドライブを取り出します。
箱は保管しておき、ハードディスクを保管または輸送するときに使用します。
5. 新しいドライブをドライブキャリアに取り付けます。
6. ドライブキャリアをドライブベイに、キャリアのフタがコンピュータケースと水平になるまで丁寧に
入れます。
注意: ドライブが簡単に入らない場合は、取り出してからもう一度入れてください。ドラ
イブをドライブベイに無理に入れないでください。
7. 手順2で取り外した2つのネジを取り付けます。ネジを強く締めすぎないように注意してください。
新しいドライブを取り付けたらドライブに付属している指示に従って、ドライブのパーティション割り付け
および論理フォーマットを行い、S2Dパーティションを作成します。
注意: ハードディスクドライブは大変壊れやすいので、注意して取り扱う必要があります。ハード
ディスクドライブの取り扱いに際しては、以下のガイドラインに従ってください。
プライマリドライブの準備
プライマリハードディスクドライブは金属製の台に取り付けられることにより、ドライブが保
護されています。また、ハードディスクドライブは台に簡単に取り付けられます。ハードディ
スクドライブを取り付けたり取り外したりする場合は、ドライブそのものではなくドライブの
台を取り扱います。
絶対にドライブの上部を押さないでください。
ドライブを落とさないでください。わずかなきしみや衝突でもドライブの先および回転板が損
傷します。損傷すると、ドライブは使用できなくなります。
プライマリハードディスクドライブを極端な環境状況で使用すると、熱くなって触れない場合
があります。ドライブが熱くなった場合は、冷ましてから取り扱ってください。
プライマリドライブは物理フォーマット、パーティション割り付け、および論理フォーマットを行わなけれ
ば、データを保存できません。弊社からお求めになったプライマリハードディスクドライブは、出荷前にす
べて物理フォーマット済みです。パーティションの割り付けと論理フォーマットを行うには、オペレーティ
ングシステムに付属のプログラムを使用してください。
メモリモジュールの取り付け
メモ: 必要に応じて、事前にこの手順を印刷してください。
注意: EDOメモリモジュールとSDRAMメモリモジュールを組み合わせて取り付けると、コンピュータ
は動作しません。
メモリモジュールの取り付け/取り外しを行う前に、次の手順に従ってください。
1. コンピュータおよび周辺機器の電源を切ります。
コンピュータがサスペンドモード、スタンバイモード、またはS2Dモードのときは、メモリモ
ジュールを取り付けないでください。
2. コンピュータが拡張ユニットに接続されている場合は、取り外します。
3. けがや感電を防ぐため、コンピュータおよび周辺機器のAC電源を切ります。
4. 電話またはモデム回線をコンピュータから取り外します。
5. バッテリベイまたはモジュラーベイからバッテリを取り外します。
注意: コンピュータ背面にあるコネクタの金属面に触れて静電気を逃がします。作業中も定期的にコ
ネクタに触れて、内部装置に損傷を与える恐れのある静電気を取り除きます。
メモリモジュールの取り付け/取り外しを行うには、次の手順に従ってください。
1. ディスプレイを閉じてコンピュータを裏返し、メモリモジュールカバーを取り外します。
メモリモジュールカバーの端に小さな半円形の窪みがあります。カバーの窪みに親指を入れて、
そっと持ち上げます。もう一方の親指でカバーの突起を押さえて、矢印の方向に押します。カ
バーが外れたら、スライドさせて取り外します。
2. メモリモジュールを交換する場合は、元のモジュールを取り外します。
メモリモジュールソケットの金属タブをモジュールがソケットから外れるまで注意深く押し広げ
ます(モジュールはわずかに持ち上がります)。次にメモリモジュールをソケットから取り出しま
す。
3. 静電気を除去してから、メモリモジュールキットから新しいモジュールを取り出します。
4. 新しいメモリモジュールを取り付けます。
メモリモジュールは、ソケットに一定方向にだけ取り付けられるように設計されています。ま
た、システム基板のソケットもメモリモジュールを一定方向にだけ取り付けられるように設計さ
れています。
a. メモリモジュールの端に付いているコネクタをメモリモジュールソケットの中心部のス
ロットに合わせます。
b. 45度の角度にモジュールを合わせたら、メモリモジュールの端に付いているコネクタに
しっかりとソケットを差し込みます。
c. カチッと音がしてはまるまで、モジュールを回します。
モジュールの端が金属タブにパチンとはまらない場合は、もう一度モジュールを外して、始めか
らやり直してください。
5. メモリモジュールカバーを取り付けます(図2参照)。
図2 メモリモジュールカバーの取り付け
a. メモリモジュールカバーを開口部に軽くのせ、カバーの底のプラスチックタブが開口部の
両側のスロットにはまっているのを確認します。
b. カチッと音がするまで、カバーをスライドして閉めます。
6. コンピュータおよび周辺機器を、再度AC電源に接続して電源を入れます。
コンピュータが起動すると、システムは追加したメモリを認識して自動的に指定の設定情報を更
新します。
7. 次のいずれかの方法で、新規に取り付けたメモリがSystem Memory項目に反映されていることを確認
8. Dell DiagnosticsのRAMテストグループを実行して、メモリモジュールが適切に取り付けられているこ
スタートボタンをクリックし、設定からコントロールパネルを選択して、システムアイコ
ンを開きます。全般タブの右下に、コンピュータに取り付けられているメモリの全容量が
表示されます。
セットアップユーティリティを起動すると、1、2、および4ページの右下にSystem
Memory項目が表示されます。
メモリの合計が間違っている場合は、メモリモジュールが適切に取り付けられていない可能性が
あります。メモリの合計が正しく表示されるまで、準備作業の手順1~5と取り付け/取り外し手
順1~8を繰り返してください。
とを確認します。
9. Suspend-to-Diskユーティリティを使用して、ハードディスクドライブのS2Dパーティションを更新し
ます。S2Dパーティションには、コンピュータがS2Dモードの間、システムデータが保存されます。
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コンピュータのトラブルシューティング: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズ
システムユーザーズガイド
Dell Diagnosticsの実行
診断プログラムのビデオテストグループ
エラーメッセージとフラッシュコード
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仕様: Dell™ Latitude™ CPi Aシリーズシステムユーザーズガイド
チップセットおよびバス
®
システムチップ
セット
Mobile 440BX PCIset
Intel
マイクロプロセッ
サのデータバス幅
DRAMバス幅 64ビット
アドレスバス幅 32ビット
フラッシュEPROM 4 メガビット
AGPバス 66 MHz
PCIバス 33 MHz
CardBusコントローラTexas Instruments PCI 1225 CardBusコントローラ
64ビット
PCカード
PCカードコネクタ 2(タイプIとタイプIIの場合、任意の組み合わせ可能。タイプIIIの場合は、下側のコ
®
ネクタでのみ使用可能。上側のコネクタは、Microsoft
Windows® 98オペレーティングシステム環境でズームビデオカードをサポート)
使用可能カード 3.3Vおよび5Vカード
PCカードコネクタ 68ピン
Windows® 95または
データ幅(最大)
16ビット
PCMCIA
32ビット
CardBus
アーキテクチャ SDRAM
メモリ
メモリモジュール
2
ソケット
メモリモジュール
32、64、および128MB 3.3V SDRAM
の容量およびタイ
プ
標準搭載RAM 64MB×1
最大RAM 256 MB
メモリアクセスタイム
60 ns
tRAC
1
15 ns
tCAC
BIOSアドレス F000:0000-F000:FFFF
コネクタ
シリアル(DTE) 16,550互換、16バイトバッファコネクタ×1
パラレル 片方向、双方向、またはECPコネクタ×1
ビデオ コネクタ×1
PS/2 ミニDINコネクタ×1
赤外線ポート IrDA Standard 1.1(Fast IR)およびIrDA Standard 1.0(Slow IR)互換ポート×1
オーディオ マイク入力ジャック×1
ライン入力/オーディオ入力ジャック×1
ヘッドフォン/スピーカジャック×1
USB USB準拠コネクタ
ドッキングコネクタC/Port拡張ユニットまたはC/Dock拡張ステーション用×1
オーディオ
オーディオタイプ Sound Blasterエミュレーション
オーディオコント
ローラ
ステレオコンバータ16ビット(アナログ←→ デジタル)
インタフェース
内部
NeoMagic 2200 AC97 Codec
PCIバス/ AC97
外部
ステレオライン入力ミニジャック×1
マイク入力ミニジャック×1
スピーカ 8Ωスピーカー×2
内蔵スピーカアンプ1 W(8Ωステレオ)
コントロール ボリュームは、キーの組み合わせ、ソフトウェアアプリケーションのメニューまた
ビデオタイプ 256ビットハードウェアアクセラレート
データバス AGP
はDellコントロールセンター(Windows 95のみ)のスピーカウィンドウによって調
節可能。
ビデオ
ビデオコントローラNeoMagic 2200
ビデオメモリ 2.5 MB
12.1インチディスプレイ
タイプ アクティブマトリクスカラー(TFT LVDS)
サイズ(表示領域)
184.5 mm
高さ
246.0 mm
幅
対角線
307.5 mm