Canon HJ40x10B, HJ40x14B Operation Manual

BCTV Zoom Lens
广播电视变焦镜头
HJ40x LENSES
OPERATION MANUAL
使 用 说 明 书
ご使用の前に必ずこの取扱説明書をお読みください。 なお、取扱説明書は必要に応じてご覧になれるよう大切に保管してください。
Read this operation manual before using the product.
Keep the manual in place for future reference.
在使用本产品之前 , 请务必先仔细阅读本使用说明书。 请务必妥善保管好本书 , 以便日后能随时查阅 请在充分理解内容的基础上 , 正确使用。
( 保留备用 )
J/E/C
は じ め に
このたびは、キヤノン BCTV ズームレンズをお買い上げいただき誠にありがとうございます。この取扱説明書 には、キヤノン BCTV ズームレンズの機能と操作方法および使用上の注意事項について記載してあります。ご 使用の前によくお読みになり、必要に応じてご覧になれるよう大切に保管してください。
この取扱説明書は下記の製品モデルに適用されます。
HJ40x10B IASD-V
HJ40x14B IASD-V
FOREWORD
Thank you for purchasing the Canon BCTV zoom lens.
This operation manual explains the functions and operating instructions for the Canon BCTV zoom lens. It
also describes precautions for handling the lens.
This operation manual is applicable for the following lens models:
HJ40x10B IASD-V
HJ40x14B IASD-V
非常感谢您购买佳能 BCTV 变焦镜头产品。 本使用说明书描述了佳能 BCTV 变焦镜头的功能和操作程序,并阐述说明了操作本产品时的 注意事项。
本册使用说明书可适用于下列产品机型。
HJ40x10B IASD-V HJ40x14B IASD-V
日 本 語 版
ENGLISH VERSION ……………………… See Page E1
中文版 ....................... 请参阅第 C1 页
目  次
   安全にお使いいただくために .............................................................1
1. 標準商品構成 ..........................................................................................4
2. 各部の名称 .............................................................................................5
3. 取付け・接続
3-1. サポーター・レンズ・三脚の取付け 3-2. フードの取付け 3-3. IS 操作ユニットの取付け・接続
.................................................................................. 11
............................................................ 11
4. 操作前の準備
4-1. レンズのフランジバック調整 4-2. アイリスゲイン調整
.............................................................................13
.................................................................13
5. 操 作
5-1. ズーム操作 5-2. フォーカス操作 5-3. アイリス操作
5-4. イメージスタビライザーの操作 5-5. エクステンダー操作 5-6. マクロ操作 5-7. VTR スイッチ、RET スイッチ操作 5-8. ディップスイッチの設定
.......................................................................................14
................................................................................. 24
.................................................................................... 25
............................................................ 26
........................................................................... 31
.......................................................................................32
.....................................................................35
........................................................7
....................................................... 34
5-9. ズームモード調整
.............................................................................. 37
6. 製品仕様 ...............................................................................................38
付 録 .................................................................................................. 巻末
安全にお使いいただくために
製品および取扱説明書に記載されている安全に関する警告や注意事項は、必ず守ってください。 これら危険防止の警告や注意事項にそった取扱いをしない場合、けがや事故に至る可能性があります。この取扱 説明書をよく読んで、十分に理解した上で本製品を正しくご使用ください。 また、この取扱説明書は必要に応じてご覧になれるよう大切に保管してください。
この取扱説明書の中では、お客様および他の人々の安全をお守りし、事故を未然に防止するための警告文や注意 文に以下のシンボルマークと言葉を使用しています。
取扱いを誤った場合に、死亡または重傷を負う恐れがある警告意事 項が書かれています。安全に使用していただくために、必ずこの警 告事項をお守りください。
取扱いを誤った場合に、負傷を負う恐れがある注意事項が書かれて います。安全に使用していただくために、必ずこの注意事項をお守 りください。
操作する上での注意事項、または推奨事項です。 ここに記載されていることを守らないと、製品が正しく機能しない 可能性があります。 また、操作上における有益な情報も記載されています。
警告
注意
※(注)
取扱いについて
警告
1. 水をかけたり、濡らしたりしないでください。 万一、内部に水が入った場合は使用を中止してください。 のまま使用すると、火災や感電の原因となります。
2. レンズで太陽や輝度の高い光源をのぞかないでください。 目に障害を起こす原因となることがあります。
3.
ケーブルを抜くときは、必ずコネクター部を持って抜いてください。 ケーブル部を引っ張ると、断線など レンズケーブルが傷つき、その部分から漏電して火災や感電の原因となることがあります。
注意
1. 本製品を持ち運ぶときは、落下させないようご注意ください。 落下させますと、けがの原因となることが あります。
2. 取付け部は、しっかりと締め付けてください。 取付け部が緩むと、落下してけがの原因となることがあり ます。
3. 定期的(目安として6ヵ月~1年ごと)に取付け部に緩みがないか点検してください。取付け部が緩むと、落 下してけがの原因となることがあります。
4. 製品を炎天下で使用すると、製品の内部が思わぬ高温になる場合があります。高温になる状況が想定され る場合は、お客様にて適宜温度対策をお願いいたします。
1
※(注)
1. 修理を行う場合は、キヤノンマーケティングジャパン(株)、お求めになった代理店、または直接キヤノン
(株)へお問い合わせください。
2. 本製品に強い衝撃を与えると故障の原因となることがあります。
3. 本製品は、防滴構造にはなっておりません。 雨・雪など、水滴に直接さらして使用しないでください。 故障
の原因となることがあります。
4. 粉塵の多い場所でのご使用、またはレンズの着脱には十分ご注意ください。製品内に粉塵が入ると、故障の 原因となることがあります。
5. 急激な温度変化を与えますと、レンズの内部が曇ってしばらくの間使用できなくなることがあります。 り対策処置など十分にご配慮ください。
6. 化学薬品を使用するなど特殊な環境のもとでレンズを使用される場合には、あらかじめご相談ください。
異常時の対処方法について
警告
1.
万一下記のような異常が発生した場合には、ただちにレンズをカメラから取り外して、お求めになった代 理店、または次ページ連絡先までご連絡ください。
・発煙、異臭、異常音などが発生した場合
・異物(金属や液体など)が製品内部に入ってしまった場合
保守・点検について
警告
1. 本製品の外装を清掃するときは、必ずケーブルを抜き、レンズやカメラから取り外してから行ってくださ い。 また、ベンジン・シンナーなど引火しやすいものは、使用しないでください。火災や感電の原因となる ことがあります。
※(注)
1. レンズの表面についたゴミやほこりは、ブローアーで吹き飛ばすか、柔らかい刷毛で軽く払ってくださ い。指紋やシミが付いた場合は、市販のレンズクリーナーを少量浸した清浄な柔らかい綿布またはレン ズクリーニングペーパー(シルボン紙など)で軽くふき取ってください。 中心から渦を巻きながら周辺 に向かってふき上げます。 ゴミなどが付着したままで強くこするとレンズ表面に傷がつくことがあり ますのでご注意ください。
2. 使用条件・頻度・環境などにより異なりますが、毎年一回程度は保守点検を実施し、必要な場合にはオー バーホールなどを行ってください。
2
保管について
注意
1. 使用しないときは、必ずレンズに付属のキャップやカバーを付けてください。キャップやカバーなどを 付けない状態で直射日光に当たるとレンズの集光作用により火災の原因となることがあります。
※(注)
1. 霧や小雨などで湿気を含んだ場合には、速やかに乾いた布で水分をふき取り、乾燥剤(できるだけ新し い乾燥剤を使用)とともに、ビニール袋に入れて密封し、完全に内部の湿気を除去してください。 カビ や故障の原因となることがあります。
お客様へ
1. お客様の誤った操作に起因する障害については、当社は、責任を負いかねますのでご了承ください。
2. 本製品の品質・機能および取扱説明書に関して、お客様の使用目的に対する適合性・市場性などについ
ては、一切の保証をいたしかねます。また、そこから生じる直接的・間接的損害に対しても責任を負いか ねます。
3. 本製品を使用して得られた結果については、保証
4. 本製品の仕様・商品構成・外観図などは、お断りなく変更することがあります。
5. 修理や保守点検、本取扱説明書に記載されていない諸調整などにつきましては、お求めになった代理
店、または下記連絡先までお問い合わせください。
6. お客様のご都合で、当社に相談なく改造が行われた製品に対しては、その修理などをお引き受けできな い場合がありますのでご注意ください。
いたしかねます。
キヤノン株式会社 〒146-8501 東京都大田区下丸子3-30-2
キヤノンマーケティングジャパン株式会社 〒108-8011 東京都港区港南2-16-6
この取扱説明書の著作権はキヤノン株式会社にあり ます。 この取扱説明書の一部または全部をキヤノン株式会 社の承諾書なしに、複写・複製または転記することは 禁止されています。
3
1. 標準商品構成
ご使用を始める前に以下のものが全て梱包されていることをご確認ください。
(万一、不足品がある場合はお手数でもお買い上げの販売店にご連絡をお願いいたします。)
ユニット名                               数量
レンズ本体 .................................................................................................................. 1
フード ......................................................................................................................... 1
フードキャップ ................
レンズキャップ .......................................................................................................... 1
ダストキャップ .......................................................................................................... 1
ズームレバー(レンズに取付いています。) .......................................................
サポーター .................................................................................................................. 1
IS 操作ユニット .......................................................................................................... 1
シール ......................................................................................................................... 1
取扱説明書
(※ 1): サポーターは仕様などによりレンズに構成されない場合があります。本取扱説明書の構成と取扱
いは、キヤノン標準のサポーターを使用した場合について記載しています。別途異なるサポーター を使用する場合は、ご使用になるサポーターの取扱説明書をご覧ください。
.......................................................................................... 1
........ 1
(※ 1)
フード
IS 操作ユニット
フードキャップ
レンズキャップ
IS
Z.S.
IS
IRIS
Shtl
A M
T
Memo
W
RET
Frame
VTR
ft
m
20
50
10
30
400
7
20
5
15
4
160
12
3.5
SUPPORTER
LENS
レンズ本体
ズームレバー
80
40
Pre
Fast
2.8
4
5.6
8
11
1.6
C
1x
IMAGE
STABILIZER
2x
ダストキャップ
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
xxxxxx xxx
xxxxxx xxx
xxxxxx xxx
xxx
xxx xxx xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx xxx
xxx
xxx
xxx
xxxxxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxxxxxxxxxxxxxxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxxxxxxxxxxxxxxx
xxx
xxx
xxx
xxxxxxxxxxxxxxxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxx
xxxxxxxx
xxx
xxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
xxxxxxxx
サポーター
xxxxxxxx
シール
取扱説明書
(上図は HJ40x10B IASD-V です。機種および仕様により形状は若干異なる場合があります。)
仕様により上記付属品以外のアクセサリーが必要になる場合がございます。詳細はお買い上げの販売 店までお問合せください。
※(注):
 1) 常温下に保管してください。
2) 急激な温度変化を与えますと、レンズの内部が曇ってしばらくの間使用できなくなることが あります。 曇り対策処置など十分にご配慮ください。
3) 強い衝撃や振動をレンズに与えないようにしてください。
4
2. 各部の名称
1
10
9
8
7
6
5
4
3
2
IS
Z.S.
Shtl
IS
T
IRIS
A M
Memo
m
ft
20
50
10
11
12
13
14
15
16
W
VTR
RET
Frame
Fast
Pre
IS POWER OFF
17
18
2
2.8
4
5.6
8
11
16
C
400
160
M
19
20
1 フード
レンズのゴーストやフレヤーを防ぎます。
2 フードロックノブ
フードをレンズに固定するノブです。
3 ディップスイッチ
各種設定用のディップスイッチがあります。
4 IS ON/OFF スイッチ
IS(像ブレ防振機構)の ON/OFF 操作を行いま
す。
5 最高ズームスピード調整ボリューム
ズームシーソースイッチでズーム操作を行うと き、ズーム全域の速度を調整することができま す。
6 IS 動作状態表示 LED
イメージスタビライザー(像ブレ防振機構)の 作動または待機状態と機構回路への電源供給状 態をお知らせします。
7 アイリス瞬時オートスイッチ
このスイッチを押している間だけ、マニュアル アイリスがオートアイリスになります。
8 “Shtl” スイッチ
シャトルショット機能を行う場合に使用します。
(上図は HJ40x10B IASD-V です。 機種および仕
様により形状は若干異なる場合があります。)
9 アイリスサーボ / マニュアル切替えスイッチ
アイリス操作をマニュアル、またはサーボに切 り替える場合にこのスイッチを使用します。
10 “Memo” スイッチ
このスイッチとほかのスイッチ(Shtl, Frame, ズー ム操作スイッチ)を押して、ズームポジション やズームスピードの設定を行います。
11 ズームシーソースイッチ
サーボズームをする場合に使用します。深く押 すほど、ズーム速度が速くなります。
12 “RET” スイッチ
リターンビデオをカメラマンがビューファイン ダー上で見たいときに使用します。
13 “VTR” スイッチ
VTR のスタート操作あるいはストップ操作をす
る場合に使用します。
14 “Frame” スイッチ
フレーミングプリセット機能を行う場合に使用 します。
15 スピードモード切替えレバー
フレーミングプリセット機能の設定スピード切 替えを行います。
16 "IS POWER OFF" スイッチ
イメージスタビライザー(像ブレ防振機構)へ の電源供給を断ちます。
5
SERVO MANUSERVO
21
22
23
30
29
28
ZOOM FOCUS
27
17 フランジバックロックネジ
フランジバック調整リングを固定するネジです。
18 位置決めピン
レンズの取付け位置を決めるピンです。
19 マクロボタン
至近距離より近い被写体に近づいて接写したい 場合、このボタンを使用します。
20 エクステンダー切替えレバー
このレバーの操作により内蔵エクステンダー を操作します。
21 フォーカスリング
マニュアルでフォーカス操作をする場合に使用 します。
22 ズームリング
マニュアルでズーム操作をする場合に使用しま す。
23 アイリスリング
マニュアルでアイリス操作をする場合に使用し ます。
24 "IS POWER ON" レバー
イメージスタビライザー(像ブレ防振機構)を メカロック状態からロック解除状態にする場合 に使用します。
MANU
I
S
P
O
W
E
R
26
25
24
25 レンズケーブル
このケーブルを通して、電源や信号をカメラか らレンズに送ります。
26 ズームリモート用コネクター(8ピン)
ズーム 操 作用コント ロールアクセ サリー(8 ピン)を接続します。
27 ズームリモート & フォーカスリモート用   コネクター(20 ピン)
ズーム またはフォーカス操作用コントロール アクセサリー(20 ピン)を接続します。
28 IS リモート用コネクター
IS 操作ユニットを接続します。
29 ズームサーボ / マニュアル切替えノブ
ズーム操作をマニュアルまたはサーボに切り 替える場合にこのノブを使用します。
30 フォーカスサーボ / マニュアル切替えノブ
フォーカス操作をマニュアルまたはサーボに 切り替える場合にこのノブを使用します。
6
3. 取付け・接続
サポーター本体
トライポッドアダプター
(カメラメーカー供給品)
サポーターへ取り付ける
Vウェッジ板
(三脚メーカー他供給品)
サポーターへ取り付ける
1/2-UNC
3/8-UNC
Vウェッジ板
 取付け用コマ
LENS
SUPPORTER
システム重心  ロックハンドル
ロック
解除
3-1. サポーター・レンズ・三脚の取付け
本レンズには、専用のサポーター SUP-300 を用意しています。レンズおよびカメラ保護のため、必ず、 専用のサポーターをご使用ください。レンズ、カメラ、サポーターおよび三脚の取付け手順は以下の ようになります。
① サポーターを三脚に取り付ける。 (A)
カメラをサポーターに取り付ける。 (B)
③ レンズをカメラに取り付ける。 (C)
④ バランスを調整する。(D)
(A) サポーター
の三脚への取
付け
1. サポーター本体の底面に三脚の V ウェッジ板を 取り付けます。V ウェッジ板取付け用コマには、 3/8-UNC および 1/2-UNC の取付けネジ穴が設け てあります。(V ウェッジ板は弊社からは供給さ れておりません。) V ウェッジ板取付け用コマは前後に動かせるよう になっていますが、システム重心ロックハンドル を次の方向に回転させることにより、ロックと 解除を行うことができます。
時計方向 ........... ロック
反時計方向 ...... 解除
V ウェッジ板を取り付けたあと、ロックしてく
ださい。
7
2. トライポッドアダプターを以下の手順でサポー
LENS
SUPPORTER
カメラ取付けネジ
カメラ取付けノブ
カメラ取付けロックノブ
サポーターを カムヘッドに取り付ける
カメラをサポーターに取り付ける
トライポッド
  アダプター
ターに取り付けます。
(トライポッドアダプターはカメラメーカー供給
品です。カメラの取扱説明書も併せてご覧くだ さい。)
2-1. トライポッドアダプターにある三脚用ネ
ジ穴に、2つあるカメラ取付けネジ(3/8- UNC) を差し込み、それぞれのカメラ取付 けノブを回して、これら2つのネジを締 め付けます。
2-2. さらに、ゆるみ防止のため、カメラ取付け
ロックノブを回して締め付け固定します。
3. 三脚のカムヘッドのパン、チルト機構およびシ
ステム重心ロックハンドルがロックされている ことを確認したあと、前 1.,2. 項で V ウェッジ板 とトライポッドアダプターを取り付けたサポー
ターをカムヘッドに取り付けてください。
注意: サポーターを取り付ける前に、三脚またはペデスタルの取扱説明書をよくお読みいただ
き、カムヘッドのパンおよびチルト機構のロックと解除の方法をよくご理解
してから V
ウェッジ板をカムヘッドに据え付けてください。もし、カムヘッドのパンおよびチルト 機構がロックされていないと、カメラ、レンズ、およびサポーターを落下させて破損さ せたり、落下が起因でけがを負う危険があります。ご注意ください。
(B) カメラのサポーターへの取付け
既にサポーターに取り付けてあるトライポッドアダプ ターに、カメラを装着してください。
(トライポッドアダプターはカメラメーカー供給品で
す。装着方法についてはカメラの取扱説明書をご覧く ださい。)
8
(C) レンズの取付け
T
W
VTR
Frame
RET
2×
1×
レンズをカメラに取り付ける
1. 上下調整ロックつまみを緩め、レンズ支持台を 下まで下げておきます。
2. レンズを以下の手順でカメラに取り付けます。
2-1. カメラ側のバヨネットマウントを反時計
方向に回転させ、保護キャップを外して ください。
2-2. レンズのダストキャップを反時計方向に
回転させ、外してください。
2-3. レンズのマウント面にある位置決めピン
をカメラマウント面にある溝に合わせて からレンズをカメラマウント面に密着さ せてください。
2-4. カメラ側のバヨネットリングをレンズ側
より見て時計方向に回してレンズを固定 してください。
注意: この状態においてはマウント部だけでレ
ンズを支えているため、少量の力でマウ
ント接続部を痛める恐れがあります。こ れ以降、特に取付け作業が完了するまで、 レンズには外部から力を加えないように してください。
取付けつまみ
前後調整ロックつまみ
位置決めピン
上下調整  ロックつまみ
LENS SUPPORTER
レンズ支持台
3. 前後調整ロックつまみと上下調整ロックつまみ を緩めてださい。レンズ支持台が前後、上下に 動くようになります。
※(注): 1) 取付けの際はカメラの取扱説明書も合わせてご覧ください。
2) 取外した保護キャップおよびダストキャップはなくさないよう大切に保管してください。
4. レンズ支持台を前後、上下に調整し、取付けつまみ先端のネジをレンズ本体の台座に差し込んで、
つまみを回して固定してください。 取付けつまみとレンズ本体の台座の位置がレンズ支持台を前後に調整できる範囲内で合わない場合 は、カメラの位置が“前か後ろ” に行き過ぎています。2つあるカメラ取付けネジとカメラ取付けロッ クノブを緩めて、カメラの位置を合わせたあと、これらを締め付け固定します。( 取付け手順につ いては「3-1.(A) サポーターの三脚への取付け」2. 項をご覧ください。)
2-5. レンズのドライブユニット底面より出て
いるレンズケー
ブルの先端のコネクター
をカメラに接続してください。
IS POWER OFF
I
S
P
O
W
E
R
O
コネクター
N
9
5. 取付けつまみをレンズ本体に固定することができたら、上下調整ロックつまみ、および前後調整ロッ
手前に引く
引いたまま回転させる 適切な位置でもどす
クつまみを締め付け固定します。
※(注): ロックつまみを締め付ける際は、2. 項でカメラにレンズを装着した状態を適切な位置とし、
レンズを押し上げたり、引いたりして位置を無理に動かしてしまうような取付けを行わな いようご注意ください。
(D) バランス調整
SUPPORTER
1. カムヘッドのパンおよびチルト機構を緩めて三脚
のパンバーを持つなどして重心などのバランスを 確認してください。
LENS
2. システム重心ロックハンドルを解除すると、“レン
ズ、カメラ、サポーター” 一式 を三脚に取り付け たまま、前後に移動させることができます。重心 位置がずれている場合、重心位置を調整してくだ さい。
3. 重心位置の調整ができたら、システム重心ロック
ハンドルをロックしてください。また、システム 重心ロックハンドルは、手前に引くとロック状態 を保ったままハンドルを360°任意の方向に変 えることができます。このあとの撮影中などに、 不意に触れることのない位置に設定してくださ い。
ハンドル位置の調整
解除
システム重心  ロックハンドル
1×
2×
パンバー
4. 最後に、全てのつまみ、ネジ、ノブ類が締め付け、固定されているかご確認ください。
※(注): レンズの IS 機能を十分に発揮させるため、十分な強度のある三脚をご使用ください。また、
三脚やサポーターのセッティング状態によっては、IS 機能が十分に働かない(あるいは正 常に動作しない)場合があります。その場合は、バランスや取付けなどのセッティングを 変更してください。
専用サポーター SUP-300 は、現在、市販されているカメラに対応していないケースがあり
ます。詳しくは弊社までお問い合わせください。また、SUP-300 以外のサポーターをご使 用になりたい場合も弊社までお問い合わせください。
10
3-2. フードの取付け
Memo
Frame
Pre
Fast
RET
T
W
VTR
IS
Z.S.
IRIS
Shtl
IS
A M
IS POWER OFF
フードロックノブ
指標点
フード
レンズ鏡筒
1. レンズが工場から出荷されるときは、レンズ キャップが取り付けてあります。最初にこのレ ンズキャップを取り外してください。
2. フードをレンズに取り付け、フードとレンズ鏡 筒についている各々の指標点を合わせ、フード ロックノブを締めてください。
3. フードキャップをフードから外してください。
※(注): 取り外したフードキャップおよびレンズキャップは、なくさないよう大切に保管して
ください。
3-3. IS 操作ユニットの取付け・接続
IS 操作ユニットとは、イメージスタビライザー(像ブレ補正機構)の ON/OFF 操作を行うスイッチユ
ニット部とその動作状態を示す表示ユニット部から構成され、操作しやすいお好みの場所に取り付け てイメージスタビライザーのリモートコントロールを可能にするものです。(IS: Image Stabilizer の略)
IS 操作ユニットを以下の手順で取付け・接続してください。
1. IS 操作ユニットのコネクターをレンズ本体ドライブユニット底面の IS リモート用コネクター
へ接続してください。(通常、この IS リモート用コネクターには保護キャップが被せてあり ますので、キャップを外してから、コネクターの接続を行ってください。
2. ケーブルから分岐した IS ON/OFF スイッチのベルト
には面ファスナーが付いていますので、
操作しやすい任意の位置に巻きつけてください。
3. ケーブルから分岐したもう一方の IS ON/OFF 表示ユニット(IS 動作状態表示 LED)には固定 用ネジが付いていますので、ビューファインダーの縁部など、LED の点灯・消灯を確認しや すい所へ取り付けてください。
IS ON/OFFスイッチ
面ファスナー
IS ON/OFF表示ユニット
固定用ネジ
DEMAND ZOOM
REMOTE 1
IS
MANU
REMOTE
ZOOM
SERVO
2
MANU
FORCUS
SERVO
ISリモート用コネクター
レンズ本体
面ファスナー
11
※(注): 1) レンズ本体のドライブユニット上にも IS ON/OFF スイッチと IS 動作状態表示 LED が装備されていますので、IS 操作ユニットとの併用が可能です。
2) IS 動作状態表示が不要の場合には、IS 操作ユニットから表示ユニット部を取り外 してスイッチユニット部のみを接続して使用することも可能です。(下図参照)
IS ON/OFFスイッチ
DEMAND ZOOM
REMOTE 1
IS
MANU
REMOTE
ZOOM
SERVO
2
MANU
FORCUS
SERVO
ISリモート用コネクター
レンズ本体
3) イメージスタビライザーの操作方法につきましては、5-4. イメージスタビライザー
の操作をご覧ください。
面ファスナー
面ファスナー
12
4. 操作前の準備
T
W
VTR
Frame
RET
1. レンズのフランジバック調整
4-
ズームレンズの結像面と TV カメラの結像面が合致していないと、ズーム操作を行ったときフォーカ スが合わなくなります。下記の手順でレンズのフランジバックを調整してください。
1. 適当と思われる距離(5 7m 位)に被写体を定め
エクステンダー切替えレバー
ます。コントラストのはっきりしたものを被写体と して利用すると 作業がしやすくなります。
2. エクステンダー切替えレバーを 1x にします。
3. アイリス操作でレンズの絞りを開放(オープン)に
します。
F.B.調整リング
IS POWER OFF
フランジバック
I
S
P
O
W
E
R
ロックネジ
O
N
4. レンズのズームを望遠端(テレ)いっぱいにします。
5. フォーカス操作で焦点(ピント)を合わせます。
6. レンズのズームを広角端(ワイド)いっぱいにします。
7. レンズのフランジバックロックネジを緩め、F.B. 調整リングを回して焦点(ピント)を合わせます。
8. 4. 7. の操作を2, 3回繰り返して、ズーム両端での焦点(ピン
ト)を合わせます。
9. 正しい F.B. 調整リングの位置が決まりましたら、フランジバックロックネジを締めます。
以上で調整は完了です。
4-2. アイリスゲイン調整
レンズ本体ドライブユニット前面部にアイリスゲイン調整トリマーがあります。 出荷時には、適正に設定されていますが、任意に設定変更をしたい場合は小型ドライバーなどを使用 して、下記の手順で調整を行ってください。
1. 通常、ゴムキャップが付いています。作業前に、 このゴムキャップを外します。
2. カメラ側、レン ズ側ともにア イリス切替えスイッ チを “A”(オート)側にします。(なお、カメラ
側の操作については、カメラの取扱説明書をご覧 ください。)
3. アイリスゲイン調整トリマー(トリマー横のシー ルに “I.GAIN” と表示)を小型ドライバーなどで 回してください。 ドライブユニット前面部より見て時計方向に回すとゲインが上がり、反時計方向に回すとゲインが 下がります。
4. レンズ本体のアイリスリングを見て、ハンチングが起こらない範囲でゲインが最高になるよう設定 してください。
アイリスゲイン  調整トリマー
5. 調整が完了したら、ゴムキャップを元に戻してください。
13
5. 操 作
ZOOM
DEMAND
REMOTE 1
T
Z.S.
IS
Shtl
IS
IRIS
A M
ZOOM
DEMAND
REMOTE 1
IS
5-1. ズーム操作
(A) マニュアルズーム操作
レンズ本体のドライブユニット底面部にあるズーム
ズームサーボ/マニュアル切替えノブ
サーボ / マニュアル切替えノブを “MANU.” 側にして ください。
注意:“SERVO” 側にしたまま無理に マニュアル
ズー ム操作を行うと、機構を破損させる 恐れがあります。必ず “MANU.” 側にして からマニュアルズーム操作を行ってくださ い。
● レンズ本体のズームリング(またはズームレバー)による操作
レンズ本体のズームリング(またはズームレバー)を 回してズーム操作を行います。
ft
m
20
カメラ側から見て
 時計方向に回すと広角(ワイド)側へ  反時計方向に回すと望遠側(テレ)側へ
ズームします。
ズームリング
ズームレバー
50
10
30
7
20
5
15
4
12
3.5
望遠
広角
160
80
40
MANU
ZOOM
SERVO
MANU
FORCUS
SERVO
Memo
400
W
RET
Frame
Pre
Fast
2.8
4
5.6
8
11
1.6
C
IMAGE
STABILIZER
IS
REMOTE 2
VTR
1x
2x
(B) サーボズーム操作
レンズ本体のドライブユニット底面部にあるズーム サーボ / マニュアル切替えノブを “SERVO” 側にして ください。
切替え時、ズームリングを少し回しながらノブを動か すと切替えがスムーズに行えます。
ズームサーボ/マニュアル切替えノブ
SERVO
FORCUS
MANU
ZOOM
SERVO
MANU
REMOTE 2
14
サーボズーム基本操作
IRIS
IS
IS
Z.S.
A M
Shtl
T
W
RET
VTR
Memo
Frame
Pre
Fast
ズームシーソースイッチ
最高ズームスピード調整ボリューム
ドライブユニット上のズームシーソースイッチによる操作
ドライブユニット上面部のズームシーソースイッチを 押してズーム操作を行います。
ズームシーソースイッチの
T” 側を押すと望遠(テレ)側へ W” 側を押すと広角(ワイド)側へ
ズームされます。
スイッチの押し込み具合により、ズームスピードが変 わります。深く押すほど、ズームスピードが速くなり ます。
ズームシーソースイッチを押したときのズーム速度の変更
最高ズーム速度は、レンズドライブユニットの上面に ある最高ズームスピード調整ボリュームを回すことに より変化させることができます。 このボリュームを時計方向いっぱいに回すと最高ズー ム速度が最大になり、反時計方向いっぱいに回すと最 小になります。
IS
IS
Z.S.
IRIS
A M
Shtl
T
Memo
W
RET
Frame
VTR
Pre
Fast
サーボズーム応用操作
新操作ユニット「Digital Drive」により従来のサーボズーム基本操作に加え、新しいサーボズーム操作 が追加されています。主な機能は次の通りです。
● 機能 1. シャトルショット ……………… 2 つの画角を頻繁に切り替えて撮影する際などに便利 な機能です。
● 機能 2. フレーミングプリセット ……… リハーサルなどで決めた画角とズームスピードを容易 に再現できます。
● 機能 3. スピードプリセット …………… リハーサルなどでズームスピードを決めておき、その スピードを繰り返し再現できます。
15
機能 1. シャトルショット
“Shtl”スイッチ
“Shtl”スイッチ
Shtl” スイッチを押すだけで最高速度で、あらかじめ記憶させたズームポジション(シャトルメモリー ポジション)にズームし、“Shtl” スイッチを離すと元のズームポジションに戻ります。すなわち、2 ヶ 所のポジションを高速で切り替えることができます。
1. シャトルメモリーポジションの設定
1-1. 任意のポジションにズーミングする。
1-2. Memo” ス イ ッチを押し な がら “Shtl
IS
Z.S.
IS
IRIS
A M
Shtl
スイッチを押す。(シャトルメモリーポジ ション記憶完了)
※(注): このシャトルメモリーポジション位置は「機能 2. フレーミングプリセット」の記憶位置と
は別のものです。また、このとき、記憶されたズームポジションは電源 OFF 後も記憶され ています。
ズームシーソースイッチ
T
Memo
W
“Memo”スイッチ
RET
Frame
Pre
Fast
VTR
2. シャトルメモリーポジションへの移動
Shtl” スイッチを押し続けているとシャトルメモリーポジションへ最高速でズーム移動して停止し
ます。この “Shtl” スイッチを押している間は、この設定ズームポジションを維持します。
3. シャトルメモリーポジションへの移動解除
下記のいずれかの操作により、設定ズームポジションへの移動が解除されます。
 ●Shtl” スイッチを離すと、移動前のズー ムポジション(復帰ポジション)に最高 速で戻ります。
 ●Shtl” スイッ チ を離すと、 ズ ームシー ソースイッチによる操作が行えます。
IS
Z.S.
IS
IRIS
A M
Shtl
Memo
ズームシーソースイッチ
T
W
RET
Frame
Pre
Fast
“Memo”スイッチ
※(注):“Shtl” スイッチによる操作を優先させているため、“Shtl” スイッチを押している間はズームシー
ソースイッチによる操作は行えません。
VTR
4. 復帰ポジションの更新
● 復帰ポジション(復帰ポジション:3. 項参照)はマニュアルおよびサーボズーム操作で最後 に止まった位置が次回のシャトルショット操作の復帰ポジションとなります。
● “Shtl” スイッチのみによるズーム操作を行
っている間は復帰ポジションは更新されません。
16
機能1. シャトルショットの操作イメージ
シャトルメモリーポジション(設定ズームポジション)への移動
“Shtl”スイッチを押しつづけるとシャトルメモリーポジションへズームします。
(凡例)
このポジションへ到達したあとも、“Shtl”スイッチを押している間はこの位置を維持します。
ズーム位置
操作方法
シャトルメモリーポジション
Shtl”スイッチを離すと復帰ポジションへ戻ります。
シャトルメモリーポジション
押しつづけた“S h tl”スイッチを離す
“Sht l ”スイッチを押しつづける
復帰ポジション
復帰ポジション
下記のいずれかの操作をすることで、シャトルメモリーポジションへの移動が解除できます。
的に戻ります。
ただし、“Shtl”スイッチを押している間はシャトルショット操作が優先されます。
シャトルメモリーポジションに到達する前に、“Shtl”スイッチを離すと復帰ポジションへ自動
シャトルメモリーポジション
押しつづけた“S h tl”スイッチを離す
Shtl”スイッチを離し、それ以外の任意のズーム操作を行うと、そちらが優先されます。
シャトルメモリーポジション
押しつづけた“S htl”スイッチを離す
“Sht l ”スイッチを押しつづける
“Sht l ”スイッチを押しつづける
復帰ポジション
復帰ポジション
復帰ポジション
“Shtl”スイッチを押して一度離し、再び押しても記憶されている復帰ポジションは変りません。
ズームシーソースイッチによる操作を行うことで、その都度復帰ポジションは変更されます。
シャトルメモリーポジション
押しつづけた“S h t l”スイッチを離す
押しつづけた“ S h tl”スイッチを
シャトルメモリーポジション
押しつづけた“S htl”スイッチを離す
新復帰ポジション
例えばズームシーソースイッチの操作によりこの位置でズームが停止した場合、 この点が新復帰ポジションになります。
(このあと、シャトルショット操作を行うと、ここを復帰ポジションとして作動します。)
再び離す
ストップ
“Sht l ” 以外の任意のズーム操作
(例えば、ズームシーソースイッチ操作)
“Sht l ”スイッチを押しつづける
“Sht l ”スイッチを押しつづける
Sht l ” 以外の任意のズーム操作
(例えば、ズームシーソースイッチ操作)
復帰ポジション
”Sht l ”スイッチを再 び 押し つづける
復帰ポジション
17
機能 2. フレーミングプリセット
IRIS
IS
IS
Z.S.
A M
Shtl
T
W
RET
VTR
Memo
Frame
Pre
Fast
“Shtl”スイッチ
ズームシーソースイッチ
“Memo”スイッチ
Frame” スイッチを押すことで適当な位置から、あらかじめ記憶させたズームポジション(フレーミ
ングメモリーポジション)にズームすることが出来ます。フレーミングメモリーポジションまでのズー ムスピードは、「最高速」または「機能 3. スピードプリセットで設定したズームスピード」のいずれ かに切り替えることができます。
1. フレーミングメモリーポジションの設定
1-1. 任意のポジションにズーミングする。
1-2. Memo”を押しながら “Frame” を押す。(フ
レーミングメモリーポジション記憶完了)
※(注): このフレーミングメモリーポジション記憶
位置は「機能 1. シャトルショット」の記 憶位置とは別のものです。また、このとき 記憶されたフレーミングメモリ ー ポ ジ ションは電源 OFF 後も記憶されています。
2. フレーミングメモリーポジションへの移動スピード選択
Frame” スイッチの周りのスピードモード切替えレバーで下記のいずれかを選択します。
最高速度 :「Fast」(Fast Speed) 設定スピード :「Pre」(Preset Speed)
なお、設定スピードは「機能 3. スピードプリセット」にて設定するものが反映されます。
3. フレーミングメモリーポジションへの移動
Frame” スイッチを押すとフレーミングメモリーポジションへ選択したスピードで移動し始め、 フレーミングメモリーポジションへ到達すると停止します。
※(注): 「機能 1. シャトルショット」のようにスイッチを押し続けなくても、一度押しただけでメ
モリーポジションまで移動し、復帰ポジションも設定されません。
4. フレーミングメモリーポジションへの移動解除または切替え
フレーミングメモリーポジションへの移動中、下記のいずれかの操作により移動が解除されます。
● “Frame” スイッチをもう一度押す。(フレーミングメモリーポジションへの移動が停止しま す。)
ズームシーソースイッチによる操作を行う。
Shtl” スイッチによる操作を行う。
スピードプリセット機能で設定したスイッチ(“RET” または “VTR”)による操作を行う。
  (スピードプリセットについては「機能 3. スピードプリセット」をご覧ください。)
18
機能2. フレーミングプリセットの操作イメージ
フレーミングメモリーポジションへの移動
(凡例)
ズーム位置
●“Frame”スイッチを押すとフレーミングメモリーポジションへ向かって移動し、メモリーポジ ションへ到達するとそこで停止します。 移動時のズーム速度はスピードモード切替えレバーが「Fast」の位置にあれば最高スピードに、 「Pre」の位置にあれば記憶させたスピードになります。
スピードモード切替え
レバーの設定位置
Fast
「Pre」
そ の 他
フレーミングメモリーポジション
−最高スピードで移動−
“Fra m e スイッチを押す
−記憶させたスピードで移動−
“Fra m e スイッチを押す
任意のポジション
 下記のいずれかの操作を行うことで、フレーミングメモリーポジションへの移動解除または操作切 替えができます。
ズームがフレーミングメモリーポジションへ到達する前に、もう一度、“Frame”スイッチを押す
とその位置で停止します。
操作方法
フレーミングメモリー
ポジション
“Fra m e ”スイッチを もう一度押す
ズームシーソースイッチによる操作を行うと、そちらが優先されます。またシーソースイッチを
ストップ
“Fra m e ”スイッチを押す
任意のポジション
離すと、その位置で停止します。
フレーミングメモリー
ポジション
ズームシーソースイッチによる任意の操作
ズームシーソースイッチによる反転操作
ストップ
“Shtl”スイッチによる操作(機能1.)を行うと、そちらが優先されます。
“Fra m e ”スイッチを押す
任意のポジション
なお、「フレーミングメモリーポジション」と「シャトルメモリーポジション」は別々に記憶され ています。
フレーミングメモリー
ポジション
“Sht l ”スイッチを離す
シャトルメモリー
ポジション
“Fra m e ”スイッチを押す
“Sht l ”スイッチを押しつづける
(復帰ポジション)
任意のポジション
スピードプリセット機能(機能3.)を設定したスイッチ(“RET”または“VTR”スイッチ)によ
る操作を行うと、そちらが優先されます。
ズーム端
スピードプリセット機能を 設定したスイッチを押す
注:設定されているズームスピード、ズーム方向に移動する。
19
“Fra m e ”スイッチを押す
任意のポジションフレーミングメモリー ポジション
● 機能 3. スピードプリセット
あらかじめ記憶させたズームスピードおよびズーム方向(望遠側または広角側)をスイッチを押すだ けで何度も再現することができます。ただし、この機能を使用するには “RET” スイッチまたは “VTR” スイッチにこの機能を割り当てる設定が必要となります。
1. スピードプリセット機能のスイッチ設定
この機能を使用したい場合は、専用スイッチは無いので、“RET” または “VTR” スイッチに機能 の割付け設定が必要となります。 割付け方法はドライブユニットの前面にあるディップスイッチ8ピン ( 上側 ) を下記のように設定 します。
 “RET” に割り付ける場合   → Dip 1OFFDip 2ON  “VTR” に割り付ける場合   → Dip 3OFFDip 4ON
RET” を元の機能に戻す場合   → Dip 1OFFDip 2OFF  “VTR” を元の機能に戻す場合   → Dip 3OFFDip 4OFF
IS
Z.S.
Shtl
IS
“Memo”スイッチ
ズームシーソースイッチ
“RET”スイッチ
IRIS
A M
T
Memo
W
RET
Frame
Pre
Fast
“VTR”スイッチ
VTR
※(注): 詳しいディップスイッチの設定については「5-8. ディップスイッチの設定」をご覧ください。
2. ズームスピードおよびズーム方向の記憶方法
2-1. 記憶させたい ズームスピードとズーム方向(望遠側または広角側)にズームシーソースイッ
チを操作する。
2-2. 2-1. 項のズームスピードと方向を保持しながら “Memo” スイッチを押す。 (ズームスピードおよび方向記憶完了)
※(注): 1. 項でスイッチの割付け設定を行っていなくても、上記の記憶方法でズームスピードおよ
び方向を記憶させることができます。また、「機能 2. フレーミングプリセット」でスピード モード切替えレバーを “Pr e” に選択したときの設定スピードは、ここで記憶されたズーム スピードが反映されます。
3. スピードプリセットの操作方法
1. 項で設定したスイッチ(“RET” または
VTR”)を押すと 2. 項で記憶させたスピー ドと方向(望
遠側または広角側)に向かっ て移動し始め、ズーム端へ到達すると停 止します。
IS
Z.S.
Shtl
IS
“Memo”スイッチ
ズームシーソースイッチ
“RET”スイッチ
IRIS
A M
T
Memo
W
RET
Frame
Pre
Fast
“VTR”スイッチ
VTR
20
※(注): 「機能 1. シャトルショット」のようにスイッチを押し続けなくても、一度押しただけでズー
ム端まで移動し、復帰ポジションも設定されません。
4. スピードプリセットでの移動中の解除または切替え
スピードプリセットでの移動中、下記のいずれかの操作により移動が解除されます。
設定したスイッチ(“RET” または “VTR”)をもう一度押すと、移動が停止します。
ズームシーソースイッチによる操作を行う。
Shtl” スイッチによる操作を行う。
Frame” スイッチによる操作を行う。
21
下記のいずれかの操作をすることで、ズーム移動を解除または操作切替えができます。
スピードプリセット機能を設定したスイッチ(”VTR”または”RET”スイッチ)をもう一度、
押すとその位置で停止します。
任意のポジション
下記の注を参照
設定したスイッチを押す
設定したスイッチを再度押す
設定したスイッチを押す
設定したスイッチを押す
設定したスイッチを押す
設定したスイッチを押す
−最高スピードで移動−
ズーム端
−記憶させたスピードで移動−
任意のポジションズーム端
任意のポジション
任意のポジション
(復帰ポジション)
ズーム端
任意のポジションズーム端
ズーム端
−記憶させたスピードで移動−
−記憶させたスピードで移動−
−記憶させたスピードで移動−
−記憶させたスピードで移動−
“Sht l ”スイッチを押しつづける
“Fra m e ”スイッチを押す
“Sht l ”スイッチを離す
機能3. スピードプリセットの操作イメージ
スピードプリセット機能
そ の 他
”Frame”スイッチによる操作(機能2.)を行うと、そちらが優先されます。
”Shtl”スイッチによる操作(機能1.)を行うと、そちらが優先されます。
ズームシーソースイッチによる操作を行うと、そちらが優先されます。また、シーソースイッチを
離すと、その位置で停止します。
スピードプリセット機能を設定したスイッチ(”RET”または”VTR”スイッチ)を押すと記憶させた
スピードで記憶させた方向に向かってズームし、ズーム端(望遠または広角端)で停止します。
フレーミングメモリー
ポジション
シャトルメモリー
ポジション
ストップ
ストップ
ズームシーソースイッチによる反転操作
ズームシーソースイッチによる任意の操作
操作方法
ズーム位置
(凡例)
注: ”Frame”ボタンが押されたあとのズーム速度はズームモード切替えレバーの設定位置により決まります。 レバーが「Fast」の位置に設定
されていれば最高速度で、「Pre」の位置にあれば記憶されたスピード
そのままにてズームし、フレームメモリー位置に到達するとその点にてストップします。
22
A M
IRIS
Shtl
Memo
Frame
Pre
Fast
RET
VTR
IS
Z.S.
IS
T
W
Digital機能スイッチ一覧
“S ht l”スイッチ
・“Shtl”を押し続けるとシャトルメモリーポジション  へ移動します。  このポジションへ到達したあとも、“Shtl”を押してい  る間はこの位置を維持します。
シャトルメモリー
ポジション
“S htl ”押しつづける
復帰ポジション
“Shtl”を離すと復帰ポジションへ戻ります。
シャトルメモリー
ポジション
押しつづけた“S h tl” を離す
そのほか、詳しい機能については「
復帰ポジション
機能1. シャトル
ショット」をご覧ください。
“Memo”スイッチ
このスイッチと他のスイッチを押して、設定ズーム ポジションやズームスピードの設定を行います。
・シャトルメモリーポジションの設定
 設定したいポジションで 
M e m o   S h t l
・フレーミングメモリーポジションの設定
 設定したいポジションで 
Mem o   F ram e
・ズームスピード“Pre”および方向の設定
ズームシーソースイッチ
を押しながら 
“Frame”スイッチ
“Frame”を一度押しすると設定ズームポジションへ 移動します。 移動スピードは「Pre」で設定スピード、「Fast」で 最速で移動します。
フレーミングメモリーポジション
そのほか、詳しい機能については「
ングプリセット」をご覧ください。
スピードプリセット
機能割付け時)
スピードプリセット機能を設定したスイッチ(“RET” または“VTR”)を押すと記憶させたスピードで記憶 させた方向に向かって移動し、ズーム端(望遠または 広角)で停止します。
ズーム端
−記憶させたスピードで移動−
そのほか、詳しい機能については「●機能3. スピード
プリセット」をご覧ください。
任意のポジション
機能2.フレーミ
任意のポジション
設定したスイッチを押す
Mem o
Frame”押す
※(注): 添付されているシールはこれらのデジタ ルサーボ機能を端的に表現したものです。 適当な場所に貼って、使用してください。
23
5-2. フォーカス操作
SERVO
MANU
SERVO
MANU
ZOOM
FORCUS
ZOOM
DEMAND
REMOTE 1
IS
REMOTE 2
フォーカスサーボ/マニュアル切替えノブ
T
W
Z.S.
IS
Shtl
IS
IRIS
Memo
Frame
RET
VTR
A M
Pre
Fast
1x
IMAGE
STABILIZER
C
20
10
7
5
4
3.5
12
15
20
30
50
m
ft
1.6
400
160
80
40
11
8
5.6
4
2.8
無限
至近
フォーカスリング
レンズ本体のフォーカスリングによるマニュアルフォーカス操作
マニュアルフォーカス操作を始める前に、フォーカス サーボ / マニュアル切替えノブが “MANU.” 側になっ ていることを確認してください。万一、切替えノブが “SERVO” 側になっていたら “MANU.” 側に切り替え てください。
注意:“SERVO” 側にしたまま無理にマニュアルフォーカス操作を行うと、機構を破損させる
恐れがあります。必ず “MANU.” 側にしてからマニュアルフォーカス操作を行ってくだ さい。
カメラ側より見てフォーカスリングを
時計方向に回すと至近側の被写体に 反時計方向に回すと無限側の被写体に
焦点(ピント)が合います。
24
5-3. アイリス操作
A M
IRIS
Shtl
Memo
Frame
RET
VTR
Z.S.
IS
T
W
アイリスサーボ / マニュアル 切替えスイッチ
T
W
Z.S.
IS
Shtl
IS
IRIS
Memo
Frame
RET
VTR
A M
Pre
Fast
1x
2x
IMAGE
STABILIZER
C
20
10
7
5
4
3.5
12
15
20
30
50
m
ft
1.6
400
160
80
40
11
8
5.6
4
2.8
クローズ
オープン
アイリスリング
A M
IRIS
Shtl
Memo
Frame
RET
IS
Z.S.
IS
T
W
アイリス瞬時オートスイッチ
A M
IRIS
Shtl
Memo
Frame
RET
VTR
IS
Z.S.
IS
T
W
アイリスサーボ / マニュアル 切替えスイッチ
アイリス操作は、アイリスサーボ / マニュアル切替えスイッチによりオート / マニュアルどちらかの操 作が選択できます。
 “A”(オート) :カメラ指令信号によるオートアイリス操作  “M”(マニュアル) :レンズ本体のアイリスリングによるマニュアル操作
● マニュアルアイリス操作
アイリスサーボ / マニュアル切替えスイッチを “M” 側にして ください。
● レンズ本体のアイリスリングを手動で回してのアイリ ス操作
カメラ側から見て時計方向にアイリスリングを回すことによ りアイリスが絞り込まれ、ビデオレベルが下がります。反時 計方向に回すとアイリスが開き、ビデオレベルが上がります。
● アイリス瞬時オートスイッチ
アイリスをマニュアル操作で撮影中にアイリス瞬時オートス イッチを押すと、押している間だけ “A”(オート)アイリス 状態になります。 一時的に適正露出を得たい場合などにご使用ください。
● オートアイリス操作
アイリスサーボ / マニュアル切替えスイッチを “A” 側にして ください。
カメラからの指令信号によりオート(自動)アイリス操作に なります。 ビデオ信号レベルが常に一定になるように自動(ドライブユ ニット内に組み込まれたモーターにより)でアイリスリング が回ります。
※(注):カメラ側がオート(自動)アイリスモードになっていることを確認してください。
25
5-4. イメージスタビライザーの操作
T
W
VTR
Frame
RET
本レンズに搭載されていますイメージスタビライザー(像ブレ補正機構)は、輸送時の衝撃から防振 光学系を保護するためのメカロック機構を備えています。 イメージスタビライザーを使用可能とするためには、まずこのロック状態を解除し、防振光学系駆動 回路に電源を供給する必要があります。 ロックが解除されたイメージスタビライザーには以下の 2 つの状態が存在しますので、必要に応じて、 これらの状態を切り替えて使用します。
防振光学系が像ブレ補正を行っている作動状態 ………………… IS ON 防振光学系が電気的に光軸中心に保持された待機状態 ………… IS OFF
(A) メカロックの解除方法
カメラからの電源投入直後のイメージスタビライザー は、メカロック状態になっています。マウント横のカ メラ面側にある "IS POWER ON" レバーは、メカロッ クを解除すると同時に防振光学系駆動回路に電源を供 給するためのスイッチの役割を兼ねています。 "IS POWER ON"レバーを水平状態から反時計回りに、 レバーがほぼ垂直になるまで回転させます。この状態 で手を離せばレバーがロックされ、イメージスタビラ イザーが使用可能となります。(このとき、レンズ本 体ドライブユニット上の IS 状態表示 LED が点灯し、 防振光学系駆動回路への電源供給が確認できます。)
“IS POWER OFF”スイッチ
“IS POWER ON”レバー
IS
Z.S.
IS
Shtl
IRIS
A M
IS ON/OFFスイッチ
Memo
IS POWER OFF
I
S
P
O
W
E
R
O
N
IS 動作状態表示LED
T
W
RET
※(注): 1) "IS POWER ON" レバーがロックされず水平状態に戻ってしまう場合、メカロックは解
除されていませんので、垂直位置にロックされるまで再度レバーを回転させてください。
2) カメラからの電源投入後の初回メカロック解除のみ、イメージスタビライザーが、そ の性能を最高に発揮するまでしばらくの間ウォーミングアップ時間を必要とします。 ウォーミングアップ中にイメージスタビライザーを作動させても差し支えありません が、防振性能が十分に発揮されない場
合があります。
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