

バージョン 1.1
2017 年 11 月発行
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とした購入者による文書のコピーを除いては、いかなる形式や方法によっても、複
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たは著作物であることもあり、権利を侵害する意図なく、ユーザーの便宜を図って
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免責事項:
当文書に記載されている仕様および情報は、情報提供のみを目的として付属され
ており、予告なく変更する場合があります。その整合性や正確性について、ASRock
がなんらの確約をするものではありません。ASRock は、当文書での誤記や記載漏
れについて一切の責任を負いかねます。
本文書の内容について、ASRock は、明示または黙示にも、黙示の保証、商品性の
条件、または特定の目的への適合性を含め、かつそれらに限定されず、いかなる
種類の保証もいたしません。
いかなる状況においても、たとえ ASRock が当文書や製品の欠陥や誤りに起因す
る損害の可能性を 事前に知らされていたとしても、ASRock、取締役、役員、従業員、
または代理人は、いかなる間接的、専門的、偶発的、または必然的な損害(利益の
損失、事業の損失、データの損失、事業の中断などを含む)への責任を負いかねま
す。
この装置は、FCC 規則のパート 15 に準拠しています。操作は以下の 2 つの条件に従いま
す:
(1) 本装置は有害な干渉を発生しない。および
(2) 本装置は、予想外の動作を引き起こす可能性のある干渉を含め、受信したすべての
干渉を受け入れる。
米国カリフォルニア州のみ
このマザーボードに採用されたリチウム電池は、カリフォルニア州議会で可決されたベス
トマネジメントプラクティス(BMP)で規制される有害物質、過塩素酸塩を含んでいます。
米国カリフォルニア州でリチウム電池を廃棄する場合は、関連する規制に従って行ってく
ださい。
「過塩素酸塩物質 - 特別な処理が適用される場合があります。詳しくは、
www.dtsc.ca.gov/hazardouswaste/perchlorate をご覧ください」
ASRock ウェブサイト:http://www.asrock.com

オーストラリアのみ
弊社の製品にはオーストラリア消費者法の下で除外できない保証が付いています。購入
者は、重大な故障に対しては交換または返金、および、その他の合理的に予見可能な損
失または損害に対しては補償を受ける権利を有します。また、製品が許容できる品質を
満たさない場合、または、故障が重大な故障にあたらない場合は、購入者は製品を修理
または交換する権利を有します。ご不明な点がありましたら ASRock までお問い合わせく
ださい : 電話番号 +886-2-28965588 内線 123(標準的な国際通話料金が適用されます)
HDMI ™ および HDMI 高解像度マルチメディアインターフェース、ならびに HDMI
のロゴは、米国およびその他の国における HDMI Licensing LLC の商標または登
録商標です。

内容
第 1 章 はじめに 1
1.1 パッケージの内容 1
1.2 仕様 2
1.3 マザーボードのレイアウト 7
1.4 I/O パネル 9
第 2 章 取り付け 11
2.1 CPU を取り付ける 12
2.2 CPU ファンとヒートシンクを取り付ける 15
2.3 メモリモジュール(DIMM)を取り付ける 16
2.4 拡張スロット(PCI Express スロット) 18
2.5 ジャンパー設定 19
2.6 オンボードのヘッダーとコネクタ 20
2.7 CrossFireXTM と Quad CrossFireXTM オペレーション
ガイド 24
2.7.1 2 枚の CrossFireXTM 対応グラフィックスカードを
取り付ける 24
2.7.2 ドライバのインストールとセットアップ 26
2.8 M.2_SSD (NGFF) モジュール取り付けガイド 27
第 3 章 ソフトウェアとユーティリティの操作 32
3.1 ドライバを取り付ける 32
3.2 A-Tuning 33
3.3 ASRock Live Update & APP Shop(ASRock ライブ更新と
APP ショップ) 36
3.3.1 UI 概要 36
3.3.2 Apps(アプリ) 37

3.3.3 BIOS & Drivers(BIOS とドライバ) 40
3.3.4 Setting(設定) 41
第 4 章 UEFI セットアップユーティリティ 42
4.1 はじめに 42
4.2 EZ Mode(EZ モード) 43
4.3 Advanced Mode(アドバンスドモード) 44
4.3.1 UEFI メニューバー 44
4.3.2 ナビゲーションキー 45
4.4 Main ( メイン ) 画面 46
4.5 OC Tweaker (OC 調整 ) 画面 47
4.6 Advanced ( 詳細 ) 画面 57
4.6.1 CPU Conguration (CPU 設定 ) 58
4.6.2 Chipset Conguration ( チップセット設定 ) 60
4.6.3 Storage Conguration ( ストレージ設定 ) 63
4.6.4 Super IO Conguration(スーパー IO 設定) 64
4.6.5 ACPI Conguration(ACPI 設定) 65
4.6.6 USB Conguration(USB 設定) 67
4.6.7 Trusted Computing
(トラステッド・コンピューティング) 68
4.7 Tools ( ツール ) 69
4.8 Hardware Health Event Monitoring
( ハードウェア ヘルス イベント監視 ) 画面 72
4.9 Security ( セキュリティ ) 画面 74
4.10 Boot ( ブート ) 画面 75
4.11 Exit ( 終了 ) 画面 78

第 1 章 はじめに
ASRock Z370M Pro4 マザーボードをお買い上げ頂きありがとうございます。
ASRock の製品は一貫した厳格な品質管理の下で製造されております。優れた品
質と耐久性を兼ね備えつつ、優れたパフォーマンスを提供致します。
この文書の第 1 章と第 2 章には、マザーボードの説明とステップ毎のインストール
ガイドが記載されています。第 3 章には、ソフトウェアとユーティリティーの操作ガ
イドが含まれています。第 4 章には、BIOS セットアップの設定ガイドが含まれてい
ます。
マザーボードの仕様と BIOS ソフトウェアは更新されることがあるため、このマニュ
アルの内容は予告なしに変更することがあります。このマニュアルの内容に変更が
あった場合には、更新されたバージョンは、予告なくASRock のウェブサイトから
入手できるようになります。このマザーボードに関する技術的なサポートが必要な
場合には、ご使用のモデルについての詳細情報を、当社のウェブサイトで参照くだ
さい。ASRock のウェブサイトでは、最新の VGA カードおよび CPU サポート一覧
もご覧になれます。ASRock ウェブサイト http://www.asrock.com.
1.1 パッケージの内容
• ASRock Z370M Pro4 マザーボード(Micro ATX フォームファクタ)
• ASRock Z370M Pro4 クイックインストールガイド
• ASRock Z370M Pro4 サポート CD
• 2 x シリアル ATA(SATA)データケーブル(オプション)
• 2 x M.2 ソケット用ねじ (オプション)
• 1 x I/O パネルシールド
Z370M Pro4
日本語
1

1.2 仕様
日本語
プラット
フォーム
CPU
チップセット
メモリ
• マイクロ ATX フォームファクター
• 固体コンデンサ設計
• 第 8 世代 Intel® CoreTM プロセッサーに対応(ソケット 1151)
• デジタル電源設計
• 10 電源フェーズ設計
• Intel® ターボブースト 2.0 テクノロジーをサポート
• Intel® K シリーズ アンロック CPU に対応
• ASRock BCLK フルレンジオーバークロッキングに対応
• Intel® Z370
• デュアルチャンネル DDR4 メモリ機能
• 4 x DDR4 DIMM スロット
• DDR4 4300+(OC)*/4266(OC)/4133(OC)/4000(OC)/3866
(OC)/3800(OC)/3733(OC)/3600(OC)/3200(OC)/ 2933(OC)/
2800(OC)/2666/2400/2133 ノン ECC、アンバッファードメモ
リに対応
* 詳細については、ASRock ウェブサイトのメモリーサポート一
覧を参照してください。(http://www.asrock.com/)
* 第 8 世代 Intel® CPU は最大 2666 までの DDR4 に対応しま
す。
• ECC UDIMM メモリモジュールに対応(non-ECC モードで
動作)
• システムメモリの最大容量:64GB
• Intel® エクストリームメモリプロファイル(XMP)2.0 に対応
• DIMM スロットに 15 μゴールドコンタクトを採用
拡張スロット
• 2 x PCI Express 3.0 x16 スロット(PCIE1:x16 モード、PCIE4:
x4 モード )*
* 起動ディスクとして NVMe SSD に対応
• 2 x PCI Express 3.0 x1 スロット (Flexible PCIe)
• AMD Quad CrossFireXTMと CrossFireXTMをサポート
2

Z370M Pro4
グラフィック
ス
• Intel® UHD グラフィックス内蔵ビジュアルおよび VGA 出
力は、GPU に統合されたプロセッサーのみでサポートされ
ます。
• Intel® UHD グラフィックス内蔵ビジュアルをサポート:
AVC、MVC (S3D) および MPEG-2 Full HW Encode1 が装
備された Intel® クイック・シンク・ビデオ、Intel® InTruTM 3D,
Intel® クリアー・ビデオ HD テクノロジー、Intel® InsiderTM,
Intel® UHD グラフィックス
• DirectX 12
• HWA エンコード / デコード :VP9 8- ビット、VP9 10- ビット
( エンコードのみ )、VP8、HEVC (MPEG-H Part2、h.265)、
AVC (MPEG4、h.264)、MPEG2-Part2 (h.262)、JPEG/MJPEG、
VC-1
• 最大共有メモリ 1,024MB
* 最大共有メモリのサイズはオペレーティングシステムによっ
て異なることがあります。
• 3 つのグラフィックス出力オプション :D-Sub、DVI-D、HDMI
• 3 台のモニターに対応
• HDMI に対応、最大解像度 4K x 2K (4096x2160) @ 30Hz
• DVI-D をサポート。最大解像度 1920x1200 @60Hz
• D-Sub をサポート。最大解像度 1920x1200 @60Hz
• HDMI ポートでオートリップシンク、ディープカラー(12bpc)、
xvYCC、および、HBR(高ビットレートオーディオ)に対応
(HDMI 対応モニターが必要です)
• DVI-D ポートと HDMI ポートで HDCP に対応
• HDMI ポートを通じて 4K ウルトラ HD (UHD) 再生に対
応
日本語
オーディオ
• 7.1 CH HD オーディオ、コンテンツプロテクション付き
(Realtek ALC892 オーディオコーデック)
*7.1 CH HD オーディオを設定するためには、HD フロントパ
ネルのオーディオモジュールを使用し、オーディオドライバを
通してマルチチャンネルオーディオ機能を有効にする必要が
あります。
• プレミアム・ブルーレイ・オーディオ・サポート
• サージ保護に対応
• ELNA 製オーディオコンデンサ
3

LAN
• ギガビット LAN 10/100/1000 Mb/s
• ギガ PHY Intel® I219V
• Wake-On-LAN(ウェイク オン ラン)に対応
• 雷 / 静電気放電(ESD)保護に対応
• エネルギー効率のよいイーサネット 802.3az をサポート
• PXE をサポート
日本語
リアパネル
I/O
ストレージ
• 1 x PS/2 マウスポート
• 1 x PS/2 キーボードポート
• 1 x D-Sub ポート
• 1 x DVI-D ポート
• 1 x HDMI ポート
• 1 x USB 2.0 ポート(静電気放電(ESD)保護に対応)
• 4 x USB 3.1 Gen1 Type-A ポート(静電気放電(ESD)保護に
対応)
• 1 x USB 3.1 Gen1 Type-C ポート(静電気放電(ESD)保護に
対応)
• LED 付き 1 x RJ-45 LAN ポート(ACT/LINK LED と SPEED
LED)
• HD オーディオジャック : ラインイン / フロントスピーカー /
マイク
• 6 x SATA3 6.0 Gb/s コネクタ、RAID(RAID 0、RAID 1、RAID
5、RAID 10、Intel ラピッド・ストレージ・テクノロジー 15)、
NCQ、AHCI およびホットプラグ機能に対応 *
* SATA タイプ M.2 デバイスで M2_1 を使用している場合は、
SATA3_0 は無効になります。
• 1 x ウルトラ M.2 ソケット (M2_1)、M Key タイプ
2230/2242/2260/2280 M.2 SATA3 6.0 Gb/s モジュールと最
大 Gen3 x4 (32 Gb/s) までの M.2 PCI Express モジュールに
対応 **
• 1 x Ultra M.2 ソケット(M2_2)、最大 Gen3 x4 (32 Gb/s) まで
の M Key タイプ 2230/2242/2260/2280 M.2 PCI Express モ
ジュールに対応 **
** Intel® OptaneTMテクノロジーに対応
** 起動ディスクとして NVMe SSD に対応
** ASRock U.2 キットに対応
4

Z370M Pro4
コネクタ
BIOS 機能
• 1 x プリントポートヘッダー
• 1 x COM ポートヘッダー
• 1 x TPM ヘッダー
• 1 x シャーシイントルージョンとスピーカーヘッダー
• 2 x CPU ファンコネクタ(1 x 4 ピン、1 x 3 ピン)
* CPU ファンコネクタは最大 1A (12W) の電力の CPU ファン
に対応します。
• 2 x シャーシファンコネクタ(4 ピン)(スマートファン速度制
御)
* CPU_FAN1 および CHA_FAN2 は 3 ピンまたは 4 ピンファン
が使用されているかどうかを自動検出できます。
• 1 x 24 ピン ATX 電源コネクタ
• 1 x 8 ピン 12V 電源コネクタ
• 1 x 前面パネルオーディオコネクタ
• 2 x USB 2.0 ヘッダー(4 つの USB 2.0 ポートに対応)(静電
気放電(ESD)保護に対応)
• 2 x USB 3.1 Gen1 ヘッダー(4 つの USB 3.1 Gen1 ポートに
対応))(静電気放電(ESD)保護に対応)
• 1 x パフォーマンスモード / イージー OC ヘッダー
• AMI UEFI Legal BIOS、多言語 GUI サポート付き
• ACPI 6.0 準拠ウェイクアップイベント
• SMBIOS 2.7 サポート
• CPU、DRAM、PCH 1.0V、VCCIO、VCCSA、VCCST 電圧マ
ルチ調整
日本語
ハードウェア
モニター
OS
認証
• CPU/ シャーシ温度センシング
• CPU / シャーシファンタコメータ
• CPU/ シャーシクワイエットファン(CPU 温度に従ってシャ
ーシファン速度を自動調整)
• CPU/ シャーシファンマルチ速度制御
• ケース開閉検知
• 電圧監視 :+12V、+5V、+3.3V、CPU Vcore、DRAM、PCH 1.0V
• Microso® Windows® 10 64-bit
• FCC、CE
• ErP/EuP Ready(ErP/EuP 対応電源供給装置が必要です)
5

日本語
* 商品詳細については、当社ウェブサイトをご覧ください。http://www.asrock.com
BIOS 設定の調整、アンタイドオーバークロックテクノロジーの適用、サードパーティ
のオーバークロックツールの使用などを含む、オーバークロックには、一定のリス
クを伴いますのでご注意ください。オーバークロックするとシステムが不安定に
なったり、システムのコンポーネントやデバイスが破損することがあります。ご自分
の責任で行ってください。弊社では、オーバークロックによる破損の責任は負いか
ねますのでご了承ください。
6

1.3 マザーボードのレイアウト
Intel
Z370
ATXP WR1
HDLED RESET
PLED PWRBTN
PANEL1
1
COM1
1
Z370M Pr o4
RoH S
2
CPU_FAN1
3
1
PCI E1
TPMS1
1
1
USB3_4
SPK_CI1
1
PCI E2
Fro nt US B 3.0
14
15
16
17
18
19
20
CMO S
Bat tery
DDR4 _A2 (6 4 bit, 28 8-pin module)
DDR4 _A1 (6 4 bit, 28 8-pin module)
DDR4 _B2 (6 4 bit, 28 8-pin module)
DDR4 _B1 (6 4 bit, 28 8-pin module)
6
5
ATX12V1
11
SATA3_2
SATA3_3
USB3_5_ 6
12
13
SATA3_4
SATA3_5
10
CLRMOS1
1
1
HD_AUDIO1
M2_1
Top:
RJ-4 5
HDMI 1
CHA_FAN1
Top:
LINE IN
Center:
FRONT
Bottom:
MIC IN
USB 3.1Ge n1
T:USB 3_TA_1
B:U SB3_TC_1
PCI E4
PCI Expre ss 3. 0
7
8
4
9
SATA3_1
CHA_FAN2
Ultr a M .2
PCIe G e n3 x4
PS2
Keybo ard
PS2
Mouse
DVI 1
VGA 1
USB 3.1G en1
T:US B3
B: USB4
CPU_FAN2
1
LPT1
1
USB5_6
1
M2_2
SATA3_0
21
22
23
24
PCI E3
1
USB3_7_ 8
USB 2.0:
USB1
USB3.1 Gen1:
USB2
25
PM_EO
1
26
Z370M Pro4
日本語
7

日本語
番号 説明
1 ATX 12V 電源コネクタ(ATX12V1)
2 2 x 288 ピン DDR4 DIMM スロット(DDR4_A1、DDR4_B1)
3 2 x 288 ピン DDR4 DIMM スロット(DDR4_A2、DDR4_B2)
4 CPU ファンコネクタ(CPU_FAN1)
5 CPU ファンコネクタ(CPU_FAN2)
6 パフォーマンスモード / イージー OC ヘッダー (PM_EO)
7 ATX 電源コネクタ(ATXPWR1)
8 USB 3.1 Gen1 ヘッダー(USB3_5_6)
9 SATA3 コネクタ(SATA3_0)
10 SATA3 コネクタ(SATA3_1)
11 シャーシファンコネクタ(CHA_FAN2)
12 USB 3.1 Gen1 ヘッダー(USB3_7_8)
13 SATA3 コネクタ(SATA3_2)
14 SATA3 コネクタ(SATA3_3)
15 SATA3 コネクタ(SATA3_5)
16 SATA3 コネクタ(SATA3_4)
17 クリア CMOS ジャンパー(CLRMOS1)
18 シャーシイントルージョンとスピーカーヘッダー (SPK_CI1)
19 システムパネルヘッダー(PANEL1)
20 USB 2.0 ヘッダー(USB5_6)
21 USB 2.0 ヘッダー(USB3_4)
22 TPM ヘッダー(TPMS1)
23 プリントポートヘッダー(LPT1)
24 COM ポートヘッダー(COM1)
25 フロントパネルオーディオヘッダー(HD_AUDIO1)
26 シャーシファンコネクタ(CHA_FAN1)
8

1.4 I/O パネル
1 3
2
Z370M Pro4
4
5
14 6712
13
10
11
9
8
番号 説明 番号 説明
1 PS/2 マウスポート 8 USB 3.1 Gen1 ポート(USB2)
2 D-Sub ポート 9 USB 3.1 Gen1 ポート(USB3_3_4)
3 LAN RJ-45 ポート * 10
4 ライン入力(明るい青色)** 11
USB 3.1 Gen1 Type-A ポート
(USB3_TA_1)
USB 3.1 Gen1 Type-C ポート
(USB3_TC_1)
5 フロントスピーカー(ライム色)** 12 HDMI ポート
6 マイクロフォン(ピンク色)** 13 DVI-D ポート
7 USB 2.0 ポート(USB1) 14 PS/2 キーボードポート
* LAN ポートには LED が 2 つのあります。LAN ポートの LED 表示については下の表を参照してください。
アクティビティ / リンク LED
速度 LED
LAN ポート
アクティビティ / リンク LED 速度 LED
状態 説明 状態 説明
消灯 リンクなし 消灯 10Mbps 接続
点滅 データアクティビティ オレンジ色 100Mbps 接続
点灯 リンク 緑色 1Gbps 接続
日本語
9

日本語
**7.1 CH HD オーディオを設定するためには、HD フロントパネルのオーディオモジュールを使用し、オーディ
オドライバを通してマルチチャンネルオーディオ機能を有効にする必要があります。
Realtek HD オーディオマネージャでスピーカー設定を「7.1 Speaker」に設定してください。
7.1 チャンネル設定のオーディオポートの機能:
10
ポート 機能
明るい青色(リアパネル) リアスピーカー出力
ライム色(リアパネル) フロントスピーカー出力
ピンク色(リアパネル) セントラル / サブウーファースピーカー出
力
ライム色(フロントパネル) サイドスピーカー出力

Z370M Pro4
第 2 章 取り付け
これは Micro ATX フォームファクターのマザーボードです。マザーボードを取付け
る前に、ケースに取付できるフォームファクター(サイズ)を確認し、マザーボード
を取り付けることができることを確認してください。
取り付け前の注意事項
マザーボードコンポーネントを取り付けたり、マザーボードの設定を変更する前に、
次の注意事項をよくお読みください。
• マザーボードを設置 / 取り外しをする場合は、必ず電源コードが抜いてください。電源
コードが繋がれたままで作業を行うと、怪我をしたり、マザーボードが破損する可能
性がございます。
• 静電気によってマザーボードの部品が破損することを防止するために、マザーボード
はカーペットの上に置かないでください。また、静電気防止リストストラップを着用す
るか、または、部品を取り扱う前に静電気除去オブジェクトに触れてください。
• 基板の端をつかんでください。IC には触れないでください。
• マザーボードを取り外す場合は、取り外したマザーボードを接地した静電気防止パッ
ドの上に置くか、商品に付属している袋に入れてください。
• マザーボードをシャーシに固定する為にねじを使う場合は、ねじを締め付けすぎない
でください。ねじを締め付けすぎると、マザーボードが破損することがあります。
日本語
11

2.1 CPU を取り付ける
1.
1151 ピン CPU をソケットに挿入する前に、PnP キャップ がソケット上にあること、
CPU 表面に汚れがないこと、または、ソケット内に曲がったピンがないことを確
認してください。PnP キャップがソケット上になかったり、CPU 表面が汚れていた
り、または、ソケット内に曲がったピンがある場合は、CPU を無理にソケット内に
挿入しないでください。CPU を無理にソケット内に挿入すると、CPU の甚大な破
損につながります。
2.
CPU を取り付ける前に、すべての電源ケーブルを取り外してください。
1
日本語
A
B
2
12

Z370M Pro4
3
4
日本語
5
13

日本語
プロセッサーを取り外した場合は、カバーを保管して取り付け直してください。アフ
ターサービスのためにマザーボードを返品する場合は、カバーを必ず取り付けて
ください。
14

2.2 CPU ファンとヒートシンクを取り付ける
Z370M Pro4
1 2
日本語
FAN
CPU_
15

2.3 メモリモジュール(DIMM)を取り付ける
このマザーボードには 4 つの 288 ピン DDR4(ダブルデータレート 4)DIMM スロッ
トが装備されており、デュアルチャンネルメモリ機能に対応します。
1.
デュアルチャンネルメモリ設定のために、同一(同じブランド、同じ速度、同じサイ
ズ、同じチップタイプ)の DDR4 DIMM を 1 組取り付ける必要があります。
2.
1 つまたは 3 つのメモリモジュールが取り付けられている場合は、デュアルチャ
ンネルメモリ機能を有効にできません。
3.
DDR、DDR2 または DDR3 メモリモジュールは DDR4 スロットに取り付けること
はできません。取り付けると、マザーボードと DIMM が損傷することがあります。
日本語
デュアルチャンネルメモリ設定
優先順位 DDR4_A1 DDR4_A2 DDR4_B1 DDR4_B2
1 実装済み 実装済み
2 実装済み 実装済み 実装済み 実装済み
DIMM は 1 つの正しい方向にしか取り付けることができません。DIMM を間違っ
た方向に無理に挿入すると、マザーボードと DIMM の損傷につながります。
16

Z370M Pro4
1
2
日本語
3
17

日本語
2.4 拡張スロット(PCI Express スロット)
このマザーボードには 4 つの PCI Express スロットが装備されています。
拡張カードを取り付ける前に、電源供給が切断されていること、または、電源コード
が取り外されていることを確認してください。取り付け作業を始める前に、拡張カー
ドに添付されている文書を読んで、カード用に必要なハードウェア設定を行ってく
ださい。
PCIe スロット :
PCIE1(PCIe 3.0 x16 スロット)は PCI Express x16 レーン幅グラフィックスカード向
けに使用します。
PCIE2(PCIe 3.0 x1 スロット)は PCI Express x1 レーン幅カード向けに使用します。
PCIE3(PCIe 3.0 x1 スロット)は PCI Express x1 レーン幅カード向けに使用します。
PCIE4(PCIe 3.0 x16 スロット)は PCI Express x4 レーン幅グラフィックスカードで使
用します。
PCIe スロット設定
PCIE1 PCIE4
シングルグラフィックスカード x16 N/A
18
CrossFireXTM モードで 2 枚
のグラフィックスカード
複数のグラフィックスカードを使用する場合は、サーマル環境を改善するため
に、シャーシファンをマザーボードのシャーシファンコネクタ(CHA_FAN1 または
CHA_FAN2)に接続してください。
x16 x4

2.5 ジャンパー設定
このイラストは、ジャンパーの設定方法を示しています。ジャンパーキャップがピン
に被さっていると、ジャンパーは「ショート」です。ジャンパーキャップがピンに被さっ
ていない場合には、ジャンパーは「オープン」です。
CMOS クリアジャンパー
(CLRMOS1)
(p.7、No. 17 参照)
CLRMOS1 を使って CMOS 内のデータをクリアできます。クリアして、デフォルト
設定にシステムパラメーターをリセットするには、コンピューターの電源を切り、
電源から電源コードを抜いてください。15 秒間待ってから、ジャンパーキャップ
を使用して CLRMOS1 上のピンを 5 秒間ショートさせます。ただし、BIOS をアッ
プデートした直後に、CMOS をクリアしないでください。BIOS をアップデート後、
CMOS をクリアする必要があれば、最初にシステムを起動し、それからCMOS ク
リアアクションを行う前にシャットダウンしてください。パスワード、日付、時間、ユー
ザーのデフォルトプロファイルは、CMOS の電池を取り外した場合にのみ、消去
されることにご注意ください。CMOS をクリアした後で、ジャンパーキャップを必
ず取り外してください。.
2ピンジャンパー
Z370M Pro4
日本語
CMOS をクリアすると、ケースの開閉が検知されることがあります。以前のシャーシ
イントルージョンステータス記録を消去するには、BIOSオプションから「Clear Status
(ステータスの消去)」で調整してください。
19

2.6 オンボードのヘッダーとコネクタ
オンボードヘッダーとコネクタはジャンパーではありません。これらヘッダーとコネ
クタにはジャンパーキャップを被せないでください。ヘッダーおよびコネクタにジャ
ンパーキャップを被せると、マザーボードに物理損傷が起こることがあります。
日本語
システムパネルヘッダー
(9 ピン PANEL1)
(p.7、No. 19 参照)
PWRBTN(電源スイッチ):
シャーシ前面パネルの電源スイッチに接続してください。電源スイッチを使用して、
システムをオフにする方法を設定できます。
RESET(リセットスイッチ):
シャーシ前面パネルのリセットスイッチに接続してください。コンピューターがフ
リーズしたり、通常の再起動を実行できない場合には、リセットスイッチを押して、
コンピューターを再起動します。
PLED(システム電源 LED):
シャーシ前面パネルの電源ステータスインジケーターに接続してください。システ
ム稼働中は、LED が点灯します。システムが S1/S3 スリープ状態の場合には、LED
は点滅を続けます。システムが S4 スリープ状態または電源オフ(S5)のときには、
LED はオフです。
HDLED(ハードドライブアクティビティLED):
シャーシ前面パネルのハードドライブアクティビティLED に接続してください。ハー
ドドライブのデータを読み取りまたは書き込み中に、LED はオンになります。
前面パネルデザインは、シャーシによって異なることがあります。前面パネルモ
ジュールは、主に電源スイッチ、リセットスイッチ、電源 LED、ハードドライブアクティ
ビティ LED、スピーカーなどから構成されます。シャーシの前面パネルモジュール
とこのヘッダーを接続する場合には、配線の割り当てと、ピンの割り当てが正しく
合致していることを確かめてください。
1
PLE D+
PLE D-
HDL ED-
HDL ED+
PWR BTN#
GND
RES ET#
GND
GND
電源スイッチを接続し、
スイッチをリセットし、下
記のピン割り当てに従っ
て、シャーシのシステムス
テータス表示ランプをこ
のヘッダーにセットしま
す。ケーブルを接続すると
きには、ピンの+と−に
気をつけてください。
シャーシイントルージョン
とスピーカーヘッダー
(7 ピン SPK_CI1)
(p.7、No. 18 参照)
20
DUM MY
+5V
1
SIG NAL
DUM MY
GND
DUM MY
シャーシイントルージョン
とシャーシスピーカーを
このヘッダーに接続して
ください。

Z370M Pro4
シリアル ATA3 コネクタ
(SATA3_0:
p.7、No. 9 参照)
(SATA3_1:
p.7、No. 10 参照)
(SATA3_2:
p.7、No. 13 参照)
(SATA3_3:
p.7、No. 14 参照)
(SATA3_4:
p.7、No. 16 参照)
(SATA3_5:
p.7、No. 15 参照)
USB 2.0 ヘッダー
(9 ピン USB3_4)
(p.7、No. 21 参照)
(9 ピン USB5_6)
(p.7、No. 20 参照)
USB 3.1 Gen1 ヘッダー
(19 ピン USB3_5_6)
(p.7、No. 8 参照)
(19 ピン USB3_7_8)
(p.7、No. 12 参照)
SATA3_2
SATA3_4
USB _PWR
1
USB _PWR
Vbus
IntA _PA_SSR X-
IntA _PA_SSR X+
GND
IntA _PA_SST X-
IntA _PA_SST X+
GND
IntA _PA_D-
IntA _PA_D+
これら 6 つの SATA3 コネ
クターは、最高 6.0 Gb/ 秒
のデータ転送速度で内
SATA3_0
部ストレージデバイス用
の SATA データケーブル
SATA3_1
をサポートします。SATA
タイプ M.2 デバイスで
M2_1 を使用している場
合は、SATA3_0 は無効に
なります。
SATA3_3
SATA3_5
P-
このマザーボードには 2
P+
GND
DUM MY
GND
P+
P-
VbusVb us
IntA _PB_S SRX-
IntA _PB_S SRX+
GND
IntA _PB_S STX-
IntA _PB_S STX+
GND
IntA _PB_D -
IntA _PB_D +
Dumm y
1
つのヘッダーが装備され
ています。各 USB 2.0 ヘッ
ダーは、2 つのポートをサ
ポートできます。
このマザーボードには 2
つのヘッダーが装備さ
れています。各 USB 3.1
Gen1 ヘッダーは、2 つの
ポートをサポートできま
す。
日本語
フロントパネルオーディ
オヘッダー
(9 ピン HD_AUDIO1)
(p.7、No. 25 参照)
1
GND
PRE SENC E#
MIC 2_R
MIC 2_L
MIC _RET
J_S ENSE
OUT 2_R
OUT _RET
OUT 2_L
このヘッダーは、フロント
オーディオパネルにオー
ディオデバイスを接続す
るためのものです。
21