Zebra DS9808 Product Reference Guide [ja]

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DS9808
デジタル
プロダクト リファレンス ガイド
スキャナ
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DS9808 デジタル スキャナ
プロダクト リファレンス ガイド
72E-112999-11JA
2017 5
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ii DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
Zebra の書面による許可なしに、本書の内容をいかなる形式でも、または電気的あるいは機械的な手段によ り、複製または使用することを禁じます。これには、コピー、記録、または情報の保存および検索システムな ど電子的または機械的な手段が含まれます。本書の内容は、予告なしに変更される場合があります。
ソフトウェアは、厳密に「現状のまま」提供されます。ファームウェアを含むすべてのソフトウェアは、ライ センスに基づいてユーザーに提供されます。本契約 ( ライセンス プログラム ) に基づいて提供される各ソフト ウェアまたはファームウェア プログラムに対して、ユーザーに移譲不可で非排他的なライセンスを付与しま す。下記の場合を除き、事前に書面による Zebra の同意がなければ、ユーザーがライセンスを譲渡、サブラ イセンス、または移譲することはできません。著作権法で認められる場合を除き、ライセンス プログラムの 一部または全体をコピーする権限はありません。ユーザーは、ライセンス プログラムを何らかの形式で、ま たはライセンス プログラムの何らかの部分を変更、結合、または他のプログラムへ組み込むこと、ライセンス プログラムからの派生物を作成すること、ライセンス プログラムを Zebra の書面による許可なしにネット ワークで使用することを禁じられています。ユーザーは、本契約に基づいて提供されるライセンス プログラム について、Zebra の著作権に関する記載を保持し、承認を受けて作成する全体または一部のコピーにこれを含 めることに同意します。ユーザーは、提供されるライセンス プログラムまたはそのいかなる部分についても、 逆コンパイル、逆アセンブル、デコード、またはリバース エンジニアリングを行わないことに同意します。
Zebra は、信頼性、機能、またはデザインを向上させる目的で、製品に変更を加える権利を有します。
Zebra は、本製品の使用、または本文書内に記載されている製品、回路、アプリケーションの使用が直接的ま
たは間接的な原因として発生する、いかなる製造物責任も負わないものとします。
明示的、黙示的、禁反言、または Zebra Technologies Corporation の知的所有権上のいかなる方法によるかを 問わず、ライセンスが付与されることは一切ないものとします。Zebra 製品に組み込まれている機器、回路、 およびサブシステムについてのみ、黙示的にライセンスが付与されるものとします。
このメディアあるいは Zebra 製品には、Zebra 製ソフトウェア、サードパーティ製ソフトウェア、フリーの ソフトウェアが含まれています。
このメディア、または Zebra 製品に含まれる Zebra 製ソフトウェアの著作権 (c) は Zebra Technologies Corporation にあり、その使用はライセンス、および Zebra 製品の購入者と Zebra Technologies Corporation の間の使用許諾条件に基づきます。
このメディアに含まれる、または Zebra 製品に含まれる商用サードパーティ製ソフトウェアは、Zebra 製品購 入者と Zebra Technologies Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されます。ただ し、個別の商用サードパーティ製ソフトウェアのライセンスが含まれる場合はこの限りではなく、商用サード パーティ製ソフトウェアの使用には別個のサードパーティのライセンスが適用されます。
このメディア、または Zebra 製品に含まれる「一般に利用可能なソフトウェア」は以下に示されています。以 下に示す「一般に利用可能なソフトウェア」の使用には、Zebra 製品購入者と Zebra Technologies Corporation 間で効力を持つ契約のライセンスおよび条件が適用されると同時に、それぞれの「一般に利用可能なソフト ウェア」パッケージのライセンスに定められた使用許諾条件にも基づきます。以下に示す「一般に利用可能な ソフトウェア」のライセンスのコピー、ならびにその帰属先、承認、ソフトウェア情報の詳細は、下記のと おりです。Zebra は、ソフトウェア ライセンス、承認および著作権表記を、著作者および所有者が提供する とおりに複製する必要があり、したがって当該のすべての情報は、変更または翻訳されることなく元の言語の まま提供されます。
以下に示す「一般に利用可能なソフトウェア」は、Zebra が組み込んだ、一般に利用可能なソフトウェアに限 定されます。Zebra 製品に使用されているサードパーティ製ソフトウェアまたは製品に含まれているフリー ソフトウェアは、サードパーティ製ライセンス内、またはサードパーティ製の個々のフリー ソフトウェアの 法定通知で公開されます。
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一般に利用可能なソフトウェアの一覧:
名前 :Regular Expression Evaluator バージョン :8.3 説明 : 正規表現のコンパイルと実行 ソフトウェアのサイト : http://www.freebsd.org/cgi/cvsweb.cgi/src/lib/libc/regex/ ソース コード : ソース配布の義務は負いません。Zebra は Regular Expression Evaluator のソース コードの提 供も配布も行いません。 ライセンス :BSD Style License
© 1992 Henry Spencer © 1992, 1993 The Regents of the University of California.All rights reserved.
このコードは、University of Toronto の Henry Spencer 氏によって Berkeley に配布されたソフトウェアから派 生したものです。変更の有無を問わず、元の形式およびバイナリ形式での再配布と使用は、次の条件の下で許 可されます。
1. ソース コードの再配布にあたっては、上記の著作権表記、この条件の一覧、および次の免責事項を付記す る必要があります。
2. バイナリ形式での再配布にあたっては、上記の著作権表記、この条件の一覧、および次の免責事項を文書ま たは同時に提供される資料で付記する必要があります。
保証
3. このソフトウェアの機能または使用を記載するすべての広告資料では、以下の承認を表示する必要があります。
This product includes software developed by the University of California, Berkeley and its contributors.
4. 事前に書面による許可なく、このソフトウェアから派生した製品の支持または販売促進に、大学名および推
進者名を使用することはできません。
このソフトウェアは、「現状のまま」の状態で管理委員および推進者から提供され、市場性や特定目的への適 合性の暗黙的保証を含め、その表現や暗黙の保証は免責事項です。いかなる場合も、管理委員または推進者 は、発生した直接的、間接的、偶発的、特別、典型的、または連続的損傷 ( 代替品または代替サービスの調達、 使用、データ、または利益の損失、あるいは業務の中断を含みますが、それを限りとせず) に対して、いかな る法的根拠や理由が存在しようとも、またそれが契約規定または不法行為 (過失その他を含む ) であるなしを 問わず、一切の責任を負いません。
Zebra のハードウェア製品の保証については、次のサイトにアクセスしてください。
http://www.zebra.com/warranty
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iv DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

改訂版履歴

元のガイドに対する変更を次に示します。
変更 日付 説明
-01 Rev A
-02 Rev A
-03 Rev A
-04 Rev A
-05 改訂版 A 2010 12 サーバー ベースのドライバーズ ライセンス オプションを削除、Motorola
-06 改訂版 A 2011 9 2 Motorola Solutions, Inc. への Motorola, Inc. 参照を更新、第 4 章で「ハン
-07 改訂版 A 2012 10 耐周辺光の更新、「トラディショナル プレゼンテーション モード」の項
-08 改訂版 A 2013 01 IBM ハンドヘルド USB パラメータ バーコードのキャプションと説明を
2009 03 初期リリース
2009 05 改訂エラーを修正するために更新。
2009 10 「携帯電話 / ディスプレイ モード」および「
メータを追加、ドライバーズ ライセンス解析の条件を追加、イメージン グ USB ホストを備えた SNAPI のみでイメージングがサポートされると いう注記を追加、RFID モジュールはすべての国で利用可能ではない将 来のオプションであるという注記を追加。
2010 4 OCR パラメータ「電源投入時ビープ音の抑止」、「
通知
」、「マルチコード」、「画像の回転」、「USB ビープ指示」、「USB タイプ
指示」、「USB 静的 CDC」、「(IBM) ビープ指示および設定指示」、
Korean 3 of 5 コード タイプ」、「Australia Post フォーマット」を追加、
RS-232 の章に CUTE ホストを追加、ボーレート 60012002400、お よび 4800 RS-232 ボーレート オプションから削除。
URL および著作権を更新、Motorola モーション アートワークを削除。
ドヘルド読み取り照準パターンを PDF で有効」バーコードを修正。
に携帯電話やコンピュータの画面からバーコードを読み取れるよう「携 帯電話 /
更新。
ディスプレイ モード」を有効化する必要があるという注を追加。
PDF
の優先順位付け
」パラ
ユニーク バーコードの
-09 改訂版 A 2013 年 08 月 IBM USB 仕様バージョン パラメータ バーコードの追加。
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変更 日付 説明
-10 改訂版 A 2015 年 02 月 - Zebra Technologies Corp. に商標変更。
- SSI パラメータ番号を属性値に置き換え。
- 署名読み取りの幅と高さに関して推奨される最小値を追加。
- USB」に関する章 : USB CDC デバイス タイプに SSI を追加、 クイック キーパッド エミュレーション、USB ポーリング間隔、 Fast HID キーボード パラメータを追加。
- OCR」に関する章 : OCR-B ICAO Travel Documents」オプション、
「必須かつ非表示」、「複数のテンプレート」のセクション、「医療業
- HIBCC43」の例、および「反転 OCR」パラメータを追加、
OCR セキュリティ レベル」を削除。
- Code 128、Code 39、I 2 of 5、GS1 DataBar Limited セキュリティ レベルを追加。
-UPC 縮小クワイエット ゾーン、Code 128 縮小クワイエット ゾーン、 Code 39 縮小クワイエット ゾーン、I 2 of 5 縮小クワイエット ゾーン、 1D クワイエット ゾーン レベルを追加。
- Code 128 <FNC4> を無視する」を追加。
- Codabar の大文字または小文字のスタート/ ストップ キャラクタの
転送」を追加。
- Han Xin
- Matrix 2 of 5 リダンダンシー」を削除。
- ユニーク バーコード読み取り、異なるバーコードの読み取り間隔、
クーポン レポート、Code 39 の読み取り桁数、Code 128 の読み取り 桁数、I 2 of 5I 2 of 5 の読み取り桁数、Codabar の読み取り桁数、
Matrix 2 of 5 の読み取り桁数、GS1 DataBar LimitedGS1 DataBar Expanded、および Data Matrix 反転のデフォルトを変更。
- 123Scan2」の章を追加。
- 「ドライバーズ ライセンスのセットアップ」に関する章 : 「性別を M
または F として出力」、「日付フォーマット」を追加、「免許証発行 州」のバーコードを追加。
- 「英数字バーコード」の付録を追加。
- 「非パラメータ属性」の付録を追加。
パラメータとサンプル バーコードを追加。
v
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vi DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
変更 日付 説明
-11 改訂版 A 2017 5 - ミラー イメージの読み取りを追記
- 読み取り桁数を更新する PDF 優先パラメータの注記を追加
- 製品 ID (PID) タイプ パラメータを追加
-USB デバイス タイプ OPOS を名前変更
-USB カントリー キーボード タイプを削除し、USB デバイス タイプ のカントリー コードの資料 (付録 ) を追加
-<Bel> キャラクタによる CDC ビープ音および I/O ビープ音のパラ
メータを追加
- IBM-485 仕様バージョン パラメータを追加
- キーボード インタフェースのカントリー タイプを削除し、キーボード
インタフェースのホスト タイプのカントリー コードの資料 (付録 ) を 追加
- 読み取り速度の遅さに関する OCR 宣言を削除
-MSI チェック ディジットのアルゴリズム Mod 10/Mod 11 Mod 11/ Mod 10 に変更
-MSI 縮小クワイエット ゾーン パラメータを削除
- 反転 1D パラメータの注記を追加
- Mailmark パラメータを追加
- GS1 DataBar セキュリティ レベル
- GS1 DataBar-14 から GS1 DataBar Omnidirectional に名前変更
- GS1 DataBar Limited セキュリティ レベル パラメータから GS1 Databar limited マージン チェックに名前変更し、説明を更新
- Composite 反転パラメータを追加
-QR 反転パラメータを削除
- GS1 Data Matrix パラメータを追加
-GS1 QR パラメータを追加
- 123Scan」の章を更新
- カントリー コード、カントリー コード ページ、CJK 読み取り制御
に関する付録を追加
- GS1 Data MatrixGS1 QR およびコード ID と修飾キャラクタの表へ Mailmark の追加
- 著作権宣言文の更新
パラメータを追加
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目次
このガイドについて
はじめに.......................................................................................................................................... xix
構成................................................................................................................................................. xix
章の説明.......................................................................................................................................... xx
表記規則.......................................................................................................................................... xxi
関連文書.......................................................................................................................................... xxii
サービスに関する情報 .................................................................................................................... xxii
1 章 : はじめに
はじめに ......................................................................................................................................... 1-1
インタフェース .............................................................................................................................. 1-2
パッケージの開梱 .......................................................................................................................... 1-2
デジタル スキャナのセットアップ ................................................................................................ 1-3
インタフェース ケーブルの接続 .............................................................................................. 1-3
インタフェース ケーブルの取り外し ................................................................................. 1-3
電源の接続 ( 必要な場合 ) ......................................................................................................... 1-4
デジタル スキャナの設定 ........................................................................................................ 1-4
デジタル スキャナの設置 .............................................................................................................. 1-4
アクセサリ ..................................................................................................................................... 1-5
必須アクセサリ ........................................................................................................................ 1-5
オプションのアクセサリ ......................................................................................................... 1-5
Electronic Article Surveillance (EAS) ( オプション ) ...................................................................... 1-6
2 章 : データの読み取り
はじめに ......................................................................................................................................... 2-1
ビープ音の定義 .............................................................................................................................. 2-2
LED の定義 .................................................................................................................................... 2-4
スキャン ......................................................................................................................................... 2-5
ハンズフリー スキャン ............................................................................................................ 2-5
ハンドヘルド スキャン ............................................................................................................ 2-5
DS9808-SR/DL ハンドヘルド スキャン ............................................................................ 2-5
DS9808-LR/LL 多機能トリガ ............................................................................................. 2-6
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viii DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
照準 .......................................................................................................................................... 2-6
イメージャの照準パターン ................................................................................................ 2-6
レーザー照準 ..................................................................................................................... 2-7
読み取り範囲 ................................................................................................................................. 2-8
3 章 : メンテナンスと技術仕様
はじめに ........................................................................................................................................ 3-1
メンテナンス ................................................................................................................................. 3-1
トラブルシューティング ............................................................................................................... 3-2
技術仕様 ........................................................................................................................................ 3-5
デジタル スキャナ信号の意味 ....................................................................................................... 3-7
第 4 章 : ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション
はじめに ........................................................................................................................................ 4-1
スキャン シーケンスの例 .............................................................................................................. 4-2
スキャン中のエラー ...................................................................................................................... 4-2
ユーザー設定とその他設定のデフォルト パラメータ ................................................................... 4-2
ユーザー設定 ................................................................................................................................. 4-5
デフォルト設定パラメータ ...................................................................................................... 4-5
パラメータ バーコードのスキャン .......................................................................................... 4-6
読み取り成功時のビープ音 ...................................................................................................... 4-6
ビープ音の音程 ........................................................................................................................ 4-7
ビープ音の音量 ........................................................................................................................ 4-8
ビープ音を鳴らす時間 ............................................................................................................. 4-9
電源投入時ビープ音の抑止 ...................................................................................................... 4-9
ハンズフリー モード ................................................................................................................ 4-10
プレゼンテーション パフォーマンス モード .......................................................................... 4-11
デジタル スキャナ動作モード ................................................................................................. 4-12
アクティブ モード ............................................................................................................. 4-12
アイドル モード ................................................................................................................. 4-12
スリープ モード ................................................................................................................. 4-12
ロー パワー
プレゼンテーション アイドル モード移行時間 ................................................................. 4-13
プレゼンテーション スリープ モード移行時間 ................................................................. 4-15
ロー パワー モード ............................................................................................................ 4-17
ロー パワー モード移行時間 .............................................................................................. 4-18
ハンドヘルド トリガ モード .................................................................................................... 4-20
多機能モード トリガ (DS9808-LR/LL のみ ) ........................................................................... 4-21
トリガ B (DS9808-LR/LL のみ ) ......................................................................................... 4-23
トリガ A+B (DS9808-LR/LL のみ ) .................................................................................... 4-24
レーザー優先タイムアウト (DS9808-LR/LL のみ ) ............................................................ 4-25
二重トリガ抑制タイムアウト (DS9808-LR/LL のみ ) ........................................................ 4-25
二重トリガ処理 (DS9808-LR/LL のみ ) .............................................................................. 4-26
ホスト トリガ (DS9808-LR/LL のみ ) ...................................................................................... 4-26
ピックリスト モード ................................................................................................................ 4-28
連続バーコード読み取り ......................................................................................................... 4-29
ユニーク バーコードの通知 ..................................................................................................... 4-29
読み取りセッション タイムアウト .......................................................................................... 4-30
同一バーコードの読み取り間隔 ............................................................................................... 4-30
モード ............................................................................................................ 4-12
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目次 ix
異なるバーコードの読み取り間隔 ........................................................................................... 4-31
ファジー 1D 処理 ..................................................................................................................... 4-31
ミラー イメージの読み取り (Data Matrix のみ ) ...................................................................... 4-32
携帯電話 / ディスプレイ モード .............................................................................................. 4-33
PDF 優先 .................................................................................................................................. 4-34
PDF 優先のタイムアウト ........................................................................................................ 4-35
ハンドヘルド読み取り照準パターン ....................................................................................... 4-35
ハンズフリー読み取り照準パターン ....................................................................................... 4-36
プレゼンテーション モードの読み取り範囲 ............................................................................ 4-37
読み取り照明 ( ハンドヘルド モードのみ ) .............................................................................. 4-38
製品 ID (PID) タイプ ................................................................................................................ 4-38
マルチコード モード ................................................................................................................ 4-39
マルチコード式 ........................................................................................................................ 4-40
マルチコード式の構文 :[n] [ 要素 1]; [ 要素 2 ]; ...[ 要素 n]; ................................................ 4-40
........................................................................................................................................ 4-41
マルチコード モード連結 ........................................................................................................ 4-45
マルチコード連結シンボル体系 ............................................................................................... 4-46
マルチコードのトラブルシューティング ................................................................................ 4-47
マルチコード式のプログラミングに関するトラブルシューティング ............................... 4-47
マルチコード モードのスキャンと読み取りに関するトラブルシューティング ................ 4-47
その他のスキャナ パラメータ ....................................................................................................... 4-49
コード ID キャラクタの転送 .................................................................................................... 4-49
プリフィックス / サフィックス値 ............................................................................................. 4-50
スキャン データ転送フォーマット .......................................................................................... 4-51
FN1 置換値 .............................................................................................................................. 4-52
スキャン データ転送フォーマット ( 続き ) .............................................................................. 4-52
NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送 ................................................................................ 4-53
5 章 : イメージング設定
はじめに ......................................................................................................................................... 5-1
スキャン シーケンスの例 .............................................................................................................. 5-2
スキャン中のエラー ....................................................................................................................... 5-2
イメージング設定パラメータのデフォルト値 ............................................................................... 5-2
イメージング設定 .......................................................................................................................... 5-4
動作モード ............................................................................................................................... 5-4
読み取りモード .................................................................................................................. 5-4
スナップショット モード ................................................................................................... 5-4
画像読み取り照明 .................................................................................................................... 5-5
スナップショット モードのゲイン / 露出優先度 ..................................................................... 5-6
スナップショット モードのタイムアウト ............................................................................... 5-7
スナップショット照準パターン ............................................................................................... 5-7
画像トリミング ........................................................................................................................ 5-8
ピクセル アドレスにトリミング .............................................................................................. 5-9
画像サイズ ( ピクセル数 ) ........................................................................................................ 5-10
画像の明るさ ( ターゲット ホワイト ) ...................................................................................... 5-11
JPEG 画像オプション ............................................................................................................. 5-11
JPEG ターゲット ファイル サイズ ......................................................................................... 5-12
JPEG 画質およびサイズ値 ...................................................................................................... 5-12
イメージ強化 ........................................................................................................................... 5-13
画像ファイル形式セレクタ ...................................................................................................... 5-14
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x DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
画像の回転 ............................................................................................................................... 5-15
ピクセルあたりのビット数 ...................................................................................................... 5-16
署名読み取り ........................................................................................................................... 5-17
出力ファイル形式 .............................................................................................................. 5-17
署名読み取りファイル形式セレクタ ....................................................................................... 5-18
署名読み取りのピクセルあたりのビット数 ............................................................................ 5-19
署名読み取りの幅 .................................................................................................................... 5-20
署名読み取りの高さ ................................................................................................................. 5-20
署名読み取りの JPEG 画質 ..................................................................................................... 5-20
ビデオ ビュー ファインダ ....................................................................................................... 5-21
ビデオ ビュー ファインダの画像サイズ .................................................................................. 5-21
6 : USB インタフェース
はじめに ........................................................................................................................................ 6-1
USB インタフェースの接続 .......................................................................................................... 6-2
USB パラメータのデフォルト ....................................................................................................... 6-3
USB ホスト パラメータ ................................................................................................................. 6-5
USB デバイス タイプ .............................................................................................................. 6-5
Symbol Native API (SNAPI) ステータス ハンドシェイク ........................................................ 6-7
キーストローク ディレイ (USB 専用 ) ..................................................................................... 6-7
Caps Lock のシミュレート ...................................................................................................... 6-8
Caps Lock オーバーライド (USB 専用 ) .................................................................................. 6-8
不明な文字の無視 (USB 専用 ) ................................................................................................ 6-9
不明バーコードを Code 39 に変換 (USB 専用 ) ...................................................................... 6-9
USB ビープ指示の無視 ............................................................................................................ 6-10
USB タイプ指示を無視 ............................................................................................................ 6-10
キーパッドのエミュレート ...................................................................................................... 6-11
先行ゼロでキーパッドをエミュレートする ............................................................................ 6-11
クイック キーパッド
USB キーボードの FN 1 置換 .................................................................................................. 6-13
ファンクション キーのマッピング .......................................................................................... 6-13
大文字 / 小文字の変換 .............................................................................................................. 6-14
静的 CDC (USB 専用 ) ............................................................................................................. 6-14
<BEL> キャラクタによる CDC ビープ音 ................................................................................ 6-15
I/O ビープ音 ............................................................................................................................. 6-15
USB のポーリング間隔 ............................................................................................................ 6-16
Fast HID キーボード ................................................................................................................ 6-18
IBM 仕様レベル ........................................................................................................................ 6-18
USB ASCII キャラクタ セット .................................................................................................. 6-19
エミュレーション .................................................................................. 6-12
7 : RS-232 インタフェース
はじめに ........................................................................................................................................ 7-1
RS-232 インタフェースの接続 ...................................................................................................... 7-2
RS-232 パラメータのデフォルト .................................................................................................. 7-3
RS-232 ホスト パラメータ ............................................................................................................ 7-4
RS-232 ホスト タイプ ............................................................................................................. 7-6
ボーレート ............................................................................................................................... 7-8
パリティ ................................................................................................................................... 7-9
データ ビット .......................................................................................................................... 7-9
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受信エラーのチェック ............................................................................................................. 7-10
ハードウェア ハンドシェイク ................................................................................................. 7-10
ソフトウェア ハンドシェイク ................................................................................................. 7-12
ホスト シリアル レスポンス タイムアウト ............................................................................. 7-14
RTS 制御線の状態 ................................................................................................................... 7-15
<BEL> キャラクタによるビープ音 .......................................................................................... 7-15
キャラクタ間ディレイ ............................................................................................................. 7-16
Nixdorf のビープ音 /LED オプション ....................................................................................... 7-17
不明な文字の無視 .................................................................................................................... 7-17
RS-232 ASCII キャラクタ セット ............................................................................................. 7-18
8 : IBM 468X/469X インタフェース
はじめに ......................................................................................................................................... 8-1
IBM 468X/469X ホストへの接続 .................................................................................................... 8-2
IBM パラメータのデフォルト ........................................................................................................ 8-3
IBM 468X/469X ホスト パラメータ ............................................................................................... 8-4
ポート アドレス ....................................................................................................................... 8-4
不明バーコードを Code 39 に変換 .......................................................................................... 8-5
ビープ指示の無視 .................................................................................................................... 8-5
設定指示の無視 ........................................................................................................................ 8-6
IBM-485 仕様バージョン ......................................................................................................... 8-6
目次 xi
第 9 章 : キーボード インタフェース
はじめに ......................................................................................................................................... 9-1
キーボード インタフェースの接続 ................................................................................................ 9-2
キーボード インタフェース パラメータのデフォルト .................................................................. 9-3
キーボード インタフェース ホストのパラメータ ......................................................................... 9-4
キーボード
不明な文字の無視 .................................................................................................................... 9-5
キーストローク ディレイ ........................................................................................................ 9-5
キーストローク内ディレイ ...................................................................................................... 9-6
代替用数字キーパッド エミュレーション ............................................................................... 9-6
Caps Lock のシミュレート ...................................................................................................... 9-7
Caps Lock オーバーライド ...................................................................................................... 9-7
キーボード データの変換 ........................................................................................................ 9-8
ファンクション キーのマッピング .......................................................................................... 9-8
FN1 置換 .................................................................................................................................. 9-9
メーク / ブレークを送信する .................................................................................................... 9-9
キーボード マップ ................................................................................................................... 9-10
キーボード インタフェースの ASCII キャラクタ セット .............................................................. 9-11
10 : OCR プログラミング
はじめに ......................................................................................................................................... 10-1
OCR パラメータのデフォルト ...................................................................................................... 10-2
OCR プログラミング パラメータ .................................................................................................. 10-3
OCR-A を有効 / 無効にする ...................................................................................................... 10-3
OCR-A のバリエーション ........................................................................................................ 10-3
OCR-B を有効 / 無効にする ..................................................................................................... 10-5
インタフェース ホスト タイプ ............................................................................. 9-4
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xii DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
OCR-B のバリエーション ........................................................................................................ 10-6
MICR E13B を有効 / 無効にする ............................................................................................. 10-10
US Currency Serial Number を有効 / 無効にする .................................................................... 10-11
OCR の方向 ............................................................................................................................. 10-11
OCR 行数 ................................................................................................................................. 10-13
OCR 最小文字数 ...................................................................................................................... 10-13
OCR 最大文字数 ...................................................................................................................... 10-14
OCR サブセット ...................................................................................................................... 10-14
OCR クワイエット ゾーン ....................................................................................................... 10-15
OCR の明るい照明 .................................................................................................................. 10-15
OCR テンプレート .................................................................................................................. 10-16
数字が必須 (9) ................................................................................................................... 10-16
アルファベットが必須 (A) ................................................................................................ 10-16
必須で非表示 (0) ................................................................................................................ 10-17
オプションの英数字 (1) .................................................................................................... 10-17
オプションのアルファベット (2) ...................................................................................... 10-17
アルファベットまたは数字 (3) ......................................................................................... 10-17
スペースおよびリジェクト文字を含む任意の文字 (4) ..................................................... 10-18
スペースおよびリジェクト文字を除く任意の文字 (5) ..................................................... 10-18
オプションの数字 (7) ........................................................................................................ 10-18
数字またはフィル (8) ........................................................................................................ 10-19
アルファベットまたはフィル (F) ...................................................................................... 10-19
スペース ( 任意 ) ( ) ........................................................................................................... 10-19
オプションの小さい特殊文字 (.) ....................................................................................... 10-20
その他のテンプレート演算子 ............................................................................................ 10-20
前を繰り返す (R) ............................................................................................................... 10-24
複数テンプレート .............................................................................................................. 10-25
テンプレートの例 .............................................................................................................. 10-25
OCR チェック ディジット係数 ............................................................................................... 10-25
OCR チェック ディジット乗数 ............................................................................................... 10-26
OCR チェック ディジット検証 ............................................................................................... 10-27
なし .................................................................................................................................... 10-27
結果を左から右に加算 ....................................................................................................... 10-27
結果を右から左に加算 ....................................................................................................... 10-28
数字を左から右に加算 ....................................................................................................... 10-28
数字を右から左に加算 ....................................................................................................... 10-29
結果を右から左に加算で余り 1 ..................................................................................... 10-29
数字を右から左に加算で余り 1 ..................................................................................... 10-30
医療業界 - HIBCC43 .......................................................................................................... 10-31
反転 OCR ................................................................................................................................. 10-32
11 章 : シンボル体系
はじめに ........................................................................................................................................ 11-1
スキャン シーケンスの例 .............................................................................................................. 11-1
スキャン中のエラー ...................................................................................................................... 11-2
シンボル体系パラメータのデフォルト一覧 .................................................................................. 11-2
すべてのコード タイプを無効にする ............................................................................................ 11-8
UPC/EAN ....................................................................................................................................... 11-9
UPC-A の有効化 / 無効化 ......................................................................................................... 11-9
Page 15
目次 xiii
UPC-E の有効化 / 無効化 .......................................................................................................... 11-9
UPC-E1 の有効化 / 無効化 ........................................................................................................ 11-10
EAN-8/JAN-8 の有効化 / 無効化 ............................................................................................... 11-10
EAN-13/JAN-13 の有効化 / 無効化 ........................................................................................... 11-11
Bookland EAN の有効化 / 無効化 ............................................................................................. 11-11
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り ............................................................................. 11-12
ユーザー プログラマブル サプリメンタル .............................................................................. 11-15
UPC/EAN/JAN サプリメンタルの読み取り繰返回数 ............................................................... 11-15
サプリメンタル コード付き UPC/EAN/JAN AIM ID フォーマット ..................................... 11-16
UPC 縮小クワイエット ゾーン ................................................................................................ 11-17
UPC-A チェック ディジットを転送 ......................................................................................... 11-17
UPC-E チェック ディジットを転送 ......................................................................................... 11-18
UPC-E1 チェック ディジットを転送 ....................................................................................... 11-18
UPC-A プリアンブル ............................................................................................................... 11-19
UPC-E プリアンブル ............................................................................................................... 11-20
UPC-E1 プリアンブル ............................................................................................................. 11-21
UPC-E UPC-A に変換する .................................................................................................. 11-22
UPC-E1 UPC-A に変換する ................................................................................................ 11-22
EAN-8/JAN-8 拡張 ................................................................................................................... 11-23
Bookland ISBN 形式 ................................................................................................................ 11-24
UCC クーポン拡張コード ........................................................................................................ 11-25
クーポン レポート ................................................................................................................... 11-26
ISSN EAN ................................................................................................................................ 11-27
Code 128 ....................................................................................................................................... 11-28
Code 128 を有効 / 無効にする .................................................................................................. 11-28
Code 128 の読み取り桁数を設定する ..................................................................................... 11-28
GS1-128 ( UCC/EAN-128) を有効 / 無効にする ................................................................... 11-29
ISBT 128 を有効 / 無効にする .................................................................................................. 11-30
ISBT 連結 ................................................................................................................................. 11-31
ISBT テーブルのチェック ........................................................................................................ 11-32
ISBT 連結の読み取り繰返回数 ................................................................................................ 11-32
Code 128 セキュリティ レベル ............................................................................................... 11-33
Code 128 縮小クワイエット ゾーン ........................................................................................ 11-34
Code 128 <FNC4> の無視 ....................................................................................................... 11-34
Code 39 ......................................................................................................................................... 11-35
Code 39 を有効 / 無効にする .................................................................................................... 11-35
Trioptic Code 39 を有効 / 無効にする ....................................................................................... 11-35
Code 39 Code 32 に変換 .................................................................................................... 11-36
Code 32 プリフィックス ......................................................................................................... 11-36
Code 39 の読み取り桁数を設定する ....................................................................................... 11-37
Code 39 チェック ディジットの確認 ...................................................................................... 11-38
Code 39 チェック ディジットの転送 ...................................................................................... 11-38
Code 39 Full ASCII 変換 .......................................................................................................... 11-39
Code 39 セキュリティ レベル ................................................................................................. 11-40
Code 39 縮小クワイエット ゾーン .......................................................................................... 11-41
Code 39 バッファリング - スキャンおよび保存 ...................................................................... 11-41
データのバッファ .............................................................................................................. 11-42
転送バッファのクリア ....................................................................................................... 11-42
バッファの転送 .................................................................................................................. 11-42
転送バッファの超過
........................................................................................................... 11-43
Page 16
xiv DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
空のバッファの転送の試行 ................................................................................................ 11-43
Code 93 ......................................................................................................................................... 11-44
Code 93 を有効 / 無効にする ................................................................................................... 11-44
Code 93 の読み取り桁数を設定する ....................................................................................... 11-45
Code 11 ......................................................................................................................................... 11-46
Code 11 ................................................................................................................................... 11-46
Code 11 の読み取り桁数を設定する ....................................................................................... 11-47
Code 11 チェック ディジットの確認 ...................................................................................... 11-48
Code 11 チェック ディジットを転送 ...................................................................................... 11-49
Interleaved 2 of 5 (ITF) .................................................................................................................. 11-50
Interleaved 2 of 5 を有効 / 無効にする ..................................................................................... 11-50
Interleaved 2 of 5 の読み取り桁数設定 .................................................................................... 11-50
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットの確認 ........................................................................ 11-52
Interleaved 2 of 5 チェック ディジットを転送する ................................................................. 11-52
Interleaved 2 of 5 EAN-13 に変換する ................................................................................ 11-53
Interleaved 2 of 5 のセキュリティ レベル ............................................................................... 11-54
I 2 of 5 縮小クワイエット ゾーン ............................................................................................ 11-55
Discrete 2 of 5 (DTF) ..................................................................................................................... 11-56
Discrete 2 of 5 を有効 / 無効にする .......................................................................................... 11-56
Discrete 2 of 5 の読み取り桁数設定 ........................................................................................ 11-56
Codabar (NW - 7) .......................................................................................................................... 11-58
Codabar を有効 / 無効にする ................................................................................................... 11-58
Codabar の読み取り桁数設定 .................................................................................................. 11-59
CLSI 編集 ................................................................................................................................. 11-60
NOTIS 編集 .............................................................................................................................. 11-60
Codabar の大文字または小文字のスタート / ストップ キャラクタの転送 ............................. 11-61
MSI ................................................................................................................................................ 11-62
MSI を有効 / 無効にする ........................................................................................................... 11-62
MSI の読み取り桁数設定 ......................................................................................................... 11-62
MSI チェック ディジット ........................................................................................................ 11-64
MSI チェック ディジットの転送 ............................................................................................. 11-64
MSI チェック ディジットのアルゴリズム ............................................................................... 11-65
MSI 縮小クワイエット ゾーン ................................................................................................. 11-65
Chinese 2 of 5 ................................................................................................................................ 11-66
Chinese 2 of 5 を有効 / 無効にする .......................................................................................... 11-66
Matrix 2 of 5 ................................................................................................................................... 11-66
Matrix 2 of 5 を有効 / 無効にする ............................................................................................. 11-66
Matrix 2 of 5 の読み取り桁数設定 ............................................................................................ 11-67
Matrix 2 of 5 チェック ディジット ........................................................................................... 11-68
Matrix 2 of 5 チェック ディジットを転送 ................................................................................ 11-68
Korean 3 of 5 ................................................................................................................................. 11-69
Korean 3 of 5 を有効 / 無効にする ........................................................................................... 11-69
反転 1D .......................................................................................................................................... 11-70
郵便コード ..................................................................................................................................... 11-71
US Postnet ............................................................................................................................... 11-71
US Planet ................................................................................................................................. 11-71
US Postal チェック ディジットを転送 .................................................................................... 11-72
UK Postal ................................................................................................................................. 11-72
UK Postal チェック ディジットを転送 .................................................................................... 11-73
Japan Postal ............................................................................................................................ 11-73
Australia Post ........................................................................................................................... 11-74
Page 17
目次 xv
Australia Post フォーマット .................................................................................................... 11-75
Netherlands KIX Code ............................................................................................................ 11-76
USPS 4CB/One Code/Intelligent Mail ...................................................................................... 11-76
UPU FICS Postal ..................................................................................................................... 11-77
Mailmark .................................................................................................................................. 11-77
GS1 DataBar[GS1 DataBar] .......................................................................................................... 11-78
GS1 DataBar Omnidirectional (旧 GS1 DataBar-14) ............................................................... 11-78
GS1 DataBar Limited ............................................................................................................... 11-78
GS1 DataBar Expanded .......................................................................................................... 11-79
GS1 DataBar UPC/EAN に変換 .......................................................................................... 11-79
GS1 DataBar のセキュリティ レベル ...................................................................................... 11-80
GS1 DataBar Limited のマージン チェック ............................................................................. 11-81
Composite ...................................................................................................................................... 11-82
Composite CC-C ...................................................................................................................... 11-82
Composite CC-A/B ................................................................................................................... 11-82
Composite TLC-39 ................................................................................................................... 11-83
Composite 反転 ........................................................................................................................ 11-83
UPC Composite モード ........................................................................................................... 11-84
Composite ビープ モード ........................................................................................................ 11-85
UCC/EAN Composite コードの GS1-128 エミュレーション モード ...................................... 11-85
2D シンボル体系 ............................................................................................................................ 11-86
PDF417 を有効 / 無効にする .................................................................................................... 11-86
MicroPDF417 を有効 / 無効にする ........................................................................................... 11-86
Code 128 エミュレーション .................................................................................................... 11-87
Data Matrix ............................................................................................................................... 11-88
Data Matrix 反転 ...................................................................................................................... 11-88
GS1 Data Matrix ...................................................................................................................... 11-89
Maxicode .................................................................................................................................. 11-89
QR Code .................................................................................................................................. 11-90
GS1 QR ................................................................................................................................... 11-90
MicroQR ................................................................................................................................... 11-91
Aztec ........................................................................................................................................ 11-91
Aztec 反転 ................................................................................................................................ 11-92
Han Xin .................................................................................................................................... 11-92
Han Xin 反転 ............................................................................................................................ 11-93
リダンダンシー レベル .................................................................................................................. 11-94
リダンダンシー レベル 1 ......................................................................................................... 11-94
リダンダンシー レベル 2 ......................................................................................................... 11-94
リダンダンシー レベル 3 ......................................................................................................... 11-94
リダンダンシー レベル 4 ......................................................................................................... 11-95
セキュリティ レベル ...................................................................................................................... 11-96
1D クワイエット ゾーン レベル .................................................................................................... 11-97
キャラクタ間ギャップ サイズ ....................................................................................................... 11-98
バージョン通知 .............................................................................................................................. 11-98
Macro PDF 機能 ............................................................................................................................. 11-99
Macro バッファ をフラッシュする .......................................................................................... 11-99
Macro PDF エントリの中止 ..................................................................................................... 11-99
Page 18
xvi DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
12 : 123Scan2
はじめに ........................................................................................................................................ 12-1
123Scan との通信 ......................................................................................................................... 12-2
123Scan の要件 ............................................................................................................................. 12-2
123Scan 情報 ................................................................................................................................ 12-3
スキャナ SDK、他のソフトウェア ツール、およびビデオ ........................................................... 12-3
第 13 章 : アドバンスド データ フォーマッティング
はじめに ........................................................................................................................................ 13-1
第 14 章 : ドライバーズ ライセンスのセットアップ (DS9808-DL/DS9808-LL)
はじめに ........................................................................................................................................ 14-1
ドライバーズ ライセンス解析 ....................................................................................................... 14-2
ドライバーズ ライセンス データ フィールドの解析
( エンベデッド ドライバーズ ライセンス解析 ) ............................................................................ 14-3
エンベデッド ドライバーズ ライセンス解析の条件 - コード タイプ ...................................... 14-3
ドライバーズ ライセンス解析フィールド バーコード ............................................................ 14-4
AAMVA 解析フィールド バーコード ....................................................................................... 14-7
解析規則の例 ................................................................................................................................. 14-17
エンベデッド ドライバーズ ライセンス解析の ADF 例 .......................................................... 14-21
フィールド更新手順 ...................................................................................................................... 14-23
ユーザー設定
デフォルト設定パラメータ ...................................................................................................... 14-24
性別を M または F として出力 ................................................................................................ 14-24
日付フォーマット .................................................................................................................... 14-25
キーストロークの送信 ( 制御文字およびキーボード文字 ) ...................................................... 14-27
................................................................................................................................. 14-24
セパレータなし .................................................................................................................. 14-26
制御文字 ............................................................................................................................. 14-27
キーボード文字 .................................................................................................................. 14-31
付録 A: 標準のデフォルト パラメータ
付録 B: カントリー コード
はじめに ........................................................................................................................................ B-1
USB およびキーボード インタフェースのカントリー キーボード タイプ
( カントリー コード ) ..................................................................................................................... B-2
付録 C: カントリー コード ページ
はじめに ........................................................................................................................................ C-1
カントリー コード ページのデフォルト ........................................................................................ C-1
カントリー コード ページ バーコード .......................................................................................... C-5
付録 D: CJK 読み取り制御
はじめに ........................................................................................................................................ D-1
CJK コントロール パラメータ ...................................................................................................... D-2
Page 19
Unicode 出力制御 .................................................................................................................... D-2
Windows ホストへの CJK 出力方法 ........................................................................................ D-3
CJK UTF バーコード出力 ................................................................................................... D-5
カントリー キーボード タイプに欠如している文字 .......................................................... D-6
Windows ホストでの Unicode/CJK 読み取りセットアップ .......................................................... D-7
Unicode ユニバーサル出力に対する Windows レジストリ テーブルのセットアップ ............ D-7
Windows での CJK IME の追加 ............................................................................................... D-7
ホストでの中国語 ( 簡体字 ) 入力方法の選択 .......................................................................... D-8
ホストでの中国語 ( 繁体字 ) 入力方法の選択 .......................................................................... D-9
付録 E: プログラミング リファレンス
シンボル コード ID ........................................................................................................................ E-1
AIM コード ID ................................................................................................................................ E-3
付録 F: サンプル バーコード
Code 39 ......................................................................................................................................... F-1
UPC/EAN ....................................................................................................................................... F-1
UPC-A100% ......................................................................................................................... F-1
EAN-13100% ........................................................................................................................ F-2
Code 128 ....................................................................................................................................... F-2
Interleaved 2 of 5 ........................................................................................................................... F-2
GS1 DataBar-14 ............................................................................................................................ F-3
PDF417 .......................................................................................................................................... F-3
Data Matrix ..................................................................................................................................... F-3
Maxicode ........................................................................................................................................ F-3
QR Code ........................................................................................................................................ F-4
Han Xin .......................................................................................................................................... F-4
US Postnet ..................................................................................................................................... F-4
UK Postal ....................................................................................................................................... F-4
目次 xvii
付録 G: 数値バーコード
数値バーコード .............................................................................................................................. G-1
キャンセル ..................................................................................................................................... G-2
付録 H: 英数字バーコード
英数字キーボード .......................................................................................................................... H-1
付録 I: ASCII キャラクタ セット
付録 J: 署名読み取りコード
はじめに ......................................................................................................................................... J-1
コードの構造 ................................................................................................................................. J-1
署名読み取り領域 .................................................................................................................... J-1
CapCode パターンの構造 ........................................................................................................ J-2
開始 / 停止パターン ....................................................................................................................... J-2
Page 20
xviii DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
寸法 ................................................................................................................................................ J-3
データ フォーマット ..................................................................................................................... J-3
その他の機能 ................................................................................................................................. J-4
署名ボックス ................................................................................................................................. J-4
付録 K: 非パラメータ属性
はじめに ........................................................................................................................................ K-1
属性 ................................................................................................................................................ K-1
モデル番号 ............................................................................................................................... K-1
シリアル番号 ........................................................................................................................... K-1
製造日 ...................................................................................................................................... K-2
最初にプログラミングした日 .................................................................................................. K-2
構成ファイル名 ........................................................................................................................ K-2
ビープ音 /LED .......................................................................................................................... K-2
パラメータのデフォルト値 ...................................................................................................... K-3
パラメータ バッファ : .............................................................................................................. K-3
次回起動時のビープ音 ............................................................................................................. K-3
再起動 ...................................................................................................................................... K-3
ホスト トリガ セッション ....................................................................................................... K-4
ファームウェア バージョン ..................................................................................................... K-4
デバイス クラス ....................................................................................................................... K-4
Scankit のバージョン ............................................................................................................... K-4
コンバインド ファームウェア バージョン .............................................................................. K-5
RSM バージョン ...................................................................................................................... K-5
トップ レベル リリース名 ....................................................................................................... K-5
Imagekit のバージョン ............................................................................................................. K-5
DL パーサー バージョン ID ..................................................................................................... K-6
RFID_LAST_TAG_ID ............................................................................................................... K-6
RFID_TAG_ID .......................................................................................................................... K-6
RFID_BANK ............................................................................................................................. K-6
RFID_DATA ............................................................................................................................. K-7
RFID_OFFSET ........................................................................................................................ K-7
RFID_LENGTH ........................................................................................................................ K-7
RFID_PASSWORD .................................................................................................................. K-7
RFID_COMMAND .................................................................................................................... K-8
RFID_CMD_STATUS .............................................................................................................. K-8
索引
Page 21
このガイドについて

はじめに

『DS9808 プロダクト リファレンス ガイド』では、DS9808 デジタル スキャナの設定、操作、メンテナンス、お
よびトラブルシューティングの一般的な方法について説明します。
構成
このガイドで扱う構成は次のとおりです。
構成 スキャン距離 DL 解析
DS9808-SR00007NNWR
DS9808-SR00007CNWR
DS9808-DL00007NNWR*
DS9808-DL00007CNWR*
DS9808-LR20007CRWR
DS9808-LL20007CRWR*
DS9808-SR00007C1WR**
DS9808-SR00007C2WR**
DS9808-DL00007C1WR*
* 米国でのみ提供。 ** 米国、カナダ、メキシコでのみ提供。
標準 なし なし
標準 なし あり
標準 あり なし
標準 あり あり
長い なし あり アップグレード可能 **
長い あり あり アップグレード可能 **
標準 なし あり 902 – 928 Mhz - 米国のみ
標準 なし あり 902 – 928 Mhz - カナダ、
標準 あり あり 902 – 928 Mhz - 米国のみ
チェックポイント
EAS サポート
RFID
N/A
N/A
N/A
N/A
メキシコ
Page 22
xx DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
DS9808-LR20007C1WR**
DS9808-LR20007C2WR**
DS9808-LL20007C1WR*
* 米国でのみ提供。 ** 米国、カナダ、メキシコでのみ提供。

章の説明

このガイドは、次の章で構成されています。
構成 スキャン距離 DL 解析
チェックポイント
EAS サポート
RFID
長い なし あり 902 – 928 Mhz - 米国のみ
長い なし あり 902 – 928 Mhz - カナダ、メ
キシコ
長い あり あり 902 – 928 Mhz - 米国のみ
DS9808 の RFID は、提供していない国もあります。お客様の地域での使用可否については、各地域の
Zebra 販売代理店にお問い合わせください。
1 章の「はじめに」では、製品の概要、開梱、およびケーブルの接続方法について説明します。
2 章の「データの読み取り」では、デジタル スキャナのパーツ、ビープ音と LED の定義、および
ハンドヘルド モードとハンズフリー ( プレゼンテーション ) モードでのスキャナの使用方法について説 明します。
3 章の「メンテナンスと技術仕様」には、デジタル スキャナのお手入れ方法、トラブルシューティング、
技術仕様に関する情報を掲載しています。
第 4 章の「ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション」では、ホスト デバイスへのデータ
転送方法のカスタマイズによく使用される機能と、デジタル スキャナのユーザー設定機能選択用のプロ グラミング バーコードについて説明します。
5 章の「イメージング設定」では、イメージング設定機能およびこれらの機能を設定するためのプロ
グラミング バーコードについて説明します。
6 章の「USB インタフェース」では、USB ホストで使用するためのデジタル スキャナのセットアップ
方法について説明します。
7 章の「RS-232 インタフェース」では、RS-232 ホストで使用するためのデジタル スキャナの設定
方法について説明します。ホストには、使用可能な RS-232 ポートを持つ POS デバイス、ホスト コン ピュータおよびその他の機器が含まれます。
8 章の「IBM 468X/469X インタフェース」では、デジタル スキャナを IBM 468X/469X POS システ
ムで使用する場合の設定方法について説明します。
9 章の「キーボード インタフェース」では、デジタル スキャナに使用するキーボード インタフェース
の設定方法について説明します。
10 章の「OCR プログラミング」では、OCR プログラミング向けにデジタル スキャナをセットアップ
する方法を説明します。
11 章の「シンボル体系」では、すべてのシンボル体系の機能について説明し、これらの機能を選択
するためのデジタル スキャナのプログラミング バーコードについて説明します。
12 章の「123Scan2では、PC ベースのデジタル スキャナ設定ツール 123Scan2 に関する情報を説
明します。
Page 23
このガイドについて xxi
第 13 章の「アドバンスド データ フォーマッティング」では、ホスト デバイスに送信する前にデータを
カスタマイズする手段である ADF について簡単に説明します。『ADF Programmer Guide』へのリファ レンスも含まれています。
14 章の「ドライバーズ ライセンスのセットアップ (DS9808-DL/DS9808-LL)」では、DS9808-DL お
よび DS9808-LL デジタル スキャナを使用して、米国の標準的なドライバーズ ライセンスや米国自動車 管理者協会 (AAMVA) 準拠の ID カードの情報を解析する方法について説明します。
付録 A「標準のデフォルト パラメータ」は、すべてのホスト デバイスやその他のスキャナのデフォルト
値の一覧です。
付録 B「カントリー コード」では、カントリー コードで USB キーボード (HID) デバイスやキーボード
インタフェースのホストにカントリー キーボード タイプをプログラミングするためのバーコードを掲 載しています。
付録 C「カントリー コード ページ」では、カントリー キーボード タイプのコード ページを選択するた
めのバーコードを掲載しています。
付録 D「CJK 読み取り制御」では、Unicode/CJK ( 中国語、日本語、韓国語 ) バーコードを USB HID キー
ボード エミュレーション モード読み取りのための制御パラメータを掲載しています。
付録 E「プログラミング リファレンス」では、カントリー コードで USB キーボード (HID) デバイスや
キーボード インタフェースのホストにカントリー キーボード タイプをプログラミングするためのバー コードを掲載しています。

表記規則

本書では、次の表記規則を使用しています。
付録 F「サンプル バーコード」では、カントリー キーボード タイプのコード ページを選択するための
バーコードを掲載しています。
付録 G「数値バーコード」では、Unicode/CJK (中国語、日本語、韓国語 ) バーコードを USB HID キー
ボード エミュレーション モード読み取りのための制御パラメータを掲載しています。
付録 H「英数字バーコード」には、ADF 規則を設定する際に使用する英数字キーボードを示すバー
コードを掲載しています。
付録 IASCII キャラクタ セット」は、ASCII キャラクタの値の一覧です。
付録 J「署名読み取りコード」では、スキャナで署名読み取りができるようにする、文書の署名領域が
含まれた CapCode ( 署名読み取りコード ) について説明します。
斜体は、次の項目の強調に使用します。
本書および関連文書の章およびセクション
ダイアログ ボックス名、ウィンドウ名、画面名
ドロップダウン リスト名、リスト ボックス名
チェック ボックス名、ラジオ ボタン名
太字は、次の項目の強調に使用します。
キーパッド上のキー名
画面上のボタン名
Page 24
xxii DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
*ボーレート 9600
機能 / オプション
* はデフォルトを示す
中黒 (•) は、次を示します。
実行する操作
代替方法のリスト
実行する必要はあるが、順番どおりに実行しなくてもかまわない手順
順番どおりに実行する必要のある手順 (順を追った手順 ) は、番号付きのリストで示されます。
本章で説明するプログラミング バーコード メニューでは、デフォルト パラメータにアスタリスク (*) を 付けています。

関連文書

DS9808 Quick Start Guide(p/n 72-109917-xx) では、DS9808 デジタル スキャナを使い始めるうえで
の一般的な情報と、基本的なセットアップや操作手順について説明しています。
Advanced Data Formatting Programmer Guide』(p/n 72E-69680-xx) では、ADF ( ホスト デバイスに転
送する前にデータをカスタマイズする手段) について説明しています。
Electronic Article Surveillance Cable Installation Guide (p/n 70-32824-xx ) では、EAS ケーブルを接続
する手順について説明しています。
このガイドを含むすべてのガイドの最新版については、次の弊社 Web サイトをご覧ください。
http://www.zebra.com/support

サービスに関する情報

本機器の使用中に問題が発生した場合は、お客様の使用環境を管理する技術サポートまたはシステム サポー トにお問い合わせください。本機器に問題がある場合は、各地域の技術サポートまたはシステム サポートの 担当者が、次のサイトに問い合わせを行います。http://www.zebra.com/support
サポートへのお問い合わせの際は、以下の情報をご用意ください。
装置のシリアル番号
モデル番号または製品名
ソフトウェアのタイプとバージョン番号
Zebra では、サービス契約で定められた期間内に電子メール、電話、またはファックスでお問い合わせに対応
いたします。
サポートが問題を解決できない場合、修理のため機器をご返送いただくことがあります。その際に詳しい手順を ご案内します。Zebra は、承認済みの梱包箱を使用せずに発生した搬送時の損傷について、その責任を負わな いものとします。装置を不適切な形で搬送すると、保証が無効になる場合があります。
ご使用のビジネス製品を Zebra ビジネス パートナーから購入された場合のサポートについては、購入先の ビジネス パートナーにお問い合わせください。
Page 25

1 はじめに

はじめに

DS9808 では、優れた 1D および 2D 無指向性バーコード スキャン、高速な画像の読み取りおよび転送が可能 なだけでなく、軽量のハンズフリー / ハンドヘルド設計によって持ち運びが便利な設計となっています。デジ タル スキャナの内蔵スタンドは、カウンタに置いても、手に持っても、快適にご使用になれます。ハンズフ リー ( プレゼンテーション ) モードであってもハンドヘルド モードであっても、確実にデジタル スキャナを長 時間にわたって快適かつ簡単に使用できます。
1-1 DS9808 デジタル スキャナ
Page 26
1 - 2 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

インタフェース

DS9808 デジタル スキャナでは次がサポートされます。
ホストへの USB 接続。デジタル スキャナは USB ホストを自動検出し、HID キーボード インタフェー ス タイプをデフォルト設定します。他の USB インタフェース タイプを選択する場合は、プログラミン グ バーコード メニューをスキャンしてください。このインタフェースは、Windows® 環境で英語 (U.S.)、 ドイツ語、フランス語、フランス語 ( カナダ )、スペイン語、イタリア語、スウェーデン語、英語 (U.K.)、 ポルトガル語 ( ブラジル )、日本語のキーボードをサポートします。
ホストへの標準 RS-232 接続。バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナとホストが通信 できるようセットアップしてください。
IBM 468X/469X ホストへの接続。バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナと IBM 端末 が通信できるようセットアップしてください。
ホストへのキーボード インタフェース接続。スキャンされたデータはキー入力として解釈されます。 バーコード メニューをスキャンして、デジタル スキャナとホストが通信できるようセットアップして ください。このインタフェースは次のインターナショナル キーボードに対応しています (Windows® 環境 の場合 ): 英語 (U.S.)、ドイツ語、フランス語、フランス語 (カナダ )、フランス語 (ベルギー )、スペイン 語、イタリア語、スウェーデン語、英語 (U.K.)、ポルトガル語 (ブラジル )、日本語。
画像読み取りは、イメージング インタフェース付き Symbol Native API (SNAPI) でのみサポートされま
す。このホストを有効にするには、6-5 ページの「USB デバイス タイプ」を参照してください。

パッケージの開梱

デジタル スキャナを箱から取り出し、破損している機器がないかどうかを確認します。配送中にスキャナが 損傷した場合は、サポートまでご連絡ください。連絡先については、xxii ページを参照してください。箱は、 保管しておいてください。これは承認済みの梱包箱です。修理のために機器をご返送いただく場合は、これを 使用してください。
Page 27

デジタル スキャナのセットアップ

クリップ
ホストに接続
インタフェース
ケーブル ポート
インタフェース ケーブルのモ ジュラ コネクタ

インタフェース ケーブルの接続

1. インタフェース ケーブルのモジュラ コネクタをデジタル スキャナのベースの下部にあるケーブル イン
タフェース ポートに差し込みます ( 1-2 を参照 )。
2. ケーブルを軽く引っ張り、コネクタが接続されていることを確認します。
3. インタフェース ケーブルのもう一端をホストに接続します ( ホスト接続の詳細については、該当するホスト
の章を参照してください )。
はじめに 1 - 3
1-2 ケーブルの接続
ホストが異なる場合、それに対応したケーブルが必要になります。各ホストに記載されているコネクタ
は、あくまで例です。このコネクタと異なるコネクタを使用している場合でも接続手順は同じです。
インタフェース ケーブルの取り外し
1. デジタル スキャナのベースにあるアクセス スロットからケーブルのモジュラ コネクタ クリップを押し
ます。
1-3 ケーブルの取り外し
2. 注意してケーブルをスライドさせて外します。
3. 新しいケーブルを接続するには、インタフェース ケーブルの接続の手順に従います。
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1 - 4 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

電源の接続 ( 必要な場合 )

ホストからデジタル スキャナに給電されない場合は、次の手順で外部電源を接続します。
1. 1-3 ページの「インタフェース ケーブルの接続」の説明に従って、インタフェース ケーブルをデジタル
スキャナのベースに接続します。
2. インタフェース ケーブルのもう一端をホストに接続します ( 適切なポートの位置については、ホストの
マニュアルを参照してください)。
3. 電源をインタフェース ケーブルの電源ジャックに差し込みます。電源のもう一端を AC コンセントに差し
込みます。

デジタル スキャナの設定

デジタル スキャナを設定するには、このマニュアルに記載のバーコードを使用します。バーコード メニュー を使用してデジタル スキャナをプログラミングする場合の詳細については、 4 章の「ユーザー設定とその
他のデジタル スキャナ オプション」および第 5 章の「イメージング設定」を参照してください。また、個々
のホスト タイプへの接続については、そのホストの章を確認してください。

デジタル スキャナの設置

スキャナを壁面などの垂直な面に取り付けるには、オプションの壁面取り付けブラケットを使用できます。 DS9808 を取り付けるには、次の手順に従います。
1. ブラケットを壁面の目的の場所に置き、3 本の #6 ネジをブラケットのそれぞれのネジ穴に挿入します。
1-4 壁面取り付けブラケットの設置
2. ネジを締めて、ブラケットを壁面に固定します。
Page 29
はじめに 1 - 5
3. スキャン ウィンドウが下を向くように、デジタル スキャナのベースをブラケットにスライドさせます。
1-5 壁面取り付けブラケットへの DS9808 の挿入

アクセサリ

必須アクセサリ

デジタル スキャナには『DS9808 Quick Start Guide』が付属しています。また、適切なインタフェース用のイン タフェース ケーブルと、インタフェースで必要な場合はユニバーサル電源を発注してください。追加のアイ テムについては、Zebra 販売担当者またはビジネス パートナーにお問い合わせください。

オプションのアクセサリ

DS9808 用の次のアクセサリを購入するには、Zebra にお問い合わせください。
壁面取り付けブラケット (取り付け手順については、1-4 ページの「デジタル スキャナの設置」を参照 してください )
RFID モジュール *
* RFID モジュールは、DS9808-LR のみで使用可能なオプションであり、一部の国では使用できません。使用
の可否については、各地域の Zebra 販売代理店にお問い合わせください。RFID は、特定の国のみで使用でき ます。
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1 - 6 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

Electronic Article Surveillance (EAS) ( オプション )

使用可能なチェックポイント社の EAS システムは複数あるため、チェックポイント社の販売担当者が EAS ケーブルを取り付ける必要があります。米国内の最寄りのチェックポイント社の販売担当者までご連絡くだ さい ( 電話番号 : 800-257-5540 (内線 4300))。米国以外の場合は、(609) 848-1800 ( 内線 4300) までお電話く ださい。
EAS ケーブルを使用する場合は、『Electronic Article Surveillance Cable インストール ガイド』(p/n 70-32824-xx) を参照してください。
Page 31

2 データの読み取り

スキャン ウィンドウ
多機能トリガ
LED
ビーパー
インタフェース
ケーブル ポート

はじめに

この章では、ビープ音と LED の定義、バーコードのスキャンに関係するテクニック、スキャンについての一 般的な指示とヒント、およびデコード ゾーン図について説明します。
2-1 パーツ
Page 32
2 - 2 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ビープ音の定義

ビープ シーケンスの音程やパターンによって、デジタル スキャナの動作状態を知ることができます。 2-1 は、通常のスキャンとデジタル スキャナのプログラミング中に鳴るビープ シーケンスを定義しています。
2-1 ビープ音の定義
ビープ音 意味
通常使用時
低音→中音→ 高音 電源が投入されました。
高音の短いビープ音 バーコードが読み取られました (読み取りのビープ音が有効になっている
場合 )。
4 回の長い低音 転送エラーです。
低音 5 変換または形式に関するエラーです。
低音→低音→低音→超低音 RS-232 の受信エラーです。
高音 デジタル スキャナは、RS-232 <BEL> キャラクタを検出しました。
RFID
中音 - 高音 (2 トーン )RFID タグが読み取られました (RFID 読み取りビープ音が有効な場合 )。
高音 - 中音 - 低音 - 低音 予期しない RFID を示します。
画像読み取り
低音 スナップショットモードが開始または完了しました。
高音→低音 スナップショットモードのタイムアウトがしました。
パラメータ メニューのスキャン
低音→高音 入力エラー。バーコードが適切ではない、プログラミング シーケンスが
正しくない、または「キャンセル」がスキャンされました。
高音→低音 キーボード パラメータが選択されました。数値バーコードを使用して値を
入力します。
高音→低音→高音→低音 パラメータ設定を変更して、プログラムを正常に終了しました。
Code 39 バッファリング
高音→低音 新しい Code 39 データがバッファに入力されました。
長い高音 3 Code 39 バッファに空き容量がなくなりました。
高音→低音→高音 Code 39 バッファが消去されました。
低音→高音→低音 Code 39 バッファが消去されたか、空のバッファがクリアまたは転送され
ようとしました。
低音→高音 バッファされたデータが正常に転送されました。
Page 33
2-1 ビープ音の定義 ( 続き )
ビープ音 意味
Macro PDF
データの読み取り 2 - 3
低音 2
2 回の長い低音
3 回の長い低音 メモリ不足です。現在の MPDF シンボルを格納するのに十分なバッファ
4 回の長い低音 シンボル体系に問題があります。MPDF シーケンスで 1D または 2D バー
5 回の長い低音 MPDF バッファをクリアします。
短い高音 MPDF シーケンスを中断します。
低音→高音 すでに空になっている MPDF バッファをクリアします。
ホスト別
USB のみ
4 回の短い高音 ( ピピピピ ) デジタル スキャナの初期化が完了していない。数秒待ってからスキャン
低音→中音→ 高音 (USB デバイス タイプのス
キャン時に
鳴る )
MPDF シーケンスがバッファされました。
ファイル ID エラー。現在の MPDF シーケンスにないバーコードがスキャン されました。
容量がありません。
コードをスキャンした、MPDF ラベルの重複、不正な順序のラベル、空の または不正な MPDF フィールドの送信など。
し直してください。
デジタル スキャナが最大の電源レベルで動作するためには、ホストとの 通信がその前に確立されている必要があります。
低音→中音→ 高音 複数回発生
RS-232 のみ
短い高音 1 <BEL> が受信され、<BEL> に対してビープ音を鳴らす設定が有効になっ
USB ホストによって、デジタル スキャナの電源オン/ オフのサイクルが複 数回繰り返される状態になっている可能性があります。これは正常な動作 で、通常、PC を電源オフの状態から起動するときに発生します。
ています。
Page 34
2 - 4 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

LED の定義

ビープ シーケンスに加えて、デジタル スキャナは 2 色の LED でもステータスを知らせます。 2-2 に、ス キャン中に表示される LED の色の定義を示します。
2-2 標準的な LED の定義
LED
ハンドヘルド スキャンの標準的な使用
緑色 バーコードが正常に読み取られたか、または RFID タグが読み取られました。
赤色 転送エラー、変換またはフォーマット エラー、あるいは RS-232 受信エラー。
消灯 デジタル スキャナの電源が入っていないか、またはスキャナの電源が入ってい
てスキャンの準備が完了している状態です。
ハンズフリー ( プレゼンテーション ) スキャンの標準的な使用
緑色 スキャナに電源が投入され、スキャン可能な状態です。
一瞬消灯 バーコードが正常に読み取られたか、または RFID タグが読み取られました。
赤色 転送エラー、変換またはフォーマット エラー、あるいは RS-232 受信エラー。
消灯 デジタル スキャナの電源が入っていないか、またはスキャナがロー パワー モー
ドです。
パラメータ プログラミング
緑色 数字である必要があります。数値バーコードを使用して値を入力します。
パラメータ設定を変更して、プログラムを正常に終了しました。
赤色 入力エラー。バーコードが適切でないか、プログラミング シーケンスが正しく
ないか、「キャンセル」バーコードがスキャンされました。
意味
ADF プログラミング
緑色 別の数字を入力します。必要に応じて始めにゼロを追加します。
別の英字を入力するか、「メッセージの終わり」バーコードをスキャンします。 現在の規則の条件またはアクションをすべてクリアし、規則の入力を続行します。 最後に保存した規則を削除します。現在の規則は以前のままになっています。 すべての規則が削除されました。
緑色の点滅 別の条件またはアクションを入力するか、「規則の保存」バーコードをスキャン
します。
点滅後の緑色 規則が保存されました。規則の入力モードが終了しました。
規則の入力がキャンセルされました。エラーのため、またはユーザーが規則の 入力モードを選択したため、規則の入力モードが終了しました。
赤色 規則のメモリが不足しています。既存の規則の一部を消去し、規則を再び保存
してください。 入力エラー、間違ったバーコードがスキャンされた、または条件やアクション のリストが規則に対して長すぎます。条件またはアクションを再入力します。
Page 35

スキャン

データの読み取り 2 - 5
DS9808 は、 式の軽量スタンドを備えています。
ハンズフリー (プレゼンテーション) スキャン
とハンドヘルド スキャンの両方に対応したはめ込み
デジタル スキャナ ハンドルの特定の部位が時々温かく感じることがあります。これは正常です。

ハンズフリー スキャン

デジタル スキャナは、カウンタ上に置くとき、または壁に掛けたり、壁面取り付けブラケットに取り付けた りするとき、 続 ( 常時 ON) モードで動作し、読み取り幅内に提示されたバーコードを自動的に読み取ります。
ハンズフリー (プレゼンテーション) モード
になります。このモードではデジタル スキャナは、連
2-2 ハンズフリー モードでのスキャン

ハンドヘルド スキャン

DS9808-SR/DL ハンドヘルド スキャン
カウンタから持ち上げる、または壁面取り付けブラケットから取り外すと、DS9808-SR/DL は標準トリガ モー ドで動作します。デジタル スキャナをバーコードに向け、トリガを引くとバーコードを読み取ることができ ます。
2-3 ハンドヘルド モードでのスキャン - DS9808-SR/DL
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2 - 6 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
DS9808-LR/LL 多機能トリガ
DS9808-LR/LL デジタル スキャナには、イメージング、レーザー スキャン、RFID 読み取りのいずれかまたは すべてをすばやく切り替えるようにプログラムできる多機能トリガが備え付けられています。詳細について は、4-21 ページの「多機能モード トリガ (DS9808-LR/LL のみ)」を参照してください。
2-4 ハンドヘルド モードでのスキャン - DS9808-LR/LL
このスキャナはデフォルトで、より広範囲な 1D バーコードをスキャンするためにカウンタから持ち上げる と、自動的にレーザー スキャナに切り替わります。スキャナが PDF バーコードを検出する、またはバーコー ドを検出できない場合、イメージャ操作に切り替わります。読み取りの成功、タイムアウト、またはトリガの リリースの後、デジタル スキャナは、次のトリガが引かれることに備えて、レーザー エンジンに戻ります。
照準
イメージャの照準パターン
デジタル スキャナは、スキャン時に赤色のレーザ式の照準パターンを投影します。この投影パターンによっ て、読み取り範囲内にバーコードを配置します。デジタル スキャナとバーコードの適切な距離については、
2-8 ページの「読み取り範囲」 を参照してください。
2-5 イメージャの照準パターン
必要であれば、デジタル スキャナは赤色 LED をオンにして、対象のバーコードを照射します。
Page 37
データの読み取り 2 - 7
Symbol
Aiming Pattern
1D バーコード
2D バーコード
バー
照準パターン
012345
012345
012345
012345
012345
012345
バーコードをスキャンするには、任意の向きで照準パターンの中央にコードを位置付けます。十字パターンで 形成される長方形の領域内にバー全体が収まっていることを確認します。
2-6 イメージャ照準パターンでのスキャン方向
デジタル スキャナは、照準パターン内にあってもその中央に位置付けられていないバーコードを読み取るこ ともできます。 2-7 の上 2 つの例は許容される照準方法ですが、下 2 つの例では読み取ることができません。
2-7 許容される照準と誤った照準
レーザー照準
ハンドヘルド モードでは、DS9808-LR/LL デジタル スキャナはデフォルトでレーザー光線を投影します。ス キャン ラインがシンボルのすべてのバーとスペースを横切るようにします。
2-8 レーザー照準パターンでのスキャン方向
デジタル スキャナをシンボルに近づけると、照準パターン ( またはレーザー光線 ) はより小さくなります。一 方、シンボルから遠ざけるとより大きくなります。小さいバーや要素 (MIL サイズ) のシンボルのスキャンは デジタル スキャナを近づけ、大きなバーや要素 (MIL サイズ) のシンボルのスキャンでは遠ざけます。
デジタル スキャナは、バーコードを正常に読み取ったことを示すビープ音を鳴らします。ビープ音と LED の 定義の詳細については、 2-1 および 2-2 を参照してください。
Page 38
2 - 8 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

読み取り範囲

2-3 DS9808-LR/LL 1D レーザー読み取り可能距離
シンボル密度 バーコード タイプ
5.0mil Code 39
10mil 80% UPCEAN
13 mil 100% UPC
2-4 DS9808-SR/DL 1D イメージャ読み取り可能距離
シンボル密度 バーコード タイプ
5.0mil Code 39
10mil 80% UPCEAN
13 mil 100% UPC
2-5 2D イメージャ読み取り可能距離 ( すべてのモデル )
0 インチ /0cm 5.0 インチ /12.7cm
0 インチ /0cm 13.5 インチ /34.3cm
0 インチ /0cm 18.0 インチ /45.7cm
0 インチ /0cm 4.5 インチ /11.4cm
0 インチ /0cm 8.5 インチ /21.6cm
0 インチ /0cm 10.5 インチ /26.7cm
近距離 遠距離
近距離 遠距離
通常の読み取り幅
通常の読み取り幅
シンボル密度 バーコード タイプ
6.6mil PDF417
10mil Data Matrix
2-6 ハンズフリー読み取り可能距離 (すべてのモデル )
シンボル密度 バーコード タイプ
5.0mil Code 39
10mil 80% UPCEAN
13 mil 100% UPC
6.6mil PDF417
10mil Data Matrix
0 インチ /0cm 5.0 インチ /12.7cm
0 インチ /0cm 6.0 インチ /15.2cm
0 インチ /0cm 4.5 インチ /11.4cm
0 インチ /0cm 7.0 インチ /17.8cm
0 インチ /0cm 8.0 インチ /20.3cm
0 インチ /0cm 4.5 インチ /11.4cm
0 インチ /0cm 4.5 インチ /11.4cm
近距離 遠距離
近距離 遠距離
通常の読み取り幅
通常の読み取り幅
Page 39

3 メンテナンスと技術仕様

はじめに

この章には、推奨されるデジタル スキャナのメンテナンス、トラブルシューティング、技術仕様、および信 号の意味 ( ピン配列 ) を掲載しています。

メンテナンス

必要なメンテナンスは、スキャナ ウィンドウのクリーニングだけです。ウィンドウの汚れはスキャン精度に 影響を与えます。
ウィンドウのクリーニングには、研磨剤を使用しないでください。
湿らせた布でほこりを拭き取ってください。
アンモニア / 水で湿らせたティッシュを使用してウィンドウを拭きます。
水などの液体を直接ウィンドウに吹きかけないでください。
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3 - 2 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

トラブルシューティング

3-1 トラブルシューティング
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
トリガを押しても照準パ ターンが表示されない。
デジタル スキャナから、短い 低音 - 短い中音 - 短い高音の ビープ シーケンス ( 電源投入 のビープ シーケンス ) が複数 回鳴る。
デジタル スキャナに電源が入って いません。
誤ったホスト インタフェース ケー ブルが使用されています。
インタフェース ケーブルまたは電 源ケーブルの接続が緩んでいます。
デジタル スキャナが無効になって います。
RS-232 Nixdorf B モードを使用し ている場合、CTS はアサートされ ていません。
照準パターンが無効になって います。
USB バスによって、デジタル ス キャナの電源オン / オフのサイク ルが複数回繰り返される状態に なっている可能性があります。
電源が必要な機器構成の場合、電源 に接続し直してください。
正しいホスト インタフェース ケー ブルを接続してください。
ケーブルを再接続してください。
IBM 468x USB IBM ハンドヘルド、 IBM テーブルトップ、および OPOS
モードの場合、ホスト インタフェー スを介してデジタル スキャナを有効 にします。それ以外の場合、担当技 術者にご連絡ください。
CTS 制御線をアサートします。
照準パターンを有効にしてくださ い。4-35 ページの「ハンドヘルド
読み取り照準パターン」を参照して
ください。
ホスト リセット中であれば正常 です。
デジタル スキャナから照準パ ターンは照射されているが、 バーコードが読み取れない。
デジタル スキャナから、読み 取りの試行中に短い高音が 4 回 鳴る。
デジタル スキャナが正しいバー コード タイプに合わせてプログラ ムされていません。
バーコードを読み取れません。 同じバーコード タイプのテスト記
シンボルが照準パターン内に完全 に入っていません。
デジタル スキャナで USB 初期化 が完了していません。
そのタイプのバーコードを読み取る ようにデジタル スキャナをプログ ラミングしてください。 11 章、
「シンボル体系」を参照してくだ
さい。
号をスキャンして、バーコードが劣 化していないか確認します。
シンボルを照準パターン内に完全に 移動してください。
数秒待ってからスキャンし直してく ださい。
Page 41
3-1 トラブルシューティング (続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
メンテナンスと技術仕様 3 - 3
デジタル スキャナでバー コードは読み取れるが、 そのデータがホストに転送さ れない。
スキャンされたデータがホスト に正しく表示されない。
デジタル スキャナが正しいホスト タイプに合わせてプログラムされ ていません。
インタフェース ケーブルの接続が 緩んでいる。
デジタル スキャナが長い低音の ビープ音を 4 回鳴らす場合、転送 エラーが発生しました。
デジタル スキャナが低音のビープ 音を 5 回鳴らす場合、変換エラー またはフォーマット エラーが発生 しました。
デジタル スキャナが低音 - 高音 ­低音のビープ音を鳴らす場合、無 効な ADF 規則が検出されました。
デジタル スキャナが高音 - 低音の ビープ音を鳴らす場合、スキャナは Code 39 データをバッファリングし ています。
デジタル スキャナがホストと連携 するようにプログラムされていま せん。
適切なホスト タイプのプログラ ミング バーコードをスキャンしま す。ホスト タイプに対応する章を 参照してください。
ケーブルを再接続してください。
ホストの設定に一致するようにス キャナの通信パラメータを設定し ます。
デジタル スキャナの変換パラメー タを正しく構成してください。
正しい ADF 規則をプログラムして ください。『Advanced Data Formatting Programmer Guide』を 参照してください。
Code 39 バーコードの通常のス
キャン時と Code 39 バッファリン グ時」オプションが有効になってい ます。
適切なホスト タイプのプログラミン グ バーコードをスキャンします。
RS-232 では、ホストの設定と一致 するようにデジタル 信パラメータを設定します。
スキャナの通
デジタル スキャナを使用して いない場合に、高音→高音→ 高音→低音が鳴る。
プログラミング中にデジタル スキャナから低音 - 高音のビー プ音が鳴る。
プログラミング中にデジタル スキャナから低音 - 高音 - 低音
- 高音のビープ音が鳴る。
キーボード インタフェース構成で は、システムを正しいキーボード タイプでプログラムして、CAPS LOCK キーをオフにしてください。
正しい編集オプション (たとえば、 UPC-E から UPC-A への変換 ) を プログラムします。
RS-232 の受信エラーです。 ホスト リセット中であれば正常で
す。それ以外の場合は、デジタル スキャナの RS-232 パリティがホス ト設定と一致するように設定してく ださい。
入力エラーまたは「キャンセル」 バーコードがスキャンされました。
ADF パラメータの保存領域が足り ません。
プログラムされたパラメータの範 囲内の正しい数値バーコードをス キャンします。
規則をすべて消去してから、短い 規則でプログラミングし直してく ださい。
Page 42
3 - 4 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
3-1 トラブルシューティング (続き )
問題 考えられる原因 考えられる解決方法
デジタル スキャナから低音 ­高音 - 低音のビープ音が鳴る。
USB ホスト タイプの変更後に デジタル スキャナから電源投 入のビープ音が鳴る。
使用中ではないときに、デジ タル スキャナから高音が 1 回 鳴る。
これらのチェック項目を実行した後にもデジタル スキャナで問題が発生する場合、販売店にお問い合わ
せいただくか、Zebra サポートにお電話ください。電話番号については、xxii ページを参照してください。
Code 39 バッファを消去してい ます。
USB バスによって、デジタル ス キャナの電源供給が再確立されま した。
RS-232 モードでは、<BEL> キャ ラクタが受信され、「<BEL> によ るビープ音」オプションが有効に なっています。
Code 39 バッファリングの「バッ ファ消去」バーコードのスキャン時 や、空の Code 39 バッファの転送 試行時であれば、正常です。
USB ホスト タイプの変更時であれ ば正常です。
<BEL> によるビープ音」が有効に
なっていて、デジタル スキャナが RS-232 モードになっていれば正常 です。
Page 43

技術仕様

3-2 技術仕様
外観、機能など
寸法 8 インチ ( 最大 ) ( 高さ ) x 5.4 インチ ( 奥行き ) x 3.4 インチ ( 幅 )
重量 12 オンス (340g)
メンテナンスと技術仕様 3 - 5
項目 説明
20.3cm ( 最大 ) ( 高さ ) x 13.7cm (縦 ) x 8.6cm ( 横 )
電源
オプションの RFID モ ジュールあり
性能 :DS9808-SR/DL および DS9808-LR/LL イメージャ エンジン
光源 照準パターン :650nm 半導体レーザ
イメージャ視野 ( 水平 × 垂直 ) ( 垂直 x 水平 )
回転 ピッチ 偏揺れ角
スワイプ速度 最大 100 インチ (254cm) / 秒までプログラム可能
性能 :DS9808-LR/LL レーザー エンジン
光源 650nm 半導体レーザ
スキャン角度 40º 公称値
対応コード
1D
5 +/-10%VDC @ 450 mA 公称値 5 +/-10%VDC @ 1.2 A 公称値 ( 特別な電源とケーブルが必要 )
照明 :630nm LED
39º (H) x 25º (V)
360º +/- 65º +/- 60º
UPC/EAN、サプリメンタル付き UPC/EANBookland EAN、ISSNUCC Coupon Extended CodeCode 128 Code 39 Full ASCIITrioptic Code 39Code 32Code 93Code 11 Matrix 2 of 5Interleaved 2 of 5Discrete 2 of 5、Codabar、MSI、 Chinese 2 of 5GS1 DataBar
GS1-128ISBT 128Code 39
2D
郵便コード US Postnet および PlanetUK PostalJapanAustralianNetherlands
通常の読取深度 2-8 ページの「読み取り範囲」を参照してください。
モーション トレランス スワイプ速度 : フル照明で 100 インチ / 秒 (
PDF417MicroPDF417Composite コード、TLC-39Data Matrix Maxicode、 QR Code、MicroQR、Aztec
KIX CodeUSPS 4CB/One Code/Intelligent MailUPU FICS Postal
筐体から 4 インチの距離で 100% UPC バーコード 80% MRD で測定 )
Page 44
3 - 6 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
3-2 技術仕様 ( 続き )
項目 説明
サポートしているインタ フェース
動作環境
動作温度 32ºF 104ºF (0ºC 40ºC)
保管温度 -40ºF 158ºF (-40ºC 70ºC)
湿度 5% 95% ( 結露なきこと )
耐落下衝撃性能 動作の最高温度で 5 フィート (1.52m) の高さからコンクリート面へ複数回
耐周辺光 通常の室内照明および屋外自然光 ( 直射日光 ) に対応。蛍光灯、白熱灯、
アクセサリ
設置オプション 壁面取り付けブラケット
電源 ホスト ケーブル経由で電力が供給されない場合、別途利用可能な電源があ
本スキャナは、USB 経由で以下のプロトコルをサポートしています。HID キーボード (デフォルト モード )、SNAPI、COM Port Emulation、IBM SurePOS (Yellowstone) (IBM HandheldIBM TabletopOPOS) 本スキャナは、RS232 経由で以下のプロトコルをサポートしています。 StandardWincor NixdorfICLFujitsuOlivetti
落下後、動作可能。
水銀灯、ナトリウム灯、LED:450 フット キャンドル (4,844 LUX) 直射日光 : 8000 フット キャンドル (8 6, 111 LUX) 注 : AC リップル含有率の高い LED 照明下では、スキャン性能に影響が生 じることがあります。
ります。
Page 45

デジタル スキャナ信号の意味

ピン 10
ピン 1
インタフェース ケーブル
モジュラ コネクタ
メンテナンスと技術仕様 3 - 7
3-1 デジタル スキャナのケーブルのピン配列
3-3 の信号の意味は、DS9808 デジタル スキャナのコネクタに適用されるものです。参考までにご覧くだ
さい。
3-3 DS9808 デジタル スキャナ信号ピン配列
ピン
1
2
3
IBM RS-232
予約済 予約済 予約済 ピン 6 にジャンプ
電源 電源 電源 電源
接地 接地 接地 接地
4 IBM_A(+) TxD
5
予約済
RxD
6 IBM_B(-) RTS
7
8
9
10
予約済
予約済 予約済 予約済 予約済
予約済 予約済 予約済 予約済
予約済 予約済 予約済 予約済
CTS
キーボード イ
ンタフェース
USB
キークロック 予約済
端末データ
D +
キー データ ピン 1 にジャンプ
端末クロック
D -
Page 46
3 - 8 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
Page 47
4 ユーザー設定とその他のデジタ
*
(0)
機能 / オプション
* はデフォルトを示す
オプション値
ル スキャナ オプション

はじめに

デジタル スキャナをプログラムして、さまざまな機能を実行したり、別の機能を有効化したりできます。こ の章では、各ユーザー設定機能について説明し、これらの機能選択のためのプログラミング バーコードを掲 載します。
デジタル スキャナは、4-2 ページの表 4-1 に示す設定で出荷されています ( すべてのホスト デバイスやその他 のデフォルト値については、付録 A、標準のデフォルト パラメータも参照)。デフォルト値が要件に適合して いる場合、プログラミングは必要ありません。
機能値を設定するには、1 つのバーコードまたは短いバーコード シーケンスをスキャンします。これらの設 定は不揮発性メモリに保存され、デジタル スキャナの電源を落としても保持されます。
多くのコンピュータでは、画面上でバーコードを直接スキャンできます (イメージング エンジンを使用し
ている場合 )。画面からスキャンする場合は、バーコードが鮮明に見え、バーやスペースが結合して見え たりしないレベルに文書の倍率を設定してください。
USB ケーブルを使用しない場合は、電源投入ビープ音が鳴った後、ホスト タイプを選択してください。特定 のホスト情報については、各ホストの章を参照してください。この操作は、新しいホストに接続して初めて電 源を入れるときにのみ必要です。
すべての機能をデフォルト値に戻すには、4-5 ページの「デフォルト設定パラメータ」のバーコードをスキャン します。プログラミング バーコード メニュー全体で、アスタリスク (
*) はデフォルト値を示しています。
Page 48
4 - 2 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

スキャン シーケンスの例

多くの場合、1 つのバーコードをスキャンすることでパラメータ値が設定されます。たとえば、ビープ音を高音 に設定するには、4-7 ページの「ビープ音の音程」に示した「高音」(ビープ音の音程 ) バーコードをスキャン します。デジタル スキャナで短い高音のビープ音が 1 回鳴って LED が緑色に変われば、パラメータの設定は 成功です。
「シリアル レスポンス タイムアウト」や「データ転送フォーマット」など、その他のパラメータでは、複数の
バーコードをスキャンする必要があります。その手順については、パラメータの説明を参照してください。

スキャン中のエラー

特に指定されていない限り、スキャン シーケンス中のエラーは、正しいパラメータを再スキャンすることで 修正できます。

ユーザー設定とその他設定のデフォルト パラメータ

4-1 に、ユーザー設定パラメータのデフォルトの一覧を示します。デフォルト値を変更するには、本ガイド
の該当するバーコードをスキャンします。スキャンした新しい値が、メモリ内にある標準のデフォルト値に置 き換わります。デフォルトのパラメータ値を再び呼び出すには、4-5 ページの「デフォルト設定パラメータ」 のバーコードをスキャンします。
すべてのユーザー設定、ホスト、シンボル体系、およびその他のデフォルト パラメータについては、
付録 A、標準のデフォルト パラメータを参照してください。
4-1 ユーザー設定パラメータのデフォルト値
パラメータ パラメータ番号 デフォルト ページ番号
ユーザー設定
デフォルト設定パラメータ
パラメータ バーコードのスキャン
読み取り成功時のビープ音
ビープ音の音程
ビープ音の音量
ビープ音を鳴らす時間
N/A
236
56
145
140
628
デフォルト設定
有効
有効
4-5
4-6
4-6
4-7
4-8
4-9
電源投入時ビープ音の抑止
ハンズフリー モード
プレゼンテーション パフォーマンス モード
プレゼンテーション アイドル モード移行 時間
721
630
650
663
抑止しない
有効
標準
1
4-9
4-10
4-11
4-13
Page 49
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 3
4-1 ユーザー設定パラメータのデフォルト値 (続き )
パラメータ パラメータ番号 デフォルト ページ番号
プレゼンテーション スリープ モード移行 時間
ロー パワー モード
ロー パワー モード移行時間
ハンドヘルド トリガ モード
多機能トリガ (DS9808-LR/LL のみ) 単一トリガ
トリガ A
トリガ B
トリガ A + B
レーザー優先タイムアウト
二重トリガ抑制タイムアウト
二重トリガ処理
ホスト トリガ モード (DS9808-LR/LL のみ )
ピックリスト モード
連続バーコード読み取り
662
128
146
138
631
632
633
637
634
635
636
402
649
1 時間
無効
1 時間
自動照準
レーザー優先読み取り
トリガ A の値
無視
1.5
0.05
待機
イメージャ読み取り
常時無効
無効
4-15
4-17
4-18
4-20
4-21
4-22
4-23
4-24
4-25
4-25
4-26
4-26
4-28
4-29
ユニーク バーコードの通知
読み取りセッション タイムアウト
同一バーコードの読み取り間隔
異なるバーコードの読み取り間隔
ファジー 1D 処理
ミラー イメージの読み取り
携帯電話 / ディスプレイ モード
PDF 優先
PDF 優先のタイムアウト
ハンドヘルド読み取り照準パターン
ハンズフリー読み取り照準パターン
プレゼンテーション モードの読み取り範囲
読み取り照明
製品 ID (PID) タイプ
マルチコード モード
723
136
137
144
514
537
716
719
720
306
590
609
298
1281
677
有効
9.9
0.5
0.1
有効
自動
無効
無効
200 ミリ秒
有効
PDF の場合に有効
フル
有効
ホスト タイプ ユニーク
無効
4-29
4-30
4-30
4-31
4-31
4-32
4-33
4-34
4-35
4-35
4-36
4-37
4-38
4-38
4-39
マルチコード式
マルチコード モード連結
661 1 4-40
717
無効
4-45
Page 50
4 - 4 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
4-1 ユーザー設定パラメータのデフォルト値 (続き )
パラメータ パラメータ番号 デフォルト ページ番号
マルチコード連結シンボル体系
その他のオプション
コード ID キャラクタの転送
プリフィックス値 99105
サフィックス 1 の値 サフィックス 2 の値
スキャン データ転送フォーマット
FN1 置換値 103109 設定
NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送
722
45
98104 100106
235
94
PDF417 として連結
なし
7013 <CR><LF> 4-50
7013 <CR><LF> 4-50
データのみ
無効
4-46
4-49
4-51
4-52
4-53
Page 51

ユーザー設定

デフォルト設定パラメータ

デジタル スキャナは、工場出荷時デフォルトかカスタム デフォルトの 2 種類のデフォルト設定にリセットす ることができます。以下の中から該当するバーコードをスキャンして、デジタル スキャナをデフォルト設定 にリセットするか、現在の設定をカスタム デフォルトとして設定します。
デフォルト設定 - このバーコードをスキャンすると、すべてのデフォルト パラメータが以下のようにリ セットされます。
過去に「カスタム デフォルトの登録」をスキャンすることによってカスタム デフォルトに設定して
いた場合は、「デフォルト設定」をスキャンして、デジタル スキャナのカスタム デフォルト設定に戻 します。
カスタム デフォルトを設定していなかった場合は、「デフォルト設定に戻す」をスキャンして、表 A-1
に示されている工場出荷時のデフォルト値に戻します。
工場出荷時デフォルトの設定 - このバーコードをスキャンすると、 A-1 に示されている工場出荷時の デフォルト値に戻ります。このとき、カスタムデフォルト値も削除されます。
カスタム デフォルトの登録 - このバーコードをスキャンすると、現在のデジタル スキャナの設定がカス タム デフォルトとして設定されます。一度設定すると、「デフォルト設定に戻す」をスキャンすること によってカスタム デフォルト設定に戻すことができるようになります。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 5
* デフォルト設定
カスタム デフォルトの登録
工場出荷時デフォルト設定
Page 52
4 - 6 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

パラメータ バーコードのスキャン

パラメータ番号 236
パラメータ バーコード (「デフォルト設定」パラメータ バーコードを含む ) の読み取りを無効にするには、下 記の「パラメータのスキャンを無効にする」バーコードをスキャンします。パラメータ バーコードの読み取 りを有効にするには、「パラメータのスキャンを有効にする」をスキャンします。
*パラメータ バーコードのスキャンを有効にする
(1)
パラメータ バーコードのスキャンを無効にする
(0)

読み取り成功時のビープ音

パラメータ番号 56
読み取りが成功したときにビープ音を鳴らすかどうかを選択するには、以下のバーコードをスキャンします。
「禁止」を選択した場合でも、パラメータ メニューをスキャンしているときとエラー状態を通知するときは、
ビープ音が鳴ります。
* 読み取り成功時のビープ音
( 有効 )
(1)
読み取り成功時にビープ音を鳴らさない
( 無効 )
(0)
Page 53
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 7

ビープ音の音程

パラメータ番号 145
読み取りビープ音の周波数 (トーン ) を選択するには、下記のバーコードのいずれかをスキャンします。
オフ
(3)
低音
(2)
* 中音
(1)
中音から高音 (2 )
(4)
高音
(0)
Page 54
4 - 8 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ビープ音の音量

パラメータ番号 140
ビープ音の音量を選択するには、「低音量」、「中音量」、「大音量」をスキャンします。
低音量
(2)
中音量
(1)
* 大音量
(0)
Page 55
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 9

ビープ音を鳴らす時間

パラメータ番号 628
ビープ音を鳴らす時間を選択するには、下記のいずれかのバーコードをスキャンします。
短い
(0)
*
(1)
長い
(2)

電源投入時ビープ音の抑止

パラメータ番号 721
電源投入ビープ音を抑止するかどうかを選択します。
電源投入時ビープ音の抑止
(1)
* 電源投入時ビープ音を抑止しない
(0)
Page 56
4 - 10 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ハンズフリー モード

パラメータ番号 630
デジタル スキャナをカウンタ上に置いて 示することで、自動的に読み取りを開始します。デジタル スキャナを持ち上げると、4-20 ページの「ハンド
ヘルド トリガ モード」の設定に従って動作します。
「ハンズフリー モードを無効にする」を選択すると、デジタル スキャナは、ハンドヘルドまたはカウンタ上の
どちらであっても、ハンドヘルド トリガ モードの設定に従って動作します。
ハンズフリー
モードにすると、バーコードをデジタル スキャナに提
* ハンズフリー モードを有効にする
(1)
ハンズフリー モードを無効にする
(0)
Page 57
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 11

プレゼンテーション パフォーマンス モード

パラメータ番号 650
プレゼンテーション パフォーマンス モードには、次の 3 種類があります。
「標準のプレゼンテーション モード」は、汎用スキャン用に最適化されています。たとえば、紙ラベル
や品質表示タグなど標準的な表面からバーコードを読み取るのに適しています。このモードでは、バー コードのスワイプ速度 (スキャン ウィンドウにバーコードを通して読み込むことができる速度 ) と読み
取り範囲 (デジタル スキャナとバーコードの間の距離 ) を調整し、一般的な用紙に印刷されたバー コードを最適にスキャンすることができます。
「強化プレゼンテーション モード」も汎用 ( 紙ベース ) スキャン用に最適化されていますが、「標準のプレ
ゼンテーションモード」よりもバーコードのスワイプ速度は速く、読み取り幅は短くなります。特に、高
速なバーコードのスワイプ速度 ( 自動スキャニングなど ) や、制限された読み取り範囲 ( ハンズフリー モードで誤った読み取りを減らす場合など) を使ってスキャンする場合にお勧めします。
「トラディショナル プレゼンテーション モード」は、携帯電話やコンピュータの画面から頻繁にバー
コードを読み取る必要がある用途に最適化されています。バックライトが薄暗い携帯電話の画面のよう にバーコードを読み取りにくい状態でも、デジタル スキャナでバーコードを解析することができます。
このモードは、一部が欠けていたり、品質が低かったりするバーコードを読み取る場合にお勧めします。 このモードを使用する場合は、スワイプ速度が落ちるので、スキャン ウィンドウにバーコードを通過さ
せずに、確実に読み取れるよう静止させてください。
携帯電話やコンピュータの画面からバーコードを読み取るには、4-33 ページの「携帯電話 / ディスプ
レイ モード」を有効化する必要があります。
* 標準プレゼンテーション モード
(2)
拡張プレゼンテーションモード
(0)
トラディショナル プレゼンテーション モード
(3)
Page 58
4 - 12 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

アクティブ モード

アイドル モード
スリープ モード
ロー パワー モード
「プレゼンテー
ションアイドル
モード移行時
間」の値
「プレゼンテー
ションスリープ
モード移行時間」
の値
「ローパワー
モード移行時
間」の値
注 : 各モードで指定した移行時間は累積されます。

デジタル スキャナ動作モード

デジタル スキャナには、4 種類の動作モードがあります。
アクティブ モード - デジタル スキャナは、アクティブなスキャン操作に対してフル照明を使用します。
アイドル モード - プレゼンテーション モードのみで、プログラムされた時間が経過した後、デジタル スキャナの照明が暗くなります。4-13 ページの「プレゼンテーション アイドル モード移行時間」を参 照してください。スキャナを持ち上げたり、読み取り範囲内でバーコードを検出したり、トリガを引い
たりすると、アクティブモードに戻ります。
スリープ モード - プレゼンテーション モードのみで、プログラムされた時間が経過した後、またはアイ ドル モードの時間が終了した後、デジタル スキャナの照明が消灯します。4-15 ページの「プレゼンテー
ション スリープ モード移行時間」を参照してください。スキャナを持ち上げたり、読み取り範囲内で
バーコードを検出したり (周囲光の条件によって異なります )、トリガを引いたりすると、アクティブ モードに戻ります。
ロー パワー モード - デジタル スキャナは、スリープ モードの時間が終了すると、低電力消費モードに 切り替わります。このモードでは、節電とスキャナの寿命延長のため LED が消灯します。ロー パワー
モードを参照してください。ハンドヘルド モードでは、プログラムされたロー パワー モード移行時間
の直後にロー パワー モードに切り替わります。プレゼンテーション モードでは、アイドル モード、ス リープ モードに続いてロー パワー モードに切り替わります。スキャナを持ち上げたり、トリガを引い たり、ホストが通信を試みたりすると、アクティブ モードに戻ります。
USB または IBM ホストに接続している場合、デジタル スキャナはローパワー モードを使用しません。
4-1 電源レベル
Page 59
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 13

プレゼンテーション アイドル モード移行時間

パラメータ番号 663
このパラメータで設定した時間が経過すると、アイドル モードに切り替わり、デジタル スキャナの照明が暗 くなります。読み取り範囲内でバーコードを検出したり、トリガを引いたりすると、アクティブ モードに戻 ります。
無効
(0)
1
(1)
10
(10)
5 (21)
*1
(17)
15
(27)
Page 60
4 - 14 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
プレゼンテーション アイドル モード移行時間 (続き )
30
(29)
45
(30)
1 時間
(33)
6 時間
(38)
3 時間
(35)
9 時間
(41)
Page 61
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 15

プレゼンテーション スリープ モード移行時間

パラメータ番号 662
このパラメータで設定した時間が経過すると、スリープ モードに切り替わり、デジタル スキャナの照明が消 灯します。動きを感知したり、読み取り範囲内でバーコードを検出したり、トリガを引いたりすると、アク ティブ モードに戻ります。
照明が消灯しているときにデジタル スキャナを使用した場合のパフォーマンスは保証されません。
無効
(0)
10
(10)
5 (21)
1
(1)
1 (17)
Page 62
4 - 16 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
プレゼンテーション スリープ モード移行時間 ( 続き )
15
(27)
30
(29)
45
(30)
3 時間
(35)
*1 時間
(33)
6 時間
(38)
9 時間
(41)
Page 63
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 17

ロー パワー モード

パラメータ番号 128
ロー パワー モードを有効にすると、デジタル スキャナはスリープ モードの終了後に低電力消費モードに切 り替わり、節電とスキャナの寿命延長のため LED が消灯します。ハンドヘルド モードでは、プログラムされ たロー パワー モード移行時間の直後にロー パワー モードに切り替わります。プレゼンテーション モードで は、アイドル モード、スリープ モードに続いてロー パワー モードに切り替わります。スキャナを持ち上げ たり、トリガを引いたり、ホストが通信を試みたりすると、アクティブ モードに戻ります。
無効にすると、それぞれの読み取りの試行後も電源はオンのままになります。
* ロー パワー モードを無効にする
(0)
ロー パワー モードを有効にする
(1)
Page 64
4 - 18 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ロー パワー モード移行時間

パラメータ番号 146
このパラメータは、ロー パワー モードが有効になっている場合にのみ適用されます。
このパラメータは、デジタル スキャナがロー パワー モードに切り替わるまでの時間を設定します ( ローパワー モードの直前のモードについては、4-12 ページの「デジタル スキャナ動作モード」を参照してください )。ス キャナのトリガを引いたり、ホストからスキャナへの通信が試行されたりすると、アクティブ モードに戻り ます。
1 (17)
1 (33)
15
(43)
10
(26)
5 (37)
Page 65
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 19
ロー パワー モード移行時間 ( 続き )
30
(45)
45
(46)
*1 時間
(49)
6 時間
(54)
3 時間
(51)
9 時間
(57)
Page 66
4 - 20 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ハンドヘルド トリガ モード

パラメータ番号 138
デジタル スキャナに対して、次のいずれかのトリガ モードを選択します。
標準 ( レベル ) - トリガを引くと読み取り処理が開始されます。バーコードの読み取りが完了するか、ト リガを放すか、または読み取りセッション タイムアウトが発生するまで、読み取りは継続されます。
プレゼンテーション ( 点滅 ) - デジタル スキャナは、読み取り距離内でバーコードを検出すると、読み取 り処理をアクティブにします。待機状態になってしばらくすると、ロー パワー モードになり、動きを 感知するまで LED が消灯します。
ハンドヘルド プレゼンテーション モードではレーザー スキャンは使用できません。
自動照準 - プライマリ トリガ ( トリガ A) がイメージャに設定された場合、このトリガ モードでは、デ ジタル スキャナを持ち上げたときに、レーザー照準パターンがオンになります。トリガを引くと読み取 り処理が有効になります。待機状態が 2 秒経過すると、レーザー照準パターンは投影されなくなります。
標準 ( レベル )
(0)
* 自動照準
(9)
プレゼンテーション ( 点滅 )
(7)
Page 67
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 21
トリガ A
トリガ B

多機能モード トリガ (DS9808-LR/LL のみ )

マルチファンクション モード トリガは、デュアル エンジン ( イメージャとレーザ スキャナ ) 搭載モデル
でのみ使用できます。
RFID モジュールは、DS9808-LR のみで使用可能なオプションであり、一部の国では使用できません。使 用の可否については、各地域の Zebra 販売代理店にお問い合わせください。RFID は、特定の国のみで使 用できます。
デジタル スキャナの各トリガ位置に対して、トリガ オプションを設定できます。たとえばトリガ A ( 人差し 指で押す ) をイメージャ読み取り、トリガ B (中指で押す ) をレーザー読み取り、トリガ A と B の組み合わせ ( 両方の指で押す ) を RFID 読み取りに設定できます。
各トリガ オプションに値を割り当てなかったり、トリガ A のみを割り当てたりした場合、トリガ B はトリガ A と同じ動作をします。2 つのトリガを同時に引いた場合は、何も実行されません。
以降数ページに記載されているバーコードを使用して、各トリガに対して次の機能のいずれかを選択します。
「レーザー優先読み取り」 - 最初にレーザー エンジンで読み取りを試み、読み取れない場合にイメージャ
で読み取りを行います。詳細については、2-5 ページの「スキャン」を参照してください。
「イメージャ読み取り」 - イメージャ エンジンを使用して読み取るようにトリガをプログラムします。
RFID 読み取り」 - RFID タグを読み取るようにトリガをプログラムします。
「イメージャ Plus RFID - トリガを引くとイメージャ エンジンを使用して読み取りを試行し、可能な場
合はオプションの RFID リーダーをオンにして RFID タグを読み取ります。
「レーザー優先 Plus RFID- トリガを引くと最初にレーザー エンジンを使用して読み取りを試行し、読
み取れない場合はイメージャを使用して試行します。また、可能な場合はオプションの RFID リーダーを オンにして RFID タグを読み取ります。
「レーザー専用デコード」 - レーザー エンジンのみを使用して読み取るようにトリガをプログラムします。
「トリガ A の値に設定」 ( トリガ B のみ ) - トリガ B にトリガ A と同じ機能を設定します。これにより、
トリガ A の機能を選択すると自動的にトリガ B が設定されます。
「トリガの両引きを受け付けない」 (トリガ A+B のみ ) - 最初に引いたトリガの機能のみが有効になりま
す。トリガの両引きが不要な場合に、スキャニングの操作性を向上させることができます。
4-2 トリガの位置
Page 68
4 - 22 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
トリガ A (DS9808-LR/LL のみ )
パラメータ番号 631
トリガ B が「 RFID 読み取り」または「トリガ A の値に設定」に設定されている場合、トリガ A を「 RFID
読み取り」に設定することはできません。
* レーザー優先読み取り
(0)
RFID 読み取り
(2)
イメージャ読み取り
(1)
イメージャ Plus RFID
(3)
レーザー優先 Plus RFID
(4)
レーザーのみで読み取り
(6)
Page 69

トリガ B (DS9808-LR/LL のみ )

パラメータ番号 632
トリガ A が「RFID 読み取り」に設定されている場合、トリガ B を「RFID 読み取り」または「トリガ A
の値に設定」に設定することはできません。
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 23
レーザー優先読み取り
(0)
RFID 読み取り
(2)
(RFID モジュールのデバイスではデフォルト )
イメージャ読み取り
(1)
イメージャ Plus RFID
(3)
レーザー優先 Plus RFID
(4)
レーザーのみで読み取り
(6)
* トリガ A の値に設定
(5)
Page 70
4 - 24 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

トリガ A+B (DS9808-LR/LL のみ )

パラメータ番号 633
レーザー優先読み取り
(0)
RFID 読み取り
(2)
イメージャ読み取り
(1)
イメージャ Plus RFID
(3)
レーザー優先 Plus RFID
(4)
レーザーのみで読み取り
(6)
* トリガの両引きを受け付けない
( 最初に引いたトリガのモードを使用 )
(5)
Page 71
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 25

レーザー優先タイムアウト (DS9808-LR/LL のみ )

パラメータ番号 637
多機能モード トリガで「レーザー優先読み取り」機能を設定した場合は、読み取りが行われなかったときに、 レーザーからイメージャに切り替わるまでの制限時間 (タイムアウト値 ) を設定できます。
タイムアウトを設定するには、以下のバーコードをスキャンしてから、0.1 ~ 9.9 秒の範囲で、設定する時間 に対応する 2 つのバーコードを付録 G、数値バーコードからスキャンします。操作間違いを訂正したり、選 択した設定を変更したりする場合は、G-2 ページの「キャンセル」をスキャンします。デフォルトは、1.5 秒です。
レーザー優先タイムアウト

二重トリガ抑制タイムアウト (DS9808-LR/LL のみ )

パラメータ番号 634
デジタル スキャナに 2 つのトリガを組み合わせてスキャンできることを認識させるためには、トリガを引い ている時間 ( タイムアウト値 ) を設定します。つまり、トリガ A を引いている時間がこのタイムアウト値を超 えてしまった場合、トリガ B を引いてもスキャナはトリガ A のみが引かれたと認識することになります。
タイムアウトを設定するには、以下のバーコードをスキャンしてから、0.00 0.99 秒の範囲で、設定する時 間に対応する 2 つのバーコードを付録 G、数値バーコードからスキャンします。1 桁の数字には、末尾にゼロを 入力します。たとえば、抑制タイムアウトとして 0.50 秒を設定するには、以下のバーコードをスキャンして から、50 のバーコードをスキャンします。操作間違いを訂正したり、選択した設定を変更したりする場合 は、G-2 ページの「キャンセル」をスキャンします。
デフォルトは 0.05 秒です。
二重トリガ抑制タイムアウト
Page 72
4 - 26 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

二重トリガ処理 (DS9808-LR/LL のみ )

パラメータ番号 635
1 回目に引かれたトリガの機能を直ちに処理するか、二重トリガ抑制タイムアウトで設定した時間に達してか ら処理するかを選択します。タイムアウト値に達する前に 2 回目のトリガが引かれた場合、スキャナはコン ビネーション機能に切り替わります。
直ちに処理
* タイムアウトになってから処理

ホスト トリガ (DS9808-LR/LL のみ )

パラメータ番号 636
ホストから開始されたトリガのオプションを設定します。
「レーザー優先読み取り」 - 最初にレーザー エンジンで読み取りを試み、読み取れない場合にイメージャ
で読み取りを行います。詳細については、2-5 ページの「スキャン」を参照してください。
「イメージャ読み取り」 - イメージャ エンジンを使用して読み取るようにトリガをプログラムします。
RFID 読み取り」 - RFID タグを読み取るようにトリガをプログラムします。
「イメージャ Plus RFID - トリガを引くとイメージャ エンジンを使用して読み取りを試行し、可能な場
合はオプションの RFID リーダーをオンにして RFID タグを読み取ります。
「レーザー優先 Plus RFID- トリガを引くと最初にレーザー エンジンを使用して読み取りを試行し、読
み取れない場合はイメージャを使用して試行します。また、可能な場合はオプションの RFID リーダーを オンにして RFID タグを読み取ります。
「レーザー専用デコード」 - レーザー エンジンのみを使用して読み取るようにトリガをプログラムします。
Page 73
ホスト トリガ ( 続き )
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 27
レーザー優先読み取り
(0)
RFID 読み取り
(2)
* イメージャ読み取り
(1)
イメージャ Plus RFID
(3)
レーザー優先 Plus RFID
(4)
レーザーのみで読み取り
(6)
Page 74
4 - 28 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ピックリスト モード

パラメータ番号 402
ピックリスト モードでは、デジタル スキャナがレーザー十字線の下に並んでいるバーコードのみを読み取るこ とができるようになります。デジタル スキャナに対して、次のいずれかのピックリスト モードを選択します。
常時無効 - ピックリスト モードは常時無効になります。
ハンドヘルド モードで有効 - ピックリスト モードは、デジタル スキャナがハンズフリー モードではな いときに有効になります。また、デジタル スキャナがプレゼンテーション モードのときは無効になり ます。
ハンズフリー モードで有効 - ピックリスト モードは、デジタル スキャナがハンズフリー モードのとき のみ有効になります。
常時有効 - ピックリスト モードは常時有効です。
DS9808-LR/LL で、トリガ B に「イメージャ読み取り」を割り当て、ピックリスト モードを有効にした
場合、トリガ B を押すと照準パターンが投影されます。トリガから指を放すと、読み取りが実行されます。
* 常時無効
(0)
ハンズフリー モードで有効
(3)
ハンドヘルド モードで有効
(1)
常時有効
(2)
Page 75
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 29

連続バーコード読み取り

パラメータ番号 649
トリガを押している間に各バーコードを報告するには、このパラメータを有効にします。
Zebra では、この機能とともに4-28 ページの「ピックリスト モード」を有効にすることを強く推奨しま
す。ピックリスト モードを無効にすると、イメージング エンジンの読み取り幅内に複数のバーコードが ある場合、誤った読み取りが発生する可能性があります。
* 連続バーコード読み取りを無効にする
(0)
連続バーコード読み取りを有効にする

ユニーク バーコードの通知

パラメータ番号 723
トリガを押している間に一意のバーコードのみを読み取るには、このパラメータを有効にします。このオプ ションは「
連続バーコード読み取りで一意の読み取りを無効にする
連続バーコード読み取り」を有効にしたときのみ適用されます。
(0)
(1)
* 連続バーコード読み取りで一意の読み取りを有効にする
(1)
Page 76
4 - 30 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

読み取りセッション タイムアウト

パラメータ番号 136
このパラメータは、スキャン試行中に読み取り処理を継続する最大時間を設定します。このパラメータは、0.5 秒から 9.9 秒まで 0.1 秒刻みでプログラミングできます。デフォルトのタイムアウトは 9.9 秒です。
読み取りセッション タイムアウトを設定するには、下記のバーコードをスキャンします。次に、必要な時間 に対応する 2 つの数値バーコードを付録 G、数値バーコードでスキャンします。1 桁の数字には、先頭にゼロを 入力します。たとえば、読み取りセッション タイムアウトとして 0.5 秒を設定するには、下記のバーコードを スキャンしてから、0 と 5 のバーコードをスキャンします。操作間違いを訂正したり、選択した設定を変更し たりする場合は、G-2 ページの「キャンセル」をスキャンします。
読み取りセッション タイムアウト

同一バーコードの読み取り間隔

パラメータ番号 137
この設定は、プレゼンテーション モードやバーコードの連続読み取りを有効にしたときに使用します。スキャ ナの読み取り範囲内にバーコードが残っていても、ビープ音が鳴るのを防ぐことができます。このパラメータ は、0.0 秒から 9.9 秒まで 0.1 秒刻みでプログラミングできます。デフォルトは 0.5 秒です。
同一のバーコードの読み取り間隔を選択するには、下記のバーコードをスキャンし、次に必要な間隔 (0.1 秒 刻み ) に対応する 2 つの数値バーコードを付録 G、数値バーコードでスキャンします。
同一バーコードの読み取り間隔
Page 77
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 31

異なるバーコードの読み取り間隔

パラメータ番号 144
この設定は、プレゼンテーション モードや連続バーコード読み取りを有効にしたときに使用します。異なる バーコードを読み取る間にスキャナが非アクティブになる時間を制御します。このパラメータは、0.1 秒から
9.9 秒まで 0.1 秒刻みでプログラミングできます。デフォルトは、0.1 秒です。
異なるバーコードの読み取り間隔を選択するには、下記のバーコードをスキャンし、次に必要な間隔 (0.1 秒 刻み ) に対応する 2 つの数値バーコードを付録 G、数値バーコードでスキャンします。
異なるバーコードの読み取り間隔

ファジー 1D 処理

パラメータ番号 514
このオプションはデフォルトで有効になっており、損傷したシンボルや品質の良くないシンボルを含め、1D バーコードでの読み取りパフォーマンスを最適化します。2D バーコードの読み取りや、読み取るものがない ときの検出で遅延が発生する場合のみ、このオプションを無効にしてください。
* ファジー 1D 処理を有効にする
(1)
ファジー 1D 処理を無効にする
(0)
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4 - 32 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ミラー イメージの読み取り (Data Matrix のみ )

パラメータ番号 537
ミラー イメージ Data Matrix バーコードを読み取るオプションを選択します。
常時 - ミラー イメージである Data Matrix バーコードのみを読み取ります。
いつも読み取らない - ミラー イメージである Data Matrix バーコードを読み取りません。
自動 - ミラーされているものとされていないもの、両方の Data Matrix バーコードを読み取ります。
いつも読み取らない
(0)
* 自動
(2)
常時
(1)
Page 79
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 33

携帯電話 / ディスプレイ モード

パラメータ番号 716
このモードは、携帯電話や電子機器のディスプレイのバーコードの読み取り性能を向上させます。ハンドヘルド、 ハンズフリー、または両方のモードでこれを有効にするか、これを無効にします。
このモードを有効にする場合は、最適な性能を得るために、4-11 ページの「トラディショナル プレゼン
テーション モード (3)を選択し、4-36 ページの「ハンズフリー読み取り照準パターン」を有効にします。
* 携帯電話 / ディスプレイ モードを無効にする
(0)
ハンズフリー モードで有効
(2)
ハンドヘルド モードで有効
(1)
両方のモードで有効
(3)
Page 80
4 - 34 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

PDF 優先

パラメータ番号 719
特定の 1D バーコード ( 以下の「注」を参照 ) の読み取りを、PDF 優先のタイムアウトで指定した値だけ遅延 させるには、この機能を有効にします。指定した時間、デジタル スキャナは PDF417 シンボル (米国ドライ バーズ ライセンスなどに表示 ) を読み取ろうとし、成功するとそのことだけを報告します。PDF417 シンボル を読み取らない ( 見つからない ) 場合、タイムアウト後に 1D シンボルを報告します。デジタル スキャナが報 告するためには、1D シンボルがデバイスの読み取り幅内に収まっている必要があります。このパラメータは、 その他のシンボル体系の読み取りには影響しません。
1D Code 128 バーコードには、次の長さがあります。
•7 ~ 10 文字
14 22 文字
27 28 文字
さらに、次の長さの Code 39 バーコードは、米国ドライバーズ ライセンスの一部である可能性があると見なさ
れます。
•8 文字
12 文字
*PDF 優先を無効にする
(0)
PDF 優先を有効にする
(1)
Page 81
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 35

PDF 優先のタイムアウト

パラメータ番号 720
PDF 優先が有効になっている場合、このタイムアウトで、読み取り幅内の 1D バーコードを報告する前に、
デジタル スキャナが PDF417 の読み取りを試行する時間が指定されます。
以下のバーコードをスキャンしてから、タイムアウトをミリ秒単位で指定する 4 桁を付録 G、数値バーコー
からスキャンします。たとえば、400 ミリ秒と入力するには、次のバーコードをスキャンしてから 0400 を
スキャンします。範囲は 0 5000 ミリ秒で、デフォルト値は 200 ミリ秒です。
PDF 優先のタイムアウト

ハンドヘルド読み取り照準パターン

パラメータ番号 306
「ハンドヘルド読み取り照準パターンを有効にする」を選択すると、バーコードの読み取り時に照準パターン
を投影し、「ハンドヘルド読み取り照準パターンを無効にする」を選択すると照準パターンは投影されません。 また、「PDF でハンドヘルド読み取り照準パターンを有効にする」を選択すると、デジタル スキャナが 2D バーコードを検出したときに照準パターンを投影します。
このパラメータは、スナップショットモードでは適用されません。5-4 ページの「動作モード」を参照してく ださい。
4-28 ページの「ピックリスト モード」が有効になっている場合、「読み取り照準パターン」が無効になっ
ているときでも、読み取り照準パターンが点滅します。
* ハンドヘルド読み取り照準パターンを有効にする
(2)
ハンドヘルド読み取り照準パターンを無効にする
(0)
PDF でハンドヘルド読み取り照準パターンを有効にする
(3)
Page 82
4 - 36 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

ハンズフリー読み取り照準パターン

パラメータ番号 590
「ハンズフリー読み取り照準パターンを有効にする」を選択すると、バーコードの読み取り中に照準パターンを
投影し、「ハンズフリー読み取り照準パターンを無効にする」を選択すると、照準パターンがオフになり、「PDF でハンズフリー読み取り照準パターンを有効にする」を選択すると、デジタル スキャナが 2D バーコードを 検出したときに照準パターンを投影します。
このパラメータは、スナップショットモードでは適用されません。5-4 ページの「動作モード」を参照してく ださい。
4-28 ページの「ピックリスト モード」が有効になっている場合、「読み取り照準パターン」が無効になっ
ているときでも、読み取り照準パターンが点滅します。
ハンズフリー読み取り照準パターンを有効にする
(1)
*PDF でハンズフリー読み取り照準パターンを有効にする
(2)
ハンズフリー読み取り照準パターンを無効にする
(0)
Page 83
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 37

プレゼンテーション モードの読み取り範囲

パラメータ番号 609
プレゼンテーション モードでは、デジタル スキャンはデフォルトで照準パターンのより大きな領域を検索し ます (「
検索時間を短縮するために、照準パターンの十字の中央点の周辺にある、より小さい領域のバーコードを検索 するには、「
全領域」)。
狭い領域」または「中間の領域」を選択します。
狭い領域
(0)
* 全領域
(2)
中間の領域
(1)
Page 84
4 - 38 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

読み取り照明 ( ハンドヘルド モードのみ )

パラメータ番号 298
ハンドヘルド モードのときに、「読み取り照明を有効にする」を選択すると、デジタル スキャナで照明が点灯 し、読み取りが容易になります。「読み取り照明を無効にする」を選択すると、デジタル スキャナで読み取り 照明を使用できなくなります。
照明を有効にすると、通常は画像の品質が向上します。照明の効果は、ターゲットまでの距離が長くなるにし たがって低下していきます。
* 読み取り照明を有効にする
(1)

製品 ID (PID) タイプ

パラメータ番号 1281
USB エミュレーション機能で報告された PID 値を選択します。
* ホスト タイプ ユニーク
(0)
読み取り照明を無効にする
(0)
IBM ユニーク
(2)
製品ユニーク
(1)
Page 85
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 39

マルチコード モード

パラメータ番号 677
プログラムされたマルチコード式に基づき、トリガが 1 回引かれたときに複数のバーコードを読み取れるよう にするには、このパラメータを有効にします。デジタル スキャナは読み取り成功をレポートし、マルチコード式 で示されたすべてのバーコードを読み取った場合のみ状態が表示されます。それ以外の場合は読み取り失敗で す。バーコードは、マルチコード式で定義された順番で転送されます。通常の読み取りモードで操作するとき は、このパラメータを無効にします。
メモ マルチコード モードを有効にすると、ピックリスト モードが無効になります。
マルチコードは、プレゼンテーション モードでは動作しません。
トリガがレーザー優先読み取りに設定されている場合は、マルチコード モードを使用しないでください。
連続バーコード読み取りが有効な場合は、マルチコード モードを使用しないでください。
このモードを使用するときは、常にデジタル スキャナを同じ距離で同じ角度 (垂直 ) に向けます。
* マルチコード モードを無効にする
(0)
マルチコード モードを有効にする
(1)
Page 86
4 - 40 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

マルチコード式

パラメータ番号 661
マルチコード モードのマルチコード式をプログラムするには、この機能を使用します ( グリッド方式 )。デフォ
ルトは 1 で、任意のバーコードを示します。
マルチコード式を設定するには、次の手順に従ってください。
1. 下記のバーコードをスキャンします。
2. Advanced Data Formatting Guide』の英数字キーボードからバーコードをスキャンし、式を定義します。
3. Advanced Data Formatting Guide』の「メッセージの終わり」バーコードをスキャンします。
マルチコード式

マルチコード式の構文 :[n] [ 要素 1]; [ 要素 2 ]; ...[ 要素 n];

ここで、n は式全体の要素の数です。
マルチコード式は、デジタル スキャナが画像内に見つけると思われるバーコードを記述します。各要素は、 デジタル スキャナの読み取り範囲に 1 つのバーコードを提示します。式の中での要素の順番は、各要素からの バーコード データがホストに転送される順番です。要素は、次の 1 つまたは複数の方法を使って定義されます。
領域別。このタイプの要素は、読み取りをデジタル スキャナの読み取り範囲内の特定領域に限定します。領域
の座標は、その領域の左上と右下の角として定義され、読み取り範囲のパーセンテージで表されます。パーセン テージは 0% 100%、または 16 進数の 0x00 0x64 で、いずれも水平軸と垂直軸に対して定義できます。 領域要素は、次のように構成されます。
[R] [4] [ 上、左 ] [ 下、右 ]
ここで :
[R] は文字の R です。
[4] 0x04 で、その後に領域を説明する 4 バイトがあることを示しています。
[ 上、左 ] は、領域の左上隅を表す 2 つの値です。
[ 下、右 ] は、領域の右下隅を表す 2 つの値です。
コード タイプ別。要素は検索する特定のバーコードを指定可能で、読み取り範囲内の任意の場所で読み取りで
きます。コード タイプ要素は、次のように構成されます。
[C] [2] [ コード タイプ ]
ここで :
[C] は文字の C です。
[2] 0x02 で、その後にコード タイプを説明する 2 バイトがあることを示しています。
[ コード タイプ ] は目的のシンボル体系のパラメータ番号 (第 11 章の「シンボル体系」を参照 ) です。 単一バイトのパラメータ数値の場合は、パラメータ番号の前に 00 を追加して 2 バイトに拡張します。
Page 87
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 41
マルチコード式を定義するときは、次の点を考慮します。
読み取り範囲内に複数のコード タイプのバーコードがある場合は、コード タイプ識別子を使用します。
同一コード タイプのバーコードが複数あるときは、常に領域識別子を使用します。
転送順が重要なときは (式内の最初の要素を最初に転送)、いずれかのタイプを使用して順番を定義します。
読み取り範囲内に不要なバーコードがある場合は、次のいずれかの方法でフィルタします。
ターゲット バーコードのみを指定するには、コード タイプを選択します。
ターゲット バーコードのみを特定するには、領域を選択します。
式に領域識別子が含まれていない場合、スキャン角度と距離は関係ありません。領域を指定した場合は、 固定方向と固定距離でスキャンする必要があります。このため、領域識別子よりコード タイプ識別子の 使用が望ましいのです。
領域を定義するとき :
バーコードよりはるかに大きい領域を定義すると、スキャン距離と角度の許容量が増しますが、ター
ゲット バーコードではなく近くのバーコードが読み取られることがあります。したがって、最高の パフォーマンスを実現するためには、読み取り範囲内にあるバーコードが少しで、その範囲内のバー
コードを広く分割できるときは、より大きい範囲を定義します。
ターゲット バーコードに近い (またはそれより小さい ) 領域を定義すると、近くにあるバーコードよ
りそのバーコードを読み取る確率が高くなりますが、スキャン距離とスキャン角度はより正確に設定 する必要があります。したがって、最高のパフォーマンスを実現するためには、読み取り範囲内にあ るバーコードが多数であるか、範囲内のバーコードが近接しているときは、より小さい領域を定義し ます。
ターゲット バーコードを検索するイメージ領域を狭めることで読み取り速度を上げるには、領域要素を 使用します。
コード タイプを指定しても、一部のコード タイプの読み取り速度は向上します。
マルチコード モードが有効になっているときは、パラメータ バーコードをスキャンできても、次の点 に注意してください。マルチコード式で領域を定義した場合、パラメータ バーコードをスキャンするに は、マルチコード式で定義された最初の領域の中にバーコードを配置する必要があります。場合によっ
ては、この最初の領域はイメージの中心ではなく、パラメータ バーコードの照準が読み取り成功になら ないことがあります。
次の例では、16 進数と 10 進数の両方の形式のマルチコード式を示しています。ただし、例に記載されている 図中の値は 10 進数です。式を作成するときは、必ず正しい基本進法を使用してください。0x00 0x00 0x64 0x32 として指定される領域は、左上の座標 (0,0) と右下の座標 (100,50) の領域を表します。
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4 - 42 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
0
1234
5
67890
5
50%
0%
100%
0%
50%
100%
PDF417 コード
Code 128 コード
UPC-A コード
1
4-3 にあるように、イメージ内の任意の場所にある 1 つの Code 128 バーコード (読み取り範囲内に別の
タイプのバーコードがあるときでも) を読み取るには、次の式をプログラムします。
10 進法の式 ( 読みやすくフォーマットしたもの ) は、以下のようになります。
1 C 2 0 8;
パラメータのスキャンで式をプログラムするには、次のシーケンスになります ( 読みやすいようにスペースを 挿入 )。
[ マルチコード式 ] 01 C 02 00 08 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムするには、次のシーケンスになります。
0x01 0x43 0x02 0x00 0x08 0x3b
4-3 マルチコード式の例 1
Page 89
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 43
PDF417 コード
(0,0)
Code 128 コード
(0,50)
(160,100)
(100,50)
50%
0%
100%
0%
50%
100%
2a
4-4 にあるように、イメージの上半分にある Code128 (コード タイプ =8) と、イメージの下半分にある
PDF417 ( コード タイプ =15) を読み取るには、次のように式をプログラムします。
10 進法の式 ( 読みやすくフォーマットしたもの ) は、以下のようになります。
2 C 2 0 8 R 4 0 0 100 50 ; C 2 0 15 R 4 0 50 100 100 ;
パラメータのスキャンで式をプログラムするには、次のシーケンスになります。
[ マルチコード式 ] 02 C 02 00 08 R 04 00 00 64 32 ; C 02 00 0F R 04 00 32 64 64 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムするには、次のシーケンスになります。
0x02 0x43 0x02 0x00 0x08 0x52 0x04 0x00 0x00 0x64 0x32 0x3B 0x43 0x02 0x00 0x0F 0x52 0x04 0x00
0x32 0x64 0x64 0x3B
2b
4-4 で、下部の PDF417 バーコードを先に転送する必要がある場合、2 つのバーコードのシーケンスを反
転します。
10 進法の式 ( 読みやすくフォーマットしたもの ) は、以下のようになります。
2 C 2 0 15 R 4 0 50 100 100 ; C 2 0 8 R 4 0 0 100 50 ;
パラメータのスキャンで式をプログラムするには、次のシーケンスになります。
[ マルチコード式 ] 02 C 02 00 0F R 04 00 32 64 64 ; C 02 00 08 R 04 00 00 64 32 ; [メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムするには、次のシーケンスになります。
0x02 0x43 0x02 0x00 0x0F 0x52 0x04 0x00 0x32 0x64 0x64 0x3B 0x43 0x02 0x00 0x08 0x52 0x04 0x00
0x00 0x64 0x32 0x3B
4-4 マルチコード式の例 2
Page 90
4 - 44 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
40%
65%
40%
40%
PDF417 コード
Code 128 コード
Data Matrix コード
Code 128 コード
70%
60%
(70,0)
(100,40)
(100,100)
(0,0)
(40,40)
(65,60)
50%
0%
100%
0% 50% 100%
3
4-5 にあるように、3 つのバーコードのセットを、中央の Code 128 バーコードを除外して読み取るには、
次のような式になります。
10 進法の式 ( 読みやすくフォーマットしたもの ) は、以下のようになります。
3 C 2 0 15 R 4 0 0 50 50 ; C 2 [F0 24] R 4 70 0 100 40 ; C 2 0 8 R 4 65 60 100 100 ;
パラメータのスキャンで式をプログラムするには、次のシーケンスになります:
[ マルチコード式 ] 03 C 02 00 0F R 04 00 00 32 32 ; C 02 F0 24 R 04 46 00 64 28 ; C 02 00 08 R 04 41 3C 64 64 ; [ メッセージの終わり ]
ホスト コマンド (SSI/SNAPI) で式をプログラムするには、次のシーケンスになります。
0x03 0x43 0x02 0x00 0x0F 0x52 0x04 0x00 0x00 0x32 0x32 0x3B 0x43 0x02 0xF0 0x24 0x52 0x04 0x46 0x00 0x64 0x28 0x3B 0x43 0x02 0x00 0x08 0x52 0x04 0x41 0x3C 0x64 0x64 0x3B
4-5 マルチコード式の例 3
Page 91
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 45

マルチコード モード連結

パラメータ番号 717
複数の読み取ったバーコードを、マルチコード式で指定したように 1 つのバーコードとして転送するには、こ のパラメータを有効にします。連結したバーコードをどのように転送するのかを指定するには、マルチコード
連結シンボル体系のパラメータを使用します。
読み取ったバーコードを個別に転送するときは、このパラメータを無効にします。
「マルチコード モード連結」を使用するときは、4-49 ページの「コード ID キャラクタの転送」 を無効に
して桁数を確認します。
マルチコード モード連結を有効にする
(1)
* マルチコード モード連結を無効にする
(0)
Page 92
4 - 46 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

マルチコード連結シンボル体系

パラメータ番号 722
マルチコード式で指定したように、読み取った連結バーコードをどのように転送するのかを指定するには、こ
のパラメータを使用します。このオプションを使用するには、マルチコード モード連結が有効になっている 必要があります。
Code 128 として連結
(1)
Data Matrix として連結
(3)
*PDF417 として連結
(2)
Maxicode として連結
(4)
Page 93
ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 47

マルチコードのトラブルシューティング

マルチコード式のプログラミングに関するトラブルシューティング

マルチコード式のプログラミングで問題が発生した場合は、以下の注意点を参考にしてください。
式が有効であることを確認します。無効な式は、プログラミングの段階で拒否されます。式が拒否され たときは、前の式がそのまま残ります。式のプログラミング後、それでもデジタル スキャナでバー コードを読み取れない場合は、その式が拒否された可能性があります。
パラメータ バーコードでマルチコード式をプログラミングするとき、デジタル スキャナでビープ音が 鳴ります。プログラミング中に以下のいずれのビープ音も鳴らなかった場合は、エラーが発生していま
す ( エラー表示については、2-2 ページの表 2-1 および 2-4 ページの表 2-2 を参照 )。
マルチコード式」バーコードをスキャンすると、ビープ音が 2 回 ( 同じ高さ ) 鳴ります。
式の各値をスキャンすると、ビープ音が 2 回 (同じ高さ ) 鳴ります。
メッセージの終わり」バーコードをスキャンすると、ビープ音が 4 回 ( 高 - 低 - 高 - 低 ) 鳴ります。
式の構文エラーを確認します。
簡単な式のプログラミングを試して、構文が正しいことを確認します。簡単なマルチコード式の例を参 照してください。
その他のヒントについては、4-41 ページの「注」 を確認します。

マルチコード モードのスキャンと読み取りに関するトラブルシューティング

マルチコード モードの使用で問題が発生した場合は、以下の注意点を参考にしてください。
デジタル スキャナで、意図した複数のバーコードではなく、単一のバーコードが読み取られているよう であれば、4-39 ページの「マルチコード モード」が有効になっていることを確認します。マルチコード 式のプログラミングでは、マルチコード モードは有効になりません。
領域」を指定しているときは、次の点を確認します。
座標が 0 ~ 100 の 10 進数 ( または 0x00 ~ 0x64 の 16 進数 ) になっている。
上、左が下、右より上になっている。上、左が 0,0 (0x00, 0x00 16 進数)、下、右が 100,100 (0x64,
0x64 16 進数 ) になっている。
2 つ以上のバーコードの領域が重複していない。
コード タイプ」を指定しているとき、デジタル スキャナがそのコード タイプをサポートしていることを
確認します。マルチコードを使用しないで 1 つのバーコードを読み取ってみます。読み取りが行われな い場合は、そのバーコード タイプを有効にしてみます。 11 章の「シンボル体系」を参照してください。
簡単な式で試してみて、その後エラーの原因がわかるまで式を追加していきます。たとえば、最も簡単 な式 ( 簡単なマルチコード式の例を参照) を試し、1 つのバーコードを読み取れることを確認します。読
み取れた場合は、2 番目のバーコードを追加し、領域を指定するかコード タイプを指定して式を拡張し ます。デジタル スキャナがこの新しい式を読み取れることを確認します。想定通りに読み取りが失敗 し、エラーの原因がわかるまで式を追加していきます。
その他のヒントについては、4-41 ページの「注」 を確認します。
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4 - 48 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
簡単なマルチコード式の例
最も簡単なマルチコード式は次のとおりです。
任意のタイプ、イメージ内の任意の場所にある 1 つのバーコード。
この式は次のようにプログラムします。[ マルチコード式 ] 01 ; [ メッセージの終わり]
別の簡単なマルチコード式に、次の式があります:
イメージの任意の場所にある 1 つの Code 128 バーコード。
この式は次のようにプログラムします。[ マルチコード式 ] 01 C 02 00 08 ; [ メッセージの終わり]
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ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 49

その他のスキャナ パラメータ

コード ID キャラクタの転送

パラメータ番号 45
コード ID キャラクタは、スキャンしたバーコードのコード タイプを特定します。この方法は複数のコード タ イプを読み取る場合に便利です。選択された 1 文字のプリフィックスに加え、プリフィックスと読み取った シンボルの間にコード ID キャラクタが挿入されます。
コード ID キャラクタなし、シンボル コード ID キャラクタ、AIM コード ID キャラクタのいずれかから選択で きます。コード ID キャラクタについては、E-1 ページの「シンボル コード IDおよびE-3 ページの「AIM
コード IDを参照してください。
シンボル コード ID または AIM コード ID キャラクタを有効にし、さらに 4-53 ページの「「NR ( 読み取り
なし )」メッセージの転送」を有効にした場合、NR メッセージに Code 39 のコード ID が追加されます。
シンボル コード ID キャラクタ
(2)
* なし
(0)
AIM コード ID キャラクタ
(1)
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4 - 50 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

プリフィックス / サフィックス値

キー カテゴリ パラメータ番号 P = 99、S1 = 98、S2 = 100
10 進数値パラメータ番号 P = 105S1 = 104S2 = 106
データ編集のためにスキャン データに 1 つのプリフィックスと、1 つまたは 2 つのサフィックスを追加でき ます。プリフィックス / サフィックス値を設定するには、その値に対応する数字 4 桁 (つまり、付録 G、数値
バーコード 4 種類のバーコード ) をスキャンします。4 桁のコードについては、I-1 ページの表 I-1 を参照し
てください。
ホスト コマンドを使用してプリフィックスまたはサフィックスを設定するときは、キー カテゴリ パラメータを 1 に設定してから 3 桁の 10 進数値を設定します。4 桁のコードについては、I-1 ページの表 I-1 を参照してく ださい。
操作間違いを訂正したり、選択した設定を変更したりする場合は、G-2 ページの「キャンセル」をスキャン します。
プリフィックス / サフィックス値を使用するには、4-51 ページの「スキャン データ転送フォーマット」
最初に設定します。
プリフィックスのスキャン
(7)
サフィックス 2 のスキャン
(8)
サフィックス 1 のスキャン
(6)
データ フォーマットのキャンセル
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ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 51

スキャン データ転送フォーマット

パラメータ番号 235
スキャン データ フォーマットを変更するには、下記の 8 つのバーコードの中から目的のフォーマットに対応 したバーコードをスキャンします。
このパラメータを使用する場合は、プリフィックス / サフィックスの設定に ADF 規則を使用しないでく
ださい
プリフィックスおよびサフィックスの値を設定するには、4-50 ページの「プリフィックス / サフィックス値」 参照してください。
* データのみ
(0)
<DATA> <SUFFIX 2>
(2)
<PREFIX> <DATA >
(4)
<DATA> <SUFFIX 1>
(1)
<DATA> <SUFFIX 1> <SUFFIX 2>
(3)
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4 - 52 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド

スキャン データ転送フォーマット ( 続き )

<PREFIX> <DATA> <SUFFIX 1>
<PREFIX> <DATA> <SUFFIX 2>
(6)
(5)
<PREFIX> <DATA> <SUFFIX 1> <SUFFIX 2>
(7)

FN1 置換値

キー カテゴリ パラメータ番号 103
10 進数値パラメータ番号 109
ウェッジおよび USB HID キーボード ホストは、FN1 置換機能をサポートします。この機能を有効にすると、
EAN128 バーコードの FN1 キャラクタ (0x1b) が指定された値に置換されます。この値のデフォルトは 7013 (Enter キー ) です。
ホスト コマンドを使用して FN1 置換値を設定する場合は、キー カテゴリ パラメータを 1 に設定した後に 3 桁のキーストローク値を設定します。目的の値を検索するには、現在のホスト インタフェースの ASCII キャ ラクタ セット一覧を参照してください。
バーコード メニューを使用して FN1 置換値を選択するには、次の手順に従います。
1. 下記のバーコードをスキャンします。
FN1 置換値の設定
2. 該当するホスト インタフェースの章の ASCII キャラクタ セット一覧で、FN1 置換に設定するキースト
ロークを探します。付録 G、数値バーコードの各桁をスキャンして、4 桁 ASCII 値を入力します。
操作間違いを訂正したり、選択した設定を変更したりする場合は、G-2 ページの「キャンセル」をスキャンし ます。
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ユーザー設定とその他のデジタル スキャナ オプション 4 - 53
USB HID キーボードの FN1 置換を有効にするには、6-13 ページの「USB キーボードの FN 1 置換」を参照 してください。

NR ( 読み取りなし )」メッセージの転送

パラメータ番号 94
NR ( 読み取りなし )」メッセージを転送するかどうかを選択するには、下記のバーコードをスキャンします。
このオプションを選択すると、トリガから指を放すか われなかった場合に、NR が転送されます。4-30 ページの「読み取りセッション タイムアウト」を参照して ください。シンボルが読み取られなかった場合にホストに何も送信しないときは、このオプションを無効にし ます。
「「NR ( 読み取りなし)」メッセージの転送」を有効にし、さらに4-49 ページの「コード ID キャラクタの
転送」のシンボル コード ID キャラクタまたは AIM コード ID キャラクタを有効にした場合は、NR メッ
セージに Code 39 のコード ID が追加されます。
読み取りセッション タイムアウトになるまで読み取りが行
NR ( 読み取りなし )」メッセージを有効にする
(1)
*NR ( 読み取りなし )」メッセージを無効にする
(0)
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4 - 54 DS9808 デジタル スキャナ プロダクト リファレンス ガイド
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