Yamaha RI8-D, RO8-D User Manual [ja]

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Owner’s Manual Bedienungsanleitung Mode d’emploi Manual de instrucciones Manual do Proprietário Manuale di istruzioni
Руководство пользователя
取扱説明書
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Page 2
目 次
安全上のご注意..............119
はじめに 122
特長 ............................................................................ 122
ファームウェアのアップデート..............................122
ラックマウント時の注意 ......................................... 122
Dante について 123
各部の名称と機能 124
フロントパネル.........................................................124
リアパネル.................................................................127
接続方法について 128
デイジーチェーン接続 .............................................128
スター接続.................................................................128
DanteController について ................................... 129
付属品 ( お確かめください )
取扱説明書 ( 本書に保証書が記載されています )
(134ページ )
電源コード
ヘッドアンプのコントロール 130
Ri8-D ネイティブ対応機器からのコントロール .. 130 Ri8-D にネイティブ対応していない機器からの
コントロール ....................................................130
モニター / コントロールできるヘッドアンプ
パラメーター ....................................................130
困ったときは 131
困ったときは ( トラブルシューティング ) ............131
メッセージ一覧.........................................................132
保証とアフターサービス ........ 133
保 証 書 .................134
Specifications 135
General Specifications............................................ 135
Analog Input Characteristics (Ri8-D only)............... 136
Analog Output Characteristics (Ro8-D only) .......... 136
Digital I/O Characteristics ...................................... 136
Dimensions............................................................ 137
118
取扱説明書
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日本語

安全上のご注意

「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな いでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強 制を示します。
警告
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負 う可能性が想定される」
内容です。
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
電源 / 電源コード
必ず実行
必ず実行
必ず実行
必ず実行
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この製品の内部には、お客様が修理 / 交換できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの販売 店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにご依頼ください。
警告
電源コードは、必ず付属のものを使用す 電源コードをストーブなどの熱器具に近 づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりし ない。また、電源コードに重いものをのせ
禁止
ない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源はこの機器に表示している電源電圧 で使用する。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
る。また、付属の電源コードをほかの製品
に使用しない。
故障、発熱、火災などの原因になります。
ただし、日本国外で使用する場合は、付属の電源コー
ドを使用できないことがあります。お買い上げの販
売店または巻末のヤマハ修理ご相談センターにお問
い合わせください。
電源プラグにほこりが付着している場合
は、ほこりをきれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
PA- 1 1/3
電源プラグは保護接地されている適切な
コンセントに接続する。
確実に接地接続しないと、感電の原因になります。
取扱説明書
119
Page 4
この機器の内部を開けたり、内部の部品を
分解禁止
禁止
水に注意
禁止
禁止
火に注意
禁止
異常に気づいたら
電源 / 電源コード
必ず実行
設置
禁止
必ず実行
必ず実行
分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または 故障の原因になります。異 常を感じた場合など、点検 や修理は、必ずお買い上げ の販売店または巻末のヤマ ハ修理ご相談センターにご 依頼ください。
この機器の上に花瓶や薬品など液体の 入ったものを置かない。また、浴室や雨天 時の屋外など湿気の多いところで使用し ない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または 故障の原因になります。入った場合は、すぐに電源 スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜い た上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修 理ご相談センターに点検をご依頼ください。
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
必ず実行
必ず実行
この機器の上にろうそくなど火気のある
ものを置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
下記のような異常が発生した場合、すぐに
電源スイッチを切り、電源プラグをコンセ
ントから抜く。
• 電源コード/プラグがいたんだ場合
• 製品から異常なにおいや煙が出た場合
• 製品の内部に異物が入った場合
• 使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障
のおそれがあります。至急、お買い上げの販売店ま
たは巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依
頼ください。
この機器を落とすなどして破損した場合
は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラ
グをコンセントから抜く。
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談
センターに点検をご依頼ください。
必ず実行
禁止
禁止
注意
電源プラグを抜くときは、電源コードを持 たずに、必ず電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になるこ とがあります。
長期間使用しないときや落雷のおそれが あるときは、必ずコンセントから電源プラ グを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。
この機器が転倒して故障したり、お客様やほかの 方々がけがをしたりする原因になります。
この機器の通風孔(放熱用スリット)を ふさがない。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器の背面には通風 孔があります。特に、この機器をひっくり返したり、 横倒しや前後逆さまにしたりしない。機器内部に熱 がこもり、故障や火災の原因になることがあります。
必ず実行
塩害や腐食性ガスが発生する場所に設置
したり保管したりしない。
故障の原因になります。
この機器を移動するときは、必ず接続ケー
ブルをすべて外した上で行なう。
ケーブルをいためたり、お客様やほかの方々が転倒
したりするおそれがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置
する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を
感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ
ラグをコンセントから抜いてください。また、電源
スイッチを切った状態でも微電流が流れています。
この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラ
グをコンセントから抜いてください。
この機器を EIA 標準ラックにマウントす
る場合は、122ページの「ラックマウン
ト時の注意」をよく読んでから設置する。
放熱が不十分だと機器内部に熱がこもり、火災や故
障、誤動作の原因になることがあります。
120
PA- 1 2/3
取扱説明書
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日本語
注記(ご使用上の注意)
接続
必ず実行
手入れ
取り扱い
必ず実行
禁止
禁止
禁止
禁止
ほかの機器と接続する場合は、すべての電 源を切った上で行なう。また、電源を入れ たり切ったりする前に、必ず機器の音量
(ボリューム)を最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷になることがあり ます。
この機器の手入れをするときは、必ずコン セントから電源プラグを抜く。
感電の原因になることがあります。
この機器の通風孔のすき間に手や指を入 れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
この機器の通風孔のすき間から金属や紙 片などの異物を入れない。
感電、ショート、火災や故障の原因になることがあ ります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上 げの販売店または巻末のヤマハ修理ご相談センター に点検をご依頼ください。
この機器の上にのったり重いものをのせ たりしない。また、ボタンやスイッチ、入 出力端子などに無理な力を加えない。
この機器が破損したり、お客様やほかの方々がけが をしたりする原因になります。
大きな音量で長時間スピーカーを使用し ない。
聴覚障害の原因になります。
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下 の内容をお守りください。
■製品の取り扱い / お手入れに関する注意
・ テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品
の近くで使用しないでください。この機器またはテレビ やラジオなどに雑音が生じる原因になります。
・ 直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) やストーブ
の近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極 端に低いところ、また、ほこりや振動の多いところで使 用しないでください。この機器のパネルが変形したり、 内部の部品が故障したり、動作が不安定になったりする 原因になります。
・ この機器上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製
品などを置かないでください。この機器のパネルや鍵盤 が変色 / 変質する原因になります。
・ 手入れするときは、乾いた柔らかい布をご使用くださ
い。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用 すると、変色 / 変質する原因になりますので、使用しな いでください。
・ 機器の周囲温度が極端に変化して ( 機器の移動時や急
激な冷暖房下など )、機器が結露しているおそれがある 場合は、電源を入れずに数時間放置し、結露がなくなっ てから使用してください。結露した状態で使用すると故 障の原因になることがあります。
・ 使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
■コネクターに関する注意
・ XLR タイプコネクターのピン配列は、以下のとおりで
す (IEC60268 規格に基づいています )。 1:グラウンド (GND)、2:ホット ( + )、3:コールド ( − )
お知らせ
■データの著作権に関するお知らせ
* ヤマハおよび第三者から販売もしくは提供されている音楽 /
サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上 問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または 転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権 の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
● データが破損したり失われたりした場合の補 償はいたしかねますので、ご了承ください。
● 不適切な使用や改造により故障した場合の保 証はいたしかねます。
■製品に搭載されている機能 / データに関するお知らせ
* この製品は、JISC61000-3-2 に適合しています。
■取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
* この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべ
て操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と 異なる場合があります。
* その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、
各社の登録商標または商標です。
* 仕様および外観は、改良のため、予告無く変更する場合が
あります。
PA- 1 3/3
取扱説明書
121
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はじめに

はじめに
このたびはヤマハインプットラック Ri8-D/ アウトプッ トラック Ro8-D をお買い求めいただきまして、ありがと うございます。
Ri8-D は 8 チャンネルのアナログ入力を備えた Dante 対応インプットラックです。Ro8-D は 8 チャンネルのア ナログ出力を備えた Dante 対応アウトプットラックで す。
Ri8-D/Ro8-D の優れた機能を十分に発揮させるととも に、末永くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使 用の前に必ずお読みください。
特長
Dante ネットワークによる遠隔配置
イーサネットケーブルを通じて、Dante ネットワークによ る機器間で低レイテンシー、低ジッターで最長約 100m の長距離伝送が可能です。Dante ネットワークの汎用入出 力ボックスとしても使用できます。対応するサンプリング 周波数は、44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz です。
* ケーブルの種類によって、使用できるケーブルの長さは異なり
ます。
コンパクトな 1U シャーシで多様な配置に対応
Ri8-D は入力専用ラック、Ro8-D は出力専用ラックとな ります。これにより、入力のみ欲しい、出力のみ欲しいとい う場所にもラックを配置することが可能となりました。
もちろん Rio3224-D/Rio1608-D( 入出力用ラック ) と組み合わせて使用することもでき、より自由度の高いシ ステム構築が可能となります。
内蔵ヘッドアンプをリモートコントロール (Ri8-Dのみ)
CL シリーズなどの対応機器から内蔵ヘッドアンプをリ モートコントロールできます。
GainCompensation 機能搭載 (Ri8-Dのみ)
CL シリーズなどの GainCompensation が設定できる 対応機器で、Ri8-D の GainCompesation 機能を有効に すると、それ以降のアナログゲインの変更は Ri8-D内蔵 のコンペンセーションゲインで補正され、Dante ネット ワークには有効にする直前の値に固定されたゲイン量で 音声が送出されます。
*

ファームウェアのアップデート

この製品は、操作性向上や機能の追加、不具合の修正のた めに、本体のファームウェアをアップデートできる仕様に なっています。本体のファームウェアには、下記の 2 つが あります。
機器本体のファームウェアDante モジュールのファームウェア
ファームウェアのアップデートをするときは、それぞれを 個別にアップデートする必要があります。
ファームウェアのアップデートに関する情報は、下記ウェ ブサイトに掲載されています。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
アップデートの手順や本体の設定については、ウェブサイ トに用意されているファームウェアアップデートガイド をご参照ください。
NOTE
Dante ファームウェアをアップデートするときは、接 続する他の Dante 機器の Dante ファームウェアも合 わせてアップデートしてください。

ラックマウント時の注意

この機器が動作保証する室温は 0 〜 40 ℃です。この機 器を複数台または他の機器と一緒に EIA 標準のラック にマウントする場合、各機器からの熱でラック内の温度 が上昇し、十分な性能を発揮できないことがあります。 この機器に熱がこもらないように、必ず以下の条件で ラックにマウントしてください。
パワーアンプなどの発熱しやすい機器と一緒にマ
ウントする場合は、他の機器との間を 1U 以上空け てください。また、このスペースは通風パネルを取 り付けたり、開放したりして、十分な通気を確保し てください。
ラックの背面を開放して、ラックを壁や天井から
10cm 以上離し、十分な通気を確保してください。 ラック背面を開放できない場合は、ラックに市販の ファンキットなどの制換気用装置を設置してく ださい。ファンキットを取り付けた場合は、ラック の背面を閉じた方が放熱効果が大きくなることも あります。詳しくはラックおよびファンキットの取 扱説明書をご参照ください。
122
コンピューターと音声の直接入出力
DanteVirtualSoundcard がインストールされたコン ピューターと Ethernet ケーブルで接続することで、オー ディオインターフェース機器なしで音声の直接入出力が できます (Ri8-D は入力、Ro8-D は出力のみ )。
取扱説明書
Page 7
日本語

Dante について

このモデルは、オーディオ信号を伝送するプロトコルとし て Dante を採用しています。Dante とは、Audinate 社 が開発したプロトコルで、ギガビットイーサネット対応の ネットワーク環境で、サンプリング周波数 / ビットレート が違う複数のオーディオ信号や、機器のコントロール信号 を同時に扱える特長を持っています。そのほか、下記のよ うなメリットがあります。
理論上はギガビットイーサネット環境で最大 512 イン
/512 アウトで合計 1024 チャンネルの音声を伝送可 能。(Ri8-D では、24/32 ビットの解像度で 8 インを実 現しています。Ro8-D では 24/32 ビットの解像度で 8 アウトを実現しています。)
ネットワーク内の機器を自動的に検出・設定。機器名も
自由に設定可能。
高精度のネットワークシンクロ技術の採用により、低レ
イテンシー、低ジッター、高サンプル精度を実現。 Ri8-D/Ro8-D では、レイテンシーは 0.25msec/
0.5msec/1.0msec/5.0msec の 4 タイプから選択 可能。
プライマリー回線とセカンダリー回線による、万が一の
障害にいリダンダント接続に対応。
イーサネットでコンピューターと接続し、オーディオイ
ンターフェース機器なしで音声の直接入出力が可能。
Dante について
これらのメリットを最大限に活かすことで、対応機器との 接続や設定を自動化したり、ミキサーから I/O ラックやア ンプを遠隔操作したり、ネットワーク上にあるコンピュー ターにインストールされた Nuendo などの DAW にマル チトラック録音をしたり、といったことが、複雑な設定を することなく実現できます。
Dante の詳細については、Audinate 社のウェブサイトを ご参照ください。
http://www.audinate.com/
また、ヤマハプロオーディオのウェブサイトにも、Dante に関するさまざまな情報を掲載しています。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
取扱説明書
123
Page 8

各部の名称と機能

1
1 2 3 4 5 6 7 8
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
ON
1
12 B3
4
5A
0
78
78
69
各部の名称と機能

フロントパネル

1 [INPUT]( インプット ) 端子 1 〜 8(Ri8-Dのみ)
XLR-3-31 タイプのバランス型端子で、各チャンネ ルにアナログ信号を入力します。定格入力レベルは ‒62dBu 〜 +10dBu です。+48V ファンタム電源 を必要とする機器に電源を供給できます。
NOTE
内蔵ヘッドアンプのゲインを +17dB と +18dB の間 で変化させると、内部的に PAD のオン / オフが切り 替わります。ファンタム電源を使用中で、INPUT 端子 に接続されている機器の Hot と Cold 間のインピーダ ンスに差がある場合にはノイズが発生することがあり ます。
2 [OUTPUT+4dBu] 端子 1 〜 8(Ro8-Dのみ)
XLR-3-32 タイプのバランス型端子で、各チャンネ ルからアナログ信号を出力します。定格出力レベルは +4dBu です。
3 [+48V] インジケーター(Ri8-Dのみ)
各 INPUT チャンネルの +48V ファンタム電源の設 定がオンのとき点灯します。オン / オフ切り替えは、 対応デジタルミキサーなどからコントロールします。 [+48VMASTER] スイッチがオフの場合、各チャン ネルのファンタム電源の設定がオンでもファンタム 電源は供給されません ( このとき +48V インジケー ターは点灯します )。また、エラー発生時には、すべて のチャンネルで点滅します。
注意:
ファンタム電源が不要なときは、必ずオフにしておい
てください。
ファンタム電源をオンにする場合は、コンデンサーマ
イクなどのファンタム電源を必要とする機器以外が [INPUT] 端子に接続されていないことを確認してくだ さい。機器の故障の原因になります。
ファンタム電源をオンにしたまま [INPUT] 端子で機
器を抜き差ししないでください。機器および本体の故 障の原因になります。
スピーカー保護のために、パワーアンプ ( パワードス
ピーカー) の電源をオフの状態で、ファンタム電源を オン / オフしてください。また、デジタルミキサーの出 力コントロールは、すべて最小にしておくことをおす すめします。大音量が出て、聴力障害、または機器の損 傷になることがあります。
4 [PEAK]( ピーク ) インジケーター(Ri8-Dのみ)
各 INPUT チャンネルの入力レベルが ‒3dBFS 以上 のとき赤色に点灯します。
また、エラー発生時には、すべてのチャンネルで点滅 します。
5 [SIG]( シグナル ) インジケーター
各チャンネルの入出力が ‒34dBFS 以上のとき緑色 に点灯します。
また、エラー発生時には、すべてのチャンネルで点滅 します。
6 [UNITID] ロータリースイッチ
接続されている機器が Ri8-D/Ro8-D を個別に認識 するための ID を設定します。Dante ネットワークで 音声信号の送受信をしたり、デジタルミキサーなどか らコントロールをしたりするためには、同じネット ワーク内で重複しない ID を設定してください。
ロータリースイッチの設定は電源をオフの状態で行 なってください。電源がオンの状態で変更しても設定 が反映されません。
7 [SYSTEM] インジケーター
Ri8-D/Ro8-D 本体の動作状態をあらわすインジ ケーターです。緑色のインジケーターが点灯し、赤色 のインジケーターが消灯しているときは正常に動作 しています。
電源をオンにしても緑色のインジケーターが消灯し ている、赤色のインジケーターが点灯 / 点滅している 場合は異常が発生しています。その場合は「メッセー ジ一覧」(132 ページ ) をご参照ください。
8 [SYNC] インジケーター
Ri8-D/Ro8-D に内蔵されている Dante の動作状態 をあらわすインジケーターです。
緑色のインジケーターが点灯している場合は、機器が クロックスレーブでありクロックが同期しているこ とを示します。
緑色のインジケーターが点滅している場合は、機器が クロックマスターであることを示します。
電源をオンにしても緑色のインジケーターが消灯し ている場合は異常が発生しています。その場合は
「メッセージ一覧」(132 ページ ) をご参照ください。
オレンジ色のインジケーターの点灯 / 点滅について も、「メッセージ一覧」をご参照ください。
124
取扱説明書
Page 9
日本語
フロントパネル
1
1
4
4
5 6
5 6
7
8
HA GAIN –6 dB
+48V OFF
HPF OFF
HPF Freq 80Hz
Gain Compensation OFF
Dante Patch OFF
7 8
9 ディップスイッチ
機器の起動に関する設定をします。 ディップスイッチの設定は電源をオフの状態で行
なってください。電源がオンの状態で変更しても設定 が反映されません。
詳細については以下を参照してください。 スイッチのイラストは以下で上下を表しています。
スイッチ 状態
上にスイッチが倒れている状態を表わします
下にスイッチが倒れている状態を表わします
・ スイッチ 1(UNITID)
[UNITID] ロータリースイッチの設定範囲を 16 進 数で 0 から F(0 から 15) にするか、10 から 1F (16 から 31) にするかを設定します。
スイッチ 設定 内容
UNITID の範囲 を 0 から F
UNITID の範囲 を10から1F
UNITID ロータリース イッチの設定範囲を 0 か ら F とします。
UNITID ロータリース イッチの設定範囲を 10 から 1F とします。
スイッチ 設定 内容
REDUNDANT [SECONDARY] 端子をリ
ダンダント用にします。 [PRIMARY] 端子で接続さ れているのとは別ネット ワークで、バックアップ用 に機能します。
・ スイッチ 5 と 6(REMOTE)(Ri8-Dのみ)
Ri8-D をデジタルミキサーなどでモニター/ コント ロールする場合に、CL シリーズなどの Ri8-Dネイ ティブ対応機器からコントロールするか、M7CL シ リーズなどの Ri8-D ネイティブ非対応機器からコン トロールするかを設定します。機器が Ri8-Dネイ ティブ対応しているかどうかに関する情報はヤマハ プロオーディオサイトの機器製品ページでご確認く ださい。
http://proaudio.yamaha.co.jp/products/
スイッチ 設定 内容
NATIVE Ri8-D ネイティブ対応機器でコ
ントロールします。
AD8HR Ri8-D にネイティブ対応してい
ない機器で AD8HR としてコン トロールします。 UNITID は 1 から F に設定して ください。それ以外ではコント ロールできません。
・ スイッチ 4(SECONDARYPORT)
リアパネルにある [SECONDARY] 端子をデイジー チェーン用に使うか、リダンダント用に使うかを設定 します。
[DAISYCHAIN] にすると、Dante ネットワーク機 器を数珠つなぎで結線できるため、スイッチングハブ が不要です。デイジーチェーンの具体的な接続方法は
「接続例」の「デイジーチェーン接続の例」(128 ペー
ジ ) をご参照ください。 [REDUNDANT] にすると、[PRIMARY] 端子はプラ
イマリー接続用、[SECONDARY] 端子はセカンダ リー( バックアップ ) 接続用となります。何らかの理 由で [PRIMARY] 端子で伝送できなくなった場合 ( ケーブルが損傷したり、誤って接続が外れたりした場 合、あるいはスイッチングハブが故障した場合など ) には、自動的に [SECONDARY] 端子に切り替わる 冗長型の接続となります。リダンダンシーネットワー クの具体的な接続方法は「接続例」の「リダンダンシー ネットワーク接続の例」(128 ページ ) をご参照くだ さい。
スイッチ 設定 内容
DAISYCHAIN [SECONDARY] 端子をデ
イジーチェーン用にしま す。次の機器の [PRIMARY] 端子とつなげることで数珠 つなぎで結線できます。
・ スイッチ 7 と 8(STARTUPMODE)
機器の電源をオンにしたときに、内蔵メモリーの一部 を初期化して起動するか、前回電源をオフにする前の 状態で起動するかを設定します。
CL シリーズなどの Ri8-D/Ro8-D ネイティブ対応 機器を接続する場合は [REFRESH] に設定すること をおすすめいたします。Ri8-D/Ro8-D ネイティブ対 応機器が設定を送り込むまで音声の入出力は行なわ ず、不用意に音声を出力することがありません。
スイッチ 設定 内容
REFRESH 内蔵メモリーの一部を初期化し
て起動します。 初期化されると各設定は以下と なります。
RESUME 前回電源をオフにする前の状態
で起動します。
取扱説明書
125
Page 10
各部の名称と機能
0 [+48VMASTER](+48V マスター) スイッチ
(Ri8-Dのみ)
+48V ファンタムマスター電源をオン / オフしま す。
[+48VMASTER] スイッチがオフの場合、各チャン ネルのファンタム電源の設定をオンにしてもファン タム電源は供給されません。この場合も、[+48V] イ ンジケーターは各チャンネルのオン / オフの状態に 合わせて点灯 / 消灯します。
A 電源インジケーター
本体の電源がオンのとき点灯します。
B 電源スイッチ ( )
本体の電源をオン / オフします。
注意:
電源スイッチのオン /オフを連続して素早く切り替え
ると、誤動作の原因になることがあります。電源スイッ チをオフにしてから再度オンにする場合は、6 秒以上 の間隔を空けてください。
電源スイッチがオフの状態でも微電流が流れていま
す。長時間使用しないときは、必ず電源コードを AC コ ンセントから抜いてください。
126
取扱説明書
Page 11
日本語

リアパネル

C
EF
D
G
*イラストは Ri8-D です。
リアパネル
C ACIN 端子
付属の電源コードを接続します。まずこの機器と電源 コードを接続し、次に電源プラグをコンセントに差し 込みます。
付属の電源コードはラッチによるロック機構 (V ロック ) を備えており、電源コードが意図せず外 れてしまうのを防ぎます。
電源コードを接続するときは、ロックされるまでしっ かり奥に差し込んでください。
注意:
電源コードを接続したり、 取り外す前に必ず電源をオ フにしてください。 電源コードを取り外すとき は、電源コードのラッチを 押して取り外してくださ い。
D [PRIMARY] 端子 /[SECONDARY] 端子
イーサネットケーブル (CAT5e 以上を推奨 ) を使用 して、CL シリーズなどの Dante 機器と接続する RJ45 端子です。
フロントパネルにあるディップスイッチのスイッチ 4 を上 (DAISYCHAIN) にしている場合、片方の端 子から入ってきた信号をもう片方の端子に送信しま す。デイジーチェーンの具体的な接続方法は「接続例」 の「デイジーチェーン接続の例」(128 ページ ) をご 参照ください。
フロントパネルにあるディップスイッチのスイッチ 4 を下 (REDUNDANT) にしている場合、[PRIMARY] 端子はプライマリー接続用、[SECONDARY] 端子は セカンダリー( バックアップ ) 接続用です。何らかの理 由で [PRIMARY] 端子で伝送できなくなった場合 ( ケーブルが損傷したり、誤って接続が外れたりした場 合、あるいはスイッチングハブが故障した場合など ) には、自動的に [SECONDARY] 端子に切り替わりま す。リダンダンシーネットワークの具体的な接続方法 は「接続例」の「リダンダンシーネットワーク接続の例」 (128 ページ ) をご参照ください。
NOTE
電磁干渉防止のためには、STP ケーブル ( シールド付
きツイストペアケーブル ) をお使いください。STP ケーブルは、コネクターの金属部分とケーブルのシー ルド部分を導電テープなどで確実に接触させてくださ い。
接続する機器は Dante 機器またはギガビットイーサ
ネット対応機器 ( コンピューターを含む ) だけにして ください。
E [LINK/ACT] インジケーター
[PRIMARY] 端子と [SECONDARY] 端子それぞれ の通信状態をあらわすインジケーターです。
Ethernet ケーブルが正しく接続されている場合に は速く点滅します。
F [1G] インジケーター
Dante ネットワークがギガビットイーサネットとし て機能しているときに点灯するインジケーターです。
G アースねじ
付属の電源コードは 3 芯プラグですので、AC コンセ ントが接地されていれば本体は電源コードから適切 にアース接続されます。さらに、このネジもアース接 続することで、ハムノイズ、干渉ノイズなどを改善で きる場合があります。
取扱説明書
127
Page 12

接続方法について

E
E
E
E
コンピューター
スイッチングハブ A
スイッチングハブ B
プライマリーDante
セカンダリーDante
接続方法について
このモデルの Dante ネットワークでの接続には、2つの 方法があります。

デイジーチェーン接続

デイジーチェーンとは、機器を数珠つなぎにする接続方法 です。ネットワーク構築が簡単で、スイッチングハブも不 要です。接続機器の台数が少ない簡単なシステムのときに 使用します。
接続する機器が多くなるとレイテンシーも大きくする必 要があります。また、ケーブルの断線などによりシステム に障害が発生すると、ネットワークがそこで分断され、そ の先の機器との伝送ができなくなります。
CL5

スター接続

スター接続とは、スイッチングハブを中心に機器を接続す る方法です。ギガビットイーサネットに対応したスイッチ ングハブを使うことで、幅広い帯域が必要な大規模ネット ワークにも対応します。スイッチングハブには、ネット ワークを制御 / 監視するための様々な機能 ( 任意のデー タ回線のクロック同期や音声の伝送を優先させる QoS な ど ) が盛り込まれているものをおすすめします。
このとき、万が一のネットワーク障害が起きても、音声に 影響させずに通信ができる環境を構築するためにリタン ダンシーネットワークを構築するのが一般的です。
リダンダンシーネットワークについて
リダンダンシーネットワークとは、主回線 ( プライマリー) と副回線 ( セカンダリー) の 2 回線で構成されたネット ワークです。通常はプライマリー回線で通信しています が、プライマリー回線に断線などのトラブルが発生した場 合は、自動的に通信がセカンダリー回線に切り替わりま す。スター接続のときに、この方法で接続することによっ て、デイジーチェーンで構築されたネットワークよりも、 ネットワーク障害にい環境を構築できます。
CL5
Ri8-D (ID#1)
4
3
2
F
1
0
Ro8-D (ID#2)
4
3
2
F
1
0
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
1
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
1
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
PRIMARY
SECONDARY
PRIMARY
Ri8-D (ID#1)
Ro8-D (ID#2)
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
1
4
3
2
F
1
0
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
1
4
3
2
F
1
0
128
取扱説明書
ON
1 2 3 4 5 6 7 8
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日本語
DanteController について
DanteController は、Dante ネットワークの設定とオー ディオのルーティングをするためのアプリケーションソ フトです。このモデルにネイティブ対応していない Dante 対応機器との接続や設定をする場合は、Dante Controller を使います。下記のウェブサイトから最新の DanteContoroller をダウンロードしてご利用ください。
Ri8-D/Ro8-D に対応した DanteController は、 V3.2.1 以降です。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
DanteController をインストールするコンピューターに はギガビットイーサネットに対応した Ethernet 端子が 必要です。
DanteController の詳細については DanteController の取扱説明書を参照してください。
DanteController では最低限以下の設定をしてくださ い。
「NetworkView」の「Routing」で入出力パッチングの
設定
「NetworkView」の「ClockStatus」でクロックマス
ターの設定
「DeviceView」の「Config」でサンプリング周波数の設
DanteController について
取扱説明書
129
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ヘッドアンプのコントロール

ヘッドアンプの コントロール
Ri8-D のヘッドアンプは、ヤマハデジタルミキサーなどか らコントロールできます。

Ri8-D ネイティブ対応機器からの コントロール

CL シリーズなどの Ri8-D ネイティブ対応機器から、 Ri8-D のヘッドアンプをコントロールできます。
Ri8-D ネイティブ対応機器のディスプレイにはモデル名 と UNITID が表示されてコントロールできます。
Ri8-D ネイティブ対応機器に接続してモニター/ コント ロールする場合については、各対応機器の取扱説明書を参 照してください。

Ri8-D にネイティブ対応していない 機器からのコントロール

ここでは Ri8-D にネイティブ対応していない機器から Ri8-D を AD8HR としてコントロールするための Ri8-D 側の設定について説明します。
NOTE
Ri8-D にネイティブ対応していないが Ri8-Dを AD8HR としてコントロールできるヤマハの機器は以 下のとおりです。接続する場合は AD8HR としてコン トロールできるファームウェアになっている Dante-MY16-AUD カードを Mini-YGDAI スロットに 挿入して使用してください。
M7CL、LS9、DM1000、DM2000、PM5D/DSP5D、 DME64N/24N
UNITID の設定
Ri8-D を [AD8HR] の設定にすると UNITID が仮想 ID (AD8HR としての DeviceID) になります。
Rio3224-D や Rio1608-D を混在させたり、AD8HR や SB168-ES を混在させるときは ID が重複しないよう に設定する必要があります。
正しく設定すると、AD8HR と同様にコントロールできま す。また、シーンリコールでヘッドアンプの設定を一括で 切り替えることもできます。ヘッドアンプのコントロール 方法について詳しくは、接続するデジタルミキサーなどの 各取扱説明書の該当ページをご参照ください。

モニター/ コントロールできる ヘッドアンプパラメーター

パラメーター 内容
+48V
HAGAIN
HPF
HPFFREQ
METER (Ri8-D ネイティブ対 応機器のみ )
DeviceID
+48VMasterSW
GainCompensation (Ri8-D ネイティブ対 応機器のみ )
+48V ファンタム電源のオン / オフを チャンネルごとに切り替えます。
ゲインを ‒6dB 〜 +66dB まで、1dB 単 位で調整できます。
ハイパスフィルターのオン / オフを切 り替えます。
ハイパスフィルター(12dB/octave) の カットオフ周波数を 20Hz から 600Hz の間の 60 段階で設定できます。
入力チャンネルごとにレベルメーター を表示します。
UNITID を元にして割り当てられた DeviceID1 〜 F(AD8HR としての DeviceID) を表示します。
+48V ファンタムマスター電源のオン / オフ状態を表示します。
GainCompensation 機能のオン / オフ を切り替えます。
130
ディップスイッチの設定
電源をオフにした状態でディップスイッチのスイッチ 5 を下に、スイッチ 6 を上に倒します。
5 6
取扱説明書
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日本語

困ったときは

困ったときは ( トラブルシューティング )

症状 原因 対策方法
困ったときは
電源が入らない、電源インジケーター が点灯しない
音が入力されない ケーブルが正しく接続されていない ケーブルを正しく接続してください。
入力レベルが小さい コンデンサーマイクが接続されている [+48VMASTER] スイッチをオンにしてください。
音が出ない ケーブルが正しく接続されていない ケーブルを正しく接続してください。
ヘッドアンプがコントロールできない Ri8-D ネイティブ対応機器の RACK に
内蔵ヘッドアンプのゲインを調整して も音声レベルが変化しない
[UNITID] ロータリースイッチや ディップスイッチの設定が反映されな い
電源コードが正しく接続されていない 電源コードを正しく接続してください (127 ページ )。
電源スイッチがオンになっていない 電源スイッチをオンにしてください。それでも電源が
外部機器から信号が出力されていない 外部機器から信号を出力して、該当チャンネルの SIG
内蔵ヘッドアンプの GAIN が適切なレベ ルでない
ディップスイッチの設定が REFRESH で、Ri8-D ネイティブ対応機器が起動し ていない
内蔵ヘッドアンプの GAIN が適切なレベ ルでない
ディップスイッチの設定が REFRESH で、Ro8-D ネイティブ対応機器が起動し ていない
ミュートが有効になっている Ro8-D ネイティブ対応機器でミュートを解除してく
Ri8-D がマウントされていない
GainCompensation がオンになっているGainCompensation が不要な場合は、Gain
電源がオンの状態で設定を変更した 電源をオフにしてから設定を変更してください。
入らない場合は、133 ページに記載されているヤマハ 修理ご相談センターにご連絡ください。
インジケーターを点灯させてください。
内蔵ヘッドアンプの GAIN を適切なレベルに設定して ください。
Ri8-D ネイティブ対応機器を起動して、設定を Ri8-D に送ってください。
該当チャンネルのファンタム電源を Ri8-D ネイティ ブ対応機器を操作してオンにしてください。
内蔵ヘッドアンプの GAIN を適切なレベルに設定して ください。
Ro8-D ネイティブ対応機器を起動して、設定を Ro8-D に送ってください。
ださい。
Ri8-D ネイティブ対応機器の RACK に Ri8-Dをマウ ントしてください。
Compensation をオフにしてください。
取扱説明書
131
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困ったときは
2回点滅
3回点滅
3回点滅点灯
点灯
点滅
点滅
2回点滅
3回点滅
点灯点灯
点滅点灯
2回点滅点灯
点灯
点灯 または 各種点滅
点滅

メッセージ一覧

Ri8-D/Ro8-D では、フロントパネルのインジケーターを 使用してエラー/ ワーニング / インフォメーションの各 メッセージを表示します。また、DanteController の ErrorStatus にもメッセージが表示されます。
各インジケーターの点灯 / 点滅は以下のように動作しま す。
記載無し 消灯
点灯 点灯し続けます
点滅 点滅し続けます
2 回点滅 周期的に 2 回点滅します
3 回点滅 周期的に 3 回点滅します
エラーメッセージ
エラーが解消されるまで、全チャンネルのすべてのインジ ケーターが点滅し、SYSTEM のインジケーターが以下の ように点灯 / 定期的に点滅し続けます。修理が必要ですの で、133 ページに記載されているヤマハ修理ご相談セン ターにご連絡ください。
[SYSTEM]
インジケーター
内容 対策方法
Dante の内部エラー が発生した。
MACAddress 設定 が壊れたため、Dante による通信ができな い。
機器が故障している ので、ヤマハ修理ご 相談センターにご連 絡ください。
ワーニングメッセージ
問題が解消されるまで、インジケーターは点灯 / 定期的に 点滅します。
[SYNC]
インジケーター
ワードクロックの設定 が間違っている。
Dante ネットワークの 回線が繋がっていな い。
Dante ネットワークの 結線が間違っている。 ([DAISYCHAIN] 設定 なのにリング接続をし ている。 [REDUNDANT] 設定 なのにデイジーチェー ン接続している。など )
ギガビットイーサネッ トに対応していない機 器が接続されている。
リダンダンシーネット ワークのときに、 [SECONDARY] 端子 で通信をしている。
内容 対策方法
Ri8-D/Ro8-Dネイ ティブ対応機器ま たは Dante Controller でク ロックマスターと サンプリング周波 数を正しく設定し てください。
Ethernet ケーブル が抜けていないか、 または断線してい ないか確認してく ださい。
Ethernet ケーブル の結線が正しいか どうか確認してく ださい。
Dante ネットワー クからギガビット イーサネットに対 応していない機器 を外してください。
[PRIMARY] 端子に 接続されている方 の回線を確認して ください。
内蔵メモリーが破損 した。
UNITID が重複して いる。
ディップスイッチの 設定が間違ってい る。
[RESUME] として 使用するときに、電 源を入れ直しても問 題が解消されない場 合は、ヤマハ修理ご 相談センターにご連 絡ください。
Dante ネットワーク 内で UNITID が重複 しないように設定し 直してください。
ディップスイッチの 設定を見直して、正 しく設定してくださ い。
リダンダンシーネット ワークのときに、 [SECONDARY] 端子 に接続されている回線 に異常が発生した。
[SECONDARY] 端 子に接続されてい る方の回線を確認 してください。
インフォメーションメッセージ
インジケーターは点灯 / 定期的に点滅して、状態を通知し ます。
[SYNC]
インジケーター
同期中。 同期が完了するま
ワードクロックマス ターとして機能中。
内容 対策方法
でお待ちください。 同期が完了するま で最大 45 秒かか ることがあります。
機器がワードク ロックマスターと して機能していま す。
132
取扱説明書
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日本語

保証とアフターサービス

サービスのご依頼、お問い合わせの必要がございましたら、お買い上げ店またはヤマハ修理ご相談センターまでご連絡くだ さい。
● 保証書
本書に保証書が掲載されています。購入を証明する書類 (レシート、売買契約書、納品書など )とあわせて、大切に 保管してください。
● 保証期間
保証書をご覧ください。
● 保証期間中の修理
保証書記載内容に基づいて修理させていただきます。お 客様に製品を持ち込んでいただくか、サービスマンが出 張修理にお伺いするのかは、製品ごとに定められていま す。詳しくは保証書をご覧ください。
● 保証期間経過後の修理
ご要望により有料にて修理させていただきます。 下記の部品などについては、使用時間や使用環境などに より劣化しやすいため、消耗劣化に応じて部品の交換が 必要となります。有寿命部品の交換は、お買い上げ店ま たはヤマハ修理ご相談センターまでご連絡ください。
有寿命部品の例
フェーダー、ボリューム、スイッチ、接続端子など
● 補修用性能部品の最低保有期間
製品の機能を維持するために必要な部品の最低保有期 間は、製造終了後 8 年です。
● 修理のご依頼
本書をもう一度お読みいただき、接続や設定などをご確 認のうえ、お買い上げの販売店またはヤマハ修理ご相談 センターまでご連絡ください。修理をご依頼いただくと きは、製品名、モデル名などとあわせて、製品の状態をで きるだけ詳しくお知らせください。
● 損害に対する責任
この製品 ( 搭載プログラムを含む ) のご使用により、お 客様に生じた損害(事業利益の損失、事業の中断、事業情 報の損失、そのほかの特別損失や逸失利益 ) については、 当社は一切その責任を負わないものとします。また、い かなる場合でも、当社が負担する損害賠償額は、お客様 がお支払になったこの商品の代価相当額をもって、その 上限とします。
● お客様ご相談窓口
アフターサービス以外で、製品に関するご質問・ご相談 は、お客様ご相談窓口までお問い合わせください。
◆ 修理に関するお問い合わせ
ヤマハ修理ご相談センター
ナビダイヤル
(全国共通番号) ※ 一般電話・公衆電話からは、市内通話料金でご利用いただけます。
受付時間 月曜日〜金曜日 9:00 〜 18:00
土曜日 9:00 〜 17:00 (祝日およびセンター指定休日を除く)
FAX 東日本(北海道 / 東北 / 関東 / 甲信越)03-5762-2125
西日本(沖縄 / 九州 / 中国 / 四国 / 近畿 / 東海 / 北陸)06-6465-0374
0570-012-808
上記番号でつながらない場合はTEL053-460-4830
◆修理品お持込み窓口
受付時間月曜日〜金曜日9:00 〜 17:45 (祝日および弊社休業日を除く) *お電話は、ヤマハ修理ご相談センターでお受けします。
東日本サービスセンター 〒 143-0006 東京都大田区平和島 2 丁目 1-1
京浜トラックターミナル内 14 号棟 A-5F
名古屋サービスステーション 〒 454-0832 名古屋市中川区清船町 4 丁目 1-11 
ピアノ運送株式会社名古屋営業所 1F
西日本サービスセンター 〒 554-0024 大阪市此花区島屋 6 丁目 2-82
ユニバーサル・シティ和幸ビル 9F
九州サービスステーション 〒 812-8508 福岡市博多区博多駅前 2 丁目 11-4 ヤマハビル 2F FAX 092-472-2137
FAX 03-5762-2125
FAX 052-363-5903
FAX 06-6465-0374
* 名称、住所、電話番号などは変更になる場合があります。
取扱説明書
133
Page 18
ご販売店様へ ※印欄は必ずご記入ください。
持込修理
品     名 INPUTRACK/OUTPUTRACK
品     番 Ri8-D/Ro8-D
※シリアル番号
保 証 期 間 本  体 お買上げの日から1ケ年間
※お買上げ日 年   月   日
お 客 様
ご住所 お名前             様 電 話    (   )
本書は、本書記載内容で無償修理を行う事をお約束するものです。 お買上げの日から左記期間中に故障が発生した場合は、本書をご提示 の上お買上げの販売店に修理をご依頼ください。 ご依頼の際は、購入を証明する書類(レシート、売買契約書、納品書 など)をあわせてご提示ください。
(詳細は下項をご覧ください)
〒430-8650 静岡県浜松市中区中沢町10番1号
※ 販
店 名
所在地
電 話       (   )
PA事業部
保 証 書
無償修理規定
1. 保証期間中、正常な使用状態(取扱説明書、本体貼付ラベルなどの注意
書に従った使用状態)で故障した場合には、無償修理を致します。
2. 保証期間内に故障して無償修理をお受けになる場合は、商品と本書をご
持参ご提示のうえ、お買上げ販売店にご依頼ください。
3. ご贈答品、ご転居後の修理についてお買上げの販売店にご依頼できない
場合には、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせください。
4. 保証期間内でも次の場合は有料となります。
(1)本書のご提示がない場合。
(2)本書にお買上げの年月日、お客様、お買上げの販売店の記入がない
場合、及び本書の字句を書き替えられた場合。
(3)使用上の誤り、他の機器から受けた障害または不当な修理や改造に
よる故障及び損傷。
(4)お買上げ後の移動、輸送、落下などによる故障及び損傷。
(5)火災、地震、風水害、落雷、その他の天災地変、公害、塩害、異常
電圧などによる故障及び損傷。
(6)お客様のご要望により出張修理を行なう場合の出張料金。
5. この保証書は日本国内においてのみ有効です。
ThiswarrantyisvalidonlyinJapan.
6. この保証書は再発行致しかねますので大切に保管してください。
* この保証書は本書に示した期間、条件のもとにおいて無償修理をお約束す
るものです。したがってこの保証書によってお客様の法律上の権利を制限 するものではありませんので、保証期間経過後の修理などについてご不明 の場合は、お買上げの販売店、※ヤマハ修理ご相談センターにお問合わせ ください。
※ ヤマハ株式会社の連絡窓口その他につきましては、本取扱説明書をご参照
ください。
134
取扱説明書
Page 19
EnglishDeutschFrançaisEspañolPortuguêsItalianoРусскийЁ᭛日本語

Specifications

Specifications

General Specifications

44.1kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0%
48kHz
Sampling Frequency External
Less than 3ms
Signal Delay
Frequency Response
Total Harmonic Distortion
Hum&Noise
Dynamic Range
Crosstalk@1kHz
Dimensions (WxHxD) and Net Weight
Power Requirements (wattage)
Power Requirements (voltage and hertz)
Tem per ature Ran ge
Included Accessories Owner’s Manual, Power Cord
*1. INPUT to OUTPUT means Ri8-D INPUT to Ro8-D OUTPUT *2. Total Harmonic Distortion is measured with 18dB/octave filter @80kHz *3. Hum & Noise are measured with A-Weight filter. *4. Crosstalk is measured with a 30dB/octave filter @22kHz
*3
INPUT to OUTPUT Fs= 48kHz
+0.5, –1.5dB 20Hz-20kHz, refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OUTPUT
+0.5, –1.5dB 20Hz-40kHz, refer to +4dBu output @1kHz, INPUT to OUTPUT
Less than 0.05% 20Hz-20kHz@+4dBu into 600Ω, Fs= 44.1kHz, 48kHz
*2
Less than 0.05% 20Hz-40kHz@+4dBu into 600Ω, Fs= 88.2kHz, 96kHz
INPUT to OUTPUT
–128dBu typ., Equivalent Input Noise, Input Gain= Max. –88dBu Residual output noise, ST master off.
112dB typ., DA Converter,
108dB typ., INPUT to OUTPUT
*4
–100dB
Ri8-D: 480mm x 44mm x 362mm, 4.5kg Ro8-D: 480mm x 44mm x 358.5mm, 4.4kg
Ri8-D: 35W Ro8-D: 35W
US/Canada: 120V 60Hz Japan: 100V 50/60Hz China: 110-240V 50/60Hz Korea: 220V 60Hz Other: 110-240V 50/60Hz
Operating temperature range: 0 - 40°C Storage temperature range: –20 - 60°C
, adjacent INPUT/OUTPUT channels, Input Gain= Min.
+4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0%
88.2kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0%
96kHz +4.1667%, +0.1%, –0.1%, –4.0%
*1
, connect with CL5 using Dante, Dante Receive Latency set to 0.25ms (one way),
*1
, Input Gain= Min.
*1
, Input Gain= Min.
±200ppm
±200ppm
±200ppm
±200ppm
*1
, Fs= 44.1kHz, 48kHz
*1
, Fs= 88.2kHz, 96kHz
Owner’s Manual
135
Page 20
Specifications

Analog Input Characteristics (Ri8-D only)

Input
Ter min als
INPUT 1-8
*1. XLR-3-31 type connectors are balanced.(1=GND, 2=HOT, 3=COLD) * In these specifications, 0dBu = 0.775 Vrms. * All input AD converters are 24bit linear, 128times oversampling. * +48V DC ( phantom power ) is supplied to INPUT XLR type connectors via each individual software controlled switch.
GAIN
+66dB
–6dB +10dBu (2.45V) +30dBu (24.5V)
Actual Load
Impedance
7.5kΩ
For Use With
Nominal
50-600Ω Mics &
600Ω Lines
Nominal Max. before clip
–62dBu (0.616mV) –42dBu (6.16mV)
Input Level

Analog Output Characteristics (Ro8-D only)

Output
Ter min als
OUTPUT 1-8 75Ω 600Ω Lines
*1. There are switches inside the body to preset the maximum output level. *2. XLR-3-32 type connectors are balanced. ( 1=GND, 2=HOT, 3=COLD ) * All output DA converters are 24bit, 128times oversampling.
Actual Source
Impedance
For Use With
Nominal
Max.Output Level
Select SW
+24dB (default) +4dBu (1.23 V) +24dBu (12.3V)
+18dB –2dBu (616mV) +18dBu (6.16V)
*1
Output Level
Nominal Max. before clip

Digital I/O Characteristics

Terminals Format Data length Level Audio Connector
Primary/Secondary Dante 24bit or 32bit 1000Base-T
8ch (Ri8-D to other device)
8ch (Other device to Ro8-D)
Connector
XLR-3-31 type
(Balanced)
XLR-3-32 type
(Balanced)
*1
Connector
*2
RJ45
136
Owner’s Manual
Page 21
EnglishDeutschFrançaisEspañolPortuguêsItalianoРусскийЁ᭛日本語

Dimensions

480
44
430
351
354.2
362
7. 8
5.8
480
430
351
354.2
358.5
2.3
4.3
44
Ri8-D
Specifications
Ro8-D
Unit: mm
Owner’s Manual
137
Page 22
211IPHD*.*-**-A0
© 2012 Yamaha Corporation
C.S.G., Pro Audio Division
Printed in China
ZE93690
Yamaha Manual Library
http://www.yamaha.co.jp/manual/
Yamaha Pro Audio Global Web Site
http://www.yamahaproaudio.com/
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