安全上のご注意
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意 事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、あなたや他の人々への危害や 損害を未然に防止
するためのものです。
注意事項は、危害や損 害の大きさと切迫の程度を明示するために、誤った取り扱いをすると生 じることが想定さ
れる内容を「警告」と「注意」に 区分しています。いずれもお客様の安全や機器の保全に関する 重要な内容です
ので、必ずお守りください。
記号表示について
記号は、危険、警告または注意を示します。
記号は、禁止行為を示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあります。
記号は、行為を強制したり指示したりすることを示します。記号の中に具体的な内容が描かれているものもあ
ります。
*お読みになった後は、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
警告 この表示内容を無視した取り扱いをすると、死亡や重傷を負う可能性が想定されます。
この機器の内部を開けた
り、内部の 部品を分 解した
り改造したりしない。
感電や 火災、または 故障な
どの原 因になり ます。異常
を感じ た場合な ど、機器の
点検修理 は必ずお 買い上げ の楽器店 または巻末 のヤ
マハ電気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
浴室や雨 天時の屋 外など湿 気の多い ところで使 用し
ない。また、本体の上に花瓶や薬品など液体の入った
ものを置かない。
感電や火災、または故障の原因になります。
電源アダプターコード / プラグがいたんだ場合、また
は、使用中に音が出なくなったり異常なにおいや煙が
出た場合は、すぐに電源スイッチを切り電源プラグを
コンセントから抜く。( 乾電池を使用している場合は、
乾電池を本体から抜く。)
感電や火災、または 故障のおそれがあ ります。至急、
お買い上 げの楽器 店または 巻末のヤ マハ電気音 響製
品サービス拠点に点検をご依頼ください。
注意
電源アダ プターコ ードをス トーブな どの熱器具 に近
づけたり、無理に曲げたり、傷つけたりしない。また、
電源アダプターコードに重いものをのせない。
電源アダプターコードが破損し、感電や火災の原因に
なります。
電源プラグを抜くときは、電
源アダ プターコ ードを 持た
ずに、必ず電源プラグを持っ
て引き抜く。
電源ア ダプター コード が破
損して、感電や火災が発生す
るおそれがあります。
この表示内容を無視した取り扱いをすると、傷害を負う可能性または物的損害が発生する可能性が想定されます。
電源は必ず交流 100V を使用する。
エアコンの電源など交流 200V のものがあります。
誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。
電源アダプターを使用する場合は、指定の電源アダプ
ター (PA-3B) 以外は使用しない。
(異なった電源アダプターを使用すると)故障、発熱、
発火などの原因になります。
手入れをするときは、必ず電源プラグをコンセントか
ら抜く。
また、濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりを
きれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
タコ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部
が異常発熱して発火したりするこ
とがあります。
使用しないときや落雷のおそれが
あるときは、必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電、ショート、発火などの原因になります。
乾電池はすべて+ / −の極性表示通りに正しく入れる。
正しく入れていない場合、発熱、発火、液漏れのする
おそれがあります。
(4)-7
2
乾電池は一度に全部を交換する。乾電池は新しいもの
と古いものを一緒に使用しない。また、種類の異なっ
たもの ( アルカリとマンガン、メーカーの異なるもの、
メーカーは同じでも商品の異なるものなど ) を一緒に
使用しない。
発熱、発火、液漏れの原因になります。
乾電池を分解したり、火の中に入れたりしない。
乾電池の中のものが目に入ると危険です。また、火の
中に入れると破裂するおそれがあります。
使い切りタイプの乾電池は、充電しない。
充電すると液漏れや破裂の原因になります。
長時間使用しない 場合や乾電池を使い切 った場合は、
乾電池を本体から抜いておく。
乾電池から液漏れが発生し、本体を損傷するおそれが
あります。
乾電池は子供の手の届くところに置かない。
お子様が誤って飲み込むおそれがあります。また、電池
の液漏れなどにより炎症を起こすおそれがあります。
乾電池が液漏れした場合は、漏れた液に触れない。万
一液が目や口に入 ったり皮膚に付いたり した場合は、
すぐに水で洗い流し、医師に相談する。
失明や化学やけどなどのおそれがあります。
他の機 器と接続 する場合 は、すべての 機器の電 源を
切った上で行う。また、電源を入れたり切ったりする
前に、必ず機器のボリュームを最小 (0) にする。さら
に、演奏を始める場合も必ず両機器のボリュームを最
小 (0) にし、演奏しながら徐々にボリュームを上げて
いき適切な音量にする。
感電または機器の損傷のおそれがあります。
直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) やストーブ
の近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が
極端に低いところ、またほこりや振動の多いところで
使用しない。
本体のパ ネルが変 形したり 内部の部 品が故障し たり
する原因になります。
テレビやラジオ、スピーカーなど他の電気製品の近く
で使用しない。
デジタル回路を多用しているため、テレビやラジオな
どに雑音が生じる場合があります。
不安定な場所に置かない。
機器が転倒して故障したり、お客様がけがをしたりす
る原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源アダプターコードな
どの接続ケーブルをすべて外した上で行う。
コードをいためたり、お客様が転倒したりするおそれ
があります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、
化学ぞうきんなどは絶対に使用しない。また、本体上に
ビニール製品やプラスチック/ゴム製品などを置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色 / 変質する原因になりま
す。お手入れは、柔らかい布で乾拭きしてください。
本体の上 に乗った り重いも のをのせ たりしな い。ま
た、ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を
加えない。
本体が破損したり、お客様がけがをしたりする原因に
なります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
バックアップバッテリーについて
この機器はバックアップバッテリー ( リチウム電池 ) が内蔵さ
れていますので、電源コードがコンセ ントから外されても、内
部のデータは記憶されています。バック アップバッテリーが消
耗する と、ディスプレイにBackup Batt.Lowが表示され
ます。バックアップバッテリーがなくな ると内部のデータは消
えてしまいますので、すぐにデータをメモリーカード ( スマー
トメディア ) に保存し、お買い上げの楽器店または巻末のヤマ
ハ電気音響製品サービス拠点にバック アップバッテリーの交換
をお申し付けください。
バックアップバッテリーは自分で交換しない。
感電や火災、または故障などの原因になります。バッ
クアップバッテリーの交換は、必ずお買い上げの楽器
店または 巻末のヤマ ハ電気音 響製品サ ービス拠 点に
お申し付けください。
バックア ップバッテ リーを子 供の手の 届くとこ ろに
置かない。
お子様が 誤ってバッ クアップ バッテリ ーを飲み 込む
おそれがあります。
作成したデータの保存について
作成したデータはこまめにメモリーカード ( スマート
メディア ) に保存する。
作成したデータは、故障や誤操作などのために失われ
ることが ありま す。大切なデ ータは、必 ずメモリ ー
カードに保存されることをおすすめします。
不適切な 使用や改造により故 障した場合の保証は いたし
かねます。ま た、データが破損し たり失われたりし た場
合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
使用後は、必ず電源を切りましょう。
また、使用済みの乾電池は、各自治体で決められたルールに従っ
て廃棄しましょう。
(4)-7
3
ごあいさつ
このたびは、ヤマハミュージックシーケンサー QY100 をお買い求めいただき
まして、まことにありがとうございます。
QY100 は、コン パクトなボディに 16 シーケンストラック+コンダクタート
ラック ( パターン、コード、テンポトラック) を装備した本格的なデジタルシー
ケンサーの機能と、高音質なAWM2音源(GM規格/ヤマハXG規格に準拠)によ
るトーンジェネレーター機能、ギターやマイクの入力に対応したGUITAR/MIC
INPUT端子を搭載したミュージックシーケンサーです。
シーケンサーの入門機やコンピューターミュージックの音源として、また、ハ
ンディで持ち運びに便利な音楽創作ツールとして、初心者の方からプロフェッ
ショナルな方まで、QY100の豊富な機能を十分にお楽しみください。
QY100 の優 れた機能を使いこなして いただくために、本書を活用い ただきま
すよう、ご案内申し上げます。また、ご一読いただいた後も、不明な点が生じ
た場合に備え、本書を大切に保管いただきますよう、お願い申し上げます。
4
取扱説明書の使い方
表記について
QY100の取扱説明書は、下記の 3 冊で構成さ
れています。
●QY100取扱説明書 (本書)
QY100 の基礎知識と操作方法について説明して
います。「ガイド編」で基本的な操作を 練習してか
ら、分からないことや、こんなことがしたいという
場合 に、多彩な機 能をひと つひとつ 解説して いる
「リファレンス編」で、辞書で調べるよ うに参照し
てください。
●データリスト
QY100 に内蔵されているボイスやプリセットス
タイ ル、プリセッ トフレ ーズ、エフェ クトの タイ
プ、パラメーター、MIDI データフォーマットなど
のデータリストです。
●
QY100データファイラーインストールガイド
QY100 に付属の QY100 データファイラーをコ
ンピ ューターに インスト ールする方 法につい て説
明し ています。QY100 と コンピュ ーターと の間
で、曲データをやりとりする場合に参照してくださ
い。また、QY100データファイラーの使用方法に
ついて詳し くは、インストール後、PDF 形式の取
扱説明書をご覧ください。
調べたい言葉や機能を探す場合、
●目次(→9ページ)
●QY100 機能ツリー図(→100ページ)
●用語解説(→273 ページ)
●50音順索引(→ 278ページ)
●アルファベット順索引(→281 ページ)
をお使いになると便利です。
本書では、次のようなルールでボタンや説明内
容を表します。
[SONG]
パネル上のボタンを表します。[ ]の中の文字はパ
ネルボタンに印刷されている文字です。
・ [SONG]、[PATTERN]、[CARD]、[SHIFT]、
[EXIT]、[MENU]、[-1(NO)]、[+1 (YES)]、
[ENTER]、[OCT DOWN]、[OCT UP] など
シーケンサーボタンも同様に、パネルボタンに印刷
されている記号を[ ]で囲んで表します。
・[ p]、[ r]、[ f]、[●]、[■]、[ >]
ファンクションボタンには印刷がありませんが、上
から順に[F1]、[F2]、[F3]、[F4]と表します。
[SHIFT]+[F1]のような場合の+
[SHIFT]ボタンを押しながら [F1]ボタンを押すこ
とを表します。
[MENU]→[F1]のような場合の→
[MENU] ボタンを押した後、[F1]ボタンを押すこ
とを表します。
[-1(NO)]/[+1(YES)]のような場合の/
[-1(NO)] ボタンまたは [+1(YES)] ボタンを押す
ことを表します。
【設定範囲】
その機能で設定できる値の範囲を示します。
その機能 に関する補 足説明お よび応用 例やヒント
を説明します。
→P.??
関連した機能や項目の記載ページを示します。必要
に応じて参照してください。
ナンバーボタン
QY100の鍵盤ボタンの黒鍵を示します。
黒鍵ボタン面には1〜9、0の数字が印刷されてい
ますが、[SHIFT] ボタンを押しながら黒鍵を押し、
[ENTER] ボタンを押すことで、ソングナンバーや
設定値などを数値で入力することができます。
本文中の「ナンバーボタンで値を設定する。」とい
う表現は、上記手順により数値入力することを示し
ます。
この取扱説明書に掲載されている画面は、すべて操作説明のためのもので、実際の画面と異な
る場合があります。
5
QY100とは?
QY100とは?
さあ、バンドやろう!
と思ったけれど、「周りに音楽をやっている人が
見当たらない」なんてことはよくある話。でも
QY100 があれば大丈夫!バンドメンバーを集
める前に、仮想のバンドを組んで練習するのもい
いし、一人静かに作曲/デモテープ作りに明け暮
れるのもいい。
・QY100 は、750gの軽さとコンパクトなボディ、そして
電池駆動により、いつでもどこでも思いつくまま曲作りが
可能。
・QY100 は本体にオリジナルソングを20曲録音できる。
打ち込みって面倒くさい?
QY100 は、やさしいインターフェイスが自慢のシーケンサー。打ち込みだって
楽勝。たとえば、バッキングパートは基本となるパターン(1から2小節の小さな
もの) を曲の構成に合わせて並べるだけ。もちろん、パターンは自分で作ること
もできる。QY100の操作はシンプルで分かりやすく、豊富で便利なジョブ機能
が打ち込み作業をバックアップしてくれる。
・やさしいインターフェイスと豊富なエディット機能が打ち込み作業をバックアップ。
・プリセットパターン ( あらかじめ用意されている伴奏スタイル ) は、768 種類。さまざまな音楽
ジャンルの伴奏スタイル128 種類に、それぞれイントロ、メイン A/B、フィルインAB/BA、エ
ンディングの 6つのセクションが用意されている。QY100のリズム隊は、どんな音楽ジャンル
もこなせるスーパーセッションプレイヤー。
QY100があれば、
自分のパートをカラオケみたいに練習できる。好きなミュージシャンのバンドス
コアを手に入れて、自分の演奏パート以外を QY100 のソングに打ち込もう!打
ち込みをバックに、密かに特訓だ!
・16シーケンストラック+コンダクタートラック (パターン、コード、テンポトラック)の本格的な
シーケンサーを装備。最大 24人編成の仮想ビッグバンドが結成できる。
(最大同時発音数 音源部:32音、シーケンサー部:64音 )
・実際の楽器音をサンプリングした AWM2音源を搭載。リアルで表現力の高い音色を525ボイス、
22ドラムキット内蔵。
・オー トアカンパニメント機能を搭載。コード トラックに録音したコード進行に従っ て、パターン
トラックの演奏が自動的に進行。コード進行は、プリセットでテンプレート(ひな形)が99種類用
意されているので、コード進行の知識がなくても、手軽に伴奏パートを演奏させることができる。
・GUITAR/MIC INPUT 端子にギターやマイクを入力しよう。アンプシミュレーター機能を使い、
オ ーバード ライブを はじめと する迫力の ギターサ ウンドや ラップボ ーカルで、QY100 とセ ッ
ションしよう。
6
ソングデータ
の打ち込みが終わったらミキシング。ドラム・ベース・キーボードなどパート全
体の音量バランスを整えよう。パン(サウンド定位)やエフェクトの深さも思い通
りに設定できるので、気分はもうレコーディングエンジニア。
・ パートごとにボリューム、パン、エフェクトデプスなどが設定できるため、きめ細かなミキシン
グが可能。
パソコンを使ったDTM
(デスクトップミュージック)にもQY100は威
力を発 揮す る。QY100 の 内蔵 音源は、GM
(General MIDI) 規格をヤマハが独自に拡張し
た XG フォーマットに対応。QY100 で作った
曲データはもちろん、パソコンで作ったシーケ
ンスデータを XG の高音質サウンドで再生する
ことだってできる。また、QY100 とパソコン
の間でシーケンスデータ (SMF: スタンダード
MIDIファイル) をやり取りしたり、作曲/打ち込
みデータ管理をすることもできる。
・MIDI IN/OUT端子に加え、コンピューターと直接接続
できる TO HOST 端子を装備。MIDI インターフェース
は不要。
QY100とは?
QY100とは?
GMシステムレベル1
「GMシステムレベル1」は、メーカーや機種が異
なった音源でも、ほぼ同じ系列の音色で演奏が再
現されることを目的に設けられた、音源の音色配
列や MIDI 機能 に関す る一定 の基準 のこと です。
「GMシステムレベル1」に対応した音源やソング
デー タ には、こ の GM マークがついています。
QY100 は GMシステムレベル1に対応していま
す。
XG
「XG」は、音色配列に関する「GM システムレベ
ル 1」をより拡張し、時代と共に複雑化、高度化
してい くコンピュ ーター周辺 環境にも対 応させ、
豊かな表現力とデータの継続性を可能としたヤ マ
ハの音源フォーマットです。「XG」では、音色の
拡張方式やエディット方式、エフェクト構成や タ
イプなどを規定して、「GMシステムレベル1」を
大幅に拡張しました。QY100 は XG に対応して
います。
7
付属品について
QY100の付属品をご確認ください。
●アルカリ乾電池(単 3 ×6 本)
●オーディオ変換ケーブル(ミニステレオ―RCA ピン L/R)
本体のLINE OUT/PHONES 端子と、外部アンプ付スピーカーなどを接続する場合にご使
用ください。
●QY100 データファイラー (CD-ROM 1枚)
QY100データファイラーとは、QY100で作成した曲データをコンピューターに送信して
保存したり、市販の SMF(スタンダードMIDIファイル )の曲データをQY100に取り込んだ
りする時に使用するソフトウェアです。Windows版とMac版があります。詳細はQY100
データファイラーインストールガイドをご覧ください。
●取扱説明書
QY100取扱説明書 (本書)
データリスト
QY100データファイラーインストールガイド
●保証書、愛用者カード
音楽を楽しむエチケット
これは日本電子機械工業会「音のエチケット」
キャンペーンのシンボルマークです。
楽しい音楽も時と場所によってはたいへん気に なるものです。隣近所への配慮を充分にいたしましょ う。静か
な夜間には小さな音でもよく通り、特に低音は床や 壁などを伝わりやすく、思わぬ所で迷惑をかけてしま うこ
とがあります。適度な音量を心がけ、窓を閉めたりヘッドフォンをご使用になるのもひとつの方法です。
ヘッドフォンをご使用になる場合には、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
8
目次
各部の名称と機能
フロントパネル ...................................................12
サイドパネル.......................................................14
リアパネル...........................................................15
電源の準備
電源アダプターをご使用になる場合 ................16
乾電池をご使用になる場合................................17
接続の方法
QY100 の演奏を聴くには ...............................18
ギター / マイクとの接続....................................19
メモリカードの挿入 ...........................................20
フットスイッチとの接続....................................20
MIDI キーボード / シンセサイザーとの接続..21
MIDI シーケンサーとの接続 .............................22
コンピューターとの接続....................................22
....................................................12
.................................................................16
.................................................................18
ガイド編
ステップ 1
QY100 の基本画面について
ソングモード.......................................................26
パターンモード ...................................................27
.............................26
ステップ 2
デモソングを聴いてみよう
ソングモード・プレイ画面解説.............30
[SHIFT]を使えばとても便利! ..............31
ループ再生................................................32
シーケンサーボタンについて.................32
ソングの構成を理解しよう
ソングモード・
ボイス ( ミキサー )画面解説.............34
プリセットスタイルを
聴いてみよう 128 種類 (001 〜 128)
パターンモード・プレイ画面解説.........38
セクションについて................................40
スタイルの構成を理解しよう
パターンモード・
ボイス ( ミキサー )画面解説.............43
コードテンプレート機能を使ってみよう
ギター / マイクを接続しよう
アンプシミュレーター・ギター/
マイクエディット画面解説................50
...................................30
...................................33
...38
...............................41
..........46
...............................49
ステップ 3
プリセットスタイルを使って
ソングを組み立てよう
MERMAID ..........................................................54
パターントラックのステップ録音 ....................56
パターントラック録音画面解説.............57
コードトラックのステップ録音 ........................59
コードトラック録音画面解説.................60
メロディ演奏を録音しよう
メロディトラックの録音
( リアルタイム / ステップ録音 ) ..................63
リアルタイム録音 ..........................................63
録音の種類................................................64
ステップ録音 ..................................................66
ステップ録音画面解説 ............................67
ソングモードのジョブ .......................................71
アンドゥー / リドゥー................................... 71
クオンタイズ ..................................................73
コピーイベント ..............................................74
ソングに合わせてギターを演奏しよう
パターントラックの
バッキングパートのミュート .......................76
.......................................54
...................................63
..............76
ステップ 4
ユーザーパターンを作ってみよう
INTRO セクションの録音 .................................83
MAIN A セクションの録音...............................86
パターンモードのジョブ....................................92
コードソート ..................................................92
コードセパレート ..........................................94
......................82
リファレンス編
第 1 章 QY100 の基礎知識
QY100 の機能
QY100 のモード ...............................................98
QY100 機能ツリー図 ....................................100
QY100 の内部構成 ........................................102
シーケンサー部 ................................................103
音源部 ...............................................................106
コントローラー部 ............................................108
エフェクト部 ....................................................108
基本操作
.......................................................98
..................................................................110
9
目次
第 2 章 アンプシミュレーター
アンプシミュレーターとは
ギター / マイクエディット
ギター / マイクエディット ........................ 117
................................116
................................117
第 3 章 ソングモード
ソングモードについて
ソングプレイモード
ソングプレイ....................................................122
ソングプレイ ...............................................122
ソングレコーディング ....................................125
レコーディングスタンバイ ........................126
リアルタイムレコーディング
シーケンストラック (TR1 〜 16).......127
リアルタイムレコーディング ( リプレース )
パターントラック (Pt).......................... 128
リアルタイムレコーディング ( リプレース )
コードトラック (Cd) .............................129
リアルタイムレコーディング ( リプレース )
テンポトラック (Tm) ............................130
ステップレコーディング
シーケンストラック (TR1 〜 16).......130
ステップレコーディング
パターントラック (Pt).......................... 132
ステップレコーディング
コードトラック (Cd) .............................134
プレイエフェクト ............................................136
プレイエフェクト:スイング ....................137
プレイエフェクト:
ドラム リマッピング テーブル .............138
ソングジョブ....................................................139
00 Undo/Redo
( アンドゥー / リドゥー ) ......................140
01 Quantize( クオンタイズ )..................141
02 Modify Velocity
( モディファイベロシティ ) ..................143
03 Modify GateTime
( モディファイゲートタイム ) ..............144
04 Crescendo( クレッシェンド )......... 145
05 Transpose( トランスポーズ ) ..........145
06 Shift Clock( シフトクロック )..........146
07 Chord Sort( コードソート ).............. 146
08 Chord Separate
( コードセパレート )..............................147
09 Copy Event( コピーイベント )......... 147
10 Erase Event( イレースイベント ) ...148
.........................................120
.............................................121
11 Extract Event
( エクストラクトイベント ) ..................149
12 Create Continuous Data
( クリエート
コンティニュアス データ ) ...................150
13 Thin Out( シンアウト )......................151
14 Time Stretch(タイムストレッチ ) .151
15 Create Measure
( クリエートメジャー ) ..........................152
16 Delete Measure
( デリートメジャー ) ..............................152
17 Copy Track( コピートラック) .........153
18 Mix Tracks( ミックストラック )......153
19 Clear Track( クリアトラック ).........154
20 Expand Backing
( エキスパンドバッキング ) ..................154
21 Normalize
( ノーマライズ プレイ エフェクト ) ....155
22 Copy Song( コピーソング )..............155
23 Clear Song( クリアソング ) .............156
24 Song Name( ソングネーム)............156
ソングエディット ............................................157
ソングエディットチェンジ
( シーケンストラック ) ..........................159
ソングエディットチェンジ
( テンポトラック ) ..................................160
[F1]Insert( インサート )...........................161
[F2]XG View(XG ビュー ) .......................162
[F3]View Filter( ビューフィルター )......162
ユーティリティ ................................................163
[F1]System( システム )...........................164
[F2]MIDI( ミディ ) .....................................166
[F3]Bulk Dump( バルクダンプ ).............168
[F4]Fingered Zone
( フィンガード コード ゾーン )............169
ソングボイスモード
ミキサー画面 ...............................................171
[F1] エフェクトセンド ..............................173
[F2] ボイスエディット ..............................174
[F3] ドラムボイスエディット ...................176
ソングエフェクトモード
コネクション画面 .......................................180
[F1] リバーブエディット ..........................182
[F2] コーラスエディット ..........................182
[F3] バリエーションエディット ...............182
.............................................170
....................................178
10
目次
第 4 章 パターンモード
パターンモードについて
パターンプレイモード
パターンプレイ ................................................186
パターンプレイ ...........................................186
フレーズレコーディング.................................190
レコーディングスタンバイ ........................191
リアルタイム
オーバーダブ レコーディング ..............193
ステップレコーディング ............................194
プレイエフェクト ............................................196
プレイエフェクト:スイング ....................197
プレイエフェクト:
ドラム リマッピング テーブル .............198
パターンジョブ ................................................199
00 Undo/Redo
( アンドゥー / リドゥー ) ......................200
01 Quantize( クオンタイズ )..................201
02 Modify Velocity
( モディファイベロシティ ) ..................201
03 Modify GateTime
( モディファイゲートタイム ) ..............202
04 Crescendo( クレッシェンド ).......... 202
05 Transpose( トランスポーズ ) ..........203
06 Shift Clock( シフトクロック )..........203
07 Chord Sort( コードソート ).............. 204
08 Chord Separate
( コードセパレート )..............................204
09 Copy Event( コピーイベント )......... 205
10 Erase Event( イレースイベント ) ...205
11 Extract Event
( エクストラクトイベント ) ..................206
12 Create Continuous Data
( クリエート
コンティニュアス データ ) ................... 206
13 Thin Out( シンアウト ) ......................207
14 Time Stretch( タイムストレッチ ) .207
15 Copy Phrase( コピーフレーズ ) ......208
16 Get Phrase( ゲットフレーズ )......... 208
17 Put Phrase( プットフレーズ ).........209
18 Copy Track( コピートラック ).........209
19 Mix Tracks( ミックストラック ) ......210
20 Clear Track( クリアトラック )......... 210
21 Copy Pattern( コピーパターン ) .....211
22 Clear Pattern( クリアパターン ).....211
23 Style Name( スタイルネーム ) ........ 212
....................................184
.........................................185
フレーズエディット ........................................213
フレーズエディットチェンジ ....................215
[F1]Insert( インサート )...........................216
[F2]XG View(XG ビュー ) .......................217
[F3]View Filter( ビューフィルター )......217
[F4]Phrase Table
( フレーズテーブル ) ..............................218
ユーティリティ ................................................220
パターンボイスモード
ミキサー画面 ...............................................222
[F1] エフェクトセンド ..............................224
[F2] ボイスエディット ..............................225
[F3] ドラムボイスエディット ...................227
パターンエフェクトモード
コネクション画面 .......................................231
[F3] バリエーションエディット ...............232
.........................................221
................................229
第 5 章 メモリーカードの使い方
メモリーカードについて
メモリーカード
Save ( セーブ )...........................................237
Load ( ロード )...........................................239
Mk Dir ( メイクディレクトリー ) .............240
Format ( フォーマット )...........................241
.....................................................236
....................................234
第 6 章 QY100 を使いこなすために
QY100 が扱える MIDI イベント
エフェクトタイプと
エフェクトパラメーター
..................244
................................252
資料編
仕様 ...........................................................................266
故障かな?と思ったら ............................................268
エラーメッセージ ....................................................270
用語解説 ...................................................................273
50 音順索引.............................................................278
アルファベット順索引 ............................................281
11
各部の名称と機能
フロントパネル
w
e
t
y
u
i
!6
!7
ディスプレイ
q
QY100 のさまざまなデータや情報を表示
します。64×128ドットの液晶ディスプレ
イ(LCD)です。
[AMP SIMULATOR]
w
(アンプシミュレーター )
アンプシミュレーターの任意のエフェクト
またはすべてのエフェクトのオン / オフを
切り替えます。このボタンを押すたびに、オ
ン/オフが切り替わります。オン時に、ボタ
ン右のランプが点灯します。
[PARAMETER](パラメーター )
e
ディスプレイをギター / マイクエディット
画面に切り替えます。
PEAKランプ
r
GUITAR/MIC INPUT 端子の入力信号のレ
ベルを監視します。
[SONG](ソング)
t
QY100のモードを「ソングモード」に切り
替えます。このボタンを押すたびに、ソン
グモードのプレイ画面→ボイス ( ミキサー )
画面→エフェクト画面→…の順番でディス
プレイが切り替わります。
[SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、
プレイ画面→エフェクト画面→ボイス(ミキ
サー)画面→…の順番でディスプレイが切り
替わります。
[PATTERN](パターン)
y
QY100のモードを「パターンモード」に切
り替えます。このボタンを押すたびに、パ
ターンモードのプレイ画面→ボイス ( ミキ
サー ) 画面 →エフ ェクト画 面→… の順番で
ディスプレイが切り替わります。
[SHIFT]を押しながらこのボタンを押すと、
プレイ画面→エフェクト画面→ボイス(ミキ
サー)画面→…の順番でディスプレイが切り
替わります。
!5q !1 o !2 !3!0r!4
12
各部の名称と機能
u
[SHIFT](シフト)
他のボタンと組み合わせて使用することに
より、いろいろな働きをするボタンです。
(他のボタンの働きを拡張します。)
i
[EXIT](エグジット)
メニュー画面や録音画面から、基本画面( 前
の画面) に戻るためのボタンです。また、ソ
ング/パターンモードのボイス(ミキサー) 画
面、エフェクト画面でこのボタンを押すと、
プレイ画面に切り替わります。
o
[CARD](カード)
ディスプレイをカード画面に切り替えま
す。
!0
[MENU](メニュー )
ディスプレイを基本画面からメニュー画面
へ、メニュー画面からサブメニュー画面へ
切り替える時に、メニュー/サブメニューリ
ストを表示させるボタンです。
!1
[F1]〜[F4](ファンクション 1〜4)
[MENU] を押して、ディスプレイ右側に表
示されるメニュー / サブメニューリストか
ら、メニューを選ぶときに使用します。4つ
のファンクションボタンは、上から [F1]、
[F2]、[F3]、[F4]と呼びます。
[SHIFT]を押しながら、ファンクションボ
タンのいずれかを押すと、次のような働き
をします。
[SHIFT]+[F1]
!7
鍵盤ボタンに割り当てられているド
ラム音色をリスト表示します。(→113
ページ参照)
[SHIFT]+[F2]
QY100 の現在のメモリー使用量をグ
ラフ表示します。
[SHIFT]+[F4]
ジョブの「アンドゥー/リドゥー」を実
行します。(→ 140ページ参照)
!2
カーソル( )ボタン
ディスプレイに表示されるカーソルの移動
に使用します。
!3
[+1(YES)]、[−1(NO)]
カーソルが示しているデータの増減 ( 変更 )
に使用します。[+1(YES)]を押すと、デー
タが1 増加し、[−1(NO)]を押すとデータ
が 1 減少します。押し続けると連続で増減
します。また、[+1(YES)]を押しながら
[−1(NO)]を押す(または[ −1(NO)]を押し
ながら[ + 1(YES)] を押す )と、データの増
加(または減少)が加速されます。
!4
[ENTER](エンター )
カーソルが示しているデータを確定した
り、ジョブリストからジョブを選ぶ時に使
用します。
!5
シーケンサーボタン
p
([
][ r][ f][●][■][ >])
ソングやパターンを、再生/録音する時に使
用します。テープレコーダーと同じ感覚で
使用できます。(→32ページ参照)
!6
[OCT DOWN][OCT UP]
(オクターブダウン/アップ )
QY100 の鍵盤ボタンのオクターブを切り
替えます。[OCT DOWN]を押すと、鍵盤ボ
タンが 1 オクターブ低くなり、[OCT UP]
を押すと、鍵盤ボタンが1オクターブ高くな
ります。
また、コード入力時には、[OCT DOWN]は
「オンベース入力」に、[OCT UP]は「シン
コペーション入力」にも使用します。
!7
鍵盤(E2〜E4)ボタン
通常の鍵盤と同じように、演奏や録音がで
きます。また、伴奏スタイルのセクション
の選択やコードの入力、ドラムボイスの演
奏など、QY100の状態によってさまざまな
働きをします。
13
各部の名称と機能
サイドパネル
● 左サイド
!8 !9
● 右サイド
!8
POWER ON/STANDBY( 電源)スイッチ
QY100 の電源オン / オフを切り替えるス
イッチです。
!9
VOLUME(ボリューム)スライダー
QY100のラインアウト/ヘッドフォン端子
から出力される音量を調節します。MAXで
最大になります。
CARD(カード)スロット
@0
QY100 に別売のメモリーカードを挿入す
るスロットです。
14
@0
各部の名称と機能
リアパネル
@1 @2 @4 @5 @6 @7 @8 @9@3
@1
HOST SELECT
(ホストセレクト)スイッチ
TO HOST 端子にコンピューターを接続し
た場合、使用するコンピューターに合わせ
て切り替えるスイッチです。
@2
TO HOST(トゥーホスト)端子
QY100 とコンピューターを接続する端子
です。(→22 ページ参照)
@3
MIDI(ミディ )端子
MIDI IN(ミディイン)端子
外部の MIDI 機器から MIDI 情報を受信しま
す。外部MIDIキーボードの演奏をQY100
に録音する場合や、シーケンサー/リズムマ
シンを演奏して QY100 を同時 に演奏させ
る場合などは、それらの機器の MIDI OUT
端子とこの端子を接続します。
MIDI OUT(ミディアウト)端子
QY100のMIDI情報を外部MIDI機器に送信
します。QY100 で外部の MIDI機器をコン
トロールしたい場合は、外部機器のMIDI IN
端子とこの端子を接続します。
@5
CONTRAST(コントラスト)コントロール
ディスプレイのコントラスト( 明るさ ) を調
節します。
@6
GUITAR/MIC INPUT
(ギター / マイクインプット)端子
ギターやマイクなどを接続する端子です。
@7
GAIN(ゲイン)コントロール
GUITAR/MIC INPUT 端子の入力レベルを
調整します。
@8
DC IN(電源アダプター接続 )端子
別売の電源アダプター (PA-3B)を使用する
場合に接続する端子です。
@9
LINE OUT/PHONES
(ラインアウト/ヘッドフォン )端子
外部スピーカーやミキサーなどに音声信号
を出力したり、ヘッドフォンを接続する端
子です。
@4
FOOT SW(フットスイッチ)端子
別売のフットスイッチ (FC-4 または FC-5)
を使用する場合に接続する端子です。
15
電源の準備
QY100 は電源として、別売の電源アダプター (PA-3B) または単 3 乾電池をご利用いただけますが、
基本的には電源アダプターをご使用になることをおすすめします。
電源アダプターをご使用になる場合
1 QY100本体の POWERスイッチが STANDBYになっていることを確認します。
2 別売の電源アダプター (PA-3B)をリアパネルの DC IN端子に接続してください。
3 電源アダプターをコンセントに接続してください。
コンセント
PA-3B
・電源アダプターは、必ず別売のPA-3Bをお使いください。他の電源アダプター
を使用した場合、故障や発熱などの原因となり、大変危険です。
・電源は、必ずAC100Vを使用してください。
QY100は、電源アダプターによる使用を基本設計としていますが、携帯用として乾電池による使
用も可能です。長時間使用される場合は、アルカリ乾電池の使用をおすすめします。アルカリ乾電
池使用時の連続使用可能時間は約3時間です。
16
乾電池をご使用になる場合
1 QY100 本体の POWER スイッチが
STANDBY にな っている ことを 確認
します。
2 本体裏側のバッテリーカバーを取り
外します。
3 イラストを参考に、乾電池の+ / −を
間違えないように新しい乾電池を入
れます。
電源の準備
4 バッテリーカバーを閉めます。
・乾電池が消耗して寿命が近づいてくると、ディスプレイにPower Batt.Low
というメッセージが表示されます。(メッセージはいずれかのボタンを押すと
消えますが、約3分経過すると再び表示されます。)
・乾電池が更に消耗すると、ディスプレイにPower Batt.Endというメッセー
ジが表示されます。この場合、カード画面にアクセスできなくなります。す
ぐに乾電池を6本とも新しいものに交換してください。
・乾電池は新しいものと古いもの、種類の違うもの(アルカリとマンガンなど)、
メーカーの違うものを一緒に使用しないでください。
17
接続の方法
接続は、必ずすべての機器の電源を切った状態で行なってください。
QY100の演奏を聴くには
QY100の最大の特長は「ヘッドフォンとQY100さえあれば、どこでも音楽制作できる」ことです。
また、シンプルなオーディオ装置があれば、スピーカーで鳴らすこともできます。
■ ヘッドフォンの接続
別売のヘッドフォン( ステレオミニプラグ) を、リアパネルのLINE OUT/PHONES端子に接続しま
す。
ヘッドフォンの音量はVOLUMEスライダーで調節します。
■ CDラジカセとの接続
リアパネルの LINE OUT/PHONES 端子と CD ラジカセの入力端子 (LINE IN など ) を付属のオー
ディオ変換ケーブルで接続します。
■ キーボードアンプとの接続
リアパネルの LINE OUT/PHONES 端子とキーボードアンプの入力端子 (INPUT など ) を付属の
オーディオ変換ケーブルで接続します。
TONE VOLUME
POWER
ON/
OFF
LOW HIGH
TONE VOLUME
POWER
ON/
OFF
LOW HIGH
18
接続の方法
ギター /マイクとの接続
QY100をギター /マイクと接続することにより、さらに発展的な使用が可能です。
■ ギターの接続
エレキギター (モノラル標準プラグ)を、リアパネルのGUITAR/MIC INPUT端子に入力します。
ギターの入力レベルは、GAINコントロールで調節します。
■ マイクの接続
マイク( モノラル標準プラグ) を、リアパネルのGUITAR/MIC INPUT端子に入力します。
マイクの入力レベルは、GAINコントロールで調節します。
・電源を入れるときは、GAIN コントロールが最小の状態
になっていることを確認してから行なってください。入
力信号が大きなものを接続したときに、耳を痛めたり、
ヘッドホンやスピーカーの破損の原因になる場合があ
ります。
・マイクを接続する場合は、必ずアンプシミュレーターでマイク入力用セット
アップ(→49ページ参照)を選んでおいてください。工場出荷時にはギター用
のセットアップが選択されているため、そのままマイクを接続するとハウリ
ングが起こりやすくなります。
19
接続の方法
メモリカードの挿入
別売のメモリカードを使用することにより、QY100 のデータや他の機種のデータを読み込んだり、保
存したりできます。
■ メモリーカードをQY100 の右サイドパネルのメモリカードスロットに挿入します。
メモリーカードの取扱いについては、234ページを参照ください。
フットスイッチとの接続
QY100に別売のフットスイッチ(FC-4または FC-5)を接続することにより、足元でのシーケンサーの
再生/停止やアンプシミュレータ機能のオン/オフなどのコントロールが可能になります。
■ フットスイッチ( 標準プラグ) を、リアパネルのFOOT SW 端子に接続します。
フットスイッチの設定については、164ページを参照ください。
20
接続の方法
MIDIキーボード/シンセサイザーとの接続
QY100を外部機器 (MIDI 機器やコンピューターなど )と接続することにより、さらに発展的な使用が
可能です。
■ QY100の MIDI IN端子と、MIDI キーボードの MIDI OUT端子を MIDIケーブルで接続します。
MIDIキーボードを使用すると、リアルタイムレコーディングやオートアカンパニメント機能のフィ
ンガードコード入力( →112ページ参照)が簡単にできるようになります。
HOST SELECTスイッチは
MIDIにセットします。
QY100
MIDI受信
MIDI OUTMIDI IN
MIDIキーボード
■ QY100 の MIDI OUT 端子と、シンセサイザーの MIDI IN 端子を MIDI ケーブルで接続します。
QY100 の MIDI情報 ( 曲データの演奏情報 ) を接続したシンセサイザーの音色を使って再生できま
す。
HOST SELECTスイッチは
MIDIにセットします。
QY100
* MIDI ケーブルはMIDI規格のものをお使いください。また、MIDIケーブルは15mが限度とされています。
これ以上長いケーブルの使用は、誤動作などトラブルの原因となります。
MIDI送信
MIDI INMIDI OUT
シンセサイザー
21
接続の方法
MIDIシーケンサーとの接続
QY100 を外部シーケンサーの音源として使う場合は、これら外部シーケンサーの MIDI OUT端子と
QY100のMIDI IN端子とを MIDIケーブルで接続します。
HOST SELECTスイッチは
MIDIにセットします。
QY100
MIDI受信
MIDI OUTMIDI IN
* MIDI ケーブルはMIDI規格のものをお使いください。また、MIDIケーブルは15mが限度とされています。
これ以上長いケーブルの使用は、誤動作などトラブルの原因となります。
シーケンサー
コンピューターとの接続
QY100 をコ ンピューターと接続することにより、QY100 で作成した曲データをバルク送受信して
コンピューターで管理したり(→ QY100データファイラーインストールガイド参照 )、QY100をコン
ピューター (シーケンスソフト) の音源として使用することができます。
QY100とコンピューターを接続する場合、次の2 種類の接続方法があります。
■ コンピューターのシリアルポートと QY100のTO HOST端子とを直接接続する。
■ USB-MIDIインターフェースを通じてコンピューターのUSB 端子とQY100の MIDI端子
(またはTO HOST端子)とを接続する。
■ シリアルポートとTO HOST端子とを直接接続
コンピューターとQY100の接続および信号の流れは、どのコンピューターでも基本的に同じです。
(下図参照)
コンピューターのシリアルポートおよびクロックの違いにより、使用ケーブル、HOST SELECT
スイッチの設定位置が異なります。(→ 23ページ参照)
22
コンピューター
シリアル
ポート
QY100で作成した曲データのバルク送受信
シリアルケーブル
シーケンスソフトの演奏情報
(QY100は音源として使用)
QY100
TO HOST
接続の方法
QY100を TO HOST端子からコンピューターに接続し、さらにQY100に入力用MIDIキーボード
や外部MIDI音源を接続する場合、コンピューターのシーケンスソフト側でMIDIスルー(エコーバッ
ク) をONにしてください。
MIDIスルー
(エコーバック)
ON
シリアル
ポート
コンピューター
(シーケンスソフト)
TO
HOST
● IBM-PC/AT互換機をお使いの方は
シリアルケーブルYAMAHA CCJ-PC2(または一般的なD-SUB 9P→MINI DIN 8Pクロスケーブ
ル) で、コンピューターのRS-232C 端子とQY100の TO HOST端子とを接続します。
QY100の HOST SELECTスイッチはPC-2にセットします。
QY100
MIDI IN
MIDI OUT
MIDI OUT
MIDI IN
入力用キーボード
外部MIDI音源
mini DIN 8-pin
* D-SUB 25P→MINI DIN 8Pクロスケーブルをお使
いの場合は、変換プラグアダプターでコンピュー
ター側をD-SUB9Pにして接続してください。
mini DIN 8-pin
D-SUB 9-pin
D-SUB 25-pin
D-SUB 9-pin
● Macintoshシリーズをお使いの方は
シリアルケーブル YAMAHA CCJ-MAC( または一般的なシステムペリフェラルケーブル 8 ピン )
で、コンピューターのRS-422端子( モデムまたはプリンター端子) とQY100のTO HOST端子と
を接続します。
QY100の HOST SELECTスイッチはMacにセットします。
* 使用するシーケンスソフトウェア側で、
MIDIインターフェースのクロックを
mini DIN 8-pin mini DIN 8-pin
1MHzに設定してご使用ください。詳し
くは、お使いになるソフトウェアの説
明書をよくお読みください。
IBM-PC/AT 互換機で Windows95/98/NT4.0/2000/Me をお使いの場合は、コンピューター
にMIDIドライバーをインストールする必要があります。(QY100 データファイラーインストール
ガイド参照)
23
接続の方法
■ 別売のUSB-MIDIインターフェース(UX256など)を通じて接続
お使いのコンピューターにシリアルポートが装備していない場合、別売の USB-MIDI インターフェース
(UX256など)を使って、コンピューターとQY100を接続することができます。
USB ケーブルでコンピューターの USB 端子とインターフェースのUSB 端子を接続します。イン
ターフェースに付属のCD-ROMからドライバーをインストールします。また、QY100のMIDI端
子( またはTO HOST端子) をインターフェースに接続します。詳しくは、お使いのインターフェー
スに付属の取扱説明書をご覧ください。
コンピューター
ドライバーを
インストール
USB
端子
USBケーブル
インターフェース
USB
端子
USB-MIDI
MIDI
OUT
MIDI
IN
TO
TG
MIDI
IN
MIDI
OUT
または
TO
HOST
QY100
接続が完了したら、再生装置(キーボードスピーカーなど )のボリュームを下げ、
MIDI送信側(コンピューターなど)
→QY100
→再生装置( キーボードスピーカーなど)
の順で電源を入れます。また電源を切る場合は、逆の順番で行ないます。
24
ガイド編
ステップ 1
この章では、QY100を使ってできることや、QY100の基本
的なしくみを解説します。
目 次
QY100 の基本画面について .................. 26
ステップ1
QY100の基本画面について
QY100は、多彩な機能が効率的に活用できるよう、大きく2 つのモード( ソングモー
ド/パターンモード) に分類されています。そして、それぞれのモードは 3つの基本画
面で構成されています。
パターンモードソングモード
q
q
プレイ画面
プレイ画面
w
e
( )
ボイスミキサー画面
エフェクト画面
ソングモード
q
プレイ画面
w
e
[SONG]を押すたびに、ディスプレイ表示が下の q→
→ e→ q→ w…の順番で切り替わります。
・[SHIFT]を押しながら[SONG]を押すと、 q→ e→ w→
q→ e
・ wボイス(ミキサー )画面、 eエフェクト画面で[EXIT]
ボタンを押すと、 qプレイ画面に戻ります。
ソングの再生( 各トラックのソロ / ミュートも OK)、ソン
グの録音 ( リアルタイム録音 / ステップ録音 ) などを行な
う、QY100の基本画面です。
電源を入れると、この画面が表示されます。
● この画面から[MENU]を押して…
→ ソングのプレイエフェクト
→ ソングジョブ
→ ソングエディット
→ ユーティリティ ( パターンモードと共通)
の画面に切り替えることができます。
( )
ボイスミキサー画面
エフェクト画面
…の順番で切り替わります。
w
26
ステップ 1
QY100の基本画面について
ボイス( ミキサー )画面
w
e
エフェクト画面
ソングの各トラックのボイス(音色)、ボリューム、パンな
どをミキサー感覚で設定できる画面です。
ステップ1
● この画面から[MENU]を押して…
→ エフェクトセンドレベル(エフェクトのかかり具合 )
→ ボイスエディット(音色のエディット)
→ ドラムエディット(ドラム音色のエディット:ドラム
ボイス[Ds1、Ds2]が割り当てられたトラックのみ)
の画面に切り替えることができます。
ソングにかけるエフェクト(リバーブ/コーラス /バリエー
ション) のタイプやエフェクトパラメーターを設定する画
面です。
● この画面から[MENU]を押して…
→ リバーブエディット(リバーブのパラメーター設定 )
→ コーラスエディット(コーラスのパラメーター設定 )
→ バリエーションエディット
( バリエーションエフェクトのパラメーター設定)
の画面に切り替えることができます。
パターンモード
[PATTERN] を押すたびに、ディスプレイ表示が下の
→ w→ e→ q→ w…の順番で切り替わります。
・[SHIFT]を押しながら[PATTERN]を押すと、 q→ e→
w→ q→ e
・ wボイス(ミキサー )画面、 eエフェクト画面で[EXIT]
ボタンを押すと、 qプレイ画面に戻ります。
…の順番で切り替わります。
ステップ 1
q
27
QY100の基本画面について
プレイ画面
q
w
ボイス( ミキサー )画面
伴奏パターンの再生(各トラックのソロ /ミュートもOK)、
ユーザーパターンの録音 / エディットなどを行なう 画面
です。
● この画面から[MENU]を押して…
→ パターンのプレイエフェクト
→ パターンジョブ
→ パターンエディット
→ ユーティリティ ( ソングモードと共通)
の画面に切り替えることができます。
パターンの各トラックのボイス(音色)、ボリューム、パン
などをミキサー感覚で設定できる画面です。
● この画面から[MENU]を押して…
→ エフェクトセンドレベル
( エフェクトのかかり具合)
→ ボイスエディット(音色のエディット)
→ ドラムエディット(ドラム音色のエディット:ドラム
ボイス[Ds3]が割り当てられたトラックのみ)
の画面に切り替えることができます。
28
e
エフェクト画面
パターンにかけるエフェクト (バリエーションエフェクト )
のタイプやエフェクトパラメーターを設定する画面です。
● この画面から[MENU]を押して…
→ バリエーションエディット
( バリエーションエフェクトのパラメーター設定)
の画面に切り替えることができます。
ステップ 1
ガイド編
ステップ 2
QY100には、3曲のデモソングと128種類の伴奏スタイルが
プリセットされています。(伴奏スタイルには、それぞれイン
トロ、メイン、フィルインなどのパターンが6つずつ用意され
ています。)
QY100のしくみをさらに理解するために、まず、デモソング
とプリセットスタイルを聴いてみましょう。
目 次
デモソングを聴いてみよう...................... 30
ソングの構成を理解しよう...................... 33
プリセットスタイルを聴いてみよう
128 種類 (001 〜 128) .............. 38
スタイルの構成を理解しよう ..................41
コードテンプレート機能を
使ってみよう ..................................... 46
ギター / マイクを接続しよう .................. 49
ステップ2
デモソングを聴いてみよう
QY100のデモソングは、ソングナンバー 21 〜23に3曲入っています。
ここでは、ソングナンバー 21を選んで聴いてみましょう。
[SONG]を押して、ディスプレイをソングモード
1
のプレイ画面に切り替えます。
ソングモード・プレイ画面解説
q
e
r
t
y
u
q
ソングナンバー&ソングネーム
w
小節ナンバー (001〜 999)
e
オクターブ
(−4 〜 0〜+4 )
QY100の鍵盤ボタンのオクターブを
設定します。
r
テンポ( =25〜300)
t
拍子(1/16 〜 16/16、1/8〜16/8、
1/4〜8/4)
y
ベロシティ (11段階、R1 〜R4)
QY100 の鍵盤ボタンのベロシティ ( 鍵
盤ボタンを押さえた時に鳴る音の大き
さ) を設定します。
u
トランスポーズ(− 24〜 0〜+ 24)
シーケンストラックの音程を、−24〜
0〜+24の範囲(単位:半音)で設定し
ます。
w
o
i
!0
i
フィンガードコードオン/オフ
コードを入力する時に、コードを正確に
押さえるか(オ ン)、QY100の簡単な入
力方法を使うか( オフ)を設定します。
o
ジャンプモード
([ ]( オフ)、[ ]、[ ])
ジャンプロケーション(001〜 999)
ソング停止[ ] 時、またはトップ[ ]時
に、好きな小節位置にジャンプさせま
す。左側のジャンプモードで[ ]または
[ ]を選び、右側のジャンプロケーショ
ンでジャンプ先の小節位置を設定しま
す。
!0
トラック表示(→ 33ページ参照 )
・デモソング(ソングナンバー21〜23)を
選択時は、 qソングナンバー以外のパ
ラメーターは変更できません。
30
ステップ 2