Yamaha P-515 operating instructions

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DIGITAL PIANO P-515

取扱説明書

このたびは、ヤマハ製品をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。 この楽器は、高品位な音とタッチで演奏をお楽しみいただける電子ピアノです。 この楽器に搭載された機能を十分に活かし、演奏をお楽しみいただくため、 本書をよくお読みになってからご使用ください。また、お読みになったあとも、 いつでもご覧になれるところに大切に保管してください。

この楽器のお取り扱いについては、ご使用の前に必ず4~7ページの 「安全上のご注意」をお読みください。

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付属品(お確かめください)

  • 取扱説明書(本書) × 1
  • クラシック名曲50選(楽譜集) ×1
  • 保証書 × 1
  • 製品ユーザー登録のご案内 ×1
  • 電源コード、電源アダプター ×1
  • フットスイッチ ×1
  • 譜面立て × 1

譜面立ての取り付け方

/エーレ 譜面立てを外し、楽器本体の上に置いたまま、長期間放置しないで ください。キャップが楽器本体に触れた状態で放置すると、色移り や付着の原因になります。

機種名(品番)、製造番号(シリアルナンバー)、電源条件 などの情報は、製品の底面にある銘板または銘板付近に表 示されています。製品を紛失した場合などでもご自身のも のを特定していただけるよう、機種名と製造番号について は以下の欄にご記入のうえ、大切に保管していただくこと をお勧めします。

機種名

取扱説明書について

この楽器には、以下の説明書が用意されています。

冊子マニュアル

─────────────────────────────────────

の楽器の機能や使い方を説明しています。


ر0 ت
• 進備編

ご使用前の準備について説明しています。簡単な準備だけで ピアノ演奏を楽しめます。さっそく音を出してみましょう。

木編

内蔵曲を再生したり、演奏を録音するなど、練習に役立つ機 能について説明しています。

• 詳細設定編

この楽器をさらに便利に使いこなすための細かい設定につい て説明しています。

·

メッヤージー覧やボイスー覧などの資料を掲載しています。

電子マニュアル(PDF)

PDE

スマートデバイス接続マニュアル

スマートフォンやタブレット端末などと接続する 方法を説明しています。iOS用とAndroid用があ りますので、お使いのデバイスに合わせてで覧く

PDF ( 1

コンピューターとつなぐ この楽器とコンピューターを接続する方法や、 データを送受信する方法などを説明しています。

MIDIリファレンス この楽器のMIDIに関する資料を掲載しています。

XGボイス一覧、XGドラムキット一覧のリストを 掲載しています。

上記のマニュアルは、ヤマハの下記ウェブサイトからご覧い ただけます。

サポート・お問い合わせ https://ip.vamaha.com/support/

スマートデバイスアプリ「スマートピアニスト」

お使いのスマートデバイスに「スマートピアニスト」 (無料)をインストールすると、スマートデバイスで音色 選択やメトロノームなどを直感的に操作したり、譜面を 表示したりできます(79 ページ)。

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目次

準備編 10
特長 9
対応フォーマット 8
Bluetoothについて 8
お知らせ 7
注記(ご使用上の注意) 7
安全上のご注意 4
取扱説明書について 2
付属品(お確かめください) 2

準備編

各部 3の名前と機能 10
画面 うの基本操作 18
音を 出してみましょう 12
電源を入れる/切る .12
音量を調節する[MASTER VOLUME](マスターボリューム) .14
ヘッドフォンを使う .15
ペダル(フットスイッチ)を使う .16
別売のペダルユニットを使う .17
_
_ м
n h
ang l

20

いろいろな楽器音(ボイス)で演奏する 20
ボイスを選んで弾く2 20
ボイスの特徴がわかるデモ曲を聞く 22
ピアノの響きやタッチ感度を変えて楽しむ(ピアノルーム)2 23
音に効果をかける2 26
2つのボイスを重ねて鳴らす(デュアル) 27
鍵域を左右に分けて別々の2つのボイスで弾く(スプリット)…2 28
スプリットとデュアルを同時に使う 29
二人で一緒に弾く(デュオ) 30
キー (調)を変える (トランスポーズ) 32
音の高さを微調整する (マスターチューニング) 33
タッチ感度を変える 34
より音量感のあるサウンドで演奏する(SOUND BOOST)3 35
音質を補正する (マスター EQ) 36
パネル操作をロックする 38
メトロノームを使う 39
演奏に伴奏を付ける(リズム)4 1
曲(ソング)を再生する、練習する4 2
ソングを再生する 13
右手または左手パートだけを再生する(MIDIソング) 16
くり返し再生する 17
音量バランスを調節する 50
再生に関するその他の機能 51
演奏を録音する5 52
録音の方法 52
簡単にMIDI録音する 53
トラックを指定してMIDI録音する 55
USBフラッシュメモリーにMIDI録音する .57
USBフラッシュメモリーにオーディオ録音する .58
そのほかの録音方法とテクニック .59
ソン ッグファイルを操作する 63
ソングの種類とファイル操作の制限 .63
ソングファイルの基本操作 .64
ソングを削除する .65
ソングをコピーする .65
ソングを移動する .66
MIDIソングを再生しながらオーディオソングに変換する .67
ソング名を変更する .68
也の )機器と接続する 69
端子について .69
USB機器を接続する([ • .71
コンピューターやスマートデバイスと接続する([USB TO
HOST]端子、[ ← (USB TO DEVICE]端子、MIDI端子). .72
外部MIDI機器と接続する(MIDI端子) .76
コン パーターやスマートデバイスを活用する 77
スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす
(Bluetoothオーディオ機能) .77
スマートデバイスアプリを使う .79
オーディオデータを送受信する (USBオーディオ
インターフェース機能) .80

詳細設定編

資料

基本操作
ボイスメニュー
ソングメニュー
メトロノーム/リズムメニュー
録音メニュー
システムメニュー

101

ボイス一覧
ソング一覧
クラシック50選 103
リズム一覧
メッセージー覧
困ったときは
仕様
別売ミュージックデータ紹介
ミュージックデータのご使用にあたって 111
索引

83

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ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への 損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。

お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。

■ 記号表示について

この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。

「ご注意ください」という注意喚起を示します。
~しないでくださいという「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強制を示します。

■「警告」と「注意」について

以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、 「警告」と「注意」に区分して掲載しています。

電源アダプターについて

ヤマハ製電子楽器以外に使用しない。

電源アダプターは、ヤマハ製電子楽器専用です。他の 用途には、ご使用にならないでください。故障、発熱、 火災などの原因になります。

製品は電源コンセントの近くに設置する。

電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、異常を 感じた場合にはすぐに製品の電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いてください。また、

電源スイッチを切った状態でも微電流が流れていま す。この製品を長時間使用しないときは、必ず電源プ ラグをコンセントから抜いてください。

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楽器本体について

▲ 警告

電源は必ず交流100Vを使用する。 エアコンの電源など交流 200V のものがあります。 誤って接続すると、感電や火災のおそれがあります。

雷源アダプターは、必ず指定のもの(110ペー ジ)を使用する。 卑なった雷源アダプターを使用すると、故障、発熱、 火災などの原因になります。

電源コード/プラグは、必ず付属のものを使用 する。また、付属の電源コードをほかの製品に 使用しない。 故障、発熱、火災などの原因になります。 必ず実行

電源プラグにほこりが付着している場合は、 ほこりをきれいに拭き取る。 感電やショートのおそれがあります。

盐山

この製品の内部を開けたり、内部の部品を分 解したり改造したりしない。 感電や火災、けが、または故障の原因になります。

医療機器の近くで使わない。 電波が医療用電気機器に影響を与えるおそれがあり ます。電波の使用が制限された区域では使わないで

心臓ペースメーカーの装着部位から15cm以 上離して使用する。

本機から発生する電波によりペースメーカーの動作 に影響を与えるおそれがあります。

とに注音

本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったもの を置かない。また、浴室や雨天時の屋外など 温気の多いところで使用しない。

内部に水などの液体が入ると、感雷や火災 または故 障の原因になります。入った場合は、すぐに電源ス ようたる日本のであります。 、うたる日本、 うてに電源へ イッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いた 上で、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理 ご相談センターに点検をご依頼ください

ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。 感雷のおそれがあります。

注音

本体の上にろうそくなど火気のあるものを 置かない。

■23 そそその ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になりま

異常に気づいたら

下記のような異常が発生した場合、すぐに電 源スイッチを切り、電源プラグをコンセント から抜く。

  • · 電源コード/プラグがいたんだ場合
  • ・製品から異常なにおいや煙が出た場合
  • ・製品の内部に異物が入った場合
  • ・使用中に音が出なくなった場合

そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障の おそれがあります。至今、お買い上げの販売店または 巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼く

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∧ 注意

たこ足配線をしない。 音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して 火災の原因になることがあります。

びままに

雷源プラグを抜くときは、雷源コードを持た ずに、必ず雷源プラグを持って引き抜く。 電源コードが破損して、感雷や火災の原因になるこ とがあります。

長期間使用しないときや落雷のおそれがあると きは、必ずコンヤントから雷源プラグを抜く。 感雷や火災、故障の原因になることがあります。

不安定な場所に置かない。 本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々が けがをしたりする原因になります。

この製品を持ち運びする場合は、必ず2人以 上で行なう。

この製品を1人で毎理に持ち上げると、腰を痛めた り、この製品が落下して破損したり、お客様やほかの 方々がけがをしたりする原因になります。

本体を移動するときは、必ず電源コードなど の接続ケーブルをすべて外した上で行なう。 コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒し たりするおそれがあります。

この製品を電源コンセントの近くに設置する。 電源プラグに容易に手が届く位置に設置し、 異常を 感じた場合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プ ラグをコンセントから抜いてください。また、電源ス イッチを切った状態でも微電流が流れています。こ の製品を長時間使用しないときは、必ず電源プラグ をコンセントから抜いてください。

指定のスタンドを使用する。また、付属のネジ がある場合は必ずそれを使用する。 コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒し 必ず実行 たりするおそれがあります。

すべての機器の雷源を切った上で、ほかの機 器と接続する。また、電源を入れたり切ったり する前に、機器のボリュームを最小にする。 感雷、聴力障害または機器の損傷の原因になります。

演奏を始める前に機器のボリュームを最小に 一人、演奏しながら徐夕にボリュームを上げて、 適切な音量にする。

聴力障害または機器の損傷の原因になります。

取り扱い

本体のすき間に手や指を入れない。 お客様がけがをするおそれがあります。

パネル、鍵盤のすき間 ハホル、 鍵盤のすき間から金属や紙片など の異物を入れない。 感雷、ショート、火災、故 障や動作不良の原因に なることがあります。

本体の上にのったり重いものをのせたりしな い。また、ボタンやスイッチ、入出力端子など に無理な力を加えない。

本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをし たりする原因になります。

●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。 ●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。

使用後は、必ず電源を切りましょう

「小」(スタンバイ / オン) スイッチを切った状態 ( 雷源ランプが消えている ) でも微雷流が流れています。 [小](スタンバイ / オン) スイッチが切れ ているときの消費電力は、最小限の値で設計されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。

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注記(ご使用上の注意)

製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐた め、以下の内容をお守りください。

■ 製品の取り扱いに関する注意

  • テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近く で使用しないでください。楽器本体またはテレビやラジオなど に雑音が生じる原因になります。iPhone/iPadなどのスマー トデバイスのアプリケーションと一緒に使用する場合は、通信 によるノイズを避けるため機内モードをオンにしてからWi-Fi またはBluetooth®をオンにしてお使いいただくことをおすす めします。
  • ・ 直射日光のあたる場所(日中の車内など)やストーブの近くなど 極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、 また、ほこりや振動の多いところで使用しないでください。 本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作が 不安定になったりする原因になります(5℃~40℃の範囲で動 作することを確認しています)。
  • 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置 かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因 になります。
  • ・ 楽器を壁などに立てかけて置かないでください。楽器が破損するおそれがあります。楽器を置くときは、机の下などに水平にして置くか、別売の専用キーボードスタンド(110ページ)をお使いください。

■ 製品のお手入れに関する注意

  • 手入れするときは、乾いた柔らかい布、または水を含ませた柔らかい布を固くしぼってご使用ください。鍵盤の頑固な汚れには「ヤマハ 鍵盤クリーナー」をお使いください。ベンジンやシンナー、アルコール、洗剤、化学ぞうきんなどを使用すると、変色/変質する原因になりますので、使用しないでください。
  • 極端に温湿度が変化すると、本体表面に水滴がつく(結露する) ことがあります。水滴をそのまま放置すると、木部が水分を吸 収して変形する原因になります。水滴がついた場合は、柔らか い布ですぐに拭きとってください。

■ データの保存に関する注意

  • この楽器の一部のデータ(99ページ)は自動的に保存され、電源を切っても消えません。ただし保存されたデータは故障や誤操作などのために失われることがあります。大切なデータは、USBフラッシュメモリー/コンピューターなどの外部機器に保存してください(65ページ)。USBフラッシュメモリーを使う前には、必ず71ページをお読みください。
  • ・保存したUSBフラッシュメモリーの万一の事故に備えて、 大切なデータは予備のUSBフラッシュメモリー /コンピュー ターなどの外部機器にバックアップとして保存されることを おすすめします。

この製品は、高調波電流規格 JIS C 61000-3-2 に適 合しています。

お知らせ

■ データの著作権に関するお願い

  • ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽 /サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問 題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製または転用す ることを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家に ご相談されるなどのご配慮をお願いします。
  • この製品に内蔵または同梱されたコンテンツは、ヤマハ(株)が 著作権を有する、またはヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受 けている著作物です。製品に内蔵または同梱されたコンテンツ そのものを取り出し、もしくは酷似した形態で記録/録音して 配布することについては、著作権法等に基づき、許されていま せん。
  • ※上記コンテンツとは、コンピューターブログラム、伴奏スタ イルデータ、MIDI データ、WAVEデータ、音声記録デー タ、楽譜や楽譜データなどを含みます。
  • ※上記コンテンツを使用して音楽制作や演奏を行ない、それら を録音や配布することについては、ヤマハ(株)の許諾は必要 ありません。
■製品に搭載されている機能/データに関する お知らせ

  • 内蔵曲は、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。
  • この製品には、XGフォーマット以外の音楽/サウンドデータを 扱う機能があります。その際、元のデータをこの楽器に最適化 して動作させるため、オリジナルデータ(音楽/サウンドデータ) 制作者の意図どおりには再生されない場合があります。ご了承 のうえ、ご使用ください。
  • 本製品には株式会社リコーのBitmap Fontが使われています。

■ 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ

  • この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操 作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場 合があります。
  • お買い上げの品番の末尾は、「B」「WH」などアルファベット が記載されています。これは、「B」がブラック、「WH」がホ ワイトなど色の情報を表わしています。この取扱説明書では、 品番の末尾のアルファベットは省略しています。
  • ・Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその 他の国における登録商標です。
  • ・ Android™ は Google Inc.の商標です。
  • iPhone、iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • IOSは、米国およびその他の国におけるCisco社の商標または 登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。
  • Bluetooth ® およびロゴはBluetooth SIGの登録商標であり、 ヤマハ株式会社はライセンスに基づき使用しています。

🚯 Bluetooth

  • ・ MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
  • その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。

■ 調律について

調律の必要はありません。電源を入れるといつでも正しいピッチ(音の高さ)でお使いいただけます。

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Bluetoothについて

• Bluetoothとは、2.4 GHz帯の電波を利用して、対応する機器と無線で通信を行なうことができる技術です。

Bluetooth通信の取り扱いについて

  • Bluetooth対応機器が使用する2.4 GHz帯は、さまざまな機器が共有する周波数帯です。Bluetooth対応機器は、同じ周波数帯を使用する機器からの影響を最小限に抑えるための技術を採用していますが、他の機器の影響によって通信速度や通信距離が低下することや、通信が切断されることがあります。
  • 通信機器間の距離や障害物、電波状況、機器の種類により、通信速度や通信距離は異なります。
  • ・本機はすべてのBluetooth機能対応機器とのワイヤレス接続を保証するものではありません。

製品の取り扱いに関する注意

  • 本製品は、日本国内でのみ使用できます。
  • ・本製品は、日本電波法に基づく認証を受けた無線機器を内蔵しております。従って、本製品を使用するときに無線局の免許 は不要です。ただし、本製品に以下の行為を行なうと法律で罰せられることがあります。
    • 本製品を分解/改造する
    • 本体底面の銘板をはがしたり、消したりする

無線に関するご注意

この製品の使用周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか、工場の製造ライン等で使用されている 移動体識別用の構内無線局(免許を要する無線局)および特定小電力無線局(免許を要しない無線局)並びにアマチュア無線局 (免許を要する無線局)が運用されています。

  • 1 この機器を使用する前に、近くで移動体識別用の構内無線局および特定小電力無線局並びにアマチュア無線局が運用されていないことを確認してください。
  • 2 万一、この機器から移動体識別用の構内無線局に対して有害な電波干渉の事例が発生した場合には、速やかに使用場所 を変えるか、または機器の運用を停止(電波の発射を停止)してください。

対応フォーマット

GMシステムレベル2

「GMシステムレベル1*」を、さらに表現力を高める機能にまで拡張した音源フォーマットです。多くのMIDI機器がGMシステムレベル1に対応しており、市販のミュージックデータの多くがGMシステムレベル1で作られています。GMシステムレベル2に対応したMIDI機器では、GMシステムレベル1で制作されたミュージックデータも再生できます。

* メーカーや機種が異なった音源でも、ほぼ同じ系統の音色で演奏が再現されることを目的に設けられた、音色配列やMIDI機能に関する音源フォー マットです。

「GMシステムレベル1」をさらに拡張し、豊かな表現力とデータの継続性を可能にしたヤマハが提唱する音源フォーマットです。このフォーマットで制作されたデータは、広く普及しているXG対応機器やPCソフトウェアで再生することができます。

ローランド株式会社の音源フォーマットです。ヤマハのXGフォーマットと同様、GMシステムレベル1の仕様に加え、音色 セットやドラムセットの拡張、音色の修正、エフェクトなどの拡張機能を規定しています。 コンピューターと周辺機器を接続するためのシリアルインターフェースです。

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本格的なピアノ演奏を気軽に楽しめるポータブル電子ピアノです。多くの機能を搭載しながらも、持ち運び可能なデザインな ので、ご自宅でご家族と演奏を楽しんだり、ご自身のプライベートルームで練習したり、パーティーやライブで演奏したりと、 さまざまなシーンでお楽しみいただけます。本機に合わせてデザインされた別売の専用スタンド (L-515) や 3 本ペダルユニッ ト(IP-1)と組み合わせると、スタイリッシュな雷子ピアノとしてもお使いいただけます。

この楽器には、セマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX!」繊細で温かみのあるウィンナートーンで有名なベーゼンド ルファー社*の「インペリアル」、2つの世界で認められたグランドピアノからサンプリングした音色(ボイス)が搭載されてい ます。曲想に合わせて、お好みのピアノボイスを選び、本格的なピアノ海奏をお楽しみください。 * ベーゼンドルファー社はヤマハのグループ会社です。

「VRM」は、グランドピアノの複雑に影響し合う弦や響板などの状能をシミュレートして、リアルに再現し、アコースティック ピアノならではの響きを作り出す画期的な技術です。この VRM の効果により、変化に富んだ多彩な響きを得られます。

ブランドピアノのタッチに迫る木製鍵盤 「ナチュラルウッドエックス(NWX)鍵盤

この楽器の白鍵は、本物のグランドピアノと同じむく材を使用し、かつての最高級ピアノに使っていた象牙調鍵幣のような手 触りを、黒鍵は、風合いのある黒檀調で、グランドピアノに近い触り心地を再現しています。さらに、打鍵時にハンマーが弦 から速やかに離れて、弦の振動を止めないようにする「エスケープメント機構」を採用しているため、より本物のグランドピア ノに近いタッチを体感いただけます。

この楽器には、よく使われるシンプルなリズムが 40 種類搭載されています。ご自分の演奏に打楽器音とベース音の自動演奏 をつけられるので、演奏が華やかになります。お好みのリズムを鳴らしながら、一緒に鍵盤演奏をお楽しみください。

Bluetooth 対応のスマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス内のオーディオデータを、この楽器のスピーカーで 再生できます。再生したオーディオデータに合わせて演奏を楽しんだり、楽器をオーディオ機器の代わりにして、音楽鑑賞を 楽しんだりすることができます。

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各部の名前と機能

本体パネル

  • (カ) (スタンバイ/オン)スイッチ………………………………………………………………………………………………
  • マスター ポリューム (MASTER VOLUME)スライダー.....14ページ 楽器全体の音量を調節します。
  • ③ [DEMO/SONG]ボタン....................................
  • [REC]ボタン....................................
  • 「PLAY/PAUSE]ボタン....................................
  • (METRONOME)ボタン ....................................
  • ア [RHYTHM]ボタン....................................
  • ⑤ [TEMPO]ボタン....................................

  • (9 [FUNCTION]ボタン....................................

[FUNCTION]ホタンを使って Bluetooth 対応のスマート デバイスを登録(ペアリング)できます。

  • ⑥ [∧]/[∨]/[<]/[>]ボタン、画面....................................
  • 「EXIT]ボタン………………………………………………………………………………………………
  • (PIANO ROOM)ボタン....................................
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本体背面

③ ボイスボタン....................................

  • (DUAL/SPLIT]ボタン……………27、28、29ページ ボイスを重ねたり、鍵盤の右側と左側を別々の音色で演 奏したりするときに使います。
  • 「SOUND BOOST/EQ]ボタン ....................................
    • を補正したいとき(マスター EQ)に使います。
  • () [REVERB]ボタン....................................
  • (PHONES)端子....................................
  • ③ [•------------------------------------

本体背面

  • ① [ AUX IN ] 端子 ..................................
  • ② AUX OUT[R] [L/L+R]端子....................................
  • ③ [USB TO HOST]端子......70、72ページ コンピューターやスマートデバイスを接続します。
  • ② MIDI [IN] [OUT]端子......70、76ページ MIDI機器を接続します。
  • (AUX PEDAL] 端子....................................
  • ② [PEDAL UNIT]端子......17ページ 別売のペダルユニットを接続します。
  • ライーシー イク 〇 DC IN 端子......12ページ 付属の電源アダプターを接続します。
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音を出してみましょう

簡単な準備だけでピアノ演奏を楽しめます。さっそく音を出してみましょう。

雪源を入れる/切る

1. 図の順序で電源アダプター、電源コードを接続します。

2. 「MASTER VOLUME]スライダーで音量を最小(MIN)にしま す。

3. [0](スタンバイ/オン)スイッチを押して、電源を入れます。

電源ランプが点灯し、起動が完了すると、本体パネル中央の画面にボイス画面が表示 されます。

▲ 注意

ーーー 本体はコンセントの近くに設置し、 異常を感じた場合にはすぐに電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセ ントから抜いてください。

! ≝≝

_____ 雷源コード/プラグは、必ず付属のも のをご使用ください。また、付属の のでこに用ったこい。 いた、 1.10-2-電源コードをほかの製品に使用しな いでください。故障、発熱、火災な どの原因になります。

~~ 電源アダプターは、必ず指定のもの (110ページ)をご使用ください。 異なった電源アダプターを使用する と、故障、発熱、火災などの原因に なります。このような場合は、保証 期間内でも保証いたしかねることが ございますので、十分にご注意くだ

NOTE

電源コード/電源アダプターを外すと きは、電源を切ってから、逆の手順

  • 注記 記動するまで、 楽器を操作(鍵盤や ボタンを抽すなど)しないでくださ い。楽器が誤動作する原因になり ます。
  • 録音中や編集中に電源を切ると、 データが失われる場合があります。 やむを得ず強制終了したい場合は、 [0](スタンバイ/オン)スイッチを 3秒以上押してください。ただし、 強制終了すると、 Bluetooth機能を 独利約19 ると、Bluetootn機能で 使うためのペアリング情報は保存 使っためのヘアリンク情 されません(77ページ)。
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4. 鍵盤を弾きながら音量を調節します。

鍵盤を弾いて音を出しながら[MASTER VOLUME]スライダーで音量を調節します。 詳しくは、「音量を調節する[MASTER VOLUME] | (14ページ)をご覧ください。

5. 楽器を使い終わったら、[()](スタンバイ/オン)スイッチを1秒押して電源を切ります。

画面の表示が消え、電源ランプも消灯します。

⚠ 注意

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オートパワーオフ機能

この楽器は、電源の切り忘れによる無駄な電力消費を防ぐため、オートパワーオフ機能を搭載して います。これは、本体が一定時間操作されないと自動的に電源が切れる機能です。電源が切れるま での時間は、初期設定では30分ですが、変更することもできます(96ページ)。

オートパワーオフ機能の簡単解除

左端の鍵盤を押したまま電源を入れると、オートパワーオフ解除を知らせるメッセージが表示 され、オートパワーオフ機能が解除された状態で電源がオンになります。

注記

  • 注記 オートパワーオフ機能により電源 が切れると、保存していないデー タは失われます。ご注意ください。
  • 本体の状態によっては、一定時間 操作せずにオートパワーオフの設 定時間が経過しても電源が切れない場合があります。使用後は、手 動で本体の電源を切ってください。
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音量を調節する [MASTER VOLUME](マスターボリューム)

[MASTER VOLUME]スライダーで調節します。実際に鍵盤を弾いて音を出しながら、音量を調節してください。

インテリジェント・アコースティック・コントロール(IAC)

IACとは、楽器の全体音量の大小に応じて、自動的に音質を補正する機能です。音量が小さい 場合でも、低音や高音がしっかりと聞こえるようになります。 IACは、この楽器のスピーカーからの出力音のみに有効です。

この機能のオン/オフはシステムメニュー画面(94ページ)で設定できます。[FUNCTION]ボ タンを何度か押してシステムメニュー画面を選び、「音響」→「IAC」)で設定してください。 初期設定はOn(オン)です。

MASTER VOLUME=全体の音 量

「MASTER VOLUME]スライダーを 動かすと、[PHONES]端子やAUX OUT端子の出力レベルも変更され ます。

注意 大きな音量で長時間使用しないでく ださい。聴覚障害の原因になります。

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ヘッドフォンを使う

フォーンズ ヘッドフォンを[PHONES]端子に接続して使います。[PHONES]端子は2つありますので、 ヘッドフォンを2本接続して2人で演奏を楽しむこともできます。 1本だけ接続する場合は、どちらの端子をご使用いただいても構いません。

ヘッドフォンでも自然な音の広がりを再現する(バイノーラル サンプリングとステレオフォニックオプティマイザー)

この楽器では、ヘッドフォン使用時に臨場感のある音をお楽しみいただくため、以下の2つの 方式を採用しています。

バイノーラルサンプリング(「CFX グランド」のボイスのみ)

バイノーラルサンプリングとは、演奏者の耳と同じ位置に専用のマイクを備え付け、聞こえ てくるピアノの音をそのままサンプリングする方式です。ヘッドフォンを通して聞いても、 あたかもピアノ本体から音が響いてくるような臨場感をお楽しみいただけます。ヘッドフォ ンの圧迫感も少なく、長時間の演奏でもストレスなくお楽しみいただけます。「CFX グラン ド」を選んでいるときにヘッドフォンを接続すると、バイノーラルサンプリングの音に切り 替わります。

ステレオフォニックオプティマイザー(「CFXグランド」以外のピア ノグループのボイス)

ステレオフォニックオプティマイザーは、ヘッドフォン使用時に自然な音の広がりを再現するエフェクトです。「CFX グランド」以外のピアノグループのボイスを選んでいるときにヘッドフォンを接続すると、ステレオフォニックオプティマイザーがかかります。

初期設定では、ヘッドフォンを接続すると、ピアノグループのボイスはバイノーラルサンプリングまたはステレオフォニックオプティマイザーの音に自動的に切り替わります。ただし、ヘッドフォンを接続していると、AUX OUT端子に接続した外部スピーカーから鳴る音や、オーディオ録音(52ページ)するときの音など、ヘッドフォン以外で鳴るピアノボイスにもこの効果がかかり、不自然に聞こえる場合があります。

自動的に効果がかからないようにしたいときは、この機能をオフにしてください。

ファンクション オン/オフはシステムメニュー画面で切り替えられます。[FUNCTION]ボタンを何度か押してシ ステムメニュー画面を選び、「音響」→「バイノーラル」(94ページ)で設定してください。

∕ 注意

大きな音量で長時間ヘッドフォンを 使用しないでください。聴覚障害の 原因になります。

サンプリングとは

アコースティック楽器の音を録音し て電子ピアノに組み込む技術のこと です。

NOTE

ビアノグループのボイスとは、「ボ イス一覧」(101ページ)の「ボイス グループ」がビアノのボイスです。 弾び方は20ページをで覧ください。

NOTE

外部オーディオ機器などをこの楽器 に接続する場合は、必ず「他の機器 と接続する」(69ページ)をお読みい ただき、機器を正しく接続してくだ さい。

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ペダル(フットスイッチ)を使う

付属のフットスイッチFC4Aを[AUX PEDAL]端子に接続すると、演奏中に音を足を使ってさまざまな機能のオン/オフを切り替えられます。また、別売のフットペダルFC3A、フットスイッチFC5も接続できます。

機能の設定は、システムメニュー画面の「ペダル」→「Auxペダル」の機能と範囲で行ないます (94ページ)。

ダンパーレゾナンス

ピアノ音色を選んでフットスイッチを踏むと、アコースティックピアノでダンパーペダルを 踏んだ際の弦の共振効果をVRM(25ページ)で再現します。

これらの効果はピアノルーム画面でオン/オフを切り替えたり、かかり具合を設定したりできます(23ページ)。

ハーフペダル機能

別売のフットペダルFC3Aやペダルユニット(17ページ)を接続したとき、この機能が使えます。 ペダルの踏み加減で音の伸び具合を調節できる機能です。ペダルを踏んで音が響きすぎたとき、 踏み込んだ状態からペダルを少し戻して音の響きを抑える(音の濁りを減らす)ことができます。 どの程度踏み込んだらハーフペダル効果がかかるか(ハーフペダルポイント)は、システムメ ニュー画面で設定できます。[FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を選び、 「ペダル」→「ハーフペダルの位置](94ページ)で設定してください)。

NOTE

  • フットスイッチ/フットペダルの ケーブルの抜き差しは、電源を 切った状態で行なってください。
  • フットスイッチ/フットペダルを 踏んだまま電源を入れないでくだ さい。フットスイッチ/フットペ ダルのオン/オフが逆になります。

初期設定: サステイン(連続)

NOTE

デュオ(30ページ)がオンのときは、 ダンパーレゾナンスは使えません。

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別売のペダルユニットを使う

別売のペダルユニットLP-1を[PEDAL UNIT]端子に接続すると、3本ペダルを使って演奏できます。ペダルユニットは、必ず専用スタンドL-515に取り付けてお使いください。

右のペダル(ダンパーペダル)

このペダルを踏むと、鍵盤から指を離しても音が長く響きま す。また、ピアノグループのボイスを選択して踏んだ場合は、 VRM (25ページ)の効果によりリアルな共鳴音(レゾナンス)を 付加できます。

このペダルは、ハーフペダル(16ページ)に対応しています。

ここでダンバーペダルを踏むと、 このとき押さえていた鍵盤とその あと弾いた音すべてが長く響く

まん中のペダル(ソステヌートペダル)

このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけが、鍵盤 から指を離しても長く響きます。ペダルを踏んだあとに弾いた 音には効果がかからないので、和音を長く鳴らしながらメロ ディーをスタッカートで弾くことができます。

ここでソステヌートペダルを踏む と、このとき押さえていた鍵盤の 音だけが長く響く

左のペダル(ソフトペダル)

このペダルを踏むと、音量がわずかに下がり、音の響きが柔らかくなります。ペダルを踏ん だときに押さえていた鍵盤の音には効果がかからないので、効果をかけたい場合は、ペダル を踏んでから鍵盤を弾きます。

ただし、「ジャズオルガン」ボイスを選ぶとロータリースピーカーの回転の速い/遅いの切り 替え(ロータリースピード)、「ビブラフォン」ボイスを選ぶとビブラートのオン/オフ(バイブ ローター)機能に切り替わります(85ページ)。

NOTE

ペダルユニットのケーブルの抜き差 しは、電源を切った状態で行なって ください。

NOTE

ビアノグループのボイスとは、「ボ イス一覧」(101ページ)の「ボイス グループ」がビアノのボイスです。 選び方は20ページをご覧ください。

NOTE

ボイスメニュー画面の「ペダル割り 当て」を使って、各ペダルへ別の機 能を割り当てることができます(86 ページ)。

NOTE

ストリングスグループやオルガング ループの一部の持続音では、まん中 のペダルを踏むと、音が減衰せずに 持続して鳴り続けます。

まん中のペダルと左のペダルの スタート/ストップ機能切り替え

システムメニュー画面で設定できま す。[FUNCTION]ボタンを何度か 押してシステムメニュー画面を選 び、「ペダル」→「再生/一時停止」 で、まん中のペダルか左のペダルを パネルの[PLAY/PAUSE]ボタンと 同じ機能に切り替えることができま す(94ページ)。

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画面の基本操作

この楽器は、画面を見ながら主な操作を行ないます。ボイスやソングの選択といった基本操作はもちろん、楽器の詳細設定を して、さらに楽しく便利に楽器を使いこなすことができます。

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3. [^]/[∨] ボタンでソングを選びます。

4 。[PLAY/PAUSE] ボタンで再生します。

[<]/[>] ボタンで早戻し / 早送りができます。

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いろいろな楽器音(ボイス)で演奏する

ピアノ、オルガンや弦楽器などの楽器音(ボイス)を選んで弾くことができます。

ボイスを選んで弾く

この楽器に内蔵されたたくさんのボイスは、楽器の種類ごとにグループ分けされています。 ボイスを選んで演奏してみましょう。 XGボイスの選びかたは、21ページをご覧ください。

1. ボイスボタンを押して、ボイスを選びます。

ボイスボタンを押すたびに、そのボイスグループ内のボイスが切り替わります。

ボイス画面を表示して、[<]/[>]ボタンでボイスを選ぶこともできます。[<]/[>]ボタンを同時に押すと、選んでいるボイスグループの先頭のボイスが選ばれます(101ページ)。

2. 鍵盤を弾いてみましょう。

タッチ感度を変更する

鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の 付きかた(タッチ感度)を設定できま す。詳しくは34ページをご覧くだ さい。

ボイスの特徴をつかおには

NOTE

をご覧ください。

ボイスごとのデモ曲を聞いたり(22 ページ)、「ボイス一覧」(101ペー ジ)を参照したりして、各ボイスの 特徴を確認してください。

この楽器で演奏できるボイスについ

ては、「ボイス一覧」(101ページ)

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Page 22

  • 2. [^]/[∨]ボタンで「デモ」を選び、[>]ボタンを押します。
  • 3. [^]/[V]ボタンで再生したいボイスデモを選び、[>]ボタンを押してデモ画面を表示します。

現在選ばれているボイスデモの名前が表示されています。

  • 4. [PLAY/PAUSE]ボタンを押して、再生をスタートします。
  • 5. もう一度[PLAY/PAUSE]ボタンを押して、再生をストップします。

1曲の再生が終了した場合は、自動的にストップします。

他のデモ曲を選ぶ

[^]ボタンを押して、ソングリストに戻り、手順3~4をくり返します。

NOTE ボイスデモの再生中は、録音操作は できません。

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ピアノの響きやタッチ感度を変えて楽しむ(ピアノルーム)

ピアノルームは、ピアノ演奏を思う存分楽しみたい、という方におすすめの機能です。ボイ スなど、どんな設定になっていても、ワンタッチでピアノ演奏専用の設定を呼び出すことが できます。また、弦やペダルの共鳴音や屋根の開閉など、音の響きを調節したり、タッチ感 度を調節したりできます。さまざまな要素を調節して自分の好きな音を作ってみましょう。

1. [PIANO ROOM]ボタンを押して、ピアノルーム画面を表示させます。

  • 2. [^]/[∨]ボタンで項目を選択します(24ページ)。
  • 3. [<]/[>]ボタンで設定を変更します(24ページ)。
  • 4. 設定が終わったら、[EXIT]ボタンでピアノルーム画面から抜けます。
NOTE

ビアノグループ以外のボイスを選ん でいる場合、ビアノルーム画面を表 示すると自動的に「CFX グランド」 に切り替わります。

NOTE

NOTE ピアノルーム画面を表示すると、 デュアル/スプリットおよびデュオ は解除されます。

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ピアノルーム画面でできること

-以下の項目は、ボイスメニュー (84ページ)やシステムメニュー (93ページ)の画面でも設定できます。これらの項目の設定を ピアノルーム画面で変更すると、ボイスメニューやシステムメニューの設定も変更されます。

項目 アイコン 説明 初期設定 設定範囲
大屋根の開閉 n:
Ç
ピアノの大屋根を開閉します。 フル フル、ハーフ、
クローズ
ブライトネス ð 音の明るさを調整します。 5 0~10
タッチ 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ感度)を変更します。使うボイスや演奏する曲、好みに
よって使い分けてください。
ミディアム ソフト2、ソフト1、
ミディアム、ハード1、
ハード2、固定
リバーブ さまざまな場所で弾いているような臨場感が得られ
る、リバーブの種類を選びます。選んだリバーブは、
鍵盤演奏、ソング再生音、外部から入力されたMIDI
データすべてにかかります。
ボイスによる リバーブタイプリスト
参照(87ページ)
リバーブの深さ 現在選択されているリバーブの深さ(かかり具合)を調
整します。「リバーブ」がオフの場合や設定値が0の場
合、効果はかかりません。
ボイスによる 0~127
音の高さ
(マスターチューニング)
全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合奏
やCDの再生に合わせて演奏するときなどに、それら
のピッチ(音の高さ)と楽器本体のピッチを正確に合わ
せたい場合に使います。
A3=440.0Hz A3 = 414.8Hz~
466.8Hz (約0.2Hz単
位)
VRM VRMのオン/オフを設定します。VRMの機能について
は「VRMとは」(25ページ)をご覧ください。
VRMの効果を付けられるボイスは、「ボイス一覧」
(101ページ)をご覧ください。
VRMのデモを聞く
アング ポーズ
VRMの設定画面で[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、
VRMの効果のあり/なしを聞き比べることができます。
オンにして再生すると
VRMがオンの状態、
オフにして再生すると
VRMがオフの状態の
デモ曲を再生できます。
On (オン) On (オン)、Off (オフ)
ダンパー
レゾナンス
ダンパーペダルを踏んだときに加わる、VRMによる弦
共鳴音のかかり具合を設定します。「VRM」がオンの
ときに設定できます。
5 0~10
ストリング
レゾナンス
押鍵したときに加わる、VRMによる弦共鳴音のかかり
具合を設定します。「VRM」がオンのときに設定でき
ます。
5 0~10
アリコート
レゾナンス
アリコートの響きを調節します。「VRM」がオンのと
きに設定できます。
詳しくは「アリコートとは」(25ページ)をご覧ください。
5 0~10
ボディ
レゾナンス
響板や側板、フレームなど、ピアノ本体部の響きを調
節します。「VRM」がオンのときに設定できます。
5 0~10
キーオフサンプリング キーオフ音(鍵盤を離したときの微妙な発音)の音量を
変えます。
キーオフサンプリングの効果を付けられるボイスは、
「ボイス一覧」(101ページ)をご覧ください。
5 0~10
ハーフペダルの位置 R 右ペダルを踏み込むほど音が長く伸びる「サステイン連続」の効果が、ペダルをどのくらい踏み込めば効き始め
るのかを設定します。右ペダルに「サステイン連続」が
割り当てられている場合(86ページ)のみ有効です。
0 -2 (浅い位置で効く)~
0~+4 (深い位置で効
く)
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VRMとは

グランドピアノの共鳴音は、ダンパーペダルを踏んだときに、弾いた鍵盤の弦の振動がほかの 弦や響板へ伝わることで生まれます。この複雑に影響し合う弦や響板などの状態をシミュレー トし、それをリアルに再現することで、グランドピアノならではの響きを作り出す技術がVRM( バーチャル・レゾナンス・モデリング)です。鍵盤を押さえるタイミングやペダルを踏むタイミ ングと深さに応じて、より多彩な演奏表現が可能になります。

アリコートとは

他の弦と共振する、共鳴専用の弦をアリコートといいます。他の弦と共振することで、倍音を 響かせるので、豊かな響きが得られます。アリコートにはダンパーがなく消音されないので、 鍵盤から手を離しても、アリコートの響きが残ります。

VRM=Virtual Resonance

Modeling (バーチャル・レゾナ ンス・モデリング)

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音に効果をかける

効果をかけると、演奏表現に幅を出すことができます。 リバーブ、コーラス、エフェクトの各タイプリストについては、87ページをご覧ください。

リバーブ

音に残響を加えます。コンサートホールなどで演奏しているような臨場感が味わえます。ボイスを選ぶたびに、最適なリバーブタイプが自動で選ばれますが、ご自分で選ぶこともできます。

リバーブタイプをオフに設定したい場合やご自分で設定したい場合は、[REVERB]ボタンを 押してリバーブ画面を表示させ、[^]/[V]ボタンで設定します。ピアノグループのボイスの 場合は、ピアノルーム画面(24ページ)でも設定できます。

リバーブタイプの設定は、すべてのパート(手弾き/ソング/MIDI)に共通です。

コーラス

音に広がり感を加えます。ボイスを選ぶたびに、最適なコーラスタイプが自動で選ばれます が、ご自分で選ぶこともできます。

コーラスタイプをオフに設定したい場合やご自分で設定したい場合は、ボイスメニュー画面の「コーラス」で設定します(84ページ)。

コーラスタイプの設定は、すべてのパート(手弾き/ソング/MIDI)に共通です。

エフェクト

鍵盤演奏にエコーやトレモロなどの効果をかけられます。効果はボイスメニュー画面の 「ボイス編集」→「エフェクト」(85ページ)で選べます。

NOTE

  • リバーブのかかり具合をボイスごとに設定したい場合はボイスメニュー画面の「ボイス編集」→「リバーブの深さ」で設定します(85ページ)。
  • ここでピアノグループのボイスの リバーブタイブを変更すると、ピ アノルーム画面(24ページ)のリ バーブタイプキ変更大わます。

NOTE

コーラスのかかり具合をボイスごと に設定したい場合はボイスメニュー 画面の「ボイス編集」→「コーラス の深さ」で設定します(85ページ)。

NOTE

ピアノなどコーラスの初期設定がオ フのボイスにコーラスをかけたい場 合は、コーラスタイプにオフ以外の 設定を選び、コーラスの深さを0以 外に設定してください。

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1. [DUAL/SPLIT]ボタンを1回押して、デュアルをオンにしま す。

画面の上に表示されるボイスを第1ボイス、下を第2ボイスと呼びます。

2. ボイスを選びます。

2-1. [∧]/[∨]ボタンを押して、画面の 1 (第1ボイス)を反転表示させます。 2-2. ボイスボタンを押して、ボイスを選びます(20ページ)。

  • 2-3. [^]/[V]ボタンを押して、画面の 2 (第2ボイス)を反転表示させ、2-2の 手順でボイスを選びます。
  • 3. 鍵盤を弾いてみましょう。
  • 4. デュアルをオフにするには、[DUAL/SPLIT]ボタンのランプが 消灯するまで[DUAL/SPLIT]ボタンを何度か押します。

デュアル=2つの

2つのボイスボタンを同時に押して、 デュアルをオンにすることもできま す。

NOTE

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画面の上に表示されるボイスが右側のボイス、下が左側のボイスです。

2. 左右のボイスを選びます。

左右のボイスの境目を「スプリットポイント」と呼びます。スプリットポイントに当た る鍵盤(初期設定:F#2)は、左側に属します。

  • 2-1. [^]/[V]ボタンを押して、画面の R (右側のボイス)を反転表示させます。
  • 2-2. ボイスボタンを押して、ボイスを選びます(20ページ)。

2-3. [^]/[/]ボタンを押して、画面の [] (左側のボイス)を反転表示させ、2-2の手順でボイスを選びます。

3. 鍵盤を弾いてみましょう。

スプリットポイントの変更

スプリットポイントは「F#2」が初期設定になっていますが、変更できます。 スプリットがオンの状態で、「DUAL/SPLITIボタンを押したままスプリットポイントにしたい 鍵盤を押します。

4. スプリットをオフにするには、[DUAL/SPLIT]ボタンのランプ が消灯するまで「DUAL/SPLIT]ボタンを何度か押します。

NOTE

ニュー画面でも変更できます。 IFUNCTION1ボタンを何度か押し てシステムメニュー画面を選び 「鍵盤|→「スプリットポイント| (93ページ)で設定してください。

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Page 30

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2. [EXIT]ボタンを押してボイス画面を表示させ、[<]/[>]ボタン でボイスを選びます。

デュオがオンの間はボイス画面に「Duo」と表示されます。

3. 鍵盤を弾いてみましょう。

左側の領域の音は左側から、右側の領域の音は右側から発音します。

4. デュオをオフにするには、[DUAL/SPLIT]ボタンを押します。

次のいずれかの操作でもデュオはオフになります。

・[PIANO ROOM]のボタンを押す。

・手順1から操作してデュオを「Off (オフ)」に設定する。

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音の高さを微調整する (マスターチューニング)

楽器全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合素やCDなどの再生に合わせて演奏す るときなど、ほかの楽器やCDの再生音などとピッチ(音の高さ)を正確に合わせたい場合に使 います。

  • ボタン
  • ファンクション
  • 1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表 示させ、[^]/[∨]ボタンで「チューニング」を選び、[>]ボタンを 押します。

ボタン

2. [^]/[∨]ボタンで「音の高さ」を選び、[>]ボタンを押します。

3. [<]/[>]ボタンで設定します。初期設定(A3=440.0Hz)に戻 すには、[<]/[>]ボタンを同時に押します。

  • 4. [EXIT]ボタンを押して、音の高さ画面を閉じます。

初期設定: A3=440.0Hz 設定範囲:A3=414.8Hz~ 440.0Hz~466.8Hz (約 440.0HZ~ 0.2Hz単位)

NOTE

  • ・ここで音の高さを変更すると、ピ アノルーム画面(24ページ)の音の 高さも変更されます。
  • ここでの設定は ドラムキットや ここでの設定は、トラムキットや オーディオソング亜生音には影響 しません。また MIDIV/ングには しません。また、 記録されません。
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[ FUNCTION] [^]/[∨] ボタン

[∧]/[∨]/[<]/[>] [EXIT]ボタン

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させ、[^]/[V]ボタンで「鍵盤」を選び、[>]ボタンを押します。

2. [^]/[∨]ボタンで「タッチ」を選び、[>]ボタンを押します。

く鍵盤
タッチ 37" 476 >
ト ベロシティ
デュオ Off >

3. [∧]/[∨]ボタンで設定します。

タッチ感度リスト

ソフト2 弱いタッチで大きい音を出すことができます。
ソフト1 ソフト2とミディアムの中間です。
ミディアム 標準的なタッチです。
ハード1 ハード2とミディアムの中間です。
ハード2 強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。
固定 タッチによる強弱は付かず、一定のボリュームが出ます。

4. [EXIT]ボタンを押して、タッチ画面から抜けます。

NOTE

ビアノグルーブのボイスは、ピアノ ルーム画面でもタッチ感度を設定で きます。詳しくは、「ピアノルーム 画面でできること」(24ページ)をご 覧ください。

初期設定:ミディアム

NOTE

  • ここでタッチ感度を変更すると、 ピアノルーム画面のタッチ感度も 変更されます。
  • ここでの設定はMIDI録音されたり、MIDI出力されたりしません。
  • オルガン、ハープシコードの音色 では、タッチ感度による音の強弱 は付きません。
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1. マスター EQタイプのうち、「ユーザー」を選び、[>]ボタンを押し、3つの周波数帯域(バンド)のゲインを設定する画面を表示させます。

[<]/[>]ボタンで設定する帯域を選び、[∧]/[∨]ボタンで各帯域 のゲインを設定します。

各帯域のゲインを初期設定に戻すには、[^]/[\]ボタンを同時に押します。

初期設定:0 dB 設定範囲:-6 dB ~ 0 ~ +6 dB

3. [EXIT]ボタンを押して、ユーザーマスター EQ設定画面を閉じ ます。

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2. パネルロックを解除するには、もう一度[SOUND BOOST/ EQ1ボタンと[REVERB]ボタンを同時に押します。

NOTE

  • ソング再生中、録音中は、パネル 操作をロックできません。
  • メトロノームやリズムの再生中に パネル操作をロックすると、ロッ クを解除するまで、再生を停止で きません。
  • パネルロック中は、Auxペダル機 能を使用したソングの再生/一時 停止ができません(94ページ)。
  • パネル操作がロックされていても、オートパワーオフ機能(13ページ)が解除されていなければ、 電源は自動的に切れます。
Page 39

P-515 取扱説明書 39

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メトロノームの拍子を設定する

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してメトロノーム/リズム メニュー画面を表示させ、[^]/[V]ボタンで「拍子」を選び、[>] ボタンを押します。

2. [^]/[V]ボタンで拍子を選びます。

設定範囲 : 2/2、1/4、2/4、3/4、4/4、5/4、6/4、7/4、3/8、6/8、7/8、9/8、 12/8

初期設定: 4/4 (MIDIソング選択時は、ソングによる)

テンポ表示と設定範囲

[TEMPO]ボタンを押すと、テンポは「音価=テンポ値」(例 ↓=120)の形式で表示されます。 拍子を設定すると、音価と設定範囲は以下のように変わります。

音価 拍子 設定範囲
。 2分音符 2/2 3~250
4分音符 1/4, 2/4, 3/4, 4/4, 5/4, 6/4,
7/4
5~500
. 付点4分音符 6/8, 9/8, 12/8 4~332 (設定可能なテンポは2の
倍数のみ)
▶ 8分音符 3/8, 7/8 10~998 (設定可能なテンポは
2の倍数のみ)と999

音価

1拍の基準となる音の長さ

メトロノームの詳細設定

メトロノーム/リズムメニュー画面 で、メトロノームの音量、BPM (画 面上のテンポ表示の基準音価を、メ トロノームの拍子設定に連動させる か、拍子設定に関係なく4分音符基 準にするか)などを設定できます(91 ページ)。

* MIDIソングのテンポが楽器で設定できる範囲外の場合、楽器で設定可能な範囲に変更されます。

* メトロノーム/リズムメニュー画面の「BPM」が4分音符に設定されている場合は、拍子の設定に関わら ず音価は4分音符で表示されます。

3. メトロノームのベル音をオンにします。

詳細は、メトロノーム/リズムメニュー画面の「ベル」(91ページ)をご覧ください。 選んだ拍子に従って、1拍目でチーンと鳴り、それ以外の拍ではカチ、カチと鳴ります。

4. [EXIT]ボタンを押して、メトロノーム/リズムメニュー画面から 抜けます。

Page 41

演奏に伴奏を付ける(リズム)

この楽器には、ポップスやジャズなど、音楽ジャンルに合ったリズムが内蔵されています(103ページ)。好きなリズムと一緒 に演奏しましょう。

なお、この楽器では、打楽器音とベース音のことを「リズム」と言います。

1. [RHYTHM]ボタンを押して、リズム再生をスタートさせます。

イントロ/エンディングのオン/オフを設定するには 演奏を盛り上げるため、リズムの始まりと終わりには、イントロ/エンディングが流れま す。イントロ/エンディングを鳴らす(On)/鳴らさない(Off)の設定は、メトロノーム/リズ ムメニュー画面(91ページ)の「イントロ」、「エンディング」の項目で設定できます。

  • 2. [<]/[>]ボタンを使って、使いたいリズムを選びます。
  • 3. リズムに合わせて演奏しましょう。 演奏するだけで、楽器がその音を認識して、演奏に合ったベース音が鳴ります。

ベース音を鳴らしたくないときは、オフに設定します。[FUNCTION]ボタンを何度か 押してメトロノーム/リズムメニュー画面を表示させて、「ベース」を選び、[>]ボタン でオン/オフを切り替えてください。(初期設定:オン)

  • 4. リズムを止めるには、[RHYTHM]ボタンを押します。 エンディングが鳴ったあと、リズムはストップします。
  • 5. [EXIT]ボタンを押して、リズム画面から抜けます。
リズムのテンポ

  • リズムのテンポは、メトロノーム で設定したテンポと同じになりま す(39ページ)。
  • リズムのテンポ設定後にMIDIソン グを選ぶと、リズムのテンポ設定 はキャンセルされ、選択したソン グ固有のテンポに切り替わります。
  • リズム再生中に、[TEMPO]ボタンでテンボ画面を表示させてリズムのテンポを変えた場合は、 [EXIT]ボタンを押して、リズム画面に戻ります。

リズムの詳細設定

メトロノーム/リズムメニュー画面 (91ページ)で、リズムの音量を設定 したり、鍵盤を弾くと同時にリズム をスタートさせるなどを設定したり できます。

NOTE

ソングの再生中および録音中、リズ ム画面は表示されません。

NOTE

  • ・曲のアレンジによっては、演奏に 合ったベース音が鳴らない場合が あります。
  • 9th、11th、13thのコードは認 識されません。
  • コードの押さえ方は、市販のコー ド表などをご参照ください。
Page 42

曲(ソング)を再生する、練習する

この楽器では、内蔵曲や録音した曲、市販の曲データを総称して「ソング」と呼んでいます。単に再生して楽しむだけでなく、 ソングを再生しながら演奏の練習ができます。

EFT MIDIソングとオーディオソング この楽器で再生/録音できるソングには、MIDIソングとオーディオソングの2種類があります。 MIDIソングは、鍵盤を押す/離すといった演奏の動きを記録したデータです。楽譜と同じよう に、どの鍵盤をどのくらいの強さでどのタイミングで弾いた、といった演奏情報が記録され、 音そのものは記録されません。記録された演奏情報にもとづいて、音源部が鳴ることではじめ て音になります。データ容量が小さく、また、ボイスの変更などの編集がしやすいのが特長で す。 オーディオソングは、演奏した音そのものを記録したデータです。カセットテープやボイスレ コーダーなどに録音するのと同じしくみで記録したものです。携帯音楽プレイヤーなどでも再 生できるので、ほかの人に自分の演奏を聞いてもらうことが手軽にできます。

この楽器では、以下のソングが再生できます。

  • ・楽器に内蔵されているボイスのデモ曲(ボイスデモ)(22ページ)
  • ・楽器に内蔵されているソング(ピアノソング50曲「クラシック50選」)
  • ・この楽器での演奏を録音したソング(録音方法については52ページ参照)
  • 市販のMIDIデータ:SMF (Standard MIDI File)形式 この楽器で再生可能なMIDIデータのサイズは、1曲につき約500KBまでです。
  • 市販のオーディオデータ:WAV形式(拡張子「.wav」)ファイル(サンプリング周波数 44.1kHz、量子化ビット数16bit、stereo) この楽器で再生可能なオーディオデータは、1曲につき80分までです。

MIDIソングとオーディオソングでは、使える機能が異なります。この章では、下記のように説明しています。

列 MIDI オーディオ

------------------------------------

Page 43

USBフラッシュメモリーを接続し たとき、USBフラッシュメモリー のルートにある(フォルダーに入っ ていない))ソングを自動で呼び出す

機能「USB自動ロード」がありま す、設定方法については 96ペー

ソングを再生する

MIDI オーディオ

1. USBフラッシュメモリーに入っているソングを再生したいときは、 USBフラッシュメモリーを楽器の[•←→](USB TO DEVICE)端

子に接続しておきます。

オーディオファイルを再生したい場合は、必ずUSBフラッシュメモリーに入れてくだ さい。

2. [DEMO/SONG]ボタンを押してソングカテゴリーリストを表示させ、[^]/[V]ボタンで目的のカテゴリー /フォルダーを選びます。

下記のカテゴリーの説明を参考に、「クラシック50選」、「ユーザー」、「USB」のいず れかから選びます。

ジをご覧ください。

NOTE

NOTE

USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (71ページ)をお読みください。

NOTE

USBフォルダーは、手順1で [ • ← ](USB TO DEVICE)端子 にUSBフラッシュメモリーが接続 したときのみ、画面に表示されま す。

デモ ボイスの特徴がわかるデモ曲(MIDIソング)です(22ページ)。
クラシック
50選
内蔵のピアノソング50曲(MIDIソング)です。詳しくは103ページの「ソングー
覧」をご覧ください。付属の「クラシック名曲50選」に楽譜が掲載されていま
すのでご活用ください。
ユーザー この楽器で録音(52ページ)し、楽器本体に保存したMIDIソングと、USBフラッ
シュメモリーから楽器本体へコピー /移動したMIDIソングです(63ページ)。
USB この楽器での演奏をUSBフラッシュメモリーに録音したMIDIソング/オーディオ
ソングや、録音したMIDIソングから変換したオーディオソング(67ページ)、ま
たUSBフラッシュメモリーに保存した市販のMIDIソング/オーディオソング
です。

3. [>]ボタンを押してカテゴリー内のソングを表示させ、[^]/[V] ボタンで聞きたいソングを選びます。

「ユーザー」または「USB」カテゴリーを選んだ場合、ソング名の左端には、ソングの 種類を示すアイコンが表示されます。

NOTE

カテゴリー /フォルダーのリストに 戻るには、[<]ボタンを押します。

Page 44

USBフラッシュメモリーに録音したソングを選ぶ

この楽器の演奏をUSBフラッシュメモリーに録音した場合、ソングはUSBフラッシュ メモリー内の「USER FILES」フォルダーに保存されます。「USER FILES」フォル ダー内のソングを選びたい場合は、手順2で「USB」を選び、手順3で「USER FILES」フォルダーを選びます。

4. [>]ボタンを押して決定します。

ソング画面が表示され、現在選ばれているソング名と、そのソングが入っているカテ ゴリー名が表示されます。

NOTE

フォルダーの中にデータが存在しな い場合は「曲なし」と表示されま す。

USBフラッシュメモリー内のソ ングが読み込めない場合

システムメニューで、ソング名に対 する言語設定(96ページ)を切り替え てみてください。

······ ソングリストに戻るには、「A1ボタ

44 P-515 取扱説明書

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1. ソング画面の表示中に[<]/[>]ボタンを押して、小節番号もしく は経過時間の早戻し/早送りをします。

ボタンを長く押すと値が連続して変わります。[<]と[>]ボタンを同時に押すと、ソン グの先頭に戻ります。

テンポの調節

ソングの再生速度を変えられます。

1. [TEMPO]ボタンを押してテンポ画面を表示します。

MIDIソングの場合は再生中またはソング画面表示中に、オーディオソングの場合は再 生中に、「TEMPO1ボタンを押します。

METRONOME RHYTHM TEMPO

MIDIソングの場合

2. [<]/[>]ボタンを押して、テンポを変更します。

[<]と[>]ボタンを同時に押すと、元のテンポ(そのソング固有のテンポ)に戻ります。

MIDIソングの場合

テンポの設定範囲は、選ばれているソングの拍子によって異なります。

オーディオソングの場合

設定範囲は75%~125%です。100%がソング固有のテンポです。値が大きいほど 再生速度が速くなります。

3. 設定が終わったら[EXIT]ボタンを押してテンポ画面を抜けます。

NOTE

オーディオソングのテンポを変更し た場合、曲によっては音質が変わる ことがあります。

NOTE

MIDリングの場合、拍子によって は、設定できる数値が2の倍数のみ になります。詳しくは40ページを ご覧ください。

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右手または左手パートだけを再生する(MIDIソング)

MIDI オーディオ

内蔵曲などのMIDIソングには、データが右手パートと左手パートに分かれているものがあります。このようなソングデータの場合、右手パートだけをオンにして左手の練習を、左手パートだけをオンにして右手の練習ができます。

1. 練習するソングを選びます。

選びかたは、43ページをご覧ください。内蔵の「クラシック50選」カテゴリーから 選ぶことをおすすめします。

2. 練習したいパートを選んで再生をオフにします。

[FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

L/R画面では、再生をオフにしたい(練習したい)パート(トラック)を選びます。右手練習したい場合は「R」、左手練習したい場合は「L」を選びます。

ソングメニュー画面

2-1. [∧]/[∨]ボタンで「L/R」を 選択 2-2. [>]ボタンで次へ

2-3. [^]/[∨]ボタンでトラックを 選択

3. [>]ボタンを使って、選んだパートを「Off (オフ)」に設定します。

4. [PLAY/PAUSE]ボタンを押して、再生をスタートします。

再生をオフにしたパートをご自分で弾いて練習します。

5. もう一度[PLAY/PAUSE]ボタンを押して、再生をストップします。

[PLAY/PAUSE]ボタンを押さない場合にも、1曲の再生が終了すると、自動的にストップします。

NOTE

再生中にも、パートごとの再生オン /オフは切り替えられます。

NOTE

通常、「R」にチャンネル1、「L」に チャンネル2、「その他」にチャンネ ル3~16が割り当てられています が、ソングによっては異なる場合が あります。「その他」のチャンネル は、チャンネルごとにオン/オフを 設定できません。

NOTE

内蔵の「クラシック50選」カテゴ リーのソングの一部は連弾曲です。 これらの連弾曲のパートの割り当て については103ページをご覧くださ い。

NOTE

別のMIDIソングを選ぶと、両パート とも再生オンに自動的にリセットさ れます。

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くり返し再生する くり返しの項目は下記のとおり3つあります。難しいフレーズをくり返して練習するときなど

くり返しの項目は下記のとおり3つめります。無しいフレースをくり返して練習するときなと に便利です。MIDI曲の場合、「右手または左手パートだけを再生する(MIDIソング)」の機能と あわせて使うこともできます。

  • ABリピート..... MIDI 1曲内のある範囲を指定してくり返し再生します。
  • フレーズリピート...... MIDI 1 曲内のフレーズをくり返し再生します。
  • ソングリビート....................................

ここではABリピートとソングリピートの設定方法を説明します。フレーズリピートの詳細については詳細設定編の88ページをご覧ください。

1. 再生するソングを選びます。

選びかたは、43ページをご覧ください。

2. リピート画面を表示させます。

[FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示させ、「リピート」を選んで[>]ボタンを押します。

3. リピート画面で設定したい項目を[^]/[∨]ボタンを使って選び、 [>]ボタンを押します。

ABリピートを設定したい場合は「A - B」、ソングリピートを設定したい場合は「ソング」を選びます。

4. 設定画面で、設定をします。

• ABリピート....................................

ソングリピート ...... 49ページをご覧ください。

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ABリピートの設定
MIDI オーディオ

くり返しの範囲を指定します。

  • 4-1. [PLAY/PAUSE]ボタンを押して、ソングの再生をスタートします。
  • 4-2. くり返し再生の開始位置(A点)にしたいところで、[>]ボタンを押します。

4-3. くり返し再生の終了位置(B点)にしたいところで、もう一度[>] ボタンを押します。

カウント音が入ったあと、A点からB点までがくり返し再生されます。

5. くり返し再生をやめるには、画面の「リピート解除」が反転表示している状態で[>]ボタンを押すか、別のソングを選びます。

< A - B
小師 —— 009
A: 001 B:010
IJ ピート解除>
ソングの先頭をA点にする

A点を指定してからソングの再生を スタートし、そのあとB点を指定し ます。

ソングの最後をB点にする A点だけを指定して、ソングの最後 まで再生します。ソングの最後が自 動的にB点になります。

NOTE

  • くり返し範囲の設定は、以下の方法 でも設定できます。
  • [^]ボタンを押して「小節番号」 を反転表示させ、[<]/[>]ボタンを使って小節番号を増減します。
  • 2 [V]ボタンを押して「A点設定」 を反転表示させ、[>]ボタンを押 します。 A点が設定され、B点を設定する

A点が設定され、B点を設定する 画面になります。

3 同様の操作でB点も設定します。

Page 49
ソングリピートの設定
MIDI オーディオ

4-1. [^]/[V]ボタンを使って、再生方法を下記から選びます。

フ)」にします。

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自量バランスを調節する MDI オーディオ MDI オーディオ 1. あらかじめ音量調節をしたいソングを選んでおきます(43ページ)。 1. あらかじめ音量調節をしたいソングを選んでおきます(43ページ)。 2. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示 させ、[^]/ビー/R (オーディオソング選択時) ソングメニュー画面 (オーディオソング選択時) ソングメニュー画面 (オーディオソング選択時) ソングメニュー画面 (オーディオソング選択時) ソングメニュー画面

3. (MIDIソングを選んでいる場合) 「ソング - 鍵盤」または「ソング L - R」を[^]/[V]ボタンで 選んで[>]ボタンを押し、設定画面を表示させます。

(オーディオソングを選んでいる場合) オーディオ再生音量を[<]/[>]ボタンで調節します。調節が終わっ たら手順5へ進んでください。

  • ソング 鍵盤 MIDIソング再生音と手弾き音の音量バランスを調節します。
  • ソングL-R MIDIソングの右手パート/左手パートの音量バランスを調節します。

NOTE

市販のミュージックデータ(MIDIソ ング)の中には、非常に大音量の データがあります。そのようなデー タを使用する場合、「ソング - 鍵盤」 を調節してください。

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4. [<]/[>]ボタンで設定します。 ソング - 鍵盤を選んだ場合 ジング - 鍵盤を選んだ場合 デ弾き音が小さくなる ソング再生音が小さくなる ソング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 ジング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - Rを選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を選んだ場合 グング L - R を認んがらる グング L - R を認んがらる グング L - R を認んがらる グング L - R を認んがらる グング L - R を認んがらる グング L - R を認んがらる グング L - R を認んがらる グング L - R し R を認んがらる グング 2

再生に関するその他の機能

MIDI オーディオ

ペダルで再生/一時停止する

システムメニューでペダルの機能を変更すると、ペダルを使って再生/一時停止を操作できま す。鍵盤を弾きながら、ソングを再生/一時停止したいときに便利です。 機能の設定は、システムメニュー画面の「ペダル」→「再生/一時停止」で行ないます。[AUX PEDAL]端子に接続したフットスイッチやフットペダルや、別売のペダルユニットのまん中 か左のペダルに機能を割り当てます。

ソングを移調する(トランスポーズ)

ソングは全体を半音単位で移調(トランスポーズ)して再生できます。[FUNCTION]ボタンを 何度か押してソングメニュー画面を表示し、「トランスポーズ」(88ページ)で設定を変更でき ます。

「ソング- 鍵盤」は、電源をオフにし ても設定が記憶(バックアップ)され ます。誤って音量を最小にすると、 鍵盤やソングの音が鳴らなくなりま すのでご注意ください。設定を記憶 するか、またはしないかを変更でき ます。詳しくは「パックアップ設 定」(99ページ)をご覧ください。

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演奏を録音する

この楽器では、下記2通りの方式で録音できます。用途に合った方式で演奏を録音してみましょう。

演奏をSMF(フォーマット0)のMIDIソングとして録音し、楽器本体またはUSBフラッシュメモリーに保存します。オーディオ ソングよりデータ容量が小さく、編集しやすいのが特長です。トラックごとに録音したり、録音後に部分的に録音し直したり できます。MIDI録音で作られたソングは、あとでオーディオファイルに変換(67ページ)できるので、難しい曲をオーディオ録 音したい場合などは、まずMIDI録音でパートごとに録音すると便利です。この楽器で録音できるMIDIデータのサイズは、 1曲につき約500KBまでです。

• オーディオ録音 ====================================

演奏をオーディオソングとして録音し、USBフラッシュメモリーに保存します。初期設定では、一般的なCD音質(44.1kHz/ 16bit)のステレオWAV形式で保存され、コンピューターを使って携帯音楽プレーヤーなどに転送して再生できます。 この楽器で録音できる時間は、1曲につき80分までです。 外部機器からのオーディオ入力音*も録音されるので、オーディオ機器やコンピューター、スマートデバイスなどの再生音も録 音できます。外部機器との接続方法は、69ページをご覧ください。

*オーディオ入力音

コンピューターやスマートデバイスなどの外部機器を[AUX IN]端子、[USB TO HOST]端子、無線LAN、Bluetooth で楽器と接続したときに、外部機器から楽器に送られるオーディオデータのことです。たとえば、Bluetooth接続した スマートフォンでオーディオデータを再生すると、そのデータが楽器のスピーカーから鳴ります。

MIDIソングとオーディオソングの違いについては、42ページで詳しく説明しています。

録音の方法

4通りの録音方法があります。録音方法によって、録音したデータはMIDIまたはオーディオ になります。

● 簡単にMIDI録音する ■ MIDI ■ ..................................

トラックを指定してMIDI録音する MIDI ..................................

● USBフラッシュメモリーにMIDI録音する MIDI …………………………………………………………………………………………

• USBフラッシュメモリーにオーディオ録音する オーディオ ...... 58ページ オーディオ録音して、USBフラッシュメモリーに保存します。

NOTE

MIDIソングを部分的に録音し直した り、録音したソングのテンポやポイ スを変更したりできます。詳しく は、「そのほかの録音方法とテク ニック」(59ページ)をで覧ください。

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簡単にMIDI録音する

MIDI

最も簡単な録音方法です。

録音に使うボイスや、拍子などの設定を選びます。 録音に使うボイスを選びます(20ページ)。デュアル/スプリット/デュオを使う場合は ここでオンにします。必要に応じてメトロノーム/リズムの拍子とテンポ(39ページ)、 エフェクトもここで選んでください。

2. [REC]ボタンを押して、録音モードに入ります。

録音のための空のソングファイルが用意され、録音画面が表示されます。

「PLAY/PAUSE」ボタンがテンポに合わせて点滅します。 録音モードから抜けたいときはもう一度[REC]ボタンを押します。

3. 録音をスタートさせます。

鍵盤を弾くと、録音がスタートします。 曲の始めに空白の小節を録音したいときは、[PLAY/PAUSE]ボタンを押して録音をス タートさせます。

録音画面(録音中)

4. 演奏が終わったら、[REC]ボタンを押して、録音を終了します。 録音モードを抜け、ソングを保存するための画面が表示されます。

NOTE

右手を録音したあと左手を録音して 1曲に仕上げたい場合は、「トラック を指定してMIDI録音する」(55ペー ジ)をご覧ください。

メトロノーム/リズムを使う

メトロノーム/リズムを鳴らしなが ら録音することもできます。ただ し、メトロノームの音は録音されま せん。またリズム再生は、録音モー ドに入ったあとに行なってください。 リズム再生中に録音モードに入ると、 リズムが停止してしまいます。

NOTE

音量バランス「ソング - 鍵盤」(50 ページ)は記録(録音)されません。

NOTE

MID録音の場合、自動的に右手パー ト(トラック1)が指定されますが、 デュアル/スブリット/デュオ/リズ ムを使った録音では、指定されたト ラックと実際に録音されるトラック が異なります。詳しくは「トラック の割り当て」(55ページ)をご覧くだ さい。

モードとは

てーアとは ある機能を実行できる状態を意味し ます。ここでは、録音できる状態の ことを「録音モード」と呼んでいま す。

NOTE

[REC]ボタンを長めに押すと、録音 のためのソングを選ぶリストが表示 されます。この画面が表示された場 合は、57ページの表をご参照のう え、「新規ソング」を選んで[>]ボタ ンを押してください。

NOTE

リズムが選択されている状態で [RHYTHM]ポタンを押して、リズ ム再生と同時に録音をスタートさせ ることもできます。

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5. 録音した演奏を保存するかどうか、確認画面で選びます。

  • •録音した演奏を保存する場合は、「保存」を選び、[>]ボタンを押します。
  • ・保存せず、録音をやり直す場合は、[^]/[∨]ボタンで「やり直し」を選び、[>]ボタン を押します。手順3から再スタートできます。
  • 保存しない場合は、「\1ボタンで「中止」を選び、「>1ボタンを押します。

保存が終わると「保存が完了しました」のメッセージが表示され、ソング画面に戻ります。新規ソングの場合は自動的に「USERSONGxxx」(xxxは数字)という名前が付けられ、楽器本体の「ユーザー」カテゴリーの中に保存されます。

「PLAY/PAUSE]ボタンを押して、録音した演奏を聞いてみましょう。

MIDI録音で記録されるデータの種類

パートごとに録音されるデータ

  • ・ノートデータ(弾いた音)
  • ・ボイス選択
  • ・ペダル操作(ダンパー、ソフト、ソステヌート)
  • ・リバーブのかかり具合「リバーブデプス」
  • コーラスのかかり具合「コーラスデプス」
  • エフェクトのかかり具合「エフェクトデプス」
  • ・音の明るさ「ブライトネス」
  • ・レゾナンス効果の設定「ハーモニックコンテント」
  • ・ボイスのオクターブ設定
  • ・ボイスごとの音量の設定
  • ・ボイスごとの左右の音の位置の設定「パン」
  • ・2つのボイスの音の高さをずらす微調整 (デュアルのみ)「デチューン」
  • ・ボイスごとのタッチに対する音量変化度合の設定「タッチセンス」

全パートで共通に録音されるデータ

  • ・音律
  • テンポ
  • ・拍子
  • リバーブタイプ
  • ・ コーラスタイプ
  • ・エフェクトタイプ
注記

はした 録音したMIDIソングを保存せずに ソングを切り替えたり電源を切った りすると、録音したデータは失われ ます。ご注意ください。

ソング名を変更する 録音した曲は自動的に名前が付けら

歌目のに回ば日期についたう こ れますが、お好きな名前に変更する ことができます(68ページ)。

NOTE

ノートデータ、ペダル操作、オク ターブ設定、および拍子は、録音後 に変更できません。

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トラックを指定してMIDI録音する

MIDI

MIDI録音では、全部で16トラックで構成されるMIDIソングを、1トラックずつ録音して作り 上げることができます。

たとえば、ピアノ曲の場合、右手パートをトラック1に録音したあと、左手パートをトラック 2に録音すれば、両手で弾くのが難しいピアノ曲を録音することができます。また、リズム (打楽器音のみ)を先に録音しておき、あとでリズムを聞きながらトラック1にメロディーを録 音することもできます。このように、1回で演奏するのが難しい曲でも、パート別に重ねて録 音することで、1つの曲に仕上げることができます。

本体に録音済みのMIDIソングに追加録音する場合:

「簡単にMIDI録音する」の手順1を行なったあと、追加録音したいMIDIソングを選びます (43ページ 手順1~4)。 [REC]ボタン1秒以上押して、録音対象となるソングのリストを表示させ、追加録音した いMIDIソングを選んで[>]ボタンを押してから、下記手順2に進みます。

1. 「簡単にMIDI録音する」(53ページ)の手順1~2と同じ方法で、 録音の準備をします。

2. [<]/[>]ボタンで録音トラックを指定します。

リズムは追加録音できません。リズムを録音する場合は、必ず、最初に録音してください。

  • 右手パートを録音したいときは、「R」を選びます。
  • 左手パートを録音したいときは、「L」を選びます。
  • トラック3~16のいずれかを指定したいときは、[<]/[>]ボタンを何度か押してトラック(Extra 3~16)を指定します。最初にリズムを録音した場合は、トラック9~11のいずれか、またはすべてにリズムが録音されていますので、それ以外のトラックを指定します。

トラックのデータの有無:

トラックに録音済みのデータがあるかどうかは、トラック名の右上に表示されるマークで確認できます。

NOTE

USBフラッシュメモリーに録音し たい場合や、USBフラッシュメモ リー上のソングに追加録音したい場 合は、「USBフラッシュメモリーに MIDI録音する」(57ページ)をご覧 ください。

NOTE

リズムのベース音は、いずれかの鍵 盤を弾かないと鳴らないため、ベー ス音を録音したい場合は、必ず鍵盤 を弾きながら録音してください。

トラックの割り当て

  • リズムを録音するときは、トラックを指定できません。トラック9 ~11に録音されます。
  • デュアル/スプリット/デュオがオンのとき、指定したトラックに入るのは、デュアルの第1ボイス.

スプリット/デュアルの右側のボ イスのみです。デュアルの第2ボ イスは、指定したトラックに6を 足した番号のトラック、スプリッ トおよびデュオの左側のボイス は、指定したトラックに3を足し た番号のトラックに入ります。 16を超えた場合は、折り返して 数えます。

注記

データがあるトラックに録音する と、元のデータは上書きされてしま いますので、ご注意ください。

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3. 録音をスタートさせます。

鍵盤を弾くと、録音がスタートします。 リズムを最初に録音する場合は、[RHYTHM]ボタンを押して録音をスタートさせま す。 曲の始めに空白の小節を録音したいときは、[PLAY/PAUSE]ボタンを押して録音をス タートさせます。

4. 演奏が終わったら、[REC]ボタンを押して、録音を終了します。

録音モードを抜け、ソングを保存するための画面が表示されます。

5. 録音した演奏を保存するかどうか、確認画面で選びます。

  • 録音した演奏を保存する場合は、「保存」を選び、「>1ボタンを押します。
  • ・保存せず、録音をやり直す場合は、[^]/[∨]ボタンで「やり直し」を選び、[>]ボタン を押します。手順3から再スタートできます。
  • •保存しない場合は、[v]ボタンで「中止」を選び、[>]ボタンを押します。

保存が終わると、「保存が完了しました」のメッセージが表示され、ソング画面に戻ります。新規ソングの場合は自動的に「USERSONGxxx」(xxxは数字)という名前が付けられ、楽器本体の「ユーザー」カテゴリーの中に保存されます。

  • 6. [PLAY/PAUSE]ボタンを押して、録音した演奏を聞いてみましょう。
  • 7. 追加録音のためにもう一度録音モードに入ります。
    • 7-1. [REC]ボタンを1秒以上押します。 録音対象のソングがリスト表示されます。
    • 7-2. [∨]ボタンを押して、手順5で保存したMIDIソング(一番下に表示)を選び、 [>]ボタンを押します。

トラックに録音済みのデータがあるかどうかは、55ページ手順2の「トラックデータの 有無」をご覧ください。

8. 手順2~6の方法で、別の空トラックに演奏を追加で録音してい きましょう。

手順2で録音していないトラックを選び、手順3で[PLAY/PAUSE]ボタンを押して、 録音済みのトラックを聞きながら録音しましょう。

注記

体記 録音したMIDIソングを保存せずに ソングを切り替えたり、電源を切っ たりすると、録音したデータは失わ れます。ご注意ください。

NOTE

録音した演奏を保存したあとに、録 音をやり直したい場合は、「部分的 に録音し直す」(59ページ)をご覧く ださい。

ソング名を変更する

録音した曲は、自動的に名前が付け られますが、お好きな名前に変更す ることができます(68ページ)。

注記

データがあるトラックに録音する と、元のデータは上書きされてしま いますので、ご注意ください。

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USBフラッシュメモリーにMIDI録音する

MIDI

空のソングファイルに録音してUSBフラッシュメモリーに保存したり、USBフラッシュメモ リーにある録音済みのMIDIソングに追加録音する方法です。

  • 1. USBフラッシュメモリーを楽器の[•←→](USB TO DEVICE)端 子に接続します。
  • 2. 録音のためのMIDIソングを選び、録音モードに入ります。
    • 2-1. 録音済みのソングに追加録音したい場合は、録音済みのMIDIソングをUSB フラッシュメモリーから選びます(43ページの手順1~4)。空のソングに 録音したい場合にはこの操作は不要です。
    • 2-2. [REC]ボタンを1秒以上押して、録音のためのソングを選ぶリストを表示 させます。

2-3. 録音のためのソングとして、「新規ソング (USB)」か、手順2-1で選んだ MIDIソング(リストの一番下)を[^]/[V]ボタンで選び、[>]ボタンを押し ます。

録音モードに入ります。

録音のためのソング 説明
新規ソング 演奏データを、本体内部に新規MIDIソングとして保存する
場合に選びます。
新規ソング(USB)* 演奏データを、USBフラッシュメモリーに新規MIDIソング
として保存する場合に選びます。
新規オーディオ(USB)* 演奏データを、USBフラッシュメモリーに新規オーディオ
ソングとして保存する場合に選びます。
xxxxxx (手順2-1で選んだ
MIDIソング名)**
録音済みのMIDIソングに追加録音/上書き録音する場合に選びます。

* USBフラッシュメモリー接続時のみ選べます。

** 手順2-1でMIDIソングを選んでいない場合や、内蔵曲/ブロテクトソングを選んでいた場合は表示 されません。

3. 録音して保存します。

録音済みのソングに追加録音したい場合/空のソングにトラック指定をして録音したい場合:

このあとの手順は、「トラックを指定してMIDI録音する」(55ページ)の手順2~8と同様です。

空のソングに簡単録音したい場合:

このあとの手順は、「簡単にMIDI録音する」(53ページ)の手順3~6と同様です。

NOTE

NOTE USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (71ページ)をお読みください。

NOTE

録音前に、USBフラッシュメモ リーの空き容量を確認しておきま しょう。 システムメニュー画面:「ユーティ リティ」→「USBプロパティ」(95 ページ)

注記

版存のMIDIソングを選んで、デー タがあるトラックに録音すると、元 のデータは上書きされてしまいます ので、ご注意ください。

NOTE

既存のMIDIソングに上書き/追加録 音する場合は、選んだソングの拍子 とテンポに自動で設定されます。

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USBフラッシュメモリーにオーディオ録音する

オーディオ

ここではオーディオ録音の方法を説明します。オーディオファイルはUSBフラッシュメモリーにしか保存できませんので、録音を始める前にUSBフラッシュメモリーを準備してください。

  • 1. USBフラッシュメモリーを楽器の[•←→](USB TO DEVICE)端 子に接続します。
  • 2. [REC]ボタンを1秒以上押して、録音のためのソングを選ぶリストを表示させます。
  • [^]/[∨]ボタンで「新規オーディオ(USB)」を選び、[>]ボタンを押します。
  • 4. このあとの手順は、「簡単にMIDI録音する」(53ページ)の手順 3~6と同様です。

録音画面には、録音の経過時間が表示されます。

オーディオ録音の場合、鍵盤演奏だけでなく、コンピューターやスマートデバイスな どの外部機器からのオーディオ入力音([AUX IN]端子、[USB TO HOST]端子、無線 LAN、 Bluetooth での接続)も録音されます。外部機器との接続方法は、69ページを ご覧ください。

NOTE

USBフラッシュメモリーを使う前 に、必ず「USB機器を接続する」 (71ページ)をお読みください。

NOTE

録音前に、USBフラッシュメモ リーの空き容量を確認しておきま しょう。 システムメニュー画面:「ユーティ リティ」→「USBプロパティ」(95 ページ)

NOTE

オーディオ形式での録音の場合、ボ イスパートの音量(85ページ)が初期 設定よりも大きいと、音がひすむこ とがあります。ボイスパートの音量 を変更してある場合は、録音をス タートする前に初期設定の値以下に してください。

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4. 録音開始をしたい場所を指定します。

[<]/[>]ボタンを押して再生位置を移動するか、[PLAY/PAUSE]ボタンを押して演奏 を再生して、録音し直したい場所の手前でもう一度[PLAY/PAUSE]ボタンを押しま す。 必要に応じて、変更したい内容(ボイスやそのほかの設定)を選び直します。

先に録音したときと設定を変えたい場合に行なってください。

5. [REC]ボタンを1秒以上押したあと、手順3で選んだソングを選び、[>]ボタンを押します。

NOTE 部分的に録音し直す場合、拍子は変 更できません。

  • 6. [<]/[>]ボタンで書き換えをしたいトラックを選びます。
  • 7. 演奏を始める、または[PLAY/PAUSE]ボタンを押して、録音 を開始します。
  • 8. [REC]ボタンを押して、録音を終了します。
  • 9. 54ページの手順5に従って、録音した演奏を上書き保存します。
  • 10.[PLAY/PAUSE]ボタンを押して、録音した演奏を再生します。
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録音後にテンポやボイスなどを変更する

MIDI

MIDIソングは、録音を終えたあとでも、演奏データの設定を変更できます。たとえば、録音 したあとでボイスを変更して違った雰囲気の曲にしたり、適切なテンポに調節したりできま す。曲の途中からの変更もできます。

テンポの変更

1. 変更するソングを選びます。

選びかたは、43ページをご覧ください。

2. [TEMPO]ボタンを押してテンポ画面を表示させ、テンポを設定します。

設定方法は39ページをご覧ください。

3. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示 させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に 選んでいきます。

ソングメニュー画面

3-1. [^]/[\]ボタンで「編集」を 選択 3-2. [>]ボタンで次へ

3-3. [^]/[\]ボタンで 「テンボ変更」を選択 3-4. [>]ボタンで次へ

テンポ変更画面

4. 選んだテンポで上書きします。

[\]ボタンを押して画面の「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押します。

くテンポ変更
中止 >
実行 >

変更が完了すると、「操作を完了しました」と表示され、数秒後にテンポ変更画面に戻 ります。

5. [EXIT]ボタンを押してソングメニュー画面から抜けます。

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ボイスの変更

  • 1. 変更するソングを選びます。 選びかたは、43ページをご覧ください。
  • 2. 変更したいボイスを選びます。

選びかたは、20ページをご覧ください。

3. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示 させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に 選んでいきます。

3-1. [^]/[\]ボタンで「編集」を 選択 3-2. [>]ボタンで次へ

3-3. [^]/[∨]ボタンで 「ボイス変更」を選択 3-4. [>]ボタンで次へ

4. [>]ボタンを押して設定画面を表示させ、[^]/[∨]ボタンでボィ スを変更したいトラックを選びます。

5. 手順2で選んだボイスで上書きします。

[<]ボタンを押して1つ前の画面に戻ります。[∨]ボタンを押して画面の「実行」を反 転表示させ、[>]ボタンを押します。

変更が完了すると、「操作を完了しました」と表示され、数秒後にボイス変更画面に戻 ります。

6. [EXIT]ボタンを押してソングメニュー画面から抜けます。

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ソングメニュー画面(89ページ)の「ファイル」項目を選ぶと、市販のミュージックデータ、ご自分で録音したソングなどの 既存のソングファイルに関する操作ができます。

USBフラッシュメモリーをご使用になる場合は、事前に「USB機器を接続する[●← ](USB TO DEVICE)端子)」(71ページ)をお読みください。

操作 表示 ページ
ソングを削除する 削除 64、65ページ
ソングをコピーする * コピー 64、65ページ
ソングを移動する * 移動 64、66ページ
MIDIソングを再生しながらオーディオソングに変換する * オーディオ変換 64、67ページ
ソング名を変更する 名前の変更 64、68ページ

ファイルとは あるデータのまとまりを1つの単位 として保存したものです。ソング データをソング名単位でソングファ イルと言います。

* が付いている項目は、MIDIソングが選ばれているときにのみ有効です。

ソングの種類とファイル操作の制限

ソング画面には、ソングの種類を示すカテゴリー名やアイコンが表示されます。ソングの種類によって、ファイル操作に下記のとおり制限があります。

* アイコンは、「ユーザー」および「USB」カテゴリーのソングに表示されます。

プロテクトがかかったソングの制限

市販のミュージックデータ(ソング) の中には、コピー防止や誤消去防止 のためにプロテクトがかかっている ものがあります。プロテクトソング の保存には、動作確認済みのUSB 記憶装置をお使いください。動作確 認済みのUSB記憶装置は、「USB機 器を接続する」(71ページ)に記載さ れたURLでご確認いただけます。

保存場所 MIDIソングを
カテゴリー ソングの種類 アイ
コン
ソングを
削除する
ソング名を
変更する
ソングを
コピーする
ソングを
移動する
再生しながら
オーディオソン
グに変換する
本体 デモ 本体のボイスデモ - × × × × ×
クラシック
50選
本体のピアノ50曲 | × × × × ×
ユーザー 録音曲(MIDI) 5 0 0 0 0 0
プロテクトがかかった
ソング
S 0 0 × × ×
ヤマハ独自のプロテクト
がかかったソング
រះ 0 0 × 0 ×
USBフラッ
シュメモリー
USB MIDIソング 5 0 0 0 0 0
Audioソング ÷ 0 0 × × ×
プロテクトがかかった
ソング
S × × 0 × ×
ヤマハ独自のプロテクト
がかかったソング
5 0 0 × 0 ×

* ヤマハ独自のブロテクトがかかったソングと、それを編集し、保存したソングの2種類があります。編集し、保存したソングは編集元のソングと同じフォル ダーの中においてください。同じフォルダーの中に編集元のソングがないと、再生できません。

Page 64

ソングファイルの基本操作

ソングファイルの操作は以下の手順で行ないます。

1. 必要に応じて、USBフラッシュメモリーを[•<------------------------------------TO DEVICE]端子に接続してください。

2 ファイル操作の対象となるソングを選びます。

ソングの選びかたは、「ソングを再生する」(43ページ)をご覧ください。

3、ファイル操作モードに入ります。

3-1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してソングメニュー画面を表示させてか ら、「^1/「∨1ボタンで「ファイル」を選んで、「>1ボタンを押します。

3-2. [^]/[V]ボタンで設定したい項目を「削除」、「コピー」、「移動」、「オーディ オ変換」、「名前の変更」のいずれかから選びます。

これ以降、操作を中止してファイル操作モードから抜けるには[FXIT]ボタンを押しま ਰ.

4. 操作を実行します。

ここで の操作は、該当する項目の手順を参照してください。

  • 削除... 65ページ
  • コピー..... .65ページ
  • 移動..... 66ページ
  • オーディオ変換 67ページ
  • 名前の変更...... 68ページ

操作中、画面にメッセージ(情報や確認など)が表示されることがあります。その意味や 対処の方法については、104ページの「メッセージー覧」をご覧ください。

5. [EXIT]ボタンを押して、ファイル操作モードを抜けます。

ファイル操作中やUSBフラッシュメ モリーのマウント中は、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。 USBフラッシュメモリーや楽器本 体のデータが壊れたりするおそれが あります。

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ソングを削除する ソングを1曲ずつ削除します。 削除できるソングの種類は、63ページを確認してください。 基本操作は、64ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1.「削除」を選び、[>]ボタンを押して設定画面を表示させます。

4-2. [∨]ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押して実行します。

ソング削除後、ソングのリスト画面が表示されます。

ソングをコピーする

コピーできるソングの種類は、63ページを確認してください。

コピー /移動できる範囲

楽器本体の「ユーザー」にあるMIDIソングは、USBフラッシュメモリーの「USER FILES」 フォルダーへのみコピー /移動できます。この場合「USER FILES」フォルダーの指定は自 動的に行なわれますので、ご自分で指定する必要はありません。

USBフラッシュメモリー内のMIDIソングは、楽器本体の「ユーザー」へコピー /移動できます。

基本操作は、64ページをご覧ください。 手順4の操作は次のページにあります。

注記 「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ

シュメモリーを外さないでください。

USER FILESフォルダー

USBフラッシュメモリーをこの楽 器で初期化したり、この楽器の演奏 をUSBフラッシュメモリーに録音し た場合、USBフラッシュメモリーの 中に自動的に「USER FILES」とい う名前のフォルダーが作られ、その 中にデータが保存されます。

NOTE

市販のミュージックデータは著作権 で保護されていますので、コピー機 能は個人で楽しむ範囲でご利用くだ さい。

NOTE

フォルダーはコピーできません。

ルートとは

階層構造のいちばん上の部分を表わ します。フォルダーに入っていない 領域のことです。

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4-1. 「コピー」を選び、[>]ボタンを押して設定画面を表示させます。

4-2. [∨]ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押して実行します。

ソングがコピーされ、ソングのリスト画面が表示されます。コピー先のファイル名は、コピー元のファイル名と同じになります。

ソングを移動する

移動できるソングの種類は、63ページを確認してください。

基本操作は、64ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1.「移動」を選び、[>]ボタンを押して設定画面を表示させます。

4-2. [∨]ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押して実行します。

ソングが移動され、ソングのリスト画面が表示されます。

コピー先:

コピー先がUSBフラッシュメモ リーの場合は「USBにコピーしま す」、楽器本体の場合は「ユーザー にコピーします」と表示されます。 コピー先がUSBフラッシュメモ リーの場合、ファイルはUSBフ ラッシュメモリー内の「USER FILES」フォルダーへコピーされま す。

NOTE

コピー先にすでに同じ名前のファイ ルがある場合は、メッセージが表示 されます。上書きする場合は「上書 き」、キャンセルする場合は「中止」 を[^]/[V]ボタンで選び、[>]ボタ ンを押します。

注記

上書きした場合、コピー先のファイ ルのデータはすべて消去され、 コピー元のファイルのデータで上書 きされますのでご注意ください。

注記

「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

移動先

移動先がUSBフラッシュメモリー の場合は「USBに移動します」、楽 器本体の場合は「ユーザーに移動し ます」と表示されます。 移動先がUSBフラッシュメモリー の場合、ファイルはUSBフラッ シュメモリー内の「USER FILES」 フォルダーへ移動されます。

NOTE

移動先にすでに同じ名前のファイル がある場合は、メッセージが表示さ れます。上書きする場合は「上書 き」、キャンセルする場合は「中止」 を[^]/[V]ボタンで選び、[>]ボタ ンを畑します。

注記

上書きした場合、移動先のファイル のデータはすべて消去され、移動元 のファイルのデータで上書きされま すのでご注意ください。

注記

「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

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MIDIソングを再生しながらオーディオソングに変換する

楽器本体の「ユーザー」や、USBフラッシュメモリーの「USER FILES」フォルダー内の MIDIソングを、オーディオソングに変換できます。変換したソングは、USBフラッシュメモ リーの[USER FILES] フォルダー内にしか保存できませんので、USBフラッシュメモリーを 楽器に接続してから変換を実行します。変換できるソングの種類は、63ページを確認してく ださい。

基本操作は、64ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。

4-1. 「オーディオ変換」を選び、[>]ボタンを押して設定画面を表示 させます。

4-2. [∨]ボタンを押して「実行」を反転表示させ、[>]ボタンを押して実行します。

オーディオ変換がスタートし、ソングが再生されます。オーディオ変換中は、オー ディオ録音(52ページ)と同じ状態のため、鍵盤演奏や、コンピューターやスマート デバイスなどの外部機器からのオーディオ入力音も、一緒に録音されます。変換が 終わると「オーディオ変換しました」と表示され、数秒後に、ソングのリスト画面 に戻ります。

変換して保存したオーディオソングのソング名は、元のMIDIソングと同じソング名 になります。ただし、変換後のオーディオソングは、楽器の画面で、ソング名左横 に表示されるアイコンが変わります(63ページ)。また、コンピューター上では、ソ ングファイルの拡張子が「.wav」に変わります。

NOTE

  • 変換しても、MIDIソングは元の保 存場所にそのまま残ります。
  • USBフラッシュメモリーを接続せずに、オーディオ変換を実行しようとすると、エラーメッセージが表示されます。
注記

注記 変換中は、電源を切ったり、USB フラッシュメモリーを外したりしな いでください。変換中のデータが失 われます。

NOTE

保存先に同じ名前のファイルがある 場合は、上書き確認画面が表示され ます。変換を続けるには[^]/[V]ボ タンで「上書き」を選び、[>]ボタ ンを押します。

NOTE

実行中に[EXIT]ボタンを押すと、変換を中止します。中止した場合、変換内容は保存されません。

Page 68

ソング名を変更する 冬前を変更できるソングの種類は 63ページを確認してください。 基本操作は、64ページをご覧ください。 手順4は、下記に従って操作します。 4-1.「名前の変更」を選び、[>]ボタンを押して設定画面を表示させ ます。

4-2. ソング名を付けます。

[<]/[>]ボタンでカーソル(下線)を移動します。

[∧]/[∨]ボタンでカーソルの位置の文字を変更します。同時押しで文字が削除されます。

最大46文字のソング名を付けられます。画面からはみだした文字は、[<]/[>]ボタンでカーソルを移動し、順次表示させることができます。

4-3. [FUNCTION]ボタンを押して実行します。

ソング名変更後、ソングのリスト画面が表示されます。名前を変更したソングが選 ばれています。

NOTE

ソング名に使用できる文字の種類 は、システムメニュー画面:「ユー ティリティ」→「言語設定」(96 ページ)でご確認ください。

注記

「操作を実行しています」の表示中 は、電源を切ったり、USBフラッ シュメモリーを外さないでください。

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他の機器と接続する

端子について

端子の位置は「各部の名前と機能」(10ページ)でご確認ください。

大体パラル

木休背面パクル

● [•←→](USE TO DEVICE)端子

- トデバイスを接続する端子です。

詳しくは「USB機器を接続する」(71ページ)と、「コンピューターやスマートデバイスと接続 する」(72ページ)をご覧ください。

❷ [AUX IN]端子

楽器本体の[AUX IN]端子と、携帯音楽プレーヤーなどのオーディオ機器のヘッドフォン端子 を接続すると、楽器本体のスピーカーから携帯音楽プレーヤーの音を鳴らせます。

/・) 外部機器と接続するときは、すべて 外部 (成 品 C 接 統 9 る C さ は 、 9 へ C の 機器の 雷源を切った上で行なって ください。また、雷源を入れたり くにこい。 みに、 电源 でんていこう リュームを最小(の)にしてください。 感雷、聴力障害または機器の損傷の 原因になります。

NOTE マロロのAI I INITI端子と[ DC IN ] 端子については、「各部の名前と機 能 (10ページ)をご覧ください。

NOTE

この楽器のUSB端子には、「USB TO HOSTI端子と[ ← ](USB TO DEVICE)端子の2種類がありま す。どちらもUSB端子ですが、形 状/用途が違いますので、接続する ときに間違えないようご注意くださ い。(端子の形状に合うプラグを上 下の向きに注意して差し込んでくだ

注記

ノエロ 楽器本体の[AUX IN]端子を使う場 合、外部機器の損傷を防ぐため、電 源を入れるときは、外部機器 → 楽 器の順に、電源を切るときは、楽器 → 外部機器の順に行なってくださ

NOTE

「AUX IN1端子からの入力音は、楽 器のIMASTER VOLUME1スライ ダーで音量調節できます。

NOTE

オーディオ接続ケーブルおよび変換 プラグは、抵抗のないものをお使い ください。

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3 AUX OUT [R][L/L+R]端子

楽器にアンプ内蔵スピーカーなどを接続して、より大きな音を出します。 接続コードを使って図のように接続します。

AUX OUT端子に出力される音量は、楽器の[MASTER VOLUME]スライダーで調節できま す。外部スピーカー使用時、本体スピーカーからの音を消したい場合は、「スピーカー」の設 定をオフにしてください。設定はシステムメニュー画面:「ユーティリティ」→「スピーカー」 (96ページ)で行ないます。

④ [AUX PEDAL]端子

[AUX PEDAL]端子に付属のフットスイッチ(FC4A)や別売のフットペダル(FC3A)、フット スイッチ(FC5)を接続すると、足を使ってさまざまな機能をコントロールできます。 割り当てられる機能について詳しくは、「ペダル機能リスト」(87ページ)をご覧ください。機 能の設定は、システムメニュー画面の「ペダル」→「Auxペダル」の機能と範囲で行ないます (94ページ)。

⑤ MIDI [ĺŇ] [ÓŰT]端子

シンセサイザーやシーケンサーなどのMIDI機器を接続する端子です。 詳しくは「外部MIDI機器と接続する」(76ページ)をご覧ください。

6 [USB TO HOST]端子

コンピューターやiPhone/iPadなどのスマートデバイスを接続する端子です。 詳しくは「コンピューターやスマートデバイスと接続する」(72ページ)をご覧ください。

NOTE

モノ出力の場合(スピーカーを1台だ け使う場合)には、[L/L+R]端子を ご使用ください。

注記

梁器本体のAUX OUT端子を使う 場合、外部機器の損傷を防ぐた め、電源を入れるときは、楽器本 体→外部機器(アンブ内蔵スピー カーなど)の順に、電源を切ると きは、外部機器→楽器本体の順 に行なってください。オートパ ワーオフ機能(13、96ページ)に より、自動的に電源が切れること があります。外部機器を接続した 状態で、一定時間本体を操作しな い場合は、この手順に従って手動 で電源を切るか、オートパワーオ フを解使してください。

・AUX OUT端子から出力した音を、[AUX IN]端子に戻さないでください(AUX OUT端子と外部オーディオ機器を接続した場合は、その機器の音声出力をこの楽器の[AUX IN]端子に接続しないでください)。この楽器の[AUX IN]端子から入力された音はそのままAUX OUT端子から出力されますので、オーディオ系の発振が起こり、正常な再生がなされないばかりでなく、両機器の故障の原因になります。

NOTE

オーディオ接続ケーブルおよび変換 プラグは、抵抗のないものをお使い ください。

NOTE

ヘッドフォンを接続してAUX OUT 端子の出力音をモニターする場合 は、バイノーラルサンプリング/ス テレオフォニックオプティマイザー をオフにすることをおすすめしま す。詳しくは15ページをご覧くだ さい。

NOTE

  • フットスイッチ/フットペダルの 抜き差しは、この楽器の電源を 切った状態で行なってください。
  • フットスイッチ/フットペダルを 踏みながら電源を入れないでくだ さい。踏みながら電源を入れる と、オン/オフが逆になります。
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USB機器を接続する(「•←→](USB TO DEVICE)端子)

「←←→ 1/USB TO DEVICE)端子には、USBフラッシュメモリーや別売のUSB無線LANアダプターを接続します。 楽器木体 とUSBフラッシュメモリーでデータをやりとりしたり(63、99ページ)、別売のUSB無線LANアダプターを使ってスマートデ バイスと毎線通信(72ページ)したりできます。

USB TO DEVICE端子ご使用上の注意

木機にはUSB TO DEVICE端子があります。USB TO DEVICE端子にUSB機器を接続する場合は、以下のことをお

▪■ R櫟哭の取り扱いについては、お使いのUSR櫟哭の取扱説明書もご 参昭ください

■ 使用できるUSB機器

  • USBフラッシュメモリー
  • ・USBハブ
  • ・USB無線LANアダプター (UD-WLO1)

上記以外のUSB機器(マウス、コンピューターのキーボード など)は、接続しても使えません。

動作確認済みUSB機器については、ご購入の前に、下記ウェ ブサイトでご確認ください。

サポート・お問い合わせ https://ip.vamaha.com/support/

「資料/データ」を選択後、モデル名を入力するとリストをダ ウンロードできます。

木機では、USB20~30の機器がで使用できますが、機器 への保存や機器からの読み込みにかかる時間は、データの種 1. 1 本機ではUSB1.1は使用できません。

ノエモ USB TO DEVICE端子の定格は、最大5V/500mAです。定格を超え るUSB機器は故障の原因になるため、接続しないでください。

■ USB機器の接続

USB TO DEVICE端子の形状に合うプラグを上下の向きに注 意して差し込んでください。

注記

▲●● しISB機器の抜き差しは、再生や録音中、ファイル操作中(保存/コ ピー/削除/フォーマットなど)、およびUSB機器へのアクセス中に ビー/前時/ノオーマットなころ、のものこの10km シンフィステートは行なわないでください。楽器本体の機能が停止したり、USB機器 やデータが壊れたりするおそれがあります。

• USB機器の抜き差しは、数秒間隔を空けて行なってください。

1つのUSB TO DEVICE端子に2台以上のUSB機器を同時に接続し たい場合は、USBハブを使います。USBハブをバスパワードでお使 いください。USBハブは1台のみ使用可能です。USBハブの使用中 にエラーメッセージが出た場合は、本機からUSBハブを抜き、本機 の電源を入れ直した上で、再度USBハブを接続してください。

USB機器の接続にはケーブルは使用できません。

USBフラッシュメモリーの取り扱いに ついて

本機にUSBフラッシュメモリーを接続すると、楽器本体で制 作したデータをUSBフラッシュメモリーに保存したり USBフラッシュメモリーのデータを楽器本体で再生したりで きます。

■ 接続できるUSBフラッシュメモリーの数

同時に使用できるUSBフラッシュメモリーは、1台までで す。(USBハブを使用した場合でも、同時に使用できるUSB フラッシュメモリーは1台までです。)

■ USBフラッシュメモリーのフォーマット

USBフラッシュメモリーは本機でフォーマット(95ページ) することをおすすめします。他の機器でフォーマットした USBフラッシュメモリーは、本機で正しく動作しない場合が

注記 フォーマットを実行すると、そのUSBフラッシュメモリーの中身は消 去されます。 必要なデータが入っていないのを確認してからフォー マットしてください。

■ 誤消去防止

USBフラッシュメモリーには、誤ってデータを消してしまわ ないようライトプロテクト機能のついたものがあります。大 切なデータが入っている場合は、ライトプロテクトで書き込 みができないようにしましょう。逆にデータを保存する場合 などは、ご使用の前にお使いのUSBフラッシュメモリーのラ イトプロテクトが解除されていることをご確認ください。

■ USBフラッシュメモリー接続時に電源を切るには

電源を切る場合は、再生/録音やファイル操作(保存/コピー/ 削除/フォーマットなど)によるUSBフラッシュメモリーへの アクセス中でないことを確認してください。USBフラッシュ メモリーやデータが壊れたりするおそれがあります。

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コンピューターやスマートデバイスと接続する([USB TO HOST]端子、[•←→](USB TO DEVICE]端子、 MIDI端子)

楽器をコンピューターやiPhone/iPadなどのスマートデバイスと接続すると、楽しみ方や使える機能が広がります。接続してできることは、77ページをご覧ください。

[接続例]

接続方法について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「コンピューターとつなぐ」や「スマートデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

スマートデバイスアプリ「スマートピアニスト」を使う場合は、アプリの接続ウィザードにより、接続方法を確認できます(79ページ)。

無線LAN接続をする (UD-WLO1を使った接続)

別売のUSB無線LANアダプター UD-WL01を使ってスマートデバイスと接続する場合、「スマートデバイス接続マニュアル」に沿って操作を進めると、「ネットワーク一覧から選んで接続する」、「WPSによる接続」、「手動接続」、「アクセスポイントモードによる接続」のいずれかの設定が楽器側で必要になります。本書の73~76ページをご覧いただき、必要な操作を行なってください。

注記

  • USB ケーブルは、AB タイブの ものをご使用ください。また、3 メートル未満のケーブルをご使用 ください。USB3.0ケーブルは、 ご使用できません。
  • DAW (Digital Audio Workstation) などの音楽制作用アブリケーションと 一緒に使用する場合、設定によっては 大きな音が発生することがあるため、 オーディオルーブバックをオフにして で使用ください(RDページ)。
  • コンピューターやスマートデバイ スを不安定な場所に置かないでく ださい。落下して破損するおそれ があります。
NOTE

  • 楽器をコンピューターやスマート デバイスとUSB ケーブルで接続 する場合は、ハブを経由せず直接 接続してください。
  • 「● (USB TO DEVICE)端 子を使う前に、「USB機器を接続 する」(71ページ)をお読みください。
  • 使用するコンピューターやシーケンスソフトウェアでの必要なMIDI 設定については、それぞれの取扱 説明書をお読みください。
  • オーディオデータの送受信を Windows搭載のコンピューター で行なう場合は、Yamaha Steinberg USB Driver をコン ピューターにインストールする必 要があります。詳しくは、ウェブ サイト上の「コンピューターとつ なぐ」をご覧ください。
  • スマートデバイスを楽器の近くで 使用する場合は、通信によるノイ ズを避けるため、電波を発しない 状態に設定(例:機内モードをオン に設定)してお使いいただくこと をおすすめします。
  • 楽器本体は、コンピューターやスマートデバイスとの接続後しばらくしてから通信を開始します。
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■ ネットワーク一覧から選んで接続する

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体の[●← ](USB TO DEVICE)端子に接続しておいてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

1-1. [∧]/[∨]ボタンで 「ユーティリティ」を選択 1-2. [>]ボタンで次へ

1-3. [^]/[V]ボタンで「無線LAN」 を選択 1-4. [>]ボタンで次へ

NOTE

無線LAN画面での表示項目が異なる 場合は、楽器がアクセスポイント モードになっています。75ページ の手順1で、「インフラストラク チャーモード」に設定してください。

1-5. [∧]/[∨]ボタンで 「ネットワーク選択」を選択

2. [>]ボタンを押して、楽器近くにあるネットワーク一覧を画面に表示させます。

セキュリティが設定されているネットワークには鍵アイコン( 📑 )が表示されます。

くネットワーク通
NETWORK1 8 @>
NETWORK 2 e o >
NETWORK 3 🖨 o >

  • 3. 楽器本体をネットワークに接続します。
    • 3-1. お使いになるネットワークを選択し、[>]ボタンを押します。 選んだネットワーク名全体が表示されますので、目的のネットワークであることを確 認します。
    • 3-2. [>]ボタンを押します。
    • 鍵アイコンが付いていないネットワークの場合: 接続が開始されます。
    • 鍵アイコンが付いているネットワークの場合:

パスワード入力画面が表示されますので、パスワードを入力してください。入力方 法は、「ソング名を変更する」(68ページ)のソング名の付け方と同じです。入力が終 わったら[FUNCTION]ボタンを押して確定します。すると接続が自動的に開始され ます。 接続に成功すると、画面に「操作を完了しました」と表示され、数秒後に「ネット ワーク選択」画面に戻ります。

4. スマートデバイスをネットワークに接続します。

スマートデバイスの設定方法について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「スマー トデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

NOTE

楽器に電波が届いていない場合や SSIDを非公開にしているネット ワークは、一覧に表示されません。

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■ WPSによる接続

お使いのアクセスポイントがWPSに対応している場合は、パスワードなどの設定をすることなく、簡単に楽器をアクセスポイントに接続できます。

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体の[●← ](USB TO DEVICE)端子に接続しておいてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

WPSによる接続を開始するには、USB無線LANアダプター (UD-WL01, 別売)のWPSボタンを3秒以上押します。楽器の画面に「アクセスポイントのWPSボタンを押してください」 と表示されたら、2分以内にお使いのアクセスポイント側のWPSボタンを押します。WPSによる接続が完了すると、楽器の画面に「操作を完了しました」と表示され、数秒後にボイス 画面が表示されます。

回面がないとれより。 そのあと、スマートデバイスをネットワークに接続します。スマートデバイスの設定方法に ついて詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「スマートデバイス接続マニュアル」をご覧くだ さい。

■ 手動接続

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体の[● ← ](USB TO DEVICE)端子に接続しておいてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

「ネットワーク一覧から選んで接続する」(73ページ)の手順1、 2を行ない、楽器の画面に「ネットワーク選択」を表示させます。

くネットワーク
NETWORK1 8@>>
NETWORK 2 e>
NETWORK 3 🔁 o >

  • 2. ネットワーク一覧の一番下の「その他」を選んで[>]ボタンを押します。
  • 3. 「SSID」、「セキュリティ」、「パスワード」を順に設定します。

3-1. [SSID] を選んで[>]ボタンを押すと、入力画面が表示されますので、 アクセスポイントとしてのSSIDを入力します。

入力方法は、「ソング名を変更する」(68ページ)のソング名の付け方と同じです。 入力が終わったら、[FUNCTION]ボタンを押して確定します。自動的に「その他」画 面に戻ります。

  • 3-2. 「セキュリティ」を選んで[>]ボタンを押して、セキュリティのリストを表示させ、[^]/[V]ボタンでセキュリティの種類を選んでから[<]ボタンでその他画面に戻ります。
  • 3-3.「パスワード」はSSIDと同様の方法で設定します。

NOTE

NOTE 楽器が以下の状態のとき、WPSボ タンによる接続はできません。

  • ・ デモモード中、ソング再生/一時 停止/録音中。
  • システムメニュー画面の「無線 LANオプション」の「無線LAN モード」がアクセスポイントモー ドに設定されている。

NOTE セキュリティで「なし」を選ぶと、 パスワードの設定はできません。

Page 75

4. 手順3の画面で、一番下の項目「接続」を選び、[>]ボタンを押 すと、自動で接続を開始します。 接続が完了すると、楽器の画面に「操作を完了しました」と表示され、ネットワーク 選択両面に戻ります。

5. スマートデバイスをネットワークに接続します。

スマートデバイスの設定方法について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「スマー トデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

■ アクセスポイントモードによる接続

必ず別売のUSB無線LANアダプターを本体の[●←←→ ](USB TO DEVICE)端子に接続してお いてください。接続していないと操作に必要な画面が表示されません。

1 楽器をアクセスポイントモードに切り替えます。

[FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の 画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

システムメニュー画面

1-1 [∧]/[∨]ボタンで 「ユーティリティ」を選択 1-2. [>]ボタンで次へ

フーティリティ画面

1-3 [∧]/[∨]ボタンで 「無線 LAN オプション」を選択 1-4. [>]ボタンで次へ

毎線IANオプション面面

無線LANモード画面

1-5. [∧]/[∨]ボタンで 「無線LAN モード」を選択 1-6 [>]ボタンで次へ

1-7. [∧]/[∨]ボタンで 「アクセスポイントモード」を選択

完了すると、画面に「操作を完了しました」と表示され、数秒後に無線LANモード画 面に戻ります。

2. 無線LAN項目のSSID、セキュリティ、パスワード、チャンネル を設定します。

インターネットや他の無線機器と通 インターネット1 信はできません。

Page 76

2-1. システムメニュー画面で、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

2-2. SSID、セキュリティ、パスワード、チャンネルを設定します。 各項目を選び、[>]ボタンを押して入力画面や選択画面を表示させ、、入力、選択を行

各項目を選び、レアホタンを押じて入り回回や選択回回を表示させ、、入り、選択を打 ないます。入力方法とセキュリティの選択方法は、手動接続の手順3と同様です。そ れぞれの項目の設定範囲については、98ページの表をご覧ください。

3. 設定を保存します。

無線LAN画面の一番下の項目「保存」を選び、[>]ボタンを押すと、設定の保存を開始 します。保存が完了すると、画面に「操作を完了しました」と表示され、ユーティリ ティ画面に戻ります。

4. スマートデバイスと楽器(アクセスポイント)を接続します。

スマートデバイスの設定方法について詳しくは、ウェブサイト(2ページ)上の「スマー トデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

外部MIDI機器と接続する(MIDI端子)

MIDIケーブルを使って、楽器本体と外部MIDI機器(キーボード、シンセサイザー、シーケン サーなど)のMIDI端子を接続すると、この楽器から外部MIDI機器をコントロールしたり、外部 MIDI機器からこの楽器をコントロールしたりできます。

  • MIDI [IN] : MIDIデータを受信する端子です。
  • MIDI [OUT]: MIDIデータを送信する端子です。

⚠ 注意

外部機器と接続するときは、すべて の機器の電源を切った上で行なって ください。

NOTE

MID機器の中でも、機種ごとに送受 信できるMIDIデータの内容が同じで はないため、接続しているMIDI機器 間で共通に扱えるMIDIデータだけが 送受信できることになります。この 楽器で扱えるMIDIデータについて は、ウェブサイト(2ページ)上の 「MIDIリファレンス」をご覧くださ い。

Page 77

コンピューターやスマートデバイスを活用する

コンピューターやスマートデバイスと接続すると、次のようなことができます。

接続してできること

  • スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす (Bluetooth オーディオ機能/ 77 ページ)
  • スマートデバイスアプリを使う (79ページ)
  • オーディオデータを送受信する (USB オーディオインターフェース機能/ 80ページ)
  • MIDI データを送受信する (76ページ)
  • MIDI ソング(拡張子.mid、SMF フォーマットO または1)やバックアップファイル(99ページ)を送受信する

スマートデバイスのオーディオデータを楽器で鳴らす ブルートゥース (Bluetoothオーディオ機能)

Bluetoothオーディオ機能を使う前に、必ず8ページの「Bluetoothについて」 をお読みください。

この楽器にはBluetooth機能が搭載されています。この楽器とスマートフォンや携帯オーディ オプレーヤーなどのBluetooth対応機器*を接続すると、その機器で再生するオーディオデー タをこの楽器のスピーカーから鳴らせます。

この機能によるスマートデバイスから楽器へのオーディオ入力音を、楽器での演奏音ととも にコンピューターやスマートデバイスに出力するかどうかを設定できます。詳しくは、80 ページの「オーディオループバックのオン/オフ」をご覧ください。

スマートデバイスとペアリングする

Bluetooth機能を使って初めて接続する場合、スマートデバイスとこの楽器をペアリングする 必要があります。1度ペアリングした機器は、再度ペアリングの必要はありません。

1. [FUNCTION]ボタンを3秒押し続けます。

画面がペアリングの待機状態になります。

ペアリングを中止するには「EXITIボタンを押します。

NOTE

コンピューターで、MIDI データや、 MIDI ソングパ、ックアップファイル を送受信する方法について詳しく は、ウェブサイト(2ページ)上の 「コンピューターとつなぐ」をご覧 ください。

Bluetooth対応機器

本書におけるBluetooth対応機器と は、Bluetooth機能を使って、無線 でオーディオデータを送信できる機 器のことをいいます。また、この機 器は、A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)に対応してい る必要があります。 ここでは、Bluetooth対応機器の一 例として、スマートデバイスを使っ て、Bluetoothオーディオ機能を説 明します。

ペアリング Bluetooth対応機器をこの楽器に登録し、無線通信できるように設定す ることをペアリングといいます。

注記

ペアリングした後に楽器を強制終了 マすると(12ページ)、ペアリングし た情報が失われます。再起動後、も う一度、手順1、2を実行し、ペア リングしてください。

NOTE

この楽器は、最大8台のスマートデ バイスとペアリング(登録)できます が、同時に接続できるのは1台のみ です。9台目の機器とのペアリング が成功すると、接続した日時がもっ とも古い機器の情報が削除されま す。

Page 78

2. スマートデバイスのBluetooth機能をオンにして、接続リストからこの楽器のモデル名「P-515」を選びます。

詳しい操作方法はスマートデバイスの取扱説明書をご覧ください。

ペアリングが完了すると、「Bluetoothのペアリング中です」の表示が消え、ボイス画面やソング画面にBluetooth アイコンが表示されます。

3. スマートデバイスでオーディオデータを再生し、楽器から音が出 ることを確認します。

次に楽器の電源を入れたとき、楽器とスマートデバイスのBluetooth 機能がオンであれば、 前回最後に接続したスマートデバイスと自動で接続します。自動で接続できない場合は、ス マートデバイスの接続リストから再度モデル名を選択してください。

Bluetooth機能のオン/オフを切り換える

初期設定ではBluetooth 機能がオンに設定されていますが、接続を解除したいときや、もう 一度接続しなおしたいときなど、楽器のBluetooth 機能のオン/オフを設定できます。

1. [FUNCTION]ボタンを何度か押してシステムメニュー画面を表示させてから、以下の画面イラストで反転表示された項目を順番に選んでいきます。

システムメニュー画面 Bluetooth画面

2. [>]ボタンを押してオン/オフを切り換えます。

設定が終わったら、[EXIT]ボタンを押して、画面から抜けます。

NOTE

Bluetooth機能はオフにできます。 この楽器のBluetooth機能がオフの とき、[FUNCTION]ボタンを3秒押 しても接続できません。設定をオン に切り換えてから、再度接続してく ださい(78ページ)。

NOTE

スマートデバイス側の設定は、5分 以内に行なってください。

NOTE

パスキーの入力を要求された場合 は、数字で「0000」を入力してく ださい。

NOTE

スマートデバイスからの入力音は、 楽器の[MASTER VOLUME]スライ ダーで音量調節できますが、鍵盤演 奏とバランスを調整したい場合、ス マートデバイスの入力音の音量をス マートデバイス側で調節してくださ

NOTE

スマートデバイスとのペアリング は、システムメニュー画面からでも できます。[FUNCTION]ボタンを 何度か押してシステムメニュー画面 を選び、「Bluetooth」→「ペアリ ング」→[>]ボタンで、ペアリング 待機状態になります(93ページ)。

Page 79

スマートデバイスアプリを使う

楽器に対応したスマートデバイスアプリを使うと、楽器をもっと便利に楽しめます。 この楽器に対応するアプリやスマートデバイスに関する情報は、以下のウェブサイトにある 各アプリのページでご確認ください。 https://ip.yamaha.com/kbdapps/

スマートデバイスアプリ 「スマートピアニスト」

「スマートピアニスト」(無料)を使うと、スマートデバイスで音色選択やメトロノームな どを直感的に操作したり、譜面を表示したりできます。詳しくは、上記ウェブサイトの 「スマートピアニスト」のページでご確認ください。

楽器とスマートデバイスの接続については、「スマートピアニスト」の接続ウィザードで、 使用環境に応じた接続方法を確認できます。接続ウィザードを開始するには、「スマート ピアニスト」の画面左上の「■」(メニュー)をタップしてメニュー画面を開き、「楽器」 →「接続ウィザードを開始する」を順にタップします。

「スマートピアニスト」の接続ウィザードを利用しない場合の接続方法については、ウェブサ イト(2ページ)上の「スマートデバイス接続マニュアル」をご覧ください。

注記

楽器とスマートデバイスを接続した 状態で、「スマートビアニスト」を 起動すると、楽器の設定が「スマー トピアニスト」の内容で上書きされ 消えてしまいます。大切なデータ は、バックアップデータとして USBフラッシュメモリーやコン ピューターに保存しておいてくださ い(99ページ)。

NOTE

「スマートピアニスト」の使用中は、 楽器の[EXIT]ボタン以外は使えませ ん。「スマートピアニスト」を使っ て操作してください。楽器の[EXIT] ボタンを押すと、「スマートピアニ スト」との接続が解除され、楽器で 操作できるようになります。

Page 80

オーディオデータを送受信する (USBオーディオイン ターフェース機能)

USBケーブルを使って、コンピューターやスマートデバイスをUSB [TO HOST]端子に接続 すると、オーディオデータをデジタルで送受信できます。これをUSBオーディオインター フェース機能といい、たとえば次のようなことができます。

• オーディオデータを高音質で再生

[AUX IN]端子での接続と比べて、音質の劣化が少なくクリアな音質で楽しめます。 ・ 録音ソフトや音楽制作ソフトを使って、楽器の演奏をオーディオデータとして録音 録音したデータは、コンピューターやスマートデバイスで再生できます。

オーディオループバックのオン/オフ

コンピューターやスマートデバイスから楽器へのオーディオ入力音(52ページ)を、楽器での 演奏音とともにコンピューターやスマートデバイスに出力する(オーディオループバックする) かどうかを設定できます。出力する場合はオンに、出力しない場合は、オフにします。 たとえば、コンピューターやスマートデバイスを使って、楽器での演奏音だけでなく楽器へ 入力したオーディオ再生音も録音したい場合はオンに、楽器での演奏音だけを録音したい場 合はオフにします。

設定は、[FUNCTION]ボタンを何度か押して、システムメニュー画面を選び、「ユーティリ ティ」→「オーディオループバック」(96ページ)で行ないます。

オーディオEQのオン/オフ

コンピューターやスマートデバイスから楽器へのオーディオ入力音(52ページ)や、オーディ オ入力音を楽器での演奏音とともにコンピューターやスマートデバイスに出力するときの音 の音質を補正(イコライザー=EQ機能)するかどうかを設定できます。この機能をオンにする と、コンピューターなどから楽器へのオーディオ入力音を再生するときに、最適なサウンド になります。逆に、そのオーディオ入力音を楽器での演奏音とともにコンピューター、ス マートデバイスや外部スピーカーなどに出力するときは、この機能をオフすることをおすす めします。

設定は、[FUNCTION]ボタンを何度か押して、システムメニュー画面を選び、「ユーティリ ティ」→「オーディオEQ」(96ページ)で行ないます。

NOTE

  • Bluetoothオーディオ機能(77 ページ)や無線LAN接続(72ページ)によるオーディオ入力音も オーディオループバックの対象です。
  • ・ 采品へのオーディオデータの入力 音量は、コンピューターまたはス マートデバイス側で調節してくだ さい。
  • オーディオソング(42ページ)の再 生音は、この設定がオンのとき は、コンピューターやスマートデ バイスに出力されますが、オフの ときは出力されません。
  • オーディオ録音(58ページ)する と、この設定がオンのときは、コ ンピューターやスマートデバイス からのオーディオ入力音も録音され ますが、オフのときは録音され ません。
Page 81

ステージで演奏する

この楽器はライブや弾き語りなど、ステージに持ち出して演奏する際に便利な機能を装備しています。 ここでは、実際にライブでこの楽器を演奏する際の接続やセッティングについて説明します。

ステージのセッティングと信号の流れ

この楽器の演奏音はPAミキサーに送られ、フロントスピーカーから客席に流されます。演奏 者の足元に、自分の演奏やほかの楽器の音を聞くためのモニタースピーカーが用意されるこ ともあります。

注記

  • 接続の前に必ずお読みください。
  • すべての接続は、電源を切った状態で行なってください。
  • ケーブルの抜き差しや電源のオン/ オフをするときは、必ずPAオペレーター (PAミキサーを操作する人)に確認してください。確認せずに行なうと、PA機器を損傷するおそれがあります。

● フットスイッチ(ペダル)を接続する

フットスイッチやフットペダルの使い方については、16~17ページをご覧ください。 各ペダルに割り当てられる機能については、87ページをご覧ください。

● 出力をPAミキサーに接続する

この楽器の演奏音をPAミキサーの入力端子に送ります。一般的には、ステージ上に用意されている「ダイレクトボックス」と接続します。

下記手順で、この楽器のAUX OUT [L/L+R]端子、[R]端子とダイレクトボックスの入力端子とを、市販のモノラル標準プラグケーブルで接続してください。

  • 1 [MASTER VOLUME]スライダーをMINにします。
  • 2 PAオペレーターに接続してよいかどうか確認します。
  • 3 下図のとおり、接続します。

これで接続は完了です。次に演奏時のサウンドを設定します。

NOTE

  • ・ 楽器に接続したヘッドフォンで楽 器の音をモニターしながら、外部 スピーカーを接続して、ピアノボ イスで演奏する場合は、「バイ ノーラルサンブリング」や「ステレ オフォニックオブティマイザー」 をオフにすることをおすすめしま す(15ページ)。
  • ダイレクトボックスが1チャンネ ル分しか用意されていない場合 は、AUX OUT [L/L+R]端子とダ イレクトボックスをモノラル標準 プラグケーブルで接続します。L とRの信号はミックスされ、モノ ラル出力されます。
  • ダイレクトボックスがない場合 は、PAミキサーやステージ上の サブミキサーの入力端子と直接接 続します。
Page 82

サウンドの設定

各楽器のセッティングができると、PAオペレーターから楽器(ドラム、ベース、ギター、キー ボードなど)ごとに音を出すよう指示があります。音を出す準備をしておきましょう。

● この楽器の電源を入れる

この楽器の[MASTER VOLUME]スライダーをMINにし、PAオペレーターに電源を入れてよ いことを確認した上で、「ゆ](スタンバイ/オン)スイッチを押して電源を入れます。

● セッティングを確認する

楽器が以下の状態になっていることを確認します。

  • ・音の高さが他の楽器と合っている(マスターチューニング、33ページ)。
  • ・オートパワーオフ機能がオフ(無効)に設定されている(13ページ)。
  • ・フットスイッチやフットペダルの機能が「サステイン(連続)」になっている(94ページ)。
  • 楽器本体のリバーブがオフに設定されている。(26ページ) 一般的に、PAミキサー側でリバーブをかけます。
  • ・必要に応じて、楽器本体のスピーカーをオフに設定します(96ページ)。

● キーボードのサウンドを決定する

PAオペレーターからキーボードの音出しの指示があったら、実際に演奏して以下のような状況での音決めをしていきます。

  • ・バッキング演奏の際の音量
  • ・ソロなど最も大きな音で演奏する際の音量
  • 使う音色ごとの音量

[MASTER VOLUME]スライダーは一番大きな音量で演奏するときでツマミ位置8~9程度、 バッキングで5~7程度を目安とします。大きすぎると音がひずむ可能性があり、小さすぎる とノイズが目立ちます。

バンドの中でこの楽器の音が目立たないと感じる場合は、サウンドブースト(35ページ)をオンにすることをおすすめします。3つのサウンドブーストタイプから最適なタイプを選んでください。

また、この楽器のマスター EQ機能(36ページ)を使えば、さらに演奏に適した音に設定できます。

● バンド全体のサウンドを決定する

楽器ごとのサウンドを決定したら、バンドで曲を演奏して全体のサウンドを決定します。自 分の近くにあるモニタースピーカーからの音をチェックします。自分の演奏音、ボーカル、 他の楽器音など、音量のバランスで要望があれば、PAオペレーターに調整を依頼します。

これで、演奏前のセッティングは終了です。

パネルをロックして誤操作を防ぐ

演奏(本番)中に誤って本体パネル上のボタンに触れて設定が変わることを防ぐため、パネ ルロック機能の使用をおすすめします。この機能の詳細は、38ページをご覧ください。

Page 83

詳細設定編

[FUNCTION]ボタンを押すことにより、ボイス、ソング再生、メトロノーム、録音、楽器の全体設定に関する詳細設定画面を 呼び出すことができます。

基本操作

  • 1. 必要に応じて、ボイス設定またはソング選択を行ないます。
    • ボイスに関する設定をしたい場合(ボイスメニューを呼び出す場合)は、あらかじめボイスを選択しておきます。 R1/R2/Lボイス同士のバランスなど調整したい場合は、あらかじめデュアル/スプリット/デュオをオンにしておきます。
    • くり返し再生などソング再生に関する設定をしたい場合は、あらかじめソングを選択しておきます。
    • •録音したMIDIソングデータを編集したい場合(ソングメニューの「編集」を呼び出したい場合)は、あらかじめユーザー ソングを選択しておきます。

2. [FUNCTION]ボタンを何回か押してメニューを選択します。

[FUNCTION]ボタンをくり返し押すと表示されるメニューが切り替わります。 選んだメニューは画面上部のメニュー名と、左側のアイコンで確認できます。

  • Ш ボイスメニュー (84ページ)
  • ・ ソングメニュー (88ページ)
  • ▶ メトロノーム/リズムメニュー (91ページ)
  • 🖸 録音メニュー (92ページ)
  • ▶ / ➡ システムメニュー (93ページ)
  • 3. [^]/[∨]/[<]/[>]ボタンを使って項目を選択します。

選んだメニューに応じて内容は異なりま す。各メニューの 一覧表は、縦方向を[^]/[V]ボタンで、横方向を[<]/[>] ボタンで選択/切り換えできます。

4. 手順3で呼び出した画面上で、設定値を選択 したり、機能を実行したりします。

ほとんどの画面では設定値を選びますが、ソングメニューの 「編集」やシステムメニューの「バックアップ」「USBフォー マット」など一部の項目では処理を実行します。 ポップアップ画面が表示された場合は、[<]/[>]ボタンで値 を設定し、[EXIT]ボタンで画面を閉じてください。 また設定値が2つしかない場合は(オンとオフなど)、 [>]ボタンを押すたびに、2つの値を切り替えられます。

5. 設定が終わったら、[EXIT]ボタンでメニュー画面から抜けます。

Page 84

□□ ボイスメニュー

ボイスメニューでは、ボイス(音色)をはじめとして鍵盤演奏に関する詳細設定ができます。デュアル/スプリット/デュオが オンの場合は、ボイス(またはボイスの組み合わせ)ごとに個別に設定できます。鍵盤を弾いて音を聞きながら数値を変更する ことで、お好みのサウンドを設定しましょう。なお、デュアル/スプリット/デュオのボイスを設定するときは、デュアル/スプ リット/デュオをオンにしてから、操作をはじめてください。

NOTE

* が付いている項目は、デュアル/スプリット/デュオがオンの場合のみ表示されます。

各項目の呼び出し方:
必要に応じてボイス選択やデュアル/スプリット/デュオを設定したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ボイスメニュー」を
選択し、[^]/[\]/[<]/[<]バタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[\]
[\]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
トランス
ポーズ
(32ページ
参照)
(設定画面) _ 鍵盤演奏音のキーを半音単位で移調(トランスボー
ズ)します。ここでの設定により、弾く鍵盤を変え
ずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さにキー(調)を
合わせられます。
0 - 12 (- 1オク
ターブ)~0 (標準
音程)~+ 12 (+ 1
オクターブ)
ピアノ設定
(23~24
大屋根の開閉 月 (設定画面) ピアノの大屋根を開閉します。 フル フル、ハーフ、
クローズ
ベージ参照) VRM _ VRMのオン/オフを設定します。VRMの機能につ
いては「VRMとは」(25ページ)をご覧ください。
VRMの効果を付けられるボイスは、「ボイス一覧」
(101ページ)をご覧ください。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
ダンパー
レゾナン:
(設定画面)
ダンパーペダルを踏んだとき加わる、VRMによる
弦共鳴音のかかり具合を設定します。「VRM」の設
定がオンのときにのみ効果があります。
5 0~10
ストリン:
レゾナン:
グ (設定画面)
押鍵したとき加わる、VRMによる弦共鳴音のかか
り具合を設定します。「VRM」の設定がオンのとき
にのみ効果があります。
5 0~10
アリコー
レゾナン:
ト (設定画面)
アリコートの響きを調節します。「VRM」の設定が
オンのときにのみ効果があります。
5 0~10
ボディ
レゾナン:
(設定画面)
響板や側板、フレームなど、ピアノ本体部の響きを
調節します。「VRM」の設定がオンのときにのみ効
果があります。
5 0~10
キーオフ
サンプリング
(設定画面)
キーオフ音(鍵盤を離したときの微妙な発音)の音量
を変えます。キーオフサンブリングの効果を付けら
れるボイスは、「ボイス一覧」(101ページ)を確認
してください。
5 0~10
リバーブ
(26ページ
参照)
(設定画面) - リバーブタイプを選択します。リバーブは、鍵盤演
奏、ソング再生音、外部から入力されたMIDIデー
タすべてに共通にかかります。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
リバーブタイプリ
スト参照(87ペー
ジ)
コーラス
(26ページ
参照)
(設定画面) - コーラスタイプを選択します。コーラスは、鍵盤演
奏、ソング再生音、外部から入力されたMIDIデー
タすべてに共通にかかります。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
コーラスタイプリ
スト参照(87ペー
ジ)
Page 85
各項目の呼び
必要に応じて
選択し、[^]
台頃目の呼び立し方 :
必要に応じてボイス選択やデュアル/スプリット/デュオを設定したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ボイスメニュー」を
選択し、[^]/[∨]/[<]/[<]バタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ボイス編集 ボー ボイス名* オクターブ 鍵盤音の高さをオクターブ単位で上下にシフトしま
す。デュアル/スブリット/デュオがオンの場合は、
ボイスごとに設定できます。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
ー2 (2オクターブ
下)~0 (シフトし
ない)~+2 (2オ
クターブ上)
音量 ボイスの音量を調整します。デュアル/スプリット/
デュオがオンの場合は、ボイスごとに設定すること
でバランスを調整します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
0~127
リバーブの
深さ
(26ページ参照)
現在選択されているリバーブの深さ(かかり具合)を
調整します。デュアル/スブリット/デュオがオンの
場合は、ボイスごとに設定することでバランスを調
整します。設定値がOの場合、効果はかかりませ
ん。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
0~127
NOTE
VRMボイスが複数パートに使用されている場合、予期
しない音になることがあります。優先パートの設定が、
パート間共通の設定になるためです。ソング再生中はソ
ングパートでの設定(優先順位: チャンネル1、チャンネ
ル2チャンネル16)、ソング停止時はボイスパートで
の設定(優先順位: ボイス右1、ポイス左、ボイス右2)が
使用されます。
コーラスの
深さ
(26ページ参照)
現在選択されているコーラスの深さ(かかり具合)を
調整します。デュアル/スブリット/デュオがオンの
場合は、ボイスごとに設定することでバランスを調
整します。設定値が0の場合、効果はかかりませ
ん。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
0~127
NOTE
VRMボイスが複数パートに使用されている場合、予期
しない音になることがあります。優先パートの設定が、
パート間共通の設定になるためです。ソング再生中はソ
ングパートでの設定(優先順位: チャンネル1、チャンネ
ル2チャンネル16)、ソング停止時はポイスパートで
の設定(優先順位: ボイス右1、ボイス左、ボイス右2)が
使用されます。
エフェクト
(26ページ参照)
リバーブやコーラスとは別に、鍵盤演奏のボイスに
対して、個別にエフェクトタイプをかけられます。
最大2つのボイスにまで設定できます。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
エフェクトタイプ
リスト参照
(87ページ)
ロータリー SP エフェクトタイプとして「ロータリー」を選んだボ
イスにだけ有効です。ロータリースピーカーエフェ
クトの回転スピードを設定します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
速い、遅い
バイブ
ローター
エフェクトタイプとして「バイブローター」を選ん
だボイスにだけ有効です。バイブローター効果をか
ける/かけない(オン/オフ)を設定します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
On (オン)、
Off (オフ)
スピード エフェクトタイプに「バイブローター」を選んだボ
イスにだけ有効です。ビブラフォン独特のビブラー
ト(音揺れ)のスピードを設定します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
1~10
エフェクトの深
エフェクト(上記)のかかり具合を、ボイスごとに設
定します。エフェクトタイブの中にはかかり具合の
設定ができないものがあります。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
1~127
パン 各ボイスの音が、左右のどのあたりから聞こえてく
るようにするかを、個別に設定します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
L64 (左寄り)〜C
(中央)〜R63 (右
寄り)
ハーモニック
コンテント
フィルターのレゾナンス値を上げることで、音に独
特のクセを付けることができます。デュアル/スプ
リット/デュオがオンの場合は、ボイスごとに設定
できます。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
-64~+63
NOTE
ボイスによっては、効果のかかり具合がわかりにくい、
もしくは効果がかからないものがあります。
Page 86
各項目の呼び出し方:
必要に応じてボイス選択やデュアル/スプリット/デュオを設定したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ボイスメニュー」を
選択し、[^]/[\]/[<]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ボイス編集 ボイス名* ブライトネス 各ボイスの明るさを個別に調整します。 ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
-64~+63
タッチセンス 鍵盤を弾いたときの強さに対する音量変化の幅/音
量の出やすさを設定します。ハーブシコードやオル
ガンなどのボイスは、鍵盤を弾いたときの強さによ
る音量変化がない楽器なので、初期設定は127(音
量が一定音量)になっています。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
0 (音量が出にく
い)~64 (音量変
化幅が最大)~
127 (音量が出や
すく一定音量)
右ペダル ボイスごとに、右ペダルの機能をオン/オフします。
たとえばスプリットオン時に、右手演奏にはペダル
効果をかけたいが左手演奏にはかけたくない場合な
どに活用します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
On (オン)、
Off (オフ)
中ペダル ボイスごとに、中ペダルの機能をオン/オフします。
たとえばスブリットオン時に、右手演奏にはペダル
効果をかけたいが左手演奏にはかけたくない場合な
どに活用します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
On (オン)、
Off (オフ)
左ペダル ボイスごとに、左ペダルの機能をオン/オフします。
たとえばスプリットオン時に、右手演奏にはペダル
効果をかけたいが左手演奏にはかけたくない場合な
どに活用します。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
On (オン)、
Off (オフ)
ペダル割り
当て
(別声のぷダ
右ペダル (設定画面) 右ペダルに、ダンパーペダル(サステイン)とは違う
機能を割り当てます。
サステイン(連続) ペダル機能リスト
参照(87ページ)
(別元のペタ
ルユニット
使用時、17
中ペダル (設定画面) 中ペダルに、ソステヌートペダルとは違う機能を割
り当てます。
ソステヌート ペダル機能リスト
参照(87ページ)
ページ参照) 左ペダル (設定画面) 左ペダルに、ソフトペダルとは違う機能を割り当て
ます。
  • ジャズオルガン
    選択時: ロータ
    リースピード
  • ビブラフォンブ
    択時: バイブ
    ロータ
  • 上記以外のボイ
    ス選択時: ソフ
ペダル機能リスト
参照(87ページ)
バランス* 音量 R2 - R1* (設定画面) デュアルがオンの場合は2つのボイスの音量バラン
スを調整します。[<]/[>]ボタンで調整後、[EXIT]
ボタンでポップアップ画面を閉じます。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
R2+10~0~
R1+10
音量 L - R* (設定画面) スプリット/デュオがオンの場合の左手鍵域と右手
鍵域の音量バランスを調整します。デュオがオンの
場合は左右パートの音量バランスを調節します。
[<]/[>]ボタンで調整後、[EXIT]ボタンでポップ
アップ画面を閉じます。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
L+10~0~
R+10
デチューン* (設定画面) デュアルで選択した2つのボイスのピッチ(音高)を
微妙にすらすことで、音の厚みを増します。
画面上でスライダーを右へ動かすほど、R1(第1ボ
イス)のピッチが高く、R2(第2ボイス)のピッチが
低くなります。スライダーを左へ動かすほど、R1
(第1ボイス)のピッチが低く、R2(第2ボイス)の
ビッチが高くなります。調整が終わったら、[EXIT]
ボタンでポップアップ画面を閉じます。
ボイスまたはボイ
スの組み合わせに
よる
R2+20~0~
R1+20
Page 87

■ リバーブタイプリスト

Off (オフ) 効果なし
リサイタルホール ピアノリサイタル向けの中規模ホールのクリアな響き
コンサートホール オーケストラの公演が行なわれる大きなホールの華やかな響き
サロン 室内楽に適した、宮廷内の広間の落ち着きのある響き
大聖堂 天井の高い石造りの大聖堂の荘厳な響き
クラブ ライブハウスやジャズクラブのメリハリのある響き
プレート 録音スタジオで使用される往年のリバーブ装置の明るい響き

■ コーラスタイプリスト

Off (オフ) 効果なし
コーラス 豊かな広がりを加える効果
セレステ うねりと広がりを加える効果
フランジャー ジェット機の上昇、下降音のようなうねりを加える効果

■ エフェクトタイプリスト

エフェクトタイプ 効果
Off (オフ) 効果なし
ディレイLCR 左、中央、右の3つの位置でかかるディレイ(音を遅らせる)効果
ディレイLR 左右2つの位置でかかるディレイ効果
エコー 「こだま」のようなディレイ効果
クロスディレイ 左右2つのディレイを交差してかけた効果
シンフォニック 豊かで奥行きのある響きを作る効果
ロータリー ロータリースピーカー (回転スピーカー)を使っているようなビブラート感が得られる効果
トレモロ 音量が周期的に変化する効果
バイブローター ビブラフォン特有のビブラート
オートパン 音が左右、前後に揺れ動くような効果
フェイザー 位相を周期的に変化させ、音にうねりを持たせる効果
オートワウ ワウフィルターの中心周波数を周期的に変化させる効果
ディストーション 音をひずませる効果

■ ペダル機能リスト

割当可能 能なペダル 〇: 可 能 ×: 不可
機能 説明 左ペダル 中ペダル 右ペダル
([AUX PEDAL]端子に
接続したペダル含む)
サステイン(スイッチ) ペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音を長く
響かせる機能
0 0 0
サステイン(連続)* ペダルの踏み込み具合で、鍵盤から指を離したあとの音
が響く長さを変える機能(初期設定)
× х 0
ソステヌート ソステヌート(17ページ) 0 0 0
ソフト ソフト(17ページ) 0 0 0
ピッチベンドアップ* 音の高さを連続的に上げる機能 × × 0
ピッチベンドダウン* 音の高さを連続的に下げる機能 × × 0
ロータリースピード** ジャズオルガンのロータリースピーカーの回転数の変化
(踏むごとに速い/遅いが切り替わる)
Ο 0 0
バイブローター** ビブラフォンのビブラートのオン/オフ(踏むごとにオン/
オフが切り替わる)
0 0 0

*マークのついた機能を [AUX PEDAL]端子に接続したペダルに割り当てる場合は、別売のフットペダル(70ページ)の使用をお勧めします。それ以外の機能 は、付属のフットスイッチ(70ページ)の使用をお勧めします。

**マークのついた機能は、ジャズオルガン、またはビブラフォンのボイスを選ぶと、自動的に左ペダルに割り当てられます。

Page 88

🖪 ソングメニュー

ソングメニューでは、ソング再生に関するさまざまな設定や、ソングデータを一括修正ができます。

NOTE

NOTE ・* が付いている項目は、MIDIソングが選ばれているときのみ表示され、オーディオソング選択時は表示されません。

** が付いている項目はオーディオソングが選ばれているときのみ表示されます。

・「編集」の機能を使う場合は、デモ曲、クラシック50選、レッスン以外のMIDIソングを選んでください。

「編集」の機能を使う場合は、アビー、アランダブンの度、レダスフ以外のMillアンフを進んてくたさい。 「実行」は、現在選択されているソングデータを修正する機能です。[>]ボタンを押すことでソングデータが書き換わるので十分ご注意ください。

・MIDIソングが選ばれているときと、オーディソングが選ばれているときで、一部項目の順番や表示が異なります。

各項目の呼び出し方:
必要に応じてソングを選択したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「ソングメニュー」を選択し、[^]/[\]/[<]/[>]ボタンで
項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
L/R*
(46ページ
参照)
R、L、その他 _ ソング再生をトラックごとにオフ(ミュート)します。 On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
リピート
(47ページ
A – B* (設定画面) 現在選択されているMIDIソングの一部(A点〜B点)を、くり
返し再生する機能(ABリピート)です。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
参照) フレーズ* フレーズ
マーク
フレーズマークが入っているMIDIソングが選ばれている場合のみ有効です。「リピート」をオンにし、フレーズマークの番号を指定することで、ソングの該当フレーズから再生し 000 000~その曲の
最終フレーズ番
リピート にり、そのノレースにけをくり返し用生させたりします。
「フレーズ」がオンの場合に[PLAY/PAUSE]ボタンを押す
と、カウント音に続いて指定のフレーズ番号から再生が開始
され、もう一度[PLAY/PAUSE]ボタンを押すまでくり返し
再生されます。
Off (オフ) On (くり返し再
生)/Off (くり返
ししない)
ソング (設定画面) 特定の曲だけを順に再生したり、ランダムに再生したりします。 Off (オフ) Off (オフ)、1曲、
全て、ランダム
音量
(50ページ
ソング – 鍵盤* (設定画面) ソング再生音と鍵盤演奏音の音量バランスを調節します。 0 Key+64~0~
Song+64
≫釈) ソング L – R* (設定画面) ソング再生音の右手パートと左手パートの音量バランスを調
節します。
0 L+64~0~
R+64
(設定画面)** オーディオソングの音量を調節します。 100 0~127
トランス
ポーズ
(51ページ
参照)
(設定画面) _
  • 鍵盤の音の高さを変えずに、再生するソングだけを、半音単位で移調(=トランスポーズ)します。たとえば、トランスポーズ量を「5」に設定すると、「八長調」のソングは「へ長調」で再生されます。
  • NOTE
  • 外部から入力されたオーディオ音声はトランスポーズされません。
  • NOTE
  • MIDIソングの演奏情報(ノートオン/オフ)をMIDI送信する場合、ノートナンバーは本来の値にトランスポーズ値を加えた値で送信されます。ノートオン/オフをMIDI受信した場合は、受信したままのノートナンバーで発音します(トランスポーズされません)。
  • NOTE
  • オーディオソングのトランスポーズを変更した場合、曲によっては美麗がありるストレギャカターといちります
0 -12(-1オク
ターブ)~0(標準
ピッチ)~+12
(+1オクターブ)
Page 89
各項目の呼び
必要に応じて
項日を選択
が出し方:
こソングを選択し;
ます
たあと、[FUN CTION]ボタンを何度か押して「ソングメニュー」を選択I ר [^]/[∨]/[ [<]/[>]ボタンで
項日を選択で
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ファイル 削除 中止 ソングを削除します。ファイル操作が可能なソングについて _ _
(65ページ参照) 実行 は、63ページをご覧ください。 _ _
中止 MIDIソングのコピーを別の場所に保存します。ファイル操 _ _
(65ページ参照) 実行 作か可能なソンクについては、63ペーシをご覧くたさい。 - -
移動* 中止 MIDIソングの保存場所を移動します。ファイル操作が可能 _ -
(66ページ参照) 実行 なシングについては、63ページをご見ください。 _ _
オーディオ変換* 中止 MIDIソングをオーディオソングに変換します。ファイル操 _ _
(67パーン参照) 実行 1Fが可能なシングについては、63ページをご見ください。 _ _
名前の変更
(68ページ参照)
(設定画面) ソング名を変更します。ファイル操作が可能なソングについ
ては、63ページをご覧ください。
_
編集* クオンタイズ
(演奏タイミング
のずれを修正)
クオンタイズ 現在選択されているMIDIソングの各音符の位置を、8分音符
や16分音符などのタイミングに正確に移動することでソン
グデータを修正する機能です。
1/16 「クオンタイズ設
定範囲」参照
(90ページ)
強さ
  1. クオンタイズでクオンタイズの分解能(修正する音符の単位)を設定します。
  2. 強さでクオンタイズをかける効果の強さを設定します。
  3. 「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことでデータ修正を実行」にます。
100% 0%~100%
「強さによる修正
データの違い」
参照(90ページ)
実行 _ -
トラック削除
(ソングトラック
の削除)
トラック 現在選択されているMIDIソングのデータを、トラックごと
に削除する機能です。
トラック1 トラック1~
トラック16
実行
  1. 「トラック」で削除対象のトラックを選択します。
  2. 「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことで、指定トラックのデータ削除を実行します。
_ _
テンポ変更
(ソングデータの
テンポ変更、
61ページ参照)
中止 選択されているMIDIソングのテンポ値を現在のテンポ値に
変更し、ソングデータとして修正する機能です。ソングメ
ソングによる _
実行 ニュー画面を呼び出す前に、テンポを変更したい値に設定しておいてください。
「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことで、ソング
データ修正を実行します。
_ _
ボイス変更
(62ページ参照)
トラック 現在選択されているMIDIソングのボイスを、トラックごと
に現在選択されているボイスに変更し、ソングデータとして
トラック1 トラック1~
トラック16
実行 修止する機能です。
「実行」にカーソルを合わせて[>]を押すことで、ソングデー
夕修正を実行します。
_ _
その他* クイック
プレイ
_ 現在選択されているMIDIソングの冒頭部に無音部分がある
場合、クイックブレイをオンに設定することで、音のあると
ころからすぐに再生開始させることができます。アウフタク
ト(弱起 = 小節の途中拍から曲が始まること)のMIDIソング
を再生する場合に便利な設定です。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
トラック試聴 トラック
スタート
トラック別の中身を確認するために、1トラックだけを選ん
で再生できます。実際の音が鳴るところからすぐに再生され
ます。トラック選択後に、「スタート」にカーソルを合わせ
た状態で[>]ボタンを押している間だけ、選択したトラック
が再生されます。
トラック1 トラック1〜
トラック16
再生トラック - この楽器で再生するトラックを設定できます。「1&2」で
は、トラック1と2だけが再生され、3から16トラックは
MIDI送信されます。「全て」では、トラック1から16すべて
が再生されます。
全て 全て、1&2

NOTE

NOIE ソングの再生テンポの変更は、[TEMPO]ボタンを押して呼び出される画面で設定できます。設定方法については、45ページをご覧ください。

Page 90

*マークが付いた設定は、同時に異なる2つの音符のタイミングにクオンタ イズできます。たとえば、8分音符と3連8分音符の両方のタイミングに 録音されているトラックに「8分音符」を選択すると、そのトラックの全 音符が8分音符でクオンタイズされてしまい、3連8分音符のタイミング の音がなくなってしまいます。しかし、「8分音符+3連8分音符」に設定 すれば、8分音符と3連符の両方のタイミングの音をクオンタイズできま す。

強さによる修正データの違い

Page 91

図 メトロノーム/リズムメニュー

メトロノーム/リズムメニューでは、メトロノーム再生時(39ページ)またはリズム再生時(41ページ)の音量/テンポ表示のしかたを設定します。また、拍子設定(40ページ)の1拍めにメトロノームのベル音を鳴らすかどうかや、リズムの再生方法に関する設定もできます。

各項目の呼び
必要に応じて、
ンで項目を選払
出し方:
ノングを選択し 1
尺します。
たあと、[FUNC CTION]ボタンを何度か押して「メトロノーム/リズムメニュー - |を選択し、[ ∧]/[∨]ボタ
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
拍子 (設定画面) _ メトロノームの拍子を設定します。MIDIソングを選んだり、
再生したりすると、選んだソングの拍子に自動的に変わります。
4/4 2/2、1/4、
2/4、3/4、
4/4、5/4、
6/4、7/4、
3/8、6/8、
7/8、9/8、
12/8
(設定画面) - メトロノーム/リズムの音量を設定します。これにより、鍵盤演
奏の音量とバランスをとります。
82 0~127
BPM ١ ١ 画面上のテンポ表示の基準音価を、メトロノームの拍子設定(40
ページ)に連動させるか、拍子設定に関係なく4分音符基準にする
かを設定します。「拍子に連動」を選択した場合、拍子設定の分
母値が基準音価になります。(ただし、拍子が「6/8」「9/8」
「12/8」に限り、符点4分音符が基準音価になります。)
拍子に連動 拍子に連動、
4分音符
ベル _ _ 設定された拍子(40ページ)の1拍目で、メトロノームのベル音を
鳴らすか鳴らさないかを設定します。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
イントロ _ _ リズム再生開始時にイントロを再生する(オン)か、しない(オフ)
かを設定します。
NOTE
イントロをオンに設定した場合でも、ソング再生中にリズム再生を開
始した場合は、イントロは再生されません。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
エンディング _ _ リズム再生終了時にエンディングを再生する(オン)か、しない
(オフ)かを設定します。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
シンクロ再生 _ _
  • 鍵盤を弾くと同時にリズムをスタートさせる(オン)か、させない
    (オフ)かを設定します。
  • この機能を使うには、以下の操作を行なってください。
  • 1. この機能をオンにする。
  • 2. [RHYTHM]ボタンを押してシンクロスタート待機状態に入る。
    [RHYTHM]ボタンが点滅する。
  • 3. 鍵盤を弾いて、リズムをスタートさせる。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
ベース - - リズムにベースの自動伴奏を付けるかどうかを設定します。 On (オン) On (オン)、
Off (オフ)

■ テンポを設定する

メトロノーム/リズムのテンポは、[TEMPO]ボタンを押して呼び出される画面で設定できます。詳しくは39ページをご覧ください。

Page 92

録音メニューでは、MIDI録音(52ページ)の詳細な条件を設定します。

NOTE

NOTE ここでの設定はMIDI録音に対してのみ有効で、オーディオ録音には効果しません。

各項目の呼び出し方:
必要に応じてソングを選択したあと、[FUNCTION]ボタンを何度か押して「録音メニュー」を選択し、[^]/[∨]ボタンで項目を選択
します。
[>]
[<]
[∧]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
録音開始 _ _ 既存MIDIソングへの上書き録音時のための設定で、MIDI録音開始の操
作後に実際に録音が始まるタイミングを指定します。「標準」を選択し
た場合、録音開始の操作と同時に、実際の録音も始まります。鍵盤を
弾いていなくても無音部分として録音されます。「押鍵」を選択した場
合は、録音開始の操作をしたあと、鍵盤を弾いたときに初めて実際の
録音が開始されます。
標準 標準、押鍵
録音終了 - _ 既存MIDIソングへの上書き録音時のための設定で、MIDI録音終了の操
作後に、終了したタイミング以降のソングデータを消す(差し替え)か残
す(パンチアウト)かを設定します。
差し替え 差し替え、
パンチアウト
リズム録音 _ _ リズム再生をMIDI録音する(オン)/しない(オフ)を設定します。オンに
した場合は、トラック9~10に演奏が録音されます。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
Page 93

■/■ システムメニュー

システムメニューでは、楽器全体にかかわる設定を行ないます。

各項目の呼び
[FUNCTION
各項目の呼び出し方:
[FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[V]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
∑∑ 説明 初期設定 設定範囲
Bluetooth
(77~78
Bluetooth (設定画面) Bluetooth機能のオン/オフを設定します。 On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
ベーン参照) ペアリング (設定画面) Bluetooth機器の登録(ペアリング)を行ないます。
チューニン
音の高さ
(マスター
チューニング)
(33ページ参
照)
(設定画面) 楽器全体の音の高さを微調整します。ほかの楽器との合奏やCDの
再生に合わせて演奏するときなどに、それらのビッチ(音の高さ)
と楽器本体のピッチを正確に合わせたい場合に使います。
A3 =
440.0Hz
A3 =
414.8Hz~
466.8Hz
(約0.2Hz単
位)
音律 (設定画面) 現代のピアノはほとんどの場合、「平均律」と呼ばれる1オクター
ブを12分割した音律で調律(チューニング)されています。デジタ
ルピアノでも初期設定は「平均律」ですが、16~19世紀に使わ
れていた音律をワンタッチで呼び出し、当時の音律で演奏するこ
とも可能です。
平均律 下記「音律リ
スト」を参照
基音 (設定画面) 上記で選択した音律の基音(演奏する曲の調の主音)を設定します。
上記で「平均律」以外を選んだときは、基音の設定が必要です。
NOTE
音律で「平均律」を選んでいる場合は、「」表示となり、値の変更は
できません。
С C、C#、D、
E I 、E、F、
F#、G、A I
A、B I 、B
鍵盤 タッチ
(34ページ参
照)
(設定画面) 鍵盤を弾く強さに対する音の強弱の付きかた(タッチ感度)を選び
ます。
ミディアム ソフト2、
ソフト1、
ミディアム、
ハード1、
ハード2、
固定
ベロシティ (設定画面) タッチを「固定」にした場合のベロシティー値(音量)を設定しま
す。
NOTE
ここでの設定は、MIDI録音されたりMIDI出力されたりしません。
64 1~127
デュオ
(30ページ参
照)
(設定画面) 鍵盤を2つの領域に分けて、同じ音域でデュオ演奏ができるよう
設定します(30ページ)。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
スプリット
ポイント
(28ページ参
照)
(設定画面) スプリットやデュオをオンにしたときのスプリットポイント(鍵盤
の右手領域と左手領域の境め)を設定します。
F#2 (スプ
リット)、
E3 (デュオ)
A-1~C7

■ 音律リスト

平均律 1オクターブを12の間隔で等分した音律。現在もっともポピュラーなピアノの調律法。
純正律「長調」/「短調」 自然倍音を基準とするため、主要3和音が美しく純粋に響くのが特徴。現在でも合唱のハーモニーなどで見られる。
ピタゴラス音律 ギリシャ時代の哲学者ピタゴラスによって考えられた5度音程だけの組み合わせからできた音律。
3度はうなりが生じるが4度と5度の音程が美しく、旋律の演奏に向いている。
中全音律 ビタゴラス音律の3度のうなりをなくすために改良された音律。16世紀後半から18世紀後半までに
かけて広く普及し、ヘンデルも使用した。
ヴェルクマイスター /キルンベルガー 中全音律とピタゴラス音律を組み合わせた音律で、両者はその組み合わせかたが異なる。転調により
曲想が変化するのが特徴。バッハやベートーベン時代に使用され、現在でもその時代の音楽をハープ
シコード (= チェンバロ)などで演奏するときにしばしば用いられる。
Page 94
各項目の呼び
[FUNCTION
『出し方:
\]ボタンを何度
モか押して「シス 【テムメニュー」を選択し、[^]/[∨]/[<]/[>]ボタンで項目を選 訳します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
ペダル ハーフペダル
の位置
(16ページ参
照)
(設定画面) ペダル機能が「サステイン連続」に設定されている場合のみ有効
な項目で、別売のペダルユニットの右ペダルまたは[AUX
PEDAL]端子に接続したペダル(ハーフペダル対応)を、どのくら
い踏み込めば「サステイン連続」(87ページ)の効果が効き始める
のかを設定します。
0 -2 (浅い位
置で効く)~0
~+4 (深い
位置で効く)
ソフトペダル
の深さ
(設定画面) 機能として「ソフト」(87ページ)が割り当てられたペダルにつ
き、そのかかり具合を設定します。
5 1~10
ピッチベンド
の範囲
(設定画面) 機能として「ベンドアップ」または「ベンドダウン」(87ページ)
が割り当てられたペダルにつき、ピッチ(音の高さ)を連続的に変
化させる幅を、半音単位で設定します。
NOTE
一部のポイスでは、ピッチベンドの範囲の設定どおりに音の高さが変化
しない場合があります。
2 0~+12
(ペダルを踏
むと12半音
く1オクター
ブ >上がる/
下がる)
Auxペダル
(16ページ参
照)
_ [AUX PEDAL]端子にペダルを接続した場合、ペダルの機種に
よっては、踏んだときの効果(オン/オフや強弱など)が逆になる場
合があります。そのような場合に切り替えてください。
メイク メイク、
ブレイク
Auxペダル –
機能
(設定画面) [AUX PEDAL]端子に接続したペダルの機能を設定します。 サステイン
(連続)
「ペダル機能
リスト」を参
照(87ページ)
Auxペダル –
範囲
(設定画面) [AUX PEDAL]端子に接続したペダルの効果がかかる鍵域を設定
します。
全域 全域(全鍵域)、
右手(右手鍵
域のみ)、左
手(左手鍵域
のみ)
再生/一時停
(設定画面) パネル上の[PLAY/PAUSE]ボタンの機能をいずれかのペダルに
割り当てます。ここで[PLAY/PAUSE]ボタンの機能を割り当て
ると、ボイスメニューで割り当てられた機能(86ページ)は無効に
なります。
Off (オフ) Off (オフ)、
左ペダル、中
ペダル、Aux
ペダル
音響 IAC
(14ページ参
照)
_ IACのオン/オフを設定します。IACについて詳しくは14ページを
ご覧ください。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
IAC の深さ (設定画面) IACの効果のかかり具合を設定します。値が大きいほど、音量が
小さいときの低音や高音がよりしっかりと聞こえるように補正さ
れます。
0 -3~+3
バイノーラル
(15ページ参
照)
_ ヘッドフォン接続時の動作を設定します。オンの場合は、ヘッド
フォン接続時にパイノーラルサンプリングおよびステレオフォ
ニックオプティマイザーによる臨場感のある音が楽しめます(15
ページ)。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
MIDI MIDI出力 (設定画面)
  • 楽器本体の鍵盤演奏を、[USB TO HOST]端子およびMIDI
  • [OUT]端子から送信するときのチャンネルを設定します。デュアル/スプリットまたはデュオがオンの場合は以下チャンネルにてMIDI送信されます。
  • ・ 右側の第1ボイスによる演奏 = n (設定値)
  • ・ 左側のボイスによる演奏 = n+1
  • ・ 右側の第2ボイスによる演奏 = n+2
チャンネル1 チャンネル1
~チャンネル
16、Off (送
信しない)
МІОІ入力 (設定画面)
  • MIDI [IN]端子および[USB TO HOST]端子から受信したMIDI
    メッセージの各チャンネルにつき、楽器本体のどのパートの演奏
    をコントロールするかを設定します。
  • ソング:ソングパートをコントロールします。
  • 鍵盤:メイン、デュアル、スプリット、デュオに関係なく、
    鍵盤演奏をコントロールします。
  • R1:右側の第1ボイスによる鍵盤演奏をコントロールします。
  • R2:右側の第2ボイスによる鍵盤演奏をコントロールします。
  • L:左側のボイスによる鍵盤演奏をコントロールします。
  • Off (オフ):受信しません。
全チャンネル
につき、
「ソング」
各チャンネル
につき、
・ソング
・鍵盤
・R1
・R2
・L
・Off (オフ)
Page 95
各項目の呼び
[FUNCTION
各項目の呼び出し方:
FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[\]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
説明 初期設定 設定範囲
MIDI ローカル
コントロール
_ 通常、鍵盤を弾くと楽器本体の「音源部」から音が鳴ります。
この状態を、ローカルコントロール=オンといいます。ローカル
コントロールをオフにすると「鍵盤」と「音源」が切り離され、
鍵盤を弾いても本体から音が出なくなります。ただし、鍵盤演奏
の情報はMIDI送信されるので、本体では音を鳴らさずにMIDI接続
した外部MIDI音源の音が鳴ります。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
受信
パラメーター
(設定画面) 外部から受信するMIDIメッセージにつき、その種類ごとに、受信
する(オン)かしない(オフ)かを設定します。
■ MIDIメッセージの種類
ノート、コントロールチェンジ、プログラムチェンジ、ピッチベ
ンド、システムエクスクルーシブ
全メッセージ
につき「On
(オン)」
各メッセージ
につき、
・ On (オン)
・ Off (オフ)
送信
パラメーター
(設定画面) 楽器本体での演奏で発生するMIDIメッセージの種類でとに、外部
に送信する(オン)かしない(オフ)かを設定します。
■ MIDIメッセージの種類
ノート、コントロールチェンジ、プログラムチェンジ、ピッチベ
ンド、システムリアルタイム、システムエクスクルーシブ
全メッセージ
につき「On
(オン)」
各メッセージ
につき、
・ On (オン)
・ Off (オフ)
初期設定送信 中止 楽器本体に接続した外部MIDI機器/コンピューターなどへ、ボイ
ス選択などのパネル設定データを送信します。外部MIDI機器やコ
ンピューターにMIDI録音する前にこの機能を実行しておけば、録
音データの先頭にパネル設定が記録され、あとで再生するときに
録音時のサウンドが正確に再現されます。
■操作:
「実行」にカーソルを合わせ、[>]ボタンを押すと、パネル設定が
_ _
バック バックアップ _ MIDI送信されます。
本体設定のバックアップやリストア(復元)、初期化を行ないます。
_ _
アップ 設定 詳しくは、99~100ページをご覧ください。
ハックアッフ
ファクトリー
リセット
ユーティリ
ティ
USBフォー
マット
(初期化)
(71ページ参
照)
中止 [ • ← → ](USB TO DEVICE)端子に接続したUSBフラッシュメモ
リーをフォーマット(初期化)します。
注記
フォーマットを実行すると、USBフラッシュメモリーに保存されてい
るデータがすべて消去されます。大切なデータはコンピューターなど、
他の記憶装置に保存しておいてください。
NOTE
_ _
実行 はしりフランスとり、になっては、「オーマットを促すメッセージが表示されます。
その場合は、フォーマットを促すメッセージが表示されます。
その場合は、フォーマットを促すメッセージが表示されます。
「実行」にカーソルを合わせ、[>]ボタンを押すとフォーマットが
開始されます。フォーマットが完了したらメッセージが表示され、
数秒後にユーティリティ画面に戻ります。
注記
「操作を実行しています」の表示中は、電源を切ったり、USBフラッ
シュメモリーを外したりしないでください。データの破損の原因になり
ます。
_ _
USBプロパ
ティ
_ [ ← ← ](USB TO DEVICE)端子に接続したUSBフラッシュメモ
リーの空き容量や全体容量を表示します。
< < USBプロパティ
全体容量 7350 MB
空き容量 7349 MB
_ _
Page 96
各項目の呼び
[FUNCTION
項目の呼び出し方:
FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[∨]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
∑∑ 説明 初期設定 設定範囲
ユーティリ
ティ
USB自動
ロード
_ この項目を「オン」に設定することにより、[ ←←→ ](USB TO
DEVICE)端子にUSBフラッシュメモリーを接続したと同時に、
USBフラッシュメモリーのルートにある(フォルダーに入ってい
ない)ソングを自動で呼び出せます(画面に表示されます)。
Off (オフ) On (オン)、
Off (オフ)
スピーカー (設定画面) 本体スピーカーを鳴らす(オン)/鳴らさない(オフ)を切り替えます。
・ 標準: ヘッドフォンが接続されていないときだけスピーカーが鳴
ります。
・ On (オン): 常にスピーカーが鳴ります。
・ Off (オフ): スピーカーは鳴りません。
標準 標準、
On (オン)、
Off (オフ)
コントラスト (設定画面) 画面のコントラストを調整します。 0 -5~+5
オートパワー
オフ
(13ページ参
照)
(設定画面) オートパワーオフ機能により電源が自動オフされるまでの時間を
設定します。自動的に電源をオフにしたくない場合は、「Off (オ
フ)」を選びます。
30 (分) Off (オフ)、
5、10、
15、30、
60、120
(分)
オーディオ
ループバック
(80ページ参
照)
Ι コンピューターやスマートデバイスからのオーディオ入力音を、
楽器での演奏音と一緒に、コンピューターやスマートデバイスに
出力する(オン)/しない(オフ)を設定します。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
オーディオ
EQ(80ペー
ジ参照)
_ この機能をオンにすると、コンピューターやスマートデバイスか
ら楽器へのオーディオ入力音や、オーディオ入力音を楽器での演
奏音とともにコンピューターやスマートデバイスに出力するとき
の音の音質を補正(イコライザー=EQ機能)するかどうかを設定で
きます。
On (オン) On (オン)、
Off (オフ)
バージョン Ι この楽器のモデル名とファームウェアのバージョンを表示します。 _ _
言語設定 システム 画面の表示言語(=システム)、ソング名の画面表示や入力言語 (=
ソング)をそれぞれ個別に、日本語または英語に切り替えられま
す。
■ 文字一覧:
日本語
0~9 A~Z a~z ア~ン ァ~ォ ャ ュ ョ ッ * ○ 一。
「 」、・! # $ % & ? ( ) + , - ; = @ [ ] ^
_ ` { } ? · ·
英語
0~9 A~Z a~z Ä Ĕ Ĭ Ö Ü ä ё ĭ ö ü à è ì ò
ù á ê í ó ú â ê î ô û Ñ ñ ß Ç ç ○ i ¿ ! # $
% & ? ( ) + , - ; = @ [ ] ^ _ ` { } ?
日本語 日本語、英語
Page 97

* 無線LAN関連の項目は、[ ← → ](USB TO DEVICE)端子にUSB無線LANアダプターが接続されているときに表示されます。「無線LAN」の内容は、無線 LANモードの設定(インフラストラクチャーモードまたはクセスポイントモード)により異なります。

各項目の
[FUNCT
各項目の呼び出し方:
[FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[\]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
[>]
[<]
∑∑ 説明 初期設定 設定範囲
ユーティ
リティ
無線LAN*
(インフラス
トラクチャー
ネット
ワーク
選択
(ネット! フーク一覧) 一覧から接続先ネットワークを
選ぶことで、ネットワークへ接
続します。
_ _
モート時) その他 SSID 接続先ネットワークのSSIDを設
定します。
_ 最大32文字。英数字、記号
セキュリ
ティ
接続先ネットワークのセキュリ
ティ種別を設定します。
なし なし、WEP、
WPA2-PSK(AES)、
WPA/WPA2 mixed PSK
パスワード 接続先ネットワークのパスワー
ドを設定します。
最大64文字。英数字、記号
接続 「その他」画面で設定した内容
で、ネットワークへ接続します。
_ -
詳細 DHCP 無線LANの詳細設定をします。 On (オン) On (オン)、Off (オフ)
IPアドレ IPアトレス、リフネットマスク、
ゲートウェイ、DNSサーバー
1、DNSサーバー 2は、DHCP
がオフのときは設定できますが、
オンのときは設定できません。
入力画面では、[<]/[>]ボタンで
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
サブネッ トマスク 0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
ゲートウ エイ 0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
DNSサ―バ― 1 それぞれのオクテットを選択し、
[^]/[V]ボタンで値を設定しま
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
DNSサ -/(-2 す。入力を確定するときは
[FUNCTION]ボタンを押しま
す。
0.0.0.0 0.0.0.0~255.255.255.255
保存 「詳細」画面で設定した内容を、
保存します。
画面の「保存」を反転表示させ、
[≻]ボタンを押すと保存されます。
_ _
無線LANオプ
ション*
無線LAN
モード
インフラストラク
チャーモード
無線LAN接続に、アクセスポイ
ントを使うか(インフラストラク
インフラスト
ラクチャー
_
アクセス
モード
ポイント テャーモート)使わないか(アク
セスポイントモード)を設定しま
す。
t-r -
初期化 中止 無線LANの設定情報の初期化を 中止 _
実行 17ないます。
画面の「実行」を反転表示させ、
[>]ボタンを押すと実行されます。
_
詳細 詳細 詳細ホスト名 ホスト名を設定します。 P-515-
[MACアドレ
ス下6桁]
最大57文字。半角英数字に加え
「 - 」と 「 _ 」も設定可能。
MACア ドレス USB無線LANアダプターの
MACアドレスを表示します。
_ -
ステータ ネットワーク機能のエラーコー
ドを表示します。
_ -
Page 98
各項目の呼び出し方:
[FUNCTION]ボタンを何度か押して「システムメニュー」を選択し、[^]/[\]/[<]/[>]ボタンで項目を選択します。
[>]
[<]
[∧]
[<]
∑∑ 説明 初期設定 設定範囲
ユーティ
リティ
無線LAN*
(アクセスポイン
トモード時)
SSID アクセスポイントとしての
SSIDを設定します。
ap-P-515-[MACアド
レス下6桁]
最大32文字。英数字、記号
セキュリティ アクセスポイントとしてのセ
キュリティ種別を設定します。
WPA2-PSK(AES) なし、WEP、WPA2-PSK(AES)、
WPA/WPA2 mixed PSK
パスワード アクセスポイントとしてのパ
スワードを設定します。
0000000 最大64文字。英数字、記号
チャンネル アクセスポイントとしての
チャンネルを設定します。
11 1~13
DHCPサー
バー
IPアドレスに関連する項目を
設定します。
On (オン) On (オン)、Off (オフ)
IPアドレス 192.168.0.1 192固定. 168固定. 0~255.
1~254
サブネットマ
スク
255.255.255.0 255.255.0.0, 255.255.128.0,
255.255.192.0, 255.255.224.0,
255.255.240.0, 255.255.248.0,
255.255.252.0, 255.255.254.0,
255.255.255.0
保存 無線LAN*画面(アクセスポイ
ントモード時)で設定した内容
を保存します。
_ _
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■ バックアップ設定

(電源をオフしても設定が消えない項目を選ぶ)

この機能により、バックアップ設定(下記)の一部の設定が、 電源が切れても記憶されるかどうかを設定します。バック アップ設定は、「ボイス」(ボイス選択などさまざまな関連設 定)と「その他」(くり返し再生やチューニングなどの設定)の 2グループに分かれており、それぞれ個別に記憶されるかど うかが設定できます。

電源をオフにしても消えないデータ/設定

  • 本体内部メモリーの「ユーザー」カテゴリーに保存されるMIDIソング
  • ・Bluetooth (システムメニュー)
  • ・ユーティリティ (システムメニュー)
  • ・バックアップ設定(本項で説明)
  • 1. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]ボタン で「バックアップ設定」を選びます。
  • [>]ボタンと[^]ボタンで「ボイス」を選び、[>]ボ タンで「On (オン)」または「Off (オフ)」を選びま す。

「ボイス」には下記項目があります。

  • R1/R2/Lボイス選択
  • ・ ボイスメニューの全項目(トランスポーズ以外)
  • [\]ボタンで「その他」を選択し、[>]ボタンで 「On (オン)」または「Off (オフ)」を選びます。

「その他」には下記項目があります。

  • ソングメニュー:ソングリピート、ソング-鍵盤、オー ディオ音量、クイックプレイ、再生トラック
  • ・メトロノーム/リズムメニュー:音量、BPM、ベル、ベー ス音、イントロ、エンディング
  • システムメニュー:チューニング、鍵盤(デュオを除く)、 ペダル、音響、MIDI
  • ・サウンドブースト、マスター EQ
  • 5. [EXIT]ボタンでシステムメニュー画面を抜けます。

■ バックアップ

(バックアップファイルを保存する)

この機能により、本体内部に作られたデータ/設定をUSBフ ラッシュメモリーにバックアップファイル(ファイル名:「p-515.bup」)として保存できます。このバックアップファイ ルは、あとで楽器本体に呼び戻すことができます。

注記
•この機能の実行には1~2分の時間がかかります。

実行中(「操作を実行しています」が表示されている間)は電源を切らない でください。データ損失の原因になります。

既に同じバックアップファイル(p-515.bup)がUSBフラッシュメモリー に保存されている場合、この機能の実行によりファイルは上書きされます。

  • USBフラッシュメモリーを[•<→ ](USB TO DEVICE)端子に接続します。
  • 2. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]/[\] ボタンで「バックアップ」を選びます。
  • [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[∨]ボタン で「実行」を選びます。
  • 5. [>]ボタンでバックアップを実行します。
  • 6. [EXIT]ボタンでシステムメニュー画面を抜けます。
NOTE

バックアップファイル内の設定を呼び戻したい場合は、リストア機能(100 ページ)を実行します。

NOTE

プロテクトソングはバックアップされません。

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■ リストア

(バックアップファイルを読み込んで再起動する)

この機能により、バックアップ機能(99ページ)で保存した バックアップファイル(ファイル名:「p-515.bup」)を楽器 本体に読み込むことができます。

注記

•この機能の実行には1~2分の時間がかかります。

実行中(「操作を実行しています」が表示されている間)は電源を切らない でください。データ損失の原因になります。

ブロテクトソングも含め重要なデータが本体内部メモリーにある場合は、 リストアを実行する前に、66ページの操作に従って必ずUSBフラッシュ メモリーなど本体外部へ移してください。リストア実行により、これら重 要なデータが消えてしまうので十分ご注意ください。

  • バックアップファイルが入っているUSBフラッシュ メモリーを、[・<・・・](USB TO DEVICE)端子に接 続します。
  • 2. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[^]/[\] ボタンで「リストア」を選びます。
  • [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[∨]ボタン で「実行」を選びます。
  • 5. [>]ボタンでリストアを実行します。

リストアが終わるとメッセージが表示され、数秒後に楽器が 再起動されます。

■ ファクトリーリセット(初期化)

(工場出荷時の状態を呼び出して再起動する)

この機能により、楽器本体を工場出荷時の状態に戻せます。 以下の点にご注意ください。

  • ・バックアップ設定(99ページ)は初期設定に戻ります。
  • 「ユーザー」カテゴリーに保存されているソングは消去されません。
  • ・Bluetooth (77ページ)のペアリング情報は消去されません。
注記

この機能の実行中(「楽器を初期化しています」が表示されている間)は電源 を切らないでください。データ損失の原因になります。

  • 1. [FUNCTION]ボタンを何回か押して、システムメ ニュー画面を選びます。
  • [^]/[\]ボタンを押して「バックアップ」を選び、 [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと[^]/[\]ボ タンで「ファクトリーリセット」を選びます。
  • [>]ボタンで次の画面を呼び出したあと、[\]ボタン で「実行」を選びます。
  • 4. [>]ボタンでファクトリーリセットを実行します。

ファクトリーリセットが終わるとメッセージが表示され、数 秒後に楽器が再起動されます。

● 工場出荷時の状態に戻す他の方法

右端の白鍵(C7)を押したまま電源をオン([ b ](スタンバイ/ オン)スイッチを押す)にしても、初期設定に戻すことができ ます。ユーザーに保存した曲は消去されません。

右端の白鍵(C7)

[也](スタンバイ/オン) スイッチ

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