取扱説明書
この楽器のお取り扱いについては、ご使用の前に必ず 4 〜 6 ページの
「安全上のご注意」をお読みください。
JA
P
255
DIGITAL PIANO
本
編
準
備
付
録
このたびは、ヤマハ電子ピアノをお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。
この楽器の優れた機能を十分に生かして演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。
また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに大切に保管してください。
取扱説明書について
この楽器には、以下の説明書が用意されています。
冊子マニュアル
取扱説明書(本書)
この楽器の使い方を説明しています。
電子マニュアル(PDF)
iPhone/iPad接続マニュアル
この楽器をiPhoneやiPadなどのスマートデ
バイスと接続する方法を説明しています。
コンピューターとつなぐ
この楽器とコンピューターを接続する方法を
説明しています。
MIDIリファレンス
MIDIデータフォーマットやMIDIインプリメ
ンテーションチャートが掲載されています。
MIDI入門
MIDIについての基本的な説明をしています。
電子マニュアルは、ヤマハダウンロードのウェブサイ
トからご覧いただけます。インターネットに接続して以
下のウェブサイトを開き、「モデル名から検索」テキス
トボックスにモデル名「P-255」を入力して「検索」
をクリックします。
ヤマハ ダウンロード
http://download.yamaha.com/jp/
付属品(お確かめください)
□保証書
□取扱説明書(本書)
□ピアノで弾く名曲50選(楽譜集)
□電源アダプター
□フットスイッチ
□譜面立て
□ユーザー登録のご案内
*1ユーザー登録の際に必要となるプロダクトIDが記載されています。
P-255 取扱説明書
2
*1
機種名 ( 品番 )、製造番号 ( シリアルナンバー )、電源条件などの情報
は、製品の底面にある銘板または銘板付近に表示されています。製品
を紛失した場合などでもご自身のものを特定していただけるよう、機
種名と製造番号については以下の欄にご記入のうえ、大切に保管して
いただくことをお勧めします。
機種名
製造番号
(bottom_ja_02)
目次
取扱説明書について 2
付属品(お確かめください) 2
安全上のご注意 4
特長 7
各部の名前と機能 8
準備
ご使用前の準備 10
電源を入れる .......................................................................10
オートパワーオフ ...............................................................10
音量(マスターボリューム)を調節する.............................11
譜面立てを使う ................................................................... 11
ヘッドフォンを使う............................................................11
ペダルを接続する(サステインペダル) ............................. 11
別売のペダルユニットを使う ............................................ 12
本編
音色を選んで弾く 13
音色を選ぶ........................................................................... 13
音色デモ曲を聞く ...............................................................13
2つの音色を重ねる(デュアル) ......................................... 14
鍵域を左右に分けて別々の2つの音色で弾く[SPLIT]... 14
音に残響を付ける[REVERB] ........................................... 15
音に効果を付ける[EFFECT]............................................. 16
キー (調 )を変える[TRANSPOSE]..................................16
音の高さを微調整する(チューニング) ............................. 17
タッチ感度を変える............................................................17
音質を補正する[EQ] .......................................................... 17
より音量感のあるサウンドで演奏する
[SOUNDBOOST] ......................................................17
パネル操作をロックする.................................................... 18
メトロノームを使う[METRONOME] 19
USBフラッシュメモリーを使う 30
USBフラッシュメモリーの取り扱いについて................ 30
USBフラッシュメモリー内でのファイル管理................ 31
楽器に録音したユーザーソングをUSB フラッシュ
メモリーにコピーする ..................................................32
ユーザーソングを削除する ................................................ 33
USBフラッシュメモリーをフォーマット
(初期化)する ..................................................................33
他の機器と接続する 34
外部オーディオ機器と接続する ........................................ 34
コンピューターと接続する ................................................ 34
外部MIDI機器と接続する .................................................. 35
iPhone/iPadと接続する .................................................. 35
ステージで演奏する 36
ステージで他の楽器と一緒に演奏する.............................36
この楽器で弾き語りをする ................................................ 38
各種の便利な設定をする[FUNCTION] 40
ファンクションでの基本操作 ............................................41
各ファンクション項目の説明 ............................................41
初期設定(工場出荷時の状態)に戻す.................................48
付録
メッセージ一覧 ............................................................... 49
困ったときは ................................................................... 50
音色一覧........................................................................... 51
ピアノソング50曲(プリセットソング)一覧 .............. 52
仕様................................................................................... 53
索引................................................................................... 54
保証とアフターサービス................................................ 55
リズムを鳴らす[RHYTHM] 20
曲(ソング)を再生する 21
この楽器で再生できるソング ............................................ 21
ソングを再生する ...............................................................21
再生に関する便利な機能.................................................... 23
演奏を録音する 25
パートを指定せずに録音する
(MIDI録音/オーディオ録音)........................................ 25
パートを指定して録音する(MIDI録音 ) ............................ 27
パートごとに録音した演奏を削除する(MIDI録音)......... 28
録音後に音色やテンポなどを変更する(MIDI録音)......... 28
P-255 取扱説明書
3
安全上のご注意
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
〜しな い でくださ い という「禁止」を示します。
「必ず実行」してくださいという強 制を示します。
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様やほかの方々への危害や財産への
損害を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。
お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
■記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
■「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示するために、
「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
禁止
必ず実行
この表示の欄は、「死亡す
る可能性または重傷を負
警告
う可能性が想定さ れる」
内容です。
警告
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無
理に曲げたり、傷つけたりしない。
また、電源コードに重いものをのせない。
電源コードが破損し、感電や火災の原因になります。
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接続
すると、感電や火災のおそれがあります。
この表示の欄は、「傷害を
負う可能性または物 的損
注意
この製品の内部を開けたり、内部の部品を
分解したり改造したりしない。
感電や火災、けが、または故障の原因になります
害が発生する可能性が想
定される」内容です。
。
電源アダプターは、必ず指定のもの(53ページ)を使
用する。
異なった電源アダプターを使用すると、故障、発熱、火災など
必ず実行
必ず実行
P-255 取扱説明書
4
の原因になります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりを
きれいに拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
DMI-5 1/3
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かな
い。また、浴室や雨天時の屋外など
湿気の多いところで使用しない。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故障の原因
になります。入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源
プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの販売店また
は巻末のヤマハ修理ご相談センターに点検をご依頼ください。
本体の上にろうそくなど火気のあるものを
置かない。
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
必ず実行
ぬれた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
注意
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して
火災の原因になることがあります。
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず
電源プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になることがありま
す。
下記のような異常が発生した場合、すぐに電源スイッ
チを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
・電源コード/プラグがいたんだ場合
・製品から異常なにおいや煙が出た場合
・製品の内部に異物が入った場合
・使用中に音が出なくなった場合
そのまま使用を続けると、感電や火災、または故障のおそれが
あります。至急、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ修理
ご相談センターに点検をご依頼ください。
本体を移動するときは、必ず電源コードなどの接続
ケーブルをすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様やほかの方々が転倒したりするお
それがあります。
この製品を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じた場合
にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから
抜いてください。また、電源スイッチを切った状態でも微電流
が流れています。この製品を長時間使用しないときは、必ず電
源プラグをコンセントから抜いてください。
禁止
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、
必ずコンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様やほかの方々がけがをした
りする原因になります。
DMI-5 2/3
指定のスタンドを使用する。また、付属のネジがある場
合は必ずそれを使用する。
本体が転倒し破損したり、内部の部品を傷つけたりする原因に
なります。
すべての機器の電源を切った上で、ほかの機器と接続
する。また、電源を入れたり切ったりする前に、機器の
ボリュームを最小にする。
感電、聴力障害または機器の損傷の原因になります。
演奏を始める前に機器のボリュームを最小にし、演奏
しながら徐々にボリュームを上げて、適切な音量にす
る。
聴力障害または機器の損傷の原因になります。
P-255 取扱説明書
5
本体の上にのったり重いものをのせたりしない。また、
ボタンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加え
ない。
本体が破損したり、お客様やほかの方々がけがをしたりする原
因になります。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
禁止
本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
パネル、鍵盤のすき間から金属や紙片などの異物を入
れない。
感電、ショート、火災、故障や動作不良の原因になることがあ
ります。
●データが破損したり失われたりした場合の補償はいたしかねますので、ご了承ください。
●不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
[ ]( スタンバイ / オン ) スイッチを切った状態 ( 画面表示が消えている ) でも微電流が流れています。[ ]( スタンバイ / オン ) スイッチが切れているときの消
費電力は、最小限の値で設計されています。この製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
注記(ご使用上の注意)
製品の故障、損傷や誤動作、データの損失を防ぐため、以下の内容をお守りください。
■ 製品の取り扱い/お手入れに関する注意
• テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近くで使用しないでください。楽器本体またはテレビやラジオなどに雑音が生じる原因になりま
す。iPad、iPhone、iPodtouchのアプリケーションと一緒に使用する場合は、通信によるノイズを避けるためiPad、iPhone、iPodtouchの機内モード
をオンにしてお使いいただくことをおすすめします。
• 直射日光のあたる場所(日中の車内など) やストーブの近くなど極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いところ、また、ほこりや振動の多いとこ
ろで使用しないでください。本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したり、動作が不安定になったりする原因になります(5℃〜40℃の範囲で動作
することを確認しています)。
• 本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを置かないでください。本体のパネルや鍵盤が変色 /変質する原因になります。
• 手入れするときは、乾いた柔らかい布、または水を固くしぼった柔らかい布をご使用ください。ベンジンやシンナー、洗剤、化学ぞうきんなどを使用する
と、変色/変質する原因になりますので、使用しないでください。
■ データの保存に関する注意
• 保存したデータは故障や誤操作などのために失われることがあります。大切なデータは、コンピューターやUSBフラッシュメモリーなどの外部機器に保存
してください。
• 保存したUSBフラッシュメモリーの万一の事故に備えて、大切なデータはコンピューターや予備のUSBフラッシュメモリーにバックアップとして保存され
ることをおすすめします。
お知らせ
■ データの著作権に関するお願い
• ヤマハ(株 )および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除いて、権
利者に無断で複製または転用することを禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
• この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱しています。その著作物とは、す
べてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDIデータ、WAVEデータ、音声記録データ、楽譜や楽譜データなどのコンテンツを含みま
す。ヤマハ(株)の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を超えて上記プログラムやコンテンツを使用することについては、著作権法等に基づき、許さ
れていません。
6
■ 製品に搭載されている機能/ データに関するお知らせ
• 内蔵曲は、曲の長さやイメージが原曲と異なる場合があります。
■ 取扱説明書の記載内容に関するお知らせ
• この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。
• Mac、Macintosh、iPad、iPhone、iPodtouchは、米国および他の国々で登録されたAppleInc.の商標です。
• MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
• その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
DMI-5 3/3
P-255 取扱説明書
特長
コンサートグランドピアノの響きを表現する
「リアル・グランド・エクスプレッション(RGE)スタンダード音源」
ヤマハのコンサートグランドピアノの中で、最も録音に適した一台を選び抜き、熟練の調律師が最
良の状態に調整したピアノの音をサンプリング。音の鳴りはじめから消えゆくまでの過程を丁寧に
収録した「RGEスタンダード音源」を採用しました。
自然なタッチを実現した
「グレードハンマー (GH)鍵盤 象牙調仕上げ」
グランドピアノの弾き心地を探求して開発されたグレードハンマー鍵盤は、低音部と高音部とでは
微妙に重さの違う鍵盤タッチを再現しました。その本格的な質感は、低音域から高音域まで自然な
バランスで演奏できます。さらに、白鍵は吸湿性に優れた象牙調仕上げを採用しているので、長時
間の演奏でも指が滑りにくく、心地よく演奏し続けることができます。
10種類のリズムパターンを内蔵
P-255には、よく使われるシンプルなリズムパターン10種類が搭載されています。これにより、
鍵盤音にリズムの自動演奏をプラスして楽しめるので、演奏が一気に華やかになり、飽きることな
く鍵盤を弾き続けられます。ポピュラーやジャズを想定したリズムパターンの中からお気に入りの
ものを探し出し、鳴らしながら一緒に鍵盤演奏をしてみてください。
ステージ演奏に便利な
ライブ ミュージック ツールボックス
「LiveMusicToolbox
楽器の音量感をアップさせるサウンドブースト機能(18ページ)、演奏中に間違ってボタンを押し
てしまっても大丈夫なようにパネル上のボタンを無効にするパネルロック機能(18ページ)、ス
テージ上では不要な本体内蔵のスピーカーをオフにする機能(44ページ)から構成される「Live
MusicToolbox」により、ステージ演奏に適したセッティングが可能になり、ライブパフォーマ
ンスを満喫できます。
」
お手持ちのiPhone/iPod/iPadから楽器本体をコントロール
コントローラー
スマートデバイスアプリケーション「P-255Controller
専用アプリケーション「P-255Controller」をiPhone/iPod/iPad上で使用することで、外部か
ら楽器本体の機能をコントロールでき、大変便利です。iPhone/iPod/iPadの画面上で、視覚的に
もわかりやすく直観的な操作ができます。
詳しくは、以下のウェブサイトをご確認ください。
http://jp.yamaha.com/kbdapps/
」
P-255 取扱説明書
7
q
@0
w e r t y u i o !0 !1
@1
各部の名前と機能
q [ ](スタンバイ/オン)スイッチ ................10ページ
電源のスタンバイ/オンを切り替えます。
w [MASTERVOLUME
e [DEMO
r [TRANSPOSE
t [SELECT
y [REC
u [PLAY/STOP
i [LEFT
o [TEMPO
マスター ボリューム
]スライダー ............ 11ページ
楽器全体の音量を調節します。
デモ
]ボタン ........................................13ページ
音色ごとのデモ曲を再生します。
トランスポーズ
]ボタン............................16ページ
弾く鍵盤を変えずに、他の楽器や歌う人の声の高さに
合わせて、キー (調)を簡単に変えられます。
セレクト
]ボタン ....................................21ページ
再生するソングカテゴリーを選びます。
レコード
]ボタン ...........................................25ページ
演奏を録音します。
プレイ / ストップ
]ボタン .............................22ページ
楽器本体に入っているピアノ50曲や、録音した演奏、
およびUSBフラッシュメモリーに保存した曲などを再
生したり停止したりします。
レフト
ライト
]、[RIGHT
]ボタン ........................23ページ
曲の特定のパートを再生オフにし、再生オフにした
パートをご自身で練習できます。
テンポ
]ボタン....................... 19,20,22ページ
テンポを調節します。
!0 [METRONOME
!1 [RHYTHM
メトロノーム
]ボタン ..........................19ページ
メトロノームを鳴らします。
リズム
]ボタン................................... 20ページ
リズムを鳴らします。
!2 画面 ......................................................... 10ページ
電源を入れると、画面にテンポが表示されます。操作
に応じて、さまざまな情報が表示されます。
• 「-」が流れて表示されているとき(データアクセス中)は、電源
を切らないでください。データが壊れるおそれがあります。
ファンクション
!3 [FUNCTION
各種の便利な機能を利用できます。
!4 [−/NO
ノー
]、[+/YES
]ボタン................................ 40ページ
イエス
]ボタン
数値を設定したり曲や項目を選んだりします。テンポ
やトランスポーズなどの値を設定しているときにボタ
ンを2つ同時に押すと、元の値(初期設定値)に戻せま
す。
!5 音色ボタン ...............................................13ページ
音色を選びます。パネルに表記されているVOICEは、
音色を意味します。
スプリット
!6 [SPLIT
鍵盤を左右の領域に分けて、別々の音色で演奏できま
す。
]ボタン ........................................14ページ
P-255 取扱説明書
8
各部の名前と機能
!2 !3 !4 !5 !6
!7 !8
!9
@8
@7
@2 @3 @4 @5 @6
!7 [REVERB
リバーブ
音に残響(リバーブ)や、効果(エフェクト)をかけます。
サウンド ブースト
!8 [SOUNDBOOST
エフェクト
]、[EFFECT
]ボタン .......................18ページ
]ボタン.........15,16ページ
楽器の音量感を上げ、ライブで演奏する時などに音を
際立たせます。
!9 [EQ](イコライザー )スライダー.................17ページ
LOW(低音域)〜HIGH(高音域)の3バンドのスライダー
で、音質を調節します。
フォーンズ
@0 [PHONES
ヘッドフォンを接続します。
ユーエスビー トゥー デバイス
@1 [USBTODEVICE
USBフラッシュメモリーを接続して、録音した曲を保
存したり、USBフラッシュメモリーに入っているデー
タを楽器本体で再生したりします。
エーユーエックス イン
@2 [AUXIN
ほかの楽器や外部機器の音を、この楽器本体のスピー
カーから出します。[PHONES]端子(@0)やAUXOUT
端子(@3)を経由して出力することもできます。
エーユーエックス アウト
@3 AUXOUT
この楽器にアンプ内蔵スピーカーなどを接続して、よ
り大きな音を出します。
@4 [SUSTAINPEDAL
付属のフットスイッチや、別売のフットスイッチ/フッ
トペダルを接続します。
]端子 ...................................... 11ページ
]端子 .........................30ページ
]端子..................................... 34ページ
[L/L+R][R]端子..................34ページ
サステイン ペダル
]端子........................11ページ
ミディ
@5 MIDI
[INイン][OUT
MIDI機器を接続して、MIDIを活用できます。
ユーエスビー トゥー ホスト
@6 [USBTOHOST
アウト
]端子 ............................. 35ページ
]端子 .....................34,35ページ
iPhone/iPadやコンピューターと接続するための端子
です。
@7 [PEDALUNIT
@8 DCIN
ペダル ユニット
]端子 ............................... 12ページ
別売のペダルユニットを接続します。
ディーシー イン
端子 ............................................ 10ページ
付属の電源アダプターを接続します。
P-255 取扱説明書
9
通常はテンポが表示
されます。
[ ](スタンバイ/
オン)スイッチ
画面
準備
ご使用前の準備
電源を入れる
ACケーブルの一方の端を、図のように付属の電源ア
1
ダプターに接続する
付属の電源アダプターのDCプラグをリアパネルのDC
2
IN端子に差し込む
付属の電源アダプターのACプラグを家庭用(AC
3
100V)コンセントに差し込む
• 電源アダプターは、必ず指定のもの(53ページ)をご使用く
ださい。異なった電源アダプターを使用すると故障、発熱、
火災などの原因になります。
• 電源は必ずAC100Vを使用してください。
オートパワーオフ
オートパワーオフ機能とは、無駄な電力消費を防ぐため、
一定時間何も操作しないと自動的に電源が切れる機能で
す。初期設定では、30分何も操作をしないと自動的に電
源が切れます。
オートパワーオフ機能を解除するには
ファンクション設定でオートパワーオフをOFFに設定する
か、電源を入れるとき、左端の鍵盤を押しながら電源を入
れます。オートパワーオフ機能が解除され、自動的に電源
が切れなくなります。
オートパワーオフになるまでの時間を変更するには
ファンクション
[FUNCTION
1
る
]ボタンを押して、ファンクションに入
• 長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコ
ンセントから電源プラグを抜いてください。
[ ](スタンバイ/オン)スイッチを押す
4
120
電源が入り、本体パネル中央の画面に表示が現れます。
電源を切るときは、もう一度[ ](スタンバイ/オン)
スイッチを押します。
• 電源を切った状態でも微電流が流れています。長時間使用し
ないときは必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。
[FUNCTION]ボタンを何回か押してファンクション
2
番号「
ンを押して設定画面に入る
[−/NO]または[+/YES]ボタンを押して、電源が切
3
れるまでの時間を設定する
• 設定範囲:OFF/5分/10分/15分/30分/60分/120分
• 初期設定:30分
[FUNCTION]ボタンを押して、ファンクションから
4
抜ける
• オートパワーオフ機能で電源が切れた場合、それまでのデー
タは自動的にバックアップされます。バックアップされる内
容については、46ページをご覧ください。
• 本体の状態によっては、一定時間操作せずにオートパワーオ
フの設定時間が経過しても電源が切れない場合があります。
使用後は、手動で本体の電源を切ってください。
• アンプ、スピーカー、コンピューターなどの外部機器を本体
に接続した状態で、一定時間本体を操作しない場合は、外部
機器損傷を防ぐために取扱説明書の手順に従って外部機器と
本体の電源を切ってください。接続した状態で自動的に電源
が切れるのを避けたい場合は、オートパワーオフを無効にし
てください。
」を表示させ、[−/NO]/[+/YES]ボタ
F8.8
• 電源アダプターを外すときは、逆の手順で行なってください。
この楽器をライブなどステージに持ち出して使いたい
ときは、「ステージで演奏する」(36ページ)をご覧く
ださい。
P-255 取扱説明書
10
この楽器をライブなどステージに持ち出して使いたい
ときは、オートパワーオフ機能を解除することをおす
すめします。(37,39ページ参照)
ご使用前の準備
音量(マスターボリューム)を調節する
鍵盤を弾いて音を出しながら、本体パネル左の[MASTER
VOLUME]スライダーで音量を調節します。
譜面立てを使う
本体パネルの溝に差し込んでお使いください。
ペダルを接続する(サステインペダル)
付属のフットスイッチFC4を[SUSTAINPEDAL]端子に
接続することで、ピアノのダンパーペダルと同様、ペダル
を踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音を長く響かせる
ことができます(サステイン機能)。また、別売のフットペ
ダルFC3、フットスイッチFC5も接続できます。FC3で
はハーフペダル機能が使えます。
ハーフペダル機能(FC3接続時/ペダルユニット装着
時)
ペダルの踏み加減で音の伸び具合が調節できる機能です。
ペダルを踏みこむほど音が長く伸びます。ペダルを踏んで
音が響きすぎたとき、踏み込んだ状態からペダルを少し戻
して音の響きを抑える(音の濁りを減らす)ことができます。
ヘッドフォンを使う
この楽器には[PHONES
ンを2本同時に使えます。1本だけ使う場合は、どちらの
端子に接続してもかまいません。いずれかの端子に接続す
るとスピーカーからは音が出なくなります。
• 大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。聴覚
障害の原因になります。
フォーンズ
]端子が2つあるので、ヘッドフォ
• フットスイッチ/フットペダルを踏んだまま楽器の電源を入れない
でください。フットスイッチ/フットペダルのオン/オフが逆転し
ます。
• フットスイッチ/フットペダルのケーブルの抜き差しは、電源を
切った状態で行なってください。
P-255 取扱説明書
11
ご使用前の準備
ペダルユニット
LP-255
(別売)
専用スタンド
L-255
(別売)
ここでダンパーペダルを踏むと、
このとき押さえていた鍵盤とその
あと弾いた音すべてが長く響く
ここでソステヌートペダルを踏むと、
このとき押さえていた鍵盤の音だけ
が、ペダルを踏んでいる間響く
別売のペダルユニットを使う
別売のペダルユニットLP-255を接続すると、3本ペダル
を使って演奏できます。ペダルユニットは、必ず別売の専
用スタンドL-255に取り付けてお使いください。
• フットペダルユニットのケーブルの抜き差しは、電源を切った状
態で行なってください。
ダンパーペダル(右のペダル)
ペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音を長く響
かせることができます。ペダルを踏み込むほど音が長く伸
びます(ハーフペダル対応)。
ソステヌートペダル(まん中のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけを、
鍵盤から指を離してもペダルを踏んでいる間鳴り続けさ
せます。ペダルを踏んだ状態で弾いた音に対しては機能し
ないので、「和音を長く鳴らしながらメロディーをス
タッカートで弾く」といったことができます。
ソフトペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだあとに弾いた鍵盤の音量をわずかに下
げ、音の響きを柔らかくします。ペダルを踏んでいる間は
効果が持続します。ペダルを踏んだときに押さえていた鍵
盤の音には効果はかかりませんので、効果をかけたい音を
弾く直前にペダルを踏みます。
• JazzOrganの音色を選ぶと、左ペダルは、ロータリースピーカー
の回転の速い/遅いを切り替える機能に変わります。
ダンパーレゾナンス
グランドピアノでダンパーペダルを踏んだ際の、弦どうしの共振
状態を再現する機能です。ダンパーレゾナンスのかかり具合につ
いては、ファンクション「F5.2」(43ページ)で設定できます。
まん中のペダルと左のペダルのスタート/ストップ機能切り替え
ファンクション「F5.1」(43ページ)でまん中のペダルか左のペ
ダルをパネルの[PLAY/STOP]と同じ機能に切り替えることがで
きます。
P-255 取扱説明書
12
本編
音色を選んで弾く
音色を選ぶ
鍵盤を弾いたときに鳴る楽器音(ピアノやオルガンなど)を
選びます。
音色ボタンを押して、音色を選ぶ
1
選んだ音色ボタンを繰り返し押すごとに、音色が切り
替わります。「音色一覧」(51ページ)をご参照くださ
い。
VOICE(ボイス)=音色
• 音色ボタンを押すと、前回選んだ音色が表示されます。
• タッチにより音の強弱を付けることができますが、音色に
よっては音の強弱が付かないものがあります。「音色一覧」
(51ページ)をご覧ください。
鍵盤を弾いてみましょう
2
音色デモ曲を聞く
音色の特徴をつかむために、音色ごとのデモ曲を聞いてみ
ましょう。音色デモ曲の曲名については、「音色デモ曲一
覧」をご参照ください。
音色デモ曲一覧
音色
ボタン
[PIANO]
[ORGAN]
[CLV./
VIB.]
• 上記デモ曲は、原曲を編集/抜粋したものです。その他のデモ曲は、ヤマハのオ
リジナルです。(©2013YamahaCorporation)
画面 音色名 曲名 作曲者
GP3
or3
or4
CL1
CL2
バラード
グランド
パイプ
オルガン
プリンシパル
パイプ
オルガン
トゥッティ
ハープシ
コード8
ハープシ
コード
8'+4'
6つの小品第2番
間奏曲op.118-2
オルガン小曲集
「神のひとり子なる
主キリスト」BWV.601
トリオソナタ第6番
BWV.530
チェンバロ協奏曲
第7番BWV.1058
フランス組曲第5番
ジーグBWV.816
J.ブラー
ムス
J.S.
バッハ
J.S.
バッハ
J.S.
バッハ
J.S.
バッハ
[DEMOデモ]ボタンを押して、再生をスタート
1
する
GrandPianoの曲の再生がスタートします。その後、
再生をストップするまで順番に別の音色のデモ曲が連
続して再生されます。
デモ曲の再生中に、聞きたいデモ曲の音色ボタンを押
すと、デモ曲を切り替えられます。
プレイ / ストップ
[PLAY/STOP
2
]ボタンまたは[DEMO]ボ
タンを押して、再生をストップする
• 録音モード (25ページ )やファイル操作モード (30ページ)の
ときはデモ曲モードに入れません。
• デモ曲の再生データは MIDI送信されません。また、デモ曲
モードではMIDI受信を行ないません。
• デモ曲では、テンポの調節(22ページ)や「パート再生」(23
ページ)、「繰り返し再生」(23ページ)はできません。
P-255 取扱説明書
13
音色を選んで弾く
#を表します。 b を表します。
F2 F#2Eb2
2つの音色を重ねる(デュアル)
2種類の音色を同時に重ねて鳴らす機能です。2つの異な
る系統の音色を重ねて、厚みのある音色を作ります。
音色ボタンを押して、重ねたい2つの音色を
1
選ぶ
選んだ音色が呼び出された状態になります。
音色の選び方は13ページをご覧ください。
• 1つの音色ボタンの2音色(GrandPianoとLiveGrandなど)
を重ねて鳴らすことはできません。
• デュアルとスプリットは同時に使えません。
デュアルモードに入る
2
選んだ2つの音色ボタンを同時に押して、2つの音色
ボタンのランプを点灯させます。
鍵域を左右に分けて別々の2つの音
スプリット
色で弾く[SPLIT
鍵盤全体を左右の領域に分け、別々の音色で演奏すること
ができます。左の領域でWOODBASS
の音色でベースパートを、右の領域でメロディーパートを
演奏したりすることができます。
スプリットモードに入る
1
[SPLIT]ボタンを押して、ランプを点灯させます。
この時点で、左側音色に初期設定の音色[WOOD
BASS]が選ばれます。
• スプリットとデュアルは同時に使えません。
]
ウッドベース
エレクトリックベース
や E.BASS
など
第1音色/第2音色
重ねる2つの音色のうち、左側の音色ボタンで設定す
る音色を第1音色、右側のボタンで設定する音色を第
2音色といいます。
デュアルのときのオクターブ設定、音量バランス、リ
バーブ/エフェクトのかかり具合やタイプは、音色の
組み合わせごとに最適な値が自動的に選ばれますが、
ファンクション(42ページ)で変更することもできま
す。第1音色/第2音色それぞれ設定できます。
• デュアルの2つの音色をボタンを押したまま[FUNCTION]ボ
タンを押して、ファンクションの「
び出すこともできます。
デュアルモードを抜ける
3
新たに1つの音色ボタンを押すとデュアルモードを抜
け、元の演奏状態に戻ります。
」(42ページ)を呼
F3.1
スプリットポイント(2音色の境め)を決める
2
[SPLIT]ボタンを押したまま、スプリットポイントに
したい鍵盤を押します。または、[SPLIT]ボタンを押
したまま、[−/NO]/[+/YES]ボタンを必要な回数、
押します。
[SPLIT]ボタンを押したまま、[−/NO]と[+/YES]ボ
タンを同時に押すと初期設定のF#2に戻ります。
• スプリットポイント自体の鍵盤は、左側に属します。
• スプリットポイントはファンクション「F4.1」(43ページ)
でも設定できます。
[SPLIT]ボタンを押している間は画面にスプリットポ
イントの鍵盤名が表示されます。
スプリットポイントの鍵盤名表示の例
P-255 取扱説明書
14
F 2 F~2 E_2
音色を選んで弾く
右側の音色を決める
3
演奏したい音色ボタンを押します。
左側の音色を決める
4
スプリット
[SPLIT
を押します。([SPLIT]ボタンを押している間は左側の
音色ボタンのランプが点灯します。)
鍵盤を弾いて音を出してみましょう。
スプリットのときのオクターブ設定、音量バランス、
リバーブ/エフェクトのかかり具合やタイプは、音色
の組み合わせごとに最適な値が自動的に選ばれますが、
ファンクション(43ページ)で変更することもできま
す。右側/左側それぞれ設定できます。
スプリットモードを抜ける
5
[SPLIT]ボタンを押して、ランプを消灯させます。
]ボタンを押したまま、演奏したい音色ボタン
リバーブ
音に残響を付ける[REVERB
演奏音に、コンサートホールで弾いたような残響音(リ
バーブ)を加えます。音色を選ぶと、その音色に最適なリ
バーブが自動的に設定されますが、自分でリバーブの種類(
リバーブタイプ)や深さを設定できます。
]
リバーブタイプの設定
[REVERB]ボタンを一度押すと、現在のリバーブタイプが
表示されます。そのあと[REVERB]ボタンを押すごとにリ
バーブタイプが切り替わります。
リバーブタイプリスト
画面 タイプ 説明
rt1
rt2
rt3
rt4
OFF
ルーム
ホール1
ホール2
ステージ ステージにいるような響きになります。
オフ
狭い部屋の中にいるような響きになりま
す。
小さいコンサートホールにいるような響き
になります。
大きいコンサートホールにいるような響き
になります。
リバーブはかかりません。[REVERB]ラ
ンプが消灯します。
GrandPiano、LiveGrand、Ballad
Grand、BrightGrandの音色ではリバー
ブがオフの場合でもピアノの響板の響きを
残すようになっています。
リバーブの深さの設定
[REVERB]ボタンを押したまま、[−/NO]/[+/YES]ボタ
ンを押すと、値が変わります。
• 設定範囲:0(効果なし )〜20(効果最大)
[REVERB]ボタンを押したまま、[−/NO]と[+/YES]ボ
タンを同時に押すと、その音色の初期設定に戻ります。
P-255 取扱説明書
15
音色を選んで弾く
エフェクト
音に効果を付ける[EFFECT
音に効果を加えます。音色を選ぶと、その音色に最適なエ
フェクトが自動的に設定されますが、自分でエフェクトの
種類や深さを設定できます。
]
エフェクトタイプの設定
[EFFECT]ボタンを一度押すと、現在のエフェクトタイプ
が表示されます。そのあと[EFFECT]ボタンを押すごとに
エフェクトタイプが切り替わります。
エフェクトタイプリスト
画面 タイプ 説明
Et1
Et2
Et3
Et4
OFF
コーラス 広がり感を付けます。
フェーザー うねりを持たせます
トレモロ 音量を揺らします。
ロータリー
スピーカー
オフ
ロータリースピーカー (回転スピーカー )
を使っているようなビブラート感が得られ
る効果です。
エフェクトはかかりません。[EFFECT]ラ
ンプが消灯します。
トランスポーズ
キー (調)を変える[TRANSPOSE
弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さに
キー (調)を合わせたり、演奏する曲や再生する曲を移調(=
トランスポーズ)したりできます。トランスポーズは半音
単位で設定できます。たとえばトランスポーズ量を「5」
に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音
が出ることになり、「ハ長調」の弾きかたで「ヘ長調」の
演奏になります。
]
トランスポーズ量を設定する
[TRANSPOSE]ボタンを押したまま、[−/NO]/
[+/YES]を押して、半音単位でトランスポーズ量を設定
します。[TRANSPOSE]ボタンを押したまま、[−/NO]
と[+/YES]ボタンを同時に押すと、初期設定(0)に戻りま
す。
エフェクトのかかり具合を変える
[EFFECT]ボタンを押したまま、[−/NO]/[+/YES]ボタ
ンを押すと、値が変わります。
• 設定範囲:0(効果なし )〜20(効果最大)
[EFFECT]ボタンを押したまま、[−/NO]と[+/YES]ボ
タンを同時に押すと、初期設定に戻ります。
• 設定範囲:−12(−1オクターブ)〜0(標準の音の高さ)〜
12(+1オクターブ)
トランスポーズをオン/オフする
[TRANSPOSE]ボタンを押すごとに、トランスポーズの
オン/オフが切り替わります。ランプが点灯したときがオ
ンです。オフのときやトランスポーズ量が0のときは、ラ
ンプは点灯しません。
• オーディオソング再生音はトランスポーズされません。
P-255 取扱説明書
16
音色を選んで弾く
音の高さを微調整する(チューニング)
楽器全体の音の高さを微調整する機能です。合奏のとき
や、CDの再生に合わせて演奏するときなど、ほかの楽器
やCDの再生音などと音の高さを正確に合わせたい場合に
使います。
設定は、ファンクション「
41ページをご覧ください。
」で行ないます。詳しくは
F1
タッチ感度を変える
鍵盤を弾く強さを変えたときの、音の強弱の付き方(タッ
チ感度)を設定します。(鍵盤の重さ自体は変わりません。)
設定は、ファンクション「
は44ページをごらんください。
」で行ないます。詳しく
F6.8
イコライザー
音質を補正する[ EQ
イコライザー (EQ)とは、音を周波数帯域(バンド)に分け
て、各帯域のレベル(ゲイン)を上げ/下げすることで、音
質を補正する機能です。この楽器には、3つの[EQ]スライ
ダーが搭載されており、それぞれのスライダーで楽器全体
の音質を簡単に調節できます。
• LOW(ロー ) ....... 低音域の音質を調節
• MID(ミッド)...... 中音域の音質を調節
• HIGH(ハイ) ....... 高音域の音質を調節
スライダーを上げると、各バンド(LOW/MID/HIGH)の音
質が強調され、下げるとカットされます。
]
• 音の太さやパンチの効き方を調節したい場合はLOWの
スライダーを上げ/下げしてみましょう。
• 音のクリアさや抜けの良さを調節したい場合はMIDのス
ライダーを上げ/下げしてみましょう。
• 音の明るさやきらびやかさを調節したい場合はHIGHの
スライダーを上げ/下げしてみましょう。
• オーディオソング再生音、AUXINのからの音には、効果がかかり
ません。
P-255 取扱説明書
17