取扱説明書
ヤマハエクスパンションマネージャーとは | 2 |
---|---|
各部の名称と機能 | |
パックデータを管理する | 5 |
パックデータを楽器にインストールする | 6 |
オリジナルのパックを作成する | 9 |
オリジナルのボイスを作成する |
この取扱説明書は、お客様がWindows/Macintoshの基本的な操作方法について十分おわかりいただいていることを前提に書かれています。Windows/Macintoshの操作方法については、Windows/Macintoshに付属のマニュアルをご覧ください。
ヤマハ電子楽器のボイス、スタイル、ソングなどのデータ(以下本書では「コンテンツ」と呼びます)一式をまと めたものを「パック」と呼びます。
ヤマハエクスパンションマネージャーでは、パックについて以下の操作が行なえます。
各部の名称と機能
本ソフトウェアを起動すると以下の画面(パックマネージャー画面)が表示されます。パックマネージャー画面では、パックの追加や編集、楽器へのインストールが行なえます。
マイパックとは、インポートまたは新規作成したコンピューター上にあるパックを指します。このボタンをクリックすると、パックの一覧が⑤パックリストに表示されます。
パックをインストールできる楽器が表示されます。無線LANで接続されている楽器には 🔊 マークが表示されます。
クリックすると、インストール対象リストに楽器を追加するためのメニューが表示されます。
インストール対象を選択し、このボタンをクリックすると、インストール対象リストを編集するためのメニューが表示されます。
コンピューター上にあるパックが一覧表示されます。
クリックすると、パックをインポートまたは新規作成して、パックリストに追加するためのメニューが表示されます。
パックリストでパックを選択し、このボタンをクリックすると、パックを編集するためのメニューが表示されます。
選択中のパックの名前が表示されます。
パックリストで選択されているパックに含まれるコンテンツの、コンテンツ名とアイコン(下表)が一覧表示されます。
ボイス(ノーマルボイス) | Ш |
ボイス(ドラムボイス) | |
スタイル | a |
オーディオスタイル * | |
ソング | Л |
オーディオ | * |
マルチバッド | |
アンサンブルボイス* | * |
レジストレーション | đ |
ミュージックファインダー | Q |
テキスト | |
*日本ではこのコンテ
入手できません。 |
ンツは |
クリックすると、コンテンツリストにコンテンツを追加するためのメニューが表示されます。購入したパックなどプロテクトのかかったパックの場合はボタンが非表示になり、コンテンツの追加はできません。
クリックするとコンテンツを編集するためのメニューが表示されます。購入したパックなどプロテクトのかかったパックの 場合はボタンが非表示になり、コンテンツの編集はできません。
選択したパックにプロテクトがかかっている場合に表示されます。
クリックすると、デバイス設定画面が表示されます。MIDIキーボードなどを使ってサウンドをモニターしながら編集するときに、ここで入力/出力デバイスを設定する必要があります。
クリックすると、このソフトウェアの情報(バージョン、著作権など)を表示します。
以上でパックのインポートは完了です。
インポートされたパックのアイコンがパックマネージャー画面のパックリストに表示されます。パックのアイコンをクリック すると、そのパックのコンテンツがコンテンツリストに一覧表示されます。
以上でパックの削除は完了です。
削除したパックのアイコンがパックリストから消えていることをご確認ください。
インストールする楽器によっては、再生できる波形の長さに制限があります。
USBフラッシュメモリー経由で追加する方法と、無線LAN経由で追加する方法があります。
1-1. USBフラッシュメモリーを楽器に接続し、楽器を操作して楽器情報ファイルをUSBフラッシュメモリーに保存します。
1-1. 楽器本体とコンピューターを、無線LAN(またはアクセスポイント)経由で無線接続します。
無線LAN接続の方法については、楽器の取扱説明書/リファレンスマニュアルをご覧ください。
以上でインストール対象リストに目的の楽器が追加されました。
手順1でインストール対象リストに追加した楽器名をクリックします。
NOTE
インストール先の楽器を選択すると、以下のような画面が表示されます。
1 | 2 | 5 | 6 | |
---|---|---|---|---|
Tamaha Expansion Manager | インストール:PSR-S670 | ボイズ波形容量 ▼ 1/30 ME | 3 ♪ パックインストールファイルとして保存 | |
インストール対象 +>
IIIII PSR-S670 ・) |
PREMIUM PACK
Entertainer Entertainer_T5 |
Pack 001 | ||
- | Deck 004 | |||
Pack 001 |
容量表示バーの左側は、楽器にインストール済みのボイスまたはオーディオスタイルの容量と、コンテンツリストで 選択されているボイスまたはオーディオスタイルの容量の合計を示します。右側は、対象の楽器にインストールでき るボイスまたはオーディオスタイルの総容量を示します。
楽器を無線LANで接続している場合は、さらに左側に、前回無線LAN経由でインストール(手順4)したボイスまたは オーディオスタイルの総容量が表示されます。
楽器の合計容量のうち、一部の領域はデータアクセスの最適化のために使われます。
③ パックのインストール対象/非対象の設定状態を示します。クリックすると全コンテンツの選択/非選択が切り替わり ます。コンテンツの選択状態により、ボタンの色が以下のように変化します。
0 | パックの全コンテンツがインストール対象 |
---|---|
パックの一部のコンテンツがインストール対象 | |
パックの全コンテンツがインストール非対象 |
④ 選択中のパックに含まれるコンテンツの個々に対してインストール対象/非対象を設定します。コンテンツ名をクリックすると、インストール対象/非対象が切り替わります。また、ドラッグして複数のコンテンツを選ぶと、まとめて対象/非対称を切り替えることもできます。ドラッグを開始したコンテンツのインストール対象/非対称の状態により、それに続くコンテンツの状態も切り替わります。
インストール先の楽器に対応していないコンテンツの場合は、表示がグレーになっていたり、選択しても反応しない場合が あります。
インストールするパックまたはコンテンツのチェックボタンをクリックして 🜏 にします。
USBフラッシュメモリー経由でインストールする方法と、無線LAN経由でインストールする方法があります。
USBフラッシュメモリー経由での楽器へのパック/コンテンツの読み込み方法については、楽器の取扱説明書/リファレンスマニュアルをご覧ください。
以上でUSBフラッシュメモリー経由でのインストールは完了です。
処理中のダイアログが消えたら、無線LAN経由でのインストールは完了です。
1-1. パックマネージャー画面で[マイパック]をクリックします。
1-2. パック追加ボタンをクリックし、表示されるメニューから「パックを作成」を選びます。
2-1. パックリストから、編集するパックを選びます。
2-2. パック編集ボタンをクリックし、表示される編集メニューから、パックのアイコンや名前を変更します。 以下はメニューから選択できる編集項目です。
ファイル保存ダイアログが表示されます。パックを出力します。
パック内のボイスのバンクセレクトLSBを変更します(バンクセレクトMSBは62/63)。パック名をドラッグ して、割り当てたいバンクセレクトLSB番号の位置でドロップすることで、ドロップ先にあるバンクセレクト LSBに変更できます。
パックのアイコン画像を変更します。[画像選択]をクリックするとファイル選択ダイアログが表示され、拡張子が「.jpeg」、「.jpg」のファイルを選択できます。選択したファイルの画像がパックのアイコン画像となります。
パックの名前を変更します。
パックを削除します。
購入したパックなどプロテクトのかかったパックの場合は、「パックをエクスポート」、「画像を変更」、「名前を変更」 の操作はできません。
コンテンツのファイルをインポート(下記手順)するか、ノーマルボイス/ドラムボイスを新規作成(11ページ)して、 パックにコンテンツを追加します。
3-1. コンテンツ追加ボタンをクリックし、表示されるメニューから「コンテンツをインポート」をクリックします。
3-2. ファイル選択ダイアログが表示されたら、追加するコンテンツファイルを選びます。
以上でコンテンツリストに目的のコンテンツが追加されました。
コンピューター上にあるコンテンツのファイルを、パックマネージャー画面のコンテンツリストにドラッグ&ドロップすること でもコンテンツを追加できます。
4. 必要に応じて、コンテンツを編集します。
購入したパックなどプロテクトのかかったコンテンツの場合は、編集できません。
既存のノーマルボイス/ドラムボイスを編集してオリジナルのボイスを作成します(11ページ)。ボイス以外の コンテンツや複数のコンテンツを選択している場合は、この編集はできません。
プログラムチェンジマッピング画面が表示され、パックに含まれるボイスのプログラムチェンジ番号の割り当て を編集します。ボイス名をドラッグして、割り当てたいプログラムチェンジ番号の位置でドロップすることで、 ドロップ先にあったボイスのプログラムチェンジ番号と入れ替えられます。
選択したコンテンツの名前を変更します。楽器上で表示されるアイコンも変更できます。複数のコンテンツを選択している場合は、この編集はできません。
選択したコンテンツファイルをカット対象として記憶します。貼り付けを行なうと選択したコンテンツファイル が移動します。
選択したコンテンツファイルをコピー対象として記憶します。貼り付けを行なうと選択したコンテンツファイル のコピーが実行されます。
カットまたはコピー対象として記憶されたコンテンツファイルを、コンテンツリストの末尾に移動またはコピーします。
選択したコンテンツファイルを削除します。
選択したコンテンツファイルをパックとして出力(保存)します。
5-1. パックリスト上で、作成したパックを選びます。
この手順でプロテクトをかけたパックのコンテンツは、キーにした楽器情報ファイルを出力した楽器へのみインストー ルできます。
以上でオリジナルのパックの作成は完了です。
2種類のオリジナルボイス (ノーマルボイスとドラムボイス)を作成できます。ノーマルボイスはコモン (共通)設定と複数のエレメントから構成され、ドラムボイスはコモン設定と複数のドラムキーから構成されます。お好みの 波形ファイル (WAVまたはAIFF フォーマットのオーディオデータ)を各エレメントやドラムキーに割り当てるこ とで、オリジナルのボイスを作成できます。作成したボイスはコンテンツとしてパック内に保存されます。
1. パックマネージャー画面のパックリストから、これから作るボイスの保存先となるパックを選びます。
パックのインポート方法については5ページ、新規パックの作成方法については9ページをご覧ください。
2. コンテンツ追加ボタンをクリックし、表示されるメニューから以下のいずれかを選んでコンテンツを追加します。
波形ファイルをエレメントに割り当てることで新規ノーマルボイスを作成します。プログラムチェンジ番号は空いている 最小の番号が割り当てられますが、あとで変更できます。
波形ファイルをドラムキーに割り当てることで新規ドラムボイスを作成します。プログラムチェンジ番号は空いている最 小の番号が割り当てられますが、あとで変更できます。
既存のコンテンツをインポートすることで新規ボイスを作成します。ファイル選択ダイアログが表示されたら、インポートするファイルを選択します。
新規ボイスまたはインポートしたコンテンツは、コンテンツリストの最後に追加されます。
以下のようなボイス編集画面が表示されます。
4 56 7 | |||
---|---|---|---|
Back 001 1 IIII Norr | nager | ||
3 | Common | Volume 100 Touch Sense Right Octave 0 | Mono/Poly |
אנאטד (9 | Velocity Limit Low 1 | Poly Portamento | |
Element 1 | |||
Element 2 | Velocity Limit High 127 | Portamento Time 0 | |
Element 3 | Portamento Detail | ||
Element 4 | Controller | ||
(8) | Element 5 |
► Sound
► Effect |
|
Element 6 | EQ EQ | ||
Element 7 | |||
Element 8 | |||
選択したエレメントまたはドラムキーをカット対象として記憶します。貼り付けを行なうと選択したエレメントまた はドラムキーが移動します。
選択したエレメントまたはドラムキーをコピー対象として記憶します。貼り付けを行なうと選択したエレメントまた はドラムキーのコピーが実行されます。
カットまたはコピー対象として記憶されたエレメントまたはドラムキーを、選択したエレメントまたはドラムキーに 移動またはコピーします。
選択したエレメントまたはドラムキーを削除します。
4. コモン設定(すべてのエレメントまたはドラムキーに共通の設定)をします 。 詳しくは「コモン設定」(次項)をご覧ください。
7. ⑥保存ボタンをクリックして、編集中のボイスを保存します。
以上でオリジナルのボイスの作成は完了です。
ここでは上記手順4を詳しく説明します。ボイス編集画面で[Common]をクリックし表示される画面で、すべてのエレメント またはドラムキーに共通の設定をします。
Volume (ボリューム) | 編集中のボイスの音量を設定します。 |
---|---|
Touch Sense
(タッチセンス) |
グラフ内のOffset、Depthの各点をドラッグすることで、ボイスを鍵盤演奏で使う場合の、タッチの強弱に対するベロシティー (音量)の変化幅を設定します。 |
96
Offset 64 32 Input Velocity 0 |
|
Offset (オフセット):
「入力したベロシティー」(鍵盤を押す強さ)に対して、こ
こでの値を加減したものが音源に働きます。 |
|
Depth (デプス):
「入力したベロシティー」(鍵盤を押す強さ)に対して「音源に
働くベロシティー」の変化の度合いを設定します。 |
|
Right Octave
(ライトオクターブ) |
ボイスを楽器のライト(右手)パートで使う場合のピッチを、オクターブ単位でシフ
トします。 |
Left Octave
(レフトオクターブ) |
ボイスを楽器のレフト(左手)パートで使う場合のピッチを、オクターブ単位でシフ
トします。 |
Mono/Poly *
(モノ/ポリ) |
編集中のボイスを鍵盤演奏で使う場合に、単音で発音させる(Mono)か複音で発
音させる(Poly)かを設定します。 |
Portamento(ポルタメント) | ポルタメント機能をオン/オフします。 |
Portamento Time *
(ポルタメントタイム) |
上記Mono/Polyで「Mono」に設定した場合のポルタメントタイムを設定しま
す。 |
NOTE
ポルタメントタイムとは、高さの異なる複数の音をなめらかにつなげるときにピッチ変 化にかかる時間のことです。 |
* Mono/PolyおよびPortamento Timeは、ドラムキーでは設定できません。
Modulation (モジュレーション) | |
---|---|
Amplitude | モジュレーションホイールでアンプリチュード(音量)をコントロールする場合 |
(アンプリチュード) | の、音量の変化幅を設定します。 |
Filter | モジュレーションホイールでフィルターのカットオフ周波数をコントロールする |
(フィルター) | 場合の、効果の深さを設定します。 |
LFO A. Mod | モジュレーションホイールでボイスの音量変調をコントロールする場合の、効果 |
(LFOアンプリチュードモジュレーション) | の深さ(音量の変化幅、トレモロ効果の深さ)を設定します。 |
LFO F. Mod
(LFOフィルターモジュレーション) |
モジュレーションホイールでフィルターの変調またはワウ効果をコントロールす
る場合の、効果の深さ(カットオフ周波数の変化幅、ワウ効果の深さ)を設定しま す。 |
LFO P. Mod | モジュレーションホイールでピッチ変調またはビブラート効果をコントロールす |
(LFOピッチモジュレーション) | る場合の、効果の深さ(ピッチの変化幅)を設定します。 |
After Touch (アフタータッチ) | |
Amplitude | アフタータッチでアンプリチュード(音量)をコントロールする場合の、音量の変 |
(アンプリチュード) | 化幅を設定します。 |
Filter | アフタータッチでフィルターのカットオフ周波数をコントロールする場合の、効 |
(フィルター) | 果の深さを設定します。 |
LFO A. Mod | アフタータッチでボイスの音量変調をコントロールする場合の、効果の深さ(音 |
(LFOアンプリチュードモジュレーション) | 量の変化幅、トレモロ効果の深さ)を設定します。 |
LFO F. Mod | アフタータッチでフィルターの変調またはワウ効果をコントロールする場合の、 |
(LFOフィルターモジュレーション) | 効果の深さ(カットオフ周波数の変化幅、ワウ効果の深さ)を設定します。 |
LFO P. Mod | アフタータッチでピッチ変調またはビブラート効果をコントロールする場合の、 |
(LFOピッチモジュレーション) | 効果の深さ(ピッチの変化幅)を設定します。 |
Portamento Type (Mono のみ)
(ポルタメントタイプ) |
レガートで弾いたときの、ギターなどの減衰する音の鳴り方を設定します。ここ
での設定は、上記で「モノ」に設定した場合のみに有効です。 |
---|---|
• ノーマル:前に弾いた鍵盤の音が止まり、次に弾いた鍵盤の音が鳴ります。 | |
|
|
|
|
NOTE | |
・Revoを含むドラム/SFXボイス、オルガンフルートボイスでは設定できません。これ
らのボイスでは「ノーマル」の動きをします。 |
|
|
|
Vel. Xfade
(ベロシティークロスフェード) |
クロスフェードポルタメント効果がかかっている間、2音目以降の演奏音に適用
されるベロシティーソースを選択します。 |
|
|
|
Portamento Time Type
(ポルタメントタイムタイプ) |
ポルタメントによ
始の基準値は、」 |
kる「実際のピッチ変化時間」の計算方法を設定します。計算開
L記Portamento Timeの設定値です。 |
---|---|---|
• Fixed Rate (ご
127(最小)で て変化します |
フィックストレート):
ピッチ変化のレート(速度)をO(最大)~
で固定します。最終的なピッチ変化時間は、2音間の距離によっ + 。 |
|
• Fixed Time (ご
(最大)で固定 ます。 |
フィックストタイム):
実際のピッチ変化時間を0(最小)〜127
こします。 ピッチ変化のレートは、2音間の距離によって変化し |
|
Fast Playing Portamento
(ファーストプレイングポルタメ ント) |
Time
Threshold (タイムスレッ ショルド) |
ある押鍵から次の押鍵までの時間がここでの設定値より短い場
合、下記Portamento Timeの設定値が、オリジナルである上 記Portamento Timeの値に代わって使用されます。これによ り、トリルやグリッサンドのような速いパッセージを演奏する 際、専用のピッチ変化時間を使って演奏できるようになりま す。 |
Portamento
Time (ポルタメント |
ある押鍵から次の押鍵までの時間が上記Time Thresholdの設
定値より短い場合、ここでの設定値がPortamento Timeとし て使用されます。 |
|
タイム) |
NOTE
このPortamento Timeは、以下の影響を受けません。 ・2音間の距離 ・Portamento Time (上記) ・Portamento Time Type ・Velocity to Portamento Time ・Min. Portamento Time |
|
Velocity to Portamento Time
(ベロシティートゥポルタメント タイム) |
Velocity
Sensitivity (ベロシティー センシティビ ティ) |
ベロシティーによりPortamento Timeを調整します。プラス
の値に設定した場合、ベロシティーが下記Reference Velocityより大きいほどPortamento Timeは短く、小さい ほど長くなります。マイナスの値に設定した場合は、挙動が逆 になります。Oに設定した場合は、Portamento Timeは固定 となります。 |
Reference
Velocity (リファレンス ベロシティー) |
ベロシティーによるPortamento Timeの調整に使う「基準ベ
ロシティー」を設定します。演奏されたベロシティーがここで の設定値に等しい場合、オリジナルのPortamento Timeが保 持されます。演奏されたベロシティーとここでの設定値の乖離 が大きいほど、Portamento Timeの調整量も大きくなりま す。 |
|
Min. Portamento Time
(ミニマムポルタメントタイム) |
Portamento Tii
設定したPortam Portamento効 |
meが0に設定されている場合でも、ピッチ変化の時間がここで
nento Timeより短くなりません。ただし、Fast Playing 果がかかっている間は除きます。 |
AEG (アンプリチュードエンベロ- | -プジェネレーター ) |
---|---|
Attack | 鍵盤を押したとき、出力レベルが0から最大に達するまでの時間を設定します。 |
(アタック) | 値を小さくするほど、音の立ち上がりが速くなります。 |
Decay
(ディケイ) |
最大の出力レベルから減衰してサステインレベル(鍵盤を押さえている間持続す
る一定のレベル)に達するまでの時間を設定します。値を小さくするほど、音が 速く減衰します。 |
Release | 鍵盤を離したあと、出力レベルがOに達するまでの時間を設定します。値を小さ |
(リリース) | くするほど、音が速く消えます。 |
Filter (フィルター) | |
---|---|
Brightness
(ブライトネス) |
フィルターのカットオフ周波数(どの周波数帯の信号以上をカットするか)を設定
して、音の明るさを調整します。値を大きくするほど、明るい音になります。 |
音量 カットオフ周波数 | |
Harmonic Cont.
(ハーモニックコンテント) |
カットオフ周波数付近の音量を持ち上げる(レゾナンス)機能です。値を大きくす
るほどレゾナンス効果が強くなり、音にクセを付けることができます。 |
音量 | |
Vibrato (ビブラート) | |
Depth (デプス) | ビブラート効果の深さを決定します。値を大きくするほど、ビブラートが深くかかります。 |
Speed (スピード) | ビブラートのスピードを設定します。 |
Delay (ディレイ) |
鍵盤を押してからビブラートがかかり始めるまでの時間を設定します。値を大き
くするほど、ビブラートがかかるまでの時間が長くなります。 |
System Effect (システムエフェ | クト ) |
---|---|
Reverb Depth (リバーブデプス) | リバーブの深さ(かかり具合)を調節します。 |
Chorus Depth (コーラスデプス) | コーラスの深さ(かかり具合)を調節します。 |
Insertio Effect (インサーション) | L フェクト) |
On/Off (オン/オフ) | インサーションエフェクトをオン/オフします。 |
Category (カテゴリー) | インサーションエフェクトのカテゴリーを選びます。 |
Type (タイプ) |
インサーションエフェクトのタイプを選びます。上記カテゴリーを選んでからタ
イプを選びます。 |
Depth (デプス) | インサーションエフェクトの深さ(かかり具合)を設定します。 |
Low ( 🗆 — ) | |
---|---|
Frequency (フリケンシー) | イコライザーの低周波数帯域の周波数を設定します。 |
Gain (ゲイン) | イコライザーの低周波数帯域の増幅量を設定します。 |
High (ハイ) | |
Frequency (フリケンシー) | イコライザーの高周波数帯域の周波数を設定します。 |
Gain (ゲイン) | イコライザーの高周波数帯域の増幅量を設定します。 |
以上で13ページの手順4は完了です。手順5へ進んでください。
ここでは13ページの手順5のノーマルボイスの場合を詳しく説明します。ノーマルボイスを構成する各エレメントに波形ファ イルを割り当てることにより、オリジナルのノーマルボイスを作成できます。ゼロから作るだけでなく、既存のノーマルボイ スに波形を追加/編集することでもオリジナルのノーマルボイスを作成できます。
インストールする楽器によっては、再生できる波形の長さに制限があります。
2-1. Wave Assign メニューで、①波形追加ボタンをクリックします。
- 2 | vvave | ||
---|---|---|---|
Volume | |||
Pan | |||
Original Key | |||
Fine Tune | |||
画面上で鍵盤をクリックすると、その鍵盤のノートが発音されます。クリック位置が鍵盤の上方にあるほどベロ シティーが小さくなります。
2-4. 選択されている波形の各種設定を行ないます④。
Volume (ボリューム) | 音量を設定します。 |
---|---|
Pan (パン) | ステレオ定位を設定します。 |
Original Key
(オリジナルキー) |
基準となる音の高さを設定します。ここで設定した音の鍵盤を押したとき、元とな
る波形ファイルと同じ音の高さで発音されます。 |
Fine Tune
(ファインチューニング) |
音の高さを1セント(100セント=半音)単位で微調整します。 |
Fixed Pitch
(フィクストピッチ) |
オン(紫色)に設定した場合、どの鍵盤を押しても同じ音程で波形ファイルが再生されます。オフに設定すると、押した鍵盤に対応した音程(上記Original Keyで設定)
で波形ファイルが再生されます。 |
以上でエレメントへの波形の割り当ては完了です。
Volume (ボリューム) | 音量を設定します。 |
---|---|
Pan (パン) | ステレオ定位を設定します。 |
Note Shift
(ノートシフト) |
音の高さを半音単位で設定します。 |
Tuning (チューニング) | 音の高さを1セント(100セント=半音)単位で調整します。 |
Filter (フィルター ) |
フィルター (特定の周波数帯域だけを通過させ、ほかの周波数帯域の信号をカットする
ことによって音質を変化させる機能)を設定します。 グラフ上部のプルダウンメニューでフィルターのタイプを選び、グラフ内の点をドラッ グしてGain、Cutoff、Resonanceを設定します。 |
Gain (ゲイン):フィルター全体の信号の通過量を設定します。 | |
Cutoff (カットオフ): フィルターのカットオフ周波数を設定します。 | |
Resonance (レゾナンス):フィルターのレゾナンス効果の強さを設定します。 | |
Key On Delay
(キーオンディレイ) |
発音遅延時間(鍵盤を押したあと、実際に音が出るまでの時間)を設定します。 |
EG
(エンベロープジェネレーター) |
グラフ内のAttack (アタック)、Decay1 (ディケイ1)、Decay2 (ディケイ2)、
Release (リリース)の各点を上下左右にドラッグすることで、鍵盤を押した瞬間から音 が消えるまでの音量の時間的な変化を設定します。 |
---|---|
Attack
Decay1 Decay2 Release Time |
|
ReleaseはDecay2からの経過時間(通常時の離鍵から消音までの時間)を表わします。
Decay2のAmplitudeを「0」にした場合、ReleaseはDecay1からの経過時間となり ます。 |
EG
(エンベロープジェネレーター) |
グラフ内のInitial (イニシャル)、1
st
、2
nd
、3
rd
、Release (リリース)の各点を上下左
右にドラッグすることで、鍵盤を押した瞬間から音が消えるまでの音の高さ(ピッチ)の 時間的な変化を設定します。 |
---|---|
Time | |
Touch Sense
(タッチセンス) |
グラフ内の点を上下にドラッグすることで、ベロシティーに対する音の高さの感度
(Sense)を設定します。 |
Sense | |
Ptich | |
Velocity |
EG
(エンベロープジェネレーター) |
グラフ内のInitial (イニシャル)、1
st
、2
nd
、3
rd
、Release (リリース)の各点を上下左
右にドラッグすることで、鍵盤を押した瞬間から音が消えるまでのフィルターのカット オフ周波数の時間的な変化を設定します。 |
---|---|
Time |
Wave (ウェーブ) | LFOの波形タイプを選択します。波形タイプによりLFOの揺れ方が変わります。 |
---|---|
Speed (スピード) | LFOの揺れの速さ(周波数)を設定します。 |
Time (タイム) |
グラフ内の点を左右にドラッグすることで、LFOの時間経過による効果量の変化(Delay
Time、Fade Time)を設定します。 |
Fade Time
Delay Time |
|
Delay Time (ディレイタイム):
鍵盤を押してからLFOの効果が始まるまでの時間を設
定します。 |
|
Fade Time (フェードタイム):
LFOの効果が徐々に深くかかっていく時間(Delay
Time経過後から最大レベルになるまでの時間)を設定します。 |
|
A. Mod Depth
(アンプリチュードモジュ レーションデプス) |
LFOで音量を周期的に変化させ、トレモロ効果をかけます。その際の音量の変化幅を設
定します。 |
P. Mod Depth
(ピッチモジュレーション デプス) |
LFOでピッチを周期的に変化させ、ビブラート効果をかけます。その際のピッチの変化
幅を設定します。 |
F. Mod Depth
(フィルターモジュレー ションデプス) |
LFOでフィルターのカットオフ周波数を周期的に変化させ、ワウ効果をかけます。その
際のカットオフ周波数の変化幅を設定します。 |
Key On Reset
(キーオンリセット) |
オン(紫色)にすると、鍵盤を押すたびにLFOの発振がリセットされ、波形の初期状態から信号波形が始まります。 |
ボイス編集画面のエレメント編集ボタン(12ページ⑨)で表示されるメニューから、編集済みのエレメントの設定内容を ほかのエレメントにコピーすることもできます。
以上で13ページの手順5のノーマルボイスの場合の操作は完了です。手順6へ進んでください。
ここでは13ページの手順5のドラムボイスの場合を詳しく説明します。ドラムボイスを構成する各ドラムキーに波形ファイル を割り当てることにより、オリジナルのドラムボイスを作成できます。ゼロから作るだけでなく、既存のドラムボイスに波形 を追加/編集することでもオリジナルのドラムボイスを作成できます。
インストールする楽器によっては、再生できる波形の長さに制限があります。
2-1. Wave Assign メニューで、①波形追加ボタンをクリックします。
Wave | ||
---|---|---|
Constant Constant | ||
Volume 100 | ||
Pan C | ||
Coarse Tune 50 | 4 | |
Fine Tune -50 cent | ||
Pan C
Coarse Tune 50 Fine Tune -50 cent |
Pan C
Coarse Tune 50 Fine Tune -50cent |
2-4. 選択されている波形の各種設定を行ないます④。
Volume (ボリューム) | 音量を設定します。 |
Pan (パン) | ステレオ定位を設定します。 |
Coarse Tune
(コースチューニング) |
音の高さを半音単位で調整します。 |
Fine Tune
(ファインチューニング |
音の高さを1セント(100セント=半音)単位で微調整します。 |
以上でドラムキーへの波形の割り当ては完了です。
Volume (ボリューム) | 音量を設定します。 |
Pan (パン) | ステレオ定位を設定します。 |
Reverb Send
(リバーブセンド) |
ドラムキーのリバーブの深さ(かかり具合)を設定します。 |
Coarse Tune
(コースチューニング) |
ドラムキーの音の高さを半音単位で調整します。 |
Fine Tune
(ファインチューニング) |
ドラムキーの音の高さを1セント(100セント=半音)単位で微調整します。 |
Filter (フィルター ) |
フィルター (特定の周波数帯域だけを通過させ、ほかの周波数帯域の信号をカットする
ことによって音質を変化させる機能)を設定します。 グラフ上部のプルダウンメニューでフィルターのタイプを選び、グラフ内の点をドラッ グしてGain、Cutoff、Resonanceを設定します。 |
Cutom (カットオフ): フィルターのカットオフ周波数を設定します。
Resonance (レゾナンス): フィルターのレゾナンス効果の強さを設定します。 |
|
Receive Note Off
(レシーブノートオフ) |
各ドラムキーで、MIDIノートオフメッセージを受ける(オン:紫色)か、受けない(オフ)
かを設定します。オンに設定すると、鍵盤(ドラムキー)から指を離すと発音が止まりま す。 |
Alternate Group
(オルタネートグループ) |
ドラムボイスの中で、同時に発音すると不自然になってしまうものを、同時に発音させ
ないようにするための設定です。たとえばハイハットオープンとハイハットクローズな ど、通常同時に発音されるはずのないものを同じオルタネートグループ番号に登録して おきます。グループ番号は127まで設定できます。同時に発音されてもかまわないもの はOFFに設定します。 |
オリジナルのボイスを作成する
以下の項目については、ノーマルボイスの場合と同様に設定できます。
ボイス編集画面のドラムキット編集ボタン(12ページ⑨)で表示されるメニューから、編集済みのドラムキーの設定内容 をほかのドラムキーにコピーすることもできます。
以上で13ページの手順5のドラムキーの場合の操作は完了です。手順6へ進んでください。