このたびはヤマハデジタルプロダクションコンソールDM2000
をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。
DM2000の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永
くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必
ずお読みください。お読みになったあとは、保証書とともに
保管してください。
取扱説明書 取扱説明書
J
安全上のご注意 ―安全にお使いいただくため―
!
安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保管してください。
絵表示 この取扱説明書および製品への表示では、製品を安全
に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産
への損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をして
います。
内容をよく理解してから本文をお読みください。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が
警告
あります。
設置されるとき
●
この機器はAC100V 専用です。それ以外の電
源(AC200V、船舶の直流電源など)では使用
しないでください。火災・感電の原因となり
ます。
●
この機器に水 が入ったり、機器がぬれたりし
ないようご注意ください。火災・感電の原因
となります。雨天・降雪時や海岸・水辺での
使用はとくにご注意ください。
●
電源コード の上に重い物をのせないでくださ
い。コードに傷が付くと、火災・感電の原因
となります。とくに、敷物などで覆われた
コードに気付かずに重い物を載せたり、コー
ドが本機の下敷きになることのないよう、十
分にご注意ください。
●
この機器の上に水 などの入った容器や小さな
金属物を置かないでください。こぼれたり、
中に入ったりすると、火災・感電の原因にな
ります。
●
本機には感電防止のため、専用のアース端子
(接続用ネジ)が設けられています。電源プラ
グをコンセントに挿入する前に確実に大地
アースを施してください。3芯電源コードの場
合にはコンセント側のアース端子が大地と接
地されていれば上記と同じ効果があります。
ご使用になるとき
●
電源コードを傷つけたり、加工したり、無理
に曲げたり、ねじったり、引っ張ったり、加
熱したりしないでください。コードが破損し
て、火災・感電の原因になります。
●
この機器の裏ぶたやカバーは絶対に外さない
でください。感電の原因になります。
内部の点検・整備・修理が必要と思われると
分解禁止
きは、販売店にご依頼ください。
●
この機器を改造しないでください。火災・感
電の原因となります。
絵表示の例
:注意(危険・警告を含む)を促す事項
:決しておこなってはいけない禁止事項
プラグをコンセント
:必ずおこなっていただく強制事項
から抜け
●
雷が鳴りだしたら、早めに機器本体の電源ス
イッチを切り、電源プラグをコンセントから
抜いてください。
プラグをコンセント
から抜け
●
落雷のおそれがあるとき、電源プラグが接続
されたままならば、電源プラグには触れない
でください。感電の原因となります。
接触禁止
●
この機器には付属の電源コードをご使用くだ
さい。それ以外のものを使用すると、火災・
感電の原因となることがあります。
●
DM2000にはリアパネルに4基のmini - YGDAI
カ−ド用スロットがあります。これらのスロッ
トにカードを装着する前に、装着カードが
DM2000本体が対応しているカードか、ある
いは他のヤマハまたはサードパーティーのカー
ドと組み合わせて何枚まで装着可能なのかを必
ずヤマハのホームページでご確認ください。
ヤマハがご案内していない組み合わせで
DM2000本体に一枚あるいは複数のカードを
装着した場合、感電や火災、または故障の原
因となります。
使用中に異常が発生したとき
●
断線・芯線の露出など、電源コードが傷んだら、
販売店に交換をご依頼ください。そのままで使
用すると、火災・感電の原因となります。
●
煙が出る、変なにおいや音がするなどの異常
がみとめられたときや、内部に水などの異物
が入った場合は、すぐに電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜いてくだ
さい。そのあと、販売店にご連絡ください。
異常状態のままで使用すると、火災・感電の
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
原因となります。
●
万一、この機器を落としたり、キャビネット
を破損した場合は、電源スイッチを切り電源
プラグをコンセントから抜いて販売店にご連
絡ください。そのまま使用すると、火災・感
電の原因となります。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的
注意
損害が発生したりする可能性があります。
設置されるとき
●
火災・感電やけがなどを避けるため、次のよ
うな場所には置かないでください。
・調理台や加湿器のそばなど、油煙や湯気が当
たるような場所。
・ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安
定な場所。
・ 窓を締め切った自動車の中や直射日光が当
たる場所など、異常に温度が高くなる場所。
・ 湿気やほこりの多い場所。
●
電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張
らないでください。必ずプラグを持ってくださ
い。コードを引っ張ると、電源コードが傷つい
て、火災・感電の原因となることがあります。
●
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでく
ださい。感電の原因となることがあります。
●
この機器の通風孔をふさがないでください。
内部の温度上昇を防ぐため、この機器のケー
スの後部/前面底部には通風孔があけてあり
ます。通風孔がふさがると内部に熱がこも
り、火災の原因となることがあります。
とくに次のような使い方は避けてください。
・ 機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。
・本箱や押し入れなど、専用ラック以外の風通
しの悪い狭いところに押し込める。
・テーブルクロスを掛けたり、じゅうたんや布
団の上に置いて使用する。
●
本機にMB2000(オプション)が装着されてい
る場合には、MB2000のみを直接持って移動
しないでください。メーターアングルの変形
破損、本体の故障、MB2000の本体からの脱
落によるケガなどの原因になります。
●
この機器は重いので、持ち運びは必ず2人以上
でおこなってください。
●
運搬や移動の際、本機にMB2000が装着され
ている場合には、MB2000からの接続ケーブ
ルコネクターに衝撃やストレスを与えないよ
うご注意ください。故障の原因になります。
●
機器を移動する場合は、電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜き、機器
間の接続コードなど外部の接続コードを外し
てください。コードが傷つき、火災・感電の
原因となることがあります。
ご使用になるとき
●
旅行などで、長期間この機器をご使用になら
ないときは、安全のため、必ず電源プラグを
コンセントからぬいてください。火災の原因
となることがあります。
お手入れについて
●
定期的な機器内部の掃除が必要です。長いあ
いだ掃除をせずに、機器の内部にほこりがた
まったままにしておくと、火災や故障の原因
となることがあります。掃除および費用につ
いては、販売店にご相談ください。
掃除の間隔は1年に一度くらい、時期は湿気の
多くなる梅雨の前が、もっとも効果的です。
●
お手入れの際は、安全のため、電源プラグを
コンセントからぬいてください。感電の原因
となることがあります。
使用上のご注意 ―正しくお使いいただくため―
!
コネクターの極性について
◆ XLRタイプコネクターのピン配列は次のとおりです。
1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
これは、IEC60268規格に基づいています。
◆ フォンジャックのピン配列は次のとおりです(PHONES端
子を除く)。T:HOT(+)、R:COLD(−)、S:GND
お手入れについて
◆ スイッチ・ボリューム・接続端子などの部品は、磨耗部品
といわれ、使用とともに性能が劣化します。劣化の進行度
合は、使用環境などによって大きく異なりますが、劣化そ
のものを避けることはできません。劣化した磨耗部品 の交
換は、販売店へご相談ください。
D-subコネクターケーブルの取扱い注意
◆ D-subケーブルは接続後、コネクター両側の固定ネジを確
実に締めてください。接続を外す場合は固定ネジを完全に
緩め、コネクタ−部を持って抜いてください。固定された
状態でケーブルを引っ張るなど、無理な力を加えないでく
ださい。接続を外す場合も固定ネジを完全に緩めずにケー
ブルを引っ張るなど、無理な力を加えないでください。コ
ネクタ−部が破損し故障の原因になります。
◆この機器に電源を入れたとき、WARNINGLowBattery!
という、メッセージが出たら、なるべく早く、お買上げ販
売店へ電池の交換を依頼してください。この機器に内蔵さ
れているデータバックアップ用の電池が劣化しました。電
池が古くなっても、機器は正常に動作しますが、やがて、
プリセットプログラム以外のデータが消えてしまいます。
電池交換の依頼のさいには、データを、スマートメディア
に保存するか、または、MIDIバルクアウトを利用して他の
機器に保存することをおすすめします。
他の電気機器への影響について
◆ この機器のデジタル回路から発生するわずかな雑音が、近
くのラジオやテレビに入る可能性があります。そのような
ときは、両者を少し離してください。
携帯電話からの影響について
◆ この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、本機にノイ
ズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れた
場所で携帯電話をご使用ください。
電池交換
ワードクロック切換時の注意
本製品のみならず、デジタルオーディオシステム内のワードクロック設定を変更すると、システム内のどこかでノイズが発
生する場合がありますので、ワードクロックの設定を変更する場合は、接続されたスピ−カーなどの破損を防止するため、
パワーアンプなどの電源を切るか、または出力を絞った状態で行ってください。
スマートメディアの取り扱いについて
●
本機のCARDスロットはスマートメディアのみ、ご使用になれます。スマートメディア以外のカードは絶対に挿入しない
でください。
●
本機で使用できるスマートメディアは3.3Vタイプのみです。
●
スマートメディアを高温の場所、湿度の高い場所、埃などの多い場所に置かないでください。
●
スマートメディアは購入時に入っていた専用の静電気防止ケースに保管してください。
●
記録用エリアにのみ書き込みしてください。
●
カードの電磁面には触れないでください。指紋や汚れ、傷などが付いた場合、誤動作の原因となります。
●
指紋や汚れは乾燥した柔らかい布で拭き取ってください。ベンジン、シンナー、洗剤、あるいは化学布などは絶対に使わ
ないでください。
●
スマートメディアを寒い場所(冬期の屋外等)から暖かい場所に移した場合、温度が急に上がるなどして結露が生じる場合
があります。そのまま使用しますと誤動作の原因となります。1時間程そのままにしておいて、結露を取り除いてからお
使いください。
●
スマートメディアの金色のメタルがある面を上にして挿入してください。
●
スマートメディアを折り曲げたりは絶対にしないでください。
●
折り曲げたスマートメディアを絶対にスロットに挿入しないでください。CARDスロットが損傷します。
●
データのロード、セーブ中にスマートメディアを取り出すことは絶対にしないでください。データが失われる場合があり
ます。
●
スマートメディアに付属のライトプロテクトシール(銀色の丸いシール)を貼れば、スマートメディアに保存されたデータ
を誤って上書きすることを防止できます。
著作権について
このソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分のいかなる方法での複製・配布も、ヤマハ株式会社の文書による承認が
ない限り、これを禁じます。
商標について
Macintosh,AppleおよびPowerMacintoshは、米国AppleComputer,Inc.の米国およびその他の国における登録商品です。
MS-DOS,Windowsは米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商品です。
ADATおよびAlesisは、アレシス社の登録商標です。
ADATDigitalInterfaceはアレシス社の商標です。
TASCAMは、ティアック株式会社の登録商標です。
ApogeeはApogee社の商標です。
MacOSは米国AppleComputer,Inc.の米国およびその他の国における商標です。
HUIはMackieDesigns社の商標です。
IntelとPentiumはインテル社の登録商標です。
ProToolsはDigiDesign社の登録商標です。
SmartMedia(スマートメディア)は(株)東芝の商標です。
その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
YAMAHAホームページ:
http://proaudio.yamaha.co.jp/
不適切な使用や改造が原因による怪我や故障の場合、保証はいたしかねますのでご了承ください。
目 次
目 次
1 はじめに.....................................................................1
2 コントロールパネル/リアパネル.....................................4
コントロールパネル .................................................................................................. 4
リアパネル ................................................................................................................. 29
3 基本操作....................................................................35
電源コードの接続 ..................................................................................................... 35
電源のオン/オフ ..................................................................................................... 35
ディスプレイについて ............................................................................................. 36
ページ画面の選択 ..................................................................................................... 37
ディスプレイの履歴機能 ......................................................................................... 38
ページ画面コントロール ......................................................................................... 38
パラメーターウインドウ ......................................................................................... 38
確認のメッセージ ..................................................................................................... 38
TITLE EDIT ウインドウ .......................................................................................... 38
キーボードの使い方 ................................................................................................. 39
チャンネルモジュールディスプレイ ..................................................................... 39
レイヤーの選択 ......................................................................................................... 42
チャンネル選択 ......................................................................................................... 43
フェーダーモードの選択 ......................................................................................... 44
エンコーダーモードの選択 ..................................................................................... 45
ENCODER MODE[ ASSIGN] キーへのパラメーターのアサイン .................. 46
v
4 アナログ入出力、AD 入力セクション...............................48
AD 入力セクション .................................................................................................. 48
ステレオアウト ......................................................................................................... 49
コントロールルームモニターアウト ..................................................................... 49
スタジオモニターアウト ......................................................................................... 49
OMNI アウト ............................................................................................................. 49
2TR アナログインプット ........................................................................................ 49
5 デジタル I/O とカスケード接続.......................................50
ワードクロック ......................................................................................................... 50
2TR デジタルアウト ................................................................................................ 53
2TR デジタルイン .................................................................................................... 53
2TR イン/アウトのサンプリングレートコンバーター .................................... 53
SLOT 入出力.............................................................................................................. 54
デジタル出力のディザー処理 ................................................................................. 57
デジタル入力チャンネルステータスのモニター ................................................. 57
コンソールのカスケード接続 ................................................................................. 58
6 インプット/アウトプットパッチ....................................61
インプットパッチ ..................................................................................................... 61
アウトプットパッチ ................................................................................................. 63
入出力端子のネーミング ......................................................................................... 66
PATCH セレクトウインドウ .................................................................................. 67
エンコーダーを使用したパッチ ............................................................................. 67
7 インプットチャンネル ..................................................68
インプットチャンネルのパッチ ............................................................................. 68
インプットチャンネルのレベルメーター ............................................................. 68
DM2000―取扱説明書
vi
目 次
入力フェーズの反転 ................................................................................................. 68
インプットチャンネルのゲート ............................................................................. 69
インプットチャンネル信号のアッテネート ......................................................... 70
インプットチャンネルの EQ................................................................................... 70
インプットチャンネル EQ のグループ .................................................................. 71
インプットチャンネルインサート ......................................................................... 71
インプットチャンネル信号のコンプレッサー ..................................................... 71
インプットチャンネルコンプレッサーのグループ ............................................. 72
インプットチャンネルのディレイ ......................................................................... 72
インプットチャンネルのミュート ......................................................................... 72
インプットチャンネルミュートのグループ ......................................................... 73
インプットチャンネルレベルの設定 ..................................................................... 74
インプットチャンネルフェーダーのグループ ..................................................... 74
インプットチャンネルのルーティング ................................................................. 75
インプットチャンネルのパン設定 ......................................................................... 76
サラウンドパンの使い方 ......................................................................................... 77
インプットチャンネルの AUX へのセンド .......................................................... 81
インプットチャンネルのソロ設定 ......................................................................... 81
ダイレクトアウト ..................................................................................................... 81
インプットチャンネルのペア ................................................................................. 81
MS デコーディングの使い方 .................................................................................. 81
インプットチャンネル設定の表示 ......................................................................... 81
インプットチャンネル設定のコピー ..................................................................... 81
インプットチャンネルのネーミング ..................................................................... 81
8 ステレオアウト...........................................................82
STEREO OUT 端子 .................................................................................................... 82
ステレオアウトからアウトプットチャンネルへのパッチ ................................. 82
インプットチャンネルからステレオアウトへのルーティング ......................... 82
バスアウトからステレオアウトへのセンド ......................................................... 82
ステレオアウトのメーター ..................................................................................... 82
ステレオアウトのモニター ..................................................................................... 82
ステレオアウト信号のアッテネート ..................................................................... 82
ステレオアウトの EQ............................................................................................... 82
マスター EQ のグループ .......................................................................................... 82
ステレオアウトインサート ..................................................................................... 82
ステレオアウトのコンプレッサー ......................................................................... 83
マスターコンプレッサーのグループ ..................................................................... 83
ステレオアウトのミュート ..................................................................................... 83
マスターミュートのグループ ................................................................................. 83
ステレオアウトレベルの設定 ................................................................................. 83
ステレオマスターフェーダーのグループ ............................................................. 83
ステレオアウトから MATRIX へのセンド ........................................................... 83
ステレオアウトのバランス ..................................................................................... 84
ステレオアウトのディレイ ..................................................................................... 84
GEQ のインサート .................................................................................................... 84
ステレオアウト設定の表示 ..................................................................................... 84
ステレオアウト設定のコピー ................................................................................. 84
ステレオアウトのネーミング ................................................................................. 84
9 バスアウト.................................................................85
DM2000―取扱説明書
バスアウトからアウトプットチャンネルへのパッチ .........................................85
インプットチャンネルからバスアウトへのルーティング ................................. 85
バスアウトのメーター ............................................................................................. 85
バスアウトのモニター ............................................................................................. 85
バスアウト信号のアッテネート ............................................................................. 85
目 次
バスアウトの EQ ...................................................................................................... 85
マスター EQ のグループ ......................................................................................... 85
バスアウトインサート ............................................................................................. 85
バスアウトのコンプレッサー ................................................................................. 85
マスターコンプレッサーのグループ ..................................................................... 85
バスアウトのミュート ............................................................................................. 86
マスターミュートのグループ ................................................................................. 86
バスアウトレベルの設定 ......................................................................................... 86
マスターフェーダーのグループ ............................................................................. 86
バスアウトから MATRIX へのセンド ................................................................... 86
バスアウトのディレイ ............................................................................................. 86
GEQ のインサート ................................................................................................... 86
バスアウトのソロ設定 ............................................................................................. 86
バスのペア ................................................................................................................. 86
バスアウトからステレオアウトへのセンド ......................................................... 87
バスアウト設定の表示 ............................................................................................. 87
バスアウト設定のコピー ......................................................................................... 87
バスアウトのネーミング ......................................................................................... 87
10 AUX センド................................................................88
AUX センドマスターから出力へのパッチ ........................................................... 88
AUX センドモードの設定 ....................................................................................... 88
プリフェーダーまたはポストフェーダーの AUX センド .................................. 88
AUX センドレベルの設定 ....................................................................................... 89
AUX センドのミュート ........................................................................................... 90
AUX SEND ページ ................................................................................................... 90
AUX センド設定の表示 ........................................................................................... 92
AUX センドのパン ................................................................................................... 94
AUX センドマスターのメーター ........................................................................... 95
AUX センドマスターのモニター ........................................................................... 95
AUX センドマスター信号のアッテネート ........................................................... 95
AUX センドマスターの EQ..................................................................................... 95
マスター EQ のグループ ......................................................................................... 95
AUX センドマスターインサート ........................................................................... 95
AUX センドマスターのコンプレッサー ............................................................... 95
マスターコンプレッサーのグループ ..................................................................... 95
AUX センドマスターのミュート ........................................................................... 95
マスターミュートのグループ ................................................................................. 95
AUX センドマスターレベルの設定 ....................................................................... 96
マスターフェーダーのグループ ............................................................................. 96
AUX センドから MATRIX へのセンド ................................................................. 96
AUX センドマスターのディレイ ........................................................................... 96
GEQ のインサート ................................................................................................... 96
AUX センドのソロ設定 ........................................................................................... 96
AUX センドのペア ................................................................................................... 96
AUX センドマスター設定の表示 ........................................................................... 96
AUX センドマスター設定のコピー ....................................................................... 96
AUX センドマスターのネーミング ....................................................................... 96
vii
11 MATRIX センド ..........................................................97
MATRIX センドマスターから出力へのパッチ .................................................... 97
プリフェーダーまたはポストフェーダーの MATRIX センド ........................... 97
MATRIX センドレベルの設定 ................................................................................ 97
MATRIX センドのミュート .................................................................................... 98
MATRIX SEND ページ ............................................................................................ 98
MATRIX センドのパン ............................................................................................ 99
DM2000―取扱説明書
viii
目 次
MATRIX センド設定の表示 .................................................................................... 99
MATRIX センドマスターのメーター ................................................................... 100
MATRIX センドマスターのモニター ................................................................... 100
MATRIX センドマスター信号のアッテネート ................................................... 100
MATRIX センドマスターの EQ............................................................................. 100
マスター EQ のグループ ......................................................................................... 100
MATRIX センドマスターインサート ................................................................... 100
MATRIX センドマスターのコンプレッサー ....................................................... 100
マスターコンプレッサーのグループ .................................................................... 100
MATRIX センドマスターのミュート ................................................................... 101
マスターミュートのグループ ................................................................................ 101
MATRIX センドマスターレベルの設定 ............................................................... 101
マスターフェーダーのグループ ............................................................................ 101
MATRIX センドマスターのバランス ................................................................... 101
MATRIX センドマスターのディレイ ................................................................... 102
MATRIX センドのソロ設定 ................................................................................... 102
GEQ のインサート ................................................................................................... 102
MATRIX センドマスター設定の表示 ................................................................... 102
MATRIX センドマスター設定のコピー ............................................................... 102
MATRIX センドマスターのネーミング ............................................................... 102
12 共通のチャンネル機能 ................................................. 103
メーター .................................................................................................................... 103
信号のアッテネート ................................................................................................ 105
EQ の使い方 .............................................................................................................. 107
アウトプットチャンネルの EQ のグループ ......................................................... 110
インサートの使い方 ................................................................................................ 111
チャンネル信号のコンプレッション .................................................................... 113
アウトプットチャンネルコンプレッサーのグループ ........................................ 116
チャンネル信号のディレイ .................................................................................... 117
チャンネルのソロ設定 ............................................................................................ 118
チャンネルのペア .................................................................................................... 120
アウトプットチャンネルフェーダーのグループ ................................................ 122
アウトプットチャンネルミュートのグループ .................................................... 123
チャンネルパラメーター設定の表示 .................................................................... 124
チャンネルフェーダー設定の表示 ........................................................................ 125
チャンネル設定のコピー ........................................................................................ 129
チャンネルのネーミング ........................................................................................ 130
13 モニター、トークバック ..............................................132
コントロールルームモニター ................................................................................ 132
スタジオモニター .................................................................................................... 133
サラウンドモニター ................................................................................................ 134
トークバックとスレートの使い方 ........................................................................ 138
14 ライブラリー.............................................................139
DM2000―取扱説明書
ライブラリーについて ............................................................................................ 139
ライブラリーの基本操作 ........................................................................................ 139
チャンネルライブラリー ........................................................................................ 140
インプットパッチライブラリー ............................................................................ 141
アウトプットパッチライブラリー ........................................................................ 141
グラフィックイコライザーライブラリー ............................................................ 142
エフェクトライブラリー ........................................................................................ 142
バス→ステレオライブラリー ................................................................................ 143
ゲートライブラリー ................................................................................................ 144
コンプライブラリー ................................................................................................ 145
目 次
イコライザーライブラリー .................................................................................... 146
オートミックスライブラリー ................................................................................ 147
サラウンドモニターライブラリー ........................................................................ 147
15 内蔵エフェクト、プラグイン、GEQ ...............................148
エフェクトについて ................................................................................................ 148
エフェクトプロセッサーのパッチ ........................................................................ 148
プリセットエフェクトとタイプ ............................................................................ 148
エフェクトのエディット ........................................................................................ 150
プラグインについて ................................................................................................ 152
プラグインの設定 .................................................................................................... 152
プラグインのエディット ........................................................................................ 153
グラフィックイコライザーについて .................................................................... 155
グラフィックイコライザーのエディット ............................................................ 155
16 シーンメモリー ..........................................................157
シーンメモリーについて ........................................................................................ 157
シーンメモリーの自動更新 .................................................................................... 158
SCENE MEMORY キーを使ったシーンのストアとリコール ........................... 159
SCENE MEMORY ページの使い方 ....................................................................... 160
シーンのフェード .................................................................................................... 161
シーンデータのリコールセーフ機能 .................................................................... 162
シーンの並び替え .................................................................................................... 163
ix
17 オートミックス ..........................................................164
オートミックスについて ........................................................................................ 164
オートミックスに記録可能なパラメーター ........................................................ 164
AUTOMIX MAIN ぺージ ........................................................................................ 165
AUTOMIX セクション ............................................................................................ 168
チャンネルモジュール[ AUTO]キー ................................................................ 169
AUTOMIX MEMORY ページ................................................................................. 169
FADER EDIT ページ ............................................................................................... 170
タイムコードソースとフレームレートの選択 .................................................... 171
拍子マップの作成 .................................................................................................... 172
オートミックスの記録 ............................................................................................ 173
イベントの再記録 .................................................................................................... 173
パラメーター記録 .................................................................................................... 174
パンチイン/アウトの各パラメーター ................................................................ 175
オートミックスの再生 ............................................................................................ 176
イベントのオフラインエディット ........................................................................ 177
18 MIDI .......................................................................182
MIDI と DM2000 ...................................................................................................... 182
MIDI I/O .................................................................................................................... 182
MIDI ポートのセットアップ ................................................................................. 183
MIDI チャンネルセットアップ ............................................................................. 184
プログラムチェンジへのシーンのアサイン ........................................................ 185
コントロールチェンジへのパラメーターのアサイン ........................................ 186
パラメーターチェンジによるパラメーターのコントロール ............................ 186
バルクダンプの使用 ................................................................................................ 187
19 Pro Tools のリモートレイヤー .....................................188
Windows コンピュータの設定 ............................................................................... 188
Macintosh コンピュータの設定 .............................................................................. 188
DM2000 の設定 ........................................................................................................ 188
Pro Tools の設定 ....................................................................................................... 189
DM2000―取扱説明書
x
目 次
Pro Tools リモートレイヤーでのパネル操作 ....................................................... 190
ウインドウのスクロール ........................................................................................ 202
チャンネルの選択 .................................................................................................... 203
チャンネルインプットのアサイン ........................................................................ 203
チャンネルアウトプットのアサイン .................................................................... 204
チャンネルレベルの設定 ........................................................................................ 204
チャンネルのミュート ............................................................................................ 205
チャンネルのパン設定 ............................................................................................ 205
チャンネルのソロ設定 ............................................................................................ 205
送り先のアサイン .................................................................................................... 206
センドのプリ/ポスト設定 .................................................................................... 206
センドレベルの設定 ................................................................................................ 207
センドのミュート .................................................................................................... 207
センドのパン設定 .................................................................................................... 207
フリップモード ........................................................................................................ 207
インサート/プラグインのアサイン .................................................................... 208
プラグインのエディット ........................................................................................ 209
個々のプラグインのバイパス ................................................................................ 210
全プラグインのバイパス ........................................................................................ 210
フェーダー、 センド、 パンポット、 プラグインのリセット ............................ 211
Edit ウインドウの操作 ............................................................................................ 212
ズーム ........................................................................................................................ 212
選択リージョンの微調整 ........................................................................................ 213
スクラブ、 シャトル ................................................................................................ 214
オートメーション .................................................................................................... 215
20 リモートコントロール ................................................. 217
リモートレイヤーの使い方 .................................................................................... 217
マシンコントロール( MMC & P2)について ..................................................... 220
GPI(汎用インターフェース) ............................................................................... 228
AD824 A/D コンバーターのコントロール ........................................................... 229
21 その他の機能.............................................................230
USER DEFINED KEYS( ユーザー定義キー) の使い方 .................................... 230
スマートメディアへのデータのセーブ ................................................................ 231
プリファレンスの設定 ............................................................................................ 234
オシレーターの使い方 ............................................................................................ 238
バッテリーの点検 .................................................................................................... 239
DM2000 の初期化 .................................................................................................... 239
付録 A: パラメーターリスト ....................................................240
[USER DEFINED KEYS]........................................................................................ 240
[USER DEFINED KEYS] 初期アサイン .............................................................. 242
インプットパッチパラメーター ............................................................................ 242
インプットパッチ初期設定 .................................................................................... 246
アウトプットパッチパラメーター ........................................................................ 247
アウトプットパッチ初期設定 ................................................................................ 255
インプットチャンネル初期ネーム ........................................................................ 256
アウトプットチャンネル初期ネーム .................................................................... 257
インプットポート初期ネーム ................................................................................ 258
アウトプットポート初期ネーム ............................................................................ 260
GPI トリガーソースリスト .................................................................................... 261
エフェクトパラメーター ........................................................................................ 264
プリセット EQ パラメーター
プリセット GATE パラメーター (fs=44.1kHz ).................................................. 296
プリセットコンプレッサーパラメーター (fs=44.1kHz )................................... 296
......................................................................................292
DM2000―取扱説明書
目 次
付録 B: 仕様.........................................................................301
一般仕様 .................................................................................................................... 301
操作子 ........................................................................................................................ 307
インジケーター ........................................................................................................ 309
ライブラリー ............................................................................................................ 310
アナログ入力仕様 .................................................................................................... 311
アナログ出力仕様 .................................................................................................... 311
デジタル入力仕様 .................................................................................................... 312
デジタル出力仕様 .................................................................................................... 312
I/O SLOT( 1 〜 6)仕様 ......................................................................................... 313
CONTROL I/O 仕様 ................................................................................................. 313
CASCADE IN/OUT 端子ピンアサイン ................................................................. 314
寸法図 ........................................................................................................................ 316
付録 C: MIDI .......................................................................317
プログラムチェンジ初期シーンメモリーアサイン表 ........................................ 317
コントロールチェンジ初期パラメーターアサイン表 ........................................ 318
MIDI データフォーマット ..................................................................................... 319
フォーマット詳細 .................................................................................................... 319
付録 D:別売品について ..........................................................333
ピークメーターブリッジ MB2000 ........................................................................ 333
木製サイドパネル SP2000 ...................................................................................... 335
xi
索 引.............................................................................336
DM2000―取扱説明書
xii
目 次
この取扱説明書について
本書には、デジタルプロダクションコンソールDM2000を使用するときに必要な情報がすべて
含まれています。目次は本書の構成を把握するために、索引は必要な項目の検索にご利用くだ
さい。まず、第3章「基本操作」(35ページ)からお読みになられることをお勧めします。
本書の各章は、本機の各部とその機能ごとに分かれています。たとえば、インプットチャンネ
ル、アウトプットチャンネルは「インプットチャンネル」「バスアウト」「AUXセンド」「MATRIX
センド」「ステレオアウト」の各章で説明されています。各章は信号の入力から出力に沿って構
成されています。
EQやディレイなどの全てのチャンネルに共通な機能は、同じ説明を繰り返すことを避けるた
め「共通のチャンネル機能」(103 ページ)の章で説明しています。「インプトチャンネル」「バス
アウト」「AUXセンド」「MATRIXセンド」「ステレオアウト」の各章には、「共通のチャンネル機
能」の章を参照していただくページが多くあります。
パネル上のキー等の表記
本書ではキー等の名称で、パネルに実際に印刷されているものは[ ]でくくって表記してい
ます。
パネルにあるスイッチで、カチカチと押して使うタッチタイプのスイッチをキー 、押し込んで
使うスイッチをスイッチ と表記し、ディスプレイ画面内に表示されるスイッチを、パネル上の
キーやスイッチと区別してボタン と表記しています。
例:[ON]キー、[PAD]スイッチ、[ON]ボタン
パネル上のボリュームはコントロール と表記し、ディスプレイ画面内に表示されるボリュー
ムを回転ノブ と表記しています。
ディスプレイ画面の中でタブの選択により切替わる部分をページ と表記しています。
DM2000―取扱説明書
第1章 はじめに
このたびは、ヤマハデジタルプロダクションコンソールDM2000をお買い上げいただきまこと
にありがとうございます。
DM2000は妥協なき真の24ビット/96kHzプロセッシング、ベースマネージメント/ダウンミ
キシング/モニタリングをサポートする最新のサラウンドプロダクション環境、さらに定評
あるDAW(デジタルオーディオワークステーション)とのシステム統合を実現しています。
オ−ディオ特性
・ リニア24ビット、128倍オーバーサンプリングA/Dコンバーター
・ リニア24ビット、128倍オーバーサンプリングD/Aコンバーター
・ サンプリングレート96kHzでの周波数特性20Hz〜40kHz(0.5、−1.5dB)
・ 標準ダイナミックレンジ108dB(AD INPUT→STEREO OUT)
・ 内部デジタルオーディオ処理32ビット(58ビットアキュムレーター)
チャンネルアーキテクチャー
・ ダイレクトアウト可能な98系統インプットチャンネル
・ 8系統のバスアウト(サブグループ化のステレオアウトルーティング可能)
・ 12系統のAUX センド
・ 4系統のステレオMATRIXセンド(22×8マトリックス)
・ ステレオアウト
・ チャンネル識別を容易にするネーミング機能
・ 127のユーザーメモリーを含むチャンネルライブラリー
・ チャンネルコピー/ペースト
はじめに
1
I/Oアーキテクチャー
・ +48Vファンタム電源搭載の24系統、バランス型XLR/フォーンのアナログマイク/ライン入
力
・ アナログインサートI/Oを24系統の各フォ−ン端子に装備
・ 48系統入力、48系統出力をサポートする6基のオプションI/Oカード用mini-YGDAIスロットを
搭載、AES/EBU、ADAT、Tascam TDIF-1、mLANの各デジタルフォーマットに対応
・ 8系統のアサイナブルOMNI OUT
・ 2系統のAES/EBUと1系統のCOAXIAL、計3系統の2TR デジタル入力
・ 2系統のAES/EBUと1系統のCOAXIAL、計3系統の2TR デジタル出力
・ 2系統のアナログ2TR入力
・ XLR/フォーン端子ステレオ出力
・ ラージとスモール、2系統のCR MONITOR OUT
・ 専用のスタジオモニターアウト
・ 従来の 44.1/48kHzのデジタルオ−ディオ機器との接続用にサンプリングレ−トコンバ−タ−
内蔵のAES/EBU、COAXIALI/Oを装備
・ 従来の44.1/48kHzのMTR機用にダブルチャンネルデジタルI/Oを装備
・ 最大4台のDM2000のカスケ−ド接続(例、384の入力チャンネル)用のCASCADEポートを装備
I/Oパッチング
・ 任意の入力ポートをインプットチャンネル、インサートイン、エフェクトインプットにパッチ
可能
・
任意の出力ポートへダイレクトアウト、インサートアウト、バスアウト、AUXセンド、マトリッ
クスセンド、ステレオアウトをパッチ可能
DM2000―取扱説明書
2
第1章 はじめに
・ インプット、アウトプットポートの識別を容易にするネーミング機能
・ パッチ設定をインプット/アウトプットライブラリーにセ−ブ可能
EQ/GEQ
・ 全インプット/アウトプットチャンネルに4バンドのパラメトリックイコライザーを装備
・ 40のプリセット、160のユ−ザ−メモリーを含むEQライブラリー
・ アウトプットチャンネルにパッチ可能な31バンドのグラフィックイコライザーを6基搭載
・ 128のユーザーメモリーを含むGEQライブラリー
グル−プ/ペア
・ インプットチャンネルを横(Horizontal ペア)あるいはレイヤーをまたいで縦(Vertical ペア)に
ペアリング可能
・ バスアウト、AUXセンド、サラウンドパン用に横(Horizontalペア)のペアリングが可能
・ フェーダーグループ(8つのインプットチャンネル、4つのアウトプットチャンネル)
・ ミュートグループ(8つのインプットチャンネル、4つのアウトプットチャンネル)
・ インプット/アウトプットチャンネル、それぞれに4つのEQグループ
・ インプット/アウトプットチャンネル、それぞれに4つのコンプレッサーグループ
エフェクト
・ 8基の内蔵エフェクトプロセッサー
・ 52のプリセット、76のユーザーメモリーを含むエフェクトライブラリー
・ サラウンドプロダクション用のマルチチャンネルエフェクト
・ REVERB 5.1 エフェクト用のア−リ−リフレクションやリバ−ブ操作を容易にするジョイス
ティック
・ Waves Y56Kカード(オプション)に対応
MIDIやラ−ニング機能を使って外部エフェクトをコントロールするユ−ザ−定義プラグイン
・
ダイナミクス
・ 96のインプットチャンネル、全てにゲートを装備
・ 4つのプリセット、124のユーザーメモリーを含むゲートライブラリー
・ 全インプット/アウトプットチャンネルにコンプレッサーを装備(計126基)
・ 36のプリセット、92のユーザーメモリーを含むコンプレッサーライブラリー
オートミックス
・
1/4フレームの高精度分解能で全てのミックスパラメーターに対応したダイナミックスオート
メーション
・ 16のメモリーを含むオートミックスライブラリー
・ MIDI/オートミックスでリコ−ルできる99のシーンメモリーを含むスナップショットスタイ
ルのオートミックス
・ 全インプット/アウトプットフェーダー、個々にフェ−ドタイム設定可能
・ シーン/ライブラリーリコ−ルのオートミックス
・ 専用[AUTO]キーによるチャンネル全体、あるいは特定パラメーターのパンチイン/アウト
・ フェ−ダ−動作を編集するフェーダーリターン、フェーダーテークオーバー、アブソリュート
/レラティブの多様なモ−ドを用意
・ オフラインイベントエディットでの各種エディット機能、イレース、コピー、ムーブ/マージ、
トリム、デュプリケート、デリート、インサート
DM2000―取扱説明書
はじめに
サラウンドプロダクション環境
・ 3.1、5.1のサラウンドモード
・ ジョイスティックコントロール
・ ベースマネージメント
・ ダウンミキシング
・ サラウンドスピ−カ−調整機能
・ 32のユ−ザ−メモリーを含むサラウンドモニターライブラリー
リモートコントロール
・ 付属のアプリケーションソフトStudio ManagerでMacintosh /ウインドウズコンピューター
からDM2000をコントロ−ル/マネージメント可能
・ ターゲット設定してDAWシステムをコントロールしたり、ラ−ニング機能でMIDI機器をコン
トロールしたりできる外部機器コントロール用のリモートレイヤー
・ 8つのLOCATE MEMORY キーでトランスポート、トラックアーミング、ジョグシャトルなど
MMCやP2対応レコ−ダ−を包括的にコント−ル、さらにMASTER機/MTR機を個々にコント
ロール
・ 外部コントロ−ル用のアサイン可能なGPI(汎用インターフェース)ポートを装備
・ 最大12台のヤマハA/DコンバーターAD824のヘッドアンプとファンタム電源を外部コントロ
−ル
3
MIDI
・ MIDIポート、USB TO HOSTポート、SERIAL TO HOSTポート、mLAN MIDII/Oポートを装備
・ USB、SERIAL、mLANによるマルチポ−ト操作
・ シーンリコール、ミックスパラメーターコントロール、バルクダンプ、MTC/MIDI クロックの
オ−トミックス同期、およびMMCによる外部機器コントロール
コントロールパネル
・ タッチセンス機能付き、100mmモ−タ−フェ−ダ−×25本(タッチセンス機能によるチャンネ
ル選択、オ−トミックス時のフェーダーパンチイン/アウト)
・ フェ−ダ−操作によるチャンネルレベル設定、AUX/マトリックスセンドレベル設定
・ エンコ−ダ−操作によるパン、AUX/MATRIX センドレベル、ユーザーアサインパラメーター
のコントロール
・ フェーダーを 4 つのインプットチャンネルレイヤー、マスターレイヤー、4 つのリモートレイ
ヤーにそれぞれ使用可能
・ 320×240ドットの蛍光バックライト式ディスプレイ
・ 蛍光チャンンネルモジュールディスプレイのよるチャンネルネーム/エンコーダーステータ
ス/ルーティングなどの表示
・ チャンネルの豊富な機能をパネル上のSELECTED CHANNELセクションの操作子で効率よく
操作可能
・ シーンメモリ−専用の2桁のディスプレイ
・ EQ専用の4つ(周波数、ゲイン、Q)のディスプレイ
・ 16のUSER DEFINED KEYSによる作業の効率化が可能
・ DISPLAY/HISTORYキーによる最近表示していたページへの容易なアクセス
・ オートミックス、シーン、ライブラリーのためのスマートメディアスロットでデータの保存/
移動が可能
・ PS/2互換のパソコン用キ−ボ−ド使用による容易なタイトル入力
DM2000―取扱説明書
4
第2章 コントロールパネル/リアパネル
第2章 コントロールパネル/リアパネル
コントロールパネル
21)
USER DEFINED
KEYS(ユーザー
定義キー)(p.
100
SLATE
TALKBACK
CONTROLROOM LEVEL
SET
LOCATEMEMORY
IN OUT MTR
PRE POST
LOCATOR
12345678
91 0 1 1 1 2 1 3 1 4 1 5 1 6
DISPLAY
AUDITION
REMOTE4
73 96
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SEL
AUTO
STEREO
MA S T E R
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
8 7 6 5 4 3 2 1 91 01 11 21 314151 6 1 7181 920212 2232 4
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
ON
MASTER
REHEARSAL
ROLL
LOOP
ONLINE
END QUICK
RETURN
CH01 CH02 CH03 CH04 CH05 CH06 CH07 CH08 CH09 CH10 CH11 CH12 CH13 CH14 CH15 CH16 CH17 CH18 CH19 CH20 CH21 CH22 CH23 CH24
21)
LOCATOR
(p.
(ロケーター)
TALKBACK
BACK
PUNCH
TOZERO
ON
INC
REC
DEC
FF STOP PLAY
DISPLAY HISTORY
REW
BACK FORWARD
SCRUB
SHUTTLE
5
0
10
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
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0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
10
505
5
0
10
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5
0
10
10
505
5
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10
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5
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10
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505
5
0
10
10
505
50
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
15
70
60
40
30
20
70
20
60
504030
5040302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
70
20
60
504030
50 40 302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
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20
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60
5040302015
10
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20
60
504030
5040302015
10
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5040302015
10
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20
504030
60
5040302015
10
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504030
50403 020 15
10
70
20
60
504030
5040302015
10
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20
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504030
5040302015
10
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20
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5040302015
10
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504030
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10
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20
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5040302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
70
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504030
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10
70
20
60
504030
5040302015
10
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20
60
504030
5040302015
10
70
20
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504030
5040302015
10
70
20
60
504030
5040302015
10
26)
25)
MONITOR
モニター、ヘッドフォン
端子、トークバックセク
ション (p.
12)
48V
ション (p.
8)
セス)(p.
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
48V
+
SELECTED CHANNEL
(選択チャンネル)セク
11)
ディスプレイセクション
(p.
DISPLAY ACCESS
(ディスプレイアク
セクション
(p.
(モニター)
010
TALKBACKLEVEL
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26d B
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26d B
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
-60
ON
OFF
GAIN
26dB
-16
P AD
PHONES
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
18 19 20
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
17
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
16
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEA K
SIGN AL
ON
OFF
12 1 3 14 15
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
11
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
91 0 21 22 23 24
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
PEA K
SIG NAL
ON
OFF
78
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
6
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
5
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
4
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
3
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
2
PEAK
SIGNAL
ON
OFF
1
PEAK
SIGNAL
010
010
0010
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INS ERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
I NSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
INSERT
LEVEL
PHONES
LEVEL
STUDIO
TRIM
SMALL
TRACK ARMING
MONITOR
STUDIO
DISPLAY
FB
MIX
TIME
ON
DELAY
DISPLAY
INSERTON
SELECTED CHANNEL
PHASE/ IN SERT
DISPLAY
12
ROUTING
DISPLAY
AUX/MATRIX SEND
19)
SCENE
ング)(p.
(トラックアーミ
STEREO
SOLO
ROOM
AUX11 AUX 12
CONTROL
TRACKARMING
DISPLAY
ON
LEVEL
AUX4 /MATRIX4
ON
LEVEL
AUX3 /MATRIX3
ON
LEVEL
AUX2 /MATRIX2
ON
LEVEL
AUX1 /MATRIX1
BANK
DISPLAY
56
78
34
MEMORY
CLEAR
STEREO
SOLOCONTRAST
2TRD1 2TRA1
CONTROLROOM
16
MASTER ALLCLEAR
21 22 23 24 17 18 2019
3
11
SCENE MEMORY
TR A C K A RMING GR OUP
12 45678
910 12131415
ABCD
AUX8
AUX12
GAIN
AUX7
AUX11
DECAY
RELEASE THRESHOLD
AUX6
AUX10
ATTACK
ATTACK
AUX5
AUX9
RATIO
RANGE
R
THRESHOLD HOLD
GATE/ COMP
COMP
GATE
L
STEREO FOLLOWPAN DIRECT
GATEON COMP ON
DYNAMICS
PAN/SURROUND
DISPLAY
OUTPUT
MIDI REMOTE METER VIEW
DATA DIO SETUP UTILITY
PAIR GROUP INPUT
DISPLAYACCESS
CARD
3.3V
AUX2AUX1 AUX3 AUX 4
MA TRI X 2 MA TRI X 4 MA TRI X 3
AUX SELECT
MATRIXSELECT
MA TRI X 1
DISPLAY
DISPLAY
19)
リー)(p.
(シーンメモ
BUS
SURROUND
2TRD2 2TRA2
2TRD3STEREO
ASSIGN1 ASSIGN2
SENSE
TOUCH
RELATIVE
RETURN
REC
AUTO-
STORE R ECALL
UNDO
REC ABORT/
AUTOMIX
00
ENABLE
DISPLAY
DISPLAY
dBHzkHz
GAIN
HIGH
10.0 4.00 1.00 125
FREQUENCY
Q
dBHzkHz
GAIN
HIGH MID LOW MID
FREQUENCY
Q
LINK GRAB EFFECT
dBHzkHz
GAIN
FREQUENCY
Q
EVEN
dBHzkHz
GAIN
LOW
ODD
FREQUENCY
Q
R
L
ATT.
EQON
EQUALIZER
COPY
DISPLAY
PAT C H
PA T C H
EFFECTS/ PLUG INS
AUX8
AUX6AUX5 AUX7
PASTE
DISPLAY
CHANNEL
F 4
F 1 F 2 F 3
1234
INSERTS
CHANNEL
PLUG INS
GRAPHIC
EQUALIZERS
1234
5678
EFFECTS
INTERNAL
DISPLAY
INSERT SENDASSIGN OUTPUT INPUT
AUX 12
ASSIGN4ASSIGN3
AUX/ MTRX
FADER MOD E
FADER
AUX10AUX9 AUX 11
ASSIGN2ASSIGN1
AUX/ MTRX
PAN SENDLEVEL
PAN
ENCODER MODE
DISPLAY
20)
AUTOMIX
クス)(p.
(オートミッ
SURROUND
MONITOR LEVEL
ASSIGN1 ASSIGN2
EQ AU X A U X
ON
SURR OUND
OVERWRITE
PA N
USER DEFINED KEYS
FA DER ON
SUSPEND WRITE TOUCH LATCH READ TRIM OFF
DISPLAY
REMOTE2
REMOTE1
LA YER
124
25 48
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AUTO
AU TO
AUTO
AUTO
DIMMER
MONO
SMALL
12345678
REMOTE3
49 72
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
SEL
データエントリー/
トランスポート
ENTER
STEREO(ステレオ)
STEREO
LAYER(レイヤー)
91 01 11 21 314 151 6 1 7181 920212 2232 4
CHANNEL(COPY/PASTE)
(チャンネルコピー/ペースト)
8 7 6 5 4 3 2 1
チャンネルモジュール
23)
(p.
18)
(p.
18)
(p.
5)
(p.
17)
(p.
6)
5)
アナログインプットセクション
(p.
スマートメディア用
CARD スロット (p.
DM2000―取扱説明書
6)
MATRIX SELECT
(p.
(MATRIX セレクト)
7)
AUX SELECT
(p.
(AUX セレクト)
8)
(p.
ENCODER MODE
(エンコーダー
FADER MODE
(フェーダーモード)
7)
モード)(p.
9)
EFFECTS/PLUG-INS
イン)(p.
(エフェクト/プラグ
1
2
3
4
5
6
アナログインプットセクション
(左のイラストはアナログインプット1です。)
+
48V
ON
OFF
PAD
26dB
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
1
OFF
ON
INSERT
A
+48V ON/OFF(オン/オフ)スイッチ
各INPUTA(XLRタイプ)端子への+48Vファンタム電源をオン/オフします。ファンタ
ム電源は通常、コンデンサーマイクやダイレクトボックスに電源を供給するために使
用します。詳細は、48ページの「ファンタム電源」をご参照ください。
B
PAD(パッド)スイッチ
各アナログインプットの26dBパッド(アッテネーター)をオン/オフします。詳細は、48
ページの「パッド」をご参照ください。
C
GAIN(ゲイン)コントロール
アナログインプットのヘッドアンプのゲインを調整します。パッドの状態により、入力
感度は−16dB〜−60dBまたは+10dB〜−34dB となります。詳細は、48ページの「ゲイ
ン」をご参照ください。
D
PEAK(ピーク)インジケーター
入力信号レベルがクリッピングより3dB低いレベルになると、このインジケーターが点
灯します。詳細は、48ページの「PEAK/SIGNALインジケーター」をご参照ください。
E
SIGNAL(シグナル)インジケーター
入力信号レベルが定格レベルより 20dB 低いレベルになると、このインジケーターが点
灯します。詳細は、48ページの「PEAK/SIGNALインジケーター」をご参照ください。
コントロールパネル
5
1
2
3
4
5
6
7
F
INSERT ON/OFF(インサートオン/オフ)スイッチ
アナログインプットインサートをオン/オフします。詳細は、49 ページの「アナログイ
ンサート」をご参照ください。
チャンネルモジュール
(左のイラストはチャンネルモジュール1です。)
各チャンネルモジュールの機能は、選択しているレイヤーによって異なります。詳細
は、42ページの「レイヤーの選択」をご参照ください。
A
AUTO
SEL
SOLO
ON
1
CH01
10
5
0
5
10
15
20
30
0
5
10
15
20
30
40
50
エンコーダー
インプット/アウトプットチャンネルパラメーターをエディットするときに使用しま
す。実際の動作は選択しているエンコーダーモードとレイヤーによって異なります。2
つのプリセットエンコーダーモード(パン、AUX/MTRX)、4 つのアサイナブルモードが
あり、40数種類のパラメーターがあります。詳細は、45ページの「エンコーダーモードの
選択」をご参照ください。
エンコーダーノブはプッシュスイッチにもなっていて、オートミックス記録中に該当
エンコーダーにアサインされているパラメーターをパンチイン/アウトします。詳細
は、175ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
B
AUTO(オート)キー
オートミックス時の記録、再生、オフをチャンネルごとに設定、表示します。実際の動作
は選択しているレイヤーによって異なります。イベント記録中はインジケーターが赤く
点灯、記録されているイベントの再生中は緑に点灯、オートミックスオフ時は消灯、記録
待機中はオレンジに点灯します。詳細は、169ページの「チャンネルモジュール[AUTO]
キー」をご参照ください。
C
SEL(セレクト)キー
SELECTED CHANNELセクションでエディットするインプット/アウトプットチャン
ネルを選択します。実際の動作は選択しているレイヤーによって異なります。選択中の
チャンネルは[SEL]キーインジケーターが点灯します。詳細は、43 ページの「チャンネ
ル選択」をご参照ください。
また、チャンネルのロングネームを表示するときにも使用します。詳細は、39 ページの
「チャンネルモジュールディスプレイ」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
6
第2章 コントロールパネル/リアパネル
チャンネルのペアを組んだり、EQやコンプ、フェーダー、ミュートの各グループへのチャンネ
ル追加/削除にも、このキーを使用します。
D
SOLO(ソロ)キー
選択したチャンネルをソロにします。ソロにしたチャンネルの[SOLO]キーのインジケーター
が点灯します。詳細は、118ページの「チャンネルのソロ設定」をご参照ください。
E
ON(オン)キー
インプット/アウトプットチャンネルをミュート(消音)します。実際の動作は選択している
レイヤーによって異なります。オンにしたチャンネルの[ON]キーインジケーターが点灯しま
す。
F
チャンネルモジュールディスプレイ
エンコーダーにアサインされているインプット/アウトプットチャンネルのパラメーター値
をグラフィック表示する蛍光ディスプレイです。ルーティング設定、EQ/インサート/ディ
レイ/コンプ/ゲートの各機能のオン/オフ状態も表示します。さらに、チャンネルのロング
ネーム、ショートネーム、選択チャンネルも表示します。詳細は、39 ページの「チャンネルモ
ジュールディスプレイ」をご参照ください。
G
チャンネルフェーダー
100mm のタッチセンス付きモーターフェーダーで、インプットチャンネル、バスアウト、AUX
センド、MATRIXセンドのレベルを設定します。
実際の動作は選択しているフェーダーモードとレイヤーによって異なります。詳細は、44ペー
ジの「フェーダーモードの選択」をご参照ください。
フェーダーをグループ化すれば同時操作が可能です。詳細は、74 ページの「インプットチャン
ネルフェーダーのグループ」、および 122 ページの「アウトプットチャンネルフェーダーのグ
ループ」をご参照ください。
タッチセンスセレクト機能をオンにすればフェーダーでインプット/アウトプットチャンネ
ルの選択もできます。詳細は、44 ページの「自動チャンネルセレクト/タッチセンスセレクト
機能」をご参照ください。
オートミックスの記録中にチャンネルをパンチイン/アウトするときにも使用できます。詳
細は、175ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
スマートメディア用CARDスロット
DM2000 のセットアップ、シーン、オートミックス、ライブラリーなど
のデータをセーブできるスマートメディアカード(3.3V)を挿入する
スロットです。詳細は、231 ページの「スマートメディアへのデータの
セーブ」をご参照ください。
MATRIX SELECT(MATRIXセレクト)
DISPLAY
MATRIX SELECT
MATRIX2 MATRIX4MATRIX 3
MATRIX1
1
2
A
MATRIX SELECT DISPLAY(MATRIXセレクトディスプレイ)キー
MATRIX SEND、MATRIX SEND PAN、MATRIX VIEW の各ページを選択します。詳細は、97
ページの「MATRIXセンド」をご参照ください。
B
MATRIX 1〜4キー
バスアウト/ AUX センド/ステレオアウトの各信号を送る先の MATRIX センドを選択しま
す。選択したMATRIXセンドのインジケーターが点灯します。詳細は、97ページの「MATRIXセ
ンド」をご参照ください。
3.3V
CARD
DM2000―取扱説明書
AUX SELECT(AUXセレクト)
1
DISPLAY
AUX SELECT
AUX 2AUX 1 AUX 3 AUX 4
コントロールパネル
7
AUX 6AUX 5 AUX 7
AUX 10AUX 9 AUX 11
AUX 8
AUX 12
2
A
AUX SELECT DISPLAY(AUXセレクトディスプレイ)キー
AUX SEND、AUX SEND PAN、INPUT CHANNEL AUX VIEWの各ページを選択します。詳細
は、88ページの「AUXセンド」をご参照ください。
B
AUX 1〜12キー
操作対象となるAUXセンドを選択します。選択したAUXセンドのインジケーターが点灯しま
す。選択したAUXセンドがペアになっていると、ペアのもう片方のインジケーターは点滅しま
す。詳細は、88ページの「AUXセンド」をご参照ください。
また、AUXセンドのペアを組むときもこのキーを使用します。詳細は、120ページの「チャンネ
ルのペア」をご参照ください。
ENCODER MODE(エンコーダーモード)
2 3
DISPLAY
ENCODER MODE
AUX / MTRX
PAN
PAN SEND LEVEL
ASSIGN 2ASSIGN1
ASSIGN 4ASSIGN3
INSERT SEND ASSIGN OUTPUT INPUT
1
4
各キーの下の小さい方の文字は、DAWリモートで使用します。詳細は、217ページの「リモート
レイヤーの使い方」をご参照ください。
ENCODER MODE DISPLAY(エンコーダーモードディスプレイ)キー
A
ENCODERMODEASSIGNページを選択します。詳細は、45ページの「エンコーダーモードの選
択」をご参照ください。
PAN(パン)キー
B
パンエンコーダーモードを選択します。選択すると、インジケーターが点灯します。このモー
ドでは、インプットチャンネルレイヤー選択時は、エンコーダーノブがパンコントロールとし
て機能します。マスターレイヤー選択時は、エンコーダー21〜24がMATRIXセンドのバランス
コントロールになり、その他のエンコーダーは無効になります。詳細は、45ページの「エンコー
ダーモードの選択」をご参照ください。
AUX/MTRXキー
C
AUX/MTRXエンコーダーモードを選択します。選択すると、インジケーターが点灯します。こ
のモードでは、インプットチャンネルレイヤー選択時は、エンコーダーがAUXセンドレベルコ
ントロールとして機能します。マスターレイヤー選択時は、エンコーダー1〜20がMATRIXセ
ンドレベルコントロールになります。詳細は、45ページの「エンコーダーモードの選択」をご参
照ください。
ASSIGN(アサイン)1〜4キー
D
アサイナブルエンコーダーモードを選択します。選択中のモードのキーインジケーターが点
灯します。アサイナブルモードを選択時は、エンコーダーの機能はアサイン(割り当て)された
パラメーターによって異なります。40 数種類のパラメーターの中から 4 つまでをこの 4 つの
キーにアサインできます。詳細は、46ページの「ENCODERMODE[ASSIGN]キーへのパラメー
ターのアサイン」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
8
第2章 コントロールパネル/リアパネル
FADER MODE(フェーダーモード)
A
FADER(フェーダー)キー
フェーダーモードを選択します。このモードでは、選択中のレイヤーに従って、フェーダーが
インプット/アウトプットチャンネルのレベルをコントロールします。モード選択中は、キー
のインジケーターが点灯します。詳細は、44ページの「フェーダーモードの選択」をご参照くだ
さい。
B
AUX/MTRXキー
AUX/MTRX フェーダーモードを選択します。このモードでは、選択中のレイヤーによって
フェーダーがAUXセンドまたはMATRIXセンドのレベルをコントロールします。モード選択
中は、キーのインジケーターが点灯します。詳細は、44 ページの「フェーダーモードの選択」を
ご参照ください。
DISPLAY ACCESS(ディスプレイアクセス)
FADER MODE
AUX / MTRX FADER
1 2
1 2 3 4
DISPLAY ACCESS
5
6
DATA(データ)キー
A
SAVE、LOAD、FILEの各ページを選択します。これらのページでDM2000のデータをスマート
メディアにセーブまたはロードします。詳細は、231ページの「スマートメディアへのデータの
セーブ」をご参照ください。
DIO(デジタルI/O)キー
B
WORDCLOC K S ELEC T、DI THER、CASCADE IN、CASCADE OUT、SAMPLING RATE
CONVERTER、HIGHER SAMPLE RATEDATA FORMATの各ページを選択します。
詳細は、50ページの「デジタルI/Oとカスケード接続」をご参照ください。
SETUP(セットアップ)キー
C
PREFERENCES1、PREFERENCES2、PREFERENCES3、MIDI/TO HOST SETUP、GPI SETUP、
INPUT PORTNAME、OUTPUT PORT NAME、TIME REFERENCE、TIME SIGNATUR E、
REMOTE PORT SETUPの各ページを選択します。
DATA DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
PAIR GROUP INPUT
9
PATCH
J K L
OUTPUT
PATCH
7
8
D
E
F
DM2000―取扱説明書
UTILITY(ユーティリティー)キー
OSCILLATOR、CHANNEL STATUS MONITOR、BATTERYCHECKの各ページを選択します。
REMOTE(リモート)キー
REMOTE ページを選択します。詳細は、217 ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照く
ださい。
MIDIキー
MIDI SETUP、PROGRAM CHANGE ASSIGN TABLE、CONTROL CHANGE ASSIGN TABLE、
BULK DUMPの各ページを選択します。
詳細は、182ページの「MIDI」をご参照ください。
コントロールパネル
G
METER(メーター)キー
INPUT CHANNEL METER、MASTER METER、EFFECT INPUT/OUTPUT METER、EFFECT 1-2
INPUT/OUTPUT METER、EFFECT1-8 INPUT/OUTPUT METER、STEREOMETER、METERING
POSITIONの各ページを選択します。
詳細は、103ページの「メーター」をご参照ください。
H
VIEW(ビュー)キー
PARAMETER VIEW、FADER VIEW、CHANNEL LIBRARYの各ページを選択します。
詳細は、124ページの「チャンネルパラメーター設定の表示」、125ページの「チャンネルフェー
ダー設定の表示」および140ページの「チャンネルライブラリー」をご参照ください。
I
PAIR(ペア)キー
INPUT PAIR、OUTPUT PAIRの各ページを選択します。
詳細は、120ページの「チャンネルのペア」をご参照ください。
J
GROUP(グループ)キー
FADER GROUP、MUTE GROUP、OUTPUT FADER GROUP、OUTPUT MUTE GROUP、INPUT
EQUALIZER LINK、OUTPUT EQUALIZER LINK、INPUT COMP LINK、OUTPUT COMP LINK
の各ページを選択します。
K
INPUT PATCH(インプットパッチ)キー
INPUT CHANNEL PATCH、INPUT CHANNEL INSERT IN PATCH、EFFECTS 1 〜 2 INPUT
PATCH、EFFECTS 3〜8 INPUT PATCH、INPUTCHANNEL NAME、INPUT PATCHLIBRARYの
各ページを選択します。
詳細は、61ページの「インプットパッチ」をご参照ください。
9
L
OUTPUT PATCH(アウトプットパッチ)キー
SLOT OUTPUT PATCH、OMNI OUT PATCH、OUTPUT INSERT IN PATCH、INPUT CHANNEL
DIRECT OUT DESTINATION、2TR OUT DIGITAL、GRAPHIC EQUALIZER INSERT、OUTPUT
CHANNEL NAME、OUTPUT PATCH LIBRARYの各ページを選択します。
詳細は、63ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
EFFECTS/PLUG-INS(エフェクト/プラグイン)
2 3 4 5
1
A
EFFECTS /PLUG INS
DISPLAY
INTERNAL
GRAPHIC
EFFECTS
EQUALIZERS
1234
5678
6
PLUG INS
CHANNEL
INSERTS
7
1234
8
EFFECTS/PLUG-INS DISPLAY(エフェクト/プラグインディスプレイ)キー
EFFECTS EDIT、EFFECTS LIBRARY、GRAPHIC EQUALIZER EDIT、GRAPHIC EQUALIZER
LIBRARY、PLUG-IN SETUP、PLUG-IN EDITの各ページを選択します。
詳細は、148ページの「内蔵エフェクト、プラグイン、GEQ」をご参照ください。
INTERNAL EFFECTS(内蔵エフェクト)キー
B
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[8]キーと組み合わせて、内蔵エフェクトプロセッサーを選択しま
す。押すとキーのインジケーターが点灯します。
詳細は、150ページの「エフェクトのエディット」をご参照ください。
GRAPHIC EQUALIZERS(グラフィックイコライザー)キー
C
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[6]キーと組み合わせて GEQ を選択します。押すとキーのインジ
ケーターが点灯します。詳細は、155 ページの「グラフィックイコライザーのエディット」をご
参照ください。
DM2000―取扱説明書
10
第2章 コントロールパネル/リアパネル
D
PLUG-INS(プラグイン)キー
EFFECTS/PLUG-INS[1]〜[8]キーと組み合わせてプラグインを選択します。押すとキーのイ
ンジケーターが点灯します。詳細は、153 ページの「プラグインのエディット」をご参照くださ
い。
E
CHANNEL INSERTS(チャンネルインサート)キー
内蔵エフェクトプロセッサーやY56Kカードのエフェクトチェーンが、選択中のチャンネルに
インサートされている場合、このキーを押し、該当するEFFECTS EDITページまたはPLUG-IN
EDIT ページを表示させます。Y56K カードがインサートされている場合、[PLUG-INS]キーイ
ンジケーターも点滅します。内蔵エフェクトプロセッサーがインサートされている場合は、
[INTERNAL EFFECTS]キーインジケーターが点滅します。該当する EFFECTS/PLUG-INS[1]
〜[8]キーのインジケーターが点滅します。
選択中のチャンネルに何もインサートしていないと、警告メッセージが表示されます。詳細
は、150ページの「エフェクトのエディット」および 153ページの「プラグインのエディット」を
ご参照ください。
F
EFFECTS/PLUG-INS(エフェクト/プラグイン)1〜8キー
EFFECTS/PLUG-INS[INTERNAL EFFECTS]、[GRAPHIC EQUALIZERS]、[PLUG-INS]の各
キーと組み合わせて、内蔵エフェクトプロセッサー、GEQ、プラグインをそれぞれ選択します。
選択した内蔵プロセッサー、GEQ、またはプラグインのキーインジケーターが点灯します。
GEQは6系統なので、[GRAPHIC EQUALIZERS]キーのインジケーターが点灯しているときは
[7]キーと[8]キーは無効になります。また、EFFECTS/PLUG-INS[CHANNEL INSERTS]キー
のインジケーターが点灯していると、これらのキーはすべて無効になります。
G
パラメーター( π/ †)キー
パラメーターコントロールノブ[1]〜[4]でエディットする内蔵エフェクトプロセッサーやプ
ラグインのパラメーターの表示列を選択します。選択中の表示列のパラメーターが反転表示
されます。一度に16個までのパラメーターを表示できます。それ以上のパラメーターがあると
きは、上または下向きの矢印が表示されます。詳細は、150ページの「エフェクトのエディット」
および153ページの「プラグインのエディット」をご参照ください。
H
パラメーターコントロール1〜4
回転ノブとプッシュスイッチを組み合わせたコントロールノブで、選択中の内蔵エフェクト
プロセッサー、プラグイン、グラフィックイコライザーのパラメーターのエディットに使用し
ます。
EFFECTS EDITページを選択すると、パラメーター(
の表示列をコントロールします。また、GRAPHIC EQUALIZER EDIT ページを選択した場合、
コントロール[1]は周波数帯域を選択し、コントロール[4]は選択帯域のゲインを設定します。
コントロール[2]と[3]は 無効になります。
詳細は、150ページの「エフェクトのエディット」、153ページの「プラグインのエディット」、155
ページの「グラフィックイコライザーのエディット」をご参照ください。
プッシュスイッチは、オートミックス記録中にノブを回してコントロールしているエフェク
トやプラグインのパラメーターのパンチイン/アウトに使用します。
詳細は、175ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
π/ †
)キーで選択しているパラメーター
DM2000―取扱説明書
ディスプレイセクション
コントロールパネル
11
1
2
3
4
ディスプレイ
A
蛍光バックライト式、320×240ドットのディスプレイで、ページ画面、選択中のシーン、チャン
ネル、サンプリングレートなどの情報を表示します。詳細は、36 ページの「ディスプレイにつ
いて」をご参照ください。
コントラスト調整ノブ
B
ディスプレイのコントラストを調整します。
F1〜F4キー
C
ページ画面下のタブに表示されているページを選択します。詳細は、37 ページの「ページ画面
の選択」をご参照ください。
タブスクロール( √)キー
D
左向きのタブスクロール矢印が表示される場合、このキーが有効になり、選択中のページより
左にあるページタブを選択します。詳細は、37 ページの「ページ画面の選択」をご参照くださ
い。
F1 F2 F3
F4
5
E
タブスクロール( ®)キー
右向きのタブスクロール矢印が表示される場合、このキーが有効になり、選択中のページより
右にあるページタブを選択します。詳細は、37 ページの「ページ画面の選択」をご参照くださ
い。
DM2000―取扱説明書
12
第2章 コントロールパネル/リアパネル
SELECTED CHANNEL(選択チャンネル)セクション
SELECTED CHANNEL
PHASE / INSERT
INSERT ON
AUX/MATRIX SEND
LEVEL
ON
BANK
AUX 1 /MATRIX 1
AUX 5
AUX 9
RANGE
THRESHOLD HOLD
R
EVEN
LOW
FREQUENCY
Q
GAIN
dB
Hz
kHz
RATIO
GAIN
ATTA CK
ATTA CK
dB
Hz
kHz
DELAY
DISPLAY
ON
LEVEL
ON
AUX 2 /MATRIX 2
AUX 6
AUX 10
LINK GRAB EFFECT
DECAY
RELEASE THRESHOLD
FREQUENCY
Q
AUX 3 /MATRIX 3
HIGH MID LOW MID
GAIN
TIME
LEVEL
ON
AUX 7
AUX 11
GAIN
dB
Hz
kHz
FB
MIX
AUX 4 /MATRIX 4
FREQUENCY
Q
10.0 4.00 1.00 125
LEVEL
ON
AUX 8
AUX 12
HIGH
GAIN
dB
Hz
kHz
DISPLAY
DISPLAY
DISPLAY
DISPLAY
CHANNEL
COPY
PASTE
ROUTING
12
34
56
78
STEREO FOLLOW PAN DIRECT
DYNAM ICS
GATE ON COMP ON
PAN/SURROUND
R
L
EQUALIZER
ATT.
EQ ON
DISPLAY
DISPLAY
GATE / COMP
GATE
COMP
L
ODD
FREQUENCY
Q
以下にSELECTED CHANNELセクション内の各部分を順に説明します。
ROUTING(ルーティング)
DISPLAY
ROUTING
12
34
56
78
STEREO FOLLOW PAN DIRECT
5
1
2
3 4
ROUTING DISPLAY(ルーティングディスプレイ)キー
A
INPUT CHANNEL ROUTING、BUS TO STEREO、BUS TO STEREO LIBRARYの各ページを選
択します。詳細は、75ページの「インプットチャンネルのルーティング」および 87ページの「バ
スアウトからステレオアウトへのセンド」をご参照ください。
FOLLOW PAN(フォローパン)キー
B
選択しているインプットチャンネルのパン設定をバスアウトに適用するかどうかを設定しま
す。詳細は、75ページの「インプットチャンネルのルーティング」をご参照ください。
STEREO(ステレオ)キー
C
選択しているインプットチャンネルの信号をステレオアウトに送ります。キーを押すとイン
ジケーターが点灯します。詳細は、75ページの「インプットチャンネルのルーティング」をご参
照ください。
D
DM2000―取扱説明書
DIRECT(ダイレクト)キー
選択しているインプットチャンネルの信号をダイレクトアウトに送ります。キーを押すとイ
ンジケーターが点灯します。詳細は、75ページの「インプットチャンネルのルーティング」をご
参照ください。
コントロールパネル
E
ROUTING(ルーティング)1〜8キー
選択しているインプットチャンネルの信号をバスアウトに送ります。信号を送る先のバスア
ウトのキーインジケーターが点灯します。詳細は、75 ページの「インプットチャンネルのルー
ティング」をご参照ください。
PHASE/INSERT(フェーズ/インサート)
13
DISPLAY
PHASE / INSERT
INSERT ON
1
2 3
A
PHASE/INSERT DISPLAY(フェーズ/インサートディスプレイ)キー
INPUT CHANNELPHASE/INSERTページを選択します。詳細は68ページの「入力フェーズの反
転」および111ページの「インサートの使い方」をご参照ください。
B
Phase(フェーズ)[] キー
選択しているインプットチャンネルの信号の位相を反転させます。位相が反転するとこの
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、68ページの「入力フェーズの反転」をご参照くだ
さい。
C
INSERT ON(インサートオン)キー
選択しているチャンネルのインサートをオン/オフします。インサートをオンにするとこの
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、111 ページの「インサートの使い方」をご参照く
ださい。
DELAY(ディレイ)
DISPLAY
DELAY
ON
TIME
FB
MIX
1
2 3 4 5
DELAY DISPLAY(ディレイディスプレイ)キー
A
DELAYページを選択します。詳細は、117ページの「チャンネル信号のディレイ」をご参照くだ
さい。
ON(オン)キー
B
選択しているチャンネルのディレイをオン/オフします。ディレイ機能をオンにするとこの
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、117 ページの「チャンネル信号のディレイ」をご
参照ください。
TIME(タイム)コントロール
C
選択しているチャンネルのディレイタイムを設定するコントロールノブです。詳細は、117
ページの「チャンネル信号のディレイ」をご参照ください。
FB/MIX(フィードバック/ミックス)インジケーター
D
次の[FB/MIX]コントロールの設定がフィードバックゲインかフィードバックミックスかを
示します。フィードバックゲインの場合はFBインジケーターが点灯し、フィードバックミック
スの場合はMIXインジケーターが点灯します。詳細は、117ページの「チャンネル信号のディレ
イ」をご参照ください。
FB/MIX(フィードバック/ミックス)コントロール
E
回転ノブとプッシュスイッチを組み合わせたコントロールノブです。選択しているチャンネ
ルがインプットチャンネルの場合は、ノブを押してフィードバックゲイン(FB)またはフィー
ドバックミックス(MIX)を選択します。ノブを回して、ノブを押して選択したフィードバック
ゲインまたはフィードバックミックスの量を設定します。詳細は、117ページの「チャンネル信
号のディレイ」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
14
第2章 コントロールパネル/リアパネル
AUX/MATRIX SEND(AUX/MATRIXセンド)
DISPLAY
AUX/MATRIX SEND
LEVEL
BANK
ON
AUX 1 /MATRIX 1
AUX 5
AUX 9
LEVEL
ON
AUX 2 /MATRIX 2
AUX 6
AUX 10
LEVEL
ON
AUX 3 /MATRIX 3
AUX 7
AUX 11
LEVEL
ON
AUX 4 /MATRIX 4
AUX 8
AUX 12
4
5
1
2
3
AUX/MATRIX SEND DISPLAY(AUX/MATRIXセンドディスプレイ)キー
A
選択しているチャンネルによって、このキーで選択されるページ画面が異なります。インプッ
トチャンネルの場合はAUX SEND、AUX SEND PAN、INPUT CHANNEL AUX VIEWページを
選択します。アウトプットチャンネルの場合は MATRIX SEND、MATRIX SEND PAN、
MATRIX VIEWページを選択します。
BANK(バンク)キー
B
AUX/MATRIX[LEVEL]コントロールノブ(下、
)と[ON]キー(下、 5)で設定する AUX 1 〜
4
4/MATRIX1〜4、AUX 5〜8、AUX 9〜12を選択します。アウトプットチャンネルを選択すると
AUX 1〜4/MATRIX 1〜4のバンクが自動的に選択され、これを変更することはできません。
詳細は、89ページの「SELECTED CHANNELセクション、AUX/MATRIX SEND LEVELコント
ロールでのレベル操作:」をご参照ください。
バンクインジケーター
C
[BANK]キーで選択しているAUX/MATRIXセンドのバンクを表示します。アウトプットチャ
ンネルを選択するとAUX1〜4/MATRIX1〜4のバンクが自動的に選択され、これを変更するこ
とはできません。
LEVEL(レベル)コントロール
D
[BANK]キーで選択しているAUX/MATRIXセンドのレベルを設定します。選択中のチャンネ
ルがインプットチャンネルの場合は、AUXセンドレベルを設定します。バスアウト、AUXセン
ド、またはステレオアウトを選択中の場合は、MATRIXセンドレベルを設定します。
詳細は、89ページの「AUXセンドレベルの設定」および97ページの「MATRIXセンドレベルの設
定」をご参照ください。
ON(オン)キー
E
[BANK]キーで選択しているAUX/MATRIXセンドをミュート(消音)します。オンになってい
るチャンネルのキーインジケーターが点灯します。ミュートした場合は消灯します。
選択中のチャンネルがインプットチャンネルの場合は、AUXセンドをミュートします。バスア
ウト、AUXセンド、またはステレオアウトを選択中は、MATRIXセンドをミュートします。
詳細は、90ページの「AUXセンドのミュート」および98ページの「MATRIXセンドのミュート」
をご参照ください。
DYNAMICS(ダイナミクス)
2 3
DISPLAY
DYNAM ICS
GATE ON COMP ON
GATE / COMP
THRESHOLD HOLD
GATE
COMP
RANGE
RATIO
ATTA CK
ATTA CK
RELEASE THRESHOLD
DECAY
GAIN
1
4 5 6
A
DM2000―取扱説明書
DYNAMICS DISPLAY(ダイナミクスディスプレイ)キー
GATE EDIT、GATE LIBRARY、COMPEDIT、COMP LIBRARYの各ページを選択します。
詳細は、69ページの「インプットチャンネルのゲート」および113ページの「チャンネル信号の
コンプレッション」をご参照ください。
コントロールパネル
B
GATE/COMP(ゲート/コンプ)キー
次の回転コントロールノブ(
トプットチャンネルを選択中は、コンプが自動的に選択されて、これを変更することはできま
せん。詳細は、69ページの「インプットチャンネルのゲート」および113ページの「チャンネル信
号のコンプレッション」をご参照ください。
C
THRESHOLD(スレッショルド)、RANGE(レンジ)、ATTACK(アタック)、DECAY(ディケ
イ)、HOLD(ホールド)/THRESHOLD(スレッショルド)、RATI O(レシオ)、ATTACK(ア
タック)、RELEASE(リリース)、GAIN(ゲイン)コントロールノブ
上の[GATE/COMP]キー(
トの各パラメーター(Threshold、Range、Attack、Decay、Hold)を設定します。一方、COMP に設定
すると、選択しているチャンネルのコンプの各パラメーター(Threshold、Ratio、Attack、Release、
Gain)を設定します。詳細は、69ページの「インプットチャンネルのゲート」および113ページの
「チャンネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
D
GATE ON(ゲートオン)キー
選択しているインプットチャンネルのゲートをオン/オフします。オンにするとこのキーの
インジケーターが点灯します。詳細は、69ページの「インプットチャンネルのゲート」をご参照
ください。
E
COMP ON(コンプオン)キー
選択しているインプットチャンネルのコンプをオン/オフします。オンにするとこのキーの
インジケーターが点灯します。詳細は、113 ページの「チャンネル信号のコンプレッション」を
ご参照ください。
3
)でゲート、コンプのどちらを操作するかを設定します。アウ
2
)でGATEに設定した場合、選択中のインプットチャンネルのゲー
15
F
GATE/COMP(ゲート/コンプ)インジケーター
上の回転ノブコントロール(
GATEの場合はGATEインジケーターが、COMPの場合はCOMPインジケーターが点灯します。
詳細は、69ページの「インプットチャンネルのゲート」または 113ページの「チャンネル信号の
コンプレッション」をご参照ください。
3
)がGATE、COMP のどちらに設定されているかを示します。
PAN/SURROUND(パン/サラウンド)
DISPLAY
PAN/SURROUND
R
L
L
ODD
EVEN
R
LINK GRAB EFFECT
1
2 3 4 5 6 7 8
A
PAN/SURROUND DISPLAY(パン/サラウンドディスプレイ)キー
インプットチャンネルのPANページ、SURROUNDMODEページおよびSURROUNDEDITペー
ジを選択します。詳細は、76 ページの「インプットチャンネルのパン設定」および 77 ページの
「サラウンドパンの使い方」をご参照ください。
B
L(左)、R(右)キー
隣り合ったチャンネル間(HORIZONTAL ペアモード)、または縦のペア(VERTICAL ペアモー
ド、レイヤーが異なるチャンネル間)のインプット/アウトプットチャンネルを選択します。
MATRIX センドまたはステレオアウトが選択されていると、左右のチャンネルが選択されま
す。
INDIVIDUAL(インディビデュアル)パンモードでは奇数/左チャンネルを選択すると、イン
プットチャンネルは[L]キーのインジケーターが点灯します。また偶数/右チャンネルを選択
すると、 [R]キーのインジケーターが点灯します。GANG(ギャング)パンモードまたは
INVERSE GANG(インバースギャング)パンモードでは、ペアの片方のチャンネルを選択した
場合、もう片方のチャンネルのキーインジケーターが点滅します。
DM2000―取扱説明書
16
第2章 コントロールパネル/リアパネル
C
PAN(パン)ディスプレイ
10 セグメントのディスプレイで、選択中のインプットチャンネルのパンポジションを示しま
す。パンをセンターに設定すると、真ん中の 2 つのセグメントが点灯します。一方、MATRIX ア
ウトまたはステレオアウトでは、バランスを示します。
D
PAN(パン)コントロール
選択中のインプットチャンネルのパン設定をします。MATRIX アウトまたはステレオアウト
を選択時、バランスを設定します。
パンモードが GANG(ギャング)または INVERSE GANG(インバースギャング)モードのとき、
インプットチャンネルでは、隣り合ったチャンネル間(HORIZONTAL ペアモード)、または縦
のペアチャンネル(VERTICALペアモード、レイヤーが異なるチャンネル間)のパンを同時に
設定します。詳細は、76ページの「インプットチャンネルのパン設定」、84ページの「ステレオア
ウトのバランス」および101ページの「MATRIXセンドマスターのバランス」をご参照ください。
E
LINK(リンク)キー
ステレオモード以外のサラウンドモードで有効となるキーで、[PAN]コントロールノブと
ジョイスティックをリンクさせて、どちらからでもノーマルパン/サラウンドパンの設定が
できるようにします。すべてのインプットチャンネルに適用される共通の設定です。
リンクされるとこのキーのインジケーターが点灯します。ジョイスティックでエフェクトを
コントロールする設定にした場合([EFFECT]キーのインジケーターが点灯)、このキーは無
効になります。詳細は、76ページの「インプットチャンネルのパン設定」および 77ページの「サ
ラウンドパンの使い方」をご参照ください。
F
GRAB(グラブ)キー
ステレオモード以外のサラウンドモードで有効となるキーで、選択中のインプットチャンネ
ルのジョイスティックコントロールをオン/オフします。
オンにするとこのキーのインジケーターが点灯し、ジョイスティック操作が有効となり、イン
プットチャンネルのサラウンドパンポジションが適宜設定されます。
オフにすると、ジョイスティックでサラウンドパンをコントロールできなくなります。
[PAN]コントロールとジョイスティックをリンクさせている場合([LINK]キーのインジケー
ターが点灯)、[PAN]コントロールを調整すると、ジョイスティック操作は無効になります。
ジョイスティックでエフェクトをコントロールする設定にした場合([EFFECT]キーのインジ
ケーターが点灯)、このキーは無効になります。
G
EFFECT(エフェクト)キー
REVERB 5.1 のエフェクトパラメーターをジョイスティックでコントロールするよう設定し
ます。REVERB 5.1エフェクトのコントロールをオンにすると、このキーのインジケーターが
点灯し、ジョイスティックでサラウンドパン設定ができなくなります。詳細は、286 ページの
「REVERB5.1」をご参照ください。
H
ジョイスティック
サラウンドパン設定、ノーマルパン設定、または REVERB 5.1 エフェクトパラメーターのコン
トロールに使用します。
[EFFECT]キーインジケーターが点灯時は、ジョイスティックでREVERB 5.1エフェクトをコ
ントロールできます。詳細は、286ページの「REVERB 5.1」をご参照ください。
[EFFECT]キーインジケーターが消灯で、[GRAB]キーインジケーターが点灯の場合、選択し
ているインプットチャンネルのサラウンドパン設定をジョイスティックでコントロールでき
ます。[EFFECT]キーと[GRAB]キーの両方のインジケーターが消灯していても、「Joystick
Au to Gra b(ジョイスティックオートグラブ)」プリファレンス設定がオンになっていれば、
ジョイスティックでサラウンドパン設定ができます。詳細は、77 ページの「サラウンドパンの
使い方」をご参照ください。
[EFFECT]キーのインジケーターが消灯、[GRAB]キーと[LINK]キーの両方のインジケー
ターが点灯している場合、[PAN]コントロールノブと共にジョイスティックで通常のパン設
定ができます。詳細は、76ページの「インプットチャンネルのパン設定」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
コントロールパネル
EQUALIZER(イコライザー)
3 2 5 4 67
DISPLAY
CHANNEL
COPY
PASTE
EQUALIZER
ATT.
EQ ON
FREQUENCY
Q
LOW
GAIN
FREQUENCY
Q
10.0 4.00 1.00 125
HIGH
GAIN
dB
Hz
kHz
HIGH MID LOW MID
FREQUENCY
Q
dB
Hz
kHz
GAIN
FREQUENCY
Q
dB
Hz
kHz
GAIN
dB
Hz
kHz
1
EQUALIZER DISPLAY(イコライザーディスプレイ)キー
A
EQUALIZER EDIT、EQUALIZER LIBRARY、INPUT CHANNEL ATTENUATOR/SHIFTER、
OUTPUT ATTENUATORの各ページを選択します。
EQ ON(EQオン)キー
B
選択しているチャンネルのEQをオン/オフします。オンにするとこのキーのインジケーター
が点灯します。詳細は、107ページの「EQの使い方」をご参照ください。
ATT(アッテネーター)コントロール
C
選択しているチャンネルのプリ EQ 信号をアッテネートします。詳細は、105ページの「信号の
アッテネート」をご参照ください。
17
FREQUENCY/Q(フリーケンシー/Q)インジケーター
D
[FREQUENCY/Q]コントロールノブでフリーケンシー、Q のいずれをコントロールできるか
を示します。フリーケンシーをコントロールする場合は FREQUENCY インジケーターが点灯
し、Qをコントロールする場合はQインジケーターが点灯します。詳細は、107ページの「EQの使
い方」をご参照ください。
FREQUENCY/Q(フリーケンシー/Q)コントロール
E
回転ノブとプッシュボタンを組み合わせたコントロールノブです。ノブを押してフリーケン
シーまたはQを選択します。その設定はFREQUENCY/Qインジケーターで示されます。また、回
転ノブでフリーケンシーまたはQの値を設定します。詳細は、107ページの「EQの使い方」をご
参照ください。
EQ GAIN(EQゲイン)コントロール
F
それぞれのEQ帯域のゲインを設定します。詳細は、107ページの「EQの使い方」をご参照くださ
い。
EQディスプレイ
G
通常は、各帯域の周波数を表示します。上のEQ GAIN(
)を調整すると、ゲイン値が表示され
6
ます。Qを調整するとQの値が表示されます。いずれの値も2秒間以上調整しないと、周波数値
の表示に戻ります。詳細は、107ページの「EQの使い方」をご参照ください。
CHANNEL(COPY/PASTE)(チャンネルコピー/ペースト)
CHANNEL
1
2
COPY
PASTE
COPY(コピー)キー
A
チャンネル設定をコピーバッファーにコピーします。詳細は、129ページの「チャンネル設定の
コピー」をご参照ください。
PASTE(ペースト)キー
B
コピーバッファー内の設定を指定したチャンネルにペーストします。詳細は、129 ページの
「チャンネル設定のコピー」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
18
第2章 コントロールパネル/リアパネル
LAYER(レイヤー)
A
1〜24、25〜48、49〜72、73〜96キー
インプットチャンネルレイヤーを選択します。選択したレイヤーにより、チャンネルモジュー
ルでコントロールするインプットチャンネルが決まります。選択しているレイヤーの
[LAYER]キーのインジケーターが点灯します。詳細は、42 ページの「レイヤーの選択」をご参
照ください。
MASTER(マスター)キー
B
マスターレイヤーを選択します。このレイヤーでは、チャンネルモジュールでバスアウト、
AUX センド、MATRIX センドをコントロールします。マスターレイヤーを選択すると、この
キーのインジケーターが点灯します。詳細は、42 ページの「レイヤーの選択」をご参照くださ
い。
LAYER
REMOTE1
124
REMOTE2
1 3
2
25 48
49 72
73 96
MASTER
REMOTE3
REMOTE4
1
2
3
4
REMOTE(リモート)1〜4キー
C
リモートレイヤーを選択します。このレイヤーでは、DAW を含む外部機器をコントロールで
きます。詳細は、217ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。選択しているリ
モートレイヤーの[LAYER]キーのインジケーターが点灯します。詳細は、42 ページの「レイ
ヤーの選択」をご参照ください。
STEREO(ステレオ)
STEREO
0
5
10
15
20
30
40
50
60
70
STEREO
AUTO
SEL
ON
AUTO(オート)キー
A
ステレオアウトのオートミックスステータスをコントロールする専用キーです。ステレ
オアウトのイベント記録中はインジケーターが赤く点灯します。また、すでに記録したイ
ベントの再生中はインジケーターが緑に点灯します。ステレオアウトのオートミックス
がオフのときは消灯、ステレオアウトのオートミックスが記録待機中はオレンジに点灯
します。詳細は、169ページの「チャンネルモジュール[AUTO]キー」をご参照ください。
SEL(セレクト)キー
B
STEREO[SEL]キーは、SELECTED CHANNELセクションでエディットするステレオアウ
トを選択する専用キーです。ステレオアウトを選択するとインジケーターが点灯します。
キーを押すたびにステレオアウトの左右チャンネルが切り替わります。詳細は、43 ページ
の「チャンネル選択」をご参照ください。
ステレオアウトを EQ、コンプ、フェーダー、ミュートの各グループに追加/削除するとき
にも使用します。
ON(オン)キー
C
ステレオアウトをミュート(消音)させる専用キーです。ステレオアウトがオンのときは
インジケーターが点灯します。ステレオアウトをミュートした場合は消灯します。詳細
は、83ページの「ステレオアウトのミュート」をご参照ください。
フェーダー
D
100mm のタッチセンス付きモーターフェーダーで、ステレオアウトのレベルを調整しま
す。詳細は、83ページの「ステレオアウトレベルの設定」をご参照ください。
他のアウトプットチャンネルフェーダーとグループ化して、同時操作することもできま
す。詳細は、122 ページの「アウトプットチャンネルフェーダーのグループ」をご参照くだ
さい。
DM2000―取扱説明書
コントロールパネル
ステレオアウトの選択にも使用できます。詳細は、44 ページの「自動チャンネルセレクト/
タッチセンスセレクト機能」をご参照ください。
また、オートミックス記録中のステレオアウトのパンチイン/アウトにも使用できます。詳細
は、175ページの「パンチイン/アウトの各パラメーター」をご参照ください。
TRACK ARMING(トラックアーミング)
1
TRACK ARMING
DISPLAY
19
2
12 45678
91 0 1 21 31 41 5
ABCD
TRACK ARMING GROUP
3
11
21 22 23 24 17 18 20 19
16
MASTER ALL CLEAR
5 4 3
A
TRACK ARMING DISPLAY(トラックアーミングディスプレイ)キー
TRACK ARMING GROUP、MTR TRACK ARMING CONFIGURATION、MASTER TRACK
ARMING CONFIGURATIONの各ページを選択します。
詳細は、225ページの「レコーダー上のトラックのアーミング」をご参照ください。
B
TRACK ARMING(トラックアーミング)1〜24キー
DAW、MMCあるいはP2上のトラックをアームします。トラックをアーム(録音可能状態に)す
るとインジケーターが点灯します。詳細は、225ページの「レコーダー上のトラックのアーミン
グ」をご参照ください。
C
TRACK ARMING GROUP(トラックアーミンググループ)A〜Dキー
トラックアーミンググループ A、B、C、D を選択します。選択しているグループのインジケー
ターが点灯します。詳細は、225 ページの「レコーダー上のトラックのアーミング」をご参照く
ださい。
D
ALL CLEAR(オールクリア)キー
DAW、MMC あるいはP2 上のトラックのアームをすべて解除します。詳細は、225ページの「レ
コーダー上のトラックのアーミング」をご参照ください。
E
MASTER(マスター)キー
トラックをアーム(録音可能状態に)する操作対象として、マスターあるいはMTR 機器を選択
します。マスターを選択するとインジケーターが点灯し、MTRを選択すると消灯します。詳細
は、220ページの「マシンコントロール(MMC & P2)について」をご参照ください。
SCENE MEMORY(シーンメモリー)
DISPLAY
SCENE ME MORY
00
STORER E CALL
1
23 4 6 5
A
SCENE MEMORY DISPLAY(シーンメモリーディスプレイ)キー
SCENE MEMORY、INPUT CHANNEL FADE TIME、OUTPUT FADE TIME、RECALL SAFE、
SCENE MEMORY SORTの各ページを選択します。
詳細は、157ページの「シーンメモリー」をご参照ください。
B
シーンメモリーディスプレイ
選択しているシーンメモリーの番号を表示します。詳細は、157 ページの「シーンメモリー」を
ご参照ください。
DM2000―取扱説明書
20
第2章 コントロールパネル/リアパネル
C
エディットインジケーター
現在のミックス設定が、シーンをリコールしたときの設定と一致しているかを示します。詳細
は、157ページの「エディットバッファー/エディットインジケーターについて」をご参照くだ
さい。
D
STORE(ストア)キー
現在のシーンを選択したシーンメモリーにストアします。
詳細は、159ページの「SCENE MEMORYキーを使ったシーンのストアとリコール」をご参照く
ださい。
E
シーン( π/ †)キー
シーンメモリーを選択します。シーン[] キーを押すたびにシーンメモリー番号が大きくな
り、シーン[] キーを押すたびにシーンメモリー番号が小さくなります。キーを押し続けると
番号が続けて大きく(あるいは小さく)なります。詳細は、159ページの「SCENE MEMORYキー
を使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。
F
RECALL(リコール)キー
選択したシーンメモリーをリコールします。詳細は、159 ページの「SCENE MEMORY キーを
使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。
AUTOMIX(オートミックス)
2 3 4 5 6 7 8
1
AUTOMIX
DISPLAY
ENABLE
REC ABORT/
SUSPEND WRITE TOUCH L ATCH READ TRI M OFF
FADER ON
UNDO
OVERWRITE
PAN
SURROUND
AUTO-
REC
RETURN
RELATIVE
ON
TOUCH
SENSE
EQ AUX AU X
9
[AUTOMIX]キーの下の小さい方の文字は DAW のリモートレイヤーに使用します。詳細は、
217ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
AUTOMIX DISPLAY(オートミックスディスプレイ)キー
A
AUTOMIX MAIN、AUTOMIX MEMORY、INPUT CHANNEL FADER EDIT、EVENT COPY、
EVENT EDITの各ページを選択します。164ページの「オートミックス」をご参照ください。
ENABLE(イネーブル)キー
B
オートミックス機能をオン/オフします。AUTOMIX MAINページの[ENABLED/DISABLED]
ボタンと同じです。詳細は、165ページの「AUTOMIX MAINぺージ」をご参照ください。
REC(レコード)キー
C
オートミックスの記録に関するステータスをコントロールします。
詳細は、168ページの「REC」をご参照ください。
ABORT/UNDO(アボート/アンドゥ)キー
D
オートミックスの記録/再生を中止します。AUTOMIX MAINページの[ABORT]ボタンと同
じです。168 ページの「ABO RT 」をご参照ください。オートミックスの記録/再生中以外に
[UNDO]ボタンと一緒にこのキーを押すと、オートミックスのアンドゥが行われます。
AUTOMIX MAIN ページの[UNDO]ボタンと同じです。168 ページの「UNDO」をご参照くださ
い。
E
F
DM2000―取扱説明書
AUTO-REC(オートレコード)キー
オートミックスのステータスを自動記録待機モードにします。AUTOMIX MAI N ページの
[AUTOREC]ボタンと同じです。詳細は、168ページの「AUTO REC」をご参照ください。
RETURN(リターン)キー
オートミックスエディットアウトモードを選択します。AUTOMIX MAINページの[EDITOUT
RETURN]ボタンと同じです。詳細は、166ページの「EDIT OUT」をご参照ください。
コントロールパネル
G
RELATIVE(レラティブ)キー
オートミックスフェーダーエディットモードを設定します。AUT OM I X MAIN ページの
[FADER EDIT]ボタンと同じです。詳細は、167ページの「FADEREDIT」をご参照ください。
H
TOUCH SENSE(タッチセンス)キー
オートミックスのステータスが記録状態でフェーダータッチセンス機能をオン/オフしま
す。INPUT CHANNEL FADER EDITページの[TOUCH SENSE]ボタンと同じです。詳細は、170
ページの「FADER EDITページ」をご参照ください。
I
FADER(フェーダー)、ON(オン)、PAN(パン)、SURROUND(サラウンド)、AUX、
AUX ON(AUXオン)、EQキー
オートミックスに記録されるパラメーターのタイプを選択します。AUTOMIX MAINページお
よびAUTOMIX MEMORYページの各ボタンと同じです。詳細は、167ページの「OVERWRITE」
をご参照ください。
USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)
1
USER DEFINED KEYS
DISPLAY
12345678
91 01 11 21 31 41 51 6
21
2
USER DEFINED KEYS DISPLAY(ユーザー定義キーディスプレイ)キー
A
USER DEFINED KEY ASSIGN ページを選択します。詳細は、230 ペ ージの「USER DEFINED
KEYS(ユーザー定義キー)の使い方」をご参照ください。
USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)1〜16キー
B
150種類の中から最高16種類までの機能をこれらのキーにアサインできます。詳細は、230ペー
ジの「USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)の使い方」をご参照ください。
DAWリモートレイヤーを選択時は、キーの機能が変わります。詳細は、217ページの「リモート
レイヤーの使い方」をご参照ください。
LOCATOR(ロケーター)
56 78 234
1
9
LOCATOR
DISPLAY
12345678
AUDITION
RETURN
TO ZERO
LOCATE MEMORY
PRE POST
IN OUT MTR
END QUICK
ONLINE
LOOP
PUNCH
ROLL
BACK
SET
REHEARSAL
MASTER
J K L M N O P Q
A
LOCATOR DISPLAY(ロケーターディスプレイ)キー
LOCATE MEMORYページおよびMACHINE CONFIGURATIONページを選択します。詳細は、
224 ページの「ロケートメモリー、プリロール、ポストロール、ロールバックの設定」および 220
ページの「レコーダーの設定」をそれぞれご参照ください。
B
AUDITION(オーディション)キー
DAW、MMCあるいはP2の試聴機能をオン/オフします。オンにするとインジケーターが点灯
します。詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
22
第2章 コントロールパネル/リアパネル
C
PRE(プリ)キー
DAW、MMC あるいは P2 にプリロールポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを押
すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。プリロールポイントは指定したインポイ
ントよりもあらかじめ指定した秒数だけ前の位置になります。詳細は、222ページの「LOCATOR
キーの使い方」をご参照ください。
D
IN(イン)キー
DAW、MMC あるいはP2 にインポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを押すと、
このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
をご参照ください。
E
OUT(アウト)キー
DAW、MMC あるいは P2 にアウトポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを押す
と、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
方」をご参照ください。
F
POST(ポスト)キー
DAW、MMCあるいはP2にポストロールポイントへのロケートコマンドを送信します。キーを
押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。ポストロールポイントは指定したアウ
トポイントよりもあらかじめ指定した秒数だけ後の位置になります。
「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」
詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い
詳細は、222 ページの
G
SET(セット)キー
8つのロケートポイント、インポイント、アウトポイント、リターントゥゼロポイントを指定す
るときに使用します。キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
H
MTRキー
ロケート、トランスポート、スクラブ、シャトルコントロールする機器(DAW、MMC あるいは
P2)として、MTR機器を選択します。MTRを選択すると、このキーのインジケーターが点灯し、
[MASTER]キーのインジケーターが消灯します。詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い
方」をご参照ください。
I
LOCATE MEMORY(ロケートメモリー)キー
DAW、MMCあるいはP2に8つのロケートポイントへのロケートコマンドを送信します。キー
を押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
の使い方」をご参照ください。
J
RETURN TO ZERO(リターントゥゼロ)キー
DAW、MMC あるいは P2 にリターントゥゼロポイントへのロケートコマンドを送信します。
キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
キーの使い方」をご参照ください。
K
END(エンド)キー
DAW のリモートレイヤーを使用時に、セッションの最後へのロケートコマンドを送信しま
す。キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。詳細は、217ページの「リモー
トレイヤーの使い方」をご参照ください。
詳細は、222ページの「LOCATORキー
詳細は、222ページの「LOCATOR
詳細は、
L
M
N
DM2000―取扱説明書
ONLINE(オンライン)キー
DAW、MMCあるいはP2のチェイス機能のON/OFFの設定をします。チェイス機能がONのとき
はインジケーターが点灯します。
さい。
LOOP(ループ)キー
DAW、MMCあるいはP2のループ再生をオン/オフします。ループ再生時はインジケーターが
点灯します。詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
QUICK PUNCH(クイックパンチ)キー
DAW、MMCあるいはP2のクイックパンチ機能をオン/オフします。オンになるとインジケー
ターが点灯します。詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照くだ
コントロールパネル
O
ROLL BACK(ロールバック)キー
DAW、MMCあるいはP2で現在位置からあらかじめ指定分だけロールバック(巻戻し)します。
キーを押すと、このキーのインジケーターが一瞬点灯します。
詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
P
REHEARSAL(リハーサル)キー
DAW、MMCあるいはP2のリハーサル機能をオン/オフします。オンになるとインジケーター
が点灯します。詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
Q
MASTER(マスター)キー
ロケート、トランスポート、スクラブ、シャトルコントロールをする機器として、マスター機器
を選択します。マスターを選択するとインジケーターが点灯します。([MTR]キーインジケー
ターは消灯します。)詳細は、222ページの「LOCATORキーの使い方」をご参照ください。
データエントリー/トランスポート
1 2 3 4 5
23
REW
FF STOP PL AY
DISPLAY HISTORY
6
7
8
REW(リワインド)キー
A
DAW、MMC あるいは P2の巻き戻しを始めます。巻き戻し中はインジケーターが点灯します。
詳細は、221ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
B
FF(ファーストフォワード)キー
DAW、MMC あるいは P2の早送りを始めます。早送り中はインジケーターが点灯します。詳細
は、221ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
C
STOP(ストップ)キー
DAW、MMC あるいは P2を停止します。キーを押すとインジケーターが一瞬点灯します。詳細
は、221ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
BACK FORWARD
SHUTTLE
SCRUB
ENTER
J
K L
REC
9
DEC
INC
D
PLAY(プレイ)キー
DAW、MMC あるいは P2 の再生を始めます。再生中はインジケーターが点灯します。詳細は、
221ページの「トランスポートキー」をご参照ください。
E
REC(レコード)キー
[PLAY]キーと併用して、DAW、MMCあるいはP2のレコーディングを始めます。レコーディン
グ中はインジケーターが点灯します。詳細は、221 ページの「トランスポートキー」をご参照く
ださい。
F
DISPLAY HISTORY BACK/FORWARD(ディスプレイヒストリーバック/フォワード)キー
インターネットブラウザの戻る/進むボタンと同様で、表示されていたページ画面に戻
ります。詳細は、38ページの「ディスプレイの履歴機能」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
24
第2章 コントロールパネル/リアパネル
G
SHUTTLE(シャトル)キー
マシンコントロール(DAW、MMC あるいは P2)用にパラメーターホイールをシャトルモード
に設定します。シャトルモードになるとインジケーターが点灯します。詳細は、222 ページの
「シャトル/スクラブの使い方」をご参照ください。
H
SCRUB(スクラブ)キー
マシンコントロール(DAW、MMC あるいは P2)用にパラメーターホイールをスクラブモード
に設定します。スクラブモードになるとインジケーターが点灯します。詳細は、222 ページの
「シャトル/スクラブの使い方」をご参照ください。
I
- DEC/+INCキー
パラメーター値を調整します。[+INC]キーを押すと、選択しているパラメータの値が1ずつ増
加します。[−DEC]キーを押すと減少します。
いずれのキーも押したままにしていると、値が連続変化します。
また、EQON/OFFなどオン/オフタイプのパラメーター設定にも使用できます。このタイプの
パラメーターを選択すると、[−DEC]キーを押すと機能がオフになり、[+INC]キーを押すと
機能がオンになります。
シーンやライブラリーのリストでは、これらのキーを押しリストをスクロールできます。
J
ENTER(エンター)キー
EQ ON/OFFのようなオン/オフタイプのパラメーターでは、設定を選択し内容を確定します。
また、シーンやエフェクトのタイトル付けの文字入力に使用します。パン設定を表示したペー
ジでパンコントロールを選択した場合、このキーを押すとパンポジションがセンターにリ
セットされます。パラメーターによってはキーをダブルクリックする(続けて2回押す)ことが
必要な場合もあります。
K
パラメーターホイール
パラメーターホイールは、パラメーター値をエディットしたり、シーンやライブラリーのリス
トのスクロールをします。シーン、エフェクトなどのタイトルを付けるときは、カーソルを移
動します。ホイールはディテント付きなので、操作しやすく迅速で正確な値のエディットがで
きます。右に回すと値が増加し、左に回すと減少します。速く回すと値も速くエディットでき
ます。
パラメーターホイールはシャトル機能、スクロール機能でも使用します。詳細は、222ページの
「シャトル/スクラブの使い方」をご参照ください。
L
カーソルキー
ページ画面内でカーソルを移動して、パラメーターや選択肢を選択します。点滅している枠が
カーソルで、どのパラメーターや選択肢が現在選択されているかが一目でわかります。カーソ
ルキーを押したままにすると、そのカーソルキーと同じ方向にカーソルが連続して移動しま
す。
DM2000―取扱説明書
モニター、ヘッドフォン端子、トークバックセクション
コントロールパネル
25
01 0
TALKBACK LEVEL
6
5
4
001 0
SMALL
TRIM
PHONES
01 0 01 0
STUDIO
LEVEL
PHONES
LEVEL
1 2 3
SMALL TRIM(スモールトリム)コントロール
A
SMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT(スモールコントロールルームモニターアウト)の
レベルを調整します。
詳細は、132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
STUDIO LEVEL(スタジオレベル)コントロール
B
STUDIO MONITOR OUT(スタジオモニターアウト)のレベルを調整します。
詳細は、133ページの「スタジオモニター」をご参照ください。
PHONES LEVEL(ヘッドフォンレベル)コントロール
C
下のPHONES端子(
)のレベルを調整します。
4
詳細は、132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
PHONES(ヘッドフォン)端子
D
TRS タイプのステレオフォーン端子で、コン
1/4"TRSフォンプラグ
トロールルーム信号をステレオヘッドフォ
ンでモニターします。
トークバックマイク
E
トークバック用の内蔵マイクロフォンです。
詳細は、138ページの「トークバックとスレートの使い方」をご参照ください。
リング(R)
スリーブ(グランド)
チップ(L)
TALKBACK LEVEL(トークバックレベル)コントロール
F
内蔵トークバックマイクのレベルを調整します。
詳細は、138ページの「トークバックとスレートの使い方」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
26
MONITOR
DISPLAY
STUDIO
CONTROL
ROOM
AUX 11 AUX 12
SOLO
SOLO CONTRAST
CLEAR
CONTROL ROOM
STEREO
2TR D1 2TR A1
2TR D2 2TR A2
2TRD3STEREO
ASSIGN 1 ASSIGN2
SURROUND
ASSIGN 1 ASSIGN2
SURROUND
MONITOR LEVEL
第2章 コントロールパネル/リアパネル
MONITOR(モニター)セクション
以下にMONITORセクション内の、各部分を順に説明します。
STUDIO(スタジオ)
STEREO
A
MONITOR DISPLAY(モニターディスプレイ)キー
SOLO SETTING、CONTROL ROOM SETUP、TALKBACK SETUPの各ページを選択します。
詳細は、118 ページの「ソロ設定」、132 ページの「コントロールルームモニター」、138 ページの
「トークバックとスレートの使い方」をそれぞれご参照ください。サラウンドパンモードを選
択時は、以下の各ページも選択できます。
・SURROUND MONITORページ ・SURROUND MONITOR SETUPページ
・SURROUND MONITOR PATCHページ ・SURROUND MONITOR LIBRARYページ
BUS
詳細は、134ページの「サラウンドモニター」をご参照ください。
B
CONTROL ROOM(コントロールルーム)キー
スタジオモニター信号のソースとしてコントロールルームモニター信号を選択します。この
ソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、133 ページの「スタジ
オモニター」をご参照ください。
1
2
4
MONITOR
DISPLAY
STUDIO
CONTROL
ROOM
AUX 11 AUX 12
STEREO
3
5
DIMMER
MONO
SMALL
10 0
CONTROL ROOM LEVEL
TALKBACK
SLATE
TALKBACK
C
STEREO(ステレオ)キー
スタジオモニター信号のソースとしてステレオアウト信号を選択します。このソースを選択
すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、133ページの「スタジオモニター」を
ご参照ください。
D
AUX11キー
スタジオモニター信号のソースとしてAUXセンド11を選択します。このソースを選択すると、
このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、133 ページの「スタジオモニター」をご参照
ください。
E
AUX12キー
スタジオモニター信号のソースとしてAUXセンド12を選択します。このソースを選択すると、
このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、133 ページの「スタジオモニター」をご参照
ください。
SOLO(ソロ)
1
SOLO
2
SOLO CONTRAST
3
A
SOLO(ソロ)インジケーター
チャンネルが 1 つでもソロになっていると、このインジケーターが点滅し、ソロ機能が有効で
あることを表示します。詳細は、118ページの「チャンネルのソロ設定」をご参照ください。
CLEAR
B
DM2000―取扱説明書
SOLO CONTRAST(ソロコントラスト)コントロール
ソロのインプットチャンネルと選択中のコントロールルームの信号ソースとのレベルバラン
スを調整します。この調整は、ソロのアウトプットチャンネルには影響しません。詳細は、118
ページの「チャンネルのソロ設定」をご参照ください。
C
CONTROL ROOM
STEREO
1 4
2TR D1 2TR A1
2 5
2TR D2 2TR A2
3 6
2TRD3STEREO
7 8
ASSIGN 1 ASSIGN2
SURROUND
9
BUS
J
ASSIGN 1 ASSIGN2
K
L
SURROUND
MONITOR LEVEL
M
O
MONO
SMALL
DIMMER
N
P
10 0
CONTROL ROOM LEVEL
コントロールパネル
CLEAR(クリア)キー
ソロになっているチャンネルのソロを一括して解除します。詳細は、118ページの「チャンネル
のソロ設定」をご参照ください。
27
CONTROL ROOM(コントロールルーム)
A
STEREO(ステレオ)2TRD1キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN DIGITAL AES/EBU1を選択
します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
B
STEREO(ステレオ)2TRD2キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN DIGITAL AES/EBU2を選択
します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
C
STEREO(ステレオ)2TRD3キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN DIGITALCOAXIAL3を選択
します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
D
STEREO(ステレオ)2TRA1キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN ANALOG 1を選択します。こ
のソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、132 ページ
の「コントロールルームモニター」をご参照ください。
E
STEREO(ステレオ)2TRA2キー
コントロールルームモニター信号のソースとして2TR IN ANALOG
のソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、132 ページ
の「コントロールルームモニター」をご参照ください。
2を選択します。こ
F
STEREO(ステレオ)キー
コントロールルームモニター信号のソースとしてステレオアウトを選択します。このソース
を選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、132 ページの「コントロール
ルームモニター」をご参照ください。
G
STEREO ASSIGN(ステレオアサイン)1キー
コントロールルームモニター信号のソースとして、アサインされたアウトプットチャンネル
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
133ページの「コントロールルームのセットアップ」をご参照ください。
H
STEREO ASSIGN(ステレオアサイン)2キー
コントロールルームモニター信号のソースとして、アサインされたアウトプットチャンネル
を選択します。このソースを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、
133ページの「コントロールルームのセットアップ」をご参照ください。
I
SURROUND BUS(サラウンドバス)キー
サラウンドモニター信号のソースとして、バスアウトを選択します。このソースを選択する
と、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、134ページの「サラウンドモニター」をご
参照ください。
J
SURROUND ASSIGN(サラウンドアサイン)1キー
サラウンドモニター信号のソースとして、アサインされた SLOT入力を選択します。このソー
スを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、134 ページの「サラウンド
モニター」をご参照ください。
K
SURROUND ASSIGN(サラウンドアサイン)2キー
サラウンドモニター信号のソースとして、アサインされた SLOT入力を選択します。このソー
スを選択すると、このキーのインジケーターが点灯します。詳細は、134 ページの「サラウンド
モニター」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
28
第2章 コントロールパネル/リアパネル
L
SURROUND MONITOR LEVEL(サラウンドモニターレベル)コントロール
サラウンドモニター信号のレベルを調整します。詳細は、134 ページの「サラウンドモニター」
をご参照ください。
M
MONO(モノ)キー
コントロールルームモニター信号をモノに切り替えます。モノを選択すると、このキーのイン
ジケーターが点灯します。詳細は、132 ページの「コントロールルームモニター」をご参照くだ
さい。
N
DIMMER(ディマー)キー
コントロールルームモニターとサラウンドモニターの音量を小さくします。ディマーをオン
にするとインジケーターが点灯します。詳細は、132 ページの「コントロールルームモニター」
をご参照ください。
O
SMALL(スモール)キー
コントロールルームモニター信号を SMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT端子または
LARGE CONTROL ROOM MONITOR OUT端子に送ります。このキーがオフのときは(インジ
ケーターが消灯)、信号がLARGECONTROL ROOMMONITOR OUT端子に送られます。キーが
オンのときは(インジケーターが点灯)信号がSMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT端子
に送られます。詳細は、132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
P
CONTROL ROOM LEVEL(コントロールルームレベル)コントロール
コントロールルームモニター信号のレベルを調整します。詳細は、132ページの「コントロール
ルームモニター」をご参照ください。
TALKBACK(トークバック)
TALKBACK
1
SLATE
2
TALKBACK
A
SLATE(スレート)キー
スレート機能をオンにします。スレート機能はトークバックマイクの信号をすべてのバスア
ウト、MATRIX センド、ステレオアウトに送ります。詳細は、138 ページの「トークバックとス
レートの使い方」をご参照ください。
B
TALKBACK(トークバック)キー
トークバック機能をオンにします。トークバック機能は、トークバックマイク信号をスタジオ
モニターアウト、およびTALKBACK SETUPページで指定したSLOT入力またはOMNI OUTに
送ります。詳細は、138ページの「トークバックとスレートの使い方」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
リアパネル
リアパネル
34)
SLOT(スロット)セクション
(p.
29
30)
アナログインプットセクション
(p.
31)
OMNI OUT(OMNI アウト)
セクション (p.
32)
デジタル I/O、コントロール
セクション (p.
30)
アナログマスター I/O セクション
(p.
34)
電源セクション (p.
DM2000―取扱説明書
30
1
2
第2章 コントロールパネル/リアパネル
アナログインプットセクション
A
INPUT A & B(BAL)端子
AD INPUT 1〜24はバランス型XLR-3-31タイプの端子とバランス型1/4インチフォーン端子を
搭載し、定格入力範囲は−60dB〜+10dBです。ファンタム電源(+48V)をXLRタイプの端子に
供給し、インプットごとに ON / OFF スイッチがあります。フォーン端子はアンバランス型
フォーンプラグでも使用できます。
XLR タイプの端子よりもフォーン端子の方が優先されますので、フォーンプラグを差し込め
ばXLR端子の接続は遮断されます。
これらの入力端子は個々にインプットチャンネルとインサートインにパッチできます。
高感度仕様、[PAD]スイッチにより、コンデンサーマイクからラインレベル信号まで幅広い範
囲の信号を受け付けます。詳細は、48ページの「AD入力セクション」をご参照ください。
オスXLRプラグ
1(グランド)
3(コールド)
1/4"TRSフォンプラグ
チップ(ホット)
リング(コールド)
B
INSERT IN & OUT +4dB(BAL)端子
1/4"TRSフォンプラグ
チップ(ホット)
リング(コールド)
スリーブ(グランド)
アナログマスターI/Oセクション
2(ホット)
スリーブ(グランド)
バランス型 1/4 インチ TRS フォーン端子で、外部エ
フェクターなどをADINPUT1〜24にインサートしま
す。配線はスリーブがアース、リングがコールド、
チップがホットとなっています。両端子の定格信号
レベルは+4dBです。
[INSERTON/OFF]スイッチでインサートを個々にオ
ン/オフできます。詳細は、48 ページの「AD 入力セク
ション」をご参照ください。
2 1
5 3 4
A
DM2000―取扱説明書
6 7
STUDIO MONITOR OUT +4dB(BAL)端子
バランス型1/4インチのTRSフォーン端子で、定格出力レ
ベルは+4dBです。スタジオでのモニター用に、アナログ
1/4"TRSフォンプラグ
スタジオモニター信号を出力します。MONITOR セク
ションの[STUDIO]キーで選択するソース信号として、
AUXセンド11、AUX センド12、ステレオアウト、コントロールルームから選べます。出力レベ
ルは[STUDIO LEVEL]コントロールで調整します。詳細は、133 ページの「スタジオモニター」
をご参照ください。
チップ(ホット)
リング(コールド)
スリーブ(グランド)
リアパネル
B
STEREO OUT +4dB(BAL)端子
バランス型 XLR-3-32 タイプの端子で、定格出力レベ
メスXLRプラグ
2(ホット)
ルは+4dBです。アナログステレオアウト信号を出力
し、通常は2 トラックレコーダーのステレオ入力に接
続します。ピン配線はピン1がアース、ピン2がホット
1(グランド)
(+)、ピン3がコールド(−)です。詳細は、82ページの「STEREO OUT端子」をご参照ください。
C
SMALL CONTROL ROOM MONITOR OUT +4dB(BAL)端子
バランス型 XLR-3-32 タイプの端子で、定格出力レベ
メスXLRプラグ
2(ホット)
ルは+ 4dB です。アナログのスモールコントロール
ルームモニター信号を出力し、通常はコントロール
ルームのニアフィールドモニターに接続します。
詳細は、132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
D
LARGE CONTROL ROOM MONITOR OUT +4dB(BAL)端子
バランス型 XLR-3-32 タイプの端子で、定格出力レベ
メスXLRプラグ
1(グランド)
2(ホット)
ルは+4dBです。アナログのラージコントロールルー
ムモニター信号を出力し、通常はコントロールルー
ムのメインモニターに接続します。詳細は、132 ペー
ジの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
E
2TR IN ANALOG 1 +4dB(BAL)端子
1/4"TRSフォンプラグ
1(グランド)
チップ(ホット)
リング(コールド)
バランス型 1/4インチの TRSフォーン端子で、定格入力
レベルは+4dBです。通常は2トラックレコーダーのアナ
スリーブ(グランド)
ログステレオ出力に接続します。ここに接続した信号
は、CONTROL ROOM[2TRA1]キーを押してCONTROL ROOM MONITOR OUT端子からモニ
ターします。また、この入力端子はインプットチャンネルまたはインサートインにパッチでき
ます。詳細は、49ページの「2TRアナログインプット」をご参照ください。
31
3(コールド
3(コールド
3(コールド
F
STEREO OUT -10dBV(UNBAL)端子
RCA ピン端子(アンバランス)で、定格出力レベルは− 10dBV で
す。アナログステレオアウト信号を出力し、通常は 2 トラックレ
コーダーのアナログステレオ入力に接続します。詳細は、82 ペー
ジの「STEREO OUT端子」をご参照ください。
G
2TR IN ANALOG 2 -10dBV(UNBAL)端子
RCA ピン端子(アンバランス)で、定格入力レベルは− 10dBV で
す。通常は 2 トラックレコーダーのアナログステレオ出力に接続
します。ここに入った信号は、CONTROL ROOM[2TRA2]キーを
押してCONTROL ROOMMONITOR OUT端子からモニターします。また、この入力端子はイン
プットチャンネルまたはインサートインにパッチできます。詳細は、49 ページの「2TR アナロ
グインプット」をご参照ください。
OMNI OUT(OMNIアウト)セクション
1
A
OMNI OUT +4dB(BAL)端子
バランス型1/4インチTRSフォーン端子で、定格出力レベ
ルは+ 4dBです。8 系統のアナログ信号を出力し、以下の
信号を別個に出力設定できます。
・ステレオアウト ・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド
・ダイレクトアウト ・インサートアウト ・サラウンドモニターチャンネル
詳細は、49ページの「OMNIアウト」をご参照ください。
1/4"TRSフォンプラグ
リング(コールド)
チップ(ホット)
スリーブ(グランド)
チップ(ホット)
スリーブ(グランド)
チップ(ホット)
スリーブ(グランド)
DM2000―取扱説明書
32
第2章 コントロールパネル/リアパネル
デジタルI/O、コントロールセクション
1 2 3 4 5 6 7 8 9J KL
N O P R Q
A
KEYBOARD端子
PS/2対応キーボードを接続して、シーン、ライブラリーのタイトルやチャンネル名を手軽に入
力できます。詳細は、39ページの「キーボードの使い方」をご参照ください。
B
SMPTE TIME CODE INPUT端子
バランス型XLR-3-31タイプの端子で、オートミックス機能の同期用にSMPTEタイムコードを
入力します。詳細は、171 ページの「タイムコードソースとフレームレートの選択」をご参照く
ださい。
C
MTC TIME CODE INPUT端子
5ピンのDIN端子で、オートミックス機能の同期用にMTCを入力します。詳細は、171ページの
「タイムコードソースとフレームレートの選択」をご参照ください。
D
USB TO HOSTポート
DM2000と USB ポート搭載コンピュータ間で通信を行うための USB ポートです。詳細は、182
ページの「MIDII/O」をご参照ください。
M
E
SERIAL TO HOSTポート
8ピン、ミニDINポートで、DM2000とシリアルポート搭載コンピュータ間で通信を行うための
ポートです。詳細は、182ページの「MIDI I/O」をご参照ください。
F
WORD CLOCK OUT2端子
88.2kHz、96kHz動作時は、DM2000 の半分のクロックレートでワードクロック信号を出力する
BNC端子です。詳細は、50ページの「ワードクロック接続」をご参照ください。
G
WORD CLOCK OUT1端子
DM2000 と同じクロックレートでワードクロック信号を出力する BNC 端子です。詳細は、50
ページの「ワードクロック接続」をご参照ください。
H
WORD CLOCK 75Ω ON/OFFターミネーションスイッチ
WORD CLOCKIN端子に75Ωのターミネート(終端)をかけるスイッチです。詳細は、52ページ
の「外部ワードクロックのターミネート」をご参照ください。
I
WORD CLOCK IN端子
外部ワードクロック信号を入力するBNC端子です。詳細は、51ページの「ワードクロックソー
スの選択」をご参照ください。
J
2TR OUT DIGITAL COAXIAL 3端子
このRCAピン端子は民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオーディオを出力し、通常は2
トラックレコーダーのデジタルステレオ入力に接続します。この出力端子には以下の信号を
パッチできます。
・ステレオアウト ・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド
・ダイレクトアウト ・インサートアウト ・コントロールルーム
本機内蔵のサンプリングレートコンバーターで、出力サンプリングレートをDM2000内部のサ
ンプリングレートとは別に設定できます。また、量子化ビット数の低いシステムへのデジタル
オーディオ転送用に、ディザーもかけられます。詳細は、53 ページの「2TR デジタルアウト」を
ご参照ください。
DM2000―取扱説明書
リアパネル
K
2TR OUT DIGITAL AES/EBU1 & 2端子
このXLR-3-32タイプ端子はAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを出力し、通常は2ト
ラックレコーダーのデジタルステレオ入力に接続します。この出力端子には以下の信号を
パッチできます。
・ステレオアウト ・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド
・ダイレクトアウト ・インサートアウト ・コントロールルーム
本機内蔵のサンプリングレートコンバーターで、出力サンプリングレートをDM2000内部のサ
ンプリングレートとは別に設定できます。また、量子化ビット数の低いシステムへのデジタル
オーディオ転送用に、ディザーもかけられます。詳細は、53 ページの「2TR デジタルアウト」を
ご参照ください。
L
2TR IN DIGITAL COAXIAL 3端子
この RCA ピン端子は民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオーディオを入力し、通常は2
トラックレコーダーのデジタルステレオ出力に接続します。ここに入った信号は、CONTROL
ROOM[2TRD3]キーを押してCONTROLROOM MONITOR OUT端子からモニターできます。
また、インプットチャンネルやインサートインにもパッチできます。サンプリングレートが非
同期のデジタルオーディオ信号を受信した場合は、本機内蔵のサンプリングレートコンバー
ターで変換できます。詳細は、53ページの「2TRデジタルイン」をご参照ください。
M
2TR IN DIGITAL AES/EBU1 & 2端子
このXLR-3-31タイプ端子はAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを入力し、通常は2ト
ラックレコーダーのデジタルステレオ出力に接続します。ここに入った信号は、CONT ROL
ROOM[2TRD1]キーまたは[2TRD2]キーを押して CONTROL ROOM MONITOR OUT端子から
モニターできます。また、インプットチャンネルやインサートインにもパッチできます。サンプ
リングレートが非同期のデジタルオーディオ信号を受信した場合は、本機内蔵のサンプリング
レートコンバーターで変換できます。詳細は、53ページの「2TRデジタルイン」をご参照ください。
33
N
METERコネクター
15ピン、D-sub端子で、オプションのDM2000専用ピークメーターブリッジMB2000を接続します。
O
CONTROLコネクター
25 ピン、D-sub 端子で、GPI(汎用インターフェース)に使用します。外部からトークバックス
イッチをオンしたり、指定したDM2000のフェーダーや[USER DEFINEDKEYS]キーを操作し
て、このコネクターに接続した外部機器をトリガーできます。また、スタジオの外にある「録音
中」ランプをコントロールしたり、デジタルレコーディングコンソール 02Rのソロ機能をトリ
ガーできます。詳細は、228ページの「GPI(汎用インターフェース)」をご参照ください。
P
REMOTEコネクター
9ピン、D-sub端子で、オプションのヤマハADコンバーターAD824をここに接続し、そのヘッド
アンプ設定をリモートコントロールします。また、Sony P2 プロトコル対応機器をここに接続
してDM2000からコントロールできます。AD824とSony P2対応機器では、使用するケーブルの
ピンアサインがリバースとストレートで異なります。P2 プロトコル対応機器はストレート
ケーブルを、AD824 はリバースケーブルをお使いください。詳細は、229 ページの「AD824 A/D
コンバーターのコントロール」および 220ページの「マシンコントロール(MMC & P2)につい
て」をご参照ください。
Q
MIDI IN/OUT/THRU端子
MIDI IN、MIDI OUT、MIDI THRU端子で、DM2000を外部MIDI機器に接続します。
以下のMIDIメッセージに対応しています。
・ プログラムチェンジ(シーンのリコール)
コントロールチェンジおよびパラメーターチェンジ(リアルタイムのパラメーターコントロール)
・
・バルクダンプ(データセーブ) ・MIDIクロック ・MTC ・MMC
詳細は、182ページの「MIDI I/O」をご参照ください。
R
CASCADE IN/OUTコネクター
64ピンのコネクターで、最大4台までのDM2000をカスケード接続して、DM2000を複数台使っ
たミキシングシステムを構築できます。また、DM2000 とデジタルレコーディングコンソール
DM2000―取扱説明書
34
第2章 コントロールパネル/リアパネル
02Rとのカスケード接続も可能です。詳細は、58 ページの「コンソールのカスケード接続」をご
参照ください。
電源セクション
1
2
3
A
POWER ON/OFF(電源オン/オフ)スイッチ
DM2000の電源をオン/オフします。詳細は、35ページの「電源のオン/オフ」をご参照ください。
アース接続用ネジ
B
安全にお使いいただくため、また本機のタッチセンス機能が正しく動作するために、このネジ
でDM2000のアースを確実に取ってください。
付属の電源コードは3芯プラグですので、ACコンセントが接地されていれば、DM2000は電源
コードから適切にアース接続されます。コンセントがアースされていない場合は、このネジか
ら確実にアースを取ってください。また接地を正しく行うと、ハムノイズ、干渉ノイズなどを
効果的に除去できます。
4
AC INソケット
C
付属の電源コードでDM2000をACコンセントに接続します。詳細は、35ページの「電源コード
の接続」をご参照ください。
冷却ファン
D
本機はこの冷却ファンで通気を行っています。換気が妨げられるとDM2000が過熱することが
ありますので、この冷却ファンの通風口を塞がないようご注意ください。
SLOT(スロット)セクション
1
SLOT(スロット)1〜6
A
この6基のスロットには、様々なアナログ/デジタルI/O用のオプションのmini-YGDAIカード
を装着します。詳細は、54ページの「SLOT 入出力」をご参照ください。SLOT 入力はインプット
チャンネル、インプットチャンネルインサートインにパッチできます。詳細は、68ページの「イ
ンプットチャンネルのパッチ」をご参照ください。また、以下の信号をスロットの出力にパッ
チできます。
・バスアウト ・AUXセンド ・MATRIXセンド ・ステレオアウト
・インサートアウト ・ダイレクトアウト ・サラウンドモニターアウト
詳細は、63ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
第3章 基本操作
電源コードの接続
重要注意:接続を行う前に、必ずDM2000に接続された全機器の電源を切ってください。
付属の電源コードのソケット側を本機リアパネルのACINソケッ
トに接続し、コードのプラグ側をリアパネルに表示されている電
源に合ったコンセントに接続してください。
電源のオン/オフ
スピーカーから大きなノイズが生じないよう、次の順序でオー
ディオ機器の電源を入れてください。(電源を切るときは、順序を
逆にしてください。)
1. 音源
2. MTR、マスターレコーダー
3. DM2000
4. モニターアンプ
基本操作
35
1 DM2000のリアパネルにある[POWER]スイッチを押して、DM2000に電源を入れます。
電源を入れると起動画面が数秒表示され、電源を切る前に選択されていたページ画面に切り
替わります。
2 DM2000 のリアパネルにある[POWER]スイッチをもう一度押して、DM2000 の電源を切
ります。
DM2000―取扱説明書
36
第3章 基本操作
ディスプレイについて
ディスプレイに表示される各種ページ画面で DM2000 のすべてのミックスパラメーターをエ
ディットします。
8ページタイトル
3EDITインジケーター
2MIDIインジケーター
1現在のシーン
4選択
ディスプレイ
5サンプリングレート
6選択チャンネル
7チャンネル名
9ページ番号
Jページ領域
Lページタブ
スクロール矢
Kページタブ
A
現在のシーン: 選択しているシーンメモリーの番号とタイトルを表示します。詳細は、15 9
ページの「SCENE MEMORYキーを使ったシーンのストアとリコール」をご参照ください。選
択したシーンに書き込みプロテクトがかかっていると、錠のアイコン() が現れます。詳細
は、160ページの「SCENE MEMORYページの使い方」をご参照ください。
B
MIDIインジケーター: DM2000 が MIDI IN 端子、USBTOHOST ポート、または SERIAL TO
HOSTポートからMIDIデータを受信していると、このインジケーターが表示されます。
C
EDITインジケーター: 現在のミックス設定がシーンをリコールした時点での設定と一致し
ないと、このインジケーターが表示されます。SCENE MEMORYディスプレイのエディットイ
ンジケーターのドット(点)と連動しています。詳細は、157ページの「エディットバッファー/
エディットインジケーターについて」をご参照ください。
D
選択ディスプレイ: AUX、EQ、AUTOMIX など、選択しているページ画面のグループを表示し
ます。ページ画面のグループは[DISPLAY]キーで選択します。
E
サンプリングレート: 現在のサンプリングレート(44.1kHz(44k)、48kHz(48k)、88.2kHz(88k)、
96kHz(96k))を表示します。
F
選択チャンネル: [SEL]キーで現在選択しているインプット/アウトプットチャンネルを表
示します。43ページの「チャンネル選択」をご参照ください。
最初の 4 文字はチャンネルIDです(例:CH1 〜 CH96、BUS1〜 BUS8、AUX1 〜 AUX9、AX10 〜
AX12、MT1L〜MT4R、ST-L、ST-R)。次の4文字はチャンネルのショートネーム(略称)です。130
ページの「チャンネルのネーミング」をご参照ください。
G
チャンネル名: 現在選択しているページ画面によっては、現在選択しているチャンネル、また
はカーソルキーで選択したチャンネルのロングネーム(長い名称)を表示します。
たとえばAUXSENDページなど、ページ画面によっては、各インプットチャンネルを選択しな
くても、AUX センドレベルを調整することができます。代わりにカーソルキーでインプット
チャンネルAUXセンドが選べます。その場合は、ここに表示されているネームが、ディスプレ
イの右上の名前と異なることがあります。
ロングネームは、現在カーソルがありエディット可能なチャンネルのロングネームが表示さ
れます。
H
ページタイトル: 現在選択しているページのタイトルです。
DM2000―取扱説明書
I
ページ番号: 現在選択中のページ画面グループに従ってページ番号がここに表示されます。
たとえばインプットチャンネル1〜24のAUX SENDページは一度に1ページしか表示できませ
んが、実際には12系統それぞれのAUXSENDにページがあり、合計12ページのAUX SENDペー
ジがあります。MARIX センド、エフェクト、GEQ の各ページ画面グループを選択したときも
ページ番号が表示されます。
J
ページ領域:ここに各種ページ画面が表示されます。
K
ページタブ: ページを選択するためのタブです。一度に4つのタブまで表示されます。詳細は、
37ページの「ページ画面の選択」をご参照ください。
L
ページタブのスクロール矢印: 表示されているタブ以外にもページ画面があることを示しま
す。詳細は、37ページの「ページ画面の選択」をご参照ください。
ページ画面の選択
各ページ画面は機能ごとにまとめられ、そのグループのページ画面をそれぞれの[DISPLAY]
キーで選択します。
DISPLAY
・ グループ内の次のページを選択するには、[DISPLAY]キーを押します。
・ グループ内の前のページを選択するには、[DISPLAY]キーを押したままにします。
・ グループ内の最初のページを選択するには、[DISPLAY]キーをダブルクリックします。
・ タブが表示されているページを選択するには、タブの
下にある[F1]〜[F4]キーを使います。
ページ画面の選択
37
各グループは機能別に、
・MATRIXSELECT ・AUXSELECT ・ENCODER MODE
・EFFECTS/PLUG-INS ・ROUTING ・PHASE/INSERT
・DELAY ・AUX/MATRIXSEND ・DYNAMICS
・PAN/SURROUND ・EQUALIZER ・TRACK ARMING
・SCENEMEMORY ・AUTOMIX ・USER DEFINEDKEYS
・LOCATOR ・MONITOR
に分かれ、それぞれの[DISPLAY]キーでページ画面を表示させます。その他のグルー
プはDISPLAY ACCESSセクションの各キーで表示させます。
F1 F2 F3
F4
表示タブ以外のページが左または右に存在する場合は、
左または右のタブスクロール矢印が表示され、該当する
√
タブスクロールキー
たとえば Input Channel Attenuators パラメーターは4つのページ画面に分割表示されています
が、パラメーターが複数のページにわたる場合、別のレイヤーのチャンネルを選択すると、同
じパラメーターが入っている選択チャンネルのページが自動的に表示されます。例を挙げる
と、INPUTCHANNEL 1-24 ATTENUATOR ページが現在選択されていて、今度は LAYER
[25-48]キーと[SEL]1キーでインプットチャンネル25を選択すると、INPUT CHANNEL 25-48
ATTENUATORページが自動で表示されます。
グループ内で選択したページと、そのページで選択したパラメーターは、別のグループのペー
ジを選択しても記憶されるので、[DISPLAY]キーを押し、最初のグループに 戻った場合、同じ
パラメータが選択され、表示されます。
特定のコントロールを操作すると常に決まったページ画面が表示されるように、Auto Display
プリファレンスで設定できます。たとえば、「Auto EQUALIZER Display(オートイコライザー
ディスプレイ)」プリファレンス設定をオンにすると、[SELECTED CHANNEL EQUALIZER]
コントロールを操作するだけで EQ ページ画面が表示されます。「Auto EQUALIZER Display
(オートイコライザーディスプレイ)」プリファレンス設定の詳細は、234 ページをご参照くだ
さい。
左または右の[
て、希望のページのタブを表示させ、対応する[F1]〜[F4]
キーでタブを選びページを表示します。
]、[ ®](タブスクロール)キーを押し
DM2000―取扱説明書
38
BACK FORWARD
DISPLAY HISTORY
第3章 基本操作
ディスプレイの履歴機能
ディスプレイの履歴機能はインターネットブラウザの履歴表示機能
と似ていて、現在から最高8つ目前のページ画面まで戻ることができ
ます。毎回ページを選択するたびに5 秒以上表示されたページは、そ
のページがディスプレイ履歴のバッファーメモリーに追加されていきます。
DIS P LAY HIST OR Y[BA CK ]キーを押すと、バッファー内の前のページが選択されます。
DISPLAY HISTORY[FORWARD]キーを押すと、バッファー内の次のページが選択されます。
バッファー内にページが何もないと、これらのキーは無効です。
バッファー内のページを前後にスクロールするには、[BACK]キー、[FORWARD]キーをそれぞ
れ押します。キーを押し続けると、バッファー内の全ページを繰り返しスクロールし続けます。
ディスプレイ履歴バッファー内のページを消去するには、[BACK]キーと[FORWARD]キー
を同時に押します。
ページ画面コントロール
ページ画面に表示されるボタン、ノブ、フェーダーの操作はすぐに適用されます。
ただし、右図のGEQインサートパラメーターのようなパラメーターボックスの操
作は、次の 2 段階の手順が必要です。まず、パラメーターホイールまたは[INC]/
[DEC]キーで値を選択します。次に、値が点滅している間に[ENTER]キーを押して確定しま
す。値が点滅している間に別のパラメーターを選択した場合は、その値は変更されません。
パラメーターウインドウ
SELECTED CHANNEL セクションの回転ノブを回したときに、選択している
ページに該当するパラメーターが表示されていない場合は、ノブを調整してい
る間に右図のようなパラメーターウインドウが表示されます。このノブをしば
らく回さないでいると、ウインドウは自動的に閉じます。調整対象のパラメー
ターのAuto Displayプリファレンス設定がオンの場合、そのパラメーターのある
ページが自動表示され、このパラメーターウインドウは現れません。
確認のメッセージ
機能によっては、実行する前に右図のような確認の
メッセージが出ることがあります。[YES]ボタンを
押して実行するか、[NO]ボタンを押してキャンセル
します。しばらく何も操作していないと、確認ウイン
ドウは処理を実行せず自動的に閉じます。
TITLE EDITウインドウ
TITLE EDITウインドウで、シーンメモリー、ライブラリーメモリー、オートミックスなどのタ
イトルを入力します。タイトルを付ける項目によって、入力できる文字数は4文字、12文字、16
文字です。次の画面は使用できる文字を示しています。左の画面は大文字と各種句読点マー
ク、右の画面は小文字と数字です。
DM2000―取扱説明書
カーソルキーで文字を選択し、[ENTER]キーでタイトルに文字を入力します。このときカー
ソルは自動的に右隣へ移動します。パラメーターホイールと矢印キーを使って、タイトル内の
カーソルを移動します。
[SHIFT LOCK]ボタンで大文字、小文字を選択し、[SPC]ボタンでスペースを入力します。
カーソル位置にスペースを挿入して右にある文字を更に右にずらすには、[INS]ボタンを押し
ます。カーソル位置にある文字を削除するには、[DEL]ボタンを押します。
入力が終わったら[OK]ボタンを押してタイトルを入力するか、[CANCEL]ボタンを押して入
力をキャンセルします。
キーボードの使い方
PS/2互換キーボードをKEYBOARD端子に接続すれば、TITLE EDITウインドウで手
軽にタイトルを入力できます。対応キーボードは101/104キーのU.S.キーボードのみ
ですのでご注意ください。
アルファベット、数字、句読点など DM2000が対応している文字をキーボード入力
できます。文字はDM2000上での入力と同じように、TITLE EDIT ウインドウに表示
されます。次の表はキーボードの他のキーと、それに対応するTITLE EDITウインド
ウの機能を示しています。
キーボードキー TITLEEDITウインドウ内の機能 内容
ESC CANCEL タイトル入力をキャンセルします。
RETURN/ENTER OK 指定タイトルを入力します。
CAPS LOCK SHIFT LOCK 大文字、小文字を切り替えます。
SHIFT ― 大文字に切り替えます。
Backspace ― 左隣の文字を削除します。
Cursor(左右) 左右矢印ボタン タイトル内でカーソルを移動します。
INSERT INS
DELETE DEL 選択文字を削除します。
SPACEバー SPACE 現在位置にスペースを挿入します。
キーボードの使い方
INSERTモード/OVERWRITEモードを切り
替えます。
39
チャンネルモジュールディスプレイ
各チャンネルモジュールにある蛍光管ディスプレイは、エンコーダー
ノブにアサインされているインプット/アウトプットチャンネルの
パラメーター値、ルーティング設定、EQ・インサート・ディレイ・コンプ
レッサー・ゲートの各機能のオン/オフ状態を表示します。また、チャ
CH01
蛍光管ディスプレイの明るさは、236ページに説明する「Display Brightness(ディスプレイブラ
イトネス)」プリファレンス設定で調整します。
選択チャンネル
フェーダーのタッチセンス
ンネルのロングネーム、ショートネームと現在選択されているチャン
ネルも表示します。
選択チャンネルのチャンネルモジュールの境界線は、図のように点灯しま
す。
チャンネルフェーダーノブに触れると、該当するタッチセンスインジケー
ターが図のように点灯します。
DM2000―取扱説明書
40
第3章 基本操作
ルーティングインジケーター
インプットチャンネルがパッチされているアウトプットチャンネルを表
示するインジケーターです。1〜8がバスアウト、Sがステレオアウト、Dがダ
イレクトアウトです。
EQ/Insert/Delay/Comp/Gateインジケーター
チャンネルEQ・インサート・ディレイ・コンプレッサー・ゲートの各機能の
オン/オフを表示します。
エンコーダーディスプレイ
エンコーダーディスプレイの操作は、次のように該当エンコーダーにアサインされ
ているパラメーターによって異なります。
パンモード
左一杯
( がセンター)
その他の位置 右一杯 センター
( がセンター)
AUX/MTRXモード
最小(−∞)
( がノミナル)
その他の位置 最大 ノミナル
( がノミナル)
Attenuatorパラメーター、サラウンドLFEレベル
最小(−96dB)
( がノミナル)
その他の位置 最大 ノミナル
( がノミナル)
Delay Feedback Gain、Delay Mix、EQ Gainパラメーター
プラス値 マイナス値
( は0%、±0dB)
0%、±0dB
( が0%、±0dB)
On/Off、Pre/Postパラメーター
EQ On/Off、PhaseOn/Off、Insert On/Off、EQタイプ、Gate On/Off、Comp On/Off、Aux Send On/Off、
Matrix Send On/Off、AuxSend Pre/Post、Matrix Send Pre/Post
DM2000―取扱説明書
オン/プリ オフ/ポスト
AD824 Input Gain、Insert In Gain、Scene Fade Timeパラメーター
AD824 Input Gain、AD824 Insert In Gain、Scene Fade Time
その他の位置 最大 最小
(FadeTimeが最小時はオフ)
チャンネルモジュールディスプレイ
その他のパラメーター
Delay Time、EQ Q、EQ Frequency、Comp Threshold、Comp Ratio、Comp Attack、Comp Release、
Comp Out Gain、Comp Knee、Gate Threshold、Gate Range、Gate Attack、Gate Hold、Gate Decay、
Compander Width
その他の位置 最大 その他の位置 最小
サラウンドパンホイール
No Assign
エンコーダーをNo Assign、Input Patch、Insert In Patch、Insert Out Patch、Direct Outパラメーター
のいずれかにアサインすると、エンコーダーディスプレイは無効になります。
チャンネル名
チャンネルモジュールディスプレイには、選択しているレイヤーのすべてのチャンネル名ま
たはチャンネルIDも表示されます。各インプット/アウトプトチャンネルには、固定のチャン
ネル IDと変更可能なショート/ロングネームが付きます。130ページの「チャンネルのネーミ
ング」をご参照ください。
ショートネーム、チャンネルID のどちらを表示させるかを、プリファレン
スで設定します。236ページの「ChannelID/Channel(チャンネルID/チャンネ
ル)」をご参照ください。
41
CH01
1チ ャンネルのロングネームを表示するには、該当チャンネルの[SEL]キーを押したままにし
ます。
約1秒後に、以下のようにチャンネルのチャンネルID、ショートネーム、ロングネームが表示さ
れます。
ACGT ACOU STIC GUIT AR CH01
チャンネルID ショートネーム ロングネーム
[SEL]キーを押している間は、ディスプレイ内の他のすべての項目がオフになります。
2 終わったら[SEL]キーを離します。
チャンネルモジュールディスプレイが通常に戻ります。
インプットパッチ、インサートインパッチ、インサートアウトパッチ、ダイレクトアウト
Input Patch、Insert In Patch、Insert Out Patch、Direct Out のいずれかのパラメーターをエンコー
ダーにアサインすると、該当エンコーダーのディスプレイにポート ID が表示されます。詳細
は、67ページの「エンコーダーを使用したパッチ」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
42
第3章 基本操作
レイヤーの選択
インプット/アウトプットチャンネルは次のようにレイヤー(層)構造になっています。全部
で9つのレイヤーがあります。
・4 つのインプットチャンネルレイヤー
・1 つのMASTERレイヤー(またはアウトプットレイヤー)
・4 つのREMOTEレイヤー
インプッ トチャンネル [1-24]
インプッ トチャンネル [25-48]
インプッ トチャンネル [49-72]
インプッ トチャンネル [73-96]
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド[MASTER]
[REMOTE1]
[REMOTE2]
[REMOTE3]
[REMOTE4]
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
87654321 910111213141516 1718192021222324
チャンネルモジュールのコントロール類でエディットするた
めのインプット/アウトプットチャンネルは、LAYERキーでレ
LAYER
イヤーを選択します。
現在選択されているレイヤーのLAYERキーが点灯し、チャンネ
ルモジュールディスプレイには、そのチャンネルのショート
124
REMOTE 1
ネーム/チャンネルIDが表示されます。
現在選択されているレイヤーによって、チャンネルモジュール
25 48
REMOTE 2
のエンコーダー、[AUTO]キー、[SEL]キー、[SOLO]キー、[ON]
キー、チャンネルモジュールディスプレイ、チャンネルフェー
49 72
REMOTE 3
ダーの機能が決まります。たとえば、LAYER 1〜 24を選択する
と、[SEL]1キーはインプットチャンネル 1をコントロールしま
73 96
REMOTE 4
す。LAYER 25〜48を選択すると、同じキーがインプットチャン
ネル 25 をコントロールします。また、MASTERレイヤーを選択
MASTER
すると、バスアウト1をコントロールするキーとなります。
次の表は、各レイヤーのチャンネルモジュールがどのインプット/アウトプットチャンネル
をコントロールするかを示します。
DM2000―取扱説明書
[LAYER]
キー
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
チャンネルモジュール
[1−24] インプットチャンネル1〜24
[25−48] インプットチャンネル25〜48
[49−72] インプットチャンネル49〜72
[73−96] インプットチャンネル73〜96
[MASTER]
[REMOTE]
1〜4
バスアウトマスター
1〜8
AUXセンドマスター1〜12
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、217ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
MATRIXセンドマスター
1〜4
各チャンネルモジュールフェーダーとエンコーダーの機能動作も、選択するフェーダーモー
ドとエンコーダーモードにより異なります。詳細は、44ページの「フェーダーモードの選択」お
よび45ページの「エンコーダーモードの選択」をご参照ください。
チャンネル選択
SELECTED CHANNELコントロール類でエディットするためのインプット/アウトプットチャン
ネルは、LAYERキーでレイヤーを選択し、 [SEL]キーでそのレイヤーのチャンネルを選択します。
チャンネル選択
43
14 2 ページ
の説明に従ってレイヤー
を選択します。
2 [SEL]キーで任意のインプットチャンネルまたはアウトプットチャンネルを選
択します。
選択しているチャンネルの[SEL]キーのインジケーターが点灯し、チャンネルモ
ジュールディスプレイの境界線が点灯します(39ページ参照)。また、チャンネル
のIDとショートネームがディスプレイの右上に現れます(36ページ参照)。
各[SEL]キーで選択されるチャンネルは、選択しているレイヤーによって異なります。たとえ
ば、LAYER 1〜24を選択すると、[SEL]1キーはインプットチャンネル1を選択します。LAYER
25 〜48を選択すると、この[SE L]1キーはインプットチャンネル 25 を選択します。また、
MASTERレイヤーを選択した場合、この[SEL]1キーがバスアウト1 を選択するキーとなりま
す。次の表をご覧ください。
[LAYER]
キー
[1−24] インプットチャンネル1〜24
[25−48] インプットチャンネル25〜48
[49−72] インプットチャンネル49〜72
[73−96] インプットチャンネル73〜96
[MASTER] バスアウト1〜8 AUXセンド1〜12 MATRIXセンド1〜4
[REMOTE]
1〜4
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、217ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
[SEL]キー
SEL
*1
*1.[SEL]キーを押すたびに、MATRIXセンドの左右チャンネルが切り替わります。
ペアのインプットチャンネルまたはアウトプットチャンネルでは、[SEL]キーを押した方の
チャンネルが選択され、そのインジケーターが点灯します。もう片方のチャンネルの[SEL]
キーのインジケーターは点滅します。
縦(VERTICALペアモード)、横(HORIZONTALペアモード)のインプットあるいはアウトプッ
トのチャンネル同士は、SELECTED CHANNEL PAN/SURROUND[L]、[R]キーで選択できま
す。MATRIXセンドあるいはステレオアウトでは左右チャンネルの選択にも使います。
表示されているページ画面に、選択チャンネルに関したパラメーターが入っていると、その
チャンネルの[SEL]キーを押したときにパラメーターにカーソルが移動します。現在表示さ
れているページ画面内にそのようなパラメーターがないと、それが入っているページ画面に
自動的に切り替わります。たとえば、インプットチャンネルの[SEL]キーを押したときにアウ
トプットチャンネルのDELAYページが選択されている場合、インプットチャンネルのディレ
イパラメーターが入っているDELAYページが自動的に表示されます。
ステレオアウト[SEL]キー
ステレオアウト[SEL]キーは、SELECTED CHANNEL コントロールでエディットするステレ
オアウトを選択する専用キーです。ステレオアウトを選択すると、そのインジケーターが点灯
します。このキーを押すたびに、ステレオアウトの左右チャンネルが切り替わります。
SELECTEDCHANNELPAN/SURROUND[L]、[R]キーは、左右チャンネルの選択にも使えます。
表示されているページ画面にステレオアウトパラメーターがあると、ステレオアウト[SEL]
キーを押したときにそのパラメーターが自動で選択されます。表示されているページ内にス
テレオアウトパラメーターがないと、それが入っているページに自動的に切り替わります。た
とえば、インプットチャンネルの DELAY ページが選択されているときにステレオアウトの
[SEL]キーを押すと、ステレオアウトのディレイパラメーターが入っているDELAYページが
自動的に表示されます。
DM2000―取扱説明書
44
第3章 基本操作
自動チャンネルセレクト/タッチセンスセレクト機能
「Auto Channel Select(オートチャンネルセレクト)」(235ページ)のプリファレンス設定をオン
にすると、フェーダーあるいはエンコーダーを動かしたとき、あるいは[AUTO]キー、[SOLO]
キー、[ON]キーをオンにしたとき、そのインプット/アウトプットチャンネルが自動的に選
択されます。
「Touch Sense Select(タッチセンスセレクト)」(237ページ)のプリファレンス設定をオンにす
ると、フェーダーノブに触るだけで、そのインプット/アウトプットチャンネルが選択できま
す。
フェーダーモードの選択
各フェーダーの機能は、選択したレイヤーとフェーダーモードによって異なります。
14 2 ページの説明に従ってレイヤーを選択します。
2 FADER MODEキーでフェーダーモードを選択します。
[FADER]キー:チャンネルフェーダーは、選択されているレイヤーに
よって、インプットチャンネルレベルまたはアウトプットチャンネルマ
スターレベルをコントロールします。
[AUX/MTRX]キー: チャンネルフェーダーは、選択されているレイ
ヤーによって、AUXセンドレベルまたはMATRIXセンドレベルをコント
ロールします。
選択したFADER MODEキーのインジケーターが点灯します。
次の表は、各レイヤーとフェーダーモードごとのチャンネルフェーダーの機能動作を示しま
す。
[LAYER]キーフェーダー
モード
[1−24]
[25−48]
[49−72]
[73−96]
[MASTER]
[REMOTE]
1〜4
[FADER] チャンネル1〜24:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル1〜24:AUXセンドレベル
[FADER] チャンネル25〜48:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル25〜48:AUXセンドレベル
[FADER] チャンネル49〜72:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル49〜72:AUXセンドレベル
[FADER] チャンネル73〜96:レベル
[AUX/MTRX] チャンネル73〜96:AUXセンドレベル
[FADER]
[AUX/MTRX]
[FADER]
[AUX/MTRX]
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
バスアウト1〜8:
マスターレベル
バスアウト1〜8:
MATRIXセンドレベル
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、217ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
フェーダー
AUXセンド 1〜12:
マスターレベル
AUXセンド1〜12:
MATRIXセンドレベル
MATRIXセンド1〜4:
マスターレベル
動作なし:
フェーダーは−∞に固定
FADER MODE
AUX / MTRX FADER
DM2000―取扱説明書
エンコーダーモードの選択
各エンコーダーノブの機能は、選択したレイヤーとエンコーダーモードによっ
て異なります。PAN、AUX/MTRX の2つがプリセットのエンコーダーモードで、
他の4つのASSIGNキーにそれぞれ40種類以上のパラメーターから選択してアサ
インされます。
14 2 ページの説明に従ってレイヤーを選択します。
エンコーダーモードの選択
45
2 ENCODER MODEキーでエンコーダーモードを
選択します。
[PAN]キー:エンコーダーノブはパンコントロー
ルとして動作します。
[AUX/MTRX]キー: エンコーダーノブは、選択し
たレイヤーによってAUXまたはMATRIXのセンド
レベルをコントロールします。
[ASSIGN1]〜[ASSIGN4]キー: エンコーダーノブは[ASSIGN]キーにアサインしたパラ
メーターをコントロールします。詳細は、46ページの「ENCODERMODE[ASSIGN]キーへのパ
ラメーターのアサイン」をご参照ください。
選択したENCODER MODEキーのインジケーターが点灯します。
次の表は、各レイヤーとエンコーダーモードごとのエンコーダーの機能動作を示します。
[LAYER]キーエンコーダー
[1−24]
[25−48]
[49−72]
[73−96]
[MASTER]
[REMOTE]
1〜4
モード
[PAN] チャンネル1〜24:パン
[AUX/MTRX] チャンネル1〜24:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4 チャンネル1〜24:アサインされたパラメーター
[PAN] チャンネル25〜48:パン
[AUX/MTRX] チャンネル25〜48:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4 チャンネル25〜48:アサインされたパラメーター
[PAN] チャンネル49〜72:パン
[AUX/MTRX] チャンネル49〜72:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4 チャンネル49〜72:アサインされたパラメーター
[PAN] チャンネル73〜96:パン
[AUX/MTRX] チャンネル73〜96:AUXセンドレベル
[ASSIGN]1〜4 チャンネル73〜96:アサインされたパラメーター
[PAN] 動作なし 動作なし
[AUX/MTRX]
[ASSIGN]1〜4
[PAN]
[AUX/MTRX]
[ASSIGN]1〜4
1〜8 9〜16 17〜20 21〜24
バスアウト1〜8:
MATRIXセンドレベル
バスアウト1〜8:
アサインされた
パラメーター
選択対象によって動作が異なります。
詳細は、217ページの「リモートレイヤーの使い方」をご参照ください。
ENCODER MODE
DISPLAY
PAN
PAN SEND LEVEL
エンコーダー
AUXセンド1〜12:
MATRIXセンドレベル
AUXセンド1〜12:
アサインされたパラメーター
AUX / MTRX
ASSIGN 2ASSIGN 1
MATRIX 1〜4:
バランス
動作なし
MATRIXセンド1〜4:
アサインされた
パラメーター
ASSIGN 4ASSIGN 3
INSERT SEND ASSIGN OUTPUT INPUT
エンコーダーノブでコントロールするパラメーター値は、チャンネルモジュールディスプレ
イでグラフ表示されます。詳細は、39ページの「チャンネルモジュールディスプレイ」をご参照
ください。
DM2000―取扱説明書
46
第3章 基本操作
ENCODER MODE[ASSIGN]キーへのパラメーターのアサイン
4種類のパラメーターをENCODER MODE[ASSIGN]キーへアサインできます。
初期設定でアサインされているパラメーターは、
[ASSIGN1]キー:Input Patch(インプットパッチ)
[ASSIGN2]キー:Direct Out(ダイレクトアウト)
[ASSIGN3]キー:Surr. LFE Level(サラウンドLFEレベル)
[ASSIGN4]キー:Surr. PAN Wheel(サラウンドパンホイール)
1 ENCODER MODE[DISPLAY]キーでENCODER MODE ASSIGNページを選択します。
各[ASSIGN]キーにアサインされているパラメーターの名前が左の欄に表示されています。
選択した[ASSIGN]キーに現在アサインされているパラメーターは右の欄に反転表示されて
います。
π
2 [ASSIGN]キーを押すか、カーソル[
3パ ラ メーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーで、右欄のリストからアサインしたいパラ
メーターを選択します。
右欄の点線の枠内に入ったパラメーターが選択されます。
アサインできるパラメーターのリストは、47ページの「エンコーダーモードでアサイン可能な
パラメーター」をご覧ください。
4 [ENTER]キーを押して選択したパラメーターをアサインします。
確認のメッセージが表示されます。
パラメーターをアサインすると、それが右の欄に反転表示されます。
アサインされているパラメーターを持たないチャンネルを選択すると、エンコーダーは無効
になります。たとえば、エンコーダーにアサインされたパラメーターが「Phase」でマスターレ
イヤーが選択されている場合、バスアウト、AUX センド、MATRIX センドには Phase パラメー
ターはないので、エンコーダーは無効になります。
]/[ †]キーで任意の[ASSIGN]ボタンを選択します。
DM2000―取扱説明書
ENCODER MODE[ASSIGN]キーへのパラメーターのアサイン
エンコーダーモードでアサイン可能なパラメーター
# パラメーター エンコーダーの動作 プッシュスイッチの動作
1 No Assign ――
2 Attenuator Attenuator ―
3 Input Patch Input Channel patch パッチ選択の確認
4 Insert In Patch InsertIn patch パッチ選択の確認
5 Insert Out Patch InsertOut patch パッチ選択の確認
6 Direct Out Direct Out patch パッチ選択の確認
7 Phase Phase: normal/reverse ―
8 Insert On Insert on/off ―
9 Aux pre/post Aux pre/post ―
10 Delay On Delay on/off ―
11 Delay Time Delay Time ―
12 Delay FB.Gain Delay FB.Gain ―
13 Delay Mix Delay Mix ―
14 EQ On EQ on/off ―
15 EQ Type EQ Type ―
16 EQ Low Q EQ Low Q ―
17 EQ Low F EQ Low Frequency ―
18 EQ Low G EQ Low Gain ―
19 EQ Low-Mid Q EQ Low-Mid Q ―
20 EQ Low-Mid F EQ Low-Mid Frequency ―
21 EQ Low-Mid G EQ Low-Mid Gain ―
22 EQ High-Mid Q EQ High-Mid Q ―
23 EQ High-Mid F EQ High-Mid Frequency ―
24 EQ High-Mid G EQ High-Mid Gain ―
25 EQ High Q EQ High Q ―
26 EQ High F EQ HighFrequency ―
27 EQ High G EQ High Gain ―
28 Gate On Gate on/off ―
29 Gate Threshold Gate Threshold ―
30 Gate Range GateRange ―
31 Gate Attack Gate Attack ―
32 Gate Decay Gate Decay ―
33 Gate Hold Gate Hold ―
34 Comp On Comp on/off ―
35 Comp Threshold Comp Threshold ―
36 Comp Ratio CompRatio ―
37 Comp Attack CompAttack ―
38 Comp Release CompRelease ―
39 Comp Out Gain CompOut Gain ―
40 Comp Knee/Width CompKnee/Width ―
41 Surr. LFE Level Surround LFE level ―
42 Surr. Pan Wheel Surround Pan Wheel ―
43 Scene Fade Time Scene Fade Time ―
44 AD824 Gain AD824 Gain ―
45 Ins AD824 Gain AD824 Insert Gain ―
47
DM2000―取扱説明書
48
第4章 アナログ入出力、AD入力セクション
第4章 アナログ入出力、 AD入力セクション
AD入力セクション
DM2000はマイクロフォンやラインレベルの音源を接続するための24系統のAD入力を装備し
ています。
AD入力はインプットチャンネルまたはインプットチャンネルのインサートイン(61ページ参
照)にパッチできます。また、アウトプットチャンネルのインサートイン(64 ページ参照)にも
パッチできます。
AD INPUT端子
AD INPUT 端子はバランス型 XLR-3-31 タイプの端子と、バランス型 1/4 インチ
フォーン端子の2種類あり、ノミナル入力レベルは−60dB〜+10dBです。フォーン
端子はアンバランス型フォーンプラグでも使用でき、XLR端子よりも優先される
ため、フォーンプラグケーブルをここに接続すると、XLR端子は無効になります。
ファンタム電源
+
48V
ON
OFF
コンデンサーマイクやダイレクトボックスに電源を供給する+48Vファンタム電
源ON/OFFスイッチです。ファンタム電源はバランス型XLR-3-31 タイプの端子に
供給され、各AD入力ごとに切替が可能です。
パッド
PAD
[PAD]スイッチは入力信号を 26dB アッテネート(減衰)させ、高レベル信号でも
26dB
ヘッドアンプで受けれるようにします。典型的な使い方としては、ベースやスネ
アドラムのマイクからの高レベル信号、あるいはラインレベル信号をアッテネー
トします。
ゲイン
AD入力セクションには[GAIN]コントロールノブがあります。ディテント付きノ
ブなので目盛りごとに確実な操作ができます。入力感度は− 16 dB〜− 60 dB で
-60
-16
GAIN
[PAD]スイッチがオンの場合は+10dB〜−34dBです。
[GAIN]コントロールノブはヘッドアンプのゲインを調整し、最良のS/Nになるよ
う入力信号レベルを最適化します。信号レベルを比較的高めに[GAIN]コント
ロール設定するのが理想です。PEAK インジケーターが時たま点灯する程度なら
かまいませんが、頻繁に点灯する場合は[GAIN]コントロールノブを多少下げ、ク
リッピングが生じないようにします。また、[GAIN]コントロールノブの設定が低
すぎるとS/Nが落ちます。
PEAK/SIGNALインジケーター
PEAK
SIGNAL
このインジケーターを見ながら[GAIN]コントロールノブ、[PAD]スイッチを調
整し、信号レベルを最適化します。入力信号がノミナルレベルより20dB手前のレ
ベルまで上がるとSIGNALインジケーターが点灯し、クリッピングレベルより3dB
手前のレベルまで上がるとPEAKインジケーターが点灯します。
DM2000―取扱説明書
アナログインサート
AD入力セクションには、センド/リターン用のバランス型1/4インチTRSフォー
ン端子の切替式アナログINSERT端子があります。配線はスリーブがグラウンド、
リングがコールド、チップがホットです。IN、OUT両端子ともノミナルレベルは
+4dBです。
OFF
INSERT[ON]/[OFF]スイッチで個々にインサートのオン/オフができます。イン
ON
INSERT
サートを解除したいときに外部機器をわざわざ外す必要はありません。
ステレオアウト
STEREO OUT出力については、82ページをご参照ください。
コントロールルームモニターアウト
CONTROL ROOM MONITOR出力については、132ページをご参照ください。
ステレオアウト
49
スタジオモニターアウト
STUDIO MONITOR出力については、133ページをご参照ください。
OMNIアウト
DM2000はバランス型1/4インチTRSフォーン端子のアサインできるOMNIOUT端子を装備し
ています。OMNIOUTは、バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプッ
ト/アウトプットチャンネルのインサートアウト、サラウンドモニターチャンネルにパッチ
できます(64 ページ参照)。また、インプットチャンネルのダイレクトアウトを OMNIOUT に
パッチできます(65ページ)。
DM2000本体内部にある出力レベルスイッチで各OMNIアウトの最大出力レベルを+4dB(動
作レベル−10dB)、あるいは+18dB(動作レベル+4dB)に設定できます。詳細は、お近くのヤマ
ハ販売店にお問い合わせください。
2TRアナログインプット
DM2000は2系統の2TR IN ANALOG端子を搭載しています。+4dB(BAL)の2TR
IN ANALOG 1端子はバランス型1/4インチTRSフォーン端子、−10dBV(UNBAL)
の2TR IN ANALOG 2端子はアンバランス型RCAピン端子です。ここでの入力信
号は、CONTROL ROOM[2TRA1]/[2TRA2]キーを押してコントロールルームモ
ニターからモニターします。また、この入力信号はインプットチャンネル(61
ページ)、インプットチャンネルのインサートイン(62 ページ)、アウトプット
チャンネルのインサートイン(64ページ)にそれぞれパッチできます。
DM2000―取扱説明書
50
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
ワードクロック
デジタルオーディオ機器はアナログオーディオ機器とは異なり、デジタルオーディオを機器
間で転送するときに必ずサンプリング周期とそのタイミングを同期させることが必要です。
これを行わないと、データが正しく受信されなかったり、耳でもわかるようなノイズが生じた
りします。このデジタル機器の同期には「ワードクロック」と呼ばれる信号を使用します。これ
はシステム内のデジタルオーディオワードをすべて同期させるクロック信号です。ワードク
ロックの同期とは、テープデッキやMIDIシーケンサーなどの同期に使われるSMPTE/EBUタイ
ムコードやMIDIタイムコードとは異なり、各オーディオ機器内でデジタルオーディオを処理
する回路がお互いに同期した状態を指します。
一般的には、1 台のデジタルオーディオ機器がワードクロックのマスターとなり、その他の機
器がスレーブとなってマスターのワードクロックに同期します。ワードクロック信号は BNC
ケーブルなど専用のケーブルで分配したりAES/EBU、ADAT、Tascamフォーマットなどのデジ
タルオーディオ接続によって受信します。
DM2000にアナログ入出力だけを接続している場合は特別なワードクロック設定は不要です。
DM2000を内蔵ワードクロックで動作するよう設定できます。他の機器とデジタル接続を行う
場合、まずどの機器をワードクロックのマスター、スレーブにするかを決定することが必要で
す。
DM2000 を 44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz のいずれかの周波数でワードクロックマスターと
して使用したり、外部ワードクロックソースに対しスレーブとして同期させることもできま
す。外部ワードクロックはSLOT入力、2TR IN DIGITAL端子、CASCADEIN端子、または専用の
WORD CLOCK INBNC端子から受信します。
各機器で同一のワードクロックを共有するシステムでは、たとえ使用しない機器があっても、
必ずすべての機器の電源をオンにすることが重要です。ワードクロックのマスターとなる機
器の電源を最初に入れ、次にスレーブ機器の電源を入れます。電源を切るときは逆にスレーブ
機器から順に電源を切ってください。使用前にスレーブ機器がマスター機器のワードクロッ
クにロックしていることを確認してください。大半の機器では、これを表示するインジケー
ターがフロントパネルにあります。詳細は該当機器の取扱説明書をご参照ください。
ワードクロック接続
DM2000は1つのWORD CLOCK IN BNC端子と2つのWORD CLOCK
OUTBNC端子を装備しています。外部ワードクロック信号をWORD
CLOCK IN端子に入力し、75Ω[ON/OFF]スイッチ(52ページ参照)で
ターミネート(終端)します。WORD CLOCK OUT 1端子は、DM2000
と同じクロックレートのワードクロック信号を出力します。WORD CLOCK OUT 2 端子はク
ロックが88.2kHzまたは96kHzの場合は、半分のクロックレートでワードクロック信号を出力
しますので、DM2000のクロックが 96kHz であれば、ここで出力されるワードクロック信号は
48kHzとなります。
DM2000―取扱説明書
ワードクロック
ワードクロックソースの選択
以下の手順でワードクロックソースを選択します。
ワードクロック切換時の注意: 本製品のみならず、デジタルオーディオシステム内のワー
ドクロック設定を変更すると、システム内のどこかでノイズが発生する場合がありますの
で、ワードクロックの設定を変更する場合は、接続されたスピ−カーなどの破損を防止する
ため、パワーアンプなどの電源を切るか、または出力を絞った状態で行ってください。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでWORD CLOCK SELECTページを表示します。
51
2 カーソルキーでソースを選択し[ENTER]キーを押して設定します。
SLOT TYPEの欄には装着しているI/Oカード名が表示されます。
IN/OUT欄は、各装着I/Oカードで使用可能な入出力チャンネルの数です。
左下にある FS 欄は現在のワードクロック設定(44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、Unlock)を表
示します。
ワードクロックソースを以下より選択します:
SLOT1〜6(1/2〜15/16): SLOT 入力を選択します。ペアで選択され、ペアの数は装着 I/O
カードによって異なります。
WC IN:WORD CLOCK IN端子を選択します。
CAS. IN:CASCADE IN端子を選択します。
2TRD1、2TRD2、2TRD3:2TR IN DIGITAL端子を選択します。
INT44.1k、INT48k、INT88.2k、INT96k:DM2000内蔵ワードクロックを選択します。
ソース選択ボタンの各インジケーターとその表示内容です:
使用可能なワードクロック信号がこの端子に入力されています。
この端子にはワードクロック信号が入力されていません。
ワードクロック信号は入力されていますが、DM2000のクロックと同期していません。
選択しているワードクロックソースです。
ワードクロックソースとして選択された入力端子ですが、使用可能な信号を受信してい
ません。
このタイプのI/Oカードではワードクロック信号を入力できないか、あるいはI/Oカードが
装着されていないために、ワードクロックソースとしては選択できません。
何かの理由で外部ワードクロックソースが使えない場合、その周波数に一番近いDM2000の内
部ワードクロックに自動で切り替わります。
DM2000―取扱説明書
52
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
外部ワードクロックのターミネート
ワードクロック信号を BNC ケーブルで分配するときは、必ず正しい方法でターミネートして
ください。正しく設定しないとジッターの増加や同期不良を引き起すことになります。必ず 1
対1の接続としターミネートをONにします。
以下にワードクロック信号を分配し、機器をターミネートする2つの例を説明します。
ターミネートOFFの設定はワードクロックを出力する機器の出力仕様が特殊な場合に対応す
るために用意されているもので、通常は使用しません。
ワードクロック分配ボックス
この例は、専用のワードクロック分配ボックスを使用してワードクロック信号を各機器にそ
れぞれ分配しています。分配されるすべての機器をターミネートします。
ワードクロック
マスター
WC IN (BNC) WC IN (BNC) WC IN (BNC) WC IN (BNC)
機器A
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
WC OUT
(BNC)
ワードクロック
分配ボックス
機器B 機器C 機器D
ターミネート=ON ターミネート=ON ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
ワードクロック
スレーブ
ワードクロック
スレーブ
ディジーチェーンによる分配
この例は、ディジーチェーン状に接続してワードクロックを次の機器へと順に分配していき
ます。この分配方法は、システムが大きい場合はおすすめできません。
ワードクロック
マスター
WC OUT (BNC)
WC IN
(BNC)
機器A
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
WC OUT
(BNC)
WC IN
(BNC)
機器B
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
WC OUT
(BNC)
WC IN
(BNC)
機器C
ターミネート=ON
ワードクロック
スレーブ
DM2000―取扱説明書
2TRデジタルアウト
DM2000は3系統の2トラックデジタル出力を装備しています。
2TROUTDIGITALAES/EBU1およびAES/EBU2はXLR-3-32タイプの
端子でAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを出力します。
2TR OUT DIGITAL COAXIAL3はRCAピン端子で、民生フォーマット
(IEC-60958)のデジタルオーディオを出力します。
これらの出力はバスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウ
トプットチャンネルのインサートアウト、コントロールルーム信号にパッチできます(65ペー
ジ参照)。また、ダイレクトアウトにもパッチ可能です(65ページ参照)。
DM2000内蔵のサンプリングレートコンバーター(53ページ参照)を使い、DM2000で動作中の
サンプリングレート以外のサンプリングレートでデジタルオーディオ信号を出力することが
できます。デジタル出力信号をディザー処理して量子化ビット数の低いシステムに送信する
ことも可能です。(57ページ参照)。
2TRデジタルイン
DM2000は3系統の2トラックデジタル入力を装備しています。
2TRINDIGITALAES/EBU1およびAES/EBU2はXLR-3-31タイプの端
子でAES/EBUフォーマットのデジタルオーディオを入力します。
2TRINDIGITALCOAXIAL3はRCAピン端子で民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオー
ディオを入力します。
入力信号はCONTROL ROOM[2TRD1]、[2TRD2]、[2TRD3]キーでコントロールルームモニ
ターからモニターできます。また、インプットチャンネル(61 ページ参照)、インプットチャン
ネルのインサートイン(62ページ参照)、アウトプットチャンネルのインサートイン(64ページ
参照)のいずれかへパッチできます。
DM2000 で動作中のサンプリングレート以外のサンプリングレートで受信したデジタルオー
ディオ信号は、内蔵サンプリングレートコンバーター(53ページ参照)で変換できます。
入力されたデジタル信号のチャンネルステータスは、CHANNEL STATUSMONITORページで
確認できます(57ページ参照)。
2TRデジタルアウト
53
2TRイン/アウトのサンプリングレートコンバーター
DM2000の2TR IN、OUT DIGITALの入出力にはサンプリングレートコンバーターが搭載され
ています。44.1や48kHzのデジタルオーディオ機器を簡単に接続できます。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでSAMPLING RATE CONVERTERページを表示します。
2カ ーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、または
[ENTER]キーで設定します。
左下のFS欄には動作中のワードクロックを表示します:44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz、
Unlock。
DM2000―取扱説明書
54
SLOT入出力
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
2TR IN D1〜3: 各2TRIN DIGITAL入力のサンプリングレートコンバーターをオン/オフし
ます。オンにすると、入力したデジタルオーディオのサンプリングレートが DM2000 で動作中
のサンプリングレートに変換されます。変更前のオリジナルのサンプリングレートが表示さ
れます。
2TR OUT D1〜3: 各2TR OUT DIGITAL出力のサンプリングレートコンバーターをオン/
オフします。オンにすると、デジタルオーディオ信号が指定したサンプリングレート(44.1kHz
または48kHz)に変換されて出力されます。
DM2000は、オプションのmini-YGDAI(Yamaha General Digital Audio Interface)I/Oカード用の6
基のスロットを装備しています。これらのカードはアナログI/O用とデジタルI/O用とがあり、
デジタルカードはデジタルオーディオの代表的なデジタルフォーマット AES/EBU、ADAT、
Tascamなどをサポートしています。
SLOT 入力は、インプットチャンネルまたはインプットチャンネルのインサートイン(61 ペー
ジ参照)、アウトプットチャンネルのインサートイン(64ページ参照)にアサインします。
SLOT出力はバスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インサートアウト、サ
ラウンドモニターチャンネル(63 ページ参照)、またはダイレクトアウト(65 ページ参照)にア
サインします。
SLOT 出力信号をディザー処理して量子化ビット数の低いシステムに送ることも可能です。
(57ページ参照)。
使用できるカード
以下のmini-YGDAII/Oカードが現在使用できます。I/Oカードについての最新情報は、下記のヤ
マハプロフェショナルオーディオのホームページをご覧ください。
<http://proaudio.yamaha.co.jp/>
カード フォーマット 入力 出力
MY8-AD
MY8-AD24
MY4-AD 4―
MY8-AD96 8
MY4-DA
MY8-DA96 ―8
MY8-AE
MY8-AE96
MY8-AE96S
MY8-AT
MY8-TD
MY8-mLAN
*1
アナログ入力
アナログ出力
*2
AES/EBU I/O
*3
*2
*2
ADAT I/O
Tascam
*2
IEEE1394 6ピン1394端子×2
8―20ビット、44.1/48 kHz
8―
―424ビット、44.1/48 kHz
88
量子化ビット数/
サンプリングレート
24ビット、44.1/48 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24ビット、44.1/48 kHz
24ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24ビット、44.1/48 kHz
フォーン端子
(バランス型)×8
XLR-3-31タイプ
(バランス型)×4
25ピンD-sub
XLR-3-32タイプ
(バランス型)×4
25ピンD-sub
オプチカル×2
25ピンD-sub
BNCワードクロック出力
端子
DM2000―取扱説明書
*1. このカードは20ビットのMY8-ADカードに代わるものです。
*2. ダブルチャンネルモードで24ビット/96kHzをサポートできます。ただし、96kHz のワードクロック
が別途必要です。
*3. サンプリングレートコンバーター搭載以外はMY8-AE96 と同じです。
I/Oカードの装着
注意: スロットにカードを装着する前に、装着カードがこの機器に対応して
いるか、他のヤマハまたはサードパーティーのカードと組み合わせて何枚ま
で装着可能かを必ずヤマハのホームページ(4ページ)でご確認ください。
http://proaudio.yamaha.co.jp/
ヤマハがご案内していない組み合わせでカードを装着した場合、感電や火災、または故障の
原因となります。
以下の手順でI/Oカードを装着します。
1 DM2000の電源をオフにします。
2 次の図のように2本の固定ネジをゆるめスロットカバーを取り外します。
SLOT入出力
55
カバーとネジは今後のために安全な場所に保管してください。
3次 の図のようにスロット内のガイドレールにカードの両端を合わせ、カードをスロットに挿
入します。カードの端子部分が DM2000の端子に正しくはまるよう、カードをいっぱいまで
押し込んでください。
4 カードに取付けられているネジでカードを固定します。このネジをゆるいままにしておくと、
故障や誤動作の原因となることがありますので注意してください。
WORD CLOCK SELECTページ(51ページ参照)では各スロットに装着されているI/Oカードの
種類を確認することができます。
DM2000―取扱説明書
56
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
高サンプリングレート用転送フォーマットの設定
以下の手順で高サンプリングレート用のデータ転送フォーマットを設定します。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでHIGHER SAMPLE RATE DATA TRANSFER FORMAT
ページを表示します。
2カ ー ソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、または
[ENTER]キーで設定します。
SLOT TYPEの欄には装着されているI/Oカード名が表示されます。
IN/OUT:高サンプリングレート(88.2kHzまたは96kHz)で動作時の、I/O カードの入出力デー
タ転送フォーマットを、DOUBLE CHANNEL(ダブルチャンネル)または DOUBLE SPEED(ダ
ブルスピード)に設定します。
DOUBLE SPEEDモードでは、動作中の高サンプリングレート(88.2kHzまたは96kHz)でデジタ
ルオーディオデータを送受信します。
DOUBLE CHANNEL モードでは、動作中の高サンプリングレートの半分のレートでデジタル
オーディオデータを送受信し、データは2チャンネルで取扱い、8チャンネルI/Oカードの入出力
数が4チャンネルになります。DOUBLE CHANNELモードでは、偶数チャンネルの入出力が無
効になります。このモードでは96kHzのオーディオデータを44.1/48kHz対応の従来のデジタル
MTRに録音できます。
高サンプリングレート(88.2kHzまたは96kHz)を選択したときにのみ、IN/OUTパラメーターが
使用できます。サンプリングレートが44.1kHzまたは48kHzの場合、このページのすべてのパラ
メーターは無効になります。アナログ I/O カードを装着したスロットの各パラメーター、また
I/O カードの装着されていないスロットのパラメーターも同様に無効になります。MY8-AE、
MY8-AT、MY8-TDなどの88.2/96kHzをサポートしないデジタルI/Oカードを装着すると、その
IN/OUTフォーマットはDOUBLE CHANNELモードに固定されます。
SRC: 各ペアのSLOT入力のサンプリングレートコンバーターをオン/オフします。オンにす
ると、入力されたデジタルオーディオのサンプリングレートが、DM2000で動作中のサンプリ
ングレートに変換されます。変換前のオリジナルのサンプリングレートが表示されます。この
パラメーターは、MY8-AE96Sなどのサンプリングレートコンバーター搭載のI/Oカードを装着
したときにのみ使用できます。
DM2000―取扱説明書
デジタル出力のディザー処理
デジタルオーディオを量子化ビット数の低いシステムに転送するために、2TR OUT DIGITAL
出力とSLOT出力を16ビット、20ビット、24ビットにディザー処理できます。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでDITHERページを表示します。
2 カーソルキーでディザーパラメーターを選択し、パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]
キーで設定します。
SLOT欄には、装着されているI/Oカード名が表示されます。
[ENTER]キーをダブルクリックすると、選択している設定をすべてのディザーパラメーター
にコピーできます。
デジタル出力のディザー処理
57
デジタル入力チャンネルステータスのモニター
2TR IN DIGITAL入力およびSLOT入力に入るデジタルオーディオ信号のチャンネルステータ
スを、以下の手順でモニターできます。
1 DISPLAY ACCESS[UTILITY]キーでCHANNEL STATUS MONITOR ページを表示しま
す。
2 カーソルキーで[SLOT1]〜[SLOT6]ボタンおよび[2TRIN]ボタンを選択し、 [ENTER]
キーを押します。
表示されるチャンネルステータス情報には、サンプリングレート(FS)、エンファシス、カテゴ
リー、コピープロテクトが含まれています。
DM2000―取扱説明書
58
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
コンソールのカスケード接続
4台までのDM2000をカスケード接続することにより、最高384系統のインプットチャンネルが
使用できます。カスケードしたコンソール間ではソロ、シーンのリコール/ストアなどの機能
をリンク(連動)できるので、複数台のコンソールが一つの大きなコンソールとして機能しま
す。このカスケードシステムには1台のヤマハデジタルレコーディングコンソール02Rを組み
入れることが可能です。
カスケード信号とコントロール信号 は、CASCA DE
IN/CASCADE OUTコネクターで送受信します。
接続はCASCADE専用ケーブル(別売)をご使用くださ
い。
リンクされる機能
カスケード接続で以下の機能がリンクされます。
・ AUX Selectの選択
・ Matrix Selectの選択
・ ページ画面の選択
・ ソロ機能
・ フェーダーモードの選択
・ エンコーダーモードの選択
・ メーターポジションの設定
・ ピークホールドのオン/オフ
・ メーターFast Fallのオン/オフ
・ シーンのストア、リコール、タイトルのエディット
・ 次のオートミックス機能
新規オートミックスの作成/オートミックスのストア/リコール/アンドゥ/タイトルエ
ディット/トランスポート(AutoREC、REC、PLAY、STOP、ABORT)
・ 次のオートミックスパラメーター
・Automix Enable/Disable ・Internal Start Time ・Offset Time
・Frame Rate ・Overwrite(FADER、ON、PAN、SURR、AUX、AUX ON、EQ)
・Motor ON/OFF ・Edit OutMode OFF/RETURN/TAKEOVER
・Return Time ・Update To End On/Off
・ABSOLUTE/RELATIVE FaderEdit Mode
・Touch Sense Edit In On/Off ・Touch Sense Edit Out On/Off
機能とパラメーターのリンクは、235ページの「Cascade COMM Link(カスケード COMM リン
ク)」プリファレンス設定でオン/オフします。
ただし、ソロ機能は「Cascade COMM Link(カスケードCOMMリンク)」プリファレンス設定の
オン/オフに関係なくリンクします。
DM2000―取扱説明書
重要注意: 「Cascade COMM Link(カスケードCOMMリンク)」プリファレンス設定がオン
のとき、カスケ−ドしたDM2000同士をMIDI接続しないでください。「CascadeCOMM Link
(カスケードCOMMリンク)」プリファレンス設定がオンで、カスケードしたDM2000同士を
MIDI 接続すると、マスターコンソールでストア操作を行った場合、2台のコンソール間で
ループが起きストアが際限なく続きます。
カスケード接続の例
2台のDM2000のカスケード
コンソールのカスケード接続
59
CascadeMaster:オフ
BIDIRECTION:―
CASCADE OUT
DM2000 #1 DM2000 #2
CASCADE IN
最終出力をSLOT出力
またはOMNI OUT から
出力可能。
CASCADE IN
CASCADE OUT
CascadeMaster:オン
BIDIRECTION:オン
最終出力をSLOT出力
またはOMNI OUT から
出力可能。
3台以上のDM2000のカスケード
CascadeMaster:オフ
BIDIRECTION:―
CASCADE OUT
DM2000 #1 DM2000 #2/3 DM2000 #4
CASCADE IN
CASCADE IN
CascadeMaster:オフ
BIDIRECTION:―
CASCADE OUT CASCADE OUT
CascadeMaster:オン
BIDIRECTION:オン
CASCADE IN
最終出力をSLOT出力
またはOMNIOUTか
ら出力可能。
デジタルレコーディングコンソール02Rのカスケード
02R DM2000 #1/2 DM2000 #3
CascadeMaster:オフ
BIDIRECTION:―
CascadeInFrom:02R
CASCADE OUT
CASCADE IN
AUXセンド9〜12はDM2000間
でのみカスケード
最終出力をSLOT出力
またはOMNIOUTか
ら出力可能。
CascadeMaster:オン
BIDIRECTION:オフ
CASCADE OUT
CASCADE IN
最終出力をSLOT出力
またはOMNIOUTから
出力可能。
DM2000―取扱説明書
60
第5章 デジタルI/Oとカスケード接続
カスケード入力信号のアッテネート
CASCADE IN ページで、カスケード入力信号をアッテネートさせカスケードモードとカス
ケードソースを指定できます。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでCASCADE INページを表示します。
2カ ーソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーまたは
[ENTER]キーで設定します。
CASCADE MODE:二台のDM2000から同じ信号を出力したい場合は、BI-DIRECTIONALボ
タンをオンにします。この場合カスケード接続はループします。二台の DM2000 のどちらかの
CASCADE MASTERボタンをオンにして、それをマスターコンソールにします。
BI-DIRECTIONALボタンをオフにした場合は、カスケ−ドの最後に接続されたDM2000が自動
でマスターコンソールになり、そのDM2000から最終出力がされます。
CASCADE IN FROM: CASCADEIN端子に接続する機器のタイプをDM2000または02Rに指
定します。CASCADEIN端子にDM2000が接続されている場合は、[DM2000]ボタンが自動でオ
ンのままになります。
CASCADE IN ATTENUATOR: カスケード入力信号をアッテネートします。[ENTER]キー
をダブルクリックすると、選択している設定をすべてのアッテネートパラメーターにコピー
できます。
カスケード出力のオン/オフ
以下の手順で各カスケード出力をオン/オフします。
1 DISPLAY ACCESS[DIO]キーでCASCADE OUTページを表示します。
2 カーソルキーで[ON]/[OFF]キーを選択し、[ENTER]キーで設定します。
DM2000―取扱説明書
インプット/アウトプットパッチ
第6章 インプット/アウトプットパッチ
インプットパッチ
インプットチャンネル、各チャンネルのインサートイン、内蔵エフェクトプロセッサーの入力
信号ソースを INPUT PATCH ページで選択します。このページは DISPLAY ACCESS[INPUT
PATCH]キーを押して表示します。カーソルキーでパッチパラメーターを選択し、パラメー
ターホイールまたは[INC]/[DEC]キーでソースを選択してから[ENTER]キーを押して設定
します。
パッチパラメーターはショートポートネーム(端子の略名)で表示します。選択しているパッ
チパラメーターのロングポートネーム(正式な端子名)は各ページ画面の右上に表示されま
す。
パッチ操作は PATCH セレクトウインドウでも行えます。また、エンコーダーでインプット
チャンネル、インサートイン、インサートアウトをパッチすることも可能です(67 ページ参
照)。
インプットパッチソースの詳細なリストは 242 ページをご参照ください。また、初期設定のイ
ンプットパッチのリストは246ページをご参照ください。
インプットパッチの設定はインプットパッチライブラリーにストアできます。このライブラ
リーには 1個のプリセットメモリーと 32 個のユーザーメモリーが入っています。詳細は、141
ページの「インプットパッチライブラリー」をご参照ください。
61
インプットチャンネルのパッチ
AD入力、SLOT入力、内蔵エフェクトプロセッサーの出力、デジタル/アナログ2TR入力、バス
アウト、AUXセンドをインプットチャンネル入力にパッチできます。
96系統のインプットチャンネルのパッチパラメーターは2ページに分かれています。下のペー
ジ画面例はINPUT CH1-48 PATCHページです。もう1ページのレイアウトも同じです。縦のペ
ア(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャンネル同士)では、パートナーのパッチパラ
メーター(例:CH1、CH25、CH2、CH26など)が表示されます。
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーとインプットレイヤーでもパッチパラメーターが選択
できます。
DM2000―取扱説明書
62
第6章 インプット/アウトプットパッチ
各チャンネルのインサートインのパッチ
AD入力、SLOT入力、内蔵エフェクトプロセッサーの出力、デジタル/アナログ2TR入力をイン
プットチャンネルのインサートインにパッチします。
96系統のインプットチャンネルのインサートインパッチパラメーターは 2ページに分かれて
います。下のページ画面例はINPUT CH1-48 INSERT IN PATCHページです。もう1ページのレ
イアウトも同じです。縦のペア(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャンネル同士)で
は、パートナーのパッチパラメーター(例:CH1、CH25、CH2、CH26など)が表示されます。
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーでもパッチパラメーターが選択できます。
エフェクト入力へのパッチ
AUXセンド、内蔵エフェクトプロセッサーの出力、アウトプットチャンネルのインサートアウ
トを内蔵エフェクトプロセッサーの入力にパッチできます。
内蔵エフェクトプロセッサーの INPUT PATCHパラメーターは 2 ページに分かれています。1
ページ目はエフェクトプロセッサー1〜2、2ページ目はエフェクトプロセッサー3〜8です。各
エフェクトプロセッサーのエフェクトタイプは枠内に表示されます。
DM2000―取扱説明書
アウトプットパッチ
SLOT 出力、OMNIOUT、アウトプットチャンネルのインサートイン、ダイレクトアウト、デジ
タル 2TR 出力、GEQの信号ソースを OUTPUT PATCH ページで選択します。このページは
DISPLAY ACCESS[OUTPUT PATCH]キーで表示します。カーソルキーでパッチパラメー
ターを選択し、パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーでソースを選択し[ENTER]
キーで設定します。
パッチページによっては、ショートチャンネルネームまたはショートポートネームがパッチ
パラメーターに表示されます。選択中のパッチパラメーターのロングチャンネルネームまた
はロングポートネームは各ページ画面の右上に表示されます。
信号ソースは PATCH セレクトウインドウでも選択できます。また、エンコーダーノブでイン
サートイン、インサートアウト、ダイレクトアウトをパッチすることも可能です(67 ページ参
照)。
アウトプットパッチソースの詳細なリストは 247 ページをご参照ください。また、初期設定の
アウトプットパッチのリストは255ページをご参照ください。
アウトプットパッチの設定はアウトプットパッチライブラリーにストアできます。このライ
ブラリーには1個のプリセットメモリーと32個のユーザーメモリーが入っています。詳細は、
141ページの「アウトプットパッチライブラリー」をご参照ください。
アウトプットパッチ
63
SLOT出力のパッチ
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウトプットチャン
ネルのインサートアウト、サラウンドモニターチャンネルを SLOT 出力にパッチできます。
SLOT出力からダイレクトアウトへのパッチはDIRECT OUT DESTINATIONページ(65ページ
参照)で行います。
6基のスロットのSLOT OUTPUT PATCHパラメーターは3ページに分かれています。下のペー
ジ画面例はSLOT1-2 OUTPUT PATCHページです。残りの2ページのレイアウトも同じです。
SLOT出力をダイレクトにパッチし(65 ページ参照)、そのダイレクトアウトを INPUT CH
ROUTINGページでアサインした場合、SLOT出力パッチをここで変更することはできません。
DM2000―取扱説明書
64
第6章 インプット/アウトプットパッチ
OMNIOUTのパッチ
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウトプットチャン
ネルのインサートアウト、サラウンドモニターチャンネルを OMNIOUT にパッチできます。
OMNIOUTからダイレクトアウトへのパッチは DIRECTOUTDESITNATIONページ(65 ペー
ジ参照)で行います。
OMNIOUTをダイレクトアウトにパッチし(65ページ参照)、そのダイレクトアウトをINPUT
CH ROUTINGページでアサインした場合、OMNIOUTのパッチをここで変更することはでき
ません。
アウトプットチャンネルインサートインのパッチ
AD入力、SLOT入力、内蔵エフェクトプロセッサーのアウトプト、デジタル/アナログ2TR入力
をアウトプットチャンネルのインサートインにパッチします。MATRIX センドおよびステレ
オアウトは左右チャンネル別々にパッチできます。
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーとマスターレイヤーでもパッチパラメーターが選択で
きます。
DM2000―取扱説明書
アウトプットパッチ
ダイレクトアウトの出力先選択
ダイレクトアウトをONにしたときの出力先をSLOT出力、OMNIOUT、2TRデジタルアウトの
各出力に設定できます。
96系統のインプットチャンネルのDIRECT OUTDESTINATIONパラメーターは2ページに分か
れています。下のページ画面例はCH1-48 DIRECT OUT DESTINATIONページです。もう1ペー
ジのレイアウトも同じです。
65
カーソルキーだけでなく、[SEL]キーでもパッチパラメーターが選択できます。
デジタル2TR出力のパッチ
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンド、ステレオアウト、インプット/アウトプットチャン
ネルのインサートアウト、コントロールルーム信号を 2TR OUT DIGITAL 出力にパッチしま
す。デジタル2TR出力からダイレクトアウトへのパッチはDIRECTOUTDESTINATIONページ
(65 ページ参照)で行います。各デジタルアウトプットの左右チャンネル別々にパッチできま
す。
デジタル 2TR 出力をダイレクトアウトにパッチし、そのダイレクトアウトを INPUT CH
ROUTINGページでアサインすると、デジタル2TR出力のパッチをここで変更することはでき
ません。
DM2000―取扱説明書
66
第6章 インプット/アウトプットパッチ
GEQのパッチ
GRAPHIC EQUALIZER INSERTページでは、6系統の 31バンドグラフィックイコライザーを、
バスアウト、AUXセンド、MATRIXセンドあるいはステレオアウトの左または右チャンネルに
インサートします。
GEQ のパッチは GR APHIC EQUALIZER EDIT ページ(155 ページ参照)、または OUTPUT
CHANNEL INSERTページ(111ページ参照)でも行えます。
入出力端子のネーミング
以下の手順で入出力端子のロングポートネーム、ショートポートネームを指定します。この名
前はINPUT/OUTPUTPATCHページに表示され、エンコーダーノブでパッチするときはチャン
ネルモジュールディスプレイにも表示されます。
入力端子名の初期設定リストは258ページを、出力端子名の初期設定リストは260ページをご
参照ください。
1 DISPLAY ACCESS[SETUP]キーでINPUT/OUTPUT PORT NAMEページを表示します。
2 パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーでポートを選択します。
3 カーソルキーでロングネームまたはショートネームを選択し、[ENTER]キーを押します。
TITLE EDITウインドウが表示されたら、ポートネームを変更し[OK]ボタンを押します。詳細
は、38ページの「TITLE EDITウインドウ」をご参照ください。
[NameInput Auto Copy]のチェックボックスにチェックが入っていると、ロングネームで入力
した最初の4文字がショートネームに(またはショートネームで入力した最初の4文字がロン
グネームに)自動的にコピーされます。
端子名をすべて初期設定に戻すには、[INITIALIZE]ボタンを押します。
DM2000―取扱説明書
PATCHセレクトウインドウ
PATCHセレクトウインドウでインプット/アウトプットパッチが行えます。このウインドウ
はPATCHパラメーターを選択して[ENTER]キーを押すと表示されます。
ソースおよびデスティネーションとして選択できるインプット/アウトプットが 3 つの欄に
階層的に表示されます。すでに選択されたソース/デスティネーションはウインドウの右上
に表示されます。カーソルキーでカーソルを左の欄に移動し、パラメーターホイールまたは
[INC]/[DEC]キーで階層内の一番上の項目を選択します。次にカーソルを真ん中の欄に移動
し、階層内の次のレベルの項目を選択します。最後に右の欄にカーソルを移動し、[YES]ボタ
ンを選択して[ENTER]キーを押します。
PATCHセレクトウインドウ
67
エンコーダーを使用したパッチ
エンコーダーノブ操作で、インプットチャンネルのインプット、インサートアウト、インサー
トイン、ダイレクトアウトがパッチできます。
14 6 ページの説明に従って、上記のパラメーターのいずれかをENCODER MODE[ASSIGN1]
〜[ASSIGN4]キーにアサインします。
インプットチャンネルのインプットまたはダイレクトアウトのパッチを設定するには、イン
プットチャンネルのレイヤーを選択してください。インサートアウトまたはインサートイン
のパッチでは、インプットチャンネルレイヤーまたはマスターレイヤーを選択します。
2 パッチパラメーターをアサインしたい[ASSIGN1]〜[ASSIGN4]キーを押します。
ここで5秒以上何も操作しないと、チャンネルモジュールディスプレイが以前
の表示に戻ります。その場合はもう一度[ASSIGN]キーを押してください。
236ページの「Port ID/Port(ポートID/ポート)」プリファレンスの設定によって
は、チャンネルモジュールディスプレイに現在のパッチのポート ID または
ショートポートネームが表示されます。
3 エンコーダーでポートを選択し、エンコーダーのノブを押して設定します。
5秒以内に(ポートIDまたはショートチャンネルネームが点滅している間に)選択内容を確定
してオンにしない場合、あるいは別のエンコーダーを操作した場合は、選択した内容がキャン
セルされ、パッチは変更されません。
AD1
DM2000―取扱説明書
68
第7章 インプットチャンネル
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルのパッチ
AD INPUT入力、SLOT入力、2TR IN DIGITAL/ANALOG入力、内蔵エフェクトプロセッサーの
出力、バスアウト、AUXセンドをインプットチャンネルにパッチできます。詳細は、61ページの
「インプットチャンネルのパッチ」をご参照ください。
インプットチャンネルのレベルメーター
インプットチャンネルの信号レベルはMETERページでチェックできます。詳細は、103ページ
の「メーター」をご参照ください。
入力フェーズの反転
以下の手順でインプット信号のフェーズ(位相)を反転させます。
SELECTED CHANNELセクションのPHASE/INSERT[] キーでのフェーズ反転:
1 LAYER キーでインプットチャンネルレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネル
を選択します。
2 フェーズ[] キーでフェーズを設定します。
フェーズ[] キーのインジケーターが点灯し、位相が反転します。
PHASEページでのフェーズ反転:
PHASEページでフェーズのチェック、設定ができます。「Auto PHASE/INSERT Display(オート
フェーズ/インサートディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合、SELECTED
CHANNEL PHASE/INSERTセクションの PHASE(フェーズ)[] キーを押すと、PHASE ページ
が自動的に表示されます。234ページの「Auto PHASE/INSERT Display(オートフェーズ/イン
サートディスプレイ)」をご参照ください。
1 SELECTED CHANNELセクションのPHASE/INSERT[DISPLAY]キーでPHASEページを
表示します。
96系統のインプットチャンネルのフェーズパラメーターは2ページに分かれて表示されます。
下のページ画面例はインプットチャンネル1〜48のPHASEページです。49〜96のページレイア
ウトも同じです。
DM2000―取扱説明書
2カ ー ソルキーまたはパラメーターホイールで[NOR]/[REV]ボタンを選択し、[ENTER]キー
および[INC]/[DEC]キーで設定します。
インプットチャンネル LAYER キーおよび[SEL]キーを使って[NOR]/[REV]ボタンを選択す
ることもできます。
GLOBAL NOR/REV: すべてのインプットチャンネルのフェーズを同時に設定するボタン
です。
インプットチャンネルのゲート
各インプットチャンネルにはノイズゲートがあり、不要なノイズを自動カットします。ゲート
設定はゲートライブラリーにセーブされます。ゲートライブラリーは、4 個のプリセットメモ
リーと 88個のユーザーメモリーから成ります。詳細は、144ページの「ゲートライブラリー」を
ご参照ください。
プリセットゲートとタイプ
下の表はプリセットのゲートとそのタイプを示しています。パラメーターの詳細は、296 ペー
ジをご参照ください。
No. プリセット名 タイプ 内容
1 Gate GATE ゲートのテンプレート
2 Ducking DUCKING ダッキングのテンプレート
3 A. Dr. BD GATE アコースティックバスドラム用のゲートプリセット
4 A. Dr. SN GATE アコースティックスネアドラム用のゲートプリセット
インプットチャンネルのゲート
69
SELECTED CHANNELセクションのDYNAMICSコントロールでのゲート操作:
1 LAYER キーでインプットチャンネルレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネル
を選択します。
2 [GATE ON]キーで選択中のインプットチャンネルのゲートをオン/オフします。
DYNAM ICS
DISPLAY
GATE ON COMP ON
GATE / COMP
THRESHOLD HOLD
GATE
COMP
RANGE
RATIO
ATTA CK
ATTA CK
RELEASE THRESHOLD
DECAY
GAIN
3[GATE/COMP]キーでDYNAMICSコントロールをGATEに設定し(GATEインジケーターが
点灯)、[THRESHOLD]、[RANGE]、[ATTACK]、[DECAY]、[HOLD]コントロールでゲート
を設定します。
GATE EDITページでのゲート操作:
GATE EDITページでゲートのチェック、設定ができます。「Auto DYNAMICSDisplay(オートダ
イナミクスディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合、SELECTED CHANNEL の
DYNAMICSセクションでゲート操作を行うと、このページが自動的に表示されます。
1 LAYER キーでインプットチャンネルレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネル
を選択します。
2 SELECTED CHANNELセクションのDYNAMICS[DISPLAY]キーでGATE LIBRARYペー
ジを表示させ、エディットしたいゲートタイプの入ったゲートのプリセットをリコールしま
す。
詳細は、144ページの「ゲートライブラリー」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
70
第7章 インプットチャンネル
3 SELECTED CHANNELセクションのDYNAMICS[DISPLAY]キーでGATE EDITページを
表示します。
4カ ー ソルキーでパラメーターを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キー、および
[ENTER]キーで設定します。
KEYIN SOURCE:選択しているインプットチャンネルのゲートのトリガーソースを設定し
ます。トリガーソースとしては、SELF(ゲート自体の入力信号)、CHANNEL(別のインプット
チャンネル)、AUX(1〜12からのAUXセンド)から選択できます。
インプットチャンネルのトリガーソースは 12 チャンネルごとのブロックに制限されていま
す。たとえば、インプットチャンネル1を選択すると、トリガーソースはインプットチャンネル
1〜12から選択できますが、インプットチャンネル 13 を選択すると、トリガーソースはイン
プットチャンネル13〜24から選択することになります。
STEREO LINK: インプットチャンネルがペアに組まれていなくても、ゲートのペアを組め
ばステレオ操作ができます。ゲートのペアは、選択中のインプットチャンネルのペアモードに
よって、横のペア(HORIZONTALペアモード)または縦のペア(VERTICALペアモード、異なる
レイヤーのチャンネル同士)が可能です。横/縦のペアについての詳細は、120 ページの「チャ
ンネルのペア」をご参照ください。インプットチャンネルがペアになっていると、この
STEREO LINKパラメーターは自動でオンになり、変更できません。
CURVE:ゲート曲線(入力レベル対出力レベル)を表示します。
TYPE:選択中のインプットチャンネルのゲートに使用するゲートタイプです。
メーター:選択中のインプットチャンネルと、横のペア(HORIZONTALペアモード)または縦
のペア(VERTICAL ペアモード)のパートナーのチャンネルのレベルを表示するメーターで
す。GRメーターは、選択中のインプットチャンネルのゲートに適用されているゲインリダク
ション量を示します。
ON/OFF: 選択中のインプットチャンネルのゲートをオン/オフします。SELECTED
CHANNELセクションのDYNAMICS[GATE ON]キーと同じ働きです。
PARAMETER: THRESHOLD、RANGE、ATTACK、DECAY、HOLDの各パラメーターを設定し
ます。
インプットチャンネル信号のアッテネート
インプットチャンネル信号は EQ 処理の前段にアッテネートできます。詳細は、105 ページの
「信号のアッテネート」をご参照ください。
インプットチャンネルのEQ
各インプットチャンネルには4バンドのパラメトリック EQが搭載されています。詳細は、107
ページの「EQの使い方」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
インプットチャンネルEQのグループ
インプットチャンネルEQをグループ化すると、複数のインプットチャンネルのEQが同時操作
できます。4つのインプットチャンネルEQグループ(a、b、c、d)があります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT EQUALIZER LINKページを表示します。
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するグループの表示列が選択されます。
インプットチャンネルEQのグループ
71
π
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルの枠が付きます。
4 [SEL]キーでインプットチャンネルを選択グループに追加/削除します。
グループに追加した最初のインプットチャンネルのEQ設定が、後続の追加チャンネルすべて
に適用されます。
インプットチャンネルをグループに追加すると、その[SEL]キーのインジケーターが点灯し、
INPUT EQUALIZER LINKページにその設定が表示() されます。
]/[ †]キーでEQグループa〜dを選択します。
インプットチャンネルインサート
インサートを使って、内蔵エフェクトプロセッサーや外部エフェクターをインプットチャン
ネルにインサートします。詳細は、111ページの「インサートの使い方」をご参照ください。
インプットチャンネル信号のコンプレッサー
各インプットチャンネルにはコンプレッサーが搭載されています。詳細は、113ページの「チャ
ンネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
72
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルコンプレッサーのグループ
インプットチャンネルのコンプレッサーをグループ化すると、そのグループ内のひとつの
チャンネルのコンプレッサー操作で、複数のインプットチャンネルのコンプレッサーが同時
調整できます。4つのインプットチャンネルコンプレッサーグループ(i、j、k、l)があります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT COMP LINKページを表示します。
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するグループの列が選択されます。
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルの枠が付きます。
4 [SEL]キーでインプットチャンネルを選択グループに追加/削除します。
グループに追加した最初のインプットチャンネルのコンプレッサー設定が、後続の追加チャ
ンネルすべてに適用されます。
インプットチャンネルをグループに追加すると、その[SEL]キーインジケーターが点灯し、
INPUT COMP LINKページにその設定が表示() されます。
インプットチャンネルコンプレッサーのステレオリンクがオンの場合は、そのインプット
チャンネルをコンプグループに追加した時点で、リンクがオフになります。
π
]/[ †]キーでコンプグループ i〜lを選択します。
インプットチャンネルのディレイ
各インプットチャンネルにはディレイ機能があります。詳細は、117ページの「チャンネル信号
のディレイ」をご参照ください。
インプットチャンネルのミュート
以下の手順でインプットチャンネルをミュート(消音)します。
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
2 [ON]キーで選択レイヤーのインプットチャンネルをミュートします。
DM2000―取扱説明書
ON
オンのチャンネルの[ON]キーインジケーターは点灯します。ミュートするとイ
ンジケーターは消灯します。
インプットチャンネルミュートのグループ
インプットチャンネルミュートのグループ
インプットチャンネルミュートをグループ化すると、複数のインプットチャンネルを同時に
ミュートできます。8 つのインプットチャンネルミュートグループ(I、J、K、L、M、N、O、P)があ
ります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT CH MUTE GROUPページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのミュートグループは2ページに分かれて表示されます。下の
ページ画面例はインプットチャンネル1〜48のMUTE GROUPページです。49〜96のページレ
イアウトも同じです。
73
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するMUTEGROUPページとグループの表
示列が選択されます。
3 カーソル[
選択したグループに点滅するカーソルが付きます。
4 [SEL]キーでインプットチャンネルを選択グループに追加/削除します。
インプットチャンネルをミュートグループに追加すると、その[SEL]キーインジケーターが
点灯し、MUTE GROUPページにその設定が表示() されます。
ENABLE: グループを有効/無効にするボタンです。
ミュートグループには、オンのチャンネルとオフのチャンネルが混在している場合がありま
す。
π
]/[ †]キーでミュートグループ I〜Pを選択します。
DM2000―取扱説明書
74
第7章 インプットチャンネル
インプットチャンネルレベルの設定
以下の手順でインプットチャンネルレベルを設定します。
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
2 FADER MODE[FADER]キーでフェーダーモードを選択します。
3 フェーダーでインプットチャンネルのレベルを調整します。
レベル設定はフェーダーの左側の目盛りと値を参照してください。
フェーダーレベルはDISPLAY ACCESS[VIEW]キーを押し、FADERVIEW
ページで数値で確認できます。詳細は、125 ページの「チャンネルフェー
ダー設定の表示」をご参照ください。
インプットチャンネルフェーダーのグループ
インプットチャンネルフェーダーをグループ化すると、複数のインプットチャンネルのレベ
ルを同時に調整できます。8 つのインプットチャンネルフェーダーグループ(A、B、C、D、E、F、
G、H)があります。
1 DISPLAY ACCESS[GROUP]キーでINPUT CH FADER GROUPページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのフェーダーグループは2ページに分かれて表示されます。下
のページ画面例はインプットチャンネル1〜48のFADER GROUPページです。49〜96のページ
レイアウトも同じです。
10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
30
15
40
20
30
50
40
60
50
70
2 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択します。
3 カーソル[
4 [SEL]キーでフェーダーを選択グループに追加/削除します。
DM2000―取扱説明書
インプットチャンネルレイヤーを選択すると、該当するFADER GROUP ページとグループの
列が選択されます。
π
]/[ †]キーでフェーダーグループA〜Hを選択します。
選択したグループに点滅するカーソルが付きます。
インプットチャンネルをグループに追加すると、その[SEL]キーのインジケーターが点灯し、
FADER GROUPページにその設定が表示() されます。
ENABLE: グループを有効/無効にするボタンです。
個々のフェーダーを調整するときは、そのチャンネルの[SEL]キーを押しながらフェーダー
を操作して、フェーダーグループを一時的に無効にします。
フェーダーグループはFADERMODE[FADER]キーでFADERモードを選んでいる場合のみ有
効です。AUXセンドには適用されません。詳細は、44 ページの「フェーダーモードの選択」をご
参照ください。
インプットチャンネルのルーティング
インプットチャンネルのルーティング
以下の手順で各インプットチャンネルをバスアウト、ステレオアウト、またはダイレクトアウ
トにルーティングします。
SELECTED CHANNELセクションのROUTINGキーでのルーティング操作:
75
1 LAYERキーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、 [SEL]
キーでインプットチャンネルを選択します。
DISPLAY
2 [1]〜[8]キー、[STEREO]キー、[DIRECT]キーで選択中のイン
プットチャンネルをルーティングします。
[1]〜[8]キー:選択中のインプットチャンネルをバスアウトに
ルーティングします。
[STEREO]キー: 選択中のインプットチャンネルをステレオア
ウトにルーティングします。
[DIRECT]キー: 選択中のインプットチャンネルをそのダイレクトアウトにルーティングし
ます。
[FOLLOW PAN]キー: インプットチャンネルのパンコントロール設定をバスアウトに適用
するかを設定します。このキーがオフのときは、奇数と偶数のバスアウトに送られる信号のレ
ベルは同じですが、オンのときはパンコントロールの設定に従います。
ROUTINGページでのルーティング操作:
ROUTING ページでインプットチャンネルのルーティングをチェック、設定できます。「Auto
ROUTING Display(オートルーティングディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合は、
SELECTED CHANNELセクションのROUTINGキーを押すと、このページが自動で表示されま
す。234ページの「Auto ROUTINGDisplay(オートルーティングディスプレイ)」をご参照くださ
い。
ROUTING
12
34
56
78
STEREO FOLLOW PAN DIRECT
1S ELECTEDCHANNELセクションのROUTING[DISPLAY]キーでROUTINGページを表示
します。
96系統のインプットチャンネルのルーティングは4ページに分かれて表示されます。下のペー
ジ画面例はインプットチャンネル1〜24のROUTINGページです。他のそれぞれのページレイ
アウトも同じです。
2カ ーソルキーおよびパラメーターホイールでパラメーターを選択し、[ENTER]キーまたは
[INC]/[DEC]キーで設定します。
チャンネルの選択は、インプットチャンネルのLAYERキーと[SEL]キーでも可能です。
ALL STEREO:すべてのインプットチャンネルをステレオアウトにアサインします。
ALL BUS:すべてのインプットチャンネルをバスアウトにアサインします。
ALL CLEAR:すべてのルーティング設定をクリアします。
DM2000―取扱説明書
76
第7章 インプットチャンネル
画面左下には、現在のサラウンドモードが表示されます。ステレオモードを選択すると、バス
アウトのルーティングボタンが1〜8になります。サラウンドパンモードが選択されていると、
下の表のようにサラウンドチャンネルの略名が表示されます。詳細は、77 ページの「サラウン
ドパンの使い方」をご参照ください。
サラウンドモード
12345678
ステレオ 12345678
3-1 L RCS5678
5.1 LRL sRs C
*1. LFE(低周波エフェクト)の略。
バスアウト
*1
E
インプットチャンネルのパン設定
以下の手順でインプットチャンネルをステレオアウトの左右チャンネルにパンさせます。
エンコーダーでのパン操作
1 LAYERキーでインプットチャンネルレイヤーを選択します。
2 ENCODER MODE[PAN]キーを押し、エンコーダーモードをPANにします。
3 エンコーダーでインプットチャンネルのパン設定を調整します。
SELECTED CHANNELセクションのPAN/SURROUNDコントロールでのパン操作:
1 LAYER キーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネ
ルを選択します。
78
PAN/SURROUND
DISPLAY
L
ODD
R
L
EVEN
R
LINK GRAB EFFECT
2 選択中のインプットチャンネルのパン設定を[PAN]コントロールノブで調整します。
PAN ディスプレイには選択中のインプットチャンネルのパンポジションが示されます。パン
をセンターに設定すると、真ん中の2 つのセグメントが点灯します。[L]/[R]キーで、もう片方
の横(HORIZONTAL ペアモード)または縦(VERTICAL ペアモード、異なるレイヤーのチャン
ネル同士)のインプットチャンネルを選択します。
[LINK]キーはステレオ以外のサラウンドモードを選択したときのみ有効になり、[PAN]コン
トロールとジョイスティックのどちらからでもパン設定ができるようになります。これはイ
ンプットチャンネルすべてに適用されるグローバルな設定です。この設定は、[EFFECT]キー
のインジケーターがオフで、[GRAB]キーと[LINK]キーのインジケーターがオンになってい
る場合に有効となります。
PANページでのパン操作:
PAN ページでパンをチェック、設定ができます。「Auto PAN/SURROUND Display(オートパン
/サラウンドディスプレイ)」プリファレンス設定がオンの場合は、SELECTED CHANNEL セ
クションの任意の PAN/SURROUND キーを押すと、このページが自動表示されます。[LINK]
キーと[GRAB]キーのインジケーターが点灯している場合は、ジョイスティック操作でこの
ページが表示されます。234 ページの「Auto PAN/SURROUND Display(オートパン/サラウン
ドディスプレイ)」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
サラウンドパンの使い方
1 SELECTED CHANNEL セクションの PAN/SURROUND[DISPLAY]キーで INPUT CH
PANページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのパンパラメーターは4ページに分かれて表示されます。
下のページ画面例はインプットチャンネル1〜24のPANページです。他のそれぞれのページレ
イアウトも同じです。
2カ ーソルキーでパンコントロールを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーで設
定します。
パンパラメーターの選択は、インプットチャンネルのLAYERキーと[SEL]キーでも可能です。
パンは[ENTER]キーを押すとセンターに設定されます。
MODE: 横のペア(HORIZONTAL ペアモード)または縦のペア(VERTICAL ペアモード、異な
るレイヤーのチャンネル同士)のインプットチャンネルのパン設定は、3つのパンモード:
INDIVIDUAL(インディビデュアル)、GANG(ギャング)、INVERSE GANG(インバースギャン
グ)があります。この設定はペアになっているインプットチャンネルすべてに適用されるグ
ローバルな設定です。
INDIVIDUAL(インディビデュアル)モードではペアのインプットチャンネルのパ
ンコントロールは互いに独立して動作します。
77
GANG(ギャング)モードではペアのインプットチャンネルのパンコントロール
は互いに同一の動作をします。
INVERSE GANG(インバースギャング)モードでは、ペアのインプットチャンネル
のパンコントロールは同じ動きをしますが、方向が互いに逆になります。
AUX センドのパンをインプットチャンネルのパンとリンクさせて、インプットチャンネルの
パンコントロール操作だけで該当するAUXセンドのパン(またはその逆)も操作可能です。(94
ページ参照)。リンク中はAUX PANページ、INPUT CH PANページからパンモードを設定でき
ます。
サラウンドパンの使い方
DM2000は3-1サラウンド、および5.1サラウンドモードに対応しています。サラウンドパンは通
常のパンとは独立しています。通常のパン設定は、インプットチャンネル信号をステレオアウ
トの左右チャンネル間で振りますが、サラウンドパン設定は、インプットチャンネル信号をサ
ラウンドチャンネル間(つまりバスアウト)で振ります。
DM2000―取扱説明書
78
第7章 インプットチャンネル
下表はサラウンドチャンネルがバスアウトに振り分けられる設定を示しています。
サラウンドモード
123456
3-1 左右 センター サラウンド ― ―
5.1 左右
サラウンドモニターの詳細は、134ページをご参照ください。
バスアウト
左
サラウンド右サラウンド
センター LFE
サラウンドパンモードの選択
以下の手順でサラウンドモードを選択します。
1 SELECTED CHANNEL セクションのPAN/SURROUND[DISPLAY]キーで SURROUND
MODEページを表示します。
2 カーソルでSURROUND MODEのボタンを選択し、[ENTER]キーでそのモードを有効にし
ます。
下の左図が 3-1 サラウンドモード、右が 5.1 サラウンドモードのページです。ページ画面のス
ピーカーアイコンは、典型的な音像の位置とサラウンドチャンネルとバスアウトの対応を示
しています。
DM2000―取扱説明書
サラウンドパンの使い方
ジョイスティックの使い方
1 LAYER キーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネ
ルを選択します。
PAN/SURROUND
DISPLAY
L
ODD
R
L
EVEN
R
LINK GRAB EFFECT
2 [GRAB]キーを押して現在のジョイスティックの位置をグラブし、ジョイスティックを操作
してサラウンドパンを設定します。
[GRAB]キーはステレオ以外のサラウンドモードを選択したときにのみ有効となり、選択中の
インプットチャンネルでのジョイスティックによるサラウンドパンコントロールをオン/オ
フします。グラブ機能をオンにすると、ジョ イスティック操作が有効となり、選択中のイン
プットチャンネルのサラウンドパンポジションに設定されます。ジョイスティックでエフェ
クトをコントロールするよう設定してある場合([EFFECT]キーが点灯)、[GRAB]キーは無効
になります。
選択チャンネルのSURROUND EDITページ
インプットチャンネルの SURROUND EDITページでサラウンドパンをチェック、設定できま
す。「Auto PAN/SURROUND Display(オートパン/サラウンドディスプレイ)」プリファレンス
設定がオンで、ステレオ以外のサラウンドモードが選択されていると、[EFFECT]キ−以外の
ジョイスティックやPAN/SURROUNDのキー、あるいはコントロールを操作すると、このペー
ジが自動表示されます。234 ページの「Auto PAN/SURROUND Display(オートパン/サラウン
ドディスプレイ)」をご参照ください。
79
1 SELECTED CHANNEL セクションのPAN/SURROUND[DISPLAY]キーで SURROUND
EDITページを表示します。
2 LAYER キーでインプットチャンネルのレイヤーを選択し、[SEL]キーでインプットチャンネ
ルを選択します。
SURROUND EDITページには、選択中のインプットチャンネルと、その横(HORIZONTALペア
モード)または縦(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャンネル同士)のパートナーの
サラウンドパンパラメーターが表示されています。各インプットチャンネルの現在のサラウ
ンドパンポジションは小さな丸印で表示されており、インプットチャンネル番号の横には数
値(例:「CH1(L9、R10)」)でも表示されています。
選択中のインプットチャンネルのグラフには小さな四角形があり、ジョイスティックの現在
位置を示しています。「Joystick Auto Grab(ジョイスティックオートグラブ)」プリファレンス
設定がオンの場合(235ページ参照)、ジョイスティックを現在のサラウンドパンポジションと
一致させたとき、ジョイスティックがサラウンドパンのコントロールとなり、小さな四角形表
示は消えます。
DM2000―取扱説明書
80
第7章 インプットチャンネル
サラウンドグラフの周りにあるスピーカーアイコンとメーターの数は選択中のサラウンド
モードによって異なります。メーターはバスアウト信号レベルを示します。
スピーカーアイコン(スピーカーの入っていない四角形も含む)を選択し[ENTER]キーを押
すと、サラウンドパンがそのスピーカーに直接移動します。
3カ ー ソ ル キーで パラ メータ ーを選 択し、パラメ ータ ーホイ ール、[INC]/[DEC]キー、
[ENTER]キーで設定します。
LFE:LFE(低周波エフェクト)チャンネルのレベルを設定します(5.1サラウンドのみ)。
DIV:フロントセンターの信号を左、右、センターチャンネルに送る割合を設定します。0にす
るとフロントセンター信号は左右チャンネルのみに送られます。50にすると、左、右、センター
の各チャンネルに同等に送られます。また 100 にするとセンターチャンネルのみに送られま
す。
パターン: パラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーでサラウンドパンがどのように移動す
るかを設定する7つのパターンの内の1つを選択します。
FAST: パラメーターホイールと[INC]/[DEC]キー使用時のサラウンドパンコントロールの
スピードを設定します。
WIDTH:選択したパターンの左右間の幅を設定します。
DEPTH:選択したパターンの前後間の幅を設定します。
WIDTH OFFSET:選択したパターンを左右方向にオフセットします。
DEPTH OFFSET:選択したパターンを前後方向にオフセットします。
ST LINK:選択中のインプットチャンネルと、その横(HORIZONTAL ペアモード)または縦
(VERTICALペアモード、異なるレイヤーのチャンネル同士)のパートナーのペア設定に関係
なく、そのサラウンドパンパラメーターを互いにリンク(連動)させます。
PATTERN: インプットチャンネルをリンクすると、ここで選択できる 7 つのパターンは、パ
ラメーターホイール、[INC]/[DEC]キーを操作したときにリンクされているサラウンドパン
がどのように動くかを設定します。
INPUT CH SURROUNDページ
以下の手順でサラウンドパンポジションをSURROUNDページで表示、設定します。
1 SELECTED CHANNEL セクションの PAN/SURROUND[DISPLAY]キーで INPUT CH
SURROUNDページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのサラウンドパラメーターは 4ページに分かれて表示されま
す。下のページ画面例はインプットチャンネル1〜24のSURROUNDページです。他のそれぞれ
のページレイアウトも同じです。
2カ ーソルキーでサラウンドコントロールを選択し、パラメーターホイール、[INC]/[DEC]
キーで設定します。
DM2000―取扱説明書
インプットチャンネルの選択は、インプットチャンネルのLAYER キーと[SEL]キーでも可能
です。選択中のインプットチャンネルのグラフには、ジョイスティックの現在位置を示す小さ
な四角形が表示されています。
L/R: 左右のサラウンドポジションを設定します。このパラメーターを選択中に[ENTER ]
キーを押すと、センターに設定されます。
F/R: 前後のサラウンドポジションを設定します。このパラメーターを選択中に[ENTER ]
キーを押すと、センターに設定されます。
インプットチャンネルのサラウンドグラフ選択中に[ENTER]キーを押すと、更に詳細を表示
したSURROUND EDITページへジャンプします。
インプットチャンネルのAUXへのセンド
インプットチャンネル信号を AUX センド 1 〜 12へ送ることができます。詳細は、89 ページの
「AUX センドレベルの設定」、90 ページの「AUX センドのミュート」、88ページの「プリフェー
ダーまたはポストフェーダーのAUXセンド」をご参照ください。
インプットチャンネルのソロ設定
インプットチャンネルをソロ設定することができます。詳細は、118ページの「チャンネルのソ
ロ設定」をご参照ください。
インプットチャンネルのAUXへのセンド
81
ダイレクトアウト
各インプットチャンネルはダイレクトアウトで、SLOT出力、OMNI OUT、2TROUTDIGITALの
各出力にパッチできます。ダイレクトアウト信号は、プリEQ、プリフェーダー、ポストフェー
ダーの信号をソースポイントにできます。詳細は、65 ページの「ダイレクトアウトの出力先選
択」および75ページの「インプットチャンネルのルーティング」をご参照ください。
インプットチャンネルのペア
横(HORIZONTAL ペアモード)または縦(VERTICAL ペアモード、異なるレイヤーのチャンネ
ル同士)のチャンネルをペアに組んでステレオ操作ができます。詳細は、120 ページの「チャン
ネルのペア」をご参照ください。
MSデコーディングの使い方
インプットチャンネルをペアに組むと、MS デコーディングによって、MS マイクロフォンを
使って入力した信号をデコードできます。MSデコーディングはINPUTCHPAIRページで設定
します。詳細は、120ページの「チャンネルのペア」をご参照ください。
インプットチャンネル設定の表示
各インプットチャンネルのパラメーターとフェーダーの設定をVIEWページで表示します。詳
細は、124 ページ の「チャンネルパラメーター設定の表示」および 125 ページの「チャンネル
フェーダー設定の表示」をご参照ください。
インプットチャンネル設定のコピー
チャンネルコピー機能を使用して、インプットチャンネル設定を別のインプットチャンネル
にコピーできます。詳細は、129ページの「チャンネル設定のコピー」をご参照ください。
インプットチャンネルのネーミング
インプットチャンネルに名前を付けることができます。詳細は、130 ページの「チャンネルの
ネーミング」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
82
第8章 ステレオアウト
第8章 ステレオアウト
STEREO OUT端子
ステレオアウト信号はバランス型XLR-3-32タイプのSTEREO OUT +4dB
(BAL)端子とアンバランス型RCAピンジャックのSTEREO OUT -10dBV
(UNBAL)端子から出力されます。
ステレオアウトからアウトプットチャンネルへのパッチ
ステレオアウト信号はSLOT出力、OMNI OUT、2TRDIGITALOUTの各出力にパッチできます。
詳細は、63ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
インプットチャンネルからステレオアウトへのルーティング
インプットチャンネルをステレオアウトにルーティングしパンさせることができます。詳細
は、75ページの「インプットチャンネルのルーティング」をご参照ください。
バスアウトからステレオアウトへのセンド
バスアウト信号をステレオアウトへ送ることができます。詳細は、87 ページの「バスアウトか
らステレオアウトへのセンド」をご参照ください。
ステレオアウトのメーター
ステレオアウト信号レベルは METER ページでチェックできます。詳細は、103 ページの「メー
ター」をご参照ください。
ステレオアウトのモニター
ステレオアウト信号はCONTROLROOM MONITOR OUT LARGEとSMALLの各出力端子(132
ページ参照)、およびPHONES端子(132ページ参照)またはSTUDIO MONITOR OUT 端子(133
ページ参照)からモニターできます。
ステレオアウト信号のアッテネート
ステレオアウト信号は EQ の前段でアッテネートできます。詳細は、105ページの「信号のアッ
テネート」をご参照ください。
ステレオアウトのEQ
ステレオアウトには4バンドのパラメトリックEQがあります。詳細は、107ページの「EQの使い
方」をご参照ください。
マスターEQのグループ
ステレオアウトEQをその他のアウトプットチャンネルのEQとグループ化できます。詳細は、
110ページの「アウトプットチャンネルのEQのグループ」をご参照ください。
ステレオアウトインサート
インサートを使用して内蔵エフェクトプロセッサーや外部エフェクターをステレオアウトに
パッチできます。詳細は、111ページの「インサートの使い方」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
ステレオアウトのコンプレッサー
信号のダイナミクスをステレオアウトのコンプレッサーで調整できます。詳細は、113 ページ
の「チャンネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
マスターコンプレッサーのグループ
ステレオアウトコンプレッサーを他のアウトプットチャンネルのコンプレッサーとグループ
化できます。詳細は、116 ページの「アウトプットチャンネルコンプレッサーのグループ」をご
参照ください。
ステレオアウトのミュート
ステレオアウトは STEREO[ON]キーでミュート(消音)できます。このキーはス
ON
テレオアウトのミュート専用で、選択レイヤーには影響を受けません。ステレオ
アウトをオンにするとインジケーターが点灯します。ミュートするとインジケー
ターは消灯します。
マスターミュートのグループ
ステレオアウトのミュートを他のアウトプットチャンネルのミュートとグループ化できま
す。詳細は、123ページの「アウトプットチャンネルミュートのグループ」をご参照ください。
ステレオアウトのコンプレッサー
83
ステレオアウトレベルの設定
ステレオアウトのレベルは STEREO フェーダーで調整します。この
フェーダーはステレオアウトのレベル専用で、選択レイヤーやフェー
ダーモードには影響を受けません。
ステレオマスターフェーダーのグループ
ステレオアウトフェーダーを他のアウトプットチャンネルのフェーダーとグループ化できま
す。詳細は、122ページの「アウトプットチャンネルフェーダーのグループ」をご参照ください。
ステレオアウトからMATRIXへのセンド
ステレオアウトの左右チャンネルを別々に MATRIX センドに送れます。詳細は、97 ページの
「MATRIXセンド」をご参照ください。
0
5
10
15
20
30
40
50
60
70
STEREO
DM2000―取扱説明書
84
第8章 ステレオアウト
ステレオアウトのバランス
以下の手順でステレオアウトの左右チャンネルバランスを調整します。
1 STEREO[SEL]キーを押してステレオアウトを選択します。
2 [PAN]コントロールノブでバランスを調整します。
PANディスプレイにバランスが表示されます。パンをセンターにすると、中央の 2つのセグメ
ントが点灯します。[ENTER]キーを押すとバランスはセンターになります。
ステレオアウトのバランスは STEREO FADER VIEW ページでも設定できます。詳細は、125
ページの「チャンネルフェーダー設定の表示」をご参照ください。
ステレオアウトのディレイ
ステレオアウトディレイを使用してステレオアウトの左右チャンネル別々にディレイをかけ
られます。詳細は、117ページの「チャンネル信号のディレイ」をご参照ください。
DISPLAY
PAN/SURROUND
R
L
L
ODD
EVEN
R
GEQのインサート
内蔵GEQをステレオアウトの左右チャンネルにインサートできます。詳細は、155ページの「グ
ラフィックイコライザーについて」をご参照ください。
ステレオアウト設定の表示
VIEWページでステレオアウトのパラメーター/フェーダー設定を表示させ設定できます。詳
細は、124 ページの「チャンネルパラメーター設定の表示」および 125 ページの「チャンネル
フェーダー設定の表示」をご参照ください。
ステレオアウト設定のコピー
チャンネルコピー機能を使用して、ステレオアウトの左右チャンネル間で設定をコピーでき
ます。詳細は、129ページの「チャンネル設定のコピー」をご参照ください。
ステレオアウトのネーミング
ステレオアウトに名前を付けることができます。詳細は、130ページの「チャンネルのネーミン
グ」をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
第9章 バスアウト
バスアウトからアウトプットチャンネルへのパッチ
バスアウトはSLOT出力、OMNI OUT、2TR DIGITAL OUTの各出力にパッチできます。詳細は、
63ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
インプットチャンネルからバスアウトへのルーティング
インプットチャンネルをバスアウトにルーティングできます。詳細は、75 ページの「インプッ
トチャンネルのルーティング」をご参照ください。
バスアウトのメーター
バスアウト信号レベルはMETERページでチェックできます。詳細は、103ページの「メーター」
をご参照ください。
バスアウトのモニター
バスアウトを CONTROL ROOM[ASSIGN1]キー、または[ASSIGN2]キーにアサインしてモ
ニターします。詳細は、132ページの「コントロールルームモニター」をご参照ください。
バスアウト
85
バスアウト信号のアッテネート
バスアウト信号は EQ 処理の前段でアッテネートできます。詳細は、105ページの「信号のアッ
テネート」をご参照ください。
バスアウトのEQ
バスアウトには4バンドのパラメトリックEQがあります。詳細は、107ページの「EQの使い方」
をご参照ください。
マスターEQのグループ
バスアウト EQ をその他のアウトプットチャンネルの EQとグループ化できます。詳細は、110
ページの「アウトプットチャンネルのEQのグループ」をご参照ください。
バスアウトインサート
インサートを使用して内蔵エフェクトプロセッサーや外部エフェクターをバスアウトにパッ
チできます。詳細は、111ページの「インサートの使い方」をご参照ください。
バスアウトのコンプレッサー
信号のダイナミクスをバスアウトのコンプレッサーで調整できます。詳細は、113 ページの
「チャンネル信号のコンプレッション」をご参照ください。
マスターコンプレッサーのグループ
バスアウトコンプレッサーを他のアウトプットチャンネルのコンプレッサーとグループ化で
きます。詳細は、116ページの「アウトプットチャンネルコンプレッサーのグループ」をご参照
ください。
DM2000―取扱説明書
86
第9章 バスアウト
バスアウトのミュート
バスアウトはチャンネルモジュールの[ON]キーでミュート(消音)できます。
1 LAYER[MASTER]キーでマスターレイヤーを選択します。
2 チャンネルモジュールの[ON]キー1〜8でバスアウトをミュートします。
ON
マスターミュートのグループ
バスアウトのミュートを他のアウトプットチャンネルのミュートとグループ化できます。詳
細は、123ページの「アウトプットチャンネルミュートのグループ」をご参照ください。
バスアウトレベルの設定
以下の手順でバスアウトのレベルを設定します。
1 LAYER[MASTER]キーを押してマスターレイヤーを選択します。
2 FADER MODE[FADER]キーを押してフェーダーモードを選択します。
3 フェーダー1〜8でバスアウトのレベルを調整します。
レベル調整はフェーダーの右側の目盛りと値を参照してください。
オンになっているバスアウトの[ON]キーインジケーターは点灯します。ミュー
トするとインジケーターは消灯します。
10
5
0
5
10
15
20
30
40
50
0
5
10
15
20
30
40
50
60
70
マスターフェーダーのグループ
バスアウトフェーダーを他のアウトプットチャンネルのフェーダーとグループ化できます。
詳細は、122ページの「アウトプットチャンネルフェーダーのグループ」をご参照ください。
バスアウトからMATRIXへのセンド
バスアウト信号をMATRIXセンドに送信できます。詳細は、97ページの「MATRIXセンド」をご
参照ください。
バスアウトのディレイ
各バスアウトにはディレイ機能があります。詳細は、117 ページの「チャンネル信号のディレ
イ」をご参照ください。
GEQのインサート
内蔵 GEQ をバスアウトにインサートできます。詳細は、155 ページの「グラフィックイコライ
ザーについて」をご参照ください。
バスアウトのソロ設定
バスアウトはソロ設定することができます。詳細は、118 ページの「チャンネルのソロ設定」を
ご参照ください。
バスのペア
バスをペアに組んでステレオ操作ができます。詳細は、120 ページの「チャンネルのペア」をご
参照ください。
DM2000―取扱説明書
バスアウトからステレオアウトへのセンド
バスアウトからステレオアウトへのセンド
以下の手順でバスアウト信号をステレオアウトバスへ送ります。この設定はバス→ステレオ
ライブラリーにセーブされます。バス→ステレオライブラリーには1つのプリセットメモリー
と32のユーザーメモリーが入っています。詳細は、143 ペ ージの「バス→ステレオライブラ
リー」をご参照ください。
1 SELECTED CHANNELROUTING[DISPLAY]キーでBUS TO STEREOページを表示しま
す。
87
2カ ー ソ ルキー でパ ラメー ターを 選択 し、パラ メー ターホ イー ル、 [INC]/[DEC]キー、
[ENTER]キーで設定します。
PAN:左右のステレオアウトバス間でバスアウト信号をパンさせます。[ENTER]キーを押す
と、選択中のパンがセンターに設定されます。
ON/OFF:バスアウトからステレオアウトへのルーティングをオン/オフします。
Faders:バスアウトからステレオアウトへの信号レベルを設定するフェーダーです。フェー
ダーを0.0dBに設定すると、フェーダーノブのアイコンが反転表示されます。
バスアウト設定の表示
VIEWページでバスアウトのパラメーター/フェーダーを表示させ設定できます。詳細は、124
ページの「チャンネルパラメーター設定の表示」および125ページの「チャンネルフェーダー設
定の表示」をご参照ください。
バスアウト設定のコピー
チャンネルコピー機能を使用して、バスアウト設定を他のバスアウトにコピーできます。詳細
は、129ページの「チャンネル設定のコピー」をご参照ください。
バスアウトのネーミング
バスアウトに名前を付けることができます。詳細は、130 ページの「チャンネルのネーミング」
をご参照ください。
DM2000―取扱説明書
88
第10章 AUXセンド
第10章 AUXセンド
AUXセンドマスターから出力へのパッチ
AUXセンドマスターをSLOT出力、OMNI OUT、2TR DIGITAL OUTの各出力にパッチできま
す。詳細は、63ページの「アウトプットパッチ」をご参照ください。
AUXセンドモードの設定
AUXセンドには2つのモード:VARIABLE(可変)、FIXED(固定)があり、12系統のAUXセンド
それぞれに別個に設定できます。
VARIABLE モードでは、AU X センドのレベルは可変で、信号はプリフェーダーかポスト
フェーダーから取ります。
FIXED モードではAUXセンドレベルがノミナルレベルで固定されており、信号のソースポイ
ントもポストフェーダーに固定されています。
1 AUX SELECT[DISPLAY]キーでAUX SENDページを表示します。
96系統のインプットチャンネルのAUXセンドパラメーターは4ページに分かれて表示されま
す。下のページ画面例はインプットチャンネル1〜24のAUX SENDページで、左がVARIABLE
モード、右がFIXEDモードです。他のそれぞれのページレイアウトも同じです。
FIXEDモードのページでは右下に「GLOBALPOST」という表示があり、AUXセンドのPRE/POST
パラメーターがPOST(ポスト)で固定されていることを示します。
2 AUX SELECT[1]〜[12]キーでAUXセンド1〜12を選択します。
3カ ー ソルキーで[FIXED]ボタンまたは[VARIABLE]ボタンを選択し、[ENTER]キーを押し
てモードを選択します。
AUXモードを切り替えると、選択されたAUXセンドのパラメーターが次のように設定されま
す。
パラメーター VARIABLEからFIXEDへ切替 FIXEDからVARIABLEへ切替
レベル すべてノミナルレベル すべて−∞
PRE/POST すべてPOST
ON/OFF すべてOFF すべて ON
プリフェーダーまたはポストフェーダーのAUXセンド
AUX SENDページ(90ページ参照)またはAUX VIEWページ(93ページ参照)で、各AUXセンド
をプリフェーダーまたはポストフェーダーに設定します。
DM2000―取扱説明書