Yamaha DM1000 User Manual [ja]

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このたびはヤマハデジタルプロダクションコンソールDM1000 をお買い求めいただきまして、まことにありがとうございます。 DM1000の優れた機能を十分に発揮させるとともに、末永 くご愛用いただくために、この取扱説明書をご使用の前に必 ずお読みください。お読みになったあとは、保証書とともに 保管してください。
J
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!
プラグをコンセント
から抜け
安全上のご注意
 ―安全にお使いいただくため―
安全にお使いいただくため、ご使用の前にこの「安全上のご注意」をよくお読みください。 またお読みになったあと、いつでも見られるところに必ず保管してください。
正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への 損害を未然に防止するために、いろいろな絵表示をしています。
内容をよく理解してから本文をお読みください。
この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性
警告
があります。
設置されるとき
この機器はAC100V 専用です。それ以外の電源
(AC200V、船舶の直流電源など ) では使用しな いでください。火災・感電の原因となります。
この機器にが入ったり、機器がぬれたりしな
いようご注意ください。火災・感電の原因となり ます。雨天・降雪時や海岸・水辺での使用はとく
にご注意ください。 電源コードの上に重い物をのせないでくださ
い。コードに傷が付くと、火災・感電の原因とな ります。とくに、敷物などで覆われたコードに気
付かずに重い物を載せたり、コードが本機の下 敷きになることのないよう、十分にご注意くだ
さい。 この機器の上になどの入った容器や小さな
物を置かないでください。こぼれたり、中に 入ったりすると、火災・感電の原因になります。
付属の電源プラグ変換アダプターには、感電を
防ぐためのアース線があります。 電源プラグをコンセントに差し込む前に、電源
プラグ変換アダプターを電源プラグに接続し、 必ずアース線を接続してください。また、アース
線を外す場合は、必ず電源プラグをコンセント から抜いたあとで行なってください。
この機器は電源スイッチを切った状態でも完全
に主電源が遮断されていませんので機器を電源 コンセントの近くに設置し、電源プラグへ容易
に手が届くようにしてください。
絵表示の例
プラグをコンセント
から抜け
接触禁止
使用中に異常が発生したとき
:注意(危険・警告を含む)を促す事項 :決しておこなってはいけない禁止事項
:必ずおこなっていただく強制事項
が鳴りだしたら、早めに機器本体の電源ス イッチを切り、電源プラグをコンセントから抜
いてください。
落雷のおそれがあるとき、電源プラグが接続さ れたままならば、電源プラグには触れないでく
ださい。感電の原因となります。
この機器には付属の電源コードをご使用くださ い。それ以外のものを使用すると、火災・感電の
原因となることがあります。 この機器にはリアパネルに mini-YGDAI カ−ド
用スロットがあります。スロットにカードを装 着する前に、装着カードがこの機器に対応して
いるか、他のヤマハまたはサードパーティーの カードと組み合わせて何枚まで装着可能かを必
ずヤマハのホームページ(4 ページ)でご確認く ださい。ヤマハがご案内していない組み合わせ
でカードを装着した場合、感電や火災、または故 障の原因となります。
断線・芯線の露出など、電源コードが傷んだら、 お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音
響製品サービス拠点に交換をご依頼ください。 そのままで使用すると、火災・感電の原因となり
ます。
分解禁止
ご使用になるとき
電源コードを傷つけたり、加工したり、無理に曲
げたり、ねじったり、引っ張ったり、加熱したり しないでください。コードが破損して、火災・感
電の原因になります。 この機器の裏ぶたやカバーは絶対に外さないで
ください。感電の原因になります。 内部の点検・整備・修理が必要と思われるとき
は、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電 気音響製品サービス拠点にご依頼ください。
この機器を改造しないでください。火災・感電の
原因となります。
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
が出る、変なにおいがするなどの異常が みとめられたときや、内部に水などの異物が
入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源 プラグをコンセントから抜いてください。その
あと、お買い上げの販売店または巻末のヤマハ 電気音響製品サービス拠点にご連絡ください。
異常状態のままで使用すると、火災・感電の原因 となります。
万一、この機器を落としたり、キャビネットを した場合は、電源スイッチを切り電源プラグ
をコンセントから抜いてお買い上げの販売店ま たは巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点に
ご連絡ください。そのまま使用すると、火災・感 電の原因となります。
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この欄に記載されている事項を無視して、誤った取扱いをすると、人が傷害を負ったり、物的損害が
注意
発生したりする可能性があります。
設置されるとき
火災・感電やけがなどを避けるため、次のような
場所には置かないでください。 ・ 調理台や加湿器のそばなど、油煙や湯気が当
たるような場所
・ ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安
定な場所
・ 窓を締め切った自動車の中や直射日光が当た
る場所など、異常に温度が高くなる場所
・ 湿気やほこりの多い場所 電源プラグを抜くときは、電源コードを引っ張
らないでください。必ずプラグを持ってくださ い。コードを引っ張ると、電源コードが傷つい
て、火災・感電の原因となることがあります。 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでくだ
さい。感電の原因となることがあります。 この機器の通風孔をふさがないでください。内
部の温度上昇を防ぐため、この機器のケースの 前部/後部/上部/側部には通風孔があけてあ
ります。通風孔がふさがると内部に熱がこもり、 火災の原因となることがあります。
とくに次のような使い方は避けてください。 ・ 機器をあお向けや横倒し、逆さまにする。
・ 本箱や押し入れなど、専用ラック以外の風通
しの悪い狭いところに押し込める。
・ テーブルクロスを掛けたり、じゅうたんや布
団の上に置いて使用する。
この機器に MB1000(オプション)が装着され
ている場合には、MB1000 のみを直接持って移 動しないでください。メーターブラケットの変
形破損、本体の故障、MB1000 の本体からの脱 落によるケガなどの原因になります。
プラグをコンセント
から抜け
プラグをコンセント
から抜け
この機器は重いので、持ち運びは必ず 2 人以上
でおこなってください。 運搬や移動の際、この機器に MB1000が装着さ
れている場合には、MB1000 からの接続ケーブ ルコネクターに衝撃やストレスを与えないよう
ご注意ください。故障の原因になります。 この機器には感電防止のため、専用のアース端
子(接続用ネジ)が設けられています。電源プラ グをコンセントに挿入する前に確実に大地アー
スを施してください。 この機器を移動する場合は、電源スイッチを切
り、電源プラグをコンセントから抜き、機器間の 接続コードなど外部の接続コードを外してくだ
さい。コードが傷つき、火災・感電の原因となる ことがあります。
ご使用になるとき
旅行などで、長期間この機器をご使用にならな
いときは、安全のため、必ず電源プラグをコンセ ントからぬいてください。火災の原因となるこ
とがあります。
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使用上のご注意 ―正しくお使いいただくため―
コネクターの極性について
◆ XLR タイプコネクターのピン配列は次のとおりです。 1:シールド(GND)、2:ホット(+)、3:コールド(−)
これは、IEC60268 規格に基づいています。
お手入れについて
◆ スイッチ・ボリューム・接続端子などの部品は、磨耗部品と いわれ、使用とともに性能が劣化します。劣化の進行度合
は、使用環境などによって大きく異なりますが、劣化そのも のを避けることはできません。劣化した磨耗部品の交換は、
お買い上げの販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サー ビス拠点へご相談ください。
D-subコネクターケーブルの取扱い注意
◆ D-subケーブルは接続後、コネクター両側の固定ネジを確 実に締めてください。接続を外す場合は固定ネジを完全に
緩め、コネクタ−部を持って抜いてください。固定された状 態でケーブルを引っ張るなど、無理な力を加えないでくだ
さい。接続を外す場合も固定ネジを完全に緩めずにケーブ ルを引っ張るなど、無理な力を加えないでください。コネク
タ−部が破損し故障の原因になります。
◆ この機器に電源を入れたとき、WARNING LowBattery! という、メッセージが出たら、なるべく早く、お買い上げの
販売店または巻末のヤマハ電気音響製品サービス拠点へ電 池の交換を依頼してください。このメッセージはこの機器
に内蔵されているデータバックアップ用の電池が消耗して いることを示しています。機器は正常に動作しますが、やが
て、プリセットプログラム以外のデータが消えてしまいま す。
電池交換の依頼のさいには、データを MIDI バルクアウトを 利用して他の機器に保存することをおすすめします。
他の電気機器への影響について
◆ この機器のデジタル回路から発生するわずかな雑音が、近 くのラジオやテレビに入る可能性があります。そのような
ときは、両者を少し離してください。
◆ この機器のすぐ近くで携帯電話を使用すると、この機器に ノイズが入ることがあります。そのようなときは、少し離れ
た場所で携帯電話をご使用ください。
電池交換
携帯電話からの影響について
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ワードクロック切換時の注意
本製品のみならず、デジタルオーディオシステム内のワードクロック設定を変更すると、システム内のどこかでノイズが発生す る場合がありますので、ワードクロックの設定を変更する場合は、接続されたスピ−カーなどの破損を防止するため、パワーア
ンプなどの電源を切るか、または出力を絞った状態で行ってください。
著作権について
このソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分のいかなる方法での複製・配布も、ヤマハ株式会社の文書による承認がない 限り、これを禁じます。
市販の音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など、著作権上問題にならない場合を除いて、権利者に無断で複製また は転用することが禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いいたします。
商標について
Macintosh, Apple およびPower Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国およびその他の国における登録商標です。 MS-DOS, Windows は米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
ADATおよび Alesisは、アレシス社の登録商標です。 TASCAM は、ティアック株式会社の登録商標です。
「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
Apogee は Apogee 社の商標です。 Mac OS は米国 Apple Computer, Inc. の米国およびその他の国における商標です。
HUIは Mackie Designs 社の商標です。 Intelと Pentium はインテル社の登録商標です。
Pro Tools は Digidesign 社の登録商標です。 その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
YAMAHA ホームページ:
http://proaudio.yamaha.co.jp
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。
音楽を楽しむエチケット
これは日本電子機械工 業会「音のエチケット」 キャンペーンのシンボ ルマークです。
● ヘッドフォンをご使用になる場合は、耳をあまり刺激しないよう適度な音量でお楽しみください。
*この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって実際の仕様と異なる場合
があります。
不適切な使用や改造が原因による怪我や故障の場合、保証はいたしかねますのでご了承ください。
楽しい音楽も時と場所によっては、大変気になるものです。隣近所への配慮を充分 にいたしましょう。静かな夜間には小さな音でもよくとおり、とくに低音は床や壁
などを伝わりやすく、思わぬところで迷惑をかけてしまうことがあります。夜間の 演奏にはとくに気を配りましょう。窓を閉めたり、ヘッドフォンをご使用になるの
も一つの方法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
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目 次
目 次
1 はじめに....................................................................11
2 各部の名称と機能........................................................13
3 DM1000 の基本操作...................................................27
トップパネル.............................................................................................................13
リアパネル.................................................................................................................23
オプションカードの取り付け.................................................................................26
ディスプレイの見方.................................................................................................27
画面/ページを選択する.........................................................................................28
画面内のユーザーインターフェース.....................................................................29
レイヤーを選択する.................................................................................................31
チャンネルを選択する.............................................................................................32
フェーダーモードを選択する.................................................................................33
エンコーダーモードを選択する.............................................................................34
エンコーダーにパラメーターを割り当てる.........................................................35
レベルメーターの見方.............................................................................................37
4 接続とセットアップ .....................................................41
接続.............................................................................................................................41
ワードクロックの接続と設定.................................................................................44
入出力端子のパッチングについて.........................................................................47
5 アナログ/デジタル入出力 ............................................51
アナログ入出力の仕様.............................................................................................51
デジタル入出力の仕様.............................................................................................52
2TR IN DIGITAL 端子のサンプリングレートを変換する ..................................54
デジタル入力信号の情報をモニターする.............................................................55
デジタル出力信号のディザー処理.........................................................................56
ハイサンプリングレートの設定.............................................................................57
6 インプットチャンネル ..................................................59
インプットチャンネルについて.............................................................................59
画面内の操作でインプットチャンネルを設定する.............................................60
パネル上の操作子でインプットチャンネルを設定する.....................................71
2 つのインプットチャンネルをペアにする.......................................................... 73
インプットチャンネルの名前を変更する.............................................................76
MS 方式のステレオマイクを利用する..................................................................77
7 バスアウト.................................................................79
ステレオアウトについて.........................................................................................79
バスアウト 1 〜 8 について.....................................................................................80
画面内の操作でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する.....................81
パネル上の操作子でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する.............86
2 つのバス/ AUX センドをペアにする ...............................................................87
出力端子からの信号を減衰させる.........................................................................88
バスの名前を変更する.............................................................................................89
DM1000―取扱説明書
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目 次
8 AUX センド................................................................91
AUX アウト1 〜8 について....................................................................................91
パネル上の操作子で AUX アウト 1〜 8を設定する...........................................92
画面内の操作で AUX アウト 1〜 8を設定する...................................................92
AUX センドレベルを調節する................................................................................96
複数チャンネルの AUX センドの設定を一覧する..............................................100
ペアの AUX に送られる信号のパンを設定する..................................................102
AUX センドから特定チャンネルだけを除外する(ミックスマイナス).........103
チャンネルフェーダーの設定値を AUX センドにコピーする..........................104
9 インプットパッチ/アウトプットパッチ ..........................105
インプットパッチの設定 ........................................................................................105
アウトプットパッチの設定 ....................................................................................108
ダイレクトアウトを設定する ................................................................................111
インサートパッチの設定 ........................................................................................112
10 コントロールルームモニター.........................................115
コントロールルームモニターについて ................................................................115
コントロールルームモニター/ソロの各種設定 ................................................116
コントロールルームモニターを利用する ............................................................118
ソロ機能を利用する ................................................................................................118
トークバック機能を利用する ................................................................................119
7
11 サラウンド機能 ..........................................................121
サラウンドパン ........................................................................................................121
サラウンドモニター ................................................................................................131
12 グループ/リンク .......................................................141
グループ/リンクについて ....................................................................................141
フェーダーグループ/ミュートグループを利用する ........................................142
EQ リンク/コンプレッサーリンクを利用する ..................................................144
13 内蔵エフェクト ..........................................................147
内蔵エフェクトについて ........................................................................................147
内蔵エフェクトを AUX センド経由で利用する..................................................148
内蔵エフェクトを特定のチャンネルに挿入する ................................................150
内蔵エフェクトをエディットする ........................................................................151
サラウンドエフェクトについて ............................................................................153
プラグインエフェクトについて ............................................................................153
14 シーンメモリー ..........................................................155
シーンメモリーについて ........................................................................................155
シーンのストア/リコール操作 ............................................................................157
シーンのオートアップデート機能について ........................................................159
フェードタイムを設定する ....................................................................................160
リコールセーフ機能を使う ....................................................................................162
シーンを並べ替える ................................................................................................163
15 ライブラリー .............................................................165
ライブラリーについて ............................................................................................165
ライブラリーの基本操作 ........................................................................................165
各種ライブラリーを使う ........................................................................................167
DM1000―取扱説明書
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目 次
16 オートミックス..........................................................181
オートミックスについて........................................................................................181
記録前の準備............................................................................................................182
オートミックスを記録する....................................................................................184
パンチイン/アウト................................................................................................188
[AUTO]キーが点灯している間の[SEL]キーの動作について.................... 190
オートミックスを再生する....................................................................................190
AUTOMIX MAIN ぺージ ........................................................................................ 191
AUTOMIX MEMORY ページ................................................................................. 195
FADER1/2 ページ..................................................................................................... 196
オフラインエディット............................................................................................198
17 リモート機能.............................................................205
リモート機能について............................................................................................205
リモートレイヤーで Pro Tools を操作する ..........................................................206
リモートレイヤーで Nuendo を操作する............................................................. 224
リモートレイヤーでその他の DAW を操作する ................................................ 224
リモートレイヤーで MIDI 機器を操作する(MIDI リモート)......................... 225
マシンコントロール機能........................................................................................231
18 MIDI ....................................................................... 235
DM1000 の MIDIについて ..................................................................................... 235
MIDI のセットアップ.............................................................................................. 236
プログラムチェンジを使ってシーンを切り替える............................................239
コントロールチェンジを使ってパラメーターを操作する................................240
パラメーターチェンジを使ってパラメーターを操作する................................246
内部設定を MIDI 経由で出力する(バルクダンプ機能)................................... 246
19 その他の機能.............................................................249
入出力端子の名前を変更する................................................................................249
DM1000 のプリファレンスを変更する ................................................................ 250
チャンネルを組み合わせてレイヤーを作る
(ユーザーアサイナブルレイヤー)..................................................................255
オシレーターを使う................................................................................................256
ユーザー定義キーを使う........................................................................................257
GPI(汎用インターフェース)を使う................................................................. 259
オペレーションロックを使う................................................................................263
2台のDM1000 をカスケード接続する ................................................................ 265
AD824 を利用する................................................................................................... 270
バッテリーの残量やシステムのバージョンを確認する....................................272
DM1000 を工場出荷時の状態に戻す .................................................................... 273
フェーダーのキャリブレーションを行なう........................................................274
DM1000―取扱説明書
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目 次
付録 A: パラメーターリスト ....................................................275
[USER DEFINED KEYS].........................................................................................275
[USER DEFINED KEYS]初期アサイン...............................................................277
インプットパッチパラメーター ............................................................................278
インプットパッチ初期設定 ....................................................................................280
アウトプットパッチパラメーター ........................................................................282
アウトプットパッチ初期設定 ................................................................................284
GPI トリガーソースリスト.....................................................................................286
User Defined RemoteLayer レイヤー初期バンク設定..........................................287
エフェクトパラメーター ........................................................................................291
.................................................................................316
プリセット EQ パラメーター
プリセット GATE パラメーター(fs=44.1kHz)...................................................320
プリセットコンプレッサーパラメーター(fs=44.1kHz)....................................320
付録 B: 仕様.........................................................................325
一般仕様 ....................................................................................................................325
ライブラリー ............................................................................................................330
アナログ入力仕様 ....................................................................................................330
アナログ出力仕様 ....................................................................................................330
デジタル入力仕様 ....................................................................................................331
デジタル出力仕様 ....................................................................................................331
I/O SLOT(1 〜2)仕様 ..........................................................................................332
CONTROL I/O 仕様 ..................................................................................................332
REMOTE 端子...........................................................................................................333
CONTROL 端子.........................................................................................................333
寸法図 ........................................................................................................................334
9
付録 C: MIDI .......................................................................336
プログラムチェンジ初期シーンメモリーアサイン表 ........................................336
コントロールチェンジ初期パラメーターアサイン表 ........................................337
MIDI データフォーマット......................................................................................353
付録 D:別売品について ..........................................................368
ピークメーターブリッジ MB1000.........................................................................368
サイドパッド SP1000...............................................................................................370
ラックマウントキット RK1....................................................................................370
索 引.............................................................................371
DM1000―取扱説明書
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目 次

この取扱説明書について

本書には、デジタルプロダクションコンソールDM1000を使用するときに必要な情報がすべ て含まれています。目次は本書の構成を把握するために、索引は必要な項目の検索にご利用 ください。まず、第3章「DM1000の基本操作」(→P.27)からお読みになられることをおすすめし ます。
本書の各章は、本機の各部とその機能ごとに分かれています。たとえば、インプットチャンネ ル、アウトプットチャンネルは「インプットチャンネル」「バスアウト」「AUXセンド」の各章で 説明されています。各章は信号の入力から出力に沿って構成されています。

パネル上のキー等の表記

本書ではキー等の名称で、パネルに実際に印刷されているものは[ ]でくくって表記してい ます。
パネルにあるスイッチで、カチカチと押して使うタッチタイプのスイッチを 、押し込んキー で使うスイッチを と表記し、ディスプレイ画面内に表示されるスイッチを、パネル 上のキーやスイッチと区別して
例:[ON]キー、[PAD]スイッチ、ONボタン パネル上のボリュームは と表記し、ディスプレイ画面内に表示されるボリューコントロール
ムを と表記しています。 ディスプレイ画面の中でタブの選択により切替わる部分を
スイッチ
ノブ/フェーダー
と表記しています。
ボタン
と表記しています。ページ
DM1000―取扱説明書
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第1章 はじめに

このたびは、YAMAHA デジタルプロダクションコンソール DM1000 をお買い求めいただき まして、まことにありがとうございます。
DM1000 はコンパクトなサイズながら、24 ビット/ 96kHz のクオリティで 48 チャンネルの 同時ミキシングが可能なデジタルコンソールです。マルチトラック録音から、2 チャンネルへ のミックスダウン、最新のサラウンドプロダクションまで、さまざまなニーズに対応します。 また、DM2000 や 02R96 でも好評を博した DAW(デジタルオーディオワークステーション) のリモートコントロール機能に磨きをかけ、ハイレベルなシステム統合を実現しています。
DM1000 の主な特長は次のとおりです。
■ ハードウェアの特長
タッチセンス付き 100mm モーターフェーダー× 17 本を装備。フェーダーに触れるだけ で、チャンネルの選択やオートミックスのパンチイン/アウトを実現
フェーダーを使ってチャンネルのレベル、AUX センド、内部バスの信号レベルを操作可
チャンネルごとのパン、AUX センドレベル、任意のパラメーターを操作できるロータ リーエンコーダーを装備
チャンネルフェーダーとエンコーダーの動作を、6 種類のレイヤーから選択可能 320× 240 ドットのバックライト付き蛍光ディスプレイ SELECTED CHANNEL セクションのキーやノブを使って、任意のチャンネルのミックス
パラメーターを直接エディット可能 DM1000の内部パラメーターを割り当て可能な、12 種類のユーザー定義キーを装備 オプションのデジタル I/O カード、AD カード、DA カードを装着できる拡張用スロット×
2基装備
はじめに
11
1
はじめに
■ オーディオ特性
リニア 24 ビット、128 倍オーバーサンプリング A/Dコンバーター リニア 24 ビット、128 倍オーバーサンプリング D/Aコンバーター サンプリングレート 96kHz 時の周波数特性 20Hz 〜 40kHz 標準ダイナミックレンジ 106dB 内蔵デジタルオーディオ処理 32 ビット(58 ビットアキュムレーター)
■ 入出力の構造
+48V ファンタム電源を搭載した16 系統のマイク/ライン入力と 4 系統のライン入力 を装備
ステレオアウト、バスアウト、モニターアウト、インプットチャンネルのダイレクトアウ トを自由に割り当て可能な 12 系統のオムニアウト
2基のオプションスロットを利用し、最大 32 系統の入力を追加可能
44.1kHz 〜 96kHz の相互変換が行なえるサンプリングコンバーターを装備した、2系統の 2TR デジタル入力
従来の 44.1/48kHz 対応の MTRでも 88.2/96kHz の録音/再生が可能なダブルチャンネル に対応
2台のDM1000 をデジタル領域でカスケード接続可能 入力信号を任意の信号経路に割り当てるインプットパッチを装備 各種バスの出力信号、インプットチャンネルのダイレクトアウトを任意の出力端子に送
るアウトプットパッチを装備
DM1000―取扱説明書
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第1章 はじめに
■ チャンネルの構造
48 系統のインプットチャンネルを同時にミキシング可能。複数チャンネルのグループ化 や2チャンネルのステレオペア化にも対応
8 系統のバスアウトと 8 系統の AUX センドを装備。バス 1 〜 8は、ステレオバスにルー ティングしてグループバスとしても利用可能
インプットチャンネル・アウトプットチャンネルごとに、チャンネルの設定をストア/リ コールするライブラリーを内蔵
すべてのチャンネルに 4 バンド EQとダイナミクスプロセッサーを搭載。ダイナミクスプ ロセッサーや EQ の設定は、ライブラリーとしてストア/リコール可能
■ エフェクト
4 系統の高品位なマルチエフェクトを搭載。AUXセンド経由で、または特定チャンネルに インサートして利用可能
エフェクトパラメーターの設定値をストア/リコールするエフェクトライブラリーを用
■ シーンメモリー
ミックス内容をシーンとしてストア/リコールするシーンメモリーを搭載 オートミックス機能を利用して、シーンのリコール操作を自動化することも可能
■ サラウンドプロダクション環境
3-1、5.1、6.1チャンネルのサラウンドプロダクションに対応 各チャンネルのサラウンドパンを調節するジョイスティックを装備
■ オートミックス
チャンネルフェーダーや各種パラメーターの操作を自動化できるオートミックス機能を 搭載。外部 MTR、DAW、MIDI シーケンスシステムと組み合わせたシステムで威力を発揮
オートミックスを使って、外部 MIDI 機器のパラメーターをコントロールすることも可能
■ リモートコントロール
付属のアプリケーションStudioManagerを使って Windows や Macintosh コンピューター から DM1000 のコントロールやマネージメントが可能
Pro Tools、Nuendo、またはその他 DAW 用のコントローラーとして利用できるリモートレ イヤーを装備
MMC コマンドや P2 コマンドを使って外部のレコーダーを操作可能
■MIDI
MIDI 端子、およびコンピューターと直結できる USB 端子を装備 シーンのリコール、ミックスパラメーターの変更を MIDI メッセージとして送受信可能
DM1000―取扱説明書
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第2章 各部の名称と機能

AUXPAN
DISPLAY
ASSIGN
ENCODER MODE
EQUALIZER
LOW
HIGH
GAIN
Q
FREQUENCY
LOW MID
HIGH MID
ROUTING
12
34
56
78
STEREO DIRECT
DISPLAY
DISPLAY
SELECTED CHANNEL
16
BUS 8
32 48
15
BUS 7
31 47
14
BUS 6
30 46
13
BUS 5
29 45
12
BUS 4
28 44
11
BUS 3
27 43
10
16151413121110
20dB
ONOFF
+48V
1
2
3
4
5
6
78 1213
14
15
16
91011
1615141312111098765432
PEAK
SIGNAL
1
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
-16
-60
GAIN
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PEAK
SIGNAL
PAD
20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
+48V
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 1
1
1
17 33
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 2
2
2
18 34
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 3
3
3
19 35
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 4
4
4
20 36
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 5
5
5
21 37
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 6
6
6
22 38
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 7
7
7
23 39
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
AUX 8
8
8
24 40
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
BUS 1
9
9
25 41
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
0
5
10
15
20
30
40
50 60
70
50
40
30
20
15
10
+10
5
0
5
ON
SOLO
SEL
ON
SOLO
SEL
ON
SOLO
SEL
ON
SOLO
SEL
ON
SOLO
SEL
ON
SOLO
SEL
BUS 2
26 42
AUTO
ON
SEL
STEREO
70
60
50
40
30
20
15
10
5
0
AUX2 AUX3 AUX4
AUX6AUX5 AU X7 AUX8
AUXSELECT
DISPLAY
FADER MODE
FADER
AUX
DISPLAY ACCESS
AUTOMIX DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
PAIR/GROUP
INPUT
OUTPUT
EFFECTSURROUND DYNAMICS SCENE
/
PAN/
INSERT/DELAY
PATCH
PATCH
GRAB
SCENE MEMORY
STORERECALL
DISPLAY
USER DEFINED KEYS
ENTER
INC
DEC
TALKB ACK LEVEL
PHONES
LEVEL
010
010
PHONES
MONITOR
LEVEL
SOLO CLEAR
2TR D1
2TR D2
DIMMER
TALKBACK
MONITOR
STEREO
SLOT
BUS
DISPLAY
100
F1 F2 F3
F4
0
OVER
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
0
OVER
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
LR
AD インプットセクション
(→ P.14)
SELECTED CHANNEL(セレク テッドチャンネル)セクション
(→ P.19)
ヘッドフォン/ トークバックセク ション(→ P.21)
MONITOR(モニ ター)セクション
(→ P.22)
チャンネルモジュール セクション(→ P.15)
STEREO(ステレオ) セクション(→ P.15)
USER DEFINED KEYS
(ユーザー定義キー)セク
ション(→ P.21)
データエントリー セクション   
(→ P.21)
LAYER(レイヤー) セクション   
(→ P.20)
SCENEMEMORY
(シーンメモリー)
セクション   
(→ P.20)
ディスプレイ セクション
(→ P.18)
DISPLAY ACCESS セス)セクション
AUX SELECT
セクション
ENCODER MODE
モード)セクショ ン(→ P.16)
FADER MODE
ド)セクション
各部の名称と機能
13

トップパネル

2
各部の名称と機能
DM1000―取扱説明書
Page 14
14
第2章 各部の名称と機能
AD インプットセクション
2
1
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
4
3
+48V
+48V
ONOFF
1
5
6
+48V
ONOFF
ONOFF
+48V
ONOFF
ONOFF
78 1213
+48V
91011
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
+48V
+48V
ONOFF
+48V
ONOFF
ONOFF
14
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
16
15
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
1
PAD
20dB
20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
-16
-16
-16
-16
-16
-16
-16
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
SIGNAL
A
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
+48V[ON/OFF]スイッチ 1 〜 16
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
GAIN
PEAK
SIGNAL
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
INPUT 端子ごとに、+48V ファンタム電源のオン/オフを切り替えます。
[PAD]スイッチ 1 〜 16
B
AD インプットごとに、20dB パッド(アッテネーター)のオン/オフを切り替えます。
[GAIN]コントロール 1 〜16
C
1615141312111098765432
2
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
3 4
5
AD インプットごとに入力感度を調節します。[PAD]スイッチのオン/オフに応じて、+4dB 〜− 40dB([PAD]スイッチ=オン)、または− 16dB 〜− 60dB([PAD]スイッチ=オフ)の信 号レベルに対応します。
D
[PEAK]インジケーター1 〜 16
INPUT 端子から入力された信号が、クリッピングポイントよりも 3dB 低いレベルに到達する と、このインジケーターが点灯します。ピーク時にこのインジケーターがかすかに点灯する ように、[PAD]スイッチ/[GAIN]コントロールを調節してください。
E
[SIGNAL]インジケーター
INPUT 端子から入力された信号が、ノミナルレベルよりも 20dB 手前まで上がると、このイン ジケーターが点灯します。
DM1000―取扱説明書
Page 15
1
2
3
4
5
チャンネルモジュールセクション
A
エンコーダー1 〜 16
チャンネルのパラメーターを調節するロータリーエンコーダーです。ENCODER MODEセク ション(→ P.16)で選ばれているキーに応じて、チャンネルのパン([PAN]キーが点灯)、AUX
+10
5
0
5
10
15
20
30 40 50
SEL
SOLO
ON
1
1
17 33
AUX 1
10
15
20
30
40
50 60
70
センドレベル([AUX]キーが点灯)、任意のパラメーター([ASSIGN]キーが点灯)を調節でき ます。
また、これらのエンコーダーはプッシュスイッチとしても機能し、現在割り当てられている パラメーターの値の確認や、オートミックスのパンチイン/アウトに利用できます。
B
[SEL]キー1 〜 16
操作の対象となるチャンネルを選択します。選択されたチャンネルは[SEL]キーのインジ
0
ケーターが点灯します。選択されるチャンネルは、LAYER セクション(→P.20)で選ばれてい
5
るキーに応じて変化します。 その他、オートミックスに記録/再生を行なうチャンネルの選択、チャンネル同士のペアの
設定と解除、フェーダー、ミュート、EQ、コンプレッサーの各グループへの登録と解除などに も利用します。
C
[SOLO]キー1〜 16
選択したチャンネルをソロ状態に切り替えます。ソロに設定されたチャンネルは、[SOLO] キーのインジケーターが点灯します。
D
[ON]キー1〜 16
各チャンネルのオン/オフを切り替えます。現在オンに設定されたチャンネルは、[ON]キー のインジケーターが点灯します。
トップパネル
15
2
各部の名称と機能
1
2
3
4
E
チャンネルフェーダー1 〜 16
タッチセンス対応の 100mm モーターフェーダーです。FADER MODEセクション(→ P.16)で 選ばれているキーに応じて、選択したチャンネル/バスの入出力レベル、または AUX センド レベルを調節します。
STEREO(ステレオ)セクション
A
[AUTO]キー
AUTO
SEL
ON
0
5
10
15
20
30
40
50 60 70
このキーがオンのときは、[SEL]キー1 〜 16 を使ってチャンネルごとのオートミックス機能 のオン/オフを切り替えます。
B
[SEL]キー
操作対象としてステレオバスを選択します。
C
[ON]キー
ステレオバスのオン/オフを切り替えます。
D
[STEREO]フェーダー
ステレオバスの最終的な出力レベルを調節するタッチセンス対応の 100mm モーターフェー ダーです。
STEREO
DM1000―取扱説明書
Page 16
16
第2章 各部の名称と機能
AUX SELECT(AUX 選択)セクション
1
2
[DISPLAY]キー
A
ディスプレイに AUX センド関連の画面を呼び出します(→ P.97)。
[AUX 1]〜[AUX 8]キー
B
操作の対象となる AUX センドを選ぶときに利用します。キーを押して AUX センドを選ぶ と、そのキーのインジケーターが点灯します。
AUX SELECT
DISPLAY
AUX1
AUX2 AUX3 AUX4
AUX6AUX5 AUX7 AUX8
ENCODER MODE(エンコーダーモード)セクション
DISPLAY
ENCODER MODE
AUXPAN
ASSIGN
1
2 3 4
[DISPLAY]キー
A
エンコーダー1 〜 16に任意の機能を割り当てる ENCODER画面を呼び出します(→ P.35)。 なお、割り当てた機能を実際に操作するときは、[ASSIGN]キーを押してインジケーターを点 灯させます。
[PAN]キー
B
このキーを押してインジケーターを点灯させると、エンコーダー1〜 16 が各チャンネルのパ ンコントロールとして機能します。
[AUX]キー
C
このキーを押してインジケーターを点灯させると、エンコーダー1〜 16 が各チャンネルの AUX センドコントロールとして機能します。送り先となる AUX センドは、AUX SELECT セ クションで選択します。
[ASSIGN]キー
D
このキーを押してインジケーターを点灯させると、エンコーダー1〜 16 が、ENCODER 画面 で割り当てられたパラメーターを操作するアサイナブルコントロールとして機能します(初 期状態のときには、対応するインプットチャンネルのインプットパッチが割り当てられてい ます)。
FADER MODE(フェーダーモード)セクション
1
FADER MODE
FADE R
AUX
2 3
A
B C
DM1000―取扱説明書
[FADER/AUX]キー
チャンネルフェーダー1 〜 16で調節するパラメーターを切り替えます。[FADER]インジ ケーターが点灯しているときはチャンネル/バスのレベル調節、[AUX]インジケーターが点 灯しているときは AUX センドレベルが調節できます。
[FADER]インジケーター [AUX]インジケーター
現在[FADER/AUX]キーで選ばれているパラメーターを確認するためのインジケーターです。
Page 17
DISPLAY ACCESS(ディスプレイアクセス)セクション
トップパネル
17
1 2 3
DISPLAY ACCESS
6 5
9 J
A
[AUTOMIX]キー
オートミックス関連の操作を行なう AUTOMIX 画面を呼び出します(→ P.181)。
B
[DIO]キー
デジタル入出力の設定を行なう DIO 画面を呼び出します(→ P.54)。
C
[SETUP]キー
DM1000 内部の各種設定を行なう SETUP 画面を呼び出します。
D
[UTILITY]キー
内蔵のオシレーターを利用したり、オプションカードの各種情報の表示などを行なう UTILITY 画面を呼び出します。
AUTOMIX DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
/
PAIR/GROUP
INSERT/DELAY
PAN/
M
N O P
4
INPUT PATC H
EFFECTSURROUND DYNAMICS SCENE
OUTPUT PATCH
7 8
L K
2
各部の名称と機能
E
[MIDI]キー
MIDI 関連の設定を行なう MIDI 画面を呼び出します(→ P.238)。
F
[REMOTE]キー
DAW のリモートコントロールやマシンコントロールの設定を行なう REMOTE 画面を呼び 出します(→ P.205)。
G
[METER]キー
インプットチャンネルの入力レベルやバス/ AUX センドの出力レベルを表示する METER 画面を呼び出します(→ P.37)。
H
[VIEW]キー
特定チャンネルのミックスパラメーターを表示/設定する VIEW 画面を呼び出します(→ P.69)。
I
[PAIR/GROUP]キー
チャンネルをペアにしたり、複数チャンネルのフェーダーやミュートオン/オフなどをグ ループ化する PAIR/GROUP 画面を呼び出します(→ P.74、141)。
J
[φ/INSERT/DELAY]キー
信号の位相切り替え、挿入する信号の設定、ディレイに関する設定などを行なう φ/INS/DLY 画面を呼び出します(→ P.60、150)。
K
[INPUT PATCH]キー
入力信号やバスの出力信号を任意のインプットチャンネルにパッチする IN PATCH 画面を 呼び出します(→ P.105)。
L
[OUTPUT PATCH]キー
バスやインサートの出力信号の送り先をパッチする OUT PATCH 画面を呼び出します(→ P.108)。
M
[PAN/SURROUND]キー
ステレオまたはサラウンドのパンを調節する PAN/SURR 画面を呼び出します(→ P.67、 121)。
DM1000―取扱説明書
Page 18
18
第2章 各部の名称と機能
N
[DYNAMICS]キー
各チャンネルのゲートやコンプレッサーを操作する DYNAMICS 画面を呼び出します(→ P.62)。
O
[EFFECT]キー
内蔵エフェクトのエディットや別売のプラグインカードの操作を行なう EFFECT 画面を呼 び出します(→ P.151)。
P
[SCENE]キー
シーンのストアやリコールなどを行なう SCENE 画面を呼び出します(→ P.155)。
ディスプレイセクション
1
OVER
OVER
0
0
-2
-2
-4
-4
-6
-6
-8
-8
-10
-10
-12
-12
-14
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
LR
2
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
3
F1 F2 F3
F4
45 6
A
ディスプレイ
320 × 240ドットの蛍光バックライト式ディスプレイです。
B
ステレオメーター
32 セグメントのレベルメーターです。通常はステレオバスの最終的な信号レベルを表示しま す。
コントラスト調節ノブ
C
ディスプレイのコントラストを調節します。
[F1]〜[F4]キー
D
ある画面が複数のページに分かれているときに、目的のページを呼び出すためのキーです。 これらのキーで画面下に表示されるタブを選ぶと、対応するページが呼び出されます(ペー ジの選択方法の詳しい説明は→ P.28)。
タブスクロール[]キー
E
タブスクロール[]キー
F
タブを 1 ページに表示しきれない画面で、左右に隠れているタブを呼び出すためのキーで す。これらのキーは、画面下に左右のタブスクロール矢印が表示されているときだけ有効で す。
DM1000―取扱説明書
タブスクロール矢印
Page 19
トップパネル
SELECTED CHANNEL(セレクテッドチャンネル)セクション
1 5
SELECTED CHANNEL
ROUTING
DISPLAY
12
2
3
34
56
78
STEREO DIRECT
4
ROUTING[DISPLAY]キー
A
選択したチャンネルの送り先となるバスの選択や、バス 1 〜 8 からステレオバスに送られる 信号レベルの調節を行なう ROUTING 画面を呼び出します(→ P.68、83)。
DISPLAY
Q
FREQUENCY
GAIN
GRAB
EQUALIZER
HIGH
HIGH MID
LOW M ID
LOW
MN
J 6
7 8
9 K L
19
2
各部の名称と機能
ROUTING[1]〜[8]キー
B
ROUTING[STEREO]キー
C
ROUTING[DIRECT]キー
D
選択しているインプットチャンネルから信号を送るバスを選択するキーです。選択されてい るバスは、該当するキーが点灯します。
EQUALIZER[DISPLAY]キー
E
選択したチャンネルのイコライザー(EQ)を設定する EQ 画面を呼び出します(→ P.64、65)。
EQUALIZER[HIGH]キー
F
EQUALIZER[HIGH-MID]キー
G
EQUALIZER[LOW-MID]キー
H
EQUALIZER[LOW]キー
I
EQ の操作するバンド(HIGH、HIGH-MID、LOW-MID、LOW)を選択します。現在選択されてい るバンドは、該当するキーのインジケーターが点灯します。
EQUALIZER[Q]コントロール
J
操作選択されているバンドの Q を調節します。
EQUALIZER[FREQUENCY]コントロール
K
操作選択されているバンドの周波数を調節します。
EQUALIZER[GAIN]コントロール
L
操作選択されているバンドのゲインを調節します。
[GRAB]キー
M
選択中のインプットチャンネルで、サラウンドパンをジョイスティックでコントロールする かどうかを切り替えます。このキーをオンにできるのは、サラウンドパンが利用可能なとき に限られます。
ジョイスティック
N
サラウンドパンの定位を設定します(→ P.126)。
DM1000―取扱説明書
Page 20
20
第2章 各部の名称と機能
LAYER(レイヤー)セクション
A
[1-16]/[17-32]/[33-48]キー
チャンネルセクションで操作するレイヤーとして、インプットチャンネルレイヤーを選びま す。選択したキーに応じ、チャンネルモジュールを使ってインプット 1 〜 16、17〜32、33〜 48 を操作できます(レイヤーについての詳しい説明は→ P.31)。
B
[REMOTE 1]/[REMOTE 2]キー
チャンネルセクションで操作するレイヤーとして、DAWなどの外部機器をコントロールす るリモートレイヤーを選びます(リモートレイヤーの詳しい説明は→ P.205)。
C
[MASTER]キー
チャンネルセクションで操作するレイヤーとして、バス/ AUX センドを操作するマスター レイヤーを選びます(マスターレイヤーの詳しい説明は→ P.31)。
2
1
3
SCENE MEMORY(シーンメモリー)セクション
SCENE MEMORY
STORERECALL
21 3 4 5
シーンナンバーディスプレイ
A
現在選ばれているシーンナンバーを表示します。
エディットインジケーター
B
最後にシーンをリコール(呼び出し)/ストア(保存)した後でミックスパラメーターが変更 されているときは、この位置のドットが点滅します。
[STORE]キー
C
現在のミックス内容をストアします。シーンメモリーの詳しい説明は P.155 をご参照くださ い。
シーン[]/[]キー
D
ストア/リコールの対象となるシーンを選びます。シーン[]キーを押すたびに 1 つ上の シーンナンバー、シーン[]キーを押すたびに 1 つ下のシーンナンバーが選ばれます。どち らか一方のキーを押し続けると、シーンナンバーが連続して変化します。
E
DM1000―取扱説明書
[RECALL]キー
シーン[]/[]キーで選択したシーンをリコールします。
Page 21
1
2
4
USER DEFINED KEYS
DISPLAY
DEC
USER DEFINED KEYS(ユーザー定義キー)セクション
A
[DISPLAY]キー
[1]〜[12]キーに機能を割り当てる USERDEF 画面を呼び出します(→
P.257)。
B
[1]〜[12]キー
あらかじめ USER DEF 画面で割り当てられている機能を実行するキーです。
データエントリーセクション
A
3
INC
パラメーターホイール
ディスプレイに表示される設定値を調節します。ホイールを右に回すと値が 大きくなり、左に回すと値が小さくなります。また、画面にリストが表示され ているときにはリストのスクロール、文字入力を行なうときには文字の選択 が行なえます(→ P.30)。
B
[ENTER]キー
ディスプレイに表示されるボタンのオン/オフを切り替えたり、変更した設 定値を確定するためのキーです。
トップパネル
21
2
各部の名称と機能
1
2
C
[DEC]/[INC]キー
設定値を 1 ずつ上下させるキーです。[INC]キーを押すと値が大きくなり、
[DEC]キーを押すと値が小さくなります。どちらか一方のキーを押し続ける
ENTER
と、連続して値が変化します。
D
カーソル([]/[]/[]/[])キー
ディスプレイに表示されるカーソル(操作対象を選択する枠)を移動させま す。カーソルキーを押し続けると、カーソルが片方向に連続して移動します。
ヘッドフォン/トークバックセクション
A
[TALKBACK LEVEL]コントロール
トークバックマイクの入力レベルを調節します(トークバックについては→ P.119)。
トークバックマイク
B
トークバック用の内蔵マイクロフォンです。
[PHONES LEVEL]コントロール
C
PHONES 端子の出力レベルを調節します(ヘッドフォンを使ったモニター方法については→ P.115)。
010
TALKBACK LEVEL
010
PHONES
LEVEL
21
43
PHONES
PHONES 端子
D
ステレオヘッドフォンを接続するステレオフォーン端子です。
DM1000―取扱説明書
Page 22
22
第2章 各部の名称と機能
MONITOR(モニター)セクション
1
2
4
7
MONITOR
DISPLAY
SOLO CLEAR
2TR D2
2TR D1
SLOT
TALKBACK
DIMMER
3 5
STEREO
BUS
MONITOR
LEVEL
6 8
100
9 J K
A
[DISPLAY]キー
各種モニターの設定を行なう MONITOR 画面を呼び出します(→ P.115、131)。
B
[SOLO]インジケーター
単一または複数のチャンネルがソロになっているときに、このインジケーターが点滅しま す。
[CLEAR]キー
C
ソロに設定されているチャンネルを一括して解除します。
[2TR D1]キー
D
[2TR D2]キー
E
[STEREO]キー
F
コントロールルームモニターの出力信号を選択します。[2TRD1]キーが点灯しているときは 2TR OUTDIGITAL 端子 1の信号、[2TR D2]キーが点灯しているときは 2TROUT DIGITAL 端 子2の信号、[STEREO]キーが点灯しているときはステレオバスの信号が選ばれます。
なお、MONITOR 画面の SOLO/C-R ページ(→ P.116)の設定を変更すると、[2TR D1]/[2TR D2]キーを押したときに 2TR IN DIGITAL 端子の代わりに OMNI IN 端子の信号をモニターす ることも可能です。
[SLOT]キー
G
[BUS]キー
H
サラウンドモニターでモニターする信号を選択します。[BUS]キーが点灯しているときはバ ス1〜8の信号、[SLOT]キーが点灯しているときはスロット 1/2 からの信号が選ばれます
(サラウンドモニターについては→ P.131)。
[DIMMER]キー
I
モニターやサラウンドモニターの音量を一時的に下げるディマー機能のオン/オフを切り 替えるキーです。ミックスの途中に、コントロールルームで会話をしたいときなどに利用し ます。ディマー機能がオンになっている間、キーのインジケーターが点灯します(→ P.116)。
[TALKBACK]キー
J
トークバックのオン/オフを切り替えます。このキーのインジケーターが点灯している間、 任意のバスやスロットにトークバックマイクからの音声信号が送られます(→ P.119)。
[MONITOR LEVEL]コントロール
K
モニターレベルを調節します。
ノート: ・
DM1000 は、PHONES 端子を除くすべての出力端子に対して、出力元となる信号を自由 にパッチできるように設計されています。このため、専用のモニター出力端子はなく、代 わりにお客様ご自身が任意の出力端子(通常は OMNI OUT 端子 1〜 12)にモニター信 号を割り当てて使用します。 初期状態では、OMNI OUT 端子 11/12 にモニター信号が割り当てられています。
DM1000―取扱説明書
Page 23

リアパネル

アナログ入出力セクション(→ P.23)
リアパネル
23
2
各部の名称と機能
POWER
ON OFF
16
4
AC IN
OMNI
IN
213
METER
CONTROL
SMPTE IN
INPUT
SLOT
REMOTE MIDI
INOUT
TO HOST
USB
電源セクション(→ P.25) デジタル I/O、コントロール
セクション(→ P.24)
アナログ入出力セクション
1
WORD CLOCK
23456781101112131415 9 23456781101112 9
SLOT
2TR IN
1
INOUT
DIGITAL
2
2
COAXIAL AES/EBUCOAXIALAES/EBU
SLOT(スロット)セクション
(→ P.24)
1
16
4
OMNI
IN
213
INPUT
23456781101112131415 9
23456781101112 9
2 3
A
INPUT 端子 1 〜16
ラインレベル機器やマイクロフォン
オス XLR プラグ
の信号を入力するバランス XLR-3-31 タイプの入力端子です。定格入力レベ ルは− 60dB 〜+ 4dBです。
B
OMNI IN 端子 1 〜 4
ラインレベル機器の信号を入力するバランス XLR-3-31 タイプの入力端子です。定格入力レ ベルは+ 4dB です。
C
OMNI OUT 端子 1 〜 12
任意のバスの信号や任意のチャンネ
メス XLR プラグ
ルのダイレクト信号を出力するバラ ンス XLR-3-32 タイプの出力端子で す。定格出力レベルは+ 4dB です。
1(グランド)
3(コールド)
2(ホット)
2(ホット)
3(コールド)
1(グランド)
DM1000―取扱説明書
Page 24
24
第2章 各部の名称と機能
SLOT(スロット)セクション
SLOT
SLOT 1/2
A
オプションの mini-YGDAI カードを装着します(カードの装着方法については→ P.26)。
デジタル I/O、コントロールセクション
1
SLOT
1
METER
CONTROL
METER 端子
A
オプションのメーターブリッジ(MB1000)を接続する端子です。
CONTROL 端子
B
SMPTE IN
REMOTE MIDI
432
INOUT
TO HOST
USB
6 7 8 9 J L K5
WORD CLOCK
2TR IN
1
INOUT
DIGITAL
2
2
COAXIAL AES/EBUCOAXIALAES/EBU
GPI(汎用インターフェース)として利用可能な 25 ピンの D-Sub 端子です。この端子を利用す れば、外部からトークバックのオン/オフを切り替えたり、DM1000 側の操作で外部機器のス タート/ストップをリモートコントロールしたりできます(→ P.259)。
TIME CODE INPUT SMPTE端子
C
SMPTE 信号を入力するバランス XLR-3-31タイプの入力端子です。オートミックス機能の同 期用に利用します。
REMOTE 端子
D
YAMAHA AD824 や、Sony P2 プロトコル(TASCAM DA-98HR、その他業務用ビデオなどに使 用されているリモートコントロール用のコマンド体系)に対応した外部機器をリモートコン トロールするときに利用する 9 ピンの D-Sub 端子です。AD824 と接続するときはリバース ケーブルを、P2プロトコル対応機器と接続するときはストレートケーブルを、DM1000 同士 を接続するときはリバースケーブルを使用します。DM1000同士を接続すると、MIDI プロト コルでの通信や SOLO ロジックの同期などを行なえます。
1
E
F
G
H
DM1000―取扱説明書
MIDI IN/OUT端子
外部 MIDI 機器を接続するための端子です。
TO HOST USB 端子
USB ポートを搭載したコンピューターを接続する USB 端子です。
WORD CLOCK OUT 端子
DM1000 から外部機器へとワードクロック信号を出力する BNC 端子です。
WORD CLOCK IN 端子
外部機器から DM1000 へとワードクロック信号を入力する BNC 端子です。
Page 25
リアパネル
I
2TR OUT DIGITAL 端子 1
AES/EBU フォーマットのデジタル信号を出力する XLR-3-31 タイプの出力端子です。通常は DAT レコーダー、MDレコーダー、CD レコーダーのデジタルステレオイン(AES/EBU フォー マット)と接続します。
J
2TR OUT DIGITAL 端子 2
民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオーディオを出力する RCA ピン端子です。通常は DAT レコーダー、MDレコーダー、CD レコーダーのデジタルステレオイン(民生フォーマッ ト)と接続します。
K
2TR IN DIGITAL 端子 1
AES/EBU フォーマットのデジタル信号を入力する XLR-3-32 タイプの入力端子です。通常は DAT レコーダー、MDレコーダー、CD プレーヤーのデジタルステレオアウト(AES/EBU フォーマット)と接続します。
L
2TR IN DIGITAL 端子 2
民生フォーマット(IEC-60958)のデジタルオーディオを入力する RCA ピン端子です。通常は DAT レコーダー、MDレコーダー、CD プレーヤーのデジタルステレオアウト(民生フォー マット)と接続します。
電源セクション
25
2
各部の名称と機能
1
POWER
ON OFF
AC IN
32
アース用ネジ
A
安全にお使いいただくため、このネジで DM1000 のアースを確実に取ってください。 また、付属の電源コードは 3 芯プラグですので、コンセントが接地されていれば DM1000は
電源コードから適切にアース接続されます。コンセントがアースされていない場合は、この ネジから確実にアースを取ってください。また接地を正しく行なうと、ハムノイズ、干渉ノイ ズなどを効果的に除去できます。
ノート
お使いのコンセントが 3 芯プラグに対応していない場合は、付属の電源プラグ変
換アダプターを使って 2 芯プラグとアース線に変換できます。
POWER ON/OFFスイッチ
B
DM1000 の電源をオン/オフします。
ノート
を入れてください(電源を切るときは、順序を逆にしてください)。 音源 → MTR /マスターレコーダー →DM1000 →モニターアンプ
スピーカーから大きなノイズが生じないよう、次の順序でオーディオ機器の電源
AC IN ソケット
C
付属の電源コードで DM1000 を AC コンセントに接続します。
DM1000―取扱説明書
Page 26
26
WORD
CLOCK
IN
OUT
CONTROL
IN
OUT
TO HOST
USB
REMOTE MIDI
SMPTE IN
COAXIAL AES/EBU
COAXIAL
AES/EBU
2
2
1
2TR IN DIGITAL
METER
POWER
ON OFF
1
SLOT
SLOT
INPUT
OMNI
IN
23
4
56
78
1
10
1112
13
145
9
23
4
567
8
1
10
11
12
9
2
1
3
DIGITAL MIXING CONSOLE MODEL DM1000
AC IN
WORD
CLOCK
IN
OUT
CONTROL
IN
OUT
TO HOST
USB
REMOTE MIDI
SMPTE IN
COAXIAL AES/EBU
COAXIAL
AES/EBU
2
2
1
2TR IN DIGITAL
METER
POWER
ON OFF
1
SLOT
SLOT
INPUT
OMNI
IN
23
4
56
78
1
10
1112
13
145
9
23
4
567
8
1
10
11
12
9
2
1
3
DIGITAL MIXING CONSOLE MODEL DM1000
AC IN
第2章 各部の名称と機能

オプションカードの取り付け

カードを取り付ける前に取り付ける機器本体がこのカードに対応しているか、あるいは他の ヤマハまたはサードパーティー製のカードと組み合わせて何枚まで挿入可能かヤマハの ホームページで必ずご確認ください。
Yamaha ウェブサイト:http://proaudio.yamaha.co.jp
オプションの mini-YGDAI カードは次のように取り付けます。
1 DM1000 の電源がオフになっていることを確認します。 2 スロットの固定ネジをゆるめ、スロットカバーを取り外します。
取り外したスロットカバーは、安全な場所に保管してください。
3 スロット内のガイドレールにカードの両端を合わせ、カードをスロットに挿入します。
4 カードに取り付けられているネジでカードを固定します。
DM1000―取扱説明書
このとき、カードの端子部分がスロット内部の端子に正しくはまるようカードをいっぱいま で押し込んでください。
カードが固定されていないと、故障や誤動作の原因となることがありますのでご注意くださ い。
Page 27

第3章 DM1000 の基本操作

この章では、ディスプレイの見方、トップパネルの操作子や画面の操作方法など、DM1000 の 基本操作について説明します。
DM1000 の基本操作
27

ディスプレイの見方

トップパネル上のディスプレイには、DM1000 を操作するために必要な各種パラメーターが 表示されます。ディスプレイに表示される内容は、次のとおりです。
1
現在の画面
2
選択チャンネル ページタイトル
9
K
ページ領域
現在のシーン
3
EDITインジケーター
4
MIDI インジケーター
5
6
サラウンドモードインジケーター
7
サンプリングレートインジケーター
タイムコード
8
チャンネル名
J
3
DM1000 の基本操作
L
ページタブ
現在の画面
A
現在選ばれている画面の名称です。
選択チャンネル
B
現在[SEL]キーまたはフェーダーで選ばれているインプットチャンネル/アウトプットチャ ンネルの名称です。最初の 4 文字はチャンネル ID(例:CH1 〜 CH48、BUS1 〜 BUS8、AUX1 〜 AUX8、ST-L、ST-R)、次の4 文字はチャンネルの省略表記(ショートネーム)です。省略表記の 名前は、お客様ご自身で付けることが可能です(→ P.76、89)。
現在のシーン
C
現在シーンメモリーで選ばれているシーンナンバーとタイトルを表示します(→ P.156)。選 択したシーンにプロテクトがかけられているときは、 のアイコンが表示されます。
EDIT インジケーター
D
最後にシーンをストア/リコールしたときの状態と現在のミックス設定が一致しないとき に、このインジケーターが表示されます。シーンナンバーディスプレイに表示されるドット
(.)と連動しています。
MIDI インジケーター
E
DM1000 が MIDI IN 端子、USB 端子、REMOTE 端子、MY8-mLAN を装着したスロットから MIDI データを受信しているときに、このインジケーターが表示されます。
サラウンドモードインジケーター
F
現在選ばれているサラウンドモード(ST = STEREO、3-1、5.1、6.1)を表示します(→ P.121)。
M
タブスクロール矢印
DM1000―取扱説明書
Page 28
28
第3章 DM1000 の基本操作
G
サンプリングレートインジケーター
DM1000 が動作しているサンプリング周波数を 44k(44.1kHz)、48k(48kHz)、88k(88.2kHz)、 96k(96kHz)の中から表示します。
H
タイムコード
MIDI IN 端子、USB 端子、REMOTE 端子、MY8-mLAN を装着したスロットから受信している MIDI タイムコードを表示します。ピークメーターブリッジ MB1000(別売)のタイムコード表 示と連動しています。
また、SETUP画面の TIMEREF ページで、タイムリファレンス信号として MIDI クロックが 選ばれているときは、受信している MIDI クロックの現在位置を小節/拍/クロック単位で 表示します。
I
ページタイトル
現在の画面内で選ばれているページのタイトルを表示します。
J
チャンネル名
画面によっては、この位置に現在[SEL]キーで選択しているチャンネル、またはカーソルキー で選択しているチャンネルのフルネームを表示します。
K
ページ領域
各ページの設定内容が表示されます。
L
ページタブ
画面内に含まれる複数のページから、任意の 1 ページを選択するためのタブです。
M
タブスクロール矢印
タブを 1 ページに表示しきれないときに、左右にタブが隠れていることを示します。

画面/ページを選択する

目的の画面やページを呼び出すには、次のように操作します。
1 パネル上のキーを使って目的の画面を呼び出します。
DM1000 の各画面は、機能ごとにまとめられています。画面を呼び出すには、AUX SELECT、 ENCODER MODE、ROUTING、EQUALIZER、MONITOR、USER DEFINEDKEY の各セクショ ンの[DISPLAY]キー、または DISPLAY ACCESS セクションの各キーを押します。
2 タブが表示されているページを選択するには、タブの下にある[F1]〜[F4]キーを押します。
選択した画面に複数のページが含まれる場合、画面下のページタブに対応する[F1]〜[F4] キーを押すと、該当するページが呼び出されます。
3 表示されているタブ以外のページを呼び出すには、タブスクロール[]/[]キーを押し
て希望するページのタブを表示させ、対応する[F1]〜[F4]
ページ数が多く、タブを 1 ページに表示しきれない画面では、左または右側にタブスクロー ル矢印が表示されます。左右に隠れているタブを呼び出すには、タブスクロール[]/[] キーを使用します。
この他、同じ画面内のページを切り替えるには、次の方法があります。
キーを押します。
・ 画面内の次のページを選択するには
・ 画面内の前のページを選択するには
DM1000―取扱説明書
手順 1 で選んだキーを繰り返し押します。現在タブが表示されていないページにも移動でき ます。
手順 1 で選んだキーを押し、そのまま押し続けます。表示されるページが 1 ページずつ手前 に戻りますので、目的のページが表示されたところでキーを放してください。現在タブが表 示されていないページにも移動できます。
Page 29
・ グループ内の最初のページを選択するには
手順 1 で選んだキーを素早く 2回押します。
4 カーソルキーを使って画面内のボタン、パラメーターボックスやノブ/フェーダーにカーソ
ル(太枠部分)を合わせて、設定値を変更します。
ヒント
画面内で最後に選択したページやパラメーターは記憶されています。次に同じ画 面を呼び出すと、同じページ/同じパラメーターが選択されます。 必要ならば、パネル上で特定のコントロールやキーを操作したときに、関連するページを ディスプレイに呼び出すことができます(→ P.250)。

画面内のユーザーインターフェース

ここでは、DM1000 のディスプレイに表示される各種ユーザーインターフェースの操作方法 について説明します。
ノブ/フェーダー
インプットチャンネルのレベルやエフェクトパラメーターな ど、連続可変式のパラメーターの設定値を変更します。カーソル キーを使ってノブ/フェーダーにカーソル(太枠部分)を合わ せ、パラメーターホイール(または[INC]/[DEC]キー)を使って、 値を設定します。
画面内のユーザーインターフェース
29
3
DM1000 の基本操作
ボタン
主に、ある機能のオン/オフを切り替えるときに使用します。ボ タンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、オン(反転表 示)とオフ(通常表示)が切り替わります。その他、2 種類の設定値 のうち一方を選ぶときや、特定の機能を実行するときにも利用 します。
パラメーターボックス
複数の選択肢の中から 1 つを選ぶときに使用します。カーソル キーを使ってボックスにカーソルを合わせ、パラメーターホ イール(または[INC]/[DEC]キー)を使って、設定値を選びます。
なお、パラメーターボックスによっては、変更内容を確定するた めに、[ENTER]キーを押さなければならないものもあります。こ のようなパラメーターボックスでは、設定値を変更したときに 点滅表示となり、[ENTER]キーを押して確定させたときに通常 表示に戻ります。点滅している間にカーソルを移動させると、そ の値は変更されません。
DM1000―取扱説明書
Page 30
30
第3章 DM1000 の基本操作
確認のメッセージ
機能によっては、実行する前に次のような確認のポップアップウィンドウが表示される場合 があります。
YES ボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと機能が実行され、NO ボタンにカー ソルを合わせて[ENTER]キーを押すとキャンセルされます。
なお、しばらく何も操作していないと、自動的にウィンドウが閉じ、処理は実行されません。
TITLE EDIT ウィンドウ
シーンメモリー、ライブラリー、オートミックスなどのタイトルを入力するウィンドウです。 タイトルを付ける項目に応じて、4文字、12 文字、16 文字が入力できます。
次の図は使用できる文字を示したもので、左の画面は大文字と各種記号、右の画面は小文字 と数字です。
カーソルキーで文字を選択し、[ENTER]キーを押して文字を確定します。このとき、カーソル は自動的に右隣へ移動します。パラメーターホイールと左右のカーソルキーを使って、タイ
トル内のカーソルを移動します。 SHIFT LOCK ボタンは大文字/小文字の切り替え、SPC ボタンはスペースの入力に使用しま
す。 また、INSボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、カーソル位置にスペースが
挿入され、それより右にある文字が右方向に移動します(コンピューターキーボードの INSERT キーと同じ機能です)。
DEL ボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、カーソル位置の文字が削除され、 それより右にある文字が左方向に移動します(コンピューターキーボードの DELETE キーと 同じ機能です)。
入力が終わったら OK ボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押してタイトルを確定 させます。また、CANCEL ボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、入力が取り 消されます。
DM1000―取扱説明書
Page 31

レイヤーを選択する

DM1000 のインプット/アウトプットチャンネル(バスアウト 1 〜 8、AUX アウト 1 〜 8)は、 次のようにレイヤー構造になっており、6 つのレイヤーが利用できます。
インプットチャンネルレイヤー 1 〜 16
インプットチャンネルレイヤー 17 〜 32
インプットチャンネルレイヤー 33 〜 48
現在選択されているレイヤーに応じて、チャンネルモジュールのエン コーダー、[SEL]キー、[SOLO]キー、[ON]キー、チャンネルフェーダーの 機能が変わります。チャンネルモジュールのコントロール類で操作する レイヤーを選ぶには、LAYER セクションのキーを使います。
マスターレイヤー
リモートレイヤー 1
リモートレイヤー 2
レイヤーを選択する
31
3
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
+10
0
5
5
5
0
0
10
5
5
15
20
20
10
10
10
15
15
15
30
30
20
20
20
40
40
50
50
50
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
1
2
3
4
17 33
18 34
19 35
20 36
AUX 1
AUX 2
AUX 3
AUX 4
+10
0
5
5
5
0
0
10
5
5
15
20
20
10
10
10
15
15
15
30
30
20
20
20
40
40
50
50
50
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
1
2
3
4
17 33
18 34
19 35
20 36
AUX 1
AUX 2
AUX 3
AUX 4
+10
0
5
5
5
0
0
10
5
5
15
20
20
10
10
10
15
15
15
30
30
20
20
20
40
40
50
50
50
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
1
2
3
4
17 33
18 34
19 35
20 36
AUX 1
AUX 2
AUX 3
AUX 4
+10
0
5
5
5
0
0
10
5
5
15
20
20
10
10
10
15
15
15
30
30
20
20
20
40
40
50
50
50
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
1
2
3
4
17 33
18 34
19 35
20 36
AUX 1
AUX 2
AUX 3
AUX 4
+10
0
5
5
5
0
0
10
5
5
15
20
20
10
10
10
15
15
15
30
30
20
20
20
40
40
50
50
50
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
1
2
3
4
17 33
18 34
19 35
20 36
AUX 1
AUX 2
AUX 3
AUX 4
+10
0
5
5
5
0
0
10
5
5
15
20
20
10
10
10
15
15
15
30
30
20
20
20
40
40
50
50
50
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
1
2
3
4
17 33
18 34
19 35
20 36
AUX 1
AUX 2
AUX 3
AUX 4
+10
0
0
0
0
0
0
0
0
5
5
5
5
0
0
10
10
5
5
15
15
20
20
10
15
15
30
30
20
20
40
40
50
30
30
60
60
40
70
70
50
50
5
6
21 37
22 38
AUX 5
AUX 6
+10
+10
0
5
5
5
5
0
0
10
10
5
5
15
15
20
20
10
15
15
30
30
20
20
40
40
50
30
30
60
60
40
70
70
50
50
5
6
21 37
22 38
AUX 5
AUX 6
+10
+10
0
5
5
5
5
0
0
10
10
5
5
15
15
20
20
10
15
15
30
30
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50
50
16
15
14
32 48
31 47
STEREO
BUS 8
BUS 7
+10
+10
+10
+10
+10
0
0
0
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
0
10
10
10
10
10
10
10
15
5
5
5
5
5
15
15
15
15
15
20
20
20
20
20
10
10
10
10
20
30
15
15
15
15
30
30
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
40
40
50
50
50
50
30
30
30
50
60
60
60
60
40
40
40
60
70
70
70
70
70
50
50
50
16
15
14
32 48
31 47
30 46
STEREO
BUS 8
BUS 7
BUS 6
DM1000 の基本操作
それぞれのキーに対応するレイヤーと、チャンネルモジュールで操作可能なパラメーター は、次のとおりです。
LAYER セクション レイヤー
[1-16]キー
[17-32]キー
[33-48]キー [REMOTE 1]キー
[REMOTE 2]キー [MASTER]キー
ヒント
チャンネルフェーダーとエンコーダーの機能は、それぞれ現在選ばれている
インプットチャンネルレイヤー 1〜16
インプットチャンネルレイヤー 17 〜 32
インプットチャンネルレイヤー 33 〜 48
リモートレイヤー1 リモートレイヤー2
マスターレイヤー
チャンネルモジュール
1〜8 9〜16
インプットチャンネル 1 〜 16
インプットチャンネル 17 〜 32
インプットチャンネル 33 〜 48
現在選択されているターゲットに応 じて動作が異なります(→ P.205)。
AUX センドマス ター1 〜 8
バスアウトマス ター1 〜 8
フェーダーモード(→ P.33)とエンコーダーモード(→ P.34)により異なります。
DM1000―取扱説明書
Page 32
32
EQUALIZER
LOW
HIGH
GAIN
Q
FREQUENCY
LOW MID
HIGH MID
ROUTING
12
34
56
78
STEREO DIRECT
DISPLAY
DISPLAY
SELECTED CHANNEL
GRAB
第3章 DM1000 の基本操作

チャンネルを選択する

DM1000 では、インプットチャンネル/アウトプットチャン ネル(AUXアウト 1〜 8、バスアウト 1 〜 8、ステレオアウ ト)の中から任意の 1 チャンネルを選び、SELECTED CHANNEL セクションのコントロール類を使って主要な ミックスパラメーターをエディットできます。
SELECTED CHANNEL セクションで操作するチャンネルを 選ぶには、次のように操作します。
1 LAYER セクションのキーを使って、希望するチャンネルを
含むレイヤーを選択します(→ P.31)。
2 [SEL]キーを押すか、フェーダーに触れて、任意のインプッ
トチャンネルまたはアウトプットチャンネルを選択します。
[SEL]キーを押すとそのチャンネルが選択され、[SEL]キー
のインジケーターが点灯します。 また、SETUP画面の PREFER2ページ(→ P.252)にある FaderTouch Sence が有効のときは、
フェーダーに触ることで、そのチャンネルを選択できます。 ディスプレイ左上に選択したチャンネルの ID と省略表記(ショートネーム)が表示されま
す。選択したチャンネルのパラメーターが現在表示されているページにあれば、その位置に カーソルが移動します。そのチャンネルを含むページが隠れていた場合は、自動的にページ が切り替わります。
ヒント
ペアに設定されている 2 チャンネルでは、選択されているチャンネルの[SEL]
キーが点灯し、もう一方のチャンネルの[SEL]キーが点滅します。
3 ステレオアウトを選ぶには、STEREO セクションの[SEL]キーを押すか、[STEREO]フェー
ダーに触ります。
STEREO セクションの[SEL]キーを押すたびに、ステレオアウトの左右のチャンネルが交互 に選択されます。
ステレオアウトのパラメーターが現在表示されているページにあれば、その位置にカーソル が移動します。また、ステレオアウトを含むページが隠れていた場合は、自動的にページが切 り替わります。
ヒント
SETUP 画面の PREFER1 画面(→ P.250)でAuto Channel Select がオンのとき は、フェーダー/エンコーダーを動かしたとき、および[SOLO]キー/[ON]キーをオンに したときに、そのチャンネルが選択されます。
DM1000―取扱説明書
Page 33

フェーダーモードを選択する

チャンネルフェーダー1 〜 16 で操作する機能は、現在選択されているレイヤーとフェーダー モードに応じて異なります。
1 操作したいチャンネルを含むレイヤーを選択します(→ P.31)。
フェーダーモードを選択する
33
2 FADER MODE セクションの[FADER/AUX]キーでフェーダーモードを次
の2つの中から選択します。
・ FADER .........チャンネルフェーダーを使って、のインジケーターが点灯
インプットチャンネルの入力レ ベル、またはアウトプットチャン ネル(AUX アウト 1 〜 8、バスア ウト 1 〜 8)のマスターレベルを操作します。
・ AUX ...............チャンネルフェーダーを使って、インプットチャのインジケーターが点灯
ンネルの AUX センドレベルを操作します。
次の表は、レイヤーとフェーダーモードの選択に応じて、チャンネルフェーダーの機能がど のように変化するかを表わしたものです。
LAYER セクション
[1-16] キー
[17-32] キー
[33-48] キー
[REMOTE 1] キー
[REMOTE 2] キー
[MASTER] キー
FADER MODE
セクション
FADER インプットチャンネル 1 〜 16 の入力レベル AUX インプットチャンネル 1 〜 16 の AUX センドレベル FADER インプットチャンネル 17 〜 32 の入力レベル AUX インプットチャンネル 17 〜 32 の AUX センドレベル FADER インプットチャンネル 33 〜 48 の入力レベル AUX インプットチャンネル 33 〜 48 の AUX センドレベル
FADER AUX 選択不可能 選択不可能 FADER AUX 選択不可能 選択不可能 FADER AUX 選択不可能 選択不可能
現在選択されているターゲットに応じて動作が異なりま す(→ P.205)。
現在選択されているターゲットに応じて動作が異なりま す(→ P.205)。
AUX センドマスター1〜 8 の出力レベル
チャンネルモジュール
1〜8 9〜16
バスアウトマスター1 〜 8 の出力レベル
FADER MODE
FADER
AUX
3
DM1000 の基本操作
ノート
マスターレイヤーが選ばれているときは、AUXを選ぶことはできません。AUX の インジケーターが点灯しているときにマスターレイヤーに切り替えると、自動的に AUX のインジケーターが消灯し、FADER のインジケーターが点灯します。
DM1000―取扱説明書
Page 34
34
第3章 DM1000 の基本操作

エンコーダーモードを選択する

エンコーダー1 〜 16で操作する機能は、現在選択されているレイヤーとエンコーダーモード に応じて異なります。
1 操作したいチャンネルを含むレイヤーを選択します(→ P.31)。 2 ENCODER MODEセクションのキーを使って、次の中からエンコー
ダーモードを選択します。
ENCODER MODE
DISPLAY
・[PAN] ..........現在選ばれているレイヤーに応じて、エキーが点灯
ンコーダー1 〜 16 がパンコントロール として機能します。
・[AUX] ..........現在選ばれているレイヤーに応じて、エンコーダー1 〜 16 がキーが点灯
AUX センドレベルコントロールとして機能します。
・[ASSIGN] ...現在選ばれているレイヤーに応じて、エンコーダー1 〜 16 にあキーが点灯
らかじめ割り当てられたパラメーターを操作します(パラメー ターの割り当て方法は、次項を参照)。
次の表は、レイヤーとエンコーダーモードの選択に応じて、エンコーダー1 〜 16の機能がど のように変化するかを表わしたものです。
LAYER セクション
[1-16] キー
[17-32] キー
[33-48] キー
[REMOTE 1]キー
[REMOTE 2]キー
[MASTER] キー
ENCODER
MODEセクション
PAN インプットチャンネル 1〜 1 6 のパン AUX インプットチャンネル 1〜 1 6 の AUX センドレベル ASSIGN エンコーダーに割り当てられたパラメーター PAN インプットチャンネル 17 〜 32 のパン AUX インプットチャンネル 17 〜 32 の AUX センドレベル ASSIGN エンコーダーに割り当てられたパラメーター PAN インプットチャンネル 33 〜 48 のパン AUX インプットチャンネル 33 〜 48 の AUX センドレベル ASSIGN エンコーダーに割り当てられたパラメーター PAN AUX ASSIGN PAN AUX ASSIGN PAN AUX ASSIGN エンコーダーに割り当てられたパラメーター
現在選択されているターゲットに応じて動作が異なり ます(→ P.205)。
チャンネルモジュール
1〜8 9〜16
無効
AUXPAN
ASSIGN
DM1000―取扱説明書
Page 35

エンコーダーにパラメーターを割り当てる

エンコーダーにパラメーターを割り当てる
ENCODER MODE セクションの[ASSIGN]キーが点灯しているときは、エンコーダー1 〜 16 にあらかじめ割り当てられたパラメーターを操作できます。エンコーダーにパラメーターを 割り当てるには、次のように操作します。
1 ENCODER MODEセクションの[DISPLAY]キーを押します。
ENCODER 画面の ENCODER ページが表示されます。画面左側のフィールドには現在
[ASSIGN]キーに割り当てられているパラメーターの名前、右側に選択可能なパラメーター
のリストが表示されます(現在選ばれているパラメーターは、リスト内で反転表示されてい ます)。
35
3
DM1000 の基本操作
2 パラメーターホイールまたは[INC]/[DEC]キーを使って、右側のリストから割り当てたい
パラメーターを選択します。
リスト内の点線の枠内に表示されるパラメーターが現在選択されています。割り当て可能な パラメーターのリストは、次ページをご参照ください。
3 [ENTER]キーを押して、パラメーターの割り当てを確定します。
この状態から操作したいレイヤーを選び、ENCODER MODEセクションの[ASSIGN]キーを 押して点灯させれば、エンコーダー1 〜 16 を使って割り当てたパラメーターを操作できま す。
ノート
アサインされているパラメーターのないチャンネルでは、エンコーダーは無効に なります。たとえばエンコーダーにPhaseパラメーターが割り当てられているときにマ スターレイヤーを選んだ場合、AUX アウトやバスアウトには Phase パラメーターがない ので、エンコーダーを操作しても何も変化しません。
DM1000―取扱説明書
Page 36
36
第3章 DM1000 の基本操作
エンコーダーにアサイン可能なパラメーター:
# パラメーター エンコーダーの動作 プッシュスイッチの動作
1
No Assign
2
Attenuator
3
Input Patch
4
Insert In Patch
5
Insert Out Patch
6
Direct Out
7
Phase
8
Insert On
9
Aux pre/post
10
Delay On
11
Delay Time
12
Delay FB.Gain
13
Delay Mix
14
EQ On
15
EQ Type
16
EQ Low Q
17
EQ Low F
18
EQ Low G
19
EQ Low-Mid Q
20
EQ Low-Mid F
21
EQ Low-Mid G
22
EQ High-Mid Q
23
EQ High-Mid F
24
EQ High-Mid G
25
EQ High Q
26
EQ High F
27
EQ High G
28
Gate On
29
Gate Threshold
30
Gate Range
31
Gate Attack
32
Gate Decay
33
Gate Hold
34
Comp On
35
Comp Threshold
36
Comp Ratio
37
Comp Attack
38
Comp Release
39
Comp Out Gain
40
Comp Knee/Width
41
Surr L/R Pan
42
Surr F/R Pan
43
Surr Front DIV
44
Surr Rear DIV
45
Surr LFE Level
46
Surr Pan Wheel
47
Scene Fade Time
48
AD824 Gain
49
Ins AD824 Gain
――
Attenuator 設定内容の表示 Input Channel patch
Insert In patch Insert Out patch
Direct Out patch Phase: normal/reverse
Insert on/off Aux pre/post
Delayon/off DelayTime
DelayFB.Gain DelayMix
EQon/off EQType
EQLow Q EQLow Frequency
EQLow Gain EQLow-Mid Q
EQLow-Mid Frequency EQLow-Mid Gain
EQHigh-Mid Q EQHigh-Mid Frequency
EQHigh-Mid Gain EQHigh Q
EQHigh Frequency EQHigh Gain
Gateon/off GateThreshold
GateRange GateAttack
GateDecay GateHold
Compon/off CompThreshold
CompRatio CompAttack
CompRelease CompOut Gain
CompKnee/Width Surr L/R Pan
Surr F/R Pan Surr Front DIV
Surr Rear DIV Surr LFE Level
Surr Pan Wheel SceneFade Time
AD824Gain InsAD824 Gain
パッチの選択
設定内容の表示
DM1000―取扱説明書
Page 37

レベルメーターの見方

ここでは、METER 画面やピークメーターブリッジ MB1000(別売)を使ってインプットチャン ネル/アウトプットチャンネルのレベルを確認する方法を説明します。
1 DISPLAY ACCESS セクションの[METER]キーを繰り返し押し、METER 画面の
POSITION
このページでは、インプットチャンネル/アウトプットチャンネルそれぞれに対し、レベル を検出する位置を指定します。
ページを表示させます。
1
2
レベルメーターの見方
37
3
DM1000 の基本操作
INPUTフィールド
A
インプットチャンネルで信号レベルを検出する位置を選択します。
B
OUTPUT フィールド
アウトプットチャンネル(AUX アウト 1 〜 8、バスアウト 1 〜 8、ステレオアウト)で信号 レベルを検出する位置を選択します。
2 INPUT フィールドまたは OUTPUT フィールドの任意のボタンにカーソルを合わせ、
[ENTER]
フィールドごとに、次の 3 つのボタンが選択できます。
・ PRE ........................... EQ 直前EQ
・ PRE ................... フェーダー直前FADER
・ POST ................ フェーダー直後FADER
ヒント
定を変更すると、ピークメーターブリッジ上の INPUT METERING POSITION/OUTPUT METERING POSITION の設定が追従します。
3 DISPLAY ACCESS セクションの[METER]キーを繰り返し押し、次の中からメーターを確
認したいチャンネルを含むページを呼び出してください。
- CH1-32ページ - CH33-48ページ
キーを押します。
ピークメーターブリッジ MB1000(別売)が装着されている場合、このページの設
それぞれインプットチャンネル 1 〜 32、33 〜48 のレベルを表示します。
- CH1-48ページ
インプットチャンネル 1 〜 48 のレベルを一括表示します。
- MASTER ページ
アウトプットチャンネル(AUX アウト 1 〜 8、バスアウト 1 〜 8、ステレオアウト)のレベ ルを一括表示します。
- EFFECT ページ
内蔵エフェクト 1 〜 4 の入出力レベルを一括表示します。
DM1000―取扱説明書
Page 38
38
・CH1-32 ページ ・CH33-48 ページ
第3章 DM1000 の基本操作
- STEREO ページ
ステレオアウトまたはコントロールルームモニターの出力レベルを表示します。
ヒント
LAYERセクションのキーを使って CH1-32ページ、CH33-48 ページ、MASTER ページを呼び出すことも可能です。このとき、ピークメーターブリッジ MB1000(別売)が 装着されていれば、ピークメーターブリッジでも表示される信号の種類が連動して切り替 わります。
4 CH1-32、CH33-48、CH1-48、MASTERの各ページを選んだ場合は、METER MODE
フィールドでメーターに表示する信号の種類を次の 3 つの中から選びます。
・ GATE .........................ゲートのゲインリダクション量(MASTER ページを除く)GR
・ COMP .......................コンプレッサーのゲインリダクション量GR
..............................インプットチャンネルの入力レベル/アウトプットチャンネルLEVEL
の出力レベル
・CH1-48 ページ ・MASTER ページ
ヒント
上記のページでは、必要に応じて POSITION フィールドで信号の検出位置を変更 することも可能です。このフィールドは、METER 画面の POSITION ページと連動してい ます。
DM1000―取扱説明書
Page 39
レベルメーターの見方
5 STEREO ページを選んだ場合は、METER MODE フィールドで、ステレオメーターに表示さ
れる信号の種類を、次の 2 つの中から選びます。
................................... コントロールルームモニターの出力信号C-R
.......................... ステレオアウトの信号STEREO
このフィールドの設定は METER 画面の MASTERページのメーター、STEREO ページの ST メーター、およびディスプレイ右側のステレオメーターに影響します。
39
3
DM1000 の基本操作
6 ピークレベルを保持させたいときは、PEAK HOLD ボタンにカーソルを合わせ、[ENTER]
キーを押してください。
PEAK HOLD ボタンがオンになり、画面内のメーターやピークメーターブリッジ上でピーク レベルが保持されます。ピークレベルを解除するには、PEAK HOLD ボタンを一度オフにして ください。ピークメーターブリッジ MB1000(別売)が装着されていれば、ピークレベル保持の オン/オフが連動します。
DM1000―取扱説明書
Page 40
40
第3章 DM1000 の基本操作
DM1000―取扱説明書
Page 41

第4章 接続とセットアップ

この章では、DM1000 の基本的な接続方法やセットアップ方法について説明します。
接続
DM1000 と外部機器の組み合わせにはさまざまな例が考えられますが、ここでは 3 つの代表 的な接続例について説明します。
■ アナログ 32チャンネルのミキシングシステム
シンセサイザー シンセサイザー
MUSIC
SYNTHESIZER
PRODUCTION
Sequencer
Sampling
Integrated Real-timeExternalControl
Surface
Modular
SynthesisPlug-in
SONG SCENE
REC
System
接続とセットアップ
41
4
接続とセットアップ
MUSIC
SYNTHESIZER
PRODUCTION
Sequencer
Sampling
Integrated Real-timeExternalControl
Surface
Modular
SynthesisPlug-in
SONG SCENE
REC
System
エフェクター
88
ギター
MY8-AD96
など
MY8-AD96
など
マスターレコーダー
SLOT 1 SLOT 2
OMNI IN端子
OMNI OUT 端子
INPUT 端子
INPUT 端子
5
234
1
+48V
+48V
ONOFF
1
PAD
20dB
20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB
-60
-60
-16
-16
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
DISPLAYACCESS
AUTOMIX DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
INPUT
/
PAIR/GROUP
INSERT/DELAY
PATCH
PAN/
EFFECTSURROUNDDYNAMICS SCENE
AUXSELECT
DISPLAY
AUX2 AUX3 AUX4
AUX1
AUX6AUX5 AUX7 AUX8
ENCODER MODE
DISPLAY
AUXPAN
ASSIGN
SEL
SEL
SOLO
SOLO
ON
ON
1
2
+10
+10
0
5
5
5
0
0
10
10
5
5
15
15
20
20
10
10
15
15
30
30
20
20
40
40
50
50
30
30
60
60
40
40
70
70
50
50
1
2
17 33
18 34
AUX 1
AUX 2
6
78 1213 14 15
+48V
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
F1 F2 F3
SEL
SOLO
ON
7
+10
0
0
5
5
5
0
10
10
5
15
15
20
20
10
15
30
30
20
40
40
50
50
30
60
60
40
70
70
50
7
23 39
AUX 7
91011
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
F4
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
8
9
+10
+10
+10
+10
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
15
20
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
40
50
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
70
50
50
50
50
11
10
8
9
27 43
26 42
24 40
25 41
BUS 3
AUX 8
BUS 1
BUS 2
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
OUTPUT PATCH
FADER MODE
FADER
AUX
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
3
4
5
6
+10
+10
+10
+10
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
3
4
5
6
19 35
20 36
21 37
22 38
AUX 3
AUX 4
AUX 5
AUX 6
+48V
ONOFF
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
OVER
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
LR
SEL
SOLO
ON
+10
5
0
5
10
15
20
30 40 50
12
28 44
BUS 4
+48V
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
1615141312111098765432
010
TALKBACK LEVEL
GAIN
PEAK
OVER
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
SEL
ON
13
BUS 5
-60
0
0
5
10
15
20
30
40
50 60 70
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
DISPLAY
12
34
56
78
STEREO DIRECT
STORE RECALL
SEL
SOLO
ON
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
14
30 46
BUS 6
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
SELECTED CHANNEL
ROUTING
SCENEMEMORY
SEL
SOLO
ON
+10
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
15
31 47
BUS 7
010
-60
-16
PHONES
GAIN
LEVEL
PEAK
SIGNAL
EQUALIZER
DISPLAY
HIGH
Q
HIGHMID
LOWMID
FREQUENCY
LOW
GAIN
DEC
GRAB
ENTER
SEL
AUTO
SEL
SOLO
ON
ON
16151413121110
+10
0
0
0
5
5
5
5
0
10
10
15
5
15
20
10
20
30
15
30
20
40
40
50
30
50
60
40
60
70
70
50
16
32 48
STEREO
BUS 8
-60
-16
SIGNAL
SOLO
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
29 45
2TR IN DIGITAL 端子
16
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
2TR OUT DIGITAL 端子
PHONES
MONITOR
DISPLAY
SOLO CLEAR
STEREO
2TR D2
2TR D1
SLOT
BUS
100
MONITOR
TALKBACK
LEVEL
DIMMER
INC
OMNI OUT 端子 11/12
USERDEFINED KEYS
DISPLAY
PHONES端子
VOL VOL
モニターシステム
スロット 1/2 にオプションの ADカード(MY8-AD、MY8-AD96 など)を装着し、キーボードミ キサーや SR ミキサーとして利用するためのシステムです。INPUT 端子 1 〜 16 に AD カード のライン入力端子を加えることで、最大でアナログ 32 チャンネルのミキシングが可能です。
ヒント
AD カードのゲインは、カード本体の DIP スイッチを使って切り替えることがで
きます。詳しくは、AD カードの説明書をご参照ください。
DM1000―取扱説明書
Page 42
42
第4章 接続とセットアップ
■ HDR(ハードディスクレコーダー)と併用するレコーディングシステム
エフェクター
88
シンセサイザー
REC
HDR(ハードディスクレコーダー)
コンピューター
MIDI IN
MIDIOUT
WORD CLOCK OUT
IN OUT IN OUT
MY8-AT
など
SLOT 1 SLOT 2
OMNI IN 端子
OMNI OUT端子
MUSIC
SYNTHESIZER
PRODUCTION
Sequencer
Sampling
Integrated Real-timeExternalControl
Surface
Modular
SynthesisPlug-in
SONG SCENE
System
INPUT端子
INPUT端子
PAD
-16
AUTOMIX DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
PAIR/GROUP
PAN/
DISPLAY
AUX1
DISPLAY
+10
5
0
5
10
15
20
30 40 50
MY8-AT
など
5
234
1
+48V
+48V
ONOFF
1
20dB
20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB
-60
-60
-16
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
DISPLAYACCESS
INPUT
/
INSERT/DELAY
PATCH
EFFECTSURROUNDDYNAMICS SCENE
AUXSELECT
AUX2 AUX3 AUX4
AUX6AUX5 AUX7 AUX8
ENCODER MODE
AUXPAN
ASSIGN
SEL
SEL
SOLO
SOLO
ON
ON
1
2
+10
0
0
5
5
5
0
10
10
5
15
15
20
20
10
15
30
30
20
40
40
50
50
30
60
60
40
70
70
50
1
2
17 33
18 34
AUX 1
AUX 2
6
78 1213 14 15
+48V
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
F1 F2 F3
SEL
SOLO
ON
7
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
7
23 39
AUX 7
91011
+48V
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-60
-16
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
SEL
SOLO
24 40
AUX 8
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
OVER
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
LR
F4
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
ON
8
9
+10
+10
+10
+10
+10
0
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
0
10
10
10
10
10
5
5
5
5
5
15
15
15
15
15
20
20
20
20
20
10
10
10
10
10
15
15
15
15
15
30
30
30
30
30
20
20
20
20
20
40
40
40
40
40
50
50
50
50
50
30
30
30
30
30
60
60
60
60
60
40
40
40
40
40
70
70
70
70
70
50
50
50
50
50
12
11
10
8
9
29 45
28 44
27 43
26 42
25 41
BUS 5
BUS 4
BUS 3
BUS 1
BUS 2
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
OUTPUT PATCH
FADER MODE
FADER
AUX
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
3
4
5
6
+10
+10
+10
+10
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
3
4
5
6
19 35
20 36
21 37
22 38
AUX 3
AUX 4
AUX 5
AUX 6
+48V
OVER
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
SEL
ON
13
WORD CLOCK IN 端子
ONOFF
-60
-16
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
+48V
ONOFF
-60
-16
GAIN
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SELECTED CHANNEL
ROUTING
DISPLAY
12
34
56
78
STEREO DIRECT
SCENEMEMORY
STORE RECALL
SEL
SOLO
SOLO
ON
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
14
31 47
30 46
BUS 7
BUS 6
マスターレコーダー
TO HOST USB 端子
MIDI OUT 端子
MIDI IN 端子
2TR IN DIGITAL 端子
16
+48V
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
1615141312111098765432
010
TALKBACK LEVEL
010
-60
-60
-16
PHONES
GAIN
GAIN
LEVEL
PEAK
SIGNAL
EQUALIZER
DISPLAY
HIGH
Q
HIGHMID
LOWMID
FREQUENCY
LOW
GAIN
DEC
GRAB
ENTER
AUTO
SEL
SEL
SEL
SOLO
ON
ON
ON
16151413121110
+10
0
0
0
5
5
5
5
0
10
10
10
15
5
15
15
20
20
10
20
30
15
30
30
20
40
40
40
50
50
30
50
60
60
40
60
70
70
70
50
16
15
32 48
STEREO
BUS 8
2TR OUT DIGITAL 端子
PHONES
MONITOR
DISPLAY
SOLO CLEAR
STEREO
2TR D2
2TR D1
SLOT
BUS
100
MONITOR
TALKBACK
LEVEL
DIMMER
INC
OMNI OUT 端子 11/12
USERDEFINED KEYS
DISPLAY
PHONES端子
VOL VOL
モニターシステム
スロット 1/2 にオプションのデジタル I/O カード(MY8-AT、MY16-AT、MY8-TD など)を装着 し、HDR などのデジタル MTR を接続するレコーディングシステムです。トラック録音や オーバーダビングから、バウンスやミックスダウンまで対応できます。さらに、DM1000から HDR に MMCコマンドを送り、HDR のトランスポートをDM1000 から操作することも可能 です。
DM1000―取扱説明書
Page 43
接続
43
■ DAW(デジタルオーディオワークステーション)を使ったレコーディングシステム
コンピューター
MIDI インターフェース
MIDI IN
MIDI OUT
オーディオインターフェース
WORD CLOCK OUT
IN OUT IN OUT
4
接続とセットアップ
エフェクター
88
シンセサイザー
REC
MY-16ATなどMY-16AT
マスターレコーダー
など
SLOT 1 SLOT 2
OMNI IN 端子
OMNI OUT 端子
MUSIC
SYNTHESIZER
PRODUCTION
Sequencer
Sampling
Integrated Real-timeExternalControl
Surface
Modular
SynthesisPlug-in
SONG SCENE
System
1
+48V
1
PAD
20dB
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
DISPLAYACCESS
AUTOMIX DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
PAIR/GROUP
INSERT/DELAY
PAN/
AUXSELECT
DISPLAY
AUX1
ENCODER MODE
DISPLAY
INPUT 端子
SEL
SOLO
INPUT 端子
ON
1
+10
5
0
5
10
15
20
30 40 50
1
17 33
AUX 1
5
234
+48V
ONOFF
20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB
-60
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
INPUT
/
PATCH
EFFECTSURROUNDDYNAMICS SCENE
AUX2 AUX3 AUX4
AUX6AUX5 AUX7 AUX8
AUXPAN
ASSIGN
SEL
SOLO
ON
2
+10
0
0
5
5
5
0
10
10
5
15
15
20
20
10
15
30
30
20
40
40
50
50
30
60
60
40
70
70
50
2
18 34
AUX 2
6
78 1213 14 15
+48V
ONOFF
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
F1 F2 F3
SEL
SOLO
ON
6
7
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
6
7
23 39
AUX 7
91011
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
F4
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
8
9
+10
+10
+10
+10
0
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
15
15
20
20
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
40
40
50
50
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
70
70
50
50
50
50
11
10
8
9
24 40
25 41
27 43
26 42
BUS 3
AUX 8
BUS 1
BUS 2
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
OUTPUT PATCH
FADER MODE
FADER
AUX
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
3
4
5
+10
+10
+10
+10
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
3
4
5
19 35
20 36
21 37
22 38
AUX 3
AUX 4
AUX 5
AUX 6
+48V
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
OVER
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
LR
SEL
SOLO
ON
+10
5
0
5
10
15
20
30 40 50
12
28 44
BUS 4
MIDI IN 端子
WORD CLOCK IN 端子
+48V
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
1615141312111098765432
010
TALKBACK LEVEL
-60
-16
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
29 45
010
-60
-60
-60
-60
-16
-16
-16
PHONES
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
LEVEL
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SELECTED CHANNEL
ROUTING
EQUALIZER
DISPLAY DISPLAY
OVER
0
-2 12
HIGH
-4
Q
-6 34
HIGHMID
-8
-10
-12 56
LOWMID
FREQUENCY
-14
-18
-24 78
LOW
-30
GAIN
-36
STEREO DIRECT
-42
DEC
-48
-56
-72
GRAB
SCENEMEMORY
STORE RECALL
ENTER
SEL
SEL
SEL
SEL
AUTO
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
ON
16151413121110
+10
+10
+10
0
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
10
10
10
10
10
15
5
5
5
15
15
15
15
20
20
20
20
10
10
10
20
30
15
15
15
30
30
30
30
20
20
20
40
40
40
40
40
50
50
50
50
30
30
30
50
60
60
60
60
40
40
40
60
70
70
70
70
70
50
50
50
16
15
14
13
32 48
31 47
30 46
STEREO
BUS 8
BUS 7
BUS 6
BUS 5
TO HOST USB 端子
MIDI OUT 端子
2TR IN DIGITAL 端子
16
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
2TR OUT DIGITAL 端子
PHONES
MONITOR
DISPLAY
SOLO CLEAR
2TR D2
STEREO
2TR D1
SLOT
BUS
100
MONITOR
LEVEL
TALKBACK
DIMMER
INC
OMNI OUT 端子 11/12
モニターシステム
USERDEFINED KEYS
DISPLAY
PHONES端子
スロット 1/2 にオプションのデジタル I/Oカード(MY8-AT、MY16-AT、MY8-AE など)を装着 し、コンピューターベースの DAW(デジタルオーディオワークステーション)システムと接 続するシステムです。DM1000 を DAW のオーディオ入出力として利用できます。また、 DM1000 とコンピューターの USB 端子同士を接続し、DM1000のリモート機能を使って DAW のロケート/トランスポートの操作や各種パラメーターの変更が行なえます。
VOL VOL
DM1000―取扱説明書
Page 44
44
第4章 接続とセットアップ

ワードクロックの接続と設定

ワードクロックについて
複数の機器をデジタル接続してデジタルオーディオ信号を送受信するには、すべての機器で オーディオ信号を処理するタイミングを一致させなければなりません。たとえ両方の機器が 同じサンプリング周波数に設定されていても、オーディオ信号を処理するタイミングが同期 していなければ、信号が正常に送られなかったり、耳障りなクリックノイズが生じたりする 場合があります。
デジタルオーディオ信号の処理を同期させるための信号をワードクロックと呼びます。通 常は 1 台の機器から基準となるワードクロック信号を送信し、その他の機器は受信したワー ドクロック信号に同期させます(送信側の機器をワードクロックマスター、受信側の機器 をワードクロックスレーブと呼びます)。
DM1000 と外部機器をデジタル接続する場合は、最初にワードクロックマスターになる機器 を選び、他の機器をワードクロックのスレーブに設定する必要があります。DM1000 は、
44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHz のいずれかの周波数で、ワードクロックマスターまたはワード クロックスレーブとして動作します。
ワードクロックの接続
DM1000 と外部機器との間でワードクロックを同期させるには、ワードクロック信号だけを 単独で送受信する方法と、デジタルオーディオ信号に含まれるクロック情報を利用する方法 があります。
ワードクロック信号を単独で送受信するには、DM1000のリアパネルにある WORDCLOCK IN/OUT 端子を利用します。WORD CLOCK IN/OUT 端子を使った接続方法には、次の 2 種類 があります。
・ ディジーチェーン接続
ある機器の WORD CLOCK OUT 端子を次の機器の WORD CLOCK IN 端子へと、順番に接続 して信号を分配する方法です。この方法は、システムが大きい場合はおすすめできません。
ワードクロック
マスター
WC OUT (BNC)
WC IN (BNC)
機器 A
ワードクロック
スレーブ
WC OUT (BNC)
WC IN (BNC)
機器 B
ワードクロック
スレーブ
WC OUT (BNC)
WC IN (BNC)
機器 C
ワードクロック
スレーブ
・ ワードクロック分配ボックスをつかった接続
専用のワードクロック分配ボックス(YAMAHAIFU4 など)を使って、ワードクロックマス ターから複数台のワードクロックスレーブへと信号を分配する方法です。
ワードクロック
マスター
WC IN (BNC) WC IN (BNC) WC IN (BNC) WC IN (BNC)
機器 A
ワードクロック
スレーブ
WC OUT (BNC)
機器 B
ワードクロック
スレーブ
ワードクロック
分配ボックス
機器 C
ワードクロック
スレーブ
機器 D
ワードクロック
スレーブ
DM1000―取扱説明書
Page 45
ワードクロックの接続と設定
45
また、外部機器に WORD CLOCK IN/OUT端子がない場合は、デジタルオーディオ信号に含ま れるクロック情報を利用します。この場合は、リアパネルのスロットに装着されたデジタル I/O カードや、2TR OUT DIGITAL 端子、2TR INDIGITAL 端子を経由してデジタルオーディオ 信号とワードクロック信号を送受信します。
デジタルオーディオ信号
ワードクロック信号
外部機器
デジタル
I/Oカード
5
234
1
+48V
+48V
ONOFF
1
PAD
20dB
20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB 20dB
-60
-60
-16
-16
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
DISPLAYACCESS
AUTOMIX DIO SETUP UTILITY
MIDI REMOTE METER VIEW
INPUT
/
PAIR/GROUP
INSERT/DELAY
PATCH
PAN/
EFFECTSURROUNDDYNAMICS SCENE
AUXSELECT
DISPLAY
AUX2 AUX3 AUX4
AUX1
AUX6AUX5 AUX7 AUX8
ENCODER MODE
DISPLAY
AUXPAN
ASSIGN
SEL
SEL
SOLO
SOLO
ON
ON
1
2
+10
+10
0
0
5
5
5
5
0
0
10
10
5
5
15
15
20
20
10
10
15
15
30
30
20
20
40
40
50
50
30
30
60
60
40
40
70
70
50
50
1
2
17 33
18 34
AUX 1
AUX 2
6
78 1213 14 15
+48V
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
F1 F2 F3
SEL
SOLO
ON
7
+10
0
0
5
5
5
0
10
10
5
15
15
20
20
10
15
30
30
20
40
40
50
50
30
60
60
40
70
70
50
7
23 39
AUX 7
91011
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
F4
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
8
9
+10
+10
+10
+10
0
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
15
20
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
40
50
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
70
50
50
50
50
11
10
8
9
24 40
25 41
27 43
26 42
BUS 3
AUX 8
BUS 1
BUS 2
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
-60
-60
-60
-16
-16
-16
-16
GAIN
GAIN
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
SIGNAL
OUTPUT PATCH
FADER MODE
FADER
AUX
SEL
SEL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
SOLO
SOLO
ON
ON
ON
ON
3
4
5
6
+10
+10
+10
+10
0
0
0
5
5
5
5
5
5
5
0
0
0
0
10
10
10
5
5
5
5
15
15
15
20
20
20
10
10
10
10
15
15
15
15
30
30
30
20
20
20
20
40
40
40
50
50
50
30
30
30
30
60
60
60
40
40
40
40
70
70
70
50
50
50
50
3
4
5
6
19 35
20 36
21 37
22 38
AUX 3
AUX 4
AUX 5
AUX 6
+48V
ONOFF
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
OVER
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36
-42
-48
-56
-72
LR
SEL
SOLO
ON
+10
5
0
5
10
15
20
30 40 50
12
28 44
BUS 4
+48V
+48V
ONOFF
-60
-60
-60
-16
-16
GAIN
GAIN
PEAK
PEAK
SIGNAL
SIGNAL
DISPLAY
OVER
0
-2
-4
-6
-8
-10
-12
-14
-18
-24
-30
-36 STEREO DIRECT
-42
-48
-56
-72
STORE RECALL
SEL
SEL
SOLO
SOLO
ON
ON
+10
+10
0
0
5
5
5
5
0
0
10
10
5
5
15
15
20
20
10
10
15
15
30
30
20
20
40
40
50
50
30
30
60
60
40
40
70
70
50
50
14
13
30 46
29 45
BUS 6
BUS 5
ONOFF
-16
GAIN
PEAK
SIGNAL
SELECTED CHANNEL
ROUTING
12
34
56
78
SCENEMEMORY
SEL
SOLO
+10
0
5
5
0
10
5
15
20
10
15
30
20
40
50
30
60
40
70
50
31 47
BUS 7
16
+48V
+48V
+48V
+48V
ONOFF
ONOFF
ONOFF
ONOFF
1615141312111098765432
010
TALKBACK LEVEL
010
-60
-60
-16
PHONES
PHONES
GAIN
LEVEL
PEAK
SIGNAL
MONITOR
EQUALIZER
DISPLAY
DISPLAY
SOLO CLEAR
HIGH
Q
2TR D2
STEREO
2TR D1
HIGHMID
SLOT
BUS
LOWMID
FREQUENCY
100
MONITOR
TALKBACK
LEVEL
DIMMER
LOW
GAIN
INC
DEC
GRAB
ENTER
SEL
AUTO
SEL
SOLO
ON
ON
ON
16151413121110
USERDEFINED KEYS
+10
0
0
0
DISPLAY
5
5
5
5
0
10
10
10
15
5
15
15
20
20
10
20
30
15
30
30
20
40
40
40
50
50
30
50
60
60
40
60
70
70
70
50
16
15
32 48
STEREO
BUS 8
ワードクロックソースを選ぶ
DM1000 に外部機器をデジタル接続する場合は、システム内のワードクロックマスターとな るソースを選択する必要があります。その方法は、次のとおりです。
4
接続とセットアップ
ノート
ワードクロックのソースを切り替えるときに、同期が外れてノイズが発生するこ
とがあります。以下の操作は、必ずモニター機器のレベルを下げて行なってください。
1 DISPLAY ACCESS セクションの[DIO]キーを押し、続いて[F1]キー(WORD CLOCK)を
押します。
WORD CLOCK ページが表示されます。この画面では、スロット/端子ごとに、入力信号の同 期の状態を確認できます。
DM1000―取扱説明書
Page 46
46
第4章 接続とセットアップ
スロット/端子ごとの表示の意味は、次のとおりです。
該当する端子/ポートから利用可能なワードクロック信号が入力され、DM1000 の内部 クロックと同期しています。
ワードクロック信号が入力されていません。 該当する端子/ポートから利用可能なワードクロック信号が入力されていますが、
DM1000 の内部クロックとは同期していません。 該当する端子/ポートの信号がワードクロックソースとして選ばれています。 該当する端子がワードクロックソースとして選ばれていますが、ワードクロック信号が
入力されていません。 I/O カードが装着されていないか、ワードクロック信号が入力できない I/O カードを装着
しているため、ワードクロックソースとして選択できません。
ヒント: ・
現在 DM1000 が動作しているサンプリング周波数は、FS フィールドで確認できます。
SLOT TYPE フィールドには、スロット 1/2 に装着している I/O カード名が表示されま す。 IN/OUT フィールドに表示される数値は、装着している I/O カードのインプット/アウ
トプットのチャンネル数を表わします。
2 カーソルキーを使ってワードクロックのソースとなる項目にカーソルを合わせ、[ENTER]
キーを押します。
ワードクロックマスターとして選択可能なソースは、次のとおりです。
・ SLOT1 ..............スロット 1/2に装着されたデジタル I/O カードから入力される/SLOT2
信号です。奇数/偶数の順に並んだペアのチャンネル単位で選 択できます。SLOT TYPEのフィールドで、現在装着されている カードの種類を確認できます。なお、実際に選択できるチャンネ ルは、デジタル I/O カードの種類に応じて変化します。
・WC ...............................リアパネルの WORDCLOCK IN 端子から入力される単独のIN
ワードクロック信号を選びます。
・ 2TR .............................2TR IN DIGITAL 端子 1 の信号を選びます。D1
.............................2TR INDIGITAL 端子 2 の信号を選びます。2TRD2
・ INT 44.1k/INT 48k/
INT 88.2k/INT .....DM1000 の内蔵クロックを使用します。これらの項目を選んだ96k
ときは、DM1000 がワードクロックマスターとして動作します。
ノート
DM1000 と外部機器との間でハイサンプリングレート(88.2kHz/96kHz)の信号を
送受信する場合は、転送方法を選択する必要があります(詳しくは→ P.57)。
ヒント
えると、自動的にそれまで同期していたクロックに最も近い内部のクロック(INT 44.1k/ INT 48k/INT 88.2k/INT 96k)に切り替わります。
DM1000 を外部機器に同期させているときに、ワードクロック信号の供給が途絶
DM1000―取扱説明書
Page 47

入出力端子のパッチングについて

DM1000 は、入出力端子に対して自由に信号をパッチ(割り当て)できるように設計されて います。
について説明します。
インプットチャンネルに入力信号を割り当てる
DM1000 が初期状態のとき、各インプットチャンネルには次の信号が割り当てられています。
・ INPUT端子 1 〜 ...............................インプットチャンネル 1 〜 1616
・ スロット 1 のチャンネル 1〜 ...........インプットチャンネル 17 〜 248
・ スロット 2 のチャンネル 1〜 ...........インプットチャンネル 25 〜 328
・ 内蔵エフェクト 1 〜 4のアウト ...インプットチャンネル 33 〜 401/2
・ 2TR IN DIGITAL 端子1/2 の L ......インプットチャンネル 41 〜 44/R
・ OMNI IN端子 1 〜 ..............................インプットチャンネル 45 〜 484
ここでは、入出力端子に割り当てられた信号を確認したり、割り当てを変更する方法
ヒント
INPUT 端子に接続した楽器の信号が入力されていない、あるいは OMNI OUT 端 子から出力信号がモニターできないという場合は、以下の方法で入出力端子のパッチング をご確認ください。
入出力端子のパッチングについて
47
4
接続とセットアップ
このパッチングを変更したり確認したりするには、次のように操作します。
1 DISPLAY ACCESSセクションの[INPUT PATCH]キーを繰り返し押して、次の画面を表示
させます。
1
チャンネル番号の下にあるパラメーターボックス( 割り当てられている入力端子やスロットのチャンネルが表示されます。表示の意味は次のと おりです。
....................................... 割り当てなし
・ AD1 〜 A ................ INPUT 端子 1 〜 16D16
・ OMN1 〜 ........... OMNI IN 端子 1 〜 4OMN4
・ S1-1 〜 ............... スロット 1 のチャンネル 1 〜 16S116
・ S2-1 〜 ............... スロット 2 のチャンネル 1 〜 16S216
・ FX1-1〜 ........... 内蔵エフェクト 1 のアウトプット 1 〜 8FX1-8
................ 内蔵エフェクト 2 のアウトプット 1/2FX2-1/FX2-2
................ 内蔵エフェクト 3 のアウトプット 1/2FX3-1/FX3-2
................ 内蔵エフェクト 4 のアウトプット 1/2FX4-1/FX4-2
.................. 2TR DIGITAL IN 端子 1(L/R)2D1L/2D1R
.................. 2TR DIGITAL IN 端子 2(L/R)2D2L/2D2R
)に、現在そのインプットチャンネルに
1
DM1000―取扱説明書
Page 48
48
第4章 接続とセットアップ
・ BUS1 〜 .......................バス 1〜 8の出力8
・ AUX1 〜 .......................AUX センド 1 〜 8 の出力8
2 割り当てを変更したいチャンネルのパラメーターボックス(
メーターホイール(または[INC]/[DEC]キー)を使って、パッチ内容を修正します。
3 [ENTER]キーを押して、変更内容を確定します。
1
)にカーソルを合わせ、パラ
ヒント: ・
DM1000 が初期状態のときは、エンコーダーを使って対応するインプットチャンネルの 入力元を指定できます。エンコーダーを回すと IN PATCH画面の IN PATCH ページが 表示され、割り当てられた入力元が変化します。また、エンコーダーのプッシュボタンを 押すと、変更内容が確定します。 パッチングを初期状態に戻したいときは、インプットパッチライブラリー00 をリコー
ルします(→ P.168)。
OMNI OUT 端子に出力信号を割り当てる
DM1000 が初期状態のとき、リアパネルの OMNI OUT 端子には、次の出力信号が割り当てら れています。
・ OMNI OUT端子 1〜 .........................AUX センド 1 〜 88
・ OMNI OUT端子 ...........................ステレオバス L/R9/10
・ OMNI OUT端子 ........................コントロールルームモニター信号 L/R11/12
このパッチングを変更したり確認したりするには、次のように操作します。
1 [OUTPUT PATCH]キーを繰り返し押して、次の画面を表示させます。
1
OMNI OUT 端子の番号の下にあるパラメーターボックス( てられている信号経路が表示されます。表示の意味は次のとおりです。
................................................................割り当てなし
・ BUS1 〜 .......................................バス 1 〜 8 の信号BUS8
・ AUX1 〜 .......................................AUX センド 1 〜 8 の信号AUX8
・ST .......................................................ステレオバスの信号L/R
・ INS CH1 〜 INS ........................インプットチャンネル1 〜 48 のインサートアウCH48
・ INS BUS1 〜 INS ......................バス 1 〜 8 のインサートアウトBUS8
・ INS AUX1 〜 INS ...................... AUX センド 1 〜 8 のインサートアウトAUX8
・ INS ......................................ステレオバスのインサートアウトST-L/ST-R
1
)に、現在その出力端子に割り当
DM1000―取扱説明書
Page 49
・ SURR XXX
(XXX ....サラウンドモニターの各出力信号にはチャンネル名が入ります)
..............................................コントロールルームモニター信号CR-L/CR-R
・ CAS BUS1 〜 .............................バス1 〜 8 のカスケードアウトBUS8
・ CAS AUX1 〜 A ..............................AUXセンド 1〜 8のカスケードアウトUX8
・ CAS .....................................ステレオバスのカスケードアウトST-L/ST-R
.....................ソロバスのカスケードアウトCASSOLOL/CASSOLOR
..................................ソロバスの信号SOLO-L/SOLO-R
・ M.MX XXX
(XXX ....サラウンドモニターの各出力信号にはチャンネル名が入ります)
1
2 パラメーターボックス(
[DEC]キー)を使って、パッチ内容を変更します。
3 [ENTER]キーを押して、変更内容を確定します。
ヒント
パッチングを初期状態に戻したいときは、アウトプットパッチライブラリー00 を
リコールします(→ P.169)。
)にカーソルを合わせ、パラメーターホイール(または[INC]/
入出力端子のパッチングについて
49
4
接続とセットアップ
DM1000―取扱説明書
Page 50
50
第4章 接続とセットアップ
DM1000―取扱説明書
Page 51
アナログ/デジタル入出力

第5章 アナログ/デジタル入出力

この章では、アナログ/デジタル入出力の仕様、およびデジタル入出力の基本操作について 説明します。

アナログ入出力の仕様

AD インプット
DM1000 のリアパネルには、ラインレベル機器やマイクロフォンを接続する INPUT 端子 1 〜 16 と、ラインレベル機器を接続する OMNI IN 端子が搭載されています。これらの端子から入 力された信号は、任意のインプットチャンネルにパッチできます(インプットチャンネルに 入力信号をパッチする方法は→ P.105)。
・ INPUT 端子 1 〜 16
ラインレベル機器やマイクロフォンの信号を入力するバランス XLR-3-31 タイプの入力端子です。定格入力レベルは− 60dB 〜 +4dBです。
89
INPUT
51
5
アナログ/デジタル入出力
・ OMNI IN 端子 1 〜 4
OMNI
23
IN
・ ファンタム電源
1
+48V
ONOFF
・ パッド
1
PAD
20dB
・ 入力感度
-60
-16
GAIN
ラインレベル機器の信号を入力するバランス XLR-3-31 タイプの入力 端子です。定格入力レベルは+ 4dB です。
INPUT 端子 1 〜 16 には、コンデンサーマイクやダイレクトボックス に電源を供給する+ 48V のファンタム電源が搭載されています。ファ ンタム電源のオン/オフは、端子ごとに用意された +48V[ON/OFF]ス イッチで切り替えます。
INPUT 端子 1 〜 16 には、入力信号のレベルを 20dB 減衰させる
[PAD]スイッチが装備されています。
INPUT 端子 1 〜 16 の入力感度は、[GAIN]コントロールで調節できま す。その設定範囲は、[PAD]スイッチのオン/オフに応じて異なり、 +4dB 〜− 40dB([PAD]スイッチオフ)、または−16dB 〜−60dB
([PAD]スイッチオン)です。
・[PEAK]/[SIGNAL]インジケーター
PEAK
SIGNAL
INPUT 端子 1 〜 16 の入力信号がノミナルレベルより 20dB 手前まで 上がると、[SIGNAL]インジケーターが点灯します。また、入力信号が クリッピングポイントの 3dB 手前まで到達すると、[PEAK]インジ ケーターが点灯します。
DM1000―取扱説明書
Page 52
52
INPUT
第5章 アナログ/デジタル入出力
オムニアウト
・ OMNI OUT端子 1〜 12

デジタル入出力の仕様

DM1000 のリアパネルには、外部機器とデジタル接続するためのデジタル入出力端子が装備 されています。これらのデジタル入出力端子には、任意の信号経路をパッチできます。
また、スロット 1/2 に I/O カードを装着することで、アナログ入出力/デジタル入出力を追加 できます。
デジタル入出力端子
89
DM1000 のリアパネルには、モニターシステム、マスターレコーダー、 外部エフェクトなどのラインレベル機器を接続する OMNI OUT端子 1〜12が搭載されています。OMNI OUT 端子はバランス XLR-3-32 タ イプの出力端子で、定格出力レベルは+ 4dB です。
これらの出力端子には、任意のバスやインプットチャンネルのダイレ クト出力をパッチできます(OMNI OUT 端子に出力信号をパッチする 方法は→ P.109)。
・ 2TR IN DIGITAL 端子
DAT などの 2 トラックデジタルレコーダーや民生フォーマットのデジタル機器から信号を 入力します。
2TR IN
DIGITAL
2
1
2TR IN DIGITAL 端子 1 は、AES/EBU フォーマットのデジタル信号を 入力する XLR-3-31 タイプの入力端子です。
2TR IN DIGITAL 端子 2 は、民生フォーマット(IEC-60958)のデジタル
COAXIAL AES/EBU
信号を入力する RCA ピン端子です。
これらの端子から入力される信号は、任意のインプットチャンネルに パッチできます(→ P.110)。また、MONITOR セクションの[2TR D1]/
2TR D2
2TR D1
[2TR D2]キーを使えば、コントロールルームモニター経由で直接モニ
ターすることも可能です。
・ 2TR OUT DIGITAL 端子
DAT などの 2 トラックデジタルレコーダーや民生フォーマットのデジタル機器へ信号を出 力します。
1
2
COAXIALAES/EBU
2TR OUT DIGITAL 端子 1 は、AES/EBU フォーマットのデジタル信号 を出力する XLR-3-32 タイプの出力端子です。
2TR OUT DIGITAL 端子 2 は民生フォーマット(IEC-60958)のデジタ ル信号を出力する RCA ピン端子です。
これらの出力端子には、任意のバスやインプットチャンネルのダイレ クト出力をパッチできます(→ P.110)。
スロット 1/2
DM1000―取扱説明書
オプションの mini-YGDAI(Yamaha GeneralDigital Audio Interface)I/O カードを装着するス ロットです。AD/DAカードや各種デジタルフォーマット(AES/EBU、ADAT、Tascam)に対応 するデジタル I/O カードが装着できます。
I/O カードから入力された信号は、任意のインプットチャンネル/インサートインにパッチ できます(→ P.106)。
また、I/O カードのアウトプットには、任意のバスの出力信号や、インプットチャンネルのダ イレクト信号をパッチできます(→ P.111)。
Page 53
現在使用可能な mini-YGDAI I/O カードは、次のとおりです。
デジタル入出力の仕様
53
カード フォーマット 入力 出力
MY8-AD MY8-AD24
MY4-AD
MY8-AD96
MY4-DA
MY8-DA96
MY8-AE MY8-AE96
MY8-AE96S MY8-AT
MY16-AT
MY8-TD
MY8-mLAN
*1
アナログ入力
アナログ出力
*2
AES/EBU I/O
*3
*2
ADAT I/O
*2
Tascam
*2
IEEE1394 6ピン 1394 端子× 2
量子化ビット数/
サンプリングレート
8
4
8
88
16 16 オプティカル× 4
88
20 ビット、44.1/48 kHz
24 ビット、44.1/48 kHz
24 ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
420ット、44.1/48 kHz
24 ビット、
8
44.1/48/88.2/96 kHz 24 ビット、44.1/48 kHz
24 ビット、
44.1/48/88.2/96 kHz
24 ビット、44.1/48 kHz
フォーン端子
(バランス型)×8
XLR-3-31 タイプ
(バランス型)×4
25 ピン D-sub
XLR-3-32 タイプ
(バランス型)×4
25 ピン D-sub
オプティカル× 2
25 ピン D-sub BNC ワードクロック出力
端子
5
アナログ/デジタル入出力
*1. このカードは20ビットのMY8-ADカードに代わるものです。 *2. ダブルチャンネルモードで24ビット/96kHzをサポートできます。ただし、96kHZのワードクロック
が別途必要です。
*3. サンプリングレートコンバーター搭載以外はMY8-AE96と同じです。
I/O カードの最新情報は、ヤマハプロフェッショナルオーディオのホームページをご覧くだ さい。
http://proaudio.yamaha.co.jp
DM1000―取扱説明書
Page 54
54
第5章 アナログ/デジタル入出力

2TR IN DIGITAL 端子のサンプリングレートを変換する

2TR IN DIGITAL 端子 1/2、およびデジタル I/O カードMY8-AE96S にはサンプリングレート コンバーターが搭載されており、入力信号のサンプリングレートを DM1000 本体に合わせて 変換できます。
1 2TR IN DIGITAL 端子 1/2 から入力される信号のサンプリングレートを変換するには、
DISPLAY ACCESSセクションの[DIO]キーを押し、続いて[F1]
DIO 画面の WORDCLOCK ページが表示されます。サンプリングレートコンバーターのオン /オフを切り替えるには、次のボタンを使います。
キーを押します。
・ 2TR IN D1 .........2TR INDIGITAL 端子 1 のサンプリングレートコンバーターのボタン
オン/オフを切り替えます。
・ 2TR IN D2 .........2TR INDIGITAL 端子 2 のサンプリングレートコンバーターのボタン
オン/オフを切り替えます。
2 カーソルキーを使って 2TR IN D1 ボタンまたは 2TR IN D2 ボタンにカーソルを合わせ、
[ENTER]
選択した端子のサンプリングレートコンバーターのオン/オフが切り替わります。オンに設 定した端子からの入力信号は、サンプリングレートが DM1000 本体に合わせて変換されます。
ヒント: ・ ・
3 デジタル I/O カードから入力される信号のサンプリングレートを変換するには、DISPLAY
ACCESS セクションの[DIO]キーを押し、続いて[F2]
DIO 画面の FORMATページが表示されます。
キーを押します。
DM1000 が現在動作しているサンプリングレートは、FS フィールドで確認できます。 AES/EBU および COAXIAL フィールドには、変換後のサンプリングレートが表示され ます(同期していないときはUnlockと表示されます)。
キーを押します。
DM1000―取扱説明書
1
Page 55

デジタル入力信号の情報をモニターする

サンプリングレートコンバーターのオン/オフを切り替えるには、SRC フィールド( 1)のボ タンを使用します。デジタル I/O カードの場合は、奇数/偶数の順に並んだペアのチャンネル 単位でオン/オフを設定できます。
ノート
サンプリングレートコンバーターが利用できるデジタル I/O カードは、 MY8-AE96S に限られます。その他の I/O カードが装着されているスロット(または何も装 着されていないスロット)では、SRC フィールドのボタンは表示されません。
4 カーソルキーを使って、SRC フィールド( 1)にある任意の 2 チャンネルのボタンにカーソ
ルを合わせ、[ENTER]
選択した 2 チャンネルのサンプリングレートコンバーターのオン/オフが切り替わります。 オンに設定した 2 チャンネルからの入力信号は、サンプリングレートが DM1000 本体に合わ せて変換されます。
キーを押します。
デジタル入力信号の情報をモニターする
2TR IN DIGITAL 端子やデジタル I/O カードを経由して、入力されるデジタル信号の各種情報
(サンプリングレートやエンファシスなど)を一覧表示します。
1 DISPLAY ACCESS セクションの[UTILITY]キーを押し、続いて[F2]キーを押します。
UTILITY 画面の CH STATUS ページが表示されます。
55
5
アナログ/デジタル入出力
1 2
3 4 5 6
このページでは、次のボタンを使って、信号の情報を表示させたいスロット/端子を選択し ます。
A
SLOT1/SLOT2
スロット 1/2 に装着されているデジタル I/O カードからの入力信号の情報を、奇数/偶数 の順に隣り合った 2 チャンネル単位で表示します。
B
2TR IN
2TR IN DIGITAL端子 1/2 からの入力信号の状態を表示します。
2 表示させたい端子またはスロットに相当するボタンにカーソルを合わせ、[ENTER]キーを
押します。
該当する端子の各種情報が表示されます。各項目の内容は次のとおりです。
C
FS フィールド
サンプリングレートを表示します。信号が入力されていないときや、ワードクロックが同 期していない場合はUnlockと表示されます。
D
EMPHASISフィールド
エンファシスのオン/オフ状態を表示します。
DM1000―取扱説明書
Page 56
56
第5章 アナログ/デジタル入出力
E
CATEGORY フィールド
IEC958Part2(S/PDIF-Consumer)フォーマットに含まれるカテゴリーコードビットの状 態を表示します。表示内容は次のとおりです。
表示 内容 General Laser Optical D/D Conv Magnetic D.Broadcast Instruments A/D Conv A/D Conv with(C) Solid Memory Experimental Unknown
ノート
カテゴリーコードビットを持たない IEC958 Part3(AES/EBU-Professional) フォーマットの信号をモニターしているときは、CategoryフィールドにAES/EBUと表 示されます。
ゼネラル。一時的に使用 レーザー光学機器 デジタル−デジタル変換機および信号処理装置 磁気テープ機器および磁気ディスク装置 デジタル放送受信 楽器、マイクロフォンおよび弦信号を生成するソース A/D コンバーター(著作権情報無し) A/D コンバーター(著作権情報あり) 固体メモリー機器 実験機器 不明
F
COPY フィールド
IEC958Part2(S/PDIF-Consumer)フォーマットに含まれるコピー禁止情報の有無を表示し ます。OKと表示される場合はコピー許可、Prohibitと表示される場合はコピー禁止を 表わします。

デジタル出力信号のディザー処理

デジタルオーディオ信号を量子化ビットの高い機器から低い機器へと転送するときに、ビッ トの切り捨てが原因で量子化ノイズと呼ばれる耳障りな雑音が発生することがあります。 量子化ノイズによる聴感上の影響を抑えるために、デジタル出力信号に対して若干のノイズ 成分を意図的に加えるという方法があります。この処理をディザーと呼びます。
DM1000 では、デジタル出力端子やデジタル I/O カードから出力される信号に、ディザー処理 を加えることができます。たとえば、DM1000 のステレオミックスを 16 ビットの DATレコー ダーに録音するときなどに利用します。
1 DISPLAY ACCESSセクションの[DIO]キーを押し、続いて[F2]キーを押します。
DIO 画面の FORMATページが表示されます。ディザー処理の設定はディスプレイ下部で行 ないます。
DM1000―取扱説明書
Page 57

ハイサンプリングレートの設定

2 ディザー処理を行ないたい端子/チャンネルにカーソルを合わせ、パラメーターホイール(ま
たは[INC]/[DEC]キー)を使って、受信側の量子化ビット数に合わせて数値を選択します。
ノート: ・
OFFを選んだ端子/チャンネルでは、ディザー処理は無効です。
ディザー処理が有効なのは、受信側のシステムの量子化ビット数が DM1000 より低い ときに限られます。
ヒント
[ENTER]キーを続けて 2 回押すと、設定した内容をすべてのチャンネルにコピー
するかどうかを尋ねる Confirm ウィンドウが表示されます。
57
ハイサンプリングレートの設定
DM1000 をハイサンプリングレート(88.2kHz/96kHz)で動作させ、外部機器との間でデジタル オーディオ信号を送受信する場合は、外部機器が対応するサンプリングレートに合わせて データの転送方法を選択する必要があります。
1 DISPLAY ACCESS セクションの[DIO]キーを押し、続いて[F1]キーを押します。
DIO 画面の WORD CLOCKページが表示されます。
2 ワードクロックソースとして、INT88.2k、INT96k またはハイサンプリングレートの外部機
器を選択します。
3 DISPLAY ACCESS セクションの[DIO]キーを押し、続いて[F2]キーを押します。
DIO 画面の FORMAT ページが表示されます。
5
アナログ/デジタル入出力
1
4 カーソルキーを使って IN/OUT フィールド(
ル(または[INC]/[DEC]キー)を使って、
IN/OUT フィールドでは、スロットの入出力ごとに、次の転送方法が選択できます。
・ DOUBLE CHANNEL(ダブルチャンネル)
DM1000 の半分のサンプリングレート(44.1/48kHz)の信号を 2チャンネル分合わせて、ハイ サンプリングレートのモノラル信号として入出力します。ハイサンプリングレートで動作す るDM1000 と従来の 44.1/48kHz に対応したデジタル MTR/HDR との間で、データを転送する ときに利用します。
ノート: ・
ダブルチャンネルに設定したスロットでは、使用できるチャンネル数は半分になります
(偶数チャンネルの入出力は無効です)。
DM1000 がハイサンプリングレートで動作していなければ、この設定は選べません。
)にカーソルを合わせ、パラメーターホイー
1
データの転送方法を選んでください。
DM1000―取扱説明書
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58
第5章 アナログ/デジタル入出力
・ DOUBLE SPEED(ダブルスピード)
ハイサンプリングレート(88.2/96kHz)のデジタル信号を入出力します。ハイサンプリング レートに対応した機器との間で、データを転送するときに利用します。
ノート
この設定が選択できるのは、デジタル I/O カードMY8-AE96 または MY8-AE96S が装着されているスロットに限ります。
・ SINGLE(シングル)
DM1000 がハイサンプリングレートで動作しているときに、半分のサンプリングレート
(44.1/48kHz)の信号を送受信する特殊な設定です。たとえばDM1000 を 88.2kHzで動作させ
ているときに、外部の HDR などから 44.1kHz のデジタル信号を取り込みたいときなどに使 用します。
ノート: ・
MY8-AE96 または MY8-AE96S が装着されているスロットでは、この設定は選べませ ん。 DM1000 がハイサンプリングレートで動作していなければ、この設定は選べません。
ヒント: ・
I/O カードが装着されていないスロットや、AD/DA カードなど入出力フォーマットに影 響しない I/O カードが搭載されているスロットは、設定値のフィールドに−と表示さ れます。
DM1000―取扱説明書
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第6章 インプットチャンネル

この章では、DM1000 のインプットチャンネルの各種パラメーターを調節する方法を説明し ます。

インプットチャンネルについて

インプットチャンネルは、DM1000 に入力された信号の音量や音質を調節し、バス 1 〜 8、ス テレオバス、AUX アウト 1 〜 8 などに送り出すセクションです。次の図は、インプットチャン ネルの信号の流れを表わしたものです。
INPUT 1(...48)
METER
PAN
PAN
LFE
PRE/POST
INPUT PATCH
(Gain Reduction)
METER
(Out Meter)
METER
GATE
Keyin
12ch Group(1-12,13-24....)
AUX 1-8
ATT
METER
INSERT
4BANDEQINPUT
DELAY
(Gain Reduction)
METER
METER
COMP
Keyin Self or Stereo Link
(Out Meter)
INSERT
ON LEVEL
インプットチャンネル
BUS1
BUS2
BUS4
BUS3
SOLO
ON
AUX
DIRECT OUT 1(...48)
BUS5
BUS6
BUS7
BUS8
STEREO R
STEREO L
SOLO L
SOLO R
59
AUX 1
AUX 8
6
インプットチャンネル
・φ(フェイズ)
入力された信号の位相を切り替えます。
・ GATE(ゲート)
ゲートまたはダッキングとして利用できるゲート系ダイナミクスプロセッサーです。
・ COMP(コンプレッサー)
コンプレッサー、エキスパンダー、リミッターとして利用できるコンプレッサー系ダイナミ クスプロセッサーです。コンプレッサーの挿入位置は、EQ の手前、フェーダーの手前、フェー ダーの直後の中から選択できます。
・ ATT(アッテネーター)
EQ の入力信号のレベルを減衰/増幅します。EQ 通過後に信号がクリップするのを防いだ り、レベルが下がり過ぎるのを補正したりするときに使用します。
・4BAND EQ(4バンドイコライザー)
HIGH、HIGH-MID、LOW-MID、LOW の 4 バンドを備えたパラメトリックEQ です。
・ INPUT DELAY(インプットディレイ)
入力された信号を遅延させます。チャンネル間のタイミングを微調節するほか、フィード バック付きのディレイエフェクトとしても利用できます。
・ON(オン/オフ)
チャンネルのオン/オフを切り替えます。オフにするとそのチャンネルはミュートされま す。
・ LEVEL(レベル)
インプットチャンネルの入力レベルを調節します。
DM1000―取扱説明書
Page 60
60
第6章 インプットチャンネル
・ PAN(パン)
インプットチャンネルからステレオバスに送られる信号のパンを調節します。また、ペアに 設定された 2 本のバスに対し、パンの設定を適用することも可能です。
また、サラウンド環境が利用できるように内部設定を切り替えれば、3-1、5.1、6.1 チャンネル のサラウンドパンが利用できます(→ P.121)。
・ AUX(AUX センドレベル)
AUX アウト 1 〜 8 へのセンドレベルを調節します。AUX センドに送られる信号の送出位置 は、プリフェーダー/ポストフェーダーのどちらか一方を選択します。
・ INSERT(インサート)
入力信号を入出力端子や I/O カードを通じて外部に取り出したり、内蔵エフェクトを挿入し たりします。
・ METER(メーター)
METER 画面やオプションのメーターブリッジ(MB1000)に表示されるレベルの検出位置を 切り替えます(検出位置の選択方法については→ P.37)。
ヒント
上記のチャンネル単位のパラメーターは、設定内容をチャンネルライブラリーに ストアできます。また、ゲート、コンプレッサー、EQのパラメーターは、専用のライブラ リーに個別にストアすることも可能です。

画面内の操作でインプットチャンネルを設定する

インプットチャンネルのパラメーターを操作するには、画面内で目的のパラメーターにカー ソルを合わせて設定値を変更する方法と、トップパネルの操作子を使って主要なパラメー ターを直接変更する方法があります。
ここでは、画面内の操作によるパラメーターの設定方法について説明します。
フェイズの設定
インプットチャンネルごとのフェイズを設定するには、[φ/INSERT/DELAY]キーを繰り返し 押して、φ/INS/DLY 画面の PHASE ページを表示させます。
このページでは、フェイズを切り替えたいチャンネルの NOR/REV ボタンにカーソルを合わ せ、[ENTER]キー(または[INC]/[DEC]キー)を押して設定を切り替えます。
1
DM1000―取扱説明書
2
A
NOR/REV ボタン
該当するインプットチャンネルの位相を切り替えます。ボタンの表示が NOR のときは正 相、REV のときは逆相となります。
Page 61
画面内の操作でインプットチャンネルを設定する
B
GLOBALフィールド
NOR ボタン/ REV ボタンを使ってすべてのインプットチャンネルのフェイズの設定を 一括して切り替えます。
ヒント: ・
ページの右上には、現在選ばれているチャンネルの名前が表示されます。
ペアに設定されている 2 チャンネルでも、フェイズは個別に設定できます。
ディレイの設定
インプットチャンネルごとのディレイを設定するには、[φ/INSERT/DELAY]キーを繰り返し 押し、次のページの中から設定したいチャンネルに対応するページを呼び出します。
- DLY 1-16 ページ
インプットチャンネル 1 〜 16 のディレイを設定します。
- DLY 17-32 ページ
インプットチャンネル 17 〜 32 のディレイを設定します。
- DLY 33-48 ページ
インプットチャンネル 33 〜 48 のディレイを設定します。
61
6
インプットチャンネル
設定可能なパラメーターとその操作方法は各画面とも共通です。
1
2
3
DELAY SCALE フィールド
A
各チャンネルの上から 2 行目に表示されるディレイタイムの単位を、次のボタンを使っ て選択します。
・ meter .................. メートル単位ボタン
・ feet ...................... フィート単位ボタン
・ sample ............... サンプル単位ボタン
・ beat ..................... 拍単位ボタン
・ frame .................. タイムコードのフレーム単位ボタン
GANG ボタン
B
ペアに設定された 2 チャンネルのディレイの設定を連動させるか(ボタン=オン)、また は個別に設定するか(ボタン=オフ)を選びます。
チャンネルフィールド
C
各チャンネルのディレイパラメーターを設定します。各項目の内容は次のとおりです。
・ ON/OFF ............. ディレイのオン/オフを切り替えます。ボタン
................................ ディレイタイムをミリ秒単位で設定します。msec
DM1000―取扱説明書
Page 62
62
第6章 インプットチャンネル
・ meter/feet/sample/
.....................ディレイタイムをメートル/フィート/サンプル/拍/フレーbeat/frame
...................................インプットチャンネルの信号とディレイによって遅らせた信号MIX
・ FB. ..........................ディレイのフィードバック量を調節します。GAIN
ヒント: ・
ディレイタイムの可変範囲は、DM1000 が動作しているサンプリングレートに応じて変 化します(44.1kHz 動作時= 0 〜984.1mSec)。
DELAY SCALE フィールドで meter/feet を選んだ場合は、音速(摂氏 15°のときに約 340m/sec)を基準にして、距離をディレイタイムに換算できます。離れた2 つの音源の 時間差を補正したいときに、便利です。 DELAY SCALE フィールドで beat を選んだ場合は、フィールドの下に拍の基準となる
音符を設定するパラメーターボックスと、テンポ(BPM)を設定するパラメーターボッ クスが表示されます。これらのパラメーターボックスで音符と BPM を指定すれば、楽 曲のテンポに合わせてディレイタイムを設定できます。
ムのいずれかの単位で設定します。設定する単位は、DELAY SCALE フィールドのボタンで選びます。
のミックスバランスを調節します。
ゲートの設定
インプットチャンネルのゲートを設定するには、[SEL]キーでチャンネルを選び、DISPLAY ACCESS セクションの[DYNAMICS]キー→[F1]キーの順にキーを押して、DYNAMICS 画面
2
3
のGATE EDIT ページを表示させます。
1
6
A
KEYIN SOURCE フィールド
ゲートを作動させるトリガーを次の中から選択します。
・ SELF ....................そのチャンネルの入力信号をトリガーにします。ボタン
・ CHANNEL ..........特定チャンネルの入力信号をトリガーにします。チャンネルのボタン
選択はボタン下のパラメーターボックスで行ないます。
・ AUX .....................AUX センドの信号をトリガーとして利用します。バスの選択はボタン
ボタン下のパラメーターボックスで行ないます。
4
5
7
DM1000―取扱説明書
B
STEREO LINK フィールド
ON/OFF ボタンをオンにすると、現在のチャンネルとペアに設定可能なチャンネル同士 で、ゲートを連動させます。
C
CURVE フィールド
現在のゲートの特性カーブを表示します。
Page 63
D
TYPE フィールド
現在のゲートのタイプ(GATE または DUCKING)を表示します。
ノート
このページでゲートのタイプを切り替えることはできません。別のタイプを利用 したいときは、ゲートライブラリーから該当するタイプを使ったプログラムをリコールし てください。
E
メーター
ゲート通過後の信号レベルとゲインリダクションの量を表示します。
F
ON/OFF フィールド
ON/OFF ボタンを使ってゲートのオン/オフを切り替えます。
G
PARAMETER フィールド
ゲートのパラメーターを調節します(パラメーターの詳細は→ P.320)。
ヒント
ゲートの設定はゲートライブラリーに保存できます。ゲートライブラリーには、さ まざまな用途に応じたプリセットプログラムが用意されています(→ P.174)。
コンプレッサーの設定
画面内の操作でインプットチャンネルを設定する
63
6
インプットチャンネル
インプットチャンネルのコンプレッサーを設定するには、DISPLAY ACCESS セクションの
[DYNAMICS]キー→[F3]キーの順にキーを押して DYNAMICS 画面の COMPEDIT ページ
を表示させます。
2
3
4
1
5
6
A
POSITION フィールド
パラメーターホイール(または[INC]/[DEC]キー)を使ってコンプレッサーの挿入位置を 次の中から選択します。
・ PRE ........................... イコライザーの直前(初期設定)EQ
・ PRE ................... フェーダーの直前FADER
・ POST ................ フェーダーの直後FADER
7
B
STEREO LINK フィールド
ON/OFF ボタンをオンにすると、現在のチャンネルとペアに設定可能なチャンネル同士 で、コンプレッサーの動作を連動させます。
C
CURVE フィールド
現在のコンプレッサーの特性カーブを表示します。
DM1000―取扱説明書
Page 64
64
第6章 インプットチャンネル
D
TYPE フィールド
現在選ばれているコンプレッサーのタイプ(COMP/EXPAND/COMP(H)/COMP(S))を表示 します。
ノート
このページでコンプレッサーのタイプを切り替えることはできません。別のタイ プを利用したいときは、コンプレッサーライブラリーから該当するタイプを使ったプログ ラムをリコールしてください。
E
メーター
コンプレッサー通過後の信号レベルとゲインリダクションの量を表示します。
F
ON/OFF フィールド
ON/OFF ボタンを使ってコンプレッサーのオン/オフを切り替えます。
G
PARAMETER フィールド
コンプレッサーのパラメーターを個別に調節します(タイプごとのパラメーターの詳細 は→ P.320)。
ヒント
コンプレッサーの設定はコンプレッサーライブラリーに保存できます。コンプ レッサーライブラリーには、さまざまな用途に応じたプリセットプログラムが用意されて います(→ P.176)。
アッテネーターの調節
インプットチャンネルのアッテネーターを調節するには、SELECTED CHANNEL セクション のEQUALIZER[DISPLAY]キーを繰り返し押し、次のページの中から設定したいチャンネル に対応するページを呼び出します。
- ATT 1-16 ページ
インプットチャンネル 1 〜 16 のアッテネーターを調節します。
- ATT 17-32 ページ
インプットチャンネル 17 〜 32のアッテネーターを調節します。
- ATT 33-48 ページ
インプットチャンネル 33 〜 48のアッテネーターを調節します。
調節可能なパラメーターとその操作方法は各画面とも共通です。
DM1000―取扱説明書
設定したいインプットチャンネルに対応するノブにカーソルを合わせ、パラメーターホイー ルを回し、−96dB 〜+12dB の範囲で、アッテネーターの値を設定します。カーソルをノブに 合わせて[ENTER]キーを押すと、値が 0dB にリセットされます。
Page 65
画面内の操作でインプットチャンネルを設定する
また、あるインプットチャンネルの設定値を残りすべてのインプットチャンネル(画面に表 示されていないチャンネルも含みます)にコピーすることも可能です。これを行なうには、コ ピー元のノブにカーソルを合わせ、[ENTER]キーを素早く2 回押します。表示されたポップ アップメニューで YES を選択すると、コピーが実行されます。
なお、ビット数単位で増減量を指定することも可能です。ノブの下に表示されているパラ メーターボックスにカーソルを合わせ、パラメーターホイールを回すと、−24〜+2ビット の範囲で信号の増幅/減衰量が調節できます(この機能はインプットチャンネルのアッテ ネーターに限ります。アウトプットチャンネルのアッテネーターでは利用できません)。ビッ ト数単位の設定値も、あるインプットチャンネルから残りすべてのインプットチャンネルに コピーできます。これを行なうには、コピー元のパラメーターボックスにカーソルを合わせ、
[ENTER]キーを素早く 2 回押します。
表示されたポップアップメニューで YES を選択すると、コピーが実行されます。
ヒント: ・
EQUALIZER[DISPLAY]キーを1 回押してから、[SEL]キーまたはフェーダーを使って チャンネルを選択すれば、目的のチャンネルを含むページが呼び出されます。 現在選ばれているチャンネルのアッテネーターの設定(dB 単位)は、EQ 画面の EQ
EDIT ページでも行なえます。
65
6
インプットチャンネル
EQ の設定
DM1000 の各チャンネルには、LOW/LOW-MID/HIGH-MID/HIGHの 4バンド EQが搭載され ています。LOW-MID/HIGH-MID の 2 つのバンドはピーキングタイプの EQ として利用でき ます。また、LOW/HIGH の 2 つのバンドはシェルビングタイプ、ピーキングタイプ、HPF また はLPF のいずれかのタイプが選択できます。
1 [SEL]キー/フェーダーを使って EQ を調節したいチャンネルを選びます。 2 SELECTED CHANNELセクションの EQUALIZER[DISPLAY]キーを繰り返し押し、EQ
画面の EQ EDITページを表示させます。
32
4
1
5
6
DM1000―取扱説明書
Page 66
66
第6章 インプットチャンネル
このページには、次のパラメーターが含まれます。
A
EQ ONフィールド
ボタンを使って EQ のオン/オフを切り替えます。TYPE フィールド以外にカーソルがあ るときは、[ENTER]キーを押すだけでEQ のオン/オフが切り替わります。
B
TYPE フィールド
EQ のタイプを選択します。TYPE I ボタンをオンにすると従来の 02R シリーズのアルゴ リズム、TYPE II ボタンをオンにすると新開発のアルゴリズムが使用できます。
C
ATT フィールド
EQ に入力される信号のアッテネーターの値を dB 単位で設定します。EQ 画面の ATT 1-16 ページ、ATT17-32 ページ、ATT 33-48 ページと同じパラメーターです。
D
CURVE フィールド
現在の EQ の特性カーブを表示します。
E
メーター
現在選ばれているインプットチャンネルと、そのチャンネルとペアに設定可能なチャン ネルのイコライザー通過後の信号レベルを表示します。
F
LOW/L-MID/H-MID/HIGH フィールド
バンドごとの Q(特性)、F(周波数)、G(ゲイン)を調節します。各パラメーターの設定範囲 は、次のとおりです。
パラメーター LOW LOW-MID HIGH-MID HIGH
Q
フリーケンシー ゲイン
*1. QがHPFまたはLPFに設定されているとき、LOWおよびHIGH GAINコントロールはフィルターのオン
/オフコントロールとして機能します。
ヒント: ・
LOW フィールドの Q パラメーターでHPF を選んだときは、LOWバンド EQ がハイパ スフィルターとして動作します。また L.SHELF を選んだときは、シェルビングタイプの EQ として動作します。
HIGH フィールドの Q パラメーターでLPF を選んだときは、HIGH バンド EQ がローパ スフィルターとして動作します。また H.SHELF を選んだときは、シェルビングタイプ のEQとして動作します。
3 操作したいパラメーターにカーソルを合わせ、パラメーターホイールを回して設定値を変更
します。
ヒント: ・
SELECTED CHANNEL セクションの操作子を使えば、操作する帯域を選び、Q(特性)、F
(周波数)、G(ゲイン)の各パラメーターをノブを使って直接操作できます(→ P.71)
EQ の設定は EQ ライブラリーに保存できます。EQ ライブラリーには、さまざまな用途
に応じたプリセットプログラムが用意されています(→ P.178)。
HPF、10.0〜 0.10
(41ステップ)、L.SHELF
21.2Hz 〜 20.0kHz(1/12 オクターブごとに 120ステップ)
10.0 〜 0.10(41 ステップ)
−18.0dB 〜 +18.0dB(0.1dB ごと)
LPF、10.0 〜 0.10
(41 ステップ)、H.SHELF
*1
DM1000―取扱説明書
Page 67
画面内の操作でインプットチャンネルを設定する
パンの設定
各インプットチャンネルのパンを L63 〜 CENTER〜 R63 の範囲で調節できます。インプッ トチャンネルのパンを設定するには、[PAN/SURROUND]キーを繰り返し押して、次のページ の中から設定したいチャンネルに対応するページを呼び出します。
- PAN1-32ページ
インプットチャンネル 1 〜 32 のパンを調節します。
- PAN33-48ページ
インプットチャンネル 33 〜 48 のパンを調節します。
調節可能なパラメーターとその操作方法は各画面とも共通です。設定したいチャンネルのパ ンノブにカーソルを合わせ、パラメーターホイールを回してパンの値を調節します。
2 1
67
6
インプットチャンネル
A
パンノブ
各チャンネルのパンの値を調節します。
[ENTER]キーを押すと、パンの値が CENTER に設定されます。
B
MODE フィールド
チャンネルをペアにしていたときのパンの動作を選択します。選択可能な設定は次のと おりです。
・ INDIVIDUAL ....2つのチャンネルのパンを個別(インディビデュアル)
に動作させます。
・ GANG ....................................2 つのチャンネルのパンを現在(ギャング)
の広がりを保ったまま連動させ ます。
・ INV GANG ........2つのチャンネルのパンを逆方(インバースギャング)
向に連動させます。
ヒント: ・
エンコーダーを回してインプットチャンネルのパンを設定することも可能です(→ P.71)。パンの値を即座に変更したいときは、この方法が便利です。また、サラウンドモー ドでない場合は、SELECTED CHANNEL セクションのジョイスティックを使ってパン の設定を変更することも可能です。 DM1000 をサラウンドモードに切り替えたときは、サラウンドパンが利用できます。サ
ラウンドパンについては、第11章「サラウンド機能」(→ P.121)をご参照ください。
DM1000―取扱説明書
Page 68
68
第6章 インプットチャンネル
ルーティングを変更する
インプットチャンネルの送り先を、ステレオバス、バス 1 〜 8、ダイレクトアウトの中から選 択します。初期状態ではステレオバスにのみ信号が送られていますが、必要に応じて単一ま たは複数の送り先を選択できます。
1 SELECTED CHANNELセクションの ROUTING[DISPLAY]キーを繰り返し押し、次の
ページの中から設定したいチャンネルに対応するページを呼び出します。
- CH1-16 ページ
インプットチャンネル 1 〜 16 のルーティングを変更します。
- CH17-32 ページ
インプットチャンネル 17 〜 32のルーティングを変更します。
- CH33-48 ページ
インプットチャンネル 33 〜 48のルーティングを変更します。
ヒント
ROUTING[DISPLAY]キーを 1 回押してから、[SEL]キーまたはフェーダーを 使ってチャンネルを選択すれば、目的のチャンネルを含むページが呼び出されます。
調節可能なパラメーターとその操作方法は各画面とも共通です。
1
5 6
2
7
3 4
8
PAN ボタン
A
インプットチャンネルの信号をペアに設定された 2 本のバスへ出力するときに、パンの 設定を適用するかどうかを設定します()フォローパン機能
バスボタン 1 〜 8
B
インプットチャンネルの信号を送るバスを選択します。なお、DM1000 をサラウンドモー ドで利用しているときは、サラウンドのモードに応じてボタン表示が次のように変わり ます。
DM1000―取扱説明書
バスボタン 1 2 3 4 5 6 7 8 サラウンドモード= 3-1 サラウンドモード= 5.1 サラウンドモード= 6.1
L=Left, R=Right, C=Center, S=Surround, Ls=Left Surround Rs=Right Surround, E=Low Frequency Effect, Bs=Back Surround
この表は、DM1000 が初期状態のときの割り当て例を示したものです。SETUP 画面の SURROUND BUS SETUP ページの設定によっては、この表と異なる場合もあります。
S ボタン
C
このボタンをオンにすると、インプットチャンネルの信号がステレオバスに送られます。
LRCS5678 LRLsRsCE78 LRLsRsCBsE8
Page 69
画面内の操作でインプットチャンネルを設定する
D
Dボタン
このボタンをオンにすると、インプットチャンネルの信号が、ダイレクト出力先として指 定した信号経路に送られます。ダイレクトアウトについての詳しい説明は P.111 をご参照 ください。
E
ALL STEREO ボタン
現在ページに表示されているすべてのチャンネルの S ボタンをオンにします。
F
ALL BUS ボタン
現在ページに表示されているすべてのチャンネルのバスボタン 1 〜 8 をオンにします。
G
ALL CLEAR ボタン
現在ページに表示されているすべてのチャンネルのルーティングをすべて解除します。
H
SURROUND MODE フィールド
現在設定されているサラウンドモードを表示します。
特定チャンネルのパラメーターを一覧表示させる
VIEW 画面の PARAMETER ページや FADER ページを使えば、現在選ばれているインプット チャンネルのパラメーターを一覧しながら、パラメーターの値を調節できます。
69
6
インプットチャンネル
■ ゲート/コンプレッサー/ EQを一覧表示させる
[SEL]キー/フェーダーを使ってインプットチャンネルを選んだ後で、DISPLAY ACCESS セ
クションの[VIEW]キー→[F1]キーの順にキーを押し、VIEW 画面の PARAMETER ページを 表示させます。
ページに表示される各パラメーターにカーソルを合わせると、パラメーターホイール(また は[INC]/[DEC]キー、[ENTER]キー)を使ってパラメーターを設定できます。
34
1
5
6
2
7
8
GATEフィールド
A
ゲート系ダイナミクスプロセッサーのオン/オフ切り替えと、パラメーター設定を行な います(詳しい説明は→ P.62)。
COMPフィールド
B
コンプレッサー系ダイナミクスプロセッサーのオン/オフ切り替えと、パラメーター設 定を行ないます(詳しい説明は→ P.63)。
INSERT フィールド
C
インサートのオン/オフ切り替えとインサートイン/アウトのパッチ設定を行ないます
(詳しい説明は→ P.112)。
DM1000―取扱説明書
Page 70
70
第6章 インプットチャンネル
D
EQ フィールド
EQ の各種パラメーターを設定します(詳しい説明は→ P.65)。
E
メーター
選択したインプットチャンネルと、そのチャンネルとペアに設定可能なチャンネルの信 号レベルを表示します。
F
φ フィールド
フェイズの設定を切り替えます(詳しい説明は→ P.60)。
G
DELAY フィールド
ディレイの各種パラメーターを設定します(詳しい説明は→ P.61)。
H
PAIR フィールド
ペアのオン/オフを設定します。ペアをオンにすると マーク、ペアをオフにすると
マークが表示されます(詳しい説明は→ P.73)。
■ パン/フェーダー/ AUXセンドレベルを一覧する
[SEL]キー/フェーダーを使ってインプットチャンネルを選んだ後で、DISPLAY ACCESS セ
クションの[VIEW]キー→[F2]キーの順にキーを押して VIEW 画面の FADER ページを表示 させます。
ページに表示される各パラメーターにカーソルを合わせると、パラメーターホイール(また は[INC]/[DEC]キー)を使ってパラメーターを設定できます。
PAN/ON/FADER フィールド
A
・ PAN .........................パンの値を設定します。ノブ
・ ON/OFF ..............インプットチャンネルのオン/オフを切り替えます。ボタン
.......................インプットチャンネルのフェーダーの値を設定します。フェーフェーダー
321 4
5
6
[ENTER]キーを押すと、パンの値が CENTER に設定されます。
ダーの値が 0dB のときはフェーダーマークが黒く表示されま す。
[ENTER]キーを押すと、フェーダーの値が 0dB に設定されま
す。
DM1000―取扱説明書
SURROUND PAN フィールド
B
・ SURROUND ........サラウンドパンの設定値が表示されます(サラウンド利用時のPAN
み)。サラウンドパンについての詳しい説明は、P.121 をご参照く ださい。
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パネル上の操作子でインプットチャンネルを設定する

C
BUS ROUTING/FOLLOW PANフィールド
・ BUS ............. 選択したチャンネルの送り先となるバスを選択します。D(ダイROUTING
レクト)ボタンをオンにすると、ボタン下のパラメーターボック スで選ばれた端子にダイレクト出力されます。
・ FOLLOW ............... ペアに設定された 2 本のバスへ出力するときに、パンの設定をPAN
有効にするかどうかを設定します(フォローパン機能)。ボタン をオフにするとフォローパンが無効になり、2 本のバスに同じ信 号が送られます。
D
AUX フィールド
.................................. 選択したチャンネルから AUX アウト 1 〜 8 へのセンドレベル、AUX
および AUX センドの送出位置を設定します(AUX センドの詳 しい説明は→ P.91)。
E
メーターフィールド
...........................選択したチャンネルのレベルを表示します。メーター
・ PRE EQ/PRE FADER/POST .....現在メーターに表示されているレベルの検出FADER
F
GROUPフィールド
...................選択したチャンネルがフェーダー、ミュート、EQ、FADER/MUTE/EQ/COMP
71
位置を表示します。
コンプレッサーの各グループに所属しているかど うかを表示します。グループに属しているときは グループ番号、属していないときは―と表示さ れます。
6
インプットチャンネル
パネル上の操作子でインプットチャンネルを設定する
トップパネルのフェーダー、エンコーダー、[SEL]キー、SELECTED CHANNEL セクションの 各種キー/コントロールを使えば、インプットチャンネルの主要パラメーターを直接操作で きます。
入力レベル/パンの設定
1 LAYER セクションの[1-16]/[17-32]/[33-48]キーを使ってレイヤーを選びます。 2 入力レベルを設定するには、目的のチャンネルのフェーダーを操作します。 3 パンを設定するには、ENCODER MODEセクションの[PAN]キーを押し、目的のチャンネ
ルのエンコーダーを回します。
エンコーダーを回すと、現在のパンの設定値がポップアップ表示されます。
DM1000―取扱説明書
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72
第6章 インプットチャンネル
ルーティング/ EQ の設定
1 [SEL]キーまたはフェーダーを使って操作対象となるチャンネルを選びます。 2 選択したチャンネルのルーティングを設定するには、SELECTED CHANNEL セクションに
ある次の各キーを使って、送り先を選びます。
・ ROUTING[1]〜[8] .......................インプットチャンネルの信号を送るバスを選択しキー
ます。
・ ROUTING[STEREO] ....................このキーをオンにすると、インプットチャンネルキー
の信号がステレオバスに送られます。
・ ROUTING[DIRECT] .....................このキーをオンにすると、インプットチャンネルキー
の信号が、ダイレクト出力先として指定した信号 経路に送られます(ダイレクトアウトについての 詳しい説明は→ P.111)。
現在選ばれている、キーのインジケーターが点灯します。
3 選択したチャンネルの EQ を設定するには、次のキーの中からいずれか 1つを押して、操作
したい帯域を選びます。
・ EQUALIZER[HIGH] .....................ハイバンドキー
・ EQUALIZER[H-MID] ...................ハイミッドバンドキー
・ EQUALIZER[L-MID] ...................ローミッドバンドキー
・ EQUALIZER[LOW] ......................ローバンドキー
4 EQUALIZER[Q]コントロール、EQUALIZER[FREQUENCY]コントロール、EQUALIZER
[GAIN]コントロールを使って、手順 3
EQ の詳しい説明については P.65をご参照ください。
ヒント: ・
手順 3 で選択したキーを押し続けると、そのキーに対応する帯域の設定値をリセットで きます。 SELECTED CHANNEL セクションの[HIGH]キーと[LOW]キーを同時に押すと、操作
している EQ のすべての帯域を一括してリセットできます。
で選んだ帯域の特性/周波数/ゲインを調節します。
DM1000―取扱説明書
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2 つのインプットチャンネルをペアにする

2 つのインプットチャンネルをペアにする
DM1000 では、奇数/偶数の順に隣り合うインプットチャンネル同士、またはレイヤー1 とレ イヤー2 でフェーダーを共有するチャンネル同士をペアに設定できます。ペアに設定された 2 チャンネルでは、フェーダーの動作や主要なパラメーターの値を連動させることができま す。ペアに設定された 2 チャンネル間で連動するパラメーター、およびペアに設定されてい ても独立して操作可能なパラメーターは、次のとおりです。
連動するパラメーター 独立して設定できるパラメーター
[SEL]キーの動作 インプットパッチ
フェーダー インサートパッチ チャンネルのオン/オフ アウトプットパッチ インサートのオン/オフ コンプレッサーの挿入位置 ソロのオン/オフ フェイズ ソロセーフ ディレイのオン/オフ AUX オン/オフ ディレイタイム AUX センドレベル ディレイフィードバック AUX プリ/ポストの設定 ディレイミックス ゲート ルーティング コンプレッサーの設定 パン/フォローパン EQ の設定 サラウンドパン フェーダーグループ AUX センドのパン ミュートグループ バランス フェードタイム アッテネーター リコールセーフ ルーティングの設定
73
6
インプットチャンネル
ペアの設定/解除を行なうには、トップパネルの[SEL]キーを使う方法と、画面に専用ページ を表示させて設定する方法があります。
■[SEL]キーを使ってペアを設定する
1 ペアにしたい片方のチャンネルの[SEL]キーを押しながら、奇数→偶数の順に隣り合った
チャンネルの[SEL]
ノート
Prefer1 画面で、Pair Confirmation がチェックされていない(初期設定)場合は、先 に[SEL]キーを押したチャンネルから後に押したチャンネルにパラメーターがコピーさ れ、以下の手順は省略されます(すでにペアが組まれていた場合は、ペアが解除されます)。
CHANNEL PAIRING ポップアップウィンドウが表示されます。
ノート
この操作でペアの設定/解除が行なえるチャンネルは、奇数→偶数の順に隣り 合ったチャンネルに限られます。離れたチャンネルの[SEL]キーを同時に押しても何も起 こりません。また同じフェーダーを共有するチャンネルのペアの場合、この操作でペアの 設定/解除はできません。
キーを押します。
DM1000―取扱説明書
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74
第6章 インプットチャンネル
2 ポップアップウィンドウに表示されるボタンのいずれかにカーソルを合わせ、[ENTER]
キーを押します。
各ボタンの内容は次のとおりです。
・ CANCEL ボタン
操作をキャンセルします。
・CHx→y ボタン
奇数チャンネルのパラメーターを偶数チャンネルにコピーします。
・CHy→xボタン
偶数チャンネルのパラメーターの値を奇数チャンネルにコピーします。
・ RESET BOTH ボタン
各チャンネルを初期状態(チャンネルライブラリー01 をリコールした状態)にリセットしま す。
ボタンを選んで[ENTER]キーを押すと、ペアが確定します。
ヒント
ペアにした 2 つのチャンネルの[SEL]キーをもう一度押すと、ペアが解除できま
す。
■ 画面上の操作でペアを設定する
1 [PAIR/GROUP]キーを繰り返し押し、PAIR/GROUP 画面の INPUT ページを表示させま
す。
1
2 3
このページでは、次の要素を設定できます。
A
PAIR MODEフィールド
ペアとなるチャンネルの組み合わせ方法を選択します。
B
STEREO/MONO × 2 ボタン
ペアの設定/解除を切り替えます。
DM1000―取扱説明書
C
MS ボタン
MS 方式のマイクロフォンを接続したときに利用するボタンです。このボタンをオンにし た2チャンネルでは、MS マイクロフォンの信号をデコードできます(MS マイクのデ コードについては→ P.77)。
Page 75
2 つのインプットチャンネルをペアにする
2 PAIR MODEフィールド( 1)にカーソルを移動し、ペアモードとして HORIZONTAL また
は VERTICAL
それぞれのモードを選んだときの動作は、次のとおりです。
............... 隣り合う奇数/偶数チャンネルをペアに設定します(初期設HORIZONTAL
...................... レイヤー1 とレイヤー2で同じフェーダーを共有する 2 チャンVERTICAL
ペアモードを切り替えると、ページ内に表示されるチャンネル番号の組み合わせが変化しま す。
ノート: ・
ペアモードを切り替えても、インプットチャンネルに付けられた番号が変わるだけで、 ペアの相手先となるチャンネルのミックスパラメーターは変化しないことに、注意して ください。 たとえばペアモードを HORIZONTAL から VERTICALに切り替えた場合、それまでイ
ンプットチャンネル 2と呼ばれていたチャンネルの呼び名がインプットチャンネル 17に変わりますが、パラメーターは変化しません(最初にチャンネル 1 と 2 がペアに 設定されていれば、モード切り替え後はチャンネル 1 と 17 がペアに設定された状態と なります)。
を選びます。
定)。
ネル(CH1 と CH17、CH16 と CH32 など)をペアにします。1本の フェーダーを使って、ステレオソースを操作したい場合に便利 です。
75
6
インプットチャンネル
2
3 ペアを設定したいチャンネルの MONO × 2 ボタン(
キーを押します。
ペアが設定されます。
4 ペアを解除したいときは STEREO ボタンにカーソルを合わせ、[ENTER]キーを押します。
ヒント
PAIR/GROUP 画面の OUTPUT ページを表示させれば、同様の操作でアウトプッ トチャンネルのペアの設定/解除が行なえます(→ P.87)。
)にカーソルを合わせ、[ENTER]
DM1000―取扱説明書
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76
第6章 インプットチャンネル

インプットチャンネルの名前を変更する

DM1000 が初期状態のとき、各画面に表示されるインプットチャンネルには、CH1、CH2... と 名前が付けられています。この名前は、必要に応じて変更できます。たとえば、そのインプッ トチャンネルに入力される楽器名を付けておけば、ミックスのときに便利です。
1 DISPLAY ACCESSセクションの[INPUT PATCH]キーを繰り返し押し、IN PATCH 画面
のCHNAME
ページを呼び出します。
1 2
画面中央のパラメーターボックスでは省略表記( はフルネームが設定できます。
2 名前を変更したいパラメーターボックスにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。
名前を入力する TITLE EDITポップアップウィンドウが表示されます。
)、右側のパラメーターボックス(
1
2
)で
3 名前を入力し、OKボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。
[ENTER]キーを押すと、新しい名前が有効になります。
ヒント
変更した名前は、インプットパッチライブラリーに保存されます。
DM1000―取扱説明書
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MS 方式のステレオマイクを利用する

MS 方式とは、単一指向性の M(Middle)と双指向性の S(Side)という 2 種類のマイクロフォン を使ったステレオ録音方式の一種です。M マイクロフォンでは主信号、S マイクロフォンでは 方向信号を収音し、2 つの信号の和(M + S)と差(M − S)を取り出して(この操作をデコー ドと呼びます)、それぞれ L/R チャンネルに録音します。
通常は、1 本のマイクで M と S の機能を併せ持つステレオマイクを使用します。MS マイクロ フォンの利用方法は次のとおりです。
1MSマイクロフォンの R側の端子を INPUT 端子の奇数チャンネル、L 側の端子を INPUT
端子の偶数チャンネルに接続します。
MS マイクロフォンは L/R の 2 つの端子 から送出されます。DM1000 で MS マイ クロフォンを使うときは、ペアに設定可 能なチャンネルの奇数側に L 側の端子、 偶数側に R 側の端子を接続します。
MS方式のステレオマイクを利用する
MS マイクロフォン
R端子 L端子
77
6
インプットチャンネル
INPUT
2 [PAIR/GROUP]キーを繰り返し押して、PAIR/GROUP 画面 INPUT ページを表示させま
す。
3MSマイクロフォンを接続した 2 チャンネルの MS ボタンをオンにします。
自動的に該当する 2 チャンネルがペアに設定され、MS デコードモードに切り替わります。 MS デコードモードでは、フェーダーとエンコーダー(パンパラメーター)が次のように機能 します。
.................Mの音量(音量をコントロールします)奇数チャンネルのフェーダー
.............ML/MRのバランス奇数チャンネルのエンコーダー
.................Sの音量(左右の広がりをコントロールします)偶数チャンネルのフェーダー
.............SL/SRのバランス偶数チャンネルのエンコーダー
4 フェーダー/エンコーダーを使って、MS マイクロフォンの音量やバランスを調節します。
なお、ステレオバスやペアに設定された 2 本のバスに信号を送る場合、奇数側のバスには ML+SL の信号、偶数側のバスには MR-SRの信号が送られます。
234567819 234567819
DM1000―取扱説明書
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78
第6章 インプットチャンネル
DM1000―取扱説明書
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第7章 バスアウト

この章では、ステレオアウトやバスアウト 1 〜 8 の各種パラメーターを調節する方法を説明 します。

ステレオアウトについて

ステレオアウトは、インプットチャンネルやバスアウト 1 〜 8 から送られてきた信号を 2 チャンネルにミックスし、専用の EQ やコンプレッサーで加工して、2 系統の出力端子へと送 り出すセクションです。次の図は、ステレオアウトの信号の流れを表わしたものです。
(Gain Reduction)
METER
COMP
(Out Meter)
METER
バスアウト
79
BUS1
BUS4
BUS5
BUS6
BUS7
BUS8
STEREO L
INSERT
ATT
BUS2
BUS3
STEREO R
・ INSERT(インサート)
ステレオアウトの信号を入出力端子や I/O カードを通じて外部に取り出したり、内蔵エフェ クトを挿入したりします。
・ ATT(アッテネーター)
EQ の入力信号のレベルを減衰/増幅します。EQ 通過後に信号がクリップするのを防いだ り、レベルが下がり過ぎるのを補正したりするときに使用します。
・ 4BAND EQ(4バンドイコライザー)
HIGH、HIGH-MID、LOW-MID、LOW の 4 バンドを備えたパラメトリックEQ です。
・ COMP(コンプレッサー)
コンプレッサー、エキスパンダー、リミッターとして利用できるコンプレッサー系ダイナミ クスプロセッサーです。コンプレッサーの挿入位置は、EQ の手前、[STEREO]フェーダーの手 前、[STEREO]フェーダーの直後の中から選択できます。
・ON(オン/オフ)
ステレオアウトのオン/オフを切り替えます。
METER
4BAND
INSERT
EQ
Same as stereo master L
ON
LEVEL
INSERT
BAL
OUTPUT
DELAY
METER
STEREO L
STEREO R
7
バスアウト
OUTPUT PATCH
・ LEVEL(レベル)
ステレオアウトの出力レベルを[STEREO]フェーダーで調節します。
・ BAL(バランス)
ステレオアウトの L/R チャンネル間の音量バランスを調節します。
・ OUTPUT DELAY(アウトプットディレイ)
出力される信号を遅延させます。主に信号のタイミングを微調節するのに利用します。
・ METER(メーター)
METER 画面や、LCD 画面右側のステレオメーターに表示されるレベルの検出位置を切り替 えます(検出位置の選択方法については→ P.37)。
ノート
DM1000 が初期状態のとき、OMNI OUT 端子 9/10 にステレオアウトの出力が パッチされています。ただし、OUT PATCH 画面で他の出力端子や I/Oカードにパッチする ことも可能です。
DM1000―取扱説明書
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第7章 バスアウト

バスアウト 1 〜 8 について

バスアウト 1 〜 8 は、それぞれのインプットチャンネルから該当するバスに送られた信号を ミックスし、専用の EQ やコンプレッサーで加工して、任意の出力端子や I/O カードへと送出 するためのセクションです。
次の図は、バスアウトの信号の流れを表わしたものです。
(Gain Reduction)
METER
COMP
(Out Meter)
METER
BUS4
BUS5
BUS6
BUS7
BUS8
STEREO L
INSERT
ATT
METER
4BAND
EQ
BUS1
BUS2
BUS3
STEREO R
・ INSERT(インサート) ・ ATT(アッテネーター) ・ 4BAND EQ(4 バンドイコライザー) ・ COMP(コンプレッサー) ・ON(オン/オフ) ・ LEVEL(レベル) ・ OUTPUT DELAY(アウトプットディレイ) ・ METER(メーター)
上記のパラメーターの内容は、ステレオアウトと共通です。ステレオアウトの説明をご参照 ください(→ P.79)。
・ BUS to STEREO(バス・トゥ・ステレオ)
バスアウト 1 〜 8 の信号をステレオバスに送ります。上記の ON パラメーターや LEVEL パ ラメーターとは別に、センドレベル、オン/オフ、パンなどのパラメーターを設定できます。
INSERT
PAN
ON
LEVEL
INSERT
ON
OUTPUT
LEVEL
DELAY
METER
BUS to STEREO
BUS 1(...8)
TO INPUT PATCH
BUS 1(...8)
OUTPUT PATCH
ヒント
奇数→偶数の順に隣り合ったバスをペアに設定し、ステレオのバスとして利用す
ることも可能です(→ P.87)。
ノート
DM1000 が初期状態のとき、スロット 1/2のチャンネル 1 〜 8、9〜16 に対して、 それぞれバスアウト 1 〜 8 の出力がパッチされています。ただし、このパッチ内容は、OUT PATCH 画面で変更できます。
DM1000―取扱説明書
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画面内の操作でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する

画面内の操作でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する
ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8のパラメーターを操作するには、画面内で目的のパラ メーターにカーソルを合わせて設定値を変更する方法と、トップパネルの操作子を使って一 部のパラメーターを直接変更する方法があります。
ここでは、画面内の操作によるパラメーターの設定方法について説明します。
ヒント
インサートの操作方法は、第9章「インプットパッチ/アウトプットパッチ」(→
P.105)で説明しています。
アッテネーターの調節
ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8のアッテネーターを設定するには、SELECTED CHANNEL セクションの EQUALIZER[DISPLAY]キーを繰り返し押して EQ 画面の OUT ATT ページを表示させます。このページではバスアウト 1 〜 8、AUX アウト 1 〜 8、ステレオ アウトのアッテネーターを調節できます。
81
7
バスアウト
パラメーターの内容や設定方法は、ビット数単位で増減量を指定するフィールドがない点を 除けば、インプットチャンネルと共通です(→ P.64)。
ディレイの設定
ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8のディレイを設定するには、[φ/INSERT/DELAY]キーを 繰り返し押して、φ/INS/DLY 画面の OUT DLY ページを表示させます。
DM1000―取扱説明書
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82
第7章 バスアウト
パラメーターの内容や設定方法は、MIX/FB.GAIN パラメーターがない点を除けば、インプッ トチャンネルと共通です(→ P.61)。
ヒント
テレオアウトまたはバスアウト 1 〜8 のいずれかを選択しても、OUT DLY ページが呼び 出されます。
[φ/INSERT/DELAY]キーを 1 回押した後で、[SEL]キー/フェーダーを使ってス
コンプレッサーの設定
ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 のコンプレッサーを設定するには、[DYNAMICS]キー→
[F3]キーの順にキーを押して DYNAMICS 画面の COMP EDIT ページを表示させ、[SEL]
キー/フェーダーを使ってステレオアウトまたはバスアウト 1 〜 8 のいずれかを選択しま す。
パラメーターの内容や設定方法は、インプットチャンネルと共通です(→ P.63)。
EQ の設定
ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 の EQ を設定するには、EQUALIZER[DISPLAY]キーを 繰り返し押して EQ 画面のEQ EDIT ページを表示させ、[SEL]キー/フェーダーを使ってス テレオアウトまたはバスアウト 1 〜 8 のいずれかを選択します。
DM1000―取扱説明書
パラメーターの内容や設定方法は、インプットチャンネルと共通です(→ P.65)。
Page 83
画面内の操作でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する
バスアウト 1 〜8 の信号をステレオバスに送る
バスアウト 1 〜 8の信号は、出力端子やスロット 1/2 を通じて出力する以外に、ステレオバス に送ることも可能です。このとき、ステレオバスに送られる信号のレベルやパンはバスごと に設定できます。バスアウト 1 〜 8 をグループバスとして利用したいときに便利です。
バスアウト 1 〜 8の信号をステレオバスに送るには、SELECTED CHANNEL セクションの ROUTING[DISPLAY]キーを繰り返し押して、ROUTING 画面の BUS TO ST ページを表示さ せます。
1
2 3
83
7
バスアウト
調節したいパラメーターにカーソルを合わせ、パラメーターホイール(または[INC]/[DEC] キー)を使って設定値が調節できます。
A
TO ST PAN ノブ
バスアウト 1 〜 8 からステレオバスへ送られる信号のパンを設定します。
B
TO ST ON/OFFボタン
バスアウト 1 〜 8 からステレオバスへ送られる信号のオン/オフを切り替えます。
C
TO ST フェーダー
バスアウト 1 〜 8 からステレオバスへ送られる信号のレベルを設定します。
ノート: ・
この画面の設定は、マスターレイヤーで設定するバスの出力レベルや、オン/オフ切り 替えには影響しません。 逆に、マスターレイヤーで設定したバスの出力レベルや、オン/オフ状態は、この画面の
設定にも影響します。
DM1000―取扱説明書
Page 84
84
第7章 バスアウト
パラメーターを一覧表示させる
VIEW 画面の PARAMETER ページや FADER ページを使えば、ステレオアウトまたはバスア ウト 1 〜 8 のパラメーターを一覧しながら、設定値を調節できます。
■ コンプレッサー/ EQを一覧表示させる
[SEL]キー/フェーダーを使ってステレオアウトまたはバスアウト 1 〜 8 のいずれかを選ん
だ後で、DISPLAY ACCESS セクションの[VIEW]キー→[F1]キーの順にキーを押し、VIEW 画面の PARAMETER ページを表示させます。
パラメーターの内容や設定方法は、以下の点を除けばインプットチャンネルと共通です。
ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8の PARAMETER ページには、GATE フィールドと φ フィールドがありません。
ステレオアウトの PARAMETER ページには、PAIR フィールドがありません。
■ フェーダーその他のパラメーターを一覧表示させる
[SEL]キー/フェーダーを使ってステレオアウトまたはバスアウト 1 〜 8 のいずれかを選ん
だ後で、DISPLAY ACCESS セクションの[VIEW]キー→[F2]キーの順にキーを押し、VIEW 画面の FADER ページを表示させます。
なお、ステレオアウトを選んだ場合とバスアウト 1 〜 8 を選んだ場合とでは、FADER ページ の内容が異なります。
・ ステレオアウトを選んだ場合
1
2
DM1000―取扱説明書
3
BAL ノブ
A
ステレオアウトの L/R チャンネルの音量バランスを設定します。
Page 85
画面内の操作でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する
B
ON/OFF ボタン
ステレオアウトのオン/オフを切り替えます(STEREO セクションの[ON]キーと連動し ています)。
C
フェーダー
ステレオアウトの出力レベルを設定します([STEREO]フェーダーと連動しています)。 フェーダーの値が 0dB のときは、フェーダーの頭が黒く表示されます。
85
・ バスアウト 1〜 8 を選んだ場合
345
1 2
BUS ON/OFF ボタン
A
バスアウト 1 〜 8 のオン/オフを切り替えます(マスターレイヤーの[ON]キー9 〜 16と 連動しています)。
BUS フェーダー
B
バスアウト 1 〜 8 の出力レベルを設定します(マスターレイヤーのフェーダー9 〜 16 と 連動しています)。フェーダーの値が 0dB のときは、フェーダーの値が黒く表示されます。
7
バスアウト
TO ST PAN ノブ
C
バスアウト 1 〜 8 からステレオバスに送られる信号の定位を設定します。
TO ST ON/OFFボタン
D
バスアウト 1 〜 8 からステレオバスに送られる信号のオン/オフを切り替えます。
TO ST フェーダー
E
バスアウト 1 〜 8 からステレオバスに送られる信号のレベルを設定します。
ヒント
BUS TO ST ページに含まれるパラメーターと共通です。
TO STPAN ノブ、TO ST ON/OFF ボタン、TO ST フェーダーは、ROUTING 画面の
DM1000―取扱説明書
Page 86
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第7章 バスアウト

パネル上の操作子でステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 を設定する

トップパネルのフェーダー、エンコーダー、[SEL]キー、SELECTED CHANNEL セクションの 各種キー/コントロールを使えば、ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 の一部のパラメー ターを直接操作できます。
出力レベルの設定
ステレオアウトの出力レベルを設定するには、[STEREO]フェーダーを操作します。また、 STEREO セクションの[ON]キーを使って、ステレオアウトのオン/オフ切り替えが行なえ ます。
バスアウト 1 〜 8 の出力レベルを設定するには、LAYER セクションの[MASTER]キーを 使ってマスターレイヤーを選び、フェーダー9〜 16 を操作します。このとき、[ON]キー9 〜 16 を使って、バスアウト 1 〜 8 のオン/オフ切り替えが行なえます。
EQ の設定
1 [SEL]キーまたはフェーダーを使って、ステレオアウトまたはバスアウト 1 〜 8を選びま
す。
2 選択したバスの EQ を設定するには、次のキーの中からいずれか 1つを押して、操作したい
帯域を選びます。
・ EQUALIZER[HIGH] .....................ハイバンドキー
・ EQUALIZER[H-MID] ...................ハイミッドバンドキー
・ EQUALIZER[L-MID] ...................ローミッドバンドキー
・ EQUALIZER[LOW] ......................ローバンドキー
3 EQUALIZER[Q]コントロール、EQUALIZER[FREQUENCY]コントロール、EQUALIZER
[GAIN]コントロールを使って、手順 2
EQ の詳しい説明については P.65をご参照ください。
で選んだ帯域の特性/周波数/ゲインを調節します。
DM1000―取扱説明書
Page 87

2 つのバス/ AUXセンドをペアにする

2 つのバス/AUX センドをペアにする
奇数/偶数の順に並ぶバス/ AUX センドをペアに設定し、ステレオのバスとして利用でき ます。ペアに設定された 2 つのバス/ AUX センド間で連動するパラメーター、およびペアに 設定されていても独立して操作可能なパラメーターは、次のとおりです。
連動するパラメーター 独立して設定できるパラメーター
[SEL]キーの動作 アウトプットパッチ
フェーダー インサートパッチ チャンネルのオン/オフ ディレイのオン/オフ インサートのオン/オフ ディレイタイム ソロのオン/オフ BUSTO STEREO のパン(*) コンプレッサーの設定 コンプレッサーの挿入位置 EQ の設定 フェーダーグループ ミュートグループ フェードタイム リコールセーフ アッテネーター BUS TO STEREOのオン/オフ(*) BUS TO STEREOのフェーダー(*)
87
7
バスアウト
(*)は、バスアウト1〜8に対してだけ有効です。
1 DISPLAY ACCESS セクションの[PAIR/GROUP]キーを繰り返し押して PAIR/GROUP
画面の OUTPUT
ページを表示させます。
1
2
このページでは、次の要素を設定できます。
STEREO/MONO× 2ボタン
A
バス/ AUX センドのペアの設定/解除を切り替えます。
F.Sボタン
B
DM1000がサラウンドモードのときに、インプットチャンネルのサラウンドパンの設定を AUXのパンにも反映させるかどうかを設定します。このボタンをオンにすると、イン プットチャンネルのサラウンドパンの設定が AUX センドのパンにも反映されます。外部 にサラウンドエフェクトを接続した場合などに利用します。
2 ペアを設定したいバス/ AUX センドの MONO × 2 ボタンにカーソルを合わせ、[ENTER]
キーを押します。
ペアが設定されます。
3 ペアを解除したいときは STEREO ボタンにカーソルを合わせ、[ENTER]キーを押します。
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第7章 バスアウト

出力端子からの信号を減衰させる

DM1000 の出力信号にアッテネーターをかけるには、EQ 画面の OUT ATTページを呼び出 し、ステレオアウトやバスアウト 1 〜 8 のアッテネーターを個別に調節します。
しかし、必要ならば、出力端子や I/O カードのチャンネルを選び、そこから出力される信号の 減衰量を指定することも可能です。何の信号経路がパッチされているかは意識せずに、出力 信号を素早く減衰させたい、というときに便利な機能です。
1 DISPLAY ACCESSセクションの[SETUP]キーを繰り返し押して、SETUP 画面の
OUTPUT ATT ページを表示させます。
12
2 左側のパラメーターボックス(
アッテネーターを調節する端子/チャンネルを選択します。
選択可能な項目は、次のとおりです。
・ OMNI OUT 1 〜 ......OMNI OUT端子 1〜 1212
・ SLOT 1-1 〜 1 .......スロット 1の出力チャンネル 1〜 16-16
・ SLOT 2-1 〜 2 .......スロット 2の出力チャンネル 1〜 16-16
3 右側のパラメーターボックス(
[INC]/[DEC]キー)
減衰量は、0dB 〜− 9dB の範囲で調節できます。
ヒント
INITIALIZEボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押すと、すべての端子 /チャンネルの減衰量をリセットできます。
を使ってその端子/チャンネルの減衰量を設定します。
1
)にカーソルを合わせ、リストを上下にスクロールさせて、
2
)にカーソルを合わせ、パラメーターホイール(または
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バスの名前を変更する

初期状態で付けられているバスの名前(BUS1、AUX4、STEREO など)は、必要に応じて変更で きます。MONITOR OUTやEFFECT SENDのように、信号の種類が分かる名前を付けてお くと便利です。
1 DISPLAY ACCESS セクションの[OUTPUT PATCH]キーを繰り返し押し、OUT PATCH
画面の CH NAME
ページを呼び出します。
1 2
バスの名前を変更する
89
7
バスアウト
画面中央のパラメーターボックスでは省略表記( はフルネームが設定できます。
2 名前を変更したいパラメーターボックスにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。
名前を入力する TITLE EDIT ポップアップウィンドウが表示されます。
3 名前を入力し、OK ボタンにカーソルを合わせて[ENTER]キーを押します。
[ENTER]キーを押すと、新しい名前が有効になります。
ヒント
変更した名前は、アウトプットパッチライブラリーに保存されます。
)、右側のパラメーターボックス(
1
2
)で
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第7章 バスアウト
DM1000―取扱説明書
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第8章 AUX センド

この章では AUX アウト 1〜 8 の操作方法について説明します。

AUX アウト1 〜 8 について

AUX アウト 1 〜 8は、それぞれのインプットチャンネルから該当する AUX センドに送られ た信号をミックスし、専用の EQ やコンプレッサーで加工して、内蔵エフェクト、任意の出力 端子、I/O カードへと送出するためのセクションです。
DM1000 には、8系統の AUXセンドが搭載されており、内蔵エフェクト/外部エフェクトへ のエフェクト送りや、モニター送りとして利用できます。
次の図は、AUX アウト 1 〜 8 の信号の流れを表わしたものです。
AUXセンド
91
AUX 1
AUX 8
INSERT
ATT
METER
4BAND
EQ
(Gain Reduction)
METER
COMP
INSERT
(Out Meter)
METER
ON
LEVEL
INSERT
OUTPUT
DELAY
METER
・ INSERT(インサート) ・ ATT(アッテネーター) ・ 4BAND EQ(4バンドイコライザー) ・ COMP(コンプレッサー) ・ON(オン/オフ) ・ LEVEL(レベル) ・ OUTPUT DELAY(アウトプットディレイ) ・ METER(メーター)
上記の機能は、ステレオアウト/バスアウト 1 〜 8 と同等です(→ P.79)。
ヒント
奇数→偶数の順に隣り合った AUX センドをペアに設定し、ステレオの AUX セン
ドとして利用することも可能です。
AUX 1(...8)
TO INPUT PATCH
AUX 1(...8)
8
AUX センド
OUTPUT PATCH
ノート
DM1000 が初期状態のとき、OMNI OUT 端子 1 〜 8 に AUX アウト 1 〜8 がパッ チされ、同時に内蔵エフェクト 1 〜 4のインプットに AUX アウト 1 〜 4がパッチされて います。ただし、このパッチ内容は、OUTPATCH 画面で変更できます。
DM1000―取扱説明書
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第8章 AUX センド

パネル上の操作子で AUX アウト1 〜8 を設定する

トップパネルのフェーダー、エンコーダー、[SEL]キー、SELECTED CHANNEL セクションの 各種キー/コントロールを使えば、AUXアウト 1〜 8の一部のパラメーターを直接操作でき ます。
出力レベルの設定
AUX アウト 1 〜 8 の出力レベルを設定するには、LAYER セクションの[MASTER]キーを 使ってマスターレイヤーを選び、フェーダー1〜 8を操作します。同時に、[ON]キー1 〜 8 を 使って、AUXアウト 1〜 8のオン/オフ切り替えが行なえます。
EQ の設定
AUX アウト 1 〜 8 の EQ を操作するには、[SEL]キーまたはフェーダーを使って AUX アウ ト1〜8を選び、SELECTED CHANNEL セクションのキーやコントロールを使って、パラ メーターを操作します。パラメーターの内容や操作方法はインプットチャンネルと共通です
(→ P.72)。

画面内の操作で AUX アウト1 〜8 を設定する

AUX アウト 1 〜 8 のパラメーターを操作するには、画面内で目的のパラメーターにカーソル を合わせて設定値を変更する方法と、トップパネルの操作子を使って一部のパラメーターを 直接変更する方法があります。
ここでは、画面内の操作によるパラメーターの設定方法について説明します。
ヒント
インサートの操作方法は、第9章「インプットパッチ/アウトプットパッチ」(→
P.105)で説明しています。
アッテネーターの調節
AUX アウト 1 〜 8 のアッテネーターを設定するには、SELECTED CHANNELセクションの EQUALIZER[DISPLAY]キーを繰り返し押して EQ 画面の OUT ATT ページを表示させます。
パラメーターの内容や設定方法は、ビット数単位で増減量を指定するフィールドがない点を 除けば、インプットチャンネルと共通です(→ P.64)。
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画面内の操作で AUX アウト 1〜 8 を設定する
ディレイの設定
AUX アウト 1 〜 8 のディレイを設定するには、[φ/INSERT/DELAY]キーを繰り返し押して、 φ/INS/DLY 画面の OUT DLYページを表示させます。
93
パラメーターの内容や設定方法は、MIX/FB.GAIN パラメーターがない点を除けば、インプッ トチャンネルと共通です(→ P.61)。
ヒント
[φ/INSERT/DELAY]キーを 1 回押した後で、[SEL]キー/フェーダーを使って
AUX アウト 1 〜8 のいずれかを選択しても、OUT DLY ページが呼び出されます。
コンプレッサーの設定
AUX アウト 1 〜 8 のコンプレッサーを設定するには、[DYNAMICS]キー→[F3]キーの順に キーを押して DYNAMICS 画面の COMP EDITページを表示させ、[SEL]キー/フェーダーを 使って AUX アウト 1〜 8 のいずれかを選択します。
8
AUX センド
パラメーターの内容や設定方法は、インプットチャンネルと共通です(→ P.63)。
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第8章 AUX センド
EQ の設定
AUX アウト 1 〜 8 の EQ を設定するには、EQUALIZER[DISPLAY]キーを繰り返し押して EQ 画面の EQEDIT ページを表示させ、[SEL]キー/フェーダーを使って AUX アウト 1 〜 8 のいずれかを選択します。
パラメーターの内容や設定方法は、インプットチャンネルと共通です(→ P.65)。
パラメーターを一覧表示させる
VIEW 画面の PARAMETER ページや FADER ページを使えば、AUX アウト 1 〜 8 のパラ メーターを一覧しながら、設定値を調節できます。
■ コンプレッサー/ EQを一覧表示させる
[SEL]キー/フェーダーを使って AUX アウト 1 〜 8 のいずれかを選んだ後で、DISPLAY
ACCESS セクションの[VIEW]キー→[F1]キーの順にキーを押し、VIEW 画面の PARAMETER ページを表示させます。
DM1000―取扱説明書
パラメーターの内容や設定方法は、GATE フィールドと φ フィールドがない点を除けば、イ ンプットチャンネルと共通です(→ P.69)。
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画面内の操作で AUX アウト 1〜 8 を設定する
■ フェーダーや ON/OFFボタンを一覧表示させる
[SEL]キー/フェーダーを使って AUX アウト 1〜 8 のいずれかを選んだ後で、DISPLAY
ACCESS セクションの[VIEW]キー→[F2]キーの順にキーを押し、VIEW 画面の FADER ペー ジを表示させます。
95
・ AUX ON/OFF ... AUX アウト 1 〜 8 のオン/オフを切り替えます(マスターレイボタン
・ AUX ............. AUX アウト 1 〜 8 の出力レベルを設定します(マスターレイフェーダー
ヤーの[ON]キー1 〜 8 と連動しています)。
ヤーのフェーダー1 〜 8 と連動しています)。フェーダーの値が 0dB のときは、フェーダーの値が黒く表示されます。
8
AUX センド
DM1000―取扱説明書
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第8章 AUX センド

AUX センドレベルを調節する

それぞれのインプットチャンネルから AUX アウト 1 〜 8 へと送られる信号のレベルを調節 します。これを行なうには、トップパネルのエンコーダーを使う方法と、画面内の操作による 方法があります。
エンコーダーを使ってセンドレベルを調節する
1 AUX SELECTセクションの[AUX 1]キー〜[AUX 8]キーを使って、送り先となる AUX セ
ンドを選択します。
2 ENCODER MODEセクションの[AUX]キーを押します。
ENCODER MODE セクションの[AUX]キーがオンのときは、エンコーダーを使って各イン プットチャンネルの AUX センドレベルを設定できます。
3 送り元となるインプットチャンネルを含むレイヤーを選び、そのチャンネルのエンコーダー
を回します。
該当するチャンネルの現在のセンドレベルがポップアップ表示されます。
ノート
エンコーダーを回しても思うような効果が得られないときは、AUX 画面の SEND
ページで、MODE フィールドや PRE/POST ボタンの設定を確認してください(→ P.97 )。
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AUXセンドレベルを調節する
画面内の操作でセンドレベルを調節する
画面内に複数チャンネルの AUX センドレベルの設定値を表示させながら、個々の AUX セン ドレベルを調節します。
1 AUX SELECT セクションの[AUX 1]キー〜[AUX 8]キーを使って、送り先となる AUX セ
ンドを選択します。
2 AUX SELECT セクションの[DISPLAY]キーを繰り返し押し、次のページの中から設定した
いチャンネルに対応するページを呼び出します。
- SEND1-32 ページ
インプットチャンネル 1 〜 32 の AUXセンドレベルを表示します。
- SEND33-48ページ
インプットチャンネル 33 〜 48 の AUX センドレベルを表示します。
97
8
AUX センド
設定可能なパラメーターや操作方法は、各画面とも共通です。
・ AUX センドレベルノブ
インプットチャンネルごとの AUX センドレベルを調節します。ノブの下側には現在の設定 値が表示されます。
・ PRE/POST ボタン
AUX センドへ送られる信号の送出位置を選択します。PREと表示されるときはプリフェー ダーの信号、POSTと表示されるときはポストフェーダーの信号が送られます。
・ MODE フィールド
AUX センドの動作モード(信号の送信方法)として、FIX(センドレベルが固定)または VARIABLE(センドレベルが可変)を選択します。
・ GLOBAL フィールド
各チャンネルから現在表示されている AUX センドに送られる信号の送出位置を、一括して 切り替えます。
ノート
PRE/POST ボタン、GLOBAL フィールドが消え、代わりに ON/OFFボタンが表示されま す。これらのボタンは、各チャンネルから AUX に送られる信号のオン/オフを切り替えま す。
MODE フィールドで FIXモードが選ばれているときは、AUX センドレベルノブ、
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第8章 AUX センド
3 MODE フィールドにカーソルを移動し、現在選ばれている AUX センドの動作を、次の 2つ
のモードから選びます。
・ FIXED モード
このモードでは、すべてのインプットチャンネルから AUX に送られる信号のレベルが、ノミ ナル(0dB)に固定されます。また、画面からセンドレベルノブや PRE/POST ボタンが消え、代 わりにチャンネルごとの ON/OFF ボタンが表示されます。
・ VARIABLE モード
このモードでは、インプットチャンネルから AUX に送られる信号のレベルが可変となり、同 時に信号の送出位置(PRE/POST)も選べるようになります。画面には、チャンネルごとにセン ドレベルノブや PRE/POST ボタンが表示されます。
ヒント
FIXED/VARIABLE モードの切り替えは、AUX センドごとに独立して行なえます。
ノート: ・
FIXED モードに切り替えた直後は、ON/OFF ボタンがすべて OFF になります。 VARIABLE モードに切り替えた直後は、すべてのチャンネルで PRE/POST ボタン=
POST、センドレベルノブ=−∞にリセットされます。
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AUXセンドレベルを調節する
4手順3でFIXED モードを選んだ場合は、画面内の ON/OFF ボタンを使って、各チャンネル
からその AUX に送られる信号のオン/オフを切り替えます。
ノート
FIXED モードを選んだ場合、ペアに設定されたインプットチャンネル同士でも、 AUX オン/オフのパラメーターは連動しません。
5手順3でVARIABLE モードを選んだ場合は、PRE/POST ボタンやセンドレベルノブを
使って、各チャンネルからその AUX に送られる信号の送出位置やセンドレベルを調節しま す。
99
8
AUX センド
なお、VARIABLE モードを選んだ場合でも、各チャンネルからその AUX に送られる信号の オン/オフを切り替えることができます。これを行なうには、センドレベルノブにカーソル を合わせ、[ENTER]キーを押します(オフになったチャンネルは、センドレベルノブがグレー 表示に変わります)。
ヒント: ・
VARIABLE モードの AUX センドでは、ペアに設定されたインプットチャンネル同士の AUX センドレベル、AUX オン/オフ、PRE/POST の各パラメーターが連動します。 GLOBAL フィールドのボタンを使えば、すべてのインプットチャンネル(現在のページ
に表示されていないチャンネルも含みます)のプリ/ポストを切り替えられます。
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第8章 AUX センド

複数チャンネルの AUX センドの設定を一覧する

必要ならば、複数のインプットチャンネルから AUX1 〜 8 に送られる信号のセンドレベルや PRE/POST の状態を一覧しながら、設定値を変更できます。
AUX 全体の設定内容を視覚的に確認したいときや、特定チャンネルから AUX1 〜 AUX8に 送られる信号のレベルを一括して調節したい場合に便利です。
1 AUX SELECTセクションの[DISPLAY]キーを繰り返し押し、次のページの中から設定した
いチャンネルに対応するページを呼び出します。
- VIEW1-16 ページ
インプットチャンネル 1 〜 16 の AUXセンドを一括表示します。
- VIEW17-32 ページ
インプットチャンネル 17 〜 32の AUX センドを一括表示します。
- VIEW33-48 ページ
インプットチャンネル 33 〜 48の AUX センドを一括表示します。
選択したページに応じて、送り元のインプットチャンネルと送り先の AUX がマトリクス表 示されます。設定可能なパラメーターや操作方法は、各画面とも共通です。
1
2
3
DISPLAY フィールド
A
ディスプレイに表示させるパラメーターを次のボタンを使って選択します。
・ LEVEL .................各インプットチャンネルから AUX1〜 8 に送られる信号のセンボタン
ドレベルを、バーグラフで表示します。
・ PRE/POST .........各インプットチャンネルから AUX1〜 8 に送られる信号の送出ボタン
位置(PRE/POST)を表示します。
FIX/VARI フィールド
B
AUX アウト 1 〜 8 の AUX モード(FIXED、VARIABLE)を表示します。このフィールドは 表示のみで、変更はできません。
LEVEL フィールド
C
現在カーソルで選ばれている AUX センドの設定値を dB単位で表します。
2 DISPLAY フィールドにカーソルを合わせて、ディスプレイに表示させるパラメーターとし
DM1000―取扱説明書
て、LEVEL または PRE/POST を選んでください。
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