Yamaha CLP-340, CLP-S308, CLP-370, CLP-S306 User Manual [ja]

CLP-370/340/330
CLP-S308/S306
取扱説明書
組み立て説明については巻末をご参照ください。
JA
ご使用の前に、必ずこの「安全上のご注意」をよくお読みください。
ここに示した注意事項は、製品を安全に正しくご使用いただき、お客様や他の方々への危害や財産への損害 を未然に防止するためのものです。必ずお守りください。
お子様がご使用になる場合は、保護者の方が以下の内容をお子様にご徹底くださいますようお願いいたします。 お読みになったあとは、使用される方がいつでも見られる所に必ず保管してください。
記号表示について
この製品や取扱説明書に表示されている記号には、次のような意味があります。
「ご注意ください」という注意喚起を示します。
 〜しない でくださいという「禁止」を示します。 
「必ず実行」してくださいという強制を示します。
「警告」と「注意」について
以下、誤った取り扱いをすると生じることが想定される内容を、危害や損害の大きさと切迫の程度を明示す るために、「警告」と「注意」に区分して掲載しています。
この表示の欄は、「死亡す る可能性または重傷を負
警告
本体に表示されている注意マークについて
本体には、次の注意マークが付いています。
これは、以下の内容の注意を喚起するものです。
「感電防止のため、パネルやキャビネットを外さないでください。この製品の内部には、お客様が修理/交換
できる部品はありません。点検や修理は、必ずお買い上げの楽器店または巻末のヤマハ電気音響製品サービ ス拠点にご依頼ください。」
う可能性が想定される」 内容です。
感電の恐れあり
キャビネットをあけるな
注意
注意
この表示の欄は、「傷害を 負う可能性または物的損 害が発生する可能性が想 定される」内容です。
2
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
(1)B-19
1/4
警告
電源 / 電源コード
電源は必ず交流100Vを使用する。
エアコンの電源など交流200Vのものがあります。誤って接 続すると、感電や火災のおそれがあります。
必ず実行
電源プラグにほこりが付着している場合は、ほこりをきれい に拭き取る。
感電やショートのおそれがあります。
必ず実行
電源コード/プラグは、必ず付属のものを使用する。
他の電源コード/ プラグを使用すると、発熱や感電の原因に なります。
必ず実行
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけたり、無理に曲 げたり、傷つけたりしない。また、電源コードに重いものを
のせない。
禁止
分解禁止
この製品の 内部を開け た り、内部の部 品を分解 し
たり改造したりしない。
禁止
感電や火災、けが、または 故障の原因になります。
水に注意
本体の上に花瓶や薬品など液体の入ったものを置かない。 また、浴室や雨天時の屋外など湿気の多いところで使用しな
い。
内部に水などの液体が入ると、感電や火災、または故障の原
禁止
因になります。入った場 合は、すぐに電源スイッチを切り、 電源プラグをコンセントから抜いた上で、お買い上げの楽器
店または 巻末のヤマ ハ電気音 響製品サー ビス拠点に 点検を ご依頼ください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししない。
感電のおそれがあります。
禁止
火に注意
ろうそくなどが倒れたりして、火災の原因になります。
禁止
異常に気づいたら
電源コード /プラグがいたんだ場合、または、使用中に音が 出なくなったり異常なにおいや煙が出たりした場合は、すぐ
に電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜く。
必ず実行
感電や火災、または故障のおそれがあります。至急、お買い 上げの楽 器店または 巻末のヤ マハ電気音 響製品サー ビス拠
点に点検をご依頼ください。
電源 / 電源コード
電源プラグを抜くときは、電源コードを持たずに、必ず電源 プラグを持って引き抜く。
電源コードが破損して、感電や火災の原因になることがあり
必ず実行
ます。
注意
必ず実行
(1)B-19
2/4
長期間使用しないときや落雷のおそれがあるときは、必ずコ ンセントから電源プラグを抜く。
感電や火災、故障の原因になることがあります。
たこ足配線をしない。
音質が劣化したり、コンセント部が異常発熱して火災の原因 になることがあります。
禁止
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
3
組み立て
手入れ
必ず実行
設置
禁止
禁止
禁止
必ず実行
必ず実行
組み立てる前に、必ず本書の組み立て方の説明をよくお読み ください。
手順どおりに正しく組み立てないと、楽器が破損したりお客 様がけがをしたりする原因になります。
直射日光のあたる場所 ( 日中の車内など ) やストーブの近く など極端に温度が高くなるところ、逆に温度が極端に低いと
ころ、また、ほこりや振動の多いところで使用しない。
本体のパネルが変形したり、内部の部品が故障したりする原 因になります。
テレビやラジオ、ステレオ、携帯電話など他の電気製品の近 くで使用しない。
楽器本体ま たはテレビ やラジオな どに雑音が 生じる場合 が あります。
不安定な場所に置かない。
本体が転倒して故障したり、お客様や他の方々がけがをした りする原因になります。
本体を移動するときは、必ず電源コードなどの接続ケーブル をすべて外した上で行なう。
コードをいためたり、お客様や他の方々が転倒したりするお それがあります。
この機器を電源コンセントの近くに設置する。
電源プラグに容易に手の届く位置に設置し、異常を感じた場 合にはすぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコンセント
から抜いてください。また、電源スイッチを切った状態でも 微電流が流 れていま す。この製品を 長時間使 用しないと き
は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。
( 艶出し仕上げのモデルの場合)本体のほこりや汚れは、柔ら かい布で軽く拭き取る。
強く拭くと、ほこりの粒子で本体の表面に傷がつく場合があ
必ず実行
ります。
本体を手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化学 ぞうきんなどは使用しない。
本体のパネルや鍵盤が変色/ 変質する原因になります。お手 入れには、乾いた柔らかい布、もしくは水を固くしぼった柔
禁止
らかい布をご使用ください。
使用時の注意
キー カバー で指 などを はさ まない ように 注意 する。また、 キーカバーや本体のすき間に手や指を入れない。
お客様がけがをするおそれがあります。
禁止
キーカバーやパネル、鍵盤のすき間から金属や紙片などの異 物を入れない。
感電、ショート、火災や故障 の原因になることがあります。 入った場合は、すぐに電源スイッチを切り、電源プラグをコ
禁止
ンセントから抜いた上で、お買い上げの楽器店または巻末の ヤマハ電気音響製品サービス拠点に点検をご依頼ください。
本体上にビニール製品やプラスチック製品、ゴム製品などを 置かない。
本体のパネルや鍵盤が変色/変質する原因になります。
禁止
( 艶出し仕上げのモデルの場合)本体の表面に金属、陶器、 その他硬い物を当てない。
表面にひびが入ったり、剥がれたりする場合があります。
禁止
本体の上にのったり重いものをのせたりしない。また、ボタ ンやスイッチ、入出力端子などに無理な力を加えない。
本体が破損したり、お客様や他の方々がけがをしたりする原 因になります。
禁止
接続
他の機器と接続する場合は、すべての機器の電源を切った上 で行なう。また、電源を入れたり切ったりする前に、必ず機
器のボリュームを最小にする。さらに、演奏を始める場合も
必ず実行
4
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
必ず両機器のボリュームを最小にし、演奏しながら徐々にボ リュームを上げていき適切な音量にする。
(1)B-19
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しない。
聴覚障害の原因になります。
禁止
3/4
イス
禁止
禁止
禁止
禁止
必ず実行
不安定な場所に置かない。
イスが転倒して、お客様や他の方々がけがをする原因になり ます。
イスで遊んだり、イスを踏み台にしたりしない。
このイスは楽器演奏用です。イスを遊び道具や踏み台にする と、イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがをする
原因になります。
イスには二人以上ですわらない。
イスが転倒したりこわれたりして、お客様がけがをする原因 になります。
イスにすわったままでイスの高さを調節しない。
イスにすわったままイスの高さを調節すると、高低調節機構 に無理な力が加わり、高低調節機構がこわれたりお客様がけ
がをしたりする原因になります。
イスのネジを定期的に締め直す。
イスを長期間使用すると、イスのネジがゆるむことがありま す。ネジがゆるんだ場合は、付属のスパナで締め直してくだ
さい。
イスの脚で床やたたみを傷つけないよう注意する。
イスの脚で フローリン グの床やた たみを傷つ けることが あ ります。イスの下にマットを敷くなどして、床やたたみを保
必ず実行
禁止
護されることをおすすめします。
イスを手入れするときは、ベンジンやシンナー、洗剤、化学 ぞうきんなどは使用しない。
変色/変質する原因になります。お手入れには、乾いた柔らか い布、または水を固くしぼった柔らかい布をご使用ください。
データの保存
作成したデータの保存とバックアップ
保存したデ ータは故障 や誤操作な どのために 失われるこ と があります。大切なデータは、フロッピーディスク/USB記
憶装置 /コ ンピュ ーターな どの外 部機器 に保存し てくだ さ
必ず実行
フロッピーディスク /USB記憶装置 /外部メディアの バックアップ
必ず実行
い。
保存したフロッピーディスク/USB 記憶装置/ 外部メディア の万一の事 故に備え て、大切なデー タは予備 のフロッピ ー
ディスク/USB 記憶装置/ 外部メディアにバックアップとし て保存されることをおすすめします。
● データが破損したり失われ たりした場合の補償はいたしかねます ので、ご了承ください。 不適切な使用や改造により故障した場合の保証はいたしかねます。
使用後は、必ず電源スイッチを切りましょう。 電源スイ切った状態で も微電流が流れています。そのときの消費電力は、最 小限の値 で設計されています。この 製品を長時間使用しないときは必ず電源プラグを コンセン
トから抜いてください。
(1)B-19
音楽を楽しむエチケット
楽しい音楽も時 と場所によっては、大変 気になるものです。隣近所 への配慮を充分 にいたしましょう。静かな 夜間には小さな音でもよ
く通り、特に低音は 床や壁などを伝わり やすく、思わぬところで迷 惑をかけてしま うことがあります。夜間の 演奏には特に気を配りま
しょう。窓を閉めた り、ヘッドフォンをご使 用になるのも一つの方 法です。お互いに心を配り、快い生活環境を守りましょう。
4/4
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
5
準備編
このたびは、ヤマハクラビノーバを
お買い求めいただきまして、誠にありがとうございました。
準 備 編
この楽器の優れた機能を十分に生かして
演奏をお楽しみいただくため、本書をお読みください。
また、お読みになったあとも、いつでもご覧になれるところに
大切に保管してください。
取扱説明書(本書)について
取扱説明書(本書)は、「準備編」、「本編」、「付録」の3部構成になっています。
準備編
最初にお読みください。 10ページの「各部の名前と機能」では、パネル図からクラビノーバの使い方と、その説明ページを見つけることができます。
本編
クラビノーバの機能の使い方と操作を詳しく説明しています。 実際にクラビノーバの操作をしながらご覧ください。
付録
音色一覧などの資料を掲載しています。
表記上の決まり
[].... パネル上にあるボタン類を示します。たとえば、マスターボリュームのスライダーは、文章中で[MASTER VOLUME
スライダーと表記します。
マスターボリューム
]
*パネルのイラストは、断りのない限りCLP-370のパネルを使用します。 *この取扱説明書に掲載されているイラストや画面は、すべて操作説明のためのものです。したがって、実際の仕様と異なる場合があります。 *本文中では、CLP-370/340/330、CLP-S308/S306を「クラビノーバ」または「CLP」と表記することがあります。
「MIDIデータフォーマット」や「MIDIインプリメンテーションチャート」などMIDI に関する資料が、ヤマハマニュアルライブラリーから
ダウンロードできます。コンピューターを使用して、インターネットに接続し、以下のウェブサイトを開き、「モデル名から検索」テキスト ボックスにモデル名(「CLP-370」など) を入力して「検索」ボタンを押します。データリストをダウンロードしてください。MIDI情報が掲 載されています。
ヤマハマニュアルライブラリー http://www.yamaha.co.jp/manual/japan/
この製品は、ヤマハ(株)が著作権を有する著作物やヤマハ(株)が第三者から使用許諾を受けている著作物を内蔵または同梱しています。 その著作物とは、すべてのコンピュータープログラムや、伴奏スタイルデータ、MIDI データ、WAVEデータ、音声記録データ、楽譜や楽譜データな どのコンテンツを含みます。ヤマハ(株)の許諾を受けることなく、個人的な使用の範囲を越えて上記プログラムやコンテンツを使用することについて は、著作権法等に基づき、許されていません。
本製品はTCP/IPプロトコルスタック技術として、株式会社ACCESSのAVE-TCP ®を搭載しています。 Copyright ©1986〜2008 ACCESS CO., LTD.
本製品は暗号モジュール技術として、株式会社ACCESSのAVE ®-SSLを搭載しています。 Copyright ©1997〜2008 ACCESS CO., LTD.
● ヤマハ(株)および第三者から販売もしくは提供されている音楽/サウンドデータは、私的使用のための複製など著作権法上問題にならない場合を除い て、権利者に無断で複製または転用することは禁じられています。ご使用時には、著作権の専門家にご相談されるなどのご配慮をお願いします。
● Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
●「MIDI」は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
● その他、本書に記載されている会社名および商品名等は、各社の登録商標または商標です。
6
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
特長
進化したタッチと表現力「グレードハンマー 3(GH3)鍵盤」(CLP-330)、「グレードハンマー 3 (GH3)鍵盤象牙調仕上げ」(CLP-340、CLP-S306)
鍵盤の重さ(低音部は重く、高音部は軽く)などをグランドピアノに近付けたことにより、従来の電子ピアノを 越える弾き心地が楽しめます。また、グランドピアノと同様に、ペダルを踏まずに音をつなげる奏法や高速の 同音連打も可能です。さらにCLP-340、CLP-S306では象牙調仕上げを採用することにより、象牙に近い適 度な吸湿性、指の滑りにくさ、しなやかなタッチ感が得られます。また、あたたかい色合いも魅力です。
自然な弾き心地を実現した「ナチュラルウッド(NW)鍵盤象牙調仕上げ」 (CLP-370、CLP-S308)
GH3鍵盤象牙調仕上げの特長に加え、白鍵の内側にはアコースティックピアノの鍵盤と同様に木材を使用して いるので、従来の電子ピアノを越えるグランドピアノのような重量感のある弾き心地が楽しめます。
フルコンサートグランドピアノの音をデジタルで録音(AWMダイナミックステレオサンプリング)
この楽器はヤマハ独自のサンプリング音源システム「AWMダイナミックステレオサンプリング」による豊かな 音色を備えた電子ピアノです。「AWM」とは楽器そのものの音をデジタル録音し、精度の高いデジタルフィル ター技術を加え、リアルに再現するヤマハのサンプリング方式です。 グランドピアノ1の音色は、ヤマハフルコンサートグランドピアノから新たにサンプリングしました。サンプ リングされた音は、音の良さをそのまま電子ピアノで再現できるよう、一音一音丁寧に調整されています。 これにより、立ち上がりが速く輪郭がはっきりした音になり、弾きごたえが増しています。 この音色では、鍵盤を弾く強さに応じて複数の波形をサンプリング(ダイナミックサンプリング)しており、 より生楽器らしいダイナミックな表現を実現します。さらにCLP-370/340では、ダンパーペダルを踏んだと きの響板や弦の共鳴音をサンプリングした「サステインサンプリング」、鍵盤を離したときの微妙な発音をサン プリングした「キーオフサンプリング」を採用し、ぜいたくな音作りを行なっています。
準 備 編
インターネットダイレクト接続機能(CLP-370/340、CLP-S308/S306)
楽器を直接インターネットに接続することにより、専用サイトの曲データをご利用いただくことができます。 さまざまなジャンルのたくさんの曲データをお楽しみください。
付属品(お確かめください)
□ 保証書 □ 取扱説明書(本書) □ ピアノで弾く名曲50選(楽譜集) □ ヘッドフォン □ アクセサリー CD-ROM □ アクセサリー CD-ROMインストールガイド □ 高低自在イス □ ユーザー登録のご案内*
  *ユーザー登録の際に記載されているプロダクトID (PRODUCT ID)が必要です。
調律について
クラビノーバでは、調律は必要ありません。
お引っ越しの際は
通常の荷物と一緒にお運びいただけます。組み立てた状態でも、組み立てる前の部品に分解した状態でも問題ありません が、本体は立てかけたりせず、必ず水平に置いてお運びください。また、大きな振動、衝撃を与えないでください。組み立
てた状態でお運びいただいた場合は、設置の際、各部のネジのゆるみを確認し、ゆるんでいる場合は締め直してください。
(CLP-S308/S306) 傷防止のため、本体移動時は鍵盤保護シート(90ページ)で鍵盤全体を覆ってから蓋を閉じて
ください。鍵盤保護シートは、移動の際必要となりますので保管してください
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
7
目次
準備編
準 備 編
取扱説明書(本書)について ........................................................................................................................................... 6
特長................................................................................................................................................................................. 7
付属品(お確かめください) ........................................................................................................................................... 7
各部の名前と機能.....................................................................................................................................................10
ご使用前の準備 ........................................................................................................................................................12
キーカバーについて....................................................................................................................................................12
譜面立てについて .......................................................................................................................................................13
譜面止めについて(CLP-370/340)........................................................................................................................14
電源を入れる...............................................................................................................................................................14
音量(ボリューム)を調節する .....................................................................................................................................15
ヘッドフォンを使う....................................................................................................................................................15
スピーカーのオン/オフを切り替える.......................................................................................................................15
デモ曲を聞く ............................................................................................................................................................16
本編
ピアノ50曲(プリセットソング)を聞く ................................................................................................................17
ピアノ50曲を片手で練習する..................................................................................................................................18
ピアノ50曲のフレーズを指定して練習する...........................................................................................................19
音色を楽しむ ............................................................................................................................................................20
音色を選ぶ...................................................................................................................................................................20
ペダルを使う...............................................................................................................................................................20
音に変化を付ける[VARIATION](CLP-370/340)/[BRILLIANCE]/[REVERB]/[EFFECT]/
[DAMPER RES.] ......................................................................................................................................................21
タッチ感を変える[TOUCH]......................................................................................................................................23
キー (調)を変える[TRANSPOSE] ..........................................................................................................................24
2つの音色を混ぜる(デュアル)..................................................................................................................................25
鍵域を左右に分けて別々の2つの音色で弾く
[SPLITスプリット](CLP-370/340) ....................................................................................................................26
メトロノームを使う(METRONOME).....................................................................................................................28
演奏を録音(記録)する .............................................................................................................................................29
演奏を簡単に録音する................................................................................................................................................29
録音した演奏を聞いてみる........................................................................................................................................30
録音し直す...................................................................................................................................................................30
RIGHT/LEFTパートに録音する ..............................................................................................................................31
初期値(曲の先頭に記録されたデータ)を変更する ..................................................................................................33
曲をUSB記憶装置に保存するなどのファイル操作をする..................................................................................34
保存と読み込みについて............................................................................................................................................34
録音した曲を1曲ずつUSB記憶装置に保存する.....................................................................................................35
USB記憶装置に保存した曲を楽器に読み込む........................................................................................................36
USB記憶装置に入っている曲を削除する................................................................................................................37
USB記憶装置をフォーマットする ...........................................................................................................................38
USB記憶装置の取り扱いについて ...........................................................................................................................39
フロッピーディスクの取り扱いについて.................................................................................................................40
曲を再生する ............................................................................................................................................................41
ユーザーソングや楽器に取り込んだ外部ソングを再生する..................................................................................42
USB記憶装置に保存されているユーザーソングを再生する.................................................................................43
再生に関する便利な機能............................................................................................................................................44
8
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
インターネットダイレクト接続機能
(CLP-330を除く)..................................................................................................................................................45
楽器をインターネットに接続する準備.....................................................................................................................45
楽器をインターネットに接続する ............................................................................................................................47
インターネット設定について....................................................................................................................................48
無線LANの電波強度を表示する(USB無線LANアダプターをお使いの場合) .....................................................50
接続情報ファイルを書き出す....................................................................................................................................51
インターネットに関するその他の設定.....................................................................................................................52
インターネットの曲を聞く(CLP-330を除く)....................................................................................................55
インターネット用語集................................................................................................................................................56
初期設定(工場出荷時の設定)に戻すには..................................................................................................................57
各種の便利な設定をする[FUNCTION] ...............................................................................................................58
ファンクションでの基本操作....................................................................................................................................59
各ファンクション項目の説明....................................................................................................................................61
他の機器と接続する.................................................................................................................................................71
端子について...............................................................................................................................................................71
USB記憶装置を接続する...........................................................................................................................................73
コンピューターと接続する........................................................................................................................................75
コンピューターと楽器間でソングデータを送受信する..........................................................................................76
データのバックアップ.............................................................................................................................................77
メッセージ一覧 ........................................................................................................................................................78
困ったときは ............................................................................................................................................................79
準 備 編
付録
音色一覧....................................................................................................................................................................80
デモ曲一覧 ................................................................................................................................................................82
基本設定一覧 ............................................................................................................................................................82
CLP-370の組み立て方..........................................................................................................................................84
CLP-340/330の組み立て方 ...............................................................................................................................87
CLP-S308/S306の組み立て方 .........................................................................................................................90
別売品のご紹介 ........................................................................................................................................................94
フロッピーディスクドライブ(別売)の取り付け方(CLP-370/340) ..............................................................95
CLP-370/340/330、CLP-S308/S306仕様.............................................................................................96
索引............................................................................................................................................................................98
保証とアフターサービス......................................................................................................................................103
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
9
各部の名前と機能
CLP
-
370
USB TO DEVICE
SELECT
●パネルのイラストはCLP-370を使用しています。
準 備 編
2
(
CLP-370/340のみ
3
645
8 )
7 @
# %
9
$
!
1
^
*
&
OFF
ON
NORMAL
HP. SW
SPEAKER
PHONES
本体手前方向
CLP-370/340/330
AUX IN
AUX OUT
L/L+R
R
L/L+R
R
本体手前方向
¡
º
CLP-370/
§
340のみ
(このイラストは下から見たイラストです)
¢
このイラストはCLP-370のイラストです。
CLP-340/330の場合はMIDI端子の隣 に、CLP-S308/S306の場合はLAN端 子の隣になります。
このイラストは下から見たイラストです。
THRU
OUT
£
MIDI
IN
TO HOST
USB
TO DEVICE
CLP-370/
(
340のみ
CLP-S308/S306
本体左側 本体右側
£
このイラストは下から見たイラストです。
¡º §
10
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
各部の名前と機能
パワー
[POWER
1
2
[MASTER VOLUME
]スイッチ ..............................14ページ
マスターボリューム
]スライダー ........15ページ
音量を調節できます。
デモ
3
[DEMO
]ボタン....................................16ページ
音色ごとのデモ曲を聞くことができます。
トランスポーズ
[TRANSPOSE
4
]ボタン........................24ページ
弾く鍵盤を変えずに、他の楽器や歌う人の声の高さに合 わせて、キー (調)を簡単に変えることができます。
レコード
5
]ボタン........................................29ページ
[REC
ご自身の演奏を録音できます。
[RIGHT
6
ライト
レフト
]、[LEFT
]ボタン ....................18ページ
曲の特定のパートを再生オフにし、再生オフにしたパー トをご自身で練習できます。
7
プレイ/ ポーズ
[PLAY/PAUSE
ストップ
]、[STOP
]ボタン
.................................................. 17、30ページ
楽器本体に入っているピアノ50曲やご自身の演奏を録 音したものなどを再生できます。
ソングセレクト
[SONG SELECT
8
]ボタン............ 17、55ページ
再生や録音する曲を選べます。CLP-370/340、CLP­S308/S306ではインターネット上の曲にアクセスす ることもできます。
ファイル
[FILE
9
]ボタン .............................. 34、38ページ
録音した曲をUSB記憶装置に保存するなどのファイル 操作ができます。USB記憶装置のフォーマットもでき ます。
)
テンポ / ファンクションナンバー
[TEMPO/FUNCTION
]ボタン.... 28、59ページ
テンポを調節したり、各種の便利な機能を利用したりで きます。
メトロノーム
[METRONOME
!
]ボタン.......................28ページ
メトロノームの機能を利用できます。
画面 .....................................................14ページ
@
画面に「---」が順番に表示されているとき(データアクセス中)は、 電源を切らないでください。データが壊れるおそれがあります。
#
[−/NO]、[+/YES]ボタン
数値を設定したり曲や項目を選んだりできます。テンポ やトランスポーズなどの値を設定しているときにボタン を2つ同時に押すと、元の値(基本設定値)に戻すことが できます。
$
音色ボタン............................................20ページ
グランドピアノをはじめとした14種類の音色をお楽し
バリエーション
みいただけます。CLP-370/340には[VARIATION タンがあります。
スプリット
%
[SPLIT
]ボタン(CLP-370/340) ........26ページ
鍵盤を左右の領域に分けて、別々の音色で演奏できます。
]ボ
ブリリアンス
[
BRILLIANCE
^
リバーブ
]、[REVERB
エフェクト
]、[EFFECT
]ボタン
...........................................................21ページ
音の明るさを調節したり(ブリリアンス)、音に残響(リ バーブ)や、効果(エフェクト)をかけたりすることができ ます。
&
タッチ
[TOUCH
]ボタン..................................23ページ
弾く強さに対する音の強弱の付き方(タッチ感)を調節す ることができます。
ダンパーレゾナンス
[DAMPER RES.
*
]ボタン .....................22ページ
このボタンを押して(オンの状態にして)、ダンパーペダ ルを踏むと、よりピアノのダンパー効果に近い効果が得 られます。またダンパー効果の深さも設定できます。
(
ユーエスビー
USB
トゥーデバイス
[TO DEVICE
]端子....................73ページ
USB記憶装置を接続して、録音した曲を保存したり、 記憶装置に入っているデータを楽器本体で再生したりで きます。CLP-370/340の場合、USB [TO DEVICE] 端子は、AとBの2つがあり、楽器パネルの左側にあるの がAで、楽器底面側はBです。A端子の右に付いている [SELECT]スイッチで、使う端子を切り替えます。
エーユーエックス アウト
º
AUX OUT
[L/L+R][R] ......................71ページ
クラビノーバをステレオなどに接続して外部のスピー カーで鳴らすことができます。
エーユーエックス イン
AUX IN
¡
[L/L+R][R]端子 ..................72ページ
外部機器の音をクラビノーバから出すことができます。
ユーエスビー
USB
トゥー ホスト
[TO HOST
]端子.......................75ページ
コンピューターと接続して、コンピューターとクラビ ノーバの間でMIDIデータをやり取りできます。
£
ミディ
MIDI
アウト
[INイン][OUT
スルー
][THRU
]端子 .............72ページ
MIDI機器を接続して、MIDIを活用できます。
¢
[PHONES
フォーンズ
]端子、[SPEAKER
スピーカー
]スイッチ
...........................................................15ページ
[PHONES]端子にヘッドフォンを接続できます。 [SPEAKER]スイッチで、スピーカーのオン/オフを切 り替えることができます。
ペダル..................................................20ページ
主にピアノ演奏で使います。左ペダルに機能を割り当て て使うこともできます。
§
[
LANラン]端子(CLP-370/340, CLP-S308/
S306)
...........................................................72ページ
楽器を直接インターネットに接続して専用サイトの曲 データを直接ご利用になれます。接続方法は45ページ をご参照ください。
ペダル
[PEDAL
]端子......................................86ページ
ペダルコードを接続します。
準 備 編
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
11
キーカバーについて
準 備 編
キーカバーを開閉するときは、両手でゆっくりと行なってください。 また、ご自分や周りの方、特にお子様などが、キーカバーの縁と本体の間に手や指をはさまないようご注意ください。
キーカバーを開けるとき、キーカバーの上に金属や紙片などを置かないでください。本体の内部に落ちて取り出せなくなり、感電、ショート、 発火や故障などの原因になります。
USB [TO DEVICE]端子Aに別売のUSB記憶装置を接続している場合は、キーカバーを閉める前に外してください。USB記憶装置を接続した ままキーカバーを閉じると、記憶装置がキーカバーに当たって破損するおそれがあります。
(CLP-S308/S306)傷防止のため、本体移動時は鍵盤保護シート(90ページ)で鍵盤全体を覆ってから蓋を閉じてください。鍵盤保護シート は、移動の際必要となりますので保管してください。
CLP-370/340/330
開けるとき
少し持ち上げて、奥へ押し込みます。
閉めるとき
手前に引いて、静かに降ろします。
CLP-S308/S306
開けるとき
手前のくぼみに手をかけてキーカバーを持ち上げます。
1.
2.
キーカバーの上部を折りたたみます。
閉めるとき
譜面立てが開いてるときは譜面立てを閉じます
1.
(鍵盤の傷防止)。
キーカバーの上部を開き、キーカバーの上部を持って
2.
手前にゆっくり倒します。
12
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
譜面立てについて
ご使用前の準備
CLP-370/340/330
立てるとき
1.
譜面立てを、止まる位置まで手前に起こします。
2.
譜面立て裏にある左右2つの金具を下ろします。
3.
金具が固定される位置まで、譜面立てを戻します。
倒すとき
1.
譜面立てを、止まる位置まで手前に起こします。
2.
譜面立て裏にある左右2つの金具を上げます。
3.
譜面立てに手を添えて、ゆっくり戻します。
金具が固定されていない位置で譜面立てを使用したり、放置した りしないでください。また、譜面立てを倒すときは、途中で手を 離さないでください。
CLP-S308/S306
キーカバーの内側に譜面立てが付いています。
使うとき
キーカバーについている譜面立てを、手前に倒します。
準 備 編
しまうとき
譜面立てを、キーカバー側へ戻します。
手や指をはさまないように注意
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
13
ご使用前の準備
譜面止めについて(CLP-370/340)
準 備 編
譜面立てに置いた楽譜のページを止めることができます。
上げるとき 下げるとき
電源を入れる
電源コードを接続する
1.
最初に本体側のプラグを差し込み、次にコンセント側(家庭用AC100V)のプラグを差し込みます。
1-1
(裏板)
このイラスト は CLP-370のイラストです。 このイラストは楽器の下側から見たイラストです。 CLP-S308/S306の場合は、楽器裏面にあります。 
1-2
電源を入れる
2.
鍵盤右の[POWER 本体パネル中央の画面に表示が現れます。また、クラビノーバ前面左の電源ランプが点灯します。
POWER(パワー )=電源
電源ランプについて
クラビノーバのご使用後、電源を切り忘れてキーカバーを閉めてしまった場合、電源ランプの点灯により、電源が入ったままであることを知ら せてくれます。
電源を切るときは、もう一度[POWER]スイッチを押します。 画面の表示が消え、クラビノーバ前面左の電源ランプも消灯します。
パワー
]スイッチを押すと、電源が入ります。
[POWER]スイッチ
電源ランプ
画面
通常はテンポが表示されます。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
14
音量(ボリューム)を調節する
ご使用前の準備
本体パネル左の[MASTER VOLUME
マスターボリューム
]スライダーで調節します。実際に鍵盤を弾いて音を出しながら、音量を調節して
ください。
小さくなる
MASTER VOLUME (マスターボリューム)=全体の音量
[MASTER VOLUME]スライダーで[PHONES] ( フォーンズ)端子の出力レベルやAUX OUT端子の出力レベルも変わります。
大きな音量で長時間使用しないでください。聴覚障害の原因になります。
大きくなる
ヘッドフォンを使う
ヘッドフォンを[PHONES [PHONES]端子は2つありますので、ヘッドフォン を2本接続して2人で演奏を楽しむこともできます。 1本だけ接続する場合は、どちらの端子をご使用いた だいても構いません。
大きな音量で長時間ヘッドフォンを使用しないでください。 聴覚障害の原因になります。
別売ヘッドフォン
ヤマハヘッドフォン HPE-160
フォーンズ
]端子に接続して使います。
NORMAL
HP. SW
SPEAKER
PHONES
底面
OFF
ON
ステレオ フォーンプラグ
(標準)
準 備 編
ヘッドフォンハンガー
付属のヘッドフォンハンガーを取り付けると、クラビノーバにヘッドフォンを掛 けることができます。 付属のネジ(4×10mm) 2本で、図のように取り付けてください。
ヘッドフォンハンガーにヘッドフォン以外のものを掛けないでください。 本体またはヘッドフォンハンガーが破損する場合があります。
スピーカーのオン/オフを切り替える
スピーカーのオン/オフを切り替えることができます。
ノーマル
NORMAL
ON ................................... 常にスピーカーが鳴ります。
OFF ................................. スピーカーは鳴りません。
(HP. SW).... ヘッドフォンが接続されていないときだけスピーカーが
鳴ります。
NORMAL
HP. SW
SPEAKER
PHONES
OFF
ON
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
15
本編
デモ曲を聞く
この楽器には、音色ごとに1曲ずつデモ曲が入っています。聞いてみましょう。
本 編
1
24
1.
電源を入れる
(まだ電源を入れていない場合)[POWER →電源が入ります。
音量はデモ曲を再生しながらでも調節できますが、[MASTER VOLUME を中程まで上げておいてください。
デモ曲モードに入る
2.
43
パワー
]スイッチを押します。
マスターボリューム
[DEMOデモ]ボタンを押します。
音色ボタンのランプが流れるように点滅します。
選曲と再生スタート
3.
聞きたいデモ曲の音色ボタンを押します。(音色ボタンを押さずにSONG
プレイ/ ポーズ
[PLAY/PAUSE デモ曲の再生がスタートします。その後、ストップするまで順番に別の音色のデモ曲
が連続して再生されます。
]ボタンを押すと、GRAND PIANO
グランドピアノ
ソング
1の曲が再生されます。)
3
]スライダー
CLP
デモ曲の曲名については、「デモ曲一 覧」(82ページ)をご参照ください。
デモ曲の再生データはMIDI ( ミディ ) 送信されません。また、デモ曲モー ド中はMIDI受信を行ないません。
録音モード(29ページ)のとき、 ファイル操作中(34ページ)は
デモ曲モードには入れません。
モードとは
ある機能を実行できる状態を意味 します。ここでは、デモ曲を再生 できる状態のことを「デモ曲モー ド」と呼んでいます。
デモ曲では、テンポの調節や
(
「片手練習」
レーズを指定して練習」(19ペー ジ)はできません。
18ページ)、「
-
370
再生をストップしてデモ曲モードを抜ける
4.
ソング
[DEMO]ボタンかSONG
ストップ
[STOP
]ボタンを押します。
CLP-370/340では、 [DEMO]ボタンを押したあと、 [VARIATION] (バリエーション)] ボタンを押してさらに音色ボタン を押すとピアノ音色説明デモを聞 くことができます。各デモの割り 当ては、「ピアノ音色説明デモ一 覧」(82ページ)を参照してくださ い。
16
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
ピアノ50曲(プリセットソング)を聞く
この楽器には、ピアノ50曲の演奏データが入っています。また付属の『ピアノで弾く名曲50選』には、ピアノ50曲 の楽譜が掲載されていますので、ご活用ください。
1
2-23
1.
ピアノ曲(プリセットソング)モードに入る
ソングセレクト
[SONG SELECT
2.
選曲と再生スタート
2-1
[−/NOノー][+/YES を選びます。
1〜50.............聞きたいピアノ曲を1曲指定して再生するモードです。
ランダム
rnd
オール
ALL
2-2 SONG
ソング
音量の調節
ピアノ曲を聞きながら[MASTER VOLUME
テンポの調節
ピアノ曲ごとに固有のテンポが設定されていますが[ TEMPO/FUNCTION ンを押してテンポを変更できます。
[▼][▲]ボタンを同時に押すと曲固有のテンポに戻ります。
]ボタンを押して、「PRESET
イエス
]ボタンを押して、聞きたいピアノ曲を1曲選んだり再生方法
................ピアノ50曲を順不同に、ストップするまで連続再生するモードです。
.................ピアノ50曲を順番に、ストップするまで連続再生するモードです。
プレイ / ポ ーズ
[PLAY/PAUSE
42-1
プリセット
]ボタンを押すと再生がスタートします。
マスターボリューム
」のランプを点灯させます。
]スライダーで音量を調節します。
テンポ / ファンクション
▼ ▲]ボタ
デモ曲モード(16ページ)のと き、録音モード(29ページ)の とき、曲の再生中(41ページ) ファイル操作中(34ページ)は
ピアノ曲モードには入れません。
ソングとは
この楽器では、演奏データを総称 して「ソング(SONG)」と呼んで います。デモ曲やピアノ曲も演奏 データです。
再生に合わせて、ご自身で鍵盤を 弾くこともできます。音色も変え られます。
手弾き音と再生音用に [BRILLIANCE (ブリリアンス)] (21ページ)、[REVERB (リバー ブ)] (21ページ)の設定を変更でき ます。手弾き音用に[EFFECT (エ フェクト)] (22ページ)、 [TOUCH (タッチ)] ( 23ページ)の 設定を変更できます。
本 編
操作時、曲固有のテンポに対してのプラスマ イナスの値(−50〜50)で表示されます。
(曲によって増減幅は異なります。)曲固有の
テンポのときは「---」と表示されます。
3.
再生ストップ
ピアノ曲の再生が終了すると、自動的に再生前の状態に戻ります。再生途中に(または
連続再生中に)ストップする場合は、SONG 続いて他の曲を再生する場合は、操作2に戻ります。 再生途中にSONG [ PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、曲が一時停止します。
4.
ピアノ曲モードを抜ける
ソングセレクト
[SONG SELECT [SONG SELECT]のランプが消灯します。
次に、ピアノ50曲の、右手または左手パートの再生をオフにしてご自分で練習する方法 (片手練習)と、曲中のフレーズを指定して繰り返し練習する方法(部分練習)を説明します。
]ボタンを押します。
ソング
ストップ
[STOP
]ボタンを押します。
テンポのリセット(再設定)
新しい曲を選ぶと(または、連続再 生で新しい曲がスタートすると)テ
ンポは自動的にその曲の固有のテ ンポにリセットされます。
[REVERB]、[EFFECT]は新しい 曲を選ぶと(または、連続再生で新 しい曲がスタートすると)その曲に 合ったリバーブ/エフェクト ます。
になり
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
17
ピアノ50曲(プリセットソング)を聞く
ピアノ50曲を片手で練習する
本 編
ピアノ50曲では、右手パートと左手パートに分かれています。それぞれの再生をオン/オフし、再生をオフにしたパー
トをご自分で練習することができます。右手パートが[RIGHT
1
23
練習するパートの再生をオフにする
1.
選曲したあと、[RIGHT][LEFT]ボタンのうち再生させない側のパート(練習したいパー ト)のボタンを押してランプを消灯させます。(選曲した時点では[RIGHT][LEFT]共ラ ンプが点灯しています。)
押した方のボタンのランプが消灯します。 それぞれのボタンは、押すごとに再生のオン/オフが切り替わります。
2.
再生スタート/演奏
ソング
SONG パートをご自身で演奏してください。
プレイ / ポーズ
[PLAY/PAUSE
]ボタンを押して再生をスタートします。再生をオフにした
ライト
]に、左手パートが[LEFT
レフト
]に入っています。
ピアノ50曲をALL (オール)とr n d (ランダム)(17ページ)で再生して いるときは、パートの再生をオフ にすることはできません。
再生中の、パートごとの再生 オン/オフ
再生中でも、パートごとの再生オ ン/オフを切り替えることができ ます。
弾くと同時に再生をスタートする(シンクロスタート)
鍵盤を弾くと同時に再生をスタート(シンクロスタート)することができます。
ソング
SONG ト待機状態になります。
(もう一度同じ操作をすると、シンクロスタートは解除されます。) このあと鍵盤を弾くと、同時に再生もスタートします。
ストップ
[STOP
]ボタンを押したまま[PLAY/PAUSE]ボタンを押すとシンクロスター
左のペダルで再生/一時停止する
左のペダルで再生/一時停止することができます。 ファンクション(65ページ)で左のペダルの機能を再生/一時停止(パネルのSONG
[PLAY/PAUSE]と同じ機能)に切り替えます。
再生ストップ
3.
ピアノ曲の再生が終了すると、自動的に再生前の状態に戻ります。再生途中でストッ プする場合は、SONG [STOP]ボタンを押します。
再生途中でSONG [ PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、曲が一時停止します。
シンクロ=同時の、同時に起こる
パート再生のリセット(再設定)
新しい曲を選ぶと自動的に両パート とも再生オンにリセットされます。
18
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
ピアノ50曲(プリセットソング)を聞く
ピアノ50曲のフレーズを指定して練習する
曲中のフレーズを指定して繰り返し練習(部分練習)することができます。前ページの「ピアノ50曲の片手練習」も一緒 にお使いいただけます。
1.
フレーズの始まり(A点)と終わり(B点)の指定と練習スタート
選曲し、再生をスタートします。聞きながら、始まり(A点)に
したいところで[TEMPO/FUNCTION
始まり(A点)が設定され、画面に と表示されます。
テンポ/ ファンクション
12
]ボタンを押します。
ピアノ50曲をALL (オール)と rnd(ランダム) (17ページ)で再 生しているときは、繰り返し練習 はできません。
本 編
続いて、終わり(B点)にしたいところでもう一度[TEMPO/FUNCTION]ボタンを押し ます。
終わり(B点)が設定され、画面に と表示されます。
同時に、A点に戻って繰り返し再生が自動的にスタートしま す。練習してください。
練習ストップ
2.
A点、B点の設定を保ったまま一時練習をストップするときはSONG
押します。(この場合、SONG り返し再生がスタートします。)
A点、B点の設定を解除するときはもう一度[TEMPO/FUNCTION]ボタンを押します。
ソング
[PLAY/PAUSE
プレイ / ポーズ
ソング
]ボタンを押すと、再びA点〜B点の繰
ストップ
[STOP
曲の先頭から繰り返しを始めた いときは
再生をスタートする前に [TEMPO (テンポ)/FUNCTION (ファンクション) ]ボタンを押し て始まり(A点)を設定します。
曲の終わりをB点に設定したい ときは
A点を設定したあとで曲の終わり まで再生すると、曲の終わりが自 動的にB点に設定されます。
再生の出だしでタイミングをとる ためのタクト音が鳴ります。
]ボタンを
新しい曲を選ぶと
A点、B点は自動的に解除されます。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
19
音色を楽しむ
音色を選ぶ
音色ボタン
本 編
使いたい音色ボタンを押します。 ランプが点灯します。
マスターボリューム
[MASTER VOLUME
]スライダーで音量を調節しながら演奏してください。
ペダルを使う
ペダルには、右のペダル(ダンパーペダル)とまん中のペダ ル(ソステヌートペダル)、左のペダル(ソフトペダル)があり ます。これらはピアノ演奏で使われます。
右のペダル(ダンパーペダル)
このペダルを踏んでいる間、弾いた音を、鍵盤から指を離し ても長く響かせることができます。
ダンパーペダルはハーフペダル機能に対応しています。
ダンパーレゾナンス
[DAMPER RES むと、グランドピアノのような共鳴効果が得られます。
まん中のペダル(ソステヌートペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけを、 鍵盤から指を離しても長く響かせることができます。 ペダルを踏んだあとに弾いた音には効果はかかりません。
左のペダル(ソフトペダル)
このペダルを踏んでいる間、ペダルを踏んだあとに弾いた 音量をわずかに下げ、音の響きを柔らかくすることができ ます。(ペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音には効 果はかかりませんので、効果をかけたい音を弾く直前に踏 みます。)
.]ボタンをオンにして、ダンパーペダルを踏
ここでダンパーペダルを踏むと、 このとき押さえていた鍵盤とその あと弾いた音すべてが長く響く
ここでソステヌートペダルを踏む と、このとき押さえていた鍵盤の 音だけが長く響く
音色の特徴をつかむには
音色ごとのデモ曲を聞いてみてく ださい。(16ページ)
「音色一覧」(80ページ)もご参照
ください。
音色ボタンの下に印刷されている 「VOICE (ボイス)」は、「声」や 「音」などの意味があります。
タッチにより音の強弱を付けるこ
とができますが、音色によっては
音の強弱が付かないものがありま
す。「音色一覧」(80ページ)をご
参照ください。
ダンパーペダルが効かない
ペダルコードのプラグが[PEDAL
(ペダル)]端子に差し込まれていな
いと思われます。確実に差し込ん
でください。(86ページ)
ハーフペダル機能とは
ペダルを踏んで音が響きすぎたと
き、ペダルを踏み込んだ状態から
少し戻し、音の響きを押さえる
(音の濁りを減らす)機能です。
ファンクションでダンパーペダル
の共鳴効果の深さを調節できます。
(65ページ)
オルガンやストリングス、クワ
イアの音色では
ソステヌートペダルを踏むと、音
が減衰せず、踏んでいる間鳴り続
けます。
左のペダルの機能切り替え
ファンクション(65ページ)で左の
ペダルをパネルのSONG [PLAY/
PAUSE (プレイ/ポーズ)]や
[VARIATION (バリエーション)]
(CLP-370/340)と同じ機能に切
り替えることができます。
ペダルは一般的なアコースティッ
クピアノ同様経年変化によって変
色することがあります。その際は
ピアノ用コンパウンドを楽器店な
どでお買い求めいただき、使用上
の注意をよくご確認のうえご使用
ください。
20
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
音色を楽しむ
バリエーション
音に変化を付ける[VARIATION
リバーブ
[REVERB
バリエーション
[VARIATION
]/[EFFECT
](CLP-370/340)
エフェクト
]/[DAMPER RES
](CLP-370/340)/[BRILLIANCE
ダンパーレゾナンス
.]
[−/NO][+/YES]ボタン
[VARIATION]ボタン [DAMPERRES.]ボタン
[BRILLIANCE]ボタン
現在選ばれている音色の表情を変えます。音色ごとのバリエーションの特徴について は、「音色一覧」(80ページ)をご参照ください。
操作
[VARIATION]ボタンまたは選ばれている音色ボタンを押すごとにオン/オフが切り替 わります。ランプが点灯したときがオンです。
ブ リリアンス
[REVERB]ボタン
[EFFECT]ボタン
基本設定
オフ
基本設定とは
本書では、初めて電源を入れたと きの設定のことを「基本設定」と 呼んでいます。
ペダルでバリエーションのオン/オ フを切り替えるように設定するこ ともできます。(65ページ)
]/
本 編
ブリリアンス
[BRILLIANCE
音質を調節します。BRIGHT
]
ブライト
にするほど明るく鋭い音になり、MELLOW
メロー
にするほど柔
らかくまろやかな音になります。ブリリアンスの設定は、楽器全体にかかります。
操作
[BRILLIANCE]ボタンを押すごとに音質が切り替わります。 選ばれている種類のランプが点灯します。ブリリアンスは、5種類の音質が選べます。
2つのランプが点灯している場合は、2つの音質の中間の設定になっています。たとえ
ノーマル
ば、NORMAL 中間の音質が選ばれていることになります。
リバーブ
[REVERB
]
音に残響を付けます。種類により、その場所で演奏しているような臨場感を味わえま す。その深さ(かかり具合)を変えることもできます。
オフ ........................................リバーブはかかりません。
ルーム
ROOM
HALL
HALL
STAGE
...................................部屋の中にいるような響きになります。
ホール
1 ..................................小さいコンサートホールにいるような響きになります。
ホール
2 ..................................大きいコンサートホールにいるような響きになります。
ステージ
..................................ステージにいるような響きになります。
メロー
とMELLOW
のランプが両方点灯していたら、NORMALとMELLOWの
基本設定
NORMAL (ノーマル)
BRIGHT (ブライト)にすると、 音量が少し大きくなりますので、 [MASTER VOLUME (マスターボ リューム)]が上がっていると、音が ひずむことがあります。この場合、 [MASTER VOLUME]を少し下げ てご使用ください。
基本設定
音色ごとにリバーブの種類(オフも 含む)が設定されています。
リバーブの種類は[REVERB ( リ バーブ)]ボタンを押して離したと きに切り替わります。[REVERB] ボタンを押したまま深さを変更し たときは、[REVERB]ボタンを離 しても種類は切り替わりません。
操作
[REVERB]ボタンを押すごとに種類が切り替わります。 選ばれている種類のランプが点灯します。オフの場合はどのランプも点灯しません。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
21
音色を楽しむ
本 編
深さ(かかり具合)を変える
[REVERB]ボタンを押している間は画面にリバーブの深さの値が表示されます。 [REVERB]ボタンを押したまま[−/NO]または[+/YES]ボタンを押すと、深さの値(0
〜20)が変わります。
エフェクト
[EFFECT
]
音に効果を付け加えます。 その深さ(かかり具合)を変えることもできます。
オフ ........................................エフェクトはかかりません。
コーラス
CHORUS
フェーザー
PHASER
TREMOLO
ロータリースピーカー
ROTARY SP
..............................広がり感を付けます。
...............................うねりを持たせます。
トレモロ
............................音量を揺らします。
.......................ロータリースピーカー (回転スピーカー )を使っているよう
なビブラート感が得られる効果です。
操作
[EFFECT]ボタンを押すごとに種類が切り替わります。 選ばれている種類のランプが点灯します。オフの場合はどのランプも点灯しません。
深さ(かかり具合)を変える
[EFFECT]ボタンを押している間は画面にエフェクトの深さの値が表示されます。 [EFFECT]ボタンを押したまま[−/NO]または[+/YES]ボタンを押すと、深さの値(0
〜20)が変わります。
ダンパー
[DAMPER
レゾナンス
RES
.]
[DAMPER RES.]をオンにしてダンパーペダルを踏むと、ダンパーの残響音が付加され、 ピアノのダンパーペダルを踏んだときに近い効果が得られます。深さも設定できます。 [DAMPER RES.]の設定は、楽器全体にかかります。
操作
[DAMPER RES.]ボタンを押すごとにオン/オフが切り替わります。 ランプが点灯したときがオンです。
深さ0: 効果なし〜 深さ20: 深さ最大
基本設定
音色ごとに標準の深さが設定され ています。
基本設定
音色ごとにエフェクトの種類(オフ も含む)が設定されています。
エフェクトの種類は[EFFECT (エ
フェクト)]ボタンを押して離したと
きに切り替わります。[EFFECT]
ボタンを押したまま深さを変更し
たときは、[EFFECT]ボタンを離
しても種類は切り替わりません。
深さ0: 効果なし〜
深さ20: 深さ最大
基本設定
音色ごとに標準の深さが設定され
ています。
基本設定
オン
深さ 0: 効果なし〜
深さ20: 深さ最大
深さ(かかり具合)を変える
[DAMPER RES.]ボタンを押している間は画面に[DAMPER RES.]の深さの値が表示 されます。[DAMPER RES.]ボタンをを押したまま[−/NO]または[+/YES]ボタンを 押すと、深さの値(0〜20)が変わります。
22
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
音色を楽しむ
タッチ
タッチ感を変える[TOUCH
]
弾く強さに対する音の強弱の付き方(タッチ感)を4種類から選びます。使う音色や演奏する曲、好みによって使い分けて ください。
ハード
HARD
....................... 強いタッチで弾かないと大きい音が出にくい設定です。ピアニッ
シモからフォルティッシモまで表現豊かな演奏ができます。
ミディアム
MEDIUM
ソフト
SOFT
.................. 標準的なタッチです。
........................ 軽いタッチで大きい音を出すことができます。比較的音のつぶが
そろいやすいタッチです。
フィックスト
FIXED
....................... タッチによる音の強弱は付かず、一定の音量が出ます。その場合
の音量を任意に設定することもできます。
鍵盤の重さ自体は変わりません。
HARD=「強い」
MEDIUM=「中間の、中位の」
SOFT=「やさしい、楽な」
FIXED=「固定された」
基本設定
MEDIUM
タッチの種類は全音色に共通の設
定となります。ただし、音色に
よっては、ここでの設定にかかわ
らず、タッチによる音の強弱がつ
かないものもあります。「音色一
覧」(80ページ)をご参照ください。
本 編
[−/NO][+/YES]ボタン [TOUCH]ボタン
操作
[TOUCH]ボタンを押すごとに種類が切り替わります。
選ばれている種類のランプが点灯します。FIXEDのときは、どのランプも点灯しません。
FIXEDの場合の音量を変える
FIXEDを選んでいるとき(どのランプも点灯していないとき)、 [TOUCH]ボタンを押している間は画面に音量を示す値が表 示されます。
[TOUCH]ボタンを押したまま[−/NO]または[+/YES]ボタ ンを押すと、音量を示す値(1〜127、基本設定=64)が変わ ります。
音量
1: 最小音量 〜
127: 最大音量
FIXEDの場合の音量も全音色に共
通の設定となります。
タッチの種類は[TOUCH]ボタン
を押して離したときに切り替わり
ます。[TOUCH]ボタンを押した
ままFIXEDの場合の音量を変更し
たときは、[TOUCH]ボタンを離
しても種類は切り替わりません
(FIXEDのままとなります)。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
23
本 編
音色を楽しむ
トランスポーズ
キー (調)を変える[TRANSPOSE
弾く鍵盤を変えずに、ほかの楽器や歌う人の声の高さにキー (調)を合わせたり、演奏する曲を移調したりすることがで きます。半音単位でトランスポーズ量を設定できます。 たとえばトランスポーズ量を「5」に設定すると、「ド」の鍵盤を弾いたときに「ファ」の音が出ることになり、「ハ長 調」の弾きかたで「ヘ長調」の演奏になります。
]
[−/NO][+/YES]ボタン[TRANSPOSE]ボタン
操作
[TRANSPOSE]ボタンを押している間は画面にトランスポー ズ量の半音単位の値が表示されます。
[TRANSPOSE]ボタンを押したまま[−/NO]または[+/ YES]を押すと、トランスポーズ量の半音単位の値(−12〜0 〜12、基本設定=0)が変わります。
通常[TRANSPOSE]ボタンのランプは、[TRANSPOSE]ボタンを押している間だけ 点灯しますが、トランスポーズ量を0 (ゼロ )以外に設定したときは、ボタンから指を離 しても、点灯し続けます。
0以外に設定したあとは、[TRANSPOSE]ボタンを押すごとに、トランスポーズのオ ン/オフを切り替えることができます。
トランスポーズ量
TRANSPOSE:移調する
移調: 曲全体の音の高さを上げた
り下げたりしてキー (調)を変える
こと。
トランスポーズ量
−12: −12半音(−1オクターブ)
0: 標準の音の高さ
12: 12半音(+1オクターブ)
24
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
音色を楽しむ
2つの音色を混ぜる(デュアル)
2種類の音色を混ぜて使うことができます。2つの音色でメロディーをデュエットさせたり、同系統の音色を混ぜて厚み のある音を作り出したりすることができます。
デュアルモードに入る
1.
2つの音色ボタンを同時に押します。(または1つの音色ボタンを押したままもう1つの 音色ボタンを押します。)
2つの音色ボタンのランプが点灯します。
1
2
デュアル=2つ
デュアルとスプリット
(CLP-370/340)
デュアルとスプリット(26ページ)
を同時に使うことはできません。
本 編
※ 右記の優先順位で2つの音色のうち番号の
若い方の音色が第1音色になります(もう一 方は第2音色)。
デュアルでの音量バランスやオクターブ設定をはじめとした、いろいろな設定が
「ファンクションF3」(63ページ )でできます。(特に設定しなくても基本の設定が音色
ごとに自動的に選ばれます。)
デュアルモードを抜ける
2.
新たに1つの音色ボタンを押すとデュアルモードを抜け、通常の演奏状態に戻ります。
優先順位
12
891011
34567
12 13 14
デュアルのときの
[VARIATION(バリエーショ
ン)](CLP-370/340)
両方または片方の音色の
[VARIATION]がオンになってい
るときにランプが点灯します。
両音色ともオフの場合には消灯し
ます。
その後[VARIATION]ボタンを押
すごとに両音色ともオン、両音色
ともオフを切り替えることができ
ます。片方だけオン/オフを切り
替えたい場合は、他方の音色ボタ
ンを押したまま、バリエーション
のオン/オフの切り替えたい音色
ボタンを押します。
デュアルのときの[REVERB
(リバーブ)]
第1音色のリバーブの種類が、優
先されます。(オフの場合は第2音
色のものになります。)
デュアルのときの[EFFECT
(エフェクト)]
状況に応じて1つのエフェクトの
種類が優先されます。
深さは、音色の組み合わせごとに
基本設定を持っていますが、 「ファンクションF3」(63ページ)
で音色ごとに任意に設定すること
もできます。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
25
音色を楽しむ
鍵域を左右に分けて別々の2つの音色で弾く
スプリット
[SPLIT
](CLP-370/340)
本 編
鍵盤全体を左右の領域に分け、別々の音色で演奏することができます。左の領域で「WOOD BASS などの音色でベースパートを、右の領域でメロディーパートを演奏したりすることができます。
音色ボタン [SPLIT]ボタン
1.
スプリットモードに入る
[SPLIT]ボタンを押します。 ランプが点灯します。 この時点で、左側音色に基本設定の音色[WOOD BASS]が選ばれます。
スプリットでの音量バランスやオクターブ設定をはじめとした、いろいろな設定が
「ファンクションF4」(64ページ )でできます。(特に設定しなくても基本の設定が音色
ごとに自動的に選ばれます。)
スプリットポイント(2音色の境め)を決める
2.
ウッドベース
スプリットとデュアル
スプリットとデュアル(25ページ)
を同時に使うことはできません。
スプリットポイントの鍵盤は左側
に含まれます。
エレクトリックベース
」や「 E.BASS
スプリットポイントの基本設定は「F♯2」です。変える必要がない場合はこの操作 は必要ありません。
[SPLIT]ボタンを押している間は画面にスプリットポイントの鍵盤名が表示されます。
スプリットポイントはF2です。
♯を表します。
スプリットポイントはF♯2です。
スプリットポイントはE♭2です。
♭を表します。
[SPLIT]ボタンを押したまま、スプリットポイントにしたい鍵盤を押します。
A-1 C1 C2 F#2C3 C4 C5 C6 C7
スプリットポイントは「ファンク
ションF4」(64ページ)でも設定
できます。
スプリットポイントは次の方法で
も設定できます。
[SPLIT]ボタンを押したまま、
[−/NO]/[+/YES]ボタンを必要
な回数押します。
また[SPLIT]ボタンを押したまま、
[−/NO]と[+/YES]ボタンを同時
に押すと初期設定のF #2に戻りま
す。
初期設定: F
26
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
2
#
3.
右側の音色を決める
演奏したい音色ボタンを押します。
4.
左側の音色を決める
スプリット
[SPLIT
]ボタンを押したまま、演奏したい音色ボタンを押します。([SPLIT]ボタンを
押している間は左側の音色ボタンのランプが点灯します。)
[SPLIT]ボタンを押したまま、[VARIATION 押すと、バリエーションのオン/オフが切り替わります。
5.
スプリットモードを抜ける
[SPLIT]ボタンを押します。 ランプが消灯します。
バリエーション
]ボタンまたは選ばれている音色ボタンを
音色を楽しむ
スプリットのときの
[VARIATION]
音色ごとに[VARIATION]のオン/
オフが設定できます。
通常の状態では、パネルの音色ボ
タンは右側の音色の状態を示しま
す。(右側の音色に選ばれている音
色ボタンのランプが点灯し、
[VARIATION]がオンのとき、その
ランプが点灯します。)
[SPLIT]ボタンを押している間は、
パネルの音色ボタンは左側の音色
の状態を示します。(左側の音色に
選ばれている音色ボタンのランプ
が点灯し、[VARIATION]がオンの
とき、そのランプが点灯します。)
スプリットのときの
[REVERB(リバーブ)]
右側の音色に設定されているリ
バーブの種類が、優先されます。
(オフの場合は左側に設定されてい
るリバーブの種類になります。)
本 編
スプリットのときの
[EFFECT(エフェクト)]
状況に応じて1つのエフェクトの
種類が優先されます。
深さは、音色の組み合わせごとに
基本設定を持っていますが、 「ファンクションF4」(64ページ)
で音色ごとに任意に設定すること
もできます。
パネルで深さを調節する場合は
[EFFECT]ボタンを押したまま
[−/NO][+/YES]ボタンを押しま
す。この場合右側の音色にだけに
効果がかかります。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
27
本 編
音色を楽しむ
メトロノーム
メトロノームを使う(METRONOME
この楽器には、メトロノーム(ピアノの練習でよく使われる正確なテンポを刻む道具)を備えています。ご使用ください。
2
1.
メトロノームを鳴らす
METRONOME [ ON/OFF]ボタンを押します。 メトロノームが鳴り出します。
1
[TEMPO/FUNCTION▼▲]ボタン
[−/NO][+/YES]ボタン
)
メトロノームが鳴っている間、 テンポに合わせて点滅します。
テンポの調節
テンポ / ファンクション
[TEMPO/FUNCTION FUNCTION ▼ ▲]ボタンを押すとテンポの値(32〜280〔1分間の拍数〕、基本設定 =120)が変わります。
拍子の設定
METRONOME [ ON/OFF]ボタンを押している間は画面に 拍子が表示されます。
METRONOME [ ON/OFF]ボタンを押したまま[−/NO]また は[+/YES]ボタンを押して拍子0〜15を設定します。
1拍目に「チーン」と鳴りその他の拍では「カチ」と鳴ります。 0に設定したときは「チーン」と鳴らずに、すべての拍で
「カチ」と鳴ります。
メトロノームを止める
2.
METRONOME [ ON/OFF]ボタンを押します。 メトロノームが止まります。
]ボタンのTEMPOのランプが点灯している状態で、[TEMPO/
拍子
[TEMPO/FUNCTION]ボタンの
TEMPOのランプが消灯している
場合は、[TEMPO/FUNCTION]
ボタンを押して、TEMPOのラン
プを点灯させてください。
メトロノームの音量は
ファンクション(66ページ)で設定
できます。
28
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
演奏を録音(記録)する
録音機能を使ってご自身の演奏を録音する方法を説明します。 練習の中で、ご自身の演奏を録音して聞いてみたり、左手(右手)パートだけ録音しておいて、再生させながら右手(左手) パートを練習したりすることもできます。 また、2つの録音パートに別々に録音できますので、右手パートと左手パートを分けて録音したり、連弾曲を1パートず つ録音して完成させたりすることもできます。 この楽器では、3曲まで録音することができます。この楽器で録音した曲を「ユーザーソング」と呼びます。ユーザー ソングは別売のUSB記憶装置にも保存できます。
「録音」と「記録」
カセットテープに録音するのと楽器の録音機能を使って録音(記録)するのとでは、録音される データの形式が異なります。 カセットテープでは音そのものが「録音」されますが、楽器の録音機能では音そのものではな く、「どの音をどのタイミングで弾いた。音色はこれで、テンポはいくつで…」という情報が
「記録」されます。再生の際は記録された情報どおりに、「音源」部が鳴ります。
楽器の録音機能を使った「録音」は、本来「記録」というべきですが、広義に捉えて、本書で は一般的に理解しやすい「録音」という言葉を使います。ただし、特に区別してご理解いただ きたい場合は、「記録」という場合もあります。
演奏を簡単に録音する
本 編
練習中のピアノ曲を録音して聞いてみるなど、録音パートを指定せずに手軽に録音する方法です。
この方法では、自動的に[RIGHT
ライト
]に録音されます。
2 4 4 3
録音済みのパートを消さないために
すでに録音されているパートのランプは、緑に点灯します。 このパートに録音すると、それまでの録音データは消えてしまいますのでご注意ください。
演奏をUSB記憶装置に直接保存することはできません。録音後に楽器本体に自動保存さ れたデータを、USB記憶装置に保存し直してください(35ページ)。
録音する音色(とそのほかの設定)を選ぶ
1.
音色ボタンを押して録音に使う音色を選びます。 必要に応じてそのほかの設定(リバーブやエフェクトなど)も変更してください。
マスターボリューム
[MASTER VOLUME] にも[MASTER VOLUME]スライダーで音量を調節することができます。
録音モードに入る
2.
レコード
[REC
]ボタンを押します。
→ U01〜U03が表示されていない場合に[REC]ボタンを押すと、ユーザーソング
U01〜U03のうちまだ録音されていないソングが自動的に選ばれ、[RIGHT]パー
トがオンになります。空のソングが無い場合はU01〜U03のうちU01が選ばれます。
ソング
SONG
録音を中止する場合は、もう一度[REC]ボタンを押します。
プレイ / ポーズ
[PLAY/PAUSE
スライダーは弾きやすい音量に設定してください。再生のとき
]のランプが現在のテンポのタイミングで点滅します。
デモ曲モードのときとファイル操
作中のときは録音モードに入るこ
とができません。
記憶残容量とは
この楽器 に録音できるスペースが
あとどれだけ残っているかを示す
値です。データの量を表す単位KB
(キロバイト)で表示されます。
この楽器は3曲まで録音できます
が、それぞれ1曲分の容量は
100KBでおよそ11,000音符分
になります。
同じ曲で前回[LEFT]パートを選ん
でいると、手順2で[REC]ボタンを
押したときに[LEFT]パートがオン
になります。
メトロノームを使う
メトロノームを使って録音するこ
ともできます。手順2でメトロノー
ムをオンにしてください。ただし
メトロノームの音は、録音されま
せん。
録音されるデータの種類について
は、32ページをご覧ください。
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
29
演奏を録音(記録)する
本 編
録音をスタートする
3.
演奏を始めると自動的に録音がスタートします。または、SONG タンを押すと録音がスタートします。
→ 画面に録音中の小節番号がリアルタイムで表示されます。
4.
録音をストップする
ソング
SONG → 録音をストップすると、「-」が流れて表示され保存中であることを示します。保存が
ストップ
[STOP
]または[REC
終ると、曲名(U01〜U03)が表示されます。録音したパートのランプが緑に点灯 し、録音モードは自動的に解除されます。
---
」が表示されているときに電源を切らないでください。「
切ると、外部ソング( 42ページ)を含むすべての曲データが消去されるおそれがあります。
レコード
]ボタンを押します。
ソング
---
」が表示されているときに電源を
プレイ / ポ ーズ
[PLAY/PAUSE
録音した演奏を聞いてみる
左のペダルを使ってスタートする
ファンクション(65ページ)で左の
]ボ
ペダルをパネルのSONG [PLAY/
PAUSE]ボタンと同じ機能に切り
替えることができます。そうする
と、左のペダルで録音をスタート
できます。
録音中に記憶残容量が無くなっ
てしまった場合
画面に「FUL」のメッセージが出て
録音が自動的にストップします。
(それまでの演奏データは録音さ
れ、残ります。)
1.
演奏を再生する
SONG [PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、今録音した演奏が再生されます。
2.
再生をストップする
SONG [STOP]ボタンを押すと、再生が止まります。
録音し直す
録音した演奏がうまくいかなかった場合など、もう一度録音し直したい場合の手順を説明します。
1.
必要に応じて、変更したい内容(音色やその他の設定)を選び 直す
録音した設定内容を変えたい場合に行なってください。 録音されるデータの種類は32ページを参照してください。
2.
再び録音モードに入る
再び[REC]ボタンを押します。
→ 今録音したパートが自動的に録音パートとして選ばれ、ランプが赤く点灯します。
このあと、「演奏を簡単に録音する」(前述 )の手順3からの操作に従って録音します。
演奏内容を変更しないで、音色などの設定だけを変更したい場合はここで[REC]を押 して録音を終了します。
テンポ、[REVERB]の種類、
[EFFECT]の種類の変更は、録音
モードに入ったあとで行なってく
ださい。
曲の途中から録音し直すことはで
きません。
パパパパーーーートトトトののののデデデデーーーータタタタをををを削削削削除除除除すすすするるるるににににはは SONG [PLAY/PAUSE]ボタンで録音をスタートし、何もせずSONG [STOP]ボタンで録音をストッ プすると、そのパートのデータがすべて削除されます。
30
CLP-370/340/330, CLP-S308/S306 取扱説明書
はは
Loading...
+ 74 hidden pages