Studio Manager
for
取扱説明書
i
著作権について
このソフトウェアあるいは本取扱説明書のどの部分のいかなる方法での複製・配布も、ヤマハ
株式会社の文書による承認がない限り、これを禁じます。
商標について
Macintoshは、米国Apple Computer,Inc.の米国およびその他の国における登録商品です。
Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商品です。
OMSはOpcode System. Inc.の商標です。
その他記載の社名および製品名は、各社の商標および登録商標です。
YAMAHAホームページ:
http://www.yamaha.co.jp/product/proaudio/
ご注意
・ このソフトウェアおよび取扱説明書の一部または全部を無断で複製、改変することはできま
せん。
・ このソフトウェアおよび取扱説明書を運用した結果およびその影響については、一切責任を
負いかねますのでご了承ください。
仕様は改良のため予告なく変更することがあります。
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
目 次
1 基本操作とセットアップ................................................ 1
2 コンソールウィンドウ .................................................. 4
3 セレクテッドチャンネルウィンドウ ................................ 10
ii
Studio Manager の起動...................................................................................................... 1
Studio Manager の終了...................................................................................................... 1
Studio Manager の設定...................................................................................................... 1
Studio Manager の同期...................................................................................................... 3
セッションでの操作......................................................................................................... 3
インプットチャンネル..................................................................................................... 5
マスターセクション......................................................................................................... 7
アウトプットチャンネル................................................................................................. 8
リモートチャンネル......................................................................................................... 9
インプットチャンネル.................................................................................................... 10
バスアウト........................................................................................................................ 12
AUX センド...................................................................................................................... 14
ステレオアウト................................................................................................................ 16
リモートチャンネル........................................................................................................ 17
4 ライブラリーウィンドウ............................................... 18
5 パッチエディターウィンドウ......................................... 20
INPUT PATCH ページ..................................................................................................... 20
OUTPUT PATCH ページ................................................................................................. 21
INSERT PATCH ページ................................................................................................... 22
EFFECT PATCH ページ.................................................................................................. 23
DIRECT OUT PATCHページ......................................................................................... 24
6 サラウンドエディターウィンドウ................................... 25
7 エフェクトエディターウィンドウ................................... 26
8 タイムコードカウンターウィンドウ ................................ 27
9 キーボードのショートカット......................................... 28
..................................................................................................................... 28
File メニュー
Windows メニュー
........................................................................................................... 28
索 引...................................................................... 29
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
1
第1章 基本操作とセットアップ
第1章 基本操作とセットアップ
Studio Managerの起動
Windows:[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム ->YAMAHA Studio Manager for
02R96->Studio Managerfor02R96]の順にクリックします。
Macintosh: 「Studio Manager for 02R96」フォルダを開き、「SM02R96」をダブルクリックしま
す。
Studio Manager起動時に 02R96 が検出されると同期設定するための Select synchronization
directionダイアログボックスが表示されます。02R96とStudioManagerの間のデータ転送を設定
します。詳細は、3ページの「StudioManagerの同期」をご参照ください。02R96が検出されない場
合は、新規のコンソールウィンドウが開きます。
Studio Managerと02R96が接続状態では、ONLINEインジケータが表示されます。
02R96が検出されないと、OFFLINEインジケータが表示されます。
Studio Managerの終了
「File」メニューから「Exit(Quit)」を選択します。
変更内容がすべて保存されていれば、すべてのウィンドウが閉じ Studio Manager が終了しま
す。一部でも変更内容が保存されていないと、その内容を保存したいかどうかを尋ねるメッ
セージが表示されます。[Yes]をクリックすると内容を保存してから終了します。[No]をク
リックすると保存せずに終了します。また、[Cancel]をクリックすると操作が中止されます。
コンソールウィンドウのクローズボタンをクリックしても、StudioManagerを終了できます。
Studio Managerの設定
ポートの選択
Studio Managerを使用するには、02R96と通信する入出力ポートを指定することが必要です。
Windows: 「File」メニューから「System Setup」を選択し、以下の「Setup」ダイアログボックスで
入出力ポートを指定します。
Macintosh: 「File」メニューから「Select OMS Ports(OMSポートの選択)」を選択し、以下のダ
イアログボックスで入出力ポート(OMSStudio Setupで設定したデバイス名)を指定します。
ノート: 「File」メニューから「OMS MIDI Setup」を選択し、「Run MIDI in Background」が選
択されていることを確認してください。
「OMS Studio Setup」は「File」メニューから「OMS Studio Setup」を選択すれば、Studio Managerか
ら直接開くことができます。
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
Studio Managerの設定
システムのセットアップ
セットアップ画面を開くには、「File」メニューから「System Setup」を選びます。
以下はWindowsの「Setup」画面です。
2
以下はMacintoshのセットアップ画面です。
Input Port/OutputPort: (Windowsのみ)StudioManagerが02R96と通信するポートを選択す
るポップアップメニューです。
Console Device ID: StudioManagerは専用のIDを持つ最高8台までの02R96のうち任意の1台
をコントロールできます。コントロールしたい02R96のIDを選択します。
Channel Select: チャンネル選択をリンクするかどうかを設定します。PC-> Console に
チェックが入っていると、Studio Managerでチャンネルを選択すると02R96でも同じチャンネ
ルが選択されます。Console->PC にチェックが入っていると、02R96 で選択したチャンネルが
Studio Managerでも選択されます。
Confirmation: ストア、リコール、パッチ時に確認のダイアログボックスを表示させるかを
設定します。
Layer Select: レイヤー選択をリンクさせるかどうかを設定します。PC->Consoleにチェック
が入っていると、Studio Managerで選択したレイヤーと同じレイヤーが02R96でも選択されま
す。1Console->PCにチェックが入っていると、02R96で選択したレイヤーがStudioManagerでも
選択されます。
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
3
第1章 基本操作とセットアップ
Studio Managerの同期
Studio Managerの起動/動作時に02R96が検出されると、Studio Managerと02R96の間で設定を
同期させるためのダイアログボックスが表示されます。
All Lib:シーン/ライブラリーデータを同期させるかどうかを設定します。
Console->PC:このボタンをクリックすると、02R96 の設定がStudio Manager の現在のセッ
ションに転送されます。
PC->Console: このボタンをクリックすると、現在のStudioManagerの設定が02R96に転送さ
れます。
Cancel: このボタンをクリックすると、02R96と現在のStudio Managerのセッションが同期さ
れないままになります。
ノート
:
同期進行中は02R96を操作しないでください。
「Synchronization」メニューから「Re-synchronize」を選択すればいつでも再同期ができます。
セッションでの操作
Studio Manager のセッションは、シーン/ライブラリーデータなどを含むすべての 02R96 の
ミックス設定から構成されます。
新規セッションの作成は、「File」メニューから「New Session」を選択します。・
すでに保存してあるセッションを開くには、「File」メニューから「Open Session」を選択します。・
現在のセッションを保存するには、「File」メニューから「Save Session」を選択します。・
現在のセッションに新しい名前を付けて保存するには、「File」メニューから「SaveSessionas」・
を選択します。
:
ノート
ンを保存する場合は、保存する前にConsole->Pcの同期を実行しておく必要があります。
ノート
ば、MIDI、リモートレイヤー、マシンコントロール)はPC->Console の同期操作に影響され
ることはありません。
一度に開くことのできるセッションは1 つだけです。新規セッションの作成や保存したセッ
ションを開こうとした場合、「Thisoperationwill purgethe currentsession(操作を続けると現在の
セッションが消去されます)」というメッセージが表示されます。変更内容がすべて保存され
ている場合や保存不要の場合は[OK]をクリックします。Studio Manager がオフラインであれ
ば、セッションがロードされます。オンラインの場合はセッションがロードされ、同期設定の
ダイアログボックスが表示されます。
現在のオートミックスまたは Y56Kカード(オプション)の設定を含めてセッショ
:
StudioManagerに使用する通信ポ−ト保護のため、O2R96の通信関連の設定(例え
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
第2章 コンソールウィンドウ
Studio Managerのコンソールウィンドウには、24のチャンネルモジュールと1つのマスターセ
クションが表示されます。MASTERレイヤーを選択時は、バスアウト、AUX センド、インプッ
トチャンネルレイヤーを選択時は24のインプットチャンネルが表示され、REMOTEレイヤー
を選択時は、リモートチャンネルが表示されます。
この画面でコントロールやパラメーターをクリック/ドラッグして、ほとんどの機能を操作
できます。詳細は次のセクションで説明します。
コンソールウィンドウ
4
セレクテッドチャンネル(SelectedChannel)ウィンドウではチャンネルを更に詳細に表示しま
す。詳細は10ページをご参照ください。
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
5
第2章 コンソールウィンドウ
インプットチャンネル
1
B
C
D
5
6
7
8
9
J
K
L
M
N
O
P
Q
R
S
T
V
W
X
Y
Z
a
U
A
SOURCEパラメーター
このパラメーターをクリックして表示されるリストからインプッ
トソースを選択します。
B
ルーティングボタン
インプットチャンネル信号をバスアウトへ送ります。
C
[STEREO]ボタン
インプットチャンネル信号をステレオアウトへ送ります。
D
[DIRECT]ボタン
ダイレクトアウトへ送られるインプットチャンネル信号をオン/
オフします。
E
ダイレクトアウトパラメーター
このパラメーターをクリックして表示されるリストから、ダイレ
クトアウトの送り先を選択します。
F
[PHASE]ボタン
チャンネル信号の位相を反転させます。
G
[INSERT]ボタン
インプットチャンネルインサートをオン/オフします。
H
[GATE]ボタン
インプットチャンネルのゲートをオン/オフします。
I
ゲートオープン/クローズインジケーター
ゲートがオープンか(緑)クローズか(赤)を表示します。
J
ゲートスレッショルド
ゲートのスレッショルド設定を表示します。スレッショルド値は
ドラッグして設定します。
K
[COMP]ボタン
インプットチャンネルのコンプレッサーをオン/オフします。
L
コンプレッサー曲線
コンプレッサーの曲線を表示します。
M
[EQ]ボタン
インプットチャンネルのイコライザーをオン/オフします。
N
EQ曲線
イコライザーの曲線を表示します。曲線をドラッグすると設定変
更ができます。
b
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
O
[DELAY]ボタン
インプットチャンネルのディレイ機能をオン/オフします。
ディレイパラメーター
P
ディレイ機能のディレイタイムをドラッグして設定します。
チャンネル番号
Q
チャンネル番号を表示します。
インプットチャンネル
R
AUXセクション
棒グラフをドラッグするか、グラフ上の任意のポイントをクリックしてAUXセンド
のレベルを設定します。また、センド番号をクリックしてその AUXセンドをオン/
オフします。
以下の表は AUX センドのオン/オフとプリ/ポスト設定によって表示が異なる
AUX センドコントロールを示したものです。AUXセンドのプリフェーダー/ポス
トフェーダー切り替えは、セレクテッドチャンネル(Selected Channel)ウィンドウで
設定します(11ページの「AUX SENDセクション」参照)。
AUX センドの状態 表示
オンまたはオフ、レベル設定なし 濃紺の棒グラフ
オフ、プリフェーダー 緑色のアウトラインでレベルを表示
オン、プリフェーダー 緑色の棒グラフでレベルを表示
オフ、ポストフェーダー オレンジ色のアウトラインをでレベル表示
オン、ポストフェーダー オレンジ色の棒グラフでレベルを表示
S
パン/AUXセンドディスプレイ
ステレオあるいはサラウンドのパンポジションを表示し、AUXセンドの設定中はAUXセンド
レベルをdBで表示します。
6
T
パンコントロール
インプットチャンネルのステレオまたはサラウンドのパンポジションを設定します。マス
ターセクションのPAN CONTROLが[STEREO]のときはパンコントロールが回転ノブ表示と
なり、[SURR]の時はパングラフ上に丸印で表示されます。サラウンドパンポジションはこの
丸印をドラッグして設定します。また、[Shift]キーを押しながらクリックすると、直接位置を
指定できます。
U
[LFE]コントロール
サラウンドモード5.1の場合、サラウンドLFEチャンネルレベルを設定します。マス
ターセクションのPAN CONTROLが[SURR]のときに表示されます。LFEレベルの
設定は、この棒グラフの先端をドラッグするか、グラフ上の任意のポイントをク
リックします。
V
[AUTO]ボタン
インプットチャンネルのオートミックスの状態を表示します。
W
[SELECT]ボタン
インプットチャンネルを選択します。
X
[SOLO]ボタン
インプットチャンネルをソロにします。チャンネルをソロにするとこのボタンがオレンジ色
になります。
Y
[ON]ボタン
インプットチャンネルをオン/オフします。チャンネルがオンになるとこのボタンがオレン
ジ色になります。
Z
チャンネルのショートネーム
チャンネルのショートネームを表示します。名前の変更はクリックしてタイプします。
a
チャンネルフェーダー
インプットチャンネルのフェーダーです。
b
チャンネルメーター
インプットチャンネルの信号レベルを表示します。
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
7
第2章 コンソールウィンドウ
マスターセクション
1
2
ONLINEステータスインジケーター
A
StudioManager がオンラインかオフラインかを表示します。
メーター
B
PAN CONTROL が[STEREO]のときは、ステレオアウトの出
力レベルを表示し、[SURR]のときはサラウンドプロセッサー
に送るバスアウトのレベルを表示します。サラウンドモード 3-1
および 5.1 でのメーター表示は以下です。
3
4
5
6
7
8
3-1 5.1
[LAYER]ボタン
C
レイヤーを選択します。
PAN CONTROL
D
STEREO(ステレオモード)か SURR(サラウンドモード)を選
択します。インプットチャンネルのパンコントロールは、STEREO 選択中は回転ノブ表示となり、SURR 選択中はパングラフ
上に丸印で表示されます。
[AUTO]ボタン
E
ステレオアウトのオートミックスの状態を表示します。
[SELECT]ボタン
F
ステレオアウトを選択します。REMOTE レイヤーを選択中は、
[SELECT]ボタンを点灯させることはできますが、セレクテッ
ドチャンネルウィンドウは選択できません。
[ON]ボタン
G
ステレオアウトをオン/オフします。オンにするとボタンがオ
レンジ色になります。
チャンネルフェーダー
H
ステレオアウトのフェーダーです。
Studio Manager for 02R96−取扱説明書
アウトプットチャンネル
MASTERレイヤーを選択すると、バスアウト、AUXセンドの各チャンネルが表示されます。下
の表示例はバスアウトチャンネルです。AUX センドのチャンネルには[STEREO]ボタンがあ
りません、それ以外はバスアウトチャンネルと同じです。
1
2
C
D
5
6
7
8
I
J
K
L
M
N
O
アウトプットチャンネル
A
[STEREO]ボタン(バスアウトのみ)
バスアウトをステレオアウトに送ります。
B
[INSERT]ボタン
AUX /バスアウトのインサートをオン/オフします。
C
[COMP]ボタン
バスアウトのコンプレッサーをオン/オフします。
D
コンプレッサー曲線
コンプレッサーの曲線を表示します。
E
[EQ]ボタン
バスアウトのイコライザーをオン/オフします。
F
EQ曲線
イコライザーの曲線を表示します。この曲線はドラッグして設定
できます。
G
[DELAY]ボタン
バスアウトのディレイ機能をオン/オフします。
H
ディレイパラメーター
ディレイ機能のディレイタイムを設定します。ディレイタイムは
ドラッグして設定します。
I
チャンネル番号
チャンネル番号を表示します。
J
[AUTO]ボタン
バスアウトのオートミックスの状態を表示します。
K
[SELECT]ボタン
バスアウトを選択します。
L
[SOLO]ボタン
バスアウトをソロにします。ソロにするとこのボタンがオレン
ジ色になります。
M
[ON]ボタン
バスアウトをオン/オフします。オンになるとこのボタンがオ
レンジ色になります。
N
チャンネルのショートネーム
チャンネルのショートネームを表示します。名前の変更はク
リックしてタイプします。
O
チャンネルフェーダー
バスアウトのフェーダーです。
P
チャンネルメーター
バスアウトの信号レベルを表示します。
8
P
Studio Manager for 02R96−取扱説明書