Tektronix TDP3500 User manual

xx
TDP3500 型
3.5 GHz 差動プローブ
ZZZ
クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
www.tektronix.com
071-2213-00
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TEKTRONIX および TEK は Tektronix, Inc. の登録商標です。
KlipChip、TekVPI、および TwinFoot は、Tektronix, Inc. の商標です。
TwinTip は Tektronix, Inc. の登録商標です。
Tektronix 連絡先
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北米内:1-800-833-9200 まで お電話ください。 世界の他の地域では、www.tektronix.com にアクセスし、お近くの代理店をお探しください。
保証 2
当社では、本製品において、出荷の日から 1 年間、材料およびその仕上がりについて欠陥がないことを保証します。この保証期 間中に製品に欠陥があることが判明した場合、当社では、当社の裁量に基づき、部品および作業の費用を請求せずに当該欠陥 製品を修理するか、あるいは当該欠陥製品の交換品を提供します。保証時に当社が使用する部品、モジュール、および交 換する製品は、新しいパフォーマンスに適応するために、新品の場合、または再生品の場合もあります。交換したすべての 部品、モジュール、および製品は当社で保有されます。
本保証に基づきサービスをお受けいただくため、お客様には、本保証期間の満了前に当該欠陥を当社に通知していただき、 サービス実施のための適切な措置を講じていただきます。お客様には、当該欠陥製品を梱包していただき、送料前払いにて当 社指定のサービス・センターに送付していただきます。本製品がお客様に返送される場合において、返送先が当該サービス・セ ンターの設置されている国内の場所であるときは、当社は、返送費用を負担します。しかし、他の場所に返送される製品について は、すべての送料、関税、税金その他の費用をお客様に負担していただきます。
本保証は、不適切な使用または不適切もしくは不十分な保守および取り扱いにより生じたいかなる欠陥、故障または損傷にも適 用されません。当社は、以下の事項については、本保証に基づきサービスを提供する義務を負いません。a)当社担当者以外の 者による本製品のインストール、修理またはサービスの試行から生じた損傷に対する修理。b)不適切な使用または互換性 のない機器への接続から生じた損傷に対する修理。c)当社製ではないサプライ用品の使用により生じた損傷または機能不 全に対する修理。d)本製品が改造または他の製品と統合された場合において、改造または統合の影響により当該本製品 のサービスの時間または難度が増加したときの当該本製品に対するサービス。
この保証は、明示的または黙示的な他のあらゆる保証の代わりに、製品に関して当社がお客様に対して提供するものです。当 社およびベンダは、商品性または特定目的に対する適合性についての一切の黙示保証を否認します。欠陥製品を修理ま たは交換する当社の責任は、本保証の不履行についてお客様に提供される唯一の排他的な法的救済となります。間接損 害、特別損害、付随的損害または派生損害については、当社およびそのベンダは、損害の実現性を事前に通知されていた か否に拘わらず、一切の責任を負いません。
目次
目次
安全にご使用いただくために.............................................................................. iii
環境条件について........................................................................................ vi
まえがき................................................................................................. viii
ドキュメンテーション ................................................................................. viii
このマニュアルで使用する表記規則.................................................................. viii
修理のためのプローブの返送......................................................................... ix
主な特長.................................................................................................. 1
動作条件.................................................................................................. 2
インストレーション󲴝................................................................................................. 3
ホスト機器への接続 ................................................................................... 3
プローブのコントロールとインジケータ .................................................................. 4
機能チェック............................................................................................... 6
必要な機器 ........................................................................................... 6
校正 ...................................................................................................... 8
必要条件 ............................................................................................. 8
必要な機器 ........................................................................................... 8
テスト手順............................................................................................. 9
基本操作................................................................................................. 13
プローブ・ヘッド・アセンブリ ........................................................................... 13
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル i
目次
プローブ入力 ........................................................................................ 14
プローブ・オフセット .................................................................................. 17
使用例................................................................................................... 19
アクセサリとオプション..................................................................................... 22
スタンダード・アクセサリの使用 ........................................................................ 22
オプショナル・アクセサリ .............................................................................. 34
オプション............................................................................................ 37
プロービングの原理....................................................................................... 38
プローブの接地 ...................................................................................... 38
入力インピーダンスとプローブの負荷.................................................................. 39
メンテナンス .............................................................................................. 41
ホスト機器のファームウェア ........................................................................... 41
エラー状態........................................................................................... 41
交換部品 ............................................................................................ 42
クリーニング.......................................................................................... 42
索引
ii TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
安全にご使用いただくために
人体への損傷を避け、本製品や本製品に接続されている製品への損傷を防止するために、次の安全性に関す る注意をよくお読みください。
安全にご使用いただくために、本製品の指示に従ってください。
資格のあるサービス担当者以外は、保守点検手順を実行しないでください。
本製品をご使用の際に、規模の大きなシステムの他の製品にアクセスしなければならない場合があります。 システムの操作に関する警告や注意事項については、他製品のコンポーネントのマニュアルにある安全 に関するセクションをお読みください。
火災や人体への損傷を避けるには
接続と切断は正しく行ってください。 プローブと検査リードは、電圧ソースに接続されている間は接続または
切断しないでください。
本製品を接地してください。 本製品は、メインフレームの電源コードのグランド線を使用して間接的に接地しま
す。 感電を避けるため、グランド線をアースに接続する必要があります。 本製品の入出力端子に接続する前に、 製品が正しく接地されていることを確認してください。
すべての端子の定格に従ってください。 火災や感電の危険を避けるために、本製品のすべての定格とマーキン
グに従ってください。 本製品に電源を接続する前に、定格の詳細について、製品マニュアルを参照してください。
プローブの基準リードは、グランドにのみ接続してください。
安全にご使用いただくために
共通端子を含むどの端子にも、その端子の最大定格を超える電位をかけないでください。
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル iii
安全にご使用いただくために
カバーを外した状態で動作させないでください。 カバーやパネルを外した状態で本製品を動作させない
でください。
障害の疑いがあるときは動作させないでください。 本製品に損傷の疑いがある場合、資格のあるサービ
ス担当者に検査してもらってください。
回路の露出を避けてください。 電源がオンのときに、露出した接続部分やコンポーネントに触れないでください。
湿気の多いところでは動作させないでください。
爆発しやすい環境では動作させないでください。
製品の表面を清潔で乾燥した状態に保ってください。
本マニュアル内の用語
本マニュアルでは、次の用語を使用します。
警告: 「警告」では、怪我や死亡の原因となる状態や行為を示します。
注意: 「注意」では、本製品やその他の資産に損害を与える状態や行為を示します。
本製品に関する記号と用語
本製品では、次の用語を使用します。
iv TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
安全にご使用いただくために
「危険」マークが表示されている場合、怪我をする危険が切迫していることを示します。
「警告」マークが表示されている場合、怪我をする可能性があることを示します。
「注意」マークが表示されている場合、本製品を含む資産に損害が生じる可能性があることを示します。
本製品では、次の記号を使用します。
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル v
環境条件について
環境条件について
このセクションでは、製品が環境に与える影響について説明します。
製品の廃棄方法
機器またはコンポーネントをリサイクルする際には、次のガイドラインを順守してください。
機器のリサイクル:この機器の製造には天然資源が使用されています。この製品には、環境または人体に有害
な可能性のある物質が含まれているため、製品を廃棄する際には適切に処理する必要があります。有害物 質が環境に放出されるのを防ぎ、天然資源の使用を減らすため、本製品を適切な方法でリサイクルして、大 部分の資材を正しく再利用またはリサイクルできるようにしてください。
この記号は、本製品が WEEE Directive 2002/96/EC(廃棄電気・電子機器に関する指令)に基づく EU の諸要件 に準拠していることを示しています。リサイクル方法については、Tektronix のホームページ(www.tektronix.com) の Service & Support の 項目を参照 してくださ い。
vi TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
環境条件について
有害物質に関する規制
この製品は Monitoring and Control(監視および制御)装置に分類され、2002/95/EC RoHS Directive(電気・電子 機器含有特定危険物質使用制限指令)の適用範囲外です。
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル vii
まえがき
まえがき
このマニュアルでは、TDP3500 型差動プローブのインストレーションと操作について説明します。また、プ ローブの基本的な操作と概念についても説明します。このマニュアルおよびその他の関連情報について は、Tektronix のホームページでも参照できます。
ドキュメンテーション
参照する項目 参照するマニュアル
この機器を使い始めるときに必要なこと、機能チェック、基本操作 仕様、性能検査
オシロスコープの詳細な操作方法、ユーザ・インタフェース、GPIB コ マンド
*
機器にインストールされているドキュメンテーションを参照するには、タスク・バーの Start をクリックして、Programs > TekApplications の順に選択してください。
このマニュアル
テクニカル・リファレンス・マニュアル
オンライン・ヘルプ(ホスト機器の Help メニューから参照)
*
このマニュアルで使用する表記規則
このマニュアルでは、手順番号を示すために次のアイコンを使用しています。
viii TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
修理のためのプローブの返送
プローブの修理が必要な場合は、プローブを当社に返送してください。元の梱包資材が使用に適していない か使用できない場合は、次のガイドラインに従って梱包してください。
輸送の準備
1. 内寸がプローブの寸法より少なくとも
2.5 cm 大きい、輸送用の段ボール箱 を用意します。この箱は、少なくとも 90 kg の強度を持っていることがテス トで確認されている必要があります。
2. プローブを湿気から防ぐために、帯 電防止バッグに入れるか、包装材 で包みます。
3. プローブをカートンに収め、軽い梱 包資材を使用して固定します。
4. 輸送用テープを使用して段ボール 箱を密閉します。
5. 送付先の住所については、このマ ニュアルの最初のページに記載さ れている「Tektronix 連絡先」を参照 してください。
まえがき
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル ix
まえがき
x TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
主な特長
TDP3500 型差動プローブでは、新しい Tektronix TekVPI オシロスコープ・インタフェースを搭載したオシロスコー プを使用して、DC ~ 3.5 GHz の範囲で正確な差動測定が可能です。主な特長は次のとおりです。
DC ~ 3.5 GHz の帯域幅
100 kΩの差動入力抵抗
<0.3 pF の差動入力キャパシタンス
>25 dB の CMRR(1 GHz)
オシロスコープ画面の自動単位ス
ケーリング
主な特長
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 1
動作条件
動作条件
表 1: TDP3500 型
特性 説明
入力電圧
温度 動 作 時 : 0 ~ +40 ℃ ( +32 ~ +104 ゚ F )
湿度 動作時: 最大 +40 ℃(+104 ゚F)で 5 ~ 90% RH
高度
汚染度
差動: ±2.0 V(DC+ ピーク AC)、1.4 Vrms 動作入力電圧範囲: +5 V ~ -4 V(正負入力対グランド電圧)
非動作時: -40 ℃~ +71 ℃(-40 ゚F ~ +160 °F)
非動作時: 最大 +60 ℃(+140 ゚F)で 5 ~ 90% RH
動 作 時 : 3000 m ( 10,000 フ ィ ー ト ) 以 下
非動作時: 15230 m(50,000 フィート)以下 2、ただし、屋内使用のみ
2 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
インストレーション󲴝
ホスト機器への接続
注: お使いの TekVPI 機器で、TDP3500
型プローブの全機能を使用できるように するには、ファームウェアのアップグレー ドが必要になる場合があります。プロー ブを接続する前に、必要なバージョンを 確認してください。 (41 ページ 「ホスト機 器のファームウェア」 参照)。
1. プローブを TekVPI コネクタに接続し ます。完全に差し込まれると、カチッ と音がします。
プローブを接続すると、プローブの 情報がホスト機器に読み込まれ、プ ローブのタイプが特定されます。
2. 取り外すには、ラッチ・リリース・ボタ ンを押して、機器から引き抜きます。
インストレーション󲴝
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 3
インストレーション󲴝
プローブのコントロールとインジケータ
Status LED
プローブの電源がオンになると、Status LED が緑に点灯した後、いったん暗く なってから、再び緑になり、その状態で点 灯し続けます。これは、プローブの動作 モードが正常であることを示しています。
Status LED が赤く点灯している場合は、 障害が発生している可能性があります。 障害を解決するには次の手順を実行 します。
1. オシロスコープからプローブを取り 外します。
2. プローブをオシロスコープに接続し 直します。
Status LED が引き続き赤く点灯する場合 は、プローブを当社に返送してください
4 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
Menu ボタン
1. プローブの Menu ボタンを押して、
オシロスコープに Probe Control 画 面を表示します。
注: プローブのメニュー画面は、どのシ
リーズのオシロスコープを使用している かによって、多少の相違があります。こ こでは、DPO7000 シリーズの例を示し ています。
この画面には、プローブからはアクセス できないプローブ機能のコントロールが あります(Offset など)。
2. 機器のタッチ・スクリーン・ボタンを
使用して、プローブのパラメータを 設定します。
3. 再度 Menu ボタンを押して、Probe
Control 画面を閉じます。
インストレーション󲴝
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 5
機能チェック
機能チェック
次の手順に従って、プローブが正常に動作していることを確認します。プローブが保証仕様を満たしているか どうかを検査する場合は、『TDP3500 型プローブ・テクニカル・リファレンス』に記載されている性能検査の手 順を参照してください。
必要な機器
説明と数量 性能要件 推奨例
オシロスコープ
スクエア・ピン・アダプタ 外部接続用にプローブ・チップを
Y リード・アダプタ プローブ・チップ接続用の 0.25 イ
MicroCKT テスト・チップ(2)
1
スタンダード・プローブ・アクセサリ
TekVPI インタフェース
0.25 インチ・スクエア・ピンに変換
ンチのスクエア・ピン
0.25 インチのスクエア・ピンからミ ニ・クリップへの変換
当社 DPO7000 シリーズ 当社部品番号 016-1884-XX
当社部品番号 196-3434-XX
当社部品番号 206-0569-XX
1
1
1
6 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
信号
1. オシロスコープのいずれかのチャン
ネルにプローブを接続し、そのチャ ンネルが表示されるようにオシロス コープを設定します。
2. スクエア・ピン・アダプタ、Y リード・ア
ダプタ、および 2 つの MicroCKT テ スト・チップを使用して、プローブ・ チップをオシロスコープの PROBE COMP 端子に接続します。
3. AUTOSET を押すか、オシロスコープ
を調整して、補正波形を表示します。 安定した波形が表示される場合は、 プローブが適切に動作しています。
機能チェック
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 7
校正
校正
プローブ校正手順は、プローブとオシロスコープの組合せにおけるゲインとオフセットを最適化することで、測定 誤差を最小限に抑えます。使用するそれぞれのチャンネルについてプローブの校正を繰り返すことをお勧めしま す。各チャンネルのそれぞれのプローブに対する個別の校正定数が保存されます。
注: プローブの校正機能は、一部のモデルのオシロスコープでは使用できません。
必要条件
機器は、20 分間ウォーム・アップする必要があります。また、ホスト機器の校正のステータスが Pass となっ ている必要があります。
必要な機器
校正に必要な機器は、機能チェックの場合と同じです。 (6 ページ 「必要な機器」 参照)。
8 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
テスト手順
機器の校正のステータスを確認するには:
1. Utilities メニ ューの Instrument
Calibration を選択します。
2. Status ボックスに Pass と表示されて
いることを確認します。
3. 機器の校正のステータスが Pass でな
い場合は、Signal Path Compensation ルーチンを実行します。すべてのプ ローブと信号源をオシロスコープから 取り外して、Calibrate を選択します。 Status ボックスに Pass と表示された ら、次のステップに進みます。
校正
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 9
校正
4. プローブをオシロスコープの PROBE COMP コネクタに接続します。
5. Vertical メニューから、Probe Cal を 選択します。
10 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
6. Probe Setup 画面が表示されたら、
Clear ProbeCal を選択してから、 Calibrate Probe を選択します。
プローブ校正手順が開始されます。 手順が完了すると、Probe Status が Running から Pass に変わります。画 面を閉じて、󲴝プローブの使用を開始 します。
Probe Status が Fail に変わった場合:
アダプタが、プローブ・チップおよ びオシロスコープの PROBE COMP コネクタに確実に接続されているこ とを確認します。
Probe Setup メニューの左側で選択 されているチャンネルが、プローブが 接続されているチャンネルと一致し ていることを確認します。
校正
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 11
校正
12 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
基本操作
プローブから最高の性能を引き出すために、次の操作ガイドラインに従ってください。󲴝
プローブ・ヘッド・アセンブリ
プローブ・ヘッドは、簡単に使用できて 高性能が得られるように設計されていま す。小型なので、狭い場所でも取り扱 いが簡単です。
1. プローブ・チップのピンの間隔は
0.100 インチです。
2. プローブ側面のグランド接続を使用 すると、短距離のグランド接続が実 現します。ただし、ほとんどの差動測 定では、グランド接続が不要です。
グランド接続の詳細については、後半の 項で説明しています。 (38 ページ 「プ ローブの接地」 参照)。
基本操作
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 13
基本操作
プローブ入力
プローブは、静電電圧に対して電気的に保護されています。ただし、設計上のリミットを超える電圧を加える と、プローブ・チップ増幅器に損傷を与える可能性があります。このリミットを、次のページのグラフに示しま す。 (16 ページの 図 1 参照)。
動作入力電圧範囲
動作入力電圧範囲は、増幅器の線形入力範囲を逸脱しない範囲で、各入力ピンとグランドの間に印加できる最 大電圧です。この範囲に収まらない信号電圧をいずれかのプローブ入力に印加すると、その電圧が差動入力電 圧の範囲にあっても、出力波形には誤差が生じる可能性があります。
差動モード信号範囲
差動モード信号範囲は、信号に歪みが発生しない範囲でプローブの正(+)入力ピンと負(-)入力ピンの間に印 加できる最大電圧です。過大入力電圧による歪みがあると、測定に誤差が生じる可能性があります。
14 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
基本操作
コモン・モード信号範囲
コモン・モード入力電圧とは、正(+)入力ピンとグランド間の電圧および負(-)入力ピンとグランド間の電圧の平均 値です。コモン・モード入力電圧範囲は、動作入力電圧範囲と印加する差動信号の振幅の両方で決まります。各 入力ピンには、動作入力電圧範囲を超えるピーク信号電圧を入力することはできません。したがって、コモン・ モード入力電圧範囲は、動作入力電圧範囲から差動入力信号振幅の 1/2 を差し引いた値に等しくなります。差 動入力信号の振幅が小さい場合、コモン・モード入力電圧範囲は動作入力電圧範囲とほぼ等しくなります。差動 電圧の振幅が大きくなるほど、コモン・モード入力電圧範囲は小さくなります。
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 15
基本操作
図 1: DC オフセットがない場合の入力電圧リミット
16 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
プローブ・オフセット
プローブのオフセットは、プローブの線形範囲内での動作が許容されるように調整できます。より高電圧 の DC 測定におけるプローブの感度を上げるには、プローブの性能が最適化されるようにオフセットを調 整する必要があります。
オフセット
プローブのオフセットを設定するには、 次の手順を実行します。
注: オフセット制御機能の詳しい使用
手順については、お使いのオシロスコー プのマニュアルを参照してください。
1. 垂直位置コントロールを使用して、オ シロスコープの表示上でゼロ基準レ ベルを設定します。
基本操作
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 17
基本操作
2. プローブを回路に接続します。
3. オフセットを調整して、トレースをオシ ロスコープのゼロ基準に合わせます。
4. V/div の設定を変更する場合は、ゼ ロ基準レベルが保たれるようにオフ セットを調整します。
注: プローブの差動入力範囲は、+5 V ~ -4 V の動作入力電圧範囲で 2.0 Vp-p です。オフセット範囲
は、+1 V ~ -1 V です。
18 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
使用例
次の回路図は、TDP3500 型プローブおよび DPO7000 シリーズ・オシロスコープを使用した AC/DC 回路の簡単 な測定例を示したものです。オシロスコープには、典型的な問題を解決するための電力測定用ソフトウェア・ アプリケーション DPOPWRが ロードされています。
スイッチング・ロスの測定
スイッチング・デバイスの電力損失を測定します。電力損失を最小限に抑えると、電源効率が向上します。
1. 差動プローブをスイッチング・デバイスに接続し、電流プローブをデバイスと直列に接続します。 (図 2 参照)。
使用例
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 19
使用例
図 2: 電源テスト・ポイント
2. DPOPWR アプリケーションを実行します。
3. Power Device タブを選択します。
4. Switching Loss オプションを選択して、Configure ボタンを押します。
5. Source Configuration Panel で、I-Probe Settings オプションを適切に設定します。
6. Deskew ボタンを選択して、プローブとチャンネルをデスキューします。
7. 測定項目 Switching Loss を選択します。
8. Run を選択してデータを取得し、結果を表示します。 (21 ページの 図 3 参照)。
20 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
図 3: スイッチング・ロスの結果の表示
使用例
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 21
アクセサリとオプション
アクセサリとオプション
このセクションでは、スタンダード・アクセサリにはどのようなものがあり、それらのアクセサリをどのように使用したら よいかについて説明しています。ニーズにもっとも適したアクセサリを選択できるように、必要に応じて仕様も記載 してあります。(詳しい仕様については、『TDP3500 Technical Reference』を参照してください。)追加注文用キット の数量は、プローブに付属しているアクセサリの数と異なる場合があります。
スタンダード・アクセサリの使用
プローブ・チップ・カバー
プローブは、プローブ・チップ・カバーが 装着された状態で出荷されています。 接触を確実にし、測定の完全性を実現 するため、プローブ・チップはきわめて 鋭利な形状になっています。プローブ を使用していないときはプローブ・ヘッ ドにプローブ・チップ・カバーを装着し、 プローブ・チップの損傷と使用者のけが を防止します。
注文用当社部品番号:
200-4236-XX
22 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
スクエア・ピン・アダプタ
Yリード・アダプタなどのアクセサリとプ ローブを接続するには、スクエア・ピン・ アダプタを使用します。このアダプタの 入力ピンの間隔は 0.100 インチです。
1. プローブ・ヘッドに確実に固定される
まで、プローブ・チップにスクエア・ピ ン・アダプタを差し込みます。
注意: スクエア・ピン・コネクタの損傷を
防止するために、0.025 インチ・スクエ ア・ピンより大きいピンを入力に差し込 まないでください。
アダプタ内部のエラストマ接点は、プ ローブ・チップとの 50 ~ 75 回の抜き差 しに耐えられるように設計されています。 抜き差しがこの回数を超えた場合は、操 作の信頼性を確保するためにアダプタ を交換してください。
プローブには、4 個のアダプタが付属し ています。
注文用当社部品番号:
アクセサリとオプション
016-1884-XX、4 個
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 23
アクセサリとオプション
可変スペーシング・アダプタ
0.020 ~ 0.180 インチの間隔で隣り合っ
ているリードやテスト・ポイントにプローブ を接続するには、可変スペーシング・ア ダプタを使用します。
1. プローブ・ヘッドに確実に固定され るまで、プローブ・チップにアダプタ を差し込みます。
2. ピンセットを使用して関節ピンを注 意深く回転させ、その間隔を調整し ます。
注: 関節ピンは曲げることができます
が、構造上、破損しやすくなっていま す。ピンを曲げるときは細心の注意を 払ってください。
アダプタ内部のエラストマ接点は、プ ローブ・チップとの 50 ~ 75 回の抜き差 しに耐えられるように設計されています。
プローブには、4 個のアダプタが付属し ています。
注文用当社部品番号:
016-1885-XX、4 個
24 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
はんだ付けアダプタ・キット
被測定回路にはんだ付けしたテスト・ポ イントを形成するには、はんだ付けアダ プタを使用してキット付属の抵抗器とワ イヤをはんだ付けします。
このキットの説明書には、はんだ付け方 法のほか、アダプタ、抵抗器、およびワ イヤの仕様が記載されています。
注文用当社部品番号:
020-2505-XX
アクセサリとオプション
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 25
アクセサリとオプション
Yリード・アダプタ
プローブの接続可能範囲を拡張し、1.5 インチ離れて配置された 0.025 インチの スクエア・ピンへの接続を可能にします。
注: このアダプタは、100 MHz 以下で
最大限の性能を発揮します。
Y リード・アダプタは、あらゆるプローブ・ ピンまたはアダプタに対応しています。
1. アダプタを、ぴったりとはまるまでプ ローブに押し込みます。
2. 被測定回路、または MicroCKT テ スト・チップなどの他のアクセサリに アダプタを接続します。
プローブには、2 個のアダプタが付属し ています。
注文用当社部品番号:
196-3434-XX、1 個
196-3468-XX、2 個
26 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
MicroCKT テスト・チップ
間隔が 10 ミル以下の高密度配線回路 や IC リードを測定するには、MicroCKT テスト・チップを使用します。
注: このアダプタは、100 MHz 以下で
最大限の性能を発揮します。
1. MicroCKT テスト・チップのハンドル
部に Y リードを押し込みます。
2. チップ本体の向きを変えて、プロー
ブが適切な向きになるようにします。
3. 必要に応じ、チップのスリーブを少し
曲げ、接続部に無理な力がかからな いようにします。
プローブには、3 個のアダプタが付属し ています。
注文用当社部品番号:
206-0569-XX、1 個
アクセサリとオプション
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 27
アクセサリとオプション
3インチ・グランド・リード
一般的な低周波数のプロービングに使 用します。
1. リードのオス側をプローブのグランド・ ソケットに接続します。
2. リードのソケットが付いた側をいずれ かのプローブ・チップまたはアダプ タに接続します。回路の 0.025 イン チ・スクエア・ピンに接続することも できます。
グランド接続を使用する場合は、グラン ド・パスをできるだけ短くしてください。 (38 ページ 「プローブの接地」 参照)。
プローブには、2 個のグランド・リードが 付属しています。
注文用当社部品番号:
196-3465-XX、2 個
28 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
カラー・バンド・キット
マルチプローブ・アプリケーションでプ ローブを識別できるようにするために使 用します。
1. バンドをプローブのケーブルに装着
し、もう 1 つの同じ色のバンドをプ ローブの補正ボックスの近くに装着 します。
2. プローブを、バンドと同じ色のチャン
ネルに接続します。
プローブには、5 色のペアが付属して います。
注文用当社部品番号:
016-1315-XX、5 色のペア
アクセサリとオプション
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 29
アクセサリとオプション
帯電防止リスト・ストラップ
プローブを使用する際には、常に帯電 防止リスト・ストラップを装着して帯電防 止作業台で作業してください。
注文用当社部品番号:
006-3415-XX
30 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
プラスチック製アクセサリ・ボッ クス
使用していないプローブ・アクセサリの 保管には、このプラスチック製ボックス を使用します。
注文用当社部品番号:
006-7164-XX
中仕切り付きのナイロン製キャ リング・ケース
プローブ、アクセサリ、およびマニュアル を収納するために使用します。
1. プローブ、アクセサリ・ボックス、およ
びマニュアルをキャリング・ケースに 収納します。
2. キャリング・ケースを閉じて、アクセ
サリを別の場所へ運ぶか、保存して おきます。
注文用当社部品番号:
アクセサリとオプション
016-1952-XX
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 31
アクセサリとオプション
クイック・スタート・ユーザ・マ ニュアルとドキュメンテーション CD。
『クイック・スタート・ユーザ・マニュアル』 には、TDP3500 型プローブの操作手順 が記載されています。このマニュアル は、下記の言語に翻訳され、印刷物とし て提供されているほか、CD にも収めら れています。󲴝マニュアルと CD は、簡単 に参照できるように、プローブのケース に入れて保管しておいてください。
ドキュメンテーション CD には、『TDP3500 Technical Reference』が収録されていま す。このマニュアルでは、プロービング の方法、仕様、およびプローブの性能 検査の手順について説明しています。 このマニュアルは、PDF 形式の英語版 のみが提供されています。
注文用当社部品番号:
020-2867-XX(英語)
020-2893-XX(日本語)
020-2894-XX(簡体字中国語)
32 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
校正証明書
出荷されるすべての機器には、トレース 可能な校正の証明書が付属しています。
アクセサリとオプション
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 33
アクセサリとオプション
オプショナル・アクセサリ
このセクションでは、プロービング作業に役立つ、購入可能なオプショナル・アクセサリについて説明します。
IC マイクロ・グラバ
表面実装された集積回路上のリードをプ ロービングするために使用します。Y リー ド・アダプタやグランド・ワイヤと併用する 場合も、非常に簡単に使用できます。
1. IC マイクロ・グラバをワイヤ・リードに 押し当てます。
2. レバーを押して接続部を開きます。
3. IC マイクロ・グラバを回路に接続し ます。
プローブには、2 個のアダプタが付属し ています。
注文用当社部品番号:
SMK4、4 個
34 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
ツイン・フット・アダプタ
表面実装された集積回路上の、2 本の 隣接したリードをプロービングするため に使用します。突起部分は、リードの間 隔に合わせて柔軟に調整できます。
1. アダプタを、ぴったりとはまるまでプ
ローブ・チップに押し込みます。
2. アダプタを集積回路のリードに接触
させます。アダプタ・ピンの一方の側 面は、隣接するピンとの短絡を防ぐ ために絶縁されています。
プローブには、4 個のアダプタが付属し ています。
注文用当社部品番号:
016-1785-XX、4 個
アクセサリとオプション
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 35
アクセサリとオプション
TekVPI 校正アダプタ
校正アダプタは、プローブの性能検査 を行う際に必要です。このアダプタは、 内部プローブ測定を実行できるように、 プローブ信号パス上に SMA コネクタを 持っています。使用法は、性能検査の 手順に記載されています。
注文用当社部品番号:
067-1701-XX
36 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
オプション
サービス・オプション
オプション CA1 型。1 回の校正作業を保証
オプション C3 型。3 年間の校正サービス
オプション C5 型。5 年間の校正サービス
オプション D1 型。校正データのレポート
オプション D3 型。3 年間の校正データ・レポート(オプション C3 型付き)
オプション D5 型。5 年間の校正データ・レポート(オプション C5 型付き)
オプション R3 型。3 年間の修理サービス
オプション R5 型。5 年間の修理サービス
マニュアルのオプション
オプション L0 型。取扱説明書(英語版)
オプション L5 型。取扱説明書(日本語版)
オプション L7 型。取扱説明書(簡体中国語版)
アクセサリとオプション
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 37
プロービングの原理
プロービングの原理
以降のページには、より簡単な方法で、ノイズを発生させずにプロービングを行うために役立つヒントが記 載されていますので、お読みください。
プローブの接地
プローブ・ヘッドには、(+)と(-)の入力 に加えて、グランド(コモン)入力もありま す。グランドが接続されているかどうかに かかわらず、プローブを使用して差動 測定ができます。󲴝
注意: 非測定回路の損傷を防ぐため、
プローブのグランド(コモン)は、グラン ド基準ポイントのみに接続するようにし てください。
詳細については、CD に収録されている テクニカル・リファレンス・マニュアルを 参照してください。
38 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
入力インピーダンスとプローブの負荷
回路にプローブ入力を接続すると、新しい抵抗、キャパシタンス、およびインダクタンスが回路に組み込まれ ます。差動プローブの各入力は、0.6 pF 未満のコンデンサと並列の、グランドに対する 50 kΩの特性入 力インピーダンスを持ちます。
プロービングの原理
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 39
プロービングの原理
低いソース・インピーダンスと周波数を持 つ信号に対しては、それぞれの入力に おける 50 kΩという入力インピーダンス は、その入力が信号源に負荷をかけな いために十分な大きさです。ソース・イン ピーダンスが増加し、信号の周波数が 高くなるにしたがい、これらの要因につ いて十分に考慮する必要があります。
入力における信号源のインピーダンス が増加すると、プローブが信号源に与え る負荷も大きくなり、信号の振幅が小さ くなります。
信号の測定には、信号の周波数も影響 を与えます。信号の周波数が高くなるに したがって、プローブの入力インピーダ ンスが低下します。信号源のインピーダ ンスに対するプローブのインピーダンス の比率が低下すると、プローブが被測定 回路に与える負荷が大きくなり、信号の 振幅が減少します。
40 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
メンテナンス
このセクションでは、プローブのメンテナンスおよびサポートに関する情報について説明します。
ホスト機器のファームウェア
LED または機能の中に正常に動作していないものがあると思われる場合は、まず、www.tektronix.com/probe­support にアクセスし、プローブとオシロスコープの互換性を確認します。ファームウェアのアップグレードに 関連するリリース・ノートなどの情報に目を通し、このバージョンのファームウェアを使用する場合に、現在の プローブとオシロスコープの組合せで発生する可能性のある問題について調べます。機器のファームウェア をアップグレードする必要がある場合は、www.tektronix.com/software にアクセスして、最新のファームウェア をダウンロードしてください。
Windows ベ ースの機器でファームウェ アのバージョンを確認するには、メニ ュー・バーから Help、About TekScope の順にクリックします。Linux ベースの機器では、前面パネルの Utilities ボタンを押します。当社の機 器の性能および機能を向上する新しいファームウェアのバージョンがないか、Web サイトを定期的に確認す ることをお勧めします。
エラー状態
プローブの接続後も Status LED が赤く点灯している場合は、内部プローブ診断でエラーが発生している可 能性があります。プローブを取り外して再度接続し、パワーオン診断の手順を再実行してください。この状況 が改善されない場合は、プローブに欠陥がありますので、修理のため当社サービス受付センターに返送 していただく必要があります。
メンテナンス
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 41
メンテナンス
交換部品
プローブ内にはユーザが交換できる部品はありません。プローブ用の交換可能なアクセサリの一覧を参 照してください。
クリーニング
プローブは、厳しい気候条件から保護する必要があります。このプローブは防水加工されていません。
注意: 噴霧、液体、または溶剤にプローブを触れさせないようにしてください。プローブが損傷する可能性があり
ます。外面をクリーニングしているときにプローブ内部が湿らないようにしてください。
化学薬品の洗浄剤を使用しないでください。プローブが損傷する恐れがあります。ベンジン、ベンゼン、トルエ ン、キシレン、アセトンまたはこれに類似する溶剤を含有する化学薬品を使用しないでください。
プローブの表面のクリーニングには、乾いた無塵布か柔らかい毛ブラシを使用してください。汚れが落ちない 場合は、75% のイソプロピル・アルコール溶剤をしみこませた柔らかい布または綿棒を使用してください。綿 棒はプローブの狭い場所のクリーニングに便利です。綿棒または布は、溶液で十分に湿らせてから使用して ください。研磨剤は、プローブのどの部分にも使用しないでください。
42 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
索引
索引
English terms
AutoZero, 17 Menu ボタン, 5 MicroCKT テスト・チップ, 27 Status LED, 4 TekVPI, 3 TekVPI 校正アダプタ, 36 Yリード・アダプタ, 26
アクセサリ
オプショナル, 34
スタンダード, 22 アクセサリ・ボックス, 31 アダプタ、固定
はんだ付けアダプタ・キッ
ト, 25
アダプタ、固定
スクエア・ピン・アダプタ, 23
ツイン・フット, 35 アダプタ、数量不定
IC マイクロ・グラバ, 34
Yリード,26
可変スペーシング, 24
アダプタ、テスト
PV, 36
安全にご使用いただくために, iii
エラー状態, 41
オプション, 37 オフセット, 17
可変スペーシング・アダプタ, 24 カラー・バンド, 29 環境条件について, vi 関連ドキュメンテーション, viii
機器のファームウェア, 41 機能, 1
機能チェック, 6 キャリング・ケース, 31
グランド・リード
3インチ・リード, 28 インダクタンス, 39 長さの選択, 38
交換部品, 42 校正, 8
使用例, 19 信号パス補正, 9
スクエア・ピン・アダプタ, 23
TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル 43
索引
接続、プローブ, 3
帯電防止リスト・ストラップ, 30
チップ・カバー, 22
ツイン・フット・アダプタ, 35
動作条件, 2
ドキュメンテーション, viii, 32, 37
入力インピーダンス, 39 入力リミット, 14
はんだ付けアダプタ・キット, 25
ファームウェア, 41 プローブ
グランド, 38 チップ・カバー, 22 負荷, 39
プローブ・ヘッド, 13 メニュー, 5
プローブのクリーニング, 42
返品、プローブ, ix
メンテナンス, 41
44 TDP3500 型クイック・スタート・ユーザ・マニュアル
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