
PROFESSIONAL DISC DRIVE UNIT
PDW-U2
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、
火災や人身事故になることがあります。
このオペレーションマニュアルには、事故を防ぐための重要な注意事項と製品
の取り扱いかたを示してあります。このオペレーションマニュアルをよくお読
みのうえ、製品を安全にお使いください。お読みになったあとは、いつでも見
られるところに必ず保管してください。
OPERATION MANUAL
[Japanese/English]
1st Edition (Revised 1)

日本語
安全のために
電気製品は、安全のための注意事項を守らないと、火災
や感電などにより死亡や大けがなど人身事故につながる
ことがあり、危険です。
事故を防ぐために次のことを必ずお守りください。
安全のための注意事項を守る
5 〜 7 ページの注意事項をよくお読みください。
定期点検を実施する
長期間安全に使用していただくために、定期点検を実施
することをおすすめします。点検の内容や費用について
は、ソニーのサービス担当者または営業担当者にご相談
ください。
故障したら使用を中止する
ソニーのサービス担当者、または営業担当者にご連絡く
ださい。
万一、異常が起きたら
異常な音、におい、煙が出たら
m
1 電源を切る。
2 電源コードや接続ケーブルを抜く。
3 ソニーのサービス担当者、または営業担当者に修理を
依頼する。
警告表示の意味
オペレーションマニュアル
および製品では、次のよう
な表示をしています。表示
の内容をよく理解してから
本文をお読みください。
この表示の注意事項を守ら
ないと、火災や感電などに
より死亡や大けがなど人身
事故につながることがあり
ます。
この表示の注意事項を守ら
ないと、感電やその他の事
故によりけがをしたり周辺
の物品に損害を与えたりす
ることがあります。
注意を促す記号
行為を禁止する記号
行為を指示する記号
炎が出たら
m
すぐに電源を切り、消火する。
安全のために
2

目次
第 1 章 概要
警告................................................................................. 5
注意................................................................................. 6
その他の安全上のご注意 .........................................................7
1-1特長...............................................................................8
1-2使用例 ...........................................................................8
1-3推奨ソフトウェア .........................................................9
1-3-1ソフトウェア一覧..................................................... 9
第 2 章 各部の名称と働き
2-1前面パネル ..................................................................11
2-2後面パネル ..................................................................13
第 3 章 準備
3-1ソフトウェアのインストール .....................................14
3-1-1Windows の場合 ..................................................... 14
3-1-2Macintosh の場合 ................................................... 14
3-2接続と設定 ..................................................................15
3-2-1コンピューターとの接続 ........................................ 15
3-3電源の準備 ..................................................................16
3-4ディスクの取り扱い.................................................... 16
3-4-1読み出し・書き込み可能なディスク ...................... 16
3-4-2取り扱い上の注意................................................... 17
3-4-3誤消去を防止するには............................................ 17
3-4-4ディスクを出し入れするには................................. 18
3-4-5電源が供給されない状態でディスクを取り出すには
.................................................................................. 18
JP
目次
3

第 4 章 ソフトウェアを使う
4-1ユーティリティーソフトウェアの起動と終了 ............20
4-1-1起動 / 表示する ...................................................... 20
4-1-2コンソールウィンドウを閉じる
(Windows のみ)........................................................ 20
4-1-3終了する ................................................................. 20
付録
使用上のご注意................................................................... 22
結露について................................................................... 22
仕様..................................................................................... 22
目次
4

警告
電源コードを傷つけない
電源コードを傷つけると、火災や感電の原因となることが
あります。
• 設置時に、製品と壁やラック、棚などの間に、はさみ込
んだりしない。
• 電源コードを加工したり、傷つけたりしない。
• 重いものをのせたり、引っ張ったりしない。
• 熱器具に近づけたり、加熱したりしない。
• 電源コードを抜くときは、必ずプラグを持って抜く。
万一、電源コードが傷んだら、お買い上げ店またはソニー
のサービス窓口に交換をご依頼ください。
油煙、湯気、湿気、ほこりの多い場所には設置し
ない
上記のような場所や取扱説明書に記されている使用条件以
外の環境に設置すると、火災や感電の原因となることがあ
ります。
電源コードのプラグおよびコネクターは突き当た
るまで差し込む
真っ直ぐに突き当たるまで差し込まないと、火災や感電の
原因となります。
警告
5

注意
指定の電源コードを使う
指定以外の電源コードを使用すると、火災や感電の原因となる
ことがあります。
内部に水や異物を入れない
水や異物が入ると火災や感電の原因となります。
万一、水や異物が入ったときは、すぐに電源を切り、電源コー
ドや接続コードを抜いて、ソニーのサービス担当者または営業
担当者にご相談ください。
不安定な場所に設置しない
ぐらついた台の上や傾いたところに設置すると、倒れたり落ち
たりしてけがの原因となることがあります。また、設置・取り
付け場所の強度を充分にお確かめください。
製品の上に乗らない、重い物を載せない
倒れたり、落ちたり、壊れたりして、けがの原因となることが
あります。
分解や改造をしない
分解や改造をすると、火災や感電、けがの原因となること
があります。
内部の点検や修理は、お買い上げ店またはソニーのサービ
ス窓口にご依頼ください。
指定の電源で使用する
付属の AC アダプターでお使いください。
付属以外の製品でのご使用は、火災の原因となります。
コード類は正しく配置する
電源コードや接続ケーブルは、足に引っかけると本機の落下や
転倒などによりけがの原因となることがあります。十分注意し
て接続・配置してください。
6
注意

ファンが止まったままの状態で使用しない
ファンが止まると、前面パネルの ERROR/ALARM インジ
ケーターが赤く点滅します。そのまま使用し続けると、火災の
原因となることがあります。ソニーのサービス担当者または営
業担当者にご相談ください。
その他の安全上のご注意
日本国内で使用する電源コードセットは、電気用品安全法
で定める基準を満足した承認品が要求されます。ソニー推
奨の電源コードセットをご使用ください。
警告
設置の際には、容易にアクセスできる固定配線内に専用遮断
装置を設けるか、使用中に、容易に抜き差しできる、機器に
近いコンセントに電源プラグを接続してください。
万一、異常が起きた際には、専用遮断装置を切るか、電源プ
ラグを抜いてください。
ご注意
注意
ここに規定した以外の手順による制御および調整は、危険な
レーザー放射の被爆をもたらします。
レーザー特性
波長 400 〜 410nm
発振形態 連続
レーザー出力 280mW(max.ofpulsepeak)、150mW
(max.ofCW)
本機は「クラス 1 レーザー製品」です。
その他の安全上のご注意
7

第 1 章 概要
概要
1-1 特長
本機の特長は以下のとおりです。
• すべての XDCAM フォーマットに対応
• フォーマット混在記録対応
• 4 層 Write-Once(以下、WO)ディス
クに対応
• USBインターフェースによるITフレン
ドリーシステムを採用
• ユーザーデータをコンピューターの
データとして記録可能
• 高速な転送速度を実現
• 小型、軽量のフィールド仕様
• ユーティリティーソフトウェアによる
コンピューターからのメニュー操作が
可能
• 簡易な XDCAM プレビュー環境が構築
可能
第章
1
1-2 使用例
次図は、XDCAM カムコーダーで収録し
た素材を、本機に接続したコンピュー
ターで読み出しおよび書き込みを行うシ
ステムの例です。
XDCAM
カムコーダー
プロフェッショナル
ディスク
DC 電源
1-1特長/1-2使用例
8
読み出し / 書き込み
USB 端子へ
ノートタイプコンピューター
1USB ケーブル
1

1-3 推奨ソフトウェア
1-3-1 ソフトウェア一覧
本機を使用する際には、以下のソフトウェアをソニープロフェッショナル / 業務用製品
サイトからダウンロードしてください。
ソフトウェア 対象 OS 機能 入手先
XDCAMDrive
Software
ユーティリティー
ソフトウェア
(XDCAMDrive
Utility)
ContentBrowser Windows/
Windows/
Macintosh
Windows/
Macintosh
Macintosh
本機をコンピューターと接続し、XDCAM で
記録されたビデオやオーディオのデータをファ
イルとして扱うための基本ソフトウェアです。
本機に接続したコンピューター上で、以下の機
能を実行できます。
• 機器およびディスク情報の表示
• ディスクのフォーマットや修復
• ファームウェアの更新
• 各種の設定
• ファイナライズ(4 層 WO ディスクのみ対応)
ご注意
ユーティリティーソフトウェアは、XDCAM
DriveSoftware をインストールすることによっ
て自動的にインストールされます。
プロフェッショナルディスクに記録されたク
リップを、閲覧、操作するソフトウェアです。
ContentBrowser の概要とインストール方法に
ついては、ソニープロフェッショナル / 業務用
製品サイト
a)
をご覧ください。
ソニープロ
フェッショナ
ル / 業務用製
品サイトから
ダウンロード
第 1 章 概要
a)
a) ソニープロフェッショナル /業務用製品サイト
・ USA http://pro.sony.com
・ Canada http://www.sonybiz.ca
・ LatinAmerica http://sonypro-latin.com
・ Europe http://www.pro.sony.eu
・ Japan http://www.sonybsc.com
・ Asia http://pro.sony-asia.com
・ Korea http://bp.sony.co.kr
・ China http://pro.sony.com.cn
1-3推奨ソフトウェア
9

動作環境
上記の推奨ソフトウェアの機能および動
第 1 章 概要
作環境についての詳細は、下記のファイ
ルまたはマニュアルをご覧ください(各
ソフトウェアのダウンロードページで入
手できます)。
XDCAMDriveSoftware:
ReadMe.txt
ContentBrowser:
インストレーションガイド
1-3推奨ソフトウェア
10

各部の名称と働き
第章
2
2-1 前面パネル
a (電源)インジケーター
後面の 1(電源)ボタンがオンに設定さ
れているとき、緑で点灯します。
b ACCESS(アクセス)インジケー
ター
コンピューターからディスクにアクセス
しているとき、青で点滅します。
ただし、アクセス終了後にディスクへの
管理情報の書き込みが保留されている間
は、1秒間隔で点滅します。
保留されている間も、ディスクの取り出
しやコンピューターからの操作は可能で
す。
管理情報の書き込みが行なわれた後、操
作した処理が行われます。
管理情報の書き込みが保留される時間
は、以下のとおりです。
ディスク 書き込み保留時間
PFD23 約5秒
PFD23A 約 5 秒
PFD50DLA 約 5 秒
PFD100TLA 約 5 秒
PFD128QLW 約 4 分
上記の書き込み保留時間が経過すると、
ディスクの取り出しやコンピューターか
らの操作を行わなくとも、管理情報の書
き込みが行われます。
ご注意
ACCESS インジケーター点灯中および点
滅中に後面の 1(電源)ボタンをオフに
したり電源コードおよび USB ケーブル
を抜いたりしないでください。ディスク
内のデータが破壊される恐れがありま
す。
c ERROR/ALARM(エラー / ア
ラーム)インジケーター
本機に異常が発生すると、次表のように
赤で点滅します。
第 2 章 各部の名称と働き
2-1前面パネル
11

インジケーター 意味
0.25 秒間隔で点滅 エラー(主にハード
ウェアに起因する異常)
が発生した。
1 秒間隔で点滅 上記以外のアラームが
第 2 章 各部の名称と働き
発生した。
ご注意
アラームの内容によっては、インジケー
ターが 5 秒間だけ点滅する場合がありま
す。
◆ 本機で発生したアラームは、ユーティリ
ティーソフトウェアのアラームログで確認す
ることができます。詳しくは、ユーティリ
ティーソフトウェアのヘルプをご覧ください。
◆ インジケーターが 0.25 秒間隔で点滅してい
て、かつアラームログで確認できない異常は、
故障の可能性があります。このような場合は、
ソニーのサービス担当者にご連絡ください。
異常な状態が解消されると、インジケー
ターは消灯します。
• 本機を Macintosh に接続しているとき
は、このボタンは無効になります。
f ディスク挿入部
ラベル面を右側にしてディスクを挿入し
ます(18 ページ参照)。
g マニュアルイジェクト機構部
◆ 詳しくは、「3-4-5電源が供給されない状態で
ディスクを取り出すには」(18 ページ)をご
覧ください。
d DISCIN(ディスクイン)インジ
ケーター
本機にディスクが挿入されているとき、
緑で点灯します。
e EJECT(ディスク排出)ボタン
ディスクを取り出します(18 ページ参
照)。
ご注意
• このボタンはディスクアクセス中は無
効になります。ディスクアクセスを停
止してから取り出すか、コンピュー
ターからの操作でディスクを取り出し
てください。
2-1前面パネル
12

2-2 後面パネル
a DC 電源入力端子
付属の AC アダプターと電源コード(別
売)を使って AC 電源に接続します。
b 1(電源)ボタン
電源を ON/OFF します。
c USB 端子(SuperSpeedUSB
(USB3.0)対応)
付属の USB ケーブルを使ってコン
ピューターに接続します。
d ケーブルクランパー
AC アダプターのケーブルを固定するた
めに使用します。
図のようにケーブルクランパーにケーブ
ルを挟み込んでください。
第 2 章 各部の名称と働き
e 盗難防止キー取り付け穴
市販の盗難防止キーを取り付けることが
できます。
◆ 盗難防止キーの使いかたについては、ご使用
になる盗難防止キーに付属の説明書をご覧く
ださい。
ご注意
USB 端子を使って接続したコンピュー
ターの映像 / 音声が出力されないとき
は、USB ケーブルを外して、もう一度
まっすぐに接続し直してください。
2-2後面パネル
13

準備
3-1 ソフトウェア
のインストール
第 3 章 準備
第章
3
ダウンロードしたファイルを実行し、順
次表示される画面に従って操作すると、
XDCAMDriveSoftware に続いて、ユー
ティリティーソフトウェアがインストー
ルされます。
本機を使用するためには、本機を接続す
るコンピューターに各ソフトウェアをあ
らかじめインストールしておきます。
ご注意
XDCAMDriveSoftware と、一部のアン
チウイルスソフトウェア、スパイウェア
ツール、OS 標準以外の UDF2.5 ファイ
ルシステムドライバーを含む製品とを同
時にインストールすると、動作が不安定
になる場合があります。
インストールが正しく終了できない場合
は、それらのソフトウェアの競合や設定
をご確認のうえ、再度インストールを
行ってください。
3-1-1 Windows の場合
XDCAMDriveSoftware と
ユーティリティーソフトウェア
をインストールするには
ソニープロフェッショナル / 業務用製品
サイト(9 ページ)から XDCAMDrive
Software をダウンロードしてください。
ご注意
• バージョンの古い XDCAMDrive
Software がインストールされている場
合、アンインストールが必要です。新
しいバージョンをインストールする前
に、コントロールパネルの「プログラ
ムの追加と削除」から、Sony
XDCAMDriveSoftware を削除し、必
ずコンピューターを再起動してくださ
い。
• インストールを実行すると、それ以前
の設定項目の値は初期化されます。
3-1-2 Macintosh の場
合
XDCAMDriveSoftware と
ユーティリティーソフトウェア
をインストールするには
ソニープロフェッショナル / 業務用製品
サイト(9 ページ)から Content
Browser をダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを解凍して、
インストールパッケージを実行し、順次
表示される画面に従って操作すると、
3-1ソフトウェアのインストール
14

XDCAMDriveSoftware に続いて、ユー
ティリティーソフトウェアがインストー
ルされます。
3-2 接続と設定
ご注意
XDCAMDriveSoftware およびユーティ
リティーソフトウェアはインストールに
よって上書きされます。Ver.1.0 のユー
ティリティーソフトウェアを工場出荷時
とは異なる場所にインストールして使用
されていた場合は、手動で削除してくだ
さい。
また、Ver.2.1 以降の設定項目は、新しい
バージョンのユーティリティーソフト
ウェアをインストールした後も継承され
ます。
3-2-1 コンピューターと
の接続
本機とコンピューターを接続することに
よって、ユーティリティーソフトウェア
や他のソフトウェアを使用することがで
きます。
◆ 接続例は「1-2使用例」(8 ページ)をご覧く
ださい。
ご注意
• あらかじめ、XDCAMDriveSoftware
(14 ページ参照)をインストールする
必要があります。
• Windows 搭載のコンピューターに接続
されている PDW-U2 の接続を解除す
る場合は、コンピューター側で「ハー
ドウェアの安全な取り外し」を実行後
にケーブルを抜いてください。
• Windows 搭載のコンピューターにディ
スクを入れたまま起動すると、コン
ピューターの起動が正常に行えなかっ
たり、起動が遅くなったりすることが
あります。
第 3 章 準備
3-2接続と設定
15