201a, 202
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご注意」(P.5)を
よくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みく
ださい。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
© 2008 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
2
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
002a
● この機器を分解したり、改造したりし
ないでください。
.......................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書
に書かれていないことは、絶対にしな
いでください。必ずお買い上げ店また
はローランドお客様相談センターに相
談してください。
.......................................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでくださ
い。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の
当たる場所、暖房機器の近く、発熱
する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れ
た床など)や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所
○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所
○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動や揺れの多い場所
.......................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた
場所に設置しないでください。必ず安
定した水平な場所に設置してください。
.......................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、
硬貨、針金など)や液体(水、ジュー
スなど)を絶対に入れないでください。
.......................................................................................................
012d
● 次のような場合は、直ちに電源を切っ
て、お買い上げ店またはローランドお
客様相談センターに修理を依頼してく
ださい。
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼ
れたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
.......................................................................................................
●の中に描かれています。
3
警告
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、
お子様の取り扱いやいたずらに注意し
てください。必ず大人のかたが、監視
/指導してあげてください。
.......................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強
い衝撃を与えないでください。
.......................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プ
レーヤーで再生しないで下さい。大音
量によって耳を痛めたり、スピーカー
を破損する恐れがあります。
.......................................................................................................
注意
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑
にならないように配慮してください。
特に、コードやケーブル類は、お子様
の手が届かないように配慮してくださ
い。
.......................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に
重いものを置かないでください。
.......................................................................................................
108c
● この機器を移動するときは、外部機器
との接続を外してください。
.......................................................................................................
表紙もしくは目立つところ
4
使用上のご注意
電源について
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損
を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってく
ださい。
設置について
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させる
と、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑
音が出ることがあります。この場合は、この機器
を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用する
と、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出
ることがあります。この場合は、それらの機器を
本機から遠ざけるか、もしくは電源を切ってくだ
さい。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、
閉め切った車内などに放置しないでください。変
形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水
滴がつく(結露)ことがあります。そのまま使用
すると故障の原因になりますので、数時間放置
し、結露がなくなってから使用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、
堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れ
が激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭
き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてくださ
い。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよ
びアルコール類は、使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後
の性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機
能を維持するために必要な部品)を、製造打切後
6 年間保有しています。この部品保有期間を修理
可能の期間とさせていただきます。なお、保有期
間が経過した後も、故障箇所によっては修理可能
の場合がありますので、お買い上げ店、または
ローランドお客様相談センターにご相談くださ
い。
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけ
たりしないでください。データの読み出しがうま
くいかないことがあります。ディスクの汚れは、
市販の CD 専用クリーナーでクリーニングしてく
ださい。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入
出力端子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐた
め、プラグを持ってください。
558b
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかか
らないように、特に夜間は、音量に十分注意して
ください。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入って
いたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包
してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する
場合、各地域のゴミの分別基準に従って行ってく
ださい。
204
※ Microsoft、Windows、 Windows Vista
は、米国 Microsoft Corporation の米国及
びその他の国における登録商標です。
206e
※ 本書では Microsoft Corporation のガイド
ラインに従って画面写真を使用しています。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft
®
Windows ®operating system です。
207+209
※ Apple、Macintosh、Mac OS は、米国
Apple Inc. の米国及びその他の国における
登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)
の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標
または登録商標です。
※ Roland は、日本国およびその他の国におけ
るローランド株式会社の登録商標または商標
です。
5
もくじ
安全上のご注意................................................................................................................3
使用上のご注意................................................................................................................5
パッケージ内容を確認しよう........................................................7
各部の名称とはたらき ...................................................................8
ドライバのインストールと設定.................................................11
Windows 7 / Windows Vista をお使いのとき ..................................................12
ドライバのインストール .................................................................................. 12
アプリケーションの入出力デバイス設定 .......................................................15
Windows XP をお使いのとき...................................................................................16
ドライバのインストール .................................................................................. 16
アプリケーションの入出力デバイス設定 .......................................................19
UM-1G を Windows 付属のメディアプレーヤーで使う場合の設定 .........19
Macintosh をお使いのとき.......................................................................................20
ドライバのインストール .................................................................................. 20
MIDI 入出力の設定............................................................................................21
基本的な使いかた........................................................................24
基本的な接続例と MIDI メッセージの流れ............................................................... 24
MIDI キーボードや電子ピアノからシーケンス・ソフトウェアに
MIDI メッセージを送信する ............................................................................24
シーケンス・ソフトウェアから MIDI 音源や電子ピアノに
MIDI メッセージを送信する ............................................................................25
MIDI キーボードなどから MIDI 音源に MIDI メッセージを送信する ........26
トラブルシューティング ............................................................27
USB ドライバのインストールに関連したトラブル ................................................27
UM-1G 使用時のトラブル..........................................................................................31
ドライバの削除方法.....................................................................................................35
システムのパフォーマンスの設定(Windows)......................................................37
資料 ...............................................................................................39
標準ドライバ・モードについて..................................................................................39
主な仕様 .......................................................................................41
さくいん .......................................................................................42
6
パッケージ内容を確認しよう
UM-1G には次の内容物が含まれています。パッケージを開けたら、まず、すべての
内容物があるかどうかを確認しましょう。不足している場合は、お買い上げになった
販売店までご連絡ください。
USB MIDI インターフェース UM-1G
CD-ROM「UM-1G CD-ROM」
UM-1G をお使いになるためのドライバが収録されています。
取扱説明書
本書です。常に手元に置いて、いつでも参照できるようにしましょう。
ローランド ユーザー登録カード(はがき)
UM-1G のユーザーとして登録していただくためのカードです。
保証書
保証期間内に修理を受ける際に必要ですので、記載事項を確認のうえ、大切に保管し
てください。
7
各部の名称とはたらき
初めて UM-1G をコンピューターに接続する前に、ドライバのインストールが必要です。
『ドライバのインストールと設定』(P.11)の手順に従って、ドライバのインストールを
行ってください。
fig.panel
1
USB ケーブル
コンピューターの USB コネクターと接続します。
2
1
2
USB インジケーター
UM-1G をコンピューターに接続後、UM-1G がコンピューターに認
識された状態になると点灯します。
3
MIDI IN インジケーター
[MIDI THRU]スイッチが OFF の状態で、MIDI IN 端子に接続した
機器側からの MIDI メッセージを受信すると点灯します。
4
MIDI OUT インジケーター
[MIDI THRU]スイッチが OFF の状態で、コンピューター側から
MIDI メッセージを送信すると点灯します。
5 6
8
3
4
5
MIDI IN ケーブル(CONNECT TO MIDI OUT)
MIDI キーボードなど、コンピューターに MIDI メッセージを送信す
る機器の MIDI OUT 端子と接続します。
6
MIDI OUT ケーブル(CONNECT TO MIDI IN)
音源など、コンピューターで演奏させる機器の MIDI IN 端子と接続し
ます。
fig.panel
各部の名称とはたらき
7 8
7
[ADVANCED DRIVER](モード切り替え)スイッチ
動作モードを、アドバンス・モードまたは標準ドライバ・モードに切り替えます。
通常はアドバンス・モード(ON)でお使いください。
ON
(アドバンス・モード)
OFF
(標準ドライバ・モード)
* FPT=Fast Processing Technology of MIDI Transmission の略
8
[MIDI THRU]スイッチ
UM-1G の MIDI IN ケーブルからの MIDI メッセージの出力先を切り替えます
(→[MIDI THRU]スイッチの ON / OFF の設定:P.24 〜 P.26)。
9
[MIDI CHECK]ボタン
UM-1G の MIDI OUT ケーブルから MIDI のノート情報を送信します。
音源など、MIDI OUT ケーブルを接続した MIDI 機器が MIDI データを正しく受信して
いるかを確認することができます(→『MIDI OUT の確認』(P.25))。
※[MIDI THRU]スイッチが ON の場合は[MIDI CHECK]ボタンは使用できません。
製品専用の MIDI ドライバを使用するモードです。
専用ドライバを使用することで、*FPT 技術を使用して高速/
高機能な MIDI 転送をすることができます。
OS が提供する標準 MIDI ドライバを使用するモードです。
専用ドライバをインストールせずにお使いいただけます。
9
9
各部の名称とはたらき
[MIDI THRU]スイッチの ON/OFF 設定
[MIDI THRU]スイッチで、MIDI IN ケーブルに接続している MIDI キーボードや
電子ピアノから送信される MIDI メッセージの送信先を切り替えることができま
す。
スイッチ
の設定
OFF
ON
MIDI メッセージの送信先
UM-1G の MIDI IN ケーブルからの MIDI メッセージは、コン
ピューター(シーケンス・ソフトウェア)に出力されます。通常は
この設定で使用します。
UM-1G の MIDI IN ケーブルからの MIDI メッセージは、UM-1G
の M IDI OUT ケーブ
ウェアを使わないで演奏する場合は ON に設定します。
ルから出力されます。シーケンス・ソフト
:MIDIメッセージの流れ(THRUOFF)
:MIDIメッセージの流れ(THRUON)
※UM-1G をコンピューターに接続した状態で[MIDI THRU]スイッチを切り替え
ることができます。その際、UM-1G を接続しなおす必要はありません。
※演奏中に[MIDI THRU]スイッチを切り替えないでください。MIDI エラーの原因
になります。
10
ドライバのインストールと設定
ドライバとは
ドライバとは、コンピューターと UM-1G が接続されているときに、コンピューター
上のアプリケーション・ソフトウェアと UM-1G との間でデータをやりとりするソフ
トウェアです。ドライバは、アプリケーション・ソフトウェアからの情報を UM-1G
に送ったり、逆に UM-1G からの情報をアプリケーション・ソフトウェアに渡したり
します。
最新 OS への対応状況、ドライバなどの情報については、以下をご覧ください。
http://www.roland.co.jp/support/
お使いの環境によって、インストールおよび設定の手順が異なります。
以下の中からご自分にあった項目へお進みください。
Windows 7 / Windows Vistaをお使いのとき........P.12
•
Windows XP をお使いのとき ........................................ P.16
•
Macintosh (Mac OS X)をお使いのとき ................P.20
•
※標準ドライバ・モードでお使いの場合は、『標準ドライバのインストール』(P.39)
をご覧ください。
11
ドライバのインストールと設定
Windows 7 / Windows Vista をお使いのとき
UM-1G 本体で操作する手順には、 のマークがついています。指示があるま
では、UM-1G をコンピューターに接続しないでください。
※ここでは、Windows Vista の画面を使っています。
ドライバのインストール
..
1111..
UM-1G を接続していない状態で Windows を起動します。
※USB キーボードと USB マウス以外のすべての USB ケーブルを外してください。
..
2222..
起動中のソフトウェアをすべて終了します。
..
3333..
付属の「UM-1G CD-ROM」を CD-ROM ドライブに入れます。
..
4444..
CD-ROM 内の以下のフォルダにある Setup アイコンをダブルクリックし、
インストーラーを起動します。
OS インストーラー
Windows 7 [Driver]、[Win7]の順でフォルダを開く
Windows Vista [Driver]、[Vista]の順でフォルダを開く
Windows 7
64 ビット版
Windows Vista
64 ビット版
[x64Driver]、[Win7]の順でフォルダを開く
[x64Driver]、[Vista]の順でフォルダを開く
UM-1Gの操作
12
「ご使用の OS には対応していません」、「実行中の Windows のバージョンとは互換性
がありません」と表示されたときや、お使いの OS のバージョンがわからないときは、
次の手順でお使いの OS を確認してください。
システムの種類に 64 ビット オペレーティング システムと表示されている場合は 64
ビット版です。
Windows 7 の場合
コントロール パネルを開いて、システムとセキュリティをクリックし、システムをク
リックします。
コントロール パネルが、アイコン表示の場合は、システムをクリックします。
ドライバのインストールと設定
Windows Vista の場合
コントロール パネルを開いて、システムとメンテナンスをクリックし、システムをク
リックします。
コントロール パネルが、クラシック表示の場合は、システムアイコンをダブルクリッ
クします。
..
5555..
ユーザーアカウント制御に関する確認画面が表示されます。Windows 7 の場
合は[はい]を、Windows Vista の場合は[続行]をクリックします。
..
6666..
「UM-1G Driver をコンピュータ上にインストールします。〜」と表示されま
す。[次へ]をクリックします。
※その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージの内容にしたがってくだ
さい。
..
7777..
インストールを開始するために、再度[次へ]をクリックします。
インストールが始まります。
Windows セキュリティに関するダイアログが表示された場合は、[インストール]を
クリックします。
13
ドライバのインストールと設定
「ドライバをインストールする準備ができました。〜」と表示されます。
※その他のメッセージが表示された場合は、そのメッセージの内容にしたがってくだ
さい。
UM-1Gの操作
..
8888..
※[ADVANCED DRIVER]スイッチを OFF にしていると、以下の手順通りにインス
トールが行われません。
UM-1Gの操作
..
9999..
UM-1G の[ADVANCED DRIVER]スイッチを ON にします。
UM-1G をコンピューターに接続します。
ドライバが自動的にインストールされます。
-in
※ドライバがインストールされるまでに、数分程度時間がかかる場合があります。
コンピューターの
USBコネクターと
接続します。
ADVANCEDDRIVER
スイッチをON
14
..
11110000..
インストールが完了すると、Driver Setup ダイアログに「インストールが完
了しました。」と表示されます。
[閉じる]をクリックして、Driver Setup ダイアログを閉じます。
システム設定の変更ダイアログが表示された場合は、[はい]をクリックしてくださ
い。Windows が自動的に再起動します。
以上でドライバのインストールが完了しました。
続いてアプリケーションの入出力デバイスの設定をします。
※この設定をしないと、UM-1G を使用できません。