取扱説明書
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(2 〜 3)と「使用上のご
注意」(P.4 〜 5)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくために
も、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手
元に置いてください。
目次
安全上のご注意 ....................................................2
使用上のご注意 ....................................................4
はじめに...............................................................6
主な特長.................................................................................................6
各部の名称と働き.................................................7
フロント・パネル................................................................................ 7
リア・パネル.........................................................................................9
接続のしかた......................................................10
電源を入れる/切る..........................................................................10
V-Drums 音源使用時の音量設定について....................................11
ステレオ・リンクについて..............................................................13
キャスターの取り扱いについて.........................15
資料 ....................................................................16
ブロック図...........................................................................................16
主な仕様...............................................................................................17
● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized
Roland distributor.
2002 ローランド株式会社
©
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
注意:
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしていま
す。
具体的な強制内容は、
す。
●の中に描かれていま
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでく
ださい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
2
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらついた台の上や傾いた場所に
設置しないでください。必ず安定した水平な場
所に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ずAC100V の電源コンセント
に差し込んでください。
..............................................................................................................
警告
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく
ださい。
注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102a
● 電源コードをコンセントに抜き差しするとき
は、必ず電源プラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 長時間使用しないときは、電源プラグをコンセ
ントから外してください。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
105b
● この機器を設置するときや車に積むときなど、
動くと危険な場合は、すべてのキャスターを外
してください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
107a
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、コン
セントに抜き差ししないでください。
..............................................................................................................
108a
● この機器を移動するときは、電源プラグをコン
セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2 〜 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電
力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してくださ
い。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電源ス
イッチを切った後、コンセントからプラグを抜いてくだ
さい。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセ
ントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届くとこ
ろのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め
切った車内などに放置しないでください。また、至近距
離から照らす照明器具や強力なスポット・ライトで長時
間同じ位置を照射しないでください。変形、変色するこ
とがあります。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用
しないでください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し
ないでください。変形、変色することがあります。
357
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺虫剤、香
水、アルコール類、マニキュア、スプレー缶などを置か
ないでください。また、表面に付着した液体は、すみや
かに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外
装の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
● カーペット部の通常のお手入れには、毛の硬いブラシを
お使いください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能
について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
その他の注意について
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ
りません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。マ
スター・ボリュームを最小にしてヘッドホンを使用すれ
ば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
● 本機の上に物を載せたまま使用しないでください。
4
使用上のご注意
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用
ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない
でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ
えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき
ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ
さい。
● この機器は重いので、万一の転倒や落下によるケガなど
の危険を防止するために、運搬時には必ず 2 人以上で運
ぶようにしてください。
● ケガなどの危険を防止するため、下図の矢印が示す部分
に手を入れないでください。
fig.01
● 本機の性能を最大限に発揮させるため、本体背面にある
矢印の部分を塞がないでください。
fig.03
● 運搬/収納時には、AC コードを本体背面のコード・
フックに巻き付けてください。
fig.02
5
はじめに
主な特長
FFP 技術
ローランド独自の FFP技術を採用。入力された信号に対しVDrums 専用アンプとして理想的な特性が得られるような
DSP 処理を行い、キャビネット・サイズやワッテージを超え
る音圧を実現します。
バイ・アンプ方式
ウーハーとツイーターをそれぞれ専用アンプでドライブする
ため、高音質でハイパワーなサウンドが得られます。
V-Drums 入力専用チャンネル(CH 1)
V-Drums音源入力専用にチューニングされた入力チャンネル
です。
V-Drums イン
V-Drums 音源のヘッドホン出力から、ステレオ・ケーブル1
本で簡単に接続することができます。
V-Drums シェイプ
低域の迫力を増すボトム・スイッチと中高域の音質に明瞭感
を出すパンチ・スイッチを装備。V-Drumsのサウンドをいっ
そう際立たせることができます。
3 チャンネル・ミキサー機能
ミキサー機能により、V-Drums の接続に加えて、パーカッ
ション・パッドやリズム・マシンなどの周辺アプリケーショ
ンの接続も TDA-700 で完結させることができます。
CH 2 と CH 3 には、ヘッドホン、スピーカー、ライン・アウ
トへの出力を切り換える OUTPUT SEL スイッチを装備し、
入力されたアプリケーションの出力先を選ぶことができま
す。
ステレオ・リンク
2 台の TDA-700 を 1 本のオーディオ・ケーブル(標準タイ
プ)で接続することにより、簡単にステレオ再生が可能です。
また、音量調整をメイン側でコントロールすることができま
す。
モニター性能重視のキャビネット構造
ツイーターをキャビネット上方に配置し、演奏者へのモニ
ター性能を向上させています。
幅広い拡張性
入出力端子には、チャンネル入力を始め、ヘッドホン出力や
XLR タイプと標準ジャックの2 種類を装備したライン・アウ
ト出力を装備し、さまざまなアプリケーションに対応できま
す。
FFP(Feed Forward Processing)技術とは
あらかじめアンプ・システム各部の動作や振舞について解析
した結果にもとづき、入力された信号に対してアンプ、スピー
カー、キャビネットそれぞれが最大の性能を発揮するように
システムを制御する技術です。
3 バンド・イコライザー
幅広い音作りが可能な 3 バンド・イコライザーを装備してい
ます。
さらにシェイプ・スイッチとの組み合わせにより、バリエー
ション豊かなサウンドが得られます。
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