MIDI インプリメンテーション
Model TD-6V Version 1.00 Oct. 24, 2003
◆ ノーマル・モード
1. 受信データ
■チャンネル・ボイス・メッセージ
※ 以下のチャンネル・ボイス・メッセージは、SETUP/MIDI PART/Part CH で設
定されたチャンネルで受信可能です。
●ノート・オフ
ステータス 第2バイト 第3バイト
8nH kkH vvH
9nH kkH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
kk= ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)
vv= ノート・オフ・ベロシティー: 00H - 7FH(0 - 127)
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ ノート・オフ・メッセージのベロシティーの値は無視します。
※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
●ノート・オン
ステータス 第2バイト 第3バイト
9nH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
kk= ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)
vv= ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH(1 - 127)
※ ドラム・キット・パート にアサインされているチャンネルでは、ドラム・キッ
トで設定されているノート・ナンバーのみ受信します。
※ パーカッション・パ ートにアサインされているチャンネルでは、パーカッショ
ン・セットで設定されているノート・ナンバーのみ受信します。
※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
●ポリフォニック・キー・プレッシャー
ステータス 第2バイト 第3バイト
AnH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
kk= ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)
vv= バリュー: 00H - 7FH(0 - 127)
※ ドラム・キット・パート にアサインされているチャンネルで、ドラム・キット
で設定されているノート・ナンバーのみ受信します。
※ バリューが 40H(64)以上の場合、受信したノート・ナンバーによって発音す
る音のディケイを短くします。
※ シーケンサーには記憶しません。
●コントロール・チェンジ
○ バンク・セレクト(コントローラー・ナンバー 0, 32)
ステータス
BnH 00H mmH
BnH 20H llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm= バンク・ナンバーMSB: 00H - 7FH(bank.1 - bank.128)
ll= バンク・ナンバーLSB: 00H として処理します
※ SETUP/MIDI COMMON/Rx PC Sw が O FFのときは無視します。(初期設定値
はON)
※ プログラム・チェンジを受信するまでバンク・セレクトの処理は保留されます。
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ シーケンサーには記憶しません。
第2バイト 第3バイト
○ フット・コントロール(コントローラー・ナンバー 4)
ステータス
BnH 04H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127)
※ ドラム・キット・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ レコーディング時、PEDAL CC 情報としてシーケンサーのデータ本体に記憶し
ます。
○ データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6)
ステータス
BnH 06H mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm=RPNで指定されたパラメーターに対する値
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ シーケンサーには記憶しません。
TD-6Vのノーマル・モードで受信する RPN のパラメーターの値は次のとおりです。
RPN Data entry
LSB MSB LSB 解説
MSB
00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー
7FH 7FH --- --- RPN ヌル
○ ボリューム(コントローラー・ナンバー 7)
ステータス
BnH 07H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
vv=ボリューム: 00H - 7FH(0 - 127)
※ ボリューム・メッセージは、各パートの音量バランスを設定するのに使います。
※ パーカッショ ン・パート、バッキング・パートにア サインされているチャ ンネ
ルのみ受信します。
※ シーケンサーには記憶しません。
○ パンポット(コントローラー・ナンバー 10)
ステータス
BnH 0AH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
vv=パンポット: 00H - 40H- 7FH(左 - 中央 - 右)
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ シーケンサーには記憶しません。
○ ホールド 1(コントローラー・ナンバー64)
ステータス
BnH 40H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
vv=コントロール値:
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ レコーディング時、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
第2バイト 第3バイト
第2バイト 第3バイト
mm: 00H - 18H(0 - 24 半音)
LSB: 無視します(00H として処理します)
半音ステップで2オ クターブまで指定可能です。
RPNが指定されていない状態にします。RPN
ヌルに設定後受信したデータ・エントリーは
無視します。(RPN ヌルの設定にはデータ・
エントリーの送信は不要です。)
既に設定済みの設定値は変化しません。
データ・エントリーの MSB、LSB:無視します。
第2バイト 第3バイト
第2バイト 第3バイト
第2バイト 第3バイト
00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON
ロロロローーーーラララランンンンドドドド株株株株式式式式会会会会社社
© 2004
本本本本書書書書のののの一一一一部部部部、、、、ももももししししくくくくはははは全全全全部部部部をををを無無無無断断断断でででで複複複複写写写写・・・・転転転転載載載載すすすするるるるここここととととをををを禁禁禁禁じじじじまままますすすす。。
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。。
1
MIDI インプリメンテーション
○ エフェクト 1(リバーブ・センド・レベル)(コントローラー・ナンバー 91)
ステータス
BnH 5BH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
vv = リバーブ・センド・レベル: 00H - 7FH(0-127)
※ パーカッション・パ ート、バッキング・パートにアサ インされているチャンネ
ルのみ受信します。
※ シーケンサーには記憶しません。
○ RPN MSB/LSB(コントローラー・ナンバー 101, 100)
ステータス
BnH 65H mmH
BnH 64H llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)
ll= RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ RPN で指定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コントロー
ラーなどを受信してもリセットされません。
※ シーケンサーには記憶しません。
**RPN**
コン トロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)、
すなわち MIDI 規格で機能が定義されている拡張パラメーターがあります。
実際の使用にあたっては、まず RPN(コントローラー・ナンバー 100 および 101、
順 番はどちらか らでもよい)を送 信して制御す るパラメータ ーを指定し、その後
データ・エン トリー(コントローラー・ナンバー 6, 38)で指定パラメーターの値
を設定します。一旦 RPN のパラメーターが指定されると、その後同一チャンネル
で受信するデータ・エントリーは全てそのパラメーターに対する値の変更とみなさ
れます。誤動作を防止するために、必要なパラメーターとその値の設定が終わった
ら、RPN ヌルを設定することをお勧めします。「●実際の MIDI メッセージの例」<
例4>(P.12)を参照してください。
TD-6V のノーマル・モードでは、以下に示す RPN を受信します。各パラメーター
の値については、データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6)の項を参照
して下さい。
RPN
mm
00H 00H ピッチ・ベンド・センシティビティー
7FH 7FH RPN ヌル
第2バイト 第3バイト
第2バイト 第3バイト
ll パラメーター
●プログラム・チェンジ
ステータス 第2バイト
CnH ppH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
pp= プログラム・ナンバー: 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)
※ SETUP/MIDI COMMON/Rx PC Sw が O FF のときは無視します。(初期設定値
はON)
※ プログラム・チェン ジ受信後の新たなノート・オ ンから音色が変わります。プ
ログラム・チェンジ受信前からすでに発音中のボイスは影響を受けません。
※ シーケンサーには記憶しません。
●ピッチ・ベンド・チェンジ
ステータス 第2バイト 第3バイト
EnH llH mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm,ll= ピッチ・ベンド値: 00 00H - 40 00H - 7F 7FH
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ受信します。
※ レコーディング時には、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
(-8192 - 0 - +8191)
■チャンネル・モード・メッセージ
●オール・サウンド・オフ
(コントローラー・ナンバー 120)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 78H 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・サウンド・オ フを受信すると、該当チャン ネルの発音中の音を全 て消
音します。ただし、チャンネル・メッセージの状態は変化しません。
※ レコーディング時には、シーケンサーのデータ本体に記憶します。
●リセット・オール・コントローラー
(コントローラー・ナンバー 121)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 79H 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ リセット・オール・コ ントローラーを受信する と、以下のコントローラー がリ
セット値に設定されます。
※ レコーディング時には、リセット値をもつコントロール・メッセージを生成し、
記録します。
コントローラー
ピッチ・ベンド・チェンジ ± 0(中点)
ポリフォニック・キー・プレッシャー
フット・コントロール 0(オフ)
ホールド 1 0(オフ)
RPN
●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 7BH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・ノート・オフ を受信すると、該当チャンネ ルのオンになっている ノー
トをすべてオフします。ただし、ホールド 1 がオンの場合は、それらがオフに
なるまで発音は終了しません。
※ レコーディング時には、ノート・メッセージに対してノート・オフを生成し、記
録します。
●OMNI OFF(コントローラー・ナンバー 124)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 7CH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行います。
●OMNI ON(コントローラー・ナンバー 125)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 7DH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行います。
●MONO(コントローラー・ナンバー 126)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 7EH mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm= モノ数: 00H - 10H(0 - 16)
※ オール・サウン ド・オフおよびオール・ノート・オ フを受信したときと同 じ処
理を行います。
リセット値
0(オフ)
未設定状態、設定済みのデータは変化しません
2
MIDI インプリメンテーション
●POLY(コントローラー・ナンバー 127)
ステータス 第2バイト 第3バイト
BnH 7FH 00H
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
※ オール・サウンド・オフ およびオール・ノート・オフを 受信したときと同じ処
理を行います。
■システム・リアルタイム・メッセージ
※ 以下のメッセージは、シーケンサーには記憶しません。
●タイミング・クロック
ステータス
F8H
※ SETUP/MIDI COMMON/Sync Mode がEXT のときのみ認識します。
●スタート
ステータス
FAH
※ SETUP/MIDI COMMON/Sync ModeがE XT, REMOTEのときのみ認識します。
●コンティニュー
ステータス
FBH
※ SETUP/MIDI COMMON/Sync ModeがE XT, REMOTEのときのみ認識します。
●ストップ
ステータス
FCH
※ SETUP/MIDI COMMON/Sync ModeがE XT, REMOTEのときのみ認識します。
●アクティブ・センシング
ステータス
FEH
※ アクティブ・センシ ングを受信すると、それ以降の すべてのメッセージ間隔を
監視する状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が約 420ms
を超えると、オール・サウンド・オフ / オール・ノート・オフ / リセット・オー
ル・コントローラー を受信したときと同じ処理 をして、メッセージ間隔を監視
しない状態に戻ります。
■システム・エクスクルーシブ・メッセージ
※ システム・エクスクルーシブ・メッセージは、シーケンサーには記憶しません。
ステータス
F0H iiH, ddH, ......, eeH F7H
F0H: システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータス
ii = ID ナンバー: どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージであるかの識別
dd,..., ee = データ:
F7H: EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
TD-6V がノーマル・モードで受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージ
には、ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセー
ジ、データ要求(RQ1)、データ・セット(DT1)があります。
データ・バイト ステータス
をするための ID ナンバー(マニファクチャラー ID)です。ロー
ランドのマニファクチャラー ID は 41H です。
7EH と7FH の IDナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイ
ム・メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッ
セージ(7FH)として MIDI規格の拡張として使用されます。
00H - 7FH(0 - 127)
●モード設定に関するシステム・エクスクルーシブ・
メッセージ
○ GM システム・オン
「GM システム・オン」は、機器の内部設定を GM の初期状態(General MIDI System
- Level 1)にリセットするコマンド・メッセージです。GM システム・オンを受信
した MIDI 機器は、GM スコアを正しく演奏できる状態に自動的になります。
ステータス データ・バイト ステータス
F0H 7EH, 7FH, 09H, 01H F7H
バイト
F0H エクスクルーシブ・ステータス
7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)
7FH デバイス ID(Broadcast)
09H サブ ID#1(General MIDI Message)
01H サブ ID#2(General MIDI On)
F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ SETUP/MIDI COMMON/Rx GM ON が OFF のときは無視します。(初期設定値
は ON)
※GMシステム・オンとその次のメッセージの間には、50ms 以上の間隔を空けて
ください。
解説
●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・
エクスクルーシブ・メッセージ
○ アイデンティティ・リクエスト
ステータス
F0H 7EH, dev, 06H, 01H F7H
バイト
F0H エクスクルーシブ・ステータス
7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)
dev デバイス ID (dev:00H - 1FH(1 - 32),7FH
06H, 01H アイデンティティ・リクエスト
F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ デバイス ID は、7F(Broadcast)にも対応しています。
※アイデンティティ・リク エスト を受信し た場合、本 機は所 定のアイ デンテ ィ
ティ・リプライを送信します(P.5)。
データ・バイト ステータス
解説
初期設定値は 10H(17))
●データ転送
本機は、エクスクルーシブ・メッセージを使用して、機器内部のさまざまな設定や
機器間のデータ転送を行なうことができます。
TD-6V のデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデル ID は 00H
3FH、デバイス ID は 10H です。(本機ではデバイス ID を変更設定することができ
ます。)
○ データ要求 1 RQ1(11H)
相手の機器に対して「データを送れ」という要求をするメッセージです。アドレス
とサイズで要求するデータの種類や量を指示します。
データ要求メッセージを受信した場合、その機器がデータを送ることのできる状態
にあり、アドレスとサイズが適当なものであれば、要求されたデータを「データ・
セット 1(DT1)」メッセージで送信します。そうでない場合は何も送信をしません。
ステータス データ・バイト ステータス
F0H 41H, dev, 00H, 3FH, 11H, aaH, F7H
バイト
F0H エクスクルーシブ・ステータス
41H ID ナンバー(Roland)
dev デバイス ID(dev:00H - 1FH(1 - 32)初期設定値は 10H(17))
00H 3FH モデル ID(TD-6V)
11H コマンド ID(RQ1)
aaH アドレス上位バイト(MSB):
bbH アドレス第 2 バイト:
bbH, ccH, ddH, ssH, ttH, uuH,
vvH, sum
解説
要求するデータの先頭アドレスの上位バイト
要求するデータの先頭アドレスの第 2 バイト
3
MIDI インプリメンテーション
ccH アドレス第 3 バイト:
ddH アドレス下位バイト(LSB):
ssH サイズ上位バイト(MSB)
ttH サイズ第 2 バイト
uuH サイズ第 3 バイト
vvH サイズ下位バイト(LSB)
sum チェックサム
F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ データの種類によ り一度に転送するデータの 量は決まっており、決められた先
頭アドレスとサイズでデータ要求をする必要があります。「■パラメーター・ダ
ンプ要求」(P.11)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。
※ チェックサムについては P.12 を参照してください。
○ データ・セット 1 DT1(12H)
実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合
に使用します。
ステータス データ・バイト ステータス
F0H 41H, dev, 00H, 3FH, 12H, aaH, F7H
バイト
F0H エクスクルーシブ・ステータス
41H ID ナンバー(Roland)
dev デバイス ID(dev:00H - 1FH(1 - 32)初期設定値は 10H(17))
00H 3FH モデル ID(TD-6V)
12H コマンド ID(DT1)
aaH アドレス上位バイト(MSB):
bbH アドレス第 2 バイト:
ccH アドレス第 3 バイト:
ddH アドレス下位バイト(LSB):
eeH データ:送信するデータの本体。
::
ffH データ
sum チェックサム
F7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)
※ データの種類によ り一度に転送するデータの 量は決まっており、決められた先
頭アドレスとサイズのデータ以外は受信しません。「■パラメーター・ダンプ要
求」(P.11)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。
※「データ・セット 1」を続けて送る場合、パケット間は 40ms 以上の時間間隔を
あけてください。
※ チェックサムについては P.12 を参照してください。
要求するデータの先頭アドレスの第 3 バイト
要求するデータの先頭アドレスの下位バイト
bbH, ccH, ddH, eeH,... ffH, sum
解説
送信するデータの先頭アドレスの上位バイト
送信するデータの先頭アドレスの第 2 バイト
送信するデータの先頭アドレスの第 3 バイト
送信するデータの先頭アドレスの下位バイト
複数バイトのデータはアドレス順に送信します
2. 送信データ
※ SETUP/MIDI COMMON/Soft Thru が O N のときは、以下のメッセージ以外に
も、受信したメッセージを送信します。
■チャンネル・ボイス・メッセージ
※ 以下のチャンネル・ボイス・メッセージは、SETUP/MIDI PART/Part CH で設
定されたチャンネルで送信します。
●ノート・オフ
ステータス 第2バイト 第3バイト
8nH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
kk= ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)
vv= ノート・オフ・ベロシティ: 40H(64)固定
●ノート・オン
ステータス 第2バイト 第3バイト
9nH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)
vv=ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH(1 - 127)
※ ドラム・キット・パートにアサインされているチャンネルでは、ドラム・キット
で設定されているノート・ナンバーで送信します。
※ パーカッション・パートにアサインされているチャンネルでは、 パーカッショ
ン・セットで設定されているノート・ナンバーで送信します。
●ポリフォニック・キー・プレッシャー
ステータス 第2バイト 第3バイト
AnH kkH vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
kk=ノート・ナンバー: 00H - 7FH(0 - 127)
vv=バリュー: 00H, 7FH(0, 127)
※ ドラム・キット・パー トにアサインされている チャンネルで、パッドのリ ムを
押さえた時は 7FH を、リムを放した時は 00H を、ヘッドとリムに設定された
ノート・ナンバーで送信します。
●コントロール・チェンジ
○ バンク・セレクト(コントローラー・ナンバー 0, 32)
ステータス
BnH 00H mmH
BnH 20H llH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm= バンク・ナンバー MSB: 00H - 7FH(bank.1 - bank.128)
ll= バンク・ナンバー LSB: 00H 固定
※ SETUP/MIDI COMMON/Tx PC Sw が OFF のときは無視します。(初期設定値
は ON)
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。
※ ソング選択時 に、各パートのインストに対応 したバンク・セレクトを送信 しま
す。また、各パートの インスト選択時にインス トに対応したバンク・セレ クト
を送信します。
○ フット・コントロール(コントローラー・ナンバー 4)
ステータス
BnH 04H vvH
n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)
vv=コントロール値: 00H - 7FH(0 - 127)
※ ドラム・キット・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。
○ データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6)
ステータス
BnH 06H mmH
n=MIDI チャンネル・ナンバー:0H - FH(ch.1 - ch.16)
mm=RPNで指定されたパラメーターに対する値
※ バッキング・パートにアサインされているチャンネルのみ送信します。
※ ソング選択時、SONG/PART/Bend Range の値を変更した時にシーケンサーの
ピッチ・ベンド・センシティビティーの値を送信します。
TD-6Vのノーマル・モードで送信する RPN のパラメーターの値は次のとおりです。
RPN Data entry
LSB MSB LSB 解説
MSB
00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー
7FH 7FH --- --- RPN ヌル
第2バイト 第3バイト
第2バイト 第3バイト
第2バイト 第3バイト
mm:00H - 18H(0 - 24 半音)
RPN が指定されていない状態にします。
4