201a
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に『安全上のご注
意』(P.2 〜 4)と『使用上のご注意』(P.5 〜 7)をよくお読みくださ
い。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取
扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見
ることができるよう、手元に置いてください。
©
2006 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について 警告と
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
● この機器を分解したり、改造したりしないでく
ださい。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
警告
2
● この機器を設置した後は、インシュレーターを
使ってキャスターを固定してください。
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設
置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100V の電源コンセン
トに差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
警告
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。
万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使
用をやめて専門の医師に相談してください。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく
ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火や
水の中に入れたりしないでください。
..............................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー
で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
..............................................................................................................
024
● 電源コードのアースを確実に取り付けてくださ
い。感電の恐れがあります(P.19)。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺 虫
剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付
着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
● 電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し
するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや
ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから
外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし
て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
105a
● この機器を設置するときや車に積むときなど、
動くと危険な場合は、すべてのキャスターを固
定してください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
3
注意
108d(選択)
● この機器を移動するときは以下のことを確認し
てください。
1
○ 機器本体とスタンドを固定しているボルト
がゆるんでいないか、確認する。ゆるんでい
る場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
5
○ フタを閉じる。
7
○ 譜面立てを倒す。
この機器は大変重いので、本機を移動するとき
は、必ず無理なく確実に持ち運べる人数で行っ
てください。このとき、手をはさんだり、足の
上に落とさないように注意してください。
..............................................................................................................
109a
● お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください(P.20)。
..............................................................................................................
110a
● 落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液
漏れしたりします。次のことに注意してくださ
い(P.32)。
1
○ 電池の + と - を間違えないように、指示どお
り入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う種類
の電池を混ぜて使用しないでください。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出して
おいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池
ケースについた液をよくふきとってから新
しい電池を入れてください。また、漏れた液
が身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす
恐れがあります。また眼に入ると危険ですの
ですぐに水でよく洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレス、
ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管した
りしないでください。
..............................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各市町村のゴミ分別収集の
しかたに従って、捨ててください。
116
● 下記のような、可動部の操作するときは、指な
どをはさまないように、注意して行なってくだ
さい。
小さいお子様が使用されるときは、大人のかた
が介添えしてください。
○ 可動部
・ 大屋根(P.17)
・ フタ(P.18)
・ 譜面立て(P.17)
・ 突き上げ棒(P.17)
・ Ext Memory 端子カバー(P.22)
・ リッド・ロック(P.18)
..............................................................................................................
117(選択)
● ピアノ椅子を使用するときは、必ず次の事項を
守ってください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○ 2 人以上で腰掛けない。
3
○ 腰掛けたままで、高さ調節しない。
4
○ ピアノ椅 子の脚 を止めて いるボ ルトが緩 ん
でいたら、腰掛けない。(緩みがあるときは
随時付属の工具で締め直してください)
6
○ シート下の隙間(昇降装置の金属部)には絶
対に手を入れないでください。手を挟んだり
けがをしたりする恐れがあります。
..............................................................................................................
118b
● 下記のような、付属品や取り外した小さな部品
は、小さなお子様が誤って飲み込んだりするこ
とのないようお子様の手の届かないところへ保
管してください。
○ 付属品
・ ピアノ脚取付用ワッシャ−
・ ペダル取付け用ボルト、ワッシャ−、
スプリング
・ ペダルコード固定用コード・クランプ
(両面テープ式)、
・ ペダル支え棒固定用ネジ
○ 取り外せる部品
・ Ext Memory 端子カバー用ロック(鉄片)、
固定用ネジ
..............................................................................................................
..............................................................................................................
4
使用上のご注意
291a
2 〜 4 ページに記載されている『安全上のご注意』以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイン
バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続
されているコンセントと同じコンセントに接続しないで
ください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズに
より本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがありま
す。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノ
イズ・フィルターを取り付けてください。
306b
● この機器には、電池が付属されています。この電池は、機
器の動作確認用のため、寿命が短い場合があります。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは
消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわけ
ではありません。完全に電源を切る必要があるときは、こ
の機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプラグ
を抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグを差し
込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の
届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ
機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。
この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ
画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話の赤外線通信機能を使って本機にデータを転送
するとき以外は、携帯電話はなるべく本機から遠ざける
か、もしくは電源を切ってください。近くに携帯電話があ
ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ること
があります。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ
た車内などに放置しないでください。また、至近距離から
照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポッ
ト・ライトで長時間同じ位置を照射しないでください。変
形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使
用してください。
356
● 本機の上にゴム製品やビニール製品などを長時間放置し
ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音しな
くなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外装
の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● 本機の塗装は鏡面仕上げになっており、美しい表面は、高
級木工家具同様デリケートですので、正しい定期的なお手
入れが必要です。必ず以下にしたがってお手入れをしてく
ださい。
○ お手入れは、柔らかい布やピアノ用の毛ばたきで軽く
拭いてください。
小さな砂ぼこりでも、強く拭くと細かなすり傷がつく
ことがありますのでご注意ください。
○ 仕上げ面の艶がなくなってきたときは、付属の外装手
入れ剤を含ませた柔らかい布でムラなく拭きあげて
ください。
市販の各種洗剤や外装手入れ剤は、塗装面を変質さ
せ、ひび割れなどの原因となりますので使用しないで
ください。
また、化学ぞうきんは使わないでください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
403
● 本機のペダル は真鍮製です。
真鍮は酸化し、黒ずむ性質があります。酸化した場合のお
手入れは、市販の金属みがきをご使用ください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能に
ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする場
合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり
ます。大切な記憶内容は、USB メモリーまたはフロッ
ピー・ディスクに保存するか、記憶内容をメモしておいて
ください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が
復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に
関しましては、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持
するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた
だきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、
または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
5
使用上のご注意
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失
われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとして USB メモリーまたはフ
ロッピー・ディスクに保存しておいてください。
552
● 本体メモリー、USB メモリー、またはフロッピー・ディ
スクの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含
めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子
などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ
い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ
グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり
ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ
うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分に
梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障
などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えない
でください。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との
接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。
音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合
があります。抵抗の入っていない接続ケーブル(ローラン
ド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕
様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせく
ださい。
565
● ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せたま
まで鍵盤蓋を開閉しないでください。
本機の構造上、ペットなどの小動物が内部へ入ってしまう
ことがあります。そのような場合は、直ちに電源を切って
電源コードをコンセントから外し、お買い上げ店または
ローランド・サービスにご相談ください。
フロッピー・ディスクの取り扱い
(別売のフロッピー・ディスク・ドライブをお使いのとき)
651
● ディスクはフィルムに磁性体を塗布した円盤状の記憶媒
体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されます
ので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 磁性面に触れない
○ ホコリの多い場所で使用しない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)
○ スピー カーな どの 強い磁 界を 発生す る場所 やも のに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないように
保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作を行
なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの位置に
しておいてください。
fig.DiskProtect.j.eps
プロテクト・タブ
653
● ディスクのラベルは、しっかりと貼り付けてください。
ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り出
せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよう
保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが付い
たディスクを使用すると、ディスクが破損したり、ディス
ク・ドライブの故障の原因になります。
655
● 本機の演奏データが入ったディスクを、プロテクト・タブ
がライトの状態で、他の機種(HP-G シリーズ、MT シ
リーズ、KR シリーズ、ATELIER シリーズ、PR-300 を
除く)やコンピューターなどでディスク操作(内容確認、
セーブ、削除など)をすると、以降、本機のディスク・ド
ライブで使用できなくなる場合があります。他の機種やコ
ンピューターで、演奏データの内容確認やロードをする場
合は、ディスクのプロテクト・タブをプロテクトの状態で
行なってください。
裏面
ライト
(書き込み可能)
プロテクト
(書き込み禁止)
6
CD(CD-ROM) の取り扱い
● CD の取り扱いについては、次の点に注意してください。
○ CD の裏面(信号面)に触れない。
○ ホコリの多い場所で使用しない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない(保存温度:10 〜 50 ℃)。
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな
いでください。データの読み出しがうまくいかないことが
あります。CD の汚れは、市販の CD 専用クリーナーでク
リーニングしてください。
● CD はケースに入れて保管してください。
●CDを、長時間 CD ドライブに入れたままにしないでくだ
さい。
● ラベル面にシールなどの異物を貼らないでください。
● 柔らかい乾いた布で内側から外側へ放射状に軽く拭いて
ください。円周方向には拭かないでください。
● レコード・クリーナー、レコード・スプレー、ベンジンな
どの溶剤は使用しないでください。
● CD を曲げたりすると、正常に読み書きできなくなり、誤
動作の原因となることがあります。
使用上のご注意
203
※GS() は 、 ローランド株式会社の登録商標です。
204
※ Microsoft、Windows は、
米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国
における登録商標です。
209
※ Mac OS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商
標です。
追加
※ i モード 、i アプリ は NTT ドコモの
登録商標です。
追加
※ XGlite( )は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録
商標です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、
社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
追加
※ 本機は Independent JPEG Group のソフトウエア
の一部を使用しています。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登
録商標です。
USB メモリーの取り扱い
704
● USB メモリーを接続するときは、確実に奥まで差し込ん
でください。
705
● USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚したりしない
でください。
708
● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、
取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。(保存温度:0 度〜 50 度)
○ 水に濡らさない。
○ 分解や改造をしない。
追加
● USB メモリーは Ext Memory 端子に対して水平になる
ようにして、無理な力を加えずに挿入してください。無理
に挿入すると、Ext Memory 端子が破損することがあり
ます。
追加
● Ext Memory 端子に USB メモリー以外のもの(針金、硬
貨、別の種類のディスクなど)を入れないでください。
Ext Memory 端子の故障の原因になります。
追加
● Ext Memory 端子カバーや接続した USB メモリーに強
い力を加えないでください。
追加
● USB メモリーを長期間使用しないときは、USB メモリー
のカバーをしてください。
7
はじめに
このたびは、ローランド・ピアノ・デジタル RG-3 をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
RG-3 は、本格的なピアノ演奏はもちろん、自動演奏ピアノとして多彩な機能を楽しめます。
この楽器を存分にお楽しみいただき、いつまでも良い状態でご愛用いただくためにも、この取扱説明書をよくお読み
いただけるようお願い申し上げます。
主な特長
豊かな響きと幅広い表現力を持つピアノ音色
ハンマーが弦をたたく音までもリアルに再現するステレオ・サンプリング・ピアノ音源を採用し、高品位なコン
•
サート・グランドピアノの音色を実現しています。
•
RG-3 は最大同時発音数 128 音で、ペダルを多用した演奏にも余裕で対応できます。また、奥行感・立体感のあ
るサウンドが得られます。
グランドピアノの弾き心地「アイボリー・フィール」鍵盤
•
ピアノ鍵盤として最高の材料と言われる象牙(白鍵)と黒檀(黒鍵)の心地よい感触を、最新の技術で再現した
アイボリー・フィール鍵盤を搭載。白鍵は基材と表面材の 2 ピース構造で、見た目のナチュラルさとともに適度
な剛性感・しなり感を持たせています。
プログレッシブ・ハンマー・アクション II(PHA II)を採用し、より自然なタッチに加え、低音域では適度な重
•
量感、高音域では軽やかな弾き心地を体感できます。さらに、グランドピアノの鍵盤を軽く弾いたときに感じる
特有のクリック感(エスケープメント)までも忠実に再現して、高い演奏性を約束します。
•
いつまでも清潔にお使いいただけるよう、長期持続性のある抗菌処理も施しました。
インテリアとして磨き上げたローランド・デジタル・グランド
•
RG-3 は、エレガントなフォルムで、美しい鏡面仕上げのグランド・キャビネットになっています。
アコースティック・グランド同様に開閉する大屋根を装備し、ラウンジにもリビングにもマッチします。
シンプルで、モダンかつクールなパネル・デザインとなっており、音色切り替えや各種設定の操作も簡単です。
•
充実した自動演奏ピアノ機能
•
ジャズ、クラシックの曲データを内蔵しています。また、市販の CD ドライブや別売のフロッピー・ディスク・
ドライブを接続して、SMF を保存した CD-ROM、音楽 CD などさまざまな曲を再生することもできます。さら
に、USB メモリー/フロッピー・ディスクや CD-ROM の曲を本体メモリー「Favorites」(お気に入り)にコ
ピーして、曲データを追加することもできます。
•
選曲から音量調整、外部ディスプレイまたはテレビの表示切り替えまでも簡単に行える便利なリモコンを付属し
ています。ピアノに接続したディスプレイまたはテレビには、拡大表示した曲選択画面やカラオケ画面(歌詞画
面)、スライドショー、譜面を表示することができます。
8
はじめに
楽器としての高い基本性能
好みに合わせて選べる 2 タイプのグランドピアノ音色をはじめ、厳選された手弾き用 20 音色を搭載。さらに、
•
「キー・タッチ」や「ハンマー・レスポンス」など演奏者の要望に細かく応える音色調整機能の設定は、本体に
記憶することができます。
ピアノ音にフォーカスした新設計の再生系で美しく自然なピアノ音を実現しています。
•
プロフェッショナル・ユースに応える装備と仕様
•
自動演奏時のいたずら操作を防止するリッド・ロック機能や、接続した USB メモリーの盗難を防止する
Ext Memory 端子カバー用ロックを搭載しています。
弦を持たないフルデジタル方式により、調律は不要です。
•
外部ディスプレイまたはテレビをピアノに接続してお好みの画像をスライドショー表示させたり、マイクを接続
•
してマイクの声にエコーを効かせることもできます。
■ 本文中の表記について
この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次のように表記しています。
•
[ ]で囲まれた文字は、ボタン名を表し、[Song]ボタン、のように表記します。
•
文章の先頭に、 や※マークが付いているものは注意文です。必ずお読みください。
•
本文中の(P.**)は参照ページを表しています。
9
目次
安全上のご注意................................................................................................ 2
使用上のご注意................................................................................................ 5
はじめに ........................................................................................................... 8
主な特長 ......................................................................................................................................... 8
本文中の表記について...................................................................................................................................................9
各部の名称と働き .........................................................................................14
フロント・パネル......................................................................................................................... 14
ジャック・パネル(本体の底面左側).......................................................................................... 15
本体の底面右側............................................................................................................................. 16
フロッピー・ディスク・ドライブの取り付け....................................................................................................... 16
演奏する前に.................................................................................................17
大屋根を開ける/閉める .............................................................................................................. 17
フタを開ける/閉める..................................................................................................................18
リッド・ロックを使う................................................................................................................................................ 18
ペダル・コードと電源コードを接続する..................................................................................... 18
電源を入れる/切る ..................................................................................................................... 20
電源を入れる................................................................................................................................................................. 20
電源を切る.....................................................................................................................................................................20
音の大きさや明るさを調節する ................................................................................................... 20
ペダルについて............................................................................................................................. 20
ヘッドホンを接続する..................................................................................................................21
マイクを接続する......................................................................................................................... 21
USB メモリーを接続する .............................................................................................................22
接続のしかた................................................................................................................................................................. 22
画面について ................................................................................................................................ 23
主な画面......................................................................................................................................................................... 23
画面の明るさを調節する............................................................................................................................................ 23
第 1 章 曲を再生して楽しむ ....................................................................24
RG-3 でこんな楽しみ方ができます!.......................................................................................... 24
曲を聴く ....................................................................................................................................... 25
[Song]ボタンの働き ................................................................................................................................................ 25
音色デモを聴く ............................................................................................................................................................ 26
内蔵曲を聴く................................................................................................................................................................. 26
10
CD の曲を聴く .............................................................................................................................................................. 28
USB メモリー/フロッピー・ディスクの曲を聴く............................................................................................. 31
リモコンを使う............................................................................................................................. 32
リモコンに電池を入れる............................................................................................................................................ 32
リモコンの使いかた.................................................................................................................................................... 33
リモコンのボタンについて........................................................................................................................................ 34
曲のテンポを変える ..................................................................................................................... 36
カラオケをする............................................................................................................................. 36
再生する曲を移調する(プレイバック・トランスポーズ)................................................................................ 37
マイクの声にエコーをかける(マイク・エコー)................................................................................................ 39
携帯電話から曲データをダウンロードする ................................................................................. 40
ダウンロードのしかた................................................................................................................................................ 40
曲をコピーする............................................................................................................................. 42
USB メモリー、CD-ROM、
フロッピー・ディスクに保存されている曲を「Favorites」(お気に入り)にコピーする ........................ 42
「Favorites」(お気に入り)、USB メモリー、
フロッピー・ディスクに保存されている曲を削除する ............................................................... 45
目次
第 2 章 外部ディスプレイやテレビを使って楽しむ.............................. 47
外部ディスプレイを接続する....................................................................................................... 47
接続のしかた ............................................................................................................................................................... 47
ディスプレイの設定を変える.................................................................................................................................. 48
テレビを接続する......................................................................................................................... 49
接続のしかた................................................................................................................................................................. 49
テレビ方式を切り替える............................................................................................................................................ 49
外部ディスプレイやテレビの表示内容を変える .......................................................................... 50
外部ディスプレイやテレビにお好みの画像を表示する(スライドショー).................................51
USB メモリーを使う場合 .......................................................................................................................................... 51
VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)を使う場合................................................................................................ 53
歌詞画面の背景を変える .............................................................................................................. 54
第 3 章 演奏をする .................................................................................... 55
いろいろな音で演奏する .............................................................................................................. 55
レイヤー音色の音量バランスを変える(レイヤー・バランス)....................................................................... 56
ピアノ音色を微調整する(ピアノ・カスタマイズ).....................................................................57
鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)............................................................................................................. 57
鍵盤を弾く強さに応じて発音のタイミングを変える(ハンマー・レスポンス).......................................... 58
鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ・レゾナンス)................................................................................ 59
鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす(ストリング・レゾナンス)................................................................... 60
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす(ダンパー・レゾナンス)............................................... 61
好みの音質に調節する(イコライザー)................................................................................................................. 62
鍵盤の音の高さを変える(トランスポーズ)................................................................................ 63
他の楽器と音の高さを合わせる(マスター・チューニング)...................................................... 65
調律曲線を変える(ストレッチ・チューニング)........................................................................ 66
11
目次
調律方法を変える(調律法).........................................................................................................67
主音を設定する ............................................................................................................................................................ 68
鍵盤の右手側と左手側を別々の音で演奏する(スプリット演奏)...............................................69
鍵盤が分かれる位置を変える(スプリット・ポイント).................................................................................... 70
音に響きをつける(リバーブ).....................................................................................................71
ペダルに機能を割り当てる........................................................................................................... 72
伴奏と鍵盤の音量バランスを変える ............................................................................................ 74
電源を切っても設定を記憶させておく(メモリー・バックアップ)............................................ 75
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット).................................................................76
第 4 章 演奏を録音する ............................................................................77
録音についての注意.................................................................................................................................................... 77
演奏を録音する............................................................................................................................. 77
録音した演奏を再生する............................................................................................................................................ 78
録音した演奏を保存する .............................................................................................................. 79
「Favorites」(お気に入り)や USB メモリーに保存した演奏を消す ............................................................. 80
第 5 章 お気に入り演奏設定を登録する ................................................. 81
演奏設定を登録する(ユーザー・プログラム)............................................................................ 82
登録した演奏設定を呼び出す....................................................................................................... 83
演奏設定セットを保存する........................................................................................................... 84
保存した演奏設定セットを読み込む ............................................................................................ 86
保存した演奏設定セットを消す ................................................................................................... 88
ペダルで「お気に入り演奏設定」を切り替える .......................................................................... 90
第 6 章 いろいろな設定を変える............................................................. 91
現在の設定が変わらないようにする(パネル・ロック).............................................................. 91
詳細設定をする............................................................................................................................. 91
リモコンの設定を変える .............................................................................................................. 92
リモコンを使わない設定にする ............................................................................................................................... 92
リモコンのボタンの機能を切り替える................................................................................................................... 92
赤外線通信機能の設定を変える ................................................................................................... 93
赤外線通信のオン/オフを切り替える(赤外線機能)........................................................................................ 93
曲の転送後の曲再生の設定をする(赤外線再生)................................................................................................ 94
12
CD の設定を変える.......................................................................................................................94
CD、オーディオ・ファイルの音量を調節する..................................................................................................... 94
市販の CD でカラオケをする(センター・キャンセル).................................................................................... 95
VIMA 用 CD-ROM のおすすめ音色をオン/オフする........................................................................................ 95
ユーザー・メモリー、USB メモリー、フロッピー・ディスクを初期化する ..............................96
V-LINK を使う .............................................................................................................................. 97
自動デモ演奏をする ..................................................................................................................... 97
特定のパートの音を鳴らさない/小さくする(マイナス・ワン/ガイド).................................98
譜面表示を切り替える..................................................................................................................99
第 7 章 外部機器と接続する ................................................................. 100
オーディオ機器と接続する......................................................................................................... 100
接続端子.......................................................................................................................................................................100
接続の手順...................................................................................................................................................................100
MIDI 機器と接続する .................................................................................................................. 101
MIDI とは ..................................................................................................................................................................... 101
接続端子.......................................................................................................................................................................101
接続の手順...................................................................................................................................................................101
接続例...........................................................................................................................................................................101
MIDI に関する設定をする ........................................................................................................... 102
MIDI 送信チャンネルを設定する ............................................................................................................................ 102
鍵盤と内蔵音源を切り離す(ローカル・コントロール)..................................................................................102
音色の切り替え情報を送る
(プログラム・チェンジ/バンク・セレクト MSB /バンク・セレクト LSB)..........................................103
録音した演奏データを MIDI 機器に送信する(コンポーザー MIDI アウト)...............................................104
目次
コンピューターと接続する......................................................................................................... 105
USB ドライバの設定をする ....................................................................................................... 105
資料 ............................................................................................................. 106
故障かな?と思ったら................................................................................................................ 106
エラー・メッセージ ................................................................................................................... 108
音色一覧 ..................................................................................................................................... 109
内蔵曲一覧.................................................................................................................................. 110
記憶される設定一覧 ................................................................................................................... 111
メモリー・バックアップで記憶される項目......................................................................................................... 111
お気に入り演奏設定で記憶される項目.................................................................................................................111
使用できるミュージックデータ ................................................................................................. 112
本機で使用できるミュージックデータ.................................................................................................................112
本機の音源について.................................................................................................................................................. 112
MIDI インプリメンテーション・チャート.................................................................................. 113
主な仕様 ..................................................................................................................................... 114
索引............................................................................................................................................. 116
13
各部の名称と働き
フロント・パネル
fig.00-010
1 2 3 4 5
12
[Power](電源)スイッチ
1
電源をオン/オフします(P.20)。
[Volume]つまみ
2
全体の音量を調節します(P.20)。
3
[Brilliance]つまみ
音の明るさを調節します(P.20)。
音色ボタン
4
鍵盤で鳴らす音の種類(音色グループ)を選びます
(P.55)。
[Piano 1]ボタン
[Piano 2]ボタン
[Harpsichord]ボタン
[Vibraphone]ボタン
[E.Piano]ボタン
6 7 8 9
[] (Select +)ボタン
8
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す
と、前の曲が選ばれます(P.26、P.30、P.31)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定項目
を切り替えます(P.91)。
[] (Value −)ボタン
9
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す
と、曲が再生/停止されます(P.26、P.30、P.31)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定値を
切り替えます(P.91)。
10
[] (Value +)ボタン
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す
と、次の曲が選ばれます(P.26、P.30、P.31)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定値を
切り替えます(P.91)。
10 11
ディスプレイ
5
音色名や曲名、各種設定値を表示します(P.23)。
6
[Function](Exit)ボタン
ファンクション画面に切り替えます(P.23)。ファンク
ション画面では、マスター・チューニングや調律法など
さまざまな設定をすることができます。
[Song](Select −)ボタン
7
曲選択画面を表示します(P.23)。また、曲選択画面が
表示されているときにこのボタンを押すと、ボタンを押
すたびに曲のジャンルが切り替わります(P.25)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定項目
を切り替えます(P.91)。
14
[Enter]ボタン
11
ファンクション画面でさらに細かい設定をするときに、
このボタンを押します。
リモート・センサー/赤外線ポート
12
•
リモコンを使って操作するときに、リモコンをこの
センサーに向けて操作します(P.33)。
携帯電話の赤外線通信機能を使うときに、携帯電話
•
の赤外線ポートをここに向けて操作します(P.40)。
ジャック・パネル(本体の底面左側)
fig.00-020
各部の名称と働き
2
1
7
AC インレット
1
付属の電源コードを接続します(P.18)。
2
Pedal 端子
ペダル・コードを接続します(P.18)。
Input 端子
3
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のスピー
カーから他の機器の音を出すことができます(P.100)。
3 4
8 9
9
10
11
5 6
11
10
MIDI In/Out 端子
外部 MIDI 機器と接続して、演奏情報をやりとりするこ
とができます(P.101)。
Mic 端子
マイクを接続します(P.21)。
Mic Volume つまみ
マイクの音量を調節します(P.21)。
12
Output 端子
4
オーディオ機器などに接続すると迫力のある音が楽し
めます(P.100)。
5
Video Out 端子
テレビと接続します。接続したテレビに曲選択画面や歌
詞、スライドショー、譜面を表示することができます
(P.49)。
Ext Display 端子
6
外部ディスプレイと接続します。外部ディスプレイに曲
選択画面や歌詞、スライドショー、譜面を表示すること
ができます(P.47)。
7
LCD Contrast つまみ
フロント・パネルにあるディスプレイの明るさを調節し
ます(P.23)。
8
USB 端子
コンピューターと接続して、演奏情報をやりとりするこ
とができます(P.105)。
Phones 端子
12
ヘッドホンを接続します(P.21)。
15
各部の名称と働き
本体の底面右側
fig.00-030
4
3
1
2
Ext Memory 端子
1
USB メモリー(別売)を接続します(P.22)。
2
Ext Memory 端子カバー
Ext Memory 端子に USB メモリーを接続したときに、
カバーを閉じておくことができます(P.22)。
※ USB メモリーを Ext Memory 端子に接続した後は、必
ず Ext Memory 端子カバーを閉めてください。
Ext Memory 端子カバーを開けたままの状態にしてお
くと、Ext Memory 端子カバーに脚があたってけがを
したり、Ext Memory 端子カバーが破損することがあ
ります。
■ フロッピー・ディスク・ドライブの取
り付け
図のように、本体底面にある取り付け穴を利用してフ
ロッピー・ディスク・ドライブを取り付けます。
※ 詳しくは、フロッピー・ディスク・ドライブの取扱説明
書をご覧ください。
fig.00-040
※ 取り付け穴は 2 組あります。どちらを使っても構いま
せん。
3
Ext Memory 端子カバー用ロック
Ext Memory 端子に接続された USB メモリーの盗難
防止のために、Ext Memory 端子カバーをロックする
ことができます(P.22)。
FDD 端子
4
市販の CD ドライブや、別売のフロッピー・ディスク・
ドライブを接続することができます。
USB バス・パワー対応の CD ドライブは使用できま
せん。
※ フロッピー・ディスク・ドライブは、ローランドから販
売されているものをお使いください。
16
演奏する前に
大屋根を開ける/閉める
譜面立てを立てる
譜面立てを立てた後に大屋根を開けてください。また、
大屋根を閉めた後に譜面立てを倒してください。
1.
譜面立てを静かに起こし、固定します。
2.
後ろに倒すときは、譜面立てを手で支え、金具を折り曲
げてからゆっくりと倒します。
fig.00-0310
(1)
(2)
大屋根を開ける
大屋根を開けたり閉めたりする場合は、必ず大人の方が
行ってください。
(2)
fig.00-0330
B C
屋根を閉めるときは、開けるときの逆の手順で行います。
◆
突き上げ棒と受け皿について
RG-3 には、長さが異なる 2 つの突き上げ棒があります。
突き上げ棒によって、大屋根の開き具合を変えることが
できます。
fig.00-0340
大屋根の右側(高音域側:図の A の位置)を両手でしっ
3.
かりと持ち、ゆっくりと持ち上げます。
fig.00-0320
片手で大屋根を支えながら、突き上げ棒を立てて、受け
4.
皿に差し込みます。
大屋根を開くときは、開きすぎないように注意してくだ
さい。概ね 30 度を目安として 極端に大きく開けると、
本体の破損、大屋根の落下につながる恐れがあります。
また、大屋根を開ける方向に人がいないことを確認して
から開けてください。
A
突き上げ棒と受け皿の関係は、以下のようになっていま
す。
長い突き上げ棒:内側の受け皿(B の位置)
短い突き上げ棒:外側の受け皿(C の位置)
間違った受け皿に突き上げ棒を入れると、突き上げ棒が
受け皿から抜けて、屋根が落ちることがあるので十分注
意してください。また、突き上げ棒を受け皿に入れると
きは、しっかりと差し込んでください。
大屋根を開けたまま本体を移動しないでください。移動
中に突き上げ棒が受け皿から外れて、屋根が落ちてくる
ことがあります。
17
演奏する前に
フタを開ける/閉める
fig.00-0350
フタを開けるときは、フタの取っ手を両手で持って軽く
1.
持ち上げ、奥にスライドさせます。
フタを閉めるときは、フタの取っ手を両手で持ってゆっ
2.
くりと手前に引き、止まったところで静かに下に下ろし
ます。
•
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてく
ださい。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方
が介添してください。
•
ピアノの移動は、危険防止のため必ずフタを閉じた状態
で行なってください。
•
鍵盤の上に楽譜などを置いたまま、フタを閉めないでく
ださい。
ペダル・コードと電源コード
を接続する
fig.00-0370
■ リッド・ロックを使う
自動演奏中に誤って設定を変えてしまうことを防ぐため、操
作パネル(フロント・パネル)が隠れる位置で鍵盤フタが開
かないようにロックすることができます。
操作パネル(フロント・パネル)が隠れる位置までフタ
1.
を閉めます。
下図のように、ピアノ本体下にあるリッド・ロックつま
2.
みを回して、フタをロックします。
fig.00-0360
フタをロックした状態で、無理にフタを開けようとする
と、フタやリッド・ロックが破損することがあります。
リッド・ロックを解除した状態で鍵盤フタを開けている
ときに、リッド・ロックを回すと鍵盤フタが勢いよく閉
まることがあります。必ず鍵盤フタで操作パネル(フロ
ント・パネル)が隠れている状態になっていることを確
認してから、リッド・ロックをしてください。
リッド・ロック解除状態
リッド・ロック状態
ペダル・コードを、本体の底面左側にあるジャック・パ
1.
ネルの Pedal 端子に差し込みます。
電源コードをジャック・パネルの AC インレットに差し
2.
込みます。
下図のように、A、B、C の位置(推奨)にコード・ク
3.
ランプを貼り付け、ペダル・コードを固定します。
※ 電源コー ドとペダル・コードをまとめて固 定することも
できます。
fig.00-0380
4.
電源コードをコンセントに差し込みます。
コード・クランプ
(両面テープ式)
18
感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、
RG-3ジャック・パネル
または
電源コード
(付属)
2P-3P変換器
(付属)
2P-3P変換器
アース接続
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
N
L
アースを確実に取り付けてください。付属の電
源コードには、感電と機器の損傷を防ぐために
アース用電極端子を加えた 3 端子のプラグがつ
いています。
○ コンセントが接地コンセント(端子穴が 3 個)の
場合
そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
○ コンセントがアースターミナル付コンセント
(端子穴が 2 個)の場合
プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセン
トに挿し込みます。
※ アース接続は 必ず、電源プラグをコンセント に挿し込む
前に行なってください。
※ アース接続を 外す場合は、必ず電源プラグを コンセント
から抜いてから行なってください。
演奏する前に
コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接
地工事を依頼してください。なお、接続方法がわからな
いときは、ローランド・サービスにご相談ください。
fig.00-0390
19
演奏する前に
電源を入れる/切る
必ず次の手順で電源を入れたり、切ったりしてください。
手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破
損する恐れがあります。
■ 電源を入れる
フロント・パネルの[Volume]つまみを左いっぱいに
1.
回します。
[Power](電源)スイッチを押します。
2.
電源が入り、フロント・パネルのディスプレイに以下の
ように表示されます。
fig.00-0391d
しばらくして、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。
[Volume]つまみで音量を調節してください。
本機は、回路保護のため電源を入れてからしばらくは動
作しません。
■ 電源を切る
1.
フロント・パネルの[Volume]つまみを左いっぱいに
回して音量を最小にます。
2.
[Power](電源)スイッチを押します。
フロント・パネルにあるディスプレイが消灯し、電源が
切れます。
ペダルについて
ペダルには、次のような働きがあり、主にピアノ演奏のとき
に使います。
fig.00-0410
ソフト・ペダル
ソステヌート・ペダル
ダンパー・ペダル(右のペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が
切れずに長い余韻が続きます。
ペダルを踏む深さによって、余韻の長さが微妙に変わり
ます。
アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏
んだときに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して豊かな
響きと広がりが加わります。
本機では、この共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現
しています。
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴量を変えることが
→
できます。『ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴
らす(ダンパー・レゾナンス)』(P.61)をご覧ください。
ソステヌート・ペダル(中央のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけ余
韻が残ります。
ダンパー・ペダル
音の大きさや明るさを調節する
1.
[Volume]つまみを回して全体の音量を調節します。
2.
[Brilliance]つまみを回して音の明るさを調節します。
fig.00-0400
小さく 大きく 落ち着いた音
[Volume]つまみ上の印は、アコースティックピアノと
•
同じ音量を示しています。ピアノ演奏をするときの最適
な音量です。
•
リモコンで音量を変えることもできます。『リモコンのボ
タンについて』(P.34)をご覧ください。
20
明るい音
ソフト・ペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、音の響きが柔ら
かくなります。
ペダルを踏む深さによって、音の柔らかさが微妙に変わ
ります。
→
左ペダルと中央ペダルに機能を割り当てることができま
す。『ペダルに機能を割り当てる』(P.72)をご覧くださ
い。
演奏する前に
ヘッドホンを接続する
本機にはヘッドホン端子が 2 つあります。
2 人で同時にヘッドホンを使うことができますので、レッス
ン時や連弾曲を演奏するときなどに便利です。また、夜間で
も周囲を気にせずに演奏を楽しむことができます。
fig.00-0420
マイクを接続する
マイク端子にマイクを接続して、カラオケや弾き語りをする
ことができます。
fig.00-0430
ヘッドホンを本体の底面左側にあるジャック・パネルの
1.
Phones 端子に差し込みます。
ヘッドホンを接続すると、本体スピーカーからは音が出
なくなります。
ヘッドホンの音量は、本体フロント・パネルの[Volume]
つまみで調節します。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いくださ
い。また、ヘッドホンはローランド製品をお使いくださ
い。他のヘッドホンを使用すると、場合によっては十分
な音量を得られないことがあります。
ヘッドホンご使用上の注意
•
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本
体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
•
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン
を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して
ください。
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッド
•
ホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくだ
さい。
1.
本体の底面左側にあるジャック・パネルの Mic 端子に、
マイクを接続します。
2.
Mic 端子の横にある Mic Volume(マイク音量)つまみ
を回して、音量を調節します。
3.
エコーのかかり具合を調節します(P.39)。
マイクご使用上の注意
•
夜間や早朝にご使用の際には、音量にご注意ください。
•
本体とマイクを接続するときは音量を下げてください。
音量が大きいとスピーカーから雑音が出ることがありま
す。
マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリング音
•
(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、
以下のように対処してください。
- マイクの向きを変える
- マイクをスピーカーから遠ざける
- 音量を下げる
21
演奏する前に
USB メモリーを接続する
RG-3 の Ext Memory 端子に USB メモリー(別売)を接続
することができます。
外部 USB メモリーを接続すると、以下のことができるよう
になります。
•
USB メモリーの曲を再生する。
•
RG-3 で録音した曲を USB メモリーに保存する。
•
USB メモリーの曲を RG-3 のユーザー・メモリーにコ
ピーして、簡単に曲を呼び出す。
USB メモリーに保存した画像を、スライドショー表示させ
•
る。
USB メモリーへ、お気に入り演奏設定を保存する。
•
Ext Memory 端子のカバーの手前側を押して、カバー
3.
を閉めます。
ローランドが販売している USB メモリーを使用してく
ださい。それ以外の USB メモリーを使用したときの動
作は保証できません。
Ext Memory 端子のカバーをロックする
RG-3 の Ext Memory 端子に USB メモリーを接続したとき
に、接続した USB メモリーの盗難防止のため、Ext Memory
端子のカバーをロックすることができます。
1.
USB メモリーを接続します(前項目を参照)。
2.
Ext Memory 端子のカバーを押して、カバーを閉めま
す。
■ 接続のしかた
接続する際には、必ず次の手順で接続を行なってくださ
い。
1.
本体の底面右側にある Ext Memory 端子カバーを押し
て、カバーを開けます。
カバーの手前側を押すと、カバーが開きます。
fig.00-0431
2.
Ext Memory 端子に USB メモリーを接続します。
3.
Ext Memory 端子カバー用ロックを止めているネジ
(2 本)をドライバーで外します。
fig.00-0450
4.
下図のように、Ext Memory 端子カバー用ロックの向
きが、取り外す前と反対の向きになるようにしてからネ
ジで固定します。
fig.00-0470
※ 確実に奥まで 差し込んでください。また、無理 な挿入は
しないでください。
fig.00-0440
USBメモリー
22
Ext Memory 端子カバー用ロックを固定するときは、必
ず取り外したネジを使用してください。
画面について
電源を入れた直後は、以下の「曲選択画面」が表示されます。
■ 主な画面
曲選択画面(Song)
[Song]ボタンを押すと、以 下の画面 が表示 されます。
[Song]ボタンを押すたびに、曲のジャンルが切り替わ
ります。
fig.00-0480d
ファンクション画面(Function)
[Function](Exit)ボタンを押してインジケーターを点
灯させると、以下の画面が表示されます。
fig.00-0490d
演奏する前に
音色画面
音色ボタンを押すと、以下のような画面が表示されます。
fig.00-0500d
■ 画面の明るさを調節する
本体の底面左側にあるジャック・パネルの LCD
1.
Contrast つまみを回して、ディスプレイの明るさを調
節します。
fig.00-0510
23
第 1 章 曲を再生して楽しむ
RG-3 でこんな楽しみ方ができます!
● 内蔵曲を聴く
RG-3 にはさまざまな内蔵曲があり、「Jazz」(ジャズ)、「Classical」(クラシック)のジャンルに分か
れています。ジャンル内での全曲再生や、ランダム再生、1 曲再生など、さまざまな方法で再生するこ
とができます。
● 市販の音楽 CD を聴く
市販の CD ドライブを接続して、SMF を保存した CD-ROM や音楽 CD を再生させることができます。
また、ローランドが販売する VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)を使用することもできます。
● USB メモリー/フロッピー・ディスクの曲を聴く
別売の USB メモリーやフロッピー・ディスク・ドライブを接続して、USB メモリーやフロッピー・
ディスクに保存されている SMF ミュージックデータを再生することができます。また、本機で録音し
た曲データをコピーしておくこともできます。
●「Favorites」(お気に入り)に曲を記憶しておく
工場出荷時の設定では、「Favorites」(お気に入り)には音色デモが入っています。音色デモを聴いて、
音色の特長を確認してみましょう。
また、「Favorites」(お気に入り)は、録音した曲を保存したり、USB メモリーやフロッピー・ディス
クの曲をコピーしておくことができます。「Favorites」(お気に入り)に保存された曲は電源を切って
も消えないので、よく聴く曲を保存しておくと便利です。
● 付属のリモコンを使って簡単操作
付属のリモコンを使えば、手元で演奏を再生/停止したり、曲の切り替えをしたりすることができます。
さらに、RG-3 に接続した外部ディスプレイまたはテレビの画像を切り替えたり、ボタンに機能を割り
当ててリモコンで簡単に操作したりすることもできます。
● マイクを接続してカラオケ演奏
RG-3 にマイクを接続して カラオケを楽しむこともできま す。歌う声に合わせて曲のキーを変え たり、
マイクのエコーを調節することもできます。
● 接続したディスプレイやテレビにお気に入りの画像を表示する
RG-3 に外部ディスプレイ またはテレビを接続して曲選択 画面を大きく表示したり、歌詞画面や 譜面、
お好みの画像をスライドショー形式で表示することができます。また、リモコンを使って接続した外部
ディスプレイやテレビの画像を切り替えることもできます。
● i モード機能付きの携帯電話で曲データをダウンロードする
i モード機能付きの携帯電話を使って曲データをダウンロードした後、携帯電話の赤外線通信機能を使っ
てダウンロードした曲を RG-3 に転送することができます。
24
曲を聴く
再生できるオーディオ・
ファイルの形式
•
拡張子が「.wav」
•
16 ビット・リニア
•
サンプリング・レートが
「44.1 kHz」
•
ステレオ
オーディオ・ファイルの再生で
は、以下の機能が使えません。
•
譜面表示(P.50)
•
「お気に入り」へのコピー
(P.42)
•
テンポの変更(P.36)
•
トラックのミュート
(P.98)
•
録音(P.77)
※オーディオ・ファイルの再
生中に、保存などの操作を
すると、曲が途中で止まる
ことがあります。
RG-3 に はさ まざま な内蔵 曲が ありま す。内蔵曲 は「Jazz」(ジャズ)、
「Classical」(クラシック)のジャンルに分かれています。
これらの曲を聴いてみましょう。
また、以下の曲(データ)を再生させることもできます。
SMF ミュージックデータ
•
(USBメモリー/CDドライブ/フロッピー・ディスク・ドライブ接続時)
•
オーディオ・ファイル(USB メモリー/ CD ドライブ接続時)
•
音楽 CD(CD ドライブ接続時)
■[Song]ボタンの働き
パネルの[Song]ボタンを押すたびに、ジャンルが切り替わります。
fig.01-010
第 1 章 曲を再生して楽しむ
Jazz
●
Classical
●
Favorites
●
「Favorites」(お気に入り)に曲が入っているときに表示されます。
CD
●
(CD の曲)
CD ドライブが接続され、CD が入っているときに表示されます。
Floppy Disk
●
フロッピー・ディスク・ドライブが接続され、フロッピー・ディスクが入って
いるときに表示されます。
Ext Memory
●
USB メモリーが接続されているときに表示されます。
「Favorites」(お気に入り)とは?
RG-3 で録音した演奏、CD-ROM やフロッピー・ディスクに保存された曲、本機の Ext Memory 端子に接続し
た USB メモリーの曲などを、コピーしておくことができる記憶領域です。「Favorites」(お気に入り)にコピー
しておくと、[Song]ボタンを押して曲のジャンルに「Favorites」(お気に入り)を選んで、コピーした曲を簡
単に選ぶことができます。
RG-3 にはユーザー・メモリー(本体メモリー)があり、以下のものが保存されています。
•
•
ユーザー・メモリーの内容を消して工場出荷時の設定に戻したいときは、『ユーザー・メモリー、USB メモリー、
フロッピー・ディスクを初期化する』(P.96)をご覧ください。
ユーザー・メモリーを初期化すると、「Favorites」(お気に入り)から音色デモ(P.26)を選んで聴くことがで
きます。これらの音色デモは、削除したり他の曲を上書き保存したりすることもできます。
「Favorites」(お気に入り)の登録内容
ユーザー・プログラム(お気に入り演奏設定)セットの内容(P.81)
(ジャズ)
(クラシック)
(お気に入り)
(フロッピー・ディスクの曲)
(Ext Memory 端子に接続されている USB メモリーの曲)
25
第 1 章 曲を再生して楽しむ
ユーザー・メモリーを初期化
すると、「Favorites」(お気に
入り)に保存されている曲は
消去されます。
保存しておきたい曲は、USB
メモリーやフロッピー・ディ
スクにコピーしてください
■ 音色デモを聴く
工場出荷時の設定では、「Favorites」(お気に入り→ P.25)に音色デモが
入っています。
1.
[Song]ボタンを何度か押して、曲のジャンルに「Favorites」(お
気に入り)を選びます。
fig.01-011d
2.
3.
[ ]ボタンを押して、音色デモを再生します。
[ ]ボタンや[ ]ボタンを押して再生する音色デモを選ぶことが
できます。
もう一度[ ]ボタンを押して、音色デモを止めます。
「Favorites」(お気に入り)に入っている音色デモは、削除したり、他の
曲を上書き保存することができます。音色デモを消した後にもう一度音色
デモを再生したいときは、ユーザー・メモリーを初期化して工場出荷時の
設定に戻してください(P.96)。
■ 内蔵曲を聴く
1.
2.
3.
[Song]ボタンを何度か押して、聴きたい曲のジャンルを選びます。
内蔵曲のジャンルは「Jazz」(ジャズ)、「Classical」(クラシック)です。
fig.01-020d
リモコンを使う場合は、リモコンの[INTERNAL](内蔵曲)ボタンを押
します。リモコンの[INTERNAL](内蔵曲)ボタンを押すたびに、内蔵
曲のジャンルが切り替わります。
「Jazz」(ジャズ)→「Classical」(クラシック)→「Jazz」(ジャズ)・・
[ ]ボタンを押して、内蔵曲を再生します。
選んだジャンルの曲が再生されます。
全曲再生の設定になっているとき(P.27)は、再生されている曲が終わる
と、自動的に次の曲が再生されます。また、選んだジャンルのすべての曲
が再生された後は、そのジャンルの最初の曲が自動的に再生されます。
1 曲再生の設定になっているとき(P.27)は、曲の再生が終わると、自動
的に再生が止まります。
[ ]ボタンを押して次の曲を選んだり、[ ]ボタンを押して曲の頭
に戻ったり、前の曲を選んだりすることができます。
もう一度[ ]ボタンを押して、内蔵曲の再生を止めます。
あるときは「Delete User
Song OK?」と画面に表示
されます。
録音した曲を消しても良い
ときは[Enter]ボタンを
押してください。
録音した曲を消したくない
ときは[Function](Exit)
ボタンを押して、曲を
「Favorites」(お気に入り)
または USB メモリーやフ
ロッピー・ディスクに保存
してください(P.79)。
26
1 曲だけ再生する
選んだ曲を一曲だけ再生するときは以下の操作をします。
1.
[Function] (Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
第 1 章 曲を再生して楽しむ
クアップ機能を使って、本
体に記憶させることができ
ます(P.75)。
2.
3.
4.
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押
して、PLAY 画面を表示させます。
fig.01-030d
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押
して、「Mode」の設定値を点滅させます。
fig.01-040d
[] (Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押し
て、「One Song」を選びます。
表示 解説
選ばれている曲から順番に、ジャンル内のすべての曲が再生
All Song
One Song
されます。
選んだジャンルの最後の曲が終わると、自動的にそのジャン
ルの最初の曲に戻って再生されます。
選ばれている曲のみを再生します。
再生されている曲が終わると、再生が止まります。
5.
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを消灯させ
ます。
27
第 1 章 曲を再生して楽しむ
液晶テレビやビデオ・カメラ、
携帯オーディオ・プレーヤー
などをつないで、楽器演奏の
経験のある人も無い人も音楽
や映像を楽しむことができ
る、ローランドが提唱するこ
れまでにないコンセプトの
キーボードです。
VIMA 用 CD-ROM(VIMA
TUNES)では、曲の再生と同
時にスライドショー(P.51)
を楽しむことができます。
•
電源の入れかた/切りかた
•
CD の入れかた/取り出しかた
については、お使いになる CD
ドライブの取扱説明書をご覧
ください。
■ CD の曲を聴く
音楽 CD、SMF ミュージックデータを保存した CD-ROM を再生すること
ができます。
※ ローランドが販売している VIMA 用 CD-ROM(VIMA TUNES)の曲を
再生することもできます。
CD 使用時の注意
音楽トラックが追記された CD-R/RW や、音楽トラックとデータが混在
•
する CD(CD エクストラ)は、再生できません。
市販 CD の再生は、正式な CD 規格のロゴマーク
•
「COMPACT disc DIGITAL AUDIO」が印刷されている もののみ対応
しています。
•
著作権保護技術付き音楽ディスク等、CD 規格外ディスクに対しまして
は、動作および音質の保証はできません。
著作権保護技術付き音楽ディスクに関する詳細については、ディスクの
•
発売元にお問い合わせください。
CD に曲を保存したり、CD の曲を削除することはできません。
•
CD をフォーマットすることもできません。
CD ドライブの接続
※ USB バス・パワー対応の CD ドライブは使用できません。
1.
2.
本機と、接続する CD ドライブの電源を切ります。
CD ドライブに付属する USB ケーブルを、本機の FDD 端子に接続
します。
fig.01-041
を、ローランド・ホームペー
ジでご案内しています。
http://www.roland.co.jp/
3.
4.
28
本機の電源を入れます。
接続した CD ドライブの電源を入れます。
「製品情報」から辿ることが
できます。