)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくた
めにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができる
よう、手元に置いてください。
取扱説明書
このたびは、エディロールRG-100をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(
234
235
©
2004 ローランド株式会社 本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書
などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ
れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危
険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警
告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
●の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜
くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。
この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品
はありません。
修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに
依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002a
●この機器を分解したり、改造したりしないでく
ださい。
警告 警告
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ
ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
2
004
●次のような場所での使用や保存はしないでくだ
..............................................................................................................
005
● この機器の設置には、ローランドが推奨する
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
ラック(型番:SYR-4200 / 600)を使用して
ください。
警告
006
● この機器の設置にラック(型番:SYR-4200 /
600)を使用する場合、ぐらつくような所や傾
いた所にラックを設置しないでください。安定
した水平な所に設置してください。機器を単独
で設置する場合も、同様に安定した水平な所に
設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず AC100Vの電源コンセント
に差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
●電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ
さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上
に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
●この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に
なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直
ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
014
●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を
与えないでください。
..............................................................................................................
015
●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない
でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺 虫
剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付
着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
011
●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針
金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源
コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく
ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の
取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
3
注意
101a
● この機器は、風通しのよい、正常な通気が保た
れている場所に設置して、使用してください。
..............................................................................................................
102b
●電源コードを機器本体やコンセントに抜き差し
するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
●定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミや
ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから
外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし
て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
●濡れた手で電源コードのプラグを持って、機器
本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108a
●この機器を移動するときは、電源プラグをコン
セントから外し、外部機器との接続を外してく
ださい。
..............................................................................................................
109a
●お手入れをするときには、電源を切って電源プ
ラグをコンセントから外してください(P.26)。
..............................................................................................................
110a
●落雷の恐れがあるときは、早めに電源プラグを
コンセントから外してください。
..............................................................................................................
118b
●付属のゴム足、カード・スロット・カバー及び
ネジは、小さなお子様が誤って飲み込んだりす
ることのないようお子様の手の届かないところ
へ保管してください。
..............................................................................................................
4
使用上のご注意
291a
2 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次の
ことに注意してください。
215a
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ
ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接
続されているコンセントと同じコンセントに接続しない
でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ
ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ
ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、
電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ
ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機の LED は消えますが、こ
れは主電源から完全に遮断されているわけではありませ
ん。完全に電源を切る必要があるときは、この機器の電
源スイッチを切った後、コンセントからプラグを抜いて
ください。そのため、電源コ−ドのプラグを差し込むコ
ンセントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の届く
ところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを
持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ
ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて
ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ
ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが
あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく
ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着
信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり
ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、
もしくは電源を切ってください。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ
く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の
原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって
から使用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く
絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと
きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔
らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能
について保証できなくなります。また、修理をお断りす
る場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ
ります。大切な記憶内容は、DATA カードに保存する
か、記憶内容をメモしておいてください。修理するとき
には記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、
メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合も
あります。失われた記録内容の修復に関しましては、補
償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維
持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有し
ています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせて
いただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇
所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上
げ店、または最寄りのローランド・サービスにご相談く
ださい。
時計用の電池について
● 本体内には、内蔵の時計の時刻を保持する電池を装備し
ています。電池が消耗すると、電源を切った際に時計の
時刻がリセットするようになります。5 年を目安に交換
してください。(電池の寿命は使用条件によって異なりま
す。)交換する時は、必ずローランド・サービスに相談し
てください。
5
使用上のご注意
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、
失われることがあります。失っても困らないように、大
切な記憶内容はバックアップとして DATA カードに保存
しておいてください。
552
● DATA カードやハードディスクなどの失われた記憶内容
の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端
子などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ
ラグを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあ
りません。
558b
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない
ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ
ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、
各市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用
ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本
機との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しない
でください。音が極端に小さくなったり、全く聞こ
えなくなる場合があります。ケーブルの仕様につき
ましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせくだ
さい。
564
● 必ず「使用許諾契約書」をお読みください。
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、そ
の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配
布、販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁
じられています。
カードをお使いになる前に
DATA カードの取り扱い
704
● DATA カードは、確実に奥まで差し込んでください。
fig.M512-Insert
CompactFlash™
705
● DATA カードの端子の部分に触れたり、汚したりしない
でください。
空気が乾燥すると 静電気が生じやすくなります。カード
を抜き差しする時は、まず本体の金属部に触れ、身体に
帯電している静電気を放電してください。
● 本機のメモリー・カード・スロットには別売のローラン
ド・コンパクトフラッシュ・カード PM-128-CF
(128M バイト)をお使いください。その他のメディア
についての動作は保証いたしません。
708
● コンパクトフラッシュは精密な電子部品で作られていま
すので、取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に
帯電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。
○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない。(保存温度:-25 度〜 85 度)
○ 水に濡らさない。
○ 分解や改造をしない。
● サンプルデータの著作権はローランドにあります。
● 本機を使用すると、極めて速いスピードでの映像切り替
えが可能です。そのような映像を見ると、体調によって
は頭痛をもよおしたり気分が悪くなったりする可能性が
あります。本機を用いて、このような健康を害する恐れ
のある映像を製作しないでください。あなた自身もしく
は他の視聴者の健康が害されても、当社は一切の責任を
負いません。
● 端子台の入力端子は静電気放電対策が施されております
が、回路の仕様上、COM 端子と同電位もしくは以下の
電圧が付加された場合はスイッチが入るように動作しま
す。端子台入力端子を使用される場合は、サージ電流な
どにご注意ください。
6
使用上のご注意
ハード・ディスクの取り扱い
大切なデータについて
811
● ハード・ディスクが故障すると、記憶内容が損なわれる
場合があります。
ハード・ディスクは消耗品です。ハード・ディスクは恒
久的な保存場所ではなく、一時的な保存場所としてお考
えいただき、大切なデータは、使用機器の外部メディア
にバックアップされることをおすすめします。バック
アップの方法については、お使いの機器の取扱説明書を
ご覧ください。
何らかの不具合やハード・ディスクの故障による記憶内
容の損失や、それに付随した直接・間接的な損害につき
ましては、金銭的な補償も含め、当社は一切の責任を負
いかねます。あらかじめご了承願います。
設置や使用するときのご注意
812
● ハード・ディスクは、設置方法や使用状況によって、記
憶内容が損なわれたり、動作上の不具合や故障をおこし
たりすることがありますので、以下のことにご注意くだ
さい。
○ 振動や衝撃を与えないでください。特に動作中はご
注意ください。
○ 振動する場所や不安定な場所、水平以外の場所に置
かないでください。
○ 冷却ファンの通風口をふさがないでください。
○ 夏の閉め切った自動車の中や冬季の屋外など、極端
に高温や低温になるところに放置しないでください。
○ 温度や湿度が高い場所、急激な温度変化をする場所
で使用しないでください。
○ 電源が入った状態で電源プラグをコンセントから抜
いたり、設置場所のブレーカーを落としたりしない
でください。
○ 電源が入った状態や電源を切った直後に本機を移動
しないでください。移動は、電源を切って本体の表
示画面が消えたことを確認した後に電源プラグを抜
き、2 分以上経過してから行ってください。
非常時のための処置
813
※ 以下は非常時のための処置であり、本来、おすすめする
操作ではありません。
● 本機が操作に反応しなくなったり、動作が完了しなく
なったりした場合は電源を切ってください。通常の
シャットダウン操作で電源が切れない場合は、電源プラ
グを抜いてください。
再び電源を入れて正常に動作しないときは、ハード・
ディスクが故障している可能性があります。お買上げ店、
または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
ただし、ハード・ディスクの失われた記憶内容の修復は
ご容赦願います。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標
です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録
商標です。
234
※ CompactFlash(コンパクトフラッシュ)および は
米国 SanDisk 社の商標であり、CFA(CompactFlash
Association)にライセンスされています。
235
※ ローランド株式会社は、CompactFlash ™および CF ロゴ
( )のライセンシーとして認定されています。
7
目次
使用上のご注意 .........................................................................................5
主な特長..................................................................................................12
本取扱説明書の読み方 ............................................................................13
各部の名称とはたらき ............................................................................14
フロント・パネル .........................................................................................................................................14
リア・パネル..................................................................................................................................................15
お使いになる前に ...................................................................................16
設置について..................................................................................................................................................16
ゴム足(付属品)の取り付け.........................................................................................................16
ラックへの設置(放熱に対するご注意)......................................................................................16
カード・スロット・カバー(付属品)の取り付け ...................................................................17
RG-100 で取り扱うカードについて ........................................................................................................18
使用できるカードの種類 .................................................................................................................18
カードに記録できるプロジェクトや素材....................................................................................18
カードのフォーマット .....................................................................................................................18
カード取り扱い上のご注意.............................................................................................................18
マウスの使いかたについて.........................................................................................................................19
マウス・ポインタ..............................................................................................................................19
シングル・クリック .........................................................................................................................19
ダブル・クリック..............................................................................................................................19
ドラッグ・アンド・ドロップ.........................................................................................................19
RG-100 の接続、使用例 .........................................................................20
基本的な接続..................................................................................................................................................20
電源を接続する .............................................................................................................................................21
使用例..............................................................................................................................................................22
MIDI 機器を使う................................................................................................................................22
RS232C 端子を使う ........................................................................................................................22
制御入出力端子を使う .....................................................................................................................23
本機を初めて使用するとき .....................................................................24
基本的な操作 ..........................................................................................25
電源を入れる..................................................................................................................................................25
電源を切るには..................................................................................................................................26
カードを使ってワンタッチ再生をする....................................................................................................27
ムービーを作成する.....................................................................................................................................28
再生するムービーについて.............................................................................................................28
ムービーを作成する .........................................................................................................................29
作成したムービーを確認する.........................................................................................................32
ムービーを再生する.....................................................................................................................................33
より詳しい本機の使いかたについて........................................................................................................35
8
本機をより詳しく知るために .................................................................36
本機の構成......................................................................................................................................................36
操作画面について .........................................................................................................................................38
メイン・メニュー画面 .....................................................................................................................38
ムービー編集画面..............................................................................................................................39
スケジューラー画面 .........................................................................................................................39
プロジェクト設定画面 .....................................................................................................................40
システム設定画面..............................................................................................................................40
ファイル管理画面..............................................................................................................................41
プレイ・モード..................................................................................................................................41
プロジェクトについて ............................................................................42
プロジェクトを作成する、選ぶ ................................................................................................................42
プロジェクトを作成する .................................................................................................................42
プロジェクトを選ぶ .........................................................................................................................43
プロジェクトの設定をする.........................................................................................................................45
プロジェクト設定画面を表示する ................................................................................................45
ミュート機能を設定する .................................................................................................................46
データ LOAD 時の画面を設定する ...............................................................................................46
ディスプレイ表示の縦横比を設定する ........................................................................................46
目次
ムービーを作成する................................................................................47
ムービーを作成するための準備 ................................................................................................................48
ムービー編集画面の見かた.........................................................................................................................50
ムービー全体の長さを設定する ................................................................................................................51
背景を作成する .............................................................................................................................................52
背景クリップに使用できるフォト素材について........................................................................52
背景クリップ作成用のフォト素材を取り込む............................................................................52
背景クリップを作成する .................................................................................................................54
背景クリップの細かな設定.............................................................................................................55
背景クリップを編集する .................................................................................................................56
前景クリップを作成する.............................................................................................................................57
前景クリップに使用できる素材について....................................................................................57
前景クリップ作成用の素材を取り込む ........................................................................................57
前景クリップを作成する .................................................................................................................59
前景クリップの細かな設定.............................................................................................................60
前景クリップを編集する .................................................................................................................61
サウンドを選ぶ .............................................................................................................................................63
再生できるサウンド素材について ................................................................................................63
サウンド素材を取り込む .................................................................................................................63
サウンドを選ぶ..................................................................................................................................65
サウンドの細かな設定 .....................................................................................................................66
サウンド・トラックを編集する.....................................................................................................67
MIDI データを選ぶ........................................................................................................................................68
送信される MIDI データについて ..................................................................................................68
MIDI 素材を取り込む........................................................................................................................68
MIDI 素材を選ぶ................................................................................................................................69
MIDI トラックを編集する................................................................................................................70
ムービーを再生する.....................................................................................................................................71
ムービーをコピーする.................................................................................................................................72
ムービーに名前を付ける.............................................................................................................................73
パレットを編集する.....................................................................................................................................74
パレットを選ぶ..................................................................................................................................74
パレットを保存する .........................................................................................................................75
他のプロジェクトとパレットのやり取りをする........................................................................77
パレットの名前を変える .................................................................................................................79
他の画面に移動する.....................................................................................................................................80
9
目次
スケジューラーを使う ............................................................................81
スケジューラー機能について.....................................................................................................................81
スケジュールを作成するための準備........................................................................................................82
スケジューラー画面の見かた.....................................................................................................................83
スケジュールを作成する.............................................................................................................................84
パレットを再生するスケジュールを作成する............................................................................84
外部機器をコントロールするスケジュールを作成する ...........................................................86
本機をコントロールするスケジュールを作成する ...................................................................88
スケジュールを編集する .................................................................................................................89
スケジュールを設定する.............................................................................................................................90
週単位再生モードのスケジュールを設定する............................................................................90
日単位再生モードのスケジュールを設定する............................................................................91
ムービー再生用のパレットを選ぶ ............................................................................................................92
スケジュール設定を保存する.....................................................................................................................93
プレイ・モードで再生する .....................................................................94
プレイ・モードにする.................................................................................................................................94
プレイ・モードを選ぶ.................................................................................................................................95
ムービー再生モードにする.............................................................................................................95
スケジュール再生モードにする.....................................................................................................96
ミュート機能..................................................................................................................................................97
システム設定をする................................................................................98
時刻を調整する .............................................................................................................................................98
システム設定画面で設定する.....................................................................................................................99
システム設定画面を表示する.........................................................................................................99
RS-232C の通信速度を設定する ...............................................................................................100
MIDI 受信チャンネルを設定する................................................................................................ 100
外部機器と本機の音量バランスを調節する............................................................................. 100
ディスプレイのメッセージ表示言語を設定する..................................................................... 100
起動時のモードを設定する.......................................................................................................... 100
ファイルの管理をする ..........................................................................101
ファイル管理画面を表示する..................................................................................................................101
ファイル管理画面の見かた...................................................................................................................... 102
ファイルのやり取り、編集をする .........................................................................................................103
本機で使用できるファイルについて ......................................................................................... 103
ファイルの選びかた ...................................................................................................................... 104
ファイルをコピーする ..................................................................................................................105
本機からカードへまたはカードから本機へファイルをコピーする ................................... 105
ファイルの名前を変える ..............................................................................................................105
ファイルを削除する ...................................................................................................................... 106
フォルダを作って、ファイルを整理する................................................................................. 106
カードの再読み込みをする.......................................................................................................... 106
カードをフォーマットする...................................................................................................................... 107
フォーマット時のご注意 ..............................................................................................................107
フォーマットの手順 ...................................................................................................................... 107
名前の入力のしかた..............................................................................108
ファイルの選びかた..............................................................................109
10
制御入出力端子を使う ..........................................................................110
外部機器から RG-100 をコントロールする........................................................................................ 110
端子に割り当てられたムービーを再生する(ダイレクト再生).......................................... 110
ミュートする...................................................................................................................................110
時刻を調整する...............................................................................................................................110
外部機器の接続...............................................................................................................................110
RG-100 で他の機器を制御する..............................................................................................................111
他の機器を起動させる(ビジー出力)....................................................................................... 111
他の機器をコントロールする(コントロール出力).............................................................. 111
制御入出力端子の仕様.............................................................................................................................. 111
RS-232C を使う ...................................................................................112
セットアップ............................................................................................................................................... 112
RS-232C インターフェイスについて....................................................................................... 112
セットアップ手順........................................................................................................................... 112
制御用コンピュータとの接続......................................................................................................112
制御用コンピュータの設定.......................................................................................................... 112
RG-100 の設定............................................................................................................................... 112
コマンドの概要 .......................................................................................................................................... 113
コマンドの概要...............................................................................................................................113
コマンドの詳細...............................................................................................................................114
目次
エフェクト一覧表 .................................................................................116
MIDI インプリメンテーション..............................................................119
故障かなと思ったら..............................................................................121
主な仕様................................................................................................122
索引 .......................................................................................................123
11
主な特長
リアルタイム・グラフィックス・プレゼンター
シンプルな素材からダイナミックな映像演出を実現します。
高画質出力
XGA (1,024 X 768) アナログ RGB の高画質出力。
多彩なピクチャー・コントロール
3D 効果を含む多彩なピクチャー・コントロールをリアルタイムに変換でき、フォト、スタンプ、テキストを自在に
コントロールできます。フォト、スタンプまたはテキストは、それぞれ独立して配置、モーションを設定できます。
サウンド機能
ステレオ音声をグラフィックに合わせて出力することができます。
また、オプションの UM-1X を使用して MIDI 機器を接続すれば、MIDI データを再生することもできます。
スケジューラー機能
映像再生をコントロールするスケジューラー機能を搭載しており、作成したスケジュールに従って映像を再生します。
外部コントロール
RS-232C、制御入出力端子、MIDI(オプションの UM-1X 接続時)による外部コントロールに対応しています。
12
本取扱説明書の読み方
本機を最初に操作する場合は、まず「本機を初めて使用するとき」(P.24)をご覧
•
ください。各機器と正しく接続されているかどうかの確認も含めて、本機の電源
を入れるところから、サンプルのムービーの再生のしかたまでを説明しています。
•
おおまかな操作の流れについては「基本的な操作」(P.25)をご覧ください。電源
を入れるところから、あらかじめ用意されたムービーを再生し、簡単な編集をす
るところまで説明していますので、本機の使い方が分かりやすく把握できるよう
になっています。
•
より詳しい操作については「本機をより詳しく知るために」(P.36)以降をご覧く
ださい。本機の全機能について説明しています。
13
各部の名称とはたらき
フロント・パネル
fig.frontpanel.eps
13 62 754
1413121098 11
ACCESS インジケーター
1.
CARD:カードにアクセスしているとき(データをコ
ピーしているときや読み込んでいるとき)に点灯します。
HDD:本機が内蔵のハードディスクにアクセスしている
ときに点灯します。
2.
MODE 設定ボタン(MODE / ADJUST、▲/ INC、▼/
DEC、ENTER)
時刻を調節します。またプレイ・モードでパレットを選
びます。
3.
表示窓
時刻や本機の状態などを表示します。
4.
MENU ボタン
長押し(2 秒間)すると、メイン・メニュー画面を表示
します。
プレイ・モード・ボタン(MOVIE、SCHEDULE
5.
(WEEKLY、DAILY1、DAILY2)、MANUAL MOVIE
PLAY1 〜 8、EXIT)
プレイ・モード(ムービー再生、スケジュール再生(週
単位/日単位))やムービーを選びます。
MUTE ボタン
6.
映像と音声をオフにします。
もう一度押すと元に戻ります。
7.
INFO ボタン
プレイ・モードで再生中のムービーの情報を表示します。
しばらくそのままにしておくか、もう一度 INFO ボタン
を押すと元の画面に戻ります。
CARD LOAD&PLAY ボタン
9.
MEMORY CARD スロットに差し込んだカードのプロ
ジェクトをワンタッチで読み込んで再生します。
10.
AUDIO LEVEL / INPUT つまみ
外部入力からの音量を調節します。
11.
AUDIO LEVEL / OUTPUT つまみ
本機の音量を調節します。
12.
MOUSE 端子
付属のマウスを接続します。
SHUTDOWN ボタン
13.
電源オンの状態で長押し(2 秒間)すると、本機をスタ
ンバイ状態にします。スタンバイ状態で押すと、オンに
します。
STANDBY インジケーター
青色点灯中:オンの状態です。
赤色点灯中:スタンバイ状態です。
消灯:オフの状態です。
POWER ボタン
14.
電源をオンにします。
再度押すとオフになりますが、オフにする際は
STANDBY インジケーターが赤色になっていることを確
認してからオフにしてください。
8.
MEMORY CARD スロット
カードを差し込むスロットです。
14
リア・パネル
fig.rearpanel.eps
1 234
各部の名称とはたらき
8576
1.
AC インレット
付属の電源コードの差し込み口です。
電源プラグは、必ず銘板に記載の仕様を満たしている電
源コンセントに差し込んでください。銘板は、製品本体
の背面にあります。設置の状態により銘板が確認しづら
い場合には、「主な仕様」(P.122)を参照してください。
制御入出力端子
2.
スイッチ、センサーなどの外部機器(無電圧メイク信号)
を接続します。外部機器から本機を操作することができ
ます。
DISPLAY 端子
3.
プラズマ・ディスプレイまたは大型液晶ディスプレイを
接続します。アナログ RGB D-sub 15 ピン、XGA
(1024 × 768)対応のものをご用意ください。
SERIAL 端子
4.
本機とコンピューターなどを接続し、相互に信号のやり
取りをする場合の接続に使用します。詳細については、
「RS-232C を使う」(P.112)をご覧ください。
5.
接地端子
外部のアースか、大地に接地します。詳細は(P.21)を
ご覧ください。
AUDIO OUT 端子(ステレオ:-10dBV)
6.
アンプを接続します。
AUDIO IN 端子(ステレオ:-10dBV)
7.
CD プレーヤーなどのオーディオ機器を接続します。
OPTION 端子
8.
別売の MIDI インターフェース(UM-1X)を接続します。
接続は本機の電源を切ってから行ってください。
15
お使いになる前に
設置について
ゴム足(付属品)の取り付け
本機をラック等にマウントしないで使用するときなど、必要に応じて取り付けて
ください。
ゴム足の両面テープをはがし、下記の図の位置に貼り付けます。
fig.set01.eps
ラックへの設置(放熱に対するご注意)
本機をラック等へマウントする場合は、効率のよい冷却をするため下記の点にご注意
ください。
通気性の良い場所に設置してご使用ください。
•
•
密閉タイプのラックへのマウントは避けてください。ラック内の暖まった空気を
排出できず、再び本体内に吸入することになり、効率のよい冷却を行うことがで
きません。
•
多段マウント時は、特にラック内の排気が十分に行えるようにし、排気を再び吸
入することのないようにしてください。ラック後面を解放できない場合は、暖か
い空気が溜まるラック後面上部に排気口、または排気ファンを設けてください。
•
移動用ケース(ポータブル・ラック)等に収納し使用する場合は、ケースの前面
および後面のふたを外し、本機の前面、後面をふさがないようにしてください。
※ ラックにセットするときは、指などをはさまないように注意して行ってください。
※ 設置については、使用上のご注意の「設置について」(P.5)もあわせてお読みく
ださい。
16
カード・スロット・カバー(付属品)の取り付け
本機にカード・スロット・カバーを付けることで、スロットから埃が入ることを
防ぐことができます。
1
カード・スロットにカードが装着されていないことを確認した後、下図のように
カバーを付属のネジを使って固定します。
fig.cardprotect-J.eps
お使いになる前に
17
お使いになる前に
RG-100 で取り扱うカードについて
カードを挿入すると、カードの読み込み中は、CARD インジケーターが点灯しま
す。
読み込み終わると、インジケーターは消灯します。
使用できるカードの種類
本機では、プロジェクトやフォトなどをカードに保存することができます。
本機のメモリー・カード・スロットには別売のローランド・コンパクトフラッ
シュ・カード PM-128-CF(128M バイト)をお使いください。その他のメディア
についての動作は保証いたしません。
ローランド CF カード
PM-128-CF(128M バイト)
•
カードに記録できるプロジェクトや素材
込みが終了してから行ってく
ださい。
プロジェクトや素材は、カードの容量以内でいくつでも保存することができます。
ただし、ファイル名は 32 文字までとなります。
素材をカードに保存する場合は、ファイル名にかならず拡張子をつけてください。
本機で使用できるファイルについて詳細は、
材について」
できるサウンド素材について」
(P.68)、「本機で使用できるファイルについて」(P.103)をご覧ください。
(P.52)、「前景クリップに使用できる素材について」(P.57)、「再生
(P.63)、「送信される MIDI データについて」
カードのフォーマット
新しいカード、または本機以外の機器で使用していたカードをお使いになるとき
は、まずフォーマット(初期化)をします。
フォーマット時のご注意
フォーマットを行うと、カ−ド内のすべてのデータが消去されます。フォーマッ
ト操作をする前には十分ご注意ください。
フォーマットの手順について
カードのフォーマットは、ファイル管理画面で行います。
操作について詳細は
「カードをフォーマットする」(P.107)をご覧ください。
カード取り扱い上のご注意
「背景クリップに使用できるフォト素
●差し込むとき
コンパクトフラッシュは挿入方向や表裏に注意し、確実に奥まで差し込んでくだ
さい。また無理な挿入はしないでください。
●抜くとき
カ−ドを抜くときは、カードをつまんでまっすぐに引っ張って抜いてください。
読み込み/保存/フォーマット中は、絶対にカ−ドを抜かないでください。
また、読み込み/保存/フォーマット中は、電源を切ったり、電源コードを抜い
たりしないでください。カードが破損することがあります。
18
じやすくなります。カードを
抜き差しする時は、まず本体
の金属部に触れ、身体に帯電
している静電気を放電してく
ださい。
マウスの使いかたについて
付属のマウスは「基本的な接続」(P.20)を確認の上、必ず接続してください。本
機器での操作はマウス操作が基本になります。マウスによる操作は以下の 4 つが
基本になります。
マウス・ポインタ
マウスを動かすと、操作画面上のポインタも同じ方向に移動します。ポインタを
目的の位置まで動かして左または右のボタンを押しメニューを選択、機能を実行
します。
シングル・クリック
マウスには左右 2 個のボタンが付いています。操作では、主に左側のボタンを使
います。マウスのポインタを希望の位置に合わせて、左ボタンを 1 回押します。
[OK]や[キャンセル]などのボタンを押したり、メニューを選ぶ時などに使い
ます。
お使いになる前に
ダブル・クリック
マウスのポインタを希望の位置に合わせて、左ボタンを 2 回続けて押します。本
機では表示されている素材や効果でこの操作を行い、しばらくすると詳細な設定
画面が表れます。
ドラッグ・アンド・ドロップ
ドラッグ(drag =ひきずる)してドロップ(drop =落とす)するという意味で
す。素材や効果を移動したり、配置したり、コピーする時などに使います。任意
のアイコンなどがある位置にマウス・ポインタを合わせ、左側ボタンを押して選
択します。左側のボタンを押したままの状態でマウスの位置を動かします。選択
している素材や効果がマウス・ポインタと一緒についてきます。移動先に来たら、
マウスの左ボタンを離します。選択していた素材や効果が離した場所近くに配置
されます。
19
RG-100 の接続、使用例
電源コード
パワード
スピーカー
パワード
スピーカー
プラズマ・ディスプレイ
または大型液晶ディスプレイ
CDプレーヤーなど
リア・パネル
フロント・パネル
AUDIOIN
AUDIOOUT
ACインレット
アナログRGB出力(XGA)
マウス
MOUSE
基本的な接続
はじめに、出力用のオーディオ機器やプラズマ・ディスプレイまたは大型液晶ディスプレイなどを接続します。また
操作用のマウスをフロント・パネルに接続します。接続する時は、必ずすべての機器の電源を切ってから行ってくだ
さい。電源を入れたまま接続すると、誤動作などの原因になる恐れがあります。
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞った状態で電
源を切ってください。
※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、インプット(AUDIO IN)に接続した機器の音量が小さくなることがありま
す。このときは、抵抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
fig.connect01.eps
20
電源を接続する
電源と RG-100 を付属の電源コードで接続します。感電を防ぐため
に付属の電源コードを使用し、アースを確実に取り付けてください。
付属の電源コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアース用電
極端子を加えた 3 端子のプラグがついています。
コンセントが接地コンセント(端子穴が 3個)の場合
そのままコンセントにプラグを挿し込んでください。
コンセントがアース・ターミナル付コンセント(端子穴が 2個)
の場合
プラグに 2P-3P 変換器をつけ、アース接続後コンセントに挿し込みます。
※ アース接続は必ず、電源プラグをコンセントに挿し込む前に行なってください。
※ アース接続を外す場合は、必ず電源プラグをコンセントから抜いてから行なって
ください。
RG-100 の接続、使用例
※ 設置条件によっては本体に触れると、違和感を覚えたりざらつくような感じにな
るときがあります。これは人体に全く害のない極微量の帯電によるものですが、
気になる方は、必要に応じ、接地端子(図参照)を使って外部のアースか大地に
接地してご使用ください。接地した場合、設置条件によってはわずかにハム(う
なり)が混じる場合があります。なお接続方法がわからないときはローランド・
サービスにご相談ください。
※ コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を依頼してくださ
い。なお、接続方法がわからないときは、ローランド・サービスにご相談くださ
い。
接地コンセント
ターミナル付き
コンセント
アース端子
または
RG-100
リアパネル
電源ケーブル
(付属)
2P-3P変換器
(付属)
21
RG-100 の接続、使用例
使用例
MIDI 機器を使う
本機はオプション端子に別売品の UM-1X を接続することにより MIDI データを出力することができます。MIDI 機器
を接続すると、外部 MIDI 機器を演奏することができます。
fig.connect01.eps
ディスプレイ
MIDI音源
OPTION端子 MIDIIN
RG-100
マウス
MOUSE
RS232C 端子を使う
RS-232C ケーブル接続により、コンピューターなどの外部制御機器からコントロールすることができます。詳細に
ついては、「RS-232C を使う」(P.112)をご覧ください。
fig.connect01.eps
UM-1X
パワード
スピーカー
ディスプレイ
SERIAL端子
22
PC
RG-100
マウス
MOUSE
パワード
スピーカー
制御入出力端子を使う
制御入力を使った使用例
センサーや押しボタン・スイッチなどからの制御信号により、本機をコントロールします。
制御入力について詳細は「制御入出力端子を使う」(P.110)をご覧ください。
fig.use-01j
RG-100 の接続、使用例
●センサー
●モーメンタリー・スイッチ
スイッチを押すとムービーを再生
・ミュージアムの展示説明や案内
・ムービーを必要に応じて再生
●プログラム・タイマー
pm.
制御タイマーによる自動再生
・アミューズメントなどでの定時
イベントの再生
センサーによる自動放送
・人を関知してのムービー再生
・アミューズメントなどで
イベント再生による演出
各種外部制御
制御信号
オーディオ信号
RG-100をコントロール
制御出力を使った使用例
スケジューラー機能を使って、決まった時刻または任意の時刻に、制御信号を出力し、外部接続機器をコントロール
することができます。
制御出力について詳細は「制御入出力端子を使う」(P.110)をご覧ください。
fig.use-02j
制御信号
ビデオ/オーディオ信号
ディスプレイ
パワード・スピーカー
RG-100
ディスプレイ、
パワード・スピーカー等を起動
ランプを点灯
電源ユニット
電源
リレー・
スイッチ
23
本機を初めて使用するとき
まずはじめにサンプルのムービーを再生してみましょう。
fig.front01.eps
SHUTDOWNボタン/
OUTPUTつまみ
1
本機に接続したディスプレイの電源を入れ、本機の POWER ボタンを押します。
※ 正しく接続したら(P.20)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違
えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
接続されている機器 → RG-100 → パワー・アンプ等
※ この機器は初期化動作のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
※ 電源を入れる前に以下のことを確認してください。
周辺機器と正しく接続されていますか?
•
本機および接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?
•
STANDBYインジケーター
POWERボタンMANUALMOVIEPLAYボタン
STANDBY インジケーターが青色に点灯し、起動準備を始めます。
起動するまでにしばらく時間がかかります(表示窓に「Load」と表示されます)。
本機が起動すると、サンプルのムービーが自動的に再生します。
表示窓には現在の時刻が表示されます。
2
接続しているオーディオ機器の電源をオンにします。
3
本機の OUTPUT つまみと、接続しているオーディオ機器の音量つまみで、音量を
調節します。
4
MANUAL MOVIE PLAY(1 〜 8)ボタンでムービーを変えることができます。
オレンジ色に点灯している MANUAL MOVIE PLAY ボタン(1 〜 8)を押すと、
その番号のムービーを再生します。再生中のムービーのボタンは点滅します。
5
電源をオフにします。
1.
2.
24
SHUTDOWN ボタンを 2 秒以上押します。
SHUTDOWN インジケーターが赤/青色に点滅します(シャットダウン作業
中)。
しばらくする画面表示が消え、SHUTDOWN インジケーターが赤色に点灯し
ます(スタンバイ状態)。
POWER ボタンを押します。
SHUTDOWN インジケーターが消灯します。
ボタンは、その番号のムー
ビーが設定されていないため
選択した場合は黒い画面が表
示されます。
が赤色点灯状態はスタンバイ
状態で、電源オフの状態では
ありません。完全に電源をオ
フにするには、POWER ボタ
ンを押して、SHUTDOWN イ
ンジケーターを消灯させてく
ださい。
基本的な操作
起動時にムービーを表示せず、
メニューを表示する設定する
こともできます。
(P.100)
の起動時のモード設定をご覧
ください。
ここでは、基本的な操作を説明します。
電源のオン/オフ、カードを使ったワンタッチ再生、また簡単なムービーの作成
や再生のしかたについて説明します。
電源を入れる
fig.front01.eps
OUTPUTつまみ STANDBYインジケーター
1
本機に接続したディスプレイの電源を入れ、本機の POWER ボタンを押します。
POWERボタン
※ 正しく接続したら(P.20)、必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違
えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。
接続されている機器 → RG-100 → パワー・アンプ等
※ この機器は初期化動作のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。
※ 電源を入れる前に以下のことを確認してください。
周辺機器と正しく接続されていますか?
•
•
本機および接続しているオーディオ機器の音量が最小になっていますか?
STANDBY インジケーターが青色に点灯し、起動準備を始めます。
起動するまでにしばらく時間がかかります(表示窓に「Load」と表示されます)。
本機が起動すると、サンプルのムービーが自動的に再生します。
表示窓には時間が表示されます。
2
接続しているオーディオ機器の電源をオンにします。
3
本機の OUTPUT つまみと、接続しているオーディオ機器の音量つまみで、音量を
調節します。
25
基本的な操作
SHUTDOWN インジケーター
が赤色点灯状態はスタンバイ
状態で、電源オフの状態では
ありません。完全に電源をオ
フにするには、POWER ボタ
ンを押して、SHUTDOWN イ
ンジケーターを消灯させてく
ださい。
電源を切るには
fig.front01.eps
1
SHUTDOWN ボタンを 2 秒以上押します。
SHUTDOWN インジケーターが赤/青色に点滅します(シャットダウン作業
中)。
しばらくする画面表示が消え、SHUTDOWN インジケーターが赤色に点灯し
ます(スタンバイ状態)。
SHUTDOWNボタン/
SHUTDOWNインジケーター
POWERボタン
2
POWER ボタンを押します。
SHUTDOWN インジケーターが消灯します。
26
カードを使ってワンタッチ再生をする
(P.100)
の起動時のモード設定をご覧
ください。
ワンタッチ再生を行うには、
カードの最初の階層に 1 つだ
けプロジェクトが保存されて
いることを確認してください。
プロジェクト(P.36)のデータが保存されたカードを使って、ワンタッチでムー
ビーの再生をすることができます。ムービー再生(P.94)やスケジュール再生
(P.81)など、データを作成した状態をそのまま読み込むことができます。
fig.front01.eps
MEMORYCARDスロット
CARDLOAD&PLAYボタン
基本的な操作
1
本機の電源をオンにします。
本機が起動すると、プレイ・モードになり、自動的にムービーを再生します。
プレイ・モードにならない場合、またはプレイ・モード以外のモードからプレイ・
モードにするには「プレイ・モードで再生する」(P.94)をご覧ください。
2
MEMORY CARD スロットに、右記の条件に従ってプロジェクトのデータが保存さ
れたカードを挿入します。
3
CARD LOAD&PLAY ボタンを 2 秒以上押します。
カードに保存されているプロジェクトを自動的に読み込み、設定にしたがって
ムービーを再生します。
プレイ・モードを変えたり、ムービーを選ぶには
MOVIE、SCHEDULE、MANUAL MOVIE PLAY1 〜 8 の各ボタンを使って行いま
す。詳細は
「プレイ・モードで再生する」(P.94)をご覧ください。
るモードになっている場合、
起動時にムービーを再生する
設定にするには、
するしかたについて詳細は、
27
基本的な操作
ムービーを作成する
それでは、簡単なムービーを作成してみましょう。
ここでは本機にあらかじめ保存してあるサンプル画像を使ってムービーを作成し
ます。
本機はほとんどの操作を画面を見ながらマウスを使って行います。
マウスの使い方については
い。
操作中に分からなくなった場合、
ついて」
ムービー作成の詳細については
(P.38)でボタンや項目を確認することができます。
再生するムービーについて
「マウスの使いかたについて」(P.19)をご覧くださ
「各部の名称とはたらき」(P.14)、「操作画面に
「ムービーを作成する」(P.47)をご覧ください。
ムービーは以下の要素で構成されています。
背景クリップ
•
ムービーの背景で再生されます。
エフェクトによって 2 つ以上のフォト素材を組み合わせて、フェード・イン、
フェード・アウトでフォトを切り替えたりなどの効果を加えることもできます。
エフェクトによって、選ぶことのできるフォト素材の数が変わります。
前景クリップ
•
ムービーの前景で再生されます。
スタンプ素材またはテキスト素材を選ぶことができ、エフェクトによっていろい
ろな動き方をします。
サウンド・データ
•
ムービー再生時に再生するサウンドです。
•
MIDI データ
ムービー再生時に送信される MIDI データです。本機に接続した MIDI 機器を演奏
することができます。
•
エフェクト
背景用フォト素材用、前景用スタンプ素材用、前景用テキスト素材用にそれぞれ
エフェクトが用意されています。エフェクトによって、静止画に動きを加えるこ
とができます。
28
ムービーを作成する
ムービーの作成はムービー編集画面で行います。
fig.front01.eps
1
フロント・パネルの MENU ボタンを 2 秒以上押します。
メイン・メニュー画面が表示されます。
fig.front01.eps
基本的な操作
MENUボタン
て詳細は、
2
[EDITOR]をクリックします。
パレット選択画面が表示されます。
fig.front01.eps
パレットを選びます。
[OK]
29
基本的な操作
3
パレットを選びます。
ここでは例として「EdirolProducts」を選びます。
4
[OK]をクリックします。
パレットを読み込むのにしばらく時間がかかります。
パレットの読み込み中は、フロント・パネルの表示窓に「Load」が表示されま
す。
読み込みが終わると、ムービー編集画面が表示されます。
fig.front01.eps
5
ムービー・リストから新しく作成するムービーをクリックして選びます。
名前がついているところは、すでにムービーが保存されています。
新しくムービーを作成するときには、名前のついていないところを選びます。
ここでは例として、5 の名前のついていないところを選びます。
6
素材エリアの「BACK/PHOTO」タブをクリックして背景クリップ作成用の素材を
表示します。
fig.front01.eps
「BACK/PHOTO」タブ
エフェクト・リスト
フォト・リスト
30