Roland RG-1 User Manual [ja]

このたびは、ローランド・ピアノ・デジタル RG-1 をお買い上げいただ き、誠にありがとうございます。
201a
い。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取 扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見
ることができるよう、手元に置いてください。
©
2008 ローランド株式会社
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書 などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載さ れていることを表わしています。
このマークは、機器の内部に絶縁されていない「危 険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警 告しています。
マークについて この機器に表示されているマークには、次のような意味があります。
以下の指示を必ず守ってください
図記号の例
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、
の中に描かれています。
左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
警告
注意
注意の意味について警告と
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
注意:
感電防止のため、パネルやカバーを外さないでください。 この機器の内部には、お客様が修理/交換できる部品 はありません。 修理は、お買い上げ店またはローランド・サービスに 依頼してください。
注意
感電の恐れがあります。
キャビネットをあけないでください。
警告
004
● 次のような場所に設置しないでください。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 湯気や油煙が当たる場所 ○ 塩害の恐れがある場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ほこりや砂ぼこりの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
002a
● この 機器を分解 したり、改造 したりしな いでく ださい。
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003
● 修理 /部品の交換 などで、取扱説明 書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。
必ずお買い上げ店またはローランドお客さま相 談センターにお問い合わせください。
..............................................................................................................
警告
007
● こ の機器を、ぐらつく 台の上や傾い た場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
008a
● 電源プラグは、必ず交流(AC)100V の電源コ ンセントに差し込んでください。
..............................................................................................................
008e
● 電 源コードは、必ず付 属のものを使 用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
..............................................................................................................
009
● 電 源コードを無理 に曲げたり、電源 コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
2
010
注意
警告
● この 機器を単独 で、あるいはヘッ ドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。 万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使
用をやめて専門の医師に相談してください。
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011
● こ の機器に、異 物(燃えや すいも の、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
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012a
● 次のような場合は、直ちに電源を切って電源 コードをコンセントから外し、お買い上げ店ま
たはローランド・サービスに修理を依頼してく ださい。
○ 電源コードやプラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
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013
● お子様 のいるご家庭で使 用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
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014
● この 機器を落とし たり、この機器に 強い衝撃を 与えないでください。
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015
● 電源 は、タコ足配線な どの無理な配 線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
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016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランドお客さま相談センターにお問い合わ
せください。
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023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
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026
● 本機の上に水の入った容器(花びんなど)、殺 虫 剤、香水、アルコール類、マニキュア、スプレー
缶などを置かないでください。また、表面に付 着した液体は、すみやかに乾いた柔らかい布で
拭き取ってください。
..............................................................................................................
101a
● この 機器は、風通しのよ い、正常な通気が保た れている場所に設置して、使用してください。
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102b
● 電源 コードを機器 本体やコンセン トに抜き差し するときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103a
● 定 期的に電源プラ グを抜き、乾いた 布でゴミや ほこりを拭き取ってください。また、長時間使
用しないときは、電源プラグをコンセントから 外してください。電源プラグとコンセントの間
にゴミやほこりがたまると、絶縁不良を起こし て火災の原因になります。
..............................................................................................................
104
● 接続 したコードやケー ブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
● こ の機器の上に乗 ったり、機器の上 に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107b
● 濡 れた手で電源コ ードのプラグ を持って、機器 本体やコンセントに抜き差ししないでくださ い。
..............................................................................................................
108d(選択)
● この 機器を移動す るときは以下の ことを確認し てください。
1
○ 機器本体と脚、ペダルを固定しているネジが
ゆるんでいないか、確認する。ゆるんでいる 場合は、しっかり固定する。
2
○ 電源コードを外す。
3
○ 外部機器との接続を外す。
4
○ ペダルのアジャスターを上げる。
5
○ フタを閉じる。
5
○ 大屋根を閉じる。
7
○ 譜面立てを倒す。
この機器は大変重いので、本機を移動するとき は、必ず無理なく確実に持ち運べる人数で行っ
てください。このとき、手をはさんだり、足の 上に落とさないように注意してください。
..............................................................................................................
109a
● お 手入れをすると きには、電源を切 って電源プ ラグをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110a
● 落 雷の恐れがある ときは、早めに電 源プラグを コンセントから外してください。
..............................................................................................................
3
注意
注意
116
● 下記のよ うな、可動部の操作するときは、指 な どをはさまないように、注意して行なってくだ
さい。 小さいお子様が使用されるときは、大人のかた
が介添えしてください。
○ 可動部
・ 大屋根(P.14) ・ フタ(P.15)
・ 譜面立て(P.14) ・ 突き上げ棒(P.14)
..............................................................................................................
117(選択)
● ピアノ椅 子を使用するときは、必ず次の事項 を 守ってください。
1
○ 椅子で遊んだり、踏み台にしない。
2
○ 2 人以上で腰掛けない。
3
○ 腰掛けたままで、高さ調節しない。
4
○ ピ アノ椅 子の脚を 止めて いるボル トが緩ん
でいたら、腰掛けない。(緩みがあるときは 随時付属の工具で締め直してください)
6
○ シート下の隙間(昇降装置の金属部)には絶
対に手を入れないでください。手を挟んだり けがをしたりする恐れがあります。
..............................................................................................................
118al
● 下記 のような小さな 部品を取り外し ている場合 は、小さなお子様が誤って飲み込んだりするこ
とのないようお子様の手の届かないところへ保 管してください。
● RG-1 では、転倒防止用の金具(ブラケット)を付属して います。
図中の矢印で示した位置に寄りかかったりぶら下がった りなどの過度の荷重をかけると、製品が傾いて転倒する恐
れがあります。
通常の使用では転倒することはありませんが、より安全に お使いいただくため、ブラケットを取り付けて使用される
ことをお勧めします。
(『ブラケットの取り付け』(P.99)参照。)
ただし、ブラケットを取り付けていても、取り扱いによっ ては転倒する可能性がありますので、十分ご注意くださ
い。
..............................................................................................................
○ ピアノ脚取り付け用ネジ
○ ペダル取り付け用ネジ
○ ペダル・ステイ取り付け用ネジ
○ ブラケット取り付け用ネジ
○ ペダル・コード固定用コード・クランプ
(両面テープ式)
○ 電源コード固定用コード・クランプ/ネジ
..............................................................................................................
4

使用上のご注意

電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイン バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続
されているコンセントと同じコンセントに接続しないで ください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズに
より本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがありま す。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノ
イズ・フィルターを取り付けてください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
308
● 電源スイッチを切った後、本機上の LCD や LED などは 消えますが、これは主電源から完全に遮断されているわけ
ではありません。完全に電源を切る必要があるときは、こ の機器の電源スイッチを切った後、コンセントからプラグ
を抜いてください。そのため、電源コ−ドのプラグを差し 込むコンセントは、この機器にできるだけ近い、すぐ手の
届くところのものを使用してください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ 機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。
この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯 電話の赤外 線通信機能 を使って本機 にデータを 転送 するとき以外は、携帯電話はなるべく本機から遠ざける
か、もしくは電源を切ってください。近くに携帯電話があ ると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ること
があります。
354b
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。また、至近距離から
照らす照明器具(ピアノ・ライトなど)や強力なスポッ ト・ライトで長時間同じ位置を照射しないでください。変
形、変色することがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
356
● 本機 の上にゴム 製品やビニ ール製品など を長時間放 置し ないでください。変形、変色することがあります。
358
● 鍵盤の上に物を置いたままにしないでください。発音しな くなるなどの故障の原因になります。
359
● 本機にシールなどを貼らないでください。はがす際に外装 の仕上げを損なうことがあります。
お手入れについて
401b
● お手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で 汚れを拭き取ってください。木目にそって全体を均一の力
で拭きます。同じ所ばかり強くこすると、仕上げを損なう 恐れがあります。
402
● 変 色や変形の 原因となる ベンジン、シン ナーおよ びアル コール類は、使用しないでください。
403
● 本機のペダル は真鍮製です。 真鍮は酸化し、黒ずむ性質があります。酸化した場合のお
手入れは、市販の金属みがきをご使用ください。
修理について
451a
● お客様がこの機器を分解、改造された場合、以後の性能に ついて保証できなくなります。また、修理をお断りする場
合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、USB メモ リーま たはフロッ
ピー・ディスクに保存するか、記憶内容をメモしておいて ください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意
を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が 復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に
関しましては、補償も含めご容赦願います。
453b
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 8 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた だきます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、 または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとして USB メモリーまたはフ ロッピー・ディスクに保存しておいてください。
552
● 本体メモリー、USB メモリー、またはフロッピー・ディ スクの失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含
めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
● デ ィスプレイ を強く押し たり、叩いたり しないで くださ い。
555
● ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障で はありません。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
557
● この機器は多少発熱することがありますが、故障ではあり ません。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559b
● 輸送や引っ越しをするときは、機器を緩衝材などで十分に 梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障
などの原因となります。
560
● 譜面立てを使用するときは、譜面立てに強い力を加えない でください。
5
使用上のご注意
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機との 接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでください。
音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくなる場合 があります。抵抗の入っていない接続ケーブル(ローラン
ド:PCS シリーズなど)をご使用ください。 他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの仕
様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わせく ださい。
565
● ペットなどの小動物を本機上(特に鍵盤の上)に載せたま まで鍵盤蓋を開閉しないでください。
本機の構造上、ペットなどの小動物が内部へ入ってしまう ことがあります。そのような場合は、直ちに電源を切って
電源コードをコンセントから外し、お買い上げ店または ローランド・サービスにご相談ください。
フロッピー・ディスクの取り扱い
651
● ディ スクはフィ ルムに磁性 体を塗布した 円盤状の記 憶媒 体です。磁性面には非常に高密度でデータが記憶されます
ので、取り扱いについては次の点に注意してください。 ○ 磁性面に触れない ○ ホコリの多い場所で使用しない
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない
○ ス ピー カーな どの強 い磁 界を発生する場所やものに
近づけない
652
● ディスクには、書き込んだデータを誤って消さないように 保護するプロテクト・タブがあります。書き込み操作を行
なうとき以外は、プロテクト・タブをプロテクトの位置に しておいてください。
fig.DiskProtect.j.eps
プロテクト・タブ
653
● デ ィス クのラ ベル は、しっ かりと貼り付けてください。 ディスク・ドライブの中ではがれると、ディスクが取り出
せなくなります。
654
● ディスクは、傷めたり、チリ、ホコリなどが付かないよう 保管には十分注意してください。チリ、ホコリなどが付い
たディスクを使用すると、ディスクが破損したり、ディス ク・ドライブの故障の原因になります。
裏面
ライト (書き込み可能)
プロテクト (書き込み禁止)
CD(CD-ROM) の取り扱い
● CD の取り扱いについては、次の点に注意してください。 ○ CD の裏面(信号面)に触れない。
○ ホコリの多い場所で使用しない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが
あります。CD の汚れは、市販の CD 専用クリーナーでク リーニングしてください。
● CD はケースに入れて保管してください。
●CDを、長時間 CD ドライブに入れたままにしないでくだ さい。
● ラベル面にシールなどの異物を貼らないでください。
● 柔 らかい乾いた 布で内側か ら外側へ放 射状に軽く 拭いて ください。円周方向には拭かないでください。
● レコード・クリーナー、レコード・スプレー、ベンジンな どの溶剤は使用しないでください。
● CD を曲げたりすると、正常に読み書きできなくなり、誤 動作の原因となることがあります。
USB メモリーの取り扱い
704
● USB メモリーを接続するときは、確実に奥まで差し込ん でください。
705
● USB メモリーの端子の部分に触れたり、汚したりしない でください。
708
● USB メモリーは精密な電子部品で作られていますので、 取り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯
電している静電気を放電しておく。
○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。
○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中など
に放置しない。
○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
追加
● USB メモリーは外部メモリー端子に対して水平になるよ うにして、無理な力を加えずに挿入してください。無理に 挿入すると、外部メモリー端子が破損することがありま す。
追加
● 外部メモリー端子に USB メモリー以外のもの(針金、硬 貨、別の種類のディスクなど)を入れないでください。外 部メモリー端子の故障の原因になります。
追加
● 外部メモリー端子や接続した USB メモリーに強い力を加 えないでください。
追加
● USB メモリーを長期間使用しないときは、USB メモリー のカバーをしてください。
6

はじめに

主な特長
豊かな響きと 幅広い表現力を持つピアノ音色
ハンマーが弦をたたく音までもリアルに再現するステレ
オ・サンプリング・ピアノ音源を採用し、高品位なコン サート・グランドピアノの音色を実現しています。
RG-1 は最大同時発音数 128 音で、ペダルを多用した演
奏にも余裕で対応できます。また、奥行感・立体感のあ るサウンドが得られます。
グランドピアノの 弾き心地「アイボリー・フィール」鍵盤
ピアノ鍵盤として最高の材料と言われる象牙(白鍵)と 黒檀(黒鍵)の心地よい感触を、最新の技術で再現した
アイボリー・フィール鍵盤を搭載。白鍵は基材と表面材 の 2 ピース構造で、見た目のナチュラルさとともに適度 な剛性感・しなり感を持たせています。
プログレッシブ・ハンマー・アクション II(PHA II)を採 用し、より自然なタッチに加え、低音域では適度な重量
感、高音域では軽やかな弾き心地を体感できます。さら に、グランドピアノの鍵盤を軽く弾いたときに感じる特 有のクリック感(エスケープメント)までも忠実に再現 して、高い演奏性を約束します。
いつまでも清潔にお使いいただけるよう、長期持続性の ある抗菌処理も施しました。
インテリアとして磨き上げた ローランド・デジタル・グランド
RG-1 は、エレガントなフォルムのグランド・キャビネッ
トになっています。 アコースティック・グランド同様に開閉する大屋根を装 備し、ラウンジにもリビングにもマッチします。
シンプルで、モダンかつクールなパネル・デザインとなっ
ており、音色切り替えや各種設定の操作も簡単です。
充実した自動演奏ピアノ機能
ジャズ、クラシックの曲データを内蔵しています。また、 市販の CD ドライブや別売のフロッピー・ディスク・ド
ライブを接続して、SMF を保存した CD-ROM、音楽 CD などさまざまな曲を再生することもできま す。さらに、 USB メモリー/フロッピー・ディスクや CD-ROM の曲 を本体メモリー「Favorites」(お気に入り)にコピーし て、曲データを追加することもできます。
楽器としての高い基本性能
グランドピアノ音色をはじめ、厳選された手弾き用20 音
色を搭載。さらに、「キー・タッチ」や「ハンマー・レス ポンス」など演奏者の要望に細かく応える音色調整機能 の設定は、本体に記憶することができます。
ピアノ音にフォーカスした新設計の再生系で美しく自然
なピアノ音を実現しています。
弦を持たないフルデジタル方式により、調律は不要です。
本文中の表記について
この取扱説明書では、操作方法を簡潔に説明するために、次 のように表記しています。
[ ]で囲まれた文字は、ボタン名を表し、[Song]ボ
タン、のように表記します。
文章の先頭に、 や ※マークが付いてい るものは注
意文です。必ずお読みください。
本文中の(P.**)は参照ページを表しています。
203
※GS()ローランド株式会社の登録商標です。
追加
※ i モード 、i アプリ は NTT ドコモの
登録商標です。
追加
※ XGlite( )は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録
商標です。
215b
※ GM( )、GM2( )は、
社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登
録商標です。
7
目次
安全上のご注意................................................................................................ 2
使用上のご注意................................................................................................ 5
はじめに ........................................................................................................... 7
主な特長...................................................................................................................................................7
本文中の表記について............................................................................................................................ 7
各部の名称と働き .........................................................................................12
フロント・パネル ................................................................................................................................ 12
ジャック・パネル(本体の底面左側)............................................................................................... 13
本体の底面右側 ....................................................................................................................................13
演奏する前に.................................................................................................14
大屋根を開ける/閉める..................................................................................................................... 14
フタを開ける/閉める......................................................................................................................... 15
ペダル・コードと電源コードを接続する.......................................................................................... 15
電源を入れる/切る ............................................................................................................................ 16
電源を入れる.....................................................................................................................................................16
電源を切る......................................................................................................................................................... 16
音の大きさや明るさを調節する......................................................................................................... 16
ペダルについて ....................................................................................................................................16
ヘッドホンを接続する......................................................................................................................... 17
ヘッドホン・フックを使う.............................................................................................................................. 17
8
USB メモリー/フロッピー・ディスクの使いかた........................................................................ 18
USB メモリーを接続する ...............................................................................................................................18
フロッピー・ディスク・ドライブの取り付け............................................................................................... 18
CD の使いかた..................................................................................................................................... 19
CD ドライブを接続する ..................................................................................................................................19
画面について........................................................................................................................................ 20
主な画面.............................................................................................................................................................20
画面の明るさを調節する..................................................................................................................................20
演奏をする .................................................................................................... 21
いろいろな音で演奏する..................................................................................................................... 21
レイヤー音色の音量バランスを変える(レイヤー・バランス).................................................................. 22
ピアノ音色を微調整する(ピアノ・カスタマイズ)........................................................................ 23
鍵盤を弾く強さに応じて発音のタイミングを変える(ハンマー・レスポンス).......................................24
ハンマーが弦を叩く音を調節する(ハンマー・ノイズ)............................................................................. 25
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす(ダンパー・レゾナンス)...........................................26
ダンパー・ペダルを踏んで弦が解放されたときに鳴る音を調節する(ダンパー・ノイズ)...................27
アリコートが共鳴した音を調節する(アリコート).....................................................................................28
鍵盤を弾いたときの共鳴音を鳴らす(ストリング・レゾナンス).............................................................. 29
鍵盤を離すときの音を鳴らす(キー・オフ・レゾナンス).........................................................................30
調律曲線を変える(ストレッチ・チューニング)......................................................................................... 31
調律方法を変える(調律法)............................................................................................................................32
鍵盤のタッチ感を変える(キー・タッチ)........................................................................................ 34
音にメリハリをつける(ダイナミクス・サウンド・コントロール)............................................. 35
目次
音に響きをつける(リバーブ)........................................................................................................... 36
他の楽器と音の高さを合わせる(マスター・チューニング)......................................................... 37
鍵盤の右手側と左手側を別々の音で演奏する(スプリット演奏)................................................. 38
鍵盤が分かれる位置を変える(スプリット・ポイント)............................................................................. 39
鍵盤の音の高さを変える(キー・トランスポーズ)........................................................................ 40
メトロノームを使って演奏する......................................................................................................... 41
メトロノームのテンポを変える......................................................................................................................41
メトロノームの拍子を変える..........................................................................................................................42
メトロノームの音量を変える..........................................................................................................................42
曲を再生する.................................................................................................43
曲を聴く................................................................................................................................................43
[Song]ボタンの働き.....................................................................................................................................43
音色デモを聴く.................................................................................................................................................44
内蔵曲を聴く.....................................................................................................................................................44
CD の曲を聴く..................................................................................................................................................45
USB メモリー/フロッピー・ディスクの曲を聴く.....................................................................................47
パートごとに再生する(トラック・ミュート)................................................................................ 48
演奏パートをミュートしたときの音量を変える(メロディー・ガイド).................................................. 49
曲を再生する音量を変える.................................................................................................................50
音楽 CD、オーディオ・ファイルの音量を調節する....................................................................................50
中央の音を小さくして再生する(センター・キャンセル).........................................................................51
伴奏と鍵盤の音量バランスを変える ................................................................................................. 52
曲のテンポを変える ............................................................................................................................ 53
カウント音をつけて演奏のタイミングを合わせる.......................................................................................54
9
目次
再生する曲を移調する(プレイバック・トランスポーズ)............................................................. 55
携帯電話から曲データをダウンロードする......................................................................................57
ダウンロードのしかた .....................................................................................................................................57
曲をコピーする ....................................................................................................................................59
USB メモリー、CD-ROM、
フロッピー・ディスクに保存されている曲を「Favorites」(お気に入り)にコピーする .................... 59
「Favorites」(お気に入り)、
USB メモリー、フロッピー・ディスクに保存されている曲を削除する.................................................. 62
演奏を録音する.............................................................................................64
演奏を録音する ....................................................................................................................................64
録音した演奏を再生する..................................................................................................................................65
録音した演奏を保存する..................................................................................................................... 66
「Favorites」(お気に入り)や USB メモリーに保存した演奏を消す......................................................67
いろいろな設定をする ................................................................................. 68
現在の設定が変わらないようにする(パネル・ロック)................................................................. 68
曲が再生されないようにする(プレイバック・ロック)................................................................. 68
詳細設定をする ....................................................................................................................................69
キー・タッチが「Fix」のときの音の強さを変える .....................................................................................69
好みの音質に調節する(イコライザー)........................................................................................................70
トランスポーズする対象を選ぶ(トランスポーズ・モード)......................................................................71
ペダルに機能を割り当てる.............................................................................................................................. 71
曲の再生方法を切り替える(曲再生モード).................................................................................................72
SMF 再生時のトラックに割り当てるパートを変える(トラック・アサイン)........................................72
電源を切っても設定を記憶させておく(メモリー・バックアップ)..........................................................73
赤外線通信のオン/オフを切り替える(赤外線通信機能).........................................................................73
曲の転送後の曲再生の設定をする(赤外線再生)......................................................................................... 74
V-LINK を使う ..................................................................................................................................................74
MIDI 送信チャンネルを設定する ....................................................................................................................75
シーケンサーと接続したときの 2 度鳴りを防ぐ(ローカル・コントロール).......................................... 75
録音した演奏データを MIDI 機器に送信する(コンポーザー MIDI アウト)............................................ 76
10
USB ドライバの設定をする ........................................................................................................................... 77
USB メモリーの通信設定を切り替える(外部メモリー・モード)............................................................ 77
ミュートするパートを切り替える(伴奏トラック・アサイン).................................................................. 78
VIMA 用 CD-ROM のおすすめ音色をオン/オフする................................................................................ 78
ユーザー・メモリー、USB メモリー、フロッピー・ディスクを初期化する ..........................................79
工場出荷時の状態に戻す(ファクトリー・リセット)................................................................................. 80
他の機器と接続する ..................................................................................... 81
オーディオ機器と接続する.................................................................................................................81
RG-1 に外部スピーカーを接続して音を出す ............................................................................................... 81
オーディオ機器の音を RG-1 で鳴らす ..........................................................................................................82
MIDI 機器と接続する.......................................................................................................................... 83
MIDI シーケンサーを RG-1 に接続する .......................................................................................................83
RG-1 を演奏して MIDI 音源機器を鳴らす....................................................................................................83
パソコンと接続する ............................................................................................................................ 84
資料 ................................................................................................................ 85
故障かな?と思ったら......................................................................................................................... 85
エラー・メッセージ ............................................................................................................................ 87
目次
音色一覧................................................................................................................................................88
内蔵曲一覧............................................................................................................................................ 89
記憶される設定一覧 ............................................................................................................................ 90
使用できるミュージックデータ......................................................................................................... 91
MIDI インプリメンテーション・チャート ....................................................................................... 92
主な仕様................................................................................................................................................93
索引........................................................................................................................................................ 95
ブラケットの取り付け......................................................................................................................... 99
11

各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.00-010
1
2 3 4 5
12
[Power](電源)スイッチ
1
電源をオン/オフします(P.16)。
2
[Volume]つまみ
全体の音量を調節します(P.16)。
3
[Brilliance]つまみ
音の明るさを調節します(P.16)。
音色ボタン
4
鍵盤で鳴らす音の種類(音色グループ)を選びます
(P.21)。
[Piano 1]ボタン [Piano 2]ボタン [Harpsichord]ボタン [Vibraphone]ボタン [E.Piano]ボタン
6 7 8 9
[](Select +)ボタン
8
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す と、前の曲が選ばれます(P.44、P.46、P.47)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定項目 を切り替えます(P.69)。
9
[](Value −)ボタン
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す と、曲が再生/停止されます(P.44、P.46、P.47)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定値を 切り替えます(P.69)。
10
[](Value +)ボタン
曲選択画面が表示されているときにこのボタンを押す と、次の曲が選ばれます(P.44、P.46、P.47)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定値を 切り替えます(P.69)。
10 11
5
ディスプレイ
音色名や曲名、各種設定値を表示します(P.20)。
6
[Function](Exit)ボタン
ファンクション画面に切り替えます(P.20)。ファンク ション画面では、マスター・チューニングや調律法など さまざまな設定をすることができます。
[Song](Select −)ボタン
7
曲選択画面を表示します(P.20)。また、曲選択画面が 表示されているときにこのボタンを押すと、ボタンを押 すたびに曲のジャンルが切り替わります(P.43)。
ファンクション画面が表示されているときは、設定項目 を切り替えます(P.69)。
12
[Enter]ボタン
11
ファンクション画面でさらに細かい設定をするときに、 このボタンを押します。
12
赤外線ポート
携帯電話の赤外線通信機能を使うときに、携帯電話の赤 外線ポートをここに向けて操作します(P.57)。

ジャック・パネル(本体の底面左側)

fig.00-020
2
6
7
各部の名称と働き
8
1
3
1
AC インレット
付属の電源コードを接続します(P.15)。
2
Phones 端子
ヘッドホンを接続します(P.17)。
Pedal 端子
3
ペダル・コードを接続します(P.15)。
4
Output 端子
オーディオ機器などに接続すると迫力のある音が楽し めます(P.81)。

本体の底面右側

4
5
5
Input 端子
他の音源機器やオーディオ機器と接続し、本機のスピー カーから他の機器の音を出すことができます(P.82)。
6
MIDI In/Out 端子
外部 MIDI 機器と接続して、演奏情報をやりとりするこ とができます(P.83)。
USB (MIDI) 端子
7
パソコンと接続して、演奏情報をやりとりすることがで きます(P.84)。
8
LCD Contrast つまみ
フロント・パネルにあるディスプレイの明るさを調節し ます(P.20)。
fig.00-030
1
外部メモリー端子
USB メモリーやフロッピー・ディスク・ドライブ、CD ドライブを接続して、保存されている曲を再生したり
(P.45、P.47)、RG-1 で録音した曲を USB メモリー
に保存することもできます(P.66)。 ベース部分を回転させることで、USB メモリーや USB
ケーブルをすっきり収納することができます。
※ USB バス・パワー対応の CD ドライブは使用できませ
ん。
13

演奏する前に

(2)
(2)
B

大屋根を開ける/閉める

譜面立てを立てる
譜面立てを立てた後に大屋根を開けてくだ さい。また、 大屋根を閉めた後に譜面立てを倒してください。
1.
譜面立てを静かに起こし、固定します。
2.
後ろに倒すときは、譜面立てを手で支え、金具を折り曲 げてからゆっくりと倒します。
fig.00-0310
(1)
(2)
(2)
片手で大屋根を支えながら突き上げ棒を立てて、受け皿
4.
に差し込みます。
突き上げ棒の先を、受け皿の B の位置に移動させて、ロッ
5.
クします。
大屋根の落下防止のため、必ず、突き上げ棒を受け皿に ロックさせてください。 また、突き上げ棒が完全にロックされるまで、大屋根か ら手を離さないでください。
fig.00-0330
大屋根を開ける
大屋根を開けたり閉めたりする場合は、必ず大人の方が 行ってください。
3.
大屋根の右側(高音域側:図の A の位置)を両手でしっ かりと持ち、ゆっくりと持ち上げます。
fig.00-0320
A
大屋根を閉めるときは、開けるときの逆の手順で行いま す。
大屋根を開くときは、開きすぎないように注意してくだ さい。概ね 30 度を目安として 極端に大きく開けると、 本体の破損、大屋根の落下につながる恐れがあ ります。 また、大屋根を開ける方向に人がいないことを確認して から開けてください。
大屋根を開けたまま本体を移動しないでください。移動 中に突き上げ棒が受け皿から外れて、大屋根が落ちてく ることがあります。
14
演奏する前に
A
B
C
D
E
F

フタを開ける/閉める ペダル・コードと電源コードを

fig.00-0350
1.
フタを開けるときは、フタの取っ手を両手で持って軽く 持ち上げ、奥にスライドさせます。
2.
フタを閉めるときは、フタの取っ手を両手で持ってゆっ くりと手前に引き、止まったところで静かに下に下ろし ます。
指をはさまないように注意して、フタを開け閉めしてく
ださい。小さなお子さまが使用される場合は、大人の方 が介添してください。
ピアノの移動は、危険防止のため必ずフタを閉じた状態
で行なってください。
鍵盤の上に楽譜などを置いたまま、フタを閉めないでく ださい。
接続する
fig.00-0370
1.
ペダル・コードを、本体の底面左側にあるジャック・パ ネルの Pedal 端子に差し込みます。
2.
電源コードをジャック・パネルの AC インレットに差し
A
C
B
込みます。
3.
ペダル・コード、電源コードは、下図のように A、B、C の位置(推奨)にコード・クランプ(両面テープ式)を 貼り付け、これに固定します。
4.
電源コードは、下図のように D、E、F の位置にある穴に コード・クランプ(ネジ留め)を取り付け、これに固定 します。
fig.00-0380
D
E
コード・クランプ
コード・クランプ
(ネジ留め)
(両面テープ式)
F
電源コードをコンセントに差し込みます。
5.
15
演奏する前に

電源を入れる/切る

正しく接続したら(P.15)、必ず次の手順で電源を入れ たり、切ったりしてください。手順を間違えると、誤動 作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがあります。

電源を入れる

1.
フロント・パネルの[Volume]つまみを左いっぱいに 回します。
2.
[Power](電源)スイッチを押します。
電源が入り、フロント・パネルのディスプレイに以下の ように表示されます。
fig.00-0391d
しばらくして、鍵盤を弾いて音を出せるようになります。
[Volume]つまみで音量を調節してください。
本機は、回路保護のため電源を入れてからしばらくは動 作しません。

電源を切る

ペダルについて

ペダルには、次のような働きがあり、主にピアノ演奏のとき に使います。
fig.00-0410
ソフト・ペダル
ソステヌート・ペダル
ダンパー・ペダル(右のペダル)
このペダルを踏んでいる間、鍵盤から指を離しても音が 切れずに長い余韻が続きます。ペダルを踏む深さによっ て、余韻の長さが微妙に変わります。
アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏 んだときに、弾いた鍵盤の音が他の弦に共鳴して豊かな 響きと広がりが加わります。
本機では、この共鳴音(ダンパー・レゾナンス)を再現 しています。
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴量を変えることが
できます。『ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴 らす(ダンパー・レゾナンス)』(P.26)をご覧ください。
ダンパー・ペダル
フロント・パネルの[Volume]つまみを左いっぱいに
1.
回して音量を最小にます。
[Power](電源)スイッチを押します。
2.
フロント・パネルにあるディスプレイが消灯し、電源が 切れます。

音の大きさや明るさを調節する

[Volume]つまみを回して全体の音量を調節します。
1.
[Brilliance]つまみを回して音の明るさを調節します。
2.
fig.00-0400
小さく 大きく 落ち着いた音
[Volume]つまみ上の印は、アコースティックピアノと
同じ音量を示しています。ピアノ演奏をするときの最適 な音量です。
明るい音
ソステヌート・ペダル(中央のペダル)
このペダルを踏んだときに押さえていた鍵盤の音だけ余 韻が残ります。
ソフト・ペダル(左のペダル)
このペダルを踏んだまま鍵盤を弾くと、音の響きが柔ら かくなります。ペダルを踏む深さによって、音の柔らか さが微妙に変わります。
左ペダルと中央ペダルに機能を割り当てることができま
す。『ペダルに機能を割り当てる』(P.71)をご覧くださ い。
設置場所を変えたときは、必ず ペダルの下部にあるアジャス ターを調節してください。
アジャスターを回して下げ、確 実にアジャスターが床にあた るように調節します。
床との間にすき間があると、ピアノ本体が揺れたり、ペ ダルを破損する原因になります。特にカーペットの上な どに設置する場合は、床面を強く押しつけるように調節 してください。
アジャスター
16

ヘッドホンを接続する

ヘッドホン・フック
蝶ネジ
本機にはヘッドホン端子が 2 つあります。 2 人で同時にヘッドホンを使うことができますので、レッス
ン時や連弾曲を演奏するときなどに便利です。 また、夜間でも周囲を気にせずに演奏を楽しむことができま
す。
fig.00-0420
演奏する前に

ヘッドホン・フックを使う

ヘッドホンを使わないときは、ヘッドホン・フックにヘッド ホンをかけておくことができます。
付属のヘッドホン・フックを、本体左下にある穴に差し
1.
込みながら回します(下図参照)。
ヘッドホン・フックの蝶ネジを回して、ヘッドホン・
2.
フックを固定します。
ヘッドホンを本体の底面左側にあるジャック・パネルの
1.
Phones 端子に差し込みます。
ヘッドホンを接続すると、本体スピーカーからは音が出 なくなります。
ヘッドホンの音量は、本体フロント・パネルの[Volume] つまみで調節します。
ヘッドホンはステレオ標準タイプのものをお使いくださ い。また、ヘッドホンはローランド製品をお使いくださ
い。他のヘッドホンを使用すると、場合によっては十分 な音量を得られないことがあります。
コードの断線の原因になりますので、ヘッドホンは、本
体またはプラグ部分を持って取り扱ってください。
接続の際、使用機器の音量が上がっているとヘッドホン
を壊す恐れがあります。音量を最小にしてから接続して ください。
過大入力で使用すると、耳を痛めるだけでなく、ヘッド ホンにも無理がかかります。適当な音量でお楽しみくだ
さい。
ヘッドホン・フックにヘッドホン以外のものをかけない でください。本体やヘッドホン・フックを破損すること があります。
17
演奏する前に

USB メモリー/フロッピー・ディスクの使いかた

本機で録音した曲を、保存用として別売の USB メモリーにコピーしておくことができます。別売のフロッピー・ディスク・ド ライブを使ってフロッピー・ディスクにコピーすることもできます(P.66)。
また、USB メモリーや、フロッピー・ディスクに保存されている SMF ミュージックデータやオーディオ・ファイルを再生する こともできます(P.47)。
USB メモリー、フロッピー・ディスク・ドライブは、ローランドが販売しているものを使用してください。それ以外の USB 機器を使用したときの動作は保証できません。
新しい USB メモリーやフロッピー・ディスクを使う場合は、まず RG-1 で初期化(フォーマット)してください。 詳しくは、『ユーザー・メモリー、USB メモリー、フロッピー・ディスクを初期化する』(P.79)をご覧ください。

USB メモリーを接続する フロッピー・ディスク・ドライブの取り

付け
1.
下図のように USB メモリーを外部メモリー端子に接続 します。
fig.00-0431
1.
図のように、本体底面にある 取り 付け 穴を 利用 して フ ロッピー・ディスク・ドライブを取り付けます。
※ 確実に奥まで差し込んでください。また、無理な挿入は
しないでください。
※ 詳しくは、フロッピー・ディスク・ドライブの取扱説明
書をご覧ください。
フロッピー・ディスク・ドライブに付属する USB ケー
2.
ブルを、RG-1 の外部メモリー端子に接続します。
18
演奏する前に

CD の使いかた

音楽 CD、SMF ミュージックデータを保存した CD-ROM を再生することができます。
ローランドが販売している VIMA 用 CD-ROM(VIMATUNES)の曲を再生することもできます。
CD 使用時の注意
音楽トラックが追記された CD-R/RW や、音楽トラックとデータが混在する CD(CD エクストラ)は、再生できません。
市販 CD の再生は、正式な CD 規格のロゴマーク「COMPACT disc DIGITAL AUDIO」が印刷されているもののみ対応して
います。
著作権保護技術付き音楽ディスク等、CD 規格外ディスクに対しましては、動作および音質の保証はできません。
著作権保護技術付き音楽ディスクに関する詳細については、ディスクの発売元にお問い合わせください。
CD に曲を保存したり、CD の曲を削除することはできません。CD をフォーマットすることもできません。

CD ドライブを接続する

RG-1はUSBバス・パワー動作のCDドライブに対応して
いません。USB バス・パワー対応の CD ドライブを使用 する場合、必ず CD ドライブ付属の電源を利用してセル フ・パワー動作で使用してください。
フロッピー・ディスク・ドライブと CD ドライブを両方取 り付けることはできません。
1.
図のように、本体底面にある取り付け穴を利用して CD ドライブを取り付けます。
※ 詳しくは、CD ドライブ・ホルダー(別売)の取扱説明
書をご覧ください。
fig.00-040
2.
RG-1 と、CD ドライブの電源を切ります。
3.
CD ドライブに付属する USB ケーブルを、RG-1 の外 部メモリー端子に接続します。
接続した CD ドライブの電源を入れます。
4.
RG-1 の電源を入れます。
5.
CD ドライブの電源の入れかた/切りかた、CD の入れか た/取り出しかたについては、お使いになる CD ドライ ブの取扱説明書をご覧ください。
CDドライブの動作確認情報を、ローランドのホームペー ジでご案内しています。
ローランドのホームページ
http://www.roland.co.jp/
「サポート」からたどることができます。
19
演奏する前に

画面について

電源を入れた直後は、以下の「曲選択画面」が表示されます。

主な画面

曲選択画面(Song)
[Song]ボタンを押すと、以 下の画面 が表示 されます。 [Song]ボタンを押すたびに、曲のジャンルが切り替わ
ります。
fig.00-0480d
ファンクション画面(Function)
[Function](Exit)ボタンを押してインジケーターを点
灯させると、以下の画面が表示されます。
fig.00-0490d
音色画面
音色ボタンを押すと、以下のような画面が表示されます。
fig.00-0500d

画面の明るさを調節する

1.
本体の底面左側にあるジャック・パネルの LCD Contrast つまみを回して、ディスプレイの明るさ を調節します。
fig.00-0510
20

演奏をする

工場出荷時の設定では、
います。 音色デモを聴いて、内蔵され ている音色を確認することが できます。「Favorites」(お 気に入り)に入っている音色 デモは、削除したり、他の曲 を上書き保存することができ ます。 音色デモを消した後にもう一 度音色デモを再生したいとき は、ユーザー・メモリーを初 期化して工場出荷時の設定に 戻してください(P.79)。
VIMA 用 CD-ROM(VIMA
TUNES)の各曲には、その
曲に適した「おすすめ音色」 が設定されています。 曲を選ぶと、おすすめ音色が RG-1の音色ボタンに割り当 てられ、その音色ボタンが点 滅します。 点滅している音色ボタンを 押すと、おすすめ音色が選ば れて、選んだ曲を再生しなが ら、その曲にあった音色で演 奏できるようになります。
音色ボタンを押しながら

いろいろな音で演奏する

RG-1 には 20 種類の音色が内蔵されています。 音色は 5 つの音色グループに分けられ、それぞれ音色ボタンに割り当てら れています。
fig.03-010
音色グループを選ぶ
1
バリエーション音色を選ぶ
いずれかの音色ボタンを押します。
押したボタンのインジケーターが点灯します。 鍵盤を弾くと、選んだ音色が鳴ります。
2
3
4
2
音色ボタンを押しながら[ ](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、音色を選びます。
画面に選ばれている音色名が表示されます。
fig.03-020d
鍵盤を弾くと、選んだ音色が鳴ります。
Grand Piano1
1
Grand Piano1 + Str
Grand Piano1 + Pad
Piano1 + FM E.Piano
音色の中には、2 つの音色を重ねて演奏できる音色セット(レイヤー音色) が割り当てられているものもあります。
Vibraphone
Vibraphone
1
Bell
2
Harp
3
Electric Piano + Pad
4
Piano 1
Piano 2 Harpsichord
Grand Piano2
1
Grand Piano2 + Str
2
Grand Piano2 + Pad
3
Piano2 + Bell
4
E.Piano
Electric Piano
1
FM E.Piano
2
’60s Electric Piano
3
Electric Piano + Str
4
Harpsichord
1
Coupled Harpsichord
2
Harpsichord + Choir
3
Harpsichord + Str
4
[Song]ボタンを押して、
スプリット機能(P.38)の オン/オフを切り替えるこ ともできます。 スプリット機能がオンのと き、音色画面は以下のよう に表示されます。
もう一度音色ボタンを押す と、スプリット機能は解除 されます。
21
演奏をする

レイヤー音色の音量バランスを変える(レイヤー・バランス)

音色の中には、2 つの音色を重ねて演奏できる音色があります。これらの 音色を「レイヤー音色」といいます。
レイヤー音色を選んだとき、レイヤー音色の 2 つの音色の音量バランスを 変えることができます。
1
2
3
4
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
BALANCE 画面を表示させます。
fig.03-030d
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、 「Layer」の設定値を点滅させます。
fig.03-040d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、音
量バランスを調節します。
5
設定値 解説
値が大きいほど、音量が大きくなります。
1 : 9〜 9 : 1
例:Grand Piano1+Str(グランドピアノ 1 +ストリングス)の音色を選ん
だとき
fig.03-050d
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
左側の数字は元の音色の音量、右側の数字は重なって鳴る音 色の音量を表しています。
Str(ストリングス)の音量
GrandPiano1(グランドピアノ1)の音量
22

ピアノ音色を微調整する(ピアノ・カスタマイズ)

この設定はメモリー・バッ
演奏をする
1
2
3
4
RG-1 では、ピアノ音色をお好みに合わせて微調整することができます。こ の機能のことを「ピアノ・カスタマイズ」といいます。
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
設定したい項目を選びます。
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、値
を変えます。
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
表示 項目
ハンマー・レスポンス
Hammer Response
Hammer Noise
Damper Resonance
Damper Noise
Duplex Scale
String Resonance
KeyOff Resonance
Stretch
、、
、、
Equal Just Minor Kirnberger Pythagorean
Werckmeister
Just Major
、、
、、
Arabic
、、
Meantone
、、
、、
、、
、、
、、
、、
、、
鍵盤を弾いてからピアノ音色が鳴るま での時間
ハンマー・ノイズ
ハンマーが弦を叩く音
ダンパー・レゾナンス
ダンパー・ペダルを踏んだときに、弾 いた鍵盤の音が他の弦に共鳴する音
ダンパー・ノイズ
ダンパー・ペダルを踏んで、弦が解放 されたときに鳴る音
アリコート
アリコートが共鳴した音
ストリング・レゾナンス
鍵盤を弾いたときに、すでに押さえて いる鍵の弦が共鳴する音
キー・オフ・レゾナンス
鍵盤 から指を離したときの音
ストレッチ・チューニング
ピアノ独特の調律手法
調律法
、、
、、
平均律、アラビア音階、バロックなど の古典音楽で用いられた当時の調律法
ページ
P.24
P.25
P.26
P.27
P.28
P.29
P.30
P.31
P.32
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.73)。
23
演奏をする
この設定はメモリー・バッ
鍵盤を弾く強さに応じて発音のタイミングを変える
(ハンマー・レスポンス)
鍵盤を弾く強さによって発音のタイミングを調節します。 この機能を「ハンマー・レスポンス」機能といいます。 アコースティック・ピアノは、鍵盤を弾くとハンマーが動き、弦をたたい
て音を出します。鍵盤をそっと弾くと、ハンマーがゆっくり動くため、強 く弾いたときより、弾いた瞬間からの発音のタイミングが微妙に遅くなり ます。
ハンマー・レスポンス機能をオンにすると、鍵盤を押した瞬間から発音す るまでのタイミングが、鍵盤を弾く強さによって変わります。弱く弾くほ
ど発音のタイミングがゆっくりになります。
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.73)。
1
2
3
4
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
KEYBOARD 画面の「Hammer Response」を選びます。
fig.03-090d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、設
定を変えます。
設定値 解説
Off, 1〜 10
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
値が大きくなるほど遅くなります。
「Off」のときは、ハンマー・レスポンス機能が解除されます。
24

ハンマーが弦を叩く音を調節する(ハンマー・ノイズ)

この設定はメモリー・バッ
この設定は、一部の音色に
アコースティック・ピアノを弾いたときの、ハンマーが弦を叩く音を調節
1
します。
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
演奏をする
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.73)。
2
3
4
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
KEYBOARD 画面の「Hammer Noise」を選びます。
fig.03-090d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、設
定を変えます。
設定値 解説
-2〜 0〜 +2
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
値が大きいほどハンマーが弦を叩く音が大きくなります。
のみ有効です。
『音色一覧』(P.88)をご覧
ください。
25
演奏をする
この設定はメモリー・バッ
この設定は、ピアノ音色の
ダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音を鳴らす
(ダンパー・レゾナンス)
ダンパー・ペダルの共鳴量を変えることができます。 アコースティック・ピアノでは、ダンパー・ペダルを踏むと、弾いた鍵盤
の音が他の弦に共鳴して、音に豊かな響きと広がりが加わります。本機で は、このダンパー・ペダルを踏んだときの共鳴音(ダンパー・レゾナンス)
を再現しています。
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.73)。
1
2
3
4
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
RESONANCE 画面の「Damper Resonance」を選びます。
fig.03-150d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、値
を変えます。
設定値 解説
Off、 1〜 10
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
値が小さいほどダンパー・ペダルの共鳴量が小さくなり、値が 大きいほどダンパー・ペダルの共鳴量が大きくなります。
「Off」のときは、ダンパー・レゾナンス機能が解除されます。
みに有効です。 それ以外の音色に設定する ことはできません。
26
ダンパー・ペダルを踏んで弦が解放されたときに鳴る音を調節す
この設定はメモリー・バッ
る(ダンパー・ノイズ)
アコースティック・ピアノのダンパー・ノイズ(ダンパー・ペダルを踏ん
で、弦が解放されたときに鳴る音)を調節します。
演奏をする
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.73)。
1
2
3
4
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
RESONANCE 画面の「Damper Noise」を選びます。
fig.03-150d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、値
を変えます。
設定値 解説
Off、 1〜 10
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
値が大きいほどダンパー・ノイズが大きくなります。
「OFF」のときは、ダンパー・ノイズ機能が解除されます。
この設定は、ピアノ音色の
みに有効です。 それ以外の音色に設定す ることはできません。
ダンパー・レゾナンスが
「Off」のときは、この設定
は無効になります。
27
演奏をする
この設定はメモリー・バッ
この設定は、ピアノ音色の

アリコートが共鳴した音を調節する(アリコート)

1
2
3
アコースティック・ピアノのアリコートが共鳴した音を調節します。
アリコート」とは、弦の手前側と奥側の部分を共振させる方式のことをい
います。 弦の倍音を響かせることで、豊かで輝かしい音を得ることができます。 弦の手前側と奥側の部分にはダンパー(音を止める機構)がないため、鍵
盤を弾いたあと指を上げて弦の音を止めても、共振した音は残ることにな ります。
[Function](Exit)ボタンを押して、インジケーターを点灯させます。
[Song](Select −)ボタンや[ ](Select +)ボタンを押して、
RESONANCE 画面の「Duplex Scale」を選びます。
fig.03-150d
[](Value −)ボタンや[ ](Value +)ボタンを押して、値
を変えます。
クアップ機能を使って、本 体に記憶させることができ ます(P.73)。
みに有効です。 それ以外の音色に設定する ことはできません。
4
設定値 解説
Off、 1〜 10
設定が終わったら、[Function](Exit)ボタンを押してインジケーター を消灯させます。
値が大きくなるほど共鳴音が大きくなります。
「Off」のときは、アリコート機能が解除されます。
28
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