このたびは、BOSS ギター・エフ ェクツ・プロセッサー GT-6 を
お買い上げいただきまして、ありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に
・ 安全上のご注意(P.2 〜 3)
・ 使用上のご注意(P.4)
をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この
取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐ
に見ることができるよう、手元に置いてください。
■ 文中の表記について
•
[ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表します。
[WRITE] WRITE ボタン
[UTILITY] UTILITY ボタン
•
文中の(P.**)は、参照ページを示しています。
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
2001 ©ボス株式会社
本書の一部、または全部を無断で複写・転載することを禁じます。
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please
contact an authorized Roland distributor.
安全上のご注意
安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想
定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が
傷害を負う危険が想定される場合
および物的損害のみの発生が想定
される内容を表わしています。
※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大
損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告
001
● この機器を使用する前に、以 下の指示と 取扱説
明書をよく読んでください。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改
造したりしないでください。
..............................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取 扱説明書に 書かれ
ていないこと は、絶対にし ないでください。必
ずお買い上げ店 またはロ ーランド・サービスに
相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保 存はしない でくだ
さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所
○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● この機器を、ぐらついた台の 上や傾いた 場所に
設置しないでく ださい。必ず 安定した水平な場
所に設置してください。
..............................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC 100
V の電源で使用してください。
..............................................................................................................
図記号の例
は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま
す。
具体的な注意内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を
表わしています。
は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい
ます。
具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。
左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
●は、強制(必ずすること)を表わしていま
す。
具体的な強制内容は、
す。
009
● 電源コードを無理に曲げ たり、電源コー ドの上
に重いものを 載せたりし ないでください。電源
コードに傷 がつき、ショー トや断線の結果、火
災や感電の恐れがあります。
..............................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるい はヘッド ホン、アン
プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永 久的な難聴 になる程度の音量に
なります。大音 量で、長時間使 用しないでくだ
さい。万一、聴力低 下や耳鳴 りを感じたら、直
ちに使用をやめ て専門の医 師に相談してくださ
い。
..............................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃え やすいも の、硬貨、針
金など)や液 体(水、ジュー スなど)を絶対に
入れないでください。
..............................................................................................................
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア
ダプターをコ ンセントか ら外し、お買い上げ店
またはローラ ンド・サービス に修理を依頼して
ください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき
○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき
○ 機器に異常や故障が生じたとき
..............................................................................................................
●の中に描かれていま
2
警告
013
● お子様のいるご家庭で使 用する場合、お 子様の
取り扱いやいた ずらに注 意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
..............................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この 機器に強い 衝撃を
与えないでください。
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正
常な通気が保 たれている 場所に設置して、使用
してください。
..............................................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き
差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無 理な配線を しない
でください。特に、電 源タップ を使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を
超えると発熱し、コ ードの被 覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または
ローランド・サービスに相談してください。
..............................................................................................................
..............................................................................................................
103b
● 長時間使用しないときは、AC アダプターをコン
セントから外してください。
..............................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブ ル類は、繁雑に ならな
いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様 の手が届か ないように配慮し
てください。
..............................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機 器の上に重 いもの
を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機
器本体やコンセ ントに抜き 差ししないでくださ
い。
..............................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ
ンセントから 外し、外部機器 との接続を外して
ください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア
ダプターをコ ンセントか ら外してください
(P.12)。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター
をコンセントから外してください。
..............................................................................................................
3
使用上のご注意
291a
2 〜 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力
の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が
多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
352
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ
画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり
ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
355
● 故障の原因になりますので、雨や水に濡れる場所で使用し
ないでください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ
た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、
中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布
で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となる ベンジン、シン ナーおよびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場
合、以後の性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり
ます。大切な記憶内容は、他の MIDI 機器(シーケンサー
など)に保存する か、記憶内容 をメモしておいてく ださ
い。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払っ
ておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元で
きない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しま
しては、補償も含めご容赦願います。
453
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持
するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有して
います。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていた
だきます。なお、保有 期間が 経過した後も、故障箇 所に
よっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、
または最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
メモリー・バックアップについて
501b
● 本体内には、電源を切った後も記憶した内容を保持するた
めの電池を装備しています。電池が消耗してくると、ディ
スプレイに次のように表示されます。電池が消耗すると記
憶した内容が失われますので、早めに交換してください。
交換するときは、必ずローランド・サービスに相談してく
ださい。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失
われることがあります。失っても困らないように、大切な
記憶内容はバックアップとして他の MIDI 機器(シーケン
サーなど)に保存しておいてください。
552
● 本体メモリーの失われた記憶内容の修復に関しましては、
補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子
などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押し たり、叩いたり しないでくださ
い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ
グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ
うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド
ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン
ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売:
EV-5 または FV-300L)をお使いください。他社製品を接
続すると、本体の故障の原因になる場合があります。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用
ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、
次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく
ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなく
なる場合が ありま す。ケーブル の仕様につ きまして
は、ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
4
目次
安全上のご注意.......................................2
使用上のご注意.......................................4
主な特長 ................................................7
各部の名称と働き....................................8
フロント・パネル .........................................................8
リア・パネル ............................................................11
第 1 章 音を出してみよう ..................... 12
接続のしかた ............................................................12
電源を入れる ............................................................13
出力レベルを調節する ..........................................................13
電源を切る...............................................................................13
接続する機器(アンプ)を設定する
(アウトプット・セレクト).........................................14
パッチとは................................................................ 15
パッチの切り替えかた(パッチ・チェンジ).................. 15
本体操作によるパッチの選びかた .....................................15
ナンバーだけを切り替える..................................................15
バンクとナンバーを切り替える..........................................16
ディスプレイの表示について..............................................16
パッチが切り替わらないときは..........................................16
第2章
好みの音色(パッチ)を作ってみよう .... 17
イメージに近い音色を探す(EZ トーン)..................... 17
各つまみによって音色を調節する................................ 17
エフェクトを加える................................................... 18
エフェクトの音色を設定する
(クイック・セッティング).........................................19
個々のパラメーターでより細かく設定する ................... 19
ペダル・エフェクト
(ワウ、ペダル・ベンド)を使用する........................... 20
ワウ ...........................................................................................20
ペダル・ベンド.......................................................................20
音色に名前をつける................................................... 21
エフェクトの順序を入れ替える
(エフェクト・チェイン)............................................. 21
第 3 章 作った音色を記憶させる ........... 22
第 4 章 エフェクトの紹介 ..................... 24
PREAMP/SPEAKER
(プリアンプ/スピーカー・シミュレーター)................24
OVERDRIVE/DISTORTION
(オーバードライブ/ディストーション)......................27
DELAY(ディレイ).................................................28
CHORUS(コーラス)..............................................29
REVERB(リバーブ )..............................................29
WAH(ワウ)............................................................ 30
■ WAH(ペダル・ワウ)..................................................... 30
■ AW(オート・ワウ)........................................................ 31
■ FW(フィックスド・ワウ)............................................ 31
EQ(イコライザー)................................................... 32
FX-1 .......................................................................32
■ CS(コンプレッサー)..................................................... 33
■ LM(リミッター)............................................................. 33
■AC
(アコースティック・ギター・シミュレーター)
■ PIC(ピックアップ・シミュレーター)....................... 33
■ TR(トレモロ)................................................................. 34
■ SG(スロー・ギア)......................................................... 34
■ FB(フィードバッカー)................................................. 34
■ AFB(アンチ・フィードバック).................................. 35
■ FRT(デフレッター)....................................................... 35
FX-2 .......................................................................35
■ PH(フェイザー)............................................................. 37
■ FL(フランジャー).......................................................... 38
■ HR(ハーモニスト)......................................................... 38
■ PS(ピッチ・シフター)................................................. 39
■ PB(ペダル・ベンド)..................................................... 40
■ 2CE(2x2 コーラス)...................................................... 40
■ PAN(パン).......................................................................40
■ VB(ビブラート)............................................................. 41
■ UV(ユニ V)..................................................................... 41
■ SDD(ショート・ディレイ).......................................... 41
■ HU(ヒューマナイザー)................................................. 41
■ RM(リング・モジュレーター)................................... 42
■ SL(スライサー).............................................................. 42
■ AR(オート・リフ)......................................................... 42
■ SYN(ギター・シンセ).................................................. 43
■ SEQ(サブ・イコライザー).......................................... 45
NS(ノイズ・サプレッサー)...................................... 45
MASTER(マスター)..............................................46
FV(フット・ボリューム)......................................... 46
......33
ライト...................................................................... 22
パッチをコピーする................................................... 22
パッチを入れ替える................................................... 23
5
目次
第5章
エ
クスプレッション/ CTL ペダルを
使うための設定(ペダル・アサイン)
エクスプレッション・ペダルを使うための設定............. 47
エクスプレッション・ペダル・スイッチ/
CTL ペダルを使うための設定.....................................47
時間をかけずに設定をする
(クイック・セッティング)..................................................47
「クイック・セッティング」の設定を修正する...............48
本体ペダル/外部ペダル/外部 MIDI 機器で
エフェクトをコントロールする ...................................49
外部エクスプレッション・ペダルで、フット・ボリューム/
ワウ/ピッチ・ベンドをコントロールする
...........47
.........................52
第 6 章 カスタマイズ機能を使う ........... 53
プリアンプの「カスタム」を設定する.......................... 53
オーバードライブ/ディストーションの
「カスタム」を設定する.............................................. 54
ペダル・ワウの「カスタム」を設定する ...................... 55
第 7 章 GT-6 の便利な機能.................. 56
パッチの音量を素早く調節する
(PATCH LEVEL つまみ)........................................56
各エフェクトをペダルでオン/オフさせる
(マニュアル・モード)................................................ 56
マニュアル・モードに切り替える .....................................56
ペダルでオン/オフさせるエフェクトを選ぶ.................56
マニュアル・モードでプリアンプの音色を比較する ....57
ギターをチューニングする .........................................57
チューナー/バイパス機能をオンにする.........................57
チューニング時の表示について..........................................57
チューニングのしかた ..........................................................58
チューナーの設定を変える..................................................58
ナンバー・ペダルで
チューナー/バイパスをオン/オフする.........................59
使用環境に応じて全体の音質を調節する
(グローバル)............................................................59
外部エフェクターを使う............................................. 60
デジタル・アウトを使う............................................. 60
エフェクトの出力レベルをレベル・メーターで確認する 60
切り替え可能なバンクを限定する
(バンク・エクステント)............................................. 61
「エクスプレッション・ペダル・ホールド」を
設定する................................................................... 62
つまみの動作を設定する(ノブ・モード)..................... 62
外部フット・スイッチの使いかたを設定する
(SUB CTL1, 2 ファンクション)..............................63
第 9 章 MIDI の使いかた...................... 64
MIDI で何ができるのか ............................................. 64
MIDI に関する機能を設定する ....................................65
MIDI データを送受信する .......................................... 67
外部 MIDI 機器にデータを送信する
(バルク・ダンプ).................................................................. 67
外部 MIDI 機器からのデータを受信する
(バルク・ロード).................................................................. 68
プログラム・チェンジ・マップを設定する ................... 69
プログラム・チェンジ・マップの設定を
有効/無効にする(MIDI マップ・セレクト)................. 69
資料.................................................... 70
MIDI について ..........................................................70
MIDI 情報のやりとり............................................................ 70
GT-6 で扱う主な MIDI 情報 ................................................ 70
MIDI インプリメンテーションについて........................... 71
バンク・セレクト情報を利用した
パッチの切り替え................................. 72
GT-6 から
外部 MIDI 機器のパッチ・ナンバーを切り替える.......... 72
外部 MIDI 機器から
GT-6 のパッチ・ナンバーを切り替える.......................... 73
工場出荷時の設定................................. 74
工場出荷時の設定に戻す(ファクトリー・リセット).....74
故障と思う前に〜
ちょっとお調べください ....................... 75
エラー・メッセージ................................................... 76
MIDI インプリメンテーション・チャート
.... 77
第 8 章 その他の機能 ........................... 61
ディスプレイのコントラストを調節する
(LCD コントラスト).................................................61
PATCH/VALUE ダイヤルの動作を設定する
(ダイヤル・ファンクション)...................................... 61
パッチ切り替えのタイミングを設定する
(パッチ・チェンジ・モード)...................................... 61
6
主な仕様 ............................................. 78
索引.................................................... 80
エクスプレッション・ペダルの調整 ....... 82
主な特長
最強の歪み COSM アンプ & COSM オー
バードライブ/ディストーションを搭載
より進化した COSM アンプと COSM オーバードライブ/
ディストーションという組み合わせにより、最強の歪みを演
出することができます。
COSM ワウ搭載
ビンテージ・ワウをは じめ 5 種類のタイ プを持つ新開発の
COSM ワウにより、さまざまなワウ・サウンドを演出するこ
とができます。
カスタマイズ機能
カスタマイズ機能の搭載により、「プリアンプ」「オーバード
ライブ/ディストーション」「ワウ」では、ユーザー自らがエ
フェクターを設 計する感 覚で設定を細かく変 更し、「カ スタ
ム」の設定として本体に記憶させることができます。
EZ(イージー)トーン
音作り用に、代表的な音色を 30 種類搭載。簡単に好みの音
を選ぶことができます。
エクスプレッション・ペダル/エクスプレッショ
ン・ペダル・スイッチとコントロール・ペダルを装備
パッチごとに機能設定が可能なエクスプレッション・ペダル
とコントロール・ペダルを装備しています。1 つのエクスプ
レッシ ョン・ペ ダルを、パッ チによっ てワウ・ペダ ルやボ
リューム・ペダルなどに使い分けることができます。
さらにエクスプレッション・ペダルについては、つま先部分
を強く踏み込むことによってコントロール可能な「エクスプ
レッション・ペダル・スイッチ」を使うことができます。
デジタル・アウト装備
デジタル・レコーディングに便利な、デジタル・アウト端子
(コアキシャル)を装備しています。
COSM(Composite Object Sound Modeling)
COSM とは、電気回路や構造、素材など、音に影響する
様々な要素を解析し、それらを組み合わせて再構築して
いくローランド独自のモデリング技術です。
クイック・セッティング
各エディット機能には、あらかじめプリセット・セッティン
グが記憶されています。使用する機能(エフェクト)のプリ
セット・セッティングを選ぶだけで簡単に好みのエフェクト
音を作り出すことができます。
つまみによる直感的な操作系
主な内蔵エフェクトのパラメーターには、専用のつまみを装
備。演奏中でも、リアルタイムに設定を変えることができま
す。
プロ・ユース・クオリティー
スタジオ機器並の高品位リバーブ、ディレイをはじめ、新開
発のデフレッター、ユニ V まで、プロ・ユース・クオリティー
のエフェクトを 37 種類搭載しています。
7
各部の名称と働き
フロント・パネル
fig.00-01
45
2
3 4
10
11
1
29
44
40
43
41
42
25
5 6
7
8
9
30
26
31
33
12 13
15
1 ディスプレイ
GT-6 のいろいろな情報を表示します。左側のディスプレ
イは、バンクのナンバーを表示します。
2 PATCH LEVEL(パッチ・レベル)つまみ
現在選ばれているパッチの音量を調節します。
16
14
17 18
19
20
21
23
27
34
36
39
22
24
28
37
38
32 35
■ PREAMP/SPEAKER (P.24)
(プリアンプ/スピーカー・シミュレーター)
3 TYPE(タイプ)つまみ
プリアンプの種類を選びます。
4 GAIN(ゲイン)つまみ
プリアンプの歪み感を調整します。
5 BASS(ベース)つまみ
プリアンプの低音域の音質を調節します。
8
各部の名称と働き
6 MIDDLE(ミドル)つまみ
プリアンプの中音域の音質を調節します。
7 TREBLE(トレブル)つまみ
プリアンプの高音域の音質を調節します。
8 LEVEL(レベル)つまみ
プリアンプの音量を調節します。
9 SPEAKER(スピーカー)つまみ
スピーカーの種類を選びます。
10 PREAMP/SPEAKER オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
11 TYPE VARIATION(タイプ・バリエーション)ボタン
タイプのバリエーションを切り替えます。
■ OVERDRIVE/DISTORTION(P.27)
(オーバードライブ/ディストーション)
18 LEVEL(レベル)つまみ
ディレイ音の音量を調節します。
19 DELAY オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
20 TAP(タップ)ボタン
ディレイ・タイムをタップ入力で設定する ときに使いま
す。(P.28)
■ CHORUS(コーラス)(P.29)
21 LEVEL(レベル)つまみ
コーラス音の音量を調節します。右に回す ほどコーラス
音が大きくなります。
22 CHORUS オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
■ REVERB(リバーブ)(P.29)
12 TYPE(タイプ)つまみ
オーバー ドラ イブ/デ ィストー ションの種 類を選び ま
す。
13 DRIVE(ドライブ)つまみ
オーバードライブ/ディストーションの歪み 感を調整し
ます。
14 LEVEL(レベル)つまみ
オーバードライブ/ディストーションの音量 を調節しま
す。
15 OVERDRIVE/DISTORTION オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
16 TYPE VARIATION(タイプ・バリエーション)ボタン
タイプのバリエーションを切り替えます。
■ DELAY(ディレイ)(P.28)
17 FEEDBACK(フィードバック)つまみ
ディレイの繰り返し回数を調節します。
23 LEVEL(レベル)つまみ
リバーブ音の音量を調節します。
24 REVERB オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
■ WAH(ワウ)(P.30)
25 WAH オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
■ EQ(イコライザー)(P.32)
26 EQ オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
■ FX-1(P.32)
27 FX-1 オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
9
各部の名称と働き
■ FX-2(P.35)
28 FX-2 オン/オフ・ボタン
設定を変えるときに押します。
29 PATCH/VALUE(パッチ/バリュー)ダイヤル
パッチの切り替えや、設定値を変更するときに使います。
30 PARAMETER(パラメーター)ボタン
パラメーターを選ぶときに押します。
※ 一方のボタン を押し ながらもう一方の ボタンを押すと、
主要なパラメーターにジャンプします。パラ メーター数
が少ないときは、最終(先頭)のパラメーター にジャン
プします。
31 EXIT(イグジット)ボタン
操作を取り消すときに使います。
32 WRITE(ライト)ボタン
設定を記憶させるときに使います。
33 EZ TONE(EZ トーン)ボタン
音色を探すときに使います。
40 BANK(バンク)ペダル
パッチ・バンクを切り替えます。
41 ナンバー・ペダル
パッチ・ナンバーを切り替えます。
42 CTL(コントロール)ペダル
チューナーのオン/オフなど、いろいろな 機能を割り当
ててコントロールします。
43 エクスプレッション・ペダル
音量(ボリューム)やワウなどをコントロールします。
エクスプレッション・ペダルを操作す るときは、可動部
と本体の間に指を挟まないように注意してください。
お子様のいるご家庭で使用する場合、お子 様の取り扱い
やいたずらに注意してください。必ず 大人のかたが、監
視/指導してあげてください。
44 EXP PEDAL SW
(エクスプレッション・ペダル・スイッチ)
ペダルのつま先部分を強く踏み込むこと によってオン/
オフさせることのできるスイッチです。
34 PEDAL ASSIGN(ペダル・アサイン)ボタン
エクスプレッション・ペダルやコントロー ル・ペダルに
関する設定をするときに使います。
35 OUTPUT SELECT(アウトプット・セレクト)ボタン
GT-6 の出力を、接続機器の出力に合わせます。
36 TUNER/BYPASS(チューナー/バイパス)ボタン
チューナー機能、バイパス機能を使うときに押します。
37 NAME/NS/MASTER ボタン(P.45, 46)
パッチに名前を付ける (NAME)/ノイズ・サプレッサー
の設定をする (NS)/マスターの設定をする(MASTER)
ときに使います。
38 UTILITY(ユーティリティー)ボタン
GT-6 の使用環境に関する設定をするときに使います。
39 MANUAL(マニュアル)ボタン
GT-6 をマニュアル・モードで使うときに押します。
45 EXP PEDAL SW ON/OFF(エクスプレッション・
ペダル・スイッチ・オン/オフ)インジケーター
エクスプレッション・ペダル・スイッチで コントロール
しているエフェクトがオンのときは点 灯し、オフのとき
は消灯します。
10
リア・パネル
fig.00-02
1
2 3 4 5 6 7 8 9
1 INPUT(インプット)ジャック
ギターを接続します。
2 OUTPUT LEVEL(アウトプット・レベル)つまみ
アウトプット・ジャックとヘッドホン・ジャッ クから出
力される音量を調節します。
各部の名称と働き
10 11
3 OUTPUT (アウトプット)ジャック R/L (MONO)
アンプやミキサーなどと接続します。
4 PHONES(ヘッドホン)ジャック
ステレオ・ヘッドホンを接続します。
5 SEND(センド)/ RETURN(リターン)ジャック
外部エフェクターを接続します。
6 DIGITAL OUT(デジタル・アウト)コネクター
デジタル・オーディオ信号が出力されます。
7 SUB EXP PEDAL/SUB CTL 1,2 ジャック
(サブ EXP ペダル/サブ・コントロール・ペダル)
別売のエクスプレッション・ペダル(EV-5 など)やフッ
ト・スイッチ(FS-5U など)を接続します。
8 MIDI IN/OUT(MIDI イン/アウト)コネクター
外部 MIDI 機器を接続して、MIDI 情報の送信/受信をし
ます。
9 POWER(電源)スイッチ
電源をオン/オフします。
10 AC アダプター・ジャック
付属の AC アダプター(BRC-100)を接続します。
11 コード・フック
AC アダプターのコードを掛けて、AC アダプターのプラ
グの抜けを防ぎます。
11
第 1 章 音を出してみよう
MTR
PHONES
INPUT
OUTPUT R OUTPUT L (MONO)
ACアダプター
BRC-100
ステレオ
ヘッドホン
PHONES
INPUT
ACアダプター
BRC-100
ステレオ
ヘッドホン
RETURN
SEND
OUTPUTINPUT
SUB EXP PEDAL
/SUB CTL 1,2
外部エフェクター
FS-5U
FS-5L
EV-5
FV-300L
など
など
接続のしかた
※ 他の機器と接続するときは、誤動作やスピー カーなどの
破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量を 絞った状態
で電源を切ってください。
※ アンプのボリュームは、すべての機器の電源 をオンにし
たあとに上げてください。
※ モノで出力する場合は、OUTPUT L(MONO)ジャック
だけにケーブルを接続してください。
Output Select(P.14):
JC-120, SMALL AMP, COMBO AMP, STACK AMP
fig.01-01
ACアダプター
BRC-100
INPUT
OUTPUT R
ギター用
入力
OUTPUT L (MONO)
ギター用
入力
ギター用
入力
ギター用
入力
Output Select(P.14):LINE/PHONES, LINE (PA)
fig.01-03
fig.01-04
アンプ
ギター・アンプ
スピーカー・システム
Output Select(P.14):
COMBO RETURN, STACK RETURN
fig.01-02
INPUT
OUTPUT R
アンプ
スピーカー・システム
OUTPUT L (MONO)
MAININ
または
RETURN
ギター・アンプ
アンプ
ギター・アンプ
スピーカー・システム
ACアダプター
BRC-100
アンプ
ギター・アンプ
スピーカー・システム
※ エクスプレッション・ペダルには、必ず指定のもの
(別売:EV-5(Roland)もしく は FV-300L + PCS-33
(Roland))をお使いください。他社製品を接続すると、
本体の故障の原因になる場合があります。
MAININ
または
RETURN
12
第 1 章 音を出してみよう
※ AC アダプターのコードは図のようにコード・フックに固
定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、
プラグが抜けて電源が切れてし まうことや、AC アダプ
ター・ジャックに無理な力が加わることを防 ぐことがで
きます。
fig.01-05
※ SUB EXP PEDAL/SUB CTL 1,2 ジャックにエクスプ
レッション・ペダルを接続する際は、ミニマム・ボリュー
ムをMINの位置でお使いください。
※ SUB EXP PEDAL/SUB CTL 1,2 ジャックにフット・ス
イッチ(FS-5U:別売)を接続する際は、ポラリティー・
スイッチを次のように設定してください。
fig.01-06
電源を入れる
正しく接続したら、必ず次の手順で電源を投入してください。
手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損す
る恐れがあります。
電源を入れる前に次のことを確認します。
1.
•
外部機器と正しく接続されていますか?
•
本体および接続するアンプなどの音量が 最小になってい
ますか?
2.
GT-6 のリア・パネルにある POWER スイッチをオンにし
ます。
ディスプレイの表示が次のように変わ り、数秒後に通常
の演奏ができる状態になります。この ときの画面を「プ
レイ画面」といいます。
fig.01-08
※ 電源投入時は、前回電源を切るときに選ん でいたパッチ
が選ばれています。
第1章
ポラリティー・スイッチ
※ 専用の接続コード PCS-31(Roland:別売)を使えば、
フット・スイッチを 2 つ接続することができます。
fig.01-07
PCS-31
白 赤
SUB EXP PEDAL/SUB CTL 1,2 ジャックにフット・ス
イッチを接続して使用するときは、P.63 の設定を行って
ください。
※ この機器は回路保護のため、電源をオンし てからしばら
くは動作しません。
外部エフェクター→ ギター・アンプ(パワー・アンプ)
3.
の順に電源をオンにします。
出力レベルを調節する
GT-6 の出力レベルを、リア・パネルの OUTPUT LEVEL つ
まみで調節します。
fig.01-09
電源を切る
1.
電源を切る前に、次のことを確認します。
•
本体および接続しているアンプなどの音 量が最小になっ
ていますか?
2.
外部エフ ェクタ ーやギター・ア ンプ(パワー・アンプ)
などの電源をオフにします。
GT-6 の電源をオフにします。
3.
13
第 1 章 音を出してみよう
接続する機器(アンプ)を設定す
る(アウトプット・セレクト)
OUTPUT ジャックに接続する機器の種類を設定します。
GT-6 の性能を最大限に発揮させるために、必ず使用環境
に合わせたアウトプット・セレクトの設定をしてくださ
い。
■操作方法
[OUTPUT SELECT]を押してインジケーターを点灯させ
1.
ます。
アウトプット・セレクトの設定画面が表示されます。
fig.01-10
PATCH/VALUE ダイヤルで、OUTPUT ジャックに接続す
2.
る機器の種類を設定します。
LINE/PHONES:
ヘッドホ ンを 使用すると きや MTR に 接続してレ コー
ディングをする場合の設定です。
LINE(PA):
ミキサー等の PA 用機器に接続する場合の設定です。
ギターのチューニング
GT-6 に内蔵された「チューナー機能」を使ってギターの
チューニングをすることができます。
操作方法については、『ギターをチューニングする』
(P.57)をご覧ください。
JC-120:
ローランドのギター・アンプ JC-120 に接続する場合の
設定です。
SMALL AMP:
小型のギター・アンプに接続する場合の設定です。
COMBO AMP:
JC-120 以外のコンボ・タイプ(アンプとスピーカーが
一体になったタイプ)のギター・アンプのギタ ー用入力
に接続する場合の設定です。
※ 使用されるギター・アンプによっては、JC-120に設
定すると良い結果が得られる場合があります。
STACK AMP:
スタック・タイプ(アンプとスピーカーが分離 したタイ
プ)のギター・アンプのギター用入力に接続す る場合の
設定です。
COMBO RETURN:
コンボ・タイプのギター・アンプで、RETURN に接続す
る場合の設定です。
STACK RETURN:
スタック・タイプのギター・アンプで、RETURN に接続
する場合の設定です。
14
第 1 章 音を出してみよう
パッチとは
GT-6 は、エフェクトの組み合わせやパラメータ ーの設定を
340 種類記憶しています。このひとつひとつの設定を「パッ
チ」と呼び、次のようにバンク/ナンバーで整理されていま
す。
fig.01-11
バンク85
バンク36
バンク35
バンク1
ユーザー・バンク(1 〜 35)
ユーザー・バンクには、新たに作ったエフェクトの設定を記
憶できます。これらのバンクのパッチを「ユーザー・パッチ」
といいます。
パッチの切り替えかた
(パッチ・チェンジ)
本体操作によるパッチの選びかた
パッチは、「バンク」(1 〜 85)と「ナンバー」(1 〜 4)を
切り替えて選びます。GT-6 では、バンク/ ナンバーをそれ
ぞれ次の位置に表示します。
fig.01-14a
fig.01-14b
ナンバー
第1章
※ ユーザー・パッチの場合は、右側のディスプレイにU
と表示されます。
fig.01-12
プリセット・バンク(36 〜 85)
プリセット・バンクには、GT-6 の特徴を生かし たエフェク
トの設定が記憶されています。これらのバンクのパッチを「プ
リセット・パッチ」といいます。プリセット・パッチには書
き込みはできませんが、プリセット・パッチの設定を変更(エ
ディット)することはできます。変更した設定を保存したい
ときはユーザー・パッチに記憶してください。
※ プリセット・パッチの場合は、右側のディスプレイにP
と表示されます。
fig.01-13
※ パッチを選ぶ場合、バンクを切り替え ても、ナンバーを
選ぶまではパッチは切り替わりません。バ ンクを切り替
えただけでパッチが切り替わるようにしたい場合は、
パッチ・チェンジ・モード(P.61)の設定を行なってく
ださい。また、PATCH/VALUE ダイヤルの操作でパッチ
を切り替えることもできます。
※ パッチを切り替えると、ディレイ音とリバ ーブ音は途切
れます。
ナンバーだけを切り替える
fig.01-15
1
使いたいパッチのナンバーをナンバー・ペ ダルで選びま
1.
す。
踏んだナンバー・ペダルのインジケーターが点灯し、パッ
チが切り替わります。
15
第 1 章 音を出してみよう
バンクとナンバーを切り替える
fig.01-16
1
2
BANK ペダルを踏みます。
1.
バンクが切り替わります。そして、BANK ペダルを踏む
前のナンバー・ペダルのインジケーターが 点滅し、パッ
チのナンバーを指定する状態になります(この状態では、
まだパッチが切り替わっていません)。
2.
使いたいパッチのナンバーをナンバー・ペダ ルで選びま
す。
選んだナンバー・ペダルのインジケーターが点灯し、パッ
チが切り替わります。
ディスプレイの表示について
プレイ画面に表示される情報は次のとおりです。
fig.01-17
パッチ・ネーム
バンク
ユーザー/プリセット
バンク-ナンバー
パッチが切り替わらないときは
GT-6 では、プレイ画面以外ではパッチの切り替 えができま
せん。[EXIT]を押してプレイ画面に戻してください(P.13)。
16
第 2 章 好みの音色(パッチ)を作ってみよう
イメージに近い音色を探す
(EZ トーン)
GT-6 には、実際に演奏に使う音色(パッ チ)の他に、その
音色を作る際の手助けとなるサンプル・セッティングが内蔵
されています。これを「EZ トーン」と呼びます。
EZ トー ン機能を使うと、作りた い音のイメージに近いセッ
ティングを素早く探し出すことができます。
fig.02-01
2
3
1.
[EZ TONE]を押します。
2.
VALUE ダイヤルを回して、好みの音色に近いセッティン
グを選びます。
4
1
各つまみによって音色を調節する
GT-6 のパネルには 15 個のつまみが用意されています。選ん
だパッチの音色に少し変化を付けたい場合、これらのつまみ
で簡単に行うことができます。
fig.02-03
第2章
PREAMP TYPE(プリアンプ・タイプ):
プリアンプの種類を選択します。
※ [TYPE VARIATION]を押すと、つまみ位置のタイプに
対応したバリエーションが選べます。
PREAMP GAIN(プリアンプ・ゲイン):
プリアンプの歪み感を調整します。右に回すほど歪み感が強
くなります。
3.
オン/オフ・ボタンを押してエフェクトをオ ン/オフさ
せ、つまみを回して音色を調節します。
fig.02-02
オン/オフ・ボタン
※ [EZ TONE]を再度押すと、EZ トーン・モードになる前
の音との比較ができます。
4.
[EXIT]を押すと、プレイ画面に戻ります。
音色は、EZ トーンで選ばれた音になります。
※ ディスプレイ表示が点滅している(EZ トーン・モードに
なる前の音が 選ばれて いる)ときに[EXIT]を押すと、
EZ トーン・モードに入る前に選んでいたパッチに戻りま
す。
PREAMP BASS(プリアンプ・ベース):
プリアンプの低音域の音質を調節します。右に回すほど低音
域が強調されます。
PREAMP MIDDLE(プリアンプ・ミドル):
プリアンプの中音域の音質を調節します。右に回すほど中音
域が強調されます。
PREAMP TREBLE(プリアンプ・トレブル):
プリアンプの高音域の音質を調節します。右に回すほど高音
域が強調されます。
PREAMP LEVEL(プリアンプ・レベル):
プリアンプの音量を調節します。右に回すほど大きな音にな
ります。
SPEAKER(スピーカー):
スピーカーの種類を選択します。
ORIGINAL を選ぶと、PREAMP TYPE の設定に適したスピー
カーが選ばれます。
※ 作った音色を残しておきたいときは、ライト操作(P.22)
でユーザー・パッチに記憶させてください。
17
第 2 章 好みの音色(パッチ)を作ってみよう
OVERDRIVE/DISTORTION TYPE
(オーバードライブ/ディストーション・タイプ):
オーバードライブ/ディストーションの種類を選びます。
※ [TYPE VARIATION]を押すと、つまみ位置のタイプに
対応したバリエーションが選べます。
OVERDRIVE/DISTORTION DRIVE(オーバードライブ
/ディストーション・ドライブ):
オーバー ドライ ブ/ディス トーション の歪み感を 調整しま
す。右に回すほど歪み感が強くなります。
OVERDRIVE/DISTORTION LEVEL(オーバードライブ
/ディストーション・レベル):
オーバードライ ブ/ディス トーションの音量を調 節します。
右に回すほど大きな音になります。
DELAY FEEDBACK(ディレイ・フィードバック):
ディレイの繰り返し回数を調節します。右に回すほど繰り返
しが多くなります。
DELAY LEVEL(ディレイ・レベル):
ディレイ音の音量を調節します。右に回すほどディレイ音が
大きくなります。
エフェクトを加える
GT-6 では、内蔵エフェクトのオン/オフの切り替えをボタ
ン操作で行ないます。エフェクト・オンに設定したエフェク
トは、オン/オフ・ボタンのインジケーターが点灯します。
fig.02-04
1,2,3
1.
エフェクト・オン/オフを切り替えたいエ フェクトのオ
ン/オフ・ボタンを押します。
ディスプレイには、選択したエフェクトの 設定が表示さ
れます。
fig.02-05
4
CHORUS LEVEL(コーラス・レベル):
コーラス音の音量を調節します。右に回すほどコーラス音が
大きくなります。
REVERB LEVEL(リバーブ・レベル):
リバーブ音の音量を調節します。右に回すほどリバーブ音が
大きくなります。
PATCH LEVEL(パッチ・レベル):
全体の音量を調節します。右に回すほど大きな音になります。
EZ トー ンで作った音色やつま みで変化させた音色を残して
おきたいときは、ライト操作(P.22)でユーザー・パッチに
記憶させてください。
2.
オン/オフ・ボタンをもう一度押す と、エフェクト・オ
ン/オフが切り替わります。
※ エフェクト・オフに設定したエフェク トは、エフェクト
名が点滅しながら表示されます。
※ 操作 1 で FX-1、FX-2、WAHを選んだ時には FX Select
パラメーターで設定(個々のパラメーター でより細かく
設定する:P.19)したエフェクトのオン/オフが切り替
わります。
3.
他のエフェクトのエフェクト・オン/オフ を設定するに
は、操作 1 〜 2 を繰り返します。
[EXIT]を押すとプレイ画面に戻ります。
4.
※ 設定した音色を残しておきたいときは、ライト操作
(P.22)でユーザー・パッチに記憶させてください。
18
第 2 章 好みの音色(パッチ)を作ってみよう
エフェクトの音色を設定する
(クイック・セッティング)
各エフェクトには「クイック・セッティング」という、サン
プル設定があらかじめ用意されています。細かい設定をしな
くても、クイック・セッティングを選んで組み合わせるだけ
で、簡単に新しいエフェクト音を作り出すことができます。
1.
設定を変更したいエフェクトのオン/オ フ・ボタンを押
します。
ディスプレイには、選択したエフェクトのパ ラメーター
が表示されます。
※ エディット中は、エフェクトごとに最後に操 作したパラ
メーターが表示されます。
2.
PARAMETER[ ][ ]で、クイック・セッティ
ングのパラメーターを選びます。
fig.02-06
3.
VALUE ダイヤルで、好みのエフェクト・セッティングを
選びます。
※ P00: Userは、画面上段に表示されているエフェクト
が、現在選ばれているパッチに保存されて いる設定、ま
たは現在 変更 中の設定 になって いることを 表してい ま
す。
※ 操作 1 で FX-1、FX-2、WAH を選んだ時には、FX Select
パラメーター(次項参照)で設定したエフェク トのセッ
ティングが切り替わります。
個々のパラメーターでより細かく
設定する
各エフェクトは、それぞれ数種類のパラメーターによって構
成されています。これらのパラメーターを 1 つ 1 つ修正する
ことで、より繊細な音作りをすることができます。
fig.02-07
3
2
1
1.
設定を変更したいエフェクトのオン/ オフ・ボタンを押
します。
ディスプレイには選択したエフェクトの パラメーターが
表示されます。
PARAMETER[][]で設定を変更するパラメー
2.
ターを選びます。
一画面に複 数のパラ メーターが表示 されている場合は、
PARAMETER[ ][ ]で設定するパラメーター
にカーソルを合わせます。
PARAMETER[ ]([])を押しながら
PARAMETER[ ]([])を押すと、要点とな
るパラメーターへジャンプします。パラメーター数が少
ないエフェクトでは、最終(先頭)パラメーターへジャ
ンプします。
6
第2章
VALUE ダイヤルを回して設定値を変更します。
3.
4.
他のパラメーターの設定を変更するときは、操作2〜 3を
繰り返します。
5.
さらに 他の エフェクト のパラメ ーターを 変更する場 合
は、操作 1 〜 4 を繰り返します。
[EXIT]を押すとプレイ画面に戻ります。
6.
※ 設定した音色を残しておきたいときは、ライト操作
(P.22)でユーザー・パッチに記憶させてください。
19
第 2 章 好みの音色(パッチ)を作ってみよう
ペダル・エフェクト(ワウ、ペダ
ル・ベンド)を使用する
本体のエクスプレッション・ペダルを操作して、ワウやペダ
ル・ベンド(ペダル操作によるピッチ・ベンド)の効果を得
ることができます。
ワウ
fig.02-08
4
1
3
5
1.
[WAH]を押します。
2.
WAH をエフェクト・オンの状態にします。(『エフェクト
を加える』P.18)
※ 既にエフェクト・オンになっている時にはこ の操作は必
要ありません。
3.
PARAMETER[][]でFX Selectのパラメーター
を選びます。
ペダル・ベンド
fig.02-09
4
3
5
1
[FX-2]を押します。
1.
2.
FX-2 をエフェクト・オンの状態にします。(『エフェクト
を加える』P.18)
※ 既にエフェクト・オンになっている時には この操作は必
要ありません。
3.
PARAMETER[][]でFX Selectのパラメーター
を選びます。
VALUE ダイヤルで設定値をPBにします。
4.
エクスプレッション・ペダルを操作す ると、ペダルベン
ド効果が得られます。
※ エクスプレッション・ペダル・スイッチに PB のオン/
オフを割り当てると、ペダルのつま先部分 を強く踏み込
むことによってペダル・ベンドのオン/オ フを切り替え
ることができます。
4.
VALUE ダイヤルで設定値をWAHにします。
エクスプレッション・ペダルを操作すると、ワ ウ効果が
得られます。
※ エクスプレッション・ペダル・スイッチに WAH のオン
/オフを割り当てると、ペダルのつま先部分 を強く踏み
込むことによってワウのオン/オフを切り替 えることが
できます。
5.
[EXIT]を押すとプレイ画面に戻ります。
※ 設定した音色を残しておきたいときは、ライト操作
(P.22)でユーザー・パッチに記憶させてください。
20
第 2 章 好みの音色(パッチ)を作ってみよう
音色に名前をつける
各パッチには、最大 16 文字までの名前(パッチ・ネーム)を
つけることができます。作成した音をイメージする名前や使
用する曲名など、好みに応じて名前をつけることができます。
fig.02-10
3
2
1
1.
[NAME/NS/MASTER]を押して、ネーム修正画面を表示
させます。
※ [NAME/NS/MASTER]は、押すたびに
NAME → NOISE SUPPRESSOR → MASTER → FOOT
VOLUME → EFFECT CHAIN と設定項目が変わります。
fig.02-11
3
エフェクトの順序を入れ替える
(エフェクト・チェイン)
エフェクトの接続順序を自由に設定することができます。
fig.02-12
2
2
3
1.
[NAME/NS/MASTER]を押して、Effect Chainを表示
させます。
※ [NAME/NS/MASTER]は、押すたびに
NAME → NOISE SUPPRESSOR → MASTER → FOOT
VOLUME → EFFECT CHAIN と設定項目が変わります。
fig.02-13
1
第2章
カーソル
PARAMETER[ ][ ]を押して、修正したい文
2.
字部分にカーソルを移動させます。
VALUE ダイヤルで、文字を変更します。
3.
※ 文字の変更中には、次の機能が使えます。
CAPS: カーソ ルの位置の文字の大文 字/小文字を 切
り替えます。
INS: カーソルの位置に空白を挿入します。
DEL: カーソルの位置の文字を削除し、それ以降の文
字を左に詰めます。
さらに名前を修正するには、操作 2 〜 3を繰り返してくだ
4.
さい。
パッチ・ネ ーム を残し ておきた いとき は、ライト操 作
5.
(P.22)を行います。
[EXIT]を押すとプレイ画面に戻ります。
※ エフェクト・オフのエフェクトは小文字で表示されます。
2.
VALUE ダイヤルまたは PARAMETER[][]で、
エフェ クト を挿入した い位置に カーソル を移動させ ま
す。
挿入するエフェクトのオン/オフ・ボタンを押します。
3.
カーソルの位置に、選択されたエフェクト が挿入されま
す。
※ フット・ボリュームは[PEDAL ASSIGN]で操作します。
4.
さらに接続順序を変えるには、操作2〜3を繰り返します。
設定した接続順序を残しておきたいと きは、ライト操作
5.
(P.22)を行います。
[EXIT]を押すと、プレイ画面に戻ります。
接続順序の設定中でも、エフェクト・オン /オフを切り
替えることができます。カーソルの左右に 表示されてい
るエフェクトに限り、エフェクトに対応するオン/オフ・
ボタンを押すとエフェクト・オン/オフが 切り替わりま
す。
21
第 3 章 作った音色を記憶させる
ライト
EZ トー ンで作った音色や変化 させた音色を残しておきたい
ときは、「ライト操作」でユーザー・パッチに記憶させます。
※ ライト操作をしておかなければ、電源を切っ たり音色の
切り替え(パッチ・チェンジ P.15)を行うと、作った音
色は消えてしまいます。
fig.03-01
2
1,3
1.
[WRITE]を押します。
ディスプレイの表 示が切り替 わり、記憶先のユーザー・
パッチを指定する状態になります。
fig.03-02
記憶先の
ユーザー・パッチ
パッチをコピーする
プリセットまたはユーザー・パッチを別のユーザー・パッチ
にコピーすることができます。
fig.03-03
3
2,4
コピー元のパッチを選びます。
1.
(P.15『パッチの切り替えかた』参照)
2.
[WRITE]を押します。
ディスプレイの 表示が切り替 わり、コピー先のパッチ・
ナンバーを指定する状態になります。
fig.03-04
コピー先の
ユーザー・パッチ
VALUE ダイヤルで、記憶先のユーザー・パッチを選びま
2.
す。
※ 現在のユーザー・パッチのままでよいとき は、この操作
は必要ありません。
※ ライト操作を中 止すると きは、[EXIT]を 押してくださ
い。プレイ画面に戻ります。
※ 記憶先は『パッチの切り替えかた』(P.15)と同様の操作
でも選ぶことができます。
[WRITE]を押します。
3.
ライト先のパッチに切り替わり、プレイ画面に戻ります。
※ いったんライト操作をすると、ライト先のパ ッチに記憶
されていたパッチの音色は失われます。
3.
VALUE ダイヤルでコピー先のユーザー・パッチを選びま
す。
※ コピーを中止するときは、[EXIT]を押してください。プ
レイ画面に戻ります。
※ コピー先は『パッチの切り替えかた』(P.15)と同様の操
作でも選ぶことができます。
[WRITE]を押します。
4.
コピー先のパッチに切り替わり、プレイ画面に戻ります。
※ いったんコピー操作をするとコピー先の パッチに記憶さ
れていたパッチの音色は失われます。
22
パッチを入れ替える
パッチの並びを変えてみましょう。
GT-6 では、ユーザー・パッチ同士を入れ替える ことができ
ます。
fig.03-05
4
3
2,5
第 3 章 作った音色を記憶させる
第3章
1.
入れ替え元のユーザー・パッチを選びます。
(P.15『パッチの切り替えかた』参照)
[WRITE]を押します。
2.
3.
PARAMETER[ ]を押します。
ディスプレイの表示が切り替わり、入れ替え先のパッチ・
ナンバーを指定する状態になります。
fig.03-06
入れ替え先の
ユーザー・パッチ
VALUE ダイヤルで、入れ替え先のユーザー・パッチを選
4.
びます。
※ 入れ替えを中止するときは、[EXIT]を押してください。
プレイ画面に戻ります。
※ 入れ替え先は『パッチの切り替えかた』(P.15)と同様の
操作でも選ぶことができます。
[WRITE]を押します。
5.
入れ替え元のメモリーに記憶されたパッチと 入れ替え先
のメモリーに記憶されたパッチが入れ替 わり、プレイ画
面に戻ります。
23
第 4 章 エフェクトの紹介
GT-6 に内蔵されているエフェクトの特長や効果、パラメーターについて説明します。
各エフェクトに入力された音を「ダイレクト音」、エフェ
クトによって変化した音を「エフェクト音」と して表し
ています。
以降記載の会社名および製品名は各社の商標または登録
商標でボスとは関係ありません。
本書ではCOSMによってシミュレートされたサウンドを
適切に表現するために、これらの名称を使用しています。
PREAMP/SPEAKER(プリアンプ/スピーカー・シミュレーター)
COSM 技術により、「プリアンプ」ではギター・アンプの特性を、「スピーカー・シミュレーター」ではスピーカーのサイズとキャ
ビネットの形状をシミュレートします。
パラメーター 設定値
On/Off Off, On
Type P.25 参照
Gain 0 〜 100
Bass 0 〜 100
Middle 0 〜 100
Treble 0 〜 100
Presence 0 〜 100
Level 0 〜 100
Bright Off, On
Gain SW Low, Middle, High
Speaker SW Off, On
Speaker Type 1x10", 1x12", 2x12", 4x12",
8x12", ORIGINAL
Mic Setting (*) Center, 1 cm 〜 10 cm
Mic Level (*) 0 〜 100
Direct Level (*) 0 〜 100
(*) OUTPUT SELECT がLINE/PHONES、LINE (PA)
のときに表示されます。
24
TYPE(タイプ)
プリアンプのタイプを設定します。
JC-120 Jazz Combo Full Range
JC CLEAN
TW CLEAN
CRUNCH
VO COMBO
MATCH DRV
BG LEAD
MS STACK
R-FIER
Hi GAIN
METAL
CUSTOM
ローランド JC-120 のサウンドで
す。
Clean TWIN Pro Crunch Tweed
Fender の Twin Reverb をモデリ
ングしています。
Crunch Blues Stack Crunch
自然な歪みの得られるクランチ・
サウンドです。
VO Drive VO Lead VO Clean
VOX AC-30TB のドライブ・サウ
ンドをモデリングしています。
MATCH Drive MATCH Lead Fat MATCH
Matchless D/C-30 の左インプッ
トに入力したサウンドをモデリン
グしています。
BG Lead BG Drive BG Rhythm
MESA/Boogie コンボ・アンプの
リード・サウンドをモデリングし
ています。
MS1959(I) MS1959(I+II) MS HiGain
Marshall 1959 のインプット I に
入力したサウンドをモデリングし
ています。
R-Fier RED R-FierOrang R-FierVint
MESA/Boogie DUAL Rectifier の
RED チャンネルをモデリングして
います。
SLDN Drive Stack Lead Stack
Soldano SLO-100 をモデリング
しています。
5150 Drive Metal Stack Metal Lead
Peavey EVH5150 のリード・チャ
ンネルをモデリングしています。
Custom1 Custom2 Custom3
カスタム用アンプ 1 カスタム用アンプ 2 カスタム用アンプ 3
第 4 章 エフェクトの紹介
[TYPE VARIATION]
消灯 赤点灯 緑点灯
ジャズに適したサウンドです。 フラットな特性のサウンドです。
Fender の Pro Reverb をモデリン
グしています。
ブルースに適したサウンドです。
VOX AC-30TB のリード・サウン
ドをモデリングしています
Matchless D/C-30 の右インプッ
トに入力したサウンドをモデリン
グしています。
MESA/Boogie の TREBLE SHIFT
SW をオンにしたときのサウンド
をモデリングしています。
Marshall 1959 のインプット I と II
をパラレル接続したサウンドをモ
デリングしています。
MESA/Boogie DUAL Rectifier の
ORANGE チャンネルをモデリング
しています。
ハイ・ゲインなドライブ・サウン
ドです。
メタルに適したドライブ・サウン
ドです。
Fender の Bassman 4 x 10''
Combo をモデリングしています。
ハイ・ゲインなクランチ・サウン
ドです。
VOX AC-30TB のクリーン・サウ
ンドをモデリングしています。
ハイ・ゲイン改造を施した
MATCHLESS のサウンドをモデリ
ングしています。
MESA/Boogie のリズム・チャン
ネルのサウンドをモデリングして
います。
中域ブースト改造を施した
Marshall のサウンドをモデリング
しています。
MESA/Boogie Rectifier の
VINTAGE SW をオンにしたときの
サウンドをモデリングしています。
ハイ・ゲインなリード・サウンド
です。
メタルに適したリード・サウンド
です。
第4章
タイプに CUSTOM を選んだとき
TYPE が CUSTOM のときには、次のパラメーターを設定す
ることができます。
『プリアンプの「カスタム」を設定する』(P.53)
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第 4 章 エフェクトの紹介
パラメーター 設定値
Custom Type(1 〜 3) JC Clean, TW Clean, Crunch,
VO Lead, BG Lead,MS1959 Stk,
MODERN Stk
Custom Bottom -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom Edge -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom Bass Freq -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom Treble Freq -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom Preamp Low -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom Preamp High -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom SpeakerLow -50 〜 +50
(1 〜 3)
Custom SpeakerHigh -50 〜 +50
(1 〜 3)
Gain(ゲイン)
アンプの歪み具合いを調節します。
Gain SW(ゲイン・スイッチ)
アンプの歪み具合いを Low/Middle/High の 3 段階で切り替
えます。Low、Middle、High の順番で歪みが大きくなります。
※ 各タイプの音色は、ゲインが「Middle」のときを基準に
音作りされています。通常は「Middle」の位置で使用し
てください。
Speaker SW(スピーカー・スイッチ)
スピーカー・シミュレーターのオン/オフを設定します。
SPEAKER TYPE(スピーカー・タイプ)
1x10":
10インチ・スピーカー1個の後面開放方式の小型スピーカー・
キャビネットです。
1x12":
12インチ・スピーカー1個の後面開放方式の小型スピーカー・
キャビネットです。
2x12":
12 インチ・スピーカー 2 個の後面開放方式の一般的なスピー
カー・キャビネットです。
Bass(ベース)
低音域の音質を調節します。
Middle(ミドル)
中音域の音質を調節します。
Treble(トレブル)
高音域の音質を調節します。
Presence(プレゼンス)
超高音域の音質を調節します。
※ タイプに「MATCH DRV」「VO COMBO」を選んだ場合、
プレゼンスを上げると高域がカットされます(値は 0 か
ら -100 に変化します)。
Level(レベル)
プリアンプ全体の音量を調節します。
※ Level は上げ過ぎないように注意してください。
Bright(ブライト)
ブライト・オン/オフを設定します。
Off:
ブライトを使用しません。
4x12":
12 インチ・スピーカー 4 個の密閉方式のスピーカー・キャ
ビネットです。大型アンプに最適です。
8x12":
4x12" の 2 段積みです。
ORIGINAL:
Typeで選んだアンプに搭載されているスピーカーです。
Mic Settting(マイク・セッティング)
マイクの位置をシミュレーションします。「Center」はスピー
カー・コーン の中 央にマイク をセッテ ィングした 状態をシ
ミュレーションします。「1 cm 〜 10 cm」は、スピーカー・
コーンの中央から設定した距離だけマイクを移動した状態を
シミュレーションします。
Mic Level(マイク・レベル)
マイクの音量を調節します。
Direct Level(ダイレクト・レベル)
ダイレクト音の音量を調節します。
※ タイプに「Full range」を選んだときは、Mic Level=100,
Direct Level=0 で使用してください。
On:
ブライトを使用して、より歯切れのよい明るい音質になります。
※ タイプの設定によっては、表示されないことがあります。
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