Roland FA-101 User Manual [ja]

取扱説明書
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご注意」
( P.5)をよくお読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書
をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。
FA-101ブロック図
LED
● 取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
 2004 ローランド株式会社 
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。
LED
204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporationの米国及びその他の国における登録商標です。
206e
※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ®operating system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
2

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説 明書をよく読んでください。
....................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
....................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必 ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
....................................................................................................
004
● 次のような場所での使用や保存はしないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡 れた床な
ど)や湿度の高い場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所 ○ 振動の多い場所
....................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所 に設置してください。
....................................................................................................
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC 100 V の電源で使用してください。
.....................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず付属のものを使用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使 用しないでください。
.....................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源 コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
.....................................................................................................
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設 定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ い。
.....................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に 入れないでください。
.....................................................................................................
の中に描かれています。
3
警告
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店 またはローランド・サービスに修理を依頼して ください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
....................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず 大人のかたが、監視/指導してあげてください。
....................................................................................................
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を 与えないでください。
....................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしない でください。特に、電源タップを使用している 場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが あります。
....................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
....................................................................................................
023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛 めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
....................................................................................................
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置して、使用 してください。
....................................................................................................
102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き 差しするときは、必ずプラグを持ってください。
注意
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
.....................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いもの を置かないでください。
.....................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機 器本体やコンセントに抜き差ししないでくださ い。
.....................................................................................................
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を外して ください。
.....................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
.....................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプター をコンセントから外してください。
.....................................................................................................
118
● 接地端子のネジを外した場合は、小さなお子様 が誤って飲み込んだりすることのないようお子 様の手の届かないところへ保管してください。
.....................................................................................................
120
● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マ イクロホンを接続したとき以外は、ファンタム 電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・ マイクロホンやオーディオ再生装置などにファ ンタム電源を供給すると故障の原因になりま す。マイクロホンの仕様については、お使いの マイクロホンの取扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC 48V、20mA Max)
.....................................................................................................
....................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ プターとコンセントの間にゴミやほこりがたま ると、絶縁不良を起こして火災の原因になりま す。
....................................................................................................
4

使用上のご注意

291a
3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイン
バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続さ れているコンセントと同じコンセントに接続しないでくだ さい。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズにより 本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあります。電 源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・ フィルターを取り付けてください。
302
● ACアダプターを長時間使用すると ACアダプター本体が多
少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた
め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持
つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ
画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信
時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。 この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、もしく は電源を切ってください。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因に
なりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使用 してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ
た布で汚れを拭き取ってください。汚 れが激しいときは、 中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原 因と なるベンジン、シン ナー およびアル
コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、 改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修
理をお断りする場合もあります。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持 するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有してい ます。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただ きます。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっ ては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、また は最寄りのローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
552(*** は、複数になる場合もあります)
● ハード・ディスクなどの失われた記憶内容の修復に関しま しては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各 市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用く ださい。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、次 の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなく なる場合があります。ケーブルの仕様につきましては、 ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
563
● この商品を権利者の許諾なく賃貸等に使用することを禁じ ます。また、無断複製することは法律で禁じられています。
5
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが あります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナー でクリーニングしてください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その 他)の一部または全部を、権利者に 無断で録音し、配布、 販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられ ています。
852a
● 本機では、外部機器とデジタル接続でオーディオ信号をや りとりする際、SCMS(Serial Copy Management System) による制約を受けず録音を行うことができます。これは本 機が専ら音楽制作を目的としており、他者の著作権を侵害 しない作品(自作曲など)の録音まで、制約を受けること がないよう設計されているためです。(SCMS とは、デジ タル接続を介しての、第二世代以降のコピー録音を制限す る機能です。著作権保護の目的で、MD レコーダーなどの 民生用デジタル・オーディオ機器に搭載されています。)
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用 しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を 侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、SCMS 等の技術的保護手段を回避して第三者の著作物を無断で複 製することは、第三者の著作権を侵害する行為となり、法 律で禁じられています。
855
● 技術的保護手段が施されていないもの、及び SCMS に対応 しての複製に関しては、従来どおり私的使用の範囲で行え ます。
6
目次
パッケージの内容 ...................................................................... 8
各部の名称のはたらき............................................................... 9
フロント・パネル....................................................................................................................9
リア・パネル .........................................................................................................................12
ドライバのインストール(Macintosh)...................................14
ドライバの設定 ..................................................................................................................... 14
ドライバのインストール(Windows)..................................... 17
バックグラウンドの処理を優先する................................................................................ 21
ドライバの設定 ..................................................................................................................... 22
基本的な接続と設定................................................................. 25
基本的な接続 .........................................................................................................................25
マイクやギターを録音する ................................................................................................ 26
デジタル信号を録音する..................................................................................................... 28
いろいろな機器を接続する ................................................................................................ 29
ソフトウェアの設定................................................................. 30
SONAR 3 ............................................................................................................................... 30
Digital Performer .................................................................................................................. 32
Cubase SX/SL..................................................................................................................... 33
Logic........................................................................................................................................ 34
FA-101 ドライバの設定ダイアログ(Windows) ......................................................... 35
トラブルシューティング ......................................................... 37
主な仕様................................................................................... 46
索引..........................................................................................47
7

パッケージの内容

■ FA-101
fig.FA-101
■ AC アダプター
専用の AC アダプターです。必ず付属のものをお使いください。
■ FireWire(IEEE1394)ケーブル
(6 ピン⇔ 6 ピン・タイプ 1本、6 ピン⇔ 4 ピン・タイプ 1本)
コンピューターの IEEE1394 端子(FireWire 端子、iLink 端子、DV 端子)と FA-101 を接続するためのケー ブルです。
6 ピン⇔ 4 ピン・タイプでは、バス電源での使用はできません。
※ FireWire(IEEE1394)ケーブルは付属のものをお使いください。
破損などにより付属の FireWire(IEEE1394)ケーブルが必要な場合は、保証書の封筒に記載されている
「サービスの窓口」にご相談ください。
■ 取扱説明書
本書です。常に手元に置いて、いつでも参照できるようにしてください。
■ CD-ROM
FA-101 ドライバとデモ曲が収録されています。 ※ ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしないでください。データの読み出しがうまくいか
ないことがあります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナーでクリーニングしてください。
警告
CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生しないで下さい。 大音量によって耳を痛めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
■ 保証書
FA-101 本体の保証書です。保証期間内に FA-101 の修理を受ける際に必要ですので、記載事項を確 認の上、大切に保管してください。 保証書の封筒に記載されている「サービスの窓口」は、FA-101 本体の修理に関する問い合わせ先で す。FA-101 の操作などに関するお問い合わせは『お問い合わせの窓口』(P.48)までご連絡ください。
■ ローランド ユーザー登録カード
FA-101 のユーザーとして登録していただくための登録カードです。ローランド ユーザー登録カード に記載されている登録方法をお読みになり、必ずユーザー登録をしてください。
8

各部の名称のはたらき

XLRタイプ
TRS標準
タイプ
(バランス)
標準タイプ 
(アンバランス)

フロント・パネル

fig.front
4
1
2
fig.jack-type
コンボ入力ジャック
1.
マイク・プリアンプ対応のアナログ・オーディオ信号入力ジャックです。XLR タイ プと標準タイプのプラグに対応し、接続する機器に応じて選択することができます。 また、バランス/アン・バランスのいずれも接続が可能です。 XLR タイプは、ファンタム電源 48V に対応しており、ファンタム電源対応のコン デンサー・マイクを接続することができます。その場合は、リア・パネルのファン タム電源スイッチ( 19)をオンにしてお使いください。
fig.XLR-TRS
※ FA-101 は、バランス(XRL/TRS)タイプ
の入力ジャックを装備しており、次のように 配線されています。接続する機器の配線をご 確認のうえ、接続してください。
入力感度つまみ
2.
フロント・パネルのコンボ入力ジャック( 1)に入力された信号の入力レベルを調整します。
3.
入力インピーダンス切り替えスイッチ
コンボ入力ジャック( 1)INPUT 2 の標準タイプの入力ジャックに接続する機器に応じて、ハイ・イン
ピーダンス・タイプ(Hi-Z)とロー・インピ ーダンス・タイプ(Lo-Z)を選択しま す。ギターやベースなど を接続する場合はハイ・インピーダンス(Hi-Z)、マイクを接続する場合にはロー・インピーダンス(Lo-Z) に設定します。
コンボ入力ジャックINPUT 1 は、ロー・インピーダンス(Lo-Z)固定です。
3
4
78 9
56
1:GND 2:HOT 3:COLD
10 11
12
GND(SLEEVE)
HOT(TIP)
COLD(RING)
13
14
15
16
9
各部の名称のはたらき
fig.front
4
1
2
入力/出力レベル・インジケーター
4.
コンボ入力ジャック( 1)から入力された信号および WAVE OUT 1/2(WDM の場合は OUTPUT1 → P.22 参照)から出力された信号のレベルに応じて LED が点灯します。(ブロック図参照→表紙) 入力レベルを調整する場合は、コンピューターからの音の再生を停止してください。
入力レベルインジケーター時
出力レベルインジケーター時
シンク・インジケーター
5.
デジタル入力スイッチ( 6)がオンのとき、デジタル入力コネクター( 7)に接続されたデジタル機器との同 期状態をあらわします。
3
4
78 9
赤い LED が点灯すると音が歪みます。赤い LED が点灯しないよう に入力感度つまみ( 2)で入力レベルを調整してください。
赤い LED が点灯しますが、音は歪みません。 ※ 192kHz で動作しているときは、入力時のみ点灯します。   出力時は点灯しません。
56
10 11
12
13
14
15
16
緑色点灯 正しく同期しています。
同期がとれていません。デジタル入力コネクターにデジタル機器が正しく接続されている
緑色点滅
6.
デジタル入力スイッチ
デジタル入力を録音する場合には、オン( 押し込まれた状態)にします。デジタル入力コネクター( 7)に 接続された、外部のデジタル機器と同期させることができます(外部同期モード)。
7.
デジタル入力コネクター(オプティカル)
CD/MD/DAT などからデジタル入力するときに使用します。 デジタル入力コネクターへ入力されたデジタル信号は、INPUT9、10(WDM の場合は INPUT5 → P.22 参照)として入力されます。 デジタル信号を録音する場合は、デジタル入力スイッチ( 6)をオンにしてください。
サンプリング周波数切り替えスイッチ( 9)で設定した周波数の信号を入力してください。
8.
デジタル出力コネクター(オプティカル)
MD や DAT などのデジタル音響機器にデジタル接続するときに使用します。 デジタル出力コネクターから出力されたデジタル信号は、OUTPUT9、10(WDM の場合は OUTPUT5 → P.22 参照)として出力されます。
か確認してください。 また、接続したデジタル機器のサンプリング周波数と FA-101 のサンプリング周波数切り
替えスイッチ( 9)の設定が同じ周波数になっているか確認してください。
10
サンプリング周波数切り替えスイッチ
9.
オーディオ・データを録音、再生するときのサンプリング周波数を設定します。設定を有効にするためには、 すべてのソフトウエアを終了して、FA-101 の電源を入れなおす必要があります。
※ Macintosh でお使いの場合にサンプリング周波数を切り替えるときには、FA-101 の電源をオフにした後
Mac OS のシステム環境設定ダイアログのサウンドで、入力タブと出力タブから EDIROL FA-101 の表示 が消えるのを確認してください。その後、FA-101 の電源を再投入してください。 システム環境設定ダイアログのサウンドについては、『入出力デバイスの設定』(P.14)を参照してくださ い。
サンプリング周波数切り替えスイッチは、必ずお使いのソフトウェアのサンプリング周波 数の設定と一致さ せてください。また、外部同期モード(デジタル入力スイッチがオン)の場合には、外部機 器のサンプリン グ周波数も一致させてください。
【192kHz 使用時の制限事項】
入力/出力レベル・インジケーター
出力時に、入力/出力レベル・インジケーター (4) は動作しません。
ダイレクト・モニター コンボ入力ジャック (1) からの入力信号のみモニターすることができます。
10.
ダイレクト・モニター・ソフト・コントロール・スイッチ(ダイレクト・モニター・ミキサー部)
ダイレクト・モニター・ミキサー(ブロック図参照→表紙)を ASIO2.0 対応ソフトウェアからコントロール する場合には、オン( 押し込まれた状態)にします。オンにすると、ソフトウェアから、そ れぞれの入力 ジャックのモニター・ボリューム、パン、オン/オフなどをコントロールすることができます。 オフの場合は、ダイレクト・モニター・ミキサーのすべての設定状態が無視され(= バイパス)、すべての入 力ジャックからの入力音をそのままモニターできます。一時的にソフトウェアからの設定 を無効にすること で、接続状態などを確認するときに便利です。
※ この機能は、Windows でのみ使用できます。
11.
STEREO/MONO 切り替えスイッチ(ダイレクト・モニター部)
入力信号をステレオ(STEREO)でモニターするか、モノラル(MONO)でモニターするかを切り替えます。 モノラルに設定したい場合は、オン( 押し込まれた状態)にします。 モノラル(MONO)に設定している場合でも、FireWire(IEEE1394)を経由してコンピューターに送られる オーディオ信号はステレオです。
fig.direct-volume
12.
ダイレクト・モニター・ボリューム
(ダイレクト・モニター部)
モニター音量を調整します。 左(OUT 1/2)側に回していくと各入力ジャックから入力さ れた音のレベルが小さくなっていきます。右(MONITOR)側 に回していくとコンピューターから出力される音のレベルが 小さくなっていきます。中心にあわせると、コンピューター から出力される音と入力ジャックから入力された音のレベル の両方が 100%になります。
100%
OUT 1/2
0%
音量
各部の名称のはたらき
MONITOR
MONITOR
100%
0%
ヘッドホン・ボリューム
13.
ヘッドホン・ジャック( 15)から出力される音量を調整します。リア・パネルのメイン出力ジャック(MAIN OUT)( 24)から出力される音量の調整はできません。
ヘッドホン・ジャック
14.
入力ジャックから入 力された音とコンピ ュー ターから出力さ れた 音(WAVE OUT 1/2(WDM の場 合は
OUTPUT1 → P.22 参照)) がミックスされた音が出力されます。それぞれの音のバランスは、ダイレクト・ モニター・ボリューム( 12)で調整します。 ヘッドホンを接続しても、リア・パネルのメイン出力ジャック(MAIN OUT)( 24)からの音は消えません。
FireWire(IEEE1394)インジケーター
15.
FA-101 とコンピューターを FireWire(IEEE1394)ケーブルで接続すると点灯します。
16.
パワー・インジケーター
電源が入っていると点灯します。
11
各部の名称のはたらき

リア・パネル

fig.rear
17 18 19
17.
電源スイッチ
電源のオン(DC IN)、オフ(OFF)やバス電源(BUS)を切り替えます。
fig.power-sw
BUS
バス電源は FA-101 とコンピューターを FireWire(IEEE1394)ケーブルで接続する ときに使用できます。その場合、電源は FireWire(IEEE1394)ケーブルを通じてコ ンピューターから供給されます。 バス電源で使用する場合は、電源スイッチBUS に設定してください。
6 ピン・タイプ
コンピューターの IEEE1394 端子(FireWire 端子、iLink 端子、DV 端子)が 6 ピ ン・タイプの場合は、バス電源で使用できます。
コンピューターによっては、バス電源方式で動作しない場合があります。その場合は、付属の AC アダプターを AC
アダプター・ジャックに接続して使用してください。その場合、電源スイッチを DC IN 側に設定すると電源
がオンの状態になります。
20
21 22
24 25
23
26
12
4 ピン・タイプ
コンピューターの IEEE1394 端子(FireWire 端子、iLink 端子、DV 端子)が 4 ピ ン・タイプの場合は、バス電源では使用できません。電源スイッチを DC IN 側に 設定してください。
18.
AC アダプター・ジャック
付属の AC アダプターを接続します。 ※ 故障の原因になりますので、付属の AC アダプター以外は使用しないでください。
ファンタム電源スイッチ
19.
フロント・パネルのコンボ入力ジャック( 1)の XLR タイプ端子に供給するファンタム電源のオン/オフを 切り替えます。
※ XLR タイプ端子は、ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクロホンを接続したとき以外は、
ファンタム電源を必ずオフ(右側)にしてください。ダイナミック・マイクやオーディオ再生装置などに ファンタム電源を供給すると故障の原因になります。マイクの仕様については、お使いのマイクの取扱説 明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC48V 、20mA Max )
各部の名称のはたらき
接地端子(アース端子)
20.
設置条件によっては本体や接続されたマイク、ギターなどの金属部に触れると、違和感を 覚えたりざらつく ような感じになるときがあります。これは人体に全く害のない極微量の帯電によるも のですが、気になる方 は、必要に応じ、接地端子を使って外部のアースか大地に接地してご使用ください。接 地した場合、設置条 件によってはわずかにハム(うなり)が混じる場合があります。なお接続方法がわからな いときはローラン ド・サービスにご相談ください。
接続してはいけないところ
水道管(感電の原因になります)
ガス管(爆発や引火の原因になります)
電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
21.
MIDI IN/OUT 端子
MIDI 機器の MIDI 端子と接続して、MIDI メッセージの送受信をします。
22.
FireWire(IEEE1394)コネクター
FireWire(IEEE1394)ケーブルを使ってコンピューターと接 続します。どちらのコネクターに接続しても動 作は同じです。 また、コネクターの種類には次の 2 つのタイプがあります。
6 ピン・タイプの FireWire(IEEE1394)ケーブル
付属の 6 ピン⇔ 6 ピン・タイプのケーブルをお使いください。 バス電源で使用できます。
4 ピン・タイプの FireWire(IEEE1394)ケーブル
付属の 6 ピン⇔ 4 ピン・タイプのケーブルをお使いください。 コンピューターの IEEE1394 端子(FireWire 端子、iLink 端子、DV 端子)が 4 ピ ン・タイプの場合は、バス電源では使用できません。
入力レベル調整つまみ
23.
入力ジャック 7、8( 26)に入力される音のレベルを調整します。 入力ジャック 7、8( 26)は、CD や MIDI 音源などの出力信号レベルが低めのオーディオ機器を接続するこ
とができるように、ゲインが高めに設定されています。ミキサーなどと接続する場合や 、出力信号レベルの 高い機器を接続する場合には、この入力レベル調整つまみでレベルを調整してください。
※ 入力ジャックに機器を接続していないときには、入力レベル調整つまみで入力レベ ルを左いっ
ぱいに絞っておいてください。
メイン出力ジャック(出力ジャック 1、2)
24.
入力ジャックから入力された音とコンピューターから出力された音がミックスされた音が出力されます。
出力ジャック 3 〜 8
25.
(定格出力:+4dBu)
アナログ・オーディオ信号を出力します。バランス出力に対応しています。
26.
入力ジャック 3 〜 8
ミキサーやオーディオ機器、MIDI 音源のオーディオ信号を入力するときに接続します。バランス入力に対応 しています。
13

ドライバのインストール(Macintosh)

1
FA-101 を接続していない状態で Macintosh を起動します。
2
次の手順で FA-101 と Macintosh を FireWire(IEEE1394)ケーブルで接続します。
1.
電源スイッチがオフの状態の FA-101 と電源コードを接続します。
2.
AC アダプターの電源コードを電源コンセントに差し込みます。
FA-101 と Macintosh を FireWire(IEEE1394)ケーブルで接続します。
3.
3
FA-101 の電源スイッチをオン(DC IN)にします。 ドライバは自動的にインストールされます。
次に、オーディオ・デバイスと MIDI デバイスの設定を行います。
(→『ドライバの設定』(P.14))

ドライバの設定

正しく接続したら、必ずこ の手順で電源を投入してく ださい。手順を間違える と、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れが あります。
FA-101 は回路保護のた め、電源をオンしてからし ばらくは動作しません。

入出力デバイスの設定

Macintosh に付属の iTunes で FA-101 をお使いになる場合には、次の手順で入出力 デバイスを設定します。 お使いのソフトウェアによって、デバイスの設定方法が異なります。詳しくは、ソフ トウェアの取扱説明書などを参照してください。
1
アップル・メニューからシステム環境設定ダイアログを開き、サウンドをクリックし ます。
2
サウンドエフェクト・タブをクリックし、警 告とサウンドエフェクトの再生装置 EDIROL FA-101 を選択します。
3
出力
タブをクリックし、
4
入力
タブをクリックし、
お使いになるためのご注意
ソフトウェアなどをお使いになる前に、以下の内容を確認してください。
ソフトウェアなどを起動する前に、FA-101 とコンピューターを FireWire(IEEE1394)ケーブル
で接続して電源をオンの状態にしてください。 ソフトウェアなどの起動中に FA-101 の FireWire(IEEE1394)ケーブルを抜いたり、FA-101 の電
源をオフにしないでください。 ソフトウェアなどを終了してから、FA-101 の電源をオフにしてください。
Macintosh のスリープ設定は、OFF にしてお使いください。
Mac OS X のクラシック(Classic)環境では動作いたしません。クラシック環境を起動していな い状態でお使いください。
Macintosh の省エネルギー設定を OFF にしてお使いください。
Macintosh の省エネルギーのオプション・タブにプロセッサのパフォーマンスの設定項目がある場 合は、「最高」を選んで設定してください。
サウンドを出力する装置の選択にEDIROL FA-101
サウンドを入力する装置の選択にEDIROL FA-101
を選択します。
を選択します。
Macintosh のスピーカー
(内蔵スピーカー)から音
を出したいときは、出力タ ブで内蔵スピーカを選んで ください。また、 Macintosh からの 警告音 を FA-101 から出力した くない場合は、サウンドエ
フェクト・タブの警告とサ ウンドエフェクトの再生装 置内蔵スピーカを選んで
ください。
14
※ お使いの Macintosh の機種によっては、FA-101 が接続された状態で Macintosh
を起動すると、動作が不安定になることがあります。そのような場合は、 Macintosh が起動した後に FA-101 を接続してください。
※ FA-101 のサンプリング周波数を切り替える場合、FA-101 の電源を完全にオフ
してから、再度電源をオンしてください。 Mac OS のシステム環境設定サウンド出力ダイアログで、サウンドを出力す る装置の選択のリストから EDIROL FA-101 の表示が消えると FA-101 の電源が 完全にオフになったことになります。

MacOS の設定

1
Macintosh のハードディスクのアプリケーション・フォルダを開き、ユーティリティ・ フォルダから、Audio MIDI 設定を選び、Audio MIDI 設定ダイアログを開きます。
fig.audio-midi.eps
装置を追加をクリック
3
MIDI装置をクリック
2
ドライバのインストール(Macintosh)
2
MIDI 装置タブをクリックします。
3
装置を追加をクリックします。 新しい外部装置が表示されます。
4
EDIROL FA-101 アイコンと新しい外部装置アイコンのそれぞれの出力と入力を意味 する▼と▲をマウスでドラッグして結びます。
※ アイコンの変更やその他の項目は、FA-101 の MIDI 端子に接続した MIDI 機器に
ついて設定してください。 新しい外部装置をダブルクリックすると、新しい外部装置のプロパティ・ダイア ログが表示され、名称などを設定をすることができます。

ソフトウェアの設定

ソフトウェアなどを起動する前に、FA-101 とコンピューターを FireWire(IEEE1394) ケーブルで接続し、FA-101 の電源を入れておいてください。 お使いのソフトウェアで MIDI とオーディオ入出力の設定ができる場合は、EDIROL FA-101 を 選択します。詳しくは、お使いのソフトウェアの取扱説明書をご覧くださ い。『ソフトウェアの設定』(P.30)も併せてご覧ください。
マウスでドラッグして
4
結び付ける
最新情報は、 http://www.roland.co.jp/cs/ をご覧ください。
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