Roland BR-800 User Manual [ja]

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 ※ Microsoft、Windowsは、米国MicrosoftCorporationの米国およびその他の国における登録商標です。  ※ Windows®の正式名称は、Microsoft®Windows®operatingsystemです。  ※ Apple、Macintoshは、米国AppleInc.の米国およびその他の国における登録商標です。  ※ MacOSは、米国AppleInc.の登録商標です。  ※ MIDIは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。  ※ 文中記載の会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。  ※ SDロゴ(    )およびSDHCロゴ(    )はSD-3C、LLCの商標です。 
※ MMP(MoorMicroprocessorPortfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関するTPL(Technology
PropertiesLimited)社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL社よりライセンスを得ています。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.4)と「使用上のご注意」(P.6)をよくお 読みください。また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説 明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。 
©2010 ボス株式会社 
本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。 BOSSは、日本国およびその他の国におけるボス株式会社の登録商標または商標です。
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BR-800 レコーディングの流れ

録音の準備をする
スタート
録音/再生する
エフェクトをかけて録音する
リズムを鳴らして録音する
曲を編集する
接続する(P.32) 電源を入れる/切る(P.34)
録音する(P.36) 再生する(P.41)
インサート・エフェクトをオン/オフする(P.55) 手軽にインサート・エフェクトを作る(P.55)
リズムをオン/オフする(P.90) パターンを鳴らす(P.91)
トラックのコピーや削除をする(P.105) 曲に名前を付ける(P.108)
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
マスタリングをする
マスタリングで曲を仕上げる(P.112) マスタリングした曲を活用する(P.116)
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
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安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
警告 警告
002c
● この機器および AC アダプターを分解した り、改造したりしないでください。
................................................................................................
003
● 修理/部品の交換などで、取扱説明書に書か れていないことは、絶対にしないでくださ い。必ずお買い上げ店またはローランドお客 様相談センターに相談してください。
................................................................................................
004
● 次のような場所に設置しないでください。 ○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当た
る場所、暖房機器の近く、発熱する機器 の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床
など)や湿度の高い場所 ○ 湯気や油煙が当たる場所 ○ 塩害の恐れがある場所 ○ 雨に濡れる場所 ○ ほこりや砂ぼこりの多い場所 ○ 振動や揺れの多い場所
................................................................................................
007
● この機器を、ぐらつく台の上や傾いた場所に 設置しないでください。必ず安定した水平な 場所に設置してください。
................................................................................................
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、 AC100V の電源で使用してください。
................................................................................................
009
● 電源コードを無理に曲げたり、電源コードの 上に重いものを載せたりしないでください。 電源コードに傷がつき、ショートや断線の結 果、火災や感電の恐れがあります。
................................................................................................
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
010
● この機器を単独で、あるいはヘッドホン、ア ンプ、スピーカーと組み合わせて使用した場 合、設定によっては永久的な難聴になる程度 の音量になります。大音量で、長時間使用し ないでください。万一、聴力低下や耳鳴りを 感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に 相談してください。
................................................................................................
011
● この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、 針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶 対に入れないでください。
................................................................................................
012c
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC アダプターをコンセントから外し、USB ケーブルを抜いて、お買い上げ店またはロー ランドお客様相談センターに修理を依頼して ください。
○ AC アダプター本体や電源コードが破損
したとき ○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれた
りしたとき ○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
................................................................................................
013
● お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様 の取り扱いやいたずらに注意してください。 必ず大人のかたが、監視/指導してあげてく ださい。
................................................................................................
の中に描かれています。
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警告
014
● この機器を落としたり、この機器に強い衝撃 を与えないでください。
................................................................................................
015
● 電源は、タコ足配線などの無理な配線をしな いでください。特に、電源タップを使用して いる場合、電源タップの容量(ワット/アン ペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶 けることがあります。
................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランドお客様相談センターに相談してく ださい。
................................................................................................
019
● 電池は、充電、加熱、分解したり、または火 や水の中に入れたりしないでください。
................................................................................................
027
● 電池を、日光、炎、または同様の過度の熱に さらさないでください。
注意
101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよ い、正常な通気が保たれている場所に設置し て、使用してください。
................................................................................................
102d
● AC アダプターをコンセントや機器本体に抜 き差しするときは、必ず AC アダプターの本 体や出力プラグを持ってください。
................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布で プラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくだ さい。また、長時間使用しないときは、AC アダプターをコンセントから外してくださ い。AC アダプターとコンセントの間にゴミ やほこりがたまると、絶縁不良を起こして火 災の原因になります。
................................................................................................
104
● 接続したコードやケーブル類は、繁雑になら ないように配慮してください。特に、コード やケーブル類は、お子様の手が届かないよう に配慮してください。
................................................................................................
106
● この機器の上に乗ったり、機器の上に重いも のを置かないでください。
................................................................................................
107d
● 濡れた手で AC アダプターの本体や出力プラ グを持って、コンセントや機器本体に抜き差 ししないでください。
................................................................................................
注意
108b
● この機器を移動するときは、AC アダプター をコンセントから外し、外部機器との接続を 外してください。
................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC アダプターをコンセントから外してください
(P.32 )。
................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに AC アダプ ターをコンセントから外してください。
................................................................................................
111(選択)
● 電池の使いかたを間違えると、破裂したり、 液漏れしたりします。次のことに注意してく ださい(P.19 )。
1
○ 電池の+とーを間違えないように、指示
どおり入れてください。
2
○ 新しい電池と一度使用した電池や、違う
種類の電池を混ぜて使用しないでくださ い。
3
○ 長時間使用しないときは、電池を取り出
しておいてください。
5
○ 液漏れを起こした場合は、柔らかい布で
電池ケースについた液をよく拭き取って から新しい電池を入れてください。ま た、漏れた液が身体についた場合は、皮 膚に炎症を起こす恐れがあります。また 眼に入ると危険ですのですぐに水でよく 洗い流してください。
6
○ 電池を、金属性のボールペン、ネックレ
ス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、 保管したりしないでください。
................................................................................................
112
● 使用済みの電池は、各地域のゴミ分別収集の しかたに従って、捨ててください。
................................................................................................
118c
● 取り外したネジ、カード・カバーや付属の SD カードは、小さなお子様が誤って飲み込 んだりすることのないようお子様の手の届か ないところへ保管してください。
................................................................................................
120
● ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・ マイクを接続したとき以外は、ファンタム電 源を必ずオフにしてください。ダイナミッ ク・マイクやオーディオ再生装置などにファ ンタム電源を供給すると故障の原因になりま す。マイクの仕様については、お使いのマイ クの取扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC 48V、10mA Max)
................................................................................................
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使用上のご注意

電源、電池のセットや交換につ いて
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイ ンバーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接 続されているコンセントと同じコンセントに接続しない でください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイ ズにより本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがあ ります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、 電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体 が多少発熱しますが、故障ではありません。
303a
● この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使 用をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池 を使用してください。
304a
● 電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損 を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を 切った状態で行ってください。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐ ため、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを 持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあ ります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えて ください。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレ ビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることが あります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してく ださい。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着 信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあり ます。この場合は、それらの機器を本機から遠ざける か、もしくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め 切った車内などに放置しないでください。変形、変色す ることがあります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつ く(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の 原因になりますので、数時間放置し、結露がなくなって から使用してください。
360
● 設置条件(設置面の材質、温度など)によっては本機の ゴム足が、設置した台などの表面を変色または変質させ ることがあります。 ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使 いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしな いことを確認してからお使いください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く 絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいと きは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔 らかい布で乾拭きしてください。
402
● 変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、 改造された 場合、以後の性能について保証できなくなります。ま た、修理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあ ります。大切な記憶内容は、SD カードやパソコンに保 存するか、記憶内容をメモしておいてください。修理す るときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりま すが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない 場合もあります。失われた記録内容の修復に関しまして は、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維 持するために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有 しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせ ていただきます。なお、保有期間が経過した後も、故障 箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い 上げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談 ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、 失われることがあります。失っても困らないように、大 切な記憶内容はバックアップとして SD カードやパソコ ンに保存しておいてください。
552
● 本体メモリーや SD カードの失われた記憶内容の修復に 関しましては、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端 子などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでくださ い。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プ ラグを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからない ように、特に夜間は、音量に十分注意してください。 ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけ ます。
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使用上のご注意
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559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダ ンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してくださ い。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、 各地域のゴミの分別基準に従って行ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別 売:Roland EV-5、BOSS FV-500L/FV-500H)をお使 いください。他社製品を接続すると、本体の故障の原因 になる場合があります。
562
● 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機と の接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでくださ い。音が極端に小さくなったり、まったく聞こえなくな る場合があります。抵抗の入っていない接続ケーブル
(ローランド:PCS シリーズなど)をご使用ください。
他社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブルの 仕様につきましては、ケーブルのメーカーにお問い合わ せください。
SD カードをお使いになる前に
SD カードの取り扱い
704
● SD カードは、確実に奥まで差し込んでください。
fig.M512-Insert.eps
DVD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷を付けたりし ないでください。データの読み出しがうまくいかないこ とがあります。ディスクの汚れは、市販の DVD 専用ク リーナーでクリーニングしてください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、そ の他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画 あるいは複製し、配布、販売、貸与、上演、放送などを 行うことは法律で禁じられています。
852
● 本機は技術的保護手段による制約の一部または全部を受 けずに録音、録画あるいは複製を行うことができます。 これは本機が音楽制作や映像制作を目的としており、他 者の著作権を侵害しない作品(自作曲など)の録音、録 画あるいは複製まで、制約を受けることがないよう設計 されているためです。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使 用しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作 権を侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
854
● 個人で楽しむこと(私的使用)を目的としていても、技 術的保護手段を回避(除去または改変)して第三者の著 作物を無断で複製することは、第三者の著作権を侵害す る行為となり、法律で禁じられています。
705
● SD カードの端子の部分に触れたり、汚したりしないで ください。
708
● SD カードは精密な電子部品で作られていますので、取 り扱いについては次の点に注意してください。
○ 静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に
帯電している静電気を放電しておく。 ○ 端子部に手や金属で触れない。 ○ 曲げたり、落としたり、強い衝撃を与えたりしない。 ○ 直射日光の当たる場所や、閉め切った自動車の中な
どに放置しない。 ○ 水に濡らさない。 ○ 分解や改造をしない。
ボタン操作について
● BR-800 のトップ・パネルにはタッチ・センサーが使わ れています。タッチ・センサーの誤動作を防ぐため、以 下の点にご注意ください。
○ 電源をオンにしてから曲名が表示されるまでの間は、
トップ・パネルに手や物が触れないようにしてくだ さい。
○ BR-800 を使用するときは、トップ・パネルにケー
ブル等が触れたり、物を置くことがないようにして ください。 例:ヘッドホン本体やケーブル   マイクやギターのケーブル
● 次のような場合、ボタンが正しく動作しないことがあり ます。
○ 手袋をして操作したとき ○ ペンなどの指以外で操作したとき ○ BR-800 に水滴が付着しているとき ○ BR-800 の上に物を置いているとき ○ 2 つ以上のボタンに触れているとき
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目次
BR-800 レコーディングの流れ .................... 3
安全上のご注意 ................................................. 4
使用上のご注意 ................................................. 6
主な特長............................................................11
各部の名称と働き ...........................................12
トップ・パネル ................................................. 12
フロント・パネル ............................................. 16
リア・パネル...................................................... 17
サイド・パネル ................................................. 18
電池の入れかた ................................................. 19
クイック・スタート ..................... 21
デモ・ソングを聴く.......................................22
1. 接続する ......................................................... 22
2. 電源を入れる.................................................23
3. デモ・ソングを聴く .................................... 24
EZ レコーディング機能を使って
録音する............................................................26
1. 録音の設定をする.........................................26
2. 録音する ......................................................... 27
3. 再生する ......................................................... 29
EZ レコーディング・パラメーター一覧...... 30
録音の準備をする ........................ 31
接続する............................................................32
コード・フックの使いかた.............................33
電源を入れる/切る.......................................34
電源を入れる...................................................... 34
電源を切る..........................................................34
V トラックを選ぶ ............................................. 39
入力音のステレオ感を調節する(PAN)..... 40
録音する.............................................................. 40
ループ録音する.................................................. 41
再生する.............................................................. 41
別の演奏を録音する
(オーバーダビング)....................................... 42
繰り返し再生する(リピート).................... 43
リピート区間を設定する................................. 43
正確なタイミングでリピート区間を
設定する.............................................................. 44
ミスしたところだけ録り直す
(パンチ・イン/アウト).............................. 45
マニュアル・パンチ・イン/アウト............ 45
オート・パンチ・イン/アウト .................... 46
操作を取り消す(UNDO / REDO)........... 48
1 つ前の状態に戻す(UNDO)....................... 48
アンドゥを取り消す(REDO)....................... 48
曲に関する情報を表示する.......................... 49
録音可能な残り時間を表示する .................... 49
曲の情報を表示する......................................... 49
手軽に録音する(SONG SKETCH).......... 50
ソング・スケッチ・モードに切り替える.... 50
録音する.............................................................. 50
再生する.............................................................. 51
WAV ファイルを消去する.............................. 51
WAV ファイルに名前を付ける...................... 52
WAV ファイルの情報を表示する.................. 52
エフェクトを使う......................... 53
録音/再生する............................ 35
録音する............................................................36
新しい曲を作る(SONG NEW).................... 36
曲を選ぶ(SONG SELECT).......................... 36
入力を選ぶ.......................................................... 37
入力感度を調節する ......................................... 38
録音レベルを調節する..................................... 38
録音するトラックを選ぶ................................. 38
8
インサート・エフェクトを使う.................. 54
エフェクト・パッチとバンク......................... 54
インサート・エフェクトをオン/オフする 55 手軽にインサート・エフェクトを作る
(EZ TONE)........................................................ 55
インサート・エフェクトの設定を変更する 56 インサート・エフェクトの設定を保存する
(ライト).............................................................. 57
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目次
Rev0.10
インサート・エフェクトの接続位置を変える
(LOCATION)..................................................... 58
アルゴリズム一覧 ............................................. 59
パラメーター一覧 ............................................. 64
音に空間的な広がりを与える ...................... 82
ループ・エフェクトのかかり具合を
調節する.............................................................. 82
ループ・エフェクトを設定する .................... 82
パラメーター一覧 ............................................. 83
トラックごとに音質を調節する ..................85
トラック EQ を設定する ................................. 85
パラメーター一覧 ............................................. 85
リズムを使う............................... 87
リズムの概要 ................................................... 88
パターンとアレンジ ......................................... 88
ドラムの音色について(ドラム・キット).. 89
リズムをオン/オフする................................. 90
パターン・モード/
アレンジ・モードを切り替える .................... 90
パターンを鳴らす ...........................................91
テンポを変える ................................................. 92
タップ・テンポ・ボタンを使って
テンポを変える ................................................. 92
アレンジを鳴らす ...........................................93
テンポを変える ................................................. 94
タップ・テンポ・ボタンを使って
テンポを変える ................................................. 94
ドラムの音色を変える(ドラム・キット)95
ドラム・キットを選ぶ..................................... 95
オリジナルのアレンジを作成する.............. 96
ステップを挿入する ......................................... 98
ステップを消去する ......................................... 98
アレンジに名前を付ける................................. 99
アレンジをコピーする...................................100
アレンジを消去する .......................................101
パターン/アレンジを遅らせて
鳴らす(OFFSET)...................................... 102
編集する .................................. 103
音が鳴り始める/鳴り終わる位置を探す
(スクラブ/プレビュー)........................... 104
編集する ........................................................ 105
トラックを編集する(TRACK EDIT)........105
曲をコピーする(SONG COPY)................107
曲を消す(SONG ERASE)..........................107
曲に名前を付ける(SONG NAME)...........108
曲を保護する(SONG PROTECT)............108
曲を保存する
(SAVE CURRENT STATE)........................109
マスタリングをする .................. 111
マスタリングで曲を仕上げる................... 112
マスタリング・エフェクトの設定を
変更する............................................................114
マスタリング・エフェクトの設定を
保存する(ライト).........................................115
パラメーター一覧 ...........................................115
マスタリングした曲を活用する............... 116
パソコンで利用する.......................................116
外部機器に録音する.......................................116
USB を使う............................. 117
USB をお使いになる前に ......................... 118
「BR-800 DVD-ROM」について.................118
USB ドライバのインストール .....................118
SD カードのデータ構成 ................................118
オーディオ・インターフェースとして
使う................................................................. 119
BR-800 の音をパソコンで録音する ..........119
パソコンで再生した曲を
BR-800 で鳴らす ...........................................119
パソコンで再生した曲を
BR-800 で録音する .......................................119
コントロール・サーフェースとして
使う................................................................. 120
SONAR LE を使う..........................................121
コントロール・サーフェース・モードで使用
できる操作子....................................................121
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目次
Rev0.10
パソコンとデータのやり取りをする....... 122
BOSS BR Series Wave Converter を
使う ....................................................................122
WAV ファイルのやり取りをする................122
データをパソコンに保存する
(バックアップ/リカバー)........................ 124
USB に関する機能を設定する .................. 126
パラメーター一覧 ...........................................126
便利な機能................................129
ディスプレイのコントラストを
調節する......................................................... 130
フット・スイッチ/エクスプレッション・
ペダルを使う ................................................ 131
エクスプレッション・ペダルを使う..........131
フット・スイッチを使う...............................131
楽器のチューニングをする(TUNER)... 132
チューナーに切り替える...............................132
チューニングする ...........................................132
チューナーの基準ピッチを設定する..........133
オーディオ機器の音をミックスする
(LINE IN MIX).............................................. 134
出力の設定をする(OUTPUT)................ 135
LINE OUT とヘッドホンの出力を設定する
(OUTPUT MODE).........................................135
ヘッドホンの音量を調節する
(PHONES LEVEL)........................................135
タッチ・センサーの感度を調節する....... 143
資料......................................... 145
BR-800 で使える SD カード.................... 146
エフェクト・パッチ一覧 ........................... 148
インサート・エフェクト...............................148
マスタリング・エフェクト...........................149
アレンジ/パターン一覧 ........................... 150
プリセット・アレンジ一覧...........................150
プリセット・パターン一覧...........................151
故障かな?と思ったら................................ 152
電源に関するトラブル...................................152
音に関するトラブル.......................................152
SD カードのトラブル ....................................153
USB のトラブル ..............................................154
ボタンのトラブル ...........................................154
エラー・メッセージ一覧 ........................... 155
主な仕様 ........................................................ 158
索引................................................................. 159
フレーズを練習する
(PHRASE TRAINER)................................ 136
スピードを遅くする(TIME STRETCH).136
中央の音を消す(CENTER CANCEL)......137
工場出荷時の設定に戻す
(FACTORY RESET).................................. 138
SD カードを初期化する(FORMAT)..... 139
SD カードの使用状況を表示する
(SD CARD INFORMATION)................... 140
電池の消耗を抑える
(POWER SAVE)......................................... 141
コンデンサー・マイクを使う
(PHANTOM POWER)............................... 142
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主な特長

BR-800 は初心者でも簡単に曲作りができるデジタル・ レコーダーです。 録音からマスタリングまで、手軽にデジタル・レコーディングの魅力に触れることができます。
4 トラック同時録音/ 8 トラック同時 再生
さまざまなシチュエーションでの録音に対応します。
高品位なエフェクト(P.53、P.111)
BOSS GT-10/10B ゆずりのエレクトリック・ギター
/ベース用 COSM エフェクトを搭載しています。
ピッチ補正ができるボーカル用エフェクトや、リアル
なアコースティック・ギター・モデリングを搭載して います。
常時使用できるマスタリング・エフェクトやループ・
エフェクトを使って、BR-800 だけで高品質な曲作り ができます。
リズム機能(P.87)
高音質なドラム音色を内蔵した、リズム機能を搭載し ています。
録音時のガイドとして使用したり、オリジナルのリズ ム・パートを作成して一緒に録音することができま す。
USB 接続(P.117)
パソコンと USB ケーブルで接続することで、オー ディオ・インターフェースやコントロール・サー フェースとして使用できます。
内蔵ステレオ・マイク
バンド演奏やアコースティック楽器の録音に便利な内 蔵ステレオ・マイクを装備しています。
3 電源方式
AC アダプター、電池、USB バス電源の 3 電源方式に 対応しているので、使う場所を選びません。
EZ レコーディング機能(P.26)
簡単な操作で録音の設定ができる、EZ レコーディング 機能を搭載しています。
ソング・スケッチ機能(P.50)
ステレオ WAV ファイル形式で録音/再生する、ソン グ・スケッチ機能を搭載しています。
思いついた曲のアイデアやフレーズを、メモ感覚で録 音できます。
COSM(Composite Object Sound Modeling)とは
実在する物体の構造、素材などを別の手段で仮 想的に再構築する技術をモデリング技術と呼び ます。COSM はその数あるサウンド・ モデリン グ技術を組み合わせて、さらに新しいサウンド を創り出すボス/ローランド独自の技術です。
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各部の名称と働き

トップ・パネル

1
2
3
4
1 2
MIC L / R(内蔵ステレオ・マイク L / R)
このマイクを使ってステレオ録音することができます。
『入力を選ぶ』(P.37)
[3/MIC L]、[4/MIC R]つまみ 
※ スピーカーは内蔵していません。音を聴きたいときに
はヘッドホンを接続するか、LINE OUT ジャックにア ンプ内蔵スピーカーを接続してください。
8
7
6
5
INPUT SENS(インプット・センス)[1]、[2]つまみ
INPUT1、2 ジャックに接続している機器の入力感度を調 節します。
INPUT SENS(インプット・センス)
INPUT3、4 ジャックに接続している機器や内蔵ステレオ・ マイクの入力感度を調節します。
『入力感度を調節する』(P.38)
PEAK(ピーク)インジケーター
INPUT1 〜 4 ジャックまたは内蔵ステレオ・マイク(入 力)の歪み具合を確認できます。
音が歪みはじめるレベルの約 -6dB でインジケーターが 点灯します。強く弾いたときに PEAK インジケーター が時々点灯する程度になるよう、INPUT SENS つまみ で入力感度を調節してください。
『入力感度を調節する』(P.38)
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各部の名称と働き
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[REC LEVEL](レコーディング・レベル)つまみ
トラックに録音される音量を調節します。
※ 録音時に、モニター(試聴)している音量を下げるため
に[REC LEVEL]つまみを絞ると、小さな音量で録音さ れてしまいます。このとき、トラックの音量を上げて再 生するとノイズが目立ちやすくなります。 モニターしている音量を下げるときは、[MASTER] フェーダーで音量を下げてください。また、再生してい る演奏の音量を変えたいときは、各トラックのトラック・ フェーダーで調節してください。
『録音レベルを調節する』(P.38)
3
トラック[1]〜[7/8]フェーダー
各トラックの再生時の音量を調節します。
[RHYTHM](リズム)フェーダー
リズムの音量を調節します。
『パターンを鳴らす』(P.91) 『アレンジを鳴らす』(P.93)
[MASTER](マスター)フェーダー
全体の音量を調節します。
4
トラック 1 〜 7/8[PLAY](プレイ)ボタン
再生するトラックを選びます。
消灯:録音されていないトラック(データなし) 点灯:再生するトラック(データあり) 点滅:再生しないトラック(データあり)
トラック 1 〜 7/8[REC](レコーディング)ボタン
録音するトラックを選びます。
消灯:録音しないトラック 点灯:録音するトラック 点滅:ループ録音するトラック
[TAP TEMPO](タップ・テンポ)ボタン
このボタンを叩く間隔で、リズムのテンポを決めることが できます。
『タップ・テンポ・ボタンを使ってテンポを変える』 (P.92)、( P.94)
[MASTER FX](マスタリング・エフェクト) ボタン
マスタリング・エフェクトのオン/オフや設定を変更する 画面を呼び出します。
『マスタリング をする』(P.111)
5
[RETRY](リトライ)ボタン
最後に録音を開始した時刻に戻ります。
[REPEAT](リピート)ボタン
聞きたい部分を指定して、繰り返し聞くことができます。
『繰り返し再生する(リピート)』(P.43)
[ZERO](ゼロ)ボタン
時刻 00:00:00-00:0 に移動します。
[REW](リワインド)ボタン
ボタンを押している間、曲を巻き戻します。
[FF](ファスト・フォワード)ボタン
ボタンを押している間、曲を早送りします。
[STOP](ストップ)ボタン
曲の録音/再生を停止します。
『録音する』(P.40) 『再生する』(P.41)
[PLAY](プレイ)ボタン
曲を再生します。[REC]ボタンが点滅しているときに、
[PLAY]ボタンを押すと録音が始まります。録音/再生中
は[PLAY]ボタンが緑色に点灯します。
『録音する』(P.36)
『録音する』(P.40) 『再生する』(P.41)
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各部の名称と働き
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1
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3
4
[REC](レコーディング)ボタン
録音ボタンです。通常の録音操作の他、パンチ・イン/ア ウトの切り替えにも使用します。録音待機時にはボタンが 赤色で点滅し、録音中は赤色の点灯に変わります。
『録音する』(P.40) 『マニュアル・パンチ・イン/アウト』(P.45)
6
8
7
6
5
7
[EFFECTS](エフェクツ)ボタン
インサート・エフェクト(P.54)のオン/オフや設定を変 更する画面を呼び出します。
[RHYTHM](リズム)ボタン
リズムのオン/オフや、設定を変更(エディット)する画 面を呼び出します。
[TRACK](トラック)ボタン
各トラックの音質調節や編集をします(P.105)。
[MENU](メニュー)ボタン
BR-800 全体の設定など、さまざまな機能を呼び出します。
[EXIT](イグジット)ボタン
前の画面に戻したり、操作を取り消します。
[ENTER](エンター)ボタン
選択の決定や、入力を確定します。
ダイヤル
曲の現在位置の移動(曲の早送りや巻き戻し)に使います。 各種機能の設定時には設定値(バリュー)を変更します。
CURSOR(カーソル)ボタン
カーソルを移動します。
14
『リズムの概要』(P.88)
[SONG SKETCH](ソング・スケッチ)ボタン
ソング・スケッチ・モードに入ります。
『手軽に録音する(SONG SKETCH)』(P.50)
[EZ REC](EZ レコーディング)ボタン
EZ レコーディング・モードに入ります。
『EZ レコーディング機能を使って録音する』(P.26)
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ディスプレイ
1
2 3
各部の名称と働き
5
電源
電源の状態を表示します。
4
5
6
表示 解説
AC アダプターから電源が供給されてい ます。
パソコンから電源が供給されています。
7
音量や MENU 画面、パラメーター設定画面など、そのとき の設定項目に応じた情報を表示します。
表示画面が見づらい場合は、『ディスプレイのコントラスト を調節する』(P.130) をご覧ください。
1
ソング
曲名を表示します。
2
時刻
曲の現在位置の時刻を「** 時(h)** 分(m)** 秒
(s)」で表示します。
3
フレーム
曲の現在位置のフレーム数を表示します。
本機は、1 秒間あたり 30 フレーム( ノン・ドロップ) に設定されています。これは MTC(MIDI タイム・コー ド)と呼ばれる仕様の一種で、他の機器と MIDI を使用 して同期演奏するときは、他の機器の MTC の仕様を 30 フレーム(ノン・ドロップ)に合わせる必要があり ます。
4
小節
曲の現在位置を表示します。 左側から順に「小節数」ー「拍数」を表します。
電池残量は十分です。
電池残量が減少しています。
電池残量が少なくなっています。早め に新しい電池と交換してください。
電池残量がありません。新しい電池と 交換してください。
テンポ
6
リズムのテンポを表示します。
7
レベル・メーター
音量を表示します。
項目 解説
INPUT 入力音量が表示されます。
TRACK
RHY リズムの出力音量が表示されます。
LR
各トラックからの出力音量が表示され ます。
[MASTER]フェーダーを通過した後
の出力音量が表示されます。
プレイ画面について
BR-800 では、電源投入直後などに表示される基本の画面
(下図参照)を「プレイ画面」と呼びます。
DPlay.eps
本書では、画面を使用して機能説明をしています が、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の 画面上の設定は一致していません。あらかじめご 了承ください。
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各部の名称と働き
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フロント・パネル

1
1
ヘッドホン・ジャック(ステレオ標準タイプ)
別売のステレオ・ヘッドホンを接続します。ヘッドホンを接続すると、LINE OUT ジャックと同じ音を聞くことができ ます。 ヘッドホンの音量は[MASTER]
OUPUT MODE(P.135)を「SPLIT」に設定している場合は、ヘッドホン・ジャックからはリズム・ トラック 音のみが出力されます。
2
GUITAR/BASS(ギター/ベース)ジャック
ギターやベースを接続します。ハイ・インピーダンスの入力ジャックです。
フェーダーで調節します。
2
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リア・パネル

各部の名称と働き
2
1
盗難防止用ロック( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続することができます。 http://www.kensington.com/
2
LINE OUT(ライン・アウト)ジャック
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。外部オーディオ機器(ステレオ・アンプなど)を接続したり、CD レ コーダーなどを接続して、BR-800 の出力をアナログ録音することができます(P.116)。
3
FOOT SW/EXP PEDAL(フット・スイッチ/エクスプレッション・ ペダル)ジャック
別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2)やエクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、BOSS FV­500L/FV-500H)を接続します。 フット・スイッチを使用すると、曲の再生/停止やパンチ・イン/アウトなどを足もとでコントロールすることができ ます。 エクスプレッション・ペダルを使用すると、インサート・エフェクトの効果を足もとでコントロールすることができま す。
『フット・スイッチ/エクスプレッション・ペダルを使う』(P.131)
4
LINE IN(ライン・イン)ジャック
アナログ・オーディオ信号の入力ジャックです。携帯オーディオ・プレーヤーなどのオーディオ機器を接続します。
4
31
5
5
INPUT(インプット)1 〜 4 ジャック
マイク/ライン用の入力ジャック/コネクターです。標準モノ・ジャック(TRS バランス入力)と XLR タイプ・コネ クター(バランス入力)の 2 種類が用意されています。 INPUT 4 の XLR タイプ・コネクターには、48V ファンタム電源を供給することができます。標準モノ・ジャックは、 バランス/アンバランスのいずれにも対応しています。
『コンデンサー・マイクを使う (PHANTOM POWER)』(P.142)
※ 標準モノ・ジャックと XLR タイプ・コネクターは同時に使用できません。両方にプラグを接続しないでください。
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各部の名称と働き
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サイド・パネル

1
1
MEMORY CARD(SD カード)スロット
SD カードの差し込み口です。SD カードが挿入されていないと録音することはできません。
『BR-800 で使える SD カード』(P.146)
2
USB コネクター
USB ケーブルを使ってパソコンと接続するコネクターです。パソコンと接続することによって以下の操作ができます。 オーディオ・インターフェースやコントロール・サーフェースとして使う。
パソコンと接続して、オーディオ・データのやり取りをする。
オリジナルのリズム、ドラム・キットを作成する。
データをバックアップする。
『USB を使う』(P.117)
3
[POWER](電源)スイッチ
電源スイッチです。BR-800 の電源をオン/オフします(P.34)。
位置 解説
ON 付属の AC アダプターまたは電池使用時で電源オン OFF 電源オフ
USB ケーブル接続している状態で電源オン USB(=バス電源)は、BR-800 とパソコンを USB ケーブルで接続しているときに使用する ことができます。電源は USB ケーブルを通じて、パソコンから供給されます。バス電源で使
USB
用する場合は、電源スイッチを USB にします。
※ USB バス電源で使用する場合は、パソコンにドライバをインストールする必要がありま
す(P.118)。
※ パソコンによっては、バス電源で動作しない場合があります。その場合は、付属の AC ア
ダプターを使用してください。
2
4
3
4
DC IN(AC アダプター)ジャック
付属の AC アダプターを接続します(P.32)。
必ず付属の AC アダプターをお使いください。他のアダプターをお使いになりますと、発熱・故障の原因となります。
使用中に AC アダプターが抜けると、大切なデータが破損する恐れがあります。
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電池の入れかた

11
11
[POWER]スイッチが「OFF」の位置になっているこ
とを確認します。
22
22
BR-800 本体を裏返します。
33
33
バッテリーカバーを取りはずします。
fig.Batt01.eps
バッテリー・カバー
44
44
バッテリー・ケースに、+/−を間違えないようにし て、単 3 乾電池 6 本を入れます。
fig.Batt02.eps
各部の名称と働き
本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損
しないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の 四隅や両端に敷いてください。また、その際、 ボタン、つまみなどが破損しないような位置に 配置してください。
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさな いよう取り扱いにご注意ください。
電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液 漏れしたりします。次のことに注意してくださ
い。
電池の+とーを間違えないように、指示どお り入れてください。
新しい電池と一度使用した電池や、違う種類 の電池を混ぜて使用しないでください。
長時間使用しないときは、電池を取り出して おいてください。
液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池 ケースについた液をよく拭き取ってから新し
い電池を入れてください。また、漏れた液が 身体についた場合は、皮膚に炎症を起こす恐 れがあります。また眼に入ると危険ですので すぐに水でよく洗い流してください。
電池を、金属性のボールペン、ネックレス、 ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管した
りしないでください。
電池寿命が長いアルカリ電池のご使用をお薦めし ま
す。
電池容量が少なくなるとディスプレイに
「Battery Low!」と表示されます。このメッセー
ジが表示されたら、早めに新しい電池と交換し てください。
電池の持続時間は、使用状況や電池の品種に
よって変わります。また SD カードの品種や容 量によっても変わります。
55
55
バッテリーカバーを取り付けます。
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MEMO
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20
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クイック・
スタート
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デモ・ソングを聴く

BR-800 に付属している SD カードには、デモ・ソングが入っています。ここでは、デモ・ソングの再生方法を紹介しま す。

1. 接続する

BR-800 とモニター・スピーカーの電源をオフにした状態で、 下図のように接続します。
モニター・スピーカー
ACアダプター
LINEOUTジャックへ
22
ステレオ・ヘッドホン
ヘッドホンを使うときは、 PHONESジャックに接続します。
GUITAR/BASSジャックへ
エレキ・ギター
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デモ・ソングを聴く

2. 電源を入れる

※ 必ず次の手順で電源を投入してください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピーカーなどが破損する恐れがありま
す。
BR-800の[MASTER]フェーダーを下げます。
1
スタート
をする
録音の準備
[POWER]スイッチを「ON」にします。
2
モニター・スピーカーの電源をオンにします。
3
電源を切る
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
曲の再生が停止していることを確認します。
1
再生中の場合は、[STOP]ボタンを押して再生を停止してください。
モニター・スピーカーの電源をオフにします。
2
[POWER]スイッチを「OFF」にします。
3
※「Keeppoweron!」と表示されているときは、電源を切らないでください。
USBを使う便利な機能資料 クイック・
23
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デモ・ソングを聴く
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3. デモ・ソングを聴く

[MENU]ボタンを押します。
1
MENU画面が表示されます。
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して「SONG」にカーソルを合わせ、[ENTER]
2
2
ボタンを押します。
SONG画面が表示されます。
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して「SELECT」にカーソルを合わせ、[ENTER]
3
ボタンを押します。
SONGSELECT画面が表示されます。
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して「DemoSong」にカーソルを合わせ、
24
[ENTER]ボタンを押します。
プレイ画面が表示されます。
24
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各フェーダーを下図の位置に合わせます。
5
トラック・フェーダー は基準の位置へ。
[MASTER]フェーダー
は最小に。
[PLAY]ボタンを押します。
6
曲の再生がスタートします。
[MASTER]フェーダーをゆっくり上げて、音量を調節してください。
デモ・ソングを聴く
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
トラック・フェーダ−を動かし、各トラックの音量を好みに合わせて調節します。
7
[STOP]ボタンを押して、再生を停止します。
8
・本製品に付属しているデモ・ソングを個人で楽しむ以外に権利者の許諾なく使用することは、法
律で禁じられています。権利者に無断でこれらのデータの複製を作ったり、二次的著作物で利用 したりしてはいけません。
・デモ・ソングの著作権:©2010ボス株式会社
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
25
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EZ レコーディング機能を使って録音する

EZ レコーディングは、簡単な設定で録音ができる機能です。 録音ソースとイメージする音楽ジャンルを選ぶだけで、最適 なエフェクトとリズムが設定されます。
ここでは、ギターを使った録音方法を紹介します。
接続や電源の入れかたについては、『 1. 接続する』(P.22)と『2. 電源を入れる』(P.23)をご覧ください。

1. 録音の設定をする

[EZREC]ボタンを押します。
1
EZREC-1画面が表示されます。
CURSOR[ ][ ]ボタンで「NEWSONG」にカーソルを合わせ、[ENTER]ボ
2
2
タンを押します。
EZREC-2画面が表示されます。
「NEWSONG」を選ぶと、新しい曲(ソング)
が作成されます(P.36)。 現在選ばれている曲でEZレコーディングすると きは、「CURRENTSONG」を選びます。
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、「SOURCE」と「CATEGORY」
3
を選びます。
ギターを入力するので、SOURCEには「E.GUITAR」を選びます。 CATEGORYには、曲作りのイメージに近い音楽ジャンルを選びます。
SOURCEやCATEGORYのパラメーターに ついては、「パラメーター一覧」(P.30) をご覧ください。
26
Page 27
[ENTER]ボタンを押します。
4
EZREC-3画面が表示されます。 SOURCEとCATEGORYに応じたエフェクトとリズムが表示されます。
[ENTER]ボタンを押します。
5
録音の設定が完了しました。

2. 録音する

EZ レコーディング機能を使って録音する
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤル を使って、エフェクトとリズムを変更する ことができます。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
各フェーダーを下図の位置に合わせます。
1
トラック・フェーダー は基準の位置へ。
[MASTER]フェーダー
は最小に。
[RECLEVEL]つまみを回して、録音のレベルを調整します。
2
INPUTのレベル・メーターが-12(-24と-6の間)〜0dBの範囲で変化するように調節して ください。
-12〜0dBの 範囲で調節。
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
27
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EZ レコーディング機能を使って録音する
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[MASTER]フェーダーをゆっくり上げて、モニター(試聴)する音量を調節します。
23
[REC]ボタンを押します。
4
[REC]ボタンが赤色に点滅し、録音待機状態になります。
点滅
[PLAY]ボタンを押します。
5
[PLAY]ボタンが緑色、[REC]ボタンが赤色で点灯し、録音が始まります。
録音が始まると同時に、リズムが鳴ります。
点灯
28
[STOP]ボタンを押して、録音を停止します。
6
トラック1[PLAY]ボタンが緑色に点灯し、トラック1に録音されたことを示します。
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3. 再生する

EZ レコーディング機能を使って録音する
スタート
[ZERO]ボタンを押して、曲の頭に戻ります。
1
現在の時刻が00:00:00-00:0に移動します。
[PLAY]ボタンを押します。
2
曲の再生がスタートします。[MASTER]フェーダーで、再生音量を調節します。
これで、EZレコーディング機能を使っての録音と再生が完了しました。 他の楽器や内蔵マイクも使って、同じ手順で録音してみましょう。
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
29
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
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EZ レコーディング機能を使って録音する

EZ レコーディング・パラメーター一覧

SOURCE(ソース)
録音する入力に応じて選びます。 曲作りのイメージに近い音楽ジャンルを選びます。
パラメーター 解説
GUITAR/BASS ジャックに接続し
E.GUITAR
AC.GUITAR
(GTR IN)
AC.GUITAR
(MIC)
BASS
VOCAL(MIC)
VOCAL(IN4)
SIMUL
(E+IN4)
SIMUL
(AC+IN4)
SIMUL
(E+MIC)
KEYBOARD
MIC
IN1&IN2
LINE IN
USB
4CH INPUT
たエレキ・ギターを録音するときに 選びます。
GUITAR/BASS ジャックに接続し たアコースティック・ギターを録音 するときに選びます。
内蔵ステレオ・マイクを使ってア コースティック・ギターを録音する ときに選びます。
GUITAR/BASS ジャックに接続し たエレキ・ベースを録音するときに 選びます。
内蔵ステレオ・マイクを使ってボー カルを録音するときに選びます。
INPUT4 ジャックに接続したマイク を使ってボーカルを録音するときに 選びます。
GUITAR/BASS ジャックに接続し たギターと同時に、 クに接続したマイク 音するときに選びます。
GUITAR/BASS ジャックに接続し たアコースティック・ギターと同時 に、
INPUT4 ジャックに接続したマ
イク
でボーカルを録音するときに選
びます。 GUITAR/BASS ジャックに接続し
たギターと同時に、内蔵ステレオ・ マイクでボーカルを録音するときに 選びます。
INPUT1 ジャックと INPUT2 ジャッ クにステレオ接続したキーボードを 録音するときに選びます。
内蔵ステレオ・マイクを使うときに 選びます。
INPUT1 ジャックと INPUT2 ジャッ クに接続したマイクで録音するとき に選びます。
LINE IN ジャックに接続した携帯 オーディオ・プレーヤーなどの音を 録音するときに選びます。
USB コネクターから入力した音を 録音するときに選びます。
INPUT1 〜 4 ジャックに接続したマイ クなどを録音するときに選びます。
INPUT4 ジャッ
でボーカルを録
CATEGORY(カテゴリー)
パラメーター 解説
ROCK ロック METAL メタル
POP ポップ BALLAD バラード
BLUES ブルース R&B R&B
JAZZ ジャズ FUSION フュージョン
COUNTRY カントリー
30
Page 31
録音の準備を
する
31
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接続する

下図のように接続してください。また接続の際は各機器の電源がオフの状態で行ってください。
■フロント・パネル


■リア・パネル
モニター・スピーカーなど
ステレオ・ヘッドホン
フット・スイッチ
(FS-5Uなど)
エクスプレッション・ペダル
(RolandEV-5など)
携帯オーディオ・
プレーヤーなど
エレキ・ギター エレキ・ベース
マイク
キーボードなど
■サイド・パネル
ACアダプター
パソコン
32
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他の機器と接続するときは、誤動作やスピーカー などの破損を防ぐため、必ずすべての機器の音量
を絞った状態で電源を切ってください。
マイクとスピーカーの位置によっては、ハウリン グ音(キーンという音)が出ることがあります。
その場合は、以下のように対処してください。
1. マイクの向きを変える
2. マイクをスピーカーから遠ざける
3. 音量を下げる
BR-800 はバランス(XLR/TRS)タイプの端子を 装備しており、次のように配線されています。接
続する機器の配線をご確認のうえ、接続してくだ さい。 INPUT 4 の XLR タイプ・コネクターは、ファンタ ム電源 48V に対応しており、 ファンタム電源対応 のコンデンサー・マイクを接続することができま す(P.142)。
接続する
接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。
抵抗入りのケーブルを使用すると音が極端に小さ くなったり、まったく聞こえなくなる場合があり ます。抵抗の入っていない接続ケーブル(ローラ ンド:PCS シリーズなど)をご使用ください。他 社製の接続ケーブルをご使用になる場合、ケーブ ルの仕様につきましては、ケーブルのメーカーに お問い合わせください。
フット・スイッチとして FS-5U(別売)を使うと
きは、ポラリティー・スイッチを次のように設定 してください。
ポラリティー・スイッチ
エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの
(別売:Roland EV-5、BOSS FV-500L/FV-500H)
をお使いください。他社製品を接続すると、本体の 故障の原因になる場合があります。
エクスプレッション・ペダルを使うときは、MIN ボ リュームを「0」に設定してください。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う

コード・フックの使いかた

BR-800 の裏側には、AC アダプターのコードを固定するた めの溝(コード・フック)が設けられています。
AC アダプターのコードは図のようにコード・フックに固 定してください。誤ってコードを引っ張ってしまっても、 プラグが抜けて電源が切れてしまうことや、AC アダプ
ター・ジャックに無理な力が加わることを防ぐことができ ます。
fig.CordHook02.eps
コードを無理にコード・フックに押し込めないで
ください。断線の原因になります。
本体を裏返す際は、ボタン、つまみなどを破損し
ないように、新聞や雑誌などを重ねて本体の四隅 や両端に敷いてください。また、その際、ボタ ン、つまみなどが破損しないような位置に配置し てください。
本体を裏返す際は、落下や転倒を引き起こさない
よう取り扱いにご注意ください。
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
33
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電源を入れる/切る

電源を入れる 電源を切る

正しく接続したら(P.32)、 必ず次の手順で電源を投入し てください。手順を間違えると、誤動作をしたりスピー カーなどが破損する恐れがあります。
11
11
電源を入れる前に次のことを確認します。
□ 外部機器と正しく接続されていますか? □ BR-800 と接続する機器の音量が最小になっていま
すか?
□ SD カードが差し込まれていますか?(P.146)
22
22
BR-800 の[MASTER]フェーダーを下げます。
fig.P-On01.eps
33
33
入力ジャック(GUITAR/BASS、INPUT、LINE IN)に 接続した機器の電源をオンにします。
44
44
サイド・パネルの[POWER](電源)スイッチを
「ON」にします。
fig.P-On02.eps
55
55
LINE OUT ジャックに接続した機器の電源をオンにし ます。
11
11
曲の再生が停止していることを確認します。
22
22
各機器の電源を、電源を入れたときと逆の順序でオフ にします。
33
33
「Keep power on!」と表示されていないことを確認し
ます。
44
44
BR-800 の[POWER](電源)スイッチを「OFF」に します。
BR-800 の電源を切るときは、必ずレコーダー
を停止させてください。録音/再生中に電源を 切った場合には、データやミキサーの設定、エ フェクト・パッチのデータが消えてしまいます。
AC アダプターを使うときは、使用中に AC アダ
プターが抜けることのないように注意してくだ さい。AC アダプターが抜けると、データが破 損する恐れがあります。
USB バス電源を使用するときは、使用中に USB
ケーブルが抜けることの無いように注意してく ださい。USB ケーブルが抜けると、データが破 損する恐れがあります。
「Keep power on!」と表示されているときに電
源を切ると、データは破壊されます。絶対に切 らないようご注意ください。
この機器は回路保護のため、電源をオンしてか
らしばらくは動作しません。
工場出荷時には、MEMORY CARD スロットに
SD カードが差し込まれています。
音量を絞ってから電源を入れてください。音量
を絞っても、電源を入れるときに音がすること がありますが、故障ではありません。
BR-800 の電源を入れるときは、ボタンに手を
触れないでください。 ボタンを押した状態で電源を入れると、誤動作
する場合があります。
34
Page 35

録音/再生する

35
Page 36
Rev0.10

録音する

新しい曲を作る
(SONG NEW)
BR-800 では、「ソング」という単位で曲を管理していま す。
新たに曲を録音するときは、次のように操作してください。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SONG」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
DSongNew.eps
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「NEW」にカーソル を合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
SONG NEW 画面が表示されます。
DSongNew.eps

曲を選ぶ(SONG SELECT)

録音する曲を選びます。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SONG」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
DSongNew.eps
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SELECT」にカー ソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
SONG SELECT 画面が表示されます。
DSongNew.eps
44
44
[ENTER]ボタンを押します。
「Are you sure?」という、確認のメッセージが表示さ
れます。
55
55
[ENTER]ボタンを押します。
新しいソングができると、プレイ画面に戻ります。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
36
現在選ばれている曲には、「*」と表示されます。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで曲を選びます。
55
55
[ENTER]ボタンを押します。
曲が選ばれると、プレイ画面に戻ります。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
Page 37

入力を選ぶ

録音したい入力と、録音するトラック数を選びます。
録音する
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで「MODE」にカーソ ルを合わせ、ダイヤルで録音するトラック数を選びま す。
スタート
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「INPUT SELECT」 にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
DInput.eps
33
33
CURSOR を合わせ、ダイヤルで録音したい入力を選びます。
[] ]ボタン
設定値 解説
GUITAR/ BASS
MIC L/R
INPUT 1 & 2
INPUT4
LINE IN
USB
GTR & MIC L/R
GTR & INPUT4
INPUT 1-4
GUITAR/BASS ジャックに接続 したギターやベースを録音する ときに選びます。
内蔵ステレオ・マイクを使うと きに選びます。
INPUT1 ジャックと INPUT2 ジャックに接続したマイクや楽 器を録音するときに選びます。
INPUT4 ジャックに接続したマ イクや楽器を録音するときに選 びます。
LINE IN ジャックに接続した携 帯オーディオ・プレーヤーなど の音を録音するときに選びま す。
USB コネクターから入力した音 を録音するときに選びます。
GUITAR/BASS ジャックに接続 したギターやベースと同時に、 内蔵ステレオ・マイクでボーカ ルを録音するときに選びます。
GUITAR/BASS ジャックに接続 したギターやベースと同時に、 INPUT4 ジャックに接続したマ イク に選びます。
INPUT1 〜 4 ジャックに接続し たマイクなどを録音するときに 選びます。
で「INPUT」にカーソル
でボーカルを
録音するとき
設定値 解説
INPUT OFF
MONO REC 1 つのトラックに録音します。
STEREO REC
SIMUL REC
4TRACK REC
※ INPUT で選んだ入力によって、選べる MODE が異な
ります。
55
55
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
入力をオフにします(録音され ません)。
2 つのトラック(ステレオ)に 録音します。
入力ごとに別々のトラックへ同 時録音します。
4 つのトラックに同時録音します。
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
37
Page 38
録音する
Rev0.10

入力感度を調節する

入力にあわせて入力感度を調節します。
入力 調節方法
INPUT1 〜 4 ジャック
内蔵ステレオ・ マイク
GUITAR/BASS ジャック
USB コネクター

録音レベルを調節する

トラックに録音される音量を調節します。
11
11
[MASTER ]フェーダーを下げます。
22
22
[REC LEVEL]つまみを中央付近まで回して、 [MASTER]フェーダーを徐々に上げます。
33
33
録音するレベルを[REC LEVEL]つまみで調節しま す。
INPUT のレベル・メーターが -12(-24 と -6 の間) 〜 0dB の範囲で変化するように調節してください。
音が歪まない範囲で、できるだけ大きな音量で録 音するとよいでしょう。音質やノイズの面で有利 になります。なお、試聴している音量を下げると きは、[MASTER]フェーダ−を下げてください。
44
44
[MASTER]フェーダーを操作して、モニター(試聴)
する音量を調節します。
※ 抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、接続した機器
の音量が小さくなることがあります。このときは、抵 抗の入っていない接続ケーブル(ローランド:PCS シ リーズなど)をご使用ください。
各入力に対応する INPUT SENS つまみで入力感度を 調節します。 大きな音を出したときに、
PEAK インジケーターが一 瞬点灯する程度に調節して ください。
接続した外部機器側で音量 を調節します。LINE IN ジャック

録音するトラックを選ぶ

11
11
トラック 1 〜 7/8[REC]ボタンのいずれかを押し て、録音するトラックを選びます。
ボタンのインジケーターは以下の状態を示していま す。
点灯状態 解説
消灯 録音しないトラック 点灯 録音するトラック
点滅 ループ録音(P.41)するトラック
INPUT で選んだ MODE によって、選べるトラックが 異なります。
MODE 解説
1 トラックを使用したモノ録音と なります。
MONO REC
STEREO REC
SIMUL REC
トラック1〜4 つを選ぶことができます。 トラック
ンを押してステレオ録音すること もできます
2 トラックを使用したステレオ録 音になります。 トラック1[REC]
トラック2[REC]ボタンを押し
てトラック 1 と 2、トラック [REC] [REC]
3 と 4 といった組み合わせでト
ラックが選べます。
2 トラックを使用した同時録音と
なります。
トラック1[REC]
トラック2[REC]ボタンを押し
てトラック 1 と 2、トラック [REC] [REC]
3 と 4 といった組み合わせでト
ラックが選べます。
の中のいずれか 1
5/6、7/8
ボタン
またはトラック
ボタン
を押してトラック
ボタン
またはトラック
ボタン
を押してトラック
[REC]
ボタン
ボタン
ボタ
または
3
4
または
3
4
38
Page 39
MODE 解説
4 トラックを使用した同時録音と なります。
4TRACK REC
トラック1〜 4[REC] いずれかを押してトラック 1 〜 4、トラック 5/6[REC]
またはトラック 7/8[REC] ボタンを押してトラック 5 〜 8 の組み合わせでトラックが選べ ます。
ボタン
ボタ

V トラックを選ぶ

BR-800 の各トラックにはそれぞれ 8 本の V トラックがあ り、その中からどれか 1 つを選んで録音/再生します。 V トラックを使えば、ギター・ソロやボーカルなど、いく つものテイクを録音して聞き比べ、気に入ったテイクだけ を使うことができます。
録音する
44
44
ダイヤルで V トラックを切り替えます。
※ トラック 7/8 の VMST は、マスタリング用の V ト
ラックです。通常の録音でも使用することができます。
55
55
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
V トラックとは
各トラックは 8 つの仮想トラックから構成され ており、その中からどれか 1 つを選んで、録音 /再生することができます。つまり、最大で 8 × 8 = 64 トラックに演奏を録音することがで き、その中から 8 トラックを選んで再生できる ことになります。この各トラックを構成する仮
想トラックを V トラックと呼びます。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
11
11
[TRACK]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「V-TRACK」にカー ソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
V-TRACK 画面が表示されます。
DV-Track.eps
表示 解説
現在選ばれている V トラック
(録音データがある)
現在選ばれている V トラック
(録音データがない)
録音データがある V トラック
録音データがない V トラック
33
33
トラック 1 〜 7/8[REC]ボタンまたは CURSOR
[] ]ボタンで、切り替えるトラックを選びま
す。
V-Track1 V-Track2 V-Track3 V-Track4 V-Track5 V-Track6 V-Track7 V-Track8
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
39
Page 40

録音する

Rev0.10
入力音のステレオ感を調節する
(PAN)
楽器の入力音のステレオ感(パン)を調節することができ ます。
11
11
[TRACK]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「PAN 」にカーソル を合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
PAN 画面が表示されます。
DPan.eps
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタン トラックを選びます。
※ トラック[REC]ボタンを押すと、押したボタンのト
ラックにカーソルが移動します。
44
44
入力した音を聴きながら、ダイヤルでパンを調節しま す。
ここで調節したパンは、録音先のトラックのパンに自 動的に反映されます。録音終了後の再生時には録音時 と同じパンで聴くことができます。
55
55
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
で調節したい入力または
録音する
11
11
[REC]ボタンを押します。
[REC]ボタンが赤色で点滅し、録音待機状態になり
ます。
fig.01-100
点滅
22
22
[PLAY]ボタンを押します。
録音が始まります。
[PLAY]ボタンが緑色に点灯し、[REC]ボタンが赤
色で点灯します。
fig.01-110
33
33
録音を終了するときは、[STOP]ボタンを押します。
トラック[PLAY]ボタンが緑色で点灯し、そのト ラックに音が録音されたことを示します。
※ 1 秒以内で録音した音は再生できません。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
録音し直したいときは
[RETRY]ボタンを押すと、最後に録音を開始し
た時刻に戻ります。録音や再生中に押しても戻 ることができます。 すぐに録音し直したいときに便利です。
点灯点灯
録音した演奏を聴きながら新たな録音をする場 合は、今弾いている音が以前の演奏に埋もれて 聞き取りにくくなる場合があります。このよう なときは、パンを変えることで聞き取りやすく なります。 再生しているトラックのパンを左(右)に振り、 今弾いている演奏のパンを右(左)に振るなど するとよいでしょう。
40
Page 41
録音する
スタート

ループ録音する

ループ録音は、録音が終了した時点で、約 200 小節になる ように録音データをコピーする機能です。 ループ録音をすれは、同じフレーズを何度も繰り返すルー プ・フレーズを簡単に作成できます。
録音終了録音開始 約200小節
11
11
録音するトラック 1 〜 7/8[REC]ボタンを数回押し て、トラック 1 〜 7/8[REC]ボタンを点滅させます。
点滅

再生する

11
11
[ZERO]ボタンを押します。
曲の時刻が 00:00:00-00:0 に移動します。
22
22
[PLAY]ボタンを押します。
[PLAY]ボタンが緑色に点灯し、再生が始まります。
トラック・フェーダーで、それぞれのトラックの再生 音量を調節できます。
33
33
再生を停止するときは、[STOP]ボタンを押します。
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
22
22
「録音する」(P.40)の手順に従って録音します。
録音終了時に、録音データが約 200 小節になるように コピーされます。
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
41
Page 42
Rev0.10

別の演奏を録音する(オーバーダビング)

トラック[PLAY]ボタンが点灯または点滅しているト ラックには、すでに音が録音されています。
すでに録音した音を聴きながら、別のトラックに新たに録 音することを「オーバーダビング」と呼びます。ベース、 ギター、ボーカルといった各パートを別々のトラックに録 音することで、後から楽器同士の音量バランスや左右の振 り分けを変えたり、あるパートの演奏を差し替えたりする ことができます。
11
11
トラック 1 〜 7/8[PLAY]ボタンのいずれかを押し て、再生するトラックを選びます。
各トラックの状態は、トラック 1 〜 7/8[PLAY]ボ タンの点灯状態で確認できます。
点灯状態 解説
消灯
点灯 再生するトラック 点滅 再生しないトラック
22
22
再生するトラックが適当な音量になるようにトラッ ク・フェーダーで調節します。
33
33
トラック 1 〜 7 /8[REC]ボタンのいずれかを押して、 録音するトラックを選びます。
データがない(録音されていない) トラック
奏の音量を変えたいときは、各トラックのトラック・ フェーダーで調節してください。
66
66
録音を終了するときは、[STOP]ボタンを押します。
すでに音が録音されているトラックに録音する
と、元の録音は消去されます。ご注意ください。 1 秒以内で録音した音は再生できません。
オーバーダビングのちょっとしたテクニック
録音した演奏を聴きながら新たな録音をする場 合、今弾いている音が以前の演奏に埋もれて聞き 取りにくくなる場合があります。このような場合 は、再生しているトラックのトラック・フェー ダーを少し下げるか、再生しているトラックのパ ンを左(右)に振り、今弾いている演奏のパンを 右(左)に振るなどすると聞き取りやすくなりま す。
『入力音のステレオ感を調節する(PAN)』(P.40)
44
44
[REC]ボタンを押します。
[REC]が赤色に点滅し、録音待機状態になります。
55
55
[PLAY]ボタンを押します。
録音が始まります。
[PLAY]ボタンが緑色、[REC]ボタンが赤色で点灯
します。 新しいトラックには、今演奏している音だけが録音さ
れ、再生中のトラックの音は録音されません。
※ 録音時、モニター(試聴)している入力の音量を下げ
るために[REC LEVEL]つまみを絞ると、小さな音 量でトラックに録音されてしまいます。このため、再 生時にトラックの音量を上げるとノイズが目立ちやす くなります。 録音時に入力の音量を下げるときは、[MASTER] フェーダーで音量を下げてください。再生している演
42
Page 43

繰り返し再生する(リピート)

44

リピート区間を設定する

「リピート」を使うと、ある一定区間を繰り返し再生するこ
とができます。
リピートの区間は、次のように繰り返し(リピート)再生 されます。
fig.01-120
繰り返す
44
登録したリピート区間を保存したいときは、ソング・ セーブをします。
『曲を保存する (SAVE CURRENT STATE)』(P.109)
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
リピート
開始位置(A)
11
11
リピートを開始したい位置(A)で[REPEAT]ボタ ンを押します。
fig.Repeat01.eps
画面にリピート A マーク( )が表示され、リピー トの開始位置(A)が登録されたことを示します。
22
22
リピートを終了したい位置(B)で[REPEAT]ボタ ンを押します。
fig.01-580
画面にリピート B マーク( )が表示され、リピー ト区間(A 〜 B)が登録されたことを示します。
リピート
終了位置(B)
時間
リピートの開始位置(A)と終了位置(B)の間
隔は 1 秒より長い時間が必要です。開始位置か ら 1 秒以内の位置に終了位置を設定することは できません。
リピートの開始位置(A)よりも前の位置で
[REPEAT]ボタンを押したときは、その位置に
リピート開始位置(A)が再設定されます。
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
33
33
リピートを消去したい場合には、再度[REPEAT]ボ タンを押します。
リピートの登録が消去され、画面のリピート・マーク が消灯します。
USBを使う便利な機能資料 クイック・
43
Page 44
繰り返し再生する(リピート)
Rev0.10

正確なタイミングでリピート区 間を設定する

通常、[REPEAT]ボタンを押したタイミングでリピートの 開始/終了位置が設定されるため、思ったとおりにリピー ト区間が設定できない場合があります。
このような場合「クォンタイズ」を使うと、[REPEAT]ボ タンを押すタイミングにかかわらず 1 小節単位で正確にリ ピート区間を設定することができるようになります。
クォンタイズを使うときは、以下の設定をします。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SYS TEM」にカー ソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「AB QUANTIZE」 にカーソルを合わせ、ダイヤルで「ON」を選びます。
OFF にすると、クォンタイズは効きません。
DSystemAB.eps
44
44
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
クォンタイズを使ってリピート区間を設定した 場合、設定後にテンポを変えるとリピートの開 始/
終了位置が小節の頭や終わりと一致しなくなり
ます。
同じ位置で[REPEAT]ボタンを 2 回押すと、 リピート区間を 1 小節に設定することができま す。
44
Page 45
ミスしたところだけ録り直す
(パンチ・イン/アウト)
スタート
録音の際、演奏を間違えたり、思ったように演奏できな かったりすることがあります。このようなときは、パン チ・イン/アウトをすることで、指定の部分だけ録音をや り直すことができます。
トラックを再生しながら途中で録音に切り替えることを
「パンチ・イン」といい、また逆に、トラックに録音しなが
ら途中で再生に切り替えることを「パンチ・アウト」とい います。
録音し直したいところでパンチ・インし、録音を終えたら パンチ・アウトします。
fig.01-170
再生 再生録音
時間
スタート
[PLAY] [REC] [REC] [STOP]
BR-800 では、マニュアル・パンチ・イン/アウトとオー ト・パンチ・イン/アウトの 2 種類を選ぶことができます。
パンチ・イン
パンチ・アウト
ストップ

マニュアル・パンチ・イン/ア ウト

[REC]ボタンまたはフット・スイッチの操作で、パンチ・
イン/パンチ・アウトを切り替えます。
※ マニュアル・パンチ・イン/アウトを使う場合、パン
チ・インとパンチ・アウトの間隔は 1.0 秒より長くな るようにしてください。
■ [REC]ボタンを使う
ここでは、録音済みのトラック 1 の一部分をマニュアル・ パンチ・イン/アウトを使って録音し直す操作を例にとっ て説明します。
11
11
トラック 1[REC]ボタンを押します。
トラック 1[REC]ボタンが点灯します。
33
33
曲を再生し、入力の音量を[REC LEVEL]つまみで調 節します。
録音し直すトラックと入力を聴き比べ、音量差 ように[REC LEVEL]つまみで調節してください。
44
44
録音し直す手前の位置まで移動させた後、[PLAY]ボ タンを押して再生させます。
55
55
録音し直す位置で[REC]ボタンを押します。
パンチ・インされ、録音状態となります。
66
66
パンチ・アウトするときは、もう一度[REC]ボタン
(または[PLAY]ボタン)を押します。
[REC]ボタンを押すたびにパンチ・イン/パンチ・
アウトが切り替わるので、他にも録音し直したいとこ ろがあれば、同様の操作を繰り返してください。
77
77
録音を終えたら[STOP]ボタンを押して停止させま す。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
88
88
録音し直した結果を確認します。
曲を録音し直す手前の位置まで戻してから再生してく ださい。
トラック 1 の音量は、トラック[1]フェーダーで調 節します。
がない
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
22
22
トラック[1]フェーダーを図の位置にします。
fig.Panchin01.eps
USBを使う便利な機能資料 クイック・
アンドゥ機能(P.48)を使うと、録音し直す前の 状態に戻すことができます。
45
Page 46
ミスしたところだけ録り直す (パンチ・イン/アウト)
Rev0.10
■ フット・スイッチを使う
1 人で楽器の演奏と録音の操作をしているときは、別売の フット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2 など)を 使って足もとで切り替えるようにすると便利です。
フット・スイッチを FOOT SW/EXP PEDAL ジャックに接 続し、以下の操作で FOOT SW/EXP PEDAL ジャックの機 能を変更します。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SYS TEM」にカー ソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
DSystemLCD.eps
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して「FOOT SWITCH」を選びます。
44
44
ダイヤルで「REC」を選びます。
DSystemFSRec.eps

オート・パンチ・イン/アウト

あらかじめ設定しておいた時刻で、パンチ・イン/パン チ・アウトを自動的に切り替えることを「オート・パン チ・イン/アウト」といいます。
正確な時刻でパンチ・イン/パンチ・アウトしたいときや、 演奏に集中するために自動でパンチ・イン/パンチ・アウ トを切り替えたいときに便利です。
※ オート・パンチ・イン/アウトを使う場合、パンチ・
インとパンチ・アウトの間隔は 1.0 秒より長くなるよ うにしてください。
■ 位置を決める
録音を始める前に、パンチ・インとパンチ・アウトの位置 を登録します。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「AUTO PUNCH IN/ OUT」にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押し ます。
DPunchOn.eps
55
55
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
曲の再生中にフット・スイッチを踏むとパンチ・ イン、再度フット・スイッチを踏むとパンチ・ アウトになります。
46
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「ON/OFF」にカー ソルを合わせ、ダイヤルで「ON」にします。
設定値 解説
ON
OFF
オート・パンチ・イン/アウトをオ ンにします。
オート・パンチ・イン/アウトをオ フにします。
Page 47
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで「DISP 」にカーソル を合わせ、ダイヤルで設定する時刻の単位を選びま す。
設定値 解説
TIME 時間単位で設定します。 MEASURE 小節単位で設定します。
時間単位で位置を設定した後に小節単位に切り 替えると、小節表示の後に「+」が表示される 場合があります。これは、表示されている小節 の位置と実際の位置がズレていることを示して います。 小節の位置を設定し直すと、ズレをなくすこと ができます。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンで「IN」にカーソルを 合わせ、ダイヤルでパンチ・インしたい位置を登録し ます。
ミスしたところだけ録り直す (パンチ・イン/アウト)
■ 録音する
ここでは、あらかじめオート・パンチ・イン/アウトの位 置を設定しておいた状態で、録音済みのトラック 1 の一部 分を録音し直す操作を例にとって説明します。
11
11
トラック 1[REC]ボタンを押します。
トラック 1[REC]ボタンが点灯します。
22
22
トラック[1]フェーダーを図の位置にします。
fig.01-230
33
33
曲を再生し、入力の音量を[REC LEVEL]つまみで調 節します。
録音し直すトラックと入力を聴き比べ、音量差がないよ うに[REC LEVEL]つまみで調節してください。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
[ENTER]ボタンを押すと、現在の時刻に移動し
ます。
66
66
CURSOR[ ][ ]ボタンで「OUT」にカーソル を合わせ、ダイヤルでパンチ・アウトしたい位置を登 録します。
77
77
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
ディスプレイに「A. PUNCH」と表示され、パンチ・ イン/アウトが登録されていることを示します。
44
44
録音し直す手前の位置まで移動します。
55
55
[REC]ボタンを押して録音待機状態にし、[PLAY]
ボタンを押します。
録音し直す位置で自動的にパンチ・インになりますの で、演奏を録音し直してください。
パンチ・アウトの位置になったら自動的に再生状態に 戻ります。
66
66
録音を終えたら[STOP]ボタンを押して停止します。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
77
77
録音し直した結果を確認します。
曲を録音し直す手前の時刻まで戻してから再生してく ださい。
トラック 1 の音量は、トラック[1]フェーダーで調 節します。
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
47
Page 48
Rev0.10

操作を取り消す(UNDO / REDO)

演奏を録音する際、思ったように録音できなかったり、編 集の設定が間違っていたりして、操作をやり直したいこと があります。このようなときは「アンドゥ」を使います。
アンドゥとは、操作を取り消して 1 つ前の状態に戻すこと をいいます。アンドゥ操作を取り消すときは、「リドゥ」を 使います。
例えば、パンチ・イン・レコーディングの操作で、同じ箇 所の録音を続けて 2 回したとします。その後、直前の録音 を取り消して 1 回目の録音が終わったときの状態に戻した いときは、アンドゥを実行します。
アンドゥをした後に、アンドゥを取り消して 2 回目の録音 が終わったときの状態に戻したいときは、リドゥを実行し ます。
アンドゥを実行した後は、リドゥしか実行でき ません。
アンドゥは、トラックに録音された音声データ に対して有効です。

1 つ前の状態に戻す(UNDO)

11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「UNDO/REDO」に カーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
UNDO/REDO 画面が表示されます。
DUndo.eps
33
33
アンドゥを実行するときは、[ENTER]ボタンを押し ます。
[ENTER]ボタンを押すと、直前に行った録音や編集
操作が取り消されます。 中止したいときは[EXIT]ボタンを押します。

アンドゥを取り消す(REDO)

直前に行ったアンドゥを取り消したいときは、リドゥを実 行します。
48
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「UNDO/REDO」に カーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
UNDO/REDO 画面が表示されます。
DRedo.eps
33
33
リドゥを実行するときは、[ENTER]ボタンを押しま す。
直前のアンドゥ操作が取り消されます。 中止したいときは[EXIT]ボタンを押します。
Page 49

曲に関する情報を表示する

スタート

録音可能な残り時間を表示する

録音待機中や録音中の画面に、録音時間を表示させること ができます。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SYSTEM 」にカー ソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「REMAIN INFO」に カーソルを合わせ、ダイヤルで「ON」を選びます。
DSystemRemain.eps
設定値 解説
ON
OFF
44
44
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
プレイ画面で[REC]ボタンを押し、録音待機状態
([REC]ボタン点滅)にすると、TIME 表示部分に残
り時間が表示されます。
fig.01-350
録音可能な残り時間を「時:分: 秒」で表示します。
録音可能な残り時間を表示しませ ん。

曲の情報を表示する

曲の情報を表示させることができます。
11
11
[MENU]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「SONG」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「INFORMATION」 にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
DSDInfo2.eps
曲の情報が表示されます。
SONG INFORMATION
NAME 現在選ばれている曲の名前 SIZE 曲の使用容量
※ 曲の実容量は、1MB=1,048,576 Byte を単位として
表示します。表示される容量はおおよその目安です。
44
44
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
解説
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
49
USBを使う便利な機能資料 クイック・
Page 50
Rev0.10

手軽に録音する(SONG SKETCH)

ソング・スケッチ・モードにすると、ステレオ WAV ファ イルのレコーダー/プレーヤーとして使用することができ ます。 思いついた曲のアイデアやフレーズを手軽に記録できます。

ソング・スケッチ・モードに切 り替える

[SONG SKETCH]ボタンを押すとソング・スケッチ・
モードになり、ソング・スケッチ画面が表示されます。
[EXIT]ボタンを押すと、通常のモードに戻ります。
SONG SKETCH 画面では、以下の情報が表示されます。
再生中:ファイルの長さ 録音中:録音可能な残り時間
ファイル名
現在時刻
リズム
ファイル名、現在時刻、リズムにカーソルを合わせてダイ ヤルを回すと、以下の設定を変更できます。
項目 解説
ファイル名 再生するファイルを選びます。 現在時刻 時刻を移動します。
リズムをオン/オフします。
リズム
テンポを設定します。
最大 999 曲を保存/再生させることができます。
リピート機能(P.43)で一定区間を繰り返し再 生させることができます。
入力した音を、WAV フォーマットで録音するこ とができます。
WAV フォーマットは、44.1kHz、16 ビットで 録音されます。
音声はステレオで録音されます。
リズムを鳴らして録音した場合、リズムの音も 一緒に録音されます。
パターンを選びます。
再生中:出力レベル 録音中:入力レベル

録音する

11
11
[SONG SKETCH]ボタンを押します。
SONG SKETCH 画面が表示されます。
22
22
[MENU]ボタンを押します。
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「INPUT SELECT 」 にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
44
44
ダイヤルで録音したい入力を選びます。
設定値 解説
GUITAR/ BASS
MIC L/R
INPUT 1 & 2
INPUT4
LINE IN
55
55
[EXIT]ボタンを数回押して、SONG SKETCH 画面に
戻ります。
GUITAR/BASS ジャックに接続 したギターやベースを録音する
ときに選びます。 内蔵ステレオ・マイクを使うと
きに選びます。 INPUT 1 ジャックと INPUT 2
ジャックに接続したマイクや楽 器を録音するときに選びます。
INPUT 4 ジャックに接続したマ イクや楽器を録音するときに選 びます。
LINE IN ジャックに接続した携 帯オーディオ・プレーヤーなど の音を録音するときに選びま す。
50
Page 51
66
66
[REC]ボタンを押します。
録音が始まります。
[PLAY]ボタンが緑色に点灯し、[REC]ボタンが赤
色で点灯します。
fig.01-110
点灯点灯
77
77
録音を終了するときは、[STOP]ボタンを押します。
録音されたデータは、SKETCH フォルダ(P.118)の 中に保存されます。
録音したデータは、トラックに取り込むことができま す。
『ソング・スケッチのデータをトラックに取り込む』 (P.106)
ファイル名について
WAV ファイルが保存されるとき、自動的に以下 のようなファイル名が付けられます。
(例)
BR001.WAV :
BR999.WAV BR に連番と拡張子 .WAV を付けたものがファ イル名になります。

再生する

SKETCH フォルダの中に保存されている WAV ファイルを 再生します。
11
11
[SONG SKETCH]ボタンを押します。
SONG SKETCH 画面が表示されます。
手軽に録音する(SONG SKETCH)

WAV ファイルを消去する

WAV ファイルを消去することができます。
11
11
[SONG SKETCH]ボタンを押します。
ソング・スケッチ画面が表示されます。
22
22
CURSOR ルを合わせ、ダイヤルで消去したいファイルを選びま す。
33
33
[MENU]ボタンを押します。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで「FILE」にカーソル を合わせ、[ENTER]を押します。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンで「ERASE」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]を押します。
FILE ERASE 画面が表示されます。
66
66
消去してもよければ、[ENTER]ボタンを押します。
「Are you sure?」という、確認のメッセージが表示さ
れます。
77
77
[ENTER]ボタンを押します。
消去が実行されます。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
[] ]ボタン
でファイル名にカーソ
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
22
22
CURSOR ルを合わせ、ダイヤルで再生したいファイルを選びま す。
33
33
[PLAY]ボタンを押します。
再生が始まります。
44
44
再生を停止するときは、[STOP]ボタンを押します。
[] ]ボタン
でファイル名にカーソ
USBを使う便利な機能資料 クイック・
51
Page 52
手軽に録音する(SONG SKETCH)
Rev0.10

WAV ファイルに名前を付ける

WAV ファイルに名前を自由に付けることができます。
11
11
[SONG SKETCH]ボタンを押します。
ソング・スケッチ画面が表示されます。
22
22
CURSOR ルを合わせ、ダイヤルで名前を付けたいファイルを選び ます。
33
33
[MENU]ボタンを押します。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで「FILE」にカーソル を合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンで「NAME 」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
66
66
[ENTER]ボタンを押します。
FILE NAME 画面が表示されます。
[] ]ボタン
でファイル名にカーソ

WAV ファイルの情報を表示する

WAV ファイルの情報を表示させることができます。
11
11
[SONG SKETCH]ボタンを押します。
ソング・スケッチ画面が表示されます。
22
22
CURSOR ルを合わせ、ダイヤルで情報表示したいファイルを選び ます。
33
33
[MENU]ボタンを押します。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで「FILE」にカーソル を合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンで「INFORMATION」 にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
DSDInfo2.eps
[] ]ボタン
でファイル名にカーソ
77
77
CURSOR[ ][ ]ボタンで、変更したい文字に カーソルを合わせます。
88
88
ダイヤルを回して、文字を選びます。
99
99
ファイル・ネームが決まったら[EXIT]ボタンを数回 押して、ソング・スケッチ画面に戻ります。
ファイルの情報が表示されます。
FILE INFORMATION
NAME 現在選ばれているファイル名 SIZE ファイルの使用容量
※ 曲の実容量は、1MB=1,048,576 Byte を単位として
表示します。表示される容量はおおよその目安です。
66
66
[EXIT]ボタンを数回押して、ソング・スケッチ画面
に戻ります。
解説
52
Page 53
エフェクト
を使う
53
Page 54
Rev0.10

インサート・エフェクトを使う

BR-800 には、4 系統のエフェクト(インサート・エフェクト /ループ・エフェクト/トラック EQ /マスタリング・エフェ クト)が内蔵されています。
これらは同時に使用することができ、使用目的に合わせて それぞれの設定を行います。
ここでは、インサート・エフェクトの設定値(パラメー ター)の変更方法と、その保存方法について説明します。
『音に空間的な広がりを与える』(P.82) 『トラックごとに音質を調節する』(P.85)
インサート・エフェクトは録音時に使用するだけ でなく、各トラックをミキシングした音に対して 使用することもできます。 詳しくは『インサート・エフェクトの接続位置を 変える(LOCATION)』(P.58)をご覧ください。

エフェクト・パッチとバンク

インサート・エフェクトで使用するエフェクトとパラメー ターは、「エフェクト・パッチ」を呼び出すことで切り替え ることができます。
また、これらのバンクの中で、エフェクト・パッチはさら に次のように分類されています。
プリセット・パッチ
プリセット・パッチには、あらかじめパッチのデータが書 き込まれています。設定を変更することはできますが、新 たに書き込むことはできません。
ユーザー・パッチ
ユーザー・パッチは、書き替えることができます。ユー ザー・パッチのデータは本体に記憶されます。自分が作っ たパッチを他の曲でも使いたい場合には、ユーザー・パッ チとして記憶させると便利です。
ソング・パッチ
ソング・パッチは、ユーザー・パッチと同じように書き替 えできますが、パッチは曲のデータと一緒に SD カードに 保存されます。
演奏を録音したときに使ったパッチを、曲ごとに保存して おきたい場合に便利です。
ig.03-010
SDカード
ソング
ソング パッチ
プリセット
パッチ
BR-800
ユーザー
パッチ
BR-800 には、ボーカルやさまざまな楽器に対応したエフェク ト・パッチがあらかじめ用意されています。これらは 6 つに 分類されており、この分類を「バンク」と呼びます。
fig.01-501
BANK
MICRO-
GUITAR LINE SIMUL 4INPUT
PHONE
P01
P01
P01
プリセット・
パッチ
ユーザー・
パッチ
ソング・
パッチ
. .
P80
U01
. .
U80
S01
. .
S80
. .
P30
U01
. .
U30
S01
. .
S30
. .
P25
U01
. .
U25
S01
. .
S25
P01
. .
P15
U01
. .
U15
S01
. .
S15
54
P01
P05
U01
U05
S01
S05
. .
. .
. .
8TRACK
COMP
P01
. .
P05
U01
. .
U05
S01
. .
S05
SD カードが挿入されていない場合は、ソング・ パッチ(S)を選ぶことはできません。
工場出荷時、各バンクのユーザー・パッチ(U) とソング・パッチ(S)には、プリセット・パッ チ(P)と同じパッチが記憶されています。
Page 55

インサート・エフェクトをオン /オフする

11
11
[EFFECTS]ボタンを押します。
[EFFECTS]ボタンが点灯し、インサート・エフェク
トがオンになります。
インサート・エフェクトを使う
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「EZ TONE」にカー ソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
EZ TONE 画面が表示されます。
44
44
CURSOR ボタンを押して、好みの音になるように トーン・グリッドを操作します。
バンクが GUITAR の場合
ソロ向き
硬い音柔らかい音
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
もう一度[EFFECTS]ボタンを押すと、インサート・ エフェクトがオフになります。[EFFECTS]ボタンが 消灯します。

手軽にインサート・エフェクト を作る(EZ TONE)

EZ トーンを使うと、細かいパラメーターの調節をしなく ても簡単に音作りができます。
※ EZ トーンは、バンクを 4INPUT または 8TRACK
COMP に設定したときは使用できません(P.54)。
11
11
[EFFECTS]ボタンを押します。
EFFECT 画面が表示されます。
22
22
作りたい音のイメージに近いエフェクト・パッチを選 びます。
CURSOR ボタンとダイヤルを使って、バンク、プリ セット/ソング/ユーザー、ナンバーを選びます。
バッキング向き
または
胴体の鳴り:大
深みのある音 明るい音
胴体の鳴り:小
バンクが MICROPHONE または LINE の場合
ディレイ音:大
深みのある音 明るい音
ディレイ音:小
バンクが SIMUL の場合
ディレイ音:大
柔らかい音
硬い音
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
P:プリセット/S:ソング/U:ユーザー
ナンバー
バンク パッチ名 アルゴリズム名
ディレイ音:小
55
Page 56
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
55
55
現在のエフェクトの設定を保存するときは、『イン サート・エフェクトの設定を保存する(ライト)』
(P.57)の操作をします。
変更したエフェクトの設定は一時的なものです。 変更したエフェクト・パッチを保存せずにエ フェクト・エディット画面を抜けると、パッチ 名の前に「*」と表示されます。「*」が表示され ている状態で別のエフェクト・パッチを選ぶと、 変更したエフェクト・パッチは元の状態に戻り ます。このとき、変更した内容は失われますの でご注意ください。

インサート・エフェクトの設定 を変更する

新しいエフェクト音を作るときは、あらかじめ記憶されて いるパッチの中からイメージにもっとも近いパッチを選び、 その設定を変更(エディット)します。変更したエフェク トの設定を保存するときは、ユーザー・パッチまたはソン グ・パッチとして保存します。
11
11
[EFFECTS]ボタンを押します。
EFFECT 画面が表示されます。
22
22
エフェクト・パッチを選びます。
CURSOR ボタンとダイヤルを使って、バンク、プリ セット/ソング/ユーザー、ナンバーを選びます。
P:プリセット/S:ソング/U:ユーザー
ナンバー
バンク パッチ名 アルゴリズム名
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンで「PATCH」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
エフェクト・エディット画面になり、アルゴリズム
(使用エフェクトと接続順)が表示されます。
DEffectEdit.eps
アルゴリズムごとに選べるエフェクトは異なりま す。各アルゴリズムで使用できるエフェクトにつ いては、『アルゴリズム一覧』(P.59)をご覧くだ さい。
56
Page 57
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンでカーソルを各エフェ クトに合わせ、ダイヤルで各エフェクトのオン/オフ を変更します。
各エフェクト・アイコンの表示は、以下の状態を表し ています。
表示 解説
エフェクト・オン(選択中)
エフェクト・オン
エフェクト・オフ(選択中)
エフェクト・オフ
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンでパラメーターを変更 したいエフェクトにカーソルを合わせ、[ENTER]ボ タンを押します。
各エフェクトのパラメーター設定画面が表示されま す。
DEffectComp.eps
インサート・エフェクトを使う

インサート・エフェクトの設定 を保存する(ライト)

変更したエフェクトの設定に名前(パッチ・ネーム)を付 けて、新たなエフェクト・パッチとして保存します。
11
11
[EFFECTS]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「NAME/WRITE」に カーソルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
ライト画面が表示されます。
33
33
パッチ・ネームを入力する場合は、CURSOR[ ] ボタンを押します。
パッチ・ネームを変える必要がない場合は、手順 6 に 移ります。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
66
66
CURSOR[ ][ ]ボタンでパラメーターを選 び、ダイヤルで値を変更します。
77
77
他のエフェクトを変更するときは、[EXIT]ボタンを 押して画面を 1 つ戻し、手順 5 〜 6 を繰り返します。
88
88
現在のエフェクトの設定を保存するときは、引き続き 次項目の『インサート・エフェクトの設定を保存す る』の操作をします。
変更したエフェクトの設定は一時的なものです。 変更したエフェクト・パッチを保存せずにエフェ クト・エディット画面を抜けると、パッチ名の前 に「*」と表示されます。「*」が表示されている 状態で別のエフェクト・パッチを選ぶと、変更し たエフェクト・パッチは元の状態に戻ります。こ のとき、変更した内容は失われますのでご注意く ださい。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、 パッチ・ネームを入力します。
55
55
パッチ・ネームの入力を終えたら、 を押します。
66
66
CURSOR ボタンと クト・パッチを選びます。
77
77
エフェクト・パッチの書き込み先が決まったら、
[ENTER]ボタンを押します。
「Are you sure?」という、確認のメッセージが表示さ
れます。
88
88
設定を保存するときは[ENTER]ボタンを、中止する ときは[EXIT]ボタンを押します。
書き込みが終わると、EFFECT 画面に戻ります。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
ダイヤルで、書き込み先のエフェ
CURSOR
[]
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
57
Page 58
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10

インサート・エフェクトの接続 位置を変える(LOCATION)

BR-800 では、インサート・ エフェクトの接続先を変える ことで、さまざまな使用状況に対応できます。
11
11
エフェクト画面で、CURSOR[ ]ボタンで
「LOCATION」にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタン
を押します。
LOCATION 画面が表示されます。
22
22
ダイヤルを回して、インサート・エフェクトの接続先
(ロケーション)を選びます。
33
33
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
インサート・エフェクトの接続先
■ INPUT < NORMAL >
インサート・エフェクトを通った音がモニターできます。 また、インサート・エフェクトを通った音が録音されます。
通常はこの状態で使います。
fig.03-100
TRACK 1
(REC)
■ INPUT < REC DRY >
インサート・エフェクトを通った音がモニターでき、イン サート・エフェクトを通る前の音(ドライ音)が録音され ます。録音した後でさまざまなエフェクトを試したい場合 に使用します。
fig.03-110
TRACK 1
(REC)
■ TRACK 1 〜 8、1/2、3/4、5/6、 7/8、1 –4、5 –8、1 –8
トラックの再生音にインサート・エフェクトをかけること ができます。ドライ音を録音した後でエフェクトを試す場 合や、特定のトラックのみにエフェクトをかけたい場合な どに使用します。
※ 選択するバンクとの組み合わせによっては、すべての
トラックにエフェクトがかからない場合があります。
fig.03-120
TRACK 1
(PLAY)
■ RHYTHM
リズムの音にインサート・エフェクトをかけることができ ます。
fig.03-130
RHYTHM
■ MASTER
マスタリング・エフェクト(P.112)の直前に接続します。 マスタリングをするときに音質を調節したり、エフェクト による特殊効果を得る、といった具合に、全体にエフェク トをかけたい場合に使用します。
fig.03-140
58
TRACK 1
(PLAY)
TRACK 8
(PLAY)
RHYTHM
Page 59
インサート・エフェクトを使う

アルゴリズム一覧

インサート・エフェクトで選べるアルゴリズム(使用できるエフェクトや接続順)は以下のとおりです。
バンクごとに選べるアルゴリズムは異なります。使用したいアルゴリズムを選ぶには、そのアルゴリズムを含むエフェクト のバンクに切り替えてから、目的のアルゴリズムが使用されているエフェクト・パッチに切り替えてください。
アルゴリズムの接続線は、そのエフェクトがモノ出力(単線)かステレオ出力(二重線)かを示しています。
(例)
モノ出力
–[
COMP/LM
]–[WAH]–
バンク:GUITAR
ステレオ出力
–[
MOD
]=[
DLY
]=
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
1. E.GUITAR MULTI
エレキ・ギター用マルチ・エフェクトです。 プリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアン プ・サウンドが得られます。
fig.EGuitarMulti.eps
-[COMP/LM]-[WAH]-[DIST]-[AMP]
[EQ]-[NS]-[MOD]=[DLY]=
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr
hh
WWWWaaaahh DDDDiiiissssttttoooorrrrttttiiiioooonn AAAAmmmmpp EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
DDDDeeeellllaaaayy
nn
pp
rr
nn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----GGGGuuuuiiiittttaaaarrrrSSSSiiiimm
----SSSSlllloooowwwwGGGGeeeeaaaarr
----SSSSiiiittttaaaarrrrSSSSiiiimm
----OOOOccccttttaaaavvvvee
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo yy
----RRRRoooottttaaaarrrryy
vv
----UUUUnnnniiii----vv
nn
----PPPPaaaann
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy
yy
rr
rr
rr
mm
rr
mm
ee
rr
rr
rr
oo
oo
dd
ss
yy
2. ACOUSTIC SIM
エレキ・ギター用マルチ・エフェクトです。 エレキ・ギターでアコースティック・ギターのサウンドが 得られます。
fig.AcousticSim.eps
-[ASIM]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]
[CHO]=[DLY]=
AAAAccccoooouuuussssttttiiiiccccSSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorr CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr CCCChhhhoooorrrruuuuss DDDDeeeellllaaaayy
rr
ss
yy
rr
rr
rr
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
59
Page 60
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
3. GUITAR TO BASS
ベース・ギターの音をシミュレートします。 エレキ・ギターを弾きながらベース・ギターのサウンドが 得られます。
※ GUITAR TO BASS を使うときは単音で使用してくだ
さい。
fig.GuitarToBass.eps
-[G->B]-[COMP/LM]-[WAH]-[DIST]
[AMP]-[EQ]-[NS]-[MOD]=
GGGGuuuuiiiittttaaaarrrrttttooooBBBBaaaassssss CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr
hh
WWWWaaaahh DDDDiiiissssttttoooorrrrttttiiiioooonn
pp
AAAAmmmmpp EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----SSSSlllloooowwwwGGGGeeeeaaaarr
----DDDDeeeeffffrrrreeeetttttttteeeerr
----OOOOccccttttaaaavvvvee
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo
----PPPPaaaann
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy
ss
rr
nn
rr
rr
nn
rr
rr
rr
ee
rr
rr
rr
oo
nn
oo
dd
ss
yy
5. BASS MULTI
ベース・ギター用マルチ・エフェクトです。 基本的なベース・サウンドを作るのに適しています。
fig.BassMulti.eps
-[COMP/LM]-[WAH]-[DIST]-[AMP]
[EQ]-[NS]-[MOD]=[DLY]=
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr
hh
WWWWaaaahh DDDDiiiissssttttoooorrrrttttiiiioooonn AAAAmmmmpp EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
DDDDeeeellllaaaayy
nn
pp
rr
nn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----BBBBaaaassssssssSSSSiiiimm
----SSSSlllloooowwwwGGGGeeeeaaaarr
----DDDDeeeeffffrrrreeeetttttttteeeerr
----OOOOccccttttaaaavvvvee
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo nn
----PPPPaaaann
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinn
yy
rr
rr
rr
mm
rr
rr
ee
rr
rr
rr
oo
oo
dd
ss
nnggggDDDDeeeellllaaaayyyy
4. A.GUITAR MULTI
アコースティック・ギター用マルチ・エフェクトです。 エレアコ(エレクトリック・アコースティック・ギター) をラインで接続しても、マイク録りをしたような暖かみの あるサウンドを得ることができます。
fig.AGuitarMulti.eps
-[ACP]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-[CHO]=[DLY]=
rr
rr
rr
AAAAccccoooouuuussssttttiiiiccccPPPPrrrroooocccceeeessssssssoooorr CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr CCCChhhhoooorrrruuuuss DDDDeeeellllaaaayy
rr
ss
yy
60
Page 61
インサート・エフェクトを使う
スタート
バンク:MICROPHONE
6. VOCAL MULTI
ボーカル用マルチ・エフェクトです。 ボーカルに特化したエフェクトを揃えています。
fig.VocalMulti.eps
-[PCR]-[DYN]-[SFX]-[EQ]-[NS]
[DB/HR]=[DLY]=
PPPPiiiittttcccchhhhCCCCoooorrrrrrrreeeecccctt DDDDyyyynnnnaaaammmmiiiiccccss TTTToooonnnneeee////SSSSFFFFXX EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr DDDDoooouuuubbbblllleeee////HHHHaaaarrrrmmmmoooonnnnyy DDDDeeeellllaaaayy
tt
ss XX rr
rr
yy
yy
7. MIC MULTI
マイク用マルチ・エフェクトです。 マイクに必要な基本エフェクトを揃えています。
fig.MICMulti.eps
-[L. CUT]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]
[MOD]=[DLY]=
tt
LLLLoooowwwwCCCCuuuutt CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduu
DDDDeeeellllaaaayy
rr
ullllaaaattttiiiioooonnnn
u
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftt
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo nn
----PPPPaaaann
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy
yy
rr
rr
rr
tt
rr
eeeerr
rr
rr
oo
oo
dd
ss
yy
バンク:LINE
8. STEREO MULTI
完全ステレオ仕様の 7 種類のエフェクトを直列に接続した アルゴリズムです。
fig.StereoMulti.eps
=[COMP/LM]=[LOFI]=[EQ]=[NS]
[MOD]=[CHO]=[DLY]=
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr
ii
LLLLoooo----ffffii EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
CCCChhhhoooorrrruuuuss DDDDeeeellllaaaayy
rr
nn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----SSSSlllloooowwwwGGGGeeeeaaaarr
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo yy
----RRRRoooottttaaaarrrryy
nn
----PPPPaaaann
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy
ss
yy
rr
rr
rr
rr
rr
rr
rr
oo
oo
dd
yy
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
61
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インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
バンク:SIMUL
9. VO + GT.AMP
ボーカルとエレキ・ギターを同時に録音するためのアルゴリズムです。 ギター側では、プリアンプとスピーカー・シミュレーターを使用したアンプ・サウンドを得ることができます。
((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))
fig.VOGTAMPGuitar.eps
))
-[COMP/LM]-[AMP]-[EQ]-[NS]-[MOD]-[DLY]- -[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-[MOD]-[DLY]-
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr
pp
AAAAmmmmpp EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
DDDDeeeellllaaaayy
rr
nn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----GGGGuuuuiiiittttaaaarrrrSSSSiiiimm
----SSSSlllloooowwwwGGGGeeeeaaaarr
----SSSSiiiittttaaaarrrrSSSSiiiimm
----OOOOccccttttaaaavvvvee
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo yy
----RRRRoooottttaaaarrrryy
vv
----UUUUnnnniiii----vv
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy
yy
rr
rr
rr
mm
rr
mm
ee
rr
rr
rr
oo
oo
dd
ss
yy
))
((((MMMMIIIICCCC))
fig.VOGTAMPMic.eps
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
DDDDeeeellllaaaayy
rr
nn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy yy
rr
rr
rr
rr
rr
rr
oo
oo
dd
ss
yy
62
Page 63
インサート・エフェクトを使う
スタート
10. VO + AC.SIM
ボーカルとエレキ・ギターを同時に録音するためのアルゴ リズムです。
ギター側ではエレキ・ギターでアコースティック・ギター のサウンドを得ることができます。
((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))
fig.VOACSIMGuitar.eps
((((MMMMIIIICCCC))
fig.VOACSIMMic.eps
))
-[ASIM]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-[CHO]-[DLY]-
AAAAccccoooouuuussssttttiiiiccccSSSSiiiimmmmuuuullllaaaattttoooorr CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr
rr
NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr
ss
CCCChhhhoooorrrruuuuss
yy
DDDDeeeellllaaaayy
))
rr
rr
rr
-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-[MOD]-[DLY]-
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr
rr
NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr MMMMoooodddduuuullllaaaattttiiiioooonn
nn
----EEEEnnnnhhhhaaaannnncccceeeerr
----PPPPiiiittttcccchhhhSSSShhhhiiiifffftttteeeerr
----PPPPhhhhaaaasssseeeerr
----FFFFllllaaaannnnggggeeeerr
----TTTTrrrreeeemmmmoooolllloo
----VVVViiiibbbbrrrraaaattttoo
----RRRRiiiinnnnggggMMMMoooodd
----CCCChhhhoooorrrruuuuss
----DDDDoooouuuubbbblllliiiinnnnggggDDDDeeeellllaaaayy yy
DDDDeeeellllaaaayy
rr
rr
rr
rr
rr
rr
oo
oo
dd
ss
yy
11. VO + ACOUSTIC
ボーカルとアコースティック・ギターを同時に録音するた めのアルゴリズムです。
ギター側ではエレアコをラインで接続しても、マイク録り をしたような暖かみのあるサウンドを得ることができます。
((((GGGGUUUUIIIITTTTAAAARRRR))
fig.VOAcousticGuitar.eps
((((MMMMIIIICCCC))
fig.VOAcousticMic.eps
))
-[ACP]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-[CHO]-[DLY]-
AAAAccccoooouuuussssttttiiiiccccPPPPrrrroooocccceeeessssssssoooorr CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr
rr
NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr
ss
CCCChhhhoooorrrruuuuss
yy
DDDDeeeellllaaaayy
))
rr
rr
rr
-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-[DLY]-
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr
rr
NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr
yy
DDDDeeeellllaaaayy
rr
rr
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
63
USBを使う便利な機能資料 クイック・
Page 64
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
バンク:4INPUT
12. 4-INPUT MULTI
4 チャンネル・マイク録音用のエフェクトです。 複数のマイクを使って録音するときに必要なエフェクトを 揃えています。
fig.4-InputMulti.eps
-[L.CUT]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-
-[L.CUT]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-
-[L.CUT]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-
-[L.CUT]-[COMP/LM]-[EQ]-[NS]-
tt
LLLLoooowwwwCCCCuuuutt CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr EEEEqqqquuuuaaaalllliiiizzzzeeeerr NNNNooooiiiisssseeeeSSSSuuuupppppppprrrreeeessssssssoooorr
rr
rr
rr
バンク:8TRACK COMP
13. 8-TRACK COMP/LIM
トラックごとに独立したコンプレッサー/リミッターです。 トラックごとに再生音量のバラツキを抑えることができま
す。
fig.8trackComplim.eps
-[COMP/LM]-
-[COMP/LM]-
-[COMP/LM]-
-[COMP/LM]­=[COMP/LM]= =[COMP/LM]=
CCCCoooommmmpppprrrreeeessssssssoooorrrr////LLLLiiiimmmmiiiitttteeeerr
rr

パラメーター一覧

文中記載の会社名と製品名は、各社の商標または登 録商標です。
本書では COSM によってシミュレートされたサウ ンドを適切に表現するために、これらの名称を使用 しています。
COMPRESSOR/LIMITER
(コンプレッサー/リミッター)
コンプレッサーは、大きな入力を圧縮し小さな入力を増幅 することで、音量を均一化して音を歪ませずにサステイン 効果(音を延ばす効果)を得るエフェクトです。大きな入 力を抑えて歪みを防ぐリミッターに切り替えることもでき ます。
パラメーター/ 設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
MODE(モード)
COMPRESSOR/LIMITER のモードを設定します。 COMPRESSOR
LIMITER リミッターとして動作します。
TYPE(タイプ)
BOSS COMP
HI-BAND
LIGHT 軽い効果のコンプレッサーです。
D-COMP
ORANGE
COMPRESSOR
FAT
MILD
BOSS LIM ステレオ構成のリミッターです。
RACK 160 D
VTG RACK U
LIMITER
解説
COMPRESSOR/LIMITER のオン、 オフを設定します。
コンプレッサーとして動作します。
ボスのコンパクト・エフェクター CS-3 をモデリングしています。
高域に対してより強く効果の加わる コンプレッサーです。
MXR DynaComp をモデリングして います。
DAN ARMSTRONG 社の ORANGE SQUEEZER をモデリングしていま す。
圧縮が強くかかったときに中域が強 調されて、太い音色が得られるコン プレッサーです。
圧縮が強くかかったときに高域が カットされて、甘い音色が得られる コンプレッサーです。
dbx 160X をモデリングしています。
UREI1178 をモデリングしています。
64
Page 65
パラメーター/ 設定値
解説
SUSTAIN(サステイン)*1
小さな入力を増幅して一定の音量に
0〜100
する範囲(時間)を調節します。 値を大きくするほどサステインが長 くなります。
ATTACK(アタック)
ピッキング時のアタックの強さを調 節します。
0〜100
値を大きくするほど音の立ち上がり が鋭くなり、歯切れのよいサウンド になります。
TONE(トーン)*1
-50 〜 +50 音質を調節します。
THRESHOLD(スレッショルド)*2
0〜100
設定したレベル以上の信号が入力さ れると、レベルを抑えます。
RATIO(レシオ)*2
リミッターの圧縮比を設定します。
1:1 〜∞ :1
値を大きくするほど強く圧縮がかか ります。
RELEASE(リリース)*2
信号がスレッショルド・レベル以下
0〜100
になり、リミッタ−効果がなくなる までの時間を調節します。
LEVEL(レベル)
0〜100 音量を調節します。
*1 MODE を COMPRESSOR にしたときに有効です。 *2 MODE を LIMITER にしたときに有効です。
アルゴリズムが BASS MULTI の場合
パラメーター/ 設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
TYPE(タイプ)
BOSS COMP
D-COMP
COMPRESSOR
BOSS LIM ステレオ構成のリミッターです。
RACK 160 D
VTG RACK U
LIMITER
解説
COMPRESSOR/LIMITER のオン、 オフを設定します。
ボスのコンパクト・エフェクター CS-3 をモデリングしています。
MXR DynaComp をモデリングして います。
dbx 160X をモデリングしています。
UREI1178 をモデリングしています。
インサート・エフェクトを使う
パラメーター/ 設定値
MULTI BAND
LIMITER
NATURAL
解説
入力信号を超低域/低域/高域/超 高域の 4 つの帯域に分割し、低域と 高域にそれぞれ異なった設定ができ るリミッターです。 各帯域を分割する周波数はXOVER F L/M/H パラメーターで設定すること ができます。
XOVERFL XOVERFM XOVERFH
超低域 低域 高域 超高域
ベースのサウンドに重要な超低域 と、アタックのニュアンスを左右 する超高域にはリミッタ−効果は かかりません。
MULTI BAND と同じ帯域分割された 構成でありながら、設定が簡単なコ ンプレッサーです。
SUSTAIN(サステイン)*1
小さな入力を増幅して一定の音量に
0〜100
する範囲(時間)を調節します。 値を大きくするほどサステインが長 くなります。
ATTACK(アタック)*2
ピッキング時のアタックの強さを調 節します。
0〜100
値を大きくするほど音の立ち上がり が鋭くなり、歯切れのよいサウンド になります。
TONE(トーン)
-50 〜 +50 音質を調節します。
THRESHOLD(スレッショルド)*3
0〜100
設定したレベル以上の信号が入力さ れると、レベルを抑えます。
RATIO(レシオ)*3
リミッターの圧縮比を設定します。
1:1 〜∞ :1
値を大きくするほど強く圧縮がかか ります。
RELEASE(リリース)*3
信号がスレッショルド・レベル以下
0〜100
になり、リミッタ−効果がなくなる までの時間を調節します。
LO THRES(ロー・スレッショルド)*4
低域側において、設定したレベル以
0〜100
上の信号が入力されると、レベルを 抑えます。
周波数
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
65
Page 66
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
パラメーター/ 設定値
解説
LO RATIO(ロー・レシオ)*4
低域でのリミッターの圧縮比を設定
1:1 〜∞ :1
します。 値を大きくするほど強く圧縮がかか ります。
HI THRES(ハイ・スレッショルド)*4
高域側において、設定したレベル以
0〜100
上の信号が入力されると、レベルを 抑えます。
HI RATIO(ハイ・レシオ)*4
高域でのリミッターの圧縮比を設定
1:1 〜∞ :1
XOVER F L
します。 値を大きくするほど強く圧縮がかか ります。
(クロスオーバー・フリケンシー・ロー)
*4
32Hz 〜 315Hz
XOVER F M
入力音を超低域と低域に分けるポイ ントを設定します。
(クロスオーバー・フリケンシー・ミドル)
*4
100Hz 〜
4.00kHz
XOVER F H
入力音を低域と高域に分けるポイン トを設定します。
(クロスオーバー・フリケンシー・ハイ)
*4
2.50kHz 〜
10.0kHz
入力音を高域と超高域に分けるポイ ントを設定します。
DRIVE(ドライブ)*5
小さな入力を増幅して一定の音量に
0 〜 100
する範囲(時間)を調節します。 値を大きくするほどサステインが長 くなります。
LEVEL(レベル)
0〜100 音量を調節します。
*1 TYPE を BOSS COMP、D-COMP にしたときに有効で
す。
*2 TYPE を BOSS COMP、D-COMP、BOSS LIM、
RACK 160 D、VTG RACK U にしたときに有効です。
*3 TYPE を BOSS LIM、RACK 160 D、VTG RACK U に
したときに有効です。 *4 TYPE を MULTI BAND にしたときに有効です。 *5 TYPE を NATURAL にしたときに有効です。
WAH(ワウ)
フィルターの周波数特性を変化させることで、独特の音色 を得られるエフェクトです。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON WAH のオン、オフを設定します。
MODE(モード)
ワウのモードを選びます。
TOUCH
PEDAL
TYPE(タイプ)
ワウのタイプを選びます。
LPF
TOUCH
BPF
CRY WAH
VO WAH VOX の V846 をモデリングしています。
FAT WAH
LIGHT WAH
7STR
PEDAL
WAH *1
BASS WAH *2
RESO WAH
POLARITY(ポラリティー)*3
入力に応じてフィルターが変化する方向を選びます。 DOWN
UP
SENS(センシティビティー)*3
0〜100
FREQUENCY(フリケンシー)*3
0〜100 ワウ効果の基準周波数を調節します。
PEAK(ピーク)*3
基準周波数付近のワウ効果のかかり具合を調節します。
0〜100
解説
ギター/ベースの音量に応じてフィル ターを変化させて、ワウ効果を得ること ができます。
FOOT SW/EXP PEDAL ジャックに接続し たエクスプレッション・ペダルで、ワウ効 果をリアルタイムにコントロールします。
ロー・パス・フィルター。広い周波数範 囲でワウ効果が得られます。
バンド・パス・フィルター。狭い周波数 範囲でワウ効果が得られます。
70 年代の CRYBABY をモデリングして います。
図太い音色のワウです。
クセのない上品なワウです。
7 弦ギターやバリトン・ギターの音域ま で対応した、可変範囲の広いワウです。
ベース音域に対応したワウです。ワウ音 に低域を加えているため、音痩せのない 効果が得られます。
アナログ・シンセのフィルターを発展さ せた、独特の効果が得られます。
フィルターが低い周波数方向に動きます。 フィルターが高い周波数方向に動きます。
POLARITY の設定によってフィルターが 変化するときの感度を設定します。 値を大きくするほど反応が強くなり、「0」 にするとピッキングによるワウ効果はな くなります。
値を大きくするほど、フィルター効果の 強調されたクセの強い音色になります。 値を 50 にすると、標準的なワウ・ サウン ドが得られます。
66
Page 67
パラメーター /設定値
解説
PEDAL POS(ペダル・ポジション)*4
0〜100
ワウ・ペダルのペダル位置を調節します。
PEDAL MIN(ペダル・ミニマム)*4
0〜100
ペダルのかかと側を踏んだときの音色を 設定します。
PEDAL MAX(ペダル・マキシマム)*4
0〜100
ペダルのつま先側を踏んだときの音色を 設定します。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
*1 アルゴリズムを GUITAR MULTI にしたときに有効です。 *2 アルゴリズムを BASS MULTI または GUITAR TO
BASS にしたときに有効です。 *3 MODE を TOUCH にしたときに有効です。 *4 MODE を PEDAL にしたときに有効です。
DISTORTION(ディストーション)
音を歪ませて、ロング・サステインを得るエフェクトです。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
TYPE(タイプ)
歪みかたを選びます。
MID BOOST
CLN BOOST
BOOSTER
TREB BOOST
BLUES OD
CRUNCH
BLUES
NATURA LOD
OD-1
T­SCREAM
OD
TURBOODボス OD-2 風の、ハイ・ゲインなオー
WARM OD
解説
DISTORTION のオン、オフを設定します。
中域に特徴のあるブースターです。 COSM アンプの手前に接続するとソロ 向きの音になります。
ブースターとしてもちろん、単体で使 用してもパンチのあるクリーン・トー ンが得られます。
ブライトな特性のブースターです。
ボス BD-2 風のクランチ・サウンドです。 ピッキング・ニュアンスを忠実に再現 する歪みを作り出します。
アンプの歪みの要素を加えた、ツヤの あるクランチ・サウンドです。
自然な感じの歪みが得られるオーバー ドライブ・サウンドです。
ボス OD-1 のサウンドです。甘くマイ ルドな歪みが得られます。
Ibanez の T S-808 のサウンドをモデリ ングしています。
バードライブ・サウンドです。
暖かみのあるオーバードライブです。
インサート・エフェクトを使う
パラメーター /設定値
DISTOR TION
MILD DS
DIST
MID DS
RAT
GUV DS
CLASSIC
DST+
MODERNDS大型ハイ・ゲイン・アンプの深い歪み
SOLID DS
MODERN
STACK
LOUD
METAL ZONE
METAL
LEAD
60s
FUZZ
OCT
FUZZ
FUZZ MUFF
FUZZ
解説
オーソドックスなディストーション・ サウンドです。
マイルドな歪みが得られるディストー ション・サウンドです。
中域を強調したディストーション・サ ウンドです。
Proco RAT のサウンドをモデリングし ています。
Marshall の GUV ’NOR のサウンドをモ デリングしています。 MXR の DISTORTION+ のサウンドを
モデリングしています。
のディストーション・サウンドです。 エッジの効いたディストーション・サ
ウンドです。 スタック・アンプの歪みの要素を加え
た、ぶ厚いサウンドです。 ヘビーなリフを演奏するのに最適な
ディストーション・サウンドです。 ボス MT-2 のサウンドです。
オールド・スタイルからスラッシュ・ メタルまで幅広いメタル・サウンドが 得られます。
オーバードライブの滑らかさとディス トーションの深い歪みを両立させたサ ウンドです。
FUZZFACE のサウンドをモデリングし ています。 ファットなファズ・サウンドが得られ ます。
ACETONE の FUZZ のサウンドをモデ リングしています。
Electro-Harmonix の big Muff π のサウ ンドをモデリングしています。
DRIVE(ドライブ)
0〜120 歪み具合を調節します。
BOTTOM(ボトム)
低域を調節します。左に回すと低域が
-50 〜 +50
カットされた音に、右に回すと低域が 強調された音になります。
TONE(トーン)
-50 〜 +50 音色を調節します。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
67
Page 68
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
アルゴリズムが BASS MULTI、GUITAR TO BASS の場合
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
TYPE(タイプ)
歪みかたを選びます。
BOOSTER
NATURAL
BASS DRIVER
BASS OD
BLUES OD
BASS DS
GUV DS
BASS MT
METAL ZONE
BASS FUZZ ベース用にチューンされたファズです。
MUFF FUZZ
HI BAND  DRV
DRIVE(ドライブ)
0〜100 歪み具合を調節します。
TONE(トーン)
-50 〜 +50 音色を調節します。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
BOTTOM(ボトム)
0〜100
解説
DISTORTION のオン、オフを設定しま す。
ブースターとしてもちろん、単体で使用 してもパンチのあるクリーン・トーンが 得られます。
より自然な歪みが得られるオーバードラ イブです。
TECH21 の SANSAMP BASS DRIVER DI のモデリングです。
ベース用にチューンされたオーバードラ イブです。
ボス BD-2 風のクランチ・サウンドです。 ピッキング・ニュアンスを忠実に再現 する歪みを作り出します。
ベース用にチューンされたディストー ションです。
Marshall の GUVNOR のサウンドを モデリングしています。
荒々しい過激な歪みのディストーション です。
ボス MT-2 のサウンドです。 オールド・スタイルからスラッシュ・ メタルまで幅広いメタル・サウンドが 得られます。
Electro-Harmonix の big Muff π のサウ ンドをモデリングしています。
低音域は歪ませずに高音域のみを歪ませ るディストーションです。強く歪ませて も低域がしっかりと出るのが特徴です。
ダイレクト音の超低域成分を、エフェ クト音に加える量を調節します。
AMP(アンプ)
COSM 技術により、プリアンプの特性とスピーカーのサイ ズとキャビネットの形状をシミュレートします。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON AMP のオン、オフを設定します。
TYPE(タイプ)
プリアンプのタイプを選びます。
BOSS CLEAN
JC-120 ローランド JC-120 のサウンドです。 JAZZ
COMBO
JC CLEAN
FULL RANGE
CLEAN TWIN
PRO CRNCH
TWEED
TW CLEAN
DELUX CRNCH
BOSS CRNCH
BLUES ブルースに適したサウンドです。 WILD
CRNCH
CRUNCH
STACK CRNCH
VO DRIVE
VO
COMBO
LEAD VO
CLEAN
MATCH DRIVE
FAT
MATCH
MATCH
MATCH LEAD
解説
滑らかで暖かみのあるクリーン・サウン ドです。
ジャズに適したサウンドです。
フラットな特性のサウンドです。 アコースティック・ギターに最適です。
Fender の TWIN REVERB をモデリング しています。
Fender の PRO REVERB をモデリング しています。
Fender の BASSMAN 4X10」COMBO をモデリングしています。
Fender の DELUXE REVERB をモデリ ングしています。
ピッキングのニュアンスを忠実に再現可 能なクランチ・サウンドです。
粗い歪みのクランチ・サウンドです。
ハイ・ゲインなクランチ・サウンドで す。
VOX AC-30TB のドライブ・サウンドを モデリングしています。 60 年代ブリティッシュ・ロックに適し たサウンドです。
VOX AC-30TB のリード・サウンドをモ デリングしています。
VOX AC-30TB のクリーン・サウンドを モデリングしています。
Matchless D/C-30 の左インプットに入 力したサウンドをモデリングしていま す。 ブルース・ロックからフュージョンまで 幅広く使われている真空管アンプのサウ ンドが得られます。
ハイ・ゲイン改造を施した Matchless のサウンドをモデリングしています。
Matchless D/C-30 の右インプットに入 力したサウンドをモデリングしていま す。
68
Page 69
パラメーター /設定値
BG LEAD
BG
BG LEAD
DRIVE
BG RHYTHM
MS1959 I
MS1959
MS CLASSIC
I+II
MS HIGAIN
MS SCOOP
MS MODERN
R-FIER VNT
R-FIER MDN
R-FIER
R-FIER CLN
T-AMP LEAD
T-AMP CRNCH
T-AMP
T-AMP CLEAN
BOSS DRIVE
SLDN
LEAD
HI-GAIN
STACK HEAVY
LEAD BOSS
METAL 5150
DRIVE METAL
METAL
LEAD EDGE
LEAD
解説
MESA/Boogie コンボ・アンプのリー ド・サウンドをモデリングしています。 70 年代後半〜 80 年代を代表する真空 管アンプのサウンドです。
MESA/Boogie の Treble SHIFT Sw を オンにしたときのサウンドをモデリング しています。
MESA/Boogie のリズム・チャンネルの サウンドをモデリングしています。
Marshall 1959 のインプット Iに入力し たサウンドをモデリングしています。
ハード・ロックに適したトレブリーなサ ウンドです。
Marshall 1959 のインプット Iと IIをパ ラレル接続したサウンドをモデリングし
ています。
I
よりも低域が強調されたサウンドです。
中域ブースト改造を施した Marshall の サウンドをモデリングしています。
メタル・サウンドにチューン・アップし た Marshall のサウンドです。
MESA/Boogie DUAL Rectifier のチャン ネル 2 VINTAGE モードをモデリングし ています。
MESA/Boogie DUAL Rectifier のチャン ネル 2 MODERN モードをモデリングし ています。
MESA/Boogie DUAL Rectifier のチャン ネル 1 CLEAN モードをモデリングして います。
Hughes & Kettner Triamp の AMP3 を モデリングしています。
Hughes & Kettner Triamp の AMP2 を モデリングしています。
Hughes & Kettner Triamp の AMP1 を モデリングしています。
オール・マイティーな歪みが得られるド ライブ・サウンドです。
Soldano SLO-100 をモデリングしてい ます。80 年代の代表的なサウンドです。
ハイ・ゲインなリード・サウンドです。
過激に歪むパワフルなリード・サウンド です。
ヘビーなリフに適したメタル・サウンド です。
Peavey EVH5150 のリード・チャンネ ルをモデリングしています。
メタルに適したリード・サウンドです。
リードに適した抜けのよいサウンドで す。
インサート・エフェクトを使う
パラメーター /設定値
解説
GAIN(ゲイン)
0〜120 アンプの歪み具合を調節します。
BASS(ベース)
0〜100 低音域の音質を調節します。
MIDDLE(ミドル)
0〜100 中音域の音質を調節します。
TREBLE(トレブル)
0〜100 高音域の音質を調節します。
PRESENCE(プレゼンス)
0〜100 超高音域の音質を調節します。
LEVEL(レベル)
プリアンプ全体の音量を調節します。
0〜100
※ LEVEL は上げすぎないように注意し
てください。
BRIGHT(ブライト)
ブライト・オン/オフを設定します。 ※ BRIGHT パラメーターは PREAMP TYPE に JC
CLEAN、TW CLEAN、CRUNCH、BG LEAD の一部 を選んだときのみ設定可能です。
OFF ブライトを使用しません。
ON
ブライトを使用して、より歯切れのよい 明るい音質になります。
GAIN SW(ゲイン・スイッチ)
アンプの歪み具合を LOW / MIDDLE / HIGH の 3 段階で切り替えます。LOW、
LOW、 MIDDLE、 HIGH
MIDDLE、HIGH の順番で歪みが大きく なります。
※ 各タイプの音色は、ゲインが MIDDLE
のときを基準に音作りされ ています。 通常は MIDDLE の位置で使用してく ださい。
SP TYPE(スピーカー・タイプ)
スピーカーの種類を選びます。
OFF
ORIGINAL
1x8
1x10
1x12
2x12
4x10
4x12
8x12 4x12の 2 段積みです。
スピーカー・シミュレーターがオフにな ります。
PREAMP TYPE で選んだアンプに搭載 されているスピーカーです。
8 インチ・スピーカー 1 個の後面開放方 式の小型スピーカー・キャビネットです。
10 インチ・スピーカー 1個の後面開放方 式の小型スピーカー・キャビネットです。
12 インチ・スピーカー 1個の後面開放方 式の小型スピーカー・キャビネットです。
12 インチ・スピーカー 2 個の後面開放 方式の一般的なスピーカー・キャビネッ トです。
10 インチ・スピーカー 4 個の密閉方式 の大型スピーカー・キャビネットです。
12 インチ・スピーカー 4 個の密閉方式 の大型スピーカー・キャビネットです。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
69
Page 70
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
パラメーター /設定値
解説
MIC TYPE(マイク・タイプ)
シミュレートするマイクの種類を設定します。
SHURE の SM57 をモデリングしていま
DYN57
DYN421
CND451
CND87
FLAT
す。 一般的な楽器用ダイナミック・マイクで す。ギター・アンプに最適です。
ゼンハイザーの MD-421 をモデリングし ています。 低域の伸びたダイナミック・マイクです。
AKG の C451B をモデリングしています。 楽器用スモール・コンデンサー・マイク です。
NEUMANN の U87 をモデリングしてい ます。 フラットな特性のコンデンサー・マイク です。
完全にフラットな特性のマイクをシミュ レーションします。 スピーカーから出てきた音を直接(その 場で)聴いているのに近いイメージの音 を得られるようになります。
MIC DIS(マイク・ディスタンス)
マイクによる録音のしかた(オフ・マイク、オン・マイ ク)をシミュレーションします。
OFF MIC
ON MIC
マイクをスピーカーから離れた位置に設 定します。
マイクをスピーカーに近づけた状態に設 定します。
MIC POS(マイク・ポジション)
マイクの位置をシミュレーションします。
スピーカー・コーンの中央にマイクを
CENTER
1〜10
セッティングした状態をシミュレーショ ンします。
スピーカー・コーンの中央から設定した 距離だけマイクを移動した状態をシミュ レーションします。
MIC LEV(マイク・レベル)
0〜100 マイクの音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100
ダイレクト音(スピーカーをオフにした 音)のミックス音量を調節します。
アルゴリズムが BASS MULTI、GUITAR  TO BASS の場合
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON AMPのオン、オフを設定します。
TYPE(タイプ)
プリアンプのタイプを選びます。 SUPER
FLAT FLIP TOP
B MAN
CONCERT 810
BASS 360
T.E.
SESSION
AC BASS
GAIN(ゲイン)
0〜100 アンプの歪み具合を調節します。
BASS(ベース)
0〜100 低音域の音質を調節します。
MIDDLE(ミドル)
0〜100 中音域の音質を調節します。
MID FREQ(ミドル・フリケンシー)*1
220Hz、 800Hz、
3.0kHz
TREBLE(トレブル)
0〜100 高音域の音質を調節します。
PRESENCE(プレゼンス)*2
0〜100 超高音域の音質を調節します。
LEVEL(レベル)
0〜100
BRIGHT(ブライト)*3
ブライト・オン/オフを設定します。 OFF ブライトを使用しません。
ON
DEEP(ディープ)*4
OFF、ON
ULTRA LO(ウルトラ・ロー)*5
-、0、+ 低域のキャラクターを設定します。
解説
フラットな特性のアンプです。
Ampeg の B-15 をモデリングしています。 Fender の Bassman100 をモデリングし
ています。
Ampeg の SVT をモデリングしています。
acoustic の 360 をモデリングしています。 Trace Elliot の AH600SMX をモデリング
しています。
SWR の SM-400 をモデリングしています。
アコースティック・ベースなどに最適な アンプです。
MIDDLE パラメーターで調節される帯域 の中心周波数を設定します。
プリアンプ全体の音量を調節します。 ※ LEVEL は上げすぎないように注意して
ください。
ブライトを使用して、より歯切れのよい 明るい音質になります。
低音域のキャラクターに変化を付けるス イッチです。
70
Page 71
パラメーター /設定値
解説
ULTRA HI(ウルトラ・ハイ)*5
OFF、ON
TREBLE パラメーターより高い音域の音 質を設定します。
PRE SHAPE(プリ・シェイプ)*6
OFF、1、2 中音域に独特のクセを付けるスイッチです。
ENHANCER(エンハンサー)*7
0〜100 音のハリの部分を設定します。
RESPONSE(レスポンス)*1
BASS、 FLAT
アンプ全体の特性をコントロールします。 2 種類の特性からイメージにあったポジ ションを選んでください。
SP TYPE(スピーカー・タイプ)
スピーカーの種類を選びます。
OFF
ORIGINAL
1x15
1x18
2x15
4x10
8x10 4x10の 2 段積みです。
スピーカー・シミュレーターがオフにな ります。
TYPE で選んだアンプに搭載されているス ピーカーです。
15 インチ・スピーカー 1 個の後面開放方 式の小型スピーカー・キャビネットです。
18 インチ・スピーカー 1 個の後面開放方 式の小型スピーカー・キャビネットです。
15 インチ・スピーカー 2 個の後面開放方式 の一般的なスピーカー・キャビネットです。
10 インチ・スピーカー 4 個の密閉方式の 大型スピーカー・キャビネットです。
MIC POS(マイク・ポジション)
マイクの位置をシミュレーションします。
スピーカー・コーンの中央にマイクを
CENTER
1〜10
セッティングした状態をシミュレーショ ンします。
スピーカー・コーンの中央から設定した 距離だけマイクを移動した状態をシミュ レーションします。
MIC LEV(マイク・レベル)
0〜100 マイクの音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100
*1 TYPE を FLIP TOP、B MAN、CONCERT 810、T.E.、
SESSION にしたときに有効です。 *2 TYPE を SUPER FLAT、AC BASS にしたときに有効
です。 *3 TYPE を FLIP TOP、CONCERT 810、BASS 360 に
したときに有効です。 *4 TYPE を B MAN にしたときに有効です。 *5 TYPE を CONCERT 810 にしたときに有効です。 *6 TYPE を T.E. にしたときに有効です。 *7 TYPE を SESSION にしたときに有効です。
ダイレクト音(スピーカーをオフにした 音)のミックス音量を調節します。
インサート・エフェクトを使う
EQUALIZER(イコライザー)
音質を調節します。中高域、中低域には、パラメトリッ ク・タイプを採用しています。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
LOW CUT(ロー・カット・フィルター)
FLAT、 55Hz 〜 800Hz
LOW GAIN(ロー・ゲイン)
-20 〜 +20dB
LOW-MID F(ロー・ミドル・フリケンシー)
20.0Hz 〜
10.0kHz
LOW-MID Q(ロー・ミドル Q)
0.5 〜 16
LOW-MID G(ロー・ミドル・ゲイン)
-20 〜 +20dB
HI-MID F(ハイ・ミドル・フリケンシー)
20.0Hz 〜
10.0kHz
HI-MID Q(ハイ・ミドル Q)
0.5 〜 16
HI-MID G(ハイ・ミドル・ゲイン)
-20 〜 +20dB
HIGH GAIN(ハイ・ゲイン)
-20 〜 +20dB
HIGH CUT(ハイ・カット・フィルター)
700Hz 〜
11.0kHz、 FLAT
LEVEL(レベル)
-20 〜 +20dB
解説
EQUALIZER のオン、オフを設定しま す。
設定された周波数より低い周波数成分を カットします。 FLAT にすると、ロー・カット・フィル ターは働きません。
低音域の音質を調節します。
LOW-MID G で調節される中心周波数を 設定します。
LOW-MID F で設定された周波数を中心 に EQ のかかる範囲を調節します。 値を大きくするほど範囲は狭くなりま す。
中低域の音質を調節します。
HI-MID G で調節される中心周波数を設 定します。
HI-MID F で設定された周波数を中心に EQ のかかる範囲を調節します。 値を大きくするほど範囲は狭くなりま す。
中高域の音質を調節します。
高音域の音質を調節します。
設定された周波数より高い周波数成分 をカットします。FLAT にすると、ハ イ・カット・フィルターは働きません。
イコライザー全体の音量を調節します。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
71
Page 72
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
NOISE SUPPRESSOR
(ノイズ・サプレッサー)
ギターのピックアップで拾うノイズやハムを抑えるエフェ クトです。ギター音のエンベロープ(音量の時間変化)に あわせてノイズを減らすため、ギター音への影響がほとん どなく、自然な効果が得られます。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
THRESHOLD(スレッショルド)
0〜100
RELEASE(リリース)
0〜100
解説
NOISE SUPPRESSOR のオン、オフを 設定します。
ノイズの大きさに応じて調節します。 ノイズが大きいときは値を大きく、ノ イズが小さいときは値を小さくします。 ギター音の減衰が自然に聞こえるよう に調節してください。
※ スレッショルド を大きな値 に設定す
ると、ギターのボリ ューム を絞って 演奏したときに 音が出なく なること があります。
ノイズ・サプレッサーが働き始めてか らノイズの音量が完全に減衰するまで の時間を調節します。
MODULATION(モジュレーション)
TYPE の中から使用するエフェクトを選びます。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
MOD TYPE(モジュレーション・タイプ)
モジュレーションのタイプを選びます。 ※ アルゴリズムごとに選べるタイプは異なります。各ア
ルゴリズムで使用できるタイ プについては、『アル ゴ リズム一覧』(P.59)をご覧ください。
ENHANCER エンハンサー P.72 GTR SIM ギター・シミュレーター P.73
BASS SIM ベース・シミュレーター P.73 SLOW GEAR スロー・ギア P.74
DEFRETTER SITAR SIM シタール・シミュレーター P.74
OCTAVE オクターブ P.74 P SHIFTER ピッチ・シフター P.75
PHASER フェイザー P.75 FLANGER フランジャー P.76
TREMOLO トレモロ P.76 ROTARY ロータリー P.76
UNI-V ユニ V P.76 PAN パン P.77
VIBRATO ビブラート P.77 RING MOD リング・モジュレーター P.77
CHORUS コーラス P.77 DBL DELAY ダブリング・ディレイ P.77
解説
MODULATION のオン、オフを設定し ます。
デフレッター P.74
72
ENHANCER(エンハンサー)
入力レベルの変化に対応して音の立ち上がりを強調するこ とで、入力音を輪郭のはっきりした音に加工します。
パラメーター /設定値
SENS(センシティビティー)
0 〜 100
LOW FREQ(ロー・フリケンシー)
31.5Hz 〜 125Hz
LOW LEVEL(ロー・レベル)
0〜100 低域エンハンス音の音量を調節します。
解説
エンハンサーの感度を調節します。 値を大きく設定すると、弱く弾いても効 果がかかるようになります。
低域エンハンス音の周波数帯域を設定し ます。
Page 73
パラメーター /設定値
解説
HIGH FREQ(ハイ・フリケンシー)
800Hz 〜
8.00kHz
高域エンハンス音の周波数帯域を設定し ます。
HIGH LEVEL(ハイ・レベル)
0〜100 高域エンハンス音の音量を調節します。
GTR SIM(ギター・シミュレーター)
ピックアップやボディーなど、ギターの特徴的な部分をシ ミュレートすることにより、1 本のギターで、タイプの違 うギターを何本も取り替えるような使いかたをすることが できます。
パラメーター /設定値
TYPE(タイプ)
ギター・シミュレーターのタイプを選びます。
S →→→→H
H →→→→S
H →→→→HF
→→
S →→ HOLLOW
→→
H →→ HOLLOW
LOW(ロー)
-50 〜 +50 低音域の音質を調節します。
HIGH(ハイ)
-50 〜 +50 高音域の音質を調節します。
BODY(ボディー)
0〜100
LEVEL(レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
解説
シングル・コイルの音をハムバッキン グ・ピックアップの音色に変化させます。
ハムバッキング・ピックアップの音をシ ングル・コイルの音色に変化させます。
ハムバッキング・ピックアップの音を シングル・コイル・ピックアップの ハーフ・トーンの音色に変化させます。
シングル・コイル・ピックアップの音 をボディーの共鳴音を付加したフル・ アコースティック・ギター風の音色に 変化させます。
ハムバッキング・ピックアップの音を ボディーの共鳴音を付加したフル・ア コースティック・ギター風の音色に変 化させます。
TYPE が S →→→→HOLLOW、H →→ HOLLOW のときの、ボディーの鳴りを 調節します。 値を上げると鳴りが大きくなり、下げ るとピエゾ・ピックアップの音質に近 づきます。
→→
インサート・エフェクトを使う
BASS SIM
(ベース・シミュレーター)
ピックアップやボディーなど、ベースの特徴的な部分をシ ミュレートすることにより、1 本のベースで、タイプの違 うベースを何本も取り替えるような使いかたをすることが できます。
パラメーター /設定値
TYPE(タイプ)
ベース・シミュレーターのタイプを選びます。
PAS →→→→ACT
ACT →→→→PAS
SGL →→→→HUM
HUM →→→→SGL
SLD →→→→HLW
SGL →→→→ACO
HUM →→→→ACO
LOW(ロー)
-50 〜 +50 低音域の音質を調節します。
HIGH(ハイ)
-50 〜 +50 高音域の音質を調節します。
BODY(ボディー)
0〜100
LEVEL(レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
解説
パッシブ・ピックアップの音をアクティ ブ・ピックアップの音色に変化させます。
アクティブ・ピックアップの音をパッシ ブ・ピックアップの音色に変化させます。
シングル・コイルの音をハムバッキング・ ピックアップの音色に変化させます。
ハムバッキング・ピックアップの音をシ ングル・コイルの音色に変化させます。
ソリッド・ボディーのベースの音をボ ディーの共鳴音を付加したホロー・ボ ディーのベースの音色に変化させます。
シングル・コイル・ピックアップの音を アコースティック・ベースの音に変化さ せます。
ハムバッキング・ピックアップの音をア コースティック・ベースの音に変化させ ます。
TYPE が SLD →→→→HLW、SGL →→→→ACO、 HUM →→→→ACO のときの、ボディーの鳴り を調節します。 値を上げると鳴りが大きくなり、下げる とピエゾ・ピックアップの音質に近づき ます。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
73
Page 74
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
SLOW GEAR(スロー・ギア)
ボリューム奏法(バイオリン奏法)の効果を作り出します。
パラメーター /設定値
解説
SENS(センシティビティー)
感度を調節します。 感度を低くすると、弱いピッキングでは スロー・ギアの効果はかからず、強い
0〜100
ピッキングだけにスロー・ギアの効果が 現れます。感度を高くすると、ピッキン グの強弱にかかわらずスロー・ギアの効 果が現れます。
RISE TIME(ライズ・タイム)
0〜100
ピッキングを行ってから音量が最大にな るまでの時間を調節します。
DEFRETTER(デフレッター)
フレットレス・ベースをシミュレートすることができます。
パラメーター /設定値
TONE(トーン)
-50 〜 +50 音のこもり具合を調節します。
SENS(センシティビティー)
0〜100 入力音に対する感度を調節します。
ATTACK(アタック)
0〜100
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0 〜 100 エフェクト音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
解説
ピッキング時の音の立ち上がりを調節し ます。
SITAR SIM(シタール・シミュレーター)
シタールの音色をシミュレートするエフェクトです。
パラメーター /設定値
解説
TONE(トーン)
音質を調節します。
-50 〜 +50
設定値が大きくなると高音域が強調さ れます。
SENS(センス)
シタールの感度を調節します。 感度を低くすると、弱いピッキングで はシタールの効果はかからず、強い
0〜100
ピッキングだけにシタールの効果が現 れます。感度を高くすると、ピッキン グの強弱にかかわらずシタールの効果 が現れます。
DEPTH(デプス)
0〜100 エフェクトのかかり具合を調節します。
RESONANCE(レゾナンス)
0〜100 共鳴音のうねりを調節します。
BUZZ(バズ)
0〜100
「バズ・ブリッジ」に弦が触れることで
発生するビビリ音を調節します。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 シタールの音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
OCTAVE(オクターブ)
入力より 1 オクターブ下の音を加えて、低音の重量感を作 り出します。
音程を分析する関係上、和音を(2 つ以上の音を同時 に)弾くと、思うような効果は得られません。他の弦を 確実にミュートして、単音で弾いてください。
74
パラメーター /設定値
解説
OCT LEVEL(オクターブ・レベル)
0〜100 オクターブ音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
Page 75
P SHIFTER(ピッチ・シフター)
音程を± 2 オクターブ変化させることができるエフェクト です。
パラメーター /設定値
TYPE(タイプ)
ピッチ・シフターのタイプを選びます。 MANUAL 通常のピッチ・シフターです。
PEDAL
MODE(モード)
ピッチ・シフターのモードを選びます。 FAST、
MEDIUM、 SLOW
PITCH(ピッチ)
-24 〜 +24
FINE(ファイン)
-50 〜 +50
PRE DELAY(プリ・ディレイ)
0ms 〜 300ms
FBK(フィードバック)
0〜100
LEVEL(レベル)
0〜100 ピッチ・シフト音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
解説
ペダル・ピッチ・シフターとして動作し ます。 エクスプレッション・ペダルを操作する と、ペダル・ピッチ・シフターの効果が 得られます。詳しくは、『エクスプレッ ション・ペダルを使う』(P.131) をご 覧ください。
FAST、MEDIUM、SLOW の順でレスポ ンスは遅くなりますが、変調感(音揺 れ)がなくなります。
ピッチ・シフト量(音の高さが変化する 量)を、半音単位で調節します。
音程の変化量を微調節します。 FINE の変化量 100 がピッチの変化量 1
に相当します。
ダイレクト音が入力されてからピッチ・ シフト音が発音されるまでの時間を調節
します。通常は 0ms に合わせてください。
ピッチ・シフト音のフィードバック量を 調節します。
インサート・エフェクトを使う
PHASER(フェイザー)
ダイレクト音に位相のずれた音を加えることで、音に回転 感を加えるフェイズ効果を作り出します。
パラメーター /設定値
TYPE(タイプ)
フェイザーの構成を選びます。
4 STAGE
8 STAGE
12 STAGE
BI-PHASE
RATE(レート)
0〜100 回転の速さを調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100 回転効果の深さを調節します。
MANUAL(マニュアル)
0〜100
RESONANCE(レゾナンス)
0〜100
STEP RATE(ステップ・レート)
OFF、0 〜 100
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 フェイザーの音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
解説
4 段フェイザーです。軽いフェイズ効果 が得られます。
8 段フェイザーです。ポピュラーなフェ イズ効果が得られます。
12 段フェイザーです。深みのあるフェ イズ効果が得られます。
フェイズ・シフト回路を 2 台直列に接続 したフェイザーです。
回転効果のかかる中心周波数を調節しま す。
レゾナンス量(フィードバック量)を調 節します。 値を大きくするほど効果が強調され、ク セの強い音になります。
回転を階段状に変化させるステップ機能 の周期を調節します。 値を大きくするほど変化が細かくなりま す。ステップ機能を使わないときは OFF にします。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
75
USBを使う便利な機能資料 クイック・
Page 76
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
FLANGER(フランジャー)
ジェット機のような、音にうねりを与えるフランジング効 果を作り出します。
パラメーター /設定値
解説
RATE(レート)
0〜100 うねりの速さを調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100 うねりの深さを調節します。
MANUAL(マニュアル)
0〜100 効果をかける中心周波数を調節します。
RESONANCE(レゾナンス)
レゾナンス量(フィードバック量)を
0〜100
調節します。 値を大きくするほど効果が強調され、 クセの強い音になります。
SEPARATION(セパレーション)
広がりを調節します。
0〜100
値を大きくするほど左右の広がりが増 します。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 フランジャーの音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
TREMOLO(トレモロ)
音量を周期的に変えるエフェクトです。
パラメーター /設定値
WAVE SHAPE(ウェーブ・シェイプ)
0〜100
RATE(レート)
0〜100 音量変化の周期を調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100 音量変化の深さを調節します。
解説
音量変化のカーブを調節します。 値を大きくするほど変化が急峻になり ます。
ROTARY(ロータリー)
回転スピーカーの効果が得られるエフェクトです。
パラメーター /設定値
解説
SPEED SEL(スピード)
SLOW、 FAST
スピーカーの回転スピードの SLOW / FAST を切り替えます。
RATE-SLOW(レート・スロー)
0〜100
SPEED SEL が SLOW 時の、回転ス ピードを調節します。
RATE-FAST(レート・ファスト)
0〜100
SPEED SEL が FAST 時の、回転ス ピードを調節します。
RISE TIME(ライズ・タイム)
SPEED SEL を SLOW から FAST に切
0〜100
り替えたときの、回転スピードの変化 時間を調節します。
FALL TIME(フォール・タイム)
SPEED SEL を FAST から SLOW に切
0〜100
り替えたときの、回転スピードの変化 時間を調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100 エフェクトのかかる深さを調節します。
UNI-V(ユニ V)
Uni-vibe をモデリングしています。 フェイザーと同じようなエフェクトですが、通常のフェイ
ザーでは得られない独特のうねりが特徴的です。
パラメーター /設定値
RATE(レート)
0〜100 エフェクトのかかる周期を調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100 エフェクトのかかる深さを調節します。
LEVEL(レベル)
0〜100 音量を調節します。
解説
76
Page 77
PAN(パン)
左右の音量を交互に変えることにより、ステレオで鳴らし たときに音が左右のスピーカーの間を飛び交うような効果 が得られます。
パラメーター /設定値
解説
WAVE SHAPE(ウェーブ・シェイプ)
音量変化のカーブを調節します。
0〜100
値を大きくするほど変化が急峻になり ます。
RATE(レート)
0〜100 音量変化の周期を調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100 音量変化の深さを調節します。
VIBRATO(ビブラート)
ピッチ(音の高さ)を微妙に揺らしてビブラート効果を作 り出します。
パラメーター /設定値
解説
RATE(レート)
0〜100 ビブラートの周期を調節します。
DEPTH(デプス)
0〜100
ビブラートのかかりの深さを調節します。
RING MOD(リング・モジュレーター)
内部の発振器とギターの原音を掛け合わせることにより、 音程感のない金属的な響きに変えるエフェクトです。
パラメーター /設定値
FREQUENCY(フリケンシー)
0〜100 内部発振器の発振周波数を調節します。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
解説
インサート・エフェクトを使う
CHORUS(コーラス)
ダイレクト音に微妙に揺れる音を加えて、広がりと厚みの ある美しいサウンドに変えるエフェクトです。
パラメーター /設定値
解説
MODE(モード)
コーラスのモードを選びます。
MONO
STEREO1
STEREO2
L/R チャンネルとも同じ音を出力する コーラスです。
L/R チャンネルに別々のコーラス音を 加えるステレオ 2 相コーラスです。
L チャンネルにダイレクト音、R チャン ネルにエフェクト音を出力する空間合 成によるステレオ・コーラスです。
RATE(レート)
0〜100 コーラス効果の速さを調節します。
DEPTH(デプス)
コーラス効果の深さを調節します。
0〜100
ダブリングとして使用する際は 0 でお 使いください。
PRE DELAY(プリ・ディレイ)
ダイレクト音が出力されてから、エ フェクト音が出力されるまでの時間を
0.0ms 〜
40.0ms
調節します。 プリ・ディレイを長くすると、複数の 音が鳴っている効果(ダブリング効果) が得られます。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
DBL DELAY(ダブリング・ディレイ)
ダイレクト音に、ダイレクト音からわずかに遅れた音
(ディレイ音)を加えることによって、複数の音が鳴ってい
る効果(ダブリング効果)を得ることができます。ステレ オ出力時に、より効果を発揮します。
パラメーター /設定値
DLY TME(ディレイ・タイム)
0.5ms 〜
50.0ms
SEPARATION(セパレーション)
-50 〜 +50
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜120 エフェクト音の音量を調節します。
解説
ディレイ・タイム(音を遅らせる時 間)を調節します。
広がり(セパレーション)を調節しま す。ダイレクト音とエフェクト音のパ ン(定位)を左右に広げることができ ます。ステレオ出力時に効果が得られ ます。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
77
Page 78
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
DELAY(ディレイ)
ダイレクト音から遅れた音(ディレイ音)を加えることに より、音に厚みを付けたり、特殊効果を作り出したりしま す。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON DELAY のオン、オフを設定します。
TYPE(タイプ)
ディレイのタイプを設定します。 SINGLE シンプルなディレイです。
PAN
DLY TIME(ディレイ・タイム)
1ms 〜 3400ms
FEEDBACK(フィードバック)
0〜100
HIGH CUT(ハイ・カット・フィルター)
700Hz 〜 11kHz、 FLAT
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜120 ディレイ音の音量を調節します。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
TAP TIME(タップ・タイム)*1
0 〜 100%
*1 TYPE を PAN にしたときに有効です。
解説
ステレオ出力時専用のディレイです。 ディレイ・タイムを L/R チャンネルに 振り分けたタップ・ディレイ効果が得 られます。
FIG.04-0050
TAP TIME
E.LEVEL
INPUT
ディレイ・タイム(音を遅らせる時間) を調節します。
ディレイ音を入力に戻す量を調節しま す。 値を大きくするほどディレイの繰り返 し回数が多くなります。
フィードバックとは、ディレイ信号を ディレイの入力に戻すことをいいます。
設定された周波数より高い周波数成分 をカットします。FLAT にすると、ハ イ・カット・フィルターは働きません。
L チャンネルのディレイ・タイムを調節 します。R チャンネルのディレイ・タ イムを 100% と考えて、L チャンネル のディレイ・タイムを調節します。
DELAY
FEEDBACK
OUTPUT L
DLY TIME OUTPUT R
ACOUSTIC SIMULATOR
(アコースティック・シミュレーター)
ピックアップやボディーなど、ギターの特徴的な部分をシ ミュレートすることにより、1 本のギターで、タイプの違 うギターを何本も取り替えるような使いかたをすることが できます。
パラメーター /設定値
解説
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
ACOUSTIC SIMULATOR のオン、オフ を設定します。
TYPE(タイプ)
アコースティック・シミュレーターのタイプを選びま す。
シングル・コイル・ピックアップの音
S→AC
H→AC
をアコースティック・ギターの音に変 化させます。
ハムバッキング・ピックアップの音を アコースティック・ギターの音に変化 させます。
LOW(ロー)
-50 〜 +50 低音域の音質を調節します。
HIGH(ハイ)
-50 〜 +50 高音域の音質を調節します。
BODY(ボディー)
ボディーの鳴りを調節します。
0〜100
値を上げると鳴りが大きくなり、下げ るとピエゾ・ピックアップの音質に近 づきます。
LEVEL(レベル)
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
GUITAR TO BASS
(ギター・トゥー・ベース)
ベース・ギターの音をシミュレートします。エレキ・ギ ターを弾きながらベース・ギターの音色が得られます。
GUITAR TO BASS を使うときは、単音で弾いてくださ い。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
解説
GUITAR TO BASS のオン、オフを切 り替えます。
78
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パラメーター /設定値
解説
TYPE(タイプ)
ギター・トゥー・ベースのタイプを選びます。
JB
PB
Fender Jazz Bass をシミュレートして います。
Fender Precision Bass をシミュレート しています。
REAR VOL(リア・ボリューム)*1
リア・ピックアップの音量を設定しま
0〜100
す。 0 に設定すると音は鳴りません。
FRONT VOL(フロント・ボリューム)*1
フロント・ピックアップの音量を設定し
0〜100
ます。 0 に設定すると音は鳴りません。
TONE(トーン)
0〜100 音質を設定します。
LEVEL(レベル)
0〜100 音量を調節します。
*1 TYPE を JB にしたときに有効です。
ACOUSTIC PROCESSOR
(アコースティック・プロセッサー)
エレアコ(エレクトリック・アコースティック・ギター) などのピックアップの出力音を、マイク録りしたような豊 かな音に変えることができます。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
TYPE(タイプ)
アコースティック・プロセッサーのタイプを選びます。
BRIGHT
WARM
BODY(ボディー)
0〜100
LEVEL(レベル)
0〜100 音量を調節します。
解説
ACOUSTIC PROCESSOR のオン、オ フを切り替えます。
弦の鳴りを活かした明るいサウンドで す。
ボディー(胴体)の鳴りを活かした暖 かみのあるサウンドです。
ボディー(胴体)による音の共鳴を調 節します。アコースティック・ギター 特有の音の柔らかさや音の厚みを調節 します。
インサート・エフェクトを使う
PITCH CORRECT
音程のふらつきを抑えます。 音程変化を階段状にして、機械的な効果も作り出すことが
できます。
パラメーター /設定値
解説
(ピッチ・コレクト)
ON/OFF(オン/オフ)
OFF、ON
PITCH CORRECT のオン、オフを切り替 えます。
TYPE(タイプ)
ピッチ・コレクトのタイプを選びます。 SOFT 音程をスムーズに補正します。
HARD 音程を素早く補正します。 ELECTRIC 音程変化を階段状に補正します。
ROBOT 指定した音名に音程を補正します。
SCALE(スケール)*1
CHROMATIC 半音ごとに補正します。 MAJ(MIN) KEY に合った補正をします。
KEY(キー)*2
C〜B、 Cm 〜 Bm
歌う曲のキーを設定します。
NOTE(ノート)*3
C〜B 音程を固定します。
GENDER(ジェンダー)
-10 〜 0 〜 +10
男性(女性)的な特徴のある声に変化し ます。
OCTAVE(オクターブ)
-1OCT、0、 +1OCT
*1 TYPE を SOFT、HARD、ELECTRIC にしたときに有
効です。 *2 SCALE を MAJ(MIN)にしたときに有効です。 *3 TYPE を ROBOT にしたときに有効です。
音の高さが変化する量を設定します。
DYNAMICS(ダイナミクス)
音量のバラツキを抑えます。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
ON、OFF
DEPTH(デプス)
1〜100 DYNAMICS のかかり具合を調節します。
ENHANCE(エンハンス)
0〜10
解説
DYNAMICS のオン、オフを切り替えま す。
エンハンス効果のかかり具合を調節しま す。値を大きくするほど輪郭のはっきり した音になります。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
79
Page 80
インサート・エフェクトを使う
Rev0.10
TONE/SFX(トーン/ SFX)
音質の補正または特殊効果が得られます。
パラメーター /設定値
解説
ON/OFF(オン/オフ)
ON、OFF
TONE/SFX のオン、オフを切り替えま す。
TYPE(タイプ)
DISTORTION 歪んだ声が得られます。 RADIO ラジオ・ボイスが得られます。
STROBE 声が細切れになります。 CHORUS 声に厚みが加わります。
FLANGER うねり感が加わります。
DRIVE(ドライブ)*1
0〜100 歪み具合を調節します。
TONE(トーン)*1
-50 〜 0 〜 +50
音色を調節します。
SPEED(スピード)*2
0〜100 速さを設定します。
DEPTH(デプス)*3
0〜100 CHORUS のかかり具合を調節します。
*1 TYPE を DISTORTION にしたときに有効です。 *2 TYPE を STROBE、FLANGER にしたときに有効です。 *3 TYPE を CHORUS にしたときに有効です。
DOUBLE/HARMONY
(ダブル/ハーモニー)
ダブル・トラック効果やハーモニー効果が得られます。2 つ までパート(PART1、PART2)を重ねることができます。
ダブル・トラック効果とは? レコーディングの際に同じ人が同じメロディーを重ね て録音し、声に厚みを与える効果です。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
ON、OFF
PART1TYPE(パート 1 タイプ)
DOUBLE ダブル・トラック効果が得られます。
-1OCT 〜 +1OCT
UNISON
解説
DOUBLE/HARMONY のオン、オフを切 り替えます。
曲のキーを指定することで、そのキーに 合ったハーモニーを加えます。
声質を変えることで、別の人が同じメロ ディーを一緒に歌った効果が得られます。
パラメーター /設定値
解説
PART1DBL(パート 1 ダブル)*1
LIGHT、 NORMAL、 DEEP
DOUBLE のかかり具合を 3 段階
(LIGHT、NORMAL、DEEP)で調節しま
す。
PART1LEVEL(パート 1 レベル)*2
0〜100 パートの音量を調節します。
PART1GENDER(パート 1 ジェンダー)*2
-10 〜 0 〜 +10
男性(女性)的な特徴のある声に変化し ます。
PART1PAN(パート 1 パン)
L50〜 CENTER 〜 R50
音の定位を設定します。
PART2TYPE(パート 2 タイプ)
DOUBLE ダブル・トラック効果が得られます。
-1OCT 〜 +1OCT
UNISON
曲のキーを指定することで、そのキーに 合ったハーモニーを加えます。
声質を変えることで、別の人が同じメロ ディーを一緒に歌った効果が得られます。
PART2DBL(パート 2 ダブル)*1
LIGHT、 NORMAL、 DEEP
DOUBLE のかかり具合を 3 段階
(LIGHT、NORMAL、DEEP)で調節しま
す。
PART2LEVEL(パート 2 レベル)*2
0〜100 パートの音量を調節します。
PART2GENDER(パート 2 ジェンダー)*2
-10 〜 0 〜 +10
男性(女性)的な特徴のある声に変化し ます。
PART2PAN(パート 2 パン)
L50〜 CENTER 〜 R50
音の定位を設定します。
KEY(キー)*2
C〜B、 Cm 〜 Bm
*1 TYPE を DOUBLE にしたときに有効です。 *2 TYPE を -1
です。
歌う曲のキーを設定します。
OCT
〜 +1OCT、UNISON にしたときに有効
LOW CUT(ロー・カット)
ポップ・ノイズなどの不要な低域をカットします。
パラメーター/ 設定値
ON/OFF(オン/オフ)
ON、OFF LOW CUT のオン、オフを設定します。
DEPTH(デプス)
20 〜 2000Hz
解説
ポップ・ノイズなどの不要な低域をカッ トする周波数を設定します。
80
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LO-FI(ロー・ファイ)
ローファイ・サウンドを作り出します。
パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
ON、OFF LO-FI のオン、オフを設定します。
TYPE(タイプ)
ローファイ・ボックスのタイプを選びます。
RADIO
VINYL
DIGITAL
TUNING(チューニング)*1
0〜100
WOW FLUTTER(ワウ・フラッター)*2
0〜100
NOISE(ノイズ)*3
0〜100 雑音(ノイズ)を再現します。
FILTER(フィルター)*3
0〜100 音色を調節します。
D:E *3
100:0 〜 0:100
PRE FILTER(プレ・フィルター)*4
OFF、ON
SAMPLE RATE(サンプリング・レート)*4
OFF、 1/2 〜 1/32
解説
AM ラジオを通して聴いているような音 になります。
「TUNING」を操作すると、ラジオの周波
数を合わせるときの音も再現できます。 蓄音機を通して聴いているような音にな
ります。レコードの傷やほこりなどによ るノイズも再現されます。
サンプリング・レートを下げたり、ビッ ト数を減らして、ローファイ・サウンド を作ることができます。直列につながっ たモディファイ・フィルターでは、自由 な音作りが楽しめます。
「RADIO」のパラメーターです。AM ラジ
オの周波数を合わせる際に発生する音を 再現します。
「VINYL」のパラメーターです。ターン・
テーブルの回転 るワウ・フラッターを再現します。
ダイレクト音とエフェクト音の音量バラ ンスを調節します。
デジタル歪みを低減させるフィルターで す。 OFF にすると、デジタル歪みを含んだ強 烈なローファイ・サウンドを作ることが できます。
サンプリング・レートを変更します。
が一定でないときに発生す
インサート・エフェクトを使う
パラメーター /設定値
解説
BIT(ビット)*4
データのビット数を変更します。 OFF にすると変更されません。 極端に低いビット数を選ぶと、入力に
OFF、15 〜 1
よっては、無音時にも大きなノイズが出 ることがあります。このときは、ノイ ズ・サプレッサーのスレッショルドを上 げてください。
POST FILTER(ポスト・フィルター)*4
ローファイ化によるデジタル歪みを低減
OFF、ON
するフィルターです。 OFF にすると強烈なローファイ・サウン ドを作ることができます。
E.LEVEL(エフェクト・レベル)*4
0〜100
ローファイ・サウンドの音量を調節しま す。
D.LEVEL(ダイレクト・レベル)*4
0〜100 ダイレクト音の音量を調節します。
MODIFY FIL(モディファイ・フィルター)*4
モディファイ・フィルターの効果を選びます。
OFF
LPF ロー・パス・フィルターとして働きます。
BPF
HPF ハイ・パス・フィルターとして働きます。
モディファイ・フィルターを使用しませ ん。
バンド・パス・フィルターとして働きま す。
CUTOFF F(カット・オフ・フリケンシー)*4
0〜100 カットオフ周波数を調節します。
RESONANCE(レゾナンス)*4
0〜100 レゾナンスを調節します。
GAIN(ゲイン)*4
0 〜 24dB
*1 TYPE を RADIO にしたときに有効です。 *2 TYPE を VINYL にしたときに有効です。 *3 TYPE を RADIO、VINYL にしたときに有効です。 *4 TYPE を DIGITAL にしたときに有効です。
モディファイ・フィルターを通った後の 音量レベルを調節します。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
81
Page 82
Rev0.10

音に空間的な広がりを与える

BR-800 では、音に空間的な広がりを与える「 ループ・エ フェクト」を搭載しています。
センド・レベルを設定することで、各入力やトラックへの 効果のかかり具合を調節することができます。 センド・レベルは入力とトラックごとに独立しています。 たとえば、ボーカルには深い残響、ドラムには浅い残響、 というように別々に調節することができます。

ループ・エフェクトのかかり 具合を調節する

各トラックのセンド・レベルを変えて、ループ・エフェク トのかかり具合を調節します。
11
11
[TRACK]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「REVERB」または
「CHO/DLY」にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタン
を押します。
センド・レベル設定画面が表示されます。
REVERB の場合

ループ・エフェクトを設定する

11
11
[TRACK]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「REVERB」または
「CHO/DLY」にカーソルを合わせ、[ENTER]ボタン
を押します。
センド・レベル設定画面が表示されます。
DReverb.eps
33
33
[ENTER]ボタンを押します。
ループ・エフェクト・パラメーターの設定画面が表示 されます。
REVERB の場合
CHO/DLY の場合
33
33
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤル 各トラックのセンド・レベルを調節します。
※ トラック[REC]ボタンを押すと、押したボタンのト
ラックにカーソルが移動します。 入力のセンド・レベルを調節するときは「INPUT」に
カーソルを合わせ、リズムのセンド・レベルを調節す るときは「RHY」にカーソルを合わせて、ダイヤルで 設定値を変えてください。
44
44
センド・レベルを調節したら、[EXIT]ボタンを数回 押してプレイ画面に戻ります。
を使って、
82
CHO/DLY の場合
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンでパラメーターを選 び、ダイヤルで設定値を変更します。
各エフェクトのパラメーターの内容については、『パラ メーター一覧』(P.83)をご覧ください。
55
55
設定が完了したら、[EXIT]ボタンを数回押してプレ イ画面に戻ります。
Page 83
音に空間的な広がりを与える

パラメーター一覧

スタート
ループ・エフェクトには「パッチ」がありませ ん。ループ・エフェクトの設定は、曲のデータと 一緒に保存されます。
REVERB(リバーブ)
音に残響を加えるエフェクトです。
パラメーター /設定値
TYPE(タイプ)
リバーブのタイプを設定します。設定によってさまざま な空間をシミュレーションできます。
AMBIENCE
ROOM
HALL1
HALL2
PLATE
SPRING
MODULATE
REV TIME(リバーブ・タイム)
0.1s 〜 10.0s
PRE DELAY(プリ・ディレイ)
0ms 〜 500ms
LOW CUT(ロー・カット・フィルター)
FLAT、55Hz 〜 800Hz
HIGH CUT(ハイ・カット・フィルター)
700Hz 〜 11kHz、 FLAT
DENSITY(デンシティー)
0〜10 リバーブ音の密度を調節します。
解説
レコーディングなどで使われるアンビ エンス・マイク(音源から離れたとこ ろに立てるオフ・マイク)をシミュ レートしています。残響を強調するの ではなく、空間的な奥行きを演出する ためのリバーブです。
室内での残響音をシミュレーションし たリバーブです。暖かみのある残響音 が得られます。
コンサート・ホールでの残響音をシ ミュレーションしたリバーブです。ク リアで広がりのある残響音が得られま す。
コンサート・ホールでの残響音をシ ミュレーションしたリバーブです。落 ち着いたマイルドな残響音が得られま す。
プレート・リバーブ(金属板の振動を 利用したリバーブ・ユニット)をシ ミュレーションしたリバーブです。高 域が伸びた金属的な響きが得られます。
ギター・アンプ内蔵のスプリング・リ バーブをシミュレートしています。
ホールの残響にゆらぎを加えたリバー ブで、非常に心地よい残響音が得られ ます。
リバーブ音の長さ(時間)を調節しま す。
リバーブ音が出力されるまでの時間を 調節します。
設定された周波数より低い周波数成分 をカットします。 FLAT にすると、ロー・カット・フィ ルターは働きません。
設定された周波数より高い周波数成分 をカットします。 FLAT にすると、ハイ・カット・フィ ルターは働きません。
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
83
Page 84
音に空間的な広がりを与える
Rev0.10
パラメーター /設定値
解説
E.LEVEL(エフェクト・レベル)
0〜100 リバーブ音の音量を調節します。
SPRG SENS(スプリング・センシティビティー) *1
感度を設定します。
0〜100
*1TYPE が SPRING のときに有効です。
値を大きくすると弱いピッキングでも スプリング・リバーブ効果が得られま す。
CHORUS/DELAY
(コーラス/ディレイ)
パラメーター /設定値
TYPE(タイプ)
エフェクトのタイプを選びます。
CHORUS
DELAY
RATE(レート)*1
0〜100
DEPTH(デプス)*1
0〜100
PRE DLY(プリ・ディレイ)*1
0.5 〜
50.0ms
E.LEVEL(エフェクト・レベル)*1
0〜100 エフェクト音の音量を調節します。
DLY TME(ディレイ・タイム)*2
10 〜 1000ms
FEEDBACK(フィードバック)*2
0〜100
E.LEVEL(エフェクト・レベル)*2
0〜100 ディレイ音の音量を調節します。
REV SEND(リバーブ・センド)*2
0〜100
解説
ダイレクト音に微妙にピッチ(音の高 さ)のずれた音を加えて、音に厚みや 広がりを付けます。
ダイレクト音に、ダイレクト音から遅 れた音(ディレイ音)を加えることに よって、音に厚みを付けます。
コーラス効果の速さ(レート)を調節 します。
コーラス効果の深さ(デプス)を調節 します。
ダイレクト音が出力されてから、エ フェクト音が出力されるまでの時間
(プリ・ディレイ)を調節します。
ディレイ・タイム(音を遅らせる時間) を調節します。
フィードバック量を調節します。 フィードバック量を変えると、ディレ イ音の繰り返し回数が変化します。
ディレイ音にかけるリバーブの音量を 調節します。
*1 TYPE が CHORUS のときに有効です。 *2 TYPE が DELAY のときに有効です。
84
Page 85

トラックごとに音質を調節する

BR-800 では、トラックごとに独立した 3 バンドのイコラ イザーを搭載しています。トラックごとに音質を調節する ことができます。

トラック EQ を設定する

11
11
[TRACK]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンで「EQ」 にカーソルを 合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
EQ 画面が表示されます。
DEQ.eps
33
33
CUSROR[ ][ ]ボタンとダイヤル 各トラック EQ のオン/オフを設定します。
※ トラック[REC]ボタンを押すと、押したボタンのト
ラックにカーソルが移動します。
44
44
[ENTER]ボタンを押します。
EQ パラメーターの設定画面が表示されます。
を使って、

パラメーター一覧

パラメーター /設定値
ON/OFF(オン/オフ)
ON、OFF EQUALIZER のオン、オフを設定します。
LOW GAIN(ロー・ゲイン)
-12 〜 +12dB 低音域の音質を調節します。
LOW FREQ(ロー・フリケンシー)
40Hz 〜
1.6kHz
MID GAIN(ミドル・ゲイン)
-12 〜 +12dB 中音域の音質を調節します。
MID FREQ(ミドル・フリケンシー)
20Hz 〜 10kHz
MID Q(ミドル Q)
0.5 〜 16
HIGH GAIN(ハイ・ゲイン)
-12 〜 +12dB 高音域の音質を調節します。
HIGH FREQ(ハイ・フリケンシー)
400Hz 〜 16kHz
解説
LOW GAIN で調節される中心周波数を設 定します。
MID GAIN で調節される中心周波数を設 定します。
MID FREQ で設定された周波数を中心に EQ のかかる範囲を調節します。 値を大きくするほど範囲は狭くなります。
HIGH GAIN で調節される中心周波数を設 定します。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンでパラメーターを選 び、ダイヤルで設定値を変更します。
トラック EQ のパラメーターについては、
『パラメーター一覧』(P.85) をご覧ください。
66
66
設定が完了したら、[EXIT]ボタンを数回押してプレ イ画面に戻ります。
トラック EQ には「パッチ」がありません。 ト ラック EQ の設定は、曲のデータと一緒に保存さ れます。
音を鳴らしながらイコライザーを調節した場合、
「プップッ」という雑音が出ることがありますが、
故障ではありません。雑音が気になるときは、音 を鳴らしていない状態で調節してください。
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
85
Page 86
MEMO
Rev0.10
86
Page 87

リズムを使う

87
Page 88
Rev0.10

リズムの概要

BR-800 には、トラック 1 〜 7/8 のオーディオ・トラック とは別に、リズム専用のトラックが用意されています。
録音時のガイドとしてリズムを演奏させることはもちろん、 内蔵のリズムを曲の構成に合わせて並べることで、オリジ ナルのリズムを作成することができます。

パターンとアレンジ

BR-800 のリズムは、大きく分けて「 パターン」と「アレ ンジ」と呼ばれる演奏データから構成されています。
■ パターンとは
バンドでドラムを演奏するときなど、通常、1 小節〜 2 小 節程度の決まった演奏を繰り返します。この繰り返しの基 本となる演奏データのことを、BR-800 では「パターン」 と呼びます。
パターンの例
4 拍子のリズムの場合、次のような演奏を繰り返す ことになります。
スネア・ドラム
〜繰り返し
キック・ドラム
プリセット・パターンには、イントロ用/バー ス用/フィル用/エンディング用のパターンが 用意されています。パターン名の末尾の文字で 確認することができます。
(例)
ROCK1-IN(イントロ) ROCK1-V1(バース 1) ROCK1-V2(バース 2) ROCK1-F1(フィル 1) ROCK1-F2(フィル 2) ROCK1-E(エンディング)
『プリセット・パターン一覧』(P.151)
IN(イントロ)
イントロ(前奏)を受け持つ演奏パターンです。
V(バース)1、2
主となる演奏パターンです。 1 が基本パターン、2 が 1 の応用パターンです。
F(フィル)1、2
フレーズのつなぎ目などに入れる装飾的な演奏 パターンです。フィルの次に演奏されるパター ンによって 1 または 2 を選びます。
パターン
ソング・パターン(S001 〜 S100)
SD カード内の曲ごとに 100 種類のパターンを記憶させて おくことができます。
プリセット・パターン(P001 〜 P327)
BR-800 では、「ロック」や「ジャズ」などの音楽ジャンル に合わせて、あらかじめ 327 種類の「プリセット・パター ン(P001 〜 P327)」を内蔵しています。
※ パターンを変更したり、データを書き替えることはで
きません。
パターンを鳴らすための詳しい操作については、 ンを鳴らす』(P.91)をご覧ください。
88
『パター
E(エンディング)
楽曲の終わりの部分を受け持つ演奏パターンで す。
BR-800 Rhythm Editor を使う
「BR-800 Rhythm Editor」を使用すると、パソコン
でオリジナルのパターン、アレンジ、ドラム・キッ トを作成できます。
「BR-800 Rhythm Editor」は「BR-800 DVD-
ROM」に収録されています。「BR-800 Rhythm Editor」の収録場所については、「BR-800 DVD­ROM」内の「ReadmeJP.txt」をご覧ください。
※ BR-800 本体でパターン、ドラム・キットは作
成できません。
※ パソコンと接続する前に、必ず USB ドライバ
のインストールをしてください(P.118)。
Page 89
■ アレンジとは
パターンだけでもメトロノームのように練習のガイドとし て使うことができますが、それでは曲の最初から最後まで 変化のないリズムになってしまいます。音楽的に変化のつ いた曲を作る場合には、異なったいくつかのパターンを、 イントロ→コーラス→サビ→エンディングのように並べま す。
このようにパターンを演奏順に並べたデータのことを「ア レンジ」と呼びます。
イントロ
テンポ:120.0
プリセット・アレンジ(P01 〜 P50)
BR-800 では、「ロック」や「ジャズ」などの音楽ジャンル に合わせて、50 種類の「プリセット・アレンジ(P01 〜 P50)」を内蔵しています。
※ プリセット・アレンジを変更したり、データを書き替
えることはできません。
バース
テンポ:110.0
フィル
テンポ:130.0
・・・
リズムの概要
ドラムの音色について
(ドラム・キット)
一般にドラムを演奏する場合、演奏したい音楽ジャンルに 合うように、キック・ドラム、スネア・ドラムなど、さま ざまな音色の打楽器を組み合わせてひとつのドラム・セッ トにします。
BR-800 では、音楽ジャンルに合わせた 9 種類の組み合わ せを内蔵しています。この組み合わせのことを「ドラム・ キット」と呼びます。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
プリセット・アレンジ(Metro 4/4 を除く)は、E(エン ディング)の後ろに BREAK(休符)が 3 小節あり、続い て V1(バース 1)を繰り返し演奏するようになっています。
『プリセット・アレンジ一覧』(P.150)
ソング・アレンジ(S01 〜 S05)
SD カード内の曲ごとに 5 種類のアレンジを記憶させてお くことができます。
アレンジを演奏させるにはアレンジ・モードにする必 要があります。
『アレンジを鳴らす』(P.93) をご覧ください。
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
89
Page 90
リズムの概要
Rev0.10

リズムをオン/オフする

11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
[RHYTHM]ボタンが点灯し、リズムがオンになりま
す。
点灯
もう一度[RHYTHM]ボタンを押すと、[RHYTHM] ボタンが消灯し、リズムがオフになります。

パターン・モード/ アレンジ・モードを切り替える

BR-800 にはリズムを演奏させるモードとして、「パター ン・モード」と「アレンジ・モード」の 2 つが存在しま す。
パターン・モード
選んだパターンが曲の先頭から最後まで繰り返し演奏され ます。
アレンジ・モード
並べたパターンの順番に従って、曲の途中でパターンが切 り替わります。
11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「TYPE」に カーソルを合わせます。
パターン・モードの場合
DTypePattern.eps
アレンジ・モードの場合
DTypeArrange.eps
33
33
ダイヤルを回して、タイプを選びます。
設定値 解説
PATTERN パターン・モードになります。 ARRANGE アレンジ・モードになります。
44
44
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
90
Page 91

パターンを鳴らす

スタート
内蔵のパターンからお好みのパターンを選んで繰り返し演 奏してみましょう。
11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
このとき[RHYTHM]ボタンが点灯し、リズムがオ ンになります。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「TYPE 」に カーソルを合わせます。
33
33
ダイヤルを回して、「PATTERN」を選びます。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「PATRN」 にカーソルを合わせます。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、 演奏したいパターンを選びます。
DRhythmPattern.eps
99
99
演奏を止めるときは、[STOP]ボタンを押します。
工場出荷時にはソング・パターン(S001 〜 S100)にはデータが入っていませんので、選
んでも何も演奏されません。
「P327: BREAK」は休符のみが入ったパター
ンです。これを選んでも音は鳴りません。
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
設定値 解説
P001 〜 P327 プリセット・パターン 1 〜 327 S001 〜 S100 ソング・パターン 1 〜 100 *1
*1 「BR-800 Rhythm Editor」を使用すると、パソコ
ンでオリジナルのパターンを作成できます。
『BR-800 Rhythm Editor を使う』(P.88)
66
66
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
77
77
[PLAY]ボタンを押します。
レコーダーの再生が始まると同時に、リズムが演奏さ れます。
88
88
[RHYTHM]フェーダーと[MASTER]フェーダーで
適当な音量になるよう調節します。
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
91
Page 92
パターンを鳴らす
Rev0.10

テンポを変える

プレイ画面で以下の操作をすると、パターンの演奏テンポ を変えることができます。
11
11
CURSOR[ ][ ]ボタンで、テンポ表示にカー ソルを合わせます。
DPlayTempo.eps
22
22
ダイヤルを回して、テンポを調節します。
パターンの演奏テンポが変わります。

タップ・テンポ・ボタンを使っ てテンポを変える

[TAP TEMPO]ボタンを押す間隔で、パターンの演奏テン
ポを変えることができます。
[TAP TEMPO]ボタンを 4 回以上続けて叩くと、その間
隔によってテンポを変えることができます。
fig.03-206
パターンのテンポは、 存(P.109)すると保存されます。
曲ごとに 1 つのテンポを保存します。
テンポはすべてのパターンに共通です。パター ンごとにテンポを設定することはできません。
テンポの変更範囲は 25.0 〜 250.0 です。
録音終了時または曲を保
92
Page 93

アレンジを鳴らす

スタート
内蔵のアレンジからお好みのアレンジを選んで演奏してみ ましょう。
11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
このとき[RHYTHM]ボタンが点灯し、リズムがオ ンになります。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「TYPE 」に カーソルを合わせます。
33
33
ダイヤルを回して、「ARRANGE」を選びます。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「ARRNG」 にカーソルを合わせます。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、 演奏したいアレンジを選びます。
00
111100
演奏を止めるには、[STOP]ボタンを押します。
工場出荷時、ソング・アレンジ(S01 〜 S05) には「Metro」(メトロノーム)が設定されてい ます。
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
設定値 解説
P01 〜 P 50 プリセット・アレンジ 1 〜 50 S01 〜 S 05 ソング・アレンジ 1 〜 5
66
66
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
77
77
[ZERO]ボタンを押します。
曲の先頭に戻ります。
88
88
[PLAY]ボタンを押します。
レコーダーの再生が始まると同時に、選んだアレンジ が演奏されます。
99
99
[RHYTHM]フェーダーと[MASTER]フェーダーで
適当な音量になるよう調節します。
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
93
Page 94
アレンジを鳴らす
Rev0.10

テンポを変える

プレイ画面で以下の操作をすると、アレンジの演奏テンポ を一時的に変えることができます。
11
11
CURSOR[ ][ ]ボタンで、テンポ表示にカー ソルを合わせます。
22
22
ダイヤルを回して、テンポを調節します。
アレンジの演奏テンポが変わります。

タップ・テンポ・ボタンを使っ てテンポを変える

[TAP TEMPO]ボタンを押す間隔で、アレンジの演奏テン
ポを一時的に変えることができます。
[TAP TEMPO]ボタンを 4 回以上続けて叩くと、その間
隔によってテンポを変えることができます。
fig.03-206
アレンジに設定されているテンポは、
効になります。 変更したテンポは一時的なものです。アレンジ
のテンポを変更して保存したいときには、『オリ ジナルのアレンジを作成する』(P.96)をご覧 ください。
テンポの変更範囲は 25.0 〜 250.0 です。
一時的に無
94
Page 95

ドラムの音色を変える(ドラム・キット)

ドラム・キットは、いろいろなリズム楽器の音を 1 つの セットにしたものです。本体には「プリセット・ドラム・ キット」として 9 種類が内蔵されています。
また、「BR-800 Rhythm Editor」を使用すると、オリジナ ルのドラム・キットを 5 種類組むこともできます。ドラ ム・キットは、SD カードの曲ごとに保存されます。
『BR-800 Rhythm Editor を使う』(P.88)
アレンジとパターンは、ドラム・キットの楽器音を使って 演奏されます。

ドラム・キットを選ぶ

11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「KIT」に カーソルを合わせます。
パターン・モードの場合
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
BR-800
プリセット・ドラム・キット9
プリセット・ドラム・キット3
プリセット・ドラム・キット2
プリセット・ドラム・キット1
キック スネア
クローズド・ハイハット
オープン・ハイハット
・ ・ ・
ドラム・キットは、アレンジごとに記憶されま
SDカード
ソング
ソング
ソング
ソング・ドラム・キット
キック スネア
・ ・ ・
す。
アレンジ・モードでプリセット・アレンジが選 択されている場合、ドラム・キットは変更でき
ません。
アレンジ・モードの場合
33
33
ダイヤルを回して、ドラム・キットを選びます。
設定値 解説
P1 STD 1 P2 STD 2
P3 ROOM
P4 HARD
P5 JAZZ P6 HIP-HOP
P7 HOUSE P8 REGGAE
標準的なドラム・キット
適度なアンビエンスの効いた ドラム・キット
ハード・ロックに適したドラ ム・キット
JAZZ に適したドラム・キット ダンス・ミュージックに適し
たドラム・キット レゲエに適したドラム・キット
リズム・マシンの名機「ロー
P9 808
ランド TR-808」 を基本とし たドラム・キット
S1 SongKit1 S2 SongKit2
S3 SongKit3 S4 SongKit4
曲ごとに記憶されるオリジナ ルのドラム・キット
S5 SongKit5
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
44
44
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
95
Page 96
Rev0.10

オリジナルのアレンジを作成する

BR-800 では、自分の好みの順番でパターンを並べてアレ ンジを作成し、イントロ〜エンディングまでの曲の構成を 自由に作ることができます。作成したアレンジはソング・ アレンジとして保存できます。
アレンジは最大 999 小節まで作成できます。
ステップについて
ソング・アレンジは、実際には「ステップ」を 並べて作成します。ステップとは、パターンの 番号と、そのパターンが何小節目から始まるか を組み合わせたデータのことです。
たとえば、
構成部分 小節長 パターン
イントロ部分 2 小節 パターン P001          ↓ A メロ部分 16 小節 パターン S002          ↓ B メロ部分 8 小節 パターン S003          ↓ サビ部分 8 小節 パターン S099          ↓ エンディング 2 小節 パターン P006
それでは、実際にアレンジを作ってみましょう。
11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
[RHYTHM]ボタンが点灯します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「TYPE」に カーソルを合わせます。
33
33
ダイヤルを回して、「ARRANGE」を選びます。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンで「EDIT」にカーソル を合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
※ プリセット・アレンジを選ぶと以降の操作はできませ
ん。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンで「STEP」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
ARRANGE STEP 画面が表示されます。
fig.03-303d
ステップ
パターン・ナンバー
開始小節
テンポ
と並べた曲の構成を作りたい場合、アレンジに は次のようにステップを並べることになりま す。
ステップ番号 開始小節 パターン番号 ステップ 1   1 P001 : ROCK-1 IN
         ↓ ステップ 2   3 S002 : OriginalA          ↓ ステップ 3 19 S003 : OriginalB          ↓ ステップ 4 27 S099 : OriginalC          ↓ ステップ 5 35 P006 : ROCK-1 E          ↓ ステップ 6 37 P327 : BREAK
長い曲でも、構成単位に分けてステップとして 並べれば、少ないステップ数ですみます。BR­800 では最大 50 ステップまで使うことができ ます。
96
パターンの拍子
66
66
CURSOR[ ][ ]ボタンで「ステップ」の位置 にカーソルを合わせ、編集するステップをダイヤルで 選びます。
[REW]ボタンを押すと 1 つ前のステップ、[FF]ボ
タンを押すと次のステップに移動することができま す。
パターン・ネーム
Page 97
77
77
変更したいパラメーターに CURSOR
[][]ボ タンでカーソルを合わせ、ダイヤルで設定値を変更し ます。
[PLAY]ボタンを押すと、現在選ばれているステップ
のパターン(カレント・パターン)の音を鳴らして確 認することができます。
開始小節
カレント・パターンの演奏を始める小節を選びます。
fig.03-303a
ステップ1 ステップ2
イントロ
(4小節)
開始
001 005 009
小節
開始 小節
(6小節)
001 007
(4小節)
ステップ1 ステップ2
イントロ
005 009
バース
ステップ3
フィル
(4小節)
013
ステップ2の開始小節を007にすると
ステップ3
フィル
バース
(4小節)
(2小節)
013
パターン・ナンバー
パターンを選びます。以下の図のように、ステップご とにパターンを設定していきます。
fig.03-304
開始 小節
ステップ1 ステップ2 ステップ3
イントロ(2小節) テンポ:120.0
001 003 004
バース(1小節) テンポ:110.0
フィル(1小節) テンポ:130.0
拍子
カレント・パターンの拍子を表示します。
・・・
オリジナルのアレンジを作成する
ステップ 1 の開始小節は必ず「001」 になりま
す。変更することはできません。 前のステップと同じ小節や、それ以前の小節を
設定することはできません。 次のステップの開始小節を超えて設定すること
はできません。
プレイ画面でアレンジを演奏させたとき、アレ ンジの最後まで演奏したあとは、最終ステップ
に設定されているパターンが繰り返し演奏され ます。
最終ステップでアレンジ演奏を止めたいとき は、最終ステップにプリセット・パターンの
「P327 BREAK(休符)」を選びます。そうすれ
ば、休符が繰り返し演奏されるので、アレンジ 演奏が止まったようにすることができます。
(例)
ステップ1 ステップ2
イントロ バース
ステップ20 最終ステップ
エンディング
・・・
P327
BREAK
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
リズムを使う
編集するマスタリングを
テンポ
カレント・パターンを演奏させるときのテンポを設定 します。
設定値:25.0 〜 250.0
88
88
アレンジの作成を終了するときは、[EXIT]ボタンを 数回押します。
プレイ画面に戻り、作ったアレンジが保存されます。
※ データ更新中は、ディスプレイに「Keep power on!」
と表示されます。このメッセージが表示されている間 は電源を切らないでください。
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
97
Page 98
オリジナルのアレンジを作成する
Rev0.10

ステップを挿入する

現在のステップに新規のステップを挿入します。
fig.03-305
挿入
バース
ステップ1 ステップ2 ステップ3
イントロ バース フィル
ステップ1
イントロ
11
11
『オリジナルのアレンジを作成する』(P.96) の手順 1
〜 5 を参照し、ステップ画面を表示させます。
22
22
ステップを挿入する位置(ステップ番号)を、 CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルで選びま す。
fig.03-306d
ステップ2 ステップ3 ステップ4
バース
バース フィル

ステップを消去する

選んだステップを消去します。消去されたステップには、 後ろのステップの内容が引き継がれます。
fig.03-307
ステップ1 ステップ2
イントロ バース フィル
ステップ1
イントロ
11
11
『オリジナルのアレンジを作成する』(P.96)の手順 1
〜 5 を参照し、ステップ画面を表示させます。
22
22
消去したいステップを、CURSOR[ ][ ]ボタ ンとダイヤルで選びます。
fig.03-308d
ステップ2 ステップ3
バース
バース
ステップ4ステップ3
バース
消去
33
33
CURSOR[ ]ボタンを押します。
「Insert?」という、確認のメッセージが表示されま
す。
44
44
[ENTER]ボタンを押します。
選んでいたステップがコピーされて挿入されます。 完了すると自動的にステップ・レコーディング画面に 戻ります。
33
33
CURSOR[ ]ボタンを押します。
「Erase?」という、確認のメッセージが表示されま
す。
44
44
[ENTER]ボタンを押します。
消去が実行されます。完了すると自動的にステップ・ レコーディング画面に戻ります。
98
Page 99

アレンジに名前を付ける

ソング・アレンジには、8 文字までの名前(アレンジ・ ネーム)を自由に付けることができます。
11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「TYPE 」に カーソルを合わせます。
33
33
ダイヤルを回して、「ARRANGE」を選びます。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「ARRNG」 にカーソルを合わせます。
DRhythmArrange+.eps
オリジナルのアレンジを作成する
99
99
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
「Keep power on!」と表示され、変更したアレンジ・
ネームが保存されます。
プリセット・アレンジの名前を変更することはで きません。
スタート
をする
録音の準備
する
録音/再生
を使う
エフェクト
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、 ソング・アレンジ(S01 〜 05)を選びます。
66
66
CURSOR[ ][ ]ボタンで「EDIT」にカーソル を合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
77
77
CURSOR[ ][ ]ボタンで「NAME 」にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
アレンジ・ネームの変更画面が表示されます。
DArrangeName.eps
88
88
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、 文字を変更します。
リズムを使う
編集するマスタリングを
する
USBを使う便利な機能資料 クイック・
99
Page 100
オリジナルのアレンジを作成する
Rev0.10

アレンジをコピーする

プリセット・アレンジを少しだけ変更したい場合や、元の アレンジのバリエーションを作りたい場合には、あらかじ めソング・アレンジとしてコピーしておけば、自由に変更 することができます。
11
11
[RHYTHM]ボタンを押します。
22
22
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「TYPE 」に カーソルを合わせます。
33
33
ダイヤルを回して、「ARRANGE」を選びます。
44
44
CURSOR[ ][ ]ボタンを押して、「ARRNG」 にカーソルを合わせます。
55
55
CURSOR[ ][ ]ボタンとダイヤルを使って、 コピー元のアレンジ(P01 〜 P50、S01 〜 S05)を選 びます。
99
99
[ENTER]ボタンを押します。
コピーの確認画面が表示されます。
DArrangeCopySure.eps
00
111100
再度[ENTER]ボタンを押します。
「Keep power on!」と表示され、コピーが実行されま
す。
11
111111
[EXIT]ボタンを数回押して、プレイ画面に戻ります。
プリセット・アレンジにはコピーできません。
66
66
CURSOR[ ][ ]ボタンで「EDIT」にカーソル を合わせ、[ENTER]を押します。
77
77
CURSOR[ ][ ]ボタンで「COPY」 にカーソ ルを合わせ、[ENTER]ボタンを押します。
ARRANGE COPY 画面が表示されます。
DArrangeCopy.eps
88
88
ダイヤルでコピー先のソング・アレンジ(S01 〜 S05)を選びます。
100
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