Roland BR-1200CD User Manual [ja]

このたびは、BOSS デジタル・レコーディング・スタジオ BR-1200CD を お買い上げいただきまして、ありがとうございます。
この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」
( P.2 〜 3)と「使用上のご注意」( P.4 〜 5)をよくお読みください。
また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書 をよくお読みください。
取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてく ださい。
基本的な操作
録音/再生する
第1章
編集する
第2章
エフェクトを
第3章
使う
■ 文中の表記について
[ ] で囲んだ英字/数字は、パネル上のボタンを表します。
[PLAY] PLAY(プレイ)ボタン [CURSOR] CURSOR(カーソル)ボタン
文中の(P.**)は、参照ページを示しています。
2004 ボス株式会社
©
本書の一部、または全部を無断で複写・転載することを禁じます。
リズムを
第4章
使う
CD-R/RW を
第5章
使う
第6章
MIDI を
使う
第7章
USB を
使う
便利な機能
その他の
第8章
取扱説明書の英語版(有料)をご希望の方は、販売店にお問い合わせください。
If you should require an English Owner’s Manual (at a modest fee), please contact an authorized Roland distributor.
資料
第9章

安全上のご注意

安全上のご注意
火災・感電・傷害を防止するには
注意の意味について警告と
取扱いを誤った場合に、使用者が
警告
注意
死亡または重傷を負う可能性が想 定される内容を表わしています。
取扱いを誤った場合に、使用者が 傷害を負う危険が想定される場合 および物的損害のみの発生が想定 される内容を表わしています。  ※物的損害とは、家屋・家財およ
び家畜・ペットにかかわる拡大 損害を表わしています。
以下の指示を必ず守ってください
警告 警告
001
● こ の機器を使用する前 に、以下の指示と取扱 説 明書をよく読んでください。
図記号の例
 は、注意(危険、警告を含む)を表わしていま す。 具体的な注意内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を 表わしています。
 は、禁止(してはいけないこと)を表わしてい ます。 具体的な禁止内容は、 の中に描かれています。 左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。
は、強制(必ずすること)を表わしています。
具体的な強制内容は、 左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜 くこと」を表わしています。
008c
● AC アダプターは、必ず付属のものを、AC100V の電源で使用してください。
の中に描かれています。
..............................................................................................................
002c
● この機器および AC アダプターを分解したり、改 造したりしないでください。
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003
● 修 理/部品の交 換などで、取扱説 明書に書かれ ていないことは、絶対にしないでください。必
ずお買い上げ店またはローランド・サービスに 相談してください。
..............................................................................................................
004
● 次 のような場所で の使用や保存は しないでくだ さい。
○ 温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場
所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)
○ 水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)
や湿度の高い場所
○ 雨に濡れる場所 ○ ホコリの多い場所
○ 振動の多い場所
..............................................................................................................
007
● こ の機器を、ぐらつ く台の上や傾 いた場所に設 置しないでください。必ず安定した水平な場所
に設置してください。
..............................................................................................................
...............................................................................................................
008e
● 電源コードは、必ず 付属のものを 使用してくだ さい。また、付属の電源コードを他の製品に使
用しないでください。
...............................................................................................................
009
● 電源コードを無 理に曲げたり、電 源コードの上 に重いものを載せたりしないでください。電源
コードに傷がつき、ショートや断線の結果、火 災や感電の恐れがあります。
...............................................................................................................
010
● この機器を単 独で、あるいは ヘッドホン、アン プ、スピーカーと組み合わせて使用した場合、設
定によっては永久的な難聴になる程度の音量に なります。大音量で、長時間使用しないでくだ
さい。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直 ちに使用をやめて専門の医師に相談してくださ
い。
...............................................................................................................
011
● この機器 に、異物(燃え やすい もの、硬貨、針 金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に
入れないでください。
...............................................................................................................
2
警告
注意
012b
● 次のような場合は、直ちに電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外し、お買い上げ店
またはローランド・サービスに修理を依頼して ください。
○ AC アダプター本体、電源コード、またはプ
ラグが破損したとき
○ 煙が出たり、異臭がしたとき ○ 異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりし
たとき
○ 機器が(雨などで)濡れたとき ○ 機器に異常や故障が生じたとき
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013
● お子様 のいるご家庭で使 用する場合、お子様の 取り扱いやいたずらに注意してください。必ず
大人のかたが、監視/指導してあげてください。
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014
● この 機器を落とし たり、この機器に 強い衝撃を 与えないでください。
..............................................................................................................
015
● 電源 は、タコ足配線な どの無理な配 線をしない でください。特に、電源タップを使用している
場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を 超えると発熱し、コードの被覆が溶けることが
あります。
..............................................................................................................
016
● 外国で使用する場合は、お買い上げ店または ローランド・サービスに相談してください。
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023
● CD-ROM を、一般のオーディオ CD プレーヤー で再生しないで下さい。大音量によって耳を痛
めたり、スピーカーを破損する恐れがあります。
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101b
● この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正 常な通気が保たれている場所に設置して、使用
してください。
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102c
● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き 差しするときは、必ずプラグを持ってください。
..............................................................................................................
103b
● 定期的に AC アダプターを抜き、乾いた布でプ ラグ部分のゴミやほこりを拭き取ってくださ
い。また、長時間使用しないときは、AC アダプ ターをコンセントから外してください。AC アダ
プターとコンセントの間にゴミやほこりがたま ると、絶縁不良を起こして火災の原因になりま
す。
..............................................................................................................
104
● 接続 したコードやケー ブル類は、繁雑にならな いように配慮してください。特に、コードやケー
ブル類は、お子様の手が届かないように配慮し てください。
..............................................................................................................
106
● こ の機器の上に乗 ったり、機器の上 に重いもの を置かないでください。
..............................................................................................................
107c
● 濡れた手で AC アダプターのプラグを持って、機 器本体やコンセントに抜き差ししないでくださ
い。
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108b
● この機器を移動するときは、AC アダプターをコ ンセントから外し、外部機器との接続を外して
ください。
..............................................................................................................
109b
● お手入れをするときには、電源を切って AC ア ダプターをコンセントから外してください。
..............................................................................................................
110b
● 落雷の恐れがあるときは、早めに ACアダプター をコンセントから外してください。
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118a
● 取 り外した接地端 子は、小さなお子 様が誤って 飲み込んだりすることのないようお子様の手の
届かないところへ保管してください。
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120
● ファ ンタム電源供給の 必要なコンデンサー・マ イクロホンを接続したとき以外は、ファンタム
電源を必ずオフにしてください。ダイナミック・ マイクロホンやオーディオ再生装置などにファ
ンタム電源を供給すると故障の原因になりま す。マイクロホンの仕様については、お使いの
マイクロホンの取扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC +48 V、7 mA Max)
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3

使用上のご注意

291a
2 〜 3 ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。
電源について
301
● 本機を冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなどのイン バーター制御の製品やモーターを使った電気製品が接続 されているコンセントと同じコンセントに接続しないで ください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズに より本機が誤動作したり、雑音が発生する恐れがありま す。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノ イズ・フィルターを取り付けてください。
302
● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が 多少発熱しますが、故障ではありません。
307
● 接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐた め、必ずすべての機器の電源を切ってください。
設置について
351
● この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持 つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがありま す。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてくださ い。
352a
● テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ 画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあり ます。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。
352b
● 携帯電話などの無線機器を本機の近くで使用すると、着信 時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがありま す。この場合は、それらの機器を本機から遠ざけるか、も しくは電源を切ってください。
354a
● 直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切っ た車内などに放置しないでください。変形、変色すること があります。
355b
● 極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴がつく
(結露)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因
になりますので、数時間放置し、結露がなくなってから使 用してください。
お手入れについて
401a
● 通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞っ た布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、 中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布 で乾拭きしてください。
402
● 変色 や変形の原 因となる ベンジン、シン ナーおよび アル コール類は、使用しないでください。
修理について
451c
● お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場 合、以後の性能について保証できなくなります。また、修 理をお断りする場合もあります。
452
● 修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあり ます。大切な記憶内容は、CD-R/RW または USB で接続 したパソコンに保存するか、記憶内容をメモしておいてく ださい。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を 払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復 元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に関 しましては、補償も含めご容赦願います。
453a
● 当社では、この製品の補修用性能部品(製品の機能を維持す るために必要な部品)を、製造打切後 6 年間保有していま す。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきま す。なお、保有期間が経過した後も、故障箇所によっては修 理可能の場合がありますので、お買い上げ店、または最寄り のローランド・サービスにご相談ください。
その他の注意について
551
● 記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失 われることがあります。失っても困らないように、大切な 記憶内容はバックアップとして CD-R/RW またはUSB で 接続したパソコンに保存しておいてください。
552(*** は、複数になる場合もあります)
● ハード・ディスクの失われた記憶内容の修復に関しまして は、補償を含めご容赦願います。
553
● 故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子 などに過度の力を加えないでください。
554
● ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。
556
● ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラ グを持ってください。
558a
● 音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないよ うに、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッド ホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。
559a
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダン ボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
559c
● この機器が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄する場合、各 市町村のゴミの分別基準に従って行ってください。
561
● エクスプレッション・ペダルは、必ず指定のもの(別売: EV-5 など)をお使いください。他社製品を接続すると、 本体の故障の原因になる場合があります。
562
● 接続には、当社ケーブル(PCS シリーズなど)をご使用 ください。他社製の接続ケーブルをご使用になる場合は、 次の点にご注意ください。
○ 接続ケーブルには抵抗が入ったものがあります。本機
との接続には、抵抗入りのケーブルを使用しないでく ださい。音が極端に小さくなったり、全く聞こえなく なる場合があります。ケーブルの仕様につきましては、 ケーブルのメーカーにお問い合わせください。
4
CD-ROM の取り扱い
801
● ディスクの裏面(信号面)に触れたり、傷をつけたりしな いでください。データの読み出しがうまくいかないことが あります。ディスクの汚れは、市販の CD 専用クリーナー でクリーニングしてください。
著作権について
851
● 第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、公演、その 他)の一部または全部を、権利者に無断で録音し、配布、 販売、貸与、公演、放送などを行うことは法律で禁じられ ています。
853
● 第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本機を使用 しないでください。あなたが本機を用いて他者の著作権を 侵害しても、弊社は一切責任を負いません。
許諾条件について
● BR-1200CD、およびその CD-R/RW ライト機能は、あな た自身が著作権を保有している素材、あるいは著作権保有 者から複製を許可された素材を複製するために設計され ています。したがって、音楽 CD など、第三者が権利を有 する素材を権利所有者の許可なく複製することは、自分で 楽しむことを目的とした使用(私的使用)時以外、著作権 法違反となり罰せられます。また、私的使用の場合であっ ても、SCMS 等のコピー防止のための 技術的保護手段を 回避して複製する行為は著作権法違反になります。権利保 有者の許諾を得る方法などの詳細は、著作権専門家、専門 機関にご相談ください。
使用上のご注意
本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工 場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定 は一致していません。あらかじめご了承ください。
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204
※ Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標です。
206e
※ 本書では Microsoft Corporation のガイドラインに従って画面写真を使用しています。
206j
※ Windows ®の正式名称は、Microsoft ®Windows ®operating system です。
207
※ Apple、Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の米国及びその他の国における登録商標です。
209
※ MacOS は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。
215a
※ MIDI は社団法人 音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。
220
※ 文中記載の会社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
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5

ハード・ディスクについてのご注意

BR-1200CD にはハード・ディスクが内蔵されています。ハード・ディスクは極めて精密な構造をしており、取り扱いを間違うと 非常に壊れやすい機器です。ハード・ディスクの取り扱いについては、以下のことをお守りください。
大切な演奏データについて
811
ハード・ディスクが故障すると、記憶内容が損なわれる場合があります。
● ハード・ディスクは消耗品です。ハード・ディスク個体のばらつきや、取り扱いの状況により、寿命が大きく変化します。数 年以上正常に動作し続けるものもあれば、まれに数ヶ月で故障するものもあります。
このため、ハード・ディスクは恒久的な保存場所ではなく、一時的な保存場所としてお考えいただき、大切なデータは CD-R/ RW ディスクにバックアップされることを強く推奨します。バックアップの方法については『ハード・ディスク上のデータを
CD-R/RW に保存する』(P.228)をご覧ください。
何らかの不具合やハード・ディスクの故障による記憶内容の損失や、それに付随した直接・間接的な損害につきましては、金 銭的な補償も含め、当社は一切の責任を負いかねます。あらかじめご了承願います。
設置や使用するときのご注意
812
ハード・ディスクは、設置方法や使用状況によって、記憶内容が損なわれたり、動作上の不具合や故障をおこしたりすることが ありますので、以下のことにご注意ください。
● 振動や衝撃を与えないでください。特に動作中はご注意ください。ハード・ディスクに修復不可能な損傷を与えます。
(避けるべき例)
○ 電源が入っている状態で、持ち上げたり、移動させたりする ○ 車のトランクに裸に近い状態で入れて運搬する ○ 持ち運び中に机の角にぶつける ○ 演奏中のドラムの近くに置く ○ 演奏中の楽器用アンプ(ギター・アンプなど)の近くに置く
● 振動する場所や不安定な場所、水平以外の場所に置かないでください。
● ケースに開けられている通風口をふさがないでください。高温になるとハード・ディスクの性能や寿命が大きく低下します。
● 夏の閉め切った自動車の中や冬季の屋外など、極端に高温や低温になるところに放置しないでください。
● 温度や湿度が高い場所、急激な温度変化をする場所で使用しないでください。
● 電源が入った状態で電源プラグをコンセントから抜いたり、設置場所のブレーカーを落としたりしないでください。
● 電源が入った状態や電源を切った直後に本機を移動しないでください。移動は、電源を切って本体の表示画面が消えたことを 確認した後に電源プラグを抜き、2 分以上経過してから行ってください。
● 輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。
非常時のための処置
813
※ 以下は非常時のための処置であり、本来、おすすめする操作ではありません。
● 本機が操作に反応しなくなったり、動作が完了しなくなったりした場合は電源を切ってください。通常の電源オフ操作(P.37) で電源が切れない場合は、電源プラグを抜いてください。
再び電源を入れて正常に動作しないときは、ハード・ディスクが故障している可能性があります。お買上げ店、または最寄り のローランドサービスにご相談ください。ただし、ハード・ディスクの失われた記憶内容の修復はご容赦願います。
また、正常に動作した場合も、サーフェス・スキャン(P.285)を行って、異常がないことを確認してください。
6
Rev0.13

マイク使用時のご注意

ファンタム電源供給の必要なコンデンサー・マイクを接続しているとき以外は、ファンタム電源を必ずオフにしてください。ダ イナミック・マイクやオーディオ再生装置などにファンタム電源を供給すると故障の原因になります。
マイクの仕様については、お使いのマイクの取扱説明書をお読みください。
(本機のファンタム電源:DC +48 V、7 mA Max )
ファンタム電源は、INPUT 1/MIC 1、INPUT 2/MIC 2 の XLR コネクターにいっせいに供給されます。それぞれのコネクターご とに個別にオン/オフすることはできません。ファンタム電源の必要なマイクと、ファンタム電源の不要なマイクを同時に使用
する場合は、ファンタム電源の不要なマイクを INPUT 1/MIC 1、INPUT 2/MIC 2 の標準ジャックに接続してください。ファン タム電源は、XLR コネクターのみに供給され、標準ジャックには供給されません。
マイクを標準ジャックに接続するには、市販の XLR →標準ジャック変換ケーブルなどをご使用ください。

付属の CD-ROM について

本製品には、CD-ROM が 1 枚付属されています。
この CD-ROM は、BR-1200CD のループ・フレーズ素材として、Discrete Drums 社によって制作されたドラムの フレーズ集です。
ドラムのフレーズは、ジャンルごとに分かれたフォルダの下に、すべて WAV ファイル形式で収録されています。
BR-1200CD の「ループ・フレーズ・インポート」機能で、これらのデータを取り込み、ループ・フレーズとして使 うことができます。
この CD は音楽 CD ではありません。音楽 CD 用のプレーヤーでは絶対に再生しないでください。大きなノイズが発生し、再生 機器やスピーカーを傷める恐れがあります。
この CD-ROM に収録されているデータは、工場出荷時に、BR-1200CD のユーザー・ループ・フレーズとしてプリ・ インストールされています。
お買い上げ直後には、この CD-ROM を使用しなくてもループ・フレーズをお試しいただけます。
ハード・ディスクをイニシャライズしたり、誤ってループ・フレーズを消去してしまった場合は、必要に応じて、こ の CD-ROM からデータを取り込んでください。
ユーザー・ループ・フレーズを工場出荷時の状態に戻すことができます。
ループ・フレーズを取り込む操作については、第 4 章に記載の『CD-ROM/R/RW ディスク上の波形データを取り込 んで作る(ループ・フレーズ・インポート)』(P.190)をご覧ください。
工場出荷時のユーザー・ループ・フレーズ・ナンバーと、この CD-ROM に収録されている WAV ファイルのファイ ル名の対応については、『ユーザー・ループ・フレーズ一覧』(P.334)をご覧ください。
Rev0.13
7

CD-R/RW ディスクをお使いになる前に

BR-1200CD で使用できるディスク・メディアとしては、CD­R ディスクおよび CD-RW ディスクの 2 種類があります。
CD-R ディスクとは
CD-R(Compact Disc Recordable)は、データの書き込み ができる CD のことです。書き込まれたデータは消去したり、
移動したりすることはできません。
一般の CD プレーヤーで再生できるような音楽 CD を作るた めには CD-R ディスクをお使いください。CD-RW ディスク
では再生できません。また CD-R ディスクで音楽 CD を作成 した場合であっても、CD-R 非対応の CD プレーヤーでは再
生できません。
CD-RW ディスクとは
CD-RW(Compact Disc ReWritable)は、書き込み・消去が できる CD のことです。
一度書き込んだデータを消去して、新たにデータを書き込む ことができますので、繰り返しの使用が可能です。
CD-RW ディスクを使用した場合、音楽 CD の作成自体は可能で すが、一般の CD プレーヤーで再生することはできません。(BR-
1200CD 本体の CD-R/RW ドライブでは再生が可能です。)
※ 市販のクリーナーにはCD-Rドライブ用のものとCD-RW
ドライブ用のものがありますが、必ず CD-RW ドライブ 用のクリーナーをご使用ください。
※ 市販の音楽 CD プレーヤー用クリーナーはご使用になら
ないでください。CD プレーヤー用クリーナーでは書き込 み用レンズのクリーニングができません。
※ 正常な CD-R/RW ドライブで、推奨の CD-R/RW ディス
クを使用した場合でも、読み書きエラーがまったく発生 しなくなるわけではありません。CD-R/RW ドライブの
個体差や、CD-R/RW ディスクのばらつきにより、エラー の発生する場合があります。あらかじめご了承ください。
CD-R/RW ディスク取り扱い上のご注意
※ 下記の注意以外に、CD-R/RW ディスクに付属の注意書
きもお読みください。
● ソング・データをバックアップした CD-R/RW ディスク を、一般のオーディオ CD プレーヤーで再生しないで下
さい。大音量によって耳を痛めたり、スピーカーを破損 する恐れがあります。
CD-R/RW ドライブ取り扱い上のご注意
● 外部からの振動を受けない、しっかりした水 平な場所に 設置してください。極端に傾けると、CD-R/RW ドライ
ブの動作に悪影響を与えることがあります。
● 極端に湿度の違う場所に移動すると、CD-R/RW ドライ ブに水滴がつくことがあります(結露)。このまま使用す
ると故障の原因になりますので、数時間放置して水滴が 完全に乾いてから使用してください。
● 高温の 場所 では ご 使用 にな らな いで く ださ い。CD-R/ RW ドライブの動作が正常にできず、読み書きエラーが
発生することがあります。また CD-R/RW ドライブ自身 の寿命を縮める恐れもあります。
● 電源を入れたり切ったりするときは、CD-R/RW ディス クを CD-R/RW ドライブから抜いてください。
● CD-R/RWドライブにCD-R/RWディスク以外のもの(針 金、硬貨、別の種類のディスクなど)を入れないでくだ
さい。CD-R/RW ドライブの故障の原因になります。
● レンズに触れないでください。音とびした り、データが 正常に書き込み/読み込みできなくなります。
● レンズが汚れていたら、カメラのレンズ用 ブロワー(市 販品)でお手入れしてください。
● 読み書きエラーが発生する場合、市販の CD-RW ドライブ 専用レンズ・クリーナーでクリーニングを行ってください。
● ディスクの取り扱いについては、次の点に注意してください。 ○ ディスクの裏面(記録面)に触れたり、傷をつけない
○ ホコリの多い場所で使用しない ○ 直射日光の当たる場所 や、閉め切った自動 車の中な
どに放置しない
○ ディスクの表面(ラベル面)に傷をつけない
● ディスクはケースに入れて保管してください。
CD-R/RW ディスクと CD-R/ RW ドライブの相性について
● CD-R/RW ディスクは推奨のものをお使いください。推 奨のもの以外をご使用になると、読み書きエラーの頻度
が増加する恐れがあります。
● 推奨のディスクをお使いの場合でも、読み 書きエラーが まったく発生しなくなるわけではありません。CD-R/
RW ドライブの個体差や、CD-R/RW ディスクのばらつ きにより、エラーの発生する場合があります。あらかじ
めご了承ください。
● 推奨のディスクでかそうでないかに関 わらず、プリンタ ブル・ラベルのディスクはご使用されないことをお勧め
します。プリンタブル・ラベルのディスクは保存状況に よっては反りが発生しやすく、読み書きエラーの原因と
なることがあります。
Rev0.13
8
CD-R/RW ディスクをお使いになる前に
緊急イジェクト・ホール
CD-R/RW ドライブに CD-R/ RW ディスクを入れるときは
内蔵の CD-RW ドライブに CD-R/RW ディスクを入れてお使 いになるときは、次の「CD-R/RW ディスクを入れる」の手
順にしたがって、必ず正しい位置に CD-R/RW ディスクを固 定してください。CD-R/RW ディスクを固定せずにディスク・
トレイを押し込むと、CD-R/RW ディスクが取り出せなくな る恐れがあります。
CD-R/RW ディスクの入れかた
1.
イジェクト・ボタンを押して、ディスク・トレイを開き ます。
ディスク・トレイを引き出します。
2.
3.
CD-RWドライブの中央にある丸い止め具にCDの穴を合 わせます。
4.
止め具の 3つのツメに固定されるまで、CD を下に押し込
みます。
fig.0003-01
CD-R/RW ディスクの取り出しかた
1.
中央にある丸い止め具を押さえながら、CD を外ふちから 持ち上げます。
fig.0003-02t
ディスク・トレイが開かないときは
停電などにより CD-R/RW ディスクが入ったままの状態で電 源が切れると、イジェクト・ボタンを押してもディスク・ト
レイは出てきません。この場合は、クリップを伸ばしたもの などを緊急イジェクト・ホールに差し込み、強制的に取り出
します。
fig.0003-03
※ 押し込むにはある程度の力が必要なため、し っかり確実
に押し込んでください。確実に押し込まなかった場合、 正常に読み書きできなくなる恐れがあります。
5.
カチッと音がするまで、ディスク・トレイを奥まで押し 込みます。
緊急イジェクト・ホールは BR-1200CD の電源が切れている ときのみ操作してください。電源が入っているときに操作を
すると、ディスクの破損や思わぬ事故につながる恐れがあり ます。
Rev0.13
9
目次
安全上のご注意....................................................2
使用上のご注意....................................................4
ハード・ディスクについてのご注意 .......................6
マイク使用時のご注意 ..........................................7
付属の CD-ROM について ...................................7
CD-R/RW ディスクをお使いになる前に ...............8
BR-1200CD の紹介....................................... 18
主な特長..........................................................................18
各部の名称と働き ............................................. 20
トップ・パネル............................................................... 20
フロント・パネル ........................................................... 26
CD-R/RW ドライブ ........................................................ 26
ディスプレイ ..................................................................27
リア・パネル ..................................................................28
共通となる操作や画面表示について .................... 30
■ トップ画面 ................................................................. 30
■ 現在時刻の表示 ..........................................................30
■ ファンクション・ボタン([F1]〜[F3])................ 30
■ ページ・スクロール ................................................... 31
■ スクロール・バー.......................................................31
■ カーソル ..................................................................... 31
■ TIME/VALUE ダイヤル............................................... 32
■ VALUE 1/PAN 〜 VALUE 3 つまみ............................. 32
基本的な操作.............................. 33
周辺機器を接続する...........................................34
接続時のご注意...............................................................35
電源の入れかた/切りかた .................................36
電源を入れる...................................................................36
電源を切る......................................................................37
デモ・ソングを聴く
〜ソングの選びかた(ソング・セレクト).............38
レコーダーの基本的な操作 .................................39
再生/停止する...............................................................39
フット・スイッチを使う............................................39
音量を調節する...............................................................40
再生する時刻位置を移動する .........................................41
時刻移動ボタンを使う................................................41
TIME/VALUE ダイヤルを使う .................................... 42
MARKER を使う.........................................................43
V トラックを変更する .....................................................44
トラックの音を一時的に消す(トラック・ミュート).... 46
録音するソングを準備する(ソング・ニュー)......48
録音する入力を選ぶ(インプット・セレクト)......50
ギター/ベースを録音するときは..................................50
ボーカルを録音するときは.............................................50
ギター + ボーカルを録音するときは .............................. 50
ステレオの入力をステレオ・トラックに録音するときは.. 50
10
入力の感度を調節する(インプット・センス)......51
エフェクトを かけながら録音する(インサート・エフェクト)...52
入力された音をそのまま録音したい場合 .......................53
録音のガイドとなるドラムを選ぶ........................54
ドラム用の
トラックを設定する(トラック・タイプ・セレクト).... 54
ドラムを鳴らす...............................................................55
ドラム・パターンを選ぶ.................................................56
ドラム・パターンの演奏テンポを変える .......................58
TIME/VALUE ダイヤルでテンポの数値を変更する.... 58
TAP ボタンを押してテンポを変更する ...................... 59
ドラムの
音色を切り替える(ドラム・キットの選択).................. 60
Rev0.13
目次
録音レベルを調節する ....................................... 62
入力音の定位を決める(インプット・パン)......... 63
録音中の音に残響をつける(リバーブ)............... 64
録音する .......................................................... 66
録音した演奏を聴きながら
別の演奏を録音する(オーバー・ダビング)......... 68
曲を保存する(ソング・セーブ)......................... 70
ユーティリティー・メニューから
ソングをセーブする方法................................................. 71
デモ・ソング一覧 ............................................. 72
第 1 章 録音/再生する..............73
繰り返し再生させる(リピート機能)................... 74
ミスしたところだけ
録り直す(パンチ・イン/アウト)...................... 75
マニュアル・パンチ・イン/アウト............................... 75
[REC]を使った
マニュアル・パンチ・イン/アウト..........................75
フット・スイッチを使った
マニュアル・パンチ・イン/アウト..........................76
音質を調節する(イコライザー).................................... 83
音に広がりを与える(ループ・エフェクト).................. 84
残響をつける(リバーブ).......................................... 84
コーラス/ディレイ/ダブリングをかける ...............85
再生した音を
ステレオ・トラックにまとめて録音する(バウンス).... 86
CD-R/RW ディスクに直接バウンスする........................87
第 2 章 編集する ...................... 89
曲中に印を付ける(マーカー機能)......................90
マークを付ける...............................................................90
マークを消す...................................................................90
マークの位置に移動する.................................................90
マークを編集する ...........................................................91
マークの位置を変更する............................................91
マークに名前を付ける................................................91
マークに音楽 CD の曲の切れ目を割り当てる............91
マークへのシーンの割り当てを変更する...................92
自動的に停止させる(マーカー・ストップ).............. 92
登録する/呼び出す(シーン).............................93
シーンを登録する/呼び出す/削除する .......................93
オート・パンチ・イン/アウト......................................76
録音する区間を決める................................................76
録音の手順..................................................................77
同じ区間の
録音を繰り返す(ループ・レコーディング).................. 78
繰り返す区間を決める................................................78
録音する区間を決める................................................78
ループ・レコーディングを行う................................. 78
V トラックを活用する....................................... 79
V トラックを切り替える ................................................. 79
トラックに名前(トラック・ネーム)を付ける............. 80
最終マスタリング・トラックを変更する ....................... 80
録音/編集内容を
取り消す(アンドゥ/リドゥ)............................ 81
1 つ前の状態に戻す(アンドゥ).....................................81
アンドゥを取り消す(リドゥ)........................................ 81
各トラックの演奏を
別トラックにまとめる(バウンス)...................... 82
音の左右の定位(パン)を決める ..................................82
音量の粒をそろえる(コンプレッサー)......................... 82
シーンを呼び出しても各トラックの音量を変えない .....93
録音/再生中に
自動的にシーンを呼び出す(オート・シーン).............. 94
オート・シーンを設定する.........................................94
オート・シーンを消去する.........................................95
オート・シーンの動作を禁止する..............................95
オート・シーンでの
エフェクトとトラック EQ の扱いを設定する ............ 95
音が鳴り始める/鳴り終わる
位置を探す(スクラブ/プレビュー)...................97
スクラブを使って音が鳴り始める位置を探す................97
スクラブ・ポイントを切り替える..................................98
スクラブとプレビューを使って
音が鳴り終わる位置を探す.............................................98
プレビューが使えるようにする .................................98
スクラブとプレビューを使う.....................................98
録音した演奏を
編集する(トラック・エディット)......................99
録音データをコピーする(トラック・コピー).............. 99
録音データを移動させる(トラック・ムーブ)............ 101
Rev0.13
録音データを入れ替える
(トラック・エクスチェンジ).......................................103
11
目次
録音データに
空白を挿入する(トラック・インサート).................... 104
録音データの音量を最大にする(ノーマライズ)......... 105
録音データの
途中を削除してつなぐ(トラック・カット)................ 107
演奏を消去する(トラック・イレース)....................... 108
録音した曲を整理する .....................................110
曲に関する情報を表示させる
(ソング・インフォメーション).................................... 110
曲をコピーする(ソング・コピー)..............................110
曲を消す(ソング・イレース)...................................... 111
ハード・ディスク容量を
節約する(ソング・オプティマイズ)........................... 112
曲を保護する(ソング・プロテクト)........................... 113
曲を保護するには..................................................... 113
曲の保護を解除するには..........................................113
曲に名前を付ける(ソング・ネーム)........................... 114
曲を保存する(ソング・ストア).................................. 114
第 3 章 エフェクトを使う ....... 115
BR-1200CD のエフェクト構成..................... 116
インサート・エフェクトを使う ........................118
エフェクト・パッチとバンクについて......................... 118
インサート・エフェクトの設定を変更する..................119
VALUE つまみで
インサート・エフェクトの音色を変える................. 120
VALUE つまみへの
パラメーター割り当てを変える............................... 120
エフェクト・ブロックの接続順序を変更する..........121
インサート・エフェクトの設定を保存する..................122
エフェクト・パッチをコピーする ................................123
インサート・エフェクトの接続を変更する
(インサート・エフェクト・ロケーション).................. 123
エクスプレッション・ペダルを使う............................. 124
トラックごとのイコライザー
(トラック EQ)を使う.................................... 130
トラック EQ を設定する ...............................................130
トラック EQ の モノ/ステレオを切り替える(ステレオ・リンク)
.....130
ボーカルの音程を補正する/バック・コーラスを つける(ボーカル・ツール・ボックス)
ボーカル・ツール・ボックスについて.........................131
ボーカル・ツール・ボックスの構成.............................131
ボーカル・ツール・ボックスのパッチについて...........132
ボーカルの音程を補正する
(ピッチ・コレクションを使う).................................... 132
ボーカルの音程補正のしかたを設定する
(ピッチ・コレクションのエディット).........................133
より細かく音程補正のしかたを
設定する(補正イベント・マップ).............................. 134
ボーカルにバック・コーラスをつける
(ハーモニー・シーケンス)...........................................136
バック・コーラスに休符を入れる................................137
バック・コーラスのつきかたを設定する
(ハーモニー・シーケンスのエディット).....................137
より細かくバック・コーラスを設定する
(ハーモニー・イベント・マップ)................................ 138
ボーカル・ツール・ボックスの設定を保存する...........140
ボーカル・ツール・ボックスのパッチをコピーする ...141
.................. 131
各種モニター・スピーカーの
特性を再現する(スピーカー・モデリング)....... 142
スピーカー・モデリングのパッチについて..................143
スピーカー・モデリングを使う....................................143
スピーカー・モデリングをオフにする.....................143
スピーカー・モデリングの設定を変更する..................143
スピーカー・モデリングの設定を保存する..................144
スピーカー・モデリングのパッチをコピーする...........145
マスタリングを行う........................................ 146
マスタリング・ツール・キットをご使用になる前に ...146
ループ・エフェクトを使う...............................125
ループ・エフェクトの設定を変更する......................... 125
コーラス/ディレイ/ダブリング............................125
リバーブ................................................................... 126
トラックごとのコンプレッサー
(トラック・コンプレッサー)を使う.................128
トラック・コンプレッサーのモノ/ステレオを
切り替える(ステレオ・リンク)............................. 129
12
マスタリング・ツール・キットを選ぶ.........................146
マスタリング・ツール・キットの
効果や音量を調節する..................................................147
マスタリングを実行する...............................................148
マスタリング・ツール・キットの設定を変更する.......149
パッチの設定を変更する..........................................149
マスタリング・ツール・キットの設定を保存する.......150
マスタリング・ツール・キットの
パッチをコピーする......................................................151
Rev0.13
目次
オート・フェード・イン/アウトを使う ..................... 151
自動的にフェード・インを
行わせる(オート・フェード・イン)...................... 151
自動的にフェード・アウトを
行わせる(オート・フェード・アウト)................... 152
第 4 章 リズムを使う ..............153
ドラム/ベース/ループ・フレーズの構成.........154
ドラムについて............................................................. 154
ベースについて............................................................. 154
ループ・フレーズについて........................................... 155
リズム・アレンジについて...............................156
パターン・モードとアレンジ・モード......................... 156
ドラムを使う..................................................157
ドラム用のトラックを設定する
(トラック・タイプ・セレクト).................................... 157
ドラムを鳴らす............................................................. 157
ドラム・パターンを選ぶ............................................... 158
ドラム・パターンの演奏テンポを変える ..................... 158
TAP ボタンを押してテンポを変更する .................... 158
ドラムの音色を
切り替える(ドラム・キットの選択)........................... 159
ドラム・パターンを作る ..................................160
レコーディングの準備をする ....................................... 160
実際に叩いてドラム・パターンを作る
(リアルタイム・レコーディング)................................ 161
レコーディングの練習をする(リハーサル)........... 162
レコーディング時に
タイミングを揃える(クォンタイズ)...................... 162
演奏を 1 つ1つ入力して ドラム・パターンを作る(ステップ・レコーディング)
ドラム・パターンを
修正する(マイクロ・スコープ).................................. 165
ドラム・パターンの
跳ねぐあいを変える(スイング).................................. 167
ドラム・パターンの名前を変更する............................. 168
ドラム・パターンをコピーする....................................168
ドラム・パターンを削除する ....................................... 169
CD-R/RW ディスクから
ドラム・パターンを読み込む(SMF インポート)....... 169
....... 163
ベースを鳴らす.............................................................171
ベース・パターンを選ぶ...............................................172
ベース・パターンのコードを指定する.........................172
ベースの演奏テンポを変える .......................................173
ベースの音色を切り替える...........................................173
ベース・パターンを作る.................................. 174
レコーディングの準備をする .......................................174
実際に演奏してベース・パターンを作る
(リアルタイム・レコーディング)................................ 175
レコーディングの練習をする(リハーサル)............ 176
レコーディング時に
タイミングを揃える(クォンタイズ)...................... 176
演奏を 1 つ 1 つ入力して ベース・パターンを作る(ステップ・レコーディング)
ベース・パターンを
修正する(マイクロ・スコープ).................................. 179
ベース・パターンの
跳ねぐあいを変える(スイング).................................. 180
ベース・パターンの名前を変更する.............................181
ベース・パターンをコピーする....................................182
ベース・パターンを削除する .......................................182
CD-R/RW ディスクから
ベース・パターンを読み込む(SMF インポート)........ 183
.......177
ループ・フレーズを使う.................................. 185
ループ・フレーズ用のトラックを設定する
(トラック・タイプ・セレクト).................................... 185
ループ・フレーズを鳴らす...........................................185
ループ・フレーズを選ぶ...............................................186
ループ・フレーズと
ドラムの音量バランスを調節する................................186
ループ・フレーズの演奏テンポを変える .....................187
TAP ボタンを押してテンポを変更する .................... 187
ループ・フレーズを作る.................................. 188
オーディオ・トラックの一部から作る.........................188
CD-ROM/R/RW ディスク上の波形データを
取り込んで作る(ループ・フレーズ・インポート).....190
すべてのファイルを一度に取り込む........................191
ループ・フレーズのテンポを変換して新たな ループ・フレーズを作成する(タイム・モディファイ)
ループ・フレーズの設定を変更する.............................193
ループ・フレーズをトラック・ボタンに割り当てる ...194
.......192
ベースを使う..................................................171
ベース用のトラックを設定する
(トラック・タイプ・セレクト).................................... 171
ループ・フレーズをコピーする....................................194
ループ・フレーズを消去する .......................................195
13
Rev0.13
目次
ドラム/ベース/ループ・フレーズ
全体に共通の拍子を設定する............................196
リズム・アレンジを使う ..................................197
リズム・アレンジを選ぶ............................................... 197
リズム・アレンジの演奏テンポを変える ..................... 197
TAP ボタンを押してテンポを変更する .................... 198
リズム・アレンジの設定を変更する............................. 198
リズム・アレンジを作る ..................................199
ドラム/ベース・パターンを並べる............................. 199
パターンの割り当てを一度に消去する......................... 200
パターンを挿入する......................................................200
コードを入力する ......................................................... 200
コードの種類や位置を変更する....................................201
コードを消去する ......................................................... 201
コードを挿入する ......................................................... 202
ループ・フレーズを並べる........................................... 202
ループ・フレーズの割り当てを一度に消去する........... 204
ループ・フレーズを挿入する ....................................... 204
リズム・アレンジに並べたループ・フレーズを
オーディオ・トラックにコピーする............................. 204
リズム・アレンジに並べられているループ・フレーズの テンポを一括して変換する(アレンジ・モディファイ)
リズム・アレンジに名前をつけて保存する..................207
リズム・アレンジをコピーする....................................208
リズム・アレンジを削除する ....................................... 208
....... 206
小節ごとにテンポや拍子を
設定する(テンポ・マップ/ビート・マップ)....209
小節ごとにテンポを設定する(テンポ・マップ)......... 209
小節ごとに拍子を設定する(ビート・マップ)............210
メトロノームを使用する ..................................211
トラック・タイプを設定する ....................................... 211
メトロノームを鳴らす ..................................................211
メトロノームの音色を選ぶ........................................... 212
メトロノームと
ループ・フレーズの音量バランスを調節する ..............212
簡単にドラム/ベース・パターンを
作成する(EZ コンポーズ)..............................213
EZ コンポーズとは ....................................................... 213
EZ コンポーズを使う .................................................... 213
パターンを作る ........................................................213
コード進行を付ける................................................. 214
フィル・インを加える..............................................214
リズム・アレンジに貼り付ける ...............................215
第 5 章 CD-R/RW を使う ......217
音楽 CD を作成する ....................................... 218
音楽 CD 作成の際のご注意 ...........................................218
曲間の秒数を指定する(プリ・ギャップ).................... 218
曲の書き込みをする......................................................219
1 曲ずつ追加して書き込む
(トラック・アット・ワンス)...................................219
複数の曲を一度に書き込む
(ディスク・アット・ワンス・バイ・ソング).......... 220
オーディオ・トラックをマークで分割し、音楽 CD を 作成する(ディスク・アット・ワンス・バイ・マーク)
CD プレーヤーで
再生できるようにする(ファイナライズ).................... 224
音楽 CD を再生する ....................................... 225
CD-R/RW を使ってデータをやりとりする....... 226
録音した曲を CD-R/RW ディスクに保存する..............226
曲を CD-R/RW ディスクに
保存する(ソング・バックアップ).......................... 226
保存した曲を
本体に読み込む(ソング・リカバー)...................... 227
ハード・ディスク上の
データを CD-R/RW に保存する....................................228
データを CD-R/RW に
保存する(ユーザー・バックアップ)...................... 228
保存したデータを
本体に読み込む(ユーザー・リカバー)...................229
ハード・ディスクの内容を
すべて CD-R/RW ディスクに保存する.........................230
ハードディスクの内容を CD-R/RW ディスクに
保存する(HDD バックアップ)................................230
保存したハード・ディスクの内容を
本体に読み込む(HDD リカバー)............................231
波形データを取り込む/書き出す................................232
パソコン上の波形データをオーディオ・トラックに 取り込む(WAV/AIFF インポート)
オーディオ・トラックの波形データを
パソコンに取り込む(WAV/AIFF エクスポート).....233
SMF を再生して
外部 MIDI 音源を鳴らす(SMF プレーヤー)................236
................................232
CD-RW ディスクの
データを消去する(CD-RW イレース)............. 237
CD-R/RW ドライブが停止するまでの
時間を設定する(CD ホールド・タイム).......... 238
..222
Rev0.13
14
目次
音楽 CD から
オーディオ・トラックに曲を取り込む...............239
第 6 章 MIDI を使う............... 241
MIDI の基礎知識 ............................................242
MIDI とは ...................................................................... 242
MIDI コネクター ........................................................... 242
MIDI チャンネル ........................................................... 242
MIDI インプリメンテーション・チャートについて ..... 242
外部 MIDI 音源でドラム/ベースを鳴らす.........243
ドラム音色とノート・ナンバーの対応......................... 244
外部 MIDI シーケンサーや
リズム・マシンを同期させて演奏させる............245
リズムのテンポに MIDI シーケンサー/リズム・マシンを 同期させる(MIDI タイミング・クロックを使う)
再生時刻に
MIDI シーケンサーを同期させる(MTC を使う)......... 246
TIME 欄の表示を切り替える .................................... 248
MIDI シーケンサー/リズム・マシンのテンポ変化を本体に記録し、 それを基準にして同期させる(シンク・トラックを使う)
同期の開始時刻を設定する(シンク・オフセット)..... 250
本機から MMC に対応した機器を操作する........251
MIDI で トラックの音量を制御する(MIDI フェーダー)
MIDI フェーダーをオン/オフする............................... 252
............... 245
............248
.....252
第 7 章 USB を使う ...............257
USB をご使用になる前に(概要).................... 258
USB を使って BR-1200CD でできること .................... 258
対応 OS .........................................................................258
パソコンとの接続 .........................................................259
BR-1200CD 内蔵ハード・ディスクのデータ構成........259
Windows の場合 .......................................... 260
BR-1200CD のデータを
パソコンに保存する(バックアップ)...........................260
パソコンにバックアップされたデータを
BR-1200CD に読み込む(リカバー)............................261
BR-1200CD のトラック・データを WAV/AIFF ファイル 形式で保存する(WAV/AIFFエクスポート)
BR-1200CD のトラックに WAV/AIFF ファイルを
取り込む(WAV/AIFF インポート)...............................265
.......................263
Macintosh の場合 ....................................... 267
BR-1200CD のデータを
パソコンに保存する(バックアップ)...........................267
パソコンにバックアップされたデータを
BR-1200CD に読み込む(リカバー)............................268
BR-1200CD のトラック・データを WAV/AIFF ファイル 形式で保存する(WAV/AIFFエクスポート)
BR-1200CD のトラックに WAV/AIFF ファイルを
取り込む(WAV/AIFF インポート)...............................271
.......................270
第 8 章 その他の便利な機能.....273
MIDI フェーダーの送受信チャンネルを設定する ......... 253
現在のフェーダーの位置を確認する............................. 253
外部 MIDI キーボードからドラムやベースの
パターンを入力する(MIDI レコーディング).....254
インサート・エフェクトの切り替えを MIDI で 制御する(エフェクト・プログラム・チェンジ)
....255
ディスプレイのコントラストを調節する ........... 274
楽器のチューニングをする(チューナー).......... 275
チューナーの基準ピッチを設定する.............................275
チューニングする .........................................................275
外部機器の出力を本機の出力にミックスさせる
(オーディオ・サブ・ミックス)........................ 277
コンデンサー・マイクを使う
(ファンタム電源)........................................... 278
デジタル・コピーを禁止した MD を作る .......... 280
レベル・メーターに表示させる信号を
切り替える(プリ/ポスト・フェーダー).......... 281
本機の設定を初期化する(イニシャライズ)....... 282
Rev0.13
15
目次
ハード・ディスクに関する操作を行う...............284
ハード・ディスクの情報を見る
(ハード・ディスク・インフォメーション).................. 284
ハード・ディスクを
初期化する(ディスク・イニシャライズ).................... 285
複数のパーティションのうち
1 つだけをイニシャライズする ....................................286
第 9 章 資料 ..........................287
インサート・エフェクト・アルゴリズム一覧 .....288
バンク:GUITAR .......................................................... 288
1. COSM OD GUITAR AMP..................................... 288
2. ACOUSTIC SIM....................................................288
3. BASS SIM ............................................................ 288
4. COSM COMP GUITAR AMP ............................... 289
5. ACOUSTIC GUITAR............................................. 289
6. BASS MULTI ........................................................289
7. COSM BASS AMP ............................................... 289
8. COSM OD BASS AMP......................................... 290
9. COSM COMP BASS AMP ................................... 290
バンク:MIC................................................................. 290
10. VOCAL MULTI....................................................290
11. VOICE TRANSFORMER ....................................291
12. COSM VOCAL COMP........................................291
13. MIC MODELING................................................. 291
バンク:STEREO ......................................................... 291
14. STEREO MULTI ................................................. 291
15. LO-FI BOX.......................................................... 291
バンク:SIMUL............................................................. 292
16. VO+GT.AMP....................................................... 292
17. VO+AC.SIM ........................................................ 292
18. VO+ACOUSTIC ..................................................292
COSM Comp/Limiter
(COSM コンプレッサー/リミッター)........................296
COSM Overdrive/Distortion
(COSM オーバードライブ/ディストーション)..........297
COSM PreAmp&Speaker
(COSM プリアンプ & スピーカー・シミュレーター)
De-esser(ディエッサー)............................................299
Defretter(デフレッター).............................................300
Delay(ディレイ).........................................................300
Distance(ディスタンス).............................................301
Doubling(ダブリング)................................................301
Enhancer(エンハンサー)............................................301
Flanger(フランジャー)...............................................302
Foot Volume(フット・ボリューム)...........................302
Humanizer(ヒューマナイザー)..................................302
Limiter(リミッター)...................................................302
Lo-Fi Box(ローファイ・ボックス).............................303
Mic Converter(マイク・コンバーター).....................304
Noise Suppressor(ノイズ・サプレッサー)...............304
Octave(オクターブ)...................................................304
Pan(パン)...................................................................304
Phaser(フェイザー)...................................................305
Pickup Simulator
Pitch Shifter(ピッチ・シフター)................................306
Preamp(プリアンプ)..................................................307
Ring Modulator(リング・モジュレーター)................308
Short Delay(ショート・ディレイ).............................308
Slow Gear(スロー・ギア).......................................... 308
Speaker Simulator(スピーカー・シミュレーター)...308
Sub Equalizer(サブ・イコライザー)..........................309
(ピックアップ・シミュレーター)
......297
.....305
インサート・エフェクト・パラメーターの働き
Acoustic Guitar Simulator
(アコースティック・ギター・シミュレーター)........... 293
Acoustic Processor
(アコースティック・プロセッサー)............................. 293
3Band Equalizer(3 バンド・イコライザー)............... 294
4Band Equalizer(4 バンド・イコライザー)............... 294
Bass Simulator(ベース・シミュレーター)................ 294
Bass Cut Filter(ベース・カット・フィルター)......... 294
Chorus(コーラス)...................................................... 295
2x2 Chorus(2x2 コーラス)......................................... 295
Compressor(コンプレッサー)................................... 296
......293
16
Tremolo(トレモロ).....................................................309
Tremolo/Pan(トレモロ/パン)..................................309
Uni-V(ユニ V).............................................................309
Vibrato(ビブラート)...................................................310
Voice Transformer(ボイス・トランスフォーマー)....310
Wah(ワウ)..................................................................310
スピーカー・モデリング・パラメーターの働き
SP Modeling(スピーカー・モデリング)....................313
Bass Cut Filter(ベース・カット・フィルター)..........314
Low Frequency Trimmer
(ロー・フリケンシー・トリマー)................................ 314
.....313
Rev0.13
High Frequency Trimmer
(ハイ・フリケンシー・トリマー)................................ 314
Limiter(リミッター)................................................... 314
目次
マスタリング・ツール・キット・パラメーターの働き
Equalizer(イコライザー)............................................315
Bass Cut Filter(ベース・カット・フィルター)......... 316
Enhancer(エンハンサー)........................................... 316
Input(インプット)...................................................... 316
Expander(エクスパンダー)........................................ 316
Compressor(コンプレッサー)................................... 317
Mixer(ミキサー)......................................................... 317
Limiter(リミッター)................................................... 317
Output(アウトプット)................................................317
....315
VALUE つまみに割り当てられる
エフェクト・パラメーターについて ..................318
インサート・エフェクト・パッチ一覧...............327
ボーカル・ツール・ボックス・パッチ一覧.........330
スピーカー・モデリング・パッチ一覧...............330
マスタリング・ツール・キット・パッチ一覧 .....330
プリセット・リズム・アレンジ一覧 ..................331
プリセット・ドラム・パターン一覧 ..................332
プリセット・ベース・パターン一覧 ..................333
ユーザー・ループ・フレーズ一覧 .....................334
ハーモニー・シーケンスのコード構成音一覧 .....336
故障かな?と思う前に .....................................337
エラー・メッセージ一覧 ..................................340
MIDI インプリメンテーション .........................343
MIDI インプリメンテーション・チャート .........348
主な仕様 ........................................................349
索引...............................................................351
17
Rev0.13

BR-1200CD の紹介

主な特長

■ 簡単な操作系
BR-1200CD は、カセット・テープ・レコーダー感覚で 初心者でも簡単に操作できるよう設計されています。デ
モ・テープ、音楽 CD の制作など、お買い上げになった その日から、誰でも手軽にデジタル・レコーディングの
魅力に触れることができます。
デジタル・オーディオ・ワークステーション
BR-1200CD には、デジタル・ミキサーやデジタル・ハー ド・ディスク・レコーダーに加え、プログラミング可能
なドラム/ベースやデジタル・エフェクトが内蔵されて います。
録音した演奏の編集やトラック・バウンシング、エフェ クト処理、ミックス・ダウンといった音楽制作に必要な
全てのプロセスを、信号を劣化させることなくフル・デ ジタルで処理することが可能です。
音楽 CD と同クオリティーのデジタル音質
市販の音楽 CD と同じサンプリング周波数 44.1kHz、非 圧縮リニア 16 ビットで録音/再生を行いますので、音
質のクオリティーを損なわずに記録することができま す。
■ 12 トラックの同時再生が可能
モノで録音/再生が可能な 8 トラック、およびステレオ で録音/再生が可能な 4 トラックの合計 12 トラックを
備えており、同時に 12 トラックの再生が可能になって います。
■V トラックを搭載
各トラックにはそれぞれ 16 本の仮想トラック(V トラッ ク)を持ち、合計 12 × 16 = 192 トラックまで録音す
ることができます。そのため、例えばギター・ソロのト ラックにたくさんのテイクを録音しておき、その中から
気に入った部分だけをつなぎ合わせる、といったことも 可能です。
■ 多彩なデジタル・エフェクト
BR-1200CD には、種類の異なるエフェクトが装備され ています。録音用(インサート・エフェクト)、センド・
リターン用(ループ・エフェクト)、マスタリング用(マ スタリング・ツール・キット)、ボーカル用(ボーカル・
ツール・ボックス)、モニタリング用(スピーカー・モデ リング)として独立しています。そのため外部エフェク
ターを接続することなく、本機 1 台でハイ・レベルな曲 作りが可能となります。
インサート・エフェクトとしては、GT-6/GT-6B ゆずり の COSM アンプ・モデリングをはじめとして、様々なモ
デリングやエフェクトを内蔵。またギター用だけでなく、 ボーカル録音用のエフェクトやマイク・モデリング まで
幅広く搭載しています。
ループ・エフェクトにはコーラス、ディレイ、リバーブ といった、ミックス・ダウンには欠かせない空間系エフェ
クトをステレオで装備しています。
ボーカルのクオリティー・アップに便利な機能を
■ 搭載(ボーカル・ツール・ボックス)
録音したボーカルのピッチを補正するピッチ・コレク ションや、ボーカル・トラックに自動的にハーモニーを
つけるハーモニー・シーケンス機能を搭載しています。
音楽 CD /バックアップ CD の作成が可能
BR-1200CD では、あらかじめ本体に CD-R/RW ドライ ブが搭載されています。これにより、録音した曲をその
まま CD-R ディスクに焼きこみ、簡単に音楽 CD を作成 することができます。また CD-R/RW を使って、録音
データのバックアップを行うこともできます。
CD-R/RW のご使用に際しては、あらかじめ『CD-R/RW ディスクをお使いになる前に』(P.8)をお読みください。
■ 音楽 CD の完成度アップに便利な機能 を搭載(マスタリング・ツール・キット)
ミックス・ダウンした曲の音量などを最終的に整えるた めのマスタリング・ツール・キットを搭載しています。
イコライザーやリミッターに加え、3 バンド帯域分割コ ンプレッサーなども搭載していますので、音楽 CD 作成
の前に、音量や音圧感を整える操作が簡単に行えます。
18
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BR-1200CD の紹介
■ 編集機能
フル・デジタル・レコーダーならではの、コピー、ムー ブ、イレースなどの編集作業を行うことができます。た
とえば、4 小節だけのドラム・パターンを何回か繰り返 し、ブレーク・ビーツのように使ったり、曲の頭と終わ
りに同じコーラスを入れたりすることもできます。
また編集した後も元々の録音データを破壊しない非破壊 編集(ノン・ディストラクティブ・エディット)を採用
していますので、アンドゥ/リドゥ機能を使って編集や 録音作業を元に戻すことができます。
『録音/編集内容を取り消す(アンドゥ/リドゥ)』 (P.81)
■ ミキサー設定の保存
1 曲につき 100 個まで、ミキサーとエフェクトの設定を 登録しておくことができます(シーン)。ミックス・ダウ
ンのときのバランスを調整したり、エフェクトを聴き比 べたりといったときに、以前の設定を簡単に呼び出すこ
とができます。また登録したシーンをレコーダーの再生 時に自動的に呼び出すことも可能です(オート・シーン)。
『現在のミキサーの設定を登録する/呼び出す(シーン)』 (P.93)
■ ポイントへの素早い移動
1 曲につき 100 個まで、任意の位置(ポイント)に印を 付けておくことができます(マーカー機能)。前奏の終わ
りや、間奏の始まる位置などを登録しておけば、聴きた いところへ瞬時に移動できます。
■ PCM ドラム/ベース機能
思いついたフレーズや曲のアイデアを録音する際に便利 な、PCM サウンドのリアルなドラム/ベースによるリズ
ム機能(P.154)を搭載しています。イ メージに あった ドラム・パターンやベース・パターンを選んだ後、テン
ポを設定するだけの簡単操作です。
またドラム・パターンとベース・パターンを組み合わせ ることにより、1 曲を通して変化のついたリズム演奏を
作成することができます。ベースにはコード進行も指定 することができます。
リズムのテンポに合わせて録音しておくと、あとからの 小節単位での編集作業が容易になります。
『第 4 章 リズムを使う』(P.153)
■ ループ・フレーズ機能
市販のフレーズ・データなどを CD-R/RW を通じて取り 込み、本体ハード・ディスク上に保存しておくことがで
きます。これらのループ・フレーズは、後からテンポを 自由に設定して、オーディオ・トラックと同期して再生
させることができますので、ブレークビーツの上に演奏 を重ねていくスタイルの音楽作成が容易に行えます。
■ クロマチック・チューナーを搭載
(音域 C1 〜 B6)
クロマチック・チューナー搭載により、ギターやベース を本機に接続したまま、チューニングすることができま
す(P.275)。
マークには名前を付けることもできますので、これを活 用すれば編集の際にも大変便利です。
『曲中に印を付ける(マーカー機能)』(P.90)
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19

各部の名称と働き

トップ・パネル

fig.0050-01
2
1
3
4
6
5
88
7
9
10
1. INPUT SENS(センス)つまみ
それぞれの入力ジャックの感度を調節します。
INPUT SENS 1 は GUITAR/BASS ジャックの感度調節も一 緒に行います。
2. PEAK(ピーク)インジケーター
それぞれの入力ジャックに入力している音(入力ソース)の 歪み具合が確認できます。
このインジケーターは音が歪み出すレベルの -6dB で点灯し ます。強く弾いたときに PEAK インジケーターが時々点灯す
る程度になるよう、INPUT SENS つまみで入力感度を調節し てください。
3.
INPUT SELECT(インプット・セレクト)ボタン
録音する入力(入力ジャック)を選びます。選んだボタンの インジケーターが点灯します。点灯している INPUT SELECT
ボタンを押すと消灯に変わり、入力音をミュート(消音)す ることができます。
GUITAR/BASS:
ギターまたはベース用の GUITAR/BASS ジャック、または マイク用の MIC 1 ジャックが選ばれます。GUITAR/BASS
ジャックにプラグが接続されている場合は GUITAR/BASS ジャックが優先的に選ばれます。
※ [GUITAR/BASS]ボタンが単独で選ばれているときは、
AF 方式が有効になります。
AF 方式(Adaptive Focus Method)とは
AD コンバーターや DA コンバーターの S/N を飛躍的に 向上させるローランド/ボス独自の方式です。
VOCAL:
マイク用の MIC 2 ジャックが選ばれます。
SIMUL:
[GUITAR/BASS]を押しながら[VOCAL]を押すと、この
状態になります。この状態では GUITAR/BASS ジャック、ま たはMIC 1ジャックのいずれかが選ばれ、同時にMIC 2ジャッ
クも選ばれます。つまり 2 つの入力が同時に選ばれます。 GUITAR/BASS ジャックにプラグが接続されている場合は
GUITAR/BASS ジャックが優先的に選ばれます。
LINE:
LINE 入力端子が選ばれます。入力音は録音トラックとして選 ばれたトラックに録音されます。
4. EFFECTS(エフェクト)ボタン
インサート・エフェクト(P.118)のパッチを選 んだり、設 定を変更(エディット)する画面を呼び出します。
5.
INPUT LEVEL(インプット・レベル)つまみ
各入力の音量を調節します。録音時には、ここで調節された 音量のままトラックに録音されます。
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20
各部の名称と働き
6.
TUNER ON/OFF(チューナー・オン/オフ) ボタン
チューナー(P.275)のオン/オフを切り替えます。
7. REC MODE(レコーディング・モード) ボタン
レコーダーの録音モードを選びます。録音モードには、次の 3 種類があります。
INPUT:
入力ジャックに接続したマイクや楽器の音を録音します。通 常はこのモードで使用します。
BOUNCE:
複数のトラックに録音した音を 2 つ(または 1 つ)のトラッ クにまとめます。
MASTERING:
マスタリング・ツール・キットを使い、マスタリング(P.146) を行います。
8. REC MODE(レコーディング・モード) インジケーター
現在の録音モードを表示します。REC MODE ボタンによる 録 音モー ドの 切り 替え に合 わせ て、INPUT、BOUNCE、
MASTERING のいずれかのインジケーターが点灯します。
9. MARKER(マーカー)
マーカー機能に関する設定を行います。
MARK(マーク)ボタン:
曲の任意の位置にマークを付けます。このボタンを押すこと で現在の位置にマークを付けることができます。
CLEAR(クリアー)ボタン:
マークを消します。このボタンを押すと、現在ディスプレイ のマーカー欄に表示されているマークを消すことができま
す。
10. AUTO PUNCH IN/OUT (オート・パンチ・イン/アウト)
オート・パンチ・イン/アウト機能に関する設定を行います。
ON/OFF(オン/オフ)ボタン:
オート・パンチ・イン/アウト機能のオン/オフを切り換え ます。オンの時にはボタンのインジケーターが点灯します。
IN(イン)ボタン:
パンチ・インの位置を設定します。このボタンを押すと現在 の位置がパンチ・インの位置として記憶され、ボタンのイン
ジケーターが点灯します。また、パンチ・インの位置を設定 した後、このボタンを押すと、パンチ・インの位置にジャン
プさせることができます。
OUT(アウト)ボタン:
パンチ・アウトの位置を設定します。このボタンを押すと現 在の位置がパンチ・アウトの位置として記憶され、ボタンの
インジケーターが点灯します。また、パンチ・アウトの位置 を設定した後、このボタンを押すと、パンチ・アウトの位置
にジャンプさせることができます。
DELETE(デリート)ボタン:
ボタンに記憶されたパンチ・イン/アウトの位置を消去しま す。このボタンを押しながら IN または OUT を押すことによ
り、それぞれのボタンに記憶されていた位置を消去します。 消去されたボタンのインジケーターは消灯します。
マークには、曲の先頭から順に番号が付けられます。それぞ れのマークに名前を付けることもできます。現在位置にマー
クが登録されている場合は現在位置の、現在位置にマークが 登録されていない場合は直前のマークが、ディスプレイの
マーカー欄に表示されます。マークを付けることで、現在、 曲のどのあたりを再生中か、といったことを知ることができ
ます。
『曲中に印を付ける(マーカー機能)』(P.90)
SEARCH(サーチ) ボタン:
ひとつ前のマークの位置へジャンプします。
SEARCH(サーチ) ボタン:
次のマークの位置へジャンプします。
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各部の名称と働き
fig.0050-02
20
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18 21
22
14
13
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11
15 16 17
11. ZERO(ゼロ)ボタン
曲の最初にジャンプします。
12. REW ボタン
ボタンを押している間、曲を巻き戻します。
28 29 30
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26 25
24
17. REC(レコーディング)ボタン
録音ボタンです。通常の録音操作のほか、マニュアル操作に よるパンチ・イン/アウトの切り替えにも使用します。録音
待機時にはボタンのインジケーターが赤色で点滅し、録音中 は赤色の点灯にかわります。
13. FF ボタン
ボタンを押している間、曲を早送りします。
14. REPEAT(リピート)ボタン
聞きたい部分を指定して、繰り返し聴くことができます(『繰 り返し再生させる(リピート機能)』(P.74))。
また、パンチ・イン/アウト(P.75)で録音を納得いくまで 繰り返したい場合に使用すると便利です。
15. STOP(ストップ)ボタン
曲の録音/再生を停止します。
16. PLAY(プレイ)ボタン
曲を再生します。[REC]が押されて[REC]のインジ ケー ターが点滅している場合は、[PLAY]を押すと録音を開始し
ます。録音/再生中はボタンのインジケーターが緑色に点灯 します。
18. PAN(パン)ボタン
各トラックの再生音や入力されている音のパン(音の左右の 位置、定位ともいう)を設定する画面を呼び出します(P.82)。
19. COMP(コンプレッサー)ボタン
各トラックの音量の粒を揃えるためのコンプレッサーを設定 する画面を呼び出します(P.82)。
コンプレッサーの使用中はボタンが赤色に点灯します。 このときインサート・エフェクトやボーカル・ツール・ボッ
クスは使用できません。
20. EQ(イコライザー)ボタン
各トラックの音質を変化させるイコライザーを設定する画面 を呼び出します(P.83)。
21. CHORUS/DELAY(コーラス/ディレイ)
ボタン
各トラックからループ・エフェクトのコーラス/ディレイへ 送る音量(センド・レベル)を設定する画面や、コーラス/
ディレイの切り換え、パラメーターを設定する画面などを呼 び出します(P.125)。
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各部の名称と働き
22. REVERB(リバーブ)ボタン
各トラックからループ・エフェクトのリバーブへ送る音量(セ ンド・レベル)を設定する画面や、リバーブのパラメーター
を設定する画面を呼び出します(P.126)。
23. AUDIO TRACK MIXER
(トラック・ミキサー)
フェーダー 1 〜 8、9/10、11/12
各トラックの再生時の音量をコントロールします。
トラック 9/10 と 11/12 は常にステレオのため、ひとつの フェーダーで両トラックの音量を同時にコントロールしま
す。 トラック 8 と 9/10 は、リズム・セクションのループ・フレー
ズ/ベース/ドラムの音量のコントロールも兼ねています。
本書では、AUDIO TRACK MIXER フェーダーを以後「ト ラック・フェーダー」と呼びます。
24. トラック・ボタン 1 〜 8、9/10、11/12
録音するトラックを選んだり、設定を変更するトラックを選 びます。またドラム・パターンやベース・パターンの作成時
に、ドラム音色やベースの音程を指定します。 トラック 9/10 と 11/12 は常にステレオのため、ひとつのボ
タンで 2 つのトラックが同時に選ばれます。 録音に指定されたトラックのボタンは赤色で点滅し、録音中
は赤色に点灯します。録音を終了すると、トラックのボタン は橙色と緑色の交互点灯になります。点灯状態とトラックの
状態の関係は次の通りです。
消灯:
録音されたデータがない(録音されていない)トラック
25. VOCAL TOOL BOX(ボーカル・ツール・
ボックス)ボタン
ボーカル・ツール・ボックスをオン/オフしたり、設定を変 更する画面を呼び出すときに使います。
『ボーカルの音程を補正する/バック・コーラスをつけ
る(ボーカル・ツール・ボックス)』(P.131)
26. MASTERING TOOL KIT(マスタリング・
ツール・キット)ボタン
マスタリング・モードにおいて、マスタリング・ツール・キッ トをオン/オフしたり、設定を変更する画面を呼び出すとき
に使います。
『マスタリングを行う』(P.146)
27. SPEAKER MODELING (スピーカー・モデリング)ボタン
スピーカー・モデリングをオン/オフしたり、設定を変更す る画面を呼び出すときに使います。
『各種モニター・スピーカーの特性を再現する(スピー
カー・モデリング)』(P.142)
28. ARRANGEMENT/PATTERN (アレンジ/パターン)ボタン
リズム・セクションのアレンジ・モードとパターン・モード を切り替えます。アレンジ・モードとパターン・モードにつ
いては P.156 をご覧ください。
緑色:
録音されたデータがある(録音された)トラック
緑色の点滅:
録音されたデータがある(録音された)がミュート(消音) されているトラック
赤色の点滅:
録音待機状態で録音先に指定されているトラック
赤色:
録音中のトラック
録音されたデータがあり、録音先に指定されているトラック
橙色の点滅:
録音されたデータがあるがミュートされており、かつ録音先 に指定されているトラック
29. EDIT(エディット)ボタン
リズムに関する入力や設定を行います(P.153)。
ARRANGEMENT インジケーターが点灯している時:
リズム・アレンジの作成や設定変更画面を呼び出します。
PATTERN インジケーターが点灯している時:
ドラム/ベース・パターンの作成や設定変更画面を呼び出し ます。
30.
EZ COMPOSE
リズム・パターンやアレンジの作成を簡単に行う手助け(イー ジー・コンポーズ機能)を行います。(P.213)
(イージー・コンポーズ)
ボタン
23
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各部の名称と働き
fig.0050-03
46
34
37 38
47
39
44
32
31. TAP(タップ)ボタン
このボタンを押す間隔で、ドラム、ベースおよびループ・フ レーズのテンポを決めることができます(P.158、P.187、
P.198)。
32. V-TRACK(V トラック)ボタン
V トラックの選択画面を呼び出すボタンです(P.44)。
33.
TRACK MUTE(トラック・ミュート)ボタン
このボタンを押しながら緑色に点灯しているトラック・ボタ ンを押すと、再生時にそのトラックの音をミュート(消音)
することができます。再び同じ操作を行うと、ミュートは解 除されます。ミュートされている間、そのトラックのトラッ
ク・ボタンは緑色の点滅になります(P.46)。
40
41 42
43
45
31
36
3335
34. TRACK TYPE SELECT (トラック・タイプ・セレクト)ボタン
トラック・タイプを選択する画面を呼び出します。
トラック・タイプとは、トラック 8 と 9/10 を、それぞれオー ディオ・トラックとして使うか、ドラム/ベース/ループ・
フレーズ用トラックとして使うかを選択するパラメーターの ことです。トラックごとに以下の選択が可能です。
トラック 8
トラック 9/10
『第 4 章 リズムを使う』(P.153)
オーディオ・トラックとして使用/ ベースとして使用
オーディオ・トラックとして使用/ ドラム(メトロノーム)& ループフ レーズとして使用
録音トラックがミュートされていた場合、録音終了時に
ミュートは解除されます。
トラック・タイプ(P.157、P.171、P.185)が AUDIO 以 外に設定されているトラックには、トラック・ミュート は効きません。またトラック・タイプの変更時には、ト
ラック・ミュートは解除されます。
24
35. TRACK TYPE (トラック・タイプ)インジケーター
トラック 8、9/10 のトラック・タイプを表示します。
点灯 消灯
トラック 8
トラック 9/10
ベース オーディオ・トラック
ドラム(メトロノーム) & ループ・ フレーズ
オーディオ・トラック
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各部の名称と働き
36. VALUE(バリュー)つまみ
画面につまみのアイコンが表示されているときに、設定値を 変更するのに使います。
37. UTILITY(ユーティリティー)ボタン
トラックの編集や曲の管理など、さまざまな機能を呼び出し ます。
38.
UNDO/REDO(アンドゥ/リドゥ)ボタン
最後に行った録音や、録音データの編集操作を取り消し、元 の状態に戻します。もう一度このボタンを押すと、取り消し
た録音を元に戻したり、編集操作を再度実行することができ ます(P.81)。
39.
TIME/VALUE(タイム/バリュー)ダイヤル
普段は曲の現在位置の移動(曲の早送りや巻き戻し)に使い ます。各種機能の設定時には設定値(バリュー)の変更に使
います。
45. CD-R/RW
AUDIO CD WRITE/PLAY
(オーディオ CD ライト/プレイ)ボタン
音楽 CD を作成したり、再生を行うために使います。
DATA SAVE/LOAD
(データ・セーブ/ロード)ボタン
録音した曲を保存したり、保存した曲を本体に読み込むのに 使います。
LOOP PHRASE IMPORT
(ループ・フレーズ・インポート)ボタン
ブレークビーツなどのループ・フレーズを取り込むのに使い ます。
46. MIDI インジケーター
MIDI IN からMIDI情報を受信したことを点灯して知らせます。
47. HD ACCESS
(ハード・ディスク・アクセス)インジケーター
40. CURSOR(カーソル)ボタン
カーソルを移動するときに押します。
41.
ENTER/YES(エンター/イエス)ボタン
選択の決定や、入力を確定するときに押します。
42. EXIT/NO(イグジット/ノー)ボタン
前の画面に戻るときや、操作の取り消しをするときに押しま す。
43. MASTER(マスター)フェーダー
全体の音量をコントロールします。
44. F1 〜 F3
画面下部にファンクション表示が出ているときに押すと、対 応する動作を行います。
(ファンクション 1 〜 3)
ボタン
ハード・ディスクに対して読み書きを行っている間点灯しま す。
点灯中には絶対に電源を切らないでください。ハード・ ディスクのデータが破壊され、以後使用できなくなる恐
れがあります。
25
Rev0.13
各部の名称と働き

フロント・パネル

fig.005-04
123
1. GUITAR/BASS (ギター/ベース)ジャック
ギターやベースをダイレクトに接続できるハイ・インピーダ ンスの入力ジャックです。
GUITAR/BASS ジャックと MIC 1 ジャック(またはコ ネクター)は兼用となっています。両方にプラグが接続
されているときは、GUITAR/BASS ジャックが優先的に 選ばれます。
2. PHONES(ヘッドホン)ジャック
別売のステレオ・ヘッドホンを接続します。
3. PHONES VOLUME (ヘッドホン・ボリューム)つまみ
ヘッドホンの音量を調節します。
4
5
6
7

CD-R/RW ドライブ

CD-R/RW ディスクを入れるドライブ・ユニットです。
ご使用に際しては、あらかじめ『CD-R/RW ディスクを お使いになる前に』(P.8)を必ずお読みください。
4. ディスク・トレイ
CD-R/RW ディスクをのせるトレイです。
5. アクセス・インジケーター
データの読み込み/書き込みをしているときに点灯します。
6. イジェクト・ボタン
CD-R/RW デ ィス クを 取り出 すた めのボ タン です。電 源が 入っている状態でなければ CD-R/RW ディスクを取り出すこ
とはできません。 電源を切った後でディスクを取り出す必要がある場合は、必
ず電源を入れ直してからイジェクト・ボタンを押してディス クを取り出してください。無理にディスクを取り出そうとす
ると、ディスク・ドライブを壊してしまう恐れがあります。
26
7. 緊急イジェクト・ホール
ディスク・トレイの非常用取り出しホールです。通常は使用 せず、どうしてもディスクが取り出せない場合にのみご使用
ください(P.9)。
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ディスプレイ

fig.05-03
各部の名称と働き
5. INFORMATION(インフォメーション)
1 2 3 4
5 6 7
メニュー画面やパラメーター設定画面など、そのときの設定 項目に応じた情報をグラフィック表示します。
表示画面が見づらい場合は、『ディスプレイのコントラストを 調節する』(P.274)をご覧ください。
1. MARKER(マーカー)
現在位置のマークの番号を表示します。現在位置にマークが 登録されていないときは、現在位置の直前にあるマークの番
号が表示されます。 また、現在位置がマークの番号001より前の位置にある
場合や、マークが登録されていない場合は---が表示され ます。
曲の情報(エフェクト・パッチ、マーカーの名前、テンポ、 コード、録音可能な残り時間)が表示されます。
6. INPUT/TRACK(インプット/トラック) レベル・メーター
入力されている楽器の音量レベルや各トラックの音量レベル がグラフィックで表示されます。
工場出荷時は、INPUT LEVEL つまみ、またはトラック・ フェーダーを通った後(ポスト・フェーダー)の音量レベル
を表示するようになっています。 トラック・フェーダーを通る前(プリ・フェーダー)の音量
レベルを表示したい場合は、『レベル・メーターに表示させる 信号を切り替える(プリ/ポスト・フェーダー)』(P.281)を
ご覧ください。
7. MASTER(マスター)レベル・メーター
マスター・フェーダーを通った後の音量レベルがグラフィッ クで表示されます。
2. MEASURE(メジャー)
曲の現在位置の小節数と拍数を表示します。左側の数字が小 節数で右側が拍数です。
3. TIME(タイム)
曲の現在位置の時刻を「**時**分**秒」で表示します。
4. FRAME(フレーム)
曲の現在位置のフレーム数を表示します。 工場出荷時は、1 秒間あたり 30 フレーム(ノン・ドロップ)
に設定されています。これは MTC(MIDI タイム・コード) と呼ばれる仕様の一種で、他の機器と MIDI を使用して同期
演奏するときは、双方の機器の MTC の仕様を合わせる必要 があります。
『外部 MIDI シーケンサーやリズム・マシンを同期させて
演奏させる』(P.245)
Rev0.13
27
各部の名称と働き

リア・パネル

fig.0005-06
1 54 6 7
13
14
1. POWER(パワー)スイッチ
電源スイッチです。本機の電源をオン/オフします(P.36)。
2.
DC IN(AC アダプター)ジャック
付属の AC アダプターを接続します。
事故防止のため、付属の AC アダプター以外は使用しないで ください。
3. コード・フック
ACアダプターのケーブルが誤って抜けないよう、ここにケー ブルを引っ掛けてご使用ください。使用中に AC アダプター
が抜けると、大切な録音データが破壊される場合があります。
8 923
7.
デジタル・オーディオ信号を出力するオプティカル・タイプ のコネクターです。LINE OUT ジャックと同じ音が出力され
ます。本機の出力を CD/MD レコーダーなどにデジタル録音 することができます。またデジタル入力を持ったアンプやス
ピーカーなどに接続して音を出すことができます。
8.
別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U、Roland DP-2)を 接続する入力ジャックです。フット・スイッチを使用すると、
曲の再生/停止やパンチ・イン/アウトなどをリモート・コ ントロールすることができます。
10 11 12
DIGITAL OUT(デジタル・アウト)コネクター
FOOT SW(フット・スイッチ)ジャック
4. USB コネクター
USB ケーブル を接続してパ ソコンとデー タのやりとり を行 うコネクターです。
『第 7 章 USB を使う』(P.257)
5. MIDI OUT(アウト)コネクター
MIDI 情報を送信するコネクターです。外部 MIDI 機器(リズ ム・マシンやシーケンサー、音源など)の MIDI IN コネクター
と接続して使用します。
『第 6 章 MIDI を使う』(P.241)
6. MIDI IN(イン)コネクター
MIDI 情報を受信するコネクターです。外部 MIDI 機器(シー ケンサーなど)の MIDI OUT コネクターと接続して使用しま
す。
『フット・スイッチを使う』(P.39)
9. EXP PEDAL
(エクスプレッション・ペダル)ジャック
別売のエクスプレッション・ペダル(Roland EV-5、BOSS FV-500L/FV-500H)を接続する入力ジャックです。エクス
プレッション・ペダルを使用すると、内蔵のエフェクトにペ ダル・ワウなどの効果を加えることができます。
『エクスプレッション・ペダルを使う』(P.124)
10. LINE OUT (ライン・アウト)ジャック
アナログ・オーディオ信号の出力ジャックです。CD/MD レ コーダーやテープ・レコーダーなどを接続して、BR-1200CD
の出力をアナログ録音することができます。
設定により、LINE IN に入力された信号を、LINE OUT の 信号にミックスさせて出力させることができます。
(オーディオ・サブ・ミックス:P.277)
『第 6 章 MIDI を使う』(P.241)
28
Rev0.13
11. LINE IN (ライン・イン)ジャック
各部の名称と働き
アナログ・オーディオ信号の入力ジャックです。CD/MD プ レーヤーなどのオーディオ機器や、キーボード、外部音源な
どを接続するときに使用します。
12. MIC(マイク)1 〜 2 ジャック
マイク/ライン用の入力ジャック/コネクターです。TRS 標 準ジャック(バランス入力)と XLR タイプ・コネクター(バ
ランス入力)の 2 種類が用意されています。
XLR タイプ・コネクターには、+48V ファンタム電源を供給 することができます。
『コンデンサー・マイクを使う(ファンタム電源)』(P.278)
TRS 標準ジャックとXLR タイプ・コネクターの両方にプ
ラグが接続されているときは、自動的に TRS 標準ジャッ クが選ばれます。
GUITAR/BASS ジャックと MIC 1 ジャック(またはコネ クター)は兼用となっています。両方にプラグが接続さ れているときは、GUITAR/BASS ジャックが優先的に選
ばれます。
設置条件によっては、本体や接続されたマイク、ギター などの金属部に触れると、違和感を覚えたり、ざらつく
ような感じになるときがあります。 これは人体にまったく害のない、ごく微量の帯電による
ものですが、気になるかたは、必要に応じ、接地端子(リ ア・パネル )を使って外部のアースか大地に接地して
ご使用ください。 また、接地条件によっては、わずかにハム(うなり)が
混じる場合があります。その場合は、接地場所を変えて ください。
なお、接続方法がわからないときはローランド・サービ スにご相談ください。
接続してはいけないところ
水道管(感電の原因になります)
ガス管(爆発や引火の原因になります)
電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)
14
13. 盗難防止用ロック ( SECURITY LOCK)
市販の盗難防止用セキュリティー・ワイヤーなどを接続する ことができます。
http://www.kensington.com/
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共通となる操作や画面表示について

マーク番号
拍小節
フレーム
秒分時 サブ・フレーム
カーソル

■ トップ画面

fig.0006-01
テンポ
現在位置のマーク名
現在時刻
残りの録音可能時間
マスタリング・モードのトップ画面
レベル・メーター
この画面は電源オンの後しばらくして表示される、BR­1200CD の基本となる画面です。レコーダーの現在の時刻位
置、レベル・メーターやハード・ディスクの残り録音可能時 間などが表示されます。
どのような画面からでも、[EXIT/NO]を数回押すこ とによ り、必ずこの画面に戻る(時間のかかる処理の実行中を除き
ます)ことができます。
特に指定がない限り、取扱説明書の文章中で説明されている 操作を行う場合には、いったんトップ画面に戻り、そこから
始めるようにしてください。
なお、マスタリング・モード(P.146)の時のみ、トップ画 面は左のように変わります。

■ 現在時刻の表示

fig.0006-02d
ディスプレイの上部にはレコーダーの現在の時刻位置が表示 されます。またそのすぐ左側には小節および拍の位置も同時
に表示されます。
表示されている時刻の値は MTC(MIDIタイム・コード)で、
「**時**分**秒**フレーム**サブ・フレーム」を示
しています。タイム・コードの仕様は使用機器によって異な ります。
MTC を使って他の機器と同期運転するときは、双方の機器の タイム・コードの仕様を合わせる必要があります。工場出荷
時は、1 秒間あたり 30 フレーム(ノン・ドロップ)に設定 されています(P.247)。

■ ファンクション・ボタン([F1]〜[F3])

fig.0006-03
[F1]〜[F3]のボタンを、ファンクション・ボタンといいます。
ディスプレイの一番下の部分には、現在表示されている画面 で[F1]〜[F3]に割り当てられる機能名が表示されます。
例えば、説明文中で[F1](EDIT)とあれば、[F1]を 押す ことによって、ボタンの上に表示されているEDIT(エ
ディット)が選ばれることを意味しています。
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ファンクション・ボタン
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