Pentax OPTIO WS80 User Manual [ja]

デジタルカメラ
使用説明書
カメラの正しい操作のため、ご使用前に必ずこの使 用説明書をご覧ください。
はじめに
このたびは、ペンタックス・デジタルカメラOptio WS80をお買い上げ いただき誠にありがとうございます。本製品の機能を十分活用してい ただくために、ご使用になる前に本書をよくお読みください。また本 書をお読みになった後は必ず保管してください。使用方法がわからな くなったり、機能についてもっと詳しく知りたいときにお役に立ちま す。
著作権について
本製品を使用して撮影した画像は、個人で楽しむなどの他は、著作権法により、 権利者に無断で使用できません。なお、実演や興行、展示物の中には、個人と して楽しむ目的があっても、撮影を制限している場合がありますのでご注意く ださい。また著作権の目的となっている画像は、著作権法の規定による範囲内 で使用する以外は、ご利用いただけませんのでご注意ください。
商標について
PENTAXおよびペンタックス、Optioおよびオプティオ、smc PENTAXHOYA 株式会社の登録商標です。
SDHCロゴは商標です。
2008 ACD Systems Ltd. All rights reserved. ACDSee およびACDSee ロゴは、カ ナダ、米国、欧州連合、日本、またはその他の裁判管轄地域におけるACD Systems
Ltd.の商標です。 Microsoft、Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国におけ
る登録商標です。Windows Vistaは米国Microsoft Corporationの米国およびその 他の国における登録商標または商標です。 MacintoshMac OSは、米国およびその他の国で登録されているApple Inc.の商 標です。 本製品はPRINT Image Matching III に対応しています。PRINT Image Matching 対応プリンターでの出力及び対応ソフトウェアでの画像処理において、撮影時 の状況や撮影者の意図を忠実に反映させることが可能です。なお、PRINT Image
Matching IIIより前の対応プリンターでは、一部機能が反映されません。PRINT Image Matching、PRINT Image Matching II、PRINT Image Matching IIIに関する
著作権はセイコーエプソン株式会社が所有しています。 その他、記載の商品名、会社名は各社の商標もしくは登録商標です。
本機を使用するにあたって
テレビ塔など強い電波や磁気を発生する施設の周囲や、強い静電気が発生する 場所では、記録データが消滅したり、撮影画像へのノイズ混入等、カメラが誤 作動を起こす場合があります。
画像モニターに使用されている液晶パネルは、非常に高度な精密技術で作られ ています。99.99%以上の有効画素数がありますが、0.01%以下の画素で点灯 しないものや常時点灯するものがありますので、あらかじめご了承ください。 なお、記録される画像には影響ありません。
カメラを明るい被写体に向けると、画像モニターに光の帯が現れることがあり ます。この現象はスミアといい、故障ではありません。
この装置は、情報処理装置等電波障害自主規制協議会(VCCI)の基準に基づく クラスB 情報技術装置です。この装置は、家庭環境で使用されることを目的と していますが、この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用される と、受信障害を引き起こすことがあります。使用説明書に従って、正しい取り 扱いをしてください。
本文中のイラストおよび画像モニターの表示画面は、実際の製品と異なる場合 があります。 本書ではSD メモリーカードならびにSDHC メモリーカードのことをSD メモ リーカードと表現しています。

ご注意ください

この製品の安全性については充分注意を払っておりますが、下記マー クの内容については特に注意をしてお使いください。
警告
このマークの内容を守らなかった場合、人が重大な傷害 を受ける可能性があることを示すマークです。
注意
このマークの内容を守らなかった場合、人が軽傷または 中程度の傷害を受けたり、物的損害の可能性があること を示すマークです。
1
本体について
警告
カメラの分解・改造などをしないでください。カメラ内部に高電圧部が
あり、感電の危険があります。
落下などにより、カメラ内部が露出したときは、絶対に露出部分に手を
ふれないでください。感電の危険があります。
ストラップが首に巻き付くと危険です。小さなお子様がストラップを首
に掛けないようにご注意ください。
使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場合、す
ぐに使用を中止し、バッテリーまたはAC アダプターを取り外したうえ、 サービス窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原 因となります。
注意
ストロボの発光部に手を密着させたまま発光させないでください。やけ
どの恐れがあります。
ストロボの発光部を衣服などに密着させたまま発光させないでくださ
い。変色などの恐れがあります。
このカメラには、使用していると熱を持つ部分があります。その部分を
長時間持ち続けると、低温やけどを起こす恐れがありますのでご注意く ださい。
万一液晶が破損した場合、ガラスの破片には十分ご注意ください。中の
液晶が皮膚や目に付いたり、口に入らないよう十分にご注意ください。
お客様の体質や体調によっては、かゆみ、かぶれ、湿疹などが生じるこ
とがあります。異常が生じた場合は、直ちに使用をやめ、医師の診察を 受けてください。
バッテリー充電器とACアダプターについて
警告
バッテリー充電器とACアダプターは、必ず専用品を指定の電源・電圧で
ご使用ください。専用品以外をご使用になったり、指定以外の電源・電 圧でご使用になると、火災・感電・故障の原因になります。AC指定電圧 は、100-240Vです。
分解したり、改造したりしないでください。火災・感電の原因となります。
2
使用中に煙が出ている・変なにおいがするなどの異常が発生した場合、す
ぐに使用を中止し、当社お客様相談センター、またはお客様窓口にご相 談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因となります。
万一、内部に水などが入った場合は、当社お客様相談センター、または
お客様窓口にご相談ください。そのまま使用すると、火災・感電の原因 となります。
使用中に雷が鳴り出したら、電源プラグを外し、使用を中止してくださ
い。機器の破損、火災・感電の原因となります。
電源プラグにほこりが付着している場合は、よく拭いてください。火災
の原因となります。
注意
•ACコードの上に重いものを載せたり、落としたり、無理に曲げたりして
コードを傷めないでください。もしACコードが傷んだら、当社お客様相 談センター、またはお客様窓口にご相談ください。
コンセントに差し込んだまま、AC コードの接続部をショートさせたり、
触ったりしないでください。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となり
ます。
強い衝撃を与えたり、落としたりしないでください。故障の原因となり
ます。
バッテリー充電器で充電式リチウムイオンバッテリー D-LI88以外のバッ
テリーは充電しないでください。他のバッテリーを充電しようとすると、 発熱や爆発、充電器の故障の原因となります。
バッテリーについて
警告
バッテリーは乳幼児の手の届かない所に保管してください。特に、口に
含むと感電の恐れがありますのでご注意ください。
バッテリーの液が目に入ったときは、失明の恐れがありますので、こす
らずにすぐにきれいな水で洗った後、直ちに医師の治療を受けてくださ い。
注意
このカメラでは、決められたバッテリー以外は使用しないでください。
バッテリーの爆発、発火の原因となることがあります。
バッテリーは分解しないでください。無理に分解をすると、爆発や液漏
れの原因となります。
3
バッテリーの「+」と「-」の向きを間違えて入れないでください。電
池の爆発、発火の原因となります。
万一、カメラ内のバッテリーが発熱・発煙を起こしたときは、速やかに
バッテリーを取り出してください。その際は、やけどに十分注意してく ださい。
バッテリーの「+」と「-」の接点に、針金やヘアピンなどの金属類が
触れないようにご注意ください。
バッテリーをショートさせたり、火の中へ入れないでください。爆発や
発火の原因となります。
バッテリーの液が皮膚や衣服に付着したときは、皮膚に障害を起こす恐
れがありますので、すぐにきれいな水で洗い流してください。
発熱、発火、破裂の恐れがありますので、バッテリー使用の際は、下記
注意事項を必ずお守りください。
1. 専用充電器以外では絶対に充電しないこと。
2. 火中投入、加熱、高温での充電・使用・放置をしないこと。
3. 変形や、ショートさせたり分解・改造をしないこと。
SDメモリーカードについて
警告
•SDメモリーカードは、乳幼児の手の届く所に置かないでください。
誤って飲み込む恐れがあります。万一、飲み込んだと思われる場合は、直 ちに医師にご相談ください。
4

取り扱い上の注意

お使いになる前に
海外旅行にお出かけの際は、国際保証書をお持ちください。また、旅行
先での問い合わせの際に役立ちますので、製品に同梱しておりますワー ルドワイド・サービス・ネットワークも一緒にお持ちください。
長時間使用しなかったときや、大切な撮影(結婚式、旅行など)の前に
は、必ず試し撮りをしてカメラが正常に機能しているかを確認してくだ さい。万一、カメラや記録媒体(SDメモリーカード)などの不具合によ り、撮影や再生、パソコン等への転送がされなかった場合、画像や音声 などの記録内容の保証はご容赦ください。
バッテリー・充電器について
バッテリーをフル充電して保管すると、性能低下の原因になることがあ
ります。特に高温下での保管は避けてください。
バッテリーを長期間カメラに入れたままにしておくと、微小の電流が流
れて過放電になり、電池寿命を縮める原因となります。
充電は使用する当日か前日にすることをお勧めします。
本製品に付属しているACコードは、バッテリー充電器D-BC88専用です。
他の機器に接続してお使いにならないでください。
持ち運びとご使用の際のご注意
高温多湿の所は避けてください。特に車の中は高温になりますのでカメ
ラを車内に放置しないでください。
強い振動、ショック、圧力などを加えないでください。オートバイ、車、
船などの振動からは、クッションなどでくるんで保護してください。
カメラの使用温度範囲は040 ℃です。
高温では液晶表示が黒くなることがありますが、常温に戻れば正常にな
ります。
低温下では、液晶の表示応答速度が遅くなることもありますが、これは
液晶の性質によるもので、故障ではありません。
5
急激な温度変化を与えると、カメラの内外に結露し水滴が生じます。カ
メラをバッグやビニール袋などに入れ、温度差を少なくしてから取り出 してください。
ゴミや泥、砂、ほこり、水、有害ガス、塩分などがカメラの中に入らな
いようにご注意ください。故障の原因になります。雨や水滴などが付い たときは、よく拭いて乾かしてください。
破損や故障の原因になりますので、画像モニターの表面を強く押さない
でください。
カメラを腰のポケットに入れた状態で椅子などに座ると、カメラが変形
したり画像モニターが破損する恐れがありますのでご注意ください。
三脚使用時は、ねじの締め過ぎに十分ご注意ください。
このカメラはレンズ交換式ではありません。レンズの取り外しはできま
せん。
防水・防塵機能について
このカメラはJIS防水保護等級8級、JIS防塵保護等級6 級(IP68)準拠の
防水・防塵機能を備えたカメラです。
このカメラは、防水性能を高めるために、レンズ正面に保護ガラスを配
置しています。保護ガラスが汚れていたり、水滴が付いていると、撮影 した画像に影響を与えますので、保護ガラスは常にきれいな状態を保つ ようにしてください。
浜辺などでカメラを砂の上に置いたままにすると、カメラの使用温度を
超えたり、スピーカーやマイクに砂が詰まることがあります。
このカメラは水中では沈みますので、必ずストラップを取り付け、使用
する際は腕に巻いて落ちないように注意してください。
水中や浜辺など、カメラが濡れたり汚れる環境でお使いになる場合は、必
ずバッテリー/カード/端子カバーが確実にロックされていることを確 認してからご使用ください。カメラの内部に水・砂・泥が入ると故障の 原因になります。また使用後は、カメラに付いた水滴や汚れを早いうち に乾いた布できれいに拭き取ってください。
海上や海辺でのバッテリー/カード/端子カバーの開閉はなるべく避け
てください。なおバッテリーやSDメモリーカードを交換する際は、完全 に乾いてから、濡れたり汚れたりしやすい場所を避け、濡れた手をよく 拭いてから行ってください。
6
汚れのひどいときや海水がかかったときは、電源が切れていること、バッ
テリー/カード/端子カバーが確実に閉まっていることを確認してか ら、水道水を少し流しながら水洗いするか、底の浅い洗面器などに真水 をため、短時間(2~3分)でカメラをつけ置き洗いしてください。
石けん水・中性洗剤・アルコールなどでの洗浄は防水効果を損ないます
ので避けてください。
防水パッキンやパッキンの当たる面にゴミや砂が付いたときは、よく拭
き取ってからご使用ください。パッキンやパッキンの当たる面に傷が付 いていたり、へこんだり、パッキンがはがれると防水機能が損なわれま す。このような場合は、当社のサービス窓口にご相談ください。
カメラの防水性能を維持するために、1年に 1 度は防水パッキンの交換を
お勧めします。パッキンの交換については、当社のサービス窓口にご相 談ください。(有料)
カメラに強い振動・ショック・圧力などが加わると、防水性能が損なわ
れる原因となります。もし強い振動・ショック・圧力が加わってしまっ た場合は、当社のサービス窓口に点検にお出しください。
日焼け止めやサンオイルが付着すると、カメラの表面が変色することが
あります。万が一付着させてしまった場合は、速やかにぬるま湯で洗い 流してください。
本製品の付属品には防水機能はありません。
お手入れについて
汚れ落としに、シンナーやアルコール、ベンジンなどの有機溶剤は使用
しないでください。
レンズのほこりは、きれいなレンズブラシで取り去ってください。スプ
レー式のブロアーは、レンズを破損させるおそれがありますので、使用 しないでください。
保管について
防腐剤や有害薬品のある場所では保管しないでください。また高温多湿
の場所での保管は、カビの原因となりますので、乾燥した風通しのよい 場所に、カメラケースから出して保管してください。
7
その他
高性能を保つため、12 年ごとに定期点検にお出しいただくことをお勧
めします。
•SDメモリーカードの取り扱いについては、「SDメモリーカード使用上の
注意」(p.44)をご覧ください。
•SDメモリーカードに記録されたデータは、カメラやパソコン等の機能に
よる消去やフォーマットを行っても、市販の修復ソフトを使用すると、 データを再び取り出せることがあります。データの取り扱いや管理は、お 客様の責任において行ってください。
8
目次
ご注意ください ................................................................................1
取り扱い上の注意.............................................................................5
目次 ..................................................................................................9
本書の構成......................................................................................15
このカメラの楽しみ方..........................................................................16
主な同梱品の確認...........................................................................20
各部の名称......................................................................................21
操作部の名称..................................................................................22
画像モニターの表示 .......................................................................23
準備 33
ストラップを取り付ける ......................................................................34
電源を準備する.....................................................................................35
バッテリーを充電する....................................................................35
バッテリーをセットする................................................................36
ACアダプターを使用する ..............................................................40
SDメモリーカードをセットする..........................................................42
SDメモリーカードに記録できる枚数 ............................................45
電源をONOFFする ...........................................................................46
再生起動モード ..............................................................................47
初期設定をする.....................................................................................48
言語を設定する ..............................................................................48
日時を設定する ..............................................................................52
機能共通操作 55
ボタンの機能を使用する ......................................................................56
Aモード時.....................................................................................56
Qモード時 ....................................................................................58
AモードとQモードの切り替え ..................................................60
カメラの機能を設定する ......................................................................61
メニューの操作のしかた................................................................61
メニュー一覧..................................................................................64
9
撮影 69
静止画を撮影する .................................................................................70
標準的な撮影のしかた....................................................................70
撮影モードを設定する....................................................................73
顔認識機能を利用する....................................................................76
カメラまかせで撮影する(オートピクチャーモード)...................78
お好みの設定で撮影する(プログラムモード)..............................79
簡単撮影モードで撮影する(グリーンモード)..............................80
ズームを使って撮影する................................................................82
水中で撮影する(マーメード/マーメードムービーモード)........ 84
暗いシーンを撮影する(夜景/高感度/花火/
キャンドルライト/夜景ポートレートモード)...................86
人物を撮影する(ポートレート/ベストフレーミング/
美肌モード).........................................................................88
子供を撮影する(キッズモード)...................................................89
ペットを撮影する(ペットモード)................................................90
レジャーシーンやスポーツを撮影する(サーフ&スノー/
スポーツモード)..................................................................91
室内で撮影する(パーティーモード)............................................92
フレームをつけて撮影する(フレーム合成モード).......................93
セルフタイマーを使って撮影する..................................................95
連続して撮影する(連続撮影/高速連写)..................................... 96
設定した間隔で連続撮影する(インターバル撮影).......................98
デジタルワイドを使って撮影する(デジタルワイドモード)......100
パノラマ撮影をする(パノラマモード).......................................102
撮影のための機能を設定する.............................................................105
ストロボの発光方法を選択する ...................................................105
ピントの合わせ方を選ぶ(フォーカスモード)............................107
記録サイズを選択する..................................................................110
露出を補正する ............................................................................112
明るさを補正する(D-Range設定)..............................................113
ホワイトバランスを調整する.......................................................114
測光方式を設定する .....................................................................116
感度を設定する ............................................................................117
まばたき検出を設定する..............................................................118
手ぶれ補正を設定する..................................................................119
クイックビューを設定する ..........................................................120
シャープネスを設定する..............................................................121
彩度を設定する ............................................................................122
コントラストを設定する..............................................................122
日付写し込みを設定する..............................................................123
特定の機能をすばやく呼び出す ...................................................124
10
動画を撮影する...................................................................................126
動画を撮影する ............................................................................126
動画の記録サイズとフレームレートを選択する ..........................128
動画の手ぶれ補正を設定する(Movie SR..................................129
設定した間隔で動画を撮影する(インターバル動画).................130
設定を保存する(モードメモリ)........................................................133
画像の再生と消去 135
再生する..............................................................................................136
静止画を再生する.........................................................................136
動画を再生する ............................................................................137
複数の画像を表示をする..............................................................138
再生機能を使う ............................................................................140
スライドショウで連続再生する ...................................................143
画像を回転表示する .....................................................................145
再生画像を拡大する .....................................................................146
被写体の顔を自動的に拡大する(顔アップ再生)........................148
消去する..............................................................................................150
1画像ずつ消去する.......................................................................150
選択して消去する.........................................................................152
まとめて消去する.........................................................................154
消去した画像を復活する..............................................................155
消去できないようにする(プロテクト).......................................156
AV機器と接続する..............................................................................159
画像の編集と印刷 161
編集する..............................................................................................162
画像のサイズを変更する(リサイズ)..........................................162
画像をトリミングする..................................................................163
顔が小さく見えるように加工する................................................164
デジタルフィルターを使う ..........................................................166
赤目を補正する ............................................................................170
フレームを合成する .....................................................................171
動画を編集する ............................................................................174
画像/音声をコピーする..............................................................176
DPOFを設定する................................................................................179
1画像ずつ設定する.......................................................................179
全画像を設定する.........................................................................181
11
音声の録音と再生 183
音声を録音する(ボイスレコーディング).........................................184
ボイスレコーディングを設定する................................................184
音声を録音する ............................................................................185
音声を再生する ............................................................................186
画像に音声を付ける(ボイスメモ)....................................................188
ボイスメモを録音する..................................................................188
ボイスメモを再生する..................................................................189
設定 191
カメラを設定する ...............................................................................192
SDメモリーカードをフォーマットする....................................... 192
サウンドの設定を変更する ..........................................................193
日時を変更する ............................................................................194
ワールドタイムを設定する ..........................................................197
表示言語を変更する .....................................................................199
フォルダー名の付け方を変更する................................................200
ビデオ出力方式を選択する ..........................................................201
画像モニターの明るさを設定する................................................202
節電機能を使う(エコモード).....................................................203
オートパワーオフを設定する.......................................................204
起動画面を変更する .....................................................................205
センサー画素の欠けを補完する(ピクセルマッピング).............206
設定をリセットする .....................................................................207
時計機能を使う...................................................................................208
時計を表示する ............................................................................208
アラームを鳴らす.........................................................................208
パソコンと接続する 211
12
準備する..............................................................................................212
付属ソフトウェアのご紹介 ..........................................................212
システム環境................................................................................213
ソフトウェアのインストール.......................................................214
カメラのUSB接続モードを設定する ...........................................218
Windowsパソコンと接続する............................................................220
カメラとパソコンを接続する.......................................................220
画像を転送する ............................................................................221
パソコンからカメラを取り外す ...................................................224
ACDSee for PENTAX 3.0を起動する...........................................225
画像を見る....................................................................................227
ACDSee for PENTAX 3.0の詳しい使い方を調べる .....................228
Macintoshと接続する ........................................................................229
カメラとMacintoshを接続する ....................................................229
画像を転送する ............................................................................230
Macintoshからカメラを取り外す .................................................230
ACDSee 2 for Macを起動する .....................................................231
画像を見る....................................................................................232
ACDSee 2 for Macの詳しい使い方を調べる................................232
付録 233
各撮影モードの機能対応 ....................................................................234
メッセージ一覧...................................................................................236
こんなときは?...................................................................................238
初期設定一覧 ......................................................................................240
都市名一覧..........................................................................................245
別売アクセサリー一覧........................................................................246
主な仕様..............................................................................................247
索引.....................................................................................................251
アフターサービスについて.................................................................256
ペンタックスピックアップリペアサービス........................................257
13
本書では、十字キーの操作を次のように表記しています。
2または
4または
3
5
または
または
操作説明中で使用されている表記の意味は次のとおりです。
1
Aモード
Qモード 静止画と動画、音声を再生するモードです。
関連する操作の説明が記述されているページを記載しています。
知っておくと便利な情報などを記載しています。
操作上の注意事項などを記載しています。
静止画と動画の撮影をするモードです。本書では、静止画を撮影
するモードを「静止画撮影モード」、動画を撮影するモードを
Cモード」と表記します。
14

本書の構成

本書は、次の章で構成されています。
1 準備 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
お買い上げ後、写真を撮るまでの準備操作を説明しています。撮影をはじ める前に必ずお読みになり、操作をしてください。
2 機能共通操作 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
各ボタンの機能やメニューの設定方法など、各機能に共通する操作を説明 しています。詳しい内容は、3章以降をご覧ください。
3 撮影 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
さまざまな撮影方法や、撮影に関する機能の設定方法を説明しています。
4 画像の再生と消去 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
静止画や動画をカメラやテレビで再生する方法と、カメラから消去する方 法を説明しています。
5 画像の編集と印刷 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
撮影した静止画の印刷や、カメラでの編集方法を説明しています。
6 音声の録音と再生 –––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
音声の録音や静止画に音声(ボイスメモ)を追加する方法、音声の再生を 説明しています。
7 設定 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
カメラの機能の設定方法を説明しています。
8 パソコンと接続する ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
カメラとパソコンのつなぎ方や、付属ソフトウェアのインストール方法と 概要を説明しています。
9 付録 ––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
困ったときの対処方法や、別売品のご紹介などをしています。
1
2
3
4
5
6
7
8
9
15

このカメラの楽しみ方

Optio WS80では、一般的な写真撮影のほか、いろいろなシーンに応じ たバリエーションに富んだ撮影方法がお楽しみいただけます。ここで は、Optio WS80の特長的な楽しみ方をご紹介します。操作説明のペー ジもあわせてご覧いただき、ぜひOptio WS80の楽しさを味わってくだ さい。
水辺や水中での撮影もOK
Optio WS80は、防水・防塵機能 を備え、レンズの保護ガラスに撥 水コーティングを施しています ので、水深1.5mで連続 2時間の水 中撮影が楽しめるほか、水しぶき を浴びたり、砂浜やキッチンな ど、ホコリをかぶったり汚れやす い場所でも安心して使えます。ま たバッテリー/カード/端子カ バーにロック機構を採用してい ますので、しっかりロックしてお けば、水中でも安全にお使いいた だけます。
浅瀬でのシュノーケリングなどの水中撮影に(p.84)。 川や湖、プールなど、水辺のレジャーでの撮影に。 ちょっと汚れても水拭きOKだから、いろいろなアウトドア
シーンでの撮影に。
16
撮影も再生も、カメラがナビゲートしてくれる!
Optio WS80は、少ないボタンで操作が できるカンタン設計。いろいろな撮影 シーンで最適な設定を選べる「撮影 モード」(p.73)も、再生・編集を楽し むための「再生モード」(p.140p.162) も、わかりやすいアイコンを選ぶだけ でOK。各モードの機能や使い方も、画 像モニターに表示されるガイドで確 認できる親切設計です。
モードパレットでモードを選ぶと、その説明を表示(p.73
p.140)。
グリーンモードを使うと、標準設定で手軽に撮影可能(
p.80
)。
人物撮影が得意!
Optio WS80は、人物の顔を認識してピントや露出を合わせる「顔認識 機能」を搭載。最大で 32人の顔を認識(※)するので、集合写真もキ レイに撮影できます。また、人物が笑顔になったら自動的にシャッター を切ったり、まばたきしたことをお知らせすることもできるので、ベ ストショットがたくさん撮れます。さらに再生時には、人物の顔を順 に拡大して再生できるので、表情の確認も簡単です。
※画面上に表示できる顔検出枠は、最大31個(ベストフレーミングモー
ド時は30 個)です。
人物の顔を認識する顔認識機能(p.76)。 人物をキレイに撮影する様々な撮影モード(p.88)。 みんなの顔が確認しやすい顔アップ再生(p.148)。
17
いろいろなフレームと合成して撮れる!
Optio WS80では、撮影時にたくさん の種類からお好みのフレームを選ん で合成することができます(p.93)。 撮影した写真にあとからフレームを 合成するのも、もちろんOK!フレー ムの形や大きさに合わせて被写体の 位置を微調整したり、写真を縮小・ 拡大して合成することもできます。 フレームと被写体のバランスが微妙 に合わない・・・なんていうことは ありません(p.171)。
フレームを使った記念写真に。
カレンダー形式で表示できる!
Optio WS80 では、撮影した画像や録音した音声を日付ごとにカレン ダー形式で表示できます(p.139)。再生したい写真や音声を、すばや く見つけることができます。
動画撮影の機能が充実!
Optio WS80では、手ぶれ補正機能(Movie SR)を使って動画撮影時の ぶれを補正することができます(p.129)。また、1280×720ピクセル
169)の高画質なハイビジョン動画(※)も撮影できます(p.128)。
AV機器と接続して再生した場合は、通常の解像度で出力されます。ハ
イビジョンで見たいときは、パソコンへ転送して再生してください。
18
お子様やペットの成長記録に、躍動感あふれる動画撮影を
p.126)。
いつでも身近に持ち歩ける!
Optio WS80はカジュアルでポップな デザイン。携帯性もバツグンだから、 カバンのポケットに入れたり首から 下げたり、携帯電話のような感覚でい つでも身近に持ち歩けます。また、 ちょっと時間を知りたいときに役立 つ「スタイルウォッチ」機能も装備。 アラームを鳴らすこともできます。
p.208)。
パソコンなしでも、カメラの中で楽しめる様々な機 能が充実!
Optio WS80 は、パソコンに接続 して画像を転送しなくても、画像 の再生や編集などが楽しめる 様々な機能が充実。パソコンを起 動するのが面倒だな、というとき でも、これ一台で撮影から画像加 工、動画の編集まで楽しめます
p.162)。また、うっかり画像を
削除してしまったとき、復活がで きるのも、Optio WS80ならでは
p.155)。
カメラでの画像再生時に、リサイズ(p.162)、トリミング
p.163)、赤目補正(p.170)が可能。
動画の分割、動画から静止画を取り出すといった動画編集
が可能(p.174)。
19

主な同梱品の確認

本体
Optio WS80
USBケーブル
I-USB7(※)
バッテリー充電器
D-BC88(※)
使用説明書
(本書)
(※)の製品は、別売アクセサリーとしてもご用意しております。 (バッテリー充電器とAC コードはセット(バッテリー充電器キット K-BC88J)
でのみの販売となります。) その他の別売アクセサリーについては、「別売アクセサリー一覧」(p.246)をご 覧ください。
ストラップ
O-ST51(※)
AVケーブル
I-AVC7(※)
ACコード
D-CO24J(※)
保証書
ソフトウェア(CD-ROM
S-SW87
充電式リチウムイオン
バッテリー D-LI88(※)
簡単ガイド
20

各部の名称

前面
背面
セルフタイマーランプ
ストロボ
レンズ(保護ガラス付き)
マイク
三脚ネジ穴
バッテリー/カード/端子 カバー
バッテリー/カード/端子 カバーロックレバー
バッテリーロックレバー
PC/AV端子
スピーカー
電源スイッチ
シャッターボタン
ストラップ取り付け部
画像モニター
21

操作部の名称

電源スイッチ
シャッターボタン
ズームボタン
Qボタン
3ボタン
Iボタン
十字キー
4/Wボタン
グリーン/i ボタン
各ボタンの機能は、「ボタンの機能を使用する」(p.56 59)をご覧く ださい。
22

画像モニターの表示

20 09 /0 8/0 8
14 :2 5
200
3 8
Aモードの表示
撮影時には、撮影条件などが表示されます。4/Wボタンを押 すと、画像モニターの表示が「通常表示」「ヒストグラム+情報表示」
「情報表示なし」に切り替わります。
通常表示
383838
2009/08/08
2009/08/08
14:25
14:25
ヒストグラム+情報表示
OK
38
383838
10
M
200
200
OK
情報表示なし
撮影モードが9(グリーン)モードのときは、 右のように表示されます。4/Wボタ ンを押して表示を切り替えることはできませ ん(p.80)。
OK
38
38
23
静止画撮影モード 通常表示
1 4 :2 5
+ 1 .0
3 8
2 0 09 / 08 / 08
F 3 .5
1 / 25 0
9
87
1 2
38
38
10 11
12 13
3
14
4 5
1/250
6
1/250 F3.5
F3.5
+1.0
2009/08/08
2009/08/08
14:25
14:25+1.0
15
181716
1
撮影モード(p.73
2
顔認識アイコン(p.76
3
D-Range設定(p.113
4
手ぶれ警告アイコン(p.119
5
シャッタースピード
6
絞り値
7
ストロボモード(p.105
8
ドライブモード(p.95p.96 p.98
9
フォーカスモード(p.107
3の表示は、「A撮影」メニューの「D-Range設定」の設定によって
変わります。
P 「ハイライト補正」がO に設定されているとき Q 「シャドー補正」がO に設定されているとき O 「ハイライト補正」と「シャドー補正」の両方がO に設定され
ているとき
「ハイライト補正」と「シャドー補正」の両方がP(オフ)に設定さ
れているときは何も表示されません。
10
デジタルズーム/インテリ ジェントズーム表示(p.82
11
メモリー状態表示(p.46
12
撮影可能枚数
13
バッテリー残量表示(p.39
14
フォーカスフレーム(p.70
15
現在の日時(p.52
16
露出補正値(p.112
17
日付写し込み設定中(p.123
18
ワールドタイム設定中(p.197
24
4の表示は次のように変わります。
fA 撮影」メニューの「手ぶれ補正」がP(オフ)に設定され
ていて、シャッターボタンを半押しし、手ぶれの危険性がある とき
M「手ぶれ補正」がOに設定されているとき56は、シャッターボタンを半押ししたときのみ表示されます。 ※ 9は、フォーカスモードが=に設定されているときにオートマクロ
機能が作動するとqが表示されます(p.107)。 ※ 撮影モードによっては表示されない情報もあります。
25
静止画撮影モード ヒストグラム+情報表示/情報表示なし
F 3 .5
1 / 25 0
3 8
200
+ 1 .0
+ 1 .0
A A A
A
「ヒストグラム+情報表示」ではA1 A18B1が表示されます。「情報
表示なし」ではB1のみ表示されます。
A5 A6 A7 A9A8
38
38
10
200
200
A10 A11
M
A12 A13 A14 A15
1 2 3
B1
4
B2
1/250
B3
1/250 F3.5
F3.5
+1.0
+1.0
+1.0
A16
A17 A18
A1
撮影モード(p.73
A2
顔認識アイコン(p.76
A3
D-Range設定(p.113
A4
手ぶれ警告アイコン(p.119
A5
ストロボモード(p.105
A6
ドライブモード(p.95p.96 p.98
A7
フォーカスモード(p.107
A8
デジタルズーム/インテリ ジェントズーム表示(p.82
A9
メモリー状態表示(p.46
A10
撮影可能枚数
A11
バッテリー残量表示(p.39
A12
記録サイズ(p.110
A13
ホワイトバランス(p.114
A14
測光方式(p.116
A15
感度(p.117
A16
ヒストグラム(p.30
A17
露出補正値(p.112
A18
日付写し込み設定中(p.123
B1
フォーカスフレーム(p.70
B2
シャッタースピード
B3
絞り値
A3の表示は、「A 撮影」メニューの「D-Range設定」の設定によっ
て変わります。
P 「ハイライト補正」がO に設定されているとき
Q 「シャドー補正」がO に設定されているとき
O 「ハイライト補正」と「シャドー補正」の両方がO に設定され
ているとき
「ハイライト補正」と「シャドー補正」の両方がP(オフ)に設定さ
れているときは何も表示されません。
26
A4の表示は次のように変わります。
fA 撮影」メニューの「手ぶれ補正」がP(オフ)に設定され
ていて、シャッターボタンを半押しし、手ぶれの危険性がある とき
M「手ぶれ補正」がOに設定されているときB2B3は、シャッターボタンを半押ししたときのみ表示されます。 ※ 撮影モードがb(オートピクチャー)のときは「情報表示なし」で
も、シャッターボタンを半押しすると、A1の位置に選択されたモー
ドが表示されます(p.78)。 ※ 撮影モードによっては表示されない情報もあります。
27
Qモードの表示
F3 .5
1/ 25 0
10 0
00 38
14 :2 5
200
20 09 /0 8/0 8
10 0
00 38
14 :2 5
20 09 /0 8/0 8
再生時には、撮影したときの画像の情報が表示されます。4/W ボタンを押すと、表示が切り替わります。
通常表示
-
100
100-0038
0038
2009/08/08
2009/08/08
14:25
14:25
༎༎༎
OK
ヒストグラム+情報表示
-
100
100-0038
0038
10
M
200
200
1/250
1/250 F3.5
F3.5
情報表示なし
༎༎༎
2009/08/08
2009/08/08
14:25
14:25
OK
OK
28
༎༎༎
Loading...
+ 234 hidden pages