Professional
テクニカルガイド
‒便利な機能‒
Revision 2.0
目次
操作性向上編
ボタンによく使う機能を割り当てたい
よく使うメニュー画面をワンタッチで表示させたい
撮影場面に応じたフォルダーをあらかじめ作成しておきたい
●
野球のイニングごとにフォルダーを分けて撮影する
撮影編
露出などの設定をワンタッチで切り換えたい
●
登録できる機能について
●
機能を登録する手順
●
おすすめのシチュエーションについて
ホワイトバランスについてもっと知りたい
●
ホワイトバランスの設定について
●
電球色照明下でのオートホワイトバランスの
オプションについて
●
プリセットマニュアルデータの取得について
シャッタースピードと絞り値を
維持して適正露出で撮影したい
白とびや黒つぶれを抑えて撮影したい
多重露出で[合成モード]の効果が知りたい
連写時の露出を安定して撮影したい
フリッカー現象の影響を低減して撮影したい
.............
................
........................
.............................................................................
.......................................................................................
................................................
............................
..........................................................
.................................................
..................................
.......................................
................................
.......................
...................................
2
....................
5
6
10
...
12
12
15
16
16
17
19
24
24
26
27
28
29
30
31
...
32
撮影音を抑えて撮影したい
●
静音撮影と無音撮影の違い
●
静音撮影
...............................................................................................................
●
無音撮影
.........................................................................
●
動画から静止画を作成する
レンズのVRの
●
SPORT
●
SPORT
再生編
必要な画像を素早く探したい
●
画像を右手で素早く表示させるには
●
画像を素早く探すには
●
ピントを素早く確認するには
●
必要な画像に印をつけるには
SPORT
モードの特長
モードと
ネットワーク編
ネットワーク接続を素早く行いたい
送信できている画像なのかをパソコン上で確認したい
画像に
著作権情報を添付したい
●
●
情報、画像コメント、
IPTC
サーバーモードの「文字情報編集」について
HTTP
プリセットについて
IPTC
................................................
........................................................................
........................................................................
モードについて詳しく知りたい
.....................................................................................
モードの使い分け
NOMAL
....................................
.............................................
.....................................................
.............................................
...................................................................
...................................................................
.....................................
................................................
............................................................................
........
..........
.....................
35
35
36
37
37
40
41
42
43
44
45
46
48
50
53
54
55
56
56
57
3
アクセサリー編
複数のカメラのシャッターをリモートできりたい
(連動レリーズ機能)
●
連動レリーズモード設定について
●
連動レリーズで撮影した画像の送信について
付録
D5とD4S
●
背面左側
●
背面下部
●
背面右側
●
正面
●
上面左側
●
上面右側
●
表示パネルの
.......................................................
..........................................................
のボタンや表示などの違いについて
...............................................................................................................
...............................................................................................................
...............................................................................................................
........................................................................................................................
...............................................................................................................
...............................................................................................................
感度と撮影コマ数表示
ISO
4
..................................
..................
...........................................
59
60
60
63
65
66
66
67
67
68
68
69
70
操作性向上編
5
ボタンによく使う機能を割り当てたい
このカ メラに 装備されて いるFn(ファ
ンクション)などのボタンは、カスタム
メニ ュ ーf1[カ ス タムボ タ ンの機 能 ]
で自分の好 みの 機能 を割 り当てること
が可能です。メニューにアクセスするこ
となく、ボタン操作だけで機能を切り替
えられるため、操作性が向上します。
ボタンを押したときの機能
機能を割り当てられるボタンは次の通りです。
•
プレビューボタン
0
ボタン
v Fn1
ボタン
x Fn2
縦位置Fnボタン
s
ボタン
z Fn3
ボタン
V AF-ON
サブセレクター中央
8
縦位置
l
レンズのフォーカス作動ボタン
S
(フォ ーカス 作動設 定スイッチがあ
るレンズを装着し、スイッチが
に設定されている場合に、レンズの
フォーカス作動ボタンを押したとき
の機能を設定できます。)
AF-ON
ボタン
AF-L
6
各ボタンに割り当てられる機能は次の通りです。
•
A
フォーカスポイント
K AF
q
AF
プレビュー ● ● ● ● ●
q
r FV-L
B AE-L/AF-L
C AE-L
D
AE-L
EAE-L
F AF-L
A AF-ON
hI
1BKT
プラス
4
マルチパターン測光簡易設定
L
中央部重点測光簡易設定 ● ● ● ● ●
M
スポット測光簡易設定 ● ● ● ● ●
N
ハイライト重点測光簡易設定
t
ファインダー内格子線表示
b
ファインダー内水準器 ● ● ● ● ●
!
高速連続撮影14コマ(
u
連動レリーズ切り換え ● ● ● ● ●
c
マイメニュー ● ● ● ● ●
%
マイメニューの
3
トップ項目先へジャンプ
UT
ネットワーク接続 ● ● ● ●
再生 ● ● ● ● ●
K
撮影機能の呼び出し ● ● ● ● ● ● ●
i
エリアモード ● ● ● ● ● ● ●
エリアモード
(レリーズでリセット)
(ホールド) ● ● ● ● ● ● ●
発光禁止/許可切換 ● ● ● ● ●
自動連写 ● ● ● ●
記録 ● ● ● ● ●
RAW
● ● ● ● ● ●
● ● ● ● ● ● ●
+AF-ON
● ● ● ● ●
● ● ● ● ● ● ●
● ● ● ● ● ● ●
● ● ● ● ● ● ●
● ● ● ● ● ● ●
● ● ● ● ● ● ●
● ● ● ● ●
● ● ● ● ●
● ● ● ● ●
)
● ● ● ● ●
MUP
● ● ● ● ●
プリセット
0 v x s z V 8 l S
7
ボタンによく使う機能を割り当てたい
音声メモ ●
b
レーティング ●
c
フォーカスポイント中央
J
リセット
G AF-ON
ボタンと同じ ●
設定しない ● ● ● ● ● ● ● ●
ボタンを押しながら
●
コマンドダイヤルを回したときの機能
機能を割り当てられるボタンは次の 通りです。 割り当て を設定
•
したいボタンの項目を選んで、マルチ セレクタ ーの中央 を押し
てください。
プレビューボタン
0
ボタン
v Fn1
ボタン
x Fn2
縦位置Fnボタン
s
サブセレクター中央
8
ボタン
n BKT
動画撮影ボタン
Q
※ ライブビューセ レクターがCの場合に、動画撮影ボタンを押
しながらコマンドダイヤルを回したときの機能を設定できます。
+y
+y
+y
+y
+y
+y
+y
※
8
0 v x s z V 8 l S
各ボタンに割り当てられる機能は次の通りです。
•
撮像範囲選択 ● ● ● ● ● ●
1wyt 9 nQ
J
シャッタースピードと絞り値の
$
ロック
シャッター・絞り値1段選択
v
手動設定済みレンズの選択 ● ● ● ● ●
w
アクティブD-ライティング設定 ● ● ● ●
y
露出ディレーモード ● ● ● ●
z
静止画撮影メニュー切り換え ● ● ● ● ● ●
n
感度
9
ISO
露出モード ● ●
v
露出補正 ●
E
測光モード ●
w
オートブラケティング ●
t
多重露出 ●
$
(ハイダイナミックレンジ) ●
2 HDR
設定しない ● ● ● ● ● ● ●
押し時の動作とコマンドダイヤル併用時の動作が
併用できない場合
[プレビューボ タン]と[プレビ ューボタン
同じボタンに押 し時の動作とコ マンドダイヤル併用時 の動作
を設定できるボ タンでは、両方の機能を同時に 設定できない
場合があります。 その場合は後に設定された機 能が有効にな
り、先に設定していた内容が[設定しない]に変更されます。
● ● ● ● ● ●
● ● ● ●
●
]のように、
+y
9
よく使うメニュー画面を
ワンタッチで表示させたい
カスタ ムメ ニューf1[カス タム ボタン
の機能]で[0プレビューボタン]に[マ
イメニューのトップ項目先へジャンプ]
を割り 当てておくと、Pvボタン を押し
てマイメニ ュー の最 上位 に登録してあ
るメニュー 画面 を表 示さ せることがで
きます。カス タムボタンに直接割り当てられない機能でも、ワン
タッチでメニュー項目を表示させることが可能です。
ここでは例として、 マイメニューのトップ項目に[記録フォル
•
ダー設定]を登録します。
マイメニュー[マイメニュー登録]
1
の[静止画撮影メニュー]で[記
録フォル ダー 設定 ]を 選ん で
ボタンを押す
[登録位置設定]で一番上の位置
2
を選ぶ
•
メニューの並び順は[登録項目
の順序変更]で後から変更する
ことも可能です。
J
10
カス タムメ ニュ ーf1[カ スタム
3
ボタンの機能]で[0プレビュー
ボタン]を選ぶ
•
ボタ ン、
Fn1
置Fnボタ ン、サ ブセレ クタ ー
中央にもこの機能を割り当てら
れます。
[マイメニューのトップ項目先へ
4
ジャンプ]を割り当てる
•
撮影時、再生時、メニュー表示時にPvボタンを押すと[記録フォ
ルダー設定]の設定画面が表示されます。
ボタ ン、 縦 位
Fn2
11
撮影場面に応じたフォルダーを
あらかじめ作成しておきたい
撮影画像は メモ リー カー ドの記録フォ
ルダー内に保存されます。このカメラ
では、フォルダー番号とフォルダーグ
ループ名を編集できるため、サッカー
の前半、 後 半、 野 球 の イ ニングな ど、
場面ごとに 名前 を変 えた フォルダーを
あらかじめ作成しておくと、撮影後の
整理がしやすくなります。
●
野球のイニングごとにフォルダーを分けて
フォルダー名
100NC_D
2015/10/15
フォルダー
番号
フォルダー
グループ名
5
撮影する
場面ごとの フォルダーを作成するには、静止画撮影メニュー[記
録フォルダー設定]の[フォルダーグループ名変更]と[フォルダー
番号指定]を使います。
回の表と裏のフォルダーを作る
1
[フォルダーグループ名変更]
1
を選び、表 を 表 す5文字の
任 意 の 文 字(
を入力してJボタンを押す
[ フ ォ ル ダ ー 番 号 指 定 ] で
2
と設定する
100
•
ボタンを押すと、「
J
フォルダーが作成されます。
12
_TOP_
100_TOP_
な ど )
」
[フォルダーグループ名変更]を選び、裏を表す5文字の
3
任意の文字(
[フォルダー番号指定]で
4
•
ボタンを押すと、「
J
•
フォル ダーグルー プ名 が異なって いても、同じ 値のフォル
ダー番号を設定することはできません。
回の表と裏のフォルダーを作る
2
[既存フォルダーから選択]で
1
2
撮影 時 は、[既存 フ ォルダ ー から選 択 ]
で場面に相当するフォルダーを選択して
撮影を行ってください。
を選択し、[フォルダー
_TOP_
番号指定]で
•
ボタンを押すと、「
J
フォルダーが作成されます。
[既存フォルダーから選択]で
を選択し、[フォルダー
_BTM_
番号指定]で
•
ボタンを押すと、「
J
フォルダーが作成されます。
•
この操作を繰り返して9回までの
表裏のフォルダーを作成します。
など)を入力してJボタンを押す
_BTM_
と設定する
101
」フォルダーが作成されます。
」
200_TOP_
201_BTM_
」
200
201
101_BTM_
と設定する
と設定する
13
14
撮影編
15
露出などの設定を
ワンタッチで切り換えたい
カスタ ムメ ニューf1[カス タム ボタン
の機能](
機能の呼び出し]を割り当てておくと、
ボタンを押している間、露出モードや
測光モードなどの設定が、あらかじめ
登 録 し た 内 容 に 変 更 さ れ ま す。 高 速
シャッターと低速シャッターを瞬時に切り替えたいときなどに便
利です。
●
次の機能を登録できます。
露出モード
•
シャッタースピード(露出モードS、M)
•
絞り値(露出モードA、M)
•
測光モード
•
露出補正
•
• ISO
- ISO
-
)で任意のボタンに[撮影
P.6
登録できる機能について
感度
感度は感度自動制御をするかどうかも登録できます。
感度自動制御をする場合、静止画撮影メニュー[
の[制御上限感度]、[M使用時の制御上限感度]、[低速限界設定]
の設定も登録されます。
ISO
感度設定]
16
●
機能を登録する手順
カメラの設定を登録したい内容に
1
変更しておく
•
露出モードや
録したい内容をあらかじめ設定
しておきます。
カス タムメ ニュ ーf1[カ スタム
2
ボタンの機能]で任意のボタンを
選んでJボタンを押す
•
ボタ ン、
Pv
タン、
AF-ON
クター中央、縦位置
レンズのフォーカス作動ボタ
ン、
ン
に割り当てられます。
•
機能は複数のボタンに割り当てることができますが、登
録できる設定は1通りのみです。
[撮影機能の呼び出し]を選んで
3
マルチセレクターの2を押す
感度など、登
ISO
ボタ ン、
Fn1
ボタン、サブ セレ
Fn2
AF-ON
ボ
ボタ
17
露出などの設定をワンタッチで切り換えたい
[登録済み設定の変更]を選んで
4
を押す
2
設定内容を確認する
5
•
手順
で2を押した時点の カ
4
メラの設定が登録内容として表
示されて いま す。[は い] を選
んでJボタンを押すと設定が
登録されます。
設定登録時のご注意
手順5の画面が表示されているときにカメラの設定を変更し
ても、登録内容には反映されません。設定内容を変更したい
場合は、[いいえ]を選んでJボタンを押し、手順4まで戻っ
てやり直してください。
[AFレンズ駆動]を[する]にした場合
[撮影機能の呼び出し]を割り当て
たボタン を押して登録した設定を
呼び出したときに、同時 にピン ト
合わせも行います。
18
●
おすすめのシチュエーションについて
この機能は次のようなシチュエーションで使用すると便利です。
明るい場所と暗い場所が混在する場合
デーゲームのサッカースタジアムや野球場な ど、日なたと日陰が
混在するような場所で撮影する場合、日陰用の 設定を登録してお
けば、被写体が日陰に入ったときもワンボタン で設定を切り換え
られます。
通常撮影時の設定例:
日陰撮影用の設定登録例:
19
露出などの設定をワンタッチで切り換えたい
シャッタースピードを素早く切り替えたい場合
モータースポーツやスピードスケートなどの競技を撮影する場合、
低速のシャッタースピードを登録しておけば、 ワンボタンで流し
撮り撮影の設定に切り換えられます。
通常撮影時の設定例:
流し撮り用の設定登録例:
20
頻繁に電光掲示板を撮影する場合、電光掲示板撮影用の低速シャッ
タースピードを登録しておくと便利です。
通常撮影時の設定例:
電光掲示板用の設定登録例:
$
%
3
3
727
21