Nikon AF-S 60 User Manual [ru]

AF-S Micro NIKKOR
60mm f/2.8
Nano Crystal Coat
使用説明書
User’s Manual Benutzerhandbuch Manuel d’utilisation Manual del usuario Anvädarhandbok Руководство пользователя Gebruikshandleiding Manuale d’uso
(P. 2–13) (PP. 14–27) (S. 28–39) (P. 40–51) (PP. 52–63) (S. 64–75) (CTP. 76–87) (P. 88–99) (PP. 100–111)
(P. 112–127)
(P. 128–139)
(P. 140–151)
ED
Jp En De Fr Es Sv Ru Nl It Ck Ch Kr
Jp
安全上のご注意
ご使用の前に「安全上のご注意」をよくお読みのうえ、正しくお使いく ださい。この「安全上のご注意」は製品を安全に正しく使用していただき、 あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に防止するために、重 要な内容を記載しています。お読みになった後は、お使いになる方がい つでも見られる所に必ず保管してください。
表示について
表示と意味は次のようになっています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重
警告
傷を負う可能性が想定される内容を示しています。 この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可 能性が想定される内容および物的損害の発生が想定される内容を示
注意
しています。
お守りいただく内容の種類を、次の絵表示で区分し、説明しています。
絵表示の例
△記号は、注意(警告を含む)を促す内容を告げるものです。図の中や近 くに具体的な注意内容(左図の場合は感電注意)が描かれています。
記号は、禁止の行為(してはいけないこと)を告げるものです。図の中
や近くに具体的な禁止内容(左図の場合は分解禁止)が描かれています。
●記号は、行為を強制すること(必ずすること)を告げるものです。図の 中や近くに具体的な強制内容(左図の場合は電池を取り出す)が描かれて います。
警告
分解したり修理・改造をしないこと
感電したり、異常動作をしてケガの原因となります。
分解禁止
落下などによって破損し、内部が露出したときは、露出 部に手を触れないこと
接触禁止
感電したり、破損部でケガをする原因となります。 カメラの電池を抜いて、販売店またはニコンサービス機関に修理を
すぐに修理依頼を
依頼してください。
2
電池を取る
すぐに修理依頼を
水かけ禁止
使用禁止
見ないこと
感電注意
放置禁止
使用注意
保管注意
移動注意
放置禁止
警告
熱くなる、煙が出る、こげ臭いなどの異常時は、速やか にカメラの電池を取り出すこと
そのまま使用すると火災、やけどの原因となります。電池を取り出 す際、やけどに充分注意してください。電池を抜いて、販売店また はニコンサービス機関に修理を依頼してください。
水につけたり水をかけたり、雨にぬらしたりしないこと
発火したり感電の原因となります。
引火・爆発のおそれのある場所では使用しないこと
プロパンガス・ガソリンなど引火性ガスや粉塵の発生する場所で使 用すると、爆発や火災の原因となります。
レンズまたはカメラで直接太陽や強い光を見ないこと
失明や視力障害の原因となります。
注意
ぬれた手でさわらないこと
感電の原因になることがあります。
製品は幼児の手の届かないところに置くこと
ケガの原因になることがあります。
逆光撮影では、太陽を画角から充分にずらすこと
太陽光がカメラ内部で焦点を結び、火災の原因になることがあります。 画角から太陽をわずかに外しても火災の原因になることがあります。
使用しないときは、レンズにキャップをつけるか太陽光の あたらない所に保管すること
太陽光が焦点を結び、火災の原因になることがあります。
三脚にカメラやレンズを取り付けたまま移動しないこと
転倒したりぶつけたりしてケガの原因になることがあります。
窓を閉め切った自動車の中や直射日光が当たる場所など、 異常に温度が高くなる場所に放置しないこと
内部の部品に悪い影響を与え、火災の原因となることがあります。
Jp
3
1.各部の名称
Jp
フード着脱指標(P.9)フォーカスリング(P.7)距離目盛(P.7)フォーカスモード切り換えス
イッチ(P.7)
レンズ着脱指標レンズマウントゴムリング
(P.6)
:
( )参照頁
A
CPU 信号接点(P.6)フード(P.9)フード取り付け指標(P.9)フードセット指標(P.9)倍率目盛(P.7)被写界深度目盛(P.7)距離目盛基準線(P.7)
B
C
4
2.使用できる機能
カメラによって使用できる機能には制限・制約がありますので、カメラ の使用説明書でもご確認ください。
カメラ
FX フォーマット/ DX フォーマットの ニコンデジタル一眼レフカメラ
F6、F5、F100、F80 シリーズ、 ニコン U2、ニコン U
プロネア 600i、プロネア S F4 シリーズ、F90X シリーズ、
F90 シリーズ、F70D ニコン Us、F60D、F50D、
F-401 シリーズ F-801 シリーズ、F-601M × ○ × × F3AF、F-601、F-501、
MFカメラ(F-601M を除く)
※2
オート
フォーカス
○ ○○○
○ ○○○
○ ○○○
○ ○××
× ○ ○○○
× × ×××
○:使用可 ×:使用不可
※1
P
露出モード
SAM
※1:P にはAUTO(オート)モード、イメージプログラムモードを含
みます。
※2:M モードの設定はありません。
3.はじめに
このたびはニッコールレンズをお買い上げいただき、誠にありがとうご ざいます。このレンズは、高速で静かな AF(オートフォーカス)撮影を 可能にするレンズ内超音波モーター(サイレント・ウェーブ・モーター) 駆動方式を採用した高性能なマイクロレンズです。
■特 長
AF(オートフォーカス)撮影および MF(マニュアルフォーカス)撮
影の切り換えが簡単にできるフォーカスモード切り換えスイッチを装 備しています。
AF 撮影中にも瞬時にマニュアルフォーカスに切り換えられる「マニュ
アル優先オートフォーカス」機能を装備しています。
Jp
5
被写体までの距離情報をカメラ側に伝達する機能を備え、3D マルチ
Jp
パターン測光機能を持ったカメラとの組み合わせでは、より的確な露 出制御を実現します。
●
ニコン独自の ED(特殊低分散)ガラスによる色収差の補正とともに、 非球面レンズや良好なボケ味が得られる円形絞りの採用で、優れた光 学性能、描写性能を発揮します。
ナノクリスタルコート(NanoCrystalCoat)を一部のレンズに施し
たことで、強い太陽光が当たる屋外撮影から、スポットライトのある 室内撮影まで、クリアーで抜けの良い画像を提供します。
■ご注意
CPU 信号接点は汚さないようにご注意ください。
ニコン DX フォーマットのニコンデジタル一眼レフカメラ(D300 シ
リーズ、D7000 など)に装着すると、対角線画角は 26 30′となり、 35mm 判換算では焦点距離約 90mm 相当のレンズになります。
レンズマウントゴムリングが破損した場合は、そのまま使わずに、販
売店またはニコンサービス機関に修理を依頼してください。
ワイヤレスリモートスピードライトSB-R200 は、レンズ先端に 4 個
まで装着できます。
4.フォーカスモードの切り換え
カメラによって、フォーカスモードを選択できます。
カメラ
FX フォーマット /DX フォーマッ トのニコンデジタル一眼レフカメ ラ、F6、F5、F4 シリーズ、F100、 F90X シリーズ、F90 シリーズ、 F80 シリーズ、F70D、 ニコン U2、ニコン U、 プロネア 600i、プロネア S
ニコン Us、F60D、F50D、 F-801 シリーズ、 F-401 シリーズ、F-601M
カメラの フォーカス モード
AF
MF
AF MF
レンズのフォーカスモード
M/A M
マニュアル優先 オートフォーカス
マニュアルフォーカス
(フォーカスエイド可能:F-601
不可)
(フォーカスエイド可)
マニュアルフォーカス
(フォーカスエイド可)
マニュアルフォーカス
M
6
■ M/A(マニュアル優先オートフォーカスモード)(P.6 参照)
a
フォーカスモード切り換えスイッチを M/A にセッ
トします。
b
オートフォーカスでシャッターボタンを半押し中、
またはカメラの AF 作動ボタンを押したままフォー カスリングを回すと、マニュアルフォーカスができます。
シャッターボタンまたはカメラの AF 作動ボタンから指を離し、再
度オートフォーカス動作(シャッターボタンの半押しなど)をする と、オートフォーカスに戻ります。
Jp
5.被写界深度
被写体の前後のどの範囲が鮮明に写 るかという被写界深度の範囲は、距 離目盛基準線の両側の被写界深度目 盛が示す距離目盛で、おおよそ読む ことができます。ただし、近距離で はズレが生じるため被写界深度目盛 は使用できませんので被写界深度表
(P.156)をご覧ください。被写界深
度プレビュー(絞り込み)機構を持 つカメラでは、プレビューボタンを 押してファインダー内で被写界深度 を確認できます。
倍率目盛
距離目盛基準線 被写界深度目盛
6.撮影倍率
撮影倍率とは、フィルム面上に写された像の大きさと被写体の実際の大 きさとの比率です。たとえば実際には 5cm の長さの被写体がフィルム 面上に 1cm に写ったときの撮影倍率は 1/5 倍(1:5) といいます。 距離目盛のすぐ上の倍率目盛(オレンジ色)により、先に倍率を決めて から撮影することもできます。たとえば 1/5 倍の倍率で撮影したいとき は倍率目盛の5を距離目盛基準線に合わせ、ピントを合わせます。なお、 各撮影距離での撮影倍率については被写界深度表(P.156)をご参照 ください。
7
7.接写、複写撮影
Jp
接写、複写撮影の際は特にカメラブレに注意してください。カメラブレ を防ぐ方法として、しっかりとした三脚を用い、ケーブルレリーズ、ま たはリモートコードを併用することをおすすめします。接写撮影では、 一般に被写界深度が著しく浅くなるので、奥行きのある被写体の撮影で は、絞りを十分絞って、露出時間を長くしてください。また、写したい 部分をフィルム面(撮像素子面)と平行に置くことなどの注意も必要です。

クローズアップレンズをお使いの場合は、マニュアルフォーカスで撮 影してください。
クローズアップ
レンズ
No.5T
No.6T
No.5T+6T1⁄
撮影倍率 被写界面積(cm) 撮影距離(cm)
1
― 1.07 26.7x40.0―2.24x3.36 80.6―18.5
11.1
1
― 1.14 13.6x20.5―2.11x3.16 48.2 ―18.5
5.7
― 1.20 10.0x15.0―2.00x3.00 41.2―18.5
4.2
8.露出倍数について
レンズの F 値は無限遠での被写体の像の明るさを表しますが、撮影倍率 を上げて撮影すると像の明るさは F 値より減少します。このときの実質 的な明るさを有効F値(実効 F 値ともいいます)と呼び、実質的な明る さが減少した分だけ増やす露出の係数を露出倍数といいます。
9.有効 F 値の変化について(P.152の図参照)
このレンズは、撮影倍率が上がるに従いフィルム面上(撮像素子面)で の像の明るさは減少します。有効 F 値(実効 F 値ともいいます)は大き く(=暗く)なります。この変化量はカメラが自動的に補正するので、 露出を決める際や TTL 調光によるフラッシュ撮影で露出倍数を考慮する 必要はありません。
なお、カメラ側の外部表示パネルやファインダー内表示部で表示される 絞り値は露出倍数が自動的に補正された F 値です。
8
10.絞り値の設定
絞り値は、カメラ側で設定してください。カメラの露出(撮影)モード が A(絞り優先オート)、M(マニュアル)で絞りをセットした場合でも、 撮影距離によって有効 F 値(実効 F 値ともいいます)が変化すると、カ メラは設定した F 値を保つように、自動的に絞りを調整(最大約 1.6 段) します。
11.バヨネットフード HB-42 の取り付け、取り外し
■取り付け方
レンズ先端のフード着脱指標とフ ード取り付け指標( のいずれか)を合わせて、時計回 りにカチッと音がするまでフード を回転させ、確実に取り付けます。

フード着脱指標とフードセット 指標( を確認してください。

フードが正しく取り付けられな いと撮影画面にケラレを生じま すのでご注意ください。

フード先端を強くつかむと着脱 が困難になります。着脱の際は、フードの根元(フード取り付け指標 部分)付近を持って回転させてください。

収納時はフードを逆向きにしてレンズに取り付けられます。
)が合っていること
、2 ヵ所
■取り外し方
フードの根元(フード取り付け指標部分)付近を持ち、反時計回りにフ ードを回転させて取り外します。
フード取り付け指標
フードセット指標
フード着脱 指標
Jp
12.カメラ内蔵フラッシュ使用時のご注意
ケラレ(写真の一部に影ができる)を防止するため、レンズフードは取 り外して使用してください。
9
13.ファインダースクリーンとの組み合わせ
Jp
スクリーン
カメラ
F5+DP-30 ◎◎ ◎ ◎ ― ○◎―◎ ―
F5+DA-30 ◎◎ ◎ ◎ ― ◎―◎ ― F4+DP-20 ―◎ ◎ ― ◎◎◎― ◎ F4+DA-20 ―◎ ◎ ― ◎◎― ◎
ABCE
F6 ◎◎―◎ ― ―――◎―◎ ―
EC-B
FG1G3G4G2 J K L M P U
EC-E
■構図の決定やピント合わせの目的には
◎: 好適です ○: 視野の一部が多少見にくくなりますが、撮影結果には全く影響があ
りません。 : 各カメラに存在しないファインダースクリーンです。 空欄:使用不適当です。ただし、M スクリーンの場合、撮影倍率 1/1 倍
以上の近接撮影に用いるため、この限りではありません。
ご注意
 F6カメラでは、B、E以外のファインダースクリーンを使う場合、カ
メラのカスタムメニュー「b6:スクリーン補正」を「BorE 以外」に セットしてください。詳しくはカメラの使用説明書をご覧ください。
 F5カメラの場合、マルチパターン測光は EC-B、EC-E、B、E、J、A、
Lスクリーンのみ可能です。
上記以外のカメラで B、E スクリーンをお使いの場合は、それぞれ B、
E スクリーンの欄をご覧ください。
10
14.レンズのお手入れと取り扱い上のご注意

レンズ面の清掃は、ホコリを拭う程度にしてください。指紋がついた ときは、柔らかい清潔な木綿の布に無水アルコール(エタノール)ま たは市販のレンズクリーナーを少量湿らせ、レンズの中心から外周へ 渦巻状に、拭きムラ、拭き残りのないように注意して拭いてください。

シンナーやベンジンなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。

レンズ表面の汚れや傷を防ぐためには、NC フィルターをお使いいただ けます。また、レンズフードも役立ちます。

レンズをケースに入れるときは、必ず、レンズキャップを前後に取り 付けてください。

レンズを長期間使用しないときは、カビやサビを防ぐために、高温多 湿のところを避けて風通しのよい場所に保管してください。また、直 射日光のあたるところ、ナフタリンや樟脳のあるところも避けてくだ さい。

レンズを水に濡らすと、部品がサビつくなどして故障の原因となりま すのでご注意ください。

ストーブの前など、高温になるところに置かないでください。極端に 温度が高くなると、外観の一部に使用している強化プラスチックが変 形することがあります。
15.付属アクセサリー
62mm スプリング式レンズキャップLC-62 ●裏ぶた
バヨネットフードHB-42 ●ソフトケースCL-1018
16.別売アクセサリー
62mm ネジ込み式フィルター
17.使用できないアクセサリー
テレコンバーター:全種類
オート接写リング:PK リング全種類 ●K リング:全種類
オートリング:BR-4 ●ベローズアタッチメント:全種類
※その他のアクセサリーでも、使用できない場合があります。アクセサ
リーの使用説明書でご確認ください。
Jp
11
18.仕 様
Jp
型式:
焦点距離: 60mm 最大口径比: 1:2.8 レンズ構成: 9 群 12 枚(ED レンズ 1 枚、非球面レンズ 2 枚、
画角: 39 40󱐭···35mm 判一眼レフカメラ
26 30󱐭···DX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ  32···········IX240 カメラ
倍率目盛: 1:10 〜 1:1(等倍) 撮影距離情報: カメラへの撮影距離情報出力可能 ピント合わせ: IF(ニコン内焦)方式、超音波モーターによるオート
撮影距離目盛: ∞〜 0.185m、8in.(併記) 最短撮影距離: 撮像面から 0.185m(等倍) 絞り羽根枚数: 9 枚(円形絞り) 絞り方式: 自動絞り 絞りの範囲: f/2.8 測光方式: 開放測光 アタッチメントサイズ 大きさ: 約 73(最大径)× 89mm(バヨネットマウント基
質量: 約 425g
仕様、外観の一部を、改善のため予告なく変更することがあります。
ニコン F マウント CPU 内蔵 G タイプ、AF-S マイクロ レンズ
ナノクリスタルコート)
FX フォーマットのデジタル一眼レフカメラ
フォーカス、マニュアルフォーカス可能
32
62mm(P=0.75mm)
準面からレンズ先端まで)
12
Jp
13
Notes on Safety Operations
CAUTION
Do not disassemble
En
Touching the internal parts of the camera or lens could result in injury. Repairs should be performed only by qualified technicians. Should the camera or lens break open as the result of a fall or other accident, take the product to a Nikon-authorized service representative for inspection after unplugging the product and/or removing the battery.
Turn off immediately in the event of malfunction
Should you notice smoke or an unusual smell coming from the camera or lens, remove the battery immediately, taking care to avoid burns. Continued operation could result in injury. After removing or disconnecting the power source, take the equipment to a Nikon-authorized service representative for inspection.
Do not use the camera or lens in the presence of flammable gas
If the electronic equipment is operated in the presence of flammable gas, it could result in an explosion or a fire.
Do not look at the sun through the lens or viewfinder
Viewing the sun or other strong light sources through the lens or viewfinder could cause permanent visual impairment.
Keep out of reach of children
Particular care should be taken to prevent infants from putting the batteries or other small parts into their mouths.
14
Observe the following precautions when handling the camera and lens
• Keep the camera or lens unit dry. Failure to do so could
result in a fire or electric shock.
• Do not handle or touch the unit with wet hands. Failure
to do so could result in electric shock.
• In backlit shooting, keep the sun well out of the frame. The sunlight could focus into the lens body and cause
a fire. When the sun gets close to the frame, it can also cause a fire.
• When the lens will not be used for a long time, attach
both front and rear lens caps and store the lens away from direct sunlight. Failure to do so could result in a fire, as the lens might focus sunlight onto an object.
En
15
1. Nomenclature ( ): Reference page
1
Lens hood mounting index
(p.22)
2
En
Focus ring (p.19)
3
Distance scale
4
Focus mode switch (p.19)
5
Mounting index
6
Lens mount rubber gasket
(p.18)
A
7
CPU contacts (p.18)
8
Lens hood (p.22)
9
Lens hood attachment index
(p.22)
0
Lens hood setting index (p.22)
!
Reproduction ratio scale (p.20)
@
Depth-of-field indicators (p.20)
#
Distance index line (p.20)
B
C
16
2. Usable cameras and available functions
There may be some restrictions or limitation for available functions. Refer to your camera User’s Manual for details.
Exposure
Cameras
Nikon digital SLR (Nikon FX/DX format) cameras
F6, F5, F100, F80-Series/N80-Series*, F75-Series/N75-Series*, F65-Series/ N65-Series*
Pronea 600i/6i*, Pronea S* F4-Series, F90X/N90s*,
F90-Series/N90*, F70-Series/N70* F60-Series/N60*,
F55-Series/N55-Series*, F50-Series/N50*, F-401x/N5005*, F-401s/N4004s*, F-401/N4004*
F-801s/N8008s*, F-801/N8008*, F-601M/N6000*
F3AF, F-601/N6006*, F-501/N2020**, Nikon MF cameras (except F-601 N6000*)
: Possible —: Impossible * Sold exclusively in the USA
** Sold exclusively in the USA and Canada *1 P includes AUTO (General-Purpose Program) and Vari-
Program System.
*2 Manual (M) is not available.
2
M/
Autofocus




————
mode
*1
P
6$0
——


——
En
17
3. Introduction
Thank you for purchasing the AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED lens. This is a high-performance Micro lens featuring high-speed Internal Focusing (IF) mechanisms. It
En
also employs a Silent (S) Wave Motor to drive the focusing mechanism.
Major features
• Autofocus (A) or manual (M) mode can easily be selected
with the Focus mode switch.
• Autofocusing with manual override is provided, allowing
instant change from autofocusing to manual focusing.
• More accurate exposure control is possible when this
is mounted on a Nikon camera having 3D color Matrix Metering capability, because subject distance information is transferred from the lens to the camera body.
• The use of two aspherical and one ED (extra-low
dispersion) lens elements ensures sharp pictures virtually free of color fringing. Also, by utilizing a 9-blade diaphragm that produces a nearly circular aperture, out­of-focus images in front of or behind the subject are rendered as pleasing blurs.
• The Nano Crystal Coat deposited on some of the
lens elements ensures that fine, clear images can be reproduced under various shooting conditions, from the sunny outdoors to spotlighted interior scenes.
Important
• Be careful not to soil or damage the CPU contacts.
• When mounted on Nikon digital SLR (Nikon DX format)
cameras, such as the D300-Series and D7000, the lens’ picture angle becomes 26°30’ and its 35 mm equivalent focal length is approx. 90 mm.
• If the lens mount rubber gasket is damaged, be sure to
visit the nearest Nikon authorized dealer or service center for repair.
• A total of four Wireless Remote Speedlights SB-R200 can
be attached to the front of the lens.
18
4. Focusing
Set your camera´s focus mode selector according to this chart.
Cameras
Nikon digital SLR (Nikon FX/DX format) cameras F5, F4-Series, F100, F90X/N90s*, F90-Series/N90*, F80-Series/N80-Series*, F75-Series/N75-Series*, F70-Series/N70*, F65-Series/N65-Series*, Pronea 600i /6i*, Pronea S
F55-Series/N55-Series*, F60-Series/N60*, F50-Series/N50*, F-801s/N8008s*, F-801/N8008*, F-601M/N6000*, F-401x/N5005*, F-401s/N4004s*, F-401/N4004*
Autofocus with manual override (M/A mode)
a
Set the focus mode switch to “M/A”.
b
You can manually override autofocus
by operating the focus ring while lightly depressing the shutter release button or the AF start button on the camera.
• To cancel manual override, remove your finger from the
shutter release button or the AF start button on the camera, and lightly depress the shutter release button to return to the autofocus mode.
Camera’s focus mode
, F6,
* Sold exclusively in the USA
Lens’ focus mode
M/A M
Autofocus with
AF
manual priority
Manual focus
MF
(Focus assist is available.)
Manual focus
AF
(Focus assist is
MF
available, except with the F-601M/N6000*.)
Manual focus (Focus assist is available.)
En
19
5. Depth of field
The depth-of-field indicators are engraved beside the distance index line. At close
En
distances, however, so little is in focus that it may be better to check the depth of field table (on page 156). If your camera has a depth-of-field preview button or lever, use it to check the depth of field in the viewfinder.
6.
Focusing at a predetermined reproduction ratio
The reproduction ratio is the relation between the size of the image recorded on film and the actual subject size. If, for example, the image on the focusing screen is one-fifth the actual subject size, the reproduction ratio is 1:5. To photograph at a predetermined reproduction ratio, use the following procedure:
a
Manually turn the focus ring until the desired
reproduction ratio scale number is aligned with the distance index line.
b
Aim at the subject, then change your position, moving
closer to or farther away from the subject, until the
image in the viewfinder sharpens. To obtain the appropriate reproduction ratio for each focused distance, see the table on page 156.
7.
Notes on close-up photography and duplication work
Camera shake
The AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED provides such exceptionally high image magnification that even the slightest movement during shooting can cause the image to blur. Be sure to mount the camera on a tripod and use a cable release or remote cord to release the shutter.
Reproduction ratio scale
Depth-of-field indicators
Distance index line
20
Close working distance
At the high reproduction ratios used in close-up shooting, the depth of field is very shallow. To ensure greater depth of field, stop down the lens, then carefully position the camera to ensure the most important surface of the subject is in the same zone of sharp focus.
• Use manual focus when using the close-up lens.
Close-up
attachment
No. 5T 1/11.1–1.07
No. 6T 1/5.7 –1.14
No. 5T + 6T 1/4.2 –1.20
8.
Exposure factor
The f-number of a lens indicates brightness of the image formed by the lens set at “infinity” shooting distance. The higher the reproduction ratio is, the more the brightness of the image will decrease. The actual brightness of the image is called the “effective f-number,” and the exposure compensation value for the change of the effective f-number is called the “exposure factor.”
9.
Effective f-number variation (P. 152)
With this lens, the higher the reproduction ratio is, the more the brightness of the image on the film (image sensing device) will decrease and the effective f-number will increase (the amount of light that comes through the lens´ aperture will decrease). This variation is automatically compensated for by the camera´s exposure meter, so the user can determine exposure or operate TTL flash shooting without having to consider the exposure factor. The f-number displayed in the camera´s LCD panel or viewfinder is the value automatically compensated.
Reproduction
ratio
Subject field
(cm/inch)
26.7 x 40.0 – 2.24 x 3.36 /
10.50 x 15.70 – 0.88 x 1.32
13.6 x 20.5 – 2.11 x 3.16 /
5.35 x 8.07 – 0.83 x 1.24
10.0 x 15.0 – 2.00 x 3.00 /
3.93 x 5.90 – 0.79 x 1.18
Focused distance
(cm/inch)
80.6 – 18.5 /
31.7 – 7.3
48.2 – 18.5 /
19.0 – 7.3
41.2 – 18.5 /
16.2 – 7.3
En
21
10.
Setting the aperture
Set the aperture on the camera body. When exposure (or shooting) mode is set at “A” (Aperture Priority auto) or “M” (manual), the camera will control to maintain the
En
predetermined f-number (up to approx. 1.6 stops) as the effective f-number varies with shooting distance.
11. Using bayonet hood HB-42
Attaching the hood
Align the lens hood attachment index ( the hood (either one of the two indexes) with the lens hood mounting index on the lens, and turn the lens hood clockwise until it click stops to secure.
• Make sure that the lens
hood mounting index aligns with the lens hood setting index (
• If the lens hood is not correctly attached, vignetting can
occur.
• To facilitate attachment or removal of the hood, hold
it by its base (around the lens hood attachment index) rather than its outer edge.
• To store the lens hood, attach it in the reverse position.
Detaching the hood
While holding the base of the hood (near the lens hood attachment index) rather than its outer edge, turn it counterclockwise to detach.
12.
Flash pictures using cameras with a built-in flash
To prevent vignetting, do not use a lens hood.
) on
).
Lens hood attachment index
Lens hood setting index
Lens hood mounting index
22
13. Recommended focusing screens
Various interchangeable focusing screens are available for certain Nikon SLR cameras to suit any picture-taking situation. The ones recommended for use with this lens are:
Screen
Camera
F5+DP-30
F5+DA-30
F4+DP-20
F4+DA-20
: Excellent focusing
: Acceptable focusing
Slight vignetting or moiré patterns appear in the viewfinder, but not on the film.
: Not available. Blank box means not applicable. Since type M screen can be used for both macro photography at a magnification ratio of 1:1 or above and for photomicrography, it has different applications than other screens.
Important
• For F6 cameras, when using screens other than type B or
E, “Other screen” must be selected in Custom Setting. Refer to camera's User's Manual for details.
• For F5 cameras, only EC-B, EC-E, B, E, J, A, L focusing
screens are usable in Matrix Metering.
• When using the B and E focusing screens in cameras
other than those listed above, refer to the columns for the B and E screens.
ABC E
F6
EC-B
FG1G3G4G2 J K L M P U
EC-E
En
23
14. Lens care
• Clean the lens surfaces with a blower brush. To remove
dirt and smudges, use a soft, clean cotton cloth or lens tissue moistened with ethanol (alcohol) or lens cleaner.
En
Wipe in a circular motion from center to outer edge, taking care not to leave traces or touch other parts of the lens.
• Never use thinner or benzene to clean the lens as
this might damage it, result in a fire, or cause health problems.
• To protect the front lens element, an NC filter is available.
A lens hood also helps protect the front of the lens.
• When storing the lens in its lens case, attach both front
and rear caps.
• When the lens will not be used for a long time, store it
in a cool, dry place to prevent mold. Also store the lens away from direct sunlight or chemicals such as camphor or naphthalene.
• Do not get water on the lens or drop it in water as this
will cause it to rust and malfunction.
• Reinforced plastic is used for certain parts of the lens. To
avoid damage, never leave the lens in an excessively hot place.
15. Standard accessories
• 62mm snap-on front lens cap LC-62 • Rear lens cap
• Bayonet hood HB-42 • Flexible lens pouch CL-1018
16. Optional accessories
• 62mm screw-in filters
17. Incompatible accessories
• Teleconverters
• Auto Ring BR-4 and all models of Auto Extension Ring
PK, K Ring and Bellows focusing attachment. Other accessories may not be suitable for use with this lens. For details, carefully read your accessories user’s manual.
24
18. Specifications
Type of lens: G-type AF-S Micro NIKKOR lens
Focal length: 60 mm Maximum
aperture: Lens
construction:
Picture angle: 39°40´ with 35 mm (135) format
Reproduction ratio scale:
Distance information:
Focusing: Nikon Internal Focusing (IF) system
Shooting distance scale:
Closest focusing distance:
No. of diaphragm blades:
Diaphragm: Fully automatic Aperture range: f/2.8 to f/32 Exposure
measurement:
with built-in CPU and Nikon bayonet mount
f/2.8
12 elements in 9 groups (1 ED, 2 aspherical and some Nano Crystal Coat-deposited lens elements)
Nikon film SLR cameras and Nikon FX format digital SLR cameras 26°30´ with Nikon DX format digital SLR cameras 32° with IX240 system cameras
1:10 to 1:1 (life-size)
Output to camera body
(utilizing an internal Silent Wave Motor); manually via separate focus ring
Graduated in meters and feet from
0.185 m (8 in.) to infinity (෱)
0.185 m (0.6 ft) from focal plane (life­size)
9 pcs. (rounded)
Via full-aperture method
En
25
Attachment size: 62 mm (P = 0.75 mm) Dimensions: Approx. 73 mm dia. x 89 mm
En
Weight: Approx. 425 g (15.0 oz)
Specifications and designs are subject to change without any notice or obligation on the part of the manufacturer.
(extension from the camera´s lens mount flange)
26
En
27
Hinweise für sicheren Betrieb
ACHTUNG
Nehmen Sie das Objektiv nicht auseinander
Beim Berühren der Innenteile von Kamera oder Objektiv droht Verletzungsgefahr. Überlassen Sie Reparaturen unbedingt ausschließlich qualifizierten Technikern. Kommt es durch einen heftigen Stoß (z. B. Fall auf den Boden) zu einem Bruch von Kamera oder Objektiv, so trennen Sie zunächst das Produkt vom Stromnetz bzw. entnehmen die Batterie(n) und
De
geben es dann an eine autorisierte Nikon-Servicestelle zur Überprüfung ab.
Schalten Sie die Kamera bei einer Fehlfunktion sofort aus
Entnehmen Sie bei Entwicklung von Rauch oder ungewöhnlichem Geruch durch Kamera oder Objektiv sofort die Akkus/Batterien. Gehen Sie dabei vorsichtig vor, denn es besteht Verbrennungsgefahr. Bei einem Weiterbetrieb unter diesen Umständen droht Verletzungsgefahr. Geben Sie das Gerät nach Entnahme der Akkus/Batterien bzw. nach Trennung vom Netzadapter an eine autorisierte Nikon-Servicestelle zur Überprüfung ab.
Verwenden Sie Kamera oder Objektiv nicht in der Nähe von brennbarem Gas
In der Nähe von brennbarem Gas sollten Sie niemals elektronische Geräte in Betrieb nehmen. Es besteht Explosions- und Brandgefahr.
Schauen Sie niemals durch Objektiv oder Sucher in die Sonne
Beim Betrachten der Sonne oder anderer starker Lichtquellen durch Objektiv oder Sucher droht eine permanente Schädigung des Sehvermögens.
Achten Sie darauf, dass Kamera und Zubehör nicht in die Hände von Kindern gelangen
Es ist unbedingt dafür zu sorgen, dass Kleinkinder keine Batterien oder andere kleine Teile in den Mund nehmen können.
Beachten Sie beim Umgang mit Kamera und Objektiv unbedingt die folgenden Vorsichtmaßnahmen:
• Halten Sie Kamera oder Objektiv stets trocken. Andernfalls droht Brand-
oder Stromschlaggefahr.
• Handhaben oder berühren Sie die Komponente keinesfalls mit nassen
Händen. Andernfalls droht Stromschlaggefahr.
• Achten Sie bei Gegenlichtaufnahmen darauf, dass sich die Sonne nicht im
Bildfeld befindet. Das Sonnenlicht könnte in gebündelter Form in das Objektivgehäuse geleitet werden und einen Brand verursachen. Auch wenn sich die Sonne zu nahe am Bildfeld befindet, kann es zu einem Brand kommen.
• Bringen Sie vor einem längeren Nichtgebrauch des Objektivs den vorderen
und hinteren Deckel an und bewahren das Objektiv geschützt vor direkter Sonnenlichteinwirkung auf. Andernfalls droht Brandgefahr wegen möglicher Fokussierung von Sonnenlicht auf Gegenstände.
28
1. Nomenklatur ( ): Seitennummer
1
Montagemarkierung für
Gegenlichtblende (S.35)
2
Entfernungseinstellring (S.32)
3
Entfernungsskala
4
Fokusschalter (S.32)
5
Montagemarkierung
6
Dichtungsmanschette (S.31)
7
CPU-Kontakte (S.31)
8
Gegenlichtblende (S.35)
9 Montagemarkierung der
Gegenlichtblende (S.35)
0 Kontrollmarkierung der
Gegenlichtblende (S.35)
!
Skala für Abbildungsmaßstab (S.32)
@
Tiefenschärfemarkierungen (S.32)
# Markierung für Entfernungsskala (S.32)
A
De
B
C
29
2. Verwendbare Kameras und verfügbare
Funktionen
Möglicherweise gibt es hinsichtlich der verfügbaren Funktionen Einschränkungen. Informationen hierzu finden Sie im Benutzerhandbuch zu Ihrer Kamera.
De
Nikon Digital-SLR-Kameras (Nikon FX/DX-Format)
F6, F5, F100, F80-Serie, F75-Serie, F65-Serie Pronea 600i, Pronea S* F4-Serie, F90X, F90-Serie, F70-Serie F60-Serie, F55-Serie, F50-Serie,
F-401x, F-401s, F-401 F-801s, F-801, F-601M F3AF, F-601, F-501
Nikon MF Kameras (außer F-601
*1 P schließt die Automatik (AUTO) und Motivprogramme mit ein. *2 Manuelle Belichtungssteuerung (M) nicht möglich.
Kameras
2
Autofokus
M)
Belichtungssteuerung
 
 
 

————
: Möglich —: Nicht möglich
*1
P
6$0
——


——
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