Honda FAZE (2009) User guide

Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて
お買いあげになりましたら、 販売店にて
★★
この取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を 受取り、下記の説明を受けてください。
お車の正しい取扱いかた 保証内容と保証期間 点検・整備について 車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
Honda
運転免許について
この車を一般公道で運転するには、運転免許が必 要です。ご自身の免許で運転できるか、確認してく ださい。
この車の排気量: 排気量により必要な免許が異なります。 この車の乗車定員は、運転者を含め2人です。
248 cm
(cc)
お車について
排出ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
(型
FAZE FAZE ABS FAZE TYPE-S
平成18年排出ガス規制適合車
JBK MF11
(型
JBK MF11
(型
JBK MF11
連動ブレーキシステム(16ページ参照)
アンチロックブレーキシステム()
(17ページ参照) 〈 に装備〉
FAZE ABS
Honda S
に装備〉
マチック(18ページ参照)
FAZE TYPE-S
ABS
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、
安全な運転のしかた、簡単な点検の方法などに ついて説明してあります。
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メン
テナンスを安全に行うために」は重要ですので、 しっかりお読みください。 車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自
の装備や取扱いがありますので、運転する前に 必ずこの取扱説明書をお読みください。 また、メンテナンスノートもぜひお読みくださ い。 車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書お
よびメンテナンスノートをお渡しください。 車の仕様、その他の変更により、この本の内容と
実車が一致しない場合があります。ご了承くだ さい。 この取扱説明書は、 を中心に説明し
てあります。
販売店で取付けられた アクセサリ
Honda Honda
ーなどの取扱いについては、その商品に付属の 取扱説明書をお読みください。
FAZE ABS
安全に関する表示について取扱説明書について
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のある
こと」を回避方法と共に、下記の表示で記載して います。これらは重要ですので、しっかりお読み ください。
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または 重大な傷害に至る可能性がある もの
指示に従わないと、傷害を受け る可能性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただき たいこと 知っておいていただきたい こと 知っておくと便利なこと
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・触媒装置について ・13
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・連動ブレーキシステム ・16
Honda S
Honda S
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・表示灯 ・20
Honda S
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マチック ・18
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マチック ・18 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各モードの切換え ・19
・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・モードボタン ・25
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リセットボタン ・25
・・・・・・アンチロックブレーキシステム() ・17
ABS
・・DモードとAモード、S7モードの切換え ・21
・・・・・・・・・マチックが故障したとき ・24
・・・・・・・・・・・エンジン回転計(タコメータ) ・26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料計 ・26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスプレイ ・27
・・・・・・・・・・・・・速度計(スピードメータ) ・27 ・・・・・・・・・・・・・積算距離計(オドメータ) ・28
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時計 ・30
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯・表示灯 ・32 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・油圧警告灯 ・32 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水温警告灯 ・33
PGM-FI
アンチロックブレーキシステム
ABS
前照灯上向き表示灯
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯 ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・()警告灯 ・35
・・・・・・・・・・・エンジンオイル交換時期表示 ・36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・37
・・・・・・・・・区間距離計(トリップメータ) ・28
・・・・・・・(ハイビームパイロットランプ) ・37
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・38
前照灯上下切換えスイッチ
・・・・・・・・・・・・・・・エンジンストップスイッチ ・41
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・43
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・43
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・45
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・45
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャッター ・46
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・47
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・48
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・右インナーボックス ・49 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・左インナーボックス ・50
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラゲージボックス ・52
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類・携帯工具入れ ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・55
・・・・・(ヘッドライト上下切換えスイッチ) ・40
・・・非常駐車灯スイッチ(ハザードスイッチ) ・44
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタートするとき ・62
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい走りかた ・64
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの使いかた ・65
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・止まりかた ・67
・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・70
・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・73 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・75 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・80
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・右ブレーキレバー ・80 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・左ブレーキレバー ・82
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・84
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空気圧の点検 ・84
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・亀裂と損傷の点検 ・85 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・異状な摩耗の点検 ・86
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝の深さの点検 ・86
・・・・・・・・・・・交換タイヤの選択について ・87
目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルの補給 ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・93
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水量の点検 ・93
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水の補給 ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・96
・・・・・・・・・バッテリターミナル部の清掃 ・97
・・・・・・・・・・・・バッテリの取付け、取外し ・98
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・100
・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズの点検、交換 ・100
・・・・・・・・・・・・・・・・ファイナルギヤオイル ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル漏れの点検 ・104
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・105
・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・105
・・・・・・・クリップの取外し、取付けかた ・107
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・108
・・・・・・・・・・・・・・・・ラバーブーツの点検 ・108
・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類の点検 ・108
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・109
・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレンの清掃 ・109
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・110
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルミ部品の取扱い ・113
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シートの取扱い ・113
・・・・・・・・・・・・・・・・・・つや消し塗装の取扱い ・114
・・・・・・・・・・・・エキゾーストパイプの取扱い ・114
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・115
・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・116
・・・・・・お車および部品等の廃棄をするとき ・116
・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・119
・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・120
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・121
・・・・・・・・・・・・・・・・・・オーバーヒートしたとき ・122
・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・123
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・124
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・126

安全運転のために

ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必 要な基本的なものです。これらの項目をいつもお 守りいただき、安全運転を心がけてください。
運転する前に
日常点検を行ってください。 車は常に清潔に手入れをし、定められた点検整 備を必ず行いましょう。 日常点検は、 ページ参照。75
定期点検を実施してください。 定期点検は、 ページ参照。
78
安全運転のために
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳 禁で行ってください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が 含まれています。エンジンは、風通しの良い場所 でかけてください。
服装
運転者と同乗者は、必ずヘルメットを着用して ください。これは、法令でも定められています。 ヘルメットの着用は、あごひもを確実に締める など、正しく行ってください。 ヘルメットは二輪車用で 、 マークか マ ークのあるものをお勧めします。頭にしっくり 合って圧迫感のないものをお選びください。 保護具や保護性の高い服を着用してください。
フェイスシールドまたはゴーグルの使用 くるぶしまで覆う靴の着用 摩擦に強い皮製の手袋の着用 長ズボンと長袖のジャケットの着用
明るく目立つ色の動きやすい服装で体の露
− 出の少ないものを着用してください。 すその広いズボンや袖口の広いジャケット
− は、ブレーキ操作などの運転動作のじゃま になり思わぬ事故の原因にもなりますので 避けてください。
PSC SG JIS
ヘルメットを正しく着用していないと、万一 の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可 能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、保 護具および保護性の高い服を着用してくださ い。
安全運転のために
乗りかた
走行中は、運転者は両手でハンドルを握り、両足 をステップに置いてください。 同乗者は、両足を後席用ステップに置き、両手で からだを保持してください。運転者は、同乗者の 乗車姿勢を確認してください。
急激なハンドル操作や、片手運転は避けてくだ さい。 これは、すべての二輪車の安全運転の原則です。
荷物
荷物を積んだときは、積まないときにくらべて 操縦安定性が変わります。積載するときは、積 み過ぎない、荷物を固定するなど十分注意し、 安全に走行してください。 ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作が できなくなる場合があります。物を置かないで ください。 ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎらな いでください。過熱によりレンズが溶けたり、荷 物等まで損傷する場合があります。
レンガや鉄片等、固くて重いものをラゲージボ ックスに入れたまま走行しないでください。積 載重量以内でもラゲージボックス本体が損傷す る場合があります。
ラゲージボックスへの最大荷物重さ; 左インナーボックスと右インナーボックスへの 合計の最大荷物重さ;
1.5 kg
10.0 kg
安全運転のために
改造
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪 化させたり、排気音を大きくしたり、ひいては車 の寿命を縮めることがあります。 不正改造は法律に触れることは勿論、他の迷惑 行為となります。 このような改造に起因する場合は、保証が受け られません。 この車は平成 年排出ガス規制適合車です。 排出ガス濃度を劣化させるような不正改造は行 わないでください。 また、マフラには排出ガスを浄化する触媒装置 が内蔵されています。 他のマフラをこの車に取付けると、排出ガス規 制に適合しなくなる可能性があります。 マフラを交換する場合は、 販売店にご相 談ください。
18
Honda
駐車
駐車するときは サイドスタンドでの駐車について
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハンド ルロックをかけ、キーを抜いてお持ちください。 チェーンロック等のご使用もおすすめします。
水平でしっかりした地面の場所に駐車してくだ さい。 交通のじゃまにならない安全な場所を選んで駐 車しましょう。 やむをえず傾斜地、砂利を敷いた所、でこぼこな 所、地面の軟らかい所等に駐車せざるを得ない ときは、車の転倒・動き出しのないよう、安全処 置に十分留意してください。
安全運転のために
マフラなどが熱くなっています。他の方が触れ ることのない場所に駐車しましょう。
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ フラ、エンジンなどに触れないでください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中およ び停止後しばらくの間は熱くなっています。 このとき、マフラ、エンジンなどに触れるとヤ ケドを負う可能性があります。
エンジン回転中および停止後しばらくの間 はマフラ、エンジンなどに触れないでくだ さい。 他の方がマフラ、エンジンなどに触れるこ とのない場所に駐車してください。

触媒装置について

触媒装置の働き
この車のマフラには、触媒装置が内蔵されていま す。 触媒装置の働きにより、排出ガスに含まれる一酸 化炭素()、炭化水素()、窒素酸化物()
CO HC NOx
3つの有害物質の排出量を低減します。
可燃物には注意を
触媒装置を大切に
《不適切な取扱いの例》
走行中にメインスイッチのキーを操作すること。 エンジンを止めるとき、空ぶかし直後にメイン スイッチのキーを切ること。
燃料は必ず無鉛ガソリンをご使用ください。 定められた点検整備を実施してください。 点火系、充電系、燃料系の不調は触媒装置に大き く影響を与えますので、エンジン不調を感じた ときはただちに 販売店で点検を受けてく ださい。
Honda

各部の名称

後席用ステップ
バッテリ(P.96) メインヒューズ(P.100) ヒューズボックス(P.100)
メインスイッチ(P.38)
モード切換えスイッチ(P.19)
FAZE TYPE-S
〈〉
右ブレーキレバー
エアクリーナ エレメント
(P.105)
ブリーザドレン
(P.109)
オイルレベルゲージ
(P.88)
ラジエータリザーバ タンク(P.93)
右インナーボックス
(P.49)
ガソリン注入口(P.57)
左ブレーキレバー
ヘルメットホルダ(P.48)
書類・携帯工具入れ(P.54)
ラゲージボックス(P.52)
左インナーボックス
(P.50)
後席用ステップ
サイドスタンド
ファイナルギヤオイル(P.102)
メインスタンド

連動ブレーキシステム

連動ブレーキシステム
左ブレーキレバーを操作すると後輪ブレーキが 作動するとともに前輪ブレーキが作動します。 右ブレーキレバーを操作すると前輪ブレーキが 作動します。
ブレーキは、右ブレーキレバーと左ブレーキレバ ーを同時に使いましょう。
ためには、右ブレーキレバーと左ブレーキレバー を同時に使う必要があります。
制動力を効果的に得る
アンチロックブレーキシステム()《》
ABS FAZE ABS
アンチロックブレーキシステム()
アンチロックブレーキシステム()は、直進制 動時のブレーキのかけすぎによる車輪ロックを 制御する装置です。
ブレーキ操作をしたとき、ブレーキレバーに反動 が生じることがあります。 これは、 が作動しているときの現象で異状で
ABS
ABS
ABS
この装置は制動距離を短くするためのもの ではありません。 を装備していない車 両と同様に、路面が滑りやすくなるほど長 い制動距離が必要になります。 車両を確実に停止させるため、低速(約
以下 では は作動せず、普通のブ
km/h ) ABS
レーキと同じ作動になります。
作動時の反動の強さは、ブレーキを操
ABS
作する力や、路面の状況によって異なりま す。 タイヤは必ず前後輪とも指定タイヤをお使 いください。サイズ(外径)の異なるタイヤ を使用すると、 が正常に機能しなくな ることがあります。
ABS
10
ABS
Honda S FAZE TYPE-S
マチック《》
Honda S
Honda S
チックモード(Dモード)、二種類の7速オートシ フトモード(Aモード/S7モード)が選択できる システムです。
オートマチックモード(Dモード)
メインスイッチをにすると、最初に選択さ れるモードです。 燃費を重視した走行が可能です。
マチック
マチックとは、電子制御によりオートマ
ON
7速オートシフトモード(Aモード/S7モード)
7速オートシフトモードには、AモードとS7モ ードがあります。 スロットルグリップの開き具合、走行速度、エンジ ンの回転数などに応じて1速〜7速の変速段が自 動的に選択されます。
Aモード
追い越し、登坂、2人乗りなど、より大きな駆動力 が必要な場合に選択してください。 駆動力を重視した力強い走行が可能です。
S7モード

各モードの切換え

下図のように各モードへ移りかわります。
モード切換えスイッチ
2321
Honda S FAZE TYPE-S
マチック《》
表示灯
《S7モード表示灯》
S7モード選択時に点灯します。
《シフトインジケータ》
Honda S
タにFの文字が点滅または点灯します。
マチック故障時には、シフトインジケー
ON
OFF
S7モード表示灯
Dモード選択時は、S7モード表示灯とシ フトインジケータが消灯します。
シフトインジケータ

DモードとAモード、S7モードの 切換え

《DモードからAモードへの切換え》
モード切換えスイッチ
シフトインジケータ
マチック《》Honda S FAZE TYPE-S
《AモードからS7モードへの切換え》
《S7モードからDモードへの切換え》
モード切換えスイッチ
シフトインジケータ
S7モード表示灯
モード切換えスイッチを押しつづけても、 連続してモード切換えを行えません。 DモードからS7モードへは直接、切換え を行えません。 DモードからAモード、AモードからS7 モードに切換えたとき、速度に合った変速 段を選択するため、エンジン回転数が多少 変動することがあります。 メインスイッチがの状態でエンジン ストップスイッチを()から
()にしたとき、常にDモードが選択さ
RUN
ON
OFF
れます。
Honda S FAZE TYPE-S
マチック《》
Honda S
マチックが故障したとき
Honda S
Honda
故障箇所に応じて、Dモード相当の走行に 固定されますが、通常走行時ほど速度はで ません。
F表示
シフトインジケータ

メータの見かた、使いかた

計器類

モードボタン

( ページ参照)に使用します。
30
ON
28

リセットボタン

区間距離計(トリップメータ)のリセット(ペー ジ参照)、時刻合わせ( ページ参照)、エンジンオ イル交換時期表示のリセット( ページ参照)に使 用します。
燃料計
30
36
エンジン回転計
(タコメータ)
リセットボタンモードボタン
29
メータの見かた、使いかた

エンジン回転計(タコメータ)

エンジンの回転数を示します。
空ぶかし及び急加速はレッドゾーンに入り やすいので特に注意してください。 レッドゾーンとはエンジンの限界回転域を 示したものです。レッドゾーン以上で使用 するとエンジン回転が不円滑になり、エン ジン寿命に悪影響を与えるだけでなく、最 悪の場合エンジンがこわれます。
燃料計
燃料タンク内のガソリンの量を示します。 指針が赤ワクに入りかけたときは、早めにガソリ ンを補給してください。 このときの燃料残量;
2.3
〈〉
FAZE, FAZE ABS
燃料計
赤ワク
〈〉
FAZE TYPE-S
燃料計 エンジン回転計
赤ワク
(タコメータ)
(タコメータ)
レッドゾーンエンジン回転計
レッドゾーン

ディスプレイ

速度計(スピードメータ)、時計、区間距離計(トリ ップメータ)、積算距離計(オドメータ)、エンジン オイル交換時期の表示を行います。
《初期表示》
メインスイッチのキーをの位置にすると、
ON
すべての表示があらわれます。
Honda
[初期表示]
約2秒後に通常表示となります。
[速度計(スピードメータ)]
走行中の速度を示します。法定速度を守り安全走 行してください。
[通常表示] 速度計
(スピードメータ)
メータの見かた、使いかた
[積算距離計、区間距離計]

積算距離計(オドメータ)

走行した総距離を の単位で示します。
km
積算距離計

区間距離計(トリップメータ)

のモードがあります。
TRIP B
表示の切換え
TRIP A
区間距離計
(TRIP A)
区間距離計
(TRIP B)
モードボタン
区間距離計のリセット
またはの状態でリセットボタ
TRIP A TRIP B
ンを2秒以上押し続けます。 リセットのときは表示されている方だけ(例えば
が表示されていればだけ)がリ
TRIP A TRIP A
セットされます。
リセットボタン
メータの見かた、使いかた
時計は12時間表示で時刻を表示します。
《時刻の合わせかた》
メインスイッチのキーを の位置にしま
1.
す。 モードボタンとリセットボタンを同時に2秒
2.
以上押し続けます。時計が時刻修正モードに 切換わり、時の表示が点滅します。
時計
モードボタン
リセットボタン
リセットボタンを押し、時を修正します。
3.[時計]
ボタンを1回押すと数字はひとつだけ進み、 ボタンを押し続けると数字が進みます。ただ し数字は12から1へ戻ります。また、
の表示は、時が11か ら12へ進むと同時
PM‘‘ON’’
に切換わります。
リセットボタン
AM
モードボタンを押し、時を決定します。その
4.
とき表示は分が点滅します。
モードボタンを押す、またはメインスイッチ
6.
を一度にしてから再度にしてく
OFF ON
ださい。表示の点滅が消え、通常表示に戻りま す。
モードボタン
リセットボタンを押し、分を修正します。
5.
ボタンを1回押すと数字はひとつだけ進み、 ボタンを押し続けると数字が進みます。ただ し数字は59か ら00に戻ります。
リセットボタン
バッテリ交換などでバッテリコードを取外し、再 び取付けたとき、表示は 1:00になります。
AM
メータの見かた、使いかた

警告灯・表示灯

油圧警告灯

エンジン回転中、エンジン内部を潤滑しているオ イルの圧力が低下すると点灯します。 エンジン回転中に点灯した場合は、ただちに安全 な場所に停車してエンジンを止め、エンジンオイ ル量を点検してください。 エンジンオイルが減っていないのに点灯している ときや、エンジンオイルを補給しても点灯すると きは、ただちに 販売店にご相談ください。 エンジンオイル量の点検は、 ページ参照。
油圧警告灯が点灯したまま走行しないでく ださい。エンジンが破損するおそれがあり ます。
Honda
88
油圧警告灯は、メインスイッチをに すると点灯し、エンジンを始動すると同時 に消灯するのが正常です。
ON
油圧警告灯

水温警告灯

メインスイッチがのとき、エンジン冷却水
ON
の温度が規定以上になると点灯します。 エンジン回転中に点灯した場合、オーバーヒート のおそれがあります。ただちに安全な場所に停車 してください。 処置手順は、 ページ参照。
122
水温警告灯が点灯したまま、走行を続ける とエンジン故障の原因となります。
高温下での長時間にわたるアイドリングに より警告灯が点灯する場合があります。こ の場合は、走行してエンジンを冷やすか、ま たはエンジンが冷えるまで停止してくださ い。
水温警告灯
メータの見かた、使いかた
警告灯
PGM-FI
Honda
ON PGM-FI
警告灯はエンジンストップスイッ
PGM-FI
チを()、メインスイッチを にすると点灯し数秒後に消灯するのが正常 です。
RUN ON
RUN
PGM-FI
警告灯
〈〉
FAZE ABS
アンチロックブレーキシステム()警告灯
警告灯は、メインスイッチをにすると点
ABS ON
運転中に点灯または点滅したとき。 メインスイッチをにしても点灯しないと き。
10km/h
なお、この場合でも通常のブレーキとしての性 能は確保されています。( としての作動はし ません)
10 km/h
ON
以上で走行しても消灯しないとき。
ABS
Honda
ABS
警告灯が消灯した状態でメインスタン
ABS
ドを立てるなどして後輪を空転させた場合、 点滅する場合があります。この場合一度メ インスイッチをにし、再度メインス イッチをにし警告灯が点灯し、
30
すれば正常です。
アンチロックブレーキシステム
()警告灯
ABS
以上の速度で走行したあとに消灯
km/h
OFF
ON
メータの見かた、使いかた

エンジンオイル交換時期表示

走行距離が初回 または、エンジンオイル 交換時期表示をリセットした時点より を 経過すると表示します。 エンジンオイル交換時期表示が現われたときが、 エンジンオイル交換の目安です。 エンジンオイルの交換は、 販売店にご相談 ください。
《エンジンオイル交換時期表示のリセット》
リセットボタンを押した状態でメインスイッ
1.
チをにし、リセットボタンを約3秒間 押し続けます。 エンジンオイル交換時期表示が消えてリセッ
2.
トされます。
1,000km
6,000km
Honda
ON
エンジンオイル交換時期表示はメインスイ
ON
ッチをにすると表示し数秒後に消え るのが正常です。 エンジンオイル交換時に必ずリセットして ください。リセットを行わないと交換時期 の目安にはなりません。
エンジンオイル交換時期表示
リセットボタン

方向指示器表示灯

方向指示器が点滅しているときに点滅します。

前照灯上向き表示灯(ハイビームパイロットラン プ)

照射角が上向きのときに点灯します。
前照灯上向き表示灯
(ハイビームパイロットランプ)
方向指示器表示灯

スイッチの使いかた

メインスイッチ

メインスイッチは電気回路の断続を行います。
OFF
LOCK
ON
OFF LOCK
メインスイッチ
キーの 位置
ON
OFF
LOCK
作用
始動・昼夜間走行
前照灯(ヘッドライト)な どが常時点灯する ホーン・方向指示器・制動 灯(ストップランプ)など が使える
停止
電気回路を全部遮断する
ハンドルのロックができる
電気回路を全部遮断する
46
キーの 脱着
抜けない
抜ける
抜ける
この車はメインスイッチをにすると 前照灯(ヘッドライト)が常時点灯します。 エンジンをかけずにの状態にしてお くと、バッテリあがりの原因となります。
車を離れるときは、ハンドルロックをかけ て必ずキーを抜いてお持ちください。 また、メインスイッチのシャッターを閉じ、 シャッターのキーもお持ちください。
ON
ON
スイッチの使いかた
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
《前照灯(ヘッドライト)の上下切換え》
前照灯上下切換えスイッチを押して行います。
(HI)
・・・・・前照灯(ヘッドライト)が上向き
(LO)
・・・・・前照灯(ヘッドライト)が下向き
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょう。
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)

エンジンストップスイッチ

エンジンストップスイッチは、転倒など非常の場 合に、手もとですぐにエンジンを止めるために設 けたものです。 通常は()の位置にしておいてくださ い。
()の位置ではエンジンはかかりませ
ん。
非常時にエンジンストップスイッチでエン ジンを停止した場合、忘れずにメインスイ ッチをにしてください。のま まにしておくと、バッテリあがりの原因と なります。
RUN
OFF
RUN OFF RUN
OFF ON
〈〉
FAZE, FAZE ABS
エンジンストップスイッチ
〈〉
FAZE TYPE-S
エンジンストップスイッチ
スイッチの使いかた

スタータスイッチ

左ブレーキを強く握った状態で、スイッチを押し ている間、スタータモータが回転し、エンジンを始 動させます。
スタータモータを連続して回転させないで ください。消費電力が多いため、バッテリが あがるおそれがあります。
エンジンストップスイッチが
()のときはスタータモータは回転し
OFF
ません。 サイドスタンド使用時、スタータモータは 回転しません。
〈〉
FAZE, FAZE ABS
スタータスイッチ
〈〉
FAZE TYPE-S
スタータスイッチ

方向指示器スイッチ

右左折する時や、進路変更する場合には方向指示 器で合図します。
《使いかた》
・・・ 左に曲がるときに操作します。 ・・・ 右に曲がるときに操作します。
方向指示器スイッチは、自動的に解除しま せん。使用後は、必ず解除してください。つ けたままにしておくと他の方に迷惑となり ます。 電球(バルブ)は、正規のワット数以外のも のを使用すると、方向指示器が正常に作動 しなくなります。必ず正規のワット数のも のを使用してください。
ON

ホーンスイッチ

メインスイッチがのとき、ホーンスイッチ を押すとホーンが鳴ります。
ホーンスイッチ
ON
方向指示器スイッチ
スイッチの使いかた
非常駐車灯スイッチ
(ハザードスイッチ)
〈〉
FAZE TYPE-S
スイッチを入れると、すべての方向指示器のラン プが点滅します。 故障等で、やむを得ず路上に駐車するときに使用 します。非常時にのみ使用してください。
《使いかた》
メインスイッチのキーを にして非常駐車灯 スイッチ(ハザードスイッチ)を押します。 解除は、非常駐車灯スイッチをもう一度押して行 います。
完全充電のバッテリでも約 分以上使用す るとバッテリ容量が低下し、エンジンの始 動ができなくなります。 非常駐車灯を使用した後は、必ずスイッチ を解除してください。解除しないと方向指 示器は作動しません。
‘‘ON’’
20
非常駐車灯スイッチ
(ハザードスイッチ)

装備の使いかた

ハンドルロック

盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドルロ ックをかけましょう。 チェーンロック等のご使用もおすすめします。
《かけかた》
ハンドルを左または右にいっぱいにきります。
1.
メインスイッチのキーをいっぱいまで押し込
2.
み、からの位置まで回します。
OFF LOCK
ロックがかかりにくい場合は、多少ハンドル
3.
を左右に動かしてください。 キーシャッターを閉じてください( ページ
4. 46
参照)。
交通のじゃまにならない安全な場所を選ん で駐車しましょう。 ハンドルが確実にロックされているか、ハ ンドルを軽く左右に動かして確認してくだ さい。
メインスイッチのキー
《かけかた》
《外しかた》
キーシャッターを開けます( ページ参照)。1. メインスイッチのキーをいっぱいまで押し込
2.
み、からに回すとロックが解
LOCK OFF
除されます。
46
《外しかた》
装備の使いかた

シャッター

盗難やいたずら防止のため、メインスイッチにシ ャッターを装備しています。車から離れるときは、 シャッターを閉じましょう。
《開けかた》
OPEN
《閉じかた》
メインスイッチのキーを抜き、シャッターのキー の突起部を溝に合わせて差し込み、の位 置まで回します。
SHUT
シャッターのキー
突起部
《開けかた》 《閉じかた》
SHUT
OPEN
シート
《開けかた》
《閉じかた》
メインスイッチのキー
シートロック
シートフック
メインスイッチのキーをシートの下に置き 忘れた状態でシートを押し下げると、自動 的にロックされ、キーを取出すことができ なくなりますのでご注意ください。 シートを閉めた後、完全にシートロックが かかったか確かめてください。 シートロックが完全にかかっていないとき は、シートロックを解除して、もう一度シー トをロックしてください。 ロックをかけないで走行すると、走行に支 障をきたすことがあります。 シートキャッチ周辺に荷物、布等を置かな いでください。シートを閉じたときにシー トフックとシートキャッチに荷物、布等が はさまり、シートが開かなくなることがあ ります。
装備の使いかた

ヘルメットホルダ

ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用するもの です。 走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨げた り、車体に損傷を与えることがあります。また、ヘ ルメットに損傷を与え保護機能を低下させます。
《かけかた》
メインスイッチのキーでシートロックを解除
1.
し、シートを開けます。(47ページ参照) ヘルメットホルダワイヤをヘルメットのあご
2.
ひもの金具に通し、ヘルメットホルダにかけ ます。 ヘルメットホルダワイヤは、携帯工具の中に あります。 シートを閉め、完全にシートロックがかかっ
3.
たかを確かめてください。
《外しかた》
シートを開けて、ヘルメットを取外します。
メインスイッチのキーをシートの下に置き 忘れた状態でシートを押し下げると、自動 的にロックされ、キーを取出すことができ なくなりますのでご注意ください。
ヘルメットホルダワイヤ ヘルメットホルダ

右インナーボックス

右インナーボックスと左インナーボックス(ペ ージ参照)への荷物の積載は、合計で まで です。
50
kg1.5
貴重品やこわれ易いものは入れないでくだ さい。 洗車時等、内部に水が入ることがあります。 大切なものを入れる場合はご注意ください。
走行中にカバーの開閉は、行わないでください。
《開けかた》
ボタンを押し、カバーを開けます。
《閉じかた》
ボタン
カバー
装備の使いかた

左インナーボックス

メインスイッチのキー
左インナーボックスと右インナーボックス(ペ ージ参照)への荷物の積載は、合計で まで です。
走行中にカバーの開閉は、行わないでください。
左インナーボックスにはキーロックがついてい ます。キーロックはカバーを完全に閉じた状態 で操作してください。
《かけかた》
《外しかた》
49
kg1.5
ロック
解除
《開けかた》
ボタンを押し、カバーを開けます。
《閉じかた》
貴重品やこわれ易いものは入れないでくだ さい。 洗車時等、内部に水が入ることがあります。 大切なものを入れる場合はご注意ください。
ボタン
カバー
装備の使いかた

ラゲージボックス

シートの下にラゲージボックスがあります。 シートの開閉は、 ページを参照してください。
ラゲージボックス内への荷物の積載は ま でです。
47
10.0
ラゲージボックス
kg
バイザー
メインスイッチのキーをシートの下に置き 忘れた状態でシートを押し下げると、自動 的にロックされ、キーを取出すことができ なくなりますのでご注意ください。 シートを閉めた後、完全にシートロックが かかったか確かめてください。 ロックをかけないで走行すると、走行に支 障をきたすことがあります。 ラゲージボックス内はエンジンの熱で温度 が高くなります。熱の影響を受け易い用品、 食料品または可燃性のものは入れないでく ださい。 貴重品やこわれ易いものは入れないでくだ さい。
洗車時等、内部に水が入ることがあります。 大切なものを入れる場合はご注意ください。 ラゲージボックス内にはヘルメットの種類 や形状、大きさなどにより、一部収納できな い場合があります。
装備の使いかた

書類・携帯工具入れ

シート裏側に書類・携帯工具入れがあります。
書類
携帯工具
メインスイッチのキーをシートの下に置き 忘れた状態でシートを押し下げると、自動 的にロックされ、キーを取出すことができ なくなりますのでご注意ください。 洗車時、シートの下方から強く水をかけな いでください。内部に水が入り書類等がぬ れることがあります。
携帯工具 バンド
書類
書類・ 携帯工具入れ

燃料の補給

《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン ガソリンは、燃えやすくヤケドを負ったり、爆
発して重大な傷害に至る可能性があります。
必ず無鉛ガソリンを補給してください。 補給するときは、無鉛ガソリンであること を確認してください。 有鉛ガソリンを補給すると、触媒装置など を損ないます。 高濃度アルコール含有燃料を補給すると、 エンジンや燃料系などを損傷する原因とな ります。 軽油や粗悪ガソリン(長期間保管したガソ リン)などを補給したり、不適切な燃料添加 剤を使うと、エンジンなどに悪影響を与え ます。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、火 花、熱源などの火元を遠ざけてください。 燃料補給は、必ず屋外で行ってください。 こぼれたガソリンは、すぐに拭き取ってく ださい。
身体に帯電した静電気の放電による火花によ り、気化したガソリンに引火し、ヤケドを負う 可能性があります。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体や給 油機などの金属部分に触れて身体の静電気 を除去してください。 給油作業は静電気を除去した人のみで行っ てください。
燃料の補給
《補給のしかた》
燃料タンクリッドを開けます。1.
燃料タンクリッド
メインスイッチのキーを燃料タンクキャップ
2.
に差し込み、右に回します。 燃料タンクキャップを左に回して開けます。
3.
ガソリンを注入口の下側にあるレベルプレー
4.
ト下端まで入れます。
ガソリンをレベルプレート下端以上に入れる と、燃料タンクキャップのブリーザ孔からガ ソリンがにじみ出ることがあります。
燃料タンクキャップを右に回し、タンクキャ
5.
ップの△マークとキャップ下の△マーク が合うところまで確実に回します。 メインスイッチのキーを左に回し、キーを抜
6.
きます。
燃料タンクキャップがロックされないと、メ インスイッチのキーは抜けません。
燃料タンクリッドを閉じます。
7.
レベルプレート下端
メインスイッチのキー
燃料タンクキャップ△マーク

正しい運転操作

エンジンのかけかた

排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含 まれています。エンジンは、風通しの良い場所でか けてください。
エンジン始動は、 ページの「始動手順」 に従い行ってください。
6160
エンジンをかける前に、オイル、ガソリンなどの 点検をしましたか。 必ず点検を行ってください。
(日常点検は、 ページ参照)
エンジンをかけるときは、必ずメインスタンド を立ててください。 急な飛び出しを防ぐために始動時は、必ず左ブ レーキレバーを強く握った状態で行ってくださ い。 左ブレーキレバーを強く握った状態でないとス タータモータは回転しません。
75
スタータスイッチを押して5秒以内でエン ジンがかからないときは、一度メインスイ ッチをに戻して10秒以上待ってか
OFF
ら再始動してください。 これはバッテリ電圧を回復させるためです。 無用の空ぶかしや長時間の暖機運転はしな いでください。ガソリンの無駄使いになる ばかりでなく、エンジン等に悪影響を与え ます。 万一転倒した場合は、一旦メインスイッチ をにしてください。再度、走行を行
OFF
う際は、各部の損傷状態や、走行に支障が無 いかを十分に確認してください。
この車には、サイドスタンドを出したまま ではエンジンがかからないイグニッション カットオフ式サイドスタンドを採用してい ます。エンジンをかける前に、必ずサイドス タンドを格納してください。 また、エンジンがかかっているときにサイ ドスタンドを使用すると、エンジンが止ま ります。サイドスタンドは、エンジンを止め てから使用してください。 エンジンをかけるときには、スロットルを 全開にしないでください。 スロットルを全開にしてエンジンを始動し ようとすると、 ユニットが燃料の供 給を停止します。 この車は、転倒したとき、自動的にエンジン を停止するシステムが装備されています。 エンジンを再始動するときは、システムの 作動を解除するためにメインスイッチを一 度にしてください。
OFF
PGM-FI
正しい運転操作
《始動手順》
エンジンストップスイッチが()
になっていることを確認します。
メインスイッチをにします。
ON
ON
RUN
左ブレーキレバーを強く握ります。
スロットルグリップを回さずに、スタータス
イッチを押します。
エンジンがかかったらすぐに、スタータスイ ッチから手をはなしてください。
スタータスイッチ
エンジンが回転しているときスタータスイ ッチを押さないでください。エンジンに悪 影響を与えます。
長時間ご使用にならなかった場合や、ガス欠を したときにガソリンを補給してもエンジンがか かりにくいことがあります。このようなときは、
スロットルグリップを回さずに
チを普段より多目に使用してください。
スタータスイッ
正しい運転操作

スタートするとき

メインスタンドを外します。 乗車します。
左ブレーキレバーを強く握ったまま、車を前に 押してメインスタンドを外してください。
エンジンをかけてから走り出すまではエンジン の回転をむやみにあげないでください。
乗車する前に、サイドスタンド、メインスタンド は完全に納まっているか確認してください。
車の左側から乗車し、シートにしっかりと腰を おろします。このとき足を地面につけて、倒れな いようにしてください。
乗車してスタートするまでは左ブレーキレバー を強く握ったままにしておいてください。
左ブレーキレバーを放し、スロットルグリッ
プをゆっくり回せば、車はゆっくりと走り出 します。
スロットルグリップをいきなり手前に回すと 急加速して危険です。
回す
正しい運転操作

正しい走りかた

スタート前に方向指示器スイッチで合図を出し、 後方の安全を確認してからスタートしましょう。
速度調整は、スロットルグリップで行います。
回す……
戻す……
速度が速くなる。 ゆっくり回しましょう。 登り坂ではスロットルグリップを徐々に 回して力をつけましょう。 速度が遅くなる。 すばやく戻しましょう。
戻す
回す

ブレーキの使いかた

ブレーキは、右ブレーキレバーと左ブレーキレバ ーを同時に使いましょう。
ためには、右ブレーキレバーと左ブレーキレバー を同時に使う必要があります。
スロットルグリップを戻してから、ブレーキレ バーを握りましょう。
はじめやんわり、あときつくがブレーキの上
手なかけかたです。
制動力を効果的に得る
右ブレーキレバー左ブレーキレバー
不必要な急ブレーキは避けましょう。
ーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の安定性を 損なうおそれがあります。
雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤがロ ックしやすく、制動距離が長くなります。スピー ドを落として、余裕をもったブレーキ操作をし てください。
急激なブレ
正しい運転操作
雨の日は、とくに慎重に走りましょう。
雨の日や路面がぬれているところでは、晴天時 よりブレーキ停止距離が長くなります。速度を 落として走り、早めにブレーキをかけるなど余 裕をもって操作しましょう。 下り坂では、スロットルグリップを戻して速度 に応じてブレーキをかけながらゆっくり走りま しょう。 連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温度上 昇の原因となり、ブレーキの効きが悪くなるお それがありますので避けてください。
水たまりを走行した後や雨天走行時には、ブレ ーキの効き具合が悪くなることがあります。 水たまりを走行した後などは、安全な場所で周 囲の交通事情に十分注意し、低速で走行しなが らブレーキを軽く作動させて、ブレーキの効き 具合を確認してください。もし、ブレーキの効き が悪いときは、ブレーキを軽く作動させながら しばらく低速で走行して、ブレーキのしめりを 乾かしてください。 雪道や凍った道はすべりやすいので十分に気を つけて、ゆっくり走りましょう。

止まりかた

止まる地点が近づいたら、
早めに方向指示器スイッチで合図を出し、後方 や側方の車に注意し、徐々に左に寄りましょう。 スロットルグリップを戻して、早めに左・右のブ レーキレバーを引きブレーキをかけましょう。 制動灯(ストップランプ)が点灯し、後車への合 図になります。
完全に車が止まったら、
方向指示器スイッチを戻し、メインスイッチの
OFF
キーをの位置にしてエンジンを止めま す。
OFF
OFF LOCK
左ブレーキレバー
右ブレーキレバー
正しい運転操作
左側におりて、平らな場所でスタンドを立て ましょう。
交通のじゃまにならない平坦で足場のしっかり した場所を選び、スタンドを立てましょう。不安 定な場所では車が倒れることがあります。 メインスタンドを使用する場合は、左手でハン ドルをまっすぐにして、右手でグラブレールを しっかり持ち右足でスタンドを左右同時に地面 につけて、立てましょう。
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンド
ルロックをかけ、メインスイッチのキーを抜 き、シャッターを閉めておきましょう。
ページ参照)
4645
チェーンロック等のご使用もおすすめします。
ならし運転を行いましょう。
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能 を良い状態に保つことができます。 この車は乗り始めてから を走行するまで は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ さい。
500 km
ーメモー

メンテナンスを安全に行うために

整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行 ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、 メインスタンドを立てて行ってください。
エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン 本体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱く なっています。ヤケドにご注意ください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が 含まれています。しめきったガレージの中や、風 通しの悪い場所でエンジンをかけての点検はや めてください。
メンテナンスを安全に行うために
走行して点検する必要があるときは、安全な場 所で周囲の交通事情に十分注意して行ってくだ さい。
メンテナンスに工具を必要とするときは、適切 な工具を使用してください。

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス

点検整備の方法を正しく行わないことや、不 適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす 原因となり、死亡または重大な傷害に至る可 能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー トに記載された点検方法・要領を守り、必ず 実施してください。 異状箇所は乗車前に修理してください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・75
・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・78
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・80
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・84
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・93
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・96 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・100
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ファイナルギヤオイル ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ケーブル・ワイヤ類 ・108
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・109
日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス

1か月目点検について 交換部品について

Honda
1,000 km
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合 は、あなたのお車に最適な 純正部品をご 使用ください。 純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合 するように作られています。 お求めは、 販売店にご相談ください。 純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
Honda
純正部品マーク

日常点検

日常点検
目」です。 下線のついている項目については、「簡単なメンテ ナンス」に説明があります。 ページ以後を参照 してください。 また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス 部品配置図」で示します。参照してください。
79
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ
エンジンこの車に適用される点検項目は、右記「日常点検項
灯火装置及び方向指示器 運行において異状が認められた箇所
レバーの遊び(油圧式) ブレーキの効き具合 ブレーキ液の量 空気圧 亀裂、損傷 異状な摩耗 溝の深さ 冷却水の量 エンジンオイルの量 かかり具合、異音 低速、加速の状態
日常点検

メンテナンス部品配置図

点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡 単なメンテナンス」および別冊「メンテ ナンスノート」をご覧ください。
メインスイッチ
右ブレーキリザーバタンク
右ブレーキレバー
オイルレベルゲージ
ラジエータリザーバタンク
左ブレーキレバー
左ブレーキリザーバタンク
前照灯上下切換えスイッチ 方向指示器スイッチ
ヘッドライト
フロントウインカ ランプ
タイヤ
ストップ
リヤウインカランプ
テールランプ
ライセンスランプ

定期点検

定期点検
定期点検は、道路運送車両法で定められた1年毎
(12か月毎)、2年毎(24か月毎)の点検と、使い始め
ご自身で実施できない場合は、 販売店に ご相談ください。 ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の 知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。 難しいと思われる内容については、 販売 店にご相談ください。
1,000 km
Honda
Honda
Honda
点検整備のデータは、 ページのサービスデー タを参照してください。
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点 検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ さい。
126

簡単なメンテナンス

簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ ナンス(点検整備)について説明しています。
Honda
簡単なメンテナンス

ブレーキ

右ブレーキレバー
《ブレーキ液の量の点検》
指定ブレーキ液
Honda
LOWER
Honda
純正ブレーキフルード DOT4
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく ださい。 銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障 の原因となることがあります。
〈〉〈〉
FAZE ABSFAZE, FAZE TYPE-S
下限 下限
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
ブレーキキャリパの下側からのぞいて、パッドの 摩耗限界溝がなくなったら、パッドの摩耗限界で す。 摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時 に交換してください。 ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談 ください。
Honda
[前輪]
ディスク
パッド
ブレーキキャリパ
パッドの摩耗限界溝
簡単なメンテナンス
左ブレーキレバー
《ブレーキ液の量の点検》
LOWER
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく ださい。 銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障 の原因となることがあります。
指定ブレーキ液
純正ブレーキフルード DOT4
Honda
Honda
〈〉
FAZE, FAZE TYPE-S FAZE ABS
下限 下限
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
ブレーキキャリパの後側からのぞいて、パッドの 摩耗限界ラインがブレーキディスクの側面に達し たら、パッドの摩耗限界です。 摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時 に交換してください。 ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談 ください。
Honda
[後輪]
ディスク
パッド
パッドの摩耗限界ライン
ブレーキキャリパ
簡単なメンテナンス
タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態に保 つことが必要です。 常に適正な空気圧を保ってください。 また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは、使 用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な 空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原 因となり、死亡または重大な傷害に至る可能 性があります。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守 り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは 交換してください。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧が適 当であるかを点検します。 タイヤ接地部のたわみ状態が異状な場合は、タイ ヤが冷えている状態でタイヤゲージを使用し、適 正な空気圧に調整してください。
《亀裂と損傷の点検》
タイヤの空気圧は徐々に低下します。また、タイ ヤによっては空気圧不足が見た目ではわかりづ らいものもあるため、少なくとも一ヵ月に一度は タイヤゲージを使用して空気圧の点検を行って ください。 道路の縁石等にタイヤ側面を接触させたり、大き
空気圧は高くなることがありますので、必ず冷え た状態で調整してください。
タイヤの空気圧
1人乗車時 前輪
後輪
2人乗車時 前輪
後輪
175 kPa (1.75 kgf/cm 200 kPa (2.00 kgf/cm 175 kPa (1.75 kgf/cm 225 kPa (2.25 kgf/cm
) ) ) )
な凹みや突起物を乗り越した時は、必ず点検して ください。走行後のタイヤが温まっている状態ではタイヤの
簡単なメンテナンス
《異状な摩耗の点検》
タイヤの状態が異状な場合は、 販売店にご 相談ください。
Honda
《溝の深さの点検》
溝の深さに不足がないかをウェアインジケータ
(スリップサイン)により確認します。
前輪 後輪
1.5 mm 2.0 mm
ウェアインジケータ 表示マーク
《交換タイヤの選択について》
タイヤを交換するときは、必ず指定タイヤを使用 してください。 指定以外のタイヤは、操縦性や走行安定性に悪影 響を与えることがありますので使用しないでくだ さい。 タイヤの交換は、 販売店にご相談ください。
指定タイヤ
前輪
後輪
Honda
サイズ タイプ
サイズ タイプ
110/90 13M/C 55P BRIDGESTONE DUNLOP
140/70 13M/C 61P BRIDGESTONE DUNLOP
HOOP B03 E SX01F JC
HOOP B02 E SX01
指定以外のタイヤを取付けると、操縦性や走 行安定性に悪影響を与えることがあります。 そのことが原因で転倒事故などを起こし、死 亡または重大な傷害に至る可能性があります。
タイヤ交換時には、必ず取扱説明書に記載さ れた指定タイヤを取付けてください。
チューブレス チューブレス
チューブレス チューブレス
簡単なメンテナンス

エンジンオイル

エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン本 体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱くなっ ています。ヤケドにご注意ください。
《オイル量の点検》
平坦地でメインスタンドを立て、エンジンを
1.
3〜5分間アイドリングさせます。 エンジン停止2〜3分後にオイルレベルゲー
2.
ジを外します。 布等でオイルレベルゲージについたオイルを
3.
拭きます。
オイルレベルゲージをねじ込まず差し込みま
4.
す。 オイルがオイルレベルゲージの上限と下限の
5.
間にあることを確認します。 オイル量が下限に近かったら、上限まで補給 します。 エンジンオイルの補給は、 ページ参照。 オイルレベルゲージを確実に取付けます。
6.
92
オイルレベルゲージ
上限
下限
《オイルの補給》
推奨オイル
純正オイル(4サイクル二輪車用)
Honda
JASO
T903規 格
ウルトラE1
相当品をご使用の場合
オイル容器の表示を確認し、下記のすべての規格 を満たしているオイルをお選びください。
SAE規格 API分類
10W −30MB SL級
銘柄やグレードの異なるオイルを混用しな いでください。また、低品質オイルや高品質 オイルでもこの車に適合しないオイルは、 使用しないでください。 オイルが変質したり、適合しないため、この 車本来の性能が発揮できないばかりでなく、 エンジンの故障や損傷の原因となります。
JASO T 903 MB SAE API SG SH SJ SL
相当品がすべての規格を満たしている場合でも 特性が異なりこの車に適合しない場合があります。
規格(二輪車用オイル規格):
規格:外気温に応じ ページの表から選択
分類: 、 、 、 級相当
91
簡単なメンテナンス
規格マークの入っている相当品を使用
API JASO T 903
する場合、エナジーコンサービングを取得 したオイルには摩擦係数の低いものがあり 推奨しません。
オイルの性能を分類する規格です。なお、規 格に適合し届け出されたオイルの容器には、 次の表示があります。
推奨します推奨しません
規格とは4サイクルエンジン
上段:オイル販売会社の
整理番号
下段:性能分類の表示
MB
性能であること
を示しています
外気温と粘度との関係 交換時期 エンジンオイルは、外気温に応じた粘度のものを 下表にもとづきお使いください。
初回: または1か月
1,000 km
以後: または1年ごと
6,000 km
(SAE 規格)
(外気温)
エンジンオイルの交換は、 販売店にご相談 ください。
Honda
簡単なメンテナンス
補給のしかた
平坦地でメインスタンドを立て、エンジンを
1.
3〜5分間アイドリングさせます。 エンジン停止2〜3分後にオイルレベルゲー
2.
ジを外します。 布等でオイルレベルゲージに付いたオイルを
3.
拭きます。 オイルレベルゲージでオイル量を確認しなが
4.
ら、注入口よりオイルをオイルレベルゲージ の上限まで補給します。
補給するときは、オイル注入口からごみなど が入らないようにしてください。また、オイル をこぼしたときは完全に拭き取ってください。
オイルレベルゲージを確実に取付けます。
5.
オイルは規定量より多くても少なくても、 エンジンに悪影響を与えます。
オイルレベルゲージ
上限
下限
注入口
冷却水
《冷却水量の点検》
平坦地でメインスタンドを立てます。1. 冷却水がリザーバタンクの上限と下限の間に
2.
あることを確認します。 水量が下限に近かったら、上限まで補給しま す。 冷却水の補給は、次ページを参照してくださ い。
冷却水の減り具合が著しいときは、ラジエータ本 体、キャップ、ホースなどからの水漏れが考えられ ます。 また、リザーバタンクに冷却水がない場合も異常 です。
販売店にご相談ください。
Honda
上限
下限
リザーバタンク
簡単なメンテナンス
《冷却水の補給》
補給はリザーバタンクのキャップから行い、通常 はラジエータキャップを外さないでください。
エンジンが熱いときにラジエータキャップを 外すと、冷却水が噴き出し、重いヤケドを負い ます。
ラジエータキャップを外す前には、必ずエン ジン、ラジエータが冷えていることを確認し てください。
指定以外のラジエータ液や不適当な水を使 うとサビなどの原因となります。
冷却水指定液
純正ウルトララジエータ液
Honda
指定濃度:30%(寒冷地は50% )
濃度による不凍温度は、 30%の場合 − まで 50%の場合 − まで
補給のしかた
平坦地でメインスタンドを立てます。
1.
右フロアマットをめくります。
2.
リザーバタンクリッドを取外します。
3.
リザーバタンクのキャップを外します。
4.
リザーバタンクの上限まで冷却水を補給しま
5.
す。
キャップを取付け、リザーバタンクリッドを
6.
取付けます。
右フロアマットを取付けます。
7.
16°C 37°C
上限
リザーバタンクのキャップ
下限
リザーバタンクリッド
右フロアマット
簡単なメンテナンス

バッテリ

この車は、メンテナンスフリータイプのバッテリ を使用しています。バッテリ液の点検、補給は必要 ありません。 バッテリのターミナル部に汚れや腐食がある場合 のみ清掃してください。
バッテリの取扱い
バッテリ取扱い時には、ショートによる火花や たばこ等の火気に十分注意してください。 バッテリ液は、希硫酸ですので目や皮膚に付着 しないよう十分注意してください。
密閉式バッテリですので、液口キャップは
絶対に取外さないでください。
バッテリの充電時も液口キャップを取外す
必要はありません。
バッテリには、希硫酸が電解液として含まれ ています。希硫酸は腐食性が強く、目や皮膚に 付着すると重いヤケドを負います。
バッテリの近くで作業する時は、保護メガ ネと保護服を着用してください。 バッテリを、子供の手の届く所に置かない でください。
万一の場合の応急処置
電解液が目に付着したとき
コップなどに入れた水で、15分以上洗浄して
− ください。加圧された水での洗浄は、目を痛め るおそれがあります。
電解液が皮膚に付着したとき
電解液のついた服を脱ぎ、皮膚を多量の水で
− 洗浄してください。
電解液を飲み込んだとき
水、または牛乳を飲んでください。
応急処置後、直ちに医師の診察を受けてください。
《バッテリターミナル部の清掃》
清掃のしかた
バッテリを取外します。(次ページ参照)
ターミナル部が腐食して白い粉が付いている場 合は、ぬるま湯を注いで拭きます。 ターミナル部の腐食が著しいものは、ワイヤブ ラシまたはサンドペーパで磨きます。
清掃後、バッテリを取付けます。
バッテリを交換する場合は、必ず同型式のメンテ ナンスフリーバッテリをご使用ください。
簡単なメンテナンス
《バッテリの取付け、取外し》
取外し
シートを開けます。( ページ参照)
1.
スクリューAを外し、バッテリカバー後部の
2.
穴に指をかけて、バッテリカバーを持ち上げ て外します。 バッテリバンドから◯側コードとワイヤハー
3.
ネス/カプラ類を外します。
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スクリューA
バッテリカバー
◯側コードバッテリバンド
ワイヤハーネス/カプラ類
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