
Honda
車をお買いあげいただきありがとうございます。
安全に留意し快適なバイクライフをお楽しみください。
お車の引き渡しについて 運転免許について
お買いあげになりましたら、 販売店にてこ
★★
の取扱説明書と共に「メンテナンスノート」を受取
り、下記の説明を受けてください。
お車の正しい取扱いかた
保証内容と保証期間
点検・整備について
車両受領書・保証書受領書の記入・捺印
Honda
この車を一般公道で運転するには、運転免許が
必要です。ご自身の免許で運転できるか、確認し
てください。
この車の排気量:
排気量により必要な免許が異なります。
この車の乗車定員は、運転者を含め2人です。
★
なお、運転免許を取得後1年未満の方は、法令に
より2人乗りはできません。
1 284 cm
(cc)
排出ガス規制について
この車は排出ガス規制適合車です。
★
−
(型):
CB1300 SUPER FOUR
平成11年排出ガス規制適合車
BC SC54

取扱説明書について 安全に関する表示について
この取扱説明書には、お車の正しい取扱いかた、
★
安全な運転のしかた、簡単な点検の方法などに
ついて説明してあります。
「安全に関する表示」「安全運転のために」「メン
テナンスを安全に行うために」は重要ですので、
しっかりお読みください。
車の取扱いを十分にご存じの方も、この車独自
★
の装備や取扱いがありますので、運転する前に
必ずこの取扱説明書をお読みください。
また、メンテナンスノートもぜひお読みくださ
い。
車を譲られる場合、次の方にこの取扱説明書お
★
よびメンテナンスノートをお渡しください。
車の仕様、その他の変更により、この本の内容と
★
実車が一致しない場合があります。ご了承くだ
さい。
★安全に関する表示
「運転者や他の方が傷害を受ける可能性のある
こと」を回避方法と共に、下記の表示で記載して
います。これらは重要ですので、しっかりお読み
ください。
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至るもの
指示に従わないと、死亡または
重大な傷害に至る可能性がある
もの
指示に従わないと、傷害を受け
る可能性があるもの
★その他の表示
お車のために守っていただき
たいこと
知っておいていただきたい
こと
知っておくと便利なこと

目次
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・安全運転のために ・6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・各部の名称 ・14
・・・・・・・・・・・・・・・・・・メータの見かた、使いかた ・16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・計器類 ・16
・・・・・・・・・・・・・・・速度計(スピードメータ) ・16
・・・・・・・・・・・エンジン回転計(タコメータ) ・17
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ディスプレイ ・18
・・・・・・・・・・・・・・・積算距離計(オドメータ) ・20
・・・・・・・・・・・区間距離計(トリップメータ) ・20
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水温計 ・22
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・指定日設定 ・24
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ストップウォッチ ・26
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・減算トリップメータ ・28
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・本日の走行距離 ・31
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外気温度計 ・33
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時計 ・34
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料計 ・36
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯・表示灯 ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・油圧警告灯 ・38
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・水温警告灯 ・39
PGM-FI
前照灯上向き表示灯
前照灯上下切換えスイッチ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・警告灯 ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器表示灯 ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニュートラル表示灯 ・40
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スイッチの使いかた ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・メインスイッチ ・42
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スタータスイッチ ・53
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ホーンスイッチ ・54
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・方向指示器スイッチ ・55
・・・・・・・・・(ハイビームパイロットランプ) ・40
HISS
HISS
・・・・・・・・・・イモビライザーシステム() ・43
・・・・・・・・・・・・・・・エンジンストップスイッチ ・52
・・・・・・・・・・・・・・・パッシングライトスイッチ ・54
・・イモビライザーシステム()表示灯 ・41
・・・・・・・(ヘッドライト上下切換えスイッチ) ・51
・・・非常駐車灯スイッチ(ハザードスイッチ) ・56

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・装備の使いかた ・57・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料の補給 ・74
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルロック ・57
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シート ・58
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘルメットホルダ ・59
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・収納スペース ・60
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・書類入れ ・61
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・正しい運転操作 ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンのかけかた ・76
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チェンジのしかた ・79
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・走りかた ・80
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキの使いかた ・82
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・携帯工具入れ ・61
・・・・・・・・・・・・・・・・・ハンドルバーポジション ・62
・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキレバーの距離調整 ・63
・・・・・・・・・・・・・・・クラッチレバーの距離調整 ・64
・・・・・・・・・・・・・・・フロントクッションの調整 ・65
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リヤクッションの調整 ・67
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サイドカバー ・70
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・U字ロック格納場所 ・71
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・燃料タンクの開閉 ・72

目次
・・・・・・・・・・・メンテナンスを安全に行うために ・84
・・・・・日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス ・87
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・92
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・95
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前輪ブレーキ ・95
・・・・・・・・・・・・・ブレーキ液の量の点検 ・95
・・・・・・・ブレーキパッドの摩耗の点検 ・96
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後輪ブレーキ ・97
・・・・・・・・・・・・・ブレーキ液の量の点検 ・97
・・・・・・・ブレーキパッドの摩耗の点検 ・98
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・99
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・空気圧の点検 ・99
・・・・・・・・・・・・・・・・・・亀裂と損傷の点検 ・100
・・・・・・・・・・・・・・・・・・異状な摩耗の点検 ・100
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・溝の深さの点検 ・101
・・・・・・・・・・交換タイヤの選択について ・102
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・103
・・・・・・・・・・・・・・・・緩み(たるみ)の点検 ・103
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・給油と清掃 ・104
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイル量の点検 ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オイルの補給 ・106
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・109
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水量の点検 ・109
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水の補給 ・110
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・112
・・・・・・・・バッテリターミナル部の清掃 ・113
・・・・・・・・・・・バッテリの取付け、取外し ・114
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・115
・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズの点検、交換 ・116
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・117
・・・・・・エアクリーナエレメントの交換 ・117
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリザードレン ・119
・・・・・・・・・・・・・・ブリザードレンの清掃 ・119

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・車のお手入れ ・120
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アルミ部品の取扱い ・123
・・・・・エキゾーストパイプ・マフラの取扱い ・123
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・保管のしかた ・124
・・・・・・・・・・・・・・・・・・地球環境の保護について ・125
・・・・・・・・・・・・・・・・・・色物部品をご注文のとき ・126
・・・・・・・・・・・・・・マフラの純正マークについて ・126
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム号機 ・127
・・・・・・・・・・・・・・・・・・オーバーヒートしたとき ・128
・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンが始動しないとき ・129
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主要諸元 ・130
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サービスデータ ・132

安全運転のために
ここであげた項目は、日常この車を取扱う上で必
要な基本的なものです。これらの項目をいつもお
守りいただき、安全運転を心がけてください。 日常点検を行ってください。
運転する前に
車は常に清潔に手入れをし、定められた点検整
備を必ず行いましょう。
日常点検は、 ページ参照。
定期点検を実施してください。
定期点検は、 ページ参照。
89
92

ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳
禁で行ってください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
含まれています。エンジンは、風通しの良い場所
でかけてください。

安全運転のために
服装
運転者と同乗者は、必ずヘルメットを着用して
ください。これは、法令でも定められています。
ヘルメットの着用は、あごひもを確実に締める
など、正しく行ってください。
ヘルメットは二輪車用で 、 マークか マ
ークのあるものをお勧めします。頭にしっくり
合って圧迫感のないものをお選びください。
保護具や保護性の高い服を着用してください。
フェイスシールドまたはゴーグルの使用
くるぶしまで覆い、かかとのある靴の着用
−二輪車用ブーツが望ましい
摩擦に強い皮製の手袋の着用
長ズボンと長袖のジャケットの着用
明るく目立つ色の動きやすい服装で体の露
−
出の少ないものを着用してください。
すその広いズボンや袖口の広いジャケット
−
は、ブレーキやチェンジ操作のじゃまにな
り思わぬ事故の原因にもなりますので避け
てください。
CS SG JIS
ヘルメットを正しく着用していないと、万一
の事故の際、死亡または重大な傷害に至る可
能性が高くなります。
運転者と同乗者は乗車時、必ずヘルメット、保
護具および保護性の高い服を着用してくださ
い。

乗りかた
走行中は、運転者は両手でハンドルを握り、両足
をステップに置いてください。
同乗者は、両足を後席用ステップに置き、両手で
からだを保持してください。運転者は、同乗者の
乗車姿勢を確認してください。
急激なハンドル操作や、片手運転は避けてくだ
さい。
これは、すべての二輪車の安全運転の原則です。

安全運転のために
荷物
荷物を積んだときは、積まないときにくらべて
操縦安定性が変わります。積載するときは、積
み過ぎない、荷物を固定するなど十分注意し、
安全に走行してください。
ハンドルの近くに物を置くと、ハンドル操作が
できなくなる場合があります。物を置かないで
ください。
ヘッドライトレンズの前を荷物等でさえぎらな
いでください。過熱によりレンズが溶けたり、荷
物等まで損傷する場合があります。

改造
車の構造や機能に関係する改造は、操縦性を悪
化させたり、排気音を大きくしたり、ひいては車
の寿命を縮めることがあります。
不正改造は法律に触れることは勿論、他の迷惑
行為となります。
このような改造に起因する場合は、保証が受け
られません。
この車は平成 年排出ガス規制適合車です。
排出ガス濃度を劣化させるような不正改造は行
わないでください。
11

安全運転のために
駐車
駐車するときは
盗難防止のため、車から離れるときは必ずハンド
ルロックをかけ、キーを抜いてお持ちください。
水平でしっかりした地面の場所に駐車してくだ
さい。
交通のじゃまにならない安全な場所を選んで駐
車しましょう。
やむをえず傾斜地、砂利を敷いた所、でこぼこな
所、地面の軟らかい所等に駐車せざるを得ない
ときは、車の転倒・動き出しのないよう、安全処
置に十分留意してください。
サイドスタンドでの駐車について
車は水平な場所にハンドルを左にきって駐車しま
しょう。
ハンドルを右にきった状態での駐車は、車が不安
定になり、転倒する恐れがあります。

マフラなどが熱くなっています。他の方が触れ
ることのない場所に駐車しましょう。
エンジン回転中および停止後しばらくの間はマ
フラ、エンジンなどに触れないでください。
マフラ、エンジンなどは、エンジン回転中およ
び停止後しばらくの間は熱くなっています。
このとき、マフラ、エンジンなどに触れるとヤ
ケドを負う可能性があります。
エンジン回転中および停止後しばらくの間
はマフラ、エンジンなどに触れないでくだ
さい。
他の方がマフラ、エンジンなどに触れるこ
とのない場所に駐車してください。

各部の名称
携帯工具入れ
(P.61)
書類入れ
(P.61)
後席用ステップ
ラジエータリザーバタンク
後輪ブレーキペダル
メインスイッチ(P.42)
燃料タンクキャップ(P.72)
バッテリ(P.112)
前輪ブレーキレバー
オイルフィラーキャップ
オイルレベル点検窓(P.105)

クラッチレバー
ブリザード
レイン(P.119)
ヒューズボックス(P.115)
メインヒューズ(P.115)
ヘルメットホルダ(P.59)
チェンジペダル
ブリザードレイン(P.119)
メインスタンド
後席用ステップ
サイドスタンド

メータの見かた、使いかた
計器類
速度計(スピードメータ)
走行中の速度を示します。法定速度を守り安全走
行してください。
メインスイッチのキーを の位置にすると速
度計(スピードメータ)の指針は、一度最高目盛に
振れた後、 に戻ります。
左ボタン、右ボタン
ディスプレイの操作を行います。
安全運転に支障をきたすおそれがありますので走
行中はボタンの操作は行わないでください。
‘‘ 0 ’’
‘‘ON’’
速度計
(スピードメータ)
左ボタン
右側ディスプレイ
右ボタン
中央ディスプレイ

エンジン回転計(タコメータ)
エンジンの回転数を示します。
エンジン回転数がレッドゾーンに入らないように
してください。
メインスイッチのキーを の位置にするとエ
‘‘ON’’
ンジン回転計(タコメータ)の指針は、一度レッド
ゾーンに振れた後、 に戻ります。
‘‘ 0 ’’
空吹かし及び1速2速ギヤ位置での急加速
はレッドゾーンに入りやすいので特に注意
してください。
レッドゾーンとはエンジンの限界回転域を
示したものです。レッドゾーン以上で使用
するとエンジン回転が不円滑になり、エン
ジン寿命に悪影響を与えるだけでなく、最
悪の場合エンジンがこわれます。
エンジン回転計
(タコメータ)
レッドゾーン

メータの見かた、使いかた
ディスプレイ
中央ディスプレイには、ディスプレイモード1と、
ディスプレイモード2の2つの表示切換えがあり
ます。右側ディスプレイは燃料計と時計の表示を
行います。
《初期表示》
メインスイッチのキーをの位置にすると、
すべての表示があらわれます。
このとき表示されない部分がある場合は、お買い
上げの 販売店で点検を受けてください。
Honda
ON
中央ディスプレイ
右側ディスプレイ

中央ディスプレイ
ディスプレイモード1では以下の機能を表示しま
す。
積算距離計(オドメータ)(20ページ参照)
区間距離計(トリップメータ)(20ページ参照)
水温計(22ページ参照)
ディスプレイモード2では以下の機能を表示しま
す。
指定日設定(24ページ参照)
ストップウォッチ(26ページ参照)
減算トリップメータ(28ページ参照)
本日の走行距離(31ページ参照)
外気温度計(33ページ参照)
表示の切換え
ディスプレイモード1とディスプレイモード2の
切り換え方法は、左ボタンを押したまま、右ボタン
を2秒以上押し続けて行います。
左ボタン 右ボタン

メータの見かた、使いかた
ディスプレイモード1の表示切換え
左ボタンを押すごとに表示が右図のように変わり
ます。
[積算距離計(オドメータ)]
走行した総距離を の単位で示します。
[区間距離計(トリップメータ)]
メータをリセット(0に戻す)した時点からの走
行距離を示します。
km
積算距離計
(オドメータ)
区間距離計
(トリップメータ)
区間距離計(トリップメータ)には 、
のモードがあります。
‘‘TRIP 2’’
‘‘TRIP1’’
水温計
左ボタン

《区間距離計のリセット》
または の状態で左ボタンを2秒
‘‘TRIP1’’ ‘‘TRIP2’’
以上押し続けます。
リセットのときは表示されている方だけ(例えば
が表示されていれば だけ)がリセ
‘‘TRIP1’’ ‘‘TRIP1’’
ットされます。
左ボタン

メータの見かた、使いかた
[水温計]
エンジン冷却水の温度を表示します。
水温は、35℃から表示が始まり132℃まで表示しま
す。(34℃以下は表示しません。)
エンジン回転中は、水温表示が121℃以下になって
いるのが正常です。
警告灯が点灯し、水温の表示が点滅した場合、オー
バーヒートのおそれがあります。ただちに安全な
場所に停車してください。
処置手順は、128 ページを参照してください。
正常時
水温計
水温の表示なし
水温 34℃まで 水温 35℃ 〜121℃
水温の表示
警告灯が点灯し、水温警告の表示と水温の
表示が点滅表示したまま、走行を続けると
エンジン故障の原因となります。
水温が 以上になる場合がありますが、
100°C
沸騰温度をラジエータキャップにより高め
てあるためで異常ではありません。
高温下での長時間にわたるアイドリングに
より、警告灯が点灯し、水温表示が点滅する
場合があります。この場合は、走行してエン
ジンを冷やすか、エンジンが冷えるまで停
止してください。
異常時
警告灯点灯
水温の表示点滅
水温 122℃ 〜132℃
(132℃以上は、 132℃表示)

ディスプレイモード2の表示切換え
左ボタンを押すごとに表示が右図のように変わり
ます。
左ボタン
指定日設定
ストップ
ウォッチ
減算
トリップメータ
本日の走行距離
外気
温度計

メータの見かた、使いかた
[指定日設定]
指定日設定機能は、車検日や誕生日など任意に
設定した日付までの残日数を表示します。
3つの表示機能があります。
日付指定日までの日数表示
日付指定をした日までの残日数を表示します。
残日数表示
指定日当日と指定日が過ぎている場合
‘‘ 0 ’’
が表示され、アイコンマークが常時点灯しま
す。
アイコンマーク
日付指定日設定なしの場合
‘‘-----’’
が表示されます。

《指定日の設定》
1.
メインスイッチのキーを の位置にしま
す。
2.
中央ディスプレイの表示を指定日設定にし
ます。
3.
左ボタンを2秒以上押し続けます。
ディスプレイが日付設定モードに切り替わ
り、年の表示が点滅します。
右ボタンを1回押すと数字は一つだけ進み、
4.
ボタンを押しつづけると数字を早送りしま
す。
5.左ボタンを押すことにより確定し、次に月
の表示が点滅します。
6.月設定、日付設定も 4.− 5.と同様に設定
します。
‘‘ON’’
年設定において を設定するとスケジュ
ール設定がなしの状態となります。(24ペー
ジ参照)
表示が点滅している状態で、約5秒ボタンを
操作しない場合、通常表示に戻ります。
‘‘--’’
右ボタン左ボタン

メータの見かた、使いかた
[ストップウォッチ]
時、分と秒を計測します。
計測範囲
9時間59分59.9秒を越えた場合は、0時間00分
00.0秒に戻り計測を継続します。
《ストップウォッチでの計測》
1.
メインスイッチのキーを の位置にしま
す。
2.
中央ディスプレイの表示をストップウォッチ
にします。(23ページ参照)
3.右ボタンを押すと計測がスタートします。計
測途中にもう一度、右ボタンを押すと停止し、
再び押すと計測が再開します。
‘‘ON’’
ストップウォッチ
スタート
右ボタン
停止

《ストップウォッチのリセット》
停止状態で左ボタンを2秒以上押し続けます。
ストップウォッチがリセットされます。
左ボタン

メータの見かた、使いかた
[減算トリップメータ]
このモードでは設定された距離から走行した距離
を減算し、表示します。
走行距離が設定した距離を越えると、減算トリッ
プ数字 が表示され点滅します。
‘‘0.0’’
減算トリップメータ
減算トリップ数字点滅

《距離の設定》
1.
メインスイッチのキーを の位置にしま
す。
2.
中央ディスプレイの表示を減算トリップにし
ます。(23ページ参照)
3.
左ボタンを2秒以上押し続けます。
減算トリップは距離設定モードへ移行するか、
または、設定されてる距離にリセットされま
す。(30ページ参照)
4.
百の位の表示が点滅します。
5.
右ボタンを1回押すと数字は一つだけ進み、
ボタンを押し続けると数字を早送りします。
6.
左ボタンを押すことにより確定し、次に十の
位の表示が点滅します。
7.
十の位の設定、一の位の設定も 5.−6.
と同様に設定します。
‘‘ON’’
設定途中にメインスイッチ にした時、
また、5秒間操作がない場合、設定は無効とな
ります。
‘‘OFF’’
右ボタン左ボタン

メータの見かた、使いかた
距離設定完了後
走行していない状態で、前ページの距離の設
定操作を行った場合
設定距離モードに移行します。
走行した後、前ページの距離の設定操作を行
った場合
前回の設定距離にリセットされます。

[本日の走行距離]
現在の日付を5秒間表示した後、その日一日の走
行距離を表示します。
現在の日付表示
5秒後
本日の走行距離
《日付の合せかた》
1.3.メインスイッチのキーを の位置にしま
‘‘ON’’
す。
2.
中央ディスプレイの表示を本日の走行距離
にします。
(23ページ参照)
現在の日付表示中(5秒間)に右ボタンを2秒
以上押し続けます。ディスプレイが日付設定
モードに切換わり、年の表示が点滅します。
右ボタン

メータの見かた、使いかた
4.
右ボタンを1回押すと、数字は一つだけ進み、
ボタンを押し続けると数字を早送りします。
5.
左ボタンを押すことにより確定し、次に月
の表示が点滅します。
6.
月設定、日付設定も 4.− 5.と同様に設定
します。
7.
日付設定終了後、時計が時刻修正モードに切
換わります。(34ページ参照)
設定途中にメインスイッチ にした時、
また、5秒間操作がない場合、設定は無効とな
ります。
‘‘OFF’’
左ボタン
右ボタン

[外気温度計]
外気の温度を表示します。
外気温は− から表示が始まり まで表示
します。
10°C 50°C
路面からの熱の影響を受けやすい停車中や
渋滞中(約 以下)などでは正しい外
気温を表示しないことがあります。
30km/h
外気温度計

メータの見かた、使いかた
時計は12時間表示で時刻を表示します。
《時刻の合せかた》
1.
メインスイッチのキーを の位置にしま
す。
2.
右ボタンを2秒以上押し続けます。時の表
示が点滅します。
現在の日付表示の時、ストップウォッチ表
示の時は、時刻合わせができません。
3.
右ボタンを1回押すと数字は一つだけ進み、
ボタンを押し続けると数字を早送りします。
ただし時は12から1へ戻ります。また、 、
の表示は、数字が11か ら12へ進むと同時
PM
に切換わります。
‘‘ON’’
時修正モード[時計]
右ボタン
AM

4.
左ボタンを押すことにより確定し、次に分
の表示が点滅します。
5.
右ボタンを1回押すと、数字は一つだけ進み、
ボタンを押し続けると数字を早送りします。
6.
左ボタンを押すことにより確定します。
設定途中にメインスイッチ にした時、
‘‘OFF’’
また、5秒間操作がない場合、設定は無効とな
ります。
左ボタン
分修正モード
右ボタン

メータの見かた、使いかた
[燃料計]
燃料タンク内のガソリンの量を示します。
ガソリンが減ってくるとFから順にマークが消灯
していきます。
サイドスタンド状態では正確な表示はしません。
ガソリンの量を確認するときは車体を垂直にして
行ってください。
左端のマークのみの表示から、右図のようにマー
クが右から点灯していき全点灯したあと、右から
消灯していく表示をくりかえしたときは早めにガ
ソリンを補給してください。
このときの燃料残量:約
燃料計
4.0
マーク

燃料計の故障表示
マークが右図のように中央から左右方向へ点灯し
ていき全点灯したあと、中央から左右方向へ消灯
していく表示をくりかえしたときは 販売店
へご相談ください。
Honda
マーク

メータの見かた、使いかた
警告灯・表示灯
油圧警告灯
エンジン回転中、エンジン内部を潤滑しているオ
イルの圧力が低下すると点灯します。
エンジン回転中に点灯した場合は、ただちに安全
な場所に停車してエンジンを止め、エンジンオイ
ル量を点検してください。
エンジンオイルが減っていないのに点灯している
ときや、エンジンオイルを補給しても点灯すると
きは、ただちに 販売店にご相談ください。
エンジンオイル量の点検は、 ページ参照。
油圧警告灯が点灯したまま走行しないでく
ださい。エンジンが破損するおそれがあり
ます。
Honda
105
油圧警告灯は、メインスイッチをに
すると点灯し、エンジンを始動すると同時
に消灯するのが正常です。
油圧警告灯
ON

水温警告灯
メインスイッチが のとき、エンジン冷却水の
ON
温度が規定以上になると点灯します。
エンジン回転中に点灯した場合、オーバーヒート
のおそれがあります。ただちに安全な場所に停車
してください。
処置手順は、 ページ参照。
128
水温警告灯が点灯したまま、走行を続ける
とエンジン故障の原因となります。
高温下での長時間にわたるアイドリングに
より警告灯が点灯する場合があります。こ
の場合は、走行してエンジンを冷やすか、ま
たはエンジンが冷えるまで停止してくださ
い。
水温警告灯

メータの見かた、使いかた
警告灯
PGM-FI
エンジンストップスイッチが 、メイン
スイッチが のとき システムに異常があ
ると点灯します。
警告灯が点灯した場合は高速走行を避け、ただち
に 販売店にご相談ください。
Honda
方向指示器表示灯
方向指示器が点滅しているときに点滅します。非
常駐車灯スイッチ(ハザードスイッチ)を使用して
いるときは、左右の表示灯が同時に点滅します。
前照灯上向き表示灯(ハイビームパイロットラン
プ)
照射角が上向きのときに点灯します。
ニュートラル表示灯
メインスイッチのキーがONの位置にありチェ
ンジがニュートラルの位置にあるとき点灯します。
ON PGM-FI
‘‘ ’’ (RUN)
警告灯はエンジンストップスイッ
PGM-FI
チを 、メインスイッチを に
‘‘ ’’ (R UN) ON
すると点灯し数秒後に消灯するのが正常で
す。
ニュートラル表示灯
警告灯
PGM-FI
方向指示器表示灯
前照灯上向き表示灯

イモビライザーシステム 表示灯
エンジンストップスイッチが の状態
でメインスイッチを にすると、イモビライザ
ーシステム の作動により表示灯が点灯し、
数秒後に消灯することで、エンジンの始動が可能
であることを示します。
消灯しない場合、エンジンの始動はできません。
(HISS)
(HISS)
‘‘ ’’ (RUN)
‘‘ON’’
エンジンストップスイッチが
の位置ではメインスイッチを にして
も、イモビライザーシステム 表示灯
は点灯しません。
エンジンストップスイッチを
にしてください。
‘‘ ’’ (OFF)
‘‘ON’’
(HISS)
‘‘ ’’ (RUN)
もし、消灯しない場合、メインスイッチを に
し、キーを抜き、再度キーを差し込み、メインスイ
ッチを にしてください。それでも消灯しない
‘‘ON’’
ときは、 〜 ページを確認してください。
4647
メインスイッチを にしたあと、24時間の間、
2秒間隔で点滅します。また、この点滅をしないよ
うにすることもできます( ページ参照)。
イモビライザーシステム については ペ
ージを参照してください。
‘‘OFF’’
45
(HISS)
‘‘OFF’’
43
イモビライザーシステム 表示灯
(HISS)

スイッチの使いかた
メインスイッチ
メインスイッチは電気回路の断続を行います。
走行中はメインスイッチのキーを操作しないでく
ださい。
メインスイッチのキーをOFFやLOCKの
位置にすると電気系統は作動しません。走行中に
メインスイッチのキーを操作すると思わぬ事故に
つながるおそれがありますので必ず停車してから
操作してください。
この車はメインスイッチをONにすると
前照灯(ヘッドライト)が常時点灯します。
エンジンをかけずにONの状態にしてお
くと、バッテリあがりの原因となります。
車をはなれるときは、ハンドルロックをか
けて必ずキーを抜いてお持ちください。
キーの
位置
ON
OFF
LOCK
作用
始動・昼夜間走行
前照灯(ヘッドライト)な
どが常時点灯する。
ホーン・方向指示器・制動
灯(ストップランプ)など
が使える。
停止
電気回路を全部遮断する
ハンドルのロックができる
電気回路を全部遮断する
OFF LOCKメインスイッチ
キーの
脱着
抜けない
抜ける
抜ける
ON

イモビライザーシステム
(HISS)
この車はイモビライザーシステム を装備し
ています。
イモビライザーシステム はメインスイッチ
を にしたとき、キーとメインスイッチにある
‘‘ON’’
アンテナの間で通信を行い、登録されたキー以外
ではエンジンを始動できないようにしたシステム
です。
(HISS)
(HISS)
エンジンストップスイッチが の状態
でメインスイッチを にすると、イモビライザ
ーシステム 表示灯が点灯し、数秒後に消灯
することでエンジンの始動が可能であることを示
します。
消灯しない場合、エンジンの始動はできません。
もし、消灯しない場合、メインスイッチを に
し、キーを抜き、再度キーを差し込み、メインスイ
ッチを にしてください。それでも消灯しない
ときは、 − ページを確認してください。4746
(HISS)
‘‘ON’’
‘‘ON’’
‘‘ ’’ (RUN)
‘‘OFF’’
イモビライザーシステム 表示灯
(HISS)

スイッチの使いかた
イモビライザーシステム 表示灯の点滅機能
イモビライザーシステム には、メインスイ
ッチを にしたあと、24時間の間、イモビライ
‘‘OFF’’
ザーシステム 表示灯が点滅する、点滅機能
があります。
点滅機能は、点滅するまたは点滅しないを設
定することができます。設定方法は次ページを参
照してください。
バッテリを取外すと、点滅機能の設定は点滅す
るになります。
(HISS)
(HISS)
(HISS)
メインスイッチが のとき、イモビライ
ザーシステム 表示灯が点滅していな
くても、イモビライザーシステム は
作動しています。
イモビライザーシステム()表示灯
OFF
(HISS)
HISS
(HISS)

点滅機能の設定は、以下の操作を行うと、点滅す
る、点滅しないが交互に切換わります。
メインスイッチをにします。
1.
中央ディスプレイを積算距離計表示にして、
2.
ON
左ボタンを2秒以上押し続けます。イモビラ
イザーシステム 表示灯が一瞬点滅しま
(HISS)
す。
3.メインスイッチをにします。
OFF
左ボタン
イモビライザーシステム
()表示灯
HISS

スイッチの使いかた
イモビライザーシステム 表示灯が消灯しな
いとき。
イモビライザーシステム 表示灯が消灯しな
いときは以下を確認してください。
他のイモビライザーシステムのキー(予備のキー
も含む)がメインスイッチの近くにある。
通信不良の場合があります。
メインスイッチのキーは、他のイモビライザー
システムのキー(予備のキーも含む)と分けて使
用してください。
(HISS)
(HISS)
メインスイッチのキーにシール等を貼っている。
通信不良の場合があります。
金属シール等は、はがしてください。

登録された専用のキーを使用していない。
登録された専用のキーを使用しないと、イモビ
ライザーシステム 表示灯は消灯しません。
(HISS)
登録された専用のキーを使用してください。
壊れたキーを使用している。
〜 ページを確認してください。
4849
壊れたキーを使用した場合、イモビライザーシ
ステム 表示灯は消灯しません。
(HISS)
別の登録された専用のキーを使用してください。
以上のこと以外で、イモビライザーシステム
表示灯が消灯しない場合は 販売店に
(HISS) Honda
ご相談ください。

スイッチの使いかた
メインスイッチのキー
メインスイッチのキーにはイモビライザーシステ
ム の電子部品が内蔵されています。取扱い
(HISS)
には次のことをお守りください。
キーを無理に曲げたり、強い衝撃を与えたりしな
いでください。
電子部品の破損の原因となります。
長時間、直射日光にさらしたり、高温下で放置した
りしないでください。
電子部品のデータ異常の原因となります。

削ったり、穴を開けたりしないでください。
電子部品の破損の原因となります。
強い磁気を帯びた場所に置かないでください。
電子部品のデータ異常の原因となります。

スイッチの使いかた
メインスイッチのキーを紛失しないようにしてく
ださい。
メインスイッチのキーをすべて紛失した場合、
PGM-FI/IGN
PGM-FI/IGN
備のキーを作成することをおすすめします。
予備のキーの作成については、専用のキーおよび
イモビライザーシステム の再登録が必要に
なりますので、お買い上げの 販売店へご相
談ください。
ユニットの交換が必要になります。
ユニットの交換を避けるため、予
(HISS)
Honda

前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)
《前照灯(ヘッドライト)の上下切換え》
前照灯上下切換えスイッチを押して行います。
(HI)
・・・・・前照灯(ヘッドライト)が上向き
(LO)
・・・・・前照灯(ヘッドライト)が下向き
昼間は、下向き(ロービーム)に点灯しましょう。
前照灯上下切換えスイッチ
(ヘッドライト上下切換えスイッチ)

スイッチの使いかた
エンジンストップスイッチ
エンジンストップスイッチは、転倒など非常の場
合に、手もとですぐにエンジンを止めるために設
けたものです。
通常は()の位置にしておいてくださ
い。
()の位置ではエンジンはかかりませ
ん。
エンジンストップスイッチは非常の場合以外は使
用しないでください。走行中にエンジンストップ
スイッチを → → にすると、エンジン
回転が不円滑となり、走行不安定の原因となりま
す。またエンジンにも悪影響をおよぼすおそれが
あります。
非常時にエンジンストップスイッチでエン
ジンを停止した場合、忘れずにメインスイ
ッチをOFFにしてください。ONの
ままにしておくと、バッテリあがりの原因
となります。
RUN
OFF
RUN OFF RUN
エンジンストップスイッチ

スタータスイッチ
スイッチを押している間、スタータモータが回転
し、エンジンを始動させます。
スタータモータを連続して回転させないで
ください。消費電力が多いため、バッテリが
あがるおそれがあります。
エンジンストップスイッチが
()のときはスタータモータは回転し
OFF
ません。
スタータモータ作動時はヘッドライトが消
灯します。
スタータスイッチ

スイッチの使いかた
ホーンスイッチ
メインスイッチがのとき、ホーンスイッチ
を押すとホーンが鳴ります。
ホーンスイッチ
ON
パッシングライトスイッチ
パッシングライトスイッチ
追越しのときに、自車の存在を知らせるためのも
のです。
《使いかた》
パッシングライトスイッチを押して行います。
前照灯上下切換えスイッチが上向きのときは作動
しません。

方向指示器スイッチ
右左折する時や、進路変更する場合には方向指示
器で合図します。
《使いかた》
メインスイッチのキーをにしてスイッチを
入れると、方向指示器が作動します。
解除は、方向指示器スイッチを押して行います。
・・・・・右 折
・・・・・左 折
方向指示器スイッチは、自動的に解除しま
せん。使用後は、必ず解除してください。つ
けたままにしておくと他の方に迷惑となり
ます。
電球(バルブ)は、正規のワット数以外のも
のを使用しますと、方向指示器が正常に作
動しなくなります。必ず正規のワット数の
ものを使用してください。
ON
方向指示器スイッチ

スイッチの使いかた
非常駐車灯スイッチ
(ハザードスイッチ)
スイッチを入れると、すべての方向指示器のラン
プが点滅します。
故障等で、やむを得ず路上に駐車するときに使用
します。非常時にのみ使用してください。
《使いかた》
メインスイッチのキーを にして非常駐車灯
スイッチ(ハザードスイッチ)を横に動かし、
の位置( マーク)に合わせます。
■
‘‘ON’’
‘‘ON’’
完全充電のバッテリでも約 分以上使用す
るとバッテリ容量が低下し、エンジンの始
動ができなくなります。
20
非常駐車灯スイッチ
(ハザードスイッチ)

装備の使いかた
ハンドルロック
盗難予防のため、駐車するときは必ずハンドルロ
ックをかけましょう。
チェーンロック等のご使用もおすすめします。
《かけかた》
ハンドルを左いっぱいに切ります。
1.
メインスイッチにキーを差し込みます。
2.
キーを押し込みながら、の位置まで
3.
回します。
ロックがかかりにくい場合は、多少ハンドル
を左右に動かしてください。
キーを抜きます。
4.
LOCK
交通のじゃまにならない安全な場所を選ん
で駐車しましょう。
ハンドルが確実にロックされているか、ハ
ンドルを軽く左右に動かして確認してくだ
さい。
《かけかた》
メインスイッチのキー
押押すす
回回すす
《外しかた》
メインスイッチにキーを差し込みます。
1.
キーを押し込みながら、の位置まで回
2.
します。
OFF
回回すす
押押すす
《外しかた》

装備の使いかた
シート
《取外し》
メインスイッチのキーをヘルメットホルダに
1.
差し込み、右に回してヘルメットホルダーの
ロックを解除します。
シートロック解除レバーを下に押し下げ、シ
2.
ートロックを解除します。
3.
シートを後方へずらしながら持ち上げて取外
します。
《取付け》
フレームのガイドにシートの凸部を差し込み、
1.
シートを取付けます。
シート後部を押し下げてロックします。
2.
シートを軽く持ち上げてロックがかかってい
ることを確認してください。
キーを抜きます。
3.
メインスイッチのキーを置き忘れた状態で
シートを取付けると、自動的にロックされ、
キーを取り出せなくなりますのでご注意く
ださい。
シート
ヘルメットホルダー
メインスイッチのキーシートロック
解除レバー

ヘルメットホルダ
ヘルメットホルダは、駐車時のみに使用するもの
です。
走行時に使用すると、ヘルメットが運転を妨げた
り、車体に損傷を与えることがあります。また、ヘ
ルメットに損傷を与え保護機能を低下させます。
《使いかた》
メインスイッチのキーをヘルメットホルダに
1.
差し込み、右にまわしてヘルメットホルダの
ロックを解除します。
ホルダフックに、ヘルメットの金具をかけま
2.
す。
メインスイッチのキーを左に回してロックし、
3.
メインスイッチのキーを抜きます。
ヘルメット
ホルダ
ヘルメットホルダフック
メインスイッチのキー

装備の使いかた
収納スペース
シートを取外すと、収納スペースがあります。
シートの取り外しは、 ページを参照してくださ
い。
収納スペース内への荷物の積載は、 までです。
収納スペース内にメインスイッチのキーを
置き忘れた状態でシートを取付けると、自
動的にロックされ、キーを取出すことがで
きなくなりますのでご注意ください。
収納スペース内はエンジンの熱で温度が高
くなります。熱の影響を受け易い用品、食料
品または可燃性のものは入れないでくださ
い。
洗車時等、内部に水が入ることがあります。
大切なものを入れる場合はご注意ください。
58
3kg
収納スペース

書類入れ 携帯工具入れ
シートを取外すと書類入れがあります。
取扱説明書やメンテナンスノートなどは、ビニー
ル袋に入れ、ここに格納してください。
シートの取付け取外しは、 ページを参照
してください。
洗車時、シートの下方から強く水をかけな
いでください。内部に水が入り書類等がぬ
れることがあります。
書類入れ
58
シート裏側に携帯工具入れがあります。
携帯工具は、工具入れに確実に格納してください。
シートの取付け取外しは、58 ページを参照し
てください.
携帯工具
携帯工具入れ

装備の使いかた
ハンドルバーポジション
ライダーの好みに応じて、ハンドル位置を変更す
ることができます。ハンドル位置を変更する場合
は 販売店にご相談ください。
Honda

ブレーキレバーの距離調整
ブレーキレバーには、ハンドルグリップからの距
離を微調整できるアジャスタが装備されています。
《調整のしかた》
ブレーキレバーを前方に押しながら、アジャスタ
の数字と合わせマークを合わせます。
レバーとグリップの距離は、1の位置が最大、
6の位置が最小です。
前方
ブレーキレバー
合わせマーク
数字
アジャスタ

装備の使いかた
クラッチレバーの距離調整
クラッチレバーには、ハンドルグリップからの距
離を微調整できるアジャスタが装備されています。
《調整のしかた》
クラッチレバーを前方に押しながら、アジャスタ
の数字と合わせマークを合わせます。
レバーとグリップの距離は、1の位置が最大、
5の位置が最小です。
数字
合わせマーク
クラッチレバー
アジャスタ
前方

フロントクッションの調整
体重や路面の状態などに応じて調整してください。
《スプリングの調整》
調整は、スパナでアジャスタを回し、アジャスタの
高さを変えて行います。
スプリングの強さは、アジャスタの高さを低くす
ると強くなり、高くすると弱くなります。
標準は、アジャスタの上から4本目の目盛がフォ
ークボルト上端に合う位置です。
アジャスタは、無理に回さないでください。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
アジャスタ
フォークボルト上端
4本目
の目盛

装備の使いかた
《伸び側減衰力の調整》
調整は、○−マイナスドライバを使いアジャスタを
回して行います。
減衰力の強さは、アジャスタを右回り(時計回り)
に回すと強くなり、左回り(反時計回り)に回すと
弱くなります。
標準は、アジャスタを右回りに止まるまで回した
後、左回りに約1.5回転戻しポンチマークが合わせ
マークに合う位置です。
アジャスタは、無理に回さないでください。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
合わせマーク
ポンチ
マーク
アジャスタ

リヤクッションの調整
体重や路面の状況に応じて調整してください。
《スプリングの調整》
調整はピンスパナとホルダを使い、アジャスタを
回して行います。
2が標準の強さで、1は弱く、3〜5と強くなり
ます。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
アジャスタ
リヤクッション
2345
1
ホルダ
ピンスパナ

装備の使いかた
《伸び側減衰力の調整》 リヤクッション
リヤクッション本体下部にアジャスタがあります。
減衰力の強さは、アジャスタをH()側に回す
と強くなり、S()側に回すと弱くなります。
標準は、アジャスタをH側に軽く止まるまで回し
た後、S側に10クリック戻した位置です。
アジャスタは、無理に回さないでください。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
Soft
Hard
アジャスタ

《縮み側減衰力の調整》
リザーバタンク上部にアジャスタがあります。
調整はアジャスタを回し、数字を合わせマークに
合わせます。
2が標準の強さで、1は弱く、3〜4と強くなりま
す。
アジャスタは、無理に回さないでください。
左右の強さは、必ず同じにしてください。
アジャスタ
数字 合わせマーク
リザーバタンク

装備の使いかた
サイドカバー
右図は右サイドカバーを示しています。
左サイドカバーも同じ要領で行ってください。
《取外し》
シートを取外します。(58ページ参照)
1.
携帯工具の六角レンチを使って、ボルトを取
2.
外します。
サイドカバーを手前に引き、フックをグロメ
3.
ットから外します。
《取付け》
取付けは、取外しの逆手順で行います。
取付け後は、サイドカバーが確実に取付けてある
か確認してください。
《右サイドカバー》
グロメット フック
右サイドカバー
ボルト

U字ロック格納場所
シートの下にU字ロックを格納することができま
す。
《格納のしかた》
シートを開けます。(58ページ参照 )
1.
U字ロックを右図のように格納し、バンド
2.
で確実に固定します。
U字ロックはオプションです。
U字ロック格納場所には、U字ロックの種
類や形状、大きさなどにより一部格納でき
ない場合があります。
バンド

装備の使いかた
燃料タンクの開閉
整備などのために、燃料タンクの前部を持ち上げ
ることができます。ガソリンを抜く必要はありま
せん。
燃料タンクの下には物を置かないでください。
《持ち上げかた》
平坦地でメインスタンドを立て、車体を垂直
1.
に保ちハンドルを直進状態にします。
燃料タンクキャップが閉じられていることを
2.
確認します。
シートを取外します。(58ページ参照)
3.
左右のサイドカバーを取外します。
4.
(70ページ参照)
燃料タンク後部のボルトを取外します。
5.
6.後部ヒンジを持ち上げて、燃料タンクを後ろ
に引き、タンクステーをラバーマウントから
外して、燃料タンクを持ち上げます。
タンクステー
ボルト
ラバーマウント
燃料タンク
後部ヒンジ

後部ヒンジを倒します。
7.
燃料タンクとフレームの固定用穴に携帯工具
8.
のドライバを差し込みます。
燃料タンクを必要以上に持ち上げないでください。
《閉じかた》
燃料タンクの閉じかたは、持ち上げかたの逆
手順で行います。
タンクステーをラバーマウントへ確実に
取付けてください。
燃料タンクを固定するボルトを確実に締
付けてください。
ドライバ
固定用穴燃料タンク
後部ヒンジ

燃料の補給
《使用燃料》
無鉛レギュラーガソリン ガソリンは、燃えやすくヤケドを負ったり、爆
発して重大な傷害に至る可能性があります。
必ず無鉛ガソリンを補給してください。
補給するときは、無鉛ガソリンであること
を確認してください。
高濃度アルコール含有燃料を補給すると、
エンジンや燃料系などを損傷する原因とな
ります。
軽油や粗悪ガソリンを補給したり、不適切
な燃料添加剤を使うと、エンジンなどに悪
影響を与えます。
ガソリンの補給は、必ずエンジンを止め、火気厳禁
で行ってください。
ガソリンを取扱う場合は、
エンジンを止めてください。また、裸火、火
花、熱源などの火元を遠ざけてください。
燃料補給は、必ず屋外で行ってください。
こぼれたガソリンは、すぐに拭き取ってく
ださい。
身体に帯電した静電気の放電による火花によ
り、気化したガソリンに引火し、ヤケドを負う
可能性があります。
ガソリンを補給するときは、
燃料タンクキャップを開ける前に車体や
給油機などの金属部分に触れて身体の静
電気を除去してください。
給油作業は静電気を除去した人のみで行
なってください。

《補給のしかた》
キーカバーを開け、メインスイッチのキーを
1.
差し込み右に回して、燃料タンクキャップを
開けます。
ガソリンを注入口の下側にあるレベルプレー
2.
ト下端まで入れます。
ガソリンをレベルプレート下端以上に入れる
と、燃料タンクキャップのブリーザ孔からガ
ソリンがにじみ出ることがあります。
燃料タンクキャップを手で確実に押してメイ
3.
ンスイッチのキーを抜いてください。
燃料タンクキャップがロックされないと、メ
インスイッチのキーは抜けません。
メインスイッチのキー
燃料タンクキャップ
レベルプレート下端
キーカバー

正しい運転操作
エンジンのかけかた
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が含
まれています。エンジンは、風通しの良い場所でか
けてください。
エンジン始動は、 − ページの「始動手順」
に従い行ってください。
スタータスイッチを押して5秒以内でエン
ジンがかからないときは、10秒くらい休ん
でからまた押してください。
これはバッテリ電圧を回復させるためです。
無用の空ふかしや長時間の暖機運転はしな
いでください。ガソリンの無駄使いになる
ばかりでなく、エンジン等に悪影響を与え
ます。
7778
この車には、サイドスタンドを出したまま
チェンジを入れると、自動的にエンジンが
停止するイグニッションカットオフ式サイ
ドスタンドを採用しています。スタートす
る前に、必ずサイドスタンドを格納してく
ださい。
エンジンをかけるときには、スロットルを
全開にしないでください。
スロットルを全開にしてエンジンを始動し
ようとすると、 ユニットが燃料の供
給を停止します。
PGM-FI

《始動手順》
エンジンが冷えているとき
エンジンストップスイッチが(RUN)
1.
になっていることを確認します。
メインスイッチをONにします。
2.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
3.
ラル表示灯で確認してください。)
4.
チョークノブをいっぱいに引きます。
スロットルグリップを閉じ、スタータスイッ
5.
チを押します。
エンジンがかかったら、回転がスムーズにな
6.
るまで暖機運転し、チョークノブを完全に戻
します。
サイドスタンドが確実に格納してあることを
7.
確認してからスタートしてください。
チョークノブを引いたままで長時間暖機運
転を行わないでください。
エンジンが損傷する恐れがあります。
戻す
引く
チョークノブ
エンジンがかからないときは、 ページ記
載の要領で確認してください。
129

正しい運転操作
エンジンが暖まっているとき
エンジンストップスイッチが(RUN)
1.
になっていることを確認します。
メインスイッチをONにします。
2.
チェンジをニュートラルにします。(ニュート
3.
ラル表示灯で確認してください。)
スロットルグリップを閉じ、スタータスイッ
4.
チを押します。
らないときは、5を行います。)
スロットルグリップを閉じてエンジンがかか
5.
らないときは、スロットルグリップを1/8
〜1/4ほど回し、スタータスイッチを押し
ます。
サイドスタンドが確実に格納してあることを
6.
確認してからスタートしてください。
(1〜2回でエンジンがかか
エンジンが暖まっているときチョークノブ
が引かれていると、ラジエータの冷却ファ
ンが回転することがありますが、異常では
ありません。チョークノブが完全に戻って
いることを確認してください。
この車は、転倒したとき、自動的にエンジン
を停止するシステムが装備されています。
エンジンを再始動するときは、システムの
作動を解除するためにメインスイッチを一
度OFFにしてください。
エンジンがかからないときは、 ページ記
載の要領で確認してください。
129

チェンジのしかた
チェンジは、右図のような5段リターン式です。
変速は、スロットルグリップを一旦戻して、クラ
ッチレバーを完全に握ってから行います。
チェンジペダルの操作は、つま先で軽く行い、ペ
ダルにコツンと足ごたえのあるまで確実に操作
してください。無理をすると、チェンジ機構を痛
める原因となります。

正しい運転操作
走りかた
走行前に、サイドスタンドは完全に納まってい
るか確認してください。
車のスピードに応じてギヤを切換えることが必
要です。右表は、その速度範囲を示したものです。
不必要な急加減速をつつしんで走ることが、燃
料の節約と車の寿命をのばします。
走行中に異音や異常を感じたときは、ただ
ちに 販売店で調べましょう。
Honda 500 km
発進は、できるだけ静かに行いましょう。
法定速度を守って走りましょう。
速度範囲
1速
2速
3速
4速
5速
《慣らし運転》
適切な慣らし運転を行うと、その後のお車の性能
を良い状態に保つことができます。
この車は乗り初めてから を走行するまで
は急発進、急加速を避け控えめな運転をしてくだ
さい。
〜
070km/h
〜
25 110 km/h
〜
35 150 km/h
〜
45 180 km/h
以上
50 km/h

《シフトダウンのしかた》
追い越しするときなど、強力な加速が必要なとき
は、シフトダウンをすると加速力が得られます。
あまり高い速度で行うと、エンジンの回転が上が
り過ぎて、エンジン、ミッションに悪影響を与える
だけでなく、最悪の場合エンジン、ミッションがこ
われます。右表の速度内で行ってください。
5速→4速
4速→3速
3速→2速
2速→1速
シフトダウン可能限界速度
50 km/h
以下
以下
以下
以下
180 km/h
140 km/h
100 km/h

正しい運転操作
ブレーキの使いかた
ブレーキは、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同
時に使いましょう。制動力を効果的に得るため
には、前輪ブレーキと後輪ブレーキを同時に使
う必要があります。
不必要な急ブレーキは避けましょう。急激なブ
レーキ操作は、タイヤをロックさせ車体の安定
性を損なうおそれがあります。
雨天走行や路面が濡れている場合、タイヤがロ
ックしやすく、制動距離が長くなります。スピー
ドを落として、余裕をもったブレーキ操作をし
てください。
連続的なブレーキ操作は、ブレーキ部の温度上
昇の原因となり、ブレーキの効きが悪くなるお
それがありますので避けてください。
水たまりを走行した後や雨天走行時には、ブレ
ーキの効き具合が悪くなることがあります。
水たまりを走行した後などは、安全な場所で周
囲の交通事情に十分注意し、低速で走行しなが
らブレーキを軽く作動させて、ブレーキの効き
具合を確認してください。もし、ブレーキの効き
が悪いときは、ブレーキを軽く作動させながら
しばらく低速で走行して、ブレーキのしめりを
乾かしてください。

《エンジンブレーキ》
スロットルグリップをもどすとエンジンブレーキ
がききます。さらにエンジンブレーキを必要とす
るときは4速、3速・・・・・とシフトダウンを行って
ください。
急激なシフトダウンは、尻振りなどの原因となり
ます。 ページの表にしたがって行ってくださ
81
い。
長い下り坂、急な下り坂などでは、断続的なブレー
キ操作とエンジンブレーキを併用してください。

メンテナンスを安全に行うために
整備はエンジンを停止しキーを抜いた状態で行
ってください。
場所は、平坦地で足場のしっかりした所を選び、
スタンドを立てて行ってください。

エンジン停止直後のメンテナンスは、エンジン
本体、マフラやエキゾーストパイプなどが熱く
なっています。ヤケドにご注意ください。
排気ガスには、一酸化炭素などの有害な成分が
含まれています。しめきったガレージの中や、風
通しの悪い場所でエンジンをかけての点検はや
めてください。

メンテナンスを安全に行うために
走行して点検する必要があるときは、安全な場
所で周囲の交通事情に十分注意して行ってくだ
さい。
メンテナンスに工具を必要とするときは、適切
な工具を使用してください。

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
お車をご使用の方の安全と車を快適にご使用いた
だくために、道路運送車両法で1日1回の日常点
検と6か月、12か月毎の定期点検整備を行うこと
が義務づけられています。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して
ください。
点検整備の方法を正しく行わないことや、不
適当な整備,未修理は、転倒事故などを起こす
原因となり、死亡または重大な傷害に至る可
能性があります。
点検整備は、取扱説明書・メンテナンスノー
トに記載された点検方法・要領を守り、必ず
実施してください。
異状箇所は乗車前に修理してください。
各点検、メンテナンス等については、以下のページ
をご覧ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1か月目点検について ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・交換部品について ・88
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常点検 ・89
・・・・・・・・・・・・・・・・・メンテナンス部品配置図 ・90
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・定期点検 ・92
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6か月点検項目 ・93
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・簡単なメンテナンス ・94
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブレーキ ・95
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・タイヤ ・99
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ドライブチェーン ・103
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エンジンオイル ・105
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・冷却水 ・109
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・バッテリ ・112
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒューズ ・115
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エアクリーナ ・117
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブリーザドレン ・119

日常点検、定期点検、簡単なメンテナンス
1か月目点検について 交換部品について
新車から1か月目(または、 時)は、特に初
1,000 km
期の点検整備が車の寿命に影響することを重視し、
点検を無料でお取扱いいたします。
お買いあげの 販売店で行ってください。
Honda
他の販売店にてお受けになると有料となる場合が
あります。
また、オイル代、消耗部品代および交換工賃等は実
費をいただきます。
点検整備の結果、部品の交換が必要となった場合
は、あなたのお車に最適な 純正部品をご
使用ください。
純正部品は、厳しい検査を実施し、 車に適合
するように作られています。
お求めは、 販売店にご相談ください。
Honda
純正部品には、次のマークがついています。
Honda
Honda
詳細については、別冊「メンテナンスノート」の
ページをご覧ください。
14
3
小型自動車[ を超えるもの]は、2年ご
250 cm (cc)
とに国で定める継続検査を受けなければ使用でき
ません。
期間満了前に必ずお受けください。
純正部品マーク

日常点検
日常点検
お車をご使用の方には、1日1回運転する前に点
検を行うことが法で定められています。
安全快適にお乗りいただくために、必ず実施して
ください。
この車に適用される点検項目は、右記「日常点検項
目」です。
下線のついている項目については、「簡単なメンテ
ナンス」に説明があります。 ページ以後を参照
してください。
また、点検項目の部位を次ページの「メンテナンス
部品配置図」で示します。参照してください。
点検方法・要領は、別冊「メンテナンスノート」の21
ページ以後をご覧ください。
94
日常点検項目
ブレーキ
タイヤ
エンジン
灯火装置及び方向指示器
運行において異状が認められた箇所
(※)印の点検は、お車の走行距離、運転時の状態等
から判断した適切な時期(長距離走行前や洗車時、
給油時等)に行う項目です。
レバーの遊び(油圧式)
ペダルの遊び(油圧式)
ブレーキのきき具合
ブレーキ液の量
空気圧
亀裂、損傷
異状な摩耗
溝の深さ(※)
冷却水の量(※)
エンジンオイルの量(※)
(4サイクル車)
かかり具合、異音(※)
低速、加速の状態(※)

日常点検
メンテナンス部品配置図
点検の方法・要領は、取扱説明書の「簡
単なメンテナンス」および別冊「メンテ
ナンスノート」の21ページ以後をご覧
ください。
後輪ブレーキリザーバタンク
前輪ブレーキリザーバタンク
前輪ブレーキレバー
ラジエータリザーバタンク
オイルレベル点検窓
後輪ブレーキペダル

フロントウインカ
ランプ
メインスイッチ
前照灯上下切換えスイッチ
方向指示器スイッチ
タイヤ
ストップ テールランプヘッドライト
リヤウインカ
ランプ

定期点検
定期点検
定期点検は、道路運送車両法で定められた6か月、
12か月ごとの点検と、使い始めてから1か月目(ま
たは、 時)に行う点検があります。
1,000 km
また、これらの法定点検項目のほかに が指
定する点検整備項目もあります。
安全快適にお車をご使用いただくために、点検整
備を必ず実施してください。
点検整備の実施は、お客様の責任です。これは、ご
自身で行う場合も、他に依頼する場合も同様です。
ご自身で実施できない場合は、 販売店に
ご相談ください。
ご自身で実施する場合は、安全のためご自分の
知識と技量に合わせた範囲内で行ってください。
難しいと思われる内容については、 販売
店にご相談ください。
Honda
Honda
Honda
点検整備のデータは、 ページのサービスデー
タを参照してください。
点検結果は、別冊「メンテナンスノート」の定期点
検整備記録簿に記入し、大切に保存、携行してくだ
さい。
6か月点検項目は、次ページにあります。
点検内容等、詳しくは別冊「メンテナンスノート」
の定期点検の解説(25ページ)をご覧ください。
132

6か月点検項目
点火装置 スパークプラグの状態
潤滑装置
クラッチ
チェーン及びスプロケット
ブレーキペダル及び
ブレーキレバー
ホース及びパイプ
ホイール
点検内容は、別冊「メンテナンスノート」の25ページをご覧ください。
排気ガスの状態エンジン本体
エンジンオイルの漏れ
クラッチの作用
チェーンの緩み
遊び
ブレーキのきき具合
漏れ、損傷、取付状態
タイヤの状態
ホイールのボルト、ナットの緩み
Honda
指定6か月点検整備項目
ブレーキ装置 パッドの摩耗
ブローバイガス還元装置 ブリーザドレンの清掃
点検整備の内容は、 、 および ページを参照してくだ
さい。
9698119

簡単なメンテナンス
簡単なメンテナンス
ここでは、通常行われることが多い簡単なメンテ
ナンス(点検整備)について説明しています。
ご自身の知識、技量に合わせた範囲内で、適切な工
具を使用し、メンテナンスを行ってください。
安全のため、技量や作業に必要な工具をお持ちで
ない場合は、 販売店にご相談ください。
Honda

ブレーキ
前輪ブレーキ
《ブレーキ液の量の点検》
平坦地でスタンドを立て、ハンドルを動かし、リザ
ーバタンクキャップ上面を水平にします。
液面が下限()以上にあることを確認して
ください。
液面が下限以下の場合はブレーキパッドの摩耗が
考えられます。パッドの摩耗の点検を行ってくだ
さい。(次ページ参照)
ブレーキパッドが摩耗していない場合は、ブレー
キ系統の液漏れが考えられます。
異状箇所の修理やブレーキ液の補充は 販売
店にご相談ください。
LOWER
Honda
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく
ださい。
銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ
レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障
の原因となることがあります。
指定ブレーキ液
Honda
純正ブレーキフルード DOT4
下限

簡単なメンテナンス
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
Honda
( 指定6か月点検整備項目)
ブレーキキャリパの後側からのぞいて、パッドの
摩耗限界溝がブレーキディスクの側面に達したら、
パッドの摩耗限界です。
摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時
に交換してください。
ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda
ブレーキキャリパ
ディスク
パッドの摩耗限界溝

後輪ブレーキ
《ブレーキ液の量の点検》
平坦地で車体を垂直にして、ブレーキ液面がレベ
ルラインに平行な状態にします。
液面が上限と下限の間にあることを確認してくだ
さい。
液面が下限以下の場合はブレーキパッドの摩耗が
考えられます。パッドの摩耗の点検を行ってくだ
さい。(次ページ参照)
ブレーキパッドが摩耗していない場合は、ブレー
キ系統の液漏れが考えられます。
異状箇所の修理やブレーキ液の補充は 販売
店にご相談ください。
指定ブレーキ液
純正ブレーキフルード DOT4
Honda
Honda
銘柄の異なるブレーキ液を使用しないでく
ださい。
銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブ
レーキ液が変質したりブレーキ装置の故障
の原因となることがあります。
上限
下限

簡単なメンテナンス
《ブレーキパッドの摩耗の点検》
Honda
( 指定6か月点検整備項目)
ブレーキキャリパの後側からのぞいて、パッドの
摩耗限界溝がブレーキディスクの側面に達したら、
パッドの摩耗限界です。
摩耗限界に達したら、ブレーキパッドを左右同時
に交換してください。
ブレーキパッドの交換は、 販売店にご相談
ください。
Honda
ディスク
パッドの摩耗限界溝
ブレーキキャリパ

タイヤ
車を安全に運転するには、タイヤを良い状態に保
つことが必要です。
常に適正な空気圧を保ってください。
また、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは、使
用せず交換してください。
過度にすり減ったタイヤの使用や、不適正な
空気圧での運転は、転倒事故などを起こす原
因となり、死亡または重大な傷害に至る可能
性があります。
《空気圧の点検》
タイヤの接地部のたわみ状態を見て、空気圧が適
当であるかを点検します。
タイヤ接地部のたわみ状態が異常な場合は、タイ
ヤが冷えている状態でタイヤゲージを使用し、適
正な空気圧に調整してください。
取扱説明書に記載されたタイヤの空気圧を守
り、規定の数値を超えてすり減ったタイヤは
交換してください。
タイヤの空気圧
1人乗車時 前輪
後輪
2人乗車時 前輪
後輪
250 kPa (2.50 kgf/cm
290 kPa (2.90 kgf/cm
250 kPa (2.50 kgf/cm
290 kPa (2.90 kgf/cm )
)
)
)