
Dell PowerEdge VRTX ストレージサブシステム
の互換性マトリックス
規制モデル: E24S
規制タイプ: E24S001

目次
ベースラインの最小バージョン要件...................................................................................................................................... 4
現在のベースライン.............................................................................................................................................................4
レガシーベースライン......................................................................................................................................................... 4
ベースラインのしきい値のガイドライン.............................................................................................................................6
ストレージサブシステムのベースラインのタイプ............................................................................................................. 7
ベースライン v8 — 追加のオペレーティング システムに対するサポート..............................................................7
ベースライン v7 — PowerEdge M640 のサポート........................................................................................................ 8
ベースライン v6 — 現在のベースライン:自己暗号化ドライブとバグ フィックスに対応............................... 9
ベースライン v5 - Shared PERC 8 外部コントローラによる共有ストレージの拡張............................................10
ベースライン v4 - Linux オペレーティングシステムおよびバグフィックス対応のフォールトトレラント.....11
ファームウェアのアップデート............................................................................................................................................. 13
サーバーモジュールのアップデート...................................................................................................................................... 14
PowerEdge VRTX エンクロージャコンポーネントのアップデート................................................................................15
文書リソース............................................................................................................................................................................. 16
2 目次

メモ、注意、警告
メモ: 製品を使いやすくするための重要な情報を説明しています。
注意: ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その危険を回避するための方法を説明しています。
警告: 物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。
© 2014 - 2019 Dell Inc. またはその関連会社。。Dell、EMC、およびその他の商標は、Dell Inc. またはその子会社の商標です。その他
の商標は、それぞれの所有者の商標である場合があります。
2019 - 09
Rev. A08

ベースラインの最小バージョン要件
以下は Power Edge VRTX ストレージサブシステム用のベースラインリリースです。各ベースラインは使用可能なコードスタックの
リリースを示します。また、ベースラインに対応するオペレーティングシステムと一緒に、各コンポートネントの最小バージョン要
件も定義します。
現在のベースライン
現在のベースラインは、最近リリースされた認証済みのコード スタックです。デルでは、VRTX システムを現在のベースラインに準
拠するように構成することを推奨します。現在のベースラインにのみ、アップデートとバグ修正が含まれています。このドキュメ
ントには、最新のアップデートおよびバグ修正が反映されていない場合があります。最新のアップデートについては、Dell.com/
support/home を参照してください。
表 1. 現在のベースライン
現在のベースライン 説明
ベースライン v8
レガシーベースライン
レガシー ベースラインには以前リリースされたコード スタックが含まれています。ベースラインには、リリース順に番号が付けられ
ます。たとえば、ベースライン v1 は VRTX システムのイニシャル リリースです。
このベースラインでは、追加のオペレーティング システムに対
するサポートも加わります。
表 2. レガシーベースライン
レガシーベースライン 説明
ベースライン v7
ベースライン v6
ベースライン v5 Shared PERC 8 外部コントローラ、および PowerVault MD1200 ま
Dell PowerEdge M640 をサポートする PowerEdge VRTX ユニッ
トの最小バージョンのベースライン要件を定義します。
このベースラインは、追加のオペレーティング システムもサポー
トします。
FIPS-certified 自己暗号化ドライブ(SED)をサポートするため、
PowerEdge VRTX ストレージサブシステムの最小バージョンの
ベースライン要件を定義します。
このベースラインは、追加のオペレーティング システムもサポー
トします。
前のベースラインのシングルおよびデュアル Shared PERC 8 構
成をともに向上させます。
たは MD1220 ストレージ エンクロージャによる共有ストレージ
拡張の導入に関連する PowerEdge VRTX ストレージ サブシステ
ムの最小バージョンのベースライン要件を定義します。
このベースラインは以下を提供します。
• Shared PERC 8 外部コントローラ、および PowerVault
MD1200
有ストレージ拡張に対する追加サポート
• 追加のオペレーティングシステムに対するサポート
• 前のベースラインのシングルおよびデュアル Shared PERC 8
構成を両方とも向上。
• 対応するすべてのオペレーティング システムのシングルお
よびデュアル Shared PERC 8 構成をともにサポート。
または MD1220 ストレージ エンクロージャによる共
4 ベースラインの最小バージョン要件

レガシーベースライン 説明
ベースライン v4 Linux に対応するフォールトトレランスの導入に関連する
PowerEdge VRTX ストレージサブシステムの最小バージョンの
ベースライン要件を定義します。
このベースラインは以下を提供します。
• 対応する Linux オペレーティングシステムのフォールトトレ
ランス
• 追加のオペレーティングシステムに対するサポート
• シングルおよびデュアル Shared PERC 8 構成の両方を向上
ベースライン v3 フォールトトレラント(デュアルコントローラ)Shared PERC 8
構成へのライトバックキャッシュサポートの導入に関連する
VRTX ストレージサブシステムの最小バージョンのベースライン
要件を定義します。
このベースラインは以下を提供します。
• シングルおよびフォールトトレラント構成の両方のライト
バックキャッシング
• 前のベースラインからのシングルおよびデュアル Shared
PERC 8 構成の両方を向上
• 以降のベースライン(ベースライン v4)との下位互換性はな
く、今後のアップデートもありません
ベースライン v2 フォールトトレラント(デュアルコントローラ)Shared PERC 8
構成の導入に関連する、VRTX ストレージサブシステムの最小
バージョンのベースライン要件を定義します。
このベースラインは以下を提供します。
• シングルおよびデュアル Shared PERC 8 構成の両方をサポ
ート
• シングル コントローラ構成のライト バック キャッシングを
提供。デュアル コントローラ構成のライト スルー キャッシ
ング
• 前のベースラインからのシングルおよびデュアル Shared
PERC 8 構成の両方を向上
• 以降のベースライン(ベースライン v3)との下位互換性はな
く、今後のアップデートもありません。
ベースライン v1 シングル Shared PERC 8 のみ含まれる VRTX ストレージサブシ
ステムの最小バージョンのベースライン要件を定義します。
このベースラインは以下を提供します。
• シングル Shared PERC 8 構成のサポート。ストレージ サブ
システムの冗長性(デュアル Shared PERC 8)は、このベー
スラインではサポート対象外
• 以降のベースライン(ベースライン v2)との下位互換性はな
く、今後のアップデートもありません。
ベースラインの最小バージョン要件 5

ベースラインのしきい値のガイドライン
1. ストレージサブシステムは、1 つのベースラインバージョンにのみ準拠する必要があります。
ストレージサブシステムのコンポーネントが1つのベースラインに定義される最小バージョン要件に準拠している場合、すべて
のコンポーネントも同じベースラインに準拠させる必要があります。
2. 一部のオペレーティングシステムは特定のベースラインに導入されますが、前のベースラインにはサポートされません。オペレ
ーティングシステムのサポートについては、ベースラインの定義を参照してください。
3. ストレージサブシステムの前のベースラインへのダウングレードは、サポートされません。
4. ストレージサブシステムを現在のベースラインにアップデートすることをお勧めします。また、ベースラインは最小バージョン
要件のみ定義するため、Dell.com/support/home.に記載のとおり、コンポーネントを最新のファームウェアおよびドライバリリ
ースにアップデートすることをお勧めします。
6 ベースラインのしきい値のガイドライン

ストレージサブシステムのベースラインのタイ
プ
ベースライン v8 — 追加のオペレーティング システ
ムに対するサポート
表 3. ベースライン v8 — 追加のオペレーティング システムに対するサポート
Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントの
ファームウェア
CMC ファームウェア 3.20
シャーシインフラストラクチャファームウェア 2.21
Shared PERC 8 内部ファームウェア 23.14.06.0013
Shared PERC 8 外部ファームウェア 23.14.06.0013
内部エクスパンダバックプレーンファームウェア 2.0
PowerVault MD1200/MD1220 ストレージエンクロージャファー
ムウェア
Microsoft Windows Server 2019 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2016 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 R2 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2008 R2 6.805.03.00
VMware ESXi 6.7 U1 6.806.90.00
VMware ESXi 6.5 U3 6.806.90.00
VMware ESXi 6.5 U2 6.806.90.00
VMware ESXi 6.5 U1 6.806.90.00
VMware ESXi 6.0 U3 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 U1 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 Patch 01 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U3 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U1 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U3 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U1 6.805.56.00
SLES 15 7.705.06.00
SLES 12 SP3 6.904.09.00
SLES 12 SP2 6.904.09.00
SLES 12 SP1 6.904.09.00
SLES 12 6.904.09.00
バージョン
1.06
ストレージサブシステムのベースラインのタイプ 7

Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントの
ファームウェア
SLES 11 SP4 6.904.09.00
SLES 11 SP3 6.904.09.00
RHEL 7.6 7.705.05.00
RHEL 7.5 7.705.05.00
RHEL 7.4 7.703.06.00
RHEL 7.3 06.811.02.00-rh1
RHEL 7.2 06.807.10.00
RHEL 7.1 06.805.06.01-rc1
RHEL 6.10 7.705.05.00
RHEL 6.9 6.904.09.00
RHEL 6.8 6.904.09.00
RHEL 6.7 6.904.09.00
RHEL 6.6 6.904.09.00
RHEL 6.5 6.904.09.00
バージョン
ベースライン v7 — PowerEdge M640 のサポート
表 4. ベースライン v7 — PowerEdge M640 のサポート
Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントの
ファームウェア
CMC ファームウェア 3.00
シャーシインフラストラクチャファームウェア 2.21
Shared PERC 8 内部ファームウェア 23.14.06.0013
Shared PERC 8 外部ファームウェア 23.14.06.0013
内部エクスパンダバックプレーンファームウェア 2.0
PowerVault MD1200/MD1220 ストレージエンクロージャファー
ムウェア
Microsoft Windows Server 2016 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 R2 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2008 R2 6.805.03.00
VMWare ESXi 6.5 U1 6.806.90.00
VMWare ESXi 6.0 U3 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 U1 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 Patch 01 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U3 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U1 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U3 6.805.56.00
バージョン
1.06
8 ストレージサブシステムのベースラインのタイプ

Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントの
ファームウェア
VMWare ESXi 5.1 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U1 6.805.56.00
SLES 12 SP3 6.904.09.00
SLES 12 SP2 6.904.09.00
SLES 12 SP1 6.904.09.00
SLES 12 6.904.09.00
SLES 11 SP4 6.904.09.00
SLES 11 SP3 6.904.09.00
RHEL 7.4 7.703.06.00
RHEL 7.3 06.811.02.00-rh1
RHEL 7.2 06.807.10.00
RHEL 7.1 06.805.06.01-rc1
RHEL 6.9 6.904.09.00
RHEL 6.8 6.904.09.00
RHEL 6.7 6.904.09.00
RHEL 6.6 6.904.09.00
RHEL 6.5 6.904.09.00
バージョン
ベースライン v6 — 現在のベースライン:自己暗号化
ドライブとバグ フィックスに対応
表 5. ベースライン v6 - 現在のベースライン:自己暗号化ドライブとバグフィックスに対応
Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントの
ファームウェア
CMC ファームウェア 2.20
シャーシインフラストラクチャファームウェア 2.21
Shared PERC 8 内部ファームウェア 23.14.06.0013
Shared PERC 8 外部ファームウェア 23.14.06.0013
内部エクスパンダバックプレーンファームウェア 2.0
PowerVault MD1200/MD1220 ストレージエンクロージャファー
ムウェア
Microsoft Windows Server 2016 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 R2 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2008 R2 6.805.03.00
VMware ESXi 6.5 U1 6.806.90.00
VMWare ESXi 6.0 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 U1 6.805.56.00
VMWare ESXi 6.0 Patch 01 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U3 6.805.56.00
バージョン
1.06
ストレージサブシステムのベースラインのタイプ 9

Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントの
ファームウェア
VMWare ESXi 5.5 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 U1 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.5 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U3 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U2 6.805.56.00
VMWare ESXi 5.1 U1 6.805.56.00
SLES 12 SP1 6.904.07.00
SLES 12 6.904.07.00
SLES 11 SP4 6.904.07.00
SLES 11 SP3 6.904.07.00
RHEL 7.2 6.904.07.00
RHEL 7.1 6.904.07.00
RHEL 6.8 6.904.07.00
RHEL 6.7 6.904.07.00
RHEL 6.6 6.904.07.00
RHEL 6.5 6.904.07.00
バージョン
ベースライン v5 - Shared PERC 8 外部コントローラ
による共有ストレージの拡張
表 6. ベースライン v5:Shared PERC 8 外部コントローラによる共有ストレージの拡張
Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントのフ
ァームウェア
CMC ファームウェア 2.1
シャーシインフラストラクチャファームウェア 2.21
Shared PERC 8 内部ファームウェア 23.13.16-0013
Shared PERC 8 外部ファームウェア 23.13.16-0013
内部エクスパンダバックプレーンファームウェア 2.0
PowerVault MD1200/MD1220 ストレージエンクロージャファームウェア1.06
Microsoft Windows Server 2016 6.805.03.00
Microsoft Windows Server 2012 R2 6.805.01.00
Microsoft Windows Server 2012 6.805.01.00
Microsoft Windows Server 2008 R2 6.805.01.00
VMware ESXi 6.0 U1 6.805.56.00
VMware ESXi 6.0 Patch 01 6.805.56.00
VMware ESXi 5.5 U3 6.805.56.00
VMware ESXi 5.5 U2 6.805.56.00
VMware ESXi 5.5 U1 6.805.56.00
VMware ESXi 5.5 6.805.56.00
バージョン
10 ストレージサブシステムのベースラインのタイプ

Shared PERC 8 OS ドライバまたはシャーシコンポーネントのフ
ァームウェア
VMware ESXi 5.1 U3 6.805.56.00
VMware ESXi 5.1 U2 6.805.56.00
VMware ESXi 5.1 U1 6.805.56.00
SLES 12 6.903.05.00
SLES 11 SP4 6.903.05.00
SLES 11 SP3 6.903.05.00
RHEL 7.1 6.903.05.00
RHEL 6.7 6.903.05.00
RHEL 6.6 6.903.05.00
RHEL 6.5 6.903.05.00
バージョン
ベースライン v4 - Linux オペレーティングシステム
およびバグフィックス対応のフォールトトレラント
表 7. ベースライン v4:Linux オペレーティングシステムおよびバグフィックス対応のフォールトトレラント
Shared PERC 8 FW Shared PERC 8
Microsoft
Windows Server
2012 R2
Microsoft
Windows Server
2012
Microsoft
Windows Server
2008 R2
Microsoft
Windows Server
2008 SP2(Hyper-
V
仮想化を含む)
VMware ESXi 6.0
Patch 01
VMware ESXi 5.5 U223.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
VMware ESXi 5.5 U123.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
VMware ESXi 5.5 23.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
VMware ESXi 5.1 U323.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
23.12.56-0086 6.803.21.00 2.04 2.1 2.0 有
23.12.56-0086 6.803.21.00 2.04 2.1 2.0 有
23.12.56-0086 6.803.21.00 2.04 2.1 2.0 有
23.12.56-0086 6.803.21.00 2.04 2.1 2.0 有
23.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
OS ドライバ
CMC FW シャーシインフラス
トラクチャ FW
エクスパン
ダ FW
デュアルコン
トローラのサ
ポート
VMware ESXi 5.1 U223.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
VMware ESXi 5.1 U123.12.56-0086 6.804.60.00 2.04 2.1 2.0 有
SLES 12 23.12.56-0086 6.902.57.00 2.04 2.1 2.0 有
ストレージサブシステムのベースラインのタイプ 11

Shared PERC 8 FW Shared PERC 8
OS ドライバ
SLES 11 SP3 23.12.56-0086 6.902.57.00 2.04 2.1 2.0 有
RHEL 7.1 23.12.56-0086 6.902.57.00 2.04 2.1 2.0 有
RHEL 6.6 23.12.56-0086 6.902.57.00 2.04 2.1 2.0 有
RHEL 6.5 23.12.56-0086 6.902.57.00 2.04 2.1 2.0 有
CMC FW シャーシインフラス
トラクチャ FW
エクスパン
ダ FW
デュアルコン
トローラのサ
ポート
12 ストレージサブシステムのベースラインのタイプ

ファームウェアのアップデート
次のインタフェースを使用して、PowerEdge VRTX エンクロージャとエンクロージャにインストールされているサーバーモジュール
をアップデートできます。
• Dell アップデートパッケージ(DUP)
• Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)のウェブインタフェース
• PowerEdge VRTX Chassis Management Controller(CMC)の ウェブインタフェース
• RACADM コマンド
ファームウェアをアップデートするための前提条件は次のとおりです。
• 各サーバーモジュールの iDRAC のウェブインタフェースは、管理ステーションからアクセス可能であること。
• オペレーティングシステム(OS) 管理へのローカルまたはリモートアクセスが、各サーバーモジュールで可能であること。
• PowerEdge VRTX エンクロージャ の CMC ウェブインタフェースは、管理ステーションから にアクセス可能であること。
• すべてのサーバおよびエンクロージャのコンポーネントが正常な状態であること。ファームウェアをアップデートする前に、す
べての問題を解決している必要があります。
ファームウェアのアップデート 13

サーバーモジュールのアップデート
サーバーモジュールをアップデートする前に、Dell.com/support/home から入手可能な以下のコンポーネントの Windows DUP の最新
バージョンをダウンロードしていることを確認します。
• Shared PERC 8 OS ドライバ
メモ: VMware ESXi は Dell ESXi イメージの一部になっています。
• iDRAC
• CPLD(複合プログラム可能論理デバイス)
• BIOS
1. すべてのサーバーモジュールのオペレーティングシステム固有の Shared PERC 8 ドライバをアップデートします。
メモ: Windows および Linux オペレーティングシステムの場合は、Dell.com/support/home で『Shared PERC 8 ユーザー
ズガイド
メモ: VMware のドライバは Dell カスタム ESXi イメージの一部になっています。VMware ドライバに関する詳細につい
ては、vmware.com を参照してください。非同期ドライバのインストールに関する詳細については、kb.vmware.com を参
照してください。
2. Windows DUP と iDRAC ウェブインタフェースを使用して、各サーバーモジュールの iDRAC ファームウェアをアップデートしま
す。PowerEdge VRTX CMC ウェブインタフェースを使用して、一度にすべてのサーバーモジュールの iDRAC ファームウェアをア
ップデートすることもできます。
メモ: Enterprise ライセンスをアクティブにして、拡張ストレージ機能を有効にする必要があります。
メモ: アップデートプロセスには数分かかる場合があります。
』 を参照してください。
3. Windows DUP と iDRAC ウェブインタフェースを使用して各サーバーモジュールの CPLD をアップデートします。
メモ: DUP をアップロードした後に、インストールおよび再起動 のチェックボックスにチェックを入れます。これにより、
サーバーモジュールが有効になり、CPLD を再起動してアップデートします。
サーバーモジュールの電源を一旦切って入れ直すと、iDRAC のウェブインタフェースに 3 分間アクセスできなくなります。
4. Windows DUP と iDRAC ウェブインタフェースを使用して、各サーバーモジュールの BIOS をアップデートします。PowerEdge
VRTX CMC のウェブインタフェースを使用して、一度にすべてのサーバーモジュールの BIOS をアップデートすることもできま
す。
メモ: Enterprise ライセンスをアクティブにする必要があります。
メモ: DUP をアップロードした後に、インストールおよび再起動 のチェックボックスにチェックを入れます。これにより、
サーバーモジュールが有効になり、BIOS を再起動してアップデートを実行します。
14 サーバーモジュールのアップデート

PowerEdge VRTX エンクロージャコンポーネン
トのアップデート
Dell.com/support/home から利用可能な以下のコンポーネントの最新バージョンをダウンロードします。
• ハードドライブファームウェア(Windows Dell アップデートパッケージ)
• CMC ファームウェア
• PowerEdge VRTX シャーシインフラストラクチャファームウェア
• PowerEdge VRTX ストレージバックプレーンエクスパンダファームウェア(Windows DUP)
• Shared PERC 8 ファームウェア(Windows DUP)
メモ: エンクロージャコンポーネントをアップデートする前に、すべてのサーバーモジュールの電源を切る必要があります。
PowerEdge VRTX エンクロージャコンポーネントをアップデートするには、CMC ウェブインタフェースから次の手順を実行します。
1. インストールした各共有ストレージハードドライブのハードドライブファームウェアをアップデートするには、ストレージ > ア
ップデートをクリックします。
2. CMC ファームウェアをアップデートするには、シャーシ概要 > アップデートをクリックします。
メモ: アクティブ および スタンバイコントローラ の両方のチェックボックスを選択して両方の CMC ファームウェアをア
ップデートするようにします。
ファームウェアのアップデートが完了すると、CMC が再起動します。CMC ウェブインタフェースへのアクセスに数分かかりま
す。
3. PowerEdge VRTX エンクロージャインフラストラクチャファームウェアをアップデートするには、シャーシ概要 > アップデート
をクリックします。
このアップデートにより、PowerEdge VRTX エンクロージャの電源が自動的に切れてもう一度入ります。CMC がリセットされ、
CMC ウェブインタフェースへのアクセスに数分かかります。
4. PowerEdge VRTX ストレージバックプレーンエクスパンダファームウェアをアップデートするには、ストレージ > アップデート
をクリックします。
5. エンクロージャにインストールされている Shared PERC 8 コントローラをすべて有効にします。2 番目の Shared PERC 8 コント
ローラが 無効な PERC(統合 2)に設定されている場合は、CMC コマンド ‘racadm raid
enableperc:RAID.ChassisIntegrated.2-1’ を使用して無効なコントローラを有効にします。
PowerEdge VRTX エンクロージャは、Shared PERC8 の使用可能なコマンドを実行した後に、一旦エンクロージャの電源を切っ
て入れ直します。
6. インストールされたすべてのコントローラの Shared PERC 8 コントローラファームウェアをアップデートするには、ストレージ
> アップデート をクリックします。同時に両方の Shared PERC 8 コントローラをアップデートします。
メモ: コントローラファームウェアのアップデート後に、ストレージバックプレーンエキスパンダファームウェアのアップ
デート用に 2 番目の Shared PERC 8 コントローラを無効にする場合は、次の CMC コマンドを使用します。‘racadm
raid disableperc:Raid.ChassisIntegrated.2-1’
このコマンドを実行すると、一旦エンクロージャの電源が切れて入れ直されます。
PowerEdge VRTX エンクロージャコンポーネントのアップデート 15

文書リソース
次のマニュアルは、Dell テックセンターおよび Dell サポートのサイトで入手できます。
• 『Integrated Dell Remote Access Controller(iDRAC)ユーザーズガイド』
• 『iDRAC および CMC 用 RACADM コマンドラインリファレンスガイド』
• 『PowerEdge VRTX 用 Dell Chasis Management Controller ユーザーズガイド』
• 『PowerEdge VRTX 用 Dell Chasis Management Controller ユーザーズガイド用 RACADM コマンドライフリファレンスガイド』
• 『Lifecycle Controller ユーザーズガイド』
• 『Lifecycle Controller Remote Services クイックスタートガイド』
• Dell PowerEdge VRTX ストレージサブシステムの互換性マトリックス
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