Brother TD-4000, TD-4100N P-touch Template manual

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©Copyright 2010 BROTHER INDUSTRIES,LTD.
機種名 TD-4000/4100N
<作成> ブラザー工業株式会社
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対応モデル: TD-4000/4100N
ご注意
本資料は、お客様が直接対応モデルを制御される場合に必要な情報を提供するものです。 お客様が以下の内容にご同意いただいた場合のみ、本資料のご利用が可能です。もしご同意い ただけない場合は、お客様は本資料をご利用いただけません。
ご利用条件
お客様は、お客様ご自身が対応モデルをご利用いただくため(以下「本目的」といいます)に必要 な範囲においてのみ、本資料を使用し、複製することができるものとします。なお、お客様は次の ことを行ってはならないものとします。
(1) 本目的以外の目的で本資料を複製すること (2) 本資料を改変し、翻案・翻訳し、または第三者に再頒布すること (3) 本資料を第三者に貸与・提供すること (4) 本資料に含まれるブラザーの権利に関する表示を削除・改変すること
無保証
a 対応モデルおよび本資料のバージョンアップや修正等はブラザーが任意で行うものとし、お客
様からの本資料の内容に関するお問い合わせまたはご要望に対しては一切応じかねます。
b ブラザーは本資料に関し、明示または黙示であるかを問わず、瑕疵がないこと、特定の目的
に適合することを含め、その他いかなる保証も行いません。
c ブラザーは本資料および本資料に基づきお客様が作成したプログラムに起因して発生した直
接的または間接的損害について、お客様に対し、いかなる責任も負わないものとします。
以上
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【目次】
はじめに ......................................................................................................................... 4
P-touch Template とは? ............................................................................................... 4
P-touch Template の使い方 ........................................................................................... 5
設定ツール説明書 ........................................................................................................... 6
P-touch Template 制限事項 ......................................................................................... 11
注意事項 ........................................................................................................................19
印刷が開始されない場合(よくある主な原因) ............................................................20
付録:仕様 ....................................................................................................................21
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はじめに
本書は TD-4000 及び TD-4100N へ転送したレイアウトにデータを流し、PC 以外の機器
を直接制御して印刷する方法が記されています。
本書は、お客様の開発環境における動作システムやRS-232Cに関しての知識がある方へ
の説明書となっております。万一、本書を元にプログラムを開発したにもかかわらず、 TD-4000及びTD-4100N及び、P-touch Templateを用いたシステムなどのデータが消えたり
変化した場合、生じた損害や逸失利益、または第三者からのいかなる請求につきましても、
当社では一切その責任を負えませんので、あらかじめご了承ください。加えて、本書はい かなる請求の証拠にもなり得ませんので、あらかじめご了承ください。
また、本書の内容の一部または全部を無断で複写、転載することは禁じられています。
P-touch Template とは?
P-touch Template とは、接続した機器より、送られてきたテキストデータを TD-4000 TD-4100N に保存しているレイアウトのテキストオブジェクト、バーコードオブジェク トに反映させることが出来るツールです。
P-touch Template は PC 無しでの印刷を可能にし、また手間無くラベルのデータのみを変 更できるツールです。 接続が可能な機器は、下記の様なものです。
-バーコードリーダー
-計量機器
-医療機器 など
※ 注意:
接続が可能な機器には、データを転送するためのシリアルケーブル(RS-232C
が必要です。
機器によっては、データを転送できないものもございます。
2P-touch Editorを用
いて レイ アウ トを 作成 しプリンターに転送
1.接続する機器に 応じ て 、 PCを用 い てプリンターを設定
3.接続した機器 より テキストデータを送信 し、ラベルを印刷。
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P-touch Template の使い方
1.本体設定
TD-4000 及び TD-4100N の接続先の環境や接続機器に合わ せて、「P-touch テンプレート設定」を作動させて、TD-4000 及び TD-4100N の本体をセットアップします。
(本書の設定ツール説明書をご参照ください。)
*あらかじめ USB 接続によりプリンタードライバーをインス トールしてください。
2.レイアウトの作成
P-touch Editor で本体に転送するレイアウトを作成します。
(本書の P-touch Template 制限事項をご参照ください。)
3.レイアウトの転送
P-touch Transfer Manager を使用して、レイアウトを本体 に転送します。 (TD-4000 及び TD-4100N のソフトウェアユーザーズガイド をご参照ください。)
4.P-touch Template コマンドによるプログラム
本体を制御するために特別なコマンドが必要であれ
ば、
P-touch Template
コマンドリファレンスに従っ
て接続する機器のプログラムを変更してください。 (本書の P-touch Template コマンドリファレンス をご参照ください。)
5.機器との接続から印刷
シリアルケーブルを使用して、接続する機器と本体 を繋いでください。
接続する機器からテキストデータを本体へ送り、ラ ベルを印刷します。
※使い方の詳細に関しては、同梱されているサンプルをご参照ください。
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設定ツール説明書
④印刷開始トリガ設定
①コマンドモード選択
②テンプレート番号選択
③区切り記号設定
⑤印刷開始コマンド文字列設定
⑥印刷開始データ数設定
⑦文字コードセット選択
⑧国際文字設定
⑨プレフィックス文字設定
⑩読み捨て文字列設定
⑭オートカット設定
⑮カット枚数設定
⑯印字品質設定
⑱通信設定
本体に①~⑱の設定値をセットする。
①~⑰の設定値をデフォルトに戻す。
ツールを閉じる。
⑫改行コード文字列設定
⑬コピー枚数設定
⑰カットアットエンド設定
FNC1 置換設定
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①コマンドモード選択
P-touch Template モード
P-touch テンプレートを使用する場合は、P-touch Template モードを選択する。 ・ ESC/P モード ・ Raster モード
②テンプレート番号選択
電源ON時に、デフォルトで選択されるテンプレート番号を設定する。 ただし、本体に転送されていないテンプレート番号を設定することはできない。
③区切り記号設定
区切り記号とは、データの流し込み対象を、次のオブジェクトに移行する時に使う記号
である。1~20文字の文字列で設定する。
④印刷開始トリガ設定 印刷開始トリガを、以下の3つの中から1つ選択する。
・ 印刷開始コマンド文字列受信時
(⑤で設定した印刷開始コマンド文字列を受信した時、印刷を開始する。)
・ 全てのオブジェクトが埋まった時
(最終オブジェクトで、区切り記号を受信した時、印刷を開始する。)
・ 設定されている文字数受信時
(⑥で設定した文字数を受信した時、印刷を開始する。ただし、区切り記号は、文字
数にカウントされない。)
⑤印刷開始コマンド文字列設定 1~20文字の文字列で設定する。
⑥印刷開始データ数設定
印刷開始データ数は、1~999 の値で設定が可能である。
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⑦文字コードセット選択
選択不可。
⑧国際文字設定 各国別の文字セットを、以下から選択する。
・ USA ・ フランス ・ ドイツ ・ イギリス ・ デンマーク ・ スウェーデン ・ イタリア ・ スペイン ・ 日本 ・ ノルウェー ・ デンマークⅡ ・ スペインⅡ ・ ラテンアメリカ ・ 韓国 ・ リーガル 上記選択の国により、以下の12コードが切り替わる。
23h 24h 40h 5Bh 5Ch 5Dh 5Eh 60h 7Bh 7Ch 7Dh 7Eh 切り替わる文字に関しては、P-touch Template Command 国際文字セット表参照のこ と。
⑨プレフィックス文字設定
プレフィックス文字コードを変更する。1文字の文字コードで設定する。 プレフィックス文字とは、P-touch Template モードで使えるコマンドを識別するため
の先頭文字コードである。
⑩読み捨て文字列設定
ここで指定された文字列は、データ受信時に読み捨てられる。1~20文字の文字列
で設定する。
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FNC1 置換設定
バーコード規格GS1-128(UCC/EAN-128)などに含まれるGSコード を、FNC1コードに置き換える機能を設定する。 チェックボックスにチェックを入れると、受信したGSコードをFNC1コードの置 き換える。チェックをはずすと、受信したGSコードはそのまま出力される。
⑫改行コード文字列設定
改行コードとは、データ流し込み時、以降のデータをテキストオブジェクト内の次の
行に移動したいときに使うコードである。改行コードを以下の4つの選択肢から選択 するか、1~20文字の文字列で設定する。
1.^CR 2.¥0D¥0A 3.¥0A 4.¥0D
⑬コピー枚数設定 コピー枚数を設定する。1~99枚まで設定可能である。
⑭オートカット設定 オートカットON設定の場合、⑮で設定された枚数毎にカット動作を行う。
⑮カット枚数設定 1~99枚に設定可能である。
⑯印字品質設定
印字品質設定を行う。チェックボックスにチェックを入れると、印字品質が優先され
るモードになる。チェックボックスをはずすと、スピードが優先されるモードになる。
⑰カットアットエンド設定
オートカット設定がONの場合、この設定をONにすると、⑮で設定した枚数毎の他
に、印刷終了時にもカットをする。
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通信設定
シリアル通信に関する以下の4つの設定ができる。 ・ ボーレート
115200bps 57600bps 38400bps 31250bps
28800bps 19200bps 14400bps 9600bps
4800bps 2400bps 1200bps 600bps 300bps ビット長(bit)
8bit 7bit パリティー
None Odd Even ビジー制御
DTR XON/XOFF
その他 ・ini ファイル [設定]ボタン(メイン画面または通信設定画面)をクリックした後、終了時に値を保存す る。
(TD-4000 の場合)
C:¥Documents and Settings¥(ユーザアカウント名)¥Application Data¥Brother
¥Printer Settings¥Pts3135.ini
(TD-4100N の場合)
C:¥Documents and Settings¥(ユーザアカウント名)¥Application Data¥Brother
¥Printer Settings¥Pts3235.ini
・テキストボックス③⑤⑨⑩への文字入力
テキストで入れられる文字はテキストで入力し、制御コードなどは、¥マークを前につけASCII コード[00 - FF]で入力ができる。 例;PRINT [PRINT]
TAB 制御コード;[¥09] 復帰制御コード;[¥0D] ¥ [¥¥]
4つの設定値を本体にセットする。
4つの設定値をデフォルトに戻す。
通信設定画面を閉じる。
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P-touch Template 制限事項
■テキストオブジェクト関係 ・P-touch Editor で設定したフォントは、本体転送時、1バイトコードならばヘルシンキ
に、2バイトコードならゴシックに変換される。
P-touch Editor で設定した文字サイズは、本体転送時、本体内蔵の近いサイズに変換さ
れる。
P-touch Editor で設定した文字サイズは、オブジェクト内で全て同じサイズになる。 P-touch Editor で設定したタイムスタンプは、「印刷時の日付時刻」設定有の場合、空白
印刷され、「印刷時の日付時刻」設定無の場合、P-touch Editor で作成時の日時で印刷さ れる。
・テキストオブジェクト内の文字は、転送時のPCの言語に対応した文字セットが使用さ
れる。
<「印刷時の日付時刻」の設定箇所>
P-touch Editor で、「日付と時刻のプロパティ」の「印刷時の日付時刻」の設定を解除す
るには、「日付と時刻のプロパティ」オブジェクトのプロパティを開き、「印刷時の日付 時刻」チェックボックスを OFF にする。)
P-touch Editor で設定した水平配置(“均等揃え”、“両端揃え”)設定は、左寄せに変換
される。
P-touch で設定した改行時の行間設定有効範囲は、0~255ドットである。 (P-touch Editor の行間設定は、マイナスの値を使用しないこと。また、本体の行幅に上
限(約 21mm)があるため、P-touch Editor でそれより大きな行間設定を行っても本体 には反映されない。)
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P-touch Editor での行間設定方法>
P-touch Editor で設定した文字装飾は、オブジェクト内で全て同じ装飾になる。 ・P-touch Editor で設定したテキストオプションが、「長文」の時、垂直配置は、常に上寄
せの位置に配置される。
P-touch Editor でテキストオプションの「長文」を指定し、かつ無定長ロールを使用し
た場合、テキストにあわせて印刷長が伸びる。
P-touch Editor で設定したテキストオプションの「テキストを折り返す」は、オブジェ
クトサイズが固定で文字は縮小されます。
(「テキストを折り返す」はもともと長い文章を挿入するために追加されたモードであり、
「テキストを折り返す」機能をなくしてしまうと極端に文字サイズが小さくなる可能性が あるため、P-touch Editor では用紙が固定サイズまたは定長が設定されている場合は「枠 サイズ固定」、用紙にオート長が設定されているときは「自動長」を推奨する。)
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1.「縮小して全体を表示」: テキストオブジェクトサイズが固定になり、テキストサイズ
がテキスト長さにより変更される。
2.「はみ出した部分はクリップする」: テキストオブジェクトサイズ及びテキストサイズ
が固定になる。テキストが長い場合は、印刷されない。
3.「長文」: テキストオブジェクト幅とテキストサイズは固定である。テキストが長い場
合には、自動的に改行し垂直方向にのびる。.
4.「自動長」: テキストオブジェクト高さとテキストサイズは、固定である。テキストが
長い場合は、テキストオブジェクトの幅がのびる。
5.「フリーサイズ」: テキストサイズが固定である。テキストが長い場合は、テキストオ
ブジェクトの幅がのびる。改行されたら垂直方向にのびる。
<テキストオプション(文字の制御)の設定方法>
赤丸で囲んだボタンをクリックすることで、選択肢がドロップダウンで表示され、その 中から選択する。
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■バーコード関係
●バーコード全体
・本体の対応していないバーコードを含むテンプレートを転送しようとすると、転送時に
エラーになり本体に転送できない。 本体が対応しているバーコードは、以下のとおりである。 1次元バーコード
CODE39, ITF(I-2/5), EAN-8, EAN-13, UPC-A, UPC-E, CODABAR, CODE128, GS1-128(UCC/EAN-128), RSS 2次元バーコード
PDF417,QR Code, Data Matrix,MaxiCode
・バーコードオブジェクトにデータを流し込んだとき、規格外の文字があった場合は、そ
のバーコードオブジェクトは印刷されない。
・バーコードの大きさは、P-touch Editor からの印刷結果とは異なる場合がある。
CODE128/GS1-128(UCC/EAN-128)は、大きめに印刷されやすいので、P-touch Editor でテンプレートを作成時に、余白を多めに入れることを推奨する。
P-touch Editor で作成時のテンプレートより、データの流し込みで横幅の長い
バーコードが出来た場合、途中で印刷が切れることがある。
・バーコードデータの直前、直後に改行を入れてはいけない。バーコードデータの一部と
みなされ、改行コードも含んだバーコードが作成される、またはバーコード規格外のデ ータが入力されたとして、バーコード部分の印刷が空白になる。
・バーコードデータの直後は、区切り記号、もしくは印刷開始文字列をいれること。
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● 1次元バーコード ・横幅が、22.5cmを超えるバーコードは、印刷されない。 ・99mm以上の高さの1次元バーコードを作成しても99mmに変換される。 ・規格毎の入力文字数は以下の通りである。
CODE39 ~50文字(両サイドの*は含まれない)
ITF(I-2/5) ~64文字 EAN-8 7文字 EAN-13 12文字 UPC-A 11文字 UPC-E 6文字 CODABAR ~64文字(先頭と終了はA、B、C、Dのいずれか) CODE128 1~64文字 GS1-128(UCC/EAN-128): 1~64文字 RSS-14 3~15文字(先頭は“01”)
RSS Limited 3~15文字(先頭は“01” 3桁目は“0”or“1”)
RSS Expanded : 数字1~64桁、英数字(※)1~40文字
※ ISO646で規定された印字可能文字
<< 数字、英文字、スペース、!、”、%、&、、(、)、
*、+、,、-、.、/、:、;、<、=、>、?、_ >>
上記の範囲を超えて転送しようとすると、転送時にエラーになる。データの流し込みは、
下限値に満たない場合は、印刷されない。上限値を超えた場合は、上限値までのデータ を有効とする。ただし、64文字を超えた場合は、印刷されない。
P-touch Editor でバーの高さが極端に低いバーコードのテンプレートを作成すると、バ
ーが印刷されないことがある。
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CODE39 ・データ流し込み時、データの先頭と最終の*は読み飛ばす。
ITF(I-2/5) P-touch Editor で設定したベアラバー設定は無効である。
QR Code P-touch Editor で設定した QR コードのバージョン設定は無効である。バージョン設定
は、OFFにすること。
P-touch Editor で設定した連結設定は無効である。 ・QR コードバージョン設定コマンドにより設定された値が、範囲外の時、AUTOに変
換される。(MODEL1:014MODEL2:0~40、マイクロ QR:0~4)
PDF417 P-touch Editor で設定したPDF417のエラー訂正レベルは、本体と一致しないため、
P-touch Template での印刷時に、バーコードの大きさが変わることがある。
・P-touch Editor で設定したPDF417の幅で、中は小に変換される。 ・P-touch Editor で設定した連結設定は無効である。
●Data Matrix ・P-touch Editor で設定した連結設定は無効である。 ・P-touch Editor で設定したマクロ設定は無効である。
MaxiCode P-touch Editor で設定した連結設定は無効である。データがオーバーした時、連結する。 P-touch Editor で、国コードとサービスクラスを設定すると、指定文字に達しない時は
前詰めになるが、本体は後ろ詰めになる。
(例)2を設定P-touch Editor:「200」 本体:「002」
■イメージ関係 ・P-touch Editor で、イメージが重なり合ったテンプレートを転送した場合、全てのイメ
ージデータは重ねあわされる。(P-touch Editor は後で作ったものが上に表示される。)
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■データベース関係 ・データベース名は転送時にファイル名+シート名(エクセルの場合)で命名される。 ファイル名は15バイト(1バイト文字で15文字、2バイト文字で7文字)まで。
・最大転送データベース数は99個である。ただし転送容量が512KBを越えた時点で
転送できなくなる。
・置き換え検索文字のセルに改行がある場合は、改行までの文字列が置き換え検索文字と
なる。
・置き換え検索文字は256文字まで有効。 ・データベースの最大可能行数は65000行。
65000行を超えるデータベースを転送した場合は、65000行を超えた部分のデ ータが削除される。
・データベースの最大可能列数は100列。
100列を超えるデータベースを転送した場合は、100列を超えた部分のデータは削 除される。
・テンプレート印刷時に接続したデータベースが無い場合や、置き換え検索した結果、該
当する文字列が見つからなかった場合は、エラーになる。
・テンプレート印刷時に接続した列がデータベースに無い場合、接続した列が無いオブジ
ェクトについてはデフォルトになる。
■ナンバリング関係
・1つのテンプレート内で、有効なナンバリングオブジェクトの最大数は9個である。9個
を超えたナンバリングオブジェクトはナンバリングされない。
・1つのオブジェクト内で、有効なナンバリング指定範囲数は1つである。
・ナンバリング最大桁数は15桁である。15桁以上の場合は下位15桁がナンバリング
される。
・印刷後のナンバリングオブジェクトの内容はナンバリング指定範囲のみ保存する。
ナンバリングオブジェクトの文字数より流し込んだ文字数が少ない場合、正常に印刷されな
い場合がある。
※ナンバリングオブジェクトとはナンバリング指定されたテキストオブジェクトまたはバ ーコードオブジェクトを意味する。
■その他
・最大転送テンプレート数は99個である。ただし転送容量が512KBを越えた時点で
転送できなくなる。
・1テンプレートの最大オブジェクト数は50個である。51個以上は、本体に転送しよ
うとしたときにエラーとなり転送できない。
・1テンプレート内のトータル行数の最大値は1000行である。これを超えた場合は、
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印刷時にエラーになる。
・印刷データの改行コード(0D0A0D0A)は読み捨てる。ただし、区切り記号や印刷
開始文字列、改行コマンドなど、特別なデータ列として設定された場合はそれらに従う。
・オブジェクトの順番は、オブジェクト名の下位から4ケタ分の数字のみ有効として、順
番が決定される。数字がない場合は、一番最後の順番になる。同じ番号の場合は、テキス
ト、1次元バーコード、2次元バーコードの優先順位で番号を決定し、オブジェクトも同
じ場合は、その中で最初に作ったものを先の順番にする。順番を示す数字をオブジェクト 名の後ろに入れることを推奨する。 (P-touch Editor でオブジェクト名を設定するには、テキストおよびバーコード各オブジ ェクトのプロパティを表示し、拡張タブのオブジェクト名で名前を設定する。)
<オブジェクト名の設定箇所>
・印刷データを流し込む場合は、コマンドモードを、P-touch Template モードにすること。 ・本体にテンプレートを転送すると、動的コマンドで設定した値は、全て初期化される。 ・スプリットラベルには、対応していない。 ・P-touh Editor から印刷した後、コマンドモードは、ラスターモードになる。テンプレー
ト印刷を行うには、本体設定ツールで P-touch Template モードにするか、直前のモード が、本体設定ツールで P-touch Template モードにしていたならば、電源 OFF/ON すれ ば、P-touch Template モードに戻る。
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注意事項
静的コマンドは、ラスターモードでしか有効にならない。
【例:テンプレート選択番号を、動的に10番に変更したい場合。】
1)ラスターモードに切り替え。
ESC i a 01h(1Bh 69h 61h 01h)
2)テンプレート番号を10番にする。
ESC i X n 2 01h 00h 0Ah
(1Bh 69h 58h 6Eh 32h 01h 00h 0Ah)
3)動的に、P-touch Template モードにする。
ESC i a 03h(1Bh 69h 61h 03h)
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印刷が開始されない場合(よくある主な原因)
1)通信設定があっていない。
2)コマンドモードが、P-touch Template モードになっていない。
3)印刷開始トリガの条件を満たしていない。
印刷開始トリガは、下記の3つの種類があるが、この選択があっていない。 ①設定されている文字列受信時
②全てのオブジェクトが埋まったとき ③設定されている文字数受信時
上記設定があっていないときは、本体設定ツールを使って設定をする。
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付録:仕様

BROTHER TD-4000/4100N P-touch Template 仕様

印刷モード
Raster (PTCBP モード) ESC/P モード P-touch Template モード
最大印字長
1 m
解像度 (dpi)
300dpi × 300dpi
テキスト
フォント
ビットマップフォント:ゴシック、ヘルシンキ アウトラインフォント:ゴシック、ヘルシンキ
サイズ (ドット)
ビットマップフォント:16 x 16, 24 x 24, 32 x 32, (ドット) アウトラインフォント:33 - 400 ドット22 サイズ)
文字スタイル
なし、ボールド、イタリック、アウトライン、シャドウ、シャドウ+ア ウトライン
アンダーライン
オフ、オン
文字幅
水平位置
左寄せ、中寄せ、右寄せ
回転
垂直、水平
バーコード 規格 *1
CODE39, ITF(I-2/5), EAN-13, EAN-8, UPC-A, UPC-E, CODABAR, CODE128, GS1-128(UCC/EAN-128), QR Code, PDF417, Data Matrix, MaxiCode, RSS-14(Standard, Truncated, Stacked, Stacked Omni), RSS-Limited, RSS Expanded(Standard, Stacked)
大、中、小、極小
転 送
RS
ボーレート (bps)
115.2K,57.6K,9600 ビジー
DTR,Xon/Xoff
ビット長
8,7
パリティー
None,ODD,EVEN
ストップ ビット
1ビット
太字でアンダーラインの項目は、初期値です。 *1 BarStar Pro エンコードライブラリ(DataMatrix, MaxiCode, PDF417, RSS)の著作権は、アイニック
ス株式会社にあります。
QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。 QR コード生成プログラム Copyright © 2008 DENSO WAVE INCORPORATED
印 字
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©Copyright 2010 BROTHER INDUSTRIES,LTD.
Version 1.30
機種名 TD-4000/4100N
<作成> ブラザー工業株式会社
P-touch Template command
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2
【目次】
制御コード一覧 .............................................................................................................. 4
P-touch Template モードで、設定、取得可能なコマンド ................................... 4
ラスターモードで、設定、取得可能なコマンド ................................................... 5
P-touch Template とは .................................................................................................. 6
静的コマンド、動的コマンド ......................................................................................... 6
印刷が開始されない場合(よくある主な原因) ............................................................. 6
制御コマンド詳細 ........................................................................................................... 7
^PT 印刷開始トリガー選択の設定 .................................................................. 7
^PS 印刷開始コマンド文字列設定 .................................................................. 8
^PC 印刷開始受信文字数設定 ......................................................................... 9
^SS 区切り記号指定 ......................................................................................10
^TS テンプレート選択設定 ............................................................................ 11
^CO 各種本体設定(カットオプション) .......................................................12
^LS 改行時の行間設定 ...................................................................................13
^CC プレフィックス文字の変更 .....................................................................14
^RC 改行コマンド文字列設定 ........................................................................15
^CN コピー印刷枚数設定 ...............................................................................16
^NN ナンバリング印刷枚数設定 .....................................................................17
^ID テンプレートデータ初期化 .....................................................................18
^QS 印刷オプション設定 ...............................................................................19
^QV QRコードバージョン設定 .....................................................................20
^FC FNC1置換設定 ...................................................................................21
^II 初期化 ....................................................................................................22
^OP 本体動作実行(フィード/カット) .......................................................23
S R ステータスリクエスト .............................................................................24
^V R バージョン情報取得 ..............................................................................26
^CR オブジェクト内での改行 ........................................................................26
^OS オブジェクト選択設定(オブジェクト番号) .........................................27
^ON オブジェクト選択設定(オブジェクト名) ............................................27
^DI オブジェクト直接挿入 ............................................................................28
ESC ia コマンドモード設定 ...................................................................29
ESC iXT2 印刷開始トリガー選択の設定 ..............................................30
ESC iXP2 印刷開始コマンド文字列設定 ..............................................31
ESC iXr2 印刷開始受信文字数設定 ...................................................32
ESC iXD2 区切り記号指定 .................................................................33
ESC iXa2 読み捨て文字列設定 ............................................................34
ESC iXi2 コマンドモード設定 ............................................................35
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3
ESC iXn2 テンプレート選択設定 ..........................................................36
ESC iXf2 プレフィックス文字の変更 ...................................................37
ESC iXc2 各種本体設定(カットオプション) ...................................38
ESC iXy2 各種本体設定(カットオプションのカット枚数設定) .......39
ESC iXj2 国際文字設定 ........................................................................40
ESC iXR2 改行コマンド文字列設定 .....................................................41
ESC iXC2 コピー印刷枚数設定 ..........................................................42
ESC iXN2 ナンバリング印刷枚数設定 ................................................43
ESC iXF2 FNC1置換設定 .................................................................44
ESC iXq2 印刷オプション設定 ............................................................45
ESC iXT1 印刷開始トリガー選択項目取得 ..........................................46
ESC iXP1 印刷開始コマンド設定文字列取得 .......................................47
ESC iXr1 印刷開始受信文字数取得 ...................................................48
ESC iXD1 区切り記号取得 ...................................................................49
ESC iXa1 読み捨て設定文字列取得 .....................................................50
ESC iXi1 コマンドモード設定値取得 .................................................51
ESC iXn1 テンプレート選択番号取得 ...................................................52
ESC iXc1 各種本体設定(カットオプション)の取得 .........................53
ESC iXy1 各種本体設定(カットオプションのカット枚数設定)取得 54
ESC iXj1 国際文字設定値取得 ..............................................................55
ESC iXf1 プレフィックス文字の取得 ...................................................56
ESC iXR1 改行コマンド設定文字列取得 ..............................................57
ESC iXC1 コピー印刷枚数設定値取得 ................................................58
ESC iXN1 ナンバリング印刷枚数設定値取得 .....................................59
ESC iXF1 FNC1置換設定取得 ..........................................................60
ESC iXq1 印刷オプション設定値取得 ................................................61
文字コード表 .................................................................................................................62
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4

制御コード一覧

P-touch Template モードで、設定、取得可能なコマンド

^PT
5E 50 54
動的
印刷開始トリガー選択
^PS
5E 50 53
動的
印刷開始コマンド文字列設定
^PC
5E 50 43
動的
印刷開始受信文字数設定
^SS
5E 53 53
動的
区切り記号指定
^TS
5E 54 53
動的
テンプレート選択
^CO
5E 43 4F
動的
各種本体設定(カットオプション ON/OFF
^LS
5E 4C 53
動的
改行時の行間設定
^CC
5E 43 43
動的
プレフィックス文字変更
^RC
5E 52 43
動的
改行コマンド文字列設定
^CN
5E 43 4E
動的
コピー印刷枚数設定
^NN
5E 4E 4E
動的
ナンバリング印刷枚数設定
^ID
5E 49 44
テンプレートデータ初期化
^QS
5E 51 53
動的
印刷オプション設定
^QV
5E 51 56
動的
QR コードバージョン設定
^FC
5E 46 43
動的
FNC1 置換設定
^II
5E 49 49
初期化
^OP
5E 4F 50
本体動作実行(フィード/カット)
^SR
5E 53 52
ステータスリクエスト
^VR
5E 56 52
バージョン情報取得
^CR
5E 43 52
オブジェクト内での改行
^OS
5E 4F 53
オブジェクト選択設定(オブジェクト番号)
^ON
5E 4F 4E
オブジェクト選択設定(オブジェクト名)
^DI
5E 44 49
オブジェクト直接挿入
ESC ia
1B 69 61
動的
コマンドモード設定
※上記コマンドは、P-touch Template モードにて、使用すること。 ラスターモードおよび、ESC/P モードでは使用できない。(ESC ia を除く)
Page 26
5

ラスターモードで、設定、取得可能なコマンド

ESC iXT2
1B 69 58 54 32
静的
印刷開始トリガー選択
ESC iXP2
1B 69 58 50 32
静的
印刷開始コマンド文字列設定
ESC iXr2
1B 69 58 72 32
静的
印刷開始受信文字数設定
ESC iXD2
1B 69 58 44 32
静的
区切り記号指定
ESC iXa2
1B 69 58 61 32
静的
読み捨て文字列設定
ESC iXi2
1B 69 58 69 32
静的
コマンドモード設定
ESC iXn2
1B 69 58 6E 32
静的
テンプレート選択
ESC iXf2
1B 69 58 66 32
静的
プレフィックス文字変更
ESC iXc2
1B 69 58 63 32
静的
各種本体設定(カットオプション ON/OFF
ESC iXy2
1B 69 58 79 32
静的
各種本体設定(カットオプション 一定枚数 毎のカット枚数設定)
ESC iXj2
1B 69 58 6A 32
静的
国際文字設定
ESC iXR2
1B 69 58 52 32
静的
改行コマンド文字列設定
ESC iXC2
1B 69 58 43 32
静的
コピー印刷枚数設定
ESC iXN2
1B 69 58 4E 32
静的
ナンバリング印刷枚数設定
ESC iXF2
1B 69 58 46 32
静的
FNC1 置換設定
ESC iXq2
1B 69 58 71 32
静的
印刷オプション設定
ESC iXT1
1B 69 58 54 31
印刷開始トリガー選択項目取得
ESC iXP1
1B 69 58 50 31
印刷開始コマンド設定文字列取得
ESC iXr1
1B 69 58 72 31
印刷開始受信文字数取得
ESC iXD1
1B 69 58 44 31
区切り記号取得
ESC iXa1
1B 69 58 61 31
読み捨て文字列取得
ESC iXi1
1B 69 58 69 31
コマンドモード取得
ESC iXn1
1B 69 58 6E 31
テンプレート選択番号取得
ESC iXc1
1B 69 58 63 31
各種本体設定(カットオプション ON/OFF) 取得
ESC iXy1
1B 69 58 79 31
各種本体設定(カットオプション 一定枚数 毎のカット枚数設定)取得
ESC iXj1
1B 69 58 6A 31
国際文字設定値取得
ESC iXf1
1B 69 58 66 31
プレフィックス設定文字取得
ESC iXR1
1B 69 58 52 31
改行コマンド設定文字列取得
ESC iXC1
1B 69 58 43 31
コピー印刷枚数設定値取得
ESC iXN1
1B 69 58 4E 31
ナンバリング印刷枚数設定値取得
ESC iXF1
1B 69 58 46 31
FNC1 置換設定の取得
ESC iXq1
1B 69 58 71 31
印刷オプション設定値取得
※上記コマンドは、ラスターモードにて、使用すること。
ESC/P モードおよび、P-touch Template モードでは使用できない。
Page 27
6

P-touch Template とは

P-touch Editor から、予め本体に転送してあるテンプレートに対して、計測器、秤、バ ーコードリーダ等のホストから、データを流し込み、印刷をするものである。 P-touch Template のコマンドは、プレフィックス文字+2文字の文字列の構成になって いる。プレフィックス文字を転送すると本体は、P-touch Template のコマンド解析を開 始し、以下2文字の文字列がコマンドに該当すれば、指定の処理を行う。

静的コマンド、動的コマンド

静的コマンドとは、その設定コマンドで設定した項目は、保存され記憶される。 動的コマンドとは、その設定コマンドで設定した項目は、一時的に保存され、電源をO
FFするまで有効になる。

印刷が開始されない場合(よくある主な原因)

1)通信設定があっていない。
2)コマンドモードが、P-touch Template モードになっていない。
3)印刷開始トリガーの条件を満たしていない。
印刷開始トリガーは、下記の3つの種類があるが、この選択があっていない。 ①設定されている文字列受信時
②全てのオブジェクトが埋まったとき ③設定されている文字数受信時
上記設定があっていないときは、本体設定ツールを使って設定をする。
Page 28
7

制御コマンド詳細

^PT 印刷開始トリガー選択の設定

【ASCII】 ^ P T n 【10進】 94 80 84 nd 【16進】 5E 50 54 nh 【パラメーター】 1≦n≦3 【解説】 ・印刷開始トリガーの種類を選択する。
n=1 :設定されている文字列受信時(デフォルト) n=2 :全てのオブジェクトが埋まったとき (最後のデータ後の区切り記号で印刷) n=3 :設定されている文字数受信時
(区切り記号は、含まれない) ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・nが1~3以外の値の場合は無効になる。 【例】 ・印刷開始トリガーを“全てのオブジェクトが埋まったとき”にする場合。
^ P T 2(5Eh 50h 54h 32h)
Page 29
8

^PS 印刷開始コマンド文字列設定

【ASCII】 ^ P S n1 n2 data 【10進】 94 80 83 nd1 nd2 datad 【16進】 5E 50 53 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 0≦n1≦2
0≦n2≦9 00h≦datah≦FFh
【解説】 ・印刷開始コマンドの文字列を設定する。
(n1*10)+n2 :文字列の長さ(1~20まで設定可能)
data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト)) ・印刷開始コマンドのデフォルト文字列は“^FF”である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・印刷開始コマンド文字列を“START”に変えたい場合。 設定する文字列(data)は“START”と、5 文字であるため、n1=0、n2=5
である。コマンドは以下のようになる。 ^ P S 0 5 S T A R T
(5Eh 50h 53h 30h 35h 53h 54h 41h 52h
54h)
Page 30
9

^PC 印刷開始受信文字数設定

【ASCII】 ^ P C n1 n2 n3 【10進】 94 80 67 nd1 nd2 nd3 【16進】 5E 50 43 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 0≦n1≦9
0≦n2≦9 0≦n3≦9
【解説】 ・印刷開始受信文字数を設定する。 (n1*100)+(n2*10)+n3 :印刷開始受信文字数
(1~999文字) ・印刷開始受信文字数のデフォルト値は10である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 ・全角は2バイトで1文字、半角は1バイトで1文字扱いとする。 【例】 ・印刷受信文字数を100文字に変更する場合。n1=1、n2=0、n3=0になるた
め、コマンドは以下のようになる。
^ P C 1 0 0(5Eh 50h 43h 31h 30h 30h)
Page 31
10

^SS 区切り記号指定

【ASCII】 ^ S S n1 n2 data 【10進】 94 83 83 nd1 nd2 datad 【16進】 5E 53 53 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 0≦n1≦2
0≦n2≦9 00h≦datah≦FFh
【解説】
・区切り記号とは、データの流し込みを、次のオブジェクトに移行したいときに使う記号。
・区切り記号の文字列を設定する。
(n1*10)+n2 :文字列の長さ(1~20) data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト))
・区切り記号のデフォルト文字列は“09h(TAB コード)”である。 ・印刷データ内にでてくることがない文字列を設定すること。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・区切り記号を“,”(0x2C)に変えたい場合。
文字列の長さは1文字であるため、n1=0、n2=1となり、文字列(datah) は“,”(2Ch)で、コマンドは以下のようになる。
^ S S 0 1 ,(5Eh 53h 53h 30h 31h 2Ch)
Page 32
11

^TS テンプレート選択設定

【ASCII】 ^ T S n1 n2 n3 【10進】 94 84 83 nd1 nd2 nd3 【16進】 5E 54 53 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 n1:0(固定)
0≦n2≦9 0≦n3≦9 【解説】 ・本体で選択しているテンプレートを指定番号にする。 (n2*10)+n3 :テンプレート番号(1~99) ・本体選択番号のデフォルト値は、1である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・設定可能なテンプレート番号は、1~99である。それ以外の数値を設定しようとした
場合または本体に転送されていない番号を指定した場合は無効になる。 【例】 ・選択テンプレート番号を99にする場合。
n2=9、n3=9になるため、コマンドは以下のようになる。 ^ T S 0 9 9(5Eh 54h 53h 30h 39h 39h)
Page 33
12

^CO 各種本体設定(カットオプション)

【ASCII】 ^ C O n1 n2 n3 n4 【10進】 94 67 79 nd1 nd2 nd3 nd4 【16進】 5E 43 4F nh1 nh2 nh3 nh4 【パラメーター】 0≦n1≦1 0≦n2≦9
0≦n3≦9
0≦n4≦1 【解説】 ・各種カット項目を設定する。 n1 :オートカット設定
ON:1(デフォルト) OFF:0)
(n2*10)+n3 :オートカット枚数設定(1~99)
(デフォルト値:1)
n4 :カットアットエンド設定 (ON:1(デフォルト)OFF:0)
・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・オートカット枚数設定は、1~99枚である。それ以外の数値を設定しようとした場合
は無効になる。 【例】 ・2枚毎にカットしたい場合。
オートカット設定をON、オートカット枚数を2枚にするため、n1=1、n2=0、
n3=2 になる。コマンドは以下のようになる。 ^ C O 1 0 2 0 (5Eh 43h 4Fh 31h 30h 32h 30h)
Page 34
13

^LS 改行時の行間設定

【ASCII】 ^ L S n1 n2 n3 【10進】 94 76 83 nd1 nd2 nd3 【16進】 5E 4C 53 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 0≦n1≦2 0≦n2≦9
0≦n3≦9 【解説】 ・改行時の行間のドット数を設定する。 (n1*100)+(n2*10)+n3 :行間ドット数(0~255) ・改行時の行間ドット数のデフォルト値は、P-touch Editor でテンプレートを作成したと
きに決められるドット数である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・行間のドット数は、0~255ドットである。それ以外の数値を設定しようとした場合
は無効になる。
1ドット = 1/300インチ
1ドット ≒ 0.085mm 【例】 ・行間を10ドットにする場合。
^ L S 0 1 0(5Eh 4Ch 53h 30h 31h 30h)
Page 35
14

^CC プレフィックス文字の変更

【ASCII】 ^ C C n 【10進】 94 67 67 nd 【16進】 5E 43 43 nh 【パラメーター】 00h≦nh≦FF
【解説】 ・プレフィックス文字コードを変更する。
n :文字コード ・プレフィックス文字のデフォルト文字列は“^”である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【例】 ・プレフィックス文字を、“^”から“_”に変更したい場合は、下記のようにコマンドを
送る。
^ C C 5Fh(5Eh 43h 43h 5Fh)
(“_”)
ただしこれ以降、電源をON/OFFしないとプレフィックス文字は“_”に変更され
たままのため、たとえば初期化コマンドを使用するときは、^IIではなく、_IIに
なる。
Page 36
15

^RC 改行コマンド文字列設定

【ASCII】 ^ R C n1 n2 data 【10進】 94 82 67 nd1 nd2 datad 【16進】 5E 52 43 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 0≦n1≦2
0≦n2≦9 00h≦datah≦FFh
【解説】 ・改行コマンドの文字列を設定する。
(n1*10)+n2 :文字列の長さ(1~20まで設定可能) data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト)) ・改行コマンドのデフォルト文字列は“^CR”である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・改行コマンド文字列を“0Dh 0Ah”に変えたい場合。 設定する文字列(data)は、2文字であるため、n1=0、n2=2
である。コマンドは以下のようになる。
^ R C 0 2 0Dh 0Ah (5Eh 52h 43h 30h 32h 0Dh 0Ah)
Page 37
16

^CN コピー印刷枚数設定

【ASCII】 ^ C N n1 n2 n3 【10進】 94 67 78 nd1 nd2 nd3 【16進】 5E 43 4E nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 0≦n1≦9
0≦n2≦9 0≦n3≦9
【解説】 ・コピー印刷枚数を設定する。 (n1*100)+(n2*10)+n3 :コピー印刷枚数(バイト)
(1~999) ・コピー印刷枚数のデフォルト値は1である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・印刷が終了すると、このコマンドで設定した枚数は、本体に設定されている枚数(静的
値)に戻る。
【例】 ・コピー印刷枚数を100枚に変更する場合。n1=1、n2=0、n3=0になるため、
コマンドは以下のようになる。 ^ C N 1 0 0(5Eh 43h 4Eh 31h 30h 30h)
Page 38
17

^NN ナンバリング印刷枚数設定

【ASCII】 ^ N N n1 n2 n3 【10進】 94 78 78 nd1 nd2 nd3 【16進】 5E 4E 4E nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 0≦n1≦9
0≦n2≦9 0≦n3≦9
【解説】 ・ナンバリング印刷枚数を設定する。 (n1*100)+(n2*10)+n3 :ナンバリング印刷枚数(バイト)
(1~999) ・ナンバリング印刷枚数のデフォルト値は1である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・印刷が終了すると、このコマンドで設定した枚数は、本体に設定されている枚数(静的
値)に戻る。
【例】 ・ナンバリング印刷枚数を100枚に変更する場合。n1=1、n2=0、n3=0にな
るため、コマンドは以下のようになる。 ^ N N 1 0 0(5Eh 4Eh 4Eh 31h 30h 30h)
Page 39
18

^ID テンプレートデータ初期化

【ASCII】 ^ I D 【10進】 94 73 68 【16進】 5E 49 44 【パラメーター】 なし 【解説】
選択しているテンプレートのデータをテンプレート転送時の状態にする
Page 40
19

^QS 印刷オプション設定

【ASCII】 ^ Q S n 【10進】 94 81 83 nd 【16進】 5E 51 53 nh 【パラメーター】 n:0、1
【解説】 ・印刷オプションを選択する。
n=0 印字速度優先 n=1 印字品質優先
・印刷オプションのデフォルト値は0(印字速度優先)である。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【例】 ・印刷オプションを印字品質優先にする場合。
n=1になるため、コマンドは以下のようになる。 ^ Q S 1
(5Eh 51h 53h 31h)
Page 41
20

^QV QRコードバージョン設定

【ASCII】 ^ Q V n1 n2 【10進】 94 81 86 nd1 nd2 【16進】 5E 51 56 nh1 nh2 【パラメーター】 0≦n1≦9 0≦n2≦9
【解説】 ・QRコードバージョンを設定する。 (n1*10)+n2 バージョン値(0~40) ・QRコードバージョンのデフォルト値は0である。 ・設定可能値(0~40)以外を設定しようとした時は、コマンドが無効になる。 ・このコマンドは、動的コマンドである。 【例】 ・バージョンを10に変更する場合。n1=1、n2=0になるため、コマンドは以下の
ようになる。 ^ Q V 1 0 (5Eh 51h 56h 31h 30h)
Page 42
21

^FC FNC1置換設定

【ASCII】 ^ F C n 【10進】 94 70 67 nd 【16進】 5E 46 43 nh 【パラメーター】 0≦n≦1 【解説】 ・バーコード規格GS1-128(UCC/EAN128)などに含まれるGSコードを、F
NC1コードに置き換える機能のON/OFFを設定する。
:FNC1置換設定
(ON:1 OFF:0(デフォルト)) ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 ・nが0、1以外の値の場合は無効になる。 【例】 ・FNC1置換を無効にしたい場合。
FNC1置換を無効にするため、n=0になる。コマンドは以下のようになる。 ^ F C 0 (5Eh 46h 43h 30h)
Page 43
22

^II 初期化

【ASCII】 ^ I I 【10進】 94 73 73 【16進】 5E 49 49 【パラメーター】 なし
【解説】 ・動的設定値を全て本体設定値に戻す。
1)印刷開始トリガーの選択項目
2)印刷開始コマンドの文字列
3)印刷開始受信文字数
4)区切り記号
5)テンプレート選択番号
6)各種本体設定(カットオプション)
7)改行量
8)プレフィックス文字
9)コピー印刷枚数設定
10) 印刷オプション設定
11) QRコードバージョン設定
12) 改行コマンド文字設定
13) FNC1置換設定
Page 44
23

^OP 本体動作実行(フィード/カット)

【ASCII】 ^ O P n 【10進】 94 79 80 nd 【16進】 5E 4F 50 nh 【パラメーター】 1≦n≦3 【解説】 ・本体のフィードまたはカット動作を実行させる。
= :約1インチ搬送する(無定長ロール用)。 = :1枚送りする(ダイカットラベル用)。 = :カットする。
【備考】 ・nが1~3以外の値が設定された場合は、無効となる。 【例】 ・本体をカット動作させたいとき。
^ O P 3(5Eh 4Fh 50h 33h)
Page 45
24

S R ステータスリクエスト

【ASCII】 ^ S R 【10進】 94 83 82 【16進】 5E 53 52 【パラメーター】 なし 【解説】 ・プリンターステータスが返信される。
プリンターステータスは32バイトで構成される。
序数
オフセット
サイズ
名称
/参照
1 0 1
ヘッドマーク
80 Hex 固定
2 1 1
サイズ
20 Hex 固定
3 2 1
「ブラザー」コード
‘B’ Char(42 Hex)固定
4 3 1
シリーズコード
5 Char35 Hex)固定
5 4 1
機種コード
TD-40001 Char31 Hex)固定 TD-4100N‘2’ Char(32 Hex)固定
6 5 1
国別コード
0 Char30 Hex)固定
7 6 1
本体情報
00 Hex 固定
8 7 1
予約
00 Hex 固定
9 8 1
エラー情報1
下記参照
10 9 1
エラー情報2
下記参照
11
10
1
メディア幅
12
11
1
メディア種類
下記参照
13
12
1
色数
00 Hex 固定
14
13
1
メディア長(上位バイト)
15
14
1
メディアセンサ値
16
15
1
モード
00 Hex 固定
17
16
1
濃度
00 Hex 固定
18
17
1
メディア長(下位バイト)
19
18
1
ステータス種類
下記参照
20
19
1
フェーズ種類
00 Hex 固定
21
20
1
フェーズ番号上位バイト
00 Hex 固定
22
21
1
フェーズ番号下位バイト
00 Hex 固定
23
22
1
通知番号
未使用
24
23
1
拡張部バイト数
00 Hex 固定
25
24
8
予約
00 Hex 固定
Page 46
25
エラー情報1
フラグ
マスク
意味
Bit 0
0x01
メディア無しエラー
Bit 1
0x02
メディア終了エラー
Bit 2
0x04
カッタージャムエラー
Bit 3
0x08
未使用
Bit 4
0x10
本体使用中
Bit 5
0x20
電源オフ
Bit 6
0x40
未使用
Bit 7
0x80
ファンモータエラー
エラー情報2
フラグ
マスク
意味
Bit 0
0x01
メディア交換エラー
Bit 1
0x02
展開バッファーフルエラー
Bit 2
0x04
通信エラー
Bit 3
0x08
イメージ発生エラー
Bit 4
0x10
カバーオープンエラー
Bit 5
0x20
未使用
Bit 6
0x40
先端検出エラー
Bit 7
0x80
システムエラー
メディア種類
メディア種類
備考
長尺テープ
4A Hex
ダイカットテープ
4B Hex
ステータス種類
ステータス種類
ステータスリクエストへの返信
00 Hex
(未使用)
01 Hex
エラー発生
02 Hex
(未使用)
03 Hex FF Hex
Page 47
26

^V R バージョン情報取得

【ASCII】 ^ V R 【10進】 94 86 82 【16進】 5E 56 52 【パラメーター】 なし 【解説】 ・本体のバージョン情報を16文字の文字列で取得する。

^CR オブジェクト内での改行

【ASCII】 ^ C R 【10進】 94 67 82 【16進】 5E 43 52 【パラメーター】 なし 【解説】 ・テキストオブジェクトで次の行に改行する。 ・改行コマンド文字列を変更しても有効である。 【例】 ・3行印刷させたい場合。
1 ^ C R 2 ^ C R 3 ^ F F (31h 5Eh 43h 52h 32h 5Eh 43h 52h 33h
5Eh 46h 46h)
印刷結果
1 2 3
Page 48
27

^OS オブジェクト選択設定(オブジェクト番号)

【ASCII】 ^ O S n1 n2 【10進】 94 79 83 nd1 nd2 【16進】 5E 4F 53 nh1 nh2 【パラメーター】 0≦n1≦5 0≦n2≦9 【解説】 ・オブジェクト番号から対象オブジェクトを選択する。 (n1*10)+n2 :オブジェクト番号(1~50) 【備考】 ・設定可能なオブジェクト番号は、1~50 である。それ以外の数値を設定しようとした場
合は無効になる。 ・途中のオブジェクトからデータを挿入したい場合にこのコマンドを使用する。 【例】 ・33オブジェクト目を選択する場合。
^ O S 3 3(5Eh 4Fh 53h 33h 33h)

^ON オブジェクト選択設定(オブジェクト名)

【ASCII】 ^ O N data 00 【10進】 94 79 78 datad 00 【16進】 5E 4F 4E datah 00 【パラメーター】 なし 【解説】 ・オブジェクト名から対象オブジェクトを選択する。 data : 文字列(オブジェクト名) 【備考】 ・設定可能な文字列の最大長さは、20文字である。それ以上の長さを指定した時は、コ
マンドが無効になる。また、文字列がない時も、コマンドが無効になる。 ・文字列の後ろには、00hをつけること。文字列の終了を意味する。 ・途中のオブジェクトからデータを挿入したい場合にこのコマンドを使用する。 【例】 ・オブジェクト名が“TEXT1”のオブジェクトを選択する場合。
^ O N T E X T 1 00h
(5Eh 4Fh 4Eh 54h 45h 58h 54h 31h 00h)
Page 49
28

^DI オブジェクト直接挿入

【ASCII】 ^ D I n1 n2 data 【10進】 94 68 73 nd1 nd2 datad 【16進】 5E 44 49 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 00h≦nh1≦FF 00h≦nh2≦FEh 【解説】 ・選択されているテンプレートの選択されているオブジェクトに指定文字数分、文字列を
挿入する。(途中に印刷コマンド、区切り記号がきても、指定文字数内ならデータとして
扱う) (nh2*256)+nh1 :指定文字数(バイト) data :文字列 【例】 ・Aが印刷開始文字列に設定されていて、印刷開始トリガーを印刷開始文字列に設定して
ある場合、手軽にAを印刷したい場合に、下記のコマンドで印刷を実行する。
^ D I 03h 00h 1 A 2 A
(5Eh 44h 49h 03h 00h 31h 41h 32h 41h)
印刷結果
1A2
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ESC ia コマンドモード設定

【ASCII】 ESC i a n 【10進】 27 105 97 nd 【16進】 1B 69 61 nh 【パラメーター】 nh=00 01 03h 30 31 33
【解説】 ・モードの切り替えをする。
nh=00hまたは 30h :ESC/Pモード(デフォルト)
nh=01hまたは 31h :ラスターモード
nh=03hまたは 33h :P-touch Template モード ・このコマンドは、動的コマンドである。 【備考】 設定可能値以外の値を設定しようとすると、ラスターモードになる。
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ESC iXT2 印刷開始トリガー選択の設定

【ASCII】 ESC i X T 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 84 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 54 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1 = 01h(固定)
nh2 = 00h(固定) 00h≦nh302
【解説】 ・印刷開始トリガーの種類を選択する。
nh3=00h :設定されている文字列受信時(デフォルト) nh3=01h :全てのオブジェクトが埋まったとき (最後のデータ後の区切り記号で印刷) nh3=02h :設定されている文字数受信時
(区切り記号は、含まれない) ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・nh3 が 00h~02h以外の値の場合は無効になる。 【例】 ・印刷開始トリガーを“全てのオブジェクトが埋まったとき”にする場合。
ESC i X T 2 01h 00h 01h (1Bh 69h 58h 54h 32h 01h 00h 01h)
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ESC iXP2 印刷開始コマンド文字列設定

【ASCII】 ESC i X P 2 n1 n2 data 【10進】 27 105 88 80 50 nd1 nd2 datad 【16進】 1B 69 58 50 32 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 01h≦nh1≦14
nh2:00h(固定) 00h≦datah≦FFh
【解説】 ・印刷開始コマンドの文字列を設定する。
nh1+(nh2*256) :文字列の長さ(1~20まで設定可能) data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト)) ・印刷開始コマンドのデフォルト文字列は“^FF”である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・印刷開始コマンド文字列を“START”に変えたい場合。 設定する文字列(data)は“START”と、5 文字であるため、nh1=05h、
nh2=00hである。コマンドは以下のようになる。
ESC i X P 2 05h 00h S T A R T (1Bh 69h 58h 50h 32h 05h 00h 53h 54h
41h 52h 54h)
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ESC iXr2 印刷開始受信文字数設定

【ASCII】ESC i X r 2 n1 n2 n3 n4 【10進】 27 105 88 114 50 nd1 nd2 nd3 nd4 【16進】 1B 69 58 72 32 nh1 nh2 nh3 nh4 【パラメーター】 nh1:02h(固定)
nh2:00h(固定) 00h≦nh3≦FF 00h≦nh4≦03
【解説】 ・印刷開始受信文字数を設定する。 nh3+(nh4*256) :印刷開始受信文字数(バイト)(1~999) ・印刷開始受信文字数のデフォルト値は10である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・印刷受信文字数を100文字に変更する場合。nh3=64h、nh4=00hになるため、
コマンドは以下のようになる。
ESC i X r 2 02h 00h 64h 00h (1Bh 69h 58h 72h 32h 02h 00h 64h 00h)
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ESC iXD2 区切り記号指定

【ASCII】 ESC i X D 2 n1 n2 data 【10進】 27 105 88 68 50 nd1 nd2 datad 【16進】 1B 69 58 44 32 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 01h≦nh1≦14
nh2:00h(固定) 00h≦datah≦FFh
【解説】
・区切り記号とは、データの流し込みを、次のオブジェクトに移行したいときに使う記号。
・区切り記号の文字列を設定する。
nh1+(nh2*256) :文字列の長さ(1~20) data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト))
・区切り記号のデフォルト文字列は“09h(TAB コード)”である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・区切り記号を,(2Ch)に変えたい場合。
文字列の長さは1文字で、nh1=01h、nh2=00hとなり、文字列(datah)
は“,”(2Ch)で、コマンドは以下のようになる。
ESC i X D 2 01h 00h 2Ch (1Bh 69h 58h 44h 32h 01h 00h 2Ch)
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ESC iXa2 読み捨て文字列設定

【ASCII】ESC i X a 2 n1 n2 n3 data 【10進】 27 105 88 97 50 nd1 nd2 nd3 datad 【16進】 1B 69 58 61 32 nh1 nh2 nh3 datah 【パラメーター】 01h≦nh1≦15
nh2:00h(固定) nh3:01h(固定) 00h≦datah≦FFh
【解説】 ・読み捨て文字列を設定する。
nh1+(nh2*256) :文字列の長さ(0~20)+1 data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト))
・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・読み捨て文字列を、“ABCD”にしたい場合。
文字列の長さは4文字で、nh1=05h、nh2=00hとなり、コマンドは以下のよう
になる。
ESC i X a 2 05h 00h 01h A B C D (1Bh 69h 58h 61h 32h 05h 00h 01h 41h
42h 43h 44h)
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ESC iXi2 コマンドモード設定

【ASCII】 ESC i X i 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 105 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 69 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定)
nh2:00h(固定) nh3:00 01 03
【解説】 ・モードの切り替えをする。
nh3=00h :ESC/Pモード(デフォルト)
nh3=01h :ラスターモード
nh3=03h :P-touch Template モード ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 設定可能値以外の値を設定しようとすると、無効になる。
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ESC iXn2 テンプレート選択設定

【ASCII】 ESC i X n 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 110 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 6E 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定)
nh2:00h(固定) 01h≦nh3≦63
【解説】 ・本体で選択しているテンプレートを指定番号にする。
n3 :テンプレート番号(1~99) ・本体選択番号のデフォルト値は、1である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・設定可能なテンプレート番号は、1~99である。それ以外の数値を設定しようとした
場合または、本体に転送されていない番号を指定した場合は無効になる。 【例】 ・選択テンプレート番号を99にする場合。
nh3=63hになるため、コマンドは以下のようになる。
ESC i X n 2 01h 00h 63h (1Bh 69h 58h 6Eh 32h 01h 00h 63h)
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ESC iXf2 プレフィックス文字の変更

【ASCII】 ESC i X f 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 102 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 66 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定)
nh2:00h(固定)
00h≦nh3≦FF
【解説】 ・プレフィックス文字コードを変更する。
n3 :文字コード ・プレフィックス文字のデフォルト文字列は“^”である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・プレフィックス文字を、“_”に変更したい場合。
ESC i X f 2 01h 00h 5Fh(“_”) (1Bh 69h 58h 66h 32h 01h 00h 5Fh)
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ESC iXc2 各種本体設定(カットオプション)

【ASCII】 ESC i X c 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 99 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 63 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定) nh2:00h(固定)
nh3:00h 01h 08h 09h 【解説】 ・各種カット項目を設定する。
nh3=00h :カットなし nh3=01h :オートカットON nh3=08h :カットアットエンドON
nh3=09h :オートカットON、カットアットエンドON ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・オートカットをONに設定する場合。
ESC i X c 2 01h 00h 01h (1Bh 69h 58h 63h 32h 01h 00h 01h)
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ESC iXy2 各種本体設定(カットオプションのカット枚数設定)

【ASCII】 ESC i X y 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 121 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 79 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定)
nh2:00h(固定) 01h≦nh3≦63
【解説】 ・一定枚数毎のカット枚数の設定する。(オートカット設定がONの場合、この設定値毎に
カットを行う)
nh3 :一定枚数毎のカット枚数(01h~63h) ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・オートカット枚数設定は、1~99枚である。それ以外の数値を設定しようとした場合
は無効になる。 【例】 ・5枚毎にカットしたい場合。(ただしオートカット設定がONである必要がある)
ESC i X y 2 01h 00h 05h (1Bh 69h 58h 79h 32h 01h 00h 05h)
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ESC iXj2 国際文字設定

【ASCII】 ESC i X j 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 106 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 6A 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定)
nh2:00h(固定) 00h≦nh30Dh、40
【解説】 ・各国別の文字セットを選択し、nh3の値によりコード表の一部文字コードが切替わる。
nh3=00h :USA nh3=01h :フランス nh3=02h :ドイツ nh3=03h :イギリス nh3=04h :デンマーク nh3=05h :スウェーデン nh3=06h :イタリア nh3=07h :スペイン nh3=08h :日本 nh3=09h :ノルウェー nh3=0Ah :デンマークⅡ nh3=0Bh :スペインⅡ nh3=0Ch :ラテンアメリカ nh3=0Dh :韓国 nh3=40h :リーガル
・切替わるコードは、以下の12コードである。
2324405B5C5D5E607B7C7Dh 7Eh
(切り替わる文字に関しては、国際文字セット表参照のこと) ・初期設定は、nh3=08h(日本)。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・国際文字設定をUSAに変える場合。 ESC i X j 2 01h 00h 00h (1Bh 69h 58h 6Ah 32h 01h 00h 00h)
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ESC iXR2 改行コマンド文字列設定

【ASCII】 ESC i X R 2 n1 n2 data 【10進】 27 105 88 82 50 nd1 nd2 datad 【16進】 1B 69 58 52 32 nh1 nh2 datah 【パラメーター】 01h≦nh1≦14
nh2:00h(固定) 00h≦datah≦FFh
【解説】 ・改行コマンドの文字列を設定する。
nh1+(nh2*256) :文字列の長さ(1~20まで設定可能) data :文字列(設定可能最大文字数は20文字(バイト)) ・改行コマンドのデフォルト文字列は“^CR”である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【備考】 ・20文字を超える文字を設定しようとした場合は無効。 【例】 ・改行コマンド文字列を“0Dh 0Ah”に変えたい場合。 設定する文字列(data)は、2文字であるため、nh1=02h、
nh2=00hである。コマンドは以下のようになる。
ESC i X R 2 02h 00h 0Dh 0Ah (1Bh 69h 58h 52h 32h 02h 00h 0Dh 0Ah)
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ESC iXC2 コピー印刷枚数設定

【ASCII】ESC i X C 2 n1 n2 n3 n4 【10進】 27 105 88 67 50 nd1 nd2 nd3 nd4 【16進】 1B 69 58 43 32 nh1 nh2 nh3 nh4 【パラメーター】 nh1:02h(固定)
nh2:00h(固定) 00h≦nh3≦FF 00h≦nh4≦03
【解説】 ・コピー印刷枚数を設定する。 nh3+(nh4*256) :コピー印刷枚数(バイト)(1~999) ・コピー印刷枚数のデフォルト値は1である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・コピー印刷枚数を100枚に変更する場合。nh3=64h、nh4=00hになるため、
コマンドは以下のようになる。
ESC i X C 2 02h 00h 64h 00h (1Bh 69h 58h 43h 32h 02h 00h 64h 00h)
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ESC iXN2 ナンバリング印刷枚数設定

【ASCII】ESC i X N 2 n1 n2 n3 n4 【10進】 27 105 88 78 50 nd1 nd2 nd3 nd4 【16進】 1B 69 58 4E 32 nh1 nh2 nh3 nh4 【パラメーター】 nh1:02h(固定)
nh2:00h(固定) 00h≦nh3≦FF 00h≦nh4≦03
【解説】 ・ナンバリング印刷枚数を設定する。 nh3+(nh4*256) :ナンバリング印刷枚数(バイト)(1~999) ・ナンバリング印刷枚数のデフォルト値は1である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・ナンバリング印刷枚数を100枚に変更する場合。nh3=64h、nh4=00hになる
ため、コマンドは以下のようになる。
ESC i X N 2 02h 00h 64h 00h (1Bh 69h 58h 4Eh 32h 02h 00h 64h 00h)
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ESC iXF2 FNC1置換設定

【ASCII】 ESC i X F 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 70 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 46 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定) nh2:00h(固定)
nh3:00h 01h 【解説】 ・バーコード規格GS1-128(UCC/EAN128)などに含まれるGSコードを、F
NC1コードに置き換える機能のON/OFFを設定する。
nh3=00h :FNC1置換設定OFF nh3=01h :FNC1置換設定ON
・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・FNC1置換を無効にしたい場合。 ESC i X F 2 01h 00h 00h (1Bh 69h 58h 46h 32h 01h 00h 00h)
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ESC iXq2 印刷オプション設定

【ASCII】ESC i X q 2 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 113 50 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 71 32 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 nh1:01h(固定) nh2:00h(固定)
nh3:00h、01
【解説】 ・印刷オプションを選択する。
nh3=00h 印字速度優先 nh3=01h 印字品質優先
・印刷オプションのデフォルト値は00h(印字速度優先)である。 ・このコマンドは、静的コマンドである。 【例】 ・印刷オプションを印字品質優先にする場合。
nh3=01hになるため、コマンドは以下のようになる。 ESC i X q 2 01h 00h 01h
(1Bh 69h 58h 71h 32h 01h 00h 01h)
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ESC iXT1 印刷開始トリガー選択項目取得

【ASCII】 ESC i X T 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 84 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 54 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1 = 00h(固定) nh2 00h(固定) 【解説】 ・印刷開始トリガーを3バイトのデータで返信する。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
00h :設定されている文字列受信時
01h :全てのオブジェクトが埋まったとき 02h :設定されている文字数受信時
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・本体に設定されている、印刷開始トリガーを取得する。設定値が、設定されている文字
列受信時の場合。 ESC i X T 1 00h 00h (1Bh 69h 58h 54h 31h 00h 00h)
本体からは、01h 00h 00hが返信される。
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ESC iXP1 印刷開始コマンド設定文字列取得

【ASCII】 ESC i X P 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 80 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 50 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・印刷開始コマンドの設定文字列を取得する。 ・本体から、3~22バイトのデータが返信される。(文字列の長さにより変化する)
[12]:nh1 nh2(文字数) nh1+(nh2*256)
[3 以降]:文字列
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・印刷開始コマンド文字列を“START”に設定している場合。 ESC i X P 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 50h
31h 00h 00h)のコマンドを送信すると、 本体からは、05h 00h
S T A R T(05h 00h 53h 54h 41h 52h 54h)
と返信される。
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ESC iXr1 印刷開始受信文字数取得

【ASCII】 ESC i X r 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 114 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 72 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・印刷開始受信設定文字数を取得する。 ・本体からは、4バイトのデータが返信される。
[1]02h(固定)
[2]00h(固定)
[3、4]:nh3 nh4設定値
nh3+(nh4*256) :印刷開始受信文字数 ・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・印刷受信文字数が500文字の場合。
ESC i X r 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 72h 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送信すると、02h 00h F4h 01hが 返信される。244(F4h)+(1(01h)*256)=500 文字である。
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ESC iXD1 区切り記号取得

【ASCII】 ESC i X D 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 68 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 44 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・区切り記号の設定文字列を取得する。 ・本体から、3~22バイトのデータが返信される。(文字列の長さにより変化する)
[12]:nh1 nh2(文字数) nh1+(nh2*256) [3 以降]:文字列
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・区切り記号を,(2Ch)に設定している場合。
ESC i X D 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 44h 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送信する。 本体からは、01h 00h ,(01h 00h 2Ch)が返信される。
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ESC iXa1 読み捨て設定文字列取得

【ASCII】 ESC i X a 1 n1 n2 n3 【10進】 27 105 88 97 49 nd1 nd2 nd3 【16進】 1B 69 58 61 31 nh1 nh2 nh3 【パラメーター】 h1:01h(固定)
h2:00h(固定) nh3:01h(固定)
【解説】 ・読み捨て設定文字列を取得する。 ・本体から、2~22バイトのデータが返信される。(文字列の長さにより変化する)
[12]:nh1 nh2(文字数) nh1+(nh2*256) [3 以降]:文字列
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・読み捨て文字列が、“ABCD”の場合。
本体に以下のコマンドを送信する。 ESC i X a 1 01h 00h 01h
(1Bh 69h 58h 61h 31h 01h 00h 01h)
本体からは、以下のように返信される。 04h 00h A B C D(04h 00h 41h 42h 43h 44h)
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ESC iXi1 コマンドモード設定値取得

【ASCII】 ESC i X i 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 105 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 69 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・コマンドモードの設定値を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
00h :ESC/Pモード
01h :ラスターモード 03h :P-touch Template モード
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】
設定値をラスターモードにしてある場合。 ESC 00h 00h (1Bh 69h 58h 69h 31h 00h 00h) 本体からは、以下のように返信される。 01h 00h 01h
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ESC iXn1 テンプレート選択番号取得

【ASCII】 ESC i X n 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 110 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 6E 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・本体で選択しているテンプレート番号を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・選択テンプレート番号が99の場合。
ESC i X n 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 6Eh 31h 00h 00h)と本体に送ると、本体からは以下のように返信される。 01h 00h 63h
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ESC iXc1 各種本体設定(カットオプション)の取得

【ASCII】 ESC i X c 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 99 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 63 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・各種カット設定項目を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
00 :カットなし 01 :オートカットON
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・オートカットON に設定されている場合。
ESC i X c 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 63h 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送ると、本体からは以下のように返信される。 01h 00h 01h
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ESC iXy1 各種本体設定(カットオプションのカット枚数設定)取得

【ASCII】 ESC i X y 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 121 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 79 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・一定枚数毎のカット枚数の設定値を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・カット枚数設定を5枚毎に設定している場合。
ESC i X y 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 79h 31h 00h 00h)を本体に送信すると、本体からは以下のように返信される。 01h 00h 05h
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ESC iXj1 国際文字設定値取得

【ASCII】 ESC i X j 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 106 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 6A 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・国際文字設定値を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
00 :USA
01 :フランス
02 :ドイツ 03 :イギリス 04 :デンマーク
05 :スウェーデン 06 :イタリア 07 :スペイン 08 :日本 09 :ノルウェー 0A :デンマークⅡ 0B :スペインⅡ 0C :ラテンアメリカ 0D :韓国 40 :リーガル
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・国際文字設定を<日本>にしている場合。
ESC i X j 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 6Ah 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送信すると、本体からは以下のように返信される。 01h 00h 08h
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56

ESC iXf1 プレフィックス文字の取得

【ASCII】 ESC i X f 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 102 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 66 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・プレフィックス文字コードを取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定文字
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・プレフィックス文字を、“_”に設定している場合。
ESC i X f 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 66h 31h 00h 00h)を本体に送信すると、本体からは以下のように返信される。 01h 00h 5Fh
(“_”)
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ESC iXR1 改行コマンド設定文字列取得

【ASCII】 ESC i X R 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 82 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 52 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・改行コマンドの設定文字列を取得する。 ・本体から、2~22バイトのデータが返信される。(文字列の長さにより変化する)
[12]:nh1 nh2(文字数) nh1+(nh2*256) [3 以降]:文字列
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・改行コマンド文字列を“0Dh 0Ah”に設定している場合。 ESC i X R 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 52h 31h
00h 00h)のコマンドを送信すると、 本体からは、02h 00h 0Dh 0Ahと返信される。
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ESC iXC1 コピー印刷枚数設定値取得

【ASCII】 ESC i X C 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 67 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 43 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・コピー印刷設定枚数を取得する。 ・本体からは、4バイトのデータが返信される。
[1]02h(固定) [2]00h(固定) [3、4]:nh3 nh4設定値
nh3+(nh4*256) :コピー印刷枚数 ・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・コピー印刷設定枚数が500枚の場合。
ESC i X C 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 43h 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送信すると、02h 00h F4h 01hが 返信される。244(F4h)+(1(01h)*256)=500 枚である。
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ESC iXN1 ナンバリング印刷枚数設定値取得

【ASCII】 ESC i X N 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 78 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 4E 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・ナンバリング印刷設定枚数を取得する。 ・本体からは、4バイトのデータが返信される。
[1]02h(固定) [2]00h(固定) [34]:nh3 nh4設定値
nh3+(nh4*256) :ナンバリング印刷枚数 ・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・ナンバリング印刷設定枚数が500枚の場合。
ESC i X N 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 4Eh 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送信すると、02h 00h F4h 01hが 返信される。244(F4h)+(1(01h)*256)=500 枚である。
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ESC iXF1 FNC1置換設定取得

【ASCII】 ESC i X F 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 70 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 46 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・FNC1置換設定を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:設定値
00 :FNC1置換設定OFF 01 :FNC1置換設定ON
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・FNC1置換設定 OFFに設定されている場合。
ESC i X F 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 46h 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送ると、本体からは以下のように返信される。 01h 00h 00h
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ESC iXq1 印刷オプション設定値取得

【ASCII】 ESC i X q 1 n1 n2 【10進】 27 105 88 113 49 nd1 nd2 【16進】 1B 69 58 71 31 nh1 nh2 【パラメーター】 nh1:00h(固定) nh2:00h(固定) 【解説】 ・印刷オプション設定値を取得する。 ・本体からは、3バイトのデータが返信される。
[1]01h(固定) [2]00h(固定) [3]:nh3 設定値
・取得値は、静的コマンドで設定した値である。 【例】 ・印刷オプションが印字品質優先に設定されている場合。
ESC i X q 1 00h 00h(1Bh 69h 58h 71h 31h 00h 00h)のコマンドを本体に送信すると、01h 00h 01hが返信され る。
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文字コード表

日本文字コード表
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
0
SP
0 @ P ` p
SP
1
! 1 A Q a q
2
” 2 B R b r
3
# 3 C S c s
4
$ 4 D T d t
5
% 5 E U e u
6
& 6 F V f v
7
’ 7 G W g w
8
( 8 H X h x
9
) 9 I Y i y
A
* : J Z j z
B
+ ; K [ k {
C
, < L ¥ l |
D
- = M ] m }
E
. > N ^ n ˜
F
/ ? O _ o
DEL
は、国際文字セットを切り替えると文字コードが切り替わる。
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63
国際文字セット表
Compatible characters in each language when the international character set is switched
n 23
24
40
5B
5C
5D
5E
60
7B
7C
7D
7E
0
United States
# $ @
[ \ ] ^ ` { |
}
˜
1
France
#
$
à ° ç
§
^
`
é ù è
¨
2
Germany
#
$
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Ü
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3
Britain
£
$ @ [ \ ] ^ ` { |
}
˜
4
Denmark I
# $ @
Æ
Ø
Å
^
`
æ ø å
˜
5
Sweden
#
¤ É Ä
Ö Å Ü é ä ö å
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6
Italy
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° \ é ^ ù à ò è ì
7
Spain I
Pt $ @
¡ Ñ ¿
^
`
¨
ñ } ˜
8
Japan
# $ @
[ ¥ ] ^ ` { |
}
˜
9
Norway
#
¤ É Æ
Ø Å Ü é æ ø å
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10
Denmark II
#
$
É Æ Ø Å Ü é æ ø å
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11
Spain II
#
$
á ¡ Ñ ¿ é ` í ñ ó
ú
12
Latin America
#
$
á ¡ Ñ ¿ é ü í ñ ó
ú
13
Korea
# $ @ [ W ] ^ ` { | }
˜
64
Legal
#
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