Brother SDX1000 embossing starter kit [ja]

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注意
エンボススターターキット
JA

エンボススターターキットについて

カッティングマシン本体でエンボスツールを使用して、素材 () を押しつけることによって模様のくぼみができ、素材を裏返す と模様が浮き出てエンボス効果が得られます。これにより、オリジナルのエンボス加工された作品を作ることができます。 () 素材には紙もしくはメタルシートのみをご使用ください。

安全にお使いいただくために

カッティングマシン本体でメタルシートをカットしないでください。刃が折れてけがをしたり、故障するおそれがあります。
メタルシートの端を手や指でなぞったりこすったりしないでください。けがをするおそれがあります。

使用上の注意

エンボス用マットの上ではカットしないでください。
テンプレートシートおよびスキャニングサポートシートは、折り曲げないでください。
エンボス用マットの粘着力が低下した場合、ウェットティッシュ(アルコールフリー推奨)などで軽く拭き取ってほこりや
汚れを取り除いてください。拭き取った後は必ず乾燥させてください。水分を含むとマットの表面がもろくなります。
エンボス用マットに素材が貼りつかなくなった場合は、新しいマットに交換してください。
テンプレートシートおよびスキャニングサポートシートが汚れたり破損した場合は、スキャンに影響を及ぼす可能性がある
ため、交換してください。
カッティングマットに貼りつけたエンボス用マットははがさず、カッティングマットの保護シートを貼って保管してくださ
い。
スキャニングサポートシートの剥離紙ははがした後も捨てずに、再利用するためシートに貼りつけて保管してください。
直射日光や高温多湿にさらされる環境下で保管しないでください。
10 ℃~ 35 ℃の環境下で使用してください。
この説明書の記載内容は、予告なしに変更することがあります。
本書に記載されている製品の画面は、実際のものと異なることがあります。
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付属品
キットを開封後、付属品を確認してください。
ABCDE
F
A
B
C
D
E
F
G
H
I
*1
これらの付属品は消耗品です。使い切った後は、CAEBSMAT1 (エンボス用マット)、CAEBSTS1 (エンボステンプレー
エンボス用マット 12" × 9.5"305 mm × 241 mm
テンプレートシート 12" × 12"305 mm × 305 mm
スキャニングサポートシート 12" × 12"305 mm × 305 mm
メタルシート(保護シート付き)(シルバー、ブロンズ)7.9" × 6.1"(200 mm × 155 mm)(厚み 0.1 mm
エンボスツールホルダー エンボスツール(φ1.5 mm、φ3 mm
エンボス用 50 模様認証カード
ご案内
面エンボス調整シート
G
HI
名称
*1
*1
*1
*1 *2 *3
トシート)、CAEBSSMS1 (メタルシート( シルバー))、CAEBSBMS1 (メタルシート( ブロンズ)) をご購入ください。 スキャニングサポートシートについては、CASTCL1(ステンシル用シート)をご購入ください。別売品の購入に関しては、 本製品をお買い上げの販売店にお問い合わせください。
*2
同梱物及び別売品のメタルシートには、エンボスツールまたは、カッティングマシン本体に傷が付かないように保護シート が付いています。
*3
銀色のメタルシートはアルミ製、銅色は銅製です。
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エンボス機能を認証する

CanvasWorkspace には、すぐにお使いになれるエンボス用の模様が内蔵されています。

CanvasWorkspace でエンボス模様を認証する

a パソコンを使用して、CanvasWorkspace にログインし
ます。(http://CanvasWorkspace.Brother.com)
初めての方は会員登録(無料)をしてください。
b 画面の右上の をクリックします。
c <拡張機能の認証>をクリックします。
d 付属のカードに記載されている認証コードを入力し、
<認証>をクリックします。

本体のエンボス機能を有効にする

a 設定画面にある「拡張機能」を押します。
b「キット認証(エンボス)」を「ON」にします。
工場出荷時は「OFF」に設定されています。
アルファベットの「O」と「I」は、認証コードでは使用し
ていません。
認証コードは CanvasWorkspace 1 つのログイン ID に対 してのみ有効です。同じ認証コードを再度使用することは できません。
e 認証確認画面が表示されますので、内容を確認し、問題
なければ<認証を確定する>をクリックします。
OK >をクリックすると認証が完了します。
エンボス機能が認証されると、エンボス用の模様カテゴリが CanvasWorkspace に追加されます。CanvasWorkspace の操作
方法については、画面右上の をクリックして、「ヘルプ」を ご参照ください。
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エンボス用模様を本体に呼び出して素材にエンボスする

カッティングマシン本体の詳しい操作方法は、マシン本体の取扱説明書をご覧ください。
c マシン本体左側のスキャナー昇降レバーを「2」の位置

線エンボス

本書では、線状模様のエンボス効果を得ることを線エンボス と示します。
お使いいただく前に
線エンボスをする素材は、紙の場合は 0.5 mm 以下、メタル シートは 0.2 mm 以下の厚みのものをご使用ください。
メタルシートの手順では、ブラザー純正のメタルシートを 使用しています。
a エンボス用マットのタブを左下にして、緑色の面を強粘
着カッティングマットまたは弱粘着カッティングマット に貼りつけます。
新しいカッティングマットに貼ることをおすすめします。
カッティングマットの貼り付けエリアからはみ出さないよ
うに貼りつけてください。
に設定します。
d CanvasWorkspace からエンボス用の模様をダウンロー
ドします。
b エンボス用マットの保護シートを剥がし、マットの上に
エンボスしたい面を下にして素材を貼りつけます。
素材はエンボスする範囲をエンボス用マット内に収まるよ うに貼りつけてください。
b(メタルシートの場合)エンボス用マットの保護シート
を剥がし、メタルシートの保護シートはつけた状態で、 タブを下向きにしてマットに貼りつけます。
保護シートを付けずに使用すると、エンボスツールまたは、 本体のスキャナーに傷が付く恐れがあります。
メタルシートを切って使用する場合は、エンボスした後に メタルシートの両面の保護シートを剥がしてから切ってく ださい。残りのメタルシートを使用する際には、両面に保 護シートを貼ってから使用してください。
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e 本体で模様を呼び出します。
本体にマットを挿入し、 を押してスキャンします。
左右非対称の模様は、反転することで素材の表面にエンボ ス効果が得られます。
素材から模様がはみ出さないように配置してください。エ ンボスツールがエンボス用マットに接触して、マットが破 れるおそれがあります。
スキャンした時に模様が素材からはみ出している場合、「編 集」キーを押して、模様の位置または大きさを調整してく ださい。
g プレビュー画面で「エンボス」を選択します。
h を押して「エンボス圧力」を設定します。
素材とエンボスツール径の組み合わせによって、推奨する エンボス圧力が異なります。下の表を参考に調整してくだ さい。
f エンボスツールホルダーのふたを外します。エンボスし
たい線の太さに合わせてエンボスツールを選び、エンボ スツールの▼をエンボスツールホルダーの▲に合わせて 挿入します。ホルダーのふたを締めてからキャリッジに ホルダーを差し込みます。
キャリッジにホルダーを差し込む前に、ツールが上下に動 かない事を確認してください。動く場合は、ホルダーのふ たを締め直してください。
素材 厚み
紙(厚) メタルシート
(同梱品)
紙(薄)
1.5 mm ツール 3 mm ツール
0.25 mm 4 4
- 0 0
0.1 mm -6 -4
エンボス圧力
表で示された数値は目安です。作品に使用する素材で、は じめに必ず試しエンボスをしてください。
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i「テスト」キーを押して、試しエンボスを行います。試
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しエンボスの結果を確認し、問題なければ「スタート」 キーを押します。
お好みのエンボス効果が得られない場合は圧力を調整して ください。素材の材質や厚みによってエンボス効果は異な ります。
エンボス圧力が強すぎるまたはエンボス速度が速すぎると、 素材によっては破れるおそれがあります。

面エンボス

本書では、面状模様のエンボス効果を得ることを面エンボス と示します。
お使いいただく前に
最大 12" × 12" 305 mm × 305 mm までの素材を使用する ことができます。
a ホーム画面の 2 ページの「面エンボス」を選択し、「ス
テップ 1:テンプレート作成」キー押して、画面の指示 に従って面エンボスの初期設定をします。設定後、再度
「テンプレート作成」を選択してテンプレート作成を開
始します。
再び初期設定をする場合は、サポートサイト(ブラザーソ リューションセンター)の Q&A を確認してください。
http://s.brother/cfoah/
面エンボスをする時は、必ずテンプレートを作成してくだ さい。既にテンプレートを作成している場合は、「ステップ 2:エンボス実行」キーを押して、手順 さい。
i から始めてくだ
j スパチュラを使用してエンボス用マットから素材を丁寧
にはがします。
使用後は必ず、エンボスツールホルダーを、キャリッジか ら外してからマシン本体のフロントトレイを閉じてくださ い。
j(メタルシートの場合)メタルシートの保護シート(上
下)と一緒に、メタルシートをエンボス用マットから剥 がし、タブを持って、両面の保護シートを剥がします。
メタルシートを保護シートから剥がす際に、メタルシート の端に触れながら剥がすとケガをするおそれがあります。
b エンボスしたい模様を呼び出します。
• CanvasWorkspace (http://CanvasWorkspace.Brother.com)
からダウンロードしたエンボス用の模様もお使いいただけ ます。
内蔵模様を呼び出す場合は、「模様」キー(1)を押しま す。CanvasWorkspace から転送した模様もしくは、本体に 保存した模様、USB メモリーから模様を呼び出す場合は、
「データ呼び出し」キー(2)を押します
幅の狭い形状を含む模様は、良いエンボス結果を得られな い場合があります。
左右非対称の模様は、反転することで素材の表面にエンボ ス効果が得られます。
うまくスキャンもしくは、エンボスできない場合は、本書 10 ページの 「困った時は」をご参照ください。
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c エンボスする素材を弱粘着カッティングマットに貼りつ
けて画面の指示に従ってスキャンします。
画面の指示に従って操作してください。
粘着性の強いマットを使用すると、素材の表面が荒れるお
それがあります。
カッティングマットの貼りつけエリアからはみ出さないよ うに貼りつけてください。
スキャンした時に模様が素材からはみ出した場合は、模様
の位置を調整するか、 を押して模様の大きさを調整して ください。
d テンプレートを確認し、「OK」を押します。
f 自動調整用替え刃ホルダー(黒) を使用してテンプレー
トシートをカットします。
g マットを排出してカットされたテンプレートシートを剥
がし、マットに残ったゴミを取り除きます。
e エンボスする素材をマットから外します。テンプレート
シートをカッティングマットにしっかりと貼りつけま す。
テンプレートシートには表裏はありません。
画面の指示に従って、テンプレート作成の操作を完了しま
す。
h「ステップ 2:エンボス実行」を選択します。
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i カットされた破線に沿ってテンプレートを二つ折りにし
て、折り目をマットの貼りつけエリアの底辺に合わせて 貼りつけます。
マット左右の両端によりすぎてテンプレートを貼ると、ス キャンできないおそれがあります。
j テンプレートに、エンボスする面を下向きにして素材を
挟み、模様をエンボスしたい位置に合わせます。
メタルシートには面エンボスできません。
素材を挟む時はテンプレートの折り目から 3 mm 離れた箇
所にある破線に合わせてください。
必要に応じて、素材を市販のマスキングテープなどで固定 してください。その際、マスキングテープが模様に重なら ないように貼ってください。
k テンプレートを覆う大きさにスキャニングサポートシー
トをカットします。
m マットを挿入して画面の指示に従ってスキャンします。
画面上でエンボスしたい線のみが正しく認識されるよう に、範囲を調整します。
うまくスキャンできない場合は、本書 10 ページの 「困った 時は」を参照ください。
n マットを排出しないで、マットを手で押さえてマットが
動かないように注意しながら、スキャニングサポートを 手前から奥に向かってゆっくり剥がします
マットを排出するとエンボスデータがずれて、上手くエン ボスできなくなります。
剥がしたスキャニングサポートシートは再利用するために、
l で剥がした剥離紙を貼り付けて保管してください。
手順
l スキャニングサポートシートの剥離紙を剥がして、テン
プレートを覆うようにマットに貼りつけます。
スキャニングサポートシートとテンプレートの間に気泡や しわが入らないように貼りつけてください。気泡やしわが 入ったりテンプレートが浮くと、うまくスキャンできない おそれがあります。
o 二つ折りにしたテンプレートを手前に広げます。
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p プレビュー画面で「エンボス」を選択し、表示された画
面より使用するツールを選択し、「OK」キーを押しま す。
r を押してエンボス圧力を設定します。
素材 厚み
紙(厚)
1.5 mm ツール 3 mm ツール
0.25 mm 4 4
エンボス圧力
表で示された数値は目安です。
エンボス圧力が強すぎるまたはエンボス速度が速すぎると、 素材によっては破れるおそれがあります。
必要に応じて「内側オフセット」を調整してください。
お好みのエンボス効果が得られない場合は圧力を調整して
ください。素材の材質や厚みによってエンボス効果は異な ります。
q ホルダーのふたを外し、1.5 mm のエンボスツールの▼
をエンボスツールホルダーの▲に合わせて挿入します。 ホルダーのふたを締めてからキャリッジにホルダーを差 し込みます。
•3 mmのエンボスツールを使用すると、やわらかな印象のエ ンボス効果が得られます。
キャリッジにホルダーを差し込む前に、ツールが上下に動 かない事を確認してください。動く場合は、ホルダーのふ たを締め直してください。
s「スタート」キーを押して、エンボスを開始します。
t スパチュラを使用してマットから素材を丁寧にはがしま
す。
使用後は必ず、エンボスツールホルダーを、キャリッジか ら外してからマシン本体のフロントトレイを閉じてくださ い。
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困った時は

1. スキャンで形状がうまく読み取れない
テンプレートと素材が類似色の場合、または素材に模様が ある場合は、素材が透けないように素材の上に白い紙を置 いて、テンプレートシートで挟み再度スキャンし直してく ださい。
スキャニングサポートシートやテンプレートシートが汚れ たり、折れたりしている場合は新しいものに交換してくだ さい。
テンプレートシートが浮いている場合は、テンプレート シートが浮かないようにスキャニングサポートシートを貼 り直し再度スキャンしてください。
スキャナー部分のスキャン装置が汚れている場合がありま す。本体の内部にあるスキャナーガラスを掃除してくださ い。詳しくは、本体またはサポートサイト(ブラザーソ リューションセンター)に掲載の説明書の「スキャナーガ ラスを掃除する」を参照してください。
2. 凹凸がきれいに出ない
凹凸高さが不足している場合はエンボス圧力を強くしてく ださい。
エッジをはっきりさせたい場合は面エンボスの設定画面か ら内側オフセット量を小さくしてください。ただし、小さ くしすぎると凹凸ができない可能性があります。
3. 素材が破れる
素材が破れる場合はエンボス圧力を弱くしてください。
その他の情報については、サポートサイト(ブラザーソリュー ションセンター)( http://s.brother/cfoah/ )の Q&A を確認して
ください。
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