取扱説明書
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安全にお使いいただくために
はじめに
この度は、本製品をお買い上げいただきまして誠にありがとうございます。
お使いになる前に「安全にお使いいただくために」をよくお読みいただき、本取扱説明書で機能や使い
方を十分にご理解のうえ、末永くご愛用ください。
また、お読みになった後はいつでもご覧になれるところに保管してください。
安全にお使いいただくために
本取扱説明書およびミシンで使用されている表示や絵文字は、製品を安全に正しくお使いいただき、お
使いになる方や他の人々への危害や損害を未然に防ぐためのものです。
その表示や意味は次のとおりです。
この表示を無視して誤った使い方をすると、人が死亡または重傷を負う危険が想定される内容を示してい
警 告
注 意
取扱説明書で使用されている絵文字の意味は次のとおりです。
ます。
この表示を無視して誤った使い方をすると、人が傷害を負う危険が想定される内容および物的損害のみの
発生が想定される内容を示しています。
特定しない
禁止事項
分解しては
いけません
水に濡らしては
いけません
本製品を安全にお使いいただくために、以下の事柄を守ってください。
特定しない
義務行為
電源プラグを
抜いてください
特定しない
危険通告
警 告
一般家庭用電源 AC100V の電源以外では、絶対に使用しないでください。
火災・感電・故障の原因となります。
以下のようなときは電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。
火災・感電・故障の原因となります。
・ ミシンのそばを離れるとき
・ ミシンを使用したあと
・ 使用中に停電したとき
・ 接触不良、断線などで正常に動作しないとき
・ 雷が鳴りはじめたとき
感電の危険が
あります
火災の危険が
あります
針の下に指を入れない
でください
注 意
延長コードや分岐コンセントを使用した、たこ足配線はしないでください。火災・感電の原因となりま
す。
濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
電源プラグは根元まで確実に差し込んでください。差し込みが不完全ですと、感電や発熱による火災の
原因となります。傷んだプラグ・ゆるんだコンセントは使用しないでください。
i
安全にお使いいただくために
電源プラグを抜くときはまず電源スイッチを切り、必ずプラグの部分を持って抜いてください。電源
コードを引っ張って抜くとコードが傷つき、火災・感電の原因となります。
電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、た
ばねたりしないでください。また、重い物をのせたり、加熱したりすると電源コードが破損し、火災・
感電の原因となります。
電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめてお買い上げの販売店または「お客
様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
電源コードは、赤い印以上に引き出さないでください。
長期間ご使用にならないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の原因となり
ます。
直射日光の当たるところや、ストーブ、アイロンのそばなど温度の高いところでは使用しないでくださ
い。ミシンの使用温度は 0 ~ 40 ℃です。ミシン内部の温度が上がったり、ミシン本体や電源コードの
被膜が溶けて火災・感電の原因となります。
火の気のあるもののそばでは使用しないでください(火の消えていないたばこ、ろうそくなど)。
火災の原因となります。
注 意
野外でのご使用は避けてください。雨などが降り、本体が濡れて感電の原因となります。また濡れたと
きはお買い上げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
温度や湿度の高い所でのご使用や保管は避けてください。
スプレー製品などを使用する部屋では使用しないでください。スプレーへの引火によるやけどや火災の
原因となります。
ぐらついた台の上や傾いたところなど、不安定な場所には置かないでください。バランスが崩れて倒れ
たり、落下などしてけがをする原因となります。
ミシンは安定した平らなテーブルや机の上でご使用ください。
ミシン本体の換気口をふさがないでください。換気口は、必ず壁から 30cm 以上離して使用してくだ
さい。また、換気口やフットコントローラーに糸くずやほこりがたまらないようにしてください。火
災の原因となります。
ミシン本体の上に花びんや水の入った容器を置くなどして、ミシン本体に水をこぼさないでください。
万一、内部に水などが入った場合は、電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてお買い
「
上げの販売店または
感電の原因となります。
ミシン本体の換気口や内部に異物を入れたり、ドライバーなどを差し込まないでください。高圧部に触
れて感電のおそれがあります。万一、異物が入った場合は、使用をやめてお買い上げの販売店または
「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。そのまま使用すると火災・
ミシン本体の重さは約 9.9kg あります。ミシン本体を持ち運びする際は急激または、不用意な動作をし
ないでください。腰や膝を痛める原因となります。
以下の場所に設置、保管をしないでください。故障の原因になります。
・温度が著しく高くなる場所
・温度が著しく低くなる場所
・急激に温度が変化する場所
・湿気、湯気の多い場所
・火気や熱器具、冷暖房機器などに近い場所
・屋外や直射日光の当たる場所
・ほこり、油煙の多い場所
ミシン本体は、必ずハンドルを持って持ち運びをしてください。他の部分を持つとこわれたりすべって
落としたりして、けがの原因となります。
ii
安全にお使いいただくために
注 意
ミシン本体には取扱説明書に記載されている付属品を使用してください。他の部品を使用するとけが・故
障の原因となります。
お客様ご自身での分解、修理および改造は行わないでください。火災・感電およびけがの原因となりま
「
す。指定以外の内部の点検・調整・掃除・修理は、お買い上げの販売店または
119 番)
」
にご依頼ください。
取扱説明書に記載されている整備は、必ず電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。
けが・感電の原因となります。
ミシン操作中は、針の動きに十分ご注意ください。また、針、プーリー、てんびんなどすべての動いて
いる部品に手を近づけないでください。けがの原因となります。
リッパーで穴を開ける方向に、手や指を置かないでください。すべったときにけがをするおそれがあり
ます。本来の使用目的以外での使用はしないでください。
針や押えなどの交換およびそのほかの機能に関する使用については、取扱説明書の指示どおりに正しく
行ってください。
縫製中、布地を無理に引っ張ったり、押したりしないでください。けが・針折れの原因となります。
お客様相談室(ミシン
針の下などに指を入れないでください。けがをするおそれがあります。
上糸、下糸などに関する操作については、取扱説明書の指示どおりに正しく行ってください。取り扱い
を誤ると、縫製中に糸がらみなどが発生し、針が折れたり、曲がったりするおそれがあります。
曲がった針は絶対に使用しないでください。針折れの原因となります。
万一、ミシン本体を落としたり、破損したり、故障したりした場合は、ただちに使用をやめてお買い上
げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。そのまま使用すると火災・感
電の原因となります。
万一、煙が出ている、異臭がする、異常音がするなどの状態のときはすぐに電源プラグをコンセントか
ら抜いて、お買い上げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。そのまま
使用すると火災・感電の原因となります。お客様による修理は危険ですから絶対にしないでください。
本製品が入っていた袋は、お子様がかぶって遊ばないように、お子様の手の届かないところに保管する
か廃棄してください。かぶって遊ぶと窒息のおそれがあります。
お子様の玩具として使用しないでください。お子様が使用するときや、お子様の近くで使用するときは、
お子様がけがをしないよう十分注意してください。
フットコントローラーの上に物をのせないでください。
けが・故障の原因となります。
iii
警告表示について
● このミシンは日本国内向け、家庭用です。外国では使用できません。
This sewing machine can not be used in a foreign country as designed for Japan.
職業用としてご使用になった場合の保証はいたしかねますので、ご了承ください。
● 仕様および外観は品質改良のため、予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容を許可なく無断で複製することは禁じられておりますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。
● 取扱説明書の内容について、万一不審な点や誤りなどお気づきの点がありましたら「お客様相談室
(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
● 本機をご使用になる方(お子様を含む)が、身体/知覚/精神的能力になんらかの障がいを持つ場合、
あるいは経験や知識が十分でない場合には安全を保証できる責任者の監視の下でのみ本機を使用し
てください。
● お子様が使用するときは、玩具として使用しないよう、十分な監視の下で使用してください。
警告表示について
ミシン本体には下記の警告が表示されています。
警告表示の注意事項を守って作業を行ってください。
また、警告ラベルは、はがれたり、傷ついたりしないよう十分注意してください。
万一ラベルがはがれていたり、読みとれなくなった場合は速やかに「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡
ください。
iv
商標
商標
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to this license, do not download, install, copy or use the software.
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this software, even if advised of the possibility of such damage.
All information provided related to future Intel products and plans is preliminary and subject to change at any time, without notice.
v
このミシンでできること
このミシンでできること
B 基本機能編
本機をご使用になる前に、「基本機能編」をお読みください。ここでは、基本的な準備の手順や、基本的なぬい
方、本機の便利な機能を説明します。
B-2
B-36
B-54
ページ
ページ
ページ
第 1 章 ぬう前の準備
ミシンの基本的な操作方法を説明します。
第 2 章 基本のぬい方
ぬう前に必要な準備と基本的なぬい方を説明します。
第 3 章 刺しゅうの基本
刺しゅうの準備のしかたと基本的な操作方法を説明しています。
S 実用ぬい編
ここでは、実用ぬいのさまざまな機能を紹介しています。基本的な縫製だけでなく、筒ものぬいやボタン穴かが
りなど、本機をもっと活用したいときの詳しい操作方法を知ることができます。
ページ
第 1 章 きれいに仕上げるために
上手にぬうコツやさまざまな布地をぬうコツなどを説明します。
第 2 章 いろいろなぬい方
内蔵模様の使い方を紹介します。
S-2
S-6
ページ
D 文字・飾りぬい編
ここでは、文字模様・飾り模様のぬい方や、調整・編集のしかたを紹介しています。さらに、オリジナルの模様
を作成できるマイイラスト機能の使い方も紹介します。
D-2
D-20
ページ
ページ
第 1 章 文字模様/飾り模様
文字・飾りぬいの手順を説明します。
第 2 章 マイイラスト機能
オリジナルの模様の作り方と記憶のしかたを説明します。
E 刺しゅう編
ここでは、刺しゅう模様の編集や、記憶させた模様を呼び出す手順を紹介します。
E-2
第 1 章 刺しゅう
オリジナルの刺しゅう作品を作るために必要な模様の編集方法や便利な機能について説明します。
ページ
A 付録
ここでは、困ったときのヒントや、本機を長くお使いいただくためのお手入れ方法などを紹介しています。
A-2
第 1 章 お手入れ/困ったときには
ミシンのお手入れ、困ったときの対処方法などを紹介します。
ページ
vi
「実用ぬい編」の模様表の見方
実用模様の模様番号は、ミシンのシリーズに
よって異なり、この表は、複数のシリーズの模
様番号を掲載しています。
お使いのミシンは EMG シリーズです。
「EMG シリーズ」の列をご覧ください。
このミシンでできること
名前 ぬい方
しつけぬい
直線(左基線)
直線(中基線)
直線(中基線)
3 重ぬい
EMG
シリーズ
模様番号
1-08 08
1-01
1-02
1-03
1-04
1-05
01
02
03
04*
05
CPF73
*
*
*
*
押え
シリーズ
J
vii
目次
目次
安全にお使いいただくために ............................... i
警告表示について ............................................... iv
商標...................................................................... v
このミシンでできること..................................... vi
「実用ぬい編」の模様表の見方............................................ vii
B 基本機能編
第 1 章 ぬう前の準備 2
各部の名称とはたらき ......................................... 2
主要部.................................................................................... 2
針と押え部分
刺しゅう機 ............................................................................ 3
操作スイッチ......................................................................... 4
操作パネルと操作キー .......................................................... 4
補助テーブル......................................................................... 5
付属品.................................................................................... 6
別売品.................................................................................... 7
電源の入れ方........................................................ 8
電源を入れる......................................................................... 9
電源を切る ............................................................................ 9
ミシンを初めて使うとき....................................................... 9
液晶画面............................................................. 10
液晶画面の見方 ................................................................... 10
設定画面 .............................................................................. 12
表示言語を設定する............................................................ 15
操作キーの感度を調節する ................................................. 15
設定画面を画像として USB メモリーに保存する............... 16
操作ガイド機能を使う ........................................................ 16
下糸の準備 ......................................................... 17
下糸を巻く .......................................................................... 17
下糸をセットする................................................................ 20
上糸通し............................................................. 23
上糸を通す .......................................................................... 23
針に糸を通す....................................................................... 25
手で針に糸を通すとき ........................................................ 26
下糸を引き出す ................................................................... 27
2本針を使用する................................................................ 27
針の交換............................................................. 30
布地と糸の種類による針の使い分け................................... 30
正しい針の見分け方............................................................ 31
針の交換 .............................................................................. 31
押えの交換 ......................................................... 33
押えを交換する ................................................................... 33
押えホルダーを取り外す/取り付ける ............................... 34
第 2 章 基本のぬい方 36
ぬってみましょう .............................................. 36
模様の種類 .......................................................................... 36
模様をぬう .......................................................................... 36
返しぬい/止めぬいをする ................................................. 39
自動で返しぬい/止めぬいをする ...................................... 39
模様の設定 ......................................................... 41
振り幅を調節する................................................................ 41
ぬい目の長さを調節する..................................................... 41
ぬい目の基線位置を変える(L/R シフト設定)................... 42
糸調子を調節する................................................................ 42
模様の設定を記憶させる..................................................... 43
便利な機能 ......................................................... 44
自動で糸を切る ................................................................... 44
模様を左右反転させる ........................................................ 44
押え圧を調節する................................................................ 45
自動押え圧補正 ................................................................... 45
ピボット .............................................................................. 45
.............................................................................. 3
フリーモーションモードでぬう ......................................... 46
ニーリフターを使用する .................................................... 47
ぬい方早見表 ..................................................... 49
第 3 章 刺しゅうの基本 54
刺しゅうの手順 ................................................. 54
刺しゅう押えを取り付ける
................................... 55
刺しゅう機を取り付ける ................................... 56
きれいに刺しゅうするために ............................ 59
布地を張る......................................................... 60
布地に芯を貼る................................................................... 60
刺しゅう枠に布地を張る .................................................... 61
小さい布や布の隅に刺しゅうする...................................... 63
刺しゅう枠をセットする ................................... 64
刺しゅう模様を選ぶ .......................................... 66
著作権について................................................................... 66
刺しゅう模様の種類 ........................................................... 66
刺しゅう模様の選び方........................................................ 66
刺しゅう模様の確認 .......................................... 68
ぬう位置を確認する ........................................................... 68
刺しゅうイメージを確認する............................................. 68
刺しゅうする ..................................................... 69
模様を刺しゅうする ........................................................... 69
刺しゅうの糸の表示を変更する ......................................... 70
S 実用ぬい編
第 1 章 きれいに仕上げるために 2
上手にぬうコツ ................................................... 2
試しぬいをする..................................................................... 2
ぬう方向を変える
カーブをぬう ........................................................................ 2
筒ものをぬう ........................................................................ 2
ぬいしろの幅をそろえる ...................................................... 3
いろいろな素材をぬう......................................... 4
厚い布地をぬう..................................................................... 4
薄い布地をぬう..................................................................... 4
伸びる布地をぬう................................................................. 5
ビニールや皮革をぬう.......................................................... 5
面ファスナー(マジックテープ ® )をぬう ......................... 5
第 2 章 いろいろなぬい方 6
しつけぬいをする/布をぬい合わせる ............... 6
しつけぬい ............................................................................ 6
布をぬい合わせる................................................................. 6
すそ上げをする ................................................... 8
布端を始末する ................................................. 11
たち目かがり押え< G >を使うたち目かがり................... 11
ジグザグ押え< J >を使うたち目かがり........................... 12
サイドカッター押え<
ボタン穴かがり/ボタンつけ ............................ 15
ボタン穴かがり................................................................... 15
ボタンつけ .......................................................................... 18
ファスナーつけ ................................................. 21
つき合わせ .......................................................................... 21
片返し ................................................................................. 22
伸びる布地やゴムテープをぬう ........................ 25
伸縮ぬい ............................................................................. 25
ゴムテープつけ................................................................... 25
アップリケ/パッチワーク/キルトぬい.......... 27
アップリケ .......................................................................... 27
パッチワーク(クレイジーキルト).................................... 28
.................................................................. 2
S
>(別売)を使うたち目かがり .... 13
viii
目次
ピーシング .......................................................................... 28
キルティング ...................................................................... 30
フリーモーションキルト .................................................... 31
振り幅コントロールを使用したサテンぬい........................ 35
丈夫にしたいところをぬう ................................ 37
3 重ぬい .............................................................................. 37
かんどめ.............................................................................. 37
つくろいぬい(ダーニング)............................................... 38
はとめ穴を作る.................................................. 40
横送り(直線・ジグザグ).................................. 41
飾りぬいをする.................................................. 43
ファゴティング................................................................... 43
スカラップ .......................................................................... 44
スモッキング ...................................................................... 44
シェルタック ...................................................................... 45
つき合わせ .......................................................................... 45
ヘアルーム .......................................................................... 46
D 文字・飾りぬい編
第 1 章 文字模様/飾り模様 2
模様の選択 ........................................................... 2
飾り模様/大型サテンステッチ/ 7mm サテンステッチ/
クロスステッチ/実用飾り模様............................................ 2
文字模様................................................................................ 2
模様をぬってみましょう ..................................... 4
きれいにぬうために.............................................................. 4
基本的なぬい方..................................................................... 4
模様の調整をする ................................................................. 5
模様の編集 ........................................................... 7
模様の大きさを変える.......................................................... 9
模様の長さを変える(7mm サテンステッチのみ)............... 9
模様を左右反転させる.......................................................... 9
模様を連続してぬう.............................................................. 9
模様の糸密度を変える(大型サテンステッチのみ)........... 10
模様の始めに戻る ............................................................... 10
模様のイメージを確認する................................................. 11
模様の組み合わせ .............................................. 12
模様を組み合わせる前に .................................................... 12
模様を組み合わせる............................................................ 12
大きさを変えた模様を組み合わせる .................................. 13
反転模様を組み合わせる .................................................... 13
長さを変えた模様を組み合わせる...................................... 14
ステップ模様を作る............................................................ 14
模様の記憶 ......................................................... 16
データに関する注意............................................................ 16
模様を記憶させる ............................................................... 16
模様を市販の USB メモリーに記憶する............................. 17
模様を呼び出す................................................................... 18
USB メモリーから呼び出す................................................ 18
第 2 章 マイイラスト機能 20
イラストデザイン .............................................. 20
イラストの入力.................................................. 22
サンプル模様を編集する .................................................... 24
マイイラストの記憶........................................... 26
マイイラスト模様を記憶させる.......................................... 26
記憶させた模様を呼び出す................................................. 26
E 刺しゅう編
第 1 章 刺しゅう 2
刺しゅう模様の選び方 ........................................ 2
ワンポイント/バラエティ/花アルファベット模様を選ぶ
文字模様を選ぶ ..................................................................... 2
枠模様を選ぶ......................................................................... 4
編集のしかた ....................................................... 5
刺しゅうする位置を移動させる............................................ 6
大きさを変える ..................................................................... 6
模様を回転させる.................................................................. 6
刺しゅうの糸色を変える....................................................... 7
模様を左右反転させる .......................................................... 7
糸密度を変える(文字・枠模様のみ)................................... 7
模様を削除する ..................................................................... 7
模様を拡大表示する.............................................................. 8
編集が終わったら.................................................................. 8
文字編集のしかた ................................................ 9
1 文字ずつ色を変えてぬう .................................................... 9
縦書き/横書きを切り替える................................................ 9
入力した文字のフォントを変更する................................... 10
文字の間隔を変更する ........................................................ 10
文字の間隔を詰める............................................................ 10
組み合わせた文字模様を切り離す ...................................... 11
1 文字ずつ編集する............................................................. 11
文字の配列を変える............................................................ 12
模様の組み合わせ.............................................. 13
組み合わせ模様を編集する ................................................. 13
組み合わせ模様を刺しゅうする.......................................... 14
縫製設定画面で編集する ................................... 15
模様を移動させる................................................................ 15
模様を回転させる................................................................ 15
模様と針をあわせる............................................................ 15
文字をつなげて刺しゅうする.............................................. 16
アップリケ ........................................................ 18
刺しゅう模様を使ってアップリケをする............................ 18
枠模様を使ったアップリケをする(1)............................... 20
枠模様を使ってアップリケをする(2)............................... 21
分割模様をぬう ................................................................... 22
こんなとき ........................................................ 24
下糸が少なくなったら ........................................................ 24
途中で糸が切れたときは..................................................... 24
始めからぬい直したいときは.............................................. 25
電源を切った後、刺しゅうを再開する ............................... 25
刺しゅうに関する設定の調整............................ 27
糸調子を整える ................................................................... 27
自動糸切り機能 ................................................................... 28
刺しゅうの速度を調節する ................................................. 28
刺しゅうの枠表示を変える ................................................. 29
刺しゅう枠に合わせて刺しゅう模様を選択する/表示する
刺しゅう模様の背景色を変える.......................................... 30
模様キーのサイズを変える ................................................. 30
刺しゅう模様の記憶 .......................................... 32
刺しゅうデータに関する注意.............................................. 32
刺しゅう模様を記憶させる ................................................. 32
刺しゅう模様を USB メモリーに記憶させる...................... 34
ミシンから刺しゅう模様を呼び出す................................... 34
USB メモリーから刺しゅう模様を呼び出す ....................... 35
...... 2
..... 29
ix
目次
A 付録
第 1 章 お手入れ/困ったときには 2
お手入れのしかた ................................................ 2
注油に関して......................................................................... 2
ミシンを保管するときのご注意............................................ 2
画面の汚れの掃除.................................................................. 2
ミシンの汚れの掃除.............................................................. 2
かまの掃除 ............................................................................ 2
点検の警告について.............................................................. 4
タッチパネルが反応しない ................................................... 4
電子音.................................................................................... 4
困ったとき ........................................................... 5
よくあるご相談 ..................................................................... 5
上糸がつる ............................................................................ 5
布裏で糸がからまる.............................................................. 6
糸調子が合わない.................................................................. 7
布がミシンに入り込んでとれなくなった.............................. 8
ボビン受け座の下に糸がからまってしまった .................... 11
こんなときは....................................................................... 13
エラーメッセージ................................................................ 18
仕様 .................................................................... 20
USB メモリーを使用してミシンを
アップグレードする........................................... 21
索引.................................................................... 22
x
基本機能編
ここでは、基本的な準備の手順や、基本的なぬい方、本機の便利な機能を説明します。
ページ数は、「B 」の記号で始まります。
第 1 章ぬう前の準備..............................................................................B-2
第 2 章基本のぬい方...........................................................................B-36
第 3 章刺しゅうの基本 ......................................................................B-54
各部の名称とはたらき
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
l
m
n
第1 章
ぬう前の準備
各部の名称とはたらき
ここでは、ミシンの各部の名称とはたらきを説明します。ミシンをお使いになる前に、よく読んで覚えておきま
しょう。
主要部
■ 正面
■ 右側面・背面
a
j
i
b
c
a 上ふた
上糸を通すときや下糸を巻くときに開けます。
b 糸案内板
上糸を通すときに糸をかけます。
c 下糸巻き案内
下糸を巻くときに糸をかけます。
d 糸こま押え
糸こまが抜けないように押さえます。
e 糸たて棒
糸こまを差し込みます。
f 下糸巻き装置
下糸をボビンに巻くときに使用します。
g 液晶画面
選択した模様の設定やエラーメッセージが表示されます。
( B-10 参照)
h 操作パネル
模様の選択をするとき、ミシンの設定をするときなどに使用し
ます。( B-4 参照)
i ニーリフター差し込み口
ニーリフターを差し込みます。
j ニーリフター
ひざで押えを上げ下げするときに使用します。( B-47 参照)
k 操作スイッチとスピードコントロールレバー
ミシンのさまざまな操作に使用します。( B-4 参照)
l 補助テーブル
中に押えやボビンなどを収納します。袖口などの筒ものをぬう
ときには外します。
m 糸切り
糸を引っかけて切ります。
n 糸通しレバー
針穴に糸を通すときに使用します。
h
g
a プーリー
ぬい目を1針ずつ送ったり、針を上げ下げするときに手前に回
します。
b ハンドル
ミシンの持ち運びに使用します。
c 押えレバー
押えを上げ下げします。
d ドロップレバー
送り歯を下げるときと、元に戻すときに使用します。
e 電源スイッチ
ミシンの電源を「入」や「切」にするスイッチです。
f 電源コード
家庭用電源コンセント (AC100V) に接続します。
g フットコントローラー(別売)
ミシンを足で操作したいときに使用します。
h 換気口
モーターの換気用の穴です。ミシンを使用しているときはふさ
がないでください。
i フットコントローラージャック
別売のフットコントローラーのプラグを差し込みます。
j USB ポートコネクタ
USB メモリーを差し込み、模様をミシンに呼び出します。
e
f
d
B-2
各部の名称とはたらき
針と押え部分
i
h
g
f
e
a 針棒糸かけ
上糸をかけます。
b 針板
まっすぐにぬうための目盛りがついています。
c 針板カバー
かまの掃除をするときに取り外します。
d 針板ふた/内かま
針板ふたを開けて、中の内かまにボビンをセットします。
e 送り歯
ぬう方向に布地を送ります。
f 押え
布地を押さえます。ぬい方に合った押えを取り付けてください。
g 押えホルダー
ここに押えを取り付けます。
h 押えホルダーのネジ
押えホルダーを固定します。( B-34 参照)
i ボタン穴かがりレバー
ボタン穴かがりやかんどめをするときに使用します。
d
a
c
刺しゅう機
a
b
e
a 刺しゅう枠ホルダー
刺しゅう枠を取り付けます。( B-64 参照)
b 枠固定レバー
押し下げて刺しゅう枠を固定します。( B-64 参照)
c コネクタ
刺しゅう機を取り付けるときに、刺しゅう機差し込み口に差し
込みます。( B-56 参照)
d キャリッジ
刺しゅうをぬうときに自動的に動きます。( B-56 参照)
e 刺しゅう機取り外しレバー(裏側)
刺しゅう機を取り外すときに押します。( B-57 参照)
• 刺しゅう機を取り付けたり取り外す前に
は、必ず電源を切ってください。
• 刺しゅう枠を刺しゅう枠ホルダーに取り
付けた後は、枠固定レバーが正しく下が
っていることを確認してください。
b
B
c
ぬう前の準備
d
基本機能編 B-3
各部の名称とはたらき
操作スイッチ
a スタート/ストップスイッチ
ミシンをスタートまたは停止します。ぬい始めとスイッチを押
している間はゆっくりとぬいます。停止すると、針は下がった
(布地に刺さった)状態で止まります。詳細は、 B-36 の「基
本のぬい方」で説明します。
スイッチはミシンの状態によって色が変わります。
緑: スタートできる状態のとき/縫製中
赤: スタートできない状態のとき
橙: 下糸を巻いているとき/下糸巻き軸が右側に入っ
ているとき
b 返しぬいスイッチ
返しぬいを行う直線またはジグザグ模様の場合、このスイッチ
を押している間だけ低速で返しぬいをします(逆方向にぬいま
す)。
そのほかの模様では、ぬい始めやぬい終わりの止めぬいをする
ときに使います。このスイッチを押し続けると、同じ場所で 3
針重ねてぬって止まります。( B-39 参照)
c 止めぬいスイッチ
このスイッチを押すと1針ぬいを繰り返した後で、止めぬいし
ます。( B-39 参照)
d 針上下スイッチ
このスイッチを押すと、針の位置が上下に切り換わります。繰
り返し押すと、 1 針ぬいができます。
e 糸切りスイッチ
ぬい終わった後にこのスイッチを押すと、上糸と下糸を切りま
す。詳細は、 B-36 の「模様をぬう」の手順
ださい。
f 押え上下スイッチ
このスイッチを押すと、押えが下がり布地を押さえます。もう
一度押すと押えが上がります。
g スピードコントロールレバー
このレバーを左右に動かして、ぬう速さを調節します。
l を参照してく
操作パネルと操作キー
i
h
g
f
a 液晶画面(タッチパネル)
選択した模様の設定値や、操作を誤った時のエラーメッセージ
が表示されます。
液晶画面のキーにタッチすることで、操作をします。
詳細は、 B-10 の「液晶画面」を参照してください。
b 前ページキー
液晶画面に表示されていない項目があるときに、前の画面を表
示します。
c 次ページキー
液晶画面に表示されていない項目があるときに、次の画面を表
示します。
d ミシンの使い方キー
ミシンの使い方を確認するときに押します。
e 設定キー
針上下位置や操作音などの設定をするときに押します。
f 刺しゅうキー
刺しゅうをするときに押します。
g 実用/文字模様キー
実用模様や飾り模様をぬうときに押します。
h 戻るキー
液晶画面の表示を 1 つ前に戻すときに押します。
i 針・押え交換キー
針や押えを交換するときなどに押します。ミシンが作動しない
ように他のすべてのキーと操作スイッチがロックされます。
e
a
b
c
d
• 糸を切った後に糸切りスイッチを押さな
いでください。針が折れたり糸がからん
だりするおそれがあります。また、故障
の原因になります。
B-4
•
操作キーは静電容量式タッチセンサーです。指
で直接触れて操作してください。操作する人に
よって反応が異なりますが、キーを押す強さに
よって反応が変わるわけではありません。
• 操作キーは操作する人によって反応が異な
りますので、感度設定を調節して使用して
ください。( B-15 参照)
• 市販の静電容量式に対応したタッチペンを
使用する場合は、タッチペンの先が 8mm
以上のものを使用してください。先の細い
タッチペン、特殊な形状のタッチペンは使
用しないでください。
補助テーブル
補助テーブルの中に付属品を収納することがで
きます。図のようにふたを開いてください。
補助テーブルの付属品収納スペースの中には、押
え収納トレイが入っています。
各部の名称とはたらき
B
ぬう前の準備
a 補助テーブルの中の付属品収納スペース
b 押え収納トレイ
c 刺しゅう押え< U >
基本機能編 B-5
各部の名称とはたらき
付属品
箱を開けたら、付属品が揃っていることを確認してください。不足しているときや破損しているとき
は、お買い上げの販売店にお問い合わせください。
1. 2. 3. 4. 5. 6.
ジグザグ押え< J >
(ミシンに取り付けてあります)
模様ぬい押え< N > たち目かがり押え< G > 片押え< I > まつりぬい押え< R > ボタン付け押え< M >
7. 8. 9. 10. 11. 12.
ボタン穴かがり押え< A > 刺しゅう押え< U > オープントゥキルト押え
< O >
ミシン針( HA × 1 )
黄 # 11 (2本)
赤 # 14 (2本)
緑 # 16 (1本)
ニット用・金 # 11 (1本)
2本針 #11 ボビン<4個>
(1つはミシンのかまにセッ
トされています)
13. 14. 15. 16. 17. 18.
リッパー はさみ ミシンブラシ はとめ穴パンチ ドライバー(大) L 型ネジ回し
19. 20. 21. 22. 23. 24.
ネジ回し 補助糸たて棒 糸こま押え(大) 糸こま押え(中)<2個>
( 1 つはミシンの糸たて棒に
セットされています)
糸こま押え(小) 糸こま押え(特殊)
25. 26. 27.* 28.*
糸こまネット ニーリフター 刺しゅう枠( LL )・刺しゅうシート( LL )
縫製範囲 縦 26cm × 横 16cm
刺しゅう枠( M )・刺しゅうシート( M )
縫製範囲 縦 10cm × 横 10cm
29.* 30. 31. 32. 33. 34.
刺しゅう用下糸
( #60 ・白)
付属品バッグ ハードケース マイイラスト用紙 取扱説明書 かんたん操作ガイド
35.
模様一覧
* 刺しゅう機の箱に同梱されています。
B-6
(下糸・上糸の準備、刺しゅ
うの準備)
各部の名称とはたらき
別売品
別売品・部品についてはお買い上げの販売店、または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にお問い
合わせください。
B
1. 2. 3. 4. 5. 6.
エコーキルト押え< E > フリーモーションキルト押え
< C >
ウォーキングフット
(モデル名: F033 )
ガイド付きピーシング押え
(モデル名: F057 )
キルター
(モデル名: F016N )
サイドカッター押え
(モデル名: F054 )
7. 8. 9.
刺しゅう枠( L )・刺しゅうシート( L )
縫製範囲 縦 18cm × 横 13cm (モデル名: EF75 )
刺しゅう枠( S )・刺しゅうシート( S )
縫製範囲 縦 2cm × 横 6cm (モデル名: EF73 )
ボーダー枠・刺しゅうシート
縫製範囲 縦 18cm × 横 10cm (モデル名: BFJ001 )
10. 11. 12. 13. 14.
刺しゅう枠・刺しゅうシート
縫製範囲 縦 15cm × 横 15cm (モデル名: SEF150 )
刺しゅう用接着芯 L
(モデル名: BM3 )
水溶性シート
(モデル名: BM4/BM6 )
刺しゅう糸
ウルトラポス 39 色セット
(モデル名: ETS39 )
直線針板と直線押え
(モデル名: SNP02AP )
15. 16. 17. 18.
ぬう前の準備
ワイドテーブル
(モデル名: W T12AP )
糸立てスタンド
(モデル名: TS7AP )
マルチ機能フット
コントローラー
(モデル名: MFFC2AP )
フットコントローラー
(モデル名: FC32291 、
型式: MODEL T )
• 仕様は予告なしに変更する場合がありますので、あらかじめご了承ください。
基本機能編 B-7
電源の入れ方
電源の入れ方
• 一般家庭用電源 AC100V の電源以外では、絶対に使用しないでください。火災・感電・故障の原
因となります。
• 次のようなときは電源スイッチを切り、電源プラグを抜いてください。火災・感電・故障の原因と
なります。
• ミシンのそばを離れるとき
• ミシンを使用したあと
• 使用中に停電したとき
• 接触不良、断線などで正常に動作しないとき
• 雷が鳴りはじめたとき
• 延長コードや分岐コンセントを使用した、たこ足配線はしないでください。火災・感電の原因とな
ります。
• 濡れた手で電源プラグを抜き差ししないでください。感電の原因となります。
• 電源プラグを抜くときはまず電源スイッチを切り、必ずプラグの部分を持って抜いてください。電
源コードを引っ張って抜くとコードが傷つき、火災・感電の原因となります。
• 電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったり、
たばねたりしないでください。また、重い物を載せたり、加熱したりすると電源コードが破損し、火
災・感電の原因となります。電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめて、
お買い上げの販売店または「お客様相談室(ミシン 119 番)」にご連絡ください。
• 長期間使用しないときは、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。火災の原因となりま
す。
B-8
電源の入れ方
電源を入れる
電源スイッチが「切」になっている
a
(「 」側を押してある)ことを確認しま
す。
電源コードを引き出し、電源プラグを家庭
b
用電源コンセント( AC100V )に差し込
みます。
4
3
a 電源プラグ
b 電源コード
c 赤い印
d 電源スイッチ
1
電源を切る
ミシンを使い終わったら、電源を切ります。ま
た、ミシンを移動するときは、必ず電源を切っ
てから移動してください。
ミシンが動いていないことを確認します。
a
ミシン本体右側面の電源スイッチの左側
b
( 側)を押して「切」にします。
電源プラグをコンセントから抜きます。
c
電源プラグを持って抜いてください。
電源コードを少し引っ張って手を離し、収
d
納します。
ミシンを初めて使うとき
B
ぬう前の準備
• 電源コードは、赤い印以上引き出さないで
ください。
ミシン本体右側面の電源スイッチの右側
c
( I 側)を押して「入」にします。
電源が入り、ライトと液晶画面、スタート/スト
ップスイッチが点灯します。
• 電源が入ると針や送り歯が動く音がします
が、故障ではありません。
• 実用・文字模様モードで縫製中に電源が切れ
ると、再度電源を入れ直しても、ミシンは縫
製の中断点を記憶していません。もう一度初
めから縫製の手順を行ってください。
オープニング画面が表示されたら、液晶画
d
面を指でタッチします。
初めて本機の電源を入れたときは、液晶画面に
表示する言語を設定します。設定画面が自動で
表示されますので、以下の手順に従って設定を
してください。
キーを押して、言語を選択します。
a
a 表示言語
を押します。
b
基本機能編 B-9
液晶画面
0
A
9 8 7 6
5
4
3
F E D C
B
1
2
0
G
9 8 7 6
5
4
3
F E D C J
H
I
B
液晶画面
液晶画面の見方
電源を入れて、オープニング動画が表示された場合は、液晶画面を指でタッチすると画面が表示され
ます。
模様や機能を選択したり、操作をするには、キーを指でタッチします。
■ 実用模様画面 ■ 実用模様編集画面
No.
画面表示 名称 はたらき 参照ページ
1
2
3
4
5
6
7
8
9
0
–
模様 ぬいたい模様のキーを押します。
表示サイズ 選択した模様が実際と比べてどのくらいのサイズで表示されているかを、
大まかな数値で表しています。
100%: 実際とほぼ同じサイズで表示されています。
50%: 実際の半分のサイズで表示されています。
25%: 実際の 1/4 のサイズで表示されています。
実際の模様の大きさは、使用する布地や糸の種類によって異なります。
–
模様イメージ 選択中の模様イメージを表示します。 100 %で表示しているとき、模様
はほぼ実寸大で表示されます。
押え表示 押え記号を表示します。ぬう前に、ここで表示している押えを取り付けて
針位置設定表示 1 本針と 2 本針のどちらが設定されているかを表示します。針位置が上下
振り幅設定表示 選択した模様について、振り幅の現在の設定値を表示します。
ぬい目の長さ設定表示 選択した模様について、ぬい目の長さの現在の設定値を表示します。
L/R シフト設定表示 選択した模様について、 L/R シフト(ジグザグの振り幅の中心位置を左右
糸調子設定表示 選択した模様について、糸調子の現在の設定値を表示します。
マニュアル調整キー 下のような調整画面を表示するときに押します。
ください。
片押え<I>やキルト押えなど、液晶画面に表示されない押えもあります。
*
どちらに設定されているかも表示します。
: 1 本針/針位置下
: 1 本針/針位置上
: 2 本針/針位置下
: 2 本針/針位置上
のどちらかにずらすこと)の設定値を表示します。
各項目の設定値は、 を押すと調整できます。
B-36
–
B-36
B-33
B-12
B-41
B-41
B-42
B-42
B-43
B-10
a 現在の設定値(振り幅・ぬい目の長さ・L/R シフト・糸
調子)をミシンに記憶させます。
b 設定値を初期値に戻します。
No.
画面表示 名称 はたらき 参照ページ
A
B
C
D
E
F
G
H
ページ表示 総ページ数と、現在のページを表示します。
画面切り替えキー 模様画面と編集画面を切り替えるときに押します。
イメージキー 選択した模様のイメージを拡大して確認するときに押します。
自動糸切りキー 自動糸切り機能を有効にするときに押します。
自動返しぬい/止めぬいキー 自動返しぬい/止めぬい機能を有効にするときに押します。
ピボットキー ピボット設定にするときに押します。
連続/単独ぬいキー 単独ぬいと連続ぬいの切り替えをします。
模様の頭出しキー 停止時に押すと、縫製中の模様を先頭に戻すことができます。
液晶画面
–
–
–
B-44
B-39
B-45
–
–
B
ぬう前の準備
I
J
左右反転キー 模様を選んでから押すと、模様が左右に反転します
フリーモーションモードキー フリーモーションモードに設定するときに押します。
B-44
B-46
基本機能編 B-11
液晶画面
設定画面
を押すと、ミシンのさまざまな設定(針上下位置、刺しゅうの速度、オープニング画面など)を
変更することができます。変更を設定した後は、 または を押します。
■ 実用ぬい/文字・飾り模様ぬいの設定
1ページ 2ページ 3ページ
a この設定を「 ON 」にすると、スピードコントロールレバーがジグザグの振り幅調節レバーに切り替わります。
(「実用ぬい編」の「振り幅コントロールを使用したサテンぬい」参照)
b 文字・飾りぬいの模様を調節します。(「文字・飾りぬい編」の「模様の調整をする」参照)
c 2 本針を使用するときに「 ON 」に設定します。( B-27 参照)
d 押えの高さを調節します(押えが上がった状態の、押えの高さを選択します)。
e 押え圧を調節します。数字が大きいほど押え圧は強くなります。通常は 3 に設定してください。( B-45 参照)
f 電源を入れたときに自動的に選択される模様として、「 1 直線(左基線)」または「 3 直線(中基線)」を選択し
ます。
g ピボット機能を有効にしたときの、縫製停止時の押えの高さを変更します。3.2 mm 、 5.0 mm 、 7.5 mm の 3 段階
のいずれかを選択します。( B-45 参照)
h フリーモーションモードに設定したときの、押えの高さを設定します。( B-46 参照)
i この設定を「 ON 」 にすると、センサーが布地の厚さを自動的に読み取って、スムーズに布送りすることができ
ます。( B-45 参照)
j この設定を「 ON 」にして止めぬいをする模様をぬうと、ぬい始め/ぬい終わりに、返しぬいスイッチを押して
も止めぬいをします。
B-12
■ 刺しゅうの設定
4 ページ 5 ページ 6 ページ
A 刺しゅうのときの枠表示を選択します。(「刺しゅう編」の「刺しゅうの枠表示を変える」 参照)
B この設定を「 ON 」 にすると、 A で選択した刺しゅう枠のサイズに合わせて刺しゅう模様が選択できます。
(「刺しゅう編」の「刺しゅう枠に合わせて刺しゅう模様を選択する/表示する」 参照)
C 刺しゅうの糸色表示を、糸番号または糸色名のいずれかに設定します。( B-70 参照)
D 刺しゅうの糸色表示を「糸番号」にしたとき、刺しゅう糸のメーカーを選択することができます。( B-70 参照)
E 刺しゅうのときの最高速度を調節します。(「刺しゅう編」の「刺しゅうの速度を調節する」 参照)
F 刺しゅうの糸調子を調整します。(「刺しゅう編」の「糸調子を整える」 参照)
G 刺しゅう押えの高さを調節します。( B-60 参照)
H 模様表示エリアの背景色を選択できます。(「刺しゅう編」の「刺しゅう模様の背景色を変える」 参照)
I 模様キー表示の背景色を選択できます。(「刺しゅう編」の「刺しゅう模様の背景色を変える」 参照)
液晶画面
B
ぬう前の準備
7 ページ
J 模様キーのサイズを選択できます。(「刺しゅう編」の「模様キーのサイズを変える」 参照)
K 表示単位(ミリ/インチ)を選択します。
基本機能編 B-13
液晶画面
■ 共通の設定
8 ページ 9 ページ 10 ページ
L ミシンが停止したときの針位置(上/下)を選択します。ピボット機能を使用する際は「下」に設定します。
( B-45 参照)
M 操作音の ON/OFF を選択します。(「付録」の「電子音」参照)
N 電源を入れて始めに表示される画面を選択できます。
O 液晶画面に表示される言語を設定します。( B-15 参照)
P ミシンのライトの ON/OFF を選択します。
Q 操作キーの感度を調節します。( B-15 参照)
R ミシンの前回のメンテナンス以降にぬわれた針数を表示します。ミシンの定期メンテナンスを受けられる時期の
目安としてご利用いただけます。定期メンテナンスの時期については、お買い上げの販売店にご相談ください。
S 本機でぬわれた累積針数を表示します。
T お使いのミシンのプロダクトナンバーです。
U 液晶画面の プログラムのバージョンです。
• お使いのミシンには、出荷時の最新バージョンのプログラムがインストールされています。
当社ではプログラムの改善を継続的に行っております。
また、本製品にトラブルのあるときは、プログラムを新しくすることで解決できることがあります。
最新バージョンに関する情報( A-21 参照)は、お買い上げの販売店、または「お客様相談室(ミシ
ン 119 番)」に問い合わせいただくか、弊社サポートサイト(ブラザーソリューションセンター)
( http://support.brother.co.jp/
) で掲載される情報を参照してください。
• を押すと、現在の設定画面を、画像として USB メモリーに保存することができます。( B-16 参
照)
B-14
液晶画面
表示言語を設定する
を押して、設定画面を表示します。
a
/ を押して、8ページを表示します。
b
キーを押して、言語を選択します。
c
a 表示言語
を押して、元の画面に戻ります。
d
d
/ を押して、「操作キーの感度」を
調節します。
• 数値が低いほど感度は低くなり、数値が高いほど
感度は高くなります。初期設定値は、3です。
• 市販の静電容量式に対応したタッチペンを
使用する場合は、感度を最高に設定するこ
とをお勧めします。
B
ぬう前の準備
操作キーの感度を調節する
操作キーの感度は、5段階から選択することが
できます。設定画面で、使いやすい感度を選択
してください。
a 操作キー
を押して、設定画面を表示します。
a
/ を押して、9ページを表示します。
b
「スタート」を押します。
c
e
を押して、元の画面に戻ります。
■ 操作キーを押してもミシンが動かな
いときは
(糸切りスイッチ)を押しながらミシンの電源
を入れてください。キー感度の設定がリセットさ
れます。その後、設定画面で、感度の調節をして
ください。
調整画面が表示されます。
基本機能編 B-15
液晶画面
設定画面を画像として USB メ
モリーに保存する
設定画面を BMP 形式の画像として USB メモリー
に保存できます。
USB メモリーをミシンの右側にある
a
USB ポートコネクタに差し込みます。
a USB ポートコネクタ
b USB メモリー
b
c
を押します。
設定画面が表示されます。希望の設定をした後で、
その画面を画像として保存します。
を押します。
USB メモリーに画像が保存されます。
表示したい項目を押します。
d
a 上糸通し
b 下糸巻き
c ボビンのセット
d 針の交換
e 刺しゅう機の取り付け
f 刺しゅう枠の取り付け
g 刺しゅう押えの取り付け
h 押えの交換
選択した項目の最初の手順の画面が表示されます。
• を押すと、項目選択の画面に戻ります。
を押すと、次のページへ移動します。
e
を押すと、前のページへ戻ります。
見終わったら、 を2回押します。
f
USBメモリーを取り外します。保存した画
d
像をパソコンで確認します。
•U S B メモリーに「 bPocket 」というフォルダーが
作成され、設定画面の画像は、その中に
「 Sxxxxxx.bmp 」 * という名前で保存されます。
* xxxxxx の箇所には、数字が入ります。
操作ガイド機能を使う
電源を入れます。
a
画面が立ち上がります。
画面の任意の場所をタッチします。
b
操作パネルの を押します。
c
操作ガイド画面が表示されます。
B-16
下糸の準備
上ふたを開けます。
a
下糸の準備
B
• 必ず純正ボビンをご使用ください。他の
ボビンを使用すると、けが・故障の原因
となります。
• 付属のボビンは本機純正品です。厚みの
違うボビンを使用すると、ミシンが正し
く動作しません。必ず付属品、または別
売の純正ボビン ( モデル名: B051) を使
用してください。
* 実寸大
a 純正品
b 厚みの違うボビン
c 11.5mm
• 別売のフットコントローラーが接続されて
いる場合は、下糸巻きのスタートとストッ
プはフットコントローラーで操作します。
フットコントローラーの使い方については、
B-38 の「フットコントローラー(別売)を
使う」を参照してください。
ボビンのミゾと下糸巻き軸のバネの位置を
b
合わせて、ボビンを下糸巻き軸にカチッと
はまるまで差し込みます。
a ミゾ
b 下糸巻き軸のバネ
ボビンを右側へカチッと音がするまで押し
c
ます。
ぬう前の準備
下糸を巻く
下糸用の糸をボビンに巻きます。
• 刺しゅう用に下糸を巻くときは、ブラザー
の刺しゅう用下糸を使用してください。
• スタート/ストップスイッチがオレンジ色に点
灯します。
糸たて棒を起こし、糸たて棒から糸こま押
d
えを抜きます。
a 糸たて棒
b 糸こま押え
基本機能編 B-17
下糸の準備
下糸用の糸こまを糸たて棒に差し込みます。
e
糸が手前から出るように差し込みます。
• 下図のような糸こまを使用するときは、糸こ
ま押え(小)を使用し、糸こま押えと糸こま
との間に少しすきまを残してください。
• 糸こまを正しい向きにセットしないと、糸が糸
たて棒にからまるおそれがあります。
糸こま押えを糸たて棒に差し込み、糸たて
f
棒を元の平行の位置に戻します。
糸こま押えの丸みをおびている面を外側にして、奥
までしっかりと差し込みます。
• 糸こまや糸こま押えが正しくセットされ
ていないと、糸たて棒に糸がからまり、
糸切れや針折れの原因となります。
• 糸こま押え(大)(中)(小)は糸こま
の大きさに合わせて使用してください。
糸こまより小さい糸こま押えを使用する
と、糸こまの切り欠きなどに糸が引っか
かり、故障の原因となります。
また、使用する糸こまによっては、糸こ
ま押え(特殊)を使用します。
c
a
a 糸こま押え(小)
b 糸こま
c すきま
b
• ナイロン透明糸やメタリック糸などの張り
が強い糸を使用する場合は、付属の糸こま
ネットを糸こまに付けてから糸たて棒にセ
ットしてください。ネットが長い場合は、
糸こまの大きさに合わせて折って使用しま
す。
1
3
a 糸こまネット
b 糸こま
c 糸こま押え
d 糸たて棒
2
4
B-18
• 高さ 75mm 、芯の直径が 12mm の糸こまを
使用する場合は、付属の糸こま押え(特殊)
を使用してください。
a 糸こま押え(特殊)
b 12mm
c 75mm