Bosch GBH 36V-PLUS, GBH 36VF-PLUS, GBH 36VH-PLUS, GBH 36VFH-PLUS User Manual

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電動工具事業部
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● 本取扱説明書に記載されている、 日本仕様の能力 ・ 型番などは、 外国語の印刷物とは異なる場合があります。
● 本製品は改良のため、 予告なく仕様等を変更する場合があります。
● 製品のカタログ請求、 その他ご不明な点がありましたら、 お買い求めになった販売店または弊社までお問い合わせください。
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バッテリーハンマードリル
GBH36V-PLUS/GBH36VH-PLUS
GBH36VF-PLUS/GBH36VFH-PLUS
取扱説明書
このたびは、 弊社バッテリーハンマードリルをお買い求めいただき、 誠にあり がとうございます。
● ご使用になる前に、 この 『取扱説明書』 をよくお読みになり、 正しくお 使いください。
● 充電については、 『充電器の取扱説明書』 を併せてお読みください。
00-2 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 目次 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
安全上のご注意
警告表示の区分 ···································· 2 バッテリー工具全般についての注意事項 ·············· 2 ハンマードリルについての注意事項 ·················· 9 充電器についての注意事項 ·························· 13
リサイクルのために
使用済みバッテリーのリサイクルにご協力ください ···· 14
本製品について
用 途 ············································ 15 各部の名称 ········································ 16 仕 様 ············································ 17 標準付属品 ········································ 18
使い方
バッテリーを準備する ······························ 19 作業前の準備をする ································ 22 作業する ·········································· 34
困ったときは
故障かな?と思ったら ······························ 41 修理を依頼するときは ······························ 42
お手入れと保管
作業前点検 ········································ 43 使用後のお手入れ ·································· 43 保 管 ············································ 44
1
01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
◆ 火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐため、次に述べる『安全上の ご注意』を必ず守ってください。
◆ ご使用前に、この『安全上のご注意』すべてをよくお読みのうえ、指示 に従って正しく使用してください。
◆ お読みになった後は、ご使用になる方がいつでも見られる所に必ず保管 してください。
◆ 他の人に貸し出す場合は、一緒に取扱説明書もお渡しください。
警告表示の区分
ご使用上の注意事項は ぞれ次の意味を表わします。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負 う可能性が大きい内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が死亡または重傷を負 う可能性が想定される内容のご注意。
◆ 誤った取り扱いをしたときに、使用者が傷害を負う可能性が 想定される内容および物的損害のみの発生が想定される内容 のご注意。
なお、 性があります。いずれも安全に関する重要な内容を記載していますので、必ず 守ってください。
に記載した事項でも、状況によっては重大な結果に結び付く可能
に区分していますが、それ
バッテリー工具全般についての注意事項
ここでは、バッテリー工具全般の『安全上のご注意』についてご説明します。 今回お買い求めいただいたバッテリーハンマードリルには、当てはまらない項 目も含まれています。
2
01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
危 険
1. 専用のバッテリー以外を使用しないでください。
◆ この取扱説明書に記載されているバッテリー以外は充電しないでくださ い。
◆ 改造したバッテリー(分解して、セルなどの内蔵部品を交換したバッテリ ーを含む)を使用しないでください。
工具本体の性能や安全性を損なう恐れがあり、けがや故障、発煙、発火など の原因になります。
2. バッテリーを火中に投入したり、加熱したりしな いでください。
3. バッテリーにくぎを刺したり、衝撃を与えたりしないでくださ い。
4. バッテリーを分解したり、改造したりしないでください。
5. バッテリーの端子間を短絡させないでください。
◆ バッテリーを金属と一緒に工具箱やくぎ袋などに保管 しないでください。
6. バッテリーを火のそばや炎天下などの高温の場所で充電・使 用・保管しないでください。
発熱・発火・破裂の恐れがあります。
7. 専用の充電器以外では、充電しないでください。
◆ 他の充電器でバッテリーを充電しないでください。
バッテリーの液漏れや発熱、破裂の恐れがあります。
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01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
警 告
1. 正しく充電してください。
◆ この充電器は、定格表示してある電源で使用してください。直流電源やエ ンジン発電機では、使用しないでください。
◆ 温度が 0℃未満、または温度が 45℃以上ではバッテリーを充電しないでく ださい。
◆ バッテリーは、換気の良い場所で充電してください。充電中、バッテリー や充電器を布などで覆わないでください。
◆ 充電器を使用しない場合は、電源プラグを電源コンセントから抜いてくだ さい。
2. 感電に注意してください。
◆ ぬれた手で電源プラグに触れないでください。
3. 作業場の周囲状況も考慮してください。
◆ バッテリー工具、充電器、バッテリーは、雨 中で使用したり、湿った、またはぬれた場所 で使用しないでください。
◆ 作業場は十分に明るくしてください。
◆ 可燃性の液体やガスのある所で使用したり、 充電しないでください。
4. 保護めがねを使用してください。
◆ 作業時は、保護めがねを使用してください。また、粉じんの多い作業では、 防じんマスクを併用してください。
5. 防音保護具を着用してください。
◆ 騒音の大きい作業では、耳栓、耳覆い(イヤマフ)などの防音保護具を着 用してください。
6. 加工するものをしっかりと固定してください。
◆ 加工するものを固定するために、クランプや万力などを利 用してください。手で保持するより安全で、両手でバッテ リー工具を使用できます。
4
01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
7. 次の場合は、バッテリー工具のスイッチを切り、バッテリーを 本体から抜いてください。
◆ 使用しない、または修理する場合。
◆ 刃物、ビットなどの付属品を交換する場合。
◆ その他危険が予想される場合。
8. 不意な始動は避けてください。
◆ スイッチに指を掛けて運ばないでください。
◆ バッテリーを差し込む前にスイッチが切れていることを確認してくださ い。
9. 指定の付属品やアタッチメントを使用してください。
◆ この取扱説明書、およびボッシュ電動工具カタログに記載されている付属 品やアタッチメント以外のものは使用しないでください。
10. バッテリーの液が目に入ったら直ちにきれいな水で十分洗い、 医師の治療を受けてください。
11. 使用時間が極端に短くなったバッテリーは使用しないでくだ さい。
12. ご使用済みの電池パックは、一般家庭ゴミとして棄てないでく ださい。 棄てられた電池パックが、ゴミ収集車内などで破壊されてショ ートし、発火・発煙の原因になる恐れがあります。
5
01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
注 意
1. 作業場は、いつもきれいに保ってください。
ちらかった場所や作業台は、事故の原因となります。
2. 子供を近づけないでください。
◆ 作業者以外、バッテリー工具や充電器のコードに触れさせないでくださ い。
◆ 作業者以外、作業場へ近づけないでください。
3. 使用しない場合は、きちんと保管してください。
◆ 乾燥した場所で、子供の手の届かない安全な所、または鍵のかかる所に保 管してください。
◆ バッテリー工具やバッテリーを、温度が 50℃以上に上がる可能性のある 場所(金属の箱や夏の車内など)に保管しないでください。
4. 無理して使用しないでください。
◆ 安全に能率よく作業するために、バッテリー工具の能力に合った速さで作 業してください。
◆ モーターがロックするような無理な使い方はしないでください。
5. 作業に合ったバッテリー工具を使用してください。
◆ 小形のバッテリー工具やアタッチメントは、大形のバッテリー工具で行う 作業には使用しないでください。
◆ 指定された用途以外に使用しないでください。
6. きちんとした服装で作業してください。
◆ だぶだぶの衣服やネックレスなどの装身具は、回転部 に巻き込まれる恐れがあるので、着用しないでくださ い。
◆ 屋外での作業の場合には、ゴム手袋と滑り止めのつい た履物の使用をお勧めします。
◆ 長い髪は、帽子やヘアカバーなどで覆ってください。
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01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
7. バッテリー工具は、注意深く手入れをしてください。
◆ 安全に能率よく作業していただくために、刃物類は常に手入れをし、よく 切れる状態を保ってください。
◆ 付属品の交換は、取扱説明書に従ってください。
◆ 充電器のコードは定期的に点検し、損傷している場合は、お買い求めの販 売店、またはボッシュ電動工具サービスセンターに修理を依頼してくださ い。
◆ 延長コードを使用する場合は、定期的に点検し、損傷している場合には交 換してください。
◆ 握り部は、常に乾かしてきれいな状態に保ち、油やグリースなどが付かな いようにしてください。
8. 充電器のコードを乱暴に扱わないでください。
◆ コードを持って充電器を運んだり、コードを引っ張っ て電源コンセントから抜かないでください。
◆ コードを熱、油、角のとがった所に近づけないでくだ さい。
◆ コードが踏まれたり、引っかけられたり、無理な力を受けて損傷すること がないように充電する場所に注意してください。
9. 無理な姿勢で作業をしないでください。
◆ 常に足元をしっかりさせ、バランスを保つようにして ください。
10. 調節キーやレンチなどは、必ず取り外してください。
◆ スイッチを入れる前に、調節に用いたキーやレンチなどの工具類が取り外 されていることを確認してください。
11. 屋外使用に合った延長コードを使用してください。
◆ 屋外で充電する場合、キャブタイヤコード、またはキャブタイヤケーブル の延長コードを使用してください。
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01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
12. 油断しないで十分注意して作業を行ってください。
◆ バッテリー工具を使用する場合は、取り扱い方法、作 業の仕方、周りの状況など十分注意して慎重に作業し てください。
◆ 常識を働かせてください。
◆ 疲れている場合は、使用しないでください。
13. 損傷した部品がないか点検してください。
◆ 使用前に、保護カバーやその他の部品に損傷がないか 十分点検し、正常に作動するか、また所定機能を発揮 するか確認してください。
◆ 可動部分の位置調整、および締め付け状態、部品の破 損、取り付け状態、その他運転に影響を及ぼすすべて の個所に異常がないか確認してください。
◆ 電源プラグやコードが損傷した充電器や、落としたり、何らかの損傷を受 けた充電器は使用しないでください。
◆ 損傷した保護カバー、その他の部品交換や修理は、取扱説明書の指示に従 ってください。 取扱説明書に指示されていない場合は、お買い求めの販売店、またはボッ シュ電動工具サービスセンターに修理を依頼してください。
◆ スイッチで始動、および停止操作のできないバッテリー工具は、使用しな いでください。
14. バッテリー工具の修理は、専門店に依頼してください。
◆ サービスマン以外の人はバッテリー工具、充電器、バッテリーを分解した り、修理・改造は行わないでください。
◆ バッテリー工具が熱くなったり、異常に気付いたときは、点検・修理に出 してください。
◆ この製品は、該当する安全規格に適合しているので改造しないでくださ い。
◆ 修理は、必ずお買い求めの販売店、またはボッシュ電動工具サービスセン ターにお申し付けください。修理の知識や技術のない方が修理すると、十 分な性能を発揮しないだけでなく、事故やけがの原因となります。
この取扱説明書は、大切に保管してください。
8
01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
ハンマードリルについての注意事項
バッテリー工具全般の『安全上のご注意』について、前項ではご説明しました。 ここでは、ハンマードリルをお使いになるうえで、さらに守っていただきたい 注意事項についてご説明します。
警 告
1. 使用するバッテリーは、取扱説明書に指定してあるものを装着 してください。
◆ 指定外のバッテリーを装着すると、ハンマードリル本体に支障をきたすば かりでなく、発煙・発火の原因になります。
2. 作業する個所に、電線管や水道管、ガス管など埋設物がないこ とを、作業前に十分確かめてください。
◆ 埋設物があると、先端工具が触れたときに感電したり、漏電やガス漏れが 発生したりして、事故の原因になります。
3. 保護具を着用してください。必ず保護めがねをかけてください。
◆ 防じんマスク、滑り止めのついた安全靴、ヘルメット、防音保護具などの 適切な活用はけがの発生を低減します。
4. ネジなどが埋設された配線などに接触する恐れがある場合、電 動工具の絶縁された握り部を持って作業を行ってください。
◆ ネジなどが通電している配線に接触した場合、電動工具の絶縁されていな い金属部にも通電し、作業者が感電する恐れがあります。
5. 集じん装置が接続できるものは接続して使用してください。 電動工具に集じん機などが接続できる場合には、これらの装置 に確実に接続し、正しく使用してください。
6. 使用中に振り回されないよう、ハンマードリル本体にしっかり とサイドハンドルを取り付け、本体を確実に保持し作業してく ださい。
◆ 確実に保持しないと、けがの原因になります。
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01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
7. 使用中は、先端工具や回転部、切り粉などの排出部に、手や顔 などを近づけないでください。
◆ けがの原因になります。
8. フル充電されたバッテリーを複数個続けて使用する作業では、 ハンマードリル本体が冷めるための時間を設けてください。
◆ 複数個による連続作業は、本体に支障をきたすばかりでなく、本体の温度 を上昇させて低温やけどをする恐れがあります。
9. 取扱説明書に記載されている用途、または能力以上の作業に使 用しないでください。 特にモーターをロックさせるなどの無理な使用はしないでく ださい。
◆ 発煙・発火の原因になります。
10. 使用中にハンマードリルの調子が悪くなったり、異常音がした りしたときは、直ちに「電子無段変速スイッチ」を切ってくだ さい。使用を中止し、お買い求めの販売店またはボッシュ電動 工具サービスセンターに点検・修理を依頼してください。
◆ そのまま使用していると、事故の原因になります。
11. 誤って落としたり、ぶつけたりしたときは、先端工具やハンマ ードリル本体などに破損や亀裂、変形がないことをよく点検し てください。
◆ 破損や亀裂、変形があると、事故の原因になります。
12. 石綿は、人体に有害です。このような成分を含んだ材料を加工 するときは、防じん対策をしてください。
13. 損傷したバッテリーを使用したり、不適切な使い方をしたりし ないでください。バッテリーから蒸気が発生する場合がありま す。 蒸気が発生したときは、直ちに周囲を換気し、医者の診断を受 けてください。
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◆ 蒸気は呼吸器を刺激する恐れがあります。
01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
14. バッテリーを乱暴に扱うと液漏れが発生する場合があります。 その場合、直接手で触れないでください。誤って触れた場合は 水で十分洗い流してください。バッテリーの液が目に入った場 合、直ちにきれいな水で十分洗い、医師の治療を受けてくださ い。
◆ バッテリーから漏れた液は炎症や火傷をもたらす恐れがあります。
15. 電動工具を雨や濡れた環境にさらさないでください。
◆ 電動工具の中に水が混入すると感電する恐れがあります。
16. 調整を行う場合や付属品の交換を行う場合、あるいは工具を保 管する場合は、バッテリーを取り外してください。
◆ このような事前の安全対策は電動工具が不意に始動する危険性を低減し ます。
17. 使用しないときは、子供の手の届かない安全な場所に保管して ください。また、電動工具の取り扱いや手順に不慣れな人には 操作させないでください。
◆ 教育を受けていないひとの操作は大変危険です。
18. ハンマードリル本体を、熱源から守ってください。 例えば、強い日差しの下に長時間さらしたり、火気、水気、湿 気のある場所の近くに置いたりしないでください。
◆ 破裂する恐れがあります。
19. バッテリーを開けないでください。
◆ 短絡の恐れがあります。
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01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
注 意
1. 先端工具や付属品は、取扱説明書に従って確実に取り付けてく ださい。
◆ 確実でないと外れたりし、けがの原因になります。
2. 使用中は、軍手など巻き込まれる恐れがある手袋を着用しない でください。
◆ 回転部に巻き込まれ、けがの原因になります。
3. 作業直後の先端工具や切り粉などは高温になっていますので、 触れないでください。
◆ やけどの原因になります。
4. 高所作業のときは、下に人がいないことをよく確かめてくださ い。
◆ 材料やハンマードリル本体などを落としたとき、事故の原因になります。
5. 細径のビットは折れやすいので注意してください。
◆ 飛散して、けがの原因になります。
6. 回転させたまま、台や床などに放置しないでください。
◆ 事故の原因になります。
7. 保護めがねを着用してください。 コンクリートに穴あけを開始するとき、または軽破つりをする とき、コンクリートの小片が飛び散ることがあります。 コンクリートに細径の穴をあける際、急に切り粉が勢いよく噴 き出すことがあります。
◆ けがの危険性を低減できます。
8. 安全のため、ヘルメットおよび安全靴、騒音からの保護のため、 耳栓をしてください。
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01 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 安全編 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
充電器についての注意事項
ここでは、充電器をお使いになるうえで、さらに守っていただきたい注意事項 についてご説明します。
警 告
1. 電源プラグに合った電源コンセントを使用してください。 電源プラグの改造は、絶対に行わないでください。 アース回路付電動工具の電源プラグには、いかなるアダプター も取り付けないでください。
◆ 純正電源プラグに適応した電源コンセントを使用しないと、感電の恐れが あります。
2. パイプ、ラジエーター、レンジ、冷蔵庫など、接地処理された 媒体と身体が接触するのを避けてください。
◆ 身体が接触すると、感電する恐れがあります。
3. 電源コードは乱暴に扱わないでください。 コードを使って電動工具を運んだり、コードを引っ張って電源 コンセントから抜いたりしないでください。 コードを熱、油、角のとがった場所、また可動部に近づけない でください。
◆ コードが損傷したりもつれたりしていると、感電の恐れがあります。
4. やむを得ず、湿気の多い場所で充電器を使用する場合は、漏電 遮断器(RCD)を設置して給電してください。
◆ 漏電遮断器の設置で、感電する危険が低減されます。
13
02 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS リサイクル 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
使用済みバッテリーのリサイクルにご協力ください
ボッシュは一般社団法人JBRCに加盟 し、使用済みバッテリー工具用バッテリ ーのリサイクルを推進しております。 恐れ入りますが使用済みのバッテリー は、ボッシュ電動工具取扱店、ボッシュ 電動工具サービスセンター、またはJB RCリサイクル協力店へお持ちください ますようお願いいたします。
この電動工具は、リチウムイオンバッテリーを使用しています。リチウムイオ ンバッテリーは、リサイクル可能な貴重な資源です。使用済みバッテリーのリ サイクル活動にご協力くださいますよう、お願いいたします。 ご使用済みのリチウムイオンバッテリーは、電動工具本体から取り外し、ショ ート防止のためバッテリー端子部に絶縁テープを貼ってお出しください。
14
03 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 本製品について 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
用 途
◆ コンクリートや石材、レンガなどの穴あけ
◆ 木材、金属、プラスチックなどの穴あけ
◆ コンクリートや石材などの軽度の破つり(こわし、タイルはがし等)
◆ ネジの締め・緩め
ライト⑫の灯りは、作業を行う個所を照らすもので、家庭用の部屋の照明には
適しません。
15
03 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 本製品について 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
各部の名称
16
◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
03 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 本製品について 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
仕 様
本 体
型 番
GBH36VH-PLUS
GBH36V-PLUS GBH36VF-PLUS
GBH36VFH-PLUS
定格電圧 DC 36V
消費電力(入力) 600 W 回転数(無負荷時) 正転 0~940 min-1(回転/分)
逆転 0~930 min 打撃数(無負荷時) 0~4200 min-1(回/分) 衝撃エネルギー 3.2 J
-1
(回転/分)
(EPTA プロシージャ 05/2009 に準拠)
サイドハンドル取り付け部径 50 mm
穴あけ能力(最大径) コンクリート SDSプラスビット使用時 コア使用時 鉄 工 13 mm
木 工 30 mm
80 mm
28 mm
質 量(バッテリーを含む) 4.5 kg 4.6 kg
(EPTA プロシージャ 01/2014 に準拠)
充電可能温度範囲 0℃~+45℃
使用/保管可能温度範囲 -20℃~+50℃
振動3軸合成値 ハンマードリル時 14.5 m/s
(EN60745-2 規格に基づき測定)
2
原産国 ドイツ
リチウムイオンバッテリー
電 圧 36 V
容 量 4.0 Ah
17
03 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 本製品について 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 29 分
標準付属品
サイドハンドル 深さゲージ
リチウムイオンバッテリー
4.0 Ah(2 個)
キャリングケース
(L-BOXX238)
GBH36VF-PLUS/GBH36VFH-PLUS 型のみ
SDSプラスツールホルダー クイックリリースキーレスチャック
GBH36VF-PLUS/GBH36VFH-PLUS 型のみ
充電器
L-BOXX インレイ
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◆イラストの形状・詳細は、実物と異なる場合があります。
04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
バッテリーを準備する
取り外す
1. 「バッテリー取り外しボタン⑰」を押します。
バネによって、バッテリー⑪が一段飛び出します。
バッテリー⑪は二重ロックになっているため、一段飛び出して止まりま
す。
2. 再度、「バッテリー取り外しボタン⑰」を押し、保持したままバッテ
リー⑪を完全に引き抜きます。
本機は、「バッテリー取り外しボタン⑰」を押しても、バッテリー⑪が外れな
いよう、バッテリー⑪の取り付けが二重ロックになっています。
点検する
● バッテリーは弊社指定のものか?
● バッテリーから液漏れが発生していないか?
● バッテリー端子が傷んでいたり、汚れていた りしていないか?
● バッテリーは十分に充電されていて、消耗し ていないか?
19
04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
充電する
◆ 破損防止のため、弊社指定の充電器を使って、バッテリー⑪ を充電してください。
◆ バッテリー⑪が熱くなっているときは、冷えてから充電して ください。
充電しても極端に作業時間が短い場合は、バッテリー⑪が消耗しています。
バッテリー⑪を交換してください。
1. 充電器の電源プラグを電源コンセントに差し込みます。 充電器の表示ランプ(緑)が点灯します。
2. 充電するバッテリー⑪を充電器のバッテリー挿入口に差し込みます。 急速充電が開始され、表示ランプ(緑)が点滅します。 バッテリー⑪がフル充電状態のとき、表示ランプ(緑)は点灯したまま になります。その場合、充電の必要はありませんので、バッテリー⑪ を抜き取ってください。
バッテリーが熱くなりすぎたり、逆に冷えすぎている場合、充電器の表
示ランプ(赤)が点灯し、充電を開始しません。バッテリーが適正温度(0 ~45℃)になった時点で、充電器は自動的に急速充電を開始します。 ただし、熱くなりすぎたバッテリーは、できるだけ冷めてから充電を行 うようにしてください。
充電が 80%に達すると、表示ランプ(緑)の点滅が遅くなります。
充電が完了すると、表示ランプ(緑)は点灯状態に戻ります。
3. 充電が完了したら、バッテリー⑪をバッテリー挿入口から抜き取りま す。
4. 充電器の電源プラグを電源コンセントから抜き取ります。
20
04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
バッテリーの表示
充電中、バッテリー残量表示ランプ⑲の 3 つのランプは点灯・消灯を繰り返 します。 満充電になると、バッテリー残量表示ランプ⑲の 3 つのランプは連続点灯し ます。 充電が完了してから 5 分経過すると、バッテリー残量表示ランプ⑲は消灯し ます。
充電器にバッテリー⑪を差し込んだときに、バッテリー温度表示ランプ⑱が 点灯する場合は、バッテリー⑪の温度が充電可能温度範囲(0~45℃)の範囲 外であるため充電することができません。 バッテリー⑪の温度が充電可能温度範囲になるまで、バッテリー⑪は充電さ れません。
21
04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
作業前の準備をする
サイドハンドルを取り付ける・取り外す
◆ けがの発生を防ぐため、サイドハンドル⑭を取り付けたり取 り外したりするときは、バッテリー⑪をハンマードリル本体 から取り外してください。
◆ 取り付けるときは、スリーブ②に触れないよう、しっかりと 奥まで差し込んでください。接触した状態で固定すると、ス リーブ②が損傷します。
取り付け
1. サイドハンドル⑭のグリップ部分を 矢印の方向に回して、締め付けバン ドを緩めます。
2. ハンマードリル本体にサイドハンド ル⑭を差し込みます。
3. サイドハンドル⑭を回して、作業に 適した位置に合わせます。
4. 締め付けバンドが、奥まではまっていることを確認します。
5. サイドハンドル⑭のグリップ部分を矢印の方向に回して、締め付けベ ルトをしっかりと締めます。 この際、ガタつきがないか確認してください。
作業に適した位置にサイドハンドル⑭を固定すると、作業中に安定した姿勢が
取れ、疲労を減らすことができます。
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04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
取り外し
1. サイドハンドル⑭のグリップ部分を時計方向に回して、締め付けベル トを緩めます。
2. ハンマードリル本体からサイドハンドル⑭を抜き取ります。
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04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
先端工具を選ぶ
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04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
SDS プラスシャンクの先端工具を取り付ける・取り外す
◆ けがの発生を防ぐため、先端工具を取り付けたり取り外した りするときは、バッテリー⑪をハンマードリル本体から取り 外してください。
◆ 穴あけ直後の先端工具は高温になります。冷たくなってか ら、先端工具を取り外してください。
◆ 先端工具は、刃先に触れないように注意して扱ってくださ い。けがの発生を防ぐため、手袋を着用して扱ってください。
◆ 本体の故障を防ぐために、防じんキャップ③に異常がないか 確認してください。損傷がある場合は交換が必要です。 (「修理を依頼するときは」を参照してください)
取り付け
1. 先端工具の挿入部分を清掃し、グリスを 塗ります。
2. 先端工具を取り付け孔に差し込み、少し回してかみ合うところを探し ます。
3. かみ合ったところで、さらに深く差し込み固定します。
4. 確実に取り付けられたかどうか、先端工具を引っ張り、抜けないこと で確認します。
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取り外し
1. スリーブ②を後方へ引きながら、先端工具を抜き取ります。
チャックを交換する(GBH36VF-PLUS/GBH36VFH-PLUS 型のみ)
SDSプラスツールホルダー①をクイックリリースキーレスチャック⑯に交換す ると、SDSプラスシャンク以外の先端工具(市販のストレートシャンクのビット やドライバービットなど)が使用できます。
◆ けがの発生を防ぐため、チャックを交換するときは、バッテ リー⑪をハンマードリル本体から取り外してください。
◆ けがをする恐れがありますので、SDSプラスツールホルダー ①またはクイックリリースキーレスチャック⑯に取り付け てある先端工具を取り外してから、SDSプラスツールホルダ ー①またはクイックリリースキーレスチャック⑯を取り外 してください。
取り外し
1. チャック固定リング⑤を a の方向 にスライドさせたまま、SDSプラスツ ールホルダー①またはクイックリリ ースキーレスチャック⑯を引き抜き ます。
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取り付け
1. SDSプラスツールホルダー①または クイックリリースキーレスチャック ⑯をしっかりと保持し、カチッと音 がするまでスピンドルに押し込みま す。
少し回しながら押し込むと簡単に
入ります。
2. SDSプラスツールホルダー①または クイックリリースキーレスチャック ⑯を引っ張り、確実に取り付けられ ていることを確認します。
SDS プラスツールホルダーを取り付けるときは、識別溝が2本または3本のも
のをご使用ください。
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クイックリリースキーレスチャック⑯に先端工具を取り付け
る・取り外す
◆ けがの発生を防ぐため、先端工具を取り付けたり取り外した りするときは、バッテリー⑪をハンマードリル本体から取り 外してください。
◆ 穴あけ直後の先端工具は高温になります。冷たくなってか ら、先端工具を取り外してください。
◆ 先端工具は、刃先に触れないように注意して扱ってくださ い。けがの発生を防ぐため、手袋を着用して扱ってください。
取り付け
クイックリリースキーレスチャック⑯は打撃が先端工具に伝わらない構造に
なっているため、振動ドリル用先端工具は使用できません。
1. クイックリリースキーレスチャッ ク⑯のキーレスチャック保持リン グを片手で固定しながら、前のリ ングを矢印の方向に回してチャッ クのつめを緩めます。
2. 先端工具をチャックに差し込みます。
3. キーレスチャック保持リングを片手で固定しながら、前のリングを矢 印の方向に回してチャックのつめを締めます。
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取り外し
1. クイックリリースキーレスチャック⑯のキーレスチャック保持リング を片手で固定しながら、前のリングを矢印の方向に回してチャックの つめを緩めます。
2. チャックから先端工具を抜き取ります。
■別売アクセサリーを使用する (SDSプラスツールホルダー装着時)
別売アクセサリーのSDS13mmハンマーチャックまたは13mm固定チャック+SDS 回転チャックアダプターを使用すると、市販のストレートシャンクの先端工 具が使用できます。 別売アクセサリーをハンマードリル本体へ取り付けるときは、SDSプラスシャ ンクの先端工具の取り付けと同様に行います。(25ページ参照) 別売アクセサリーの使用方法は、それぞれに付属する説明書をお読みくださ い。
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SDS 回転チャックセット(別売)を取り付ける・取り外す
ストレートシャンクドリルの先端工具を使用するときは、別売アクセサリーの SDS回転チャックを取り付けてください。
取り付け
1. キーチャックの挿入部分を清掃し、グリスを塗ります。
2. キーチャックを本体の取り付け孔に
差し込み、少しかみ合うところを探 します。
3. かみ合ったところで、さらに深く差
し込みます。
4. 確実に取り付けられたか、キーチャ
ックを引っ張り、抜けないことで確 認します。
取り外し
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1. スリーブ②を矢印の方向にスライド
させたまま、キーチャックを引き抜 きます。
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キーチャックに先端工具を取り付ける・取り外す
取り付け
1. キーチャックが取り付けられているか、確認します。
2. チャックハンドルをキーチャック外 周にある穴に差し込み、矢印の方向 に回してチャックを緩めます。
3. 先端工具をチャックに差し込みま す。
4. チャックハンドルをキーチャック外 周にある穴に差し込み、チャックハ ンドルを矢印の方向に回して、チャ ックを締めます。
キーチャック外周にはチャックハン
ドルを差し込む穴が3つあります。 3か所で均等に締めてください。3 か所で締めないと、先端工具のつか み具合が不十分になります。
5. キーチャックのつめが先端工具を均 等につかんでいることを確かめま す。
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取り外し
1. チャックハンドルをキーチャック外
周にある穴に差し込み、チャックハ ンドルを矢印の方向に回してチャッ クを緩めます。
2. キーチャックから先端工具を抜き取
ります。
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深さゲージを取り付ける・取り外す
取り付け(穴あけ作業時に役立つ)
1. 「深さゲージ調節ボタン⑫」を押しながら、深さゲージ⑮を差し込み ます。
深さゲージ⑮のギヤ部分をサイドハンドル⑭のグリップ方向(下向き)
に合わせて取り付けてください。
取り付け後、先端から押し込んで動かない事を確認してからご使用くだ
さい。
取り外し
1. 「深さゲージ調節ボタン⑫」を押しながら、深さゲージ⑮を抜き取り ます。
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作業する
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、バッテリー⑪を取り 付ける前に、「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑧」 が“安全ロック(中央)”の位置になっていることを確認して ください。
深さゲージを調節する(穴あけ作業時)
1. 「深さゲージ調節ボタン⑫」を押し ながら、あけたい穴の深さに合わせ て深さゲージ⑮を動かします。
ドリルビットをツールホルダーの
後方に押し込んで、あそびのない ことを確認してください。
2. 位置決めが終わったら、「深さゲー ジ調節ボタン⑫」から指を離します。
破つり用先端工具の作業位置をセットする(破つり作業時)
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1. 「作業切り替えレバーロック解除ボタン⑥」を押しながら、「作業切 り替えレバー⑦」を
2. 先端工具を回転させ、作業する場所や向きに合わせます。 「作業切り替えレバー⑦」を ます。
の位置に合わせます。
の位置にすると先端工具は固定され
04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
「作業切り替えレバー⑦」を作業に合わせた位置にしっかりと
切り替える(下図参照)
「作業切り替えレバーロック解除ボタン⑥」を押しながら「作業切り替えレ バー⑦」を切り替えてください。
“カチッ”と音がして、「作業切り替えレバー⑦」が正しくセットされたこと
を確認してください。
◆ 本体の損傷を防ぐため、モーターの回転が止まった状態で、 「作業切り替えレバー⑦」を切り替えてください。 「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んでいるとき、「作業 切り替えレバー⑦」は切り替えないでください。
「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑧」を切り替える
◆ 本体の損傷を防ぐため、モーターの回転が止まった状態で、 「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑧」を切り替え てください。「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んでいる とき、「正転・逆転・安全ロック切り替えスイッチ⑧」は切 り替えないでください。
コンクリートや石材、レンガなどの穴あけ
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破つり
木材、金属、プラスチックなどの穴あけ
ネジ締め
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ネジ緩め
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「細径ソフトモードボタン⑩」を切り替える
本機には細径ソフトモード(EPC)がつ いております。 細径ソフトモード(EPC)を使用すると ソフトスタートになり、最大打撃数も 70%に抑えられます。 細径ビットの破損を抑えることができます。
仕様に記載されている最大打撃数で作業できます。
ソフトスタートになり、最大打撃数も仕様に記載されている最大打 撃数の 70%に抑えられます ふち欠けの起こりやすい材料(タイルなど)や、細径ビットを使用 した穴あけ作業時に、ビットの破損リスクを減らすために適したモ ードです。
ハンマードリル本体にバッテリー⑪を取り付ける
バッテリー⑪を、ハンマードリル本体のバッテリーの差し込み口にカチッと 音がするまで押し込みます。
バッテリー充電状態表示
バッテリー⑪の充電状態をバッテリー残量表示ランプ⑲で、確認することが できます。 「バッテリー残量表示ランプボタン⑳」を押すと、バッテリー残量表示ラン プ⑲が点灯します。 バッテリー残量表示ランプ⑲は 5 秒間点灯後、自動的に消灯します。
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バッテリー残量表示ランプ バッテリー容量
3 つ点灯 2/3 以上 2 つ点灯 1/3 以上 1 つ点灯 1/3 未満 1 つ点滅 要充電
「バッテリー残量表示ランプボタン⑳」を押しても、バッテリー残量表示ラン
プ⑲が 1 つも点灯しないときは、バッテリー⑪が損傷しています。 バッテリー⑪を交換してください。
充電状態は、バッテリー⑪を取り外していても確認できます。
◆ バッテリー⑪の充電状態を確認するときは、必ず本体の作動 を停止させてください。 先端工具を回転させたまま確認すると、けがの原因になりま す。
バッテリー温度モニタ
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バッテリー温度表示ランプ⑱は、バッテリー⑪またはバッテリーを装着した 本体が最適な温度範囲内にあるかどうかを知らせます。 温度が高すぎると、本体は本来の能力を発揮しない場合があります。
「バッテリー残量表示ランプボタン⑳」を押したときに、バッテリー温度表 示ランプ⑱が点灯する場合は、バッテリー⑪の温度が作業可能温度(-10~ 60℃)の範囲外です。 温度が 60℃を越すと、最適温度範囲に下がるまでバッテリー⑪は使用できま せん。
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「電子無段変速スイッチ⑨」を操作する
◆ 作業中に振り回されないよう、ハンマードリル本体にサイド ハンドル⑭を取り付けてください。両手で本体のグリップと サイドハンドル⑭をしっかり保持し、作業してください。
◆ 作業時、ハンマードリル本体は軽く押すだけで十分です。 必要以上に強く押しつけると、先端工具を傷めて作業効率が 下がったり、本体が故障したりします。
◆ 穴あけ直後の先端工具は高温になります。やけどを負う恐れ がありますので、触れないでください。
◆ 長いネジを締めるときは、ドライバービットがネジから外れ ないように注意してください。
◆ 先端工具が材料に引っ掛かったり、斜めに進んだりすると、 過負荷クラッチの働きにより回転が止まります。ハンマード リル本体の損傷を防ぐため、先端工具を引き抜く前に本体を 先端工具から取り外してください。
「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込んだときに、バッテリー温度表示ラン プ⑱が点灯する場合は、本体の温度が 75℃以上になっています。 本体の温度が作業可能温度範囲内に下がるまで、本体は使用できません。
穴あけ
1. 先端工具を材料に当てます。
2. 「電子無段変速スイッチ⑨」を引 き込みます。
「電子無段変速スイッチ⑨」の引き込む加減で、回転数・打撃数が調節できま
す。
止めるときは、「電子無段変速スイッチ⑨」から指を離してください。ブレー
キの働きにより、あけ過ぎを防ぎます。このとき、通風口内から火花が発生す る場合がありますが、異常ではありません。
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04 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 使い方 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
ネジ締め
1. 先端工具をネジ頭の溝に合わせます。
2. 「電子無段変速スイッチ⑨」を引き込みます。
「電子無段変速スイッチ⑨」の引き込む加減で、回転数が調節できます。
キックバック防止機能(ERC)
本機にはキックバック防止機能(ERC)がついております。 内蔵された加速度センサーがキックバックの可能性を探知した場合、瞬時に モーターを停止し、キックバックを回避します。 キックバック防止機能が働くと、ライト⑬が点灯します。 一度「電子無段変速スイッチ⑨」から指を離し、再度「電子無段変速スイッ チ⑨」を引き込むと、再起動できます。
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05 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 困ったときは 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
故障かな?と思ったら
① 『取扱説明書』を読み直し、使い方に誤りがないか確かめます。 ② 充電については、『充電器の取扱説明書』を読み直します。 ③ 次の代表的な症状が当てはまるかどうか確かめます。
症 状 原 因 対 処
「電子無段変速スイッチ ⑨」を引き込んでも、回 らない
「電子無段変速スイッチ ⑨」が引き込めない
穴あけなどに時間がかか る(穴があかない)
充電しても、フル充電し ない。または、フル充電 しても、使用時間が短い
バッテリー⑪が取り付け られていない
バッテリー⑪が消耗して いる
バッテリー⑪の温度が 60℃を越えている
本機の温度が 90℃を越え ている
「正転・逆転・安全ロッ ク切り替えスイッチ⑧」 が“安全ロック”または、 中途半端な位置になって いる
先端工具が摩耗している
バッテリー⑪が消耗して いる
「正転・逆転・安全ロッ ク切り替えスイッチ⑧」 が“逆転”の位置になっ ている
バッテリー⑪の寿命が尽 きた
バッテリー⑪を取り付け る
バッテリー⑪を充電する か、交換する
バッテリー⑪が最適温度 範囲内に下がるまで待つ か、交換する
許容操作温度範囲内に下 がるまで待つ
“正転”か“逆転”の位 置にしっかりと切り替え る
先端工具を研磨するか、 交換する
バッテリー⑪を充電する か、交換する
「正転・逆転・安全ロッ ク切り替えスイッチ⑧」 を“正転”の位置に切り 替える
バッテリー⑪を交換する
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05 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS 困ったときは 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 30 分
修理を依頼するときは
◆ 『故障かな?と思ったら』を読んでもご不明な点があるときは、お買い 求めの販売店または弊社コールセンターフリーダイヤルまでお尋ねくだ さい。
◆ 修理を依頼されるときは、お買い求めの販売店またはボッシュ電動工具 サービスセンターにご相談ください。
◆ この製品は厳重な品質管理体制の下に製造されています。万一、本取扱 説明書に書かれたとおり正しくお使いいただいたにもかかわらず、不具 合(消耗部品を除きます)が発生した場合は、お買い求めの販売店また は、ボッシュ電動工具サービスセンターまでご連絡ください。
弊社で現品を点検・調査のうえ、対処させていただきます。お客様のご
使用状況によって、修理費用を申し受ける場合があります。あらかじめ ご了承ください。
コールセンターフリーダイヤル 0120-345-762
土・日・祝日を除く、午前 9:00~午後 6:00 ※携帯電話からお掛けのお客様は、TEL.03-5485-6161 をご利用ください。
コールセンターフリーダイヤルのご利用はできませんのでご了承くだ さい。
ボッシュ株式会社ホームページ http://www.bosch.co.jp
ボッシュ電動工具サービスセンター
〒360-0107 埼玉県熊谷市千代 39 TEL 048-536-7171 FAX 048-536-7176
ボッシュ電動工具サービスセンター西日本
〒811-0104 福岡県糟屋郡新宮町的野 741-1 TEL 092-963-3486 FAX 092-963-3407
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06 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS お手入れと保管 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 31 分
バッテリーハンマードリルを末永く、また安全にお使いいただくために作業前 点検と作業後のお手入れをしていただき、保管していただくことをお勧めいた します。
◆ 不意の作動によるけがの発生を防ぐため、バッテリー⑪をハン マードリル本体から取り外し、点検、お手入れしてください。
作業前点検
● SDSプラスツールホルダー①、クイックリリースキーレスチャック⑯が 本体に確実に装着されているか?
● SDSプラスツールホルダー①、クイックリリースキーレスチャック⑯に 先端工具が確実に装着されているか?
● 「電子無段変速スイッチ⑨」、「正転・逆転・安全ロック切り替えス イッチ⑧」は正常に作動するか?
● サイドハンドル⑭、深さゲージ⑮は、確実に取り付けられていて、ガ タつきはないか?
● 充電器の電源プラグ、コードが破損していないか、また何らかの損傷 を受けていないか?
● バッテリー⑪が本体に確実に装着されているか?
● バッテリー⑪から液漏れが発生していないか、またバッテリー端子が 傷んだり、汚れたりしていないか?
使用後のお手入れ
● 通風口やスリーブ②などに付いたゴミ、ホコリ を吹き飛ばす
● 乾いた布、柔らかい布で本体、バッテリー⑪の 汚れをふき取る 変色の原因になるベンジンなど、溶剤を使わな いでください。
● 「バッテリー取り外しボタン⑰」やバッテリー 装着部分についたゴミ、ホコリなどを吹き飛ば す
● ツールホルダー④の先端工具挿入部分を清掃 する
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06 GBH36V&VH&VF&VFH-PLUS お手入れと保管 2015 年 6 月 17 日(水) 午後 3 時 31 分
保 管
ハンマードリルを使った後は、バッテリーを取り外し、きちん
と保管する
● 子供の手が届くところ、または錠が掛から
ないところに置かない。
● 風雨にさらされたり、湿度の高いところに
置かない。
● 直射日光が当たったり、車中など高温にな
るところに置かない。特に、バッテリー⑪ は 50℃以上になるところに置かない。
● ガソリンなど、引火性が高いものの近くに
置かない。
● ショートを防ぐため、バッテリー端子に絶
縁テープを貼ってください。
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