W100 デジタル プロジェクタ
家庭用エンターテイメントシリーズ
取扱説明書
目次
安全のための注意、規則、法規について ....................................................3
安全上のご注意 ....................................................................................... 3
規定と法規 ............................................................................................... 6
はじめに ..............................................................................................................7
プロジェクタの特長 ............................................................................... 7
パッケージ内容........................................................................................ 8
プロジェクタ外観ビュー ....................................................................... 9
制御装置および機能................................................................................ 10
設置.......................................................................................................................12
場所の選択 ............................................................................................... 12
プロジェクタを天井に取り付けるための安全のための注意......... 13
スクリーンサイズの調整 ...................................................................... 13
接続.......................................................................................................................17
ビデオ機器との接続 ............................................................................... 17
操作.......................................................................................................................23
起動 ............................................................................................................ 23
入力信号の切り替え ............................................................................... 23
投写イメージの調整................................................................................ 24
高地での操作 ............................................................................................ 26
プロジェクタのメニューディスプレイのカスタマイズ ................ 26
画像の最適化 ............................................................................................ 27
プロジェクタの終了................................................................................ 30
メニューの操作 ....................................................................................... 30
メンテナンス ......................................................................................................37
プロジェクタのお手入れ ...................................................................... 37
ランプについて........................................................................................ 38
トラブルシューティング .................................................................................43
仕様.......................................................................................................................44
プロジェクタの仕様 ............................................................................... 44
外形寸法 ................................................................................................... 44
タイミングチャート................................................................................ 45
保証.......................................................................................................................46
限定保証 ................................................................................................... 46
注意.......................................................................................................................47
著作権 ........................................................................................................ 47
免責 ............................................................................................................ 47
2 目次
安全のための注意、規則、法規について
高性能 BenQ ビデオプロジェクタをお買い上げいただきありがとうございます ! 本製品はホームシ
アターもお楽しみいただけるよう設計されています。最高の結果をお楽しみいただくために、コン
トロールメニューや操作方法については本書をよくお読みください。
安全上のご注意
お使いの BenQ プロジェクタは、情報テクノロジ機器の最新の安全規格に適合するように設計さ
れ、テストされています。ただし、本装置を安全にご使用いただくために、このガイドおよび装置
のマークに記載されている指示に従ってください。
安全上のご注意
1. プロジェクタを操作する前に、このユー
ザーズ ガイドをお読みください。 本書は必
要なときにいつでも参照できるように、安
全な場所に保管しておいてください。
4. 電源の電圧が変動したり、電源供給が中断
したりする地域では、必要に応じて電源安
定器、サージプロテクタ、または無停電電
源装置(UPS)にプロジェクタを接続する
ことをお薦めします。
2. 動作中は、プロジェクタのレンズを覗き込
まないでください。 光線が強力なので、視
力障害を引き起こす恐れがあります。
3. 点検修理については、認定技術者にお問い
合わせください。
5. ランプは、動作中に非常に高温になりま
す。 ランプ部を取り外して交換する場合は、
プロジェクタの電源を切ってから 45 分間
ほど放置して、プロジェクタを常温に戻し
てください。
6. プロジェクタのランプをオンにする前に
は、必ずレンズシャッターを開くか、レン
ズキャップを取り外してください。
安全のための注意、規則、法規について
3
安全上のご注意(続き)
7. ランプの交換はプロジェクタが完全に冷
却され、電源プラグを抜いてから行って
ください。
8. 本装置のキャビネットは開けないでくだ
さい。 内部には危険な電圧が流れており、
触れると死に至る場合もあります。 ユーザ
ご自身で補修できるパーツは、専用カ
バーが付いたランプの交換だけです。
いかなる状況においても、これ以外のカ
バーをご自身で取り外そうとしないでく
ださい。補修については、指定された専
門の技術者にお尋ねください。
10. 次の場所に装置を置かないでください。
- 通気が不十分な場所または密閉されてい
る場所。壁との間隔を 50cm 以上空けて、
プロジェクタの周辺の風通しをよくして
ください。
- 窓を締め切った車内など、非常に高温に
なる場所。
- 非常に湿度が高い場所、ほこりの多い場
所、タバコの煙にさらされる場所。この
ような場所に置くと、光学部品が汚れ、
プロジェクタの寿命が短くなり、画像が
暗くなります。
9. プロジェクタ動作中に通気孔をふさがな
いでください(スタンバイモードでも同
様):
- 本製品の上に布などをかぶせないでくだ
さい。
- 本装置をブランケットなどの寝具類、ま
たは他の柔らかい物の上に置かないでく
ださい。
- プロジェクタの近くに可燃物を置かない
でください。
通気孔がふさがれると、装置の内部が過
熱し、火災が発生することがあります。
- 火災報知器に近い場所。
- 周辺温度が 40°C / 104°F を超える場所。
- 高度が海抜 3050 メートル / 10000 フィート
を超える場所。
10000
フィート
11. プロジェクタが稼動しているときには、
通気孔から熱風と臭気を感じる場合があ
ります。これは正常な状態であり、製品
の欠陥によるものではありません。
4
安全のための注意、規則、法規について
安全上のご注意(続き)
12. 使用時は、必ず装置を水平な平面上に置い
てください。
- 本製品は安定した場所に設置してくださ
い。本製品が落下して、重大な損傷を受け
る恐れがあります。
- 左右の傾きが 10°、または前後の傾きが
15°を超える状態で使用しないでくださ
い。完全に水平になっていない状態で装置
を使用すると、ランプが故障したり損傷す
ることがあります。
15. 装置の上に乗ったり、物を置かないでくだ
さい。装置が物理的に損傷するだけでなく、
事故やけがの原因になります。
16. プロジェクタが作動しているときに投射レ
ンズを物体で塞ぐと、それが過熱して変形
したり、火災の原因となったりします。
17. プロジェクタの上または近くに液体を置か
ないでください。 プロジェクタに液体が入っ
た場合は、保証は適用されません。 プロジェ
クタを濡らした場合は、電源コンセントか
らプロジェクタを外し、BenQ にご連絡の上
プロジェクタの点検をご依頼ください。
13. 装置を縦向きにしないでください。 縦向き
にすると、装置が倒れけがをしたり、装置
が破損したりする恐れがあります。
14. 本製品を天井に取り付けて、イメージを反
転投写することができます。 BenQ の天井取
り付けキットを使用してください。
18. ランプは定格寿命より長く使用しないでく
ださい。ごくまれですが、定格寿命より長
く使用すると、ランプが破裂することがあ
ります。
安全のための注意、規則、法規について
5
結露
寒い場所から暑い場所へプロジェクタを移動させた後は、すぐには装置を操作しないでください。
このように温度が急激に変化した状態では、重要な内部部品が結露する場合があります。プロジェ
クタの故障の原因となりますので、このような状態では最低でも 2 時間以上経過してから装置を使
用してください。
揮発性液体は使用しないでください
殺虫剤やある種のクリーナーなどの揮発性液体を装置の近くで使用しないでください。ゴムやプラ
スチック製品などを長時間装置に触れたままの状態で放置しないでください。装置に痕が残ってし
まいます。 お手入れの際は、安全のための注意にしたがってください。
処理
本装置には人体や環境に有害な素材が使用されています。
• リード (はんだに使用されています)
• 水銀 (ランプに使用されています)
本装置や使用済みランプの正しく処分方法については、地元の環境保護窓口にお問い合わせくださ
い。
規定と法規
FCC 規則
B クラス : 本デバイスはラジオ周波エネルギーを発生、使用し、さらに放射する可能性があり、指示
にしたがってインストールおよび使用しなければ、ラジオ通信に有害な障害を与える場合がありま
す。しかしながら、特定の方法で設置すれば障害を発生しないという保証は何もありません。この
デバイスがラジオや TV 受信装置に有害な障害を与える場合は(デバイスの電源を一度切って入れな
おすことにより確認できます)、障害を取り除くために次の方法にしたがってください。
― 受信アンテナの方向を変えるか、設置場所を変える
― このデバイスと受信装置の距離をあける
― このデバイスの受信装置とは別のコンセントに接続する
― ディーラーか経験のあるラジオ /TV 技術者に問い合わせる
EEC 規則
本装置は、EMC (Electronic Magnetic Compatibility:電磁的両立性) に関する ECC 指令 89/336/EEC に
適合することが試験の結果確認されています。
MIC 規則
B クラス装置 (家庭用情報 / 電気通信装置)
本装置は家庭用として EMC 登録を受けているため、本製品は住居地域を含む任意の地域で使用でき
ます。
WEEE 指令
ヨーロッパ共同体における家庭からの電子および電気製品の廃棄について。
本製品または梱包材料に記載されているこの記号は、これを家庭廃棄物として破棄
することができないことを意味しています。電子または電気装置の再利用規定に基
づいて処理してください。本装置の再利用についての詳しい情報は、お住まい地域
の市役所、本製品を購入された店、または家庭廃棄物処理機関にお問い合わせくだ
さい。素材の再利用は自然環境の保護に役立つと共に、人類の健康や環境を確実に
保護する方法で再利用されます。
6
安全のための注意、規則、法規について
はじめに
プロジェクタの特長
本製品には高性能な光学投射エンジンが搭載されており、ご家庭でも簡単にお使いいただけるよう
設計されています。
• 携帯性に優れたコンパクト設計
• 高品質の手動ズームレンズ
• 1670 万色の表示能力
• 言語を選択できるオンスクリーンメニュー
•10種類のアプリケーションモード
•7つのセグメントを持つカラーホイール
• 省電力モードで 25dB ノイズレベル
• ネイティブ縦横比 16:9
•2個のコンポーネントビデオ ソケットにより 2 台目のコンポーネントビデオ装置を接続したまま
にしておくことが可能なためケーブルを交換せずに簡単に装置を切り替え
•HDCP 機能付き DVI コネクタによりデジタル品質を実現
• 投写イメージの明るさは、周辺光の状態および選択した入力ソースのコントラスト / 輝度設定によって変
わります。また投射距離の影響を直接受けます。
• ランプの明度は時間の経過に伴い暗くなります。また明度はランプ製造元の仕様によって異なります。こ
れは異常ではなく、正常で予期される変化です。
はじめに
7
パッケージ内容
プロジェクタには、PC とビデオ装置への接続に必要なケーブルが同梱されています。丁寧に開梱
し、次に示すものがすべて揃っていることを確認してください。不足しているものがある場合は、
お買い上げの販売店にご連絡ください。
標準アクセサリ
同梱のアクセサリ類は日本仕様のものであり、本書の図とは異なる場合があります。
C
T
PU
SH
W100
クイック
プロジェクタ
クリーニング
用布
オーディオ
ケーブル
携帯用ソフト
ケース
コンポーネント ビデオ
ケーブル 電源コード
ユーザー
ズ ガイド
スタート
ガイド
ユーザーズ
ガイド CD
S ビデオ
ケーブル
リモコン
(電池付き)
ビデオ
ケーブル
別売りアクセサリ
1. スペアランプキット
2. 天井取り付けキット
3. DVI ケーブル
4. コンポーネントビデオ- VGA (D-sub)アダプタ
ケーブル
リモートコントロールとバッテリー
1. バッテリーカバーを開くには、リモコンを裏
返してカバーのグリップを押し、図に示す方
向にスライドさせてください。 するとカバーが
外れます。
2. 挿入されている電池を外し(必要な場合)、単
2 電池 2 個を極性に注意しながら挿入してくだ
さい。 プラス極(+)はプラスに、マイナス極(-)はマイナスの方向に挿入してください。
3. 再びカバーを元に戻してください。 カチッという音がしたらカバーが閉まったことを意味して
います。
バッテリーについてのご注意
• 古いバッテリーと新しいバッテリーを混ぜて使用したり、異なるタイプのバッテリーを混ぜて使
用したりしないでください。
• リモコンや電池は台所、浴室、サウナ、サンルーム、車内など高温多湿の場所に放置しないでく
ださい。
• また、使用済みの電池はメーカーの指示および地域の環境規定にしたがって処分してください。
• リモコンを長期間使用しないときには、漏電によりリモコンのコントロール部分が破損しないよ
うに電池は外しておいてください。
8
はじめに
プロジェクタ外観ビュー
前面 / 上面
1
2
3
4
5
PUSH
6
7
1. 外部コントロールパネル
(詳細は 10 ページの " プロジェクタ " を参
照してください。)
2. 通気孔
3. 投写レンズ
4. 前面アジャスタボタン
5. レンズキャップ
6. ピント リングおよびズーム リング
7. 前面赤外線リモートセンサ
背面
各種機器への接続については、17 ページの " 接続 " を参照してください。
11 14 15 16 17 18
10
9
8
12 13
19
8. 背面アジャスタ フット
9. AC 電源コード差し込み口
10. 盗難防止用ケンジントンロック スロット
11. RS232 コントロールポート
12. コンポーネント 1
YPbPr または YCbCr ビデオ信号に対応
13. コンポーネント 2
YPbPr または YcbCr ビデオ信号に対応
低い方
20
21
22
14. DVI-I ソケット
DVI-D ビデオ信号および DVI-A PC 信号に
対応
15. ビデオソケット
16. S ビデオソケット
17. オーディオソケット
18. 赤外線リモートセンサー
19. スピーカ
20. 前面アジャスタ フット
21. ランプカバー
22. 背面アジャスタ フット
はじめに
9
制御装置および機能
プロジェクタ
13
14
7
8
1
9
2
3
I
1. POWER(電源)(詳細は 23 ページの "
起動 " と 30 ページの " プロジェクタの終了 "
を参照してください)
スタンバイモードと電源オンの状態を切り替
えます。 スタンバイモードになっているとき
には、このボタンを 1 回押すとプロジェクタ
がオンになります。
プロジェクタがオンになっているときには、
このボタンを 2 回押すとスタンバイモードに
なります。
2. ASPECT (縦横比)(詳細は、27 ページの "1.
縦横比の選択 " を参照してください。
入力信号に合わせてイメージの縦横比を選択
します。
3. MODE(モード)(詳細は、32 ページの " ア
プリケーションモード " を参照してくださ
い)
選択した入力信号によって、数種類の画像設
定オプションがあります。
4. SOURCE(ソース)(詳細は、23 ページの "
入力信号の切り替え " を参照してください)
入力信号をビデオ、S ビデオ、DVI-A、DVI-
D、コンポーネントビデオ 1、
ポーネントビデオ 2 の順番で切り替えます。
5. AUTO(自動)(詳細は、24 ページの " イ
メージの自動調整 " を参照してください)
表示画像に最適なピクチャタイミングを自動
的に決定します。 この機能はコンピュータが
接続されていなければ使用できません。
12
11
または コン
6. LAMP (ランプ)インジケータライト
(詳細は、41 ページの " インジケータ
" を参照してください)
ランプの状態を表示します。ランプ
に問題が発生した場合に点灯または
点滅します。
7. TEMP (温度警告ライト) (詳細は、
6
5
10
4
41 ページの " インジケータ " を参照
してください)
プロジェクタの温度が異常に高くな
ると赤く点滅します。
8. POWER (電源)インジケータライト
(詳細は、41 ページの " インジケータ
" を参照してください)
プロジェクタ動作中に点灯または点
滅します。
9. KEYSTONE (キーストーン) /
左
10. KEYSTONE (キーストーン) /
右 (詳細は、25 ページの " キース
トーンの補正 " を参照してください)
スクリーンメニューを表示していな
い場合、 #9 および #10 は KEYSTONE
(キーストーン) 補正ホットキーとし
て機能します。
11. MENU (メニュー)(詳細は、30
ページの " メニューの使用方法 " を参
照してください)
オン スクリーン ディスプレイのコン
トロール メニューをオンにします。
12. EXIT (終了)
終了し、メニューの設定を保存しま
す。
オンスクリーンメニューが有効な場
合、#9 から #12 のボタンを方向指示
のボタンとして使用し、メニュー項
目の選択や調整を行います。
13. ピントリング (詳細は、24
" 画像サイズと明瞭さの微調整 " を参
照してください)
投写イメージの焦点を調整します。
14. ズームリング (詳細は、24 ページの
" 画像サイズと明瞭さの微調整 " を参
照してください)
画像のサイズを調整します。
ページの
10
はじめに
リモートコントロール
1
2
3
4
5
6
7
C
8
9
T
10
I
1. POWER (電源)(詳細は 23 ページの " 起動 " と 30 ページの
" プロジェクタの終了 " を参照してください)
スタンバイモードと電源オンの状態を切り替えます。
スタンバイモードになっているときには、このボタンを 1 回押す
とプロジェクタがオンになります。 プロジェクタがオンになって
いるときには、このボタンを 2 回押すとスタンバイモードになり
ます。
2. Source(ソース) (詳細は、23 ページの " 入力信号の切り替え "
を参照してください)
プロジェクタに表示する入力信号を選択します。
3. Aspect (縦横比)(詳細は、27 ページの "1. 縦横比の選択 " を参
照してください)
入力信号に合わせてイメージの縦横比を選択します。
4. AUTO(自動)(詳細は、24 ページの " イメージの自動調整 " を
参照してください)
表示画像に最適なピクチャタイミングを自動的に決定します。 こ
の機能はコンピュータが接続されていなければ使用できません。
5. MODE (モード)(詳細は、28 ページの "2. アプリケーション
モードの選択 " を参照してください)
選択した入力信号によって、数種類の画像設定オプションがあり
ます。
6. MENU(メニュー)と方向ボタン( ///)(詳細は、30 ページの " メニューの使用方法
" を参照してください)
オンスクリーン メニューが有効になっていないときには、 と は、キーストーン補正の
ホットキーとして機能します。
( メニュー ) または を押すと、オンスクリーン メニューがオンになります。
MENU
任意のメニューアイテムを選択したり、調整を行ったりするには、矢印ボタンを押します。
メニューを終了して、設定を保存するには、再び MENU ( メニュー ) を押すか、 を押します。
7. 画像品質調整ボタン(詳細は、28 ページの "3. その他の調整 " を参照してください)
8. KEYSTONE(キーストーン)(詳細は、25 ページの " キーストーンの補正 " を参照してくださ
い)
を押すとイメージの上部分を縮小します。 を押すとイメージの下部分を縮小します。
9. DEFAULT (デフォルト)
すべての設定を工場出荷時の値に戻します。
10. LIGHT (ライト)
リモコンのバックライトを約 10 秒間オンにします。 バックライトがオンになっているときに
他のボタンを押すと、バックライトがさらに 10 秒間オンになります。 再び LIGHT (ライト)
ボタンを押すとバックライトがオフになります。
リモコン操作
リモコンとプロジェクタの間に赤外線を遮断する障害物がないかどうかを確認します。 リモコンはプ
ロジェクタから8メートル以内、45度以内の角度で赤外線光線が当たるように操作してください。
赤外線光線はスクリー
ンにも反射しますが、
常にプロジェクタに向
けて当てるようにして
ください。
8 メートル
以内
はじめに
11
設置
場所の選択
本機は次の4とおりの設置状態で使うことができます。
1. 前方フロア
2. 前方天井
3. 床面背面
4. 後方天井
部屋のレイアウトやお好みで、どの設定で設置するか決めてください。設置する際は、スクリーン
のサイズや位置、電源コンセントがある場所、プロジェクタとその他の装置の距離や位置などを考
慮してください。
1. 床面前面
プロジェクタをスクリーンの正面に床面近くに
設置します。 これが最も一般的な設定です。
2. 天井前面
プロジェクタを上下逆さにスクリーン正面の天
井に取り付けます。
この方法で設置する場合は、BenQ プロジェク
タ天井取り付けキットをご購入ください。
プロジェクタをオンにしたら、詳細設定 >
ミラーを選択し、 を設定してください。
3. 床面背面
プロジェクタをスクリーン背面、床面近くに設
置します。
専用の背面スクリーン投写が必要です。
プロジェクタをオンにしたら、詳細設定 > ミ
ラーを選択して を設定してください。
4. 天井背面
プロジェクタを上下逆さにスクリーン背面の天
井に取り付けます。
専用な背面投写スクリーンと BenQ プロジェク
タ天井取り付けキットが必要です。
プロジェクタをオンにしたら、詳細設定 >
ミラーを選択して を設定してください。
12
設置
プロジェクタを天井に取り付けるための安全のための
注意
BenQ プロジェクタを安心してお使いいただくために、ここに記載する注意をよくお読みになり指
示にしたがってください。
プロジェクタを天井に取り付ける場合は、BenQ プロジェクタ専用天井取り付けキットをお使いに
なり、しっかりと確実に設置してください。
BenQ プロジェクタ以外の天井取り付けキットをお使いになると、ゲージやネジの長さが正確でな
いためプロジェクタが正しく固定されず落下してしまう恐れがあります。
BenQ プロジェクタ専用天井取り付けキットは、BenQ プロジェクタを購入された販売店でお買い求
めいただけます。また別途ケンジントンロックをお求めになり、プロジェクタのケンジントンロッ
クスロットと天井取り付けブラケットのベースをセキュリティケーブルでしっかりと繋いでおくこ
とをお薦めします。このようにしておくと、万一天井取り付けブラケットが緩んでしまった場合に
も、プロジェクタを補助的に支えることができます。
スクリーンサイズの調整
投写距離、ズーム設定、ビデオフォーマットにより投写画面サイズは変化します。
このプロジェクタの最高(ネイティブ)解像度は 854 x 480 ピクセルであり、縦横の比率が 16:9 で
す。 縦横比 4:3 の画像ソースは投射画像の水平方向の中央に表示され、図に示す通り円柱形のよう
に表示されます(投射画像のどちらかの辺に黒い縦線が現れます)
縦横比 16:9 の表示エリアに投射した
縦横比 16:9 の画像
プロジェクタは必ず机の上などに水平に配置し、スクリーンの水平方向の中央に対して直角になる
ように設置してください。このように設置することによって、角度を付けて投射(または角度が付
いた面に投射する場合)すると生じる画像の歪みを防止することができます。
新しいデジタルプロジェクタはまっすぐに画像を投射しません(例:古いリール・トゥ・リール式
のフィルムのプロジェクタ)。代わりに、デジタルプロジェクタはプロジェクタの水平面に対し、
やや上向きに角度を付けて投射します。これは机の上に配置したとき、スクリーンの下端が机のレ
ベルよりも上になるよう(また室内の全員がスクリーンをはっきりと見えるように)にするためで
す。
プロジェクタを天井に取り付ける場合は、プロジェクタがやや下向きに角度を付けて投射するよう
に上下逆さまに取り付ける必要があります。詳細は、" プロジェクタを天井に取り付けるための安
全のための注意 " を参照してください。
15 の図をご覧になるとお分かりいただけるように、このタイプの投射方法では投射画像の下端が
プロジェクタの水平面から縦に傾いてしまいます。天井に取り付けた場合は、投射画像の上端がこ
のようになります。
プロジェクタをスクリーンから遠ざけると、投射画像のサイズが拡大され、それに伴い縦のオフ
セットも広がります。
スクリーンとプロジェクタの距離を決定する際は、投射距離に直接比例する投射画像のサイズと縦
オフセットのサイズも考慮する必要があります。
15 と 16 に 16:9 と 4:3 の両サイズ用の表を用意しましたので、プロジェクタを設置する場所を決定
する際参照してください。設置場所を決定するときには、スクリーン中央に対し直角の水平距離
縦横比 4:3 の表示エリアに投射した
縦横比 16:9 の画像
設置
13
(投射距離)と、スクリーンの上下端からのプロジェクタの縦オフセットの高さ(オフセット)の 2
つのサイズを考慮してください。
使用するスクリーンサイズに対しプロジェクタの設置場所を決定する
1. スクリーンの縦横比が 16:9 か 4:3 のどちらであるか決定します。 16:9 スクリーンの場合は、15
ページの "16:9 スクリーンを使用する場合の設置 " を参照してください。 4:3 スクリーンの場合
は、16 ページの "4:3 スクリーンを使用する場合の設置 " を参照してください。
2. スクリーンサイズを選択します。
3. 表を参考にして、左側の「スクリーンサイズ」という欄から使用したいスクリーンサイズに最
も近いものを探してください。 この値の列を右に見ていくと、「平均」という欄に相当するスク
リーンからの平均距離が記載されています。これが投射距離になります。
4. 同じ列を右に見ていくと、縦オフセット値が記載されています。この値によって、スクリーン
の端からの最終的な縦オフセット位置が決定されます。
5. プロジェクタはスクリーンの水平方向の中心に対して直角に、ステップ 3 で決定したスクリー
ンからの距離に、さらにステップ 4 で決定したオフセット値で設置するよう推奨します。
たとえば、120 インチのスクリーンで縦横比 16:9 で表示する場合は、平均の投射距離は 4,829 mm、
縦オフセットは 244 mm となります。
プロジェクタを別の場所に移動させると(推奨される範囲内で)、スクリーンの中央に画像が表示さ
れるようにプロジェクタを上下に傾ける必要があります。そうすると、画像に歪みが生じる場合が
あります。この場合は、キーストーン機能を使用して歪みを補正します。キーストーンの補正につ
いては、25 ページの " キーストーンの補正 " を参照してください。
設置する距離に対し推奨するスクリーンサイズを決定する
これは、プロジェクタを設置する部屋に合ったスクリーンサイズを求めるための方法です。
最大スクリーンサイズは、使用する部屋の実際のスペースが上限となります。
1. スクリーンの縦横比が 16:9 か 4:3 のどちらであるか決定します。 16:9 スクリーンの場合は、15
ページの "16:9 スクリーンを使用する場合の設置 " を参照してください。 4:3 スクリーンの場合
は、16 ページの "4:3 スクリーンを使用する場合の設置 " を参照してください。
2. プロジェクタとスクリーンを設置したい場所までの距離を測ってください。これが投射距離に
なります。
3. 表を参考にして、「平均」という欄からスクリーンからの平均距離に最も近い値を探してくださ
い。測定した距離が最小距離と最大距離(平均距離値の両側に表示されています)の間にある
ことを確認してください。
4. この値と同じ列を左へ見ていくと、相当するスクリーンサイズを見つけることができます。こ
れが投射距離からの投射画像サイズになります。
5. 同じ列を右に見ていくと、縦オフセット値が記載されています。この値によって、プロジェク
タの水平面を基にした最終的なスクリーン設置場所が決定されます。
たとえば、縦横比 4:3 で、測定した投射距離が 4.8m(4,800mm)であったとき、「平均」欄の最も近
い値は 4,851mm になります。同じ列を見ると、2,500mm(2.5m)が必要なスクリーンであることが
分かります。 大型サイズのスクリーンしか使用できない場合は、2.5m スクリーンの両側にリストさ
れているスクリーンサイズは 8' と 9' になっています。
これらのスクリーンサイズの最小および最大投射距離を確認してみると、測定した 4.8m の投射距離
が 2.5m 、8 インチスクリーンに適合することを示しています。このプロジェクタは同じ投射距離で、
スクリーンサイズを変えて表示するように調整することもできます(ズームコントロールを使用し
ます。)スクリーンサイズが変わると、縦オフセットの値も変わりますので注意してください。
14
設置
16:9 スクリーンを使用する場合の設置
天井取り付け
対角
オフセット
高さ
天井
投写距離
レンズの中心
スクリーン
床取り付け
対角
スクリーン
レンズの中心
高さ
オフセット
投写距離
16:9 スクリーン対角 スクリーンからの距離(mm)
フィート インチ
4 48 1219 1800 1931 2063 97
5 60 1524 2250 2414 2578 122
6 72 1829 2700 2897 3094 146
7 84 2134 3150 3380 3610 171
8 96 2438 3600 3863 4125 195
9 108 2743 4050 4346 4641 219
10 120 3048 4500 4829 5157 244
12 144 3658 5401 5794 6188 292
15 180 4572 6751 7243 7735 365
18 216 5486 8101 8692 9282 438
25 300 7620 11251 12072 12892 609
mm
最短距離
(最大ズームにて)
1500 2215 2376 2538 120
2000 2953 3168 3384 160
2500 3691 3960 4230 200
3000 4430 4753 5076 240
3500 5168 5545 5921 280
4000 5906 6337 6767 320
5000 7383 7921 8459 400
6000 8476 9094 9712 459
平均
最長距離
(最小ズームにて)
縦オフセット(mm)
床面
これらの数値は実際の値とは若干の誤差があるかもしれません。
設置
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